いいね!ASIA「インドネシア・レター」

お客さま用資料
2014年8月
JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
今回の
トピック
年初来のインドネシア債券価格の推移
 選挙結果
7月22日にインドネシア大統領選の正式結果が発表され、
庶民派とされるジョコ・ウィドド氏が対立候補のプラボウォ・
スビアント氏とは事前予想を上回る得票差で当選しました。
ジョコ氏は、主に以下の点が評価されたと見られています。
①ジャカルタ特別州知事としての手腕を発揮してきたこと
②中央政府とは距離があったことから、政界からの「しがら
み」を持たないこと
今後、議会で過半数を掌握するため他の政党との連立が
必要であり、10月20日の新政権発足(大統領正式就任)
に向け、政治動向が注視されます。
 市場動向
市場は選挙結果を好感しており、インドネシア債券・為替と
も概ね堅調推移となっています。
450
440
430
420
410
400
390
380
13/12
14/2
14/6 (年/月)
14/4
年初来のインドネシアルピアの推移
(100インドネシアルピア/円)
0.95
インドネシアルピア高
0.90
0.85
0.80
13/12
インドネシアルピア安
14/2
14/4
14/6 (年/月)
政策としては、資源頼みの経済構造を改革し、インフラ整備や海外からの投資を呼び込むことに重点を置くと見られます。
ジョコ氏の主な政策案
債券/為替への影響
コメント
インフラ関連プロジェクト
○
中長期的に積極的なインフラ整備の推進が期待され、海外からの直接投資
の増加にもつながる可能性
汚職の根絶
○
予算配分などの電子化などにより、政治の透明性向上が期待
燃料補助金の削減
△→○
年内の補助金削減は想定されていない
補助金削減が実施された場合は、
短期的:燃料価格の上昇を招くため、インフレ率の上昇要因
中長期的:財政改善を促進するため、プラス要因
未加工鉱石の輸出禁止
×→△
輸出が伸び悩むため、経常収支の改善にはマイナス要因だが、中長期的に
は国内産業の育成が期待される
今後の見通し
 新大統領の政策への期待から、選挙結果は全般的にインドネシア債券にとって好材料と捉えられています。
 更に、昨年来の慎重な金融・財政政策が奏功し、経常赤字の改善やインフレ率低下が進展したことは相場の下支え
要因であり、今後も債券、通貨ともに安定推移が見込まれます。
 一方、今後の燃料補助金政策の行方とインフレ率に及ぼす影響、経済が資源価格の動向に左右されやすい点など
には留意が必要と考えます。
ジョコ・ウィドド氏とはどんな人? ~庶民派~
貧しい家具職人の家庭に生まれ、大学卒業後は自らも家具の仕事に就き、実業家として成功。
その後、地元(ソロ)市長となり政界入り、ジャカルタ特別州知事就任後は、インフラ整備などで手腕を発揮。
ロック好きで、米国の有名ロックバンドからギターを送られたが、過剰な贈答物にあたる可能性から汚職摘
発庁に提出するなど、クリーンなイメージも兼ね備えている。
選挙期間中は、開襟シャツにスニーカーがトレードマーク。
1
出所:ブルームバーグ、J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシー (上下グラフ)期間:2013年12月末~2014年7
月29日 インドネシア債券:J.P.モルガンGBI-EMブロード・インドネシア(現地通貨ベース)
上記は過去のデータであり、将来の成果を保証するものではありません。
上記は2014年7月現在の「JPモルガン・アセット・マネジメント」グループの見解であり、将来予告なく変更されることがあ
ります。2ページの「お客さまの投資判断において重要な情報ですので必ずお読みください」を必ずご覧ください。
ロック好きな面も!
お客さま用資料
2014年8月
JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
<お客さまの投資判断において重要な情報ですので必ずお読みください>
投資信託は一般的に、株式、債券等様々な有価証券へ投資します。有価証券は市場環境、有価証券
の発行会社の業績、財務状況等により価格が変動するため、投資信託の基準価額も変動し、損失を
被ることがあります。また、外貨建の資産に投資する場合には、為替の変動により損失を被ることがあ
ります。そのため、投資信託は元本が保証されているものではありません。
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金融商品取引業者について
投資信託委託会社: JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第330号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
【本資料で使用している指数について】
• JPモルガンの各インデックスは、J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシーが発表しており、著作権はJ.P.モルガン・セキュリ
ティーズ・エルエルシーに帰属しています。
本資料はJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社(以下、「当社」という。)が作成したものです。本資料は投資に係る参考情報を提
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