G1- 3 微生物と動・植物<微生物との共生> 「人畜共通の病原性微生物」 小椋功太郎 Q1: 猫アレルギーはどのような過程で起こるのか。 回答: 猫の毛や唾液などに人が触れ、アレルギー反応を起こします。 Q2: 猫アレルギーの原因物質は何か。 回答:体 毛 、 皮 屑 ( 皮 膚 の ク ズ の こ と で 、 人 間 で い え ば フ ケ 、 垢 の よ う な も の )、 唾 液 、 尿 の 4 つ で す 。 Q3: 具体的に猫に感染するウイルスの人間への感染はどうなのか。 回答: 種類によっては人に感染するウイルスもいます。例として狂犬病ウイルスが挙 げられます。 Q4: ウイルス性腸炎によって、犬はどのような症状になるのか。 回答: 重症のウイルス性腸炎でよくみられる症状としては、沈うつ、発熱、食欲減 退、嘔吐、下痢、血便などがあります。 Q5: ウイルスはなぜ犬腸炎を起こさせるのか。 回答: ウイルスが腸に侵入して炎症を起こさせるからです。 Q6: ウイルス性腸炎の原因は発表した5種類ですべてか。 回答: 他にもレオウイルスなどがいます。 Q7: 狂犬病はどのような症状になるのか。人に感染するのか。 回答: 狂犬病の初期の段階では、感染した動物の挙動や気質に多少の変化が現われ ます。病気が進行するにつれて、その動物は落ち着きがなくなったり興奮しやすくな り、ときにはあたりをうろつき回ったり、普通ならば口にしないようなものを飲み込 んだりします。さらに、ものを飲み下すのに苦労するようになって、多量のよだれを 垂らし始めます。また、敵意をむき出しにすることも多くなります。痙攣を起こすこ ともあり、この状態にまでなると通常は死亡します。なかには痙攣を起こしてもすぐ には死なない動物もいますが、その代わり下あごが麻痺してしまいます。下あごの麻 痺が起きると、間もなくして全身に麻痺が拡がり、しまいには死に至ります。また人 にも感染します。 Q8: 犬のブルセラ症とはどのような病気か。 回答: ブルセラ症には、イヌ流産菌( Brucellacanis )という細菌が原因となって かかります。この病気は、繁殖期間中に、あるいは膣からの分泌物、流産した胎児や 胎盤、精液や尿などが接触することにより犬から犬へと拡がります。この病気は繁殖 用の犬舎などで最も頻繁に起きますが、一般家庭で飼っているペットが感染すること もあります。妊娠中の雌がブルセラ症にかかると流産してしまいます。妊娠前の雌犬 がブルセラ症にかかると、交配しても妊娠しないことがあります。ブルセラ症にかか った雄は、皐丸が腫れ上がり、普通は生殖能力を失います。健康そのものに見える犬 でも感染していて、気付かないうちに病気を広めてしまうこともあります。 診断には、血液培養または血液検査(あるいはその両方)を行ないます。通常は 1 回 だけでなく、複数回の検査(血液のサンプル)が必要になります。 Q9: マルタ熱菌とは具体的にどのようなものか。 回答: ブルセラ・メリテンシス (Brucellamelitensis)(ヤギ流産菌)とも呼ばれ、 ブルセラ症の原因となります。ブルセラ属菌はグラム陰性の球形に近い小桿菌で、莢膜、 芽胞、鞭毛をもたず、細胞内寄生性を有しています。大きさは(0.5~0.7) (0.6~1.5)µm. Q10: プラストミセス症、ヒストプラズマ症、クリプトユッカス症、コクシジオイ デス症は各々どのような症状を示すのか。 回答: いずれも真菌の感染によって起こる人畜共通感染症です。すべての真菌で全 身性真菌疾患の症状である発熱,悪寒,寝汗,食欲不振,体重減少,全身の倦怠感, 抑うつなどが起こることがあります。 Q11: 犬・ヒト共通の病原性細菌はいるのか。その影響は何か。 回答:います。例として 炭疽菌、結核菌などがいます。 (プリント p42 参照) Q12: 犬とキスするのは危ないのか。 回答:危ないです。犬には病原性はないが、人間には病原性を示す微生物がいる可能 性が有ります。したがって病気になる可能性があります。危険なのは、病原性をもつ 微生物です。 Q13: ストレスが病気の発生率にどう関係するのか。 回答: ストレスそのものが、直接、微生物の感染に関係している訳ではないですが、 ストレスを溜めると免疫力が低下し、感染した微生物による病気になる(発症する) 確率が上がります。 発表参考文献・URL www.inetsrv.com/~ohe/kansen.htm 回答参考文献・URL www.so-net.ne.jp/vivre/kokoro/psd.html-15k www.1shibafu.net/arerugi/-20k www.inetsrv.com/~ohe/kansen.htm
© Copyright 2024 Paperzz