スライド 1

直前チェックドリル P検4級
第1章 コンピューター知識(解答と解説)
1-1.パソコンの概要
(1)コンピューターの基本構成
(3)ソフトウェア
<解答> ア=②、イ=①、ウ=⑨、エ=④、オ=⑧、
カ=⑤、キ=③、ク=⑦、ケ=⑥
<解答> ア=②、イ=①、ウ=⑤
ソフトウェアは、コンピューターを動作させるための手順や
処理の内容を命令として記述したプログラムです。
コンピューターは、物理的な機器であるハードウェアと、コ
ンピューターを動かすためのプログラムやデータであるソフ
トウェアから成り立っています。
ソフトウェアには、「基本ソフトウェア」と「応用ソフトウェア」
があります。
コンピューター本体には、周辺機器と呼ばれる装置を組
み合わせて使うことが多く、コンピューター本体に接続する
ことで、様々な機能を利用することができます。
代表的な周辺機器としては、マウス・キーボード・ディスプ
レイなど基本動作に不可欠なものから、プリンター・スキャ
ナー・デジタルカメラなどのようにコンピューターに新たな機
能を付加するものもあります。
≪基本ソフトウェアと応用ソフトウェア≫
基本ソフトウェア (OS)
OS(Operating Systemの略)とも呼ばれ、コンピューター
を動作させるための基本的な処理を行う。
代表的なものに、Microsoft 社のWindows、Apple社の
Mac OSなどがある。
応用ソフトウェア(アプリケーションソフト)
アプリケーションソフトとも呼ばれ、ユーザーの利用目的に応
じて様々な機能を提供する。
代表的なものには、下記に示すようなソフトウェアがある。
ソフトの種類
プリンター
ワープロソフト
Word
Excel
(表計算処理ソフト)
表を作成し、計
算したりグラフを
作成する
プレゼンテーション
ソフト
発表用資料など
を作成する
Power Point
電子メールソフト
電子メールを
送受信する
Outlook
ブラウザーソフト
Webページ
(ホームページ)
を閲覧する
Internet Explorer
コンピューターに情報やデータを入力す
るための装置。
図形・画像処理ソフト
図形を描いたり、
着色したり、写真
や画像を扱う
Photoshop
Illustrator
コンピューターで処理した情報やデータ
を、人間が認識できる形で表すための
装置。
データベースソフト
大量のデータを
管理、操作する
Access
(文書処理ソフト)
マウス
表計算ソフト
(2)ハードウェア
<解答> ア=②、イ=⑤、ウ=④、エ=①、オ=③
Ⅰ=(a)、Ⅱ=(c)、Ⅲ=(d)、Ⅳ=(b)
コンピューター(ハードウェア)は、以下の5つの機能(装置)
から構成されています。
≪コンピューターの5大機能≫
入力装置
出力装置
(ディスプレイ・プリン
ター・スピーカーなど)
制御装置
(CPU)
演算装置
(CPU)
記憶装置
(メインメモリー・ハード
ディスクなど)
代表的なソフト
文章を作成、編
集する
ディスプレイ
(キーボード・マウス・デ
ジカメ・スキャナなど)
説明
データの処理をする演算装置と、処理
の順番や内容を命令という形にして各
装置に伝える制御装置で、両方あわせ
て「CPU」と呼ばれている。
データやプログラムを保存・読み出しで
きる装置。主記憶装置(メインメモリー)
と補助記憶装置(ハードディスクなど)で
構成されている。
(グラフィックスソフト)
※
(データベース処理ソフト)
※ 図形・画像処理ソフトには、ドロー系とペイント系があります。
ペイント系ソフトは、点(ドット)の集まりで画像情報を構成し、写真
の修正や絵を描いたり着色したりするのに用いられます。
ドロー系ソフトは、ベクトルとよばれる数値計算式で図形を構成し、
縮小・拡大しても画像が劣化しないのが特徴で、設計の図面など
に多く用いられます。
1
直前チェックドリル P検4級
第1章 コンピューター知識(解答と解説)
1-2.パソコンの基本知識
(1)パソコンの種類
<解答> ア=①・④、イ=②・③
パソコンとは、「パーソナルコンピューター」の略で、個人向
け小型コンピュータのことです。大きさや形によって、次のよ
うな種類があります。
●デスクトップ型
一般的にコンセントから電源をとる必要があるため、設置
場所は固定される。
・ タワー型
パソコン本体とディスプレイが分かれている。
・ 一体型
パソコン本体とディスプレイが1つになったもの。
(キーボードが一体になっているものもある)
●ノート型(ノートブック型ともいう)
ディスプレイ、キーボードなどをパソコン本体と一体化し、
小型で軽量、バッテリーを電源として使用できるなど、持ち
運ぶことを前提(ぜんてい)に設計されたパソコンのこと。
(4)アプリケーションソフトの利用
<解答> ア=①、イ=③、ウ=⑤、エ=⑦
CD-ROMやインターネットでダウンロードしたインストー
ラーなどを使い、アプリケーションソフトが動作するのに必
要なプログラムやデータを、パソコンのハードディスクにコ
ピーし、パソコンでいつでも利用できる状態にする行為を「イ
ンストール」といいます。
パソコンにインストールしたアプリケーションは、Windows
の場合、デスクトップのショートカットや、スタートメニューか
らアプリケーション名/プログラム名のショートカットを選択
して起動することができます。
複数のアプリケーションを同時に使用できますが、パソコ
ンの性能によっては動作が遅くなる場合があります。
起動したアプリケーションを終了したいときは、ウィンドウ
右上の「×」ボタンをクリックするのが一般的ですが、ソフト
によってはメニューから終了する操作を行う場合もあります。
(5)ウィンドウ
<解答> ア=②、イ=④、ウ=⑤
アプリケーションやデータなどを表示するための、四角い
枠を「ウィンドウ」といい、一般的にはWindowsやMac OSな
どのOSで利用されています。
ウィンドウの最上部にある横長の帯状の部分を「タイトル
バー」といい、ファイル名や起動しているアプリケーションの
名前などが表示され、マウスでドラッグすると、画面上で表
示する位置を自由に移動できます。
タワー型
デスクトップ
一体型デスクトップ
ノート型
(2)バッテリーの使用
<解答> ア=②、イ=③、ウ=⑥
また、Windows画面の最下部にある横長の帯状の部分を
タスクバーと呼び、現在開いているウィンドウやアプリケー
ションが表示されるようになっています。
複数のアプリケーションを起動して使う場合は、このタスク
バーを利用して画面を切り替えます。
(6)ウィンドウの構成
<解答> ア=②、イ=①、ウ=⑥、エ=④、オ=⑤、カ=③、
Ⅰ=A、Ⅱ=E、Ⅲ=F、Ⅳ=B、Ⅴ=C、Ⅵ=D
基本的に、パソコンを使用する際は、電源プラグをコンセ
ントに差し込み電源として使用します。ただし、ノート型パソ
コンには「バッテリー」が搭載されており、コンセントのない
場所でもバッテリーを電源として使用できるため、持ち運び
や外出先で使用するのに適しています。
ウィンドウには、操作の指示をするためのボタンや、情報を
表示するための表示領域があり、それぞれの部位には名称
があります。
また、バッテリー駆動中(バッテリーだけでコンピューター
を動かしている際)にバッテリーの充電がきれるとパソコン
が停止・終了してしまいます。バッテリー駆動中はバッテ
リーの残量を確認しましょう。
(7)日本語入力システム
(3)パソコンの起動と終了
<解答> ア=①、イ=④、ウ=⑤
パソコンを使用する際は、本体の電源ボタンを押して、OS
を起動します。また、起動前に、必要な周辺機器がパソコン
本体に接続されていることを確認しておきます。
パソコンの使用を終了して電源を切るには、Windowsの
場合、作業中のデータがあれば保存し、起動中のアプリ
ケーションソフトを終了させてから、スタートメニューから
「シャットダウン」操作を実行します。
正しい名称を覚えることで、トラブル発生時や操作手順を他
の人に説明する際に、正確に説明することができます。
<解答> ア=②、イ=④、ウ=③、エ=⑥
Microsoft IMEは、Windowsで日本語を入力できるように、
標準で組み込まれている日本語入力システムです。
日本語の入力方法(モード)である「ローマ字」入力と「か
な」入力では、ローマ字入力のほうがキーを押す回数は多
いものの、覚えるキーの数は少なくてすみます。
入力した文字は、通常は[スペース]キーか[変換]キーを押
して変換しますが、全角で入力したひらがなやカタカナを半
角カタカナにするには、ファンクションキーの[F8]キーを使用
するのが便利です。
2
直前チェックドリル P検4級
第1章 コンピューター知識(解答と解説)
(8)言語バー
●マウスポインターをファイルやフォルダに重ねる
<解答> ア=④、イ=①、ウ=③、Ⅰ=B、Ⅱ=C、Ⅲ=A
●入力モード
入力する文字の形式を設定したり、設定されている形式を確
認するためのボタン。
入力モードの種類には、「ひらがな」、「全角カタカナ」、「半角
カタカナ」、「全角英数」、「半角英数」などがある。
●変換モード
変換の方式を変更するためのボタン。入力する文章の特徴
に合わせて使用すると効率よく入力ができる。
・「一般」・・・一般的な日本語の文章向き
・「人名/地名」・・・住所や顧客名簿の作成向き
・「話し言葉優先」・・・友人への手紙など、くだけた表現向き
・「無変換」・・・入力した文字を変換しないで確定する
●ファイルやフォルダを右クリックしてプロパティを開く
●IMEパッド
読み方がわからない難しい漢字を、総画数やマウスで手書
きした画像から検索して入力することができる。
(9)フォルダーの階層構造
<解答> ア=①、イ=③
フォルダーは、文書や画像などを保存しておくための入れ
物です。ファイルの種類別にフォルダーを作ってファイルを
仕分けすることで、ファイルを整理することができます。
同じ種類のファイルがたくさんある場合は、フォルダーの下
に更にフォルダーを作り、細かく整理することができます。
フォルダーの中にあるフォルダーを「サブフォルダー」と呼び、
このようにサブフォルダーでファイルを整理する構造をフォ
ルダーの「階層構造(ツリー構造)」と言います。
《フォルダーの階層構造》
フォルダー
サブフォルダー
ファイル・フォルダの基本情報には、下記のようなものがあります。
情報の種類
ファイル容量
説明
表示例
ファイルやフォルダの
データ容量
サイズ:276 KB
作成日時
ファイルやフォルダを
作成した日と時刻
作成日時:2012
年1月1日、
21:55:00
更新日時
ファイルを最後に編集
した日と時刻
更新日時:2012
年1月1日、
21:55:00
アクセス日時
ファイルを最後に読み
出した日と時刻
アクセス日時:
2012年1月1日、
21:55:00
(サイズ)
ファイル
(10)ファイルやフォルダーの基本情報
<解答> ア=①、イ=④、ウ=⑤
ファイル容量(サイズ)、作成日時、更新日時、などのファイ
ルやフォルダーの基本的な情報について、Windowsでは次
のような方法で確認できます。
3
直前チェックドリル P検4級
第1章 コンピューター知識(解答と解説)
1-3.入力装置
(1)マウスの役割
<解答> ア=②、イ=③、ウ=⑤
マウスとは、「ポインティングデバイス」の一つで、画面上の
マウスポインターを動かし、データや文字を入力する位置を
指示したり、操作を実行するための装置です。
●マウスポインター
マウスを動かすことによって画面上を移動する矢印などの
マークのこと
●タッチパネル
マウスの代わりに指や専用のペンを使い、画面に触れるこ
とで、文字を入力する位置や操作を実行する装置のこと
(2)マウスを使った操作
<解答> ア=②、イ=①、ウ=③
マウスにはコンピューターに指示を与えるために、いくつか
の操作のしかたがあり、それらを正確に覚えて実行すること
が大事です。
●クリック・・・マウスの左ボタンを1回押す操作。ファイルの
選択やボタンの実行などに使われる。
●右クリック・・・マウスの右ボタンを1回押す操作。ファイル
やフォルダに対して特別な操作をする際などに使われる。
●ダブルクリック・・・マウスの左ボタンをすばやく2回押す操
作。アイコンからアプリケーションを起動したり、ファイルを
開く際などに使われる。
●ドラッグ・・・マウスの左ボタンを押しながらマウスを動か
すこと。アイコンやフォルダ・ファイルの位置を移動する際な
どに使われる。
(3)キーボードの役割
<解答> ア=①、イ=③、ウ=⑤、エ=⑥、オ=⑧
キーボードとは、文字や数字などのデータを入力したり、
パソコンに命令を伝える時に使う装置です。キーボードには
役割に応じたキーやキーのまとまりがあります。
(4)キーボードを使った操作
<解答> ア=②、イ=③、ウ=⑥、エ=⑧
様々なキーを組み合わせて操作することで、コンピューター
での作業が効率的になるので、キー操作の方法を正確に
覚えることが大事です。
●「Back Space(バックスペース)」
カーソル位置の左側の文字を1文字消去する
●「Delete(デリート)」
カーソル位置の右側の文字を1文字消去する
●「Caps Lock(キャプスロック)」
「Shift(シフト)」キーを押しながらこのキーを押すと「Caps
Lock」の設定がオンの状態になり、文字を入力する際、英字
がすべて大文字になる
●「Shift(シフト)」
他のキーと組み合わせることで、様々な機能が使用できる。
文字を入力する際に、このキーと同時に文字のキーを押す
と大文字になる
●「Esc(エスケープ)」
何かの処理を実行中に、処理を取り消ししたいときに押す
(5)スキャナの機能
<解答> ア=②、イ=④
写真や絵などの印刷物・原稿をセンサー部分にセットし、光
を当てて読み取りデジタル化して、パソコンに取り込む機器
のことを「スキャナー」といいます。
(6)デジタルカメラの機能
<解答> ア=①、イ=③、ウ=⑥
写真をデジタルデータとして記録・撮影し、撮影した写真を
フィルムではなくメモリーに保存する装置を「デジタルカメラ」
といいます。撮影した写真のデータは、メモリーからパソコン
に取り込みできます。
1-4.出力装置
●カーソルキー
上下左右の矢印キー。画面上でデータや文字を入力する
位置を示す「カーソル」を移動させるときにも利用する。
(1)ディスプレイの役割
●テンキー
キーボード右側に配置された数字と計算用のキーのまとま
り。使用する際は「NumLock(ナムロック)」というキーの設定を
オンにする必要がある。
パソコンで処理した結果や、パソコンで読み込んだ文字や
画像などのデータを表示するための装置を「ディスプレイ」と
いいます。 (モニターとよばれることもあります)
●ファンクションキー
キーボードの上部にある、「F1」から「F12」までのキー。アプ
リケーションで様々な機能を利用するために、それぞれのア
プリケーションで異なる役割・機能が割り当てられている。
<解答> ア=②、イ=④
<解答> ア=①、イ=④
(2)ディスプレイの種類
ディスプレイは表示のしくみによっていくつ
か種類があります。
●CRT(シーアールティ)ディスプレイ
CRTは「Cathode Ray Tube」の略で、
ブラウン管を使用したディスプレイ
●液晶ディスプレイ
液晶パネルを利用したディスプレイ。
CRTに比べて省スペース、軽量であるため、
最近のディスプレイの主流になっている
4
直前チェックドリル P検4級
第1章 コンピューター知識(解答と解説)
(3)プリンターの役割
(4)CDの種類
<解答> ア=②、イ=③
<解答> ア=③、イ=①、ウ=②
パソコンでデジタルデータを印刷するための装置を「プリン
ター」といいます。
CDには読み書きの用途によって以下の種類があります。
(4)プリンターの種類
<解答> ア=③、イ=①、ウ=②、エ=④、
●インクジェットプリンター
「インクカートリッジ」という容器に入れられている粒状(つぶ
じょう)のインクを、印刷用紙に吹き付けて印刷する方式のプ
リンター。個人向けプリンターの主流。
●レーザープリンター
コピー機と同じ原理で、レーザー光を利用して感光ドラムに
付着させた「トナー」と呼ばれる粉末状(ふんまつじょう)のイン
クを、熱と圧力で紙に転写(てんしゃ)して印刷する方式のプ
リンター。企業で使われることが多い。
●ドットインパクトプリンター
印字ヘッドで「インクリボン」 をたたいて印刷する方式のプリ
ンター。複写方式伝票(カーボン紙)印刷に使われる。
●感熱式(サーマル)プリンター
熱を加えた印字ヘッドを、熱に反応するインクリボンもしくは
感熱紙に押しつけて印刷する方式のプリンター。レシート印
刷などに使用されている。
種 類
一般的な機能
CD-ROM
読み取り専用
CD-R
1回だけ書き込みができるが消去はできない
CD-RW
何回でも書き込み・消去ができる
CDのディスクを購入するときは、自分のパソコンのドラ
イブに対応しているディスクか確かめる必要があります。
(5) DVDの役割
<解答> ア=①、イ=④、ウ=③
DVDとCDの技術原理は同じでレーザー光を利用した円盤状
の光ディスクです。DVDはCDより細密なビット(くぼみ)を刻む
ことでCD以上の大容量を実現しています。
2枚のディスクを背中合わせに張り合わせ、両面に記憶が可
能なものもあります。 一般的に、一層タイプが片面4.7GB・
両面9.4GB、2層タイプが片面8.5GB・両面17GBのものが
あります。
(6) DVDの種類
<解答> ア=②、イ=①、ウ=③
1-5.記憶装置と記憶媒体
(1)ハードディスクの役割
<解答> ア=②、イ=③
記憶装置には主記憶装置(メインメモリ)と、補助記憶装
置があります。ハードディスクは補助記憶装置の一種で、
磁気を利用した記憶媒体です。ファイルの保存やアプリ
ケーションのプログラム等を保存するのに使用されます。
(2)ハードディスクの種類
DVDには読み書きの用途によって以下の種類があります
種 類
一般的な機能
DVD-ROM
読み取り専用
DVD-R
DVD+R
1回だけ書き込みができるが消去はでき
ない
DVD-RW
DVD+RW
書き換えが可能で、約1,000回まで書き
換えができるとされている
DVD-RAM
書き換えが可能で、約100,000回まで書
き換えができるとされている
<解答> ア=①、イ=④
ハードディスクには内臓型と外付け型の種類があり、それ
ぞれ接続方法が異なります。内蔵型は、パソコン本体の
内部でマザーボードに接続しています。外付け型は、パソ
コンのUSBポートなどのインターフェースを使い接続するこ
とが可能で、必要に応じて接続や取り外しが簡単にでき
ます。内臓型ハードディスクのバックアップや、容量が足
りなくなった場合のデータ保存先として利用できます。
(3)CDの役割
<解答> ア=①
CD(Compact Disk コンパクト ディスクの略)は、レーザー光線を利
用してデータを読み書きする円盤状の光ディスクです。一般
的には最大700MB程度の容量があります。
DVDのディスクを購入するときは、自分のパソコンのドラ
イブに対応しているディスクか確かめる必要があります。
1-6.情報データの扱い
(1)アナログとデジタル
<解答> ア=②、イ=①、ウ=③、エ=④
日常の中で、私たちが感覚でとらえている音声や映像など
の情報を、「アナログ」情報といいます。アナログは途切れ
ることなく連続して変化する情報のため、数字では表せない
のでコンピューターではそのまま扱うことができません。
コンピューターは、オンとオフの2種類の電気信号によって
計算や記録を行います。このオンとオフは「0」と「1」の数字
で表します。「0」と「1」の組み合わせによって表現できる
データのことをデジタルデータといい、アナログデータに比
べて雑音の影響を受けにくいことが特徴です。
5
直前チェックドリル P検4級
第1章 コンピューター知識(解答と解説)
(2)情報の大きさや記憶装置の容量を表す単位
(5)計測・制御システム
<解答> ア=②、イ=③、ウ=⑤、エ=④
<解答> ア=②、イ=④、ウ=③
コンピューターが扱う「0」と「1」で表す情報の最小単位を
ビット(bit)といいます。また、8ビット集まると1バイト(byte)
になります。
「計測・制御システム」は、冷暖房機や駅の自動改札など、
さまざまな機器に組み込まれており、温度、湿気、圧力、風
力などを計測するのに利用されています。
1ビットが表す数字は0か1かのどちらかです。つまり1ビット
は2つの異なった情報を表すことができます。
8ビットになると、2の8乗=256通りの情報を表わすことがで
きます。
計測・制御システムでの情報の基本的な流れは、センサー
→ インターフェイス → コンピューター → インターフェ
イス → アクチュエーター となります。
1ビット
2通り (0、1)
2ビット
2×2=4通り (00、01、10、11)
3ビット
2×2×2=8通り
(000、001、010、011、100、101、110、111)
4ビット
2×2×2×2=16通り(0000~1111)
8ビット
(1バイト)
2×2×2×2× 2×2×2×2=256通り
(00000000~11111111)
1バイトより大きなデータは、下表の単位で表します。
1キロ(K)とは、10進数では1,000のことを表しますが、コン
ピューターが扱う2進数では、2の10乗 =1,024となり、1キ
ロバイト(1KB)は、正確には1,024バイトとなります。
●センサー
温度、湿気、圧力、風力などの情報を計測して、電気信号
に変換する
●インターフェイス
センサーからの電気信号をコンピューターが扱える数値に
変換たり、アクチュエーターが扱える情報に変換して機器の
間を繋ぐ役割を持つ
●コンピューター
数値信号を判別し、アクチュエーターに動作命令を出す
●アクチュエーター
命令に従い動作する
(6)プログラムとフローチャートの概念
<解答> ア=①、イ=③、ウ=⑥
1キロバイト(1KB)
1バイトの1,024倍
コンピューターが行う処理の順番や内容を、命令として記述
したものを「プログラム」といいます。コンピューターは、この
プログラムに従い動作します。
1メガバイト(1MB)
1キロバイトの1,024倍
プログラムの基本的な処理のパターンには下記の3つがあ
ります。
1ギガバイト(1GB)
1メガバイトの1,024倍
1テラバイト(1TB)
1ギガバイトの1,024倍
(3)画像の構成単位や解像度
<解答> ア=②、イ=③、ウ=⑤
●順次処理
ひとつひとつ順番に処理をする
●分岐処理
条件によって処理を変える
●反復処理
条件を満たすまで処理を繰り返す
解像度とは、「プリンターの印刷能力」、「スキャナの分解能
力」、「ディスプレイの表示能力」などを表すときに使われ、
dpiまたはppiという単位で表し、数値が多いほど、細やかな
表現が可能になります。
プログラムを作る際、処理の手順をわかりやすく表現するた
めに「フローチャート」もしくは「流れ図」という図を用います。
●dpi(Dot Per Inch)
1インチの中にあるドットの数で表す解像度。主にスキャ
ナーやプリンターで使われる。
<解答> ア=③、 イ=② 、ウ=④
●ppi(Pixcel Per Inch)
1インチの中にあるピクセルの数で表す解像度。主にディス
プレイで使われる。
(7)フローチャートの作成
フローチャートとは、プログラムの処理手順を表す図ですが、
日常生活においても、物事を行う時の作業の流れや、何か
を決める際の決め方や考え方を表すこともできます。
(4)光・色の三原色
検討して決定するまでに発生する作業や行動のひとつひと
つを、細かい要素に分解して、上から下に処理する順番で
並べて表現します。
<解答> ア=②、イ=④、ウ=⑤
(8)デジタル作品
● 光の三原色(RGB)
ディスプレイ画面で使われる色の表現方法。赤・緑・ 青の三
原色で構成され、混ぜ合わせていくと白色になる。
<解答> ア=②、イ=④
● 色の三原色(CMY)
プリンターや印刷時に使われる色の表現方法。シアン・マゼ
ンタ・イエローの三原色で構成され、混ぜ合わせていくと黒
になる。
画像・動画・音声などを含むホームページ、プレゼンテー
ションソフトで作成した提案書や企画書、ワープロ・表計算
ソフトで作成したグラフや図入りの資料などはデジタル作品
に含まれます。
文字、音声、静止画、動画などのデジタル化された情報を
作品として構成したものを、デジタル作品 といいます。
6