○大広田地域タウンミーティング会議録(概要) 日 時:平成26年11月8日(土) 午前 10 時から午前 11 時 30 分まで 場 所:大広田公民館 出席者:約40人 テーマ1 富山市における健康まちづくりについて:福祉保健部 <主な説明事項> Ⅰ 今、なぜ「健康まちづくり」か… ○富山市福祉保健部の仕事 ∼4つの柱∼ ○富山市 平成26年度一般会計予算の概要 ○富山市福祉保健部の予算状況(H26当初予算) ○我が国の人口構造の推移と見通し ○人口ピラミッドの推移 ○進む高齢化と人口減少 ○日本の人口の推移(長期) ○富山市における高齢化の状況 ○富山市における高齢者の状況 ○出生数及び合計特殊出生率の年次推移 ○生涯未婚率の年次推移 ○生涯未婚率の推移 ○婚姻件数及び婚姻率の年次推移 ○初婚年齢(各歳)別婚姻件数の割合 ○平均初婚年齢と母親の平均出生時年齢の年次推移 ○夫婦の完結出生児数の推移 1 ○人口規模別サービス図 ○共働き等世帯数の推移 ○統計でみた平均的なライフサイクル ○国民生活を生涯にわたって支える社会保障制度 ○社会保障給付費の推移 ○富山市における高齢化の状況 ○富山市における国民健康保険の医療費による分析から ○富山市における国民健康保険疾患別受診等の順位 ○富山市における精神障害者保健福祉手帳交付及び自立支援医療(精神通院) 承認状況 ○富山市における医療機関からのハイリスク乳児等連絡状況 ○中長期の日本経済の課題を検討する政府の有識者会議の提言の概要 Ⅱ 富山市の健康まちづくり ○地域包括ケア体制とは ○自助・互助・共助・公助 ○健康まちづくりのための人材育成 ○地域のつながりの強化と健康まちづくり ○私たちがめざす「健康まちづくり」 ○整備予定の地域包括ケア拠点施設 ○目指すところ 【福祉保健部に対する質問】 質問なし 2 テーマ2 もしもの災害にそなえて:建設部 <主な説明事項> 1 はじめに 1−1 近年多発する水害、強風 1−2 過去に発生した大地震と近年多発する大地震 2−1 防災対策について 2−2 「防災対策」それぞれの役割 3 「自助(市民の役割)」について ① 家族で防災会議 ② 非常持ち出し品の準備 ③ 家の中の安全対策 ④ 家屋や塀の耐震診断・補強 4−1 「共助(地域の役割)」について 4−2 平常時の活動 ① まち歩きの点検・その結果からマップの作成 ② 地域の防災訓練活動 ③ 地域の防災活動 5−1 「公助」について 5−2 「公助(行政の役割)」について ① 避難情報の発令 ② 各種ハザードマップの作成 ②−1 地震防災マップ ②−2 津波ハザードマップ ②−3 洪水ハザードマップ ②−4 避難所一覧 ③ 防災行政無線の整備 海岸部における同報系無線 3 ④ 避難誘導標識の整備 ⑤ 海抜表示板の整備 6 おわりに 【建設部に対する質問】 (男性①) 先ほど津波についての説明がありましたが、津波高は3∼5mと報道されていました。 防災対策課で、災害時要援護者の登録を行なっています。私の町内でも登録者がおり、 マップ作りの関係で話を聞きに自宅へ伺ったところ、いずれの方も県道沿いで海岸に 非常に近いので、「大きい津波が来た場合数分で届いてしまうから、とても避難など出 来ない。津波が来たら諦めるわ」と言っておられました。実際に津波が来た場合にはど のように対処すれば良いのかということが一点です。もう一点は、民生委員の定年制に ついてです。現在75歳定年になっています。3年に一度民生委員の一斉改選がありま すが、新任の場合は75歳未満というように規定されています。例えば74歳で新任とし て選任された場合、1期3年しか務められないと思いますが、その3年の間に覚えなけ ればならない事がたくさんあり、それらを覚えるだけで精一杯だと思います。そのため、 新任の場合は75歳未満と言わずに、もっと若い方を選任した方が良いと思います。全 国民生委員児童委員協議会(民児協)や県の民児協では、せめて2期は務めて欲しい、 出来れば3期以上務めて欲しいというような言い方をしています。それらを勘案すると、 74歳から新しいことを覚えるのも大変ですし、民生委員活動をどこまでやれるかという 疑問もあるので、考慮して欲しいです。 (建設部長) 津波の避難については、津波は1∼2分で到達するので、逃げられないというのは事 実です。家から出るとかえって危険です。そのためよく言われるのは垂直避難と言われ るものです。少しでも高い所に上がるということで、1階は水が来るので、2階建てであ 4 れば2階に上って水を避けるということです。一番良いのは、ライフジャケットを着て2階 に上がることです。そういった購入費も自主防災組織には補助しているので、自主防災 組織があればライフジャケットを準備するのも一つの手です。もちろん個人でライフジャ ケットを購入しても構いません。 (福祉保健部長) 民生委員についてのご意見ありがとうございました。重々承知をしておりますが、こう いう言い方をして良いか分からないですが、ご案内の通り、民生委員に就任しようという 方が非常に少ないです。非常に大切なお仕事をしていただいているにもかかわらず、 基本的にボランティアという形になるので、なかなか就任していただけない。就任まで の手順として、まずは地元から推挙していただく、その上で市長が県知事に推挙すると いう形をとっています。私たちも新任に係わらず、任期中に75歳になる方は、お続けく ださいとお願いしています。しかし、先ほども申し上げたとおり高齢化の時代なので「ま だまだやれるがや!」という方がおられて、地域の方もそれで良いと言われれば、市か ら「ダメだ!」とは言えません。おっしゃられることは良く分かります。2期目で初めて一 人前だということも聞いていますので分かっているのですが、地域の方や現職の民生 委員を含めて時間をかけて話し合って、何が良くて何がダメかをきちんと線引きをしな ければいけないと思います。 (男性②) 災害等の話しをしていただいてありがとうございます。私の町内は、先ほどの人口構 成図では、カーブが描かれている一番端に位置すると思います。70歳以上の方が1/ 3、40歳未満が1/3、40∼70歳が1/3となっており、校下でも高齢化が2番目の町 内です。若い人がいない中で、ハザードマップを活用して、今後も話し合っていきたい と思います。今後もご指導よろしくお願いします。 もう一つは、直接今回のテーマには関係ありませんが、浸水の件でお願いがありま 5 す。もともと昭和30年以前はこのあたりは田畑でした。農家ばかりだったため、水利関 係で調査したところ、水が田んぼに行き渡るように調整されていました。私の町内は、そ の末端の一番低い土地にあたります。そういった中で、先ほども「多発する水害」という 説明がありましたが、約10軒の家が浸水被害にあっています。また、タイムカプセルを 掘り出したときに、埋められていた写真に、今の浸水被害の状況と同じ写真があり、全く 改善されていないことが分かりました。30年前の排水経路と今の排水経路が違い、以 前は田んぼであった部分がアスファルトになり、以前は田んぼに溜まっていた水も一番 低い私の町内に集まり、排水される水が少ないため溢れてしまうという状態になってい ます。実害がない年はまずないということを繰り返しています。今回はぜひ腰を落ち着 けて対策して欲しいです。 (建設部長) 地元の議員さんからも現状をお聞きしており、私たちも認識しております。現在それに 対する対応策を検討している所でありますが、だからといってすぐに恒久的な対策が出 来るというお約束が出来るわけではありませんが、軽減するために何か出来ないかとい う検討しているところであり、予算次第というところが心苦しいところですが、何らかの対 策を検討したいと思っておりますので、もうしばらくお時間を頂きたいです。 (男性③) 2点聞かせていただきたい。まず1点目は、市町村レベルで地域防災計画を作ってい ると思いますが、さらに校下単位で防災計画を立てている校下はあるのかということで す。2点目は、自助・共助というお話がありましたが、これは地域で決めていくことかもし れませんが、昼間人口と夜間人口の差があると思うのですが、避難行動要支援者と呼 ばれる方々は、共助という部分で避難を援助すると思います。しかし、昼間の場合は高 齢者ばかりという地区もあります。そういった場合の市からのアドバイスがあれば聞かせ て欲しいです。 6 (防災対策課長) 1点目の地区計画につきましては、制度上は町内単位・自主防災組織単位で作成で きるようになっていますが、富山市においてはまだ作成した団体はありません。2点目 の質問は、昼間に限って高齢者の方が残る形になりますが、災害は時間・季節を問わ ずやってくるので、そこだけ(昼間だけ)をとらえて検討しているということはありません。 しかし、地区等で防災対策を作成する場合のアドバイスは、市や県が助言することにな っているので、もし作成する場合は相談していただきたい。 【その他意見交換】 (男性①) 現在、富山中心街や岩瀬方面の開発が進んでおり、市民としては富山市の中心街が 発展することは非常に喜ばしく思っていますし、富山市の象徴なので今後も益々発展 して欲しいと思っています。しかし、北部地区のことを考えると、岩瀬、東富山そして水 橋の三角点が、中心部分だと思います。新幹線開業と同時に、東富山駅が JR から(あ いの風とやま鉄道に)移管されると、高い頻度で利用されるのではないかと思います。 そういう意味では東富山駅を中心とした北部地区の発展を期待したいです。岩瀬まで は沿線があるが、昔からの浜街道は、岩瀬には「義経の鎧かけ松」、レイヨン付近に「と び団子」、大村の方には「城跡」などの旧跡地があるので、岩瀬と東富山と水橋を浜街 道でつなぐということも考えられます。北部地区のそういう良い所も観光資源として検討 して欲しいです。 (建設部長) 富山市のまちづくり全般に関するご意見だと思います。建設部単独では、なかなかお 答えできませんが、「串とお団子」は富山市のまちづくりの根幹であります。まちづくりを 所管している都市整備部にもお伝えしたいと思います。 7 ※発言の一部を整理して掲載しています。(広報課) 8
© Copyright 2024 Paperzz