第6学年3組 検 印 外国語活動学習指導案 平成 24 年6月 15 日(金)第3校時 第6学年3組 27名 活動場所 スタジオ 指導者 教諭 竹内 知子 ALT 1 単元名 Hi,friends!2 Lesson2「友だちの誕生日を調べよう」 2 単元について James Fishel 日常生活の中で「いつ~しますか?」 「~はいつですか?」ということはよく尋ねる。誕生日については よく尋ねるという訳ではない。しかし、本単元では児童にとって身近な誕生日をテーマに日にちを尋ねたり 答えたりする活動を行っていく。 月の学習では日本や世界の行事にふれることで月に興味をもたせる。また日本語では「1月・2月・3 月・・・」と呼ぶのに対して英語では「January・February・March・・・」と呼ぶことへの考えをもたせた り、日本にも「睦月・如月・弥生・・・」などの呼び方があることに気付かせたりし、伝統や文化・国際理 解を深めさせる。 日にちの学習では、日本語では「1日・2日・3日・・・」と言うのに対して、英語では「first・second・ third・・・」と言う違いがあり、 「one・two・three」でもないことに気付かせる。そしてこの呼び方は日 本でも野球の塁に使われていることから順番を表す時に使うことを知らせ、中学校英語科の基数・序数の学 習につなげられるようにする。また、日本にも「ついたち・ふつか・・・ここのか・とうか」などの特別な 言い方があることにも気付かせ言葉の面白さを感じさせる。 3 児童の実態について 本学級の児童は、明るく、子どもらしく、いろいろな活動を楽しんで行うことができる。1年生の時から 年に10~15時間程度外国語活動を行っており、英語を聞くことや ALT とふれ合うことに対しては慣れて いる。ALT を相手に一斉に会話することはできても、一対一になると照れがあったり、自信が十分になかっ たりして積極的に会話ができない児童もいる。児童の外国語活動に対する思いは以下の通りである。 質 1 問 英語活動の時間は楽し いですか? 2 1の質問でそう思った 理由は? 回 とても楽しい 楽しい 答 あまり楽しくない 楽しくない 9人 18人 0人 0人 とても ・体を動かしたりして勉強するから。 楽しい ・ゲームなどで学んでいくことが楽しいから。 ・わかりやすいから。 ・英語を習っていたのでわからないところがあまりないから。 ・みんなで歌ったり踊ったりすることが楽しいから。 ・英語の発音がわかるから。 楽しい ・英語に興味があるから。 ・いろいろ英語がわかるから。 ・いろいろな発音を楽しめるから。 ・ゲームなどで英語を覚えていくのが楽しいから。 ・ゲームのルールが少しずつ変わってきて楽しいから。 ・新しいゲームを先生たちが作ってくれているから。 ・いろいろな英語が覚えられるから。 ・英語がわからなくてもゲームなどでわかるようになっていくから。 ・英語が話せるようになっていくことが楽しいから。 (楽しいけれど苦手だから「とても楽しい」ではない。) (楽しいけれど知っていることをやるので「とても楽しい」ではない。) 3 英語を使ったゲームな とても楽しく参加している どに楽しく参加してい 8人 ますか? 4 3の質問でそう答えた 理由は? とても 楽 し く 参 加 し ている 楽しく参加している 19人 あまり楽しく参加していない 楽しく参加していない 0人 0人 ・みんなでできることが楽しいから。 ・英語が好きだから。 ・楽しくて覚えやすいから。 ・ゲームをしながら英語を学べることが楽しいから。 ・覚えやすいから。 ・いろいろな楽しいゲームがあるから。 楽 し く ・おもしろいルールでゲームができるから。 参 加 し ・英語がわからなくてもゲームが楽しめるから。 ている ・リズムがとてもいいから。 ・説明がわかりやすく楽しくできるから。 ・わからなくても先生が教えてくれ楽しめるから。 ・ゲームをしてわかってくると楽しくなるから。 ・ゲームに勝ってポイントをもらえると嬉しいから。 ・英語の歌が歌えるようになりたい。 5 英語の時間にできるよ ・アルファベットを覚えたい。 うになりたいと思って ・一つでも多くの単語を知りたい。 いることは何ですか? ・その日に単語を全部覚えたい。 ・英語の発音が上手になりたい。得意になりたい。 ・基本的な会話ができるようになりたい。 ・英語で話せるようになりたい。 ・少し英語の文を読めるようにしたい。 みんなと活動しながら英語を学ぶこと・ゲームを通して英語を学ぶことに楽しみを感じている児童、でき るようになったことに喜びを感じている児童が多い。児童の実態にあったゲームを考えたり、少しずつゲー ムに工夫を入れたり、わからない児童が負担に思わないような声掛けをしてきたりしたことが児童の学習意 欲につながっているように思う。逆に、英語を習っている児童に対しての指導や、英語を習っている児童と 比べて自分は苦手と思ってしまっている児童に対する配慮を工夫していかなければならない。 今回、中学校初任者研修の機会をいただいたため、4時間の単元を5時間に増やして学習させる。第1時 では、日本や世界の月行事にふれながら月に興味を持たせ月の言い方を知らせる。第2時では、聞くことを 中心に会話に慣れさせ、自然と話す活動につながって行くよう工夫していく。第3時では月に関する ALT の まとまった話を聞き想像しながら内容を理解していくことで英語がわかる喜びを味わわせる。第4時では 身近な友だちと会話することで会話に慣れさせる。そして、第5時では初めてお会いする中学校の先生方と 会話し、伝わる喜び・聞く楽しさを感じさせ、会話への自信をもたせることでコミュニケーション能力の素 地を養いたいと考えた。そしてこの体験がこれからの外国語活動への意欲につながっていくことを期待して いる。 4 単元のねらい ○積極的に誕生日を尋ねたり、誕生日を答えたりしようとする。 【関心・意欲】 ○英語での月の言い方や、誕生日を尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しむ。【慣れ親しみ】 ○世界と日本の祭りや行事に興味をもち、時期や季節の違いに気付く。【気付き】 5 単元の計画(第5時/5時間) 活動内容 第1時 日本の行事や特徴を確 認し、行事の行われる月 の言い方を知る。 活動のねらい・評価 使用表現・語彙 January, February, 意 日本の季節の行事や ○ March ,April, May, June, July, 特徴を(進んで)伝え、 August, September, October, November, December 気 英語での月の言い方 In Australia Christmas is in ○ December in summer. 指導上の留意点・資料 ・日本や世界の行事につ いてふれることで、月 に興味をもたせる。 を知り、日本語との違い に(自ら)気付くことが できる。 第2時 自分の誕生月を言う。 慣「ミッシングゲーム」 ○ や「誕生日答えゲーム」 等を通して、自分の誕生 In Thailand a New Year’s Festival is in April. In America Halloween is in October. In Korea schools start in March. January~ ・たくさん聞く活動から December 次第に話す活動につな 1st~31st がっていくよう活動内 月を言うことに(慣れ) grandfather, 第3時 親しむ。 grandmother, 行事や登場人物の誕生 意 行事や登場人物の誕 ○ brother, sister, 日について、まとまった 生日について、まとまっ father, mother 話を聞いて、その概要を た話を(集中して)聞き、 When is your 話すことによって、よ 理解する。 慣 その概要を(知ってい ○ り英語を理解しやすく る単語から)想像する。 第4時 容を工夫する。 自分の誕生日を答えた 意 自分の誕生日を答え ○ り、友達の誕生日につい たり、友達の誕生日につ て尋ねたりする。 いて(進んで)尋ねたり について ALT が英語で birthday ? When is ( ・日本の知っている行事 )’s birthday ? させる。 ・多くの友だちに繰り返 し聞くことで自然と会 My birthday is ~. 話に慣れ親しませる。 し、 慣 表現することに(慣 ○ れ)親しむ。 第5時 自分の誕生日を答えた 意 自分の誕生日を答え ○ ・相手を広げていくこと (本時) り、初めてお会いする たり、初めてお会いする でコミュニケーション 方々の誕生日について 方々の誕生日について の能力を高められるよ 尋ねたりする。 (進んで)尋ねたりし、 うにしていく。 慣 表現することに(慣 ○ れ)親しみ、伝えたいこ とが伝わった喜び、わか る楽しさを味わう。 気 他国のよさを取り入 ○ れて生活を豊かにして いることに(自ら)気付 く。 6 本時のねらい ○自分の誕生日を答えたり、初めてお会いする方々の誕生日について尋ねたりする。 【関心・意欲】 ○自分の誕生日を答えたり相手の誕生日について尋ねたりする表現に慣れ親しみ、伝えたいことが伝わった 喜び、わかる楽しさを味わう。 【慣れ親しみ】 ○他国のよさを取り入れて生活を豊かにしていることに気付く。 【気付き】 7 指導 本時の展開 活動内容 児童の活動 過程 1 ティームティーチング 担任の活動 1あいさつ ム ア ッ プ 器◆評価の観点と方法 間 し、声掛けをして らあいさつして とを言うだけではな いく。 いく。 く、ALT が気持ちの表現 5 をし、児童に聞くこと Hello! How are you ? Who is ~? I’m fine , thank you. Let’s start English Lesson. | 時 ・あいさつする ・児童の様子を確認 ・児童に質問しなが ○みんなが一斉に同じこ ウ ォ ALT の活動 ○指導上の留意点◎教材・機 で一人一人の状態や気 持ちを表現できるよう にする。またその表現 に親しませる。 ・自己紹介をす ・参観されている先 ・会話の仕方に困っ ○児童の名札を先生方に る。 生方に自己紹介 ている児童の補 渡しておき、名前を呼 をしてくること 助をする。 んでいただく。 を伝える。 2歌 ・ 「The Months Of the Year」 を歌う ・ 「The Months ・児童と共に歌う。 ○楽しく歌えるように月 Of the Year」を の言い方を復習してか 歌うことを伝え ら歌う。 3 る。 2 レ 3 Lesson ・担任と ALT と ・A を話す。 ○1 回目はゆっくり会話 本時の活 のスキットを し、2回目はナチュラ 動 Demo 見て会話を思 ルスピードで話す。 ッ 5 い出す A : Excuse me. B : Yes. A : When is your birthday? B : My birthday is ~. And you? A : My birthday is ~. Thank you. B : You are welcome. A&B : See you! (Bye!) ス ン ・隣の友だちと 練習する 3 ・B を話す。 4Activity1 ・会話の補助をす る。 ・会話の補助をす る。 ・友だちに話し ・ジェスチャーなど ・友だちに話しかけ ◎「Hi,friends!」P-9 本時の かけ1~12 をつかって、児童 1~12月の誕 チ 活動① 月の誕生日の が ALT の説明を理 生日の友だちを ャ 「1~12 友だちを探す 解できるよう補 探すことを伝え レ 月の誕生 助をする。 る。 るゲーム形式で行うこ ン 日と友だ とで、児童の活動意欲 ジ ちを探そ A : Excuse me. B : Yes. A : When is your birthday? B : My birthday is ~. And you? A : My birthday is ~. Thank you. B : You are welcome. A&B : See you! (Bye!) う」 ・友だちの誕生 ・意欲的に会話して ・たくさん探せた児 日を黒板に掲 いた児童を賞賛 童を賞賛する。 ◎誕生日記入用紙(黒板 掲示用) ○5分間に時間を設定す を高める。 ○必ず聞きに行く友だち を指定しておく。 (その 相手の誕生日を黒板に 掲示する) ◆自分の誕生日を答える 10 示する する。 表現や相手の誕生日を 尋ねる表現に慣れ親し む。【慣れ親しみ】 5Activity2 ・何月生まれの ・ALT の言葉をゆっ ・何月生まれの先生 (行動観察・Hi Friends! 本時の 先生が多いか くり繰り返すな が多いかを当て 活動② 予想する どして児童が ALT るゲームをする ○何月生まれの先生が多 ことを伝える。 いかを当てるクイズを の記入)) 「何月生 ・一人一人の先 の説明を理解で まれの先 生に一対一で きるよう補助を することで、それぞれ 生が多い 質問し、誕生 する。 の先生に誕生日を尋ね かな?」 日を表にまと ・何月生まれの先生 めていく る意味をもたせる。 が多いか予想さ ◎誕生日集計表(黒板掲 せる。 示用) A : Excuse me. B : Yes. A : When is your birthday? B : My birthday is ~. And you? A : My birthday is ~. Thank you. B : You are welcome. A&B : See you! (Bye!) 3 チ ャ レ ン 10 ◆初めてお会いする方々 の誕生日を進んで尋ね る。【関心・意欲】 (行動観察) ・勇気をもって尋ね ・正解した児童を賞 ジ に行った児童を 賛する。 賞賛する。 6歌 ・ 「お誕生日仲 ・林間学校で歌った ・「お誕生日仲間」 ・歌えるようにどんな歌 間」の歌を歌 歌の月を英語に の歌を歌うこと になるか例を示す。 う して歌うことに を伝える。 チャレンジする 4 ・参観の先生方にも協力 していただく。 ことを伝える。 7ALT の話 ・アメリカの誕 ・ALT の言葉をゆっ ・アメリカの誕生日 ・写真・画像を用意し、 生日について くり繰り返すな の話を聞く どして児童が ALT について話す。 5 状況がわかりやすく伝 わるようにする。 の説明を理解で ◆他国のよさを取り入れ きるよう補助を て生活を豊かにしてい する。 ることに気付く。 【気付き】 (自己評価) ・日本とアメリカの誕生日は同じか違うかを問いかける。 ・日本の昔の誕生日にふれ、日本の文化を理解させ、欧米 の文化が日本に入ってきていることに気付かせる。 4 8ふり返り ト ・学習をふり返 ・学習をふり返るこ ・ふり返リカードを ○児童の負担にならぬよ る とを伝える。 ッ プ 9あいさつ 渡す。 う、簡単なふり返りカ Here you are! ードを用意する。 ・あいさつする ・児童と共にあいさ ・児童の言葉をよく ○次時を楽しみにできる オ 感謝の気持ち フ を伝える つする。 聞き、あいさつを 返す。 ようなお別れにする。 2 1
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