№131 平成２３年１０月２０日 【発行】 豊橋市立岩西小学校 校長室 [email protected] １０月 、植田小学校 １０月１９日 １９日（水） 、植田小学校にて 植田小学校にて「 にて「第４０回豊橋市 ４０回豊橋市 小・中学生話 中学生話し 方大会」 開催されました されました。 し方大会 」が開催 されました 。岩西小学校 からは、 からは、５年２組の高田朋実さんが 高田朋実さんが難関 さんが難関の 難関の書類審査を 書類審査を突 して出場 出場を たしました。 破して 出場 を果たしました 。 惜 しくも最 しくも 最 優秀賞にはなれなかったものの 優秀賞 にはなれなかったものの、 にはなれなかったものの 、 とても 堂々とした とした立派 立派な 発表でした でした。 今回は 高田さんの さんの発表原 立派 な発表 でした 。今回 は高田 さんの 発表原 稿をそのまま紹介 をそのまま紹介します 紹介します。 します。 「ドリームズ カム トルゥー。 」 私の将来の夢は医者になること。 「夢は必ずかなう。 」 私はそう信じています。そして、医者になるという夢をか なえるために、今やらなければならないことから目をそむけ 「ドリームズ カム トルゥー。 」 これは、私たち岩西小学校５年生の学年目標でもあり、i 学習と呼んでいる総合的な学習のテーマでもあります。 「夢を かなえよう」を合い言葉に、自分たちの周りのたくさんの大 人の人たちの考えや生き方を学びながら、将来の自分に向か って活動しています。その活動の中で、産婦人科の助産師さ んに会って、インタビューすることができました。 「病院で働くには、何をがんばればいいのですか。 」 という質問に、助産師さんは、 「学力、体力、そして何よりも、人と人とのかかわりを大切 にできるようにならないといけないよ。 」 ずに取り組んでいきたいと、心からそう思えるようになりま と、笑顔で答えてくれました。医者になるためには、学力を した。 つけなければいけないと思いこんでいた私にとって、それは 私は、小学校１年生のころ、アトピー性皮ふ炎でつらい思 想像もしていなかった答えでした。 いをしていました。手足が赤くただれ、かゆみががまんでき 病院で働くということはとても大変だけど、やはり人を大 ず、朝起きるとシーツに血がついていました。食事の制限も 事にするやりがいのある仕事なんだということを実感しまし ありました。アトピーのない妹たちを見て、 た。私の目ざしている将来の姿はまちがっていない。そんな 「どうして私だけアトピーなの。 」 確信みたいな思いをもつこともできました。 と、悲しかったです。 「アトピーを治したい。このつらい 状態から、何とかぬけ出したい。 」 この病院への訪問で、私にとって人生初めてのしょうげき 的な出会いがありました。それは、生まれたばかりの赤ちゃ んとの出会いです。１２時間前は、まだお母さんのお腹の中 そう思いながらも、どうしたらよいのか、小さかった私には、 だったのに、今は私の目の前にいる。とても不思議な気持ち なかなか答えを見つけることができませんでした。 でした。だれかが守ってあげなければ、一人では生きていけ そんな苦しくてつらい日々が続いていたとき、図書館で一 ない弱さ。でも、全力で生きているその姿に、本当の命のか 冊の本と出会いました。シュバイツァーの伝記です。お金も がやきを感じました。 うけのためではなく、命を大切にすることを考えていたシュ 「すべての生き物は、かがやく命をもっている。だからこそ、 バイツァーが、病気と戦い生きることのすばらしさを、私の その命を守っていく人が必要なんだ。私は医者になってそ そばで語ってくれているかのようでした。 の一人になりたい。 」 「シュバイツァーのような医者になろう。 」 このときの出会いは、医者になりたいという私の思いをさ 私は読み終わったあと、心の中で決心していました。 「医者になれば、自分のこのつらい思いとアトピーを治すこ とができる。 」 らに強く確かなものにしてくれたのです。 がんばらないといけないことはたくさんあります。でも、 一つ一つ努力を続けていけば、自分の夢に近づいていける。 そんな思いでいっぱいだったことを今でもせん明に思い出し そんなことを i 学習で出会った人たちが教えてくれました。 ます。 夢は必ずかなう。私はそう信じています。
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