Powerfully Moving Ahead アニュアルレポート 2014 2014 年 3 月期 JXグループは、健全で透明なコーポレート・ガバナンスの下、グループ一体となった成長 戦略の展開と環境変化に即応した機動的な業務遂行によって、企業価値を最大化し、 世界有数の「総合エネルギー・資源・素材企業グループ」への飛躍を目指しています。 エネルギー事業 中長期のグループ戦略策定 経営資源の戦略的な配分 石油・天然ガス 開発事業 金属事業 JXグループの中核事業 エネルギー事業 エネルギー変換企業として圧倒的な事業基盤 エネルギー変換企業として、原油、天然ガス、石炭、太陽光などの一次エネルギーを、 お客様にとって最適なエネルギーに効率的に変換し、お届けする取り組みを進めて います。中でも、経済活動の基盤となる石油の精製と販売の分野では圧倒的なシェア を占めており、競争力強化による一層強固な事業基盤の確立に取り組んでいます。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 JXグループの中核事業 石油・天然ガス開発事業 優れた技術・ノウハウ フォーカスした地域・技術に経営資源を優先的に配分し、優位性を確保することにより、長期的な 埋蔵量・生産量の拡大を図っています。日量約 12 万バーレルの原油・天然ガスを生産しており、 世界各地に保有する権益の埋蔵量は 808 百万バーレル(原油換算)。2020 年の生産量を、日量 20 万 バーレルとすることを目指して、事業活動に取り組んでいます。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 JXグループの中核事業 金属事業 銅を中心とした一貫事業体制 世界有数の銅鉱山に出資し、自主開発を進めてきたカセロネス銅鉱山も生産を開始。銅製錬、 電材加工、環境リサイクルの各事業も併せ持つことで、上流から下流まで一貫事業体制を構築。 質・量ともに世界トップクラスの事業を展開しています。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 CONTENTS P006 マネジメントメッセージ 会長の木村および社長の松下からのごあいさつに加え、 社長の松下からJXグループのさらなる成長に向けた具体 的な道筋と、その決意を皆様へお伝えします。 P006 P008 Progress of the Second Medium-Term Management Plan ごあいさつ すべてのステークホルダーの皆様へ P013 成長の軌跡 これまでのJXグループの取り組みや今後の戦略につ いて、財務データ、市況データを交えご説明します。 P014 JXグループの成長戦略 • 第 2 次中期経営計画の進捗 • 過去 5カ年の業績推移 • 長期ビジョン(2020 年の目指す姿) P023 中核事業別レビューと戦略 各中核事業会社の社長が、事業別の具体的な取り組 みと今後のビジョンについて皆様にお伝えします。 「FOCUS」では、注目プロジェクトをご紹介します。 P024 P028 P030 P034 P036 P041 エネルギー事業 FOCUS:パラキシレンプロジェクト 石油・天然ガス開発事業 FOCUS:パプアニューギニア LNG プロジェクト 金属事業 FOCUS:カセロネスプロジェクト P043 経営管理体制 持続的成長を支えるガバナンス体制をご参照いただ けます。 P044 P046 P047 P052 P054 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 取締役および監査役 独立役員 コーポレート・ガバナンス 総務部長メッセージ 社外取締役メッセージ P055 成長とともに果たすべき役割 JXグループが認識する社会的課題とその解決に向けた 取り組みをご説明します。 P056 P057 P058 P063 CSR の基本的な考え方 人材育成への取り組み JXグループの重要課題 財務情報 財務 IR 部管掌役員の内田から当期の業績および財務状況を ご説明するほか、各種財務データをご参照いただけます。 P064 P066 P068 P070 P075 P080 P110 P112 P113 連結主要財務サマリー グローバルプレゼンス マーケットデータ 財務担当役員による2013 年度業績のレビューおよび分析 事業等のリスク 連結財務諸表および注記 主要グループ会社 投資家情報 IR サイトのご案内 編集方針 本アニュアルレポートでは、より多くのステークホルダーの皆様に深くご理解いただけるよう、 2 つの冊子を作成しました。経営戦略、事業別成長戦略に関する情報に加え、経営陣からのメッ セージを拡充した本誌のほか、石油・非鉄金属業界に精通していない方のために、基礎情報を 幅広くまとめた別冊「イントロダクション」をご用意しています。世界有数の「総合エネルギー・ 資源・素材企業グループ」への飛躍を目指す当社グループについて、多くの皆様にご理解いた だければ幸いです。また、ウェブサイトでは、より網羅的かつ詳細に情報を掲載しています。 併せてご活用ください。 JXグループが関わる石油、金 ウェブサイト:株主・投資家情報 属ビジネスについて理解を深め たい方は、別冊「イントロダク http://www.hd.jx-group.co.jp/ir/ ション」を事前にご覧ください。 本アニュアルレポートに関する注意事項 • 将来の見通しに関する記述について • 和文版アニュアルレポートの位置づけについて 本アニュアルレポートには、将来見通しに関する記述が含まれていますが、実際の結果 英文アニュアルレポートと和文アニュアルレポートとで、内容上の重要な相違が生じない は、 さまざまな要因により、 これらの記述と大きく異なる可能性があります。かかる要因と ように配慮して作成していますが、和文アニュアルレポート所収の連結財務諸表について しては、 (1)マクロ経済の状況またはエネルギー・資源・素材業界における競争環境の は、監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しており、和訳された連結財務諸表自体は (3)訴訟などのリスクなどが含まれますが、これら 変化、 (2)法律の改正や規制の強化、 新日本有限責任監査法人の監査の対象となっていません。 に限定されるものではありません。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 ごあいさつ 代表取締役社長 松下 功夫 代表取締役会長 木村 康 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 マネジメントメッセージ JXグループの企業価値の最大化を図るべく、迅速かつ 機動的な意思決定と業務遂行を推進するとともに、 健全性と透明性の高い組織の構築に努めます。 石油業界、金属業界ともに構造的な変革が求められる中、先手を打って経営統合を実現してから 4 年。 成長の軌跡 統合、そして融合はスムーズに進んだと自負しています。 JXグループの事業体制は、持株会社であるJXホールディングスが、グループ企業価値の最大化に向け、 中長期のグループ戦略策定と、これを実現させるための経営資源の配分およびリスク管理に注力し、エネ ルギー、石油・天然ガス開発、金属の各中核事業会社がグループの各事業を担っています。グループ全体 を扇に例えるなら、その扇の要がJXホールディングスであり、扇全体を形づくる骨と面にあたるのが中核事 中核事業別レビューと戦略 業会社です。各中核事業会社が扇の骨と面を広げていき、それらがバランスよく、大きくきれいに開くために、 JXホールディングスが要として支える役割を担っているといえるでしょう。 この体制をより強固なものとするため、JXグループ中核事業会社の社長などは、JXホールディングス の非常勤取締役も兼ねており、取締役会においては、常勤取締役、社外取締役とともにグループ一体と なった事業戦略を審議しています。 経営の健全性と透明性確保の観点からは、当社は教育・研究や、会社経営、国際関係など、それぞれに 高い見識と豊富な経験を有する 4 名の社外取締役を選任し、独立した観点で経営に対するさまざまな意見 経営管理体制 や助言をいただいています。また、監査役設置会社として、5 名の監査役を選任し、そのうち過半数の 3 名を やはり高い見識と豊富な経験を有する独立した社外監査役とすることで、監査の実効性を確保しています。 このように、JXホールディングスの取締役会においては、常勤取締役、非常勤取締役、社外取締役が活発 に議論することで、グループとしての最適な事業戦略の推進と、経営の透明性確保の両立を図っています。 当社はエネルギー・資源・素材における創造と革新を通じて、持続可能な経済・社会の発展に貢献するこ 成長とともに果たすべき役割 とを企業理念として掲げていますが、これを実現させるためには経営の健全性と透明性の確保が大前提と なります。あらゆる事業活動において公正で責任ある企業行動を実践しつつ、社会的責任を果たした上で、 企業価値の最大化を図っていきます。 2014 年 9 月 代表取締役会長 代表取締役社長 財務情報 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 すべてのステークホルダーの皆様へ 既存事業からの安定した利益および資金 を、投資額の大きい石油や天然ガス、 金属資源の開発や、新たなエネルギー ビジネスへ振り向け、確度の高い成長を 実現していきます。 代表取締役社長 松下 功夫 JXグループについて ■ JXグループ発足から今日まで 2010 年に新日本石油と新日鉱ホールディングスが経営 「JXファースト」で考えることを社員一人ひとりに徹底し 統合し、JXグループが発足してから今日までのおよそ 4 年 て求め、社員もそれに応え、しっかりと成果を出してくれ 間は、自らの社会人人生の中でも特に短く感じられた 4 年 ました。 間でした。統合当時を振り返ると、石油業界と金属業界は 両社とも 100 年以上の歴史があるため、軋轢を懸念す ともに 需 要 が 低 迷し、構 造 的 な 変 革 が 迫られた 時 期 で る声も聞かれましたが、両社の危機意識や仕事の価値観 した。私たちは、環境の変化に先手を打ち、激化する競争 が比較的似通っていたこともあって、極めてスムーズに融 を勝ち抜くべく、経営統合に踏み切ったわけですが、融合す 合できたと思います。また、2011 年 3 月に発生した東日本 るまでにそ れなりの 時 間 がかかると覚 悟して いました。 大震災をきっかけに、寸断されたサプライチェーンを一刻 しかし、想 定 以 上に早く進 んだと見ています。統 合 前 の も早く復旧させようと、社内に一体感が生まれたことも、 それぞれのやり方に固執するのではなく、すべてにおいて 統合から融合へ加速した一因となりました。 ■ JXグループが描くビジョン JXグループは、エネルギー・資源・素材の分野で、上 ありますが、その一方で上流の資源部門の利益が高くな 流から下流までバリューチェーンを広く構築しており、各 るため、グループ全体で見ると収益のバランスがとれる構 事業を専業で行っている他社と比べると、収益基盤に厚 造となっています。 みがあります。例えば、資源価格が上昇すると、精製や製 錬部門では原材料コストが上昇し、収益が悪化する恐れが JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 しかし、原油価格や銅価格をはじめ、為替や金利動向など、 さまざまな 要 因 が 当 社グ ル ープ の 業 績に影 響 を 及 ぼし 因が見通しにくい昨今において、ある部門に一極化すると、 です。その内訳は、上流部門への投資割合が大きいですが、 業績のボラティリティが高まり、持続的かつ安定的な成長 決して上流部門へ業態をシフトしていくという意味ではあ は見込めません。そこで、今の事業構造をさらに強化する りません。中下流部門では、精製や製錬設備の競争力維 とともに、高度な精製・掘削・製錬技術や付加価値の高い 持・強化のために一定の修繕・更新投資が必要であり、そ 独自商品の開発も進め、環境変化に一層左右されにくい の 分も投 資 計 画に含まれています。しかし、上 流 部 門は 基盤を構築します。 1 件当たりの投資額が大きく、全体で見ると中下流部門の 現在の収益構造は、全体を 100 とした場合、石油:非石 成長の軌跡 の設備投資(うち 8,300 億円が戦略投資)を実施する考え マネジメントメッセージ ます。選択と集中もある程度は必要ですが、そうした外部要 投資割合がやや小さくなります。 50:50 の割合とするには、それぞれの事業規模が大き れを 2020 年にはそれぞれの 割 合を 45:55 、50:50 にし いことを踏まえれば極めてチャレンジングな目標ですが、 たいと考えており、投資計画もこの前提に基づいて策定さ 変化の激しい環境で持続的に成長し続けていくためにも、 れています。2014 年 3 月期から 2016 年 3 月期までの第 2 バランスをとりながら全体のパイを大きくしていきたいと 次中期経営計画(第 2 次中計)期間中は、1 兆 3,000 億円 考えています。 中核事業別レビューと戦略 油では 65:35 、上流:中下流では 40:60 の割合です。こ 中期経営計画 ■ 不確実性の高い事業環境 当社グループを取り巻く事業環境は、従来に増して不確 中心に伸びていくと考えています。 原油価格は、世界経済が今後も拡大していく中で、高止 クスの浸透により、円安と株高が進行し、景気は緩やかな まりが続くと見ています。ただ、価格の決定要因として、 がら回 復 傾 向にあります。しかし、少 子 高 齢 化をはじめ、 金融情勢や地政学的リスクもかなり影響するため、高値な 燃費効率の高い車の普及など、石油製品の需要が構造的 がらボラタイ ル な 動 きになりそうです。また、シェー ル に減少する流れは変わっていません。また、東日本大震災 オイル・ガスの登場により、需給バランスが変化しつつあ 以降、新しいエネルギー源の確保へ向けた動きもあり、当面、 り、価格への影響を注視していく必要があります。 先行きは不透明と見たほうがよさそうです。 銅価格は、中国での景気減速懸念から、以前と比べ低 成長とともに果たすべき役割 一方、世界を見ると、米国や欧州の経済は回復基調にあり、 経営管理体制 実性が高まっていると感じています。国内では、アベノミ 位に推移し、2014 年 3 月には 1 ポンド当たり 300¢ を下回 中国を中心としたアジア諸国は以前ほどの勢いはないも る局面もありましたが、今後は、アジア域内での底堅い需 のの、引き続き経済発展を遂げていくことは間違いありま 要を背景に、徐々に回復していくものと見ています。 せ ん。従って、石 油や 天 然ガス、非 鉄 の 需 要もアジアを ■ 飛躍へのスタートを切った第 2 次中期経営計画 2011 年 3 月期から 2013 年 3 月期までの第 1 次中期経営 計画では、計画期間の 3 年間で、原油処理能力を削減し、 の成長に向けた戦略投資へ振り向けました。 第 2 次中計では、第 1 次中計で先行投資した案件から、 リターンを着実に積み上げていきます。定量目標として 体制を構築したほか、統合シナジー創出と製油所効率化 は、経常利益 4,000 億円以上、ROE10% 以上、ネット D/E につ い ては 1,159 億 円 の 効 果を実 現しました。また、約 レシオ 0.9 倍以下を掲げています。 財務情報 グループ製油所全体の稼働率を高め、競争力のある生産 9,600 億円の設備投資を実施し、うち約 7,000 億円を将来 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 すべてのステークホルダーの皆様へ ■ 2014 年 3 月期の総括 第 2 次中計初年度となった当期( 2014 年 3 月期)は、在 構造高度化法もあり、需給バランスに対して業界全体の 庫 影 響 を 除 い た 実 質 経 常 利 益 が 前 期 比 880 億 円 減 の 考え方もずいぶん変わりました。以前よりも適正水準にあ 1,830 億円となりました。各事業におけるコスト削減や円 るといえる 2014 年 4 月以降の需給バランスは当面継続す 安による増益効果があったものの、エネルギー事業が赤 る見込みですが、マージンの一層の安定化には、各社が 字となるなど、厳しい結果となりました。 自立的な判断の下、需要変動に見合った販売施策や機動 エネルギー事業では、製油所の安定操業によりパラキシ 的な輸出施策などを講じていくことが肝要です。当社グ レンなどの 販 売 量が伸び、収 益に寄 与したもの の、精 製 ループも、機動的な製品輸出や化学品生産へのシフトを マージン、特に白油マージンの著しい悪化により苦戦を強 推し進めていきます。 いられました。 石油・天然ガス開発事業については、主に生産量の自 精製マージンについては、当期は需給ギャップと各社に よる販売競争の下、非常に低い水準にありましたが、2014 りキャッシュが増加し、前期比で増益となりました。 年 4 月以降、原油処理適正化に加え、各社の定期修繕など 金属事業についても、銅価格が低水準だったものの、円 もあり、健全化の兆しが見られます。国のエネルギー供給 安による増益効果から、ほぼ前期並みの業績となりました。 ■ 第 2 次中期経営計画の進捗 2013 年 3 月に公表した第 2 次中計、すなわち当初計画 続による収益力の強化、およびキャッシュ・フローの回復 に対し、当期( 2014 年 3 月期)の業績は非常に残念な結果 に取り組みます。一方、戦略投資プロジェクトについてです になったと受け止めています。次期( 2015 年 3 月期)も、 が、エネルギー事業における韓国でのパラキシレンプロ 精製マージンの回復や円安の進行による収益の底上げは ジェクト、石油・天然ガス開発事業におけるパプアニューギ あるものの、化学品市況や銅価格の下落などにより、既存 ニアでの LNG プロジェクトが生産を開始したほか、金属事 事業は厳しい環境下にあります。また、チリ・カセロネス 業においてはカセロネス銅鉱山が銅精鉱の生産を開始しま 銅鉱山や北海油ガス田開発における生産開始が当初計画 した。さらに、石油・天然ガス開発事業では、英国北海の よりも遅れており、2015 年 3 月期については当初の利益 キヌール油田が本年中の生産開始を予定しています。 計画を達成することは難しいと見ています。 こうした収益状況と先にご説明した事業環境を踏まえ、 既 存 事 業 の 立て直しに取り組むとともに、戦 略 投 資プロ ジェクトの確実な立ち上げを同時に進めていきます。 具体的には、既存事業について、エネルギー事業の精製 マージンの安定化、安全・安定操業およびコスト削減の継 ■ これらのプロジェクトは第 2 次中計最終年度の 2016 年 3 月期には、年間を通じて収益へ本格的に寄与すると期待 しています。 中期経営計画における各事業の取り組み 取り組みの詳細についてはP023以降の「中核事業別レビュー と戦略」をご覧ください。 2015 年 3 月期業績見通しについて * 2015 年 3 月期業績については、原油価格は 105ドル/ 然減退により、販売数量が減少しましたが、円安進行によ のの、精製マージンの回復をはじめ、金属事業における買 バーレル、銅価格は 317 セント/ポンド、為替レートは 101 鉱 条 件 の 良 化といった既 存 事 業におけるプラス要 因と、 円 /ド ル を 前 提 に、経 常 利 益 は、前 期 比 573 億 円 減 の カセロネス銅・モリブデン鉱床開発プロジェクトなどの戦略 2,450 億円となる見通しです。在庫影響を除いた実質経常 投資案件が収益に寄与し始めることから、前期比 870 億円 利益については、化学品市況の低迷や石油・天然ガス開 増の 2,700 億円となる見込みです。 発事業におけるコスト増加といったマイナス要因があるも * 2014 年 7 月公表時点 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 マネジメントメッセージ ■ 投資・財務戦略 そこで、第 2 次中計の残り 2 年間において、設備投資の 余儀なくされていることから、財務体質の改善も厳しい状 計画変更や一部資産の売却など、バランスシートの改善 況にあると言わざるを得ません。この 2 年間は、もともと 策を新たに講じ、財務体質の強化を図ります。戦略投資か 第 1 次中計期間から手掛けてきた大型戦略プロジェクトへ らのリターン拡大による収益計画の着実な実行と併せ、バ の投資を先行する予定で、当期は第 2 次中計で計画してい ランスシート改善にも取り組むことで、ROE を高めていく る 1 兆 3,000 億円のうち、約 5,000 億円の投資を実行しま 考えです。フリー・キャッシュ・フローについても黒字を維 した。ただ、当初の予定通りとはいえ、2013 年末時点で 持する方針です。仮に条件面で既存プロジェクトを上回る のネット D/E レシオは 1.2 倍となっており、このままの状態 案件があれば、一時的に負債レバレッジを高めて資金を投 が続けば、第 2 次中期経営計画で掲げたネット D/E レシオ 下することもありえますが、その時の資産規模や事業環境 0.9 倍以下の達成が困難になります。今後の成長投資に備え、 を十分に勘案し、個々の採算性をきっちりと精査した上で 財務体質の一層の強化は喫緊の課題です。 実行に移していきます。 中核事業別レビューと戦略 ■ 成長の軌跡 当期と次期の収益計画が、当初計画に対し、下方修正を 株主還元について 第 2 次中計における株主還元については、年間 16 円を 16 円とさせていただく予定です。会社として、株主還元の ベース配当とした株主還元の拡大を図ることを基本方針と 拡大を常に検討する姿勢に変わりはなく、既存事業の収益 しています。この方針の下、当期の年間配当については、 力を強化・安定させ、戦略投資からのリターンの実現を見 エネルギー事業の収益状況が非常に厳しい結果となった 届けた段階で、増配を軸に、さらなる株主還元を図ってい ものの、16 円とさせていただきました。 きたいと考えています。 経営管理体制 2015 年 3 月期の配当予想については、当期に続き年間 成長を支える基盤 ■ 中長期的な成長に不可欠な CSR CSR は企業の成長に不可欠だと認識しています。企業 成長とともに果たすべき役割 が成長を続けていくためには、社会からどれだけ必要とさ れるか、その存在意義が問われるからです。利益目標を 達 成するだけではなく、事 業 活 動を通じて、環 境および 社 会 的 価 値 を い か に 創 出して いくか が 求 めら れ ま す。 人々の生活を支え、経済の基盤を担う企業グループとして、 社会や経済の発展に不可欠なエネルギーや資源、素材を 安定的に供給していく使命があります。 第 2 次 中 計を社 内に周 知する際も、計 画はコンプライ 財務情報 アンス、ガバナンス、CSR 活動の上に成り立っていると伝 えました。事実、中期経営計画にも、 「コンプライアンスの 徹底に基づく適正なガバナンスと CSR 推進体制の確立を 前提とする」ことを明記しています。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 すべてのステークホルダーの皆様へ これからも、JXグループは「エネルギー・資源・素材の X(みらい)を。」をスローガンに、それぞれの分野で、 「エ 利用と循環型社会」、そして「低炭素社会」の実現を追求 していきます。 ネルギー・資源・素材の安定供給」、 「資源の持続可能な 最後に ̶松下社長が見据えるビジョン̶ ■ 確度の高い成長の実現へ 繰り返しとなりますが、エネルギー・資源・素材の幅広 い分野で、上流・中流・下流のバランスのとれたポートフォ る理解はまだ十分に得られていないと感じています。私は、 リオ経営を進めていくことができれば、どんな変化にも対 事 業 活 動 の 成 果 だ け で なく、私 た ち の 考 えや 方 針、ビ 応していくことができると確信しています。 ジョンをこれまで以上に丁寧かつ積極的にお伝えしていき 目指すべきビジネスモデルは、国内の石油精製販売を たいと考えています。株主・投資家をはじめとするステー はじめとする既存事業からの安定した利益および資金を、 クホルダーの皆様からのご期待に応えるべく、トップとして 投資額の大きい石油や天然ガス、金属資源の開発や、新 グループ全社員を力強くリードし、今取り組んでいる中期 たなエネルギービジネスへ振り向け、確度の高い成長を 経営計画の達成に全力を尽くす所存です。引き続き、ご支 実現していくというものです。 援のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。 今後、2030 年を見据えた新たな長期ビジョンを策定す る予定ですが、現在取り組んでいる市況耐性を有する事業 ポートフォリオの構築に加え、2030 年に向けては、新たな 技術や事業を創出したり買収したりしながら、より大きな 収益基盤の構築を目指す考えです。 代表取締役社長 統合から 4 年。事業認知度も含め、当社グループに対す JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 成長の軌跡 P014 JXグループの成長戦略 P016 • 第 2 次中期経営計画の進捗 P020 • 過去 5カ年の業績推移 P022 • 長期ビジョン(2020 年の目指す姿) JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 JXグループの成長戦略 2020年の長期ビジョン実現に向けた 中期経営計画 3,561億円 第 1 次中期経営計画(中計)の成果を礎に、2013 年度より 2,913億円 第 2 次中計に取り組んでいます。世界有数の「総合エネル ギー・資源・素材企業グループ」へと発展するための「飛躍 のスタート」の期間と位置づけ、コンプライアンスの徹底に 基づく適正なガバナンスと CSR 推進体制の確立を前提に、 収益性・成長性・柔軟性の確保を目指した事業戦略を遂行し、 経営統合 グループ企業価値の最大化を目指しています。 3,000億円規模の利益創出 在庫影響を除いた実質経常利益 2009 2010 2011 2010–2012年度 第1次中計 ∼飛躍の礎∼ –153億円 第1次中計における成果 石油精製販売事業の劇的な変革 原油処理能力の削減 統合シナジー創出・製油所効率化 2008年12月 179万バーレル/日 2014 年 4 月 121万バーレル/日 実績 高度化法対応が完了 1,159億円 (2009年度対比の2012年度効果額) 高収益部門への経営資源の優先配分 設備投資・投融資(2010 ∼ 2012年度 3年間合計) 実績 総額 9,580億円 うち戦略投資 7,110億円 主な戦略投資 事業区分 主な内容 金属 カセロネス銅・モリブデン鉱床開発プロジェクト 石油・天然ガス開発 パプアニューギニアLNGプロジェクト エネルギー 韓国パラキシレン合弁事業 JXホールディングス株式会社 英国北海資産買収(キヌール油田ほか) Annual Report 2014 生産開始時期 2013年度 2014年度(キヌール油田) 2014年度 2014年度 マネジメントメッセージ 4,000億円以上 成長の軌跡 2,710億円 1,830億円 中核事業別レビューと戦略 大型戦略投資案件の利益貢献 2012 2013 2015 第2次中計の事業別の情報はP023へ 経営管理体制 2013–2015年度 第2次中計 ∼飛躍のスタート∼ 2013年度の主な取り組み 既存事業における圧倒的な競争力の実現による安定的な収益力の確保 • 鹿島製油所への溶剤脱れき装置の新設および 成長とともに果たすべき役割 発電設備の設置を決定 • 室蘭製油所の石化工場化に向けた原油処理停止 • Dr. Drive のリニューアルの推進 • 銅精鉱・硫酸兼用船 2 隻体制スタート Dr. Driveリニューアル後の サービスステーション カセロネス銅精鉱 出荷第 1 船(鉱硫号)への積載の様子 高収益・高成長部門への経営資源優先配分 • カセロネス銅鉱山での銅地金生産開始 • 豪州フィヌケイン・サウス油田での商業生産開始 財務情報 • 3 つのプロジェクト * の稼働に向けた取り組み * パラキシレンプロジェクト(韓国)、LNG プロジェクト(パプアニューギニア)、 カセロネスプロジェクト銅精鉱生産(チリ) パプアニューギニアLNG 設備 カセロネス銅鉱山外観 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 JXグループの成長戦略:2020 年の長期ビジョン実現に向けた中期経営計画 第 2 次中期経営計画の進捗 第 2 次中計(2013 年 3 月公表)の概要 基本方針 「コンプライアンスの徹底に基づく適正なガバナンスと CSR 推進体制の確立」を前提として、収益性・成長性・柔軟性 の確保を目指した事業戦略を遂行し、グループ企業価値の最大化を目指します。 • 既存事業における構造改革の継続と安全・安定操業を通じて、圧倒的な競争力を実現し、 収益性 安定的な収益力を確保 • 既投資案件からの確実なリターンを実現 成長性 • 高収益・高成長部門へ経営資源を優先配分 柔軟性 • 事業環境変化に対応できる強靭な財務体質を構築 数値目標など 前提条件(2015年度) 為替 90円/ドル 原油価格(ドバイスポット) 110ドル/バーレル 銅価(LME) 360セント/ポンド 第2次中計 4,000億円以上(2015年度) 3,000億円以上(2012年度) ROE 10%以上(2015年度) 10%以上(2012年度) ネットD/Eレシオ 0.9倍以下(2015年度) 1.0倍以下(2012年度) 1兆3,000+α億円* (2013 ∼ 2015年度合計) 9,600億円 (2010 ∼ 2012年度合計) 経常利益 数値目標など (参考)第1次中計 設備投資・投融資 * 事業環境の変動に応じた追加的な戦略投資案件については「α」において検討 利益計画(在庫影響を除いた実質経常利益) (億円) 4,200 ROE10% 以上 既存事業における構造改革の継続により 圧倒的な競争力を実現し、 安定的な収益力を確保 2,710 ROE8.7% その他 カセロネスほか 3,100 その他 250 その他 金属 大型戦略投資 からのリターン +1,100 281 金属 金属 850 +200 開発 1,100 650 936 事業拡大を目的とした 戦略投資からのリターンで 増益を実現 エネルギー エネルギー 英国北海買収資産 パプアニューギニア LNG ほか 韓国パラキシレンほか 開発 開発 1,300 +450 465 (9%) 250 +450 エネルギー 1,550 1,350 1,028 (年度) 2012 JXホールディングス株式会社 2015 Annual Report 2014 ← (構造改革継続時の既存事業ベース) 2015 ROE10%以上 経常利益4,000億円以上 (億円) 5,000 その他 金属事業 石油・天然ガス開発事業 エネルギー事業 マネジメントメッセージ 中計目標 在庫影響を除いた実質経常利益・ROE*1 推移 (%) 10.0 10.1 8.7 4,000以上 4,000 8.0 3,561 成長の軌跡 3,000 6.0 2,913 2,710 5.2 5.2 2,000 2,700 大型戦略投資 からのリターン 1,830 1,000 4.0 2.0 既存事業の 構造改革 0 0 中核事業別レビューと戦略 –153 –1,000 –2,000 (年度) 2009 2010 *1. ROE 算出に用いる当期純利益 2011 2012 2013 2015(中計) 第2次中計 ∼飛躍のスタート∼ 第1次中計 ∼飛躍の礎∼ は在庫影響を含む 2014(見通し) *2. 2010 年度の ROE は、負ののれん 一括償却益の影響を除く 2013年度 2014年度 今後の課題 既存事業の構造改革 • 各社、高度化法への対応が完了し、需給バラン • 需要減が続く中、機動的な輸出や石化 激しい販売競争に より需給が悪化 スは適正な水準に。当面は適正な需給環境が 維持できる見通し。 シフトなどによる需給バランスの維持 経営管理体制 • 供 給 能 力 過 剰と 大型戦略投資からのリターン • 戦略投資からのリターンが貢献開始 • 戦略投資からの安定的なリターン確保 主要経営指標 (億円) 1.3 1.2 80,000 72,749 60,000 1.2 1.5 1.2 中計目標 0.9以下 77,818 62,991 0.9 財務体質強化と成長への備え 40,000 20,411 16,178 22,992 25,200 19,427 21,351 2013.3 2014.3 中計目標達成に向けて財務体質の 立て直しを図り、さらなる成長投資 に備えるため、第 2 次中計期間にお いて、設備投資圧縮・凍結、資産売 却などの施策を講じる。 0 0.6 財務情報 20,000 (倍) 成長とともに果たすべき役割 総資産 自己資本 ネット有利子負債 ネット D/E レシオ(右軸) 100,000 0.3 0 2010.4 2016.3 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 JXグループの成長戦略:2020 年の長期ビジョン実現に向けた中期経営計画 第 2 次中期経営計画の進捗 設備投資の進捗 第2次中期経営計画 (2013 ∼ 2015年度) 2013年度(実績) エネルギー 5,400 1,400 韓国パラキシレンほか 石油・天然ガス開発 3,900 1,600 PNG LNG、英国北海ほか 金属 3,000 1,900 カセロネスほか 700 100 13,000 5,000 (億円) その他 合計 2013年 7月 石油・天然ガス開発 オーストラリア北西大陸棚WA-49-R 2013年 4月 エネルギー 日本初となるガソリンスタンド一体型 鉱区においてガスを発見 水素ステーションを神奈川県海老名市に 8月 オープン 4月 金属 エネルギー エネルギー 8月 エネルギー 9月 水素ステーションを愛知県名古屋市に 石油・天然ガス開発 6月 石油・天然ガス開発 マレーシア・サラワク州沖における 新規探鉱鉱区を取得 オープン 石油・天然ガス開発 福島県・秋田県・沖縄県でのメガソーラー 発電事業の開始を決定 中京圏初となるガソリンスタンド一体型 5月 鹿島製油所への溶剤脱れき装置および 発電装置の設置を公表 精密部材・コネクターなどを製造する掛川 新工場が操業開始 5月 主な投資先 オーストラリア北西大陸棚フィヌケ インサウス油田が商業生産を開始 オーストラリア北西大陸棚において 探鉱鉱区権益を取得 2013 2013年 10月 エネルギー 山口県でのメガソーラー発電事業の開始を決定 10月 エネルギー(株)LIXILと業務提携契約を締結 10月 エネルギー ファーストソーラー社と太陽電池モジュールの 日本市場での販売事業に関する契約を締結 11月 11月 エネルギー かすみがうらメガソーラー発電所が竣工 石油・天然ガス開発 ベトナム沖15-2鉱区ランドン油田の権益 期間を延長 11月 石油・天然ガス開発 マレーシア・サラワク州沖において探鉱鉱 区権益を取得 11月 金属 フラットパネルディスプレイ用および半導体用 スパッタリングターゲットを生産する台湾日鑛金属 股份有限公司龍潭工場が竣工 12月 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 金属 銅精鉱・硫酸兼用船(鉱硫船) 「鉱硫号」が竣工 マネジメントメッセージ 2014年 1月 東邦チタニウム (株)がサウジアラビア王国におけ 金属 るスポンジチタン製造合弁事業について基本合意 2月 エネルギー インドネシアにおける燃料油の輸入・販売事業の 開始を決定 2月 エネルギー インドにおける潤滑油合弁販売会社設立に向けた 覚書を締結 3月 3月 エネルギー 金属 マレーシアLNG社とLNG売買契約を締結 JX金属苫小牧ケミカルにおいて低濃度PCB廃棄物 無害化処理の環境大臣認定を取得 成長の軌跡 2014 中核事業別レビューと戦略 2014年 5月 石油・天然ガス開発 マレーシア・サラワク州沖ラヤン油ガス田の開発移行を決定 5月 石油・天然ガス開発 パプアニューギニアのLNGプロジェクトから、LNGの出荷を開始 金属 カセロネス銅鉱山で銅精鉱の生産を開始 5月 6月 エネルギー 韓国パラキシレンプロジェクトで、製造設備の商業運転を開始 7月 エネルギー 水島製油所における石油コークス発電設備の新設を決定 7月 石油・天然ガス開発 米国における石炭火力発電所の排ガス活用による原油増産 プロジェクトの開始を決定 7月 8月 8月 エネルギー 水素事業運営会社「(株)ENEOS水素サプライ&サービス」の設立を決定 石油・天然ガス開発 オーストラリア北西大陸棚WA-435-P鉱区において原油を発見 石油・天然ガス開発 ベトナム南部海上05-1b、05-1c鉱区においてガス・コンデンセート層 を発見 金属 経営管理体制 8月 バイオマイニング技術の商業化適用を開始 進行中・検討中のプロジェクト ● 英国北海マリナー油田開発 成長とともに果たすべき役割 ■ カリーンガス田開発 電力システム改革に対応した事業拡大 八戸・釧路LNG基地の立ち上げ ● 鹿島製油所ボトム対策 ● 石油精製販売の強靭なサプライ チェーン構築 ■ ■ ■ カタールA 鉱区探鉱推進 ● マレーシア深海 R 鉱区 探鉱推進 ■ インドネシア ● アジア内需取り込みに タングー LNG第3トレイン ■ ケチュア・フロンテラなど の探鉱・FS推進 向けた海外事業強化 財務情報 ● 石油事業 ■ 非石油事業 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 JXグループの成長戦略:2020 年の長期ビジョン実現に向けた中期経営計画 計画 過去 5 カ年の業績推移 百万米ドル JXホールディングス(株)および連結子会社 億円 2014年3月期 2014年3月期 2013年3月期 2012年3月期 2011年3月期 2010年3月期* $120,599 ¥124,120 ¥112,195 ¥107,239 ¥96,344 ¥90,080 営業利益 2,076 2,137 2,515 3,278 3,344 1,305 経常利益 2,938 3,023 3,283 4,078 4,137 1,873 在庫影響を除いた 実質経常利益 1,778 1,830 2,710 2,913 3,561 (153) 当期純利益 1,040 1,070 1,595 1,706 3,117 731 総資産 $ 75,610 ¥ 77,818 ¥ 72,749 ¥ 66,904 ¥62,600 ¥61,967 純資産 25,518 26,263 23,274 20,448 18,862 17,657 有利子負債 27,222 28,017 25,493 22,826 22,646 2,965 ¥ 3,052 ¥ 2,656 ¥ 2,466 ¥ 2,114 投資活動によるキャッシュ・フロー (4,662) (4,798) (4,261) (1,986) (1,709) (2,413) 財務活動によるキャッシュ・フロー 1,750 1,801 1,541 (373) (712) 1,136 2014年3月期 2013年3月期 経営業績(会計年度) 売上高 財政状態(会計年度末) キャッシュ・フロー(会計年度) 営業活動によるキャッシュ・フロー $ 米ドル 2014年3月期 円 2012年3月期 2011年3月期 1株当たり情報 $ 当期純利益 0.42 ¥ 43.05 ¥ 64.13 ¥ 68.60 ¥ 125.35 純資産 8.34 858.66 781.30 701.31 654.77 配当金 0.16 16.00 16.00 16.00 15.50 37.2% 24.9% 23.3% 12.4% 配当性向 2014年3月期 2013年3月期 2012年3月期 2011年3月期 経営指標 ROE 5.2% 8.7% 10.1% 19.1% 自己資本比率 27.4 26.7 26.1 26.0 ネットD/Eレシオ 1.18倍 1.18倍 1.17倍 1.25倍 為替(円/ドル) ¥100 ¥ 83 ¥ 79 ¥ 86 原油価格(ドバイスポット、 ドル/バーレル) $105 $107 $110 $ 84 銅価格(LME、セント/ポンド) ¢322 ¢356 ¢385 ¢369 市況データ (注)米ドルの金額は、2014 年 3 月 31 日時点のレートで換算しています。 * 2010 年 3 月期の数値は、新日本石油(株)および連結子会社と新日鉱ホールディングス(株)および連結子会社の単純合算 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 ¥ 407 マネジメントメッセージ 為替レート 経常利益 (億円) (円/ドル) 100 5,000 90 4,000 4,137 4,078 3,561 3,000 70 2,000 60 1,000 50 0 0 2010年 4月 2011年 4月 2012年 4月 2013年 4月 2014年 4月 –1,000 (3 月期) 3,283 2,913 3,023 2,710 1,873 1,830 成長の軌跡 80 –153 2010 2012 2011 2013 2014 経常利益 在庫影響を除いた実質経常利益 中核事業別レビューと戦略 当期純利益・ROE ドバイ原油価格 (ドル/バーレル) (%) (億円) 120 30 4,000 100 3,117 3,000 20 80 19.1 2,000 60 1,706 1,000 20 1,070 10.1 731 経営管理体制 1,595 40 10 8.7 5.2 0 0 2010年 4月 2011年 4月 2012年 4月 2013年 4月 2014年 4月 (3 月期) 0 2010 2011 当期純利益(左軸) 2013 2014 ROE(右軸) 成長とともに果たすべき役割 銅価と在庫(LME) 2012 自己資本・ネット有利子負債・ネットD/Eレシオ (千トン) (セント/ポンド) 500 1,200 (億円) (倍) 25,200 25,000 22,992 1.25 1,000 400 20,000 800 300 15,000 200 10,000 100 5,000 20,406 20,311 16,283 1.17 1.3 21,351 19,427 1.18 1.18 1.2 17,442 600 1.1 400 0 2010年 4月 0 2011年 4月 LME 銅在庫(左軸) 2012年 4月 銅価(右軸) 2013年 4月 2014年 4月 1.0 0 0 (3 月期) 財務情報 200 2011 2012 2013 2014 自己資本(左軸) ネット有利子負債(左軸) ネット D/E レシオ(右軸) JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 JXグループの成長戦略:2020 年の長期ビジョン実現に向けた中期経営計画 長期ビジョン( 2020 年の目指す姿) 世界基準に照らして高い競争力のある事業を有する企業グループ 石油精製販売による安定的収益創出 エネルギー事業 サプライチェーン(製造・供給・販売)の競争 優位確立 総合エネルギー供給体制の実現 電気・ガス・石炭・太陽光・燃料電池・水素 安定的・効率的に エネルギーを変換・供給する 「エネルギー変換企業」へ 成長市場における事業拡大 基礎化学品・潤滑油・機能化学品 石油・天然ガス 開発事業 金属事業 オペレーターシップを主体に 持続的に成長する 石油・天然ガス 開発会社へ 銅を中心とする グローバル資源・素材 カンパニーへ 原油・天然ガス生産量20万バーレル/日へ 銅鉱山権益量35万トン/年へ 世界各拠点の人材・ノウハウを有機的に連携 世界トップクラスの銅製錬コスト競争力確立 埋蔵量補填率100%以上 世界No.1の電材加工製品シェア維持拡大 国内資源循環システムの確立と海外展開 バランスのとれた石油事業と非石油事業、上流事業と中下流事業 エネルギー事業 石油・天然ガス開発事業 金属事業 在庫影響を除いた実質経常利益のバランス 2012年度 2015年度 40% 45% 上流事業の範囲 エネルギー: 4 45% 55% 6 65% その他 上流事業 石油事業 2020年度 50% 非石油事業の範囲 石炭 エネルギー: 電気、ガス、石炭、太陽光・燃料電池、機能化学品 石油・天然ガス開発: 全事業 石油・天然ガス開発: LNGプロジェクト(マレーシア、インドネシア、パプアニューギニア) 金属: 金属: JXホールディングス株式会社 資源開発 Annual Report 2014 全事業 中核事業別レビューと戦略 P024 エネルギー事業 P028 FOCUS:パラキシレンプロジェクト P030 石油・天然ガス開発事業 P034 FOCUS:パプアニューギニア LNG プロジェクト P036 金属事業 P041 FOCUS:カセロネスプロジェクト JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 エネルギー事業 安定的・効率的にエネルギーを 変換・供給する「エネルギー変換企業」へ 決算概要 経常損益の推移 2013年度 2012年度 増減 107,550 96,996 +10,554 営業利益(億円) 799 1,389 △590 経常利益(億円) 1,082 1,616 △534 △79 1,028 △1,107 売上高(億円) (億円) 3,000 2,325 2,000 1,616 在庫影響を除いた 実質経常損益(億円) 1,128 1,000 国内燃料油販売量(百万KL) ドバイ原油価格*(ドル/バーレル) パラキシレン アジア価格(ドル/トン) 為替レート(円/ドル) * 3 月∼ 2 月の平均(≒到着ベース) JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 71 72 △1 105 109 △4 1,401 1,510 △109 100 83 +17 1,028 –79 0 (年度) 1,082 2011 2012 経常利益 在庫影響を除いた実質経常損益 2013 マネジメントメッセージ 将来のビジネスモデルを描くためにも、今 取り組んでいる第 2 次中計は確実に完遂し なくてはなりません。強い緊張感をもって 掲げた施策にスピード感をもって取り組ん でいく決意です。 成長の軌跡 JX日鉱日石エネルギー(株) 代表取締役社長 杉森 務 強固な事業基盤に加え、取り扱うエネルギーの種類の多 中核事業別レビューと戦略 エネルギー事業について Q. エネルギー事業の強みを教えてください 一方、当社は石油以外に電気、ガス、石炭のほか、太陽 光や風力といった新エネルギーを取り扱っており、お客様 潤滑油販売ともに国内シェア 40% に迫る圧倒的なシェア のニーズに合わせた供給が可能です。総合エネルギー化 を有しています。パラキシレン生産能力は年産 312 万トン を進めてきた背景には、脱石油をキーワードに燃料転換が とアジアで No.1 の規模を誇ります。当社はこの強固な事 進んでいることが挙げられますが、やはりより多くのお客 業基盤によるスケールメリットを享受するだけでなく、事 様の要望に応え、社会の発展に貢献したいという強い思 業基盤を活かし、石油精製設備のさらなる高度利用を可 いから、業界に先んじて地道に取り組んできた成果だと言 能としています。例えば、国内の石油製品需要は漸減傾向 えます。 経営管理体制 さが当社の強みです。事業基盤については、燃料油販売、 にありますが、石油精製設備を石油化学品製造設備へ改 造することで、競争力を維持・強化することができます。 低燃費車の普及や燃料転換が進むことを考えると、国内の 成長とともに果たすべき役割 事業環境 Q. 今後の事業環境をどのように見通していますか。 まえると、原油価格は一定の高値圏で推移するでしょう。 石油需要は、しばらくは減少し続けていくと見ており、構造的 同じく米国のシェールガス供給量増加については、LNG に供給能力が需要を上回る状況が継続するとも見ています。 価格を押し下げる可能性があると見ており、これによって 一方、世界に目を向けると、原油価格は地政学的リスク 石油化学品の生産コストに影響を及ぼす可能性があると の高まりから当面高止まりの状態が続くと想定されます。 見ています。ただし、パラキシレン、ベンゼンなどの芳香 米国におけるシェー ルオイル増産の動きが見られるもの 族はシェールガスからは製造できないため、需給がタイト の、中東・北アフリカ情勢が不透明さを増しており、その になり、市況も上がってくる可能性があります。 地政学的リスクがすぐに解消される可能性は低いことを踏 財務情報 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 エネルギー事業 第 2 次中期経営計画 【製油所の競争力強化】 Q. 第 2 次中期経営計画の最重要課題である石油精製販売事業の強化について、進捗状況を教えてください。 製油所の競争力強化に向けて、製油所装置トラブルを抜 石化工場化に向けた改造工事も完了しました。同所は今 本的に削減し、安全・安定操業の徹底を図るとともに、最 後、パラキシレン原料を製造・輸出するとともに、灯油をは 適生産体制の構築を進めており、トラブル件数は着実に じめとする石油製品の物流拠点として役割を果たします。 減ってきています。同時に、石油製品の精製過程で生じる 販売面では、系列サービスステーション( SS )において、 重質油を、ガソリンや石油化学製品、電気など、より付加価 新設およびセルフ化改造による販売ネットワークの強化に 値の高い製品に変換する「高度利用」にも取り組んできま 加え、カード戦略の見直しやカーケアサービス「Dr. Drive」 した。例えば、鹿島製油所に重質油から軽質油留分を抽出 導入店舗の拡大を通じた競争力向上に取り組んでいます。 する SDA(溶剤脱れき装置)の新設および、同装置の残渣 カード戦略については、より多くのお客様に SS へお越しい 油を活かした発電設備の設置を決定したほか、2014 年 3 月 ただけるよう、カードの魅力を高めるための諸施策に注力 には室蘭製造所(旧・室蘭製油所)の原油処理機能を停止、 しています。 Q. 今後、競争力をさらに高めていくためのポイントを教えてください。 需要に合わせた供給を行うため、適正な需給施策を機 動的に、徹底的に行っていきます。 2014 年 3 月末を対応期限とするエネルギー供給構造高 度化法により、当社グループを含む全国の製油所から余剰 ます。当社グループには 7 つの製油所がありますが、製油所 の安全・安定操業体制の確立を前提として、需要に見合う 効率的な製油所体制を確立することで、まずは自らの競争 力を向上させていくことが最優先と考えています。 な原油処理能力が削減されましたが、日本全体の製油所の また、販 売 ネットワークにつ い ても、強 靭 な サプライ 競争力強化を考えると、今後、他社間での提携や統廃合な チェーンネットワークの構築を目指し、今まで以上に効率 どによる、さらなる能力削減の動きが加速すると予想してい 化を進めていきたいと考えています。 【総合エネルギー化】 Q. 総合エネルギー化の今後の方針についてお聞かせください。 国内では、2016 年に電力の小売り自由化が決まり、当 共同で運営する川崎天然ガス発電所などを通じて、約 130 社にとって大きなビジネスチャンスと捉えています。なぜ 万 kW の発電能力を有しており、本格的に電力事業へ参入 なら、当社が行っている石炭、ガス、新エネルギーといっ するために必要な規模は十分に有しています。 た事業はすべて電気につながっており、総合エネルギー なお、今後、電気やガス、水素を販売する際には、石油 化に伴って、シナジー効果が期待できるためです。当社で 製品販売で大きなブランド力を持つ ENEOS ブランドを積 は、1990 年代に参入した石油火力発電に加え、精製過程 極的に活用していきたいと考えています。 で生まれる残渣留分を使った火力発電、東京ガス(株)と 【海外市場におけるプレゼンス拡大】 Q. 海外プレゼンス拡大に向けた取り組みについてお聞かせください。 SK グローバルケミカル社(韓国)と合弁で設立したパラ キシレン製造設備が、2014 年 6 月より商業生産を開始しま 製油所の高度利用を加速していく方針です。 潤滑油においても、インドネシアでの商業生産に続き、 した。アジアにおけるパラキシレン外販のトップメーカー SK ルブリカンツ社(韓国)と共同で高機能ベースオイル製 としてのプレゼンスをさらに高めるとともに、日本国内の 造を開始したほか、ベトナムでも製造設備が完成、商業生 製油所からパラキシレン原料を本工場に供給することで、 産を開始しました。潤滑油事業の海外拠点は、世界で合計 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 マネジメントメッセージ 26 カ所を数え、年間約 50 万 KL を販売しています。これを、 2015 年には 70 万 KL 、2020 年には 90 万 KL へと伸ばして いく考えです。また、販 売 チャネ ルを拡 大させ、従 来 の OEM(供給先ブランド名による製造)に加えて、自社ブラン ドの潤滑油の販売量も増やし、さらなる収益拡大を図ってい きます。機能化学品については 2014 年 4 月から社内カン パニー制へ移行し、ビジネスシーズの発掘から商業化まで 成長の軌跡 の 一 連 のプロセスをより機 動 的にする組 織としました。 今後の成果に期待しています。 石油の精製・販売事業が今後もコア事業であり続ける 2016 年度からスタートする第 3 次中期経営計画で、今後 ことは変わりませんが、国内の石油需要が減少する分を の成長戦略を明らかにしますが、基本的な考え方として、 別の柱で補っていく必要があります。 2030 年までにどんな企業像でありたいか、中長期的な視 特に、海外展開による石油事業の拡大に注力していき たいと考えています。その一環として、2014 年 4 月にシン 中核事業別レビューと戦略 杉森社長が見据えるビジョン Q. エネルギー事業の将来像および新社長としての抱負についてお聞かせください。 点 で 目 指 す べ きビジネスモ デ ルを 描 き、そ の マイ ル ス トーンとして第 3 次中計を位置づける考えです。 将来のビジネスモデルを描くためにも、今取り組んでい ドネシアで軽油の輸入販売事業を開始するとともに、東南 る第 2 次中計は確実に完遂しなくてはなりません。しかし、 アジア地域でのバリューチェーンを俯瞰しながら、一例と 2013 年度は計画比大幅な未達と大変厳しい結果となりま して石油精製の製油所建設や燃料油販売事業に関われな したので、2014 年度は 2013 年度の分も含めて 2 年分の いか、日本での元売りのように精製から販売まで一貫して 成果を出す必要があります。強い緊張感をもって掲げた 事業を手掛けられないか、といった視点でビジネスチャン 施策にスピード感をもって取り組んでいく決意です。 経営管理体制 ガポールに「東南アジア事業開発部」を新設しました。イン スを探っています。 成長とともに果たすべき役割 第 2 次中計の進捗 第 2 次中計の基本戦略 2014 年 3 月期の主な取り組み 室蘭製油所の石化工場化に向けた原油処理停止 基幹事業である石油精製販売の収益力強化 鹿島製油所への溶剤脱れき装置の新設および発電設備の設置を決定 Dr. Drive リニューアルの推進 八戸・釧路 LNG 基地の建設が進捗 メガソーラー発電事業の推進 ファーストソーラー社と、日本における太陽電池の販売契約を締結 財務情報 エネルギー変換企業としての事業拡大の追求 (株)LIXIL との業務提携契約を締結 海老名、名古屋にガソリンスタンド一体型水素ステーションをオープン インドネシアにおいて燃料油の販売事業開始を決定 海外市場におけるプレゼンス確立 韓国パラキシレンプロジェクトの推進 インドにおける潤滑油販売合弁会社設立に向けた覚書を締結 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 パラキシレンプロジェクト FOCUS 2014 年 6 月 2 日、JXグループと韓国のSKグループとの合弁会社であるウルサン・ アロマティックス社は、世界最大級の年間 100 万トンの生産能力を有するパラキシレン 製造設備の商業運転を開始しました。本プロジェクトは、総額約 1 兆ウォンを投じて 設備の建設を進めてきた大型プロジェクトです。建設工事は順調に進捗し、当初計画 よりも 2 カ月前倒しての商業運転開始となりました。 世界最大級の設備を建設 韓国 SK グループとの関係は 7 年前まで遡ります。2007 年 1 月に新日本石油株式会社(当時)と SK 株式会社(当時)は、 戦略的業務提携に合意しました。以降、両社でさまざまな面 パラキシレンプロジェクト SKグローバルケミカル(SKGC)社と合弁で パラキシレン製造設備を建設 から検討を重ね、2011 年 8 月、JX日鉱日石エネルギーと 生産能力 100万トン/年 SKGC 社は、韓国ウルサン広域市の SK グループウルサンコン 出資比率 JX日鉱日石エネルギー 50% −1株、 プレックス内に世界最大規模となる年間 100 万トンの生産能 力を有するパラキシレン製造設備の建設に合意し、2012 年 6 月には両社折半出資の下、合弁会社「ウルサン・アロマ ティックス株式会社」を設立しました。同年 11 月に開始した SKGC社50% +1株 約1兆ウォン 投資額 2007年 2011年 2012年 2014年 新日本石油(当時)とSK社(当時)が戦略的業務提携に合意 新設備建設に向けた合弁会社設立に合意 合弁会社「ウルサン・アロマティックス(株)」を設立 商業生産を開始 建設工事は順調に進捗し、2014 年 3 月に完工、同年 6 月の 商業運転開始を迎えました。 アジア地域のパラキシレン需要 (百万トン) 需要が拡大するアジア市場を捕捉 パラキシレンは、ペットボトルや化学繊維を生産するために 40 +6% /年 30 必要なポリエステルの原料です。世界全体の需要の約 8 割を 占めるアジア市場は、新興国を中心とした経済成長に伴い年 率 6% 程度の堅調な需要の伸びが見込まれ、2010 年には 20 10 2 千万トン強であった市場規模が 2020 年には 4 千万トン弱ま で拡大する見通しです。 0 (暦年) 2010 出典:当社推定 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 2011 2012 2013 2014 2015 マネジメントメッセージ 成長の軌跡 プロジェクトの狙い 高いパラキシレンの原料として芳香族製品を供給することに 本プロジェクトの推進により、グローバル化が進展する石 より、 「石油製品の高付加価値化」が推進されます。 油産業において、JXグループの基盤事業である石油精製・ 石油化学事業の競争力をさらに強化し、経済成長が著しく、 中核事業別レビューと戦略 海外ビジネスの拡大による成長戦略の追求 CHECK シェール革命の石油化学品市場への影響 需要の伸びが期待されるアジア地域を中心に海外ビジネスを 石油化学製品の最上流にあるエチレンには、石油(ナフサ)由来 拡大することを目指しています。 とガス(エタン)由来があり、シェール革命により、エチレン原料は、 コスト競争力のあるシェールガス由来のエタンへとシフトが進んで います。 世界最大級の生産能力を有するパラキシレン製造設備 一方、エチレン原料の軽質化(ナフサ→エタン)は、副産物である 2014 年 6 月からパラキシレン製造設備の商業運転を開始 プロピレンや芳香族製品(パラキシレンほか)の需給タイト化をもた 間 262 万トンから 312 万トンへ 50 万トン(本プロジェクトにお らします。 経営管理体制 したことにより、JXグループのパラキシレン生産能力は、年 エチレン生産の流れ(イメージ) けるJXグループの出資比率見合い)増加し、アジアにおける 原油 ナフサ パラキシレン外販のトップメーカーとしてのプレゼンスをさら エチレン (化学繊維、化学樹脂 の原料など) に高めていきます。 プロピレン り生産コストの 置産業」であり、規模の経済による単位あたり生産コス (自動 車 部 品、アクリ ル繊維の原料など) 界最大級の生産 削減が競争力の大きな源泉となります。世界最大級の生産 成長とともに果たすべき役割 、いわゆる「装 また、パラキシレンなどの基礎化学品分野は、 ブタジエン します。 能力を活かし、圧倒的なコスト競争力を実現します。 (合成ゴム、タイヤの 原料など) BTX 石油製品の高付加価値化の推進 (ポリエ ステ ル 繊 維、 PET 樹脂の原料など) パラキシレンの原料は、ガソリンの基材でもある 材でもあるトルエン、 本国内のガソリン需 キシレンなどの芳香族製品です。日本国内のガソリン需 により今後の漸減が見 要は、少子高齢化や省燃費車の普及により今後の漸減が見 天然ガス エタン エチレン 始により、JXグループ 込まれています。本プロジェクトの開始により、 財務情報 ティックス社のパラキ の国内の製油所からウルサン・アロマティ ではなく、付加価値の シレン製造設備へ、ガソリン基材としてではなく、 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 石油・天然ガス開発事業 オペレーターシップを主体に持続的に成長する 石油・天然ガス開発会社へ 決算概要 経常利益の推移 2013年度 2012年度 2,022 1,731 +291 営業利益(億円) 834 805 +29 経常利益(億円) 1,055 936 +119 115 117 △2 ブレント原油価格(暦年) (ドル/バーレル) 109 112 △3 ドバイ原油価格(暦年) (ドル/バーレル) 106 109 △3 売上高(億円) 原油換算販売量(千バーレル/日) 為替レート(暦年) (円/ドル) JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 増減 (億円) 1,500 1,000 83 +17 1,055 936 500 0 (年度) 100 975 2011 2012 2013 マネジメントメッセージ エネルギーバリューチェーンという「面」 でいかにグローバルに拡大していくか、と いう視点を持って、中長期的に伸び続け る世界のエネルギー需要を捕捉していき ます。 成長の軌跡 JX日鉱日石開発(株) 代表取締役社長 三宅 俊作 中長期的に見て、世界のエネルギー需要は今後も伸び続 していかなければなりません。そのためにも、常に新しい けると見ています。再生可能エネルギーの導入、エネル 技術を追求していく必要があり、高度な技術力と資金、そ ギーの高効率利用といった動きも加速しますが、引き続き化 れを扱う人材といった経営資源の的確な配分がこれまで 石燃料は必要であり、むしろ需要は一層高まるとも考えて 以上に求められると認識しています。 います。 一方で、化石燃料の需要が伸び続けるということは、権 中核事業別レビューと戦略 事業環境 Q. 現在の事業環境についてどう認識されていますか。 また、シェール革命の影響を懸念する声もありますが、 今のところ需給面で大きな影響はありません。シェールガス・ オイルの供給が本格化したとしても、エネルギー需要の拡 のように比較的リスクが小さく、技術的にも開発しやすい 大基調が続くことを踏まえれば、その影響も限定的と見て 地域の権益を容易に取得できる時代は終わりました。私た います。 経営管理体制 益取得競争がさらに激化していくことを意味します。従来 ちは、大水深や極地など過酷な条件が伴う地域で探鉱を 2020 年までに原油換算生産量を日量 20 万バーレルへ 中でも大きな成 果となったのが、パプアニューギニア 拡大することを目標に掲げており、その道筋が中期経営計 PNG LNG プロジェクトです。2014 年後半の生産開始を予 画となります。困難な道のりですが、確実に歩みを進めて 定していましたが、想定以上に順調に進み、2014 年 5 月に います。 は、東京電力株式会社向けに LNG の第 1 船を出荷するこ とができました。本プロジェクトは、今後 30 年以上にわた 格の高止まりと円安効果から収益面は堅調でしたが、定期 り、合計して 9 兆立方フィート超の LNG を、長期販売契約 修繕などの要因から、生産量が前期比で減少という結果と により、主に日本や中国、台湾へ安全かつ安定的に供給し なりました。一方で、マレーシアやオーストラリアなどで ます。現時点での LNG プラントの能力は年産 690 万トンで の 新 規 探 鉱 鉱 区 取 得をはじめ、マレーシア・サラワク沖 すが、販売動向を慎重に見極めた上で、生産能力の増強 SK10 鉱区のラヤン油ガス田の開発移行など、次の成長に に向けた投資も今後検討していきます。 財務情報 第 2 次中計の初年度となった 2014 年 3 月期は、原油価 成長とともに果たすべき役割 第 2 次中期経営計画 Q. 第 2 次中計における進捗と今後の方針お聞かせください。 向けた布石はしっかりと打てたと評価しています。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 石油・天然ガス開発事業 2015 年 3 月期は、ベトナムやマレーシア、英国・北海エ リアを中心に、過去数年の間に種を蒔いてきた案件の探鉱を 進め、できるだけ多くの案件で商業化の目途をつけたいと考 えています。米国における原油増進回収も 2014 年下期から 本格的に建設が始まるほか、カタールの大型ガス案件の探鉱 にも着手する予定です。また、保有資産の価値最大化を図る ため、資産の組み替えを機動的かつ効果的に行いますが、組 み替えには売買が絡むため、常に自分たちの想定通りに進む とは限りません。その時々の条件によって臨機応変に対応し ていく考えです。 Q. 大水深の開発の進捗についてお聞かせください。 ドリルシップという特殊船を用いて、水深 1,000m 以上 ると、避けては通れない領域です。実際、世界ではブラジ の 深 海 油 田 の 探鉱を進めています。2013 年 の 新 潟 沖に ル沖や米国・メキシコ湾などで探査、開発が活発化してい 続き、2014 年はマレーシア・サラワク沖で実施する予定 ます。臆することなく、大水深での技術をしっかりと身に です。ドリルシップは高価で用船料も嵩むため、リスクの 付けていく考えです。 高い取り組みとなりますが、昨今の資源獲得競争を踏まえ Q. 原油増進回収の進捗についてお聞かせください。 2014 年 7 月、米国・テキサス州にて、石炭火力発電所 で、極めて先進的です。 の燃焼排ガスから CO 2 を回収するプラントを建設し、回収 2016 年 第 4 四 半 期 から CO2 回 収 プ ラント の 商 業 運 転 した CO 2 をウエスト・ランチ油田に圧入し、原油の増産を およびウェスト・ランチ油田への CO2 の圧入を開始する予定 図るプロジェクトを開始しました。老朽化した油田におけ です。同油田の生産量は現在の日量約 500 バーレルから日量 る原油生産量の飛躍的な増加と、石炭火力発電所から大 約 12,000 バーレル(プロジェクト期間平均)へと飛躍的に高 気中へ排出する CO 2 の低減を同時に実現できる画期的な まり、累計増産量は約 6,000 万バーレルとなる見込みです。 プロジェクトとなります。 北米は、老朽化により生産量の減退が進む油田が多く、 これまで、油田やガス田など現場で発生する天然 CO 2 を 石 炭 火 力 発 電 所 も 多 数 存 在 するため、大 きなビジネス 増進回収に用いてきましたが、天然 CO 2 を得られない地 チャンスになると期待しています。まずは本プロジェクトを 域での商業化は難しいと言われていました。しかし、本プ きっちりと成功させ、北米でのプレゼンスを徐々に広げて ロジェクトは、石炭火力発電所から排出されるガスを活用 いくとともに、将来的には培った知見やノウハウを中東な して、人工的に CO 2 を回収することで商業化に導いた点 ど他の地域へ応用させていきたいと考えています。 第 2 次中計の進捗 第 2 次中計の基本戦略 2014 年 3 月期の主な取り組み フィヌケイン・サウス油田が生産開始 探鉱を主体とした埋蔵量・生産量の拡大 地域・技術のフォーカスによる優位性の確立 オーストラリア 探鉱鉱区権益を取得( WA-320-P 鉱区、WA-155-P(2) 鉱区) マレーシア サラワク州沖深海で新規探鉱 2 鉱区( 2F・3F )を取得 WA-49-R 鉱区でガス層を発見 ベトナム パプアニューギニア JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 05-1b/c 鉱区で天然ガス・コンデンセート層を確認 ランドン油田権益の生産物分与契約期間の延長承認を取得 LNG プロジェクトを推進 マネジメントメッセージ 三宅社長が見据えるビジョン Q. 将来のビジネスモデルについて考え方をお聞かせください。 日量 20 万バーレルが現実となれば、得られるキャッシュが 「 点 」で 成 長 を 考 えるの で はなく、エネ ル ギ ー バリュー チェーンという「面」でいかにグローバルに拡大していくか、 で成長投資が可能となります。また、事業規模に比例して、 という視点を持たなくては、今後ビジネスチャンスを掴むこ 知名度とプレゼンスも高まり、ビジネスチャンスの裾野が とはできません。よい事例が、北米での原油増進回収にお 広がると期待しています。そうした考えの下、私は、まず ける商業化に向けた取り組みです。もし、当社が開発だけ は日量 20 万バーレルを確実に実現させることで、当社を、 の視点しか持ち併せていなければ、こうした仕組みを構築 JXグループに過度に依存しない自立した会社にしたいと することができなかったと思います。 考えています。 成長の軌跡 大きくなるとともに財務基盤も強化され、自前の資金調達 私は、世界各地の現場で挑戦し続ける社員一人ひとりが、 これは独立するという意味ではなく、JXグループのエ 持てる能力を最大限発揮できる環境づくりに腐心するとと ネルギー事業全体を俯瞰した時に、JX日鉱日石開発が担 もに、新しい視点、発想を身に付けるきっかけをできる限 うべ き 役 割 を 踏まえて のことで す。つまり、開 発という り多く提供していく考えです。 中核事業別レビューと戦略 中期的な生産量の維持・拡大 生産量の計画 (千バーレル/日) 225 2014年生産開始 ・パプアニューギニアLNG ・英国北海(キヌール油田) (予定) 200 175 150 2013年生産開始 ・豪州 (フィヌケイン・サウス油田) 2016 ∼ 2017年生産開始予定 ・マレーシア(ラヤン油ガス田) ・英国北海(マリナー油田) ・米国(CO2-EORプロジェクト) 136 200 探鉱案件の 推進ほか 経営管理体制 開発 検討中 125 117 100 開発中 75 生産中 50 (暦年) 開発検討中の主な油・ガス田 ・英国北海(カリーンガス田) ・インドネシア(タングー LNG第3トレイン) 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2012 年以降の主な成果 2012年 1月 2012年 8月 2012年 9月 2012年10月 2012年12月 2013年 1月 2013年 2月 2013年 6月 油 油 油 ガス ガス 油/ガス 油/ガス 油/ガス 油 ガス ガス 油/ガス ガス ガス 油 油 ガス 油 油 油/ガス 新規鉱区の 取得 ● ● ● ● ● ● 油・ガス層の 発見 2014年生産 開始予定 開発移行 決定 ● 契約期間 延長 2013年5月 生産開始 ● ● ● ● ● ● ● 2017年 生産開始予定 2020 ∼ 2025年 2016年生産 開始予定 財務情報 2013年 7月 2013年 9月 2013年11月 2013年12月 2014年 5月 2014年 7月 2014年 8月 2014年 8月 豪州(フィヌケイン・サウス油田) マレーシア(深海Block R) 英国(キヌール油田) ミャンマー(M-11) 豪州(WA-435-P/WA-437-P) 英国(ライセンスラウンド) 英国(マリナー油田など) マレーシア(SK333) 英国(マリナー油田) 豪州(WA-320-P) 豪州(WA-155-P(2)) ベトナム(05-1b/c) 豪州(WA-49-R) マレーシア(深海Block 2F) ベトナム(15-2鉱区) マレーシア(深海Block 3F) マレーシア(ラヤン油ガス田) 米国(CO2-EOR) 豪州(WA-435-P) ベトナム(05-1b/c) 種類 成長とともに果たすべき役割 国名(鉱区名) ● ● ● ● 事業参加 ● ● JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 パプアニューギニアLNGプロジェクト FOCUS 2014 年 5 月 25 日、パプアニューギニアの LNG プロジェクト、第一船が日本に向けて出 港しました。本プロジェクトはJXグループが事業化検討段階から参画し、エクソンモー ビル社(米国)がオペレーターとして主導してきた総投資額 190 億ドルの大型プロジェ クトです。パプアニューギニア政府の全面的支援も得て、建設工事は順調に進捗し、 当初計画よりも早いタイミングでの生産開始となりました。 パプアニューギニア初の LNG プロジェクト アジアの天然ガス需要を捕捉 JXグループは、1990 年にパプアニューギニアに鉱区権益 天然ガスは、温室効果ガスの排出量が少ないクリーンエネ を保有する Merlin Petroleum Company を買収し、パプア ルギーで、経済成長に伴って拡大を続けるアジアのエネル ニューギニアにおける石油開発事業に参入しました。 ギー需要の中でも、大きな伸びが期待されており、2030 年 1992 年には原油の生産を開始、同国において初めて石油 のアジアにおける天然ガス需要は、2010 年度の約 2 倍になる 製品の輸出を行いました。同国における事業活動を展開して と見通されています。日本国内においても、2011 年 3 月に発 いく中で、油田から生産される随伴ガスや、既発見のガス田 生した東日本大震災後は、原子力に代わる環境負荷の低いエ の有効利用が検討課題として関連鉱区のパートナー間で議 ネルギーとして、さらに注目度が高まっています。 論されるようになり、商業化に向けた検討を重ねました。 2007 年 4 月にはエクソンモービル社主導の下、LNG プロジェ クトとしての検討を本格的に開始し、2009 年 12 月に開発移行 を決定しました。これはパプアニューギニアにおける初めて 世界の天然ガス需要見通し (原油換算百万トン) 5,000 4,000 の LNG プロジェクトとなりました。 開発作業は順調に進み、2014 年 4 月に操業を開始、同年 5 月に初出荷を果たしました。 3,000 2,000 1,000 0 (暦年) 2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 (見通し)(見通し)(見通し)(見通し)(見通し) 出典:BP統計 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 マネジメントメッセージ パプアニューギニア LNG プロジェクトの概要 インドネシア パプアニューギニア Hides 標高1,700m ∼ 2,800m Juha 標高950m Kutubu 石油生産設備(既存) Kutubu向け 原油パイプライン 石油輸出施設(既存) 生産設備 Kopi 成長の軌跡 ガス調節設備 原油・ガス 生産地域 濃縮ガスパイプライン ガス液化プラント 原油パイプライン Kopi向け ガスパイプライン パイプライン ポートモレスビー ガスパイプライン 原油パイプライン LNGタンカー プロジェクトの概要 パイプライン 約700km LNGプラント 生産能力:690万トン/年(345万トン/年×2系列) 中核事業別レビューと戦略 パートナー(数字は出資比率) ExxonMobil:33.20%(オペレーター) Oil Search: 29.00% Santos: 13.53% マーリン・ペトロリアム社:4.68%* パプアニューギニア政府・地権者:19.58% Hides、Angore、Juhaの各ガス田 原料油ガス田 オーストラリア Kutubu、Moran、Gobeの各油田(随伴ガスを利用) * JX日鉱日石開発が 79.0% 出資 プロジェクトの狙い JXグループは、Merlin Petroleum Company を通じて、 本プロジェクトはJXグループが、事業活動を展開する中で パプアニューギニア LNG プロジェクトの 4.7% の権益を保有し 得られた知見、現地政府との関係、近隣で事業展開するパー ています。 トナーとの関係を最大限に活かして参画してきたプロジェクト 本プロジェクトでは、パプアニューギニア中央部のサザン といえます。 ハイランド州、ヘラ州、ウエスタン州に位置する油田・ガス田 JXグループは、地域・技術をフォーカスし、そこでの事業 から生産される天然ガスを、全長 700 キロメートルを超える 活動で得た技術的知見や国営石油会社との関係などを活か パイプラインで、首都ポートモレスビー近郊まで輸送し、2 系 し、探鉱・開発・資産買収を進めています。2020 年には原油 列の LNG プラントで液化します。同プロジェクトからは 30 年 換算生産量を日量 20 万バーレルまで拡大することを目指して 以上の長期にわたり、合計 9 兆立法フィートを超える天然ガス おり、本プロジェクトも目標達成に向けて大きく貢献します。 成長とともに果たすべき役割 生産量日量 20 万バーレルに向けて 経営管理体制 30 年以上にわたるプロジェクト が生産されます。LNG プラントの能力は年産 690 万トン(原 油換算:約 60 百万バーレル)で、生産された LNG は長期販 売契約により、日本、中国、台湾の電力・ガス・石油会社など、 東アジアの需要家へ安定的に供給されます。 財務情報 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 金属事業 銅を中心とするグローバル資源・素材カンパニーへ 決算概要 経常利益の推移 2013年度 10,391 138 474 売上高(億円) 営業利益(億円) 経常利益(億円) 2012年度 9,649 64 440 増減 +742 +74 +34 442 455 △13 600 600 632 474 442 400 200 (資源開発) 銅鉱山権益生産量(銅量) (千トン/年) (銅製錬)PPC銅地金販売量(千トン/年) 127 588 105 551 +22 +37 3.0 3.4 6.1 332 100 2.7 3.3 5.8 361 83 +0.3 +0.1 +0.3 △29 +17 (電材加工) 圧延銅箔販売量(千km /月) 精密圧延品生産品販売量(千トン/月) (環境リサイクル)金回収量(トン/年) (セント/ポンド) LME銅価格(暦年) 為替レート(暦年) (円/ドル) JXホールディングス株式会社 800 440 455 在庫影響を除いた 実質経常利益(億円) (億円) Annual Report 2014 0 (年度) 2011 2012* 経常利益 在庫影響を除いた実質経常利益 * 2012 年度よりチタン事業を含む 2013 マネジメントメッセージ 世界的に見てもユニークな事業体制の下、 銅の安定供給はもとより、社会の高機能 化の流れをビジネスチャンスに変えてい きます。 成長の軌跡 JX日鉱日石金属(株)代表取締役社長 大井 滋 一貫したサプライチェーン体制、世界有数のプレゼンス、 り浸透していると思います。 そして高い技術力に裏打ちされたコスト競争力が当社の 強みです。 中核事業別レビューと戦略 金属事業について Q. 金属事業の強みを教えてください。 技術力の面について、例えば、銅製錬事業では、製錬技 術の絶え間ない研鑽によって、コスト競争力は世界の製錬 資源開発、銅製錬、電材加工、そして環境リサイクルと、 所の上位に位置しています。電材加工における精密圧延 は 50 年を超える技術の蓄積があり、単に素材を薄くする の水準にあり、かつ一貫したサプライチェーンでつながっ だけでなく、強度など金属としての特性を最大限に活かし ていて、これは、世界的に見てもユニークな事業体制です。 ながら、加工できる技術に優れています。また、リサイク サプライチェーンが一貫しているため、調達面での不安感 ル事業では、鉱山や製錬事業で培った技術を活かすなど、 がないことに加え、部門間で連携を深めることで品質や付 他部門の技術も積極的に応用しています。 経営管理体制 それぞれの事業が、規模、競争力の面で世界トップクラス 加価値の維持・強化も可能です。その意識は社内でかな 製錬アライアンス 海外鉱山 JXホールディングス カセロネス銅鉱床(チリ) 51.1%* 1 100% 投資 JX日鉱日石金属 ロス・ペランブレス銅鉱山(チリ) 15%* 1 66.0% 利益 3.6%* 1 LS-ニッコー・カッパー社 61 1 コジャワシ銅鉱山(チリ) 39.9%*1 パンパシフィック・カッパー(株) (PPC) 万トン(日本) エスコンディーダ銅鉱山(チリ) 3%* 成長とともに果たすべき役割 資源開発事業・銅製錬事業の概要 鉱石安定 調達 佐賀関製錬所・日立精銅工場 万トン 45 56万トン(韓国) 日比共同製錬(株)玉野製錬所 万トン*2 16 34.0% 温山工場 5.0% 三井金属鉱業(株) 財務情報 *1. JX日鉱日石金属の間接所有割合(2014 年 6 月末現在) *2. 生産能力 26 万トンのうち、PPC 持分 63.51% 相当 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 金属事業 Q. 2014 年 3 月期の総括をお願いします。 2014 年 3 月期は、銅の需要と供給はほぼ均衡し、むし らも、まずはカセロネス銅鉱山における銅地金の生産を ろ供給不足に陥る局面もありましたが、欧州の景気回 復 開 始できたことは大きな成 果です。また、銅 製 錬 事 業で の遅れや中国をはじめとする新興国の経済成長の鈍化か は、生産面における改善点を洗い出し、抜本的な改革を図る ら市場心理が総じて冷え込み、銅価は前年と比較して低 プログラムを開始しました。さらに、鉱石の調達条件や、 水準で推移しました。 販売マージンである地金プレミアムの改善も果たすなど、 そうした環 境において、さまざまな 困 難に直 面しなが 競争力強化が着実に進みつつあります。 第 2 次中期経営計画 Q. 第二次中計における金属事業全般の進捗と今後の方針をお聞かせください。 資源開発 2014 年 5 月にカセロネス銅鉱山で銅精鉱の生産を開始 しました。中長期的に見て、銅鉱山の競争力の維持・向上 度が上がり、現在、さまざまな案件が持ち込まれています。 には、コスト競争力の強化が不可欠ですが、まずはフル稼 これらを第二次中計中に慎重に検討し、第三次中計につな 働、かつ安定操業体制への移行が最重要課題だと認識して げていく考えです。 います。安定操業実現後に、各工程での操業管理と原価 2012 年に権益を取得したフロンテラ地域については、 管理の改善に徹底的に取り組んでいく考えで、世界の銅 チリ側の鉱床でほぼ探鉱段階を終了しており、予備的な経 鉱山の中でも競争力のあるコスト構造の構築を目指しま 済性評価を行う予定です。アルゼンチン側ではまだ探鉱段 す。鉱山開発には巨額を要するため、次の鉱山へ経営資源 階にありますが、全体の鉱床規模はカセロネスに匹敵する を振り向ける前に、キャッシュを将来にわたりしっかりと創 のではないかと期待しています。 出する基盤づくりが不可欠です。 また、カセロネスの生産開始に伴い、プレゼンスや知名 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 マネジメントメッセージ 銅製錬 2013 年 12 月に、銅精鉱・硫酸兼用船「鉱硫号」が竣工し また、各製錬所では、生産性の向上に取り組んでいます。 日比共同製錬玉野製錬所では、銅電解工程のパーマネン チリからの銅精鉱の輸入における輸送効率化のため、両方 トカソード方式 * への工事が完了し、グループ全製錬所に の貨物を輸送できる鉱硫船を運航してきました。今回の新造 おける対応が完了しました。パーマネントカソードは、従来 竣工は、カセロネスでの銅精鉱生産開始を見据えたもので、 法における種板製造工程の省略、電流密度や電流効率の これで、当社の鉱硫船は、2 隻体制となります。自前で船舶を 向上による生産性の向上、銅地金品質の向上などのメリッ 持つことで、運航コストをできる限り抑制できるほか、乱高 トがあり、世界の主流になっている銅電解法です。 下の激しい海運市況にもほとんど左右されません。また、 * 銅電解工程におけるカソードを、これまでの種板と呼ばれる薄い純銅に代えて、再利 スケジュールもこれまで以上に厳密に管理でき、無駄を省け 成長の軌跡 ました。当社では、かねて日本からチリへの硫酸の輸出と、 用可能なステンレス板を使用した方式 るなど、さまざまなメリットが期待できます。 電材加工 正極材は、新たな用途の可能性を探り、少しずつですが、 しい技術・プロセスの開発に常に取り組めるよう、開発・生 その道が開かれつつあります。さらに、従来のターゲット 産・営業の総合的な連携体制の構築に力を入れています。 である電気自動車も欧州を中心に増え続けており、その 電解銅箔については、コモディティ化が世界的に進んだ 需 要を面で捉えられるよう、販 売チャネ ル の 拡 大に取り ことで、需給ギャップが広がり、価格競争が続いています。 当社は価格競争からは一線を画し、より高マージンの製品 に経営資源を集中させていきます。 中核事業別レビューと戦略 電材加工事業はビジネスサイクルが非常に短いため、新 組んでいます。 電材加工事業については、今後も、変化の激しい市場の 動向を見ながら、適宜製品構成の見直しを行っていきます。 また、主に電気自動車用リチウムイオン電池に使われる 経営管理体制 環境リサイクル事業 環境リサイクル事業では、鉱山や製錬所の操業で長年 を含む廃棄物の無害化処理事業を行うための環境大臣認 定 を 受 けました。これにより、PCB 廃 棄 物に含まれる銅 貴金属などの有価金属を回収する「リサイクル事業」と、 や鉄、アルミなどのリサイクルが可能となります。今後は、 産業廃棄物を無害化して処理する「環境事業」を行ってい さまざまなサイズの PCB 廃棄物を処理できるよう、PCB を ます。 廃棄物から加熱分離する固定床炉を改良し、より大きな廃 2014 年 3 月には、有害性のある PCB(ポリ塩化ビフェニル) 成長とともに果たすべき役割 培ってきた技術と実績をベースに、リサイクル原料から銅・ 棄物を受け入れていく予定です。 第 2 次中計の進捗 第 2 次中計の基本戦略 鉱山権益拡大による高収益体制の構築 銅製錬 世界トップクラスのコスト競争力を有する 事業体制を構築 電材加工 各製品市場で世界トップクラスのシェアを 維持・拡大 環境リサイクル ゼロエミッション環境配慮型の国際資源 循環ビジネスを構築 カセロネスプロジェクトの推進 銅精鉱・硫酸兼用船「鉱硫号」が竣工し、2 隻体制がスタート 玉野製錬所において、パーマネントカソード化による電解工程効率化を推進 財務情報 資源開発 2014 年 3 月期の主な取り組み 精密部材・コネクターなどを製造する掛川新工場が操業開始 スパッタリングターゲット材を製造する台湾新工場が竣工 世界最高強度を有するチタン銅箔の販売を開始 中国のめっき設備を増強 各種メタル生産拠点の集約・効率化を実施 低濃度 PCB 廃棄物無害化処理事業の環境大臣認定を取得 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 金属事業 大井社長の見据えるビジョン Q. 中長期的に見た銅のビジネスチャンスをどう認識していますか。 私は、社会が求める高機能化の流れは今後も変わらな 徐々に盛り返してきています。自動車 1 台当たりの銅使用量 いと思っています。高齢化社会が進む中、最近では装着型 は現在増加傾向にありますし、ビル 1 棟に使用する銅配線量 のロボットや電動車椅子が登場するなど、高齢者をサポー も増えています。 トする製品の機能はますます進化しています。機能が進化 需要の増加をしっかりと捕捉するためにも、資源の確保は する分、より付加価値の高い素材が求められますが、素材 極めて重要な課題ですが、資源開発の難易度は年々上がっ として、伝導性や耐久性の面で銅に替わる素材はほとんど ており、開発技術の追求はもちろん、リサイクルの重要性も ありません。 ますます高まります。電材加工も、高機能製品で求められる 高機能製品が増えてくれば銅の需要が上がってくるはず です。実際、しばらく減少傾向にあった銅の国内需要も、 品質、付加価値が求められます。常に技術を磨き続ければ、 こうした課題をビジネスチャンスに変えられるはずです。 Q. ビジネスチャンスを捕捉し、将来にわたり成長し続けていくための課題は何でしょうか。 人材の育成です。銅そのものがグローバルな商材なため、 また、社内だけでなく、社外に対しても積極的にメッセー そ の ような 視 点 で 本 質 を 捉 えら れる 人 材 は も ちろ ん、 ジを発信していこうと考えています。今、大学の学部の名 さまざまな領域で技術や知見を持った人材を確保・育成し 前に「資源」や「非鉄金属」が使われなくなり、 「地球工学」 ていかなくてはなりません。 という言葉に取って代わられているように、非鉄金属に興味 例えば資源開発事業では、これまでロス・ペランブレス 銅鉱山などに派遣され、操業の係るノウハウを身につけた を採用する上で、大きな課題となっています。そこで現在、 技術者が、カセロネス銅鉱山で大いに力を発揮してくれて 寄付講座という形で東京大学生産技術研究所に「非鉄金属 います。そして、そのカセロネスに今度は若手を派遣し、 資源循環工学寄付研究部門」を設置していますが、もっと 探鉱、掘削、採鉱、選鉱などに加え、さらには総務、人事、 範囲を広げて、例えば小中学生に対して、銅の重要性を積 渉外、営業、環境保全対策、地域折衝といった業務にそれ 極的にアピールするといった取り組みも必要だと思ってい ぞれ従事しながら、実地で一連のノウハウや知見を蓄積し ます。株主や投資家の皆様に積極的かつ丁寧に説明してい ています。資源開発に限らず、実地で学べる場を各事業分 くことはもちろん、次の世代を担う国内外のステークホル 野で持つことで、非 鉄 金 属としての 当 社 の 総 合 力はより ダーとも密なコミュニケーションを図っていきたいと考えて 大きくなり、より多くのビジネスチャンスをもたらすと期待 います。 しています。 を持つ学生が少なくなってきていると言われ、優秀な人材 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 カセロネスプロジェクト マネジメントメッセージ FOCUS 2014 年 5 月 31 日、日本から約 1 万 7 千 km 離れたチリ国、カセロネス銅鉱山において、 銅精鉱の生産が始まりました。カセロネスプロジェクトは、JXグループがオペレーター を務め、日本企業のみで 100 %の権益を保有、初期投資額 42 億ドルの大型鉱山開発 プロジェクトです。 成長の軌跡 中核事業別レビューと戦略 ました。一方、銅需要は拡大を続け、中国を中心に、製錬所 2006 年 5 月、JXグループはカナダの鉱山開発会社より の新増設が相次いだため、銅精鉱が大幅な不足バランスと カセロネス鉱床の権益を取得しました。2008 年 9 月のフィー なり、銅価は上昇する一方、製錬マージンは低迷した状況 ジビリティスタディ(経済性調査)開始、2010 年 2 月の開発 が続き、 JXグループの製錬事業も厳しい環境にありました。 決定を経て、建設工事が始まりました。大雪による工事の中 こうした状況が顕在化する以前から、JXグループは、資源・ 経営管理体制 銅精鉱生産を開始 断や、市況の変化による資機材・工事価格の上昇など、いく つもの難局を乗り越え、2013 年 3 月に SX-EW 法による最初 の銅地金を採取しました。2014 年 4 月には各生産設備が概ね 世界の銅地金消費量 (千トン) 25,000 開始しました。 20,000 成長とともに果たすべき役割 整い、鉱石処理の試運転を開始、同年 5 月に銅精鉱の生産を 15,000 銅鉱石の需要ギャップ解消へ 非鉄金属である銅は過去 15 年間、かつてない変動期に ありました。銅価は 1990 年代末から 2000 年代初頭にかけ て低迷し、世界的に新規銅鉱山の開発が停滞、この影響に より 2000 年代後半以降、銅精鉱の供給量は頭打ちとなり 10,000 5,000 0 (暦年) 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 世界全体 うちアジア カセロネス銅鉱山の生産量 SX-EW銅地金 合計 モリブデン精鉱生産量 当初10年間 マインライフ(28年間)平均 マインライフ(28年間)合計 15万トン/年 3万トン/年 18万トン/年 11万トン/年 1万トン/年 12万トン/年 314万トン 41万トン 355万トン 3千トン/年 3千トン/年 87千トン JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 財務情報 銅 生産量 精鉱(銅量) FOCUS:カセロネスプロジェクト 製錬のバランスのとれた事業体制を構築すべく、銅鉱山権益 量の拡大を目指してきました。 銅は電気や熱を通しやすく、電線や電子機器、自動車や建 銅鉱山権益量 (千トン/年) 300 材など幅広い用途で使用される代替のない資源であり、新興 250 国を中心に今後も需要の伸びが期待されます。鉱山権益量 200 の拡大により、自社の製錬所で使用する銅精鉱の安定調達を 新規鉱山開発による 権益量の上積み 350 2次中計期間 カセロネス 150 100 可能にするとともに、製錬マージンの動向に左右されにくい 安定的な高収益事業体制の構築が可能になります。 50 0 (暦年) チリ3鉱山(既存) (ロス・ペランブレス/エスコンディーダ/コジャワシ) 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 プロジェクトの狙い 28 年にわたるプロジェクト CHECK 鉱硫号 カセロ ネ ス 銅・モリブ デ ン 鉱 床 開 発 プ ロジェクトは、 銅地金の原料である銅精鉱には、硫黄分が含まれており、製品 JXグループと三井金属鉱業(株)が出資するパンパシフィッ を製造する過程において硫酸が副産物として生まれます。一方、 ク・カッパー(株) (JX日鉱日石金属:66%、三井金属鉱業: 34%)がオペレーターとして、三井物産(株)とともに推進し てきました。日本企業が全額を出資する(パンパシフィック・ カッパー:77.37%、三井物産:22.63%)初めての銅鉱山開発 プロジェクトで、今後の日本企業における海外での鉱山開発・ SX-EW 法では、地金の生産過程において硫酸を使用します。世界一 の 産 銅 国チリでは、銅 地 金 の 需 要 増 加に伴 い、硫 酸 の 使 用 量が 増えています。 JXグループは、銅精鉱と硫酸を 1 隻で運ぶことができる、世界でも 類を見ない鉱硫船の運航を行っています。2010 年 9 月に運航を開始 した Mar Camino 号に続き、2013年12月には鉱硫号が竣工しました。 まず、チリの銅鉱山で生産した銅精鉱を船倉に積み、日本へ輸入し、 操業ノウハウの構築や技術者育成の観点からも貴重なケー 日本の製錬所からは副産品である硫酸を今度は専用のタンクに積載 スといえます。本プロジェクトの初期投資額は約 42 億ドル、 してチリへ輸出します。鉱硫船は、日本−チリ間における銅精鉱およ 当初 10 年間での銅精鉱生産量は 18 万トン/年となり、28 年 び硫酸の安定供給と、銅事業における物流の一層の効率化に貢献し ていきます。 間という長期にわたって、銅精鉱の安定調達に寄与します。 鉱山権益をさらに拡大 JXグループは、鉱山権益拡大による高収益体制の構築を 基本戦略として掲げています。 カセロネスプロジェクトによって、銅鉱山権益量は約 25 万 トン/年まで拡大します。今後、さらなる銅鉱山権益量の拡 大を目指し、新規鉱山開発を推進していきます。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 カセロネス銅精鉱 出荷第 1 船(鉱硫号)への積載の様子 経営管理体制 P044 取締役および監査役 P046 独立役員 P047 コーポレート・ガバナンス P052 総務部長メッセージ P054 社外取締役メッセージ JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 取締役および監査役 (2014 年 6 月 26 日現在) 代表取締役会長 代表取締役社長 社長執行役員 取締役 副社長執行役員 取締役 常務執行役員 木村 康 松下 功夫 内田 幸雄 川田 順一 社長補佐、財務 IR 部管掌 秘書部・総務部・法務部管掌 1973 年 日本鉱業(株)へ入社 2002 年 新日鉱ホールディングス(株) 1978 年 日本石油(株)へ入社 2007 年 新日本石油(株)執行役員 2010 年 当社取締役 常務執行役員 (CSR 推進部・法務部管掌、 JX日鉱日石エネルギー(株) 代表取締役会長 1970 年 2002 年 2004 年 2005 年 2007 年 2008 年 2010 年 2010 年 日本石油(株)へ入社 新日本石油(株)取締役 同社執行役員 同社取締役 執行役員 同社常務取締役 執行役員 同社取締役 常務執行役員 当社取締役(非常勤) JX日鉱日石エネルギー(株) 代表取締役社長 社長執行役員 2012 年 当社代表取締役会長(現任) JX日鉱日石エネルギー(株) 代表取締役会長(現任) 1970 年 日本鉱業(株)へ入社 2001 年(株)ジャパンエナジー 取締役 常務執行役員 取締役 常務執行役員 外池 廉太郎 大町 章 企画 1 部・企画 2 部管掌 監査部・経理部管掌 1978 年 2008 年 2010 年 2012 年 1978 年 2007 年 2009 年 2010 年 日本鉱業(株)へ入社 日鉱金属(株)執行役員 当社執行役員(企画 1 部長) 当社取締役 常務執行役員 (企画 1 部管掌) 2014 年 当社取締役 常務執行役員 (企画 1 部・企画 2 部管掌) (現任) JXホールディングス株式会社 執行役員 2002 年 新日鉱ホールディングス(株) 取締役 シニアオフィサー 2003 年(株)ジャパンエナジー 執行役員 2003 年 同社常務取締役 2004 年 同社取締役 2004 年 同社常務執行役員 2004 年 新日鉱ホールディングス(株) (株)ジャパンエナジー 常務執行役員 2004 年 同社取締役 常務執行役員 2005 年 同社取締役 専務執行役員 2006 年 新日鉱ホールディングス(株) 取締役 (株)ジャパンエナジー 代表取締役社長 2010 年 当社取締役(非常勤) 2010 年 JX日鉱日石エネルギー(株) 代表取締役 副社長執行役員 2012 年 当社代表取締役社長 社長執行役員(現任) 取締役 2005 年(株)ジャパンエナジー 取締役 常務執行役員 2007 年 同社常務執行役員 2008 年 同社専務執行役員 2010 年 JX日鉱日石エネルギー(株) 取締役 専務執行役員 2012 年 当社取締役(非常勤) JX日鉱日石エネルギー(株) 取締役 副社長執行役員 2014 年 当社取締役 副社長執行役員 (社長補佐、財務 IR 部管掌) (現任) 日本石油(株)へ入社 新日本石油(株)執行役員 同社常勤監査役 JX日鉱日石エネルギー(株) 監査役(常勤) 2012 年 当社取締役 常務執行役員 (監査部・経理部管掌) (現任) Annual Report 2014 法務部長) 2012 年 当社取締役 常務執行役員 (総務部・法務部管掌) 2014 年 当社取締役 常務執行役員 (秘書部・総務部・法務部管掌) (現任) マネジメントメッセージ 取締役(非常勤) 取締役(非常勤) 杉森 務 内島 一郎 三宅 俊作 大井 滋 JX日鉱日石エネルギー(株) 代表取締役社長 社長執行役員 JX日鉱日石エネルギー(株) 取締役 副社長執行役員 JX日鉱日石開発(株) 代表取締役社長 社長執行役員 JX日鉱日石金属(株) 代表取締役社長 社長執行役員 1979 年 日本石油(株)へ入社 2008 年 新日本石油(株)執行役員 2010 年 JX日鉱日石エネルギー(株) 1976 年 共同石油(株)へ入社 2007 年(株)ジャパンエナジー 1975 年 日本石油(株)へ入社 2006 年 新日本石油(株)執行役員 2010 年 JX日鉱日石エネルギー(株) 1978 年 日本鉱業(株)へ入社 2008 年 日鉱金属(株)執行役員 2010 年 JX日鉱日石金属(株) 執行役員 2009 年 同社常務執行役員 2010 年 当社取締役 常務執行役員 (統合推進部・企画 1 部管掌) 2012 年 当社取締役 常務執行役員 (企画 1 部管掌) 当社取締役 常務執行役員 (企画 2 部・財務 IR 部管掌) (現任) 2014 年 当社取締役(非常勤) JX日鉱日石エネルギー(株) 取締役 副社長執行役員 (現任) 取締役 常務執行役員 (現任) 2014 年 当社取締役(非常勤) JX日鉱日石開発(株) 代表取締役社長 社長執行役員 (現任) 執行役員 2012 年 同社常務執行役員 2013 年 同社取締役 常務執行役員 (現任) 2014 年 当社取締役(非常勤) JX日鉱日石金属(株) 代表取締役社長 社長執行役員 (現任) 中核事業別レビューと戦略 取締役 常務執行役員 (現任) 2014 年 当社取締役(非常勤) JX日鉱日石エネルギー(株) 代表取締役社長 社長執行役員 (現任) 取締役(非常勤) 成長の軌跡 取締役(非常勤) 経営管理体制 常勤監査役 大村 直司 瀬戸川 隆 1978 年 日本石油(株)へ入社 2008 年 新日本石油開発(株) 1978 年 日本鉱業(株)へ入社 2008 年 新日鉱ホールディングス(株) 執行役員 2010 年 JX日鉱日石開発(株) 執行役員 2012 年 JX日鉱日石エネルギー(株) 監査役(常勤) 2013 年 当社常勤監査役(現任) 成長とともに果たすべき役割 常勤監査役 シニアオフィサー 2010 年 当社執行役員(財務 IR 部長) 2012 年 JX日鉱日石エネルギー(株) 常務執行役員 2014 年 当社常勤監査役(現任) 財務情報 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 独立役員 (2014 年 6 月 26 日現在) 社外取締役 社外取締役 社外取締役 社外取締役 小宮山 宏 大田 弘子 大塚 陸毅 近藤 誠一 1972年 東京大学工学部 1981年 (財)生命保険文化センター 化学工学科助手 1988年 同大学工学部 化学工学科教授 2000年 同大学大学院 工学系研究科長・工学部長 2003年 同大学副学長 2005年 同大学総長 2009 年 (株)三菱総合研究所 理事長(現任) 2009年 新日本石油(株) 社外取締役 2010年 当社社外取締役(現任) 研究員 1993年 大阪大学経済学部 客員助教授 1996年 埼玉大学助教授 1997年 政策研究大学院大学助教授 2001年 同大学教授 2002年 内閣府参事官 2003年 内閣府大臣官房審議官 2004年 内閣府政策統括官 (経済財政分析担当) 2005年 政策研究大学院大学教授 2006年 経済財政政策担当大臣 2008年 政策研究大学院大学教授 (現任) 2012年 当社社外取締役(現任) 1965年 日本国有鉄道へ入社 1987年 東日本旅客鉄道(株) 1972年 外務省入省 1996年 在アメリカ合衆国日本国 1997年 2000年 2006年 2012年 2013年 へ入社 同社財務部長 同社取締役 人事部長 同社常務取締役 人事部長 同社常務取締役 同社常務取締役 総合企画本部副本部長 同社代表取締役副社長 総合企画本部長 同社代表取締役社長 同社取締役会長 同社相談役(現任) 当社社外取締役(現任) 社外監査役 社外監査役 兼元 俊德 牛尾 奈緒美 1967 年 1999 年 2000 年 2002 年 2005 年 2006 年 1968 年 1992 年 1995 年 1996 年 1983 年 (株)フジテレビジョンへ JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 経済局 1999年 経済協力開発機構(OECD) 事務次長 2003年 外務省大臣官房文化交流 部長 2005年 同省大臣官房審議官兼 経済局大使 2006年 特命全権大使 国際連合 教育科学文化機関(UNESCO) 日本政府代表部在勤 2008年 特命全権大使 デンマーク国駐箚 中込 秀樹 警察庁入庁 熊本県警察本部長 警察庁国際部長 国際刑事警察機構 (ICPO)総裁 2000 年 警察大学校長 2001 年 内閣官房内閣情報官 2007 年 弁護士登録(現任) 2007 年 シティユーワ法律事務所 オブ・カウンセル(現任) 2008 年 新日鉱ホールディングス(株) 社外監査役 2010 年 JX日鉱日石エネルギー(株) 社外監査役 2013 年 当社社外監査役(現任) 大使館公使 1998年 外務省大臣官房審議官兼 2010年 文化庁長官 2014年 当社社外取締役(現任) 社外監査役 判事補任官 水戸地方裁判所長 浦和地方裁判所長 東京家庭裁判所長 名古屋高等裁判所長官 弁護士登録(現任) ふじ合同法律事務所 パートナー(現任) 2012 年 当社社外監査役(現任) 1990年 1992年 1994年 1996年 入社 明治大学専任講師 同大学助教授 同大学准教授 同大学情報コミュニケー ション学部教授(現任) 内閣府男女共同参画推進 連携会議有識者議員(現任) 2014 年 当社社外監査役(現任) 1998 年 2003 年 2007 年 2009 年 コーポレート・ガバナンス マネジメントメッセージ コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方 当社においては、グループ一体となった成長戦略の展開 る創造と革新を通じて、持続可能な経済・社会の発展に貢 と環境変化に即応した事業遂行のために、迅速かつ機動的 献することがJXグループに課せられた使命であると自覚し、 な意思決定と業務執行を推進することに加えて、すべての また、あらゆる事業活動において公正で責任ある企業行動 ステークホルダーからの信頼と負託に応えるべく、経営の健 を実践しつつ、企業価値の最大化を図ることが重要である 全性と透明性の確保に努めることをコーポレート・ガバナン と認識しています。 スの基本的な考え方としています。 成長の軌跡 JXホールディングスは、エネルギー・資源・素材におけ コーポレート・ガバナンス体制 JXホールディングスは、持株会社として、中長期のグルー 石油を中心とする「エネルギー」、 「石油・天然ガス開発」 および「金属」の各中核事業会社を置き、これらの中核事業 配分およびリスク管理に注力するとともに、当社の下に、 会社がグループの各事業を担っています。 中核事業別レビューと戦略 プ戦略の策定とこれを実現するための経営資源の戦略的な 株主総会 JXホールディングス 取締役の選任・解任 答申 監査 監査役会 5名 うち社外監査役3名 会計監査人 経営管理体制 取締役会(議長:代表取締役会長) 14名 うち社外取締役4名 諮問 会計監査人の 選任・解任 監査役の選任・解任 連携 付議 報酬諮問委員会 経営会議 内部統制会議 (議長:社外取締役) (議長:代表取締役社長) (議長:代表取締役社長) 常勤取締役および 中核事業会社の社長など 常勤取締役および 中核事業会社の社長など モニタリング 連携 連携 会計監査 監視・監督 成長とともに果たすべき役割 決裁 執行役員の 選任・解任 決裁 監査 業務執行 監査部 執行役員 内部監査 (内部監査部門) 経営管理+企業集団の内部統制 グループ会社 JX日鉱日石開発 JX日鉱日石金属 財務情報 中核事業会社 JX日鉱日石エネルギー その他グループ会社 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 コーポレート・ガバナンス 正な立場から、重要な投資などの各決議事項および業務執 取締役(会) 取締役会は、法令・定款に定める事項のほか、 「取締役会 行状況などの各報告事項について質問を行い、意見を述べ 規則」に定める事項について、決議または報告を行っていま ました。なお、社外取締役の 2013 年度の取締役会への出席 す。原則として毎月 1 回開催し、十分な審議を経て重要な業 の状況は次のとおりです。 務執行を決定するとともに、職務の執行状況について取締役 から適切に報告を受けています。 取締役の任期は 1 年とし、毎年、株主総会において信任を 氏名 取締役会への出席回数 阪田 雅裕 出席13回/13回(2014年6月26日付で退任) 小宮山 宏 受けることとしています。取締役 14 名のうち、高い見識と豊 出席11回/13回 大田 弘子 出席12回/ 13回 富な経験を有する社外取締役 4 名(うち女性 1 名)を選任し、 大塚 陸毅 出席10回/ 10回(2013年6月26日付で就任) 経営に対する独立した客観的な観点からの監督を強化して います。これらの社外取締役 4 名は、当社が上場している東 また、中核事業会社の社長ほかを当社の取締役とし、当社 京および名古屋の両証券取引所の定めに基づく独立役員で 取締役会においてグループ一体となった事業戦略の審議・ あり、その豊富な専門的知識と経験を活かし、客観的かつ公 決定を行っています。 社外取締役 氏名 独立役員の表示および社外における地位 当該社外取締役を選任している理由および独立役員に指定した理由 小宮山宏氏は、化学システム工学、機能性材料化学および地球環境工学を専門とし、東京大学 小宮山 宏 独立役員 において長く教育・研究に携わり、また、同大学の総長を務めるなど、高度の専門的知識と大学経 (株)三菱総合研究所 理事長 営における豊富な経験を有していることから、当社の経営に対して指導・助言を行うことができ、 併せて、独立した客観的な観点から、経営の監督を行うことができると判断したため。 大田弘子氏は、公共経済学および経済政策を専門とし、政策研究大学院大学において長く教育・ 大田 弘子 研究に携わり、また、内閣府政策統括官(経済財政分析担当)、経済財政政策担当大臣などを歴任し 独立役員 政策研究大学院大学 教授 ており、経済・財政に関して豊富な専門的知識と経験を有していることから、当社の経営に対して 指導・助言を行うことができ、併せて、独立した客観的な観点から、経営の監督を行うことができると 判断したため。 大塚陸毅氏は、長年にわたり東日本旅客鉄道株式会社の経営の任に当たっており、会社経営にお 大塚 陸毅 独立役員 いて、高い見識と豊富な経験・確固たる実績を有していることから、当社の経営に対して指導・助言 東日本旅客鉄道(株)相談役 を行うことができ、併せて、独立した客観的な観点から、経営の監督を行うことができると判断した ため。 近藤誠一氏は、長く外務省に勤務し、特命全権大使などの要職を歴任した後、文化庁長官を務め、 また、資源エネルギー庁および国際エネルギー機関(I EA)に出向した経験もあり、エネルギー分野 近藤 誠一 および国際関係に関して豊富な専門的知識と経験を有していることから、当社の経営に対して指導・ 独立役員 助言を行うことができ、併せて、独立した客観的な観点から、経営の監督を行うことができると判断し たため。 監査役(会) います。また、重要書類の閲覧や、当社およびグループ各 監査役(会)は、監査役会規則および監査役監査基準に 社の役職員との面談によりそれぞれの職務の執行状況を把 則り、法令に定める監査役監査を網羅的に実行する体制を 握することに努めています。さらに、監査部および会計監査 整え、日常的に取締役の職務の執行状況を監査しています。 人から、監査計画、実施状況、結果などについて定期的に 各監査役が行った監査の経過および結果は、原則として毎 報告を受けるとともに、意見・情報の交換を行っています。 月 1 回開催される定例の監査役会において報告され、監査 なお、常勤監査役は、中核事業会社の監査役を兼任してい 役全体で共有化が図られています。 ます。 監査役は、監査の実効性を高めるため、取締役会、経営 会議などの重要会議に出席し、必要に応じて意見を述べて JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 氏名 監査役会への出席回数 見識と豊富な経験を有する社外監査役とすることで、会社 渡辺 裕泰 出席14回/15回(2014年6月26日付で退任) 法制の下においてその権限が強化・拡充されてきた監査役 浦野 光人 出席14回/15回(2014年6月26日付で退任) (会)による監査の実効性を確保しています。社外監査役の 中込 秀樹 出席14回/15回 2013 年度の監査役会および取締役会への出席状況は次の 兼元 俊德 出席10回/ 10回(2013年6月26日付で就任) 氏名 取締役会への出席回数 とおりであり、当社およびグループ会社の事業、経営管理の 状況などについて質問を行い、意見を述べました。なお、こ 出席13回/13回(2014年6月26日付で退任) 浦野 光人 出席12回/ 13回(2014年6月26日付で退任) いる東京および名古屋の両証券取引所の定めに基づく独立 中込 秀樹 出席13回/13回 役員です。 兼元 俊德 出席10回/10回(2013年6月26日付で就任) また、監査役による監査機能を充実させるため、執行部 成長の軌跡 渡辺 裕泰 れらの社外監査役 3 名(うち女性 1 名)は、当社が上場して マネジメントメッセージ 監査役 5 名のうち、過半数の 3 名(うち女性 1 名)を高い * 2013 年度は、監査役 6 名のうち、過半数の 4 名が社外監査役 門から独立した組織として、監査役事務室を設置し、専任ス タッフを配置して監査役の事務を補佐しています。 中核事業別レビューと戦略 社外監査役 氏名 独立役員の表示および社外における地位 当該社外監査役を選任している理由および独立役員に指定した理由 中込秀樹氏は、長く裁判官を務め、水戸地方裁判所長、名古屋高等裁判所長官などを歴任した後、 中込 秀樹 独立役員 弁護士として企業の第三者委員会の委員を務めるなど、司法、コーポレート・ガバナンスに関して 弁護士、ふじ合同法律事務所 パートナー 豊富な専門的知識と経験を有していることから、客観的かつ独立した公正な立場に立って、取締役 の職務の執行を監査することができると判断したため。 独立役員 兼元 俊德 弁護士、シティユーワ法律事務所 オブ・カウンセル 兼元俊德氏は、長く警察庁に勤務し、また、国際刑事警察機構(ICPO)総裁、内閣官房内閣情報 官などの要職を歴任した後、弁護士として大企業のコンプライアンス委員会の委員長を務めるな ど、企業法務・コンプライアンスに関して豊富な専門的知識と経験を有していることから、客観的 かつ独立した公正な立場に立って、取締役の職務の執行を監査することができると判断したため。 経営管理体制 牛尾奈緒美氏は、経営学・人的資源管理論を専門とし、明治大学において女性の能力活用のあ 牛尾 奈緒美 独立役員 明治大学情報コミュニケーション学部 教授 り方などの教育・研究に長く携わり、また、内閣府男女共同参画推進連携会議の有識者議員を務め るなど、企業における多様な人材の活用に関して豊富な専門的知識と経験を有していることから、 客観的かつ独立した公正な立場に立って、取締役の職務の執行を監査することができると判断し たため。 取締役会の授権に基づいて業務を執行する機関として、 執行役員を置いています。 内部統制会議 成長とともに果たすべき役割 執行役員 業務執行の適正の確保を図る内部統制システムの運用に 当たって、これをJXグループ全社横断的にかつ実効性ある 形で実 施するため、社 長 の 諮 問 機 関として、経 営 会 議と 経営会議 取締役会決議事項は、原則として事前に社長決裁を経る こととしており、社長決裁にあたっての協議機関として、常 同一のメンバーで構成する内部統制会議を設置し、自律的 な自己管理体制の整備およびその運用状況にかかる確認・ 総括を行っています。 勤取締役、中核事業会社の社長などから構成する経営会議 を設置し、定期的に、また、必要に応じて随時、開催してい 財務情報 ます。これにより、当社および中核事業会社の経営陣による 慎重な審議の上、適正かつ効率的な意思決定を行います。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 コーポレート・ガバナンス (1)取締役の報酬などの額は、1 事業年度につき 11 億円 報酬諮問委員会 以内(うち社外取締役分 2 億円以内)とする。なお、 取締役および執行役員の報酬などにかかる決定プロセス の透明性・客観性を担保するため、取締役会の諮問機関と 使用人兼務取締役の使用人分の給与および賞与を含 して、 「報酬諮問委員会」を設置しています。報酬諮問委員 まないこととする。 (2)監査役の報酬などの額は、1 事業年度につき 2 億円以 会は、社外取締役 2 名および代表取締役 2 名で構成され、社 外取締役のうち 1 名を議長としています。報酬諮問委員会 内とする。 では、取締役および執行役員の報酬などの決定方針その他 なお、取締役の報酬などは、役割に応じて毎月支給され 報酬などに関する事項を審議し、その結果を取締役会に答 る定額報酬と、連結経常利益に応じてその額が変動する賞 申しています。 与の 2 種類で構成し、当該事業年度の会社業績を反映する 体系としています。当該報酬などの決定方針については、 報酬諮問委員会の審議・答申を経て、取締役会の決議によっ 役員報酬 て決定しています。また、監査役の報酬などは、その職務の 取締役および監査役の報酬などの限度額については、 2011 年 6 月 27 日開催の第 1 回定時株主総会において次の 独立性という観点から定額報酬とし、各監査役の協議に基 とおり定めています。 づき、上記の範囲内で支給しています。 取締役および監査役の報酬などの額(2013年度) 報酬などの総額 (百万円) 役員区分 報酬などの種類別の総額(百万円) 対象となる役員 (名) 基本報酬 賞与 取締役(社外取締役を除く) 311 230 81 10 監査役(社外監査役を除く) 72 72 — 3 100 93 7 10 社外取締役・社外監査役 内部監査 会計監査 内部監査部門として、監査部を設置し、内部監査および 財務報告の適正性を確保するために必要な内部統制システ 当社は、新日本有限責任監査法人を会計監査人に選任し、 会計監査を受けています。 ムを統括管理しています。内部監査はJXグループ全体を対 象とし、中核事業会社および上場関係会社の内部監査部門 と連携・分担して、内部監査計画に基づく通常監査および 社長の特別な命により実施する特命監査を行うこととしてい ます。内部監査の結果については、定期的に経営会議およ び取締役会に報告されています。 報酬などの額(2013年度) 当社の会計監査人としての報酬などの額 137百万円 当社および当社の子会社が支払うべき金銭その他財産上の利益の合計額 850百万円 (注)当社と会計監査人との間の監査契約においては、会社法に基づく監査と金融商品取引法に基づく監査の監査報酬の額を区分しておらず、実質 的にも区分できません。このため、上記報酬などの金額には、金融商品取引法に基づく監査の監査報酬の額も含まれています。なお、当社は 新日本有限責任監査法人に対して、非監査業務を委託しておりません。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 マネジメントメッセージ 内部統制システム 当社は、 「エネルギー・資源・素材における創造と革新を 諮 問 機 関として、経 営 会 議と同 一 のメンバーで構 成する 通じて、持続可能な経済・社会の発展に貢献します」との 「JXグループ内部統制会議」を設置し、自律的な自己管理 「JXグループ理念」、並びに「高い倫理観、新しい発想、社会 体制の整備およびその運用状況にかかる確認・総括を行っ との共生、信頼の商品・サービス、地球環境との調和」を掲 げる「JXグループ行動指針」の下、経営の自己管理として、 ています。 さらに、グループ内部統制会議議長の諮問・実務補助機 関として、当社の法務部管掌役員を委員長、内部統制活動 アンス、情報開示、内部監査などに関する事項を包含する の関係各部長を委員とした「JXグループ内部統制委員会」 「内部統制システムの整備・運用に関する基本方針」を定め、 を設置し、各部門にかかる内部統制活動について、基本方針 これに基づき業務の適正を確保するための体制(内部統制 の達成状況、モニタリング結果に不備があった場合の対応 システム)を整備し、運用しています。 指示・勧告、基本方針の見直しなどに関する事項を審議し、 内部統制システムの運用に当たっては、これをJXグループ 成長の軌跡 コーポレート・ガバナンス、リスクマネジメント、コンプライ その結果をグループ内部統制会議に答申しています。 WEB 中核事業別レビューと戦略 全社横断的にかつ実効性ある形で実施するため、社長の 「コーポレート・ガバナンス報告書」を下記よりダウンロードできます。 http://www.hd.jx-group.co.jp/ir/system/governance.html リスクマネジメント JXグループでは、グループ各社で事業内容に応じたリス また、緊急事態の重大性に応じて、当社判断の下、対策 本部またはグループ会社との合同対策本部を設置し、迅速 環境など、それぞれの個別リスクへの対応策を実施して かつ的確に緊急事態に対応し、JXグループに課せられた社 います。 会的使命を全うすることとしています。 緊急事態対応 情報セキュリティ管理 JXグループは、 「情報セキュリティ基本規程」に則り、会 態が発生した場合は、当社が全体統括を担うこととし、被害 社の資産である会社情報の不正な使用・開示および漏洩を を最小限に抑えるためにとるべき対応をまとめた「危機・緊 防止するとともに、会社情報の正確性・信頼性を保ち、改 急事態対応規程」を定めています。 ざんや誤処理を防止し、許可された利用者が必要なときに 当社総務部を緊急事態への対応にかかる常設の事務局と 成長とともに果たすべき役割 JXグループの経営に重大な影響を及ぼす危機・緊急事 経営管理体制 クマネジメント体制を整え、コンプライアンス、労働安全、 確実にその会社情報を利用できるようにしています。 し、総務部長が事務局長となり、当社およびグループ各社に おいて緊急事態が発生した場合は、緊急事態やそのために 講じた措置の内容が直ちに事務局長へ報告される体制がと られています。 財務情報 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 コーポレート・ガバナンス 総務部長メッセージ 常時マナーモード解除の携帯電話は土日、深夜にも鳴ります。相手はグループ各社の総 務部長からで、各社において発生した危機・緊急事態の報告を受けます。 総務部は、JXグループの危機・緊急事態の統括部門であり、グループ各社で発生した事 件や事故情報は、危機・緊急事態と判断されると、時間も曜日も関係なく、すべてこの携帯 電話に集まるようになっています。 グループ各社は、それぞれ独自の安全活動を行っていますが、それでも毎年少なくない 執行役員 総務部長 山本 一郎 数の事件、事故が発生します。当部はこれらの事件、事故を取りまとめ、再発防止策ととも に毎年、経営に報告しています。 JXグループには、エネルギー、石油・天然ガス開発、金属という多様な事業会社が存在 するため、起きる事故も労災、火災、漏油、品質トラブルなど多岐にわたります。このうち、 労災などグループ内で類似事案が想定される情報は、グループ各社で共有化することによ り再発防止を図るなど、万一の際にも適切な初動対応が取れるような体制を整えています。 そのような再発防止策の水平展開も、総務部の役割です。 コンプライアンス JXグループは、行動指針に 「Ethics 高い倫理観」 を掲げ、 役員および社員に対し、法令などの遵守を徹底させていま 全体として取り組むべきコンプライアンス活動について、 す。公正な企業活動を展開し、グループに対する社会的信 活動方針の採択および活動結果の報告を行っています。 頼を向上させるため、グループ各社でコンプライアンスを徹 また、法令違反行為の早期発見および早期是正を図ると 底するための規程類を整備し、職務上のあらゆる場面にお ともに、法令違反行為の通報者を適切に保護する観点から、 いて、法令、定款および規程類を遵守することを方針として 主要なグループ会社に内部通報制度(コンプライアンスホッ います。 トライン)を設け、社内担当部署のほか、外部弁護士事務所 JXグループのコンプライアンス活動の方向づけおよび グループ全体として対応が必要な事項の検討を行うため、 「JXグループコンプライアンス委員会」を設置し、グループ JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 を窓口として、内部通報を受け付けています。 マネジメントメッセージ 情報開示 IR 活動 ディスクロージャーポリシー 当社は、適時適切な会社情報の開示が健全な資本市場形 当社は、JXグループの事業活動を幅広くご理解いただく 成の根幹をなすものであることを十分に認識するとともに、 ため、積極的に経営方針・経営情報などを発信しています。 透明性の高い経営を推進すべく、株主・投資家の皆様に、 国内のアナリスト・機関投資家向けには、マネジメント出 迅速、適正かつ公平な情報開示に努めています。 席の下、四半期ごとに決算説明会を開催し、その模様は、資 会社情報を迅速かつ正確に把握・管理・開示する体制を また、投資家訪問やコンファレンスへの参加などを通じて、 整え、適時開示規則に該当する情報は、東京証券取引所など 会長、社長、IR 担当役員などが定期的に個別ミーティングを の提供する適時開示情報システム( TDnet)を通じて公開 実施しているほか、製油所、製錬所などの事業所説明会を するとともに、当社ウェブサイトにも同一資料を掲載してい 年 2 回程度開催しています。同様に、海外投資家に対しても、 ます。適時開示規則に該当しない情報についても、基本方針・ 定期的な主要投資家訪問やコンファレンスなどを通じて、 開示基準に則り、積極的に開示しています。 会長、社長、IR 担当役員などが、個別ミーティングを実施し また、当社は、 「インサイダー取引防止規程」を制定し、 中核事業別レビューと戦略 料とともに、動画などを当社ウェブサイトで公開しています。 成長の軌跡 当社単体に関する情報はもとより、グループ会社に関する ています。個人投資家向けには、国内主要都市にて、定期的 インサイダー取引規制を周知徹底させる体制を整備してい に会社説明会を開催し、社長または IR 担当役員などが会社 ます。 概況を説明しています。2013 年度は、全国 13 都市で 16 回 開催し、約 1,600 名の個人投資家にご参加いただきました。 適時開示体制の概要 決定事実 また、当社ウェブサイトでは、決算短信、決算説明会資料、 発生事実 決算情報 当社各部門・グループ会社 トのほか、前述の機関投資家および個人投資家向け説明会 で使用したプレゼンテーション資料などを掲載しています。 経営管理体制 報告 有価証券報告書・四半期報告書、株主通信、アニュアルレポー 担当役員 付議・報告*2 代表取締役 * 1 取締役会 2013 年度は、当社の IR 活動に対して、複数の外部評価を 受けました。 • 日本証券アナリスト協会 「ディスクロージャー優良企業」 開示の指示 開示の実施 証券取引所 (開示後、当社ウェブサイトにも速やかに公開) *1. 緊急を要する発生事実に関する情報は、代表取締役の判断により、取締役会への 報告を経ずに開示することができる。 *2. 適時開示の要否は、担当役員、総務部長、法務部長、経理部長、情報取扱責任者 (財務 IR 部長)および関係部室長の協議により、判定する。 • 日興アイ・アール 「2013 年 度 全 上 場 企 業ホームペ ージ充 実 度ランキング 成長とともに果たすべき役割 情報取扱責任者(財務IR部長) 調査最優秀企業」 • 大和インベスター・リレーションズ 「2013 年インターネット IR・優秀賞」 • モーニングスター 「Gomez IR サイト総合ランキング 2014 優秀企業(銀賞)」 財務情報 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 コーポレート・ガバナンス 社外取締役メッセージ Q. 経営を監視・監督する立場として、どんな役割を果たしていきますか。 私はこれまで主に経済政策に携わってきたため、ビジネスの経験が決して豊富とは言えま せん。川上から川下までカバーするエネルギー産業の場合、開発投資が巨額で長期、かつ 不確実性が大きいこと、また在庫が資源価格など外部要因に大きく左右されることなど、他 の産業とは異なる点も多く、理解するまでに時間がかかります。ですので、LNG 基地や石油 備蓄基地、資源開発拠点などを実際に見学し、現場の皆さんの話を聞いて、できる限り理解 社外取締役(独立役員) を深めたいと思っています。これまでに下松石炭基地、喜入基地、八戸 LNG ターミナル、北 大田 弘子 九州水素タウン、ヘランガス田、バルガ炭鉱を見学しました。一方で、社外取締役として「空 気を読まない」存在として取締役会に参加しようと努めています。 Q. JXホールディングスのガバナンスにおいて評価できる点と改善すべき点をお聞かせ ください。 経営統合により誕生した会社であり、中核 3 社はそれぞれ異なる種類の事業を行っている ため、経営の一体感をつくることは決して容易ではなかったと思いますが、おおらかな雰囲 気で一体感がつくられていることに最初驚きました。これは、統合直後から積み重ねてきた 経営陣と社員の努力の成果だと思います。また、JXグループが誕生する前から、統合という 難しい作業を何度か乗り越えて、総合エネルギー企業として発展させてきた実績は、環境変化 への柔軟かつ強靭な対応力を示すものであり、大きな強みと言えます。 JXホールディングスの取締役会は、堅苦しい雰囲気がなく、闊達に質疑、意見交換がなさ れています。開催前日午後に社外取締役・監査役に議案説明の時間が設定されているなど、 社外取締役が持つ知見を経営にしっかりと反映させていくための運営をJXホールディングス 設立当初から意識していたことがうかがえます。 一方で、中核 3 社の事業内容が異なるだけに、取締役会での事業報告だけでは十分に各社 の経営内容や抱える問題点を把握しづらい面があります。ホールディングスと 3 社との連携、 および分担のあり方を常に考えていくことが必要だと思います。すなわち、ホールディングス が全体の戦略や資源配分の意思決定を行い、中核会社はそれに沿って責任ある経営を実行、 そしてホールディングスの取締役会がそれをモニターするという、それぞれの責任をこれ まで以上に明確に果たしていくことが必要ではないでしょうか。 Q. JXグループの経営戦略に対して率直なご意見をお聞かせください。 第2次中期経営計画で掲げている戦略の方向性はいいですが、目標達成は苦戦しています。 「高収益・高成長部門へ経営資源を優先配分」という目標は非常に重要ですが、いかに達成す るかの道筋はまだ明確ではないように見受けられます。成長力をいかに向上させるか、 改めての検討が必要だと思います。また、長期的な視点で見れば、ブランド戦略の一環として JXの知名度をさらに上げていくと同時に、 「世界有数の総合エネルギー・資源・素材企業 グループ」になるためのグローバル戦略をより明確にしていくことも必要ではないでしょうか。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 成長とともに果たすべき役割 P056 CSR の基本的な考え方 P057 人材育成への取り組み P058 JXグループの重要課題 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 CSR の基本的な考え方 JXグループは、一人ひとりの業務遂行における経営理念の実践こそが CSR、すなわち、JXグループに課された社会的責任 であると明確に規定しています。 基本的考え方 重点分野と推進体制 JXグループでは、2010 年 4 月、JXホールディングス設立 JXグループでは、JXホールディングス社長を議長とする 時の取締役会においてJXグループ経営理念を制定しました。 JXグループ CSR 会議を設置し、グループの CSR に関する基 また、同日開催された経営会議(社長決裁に当たっての協 本方針の策定・推進とグループ CSR 活動の総括を横断的に 議 機 関 )において、JXグ ル ープとしての CSR 基 本 方 針、 行っています。また、①コンプライアンス(情報セキュリティ、 CSR の重点分野およびグループ横断的な CSR 推進体制を定 人権などを含む)、②社会貢献、③環境安全の 3 つを CSR の めました。 重点分野と定め、各分野に対応するグループ CSR 委員会を JXグループは、社会生活や経済活動に欠かすことができ JXグループ CSR 会議議長の諮問機関として設置し、各委員 ないエネルギー・資源・素材という事業分野に携わる企業と 会においては実務ベースの審議・答申と情報の共有化を行っ して、株主・投資家、お客様、従業員をはじめとするステー ています。こうした推 進 体 制 の 構 築により、JXグループ クホルダーの皆様から信頼される企業グループの確立を目 では、各社で異なる事業特性を活かしながら、グループ全体 指しています。 で CSR 活動の PDCA サイクルを回しています。 なお、これらの会議・委員会は、JXホールディングスの JXグループCSR基本方針 役員・従業員の一人ひとりが「JXグループ経営理念」を誠実 各担当部署が事務局となり、その運営を行っています。 に実践することを通じて社会に対する責任を着実に果たし、 ステークホルダー(利害関係者)から信頼される企業グルー プの確立を目指します。 グループ CSR 推進責任者 JXグループ経営理念を実践する主体は各職場であり、そ の主役はそこで働く各個人であることを踏まえ、JXグループ JXグループ経営理念とCSR 内の各職場に CSR 推進責任者を設置しています。 JXグループ経営理念 JXグループスローガン(JXグループ理念のエッセンス) グループ CSR 推進責任者は、各社の CSR 担当部署との連 JXグループ理念(JXグループの存在意義) 携の下、CSR 推進体制の最前線として職場内の CSR マネジ JXグループ行動指針(役員・従業員が拠り所にすべき価値観) メントを担うほか、年に 1 回一堂に会し、グループ CSR 活動 の進むべき方向とあるべき姿を確認するための研修や意見 JXグループ長期ビジョン・中期経営計画 交換を行っています。 業務遂行における経営理念の実践=CSR JXグループのCSR推進体制図 JXホールディングス JXグループ CSR 会議 総務部 各部署 CSR 推進責任者 各関係会社 CSR 推進責任者 議長:JXホールディングス社長 事務局 JXホールディングス総務部 JX日鉱日石エネルギー CSR推進部 各部署 CSR 推進責任者 各関係会社 CSR 推進責任者 JXグループ CSR3 委員会 JX4社CSR推進担当連絡会 JX日鉱日石開発 CSR推進部 各部署 CSR 推進責任者 各関係会社 CSR 推進責任者 JXグループコンプライアンス委員会 JXグループ社会貢献委員会 JXグループ環境安全委員会 JX日鉱日石金属 広報・CSR部 各部署 CSR 推進責任者 各関係会社 CSR 推進責任者 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 人材育成への取り組み マネジメントメッセージ 国内外で広くビジネスチャンスを追求するJXグループにとって、事業を支える人材をいかに確保するかは、今後の事業拡大 に重要な課題であり、中核会社では、それぞれの事業領域に必要な人材の育成・活用を進めています。特に、海外事業を急 速に拡大する中で、グローバル化を担える人材の育成を強化しています。 JXグループの課題 1. 海外事業拡大のために必要な専門知識・行動力・精神力のある人材の育成 成長の軌跡 2. 現業部門におけるベテラン社員から若手社員への技術の伝承 3. 女性社員の活躍推進をはじめとする多様な人材の育成 グループ各社の取り組み • グループ経営幹部の養成 将来の幹部候補を選抜し、グループ経営課題に取り組む研修を 中核事業別レビューと戦略 JXグループ全体 実施 • 危険体感教育センターによる安全教育 安全意識を強化するために、製造現場で発生しうる事故を模擬 体験 JXグループ危険体感教育センター • 階層別等研修 JX日鉱日石エネルギー 階層別の研修やコア人材を育成するための研修を実施 • 海外研修 経営管理体制 海外ビジネススクールや研究所などへの留学に加え、管理職まで含めた海外語学研修を 強化 • ナショナルスタッフ研修 海外ナショナルスタッフの管理職を対象とした本社(東京)集合研修を実施 • 女性社員活躍推進 女性社員の活躍推進に向けたセミナーや座談会を実施 JX日鉱日石開発 成長とともに果たすべき役割 • 若手社員の海外派遣 技術系/事務系を問わず、入社後数年以内の若手社員を当社が主体となって事業を推進 する海外現業所に一定期間派遣し、実地での総合的な学びを通して能力開発を促進 • International Staff 制度 海外現業所採用社員が本社または他の現業所に勤務する機会を創出し、能力開発および 技術・知見の活用と伝承を促進 • 階層別等研修 JX日鉱日石金属 階層別の研修やコア人材を育成するための研修を実施 • 職種別教育体制の強化 財務情報 業務遂行のプロフェッショナルにふさわしい専門的能力の強化を目的として、各職種毎に 教育およびジョブローテーションの計画を策定・実施 • 海外語学研修 総合職入社 2 年目社員の全員および語学習得の必要がある社員を対象として、1∼ 3カ月 の海外語学研修を実施 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 JXグループの重要課題 JXグループでは、 「エネルギー・資源・素材のX(みらい)を。」をスローガンに、各事業分野で、 「エネルギー・資源・素材 の安定供給」 「資源の持続可能な利用と循環型社会」、そして「低炭素社会」を追求しています。 課題認識 新興国を中心に、石油・天然ガスや金属資源などの需 要は年々拡大しており、それらの獲得をめぐる国や企業 エネルギー・資源・素材の 安定供給に向けて の間の競争は激化しています。こうした中、産業や経済、 人々の暮らしに欠くことのできないエネルギー・資源・素 材の安定供給に対する期待が高まっています。 基本的アプローチ JXグループの総合力で、エネルギー・資源・素材の安定供給を果たします。 現代社会において、非鉄金属は豊かで文化的な生活 になくてはならない資源であり、将来世代に持続可能な 資源の持続可能な利用と 循環型社会の構築に向けて 社会を引き継ぐため、有限である資源を有効に循環利用 できる社会づくり、仕組みづくりが期待されています。 基本的アプローチ 長年培ってきた技術力を活かし、金属資源を有効に循環利用できる社会づくりに努めます。 社会全体で、CO2 排出を抑制していくことが喫緊の課 題となっています。エネルギー政策の見直しから、産業界 低炭素社会の実現に向けて におけるイノベーション、生活のさまざまな場面でのライ フスタイルの見直しなどあらゆるレベルでのアクションが 期待されています。 基本的アプローチ 低炭素社会の実現に資するエネルギー供給の仕組みづくりや、素材の開発に努めます。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 マネジメントメッセージ エネルギー・資源・素材の安定供給に向けて JXグループは、エネルギー・資源・素材のそれぞれの分野で資源開発・生産から販売までの安定的な供給体制づくり 成長の軌跡 に力を注いでいます。エネルギーや資源、素材の世界的な需要の高まりに対し、安定的にそれらを供給し続けること は、重要な社会的役割と捉えています。 石油製品の安定供給のために ■ ■ 需要旺盛なアジア市場への製品供給 震災時の給油可能サービスステーション( SS ) JXグループは、これまでも停電時に給油可能な「震災時 給油可能 SS」を全国展開してきましたが、東日本大震災で 一貫体制の強みを活かし、海外における経済・産業の発展 は、津波による浸水により、電気系統が損傷し、給油不能と にも貢献できると考えています。国内市場における石油精 なる新たな課題が明らかになりました。 そこで、より広範な災害によるリスクに対応するため、停 な需要が見込まれるアジア市場からの期待に、潤滑油や石 電のみならず、浸水への対策を講じ、さらに緊急時の生活 油化学製品などを切り口として応えていきます。新興国で インフラ支援として、飲料水や一時避難場所としての建屋屋 は石油・石油化学製品に対する旺盛な需要がある一方で、 上スペースなどを備えた「新・震災対応 SS」の実証を行っ 供給能力が不足している国々もあります。基礎化学品とし ています。ここでは燃料電池、太陽光発電、LED 照明を設置 てさまざまな製品の原料となる「パラキシレン」と、基礎資 し、平常時の省電力対策も行っています。東北から九州にか 材として多岐にわたり使用される「潤滑油」において、アジ けての太平洋側の 12 市区に「新・震災対応 SS」を設置し、 アを中心に積極的に事業展開を進めています。 今後の生活インフラとしての機能向上を検討していきます。 経営管理体制 製販売の最大手としての供給責任を果たすとともに、旺盛 中核事業別レビューと戦略 JXグループは、石油製品の研究開発、製造、 販売までの 「 新・震災対応SS」の概要 太陽光発電 ENEOS 新・震災対応SS 屋上スペース ・防水型計量機の設置(モーター簡易取替方式) ・非常用発電機、燃料電池を 2 階に設置 停電 ・非常用発電の設置 (自立・分散型電源の確保) CO2 削減量もひと目で 7m 程度の浸水にも 対応する屋上スペース わかる太陽光発電 LED キャノピー灯 (LED 照明) 防水型計量機 成長とともに果たすべき役割 浸水 震災に 強い ・太陽光発電システム 太陽光発電 (再生可能エネルギーの利用) 各種設備 省エネ 運営 LED 照明 ・キャノピー灯、室内灯の LED 化 (照明器具の省電力化) 燃料電池 ・高効率発電給湯システム (当社製エネファーム:SOFC 型) 携帯電話用 ・非常用発電による電源提供 電源 LED キャノピー灯で 省エネを実現 地域貢献 エネファーム 発電機 飲料水 ・ペットボトル(2,000 本程度)を配備 緊急用 ・建家 2 階屋上の提供 避難場所 (浸水時一時避難) 財務情報 「新・震災対応 SS」 (宮城県石巻市) JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 JXグループの重要課題 資源の持続可能な利用と循環型社会の構築に向けて JXグループは、貴重な金属資源の有効活用を実現するため、環境リサイクル事業を通じて資源循環型社会の構築に 努めています。上流(資源開発)から中流(金属製錬)、下流(電材加工、環境リサイクル)まで一貫した事業体制のもと、 シナジー効果を上げながら、経済性と環境保全を両立させていきます。 資源循環型社会のイメージ 環境リサイクル事業 製品 環境リサイクル事業では、産業廃棄物を適正な処理によ り無害化する「環境事業」と、有価金属を含有するリサイク 使用済み製品など (=都市鉱山) 最終製品 各メーカー (家電、自動車、 機械など) 消費者 ル原料を純度の高い材料に再資源化する「リサイクル事業」 製品 を行っています。 回収システム 部品加工 メーカー ■ 貴金属・レアメタルのリサイクル リサイクル原料 電子機器や自動車、家電部品などの廃棄物に含まれる貴 電子部品 材料など 金属および希少金属(レアメタル)の効率的なリサイクル 環境リサイクル事業本部 日立事業所 HMC* 製造部 敦賀工場 パンパシフィック・カッパー(株) 佐賀関製錬所 環境グループ 4 社 を実現するために、JXグループは、全国的な集荷網を構築 しています。最終的な金属の回収は、PPC 佐賀関製錬所に おける銅精鉱の製錬時に発生する余熱を有効活用してい 電材加工 事業本部 非鉄金属 ます。 • 車載向けリチウムイオン電池リサイクル 急速な普及が期待される電気自動車においては、その核 環境事業 リサイクル事業 JX日鉱日石金属グループの 事業領域 * 日立・メタル・リサイクリング・コンプレックス となるリチウムイオン電池のリサイクルが、原料の安定確保 や環 境 負 荷 低 減 の 観 点から大きな課 題になっています。 JXグループでは、回収技術の実証化試験を経て、2012 年 4 月、最終事業化計画策定のための新設備が敦賀工場に ■ リサイクル事業の海外展開 JXグループは、国内でのリサイクル原料の発生の減少や 竣工しました。 世界的なリサイクルニーズの高まりに対応するため、海外か • チタンのリサイクル らの集荷も積極的に行っています。 材料として優れた性質をもつチタンは、航空機から医療ま 電子機器の生産基地である台湾にリサイクル原料の営業 でさまざまな分野で使われています。東邦チタニウム(株) 拠点(台湾日鉱金属台中営業所)と集荷拠点(彰濱リサイク では、スクラップを原料としてチタンインゴットを製造できる ルセンター)を設立し、リサイクル原料を集荷して、破砕な 能力に優れた最新鋭の大型 EB 炉(電子ビーム溶解炉)を導 どの前処理を行った上でこれらを日本へ送り、多種多様な 入し、今後需要の増加が見込まれるチタンのリサイクルに積 非鉄金属を回収しています。 極的に取り組んでいます。 適正な処理による資源循環がグローバルに行われるよう、 北米地域からの集荷強化にも取り組むなど、さらなる海外 への展開を検討しています。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 マネジメントメッセージ 低炭素社会の実現に向けて 成長の軌跡 JXグループは、総合エネルギー企業として、エネルギーを効率的・安定的にお届けするとともに、環境負荷を低減する ために新エネルギー事業のさらなる拡大を図り、低炭素社会の実現を目指します。 ENEOS 創エネ事業 家庭用燃料電池「エネファーム」や太陽光発電システムの JXグループは、 「ENEOS 創エネ事業」を推進しています。 普及、住宅に自立・分散型エネルギーシステムを導入する 「ENEOS 創エネリノベーション」を進めており、2012 年度に の導入を加速する「再エネ」、災害時などにもエネルギーを はメガソーラー発電事業を開始しました。また、メガソー 自給自足できる「自立」の 3 つの柱で取り組みを進めてい ラー事業者などへの機器販売などの産業分野への取り組み ます。 も拡大していきます。 中核事業別レビューと戦略 エネルギー利用効率を高める「省エネ」、再生可能エネルギー 「ENEOS創エネ事業」概念図 ①省エネ ②再エネ ③自立 エネルギー利用効率向上による 資源の高度利用 再生可能エネルギーの導入加速 系統から独立して発電できる機能 経営管理体制 ENEOS創エネ事業 家庭向け展開 産業向け展開 電池3事業を中心に家庭のエネルギーシステムを供給 産業分野においてエネルギーソリューションを提案 エネファーム 太陽光発電システム 蓄電池 メガソーラー・ マンション用ソーラー・ 産業用ソーラー ガス・ コージェネレーション エネルギー診断サービスの推進 成長とともに果たすべき役割 低炭素社会の実現 自立・分散型エネルギー社会の実現 サービスステーション( SS )併設型水素ステーションの 実証実験をスタート JX日鉱日石エネルギーは、水素供給事業の早期確立を 目指し、2013 年 4 ∼ 5 月に神奈川県と愛知県の 2カ所にお いて、日本初のガソリン計量機と水素充填機を並列設置し 出せず、エネルギー効率がガソリンの 2 倍以上という究極の た SS 併設型水素ステーションを建設し、実証実験を開始 *し クリーンエネルギー車として開発が進められています。 ました。 2015 年以降、主要な自動車会社が燃料電池自動車の市 販開始を公表していますが、それまでには先行して水素供 財務情報 水素を燃料とする燃料電池自動車は、走行中に CO2 を排 * 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と水素供給・利用 技術研究組合(HySUT)の共同事業の一環として、JX日鉱日石エネルギーは水素 ステーションの建設・運営を担当しています。 給インフラを整備する必要があります。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 JXグループの重要課題 SS 併設型水素ステーションの概要 名称 海老名中央水素ステーション 神の倉水素ステーション 所在地 神奈川県海老名市 愛知県名古屋市 ENEOS サービスステーション ENEOS サービスステーション Dr.Drive 海老名中央店内 Dr.Drive 神の倉店内 開始 2013 年 4 月 19 日 2013 年 5 月 27 日 水素の製造・輸送 オフサイト方式 *1 オンサイト方式 *2 供給能力 300Nm3/h 100Nm3/h *1. 水素を専用のトレーラーで輸送し、ステーションで蓄圧器(ボンベ)に貯蔵する方式 *2. ステーション内で水素製造装置により、LP ガスから水素を製造し、蓄圧器(ボンベ)に貯蔵する方式 JX日鉱日石エネルギーは、2007 年、それまで大規模な天然 LNG 事業の拡大 天然ガスは、石油に比べ世界各地に豊富に埋蔵されており、 ガス供給基地がなかった北東北で八戸 LNG 基地の運転を開 安定的な供給が可能であるとともに、CO2 の発生が少ないク 始しました。そして、さらなる供給の拡大に向けて、これを大 リーンエネルギーとして日本における利用量は年々増えてい 型輸入基地化することとし、運営子会社としてJX日鉱日石 ます。 エルエヌジー・サービス(株)を設立するとともに、2015 年 需要の増加に対応するため、JXグループは、海外でのガス 田開発、水島・八戸の自社基地からの出荷、全国の内航船・ の運転開始を目指して八戸 LNG 輸入基地および釧路 LNG ターミナルの建設を進めています。 ローリー・導 管 供 給 など、採 掘から販 売に至るサプライ チェーン全体で安定供給体制の構築に努めています。 JXグループの LNG 供給体制 八戸・釧路 LNG ターミナル 2015 年∼ 現状 八戸(2 次基地) 2007 年 3 月 4.5 千 KL×1 基 運転開始 タンク容量 釧路(2 次基地) 八戸(輸入基地) 2015 年 4 月予定 14 万 KL×2 基 1 万 KL×1 基 水島 LNG 基地(輸入基地) 1 基目 2006 年 4 月 16 万 KL 2 基目 2011 年 4 月 16 万 KL JX日鉱日石エネルギー 50% 中国電力 50% 運転開始 タンク容量 出資会社 JXグループの天然ガス・LNGサプライチェーン 外航船(60 千トン級) 調達 開発 内航船(1 千トン級) 一次基地 (輸入基地) 二次基地 (内航船受入基地) LNG タンクローリーによる供給 お客様 サテライト基地 消費機器 小型還流ボイラ コージェネ レーション 導管による直接供給 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 財務情報 P064 連結主要財務サマリー P066 グローバルプレゼンス P068 マーケットデータ P070 財務担当役員による2013 年度業績の レビューおよび分析 P075 事業等のリスク P080 連結財務諸表および注記 P110 主要グループ会社 P112 投資家情報 P113 IR サイトのご案内 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 連結主要財務サマリー JXホールディングス株式会社および連結子会社 (新日本石油株式会社および連結子会社) (新日鉱ホールディングス株式会社および連結子会社) 千米ドル 百万円 2014年3月期 2014年3月期 2013年3月期 2012年3月期 2011年3月期 2010年3月期* $120,598,649 — — ¥12,412,013 — — ¥11,219,474 — — ¥10,723,889 — — ¥9,634,396 — — ¥9,008,017 5,774,279 3,233,738 2,075,952 — — 213,657 — — 251,467 — — 327,844 — — 334,402 — — 130,473 86,735 43,738 2,937,515 — — 302,329 — — 328,300 — — 407,765 — — 413,667 — — 187,269 113,302 73,967 1,040,051 — — 107,042 — — 159,477 — — 170,595 — — 311,736 — — 73,106 43,295 29,811 $ 75,609,940 — — ¥ 7,781,775 — — ¥ 7,274,891 — — ¥ 6,690,419 — — ¥6,259,958 — — ¥6,196,739 4,129,232 2,067,507 25,517,820 — — 2,626,294 — — 2,327,432 — — 2,044,752 — — 1,886,241 — — 1,765,652 1,059,089 706,563 246,642 — — ¥ 211,408 — — 経営業績(会計年度) 売上高 JXホールディングス 新日本石油 新日鉱ホールディングス 営業利益 JXホールディングス 新日本石油 新日鉱ホールディングス 経常利益 JXホールディングス 新日本石油 新日鉱ホールディングス 当期純利益 JXホールディングス 新日本石油 新日鉱ホールディングス 財政状態(会計年度末) 総資産 JXホールディングス 新日本石油 新日鉱ホールディングス 純資産 JXホールディングス 新日本石油 新日鉱ホールディングス キャッシュ・フロー(会計年度) 営業活動によるキャッシュ・フロー $ 2,964,953 JXホールディングス 新日本石油 — — 新日鉱ホールディングス ¥ 305,153 — — ¥ 265,571 — — ¥ ¥ 40,674 30,982 9,692 投資活動によるキャッシュ・フロー JXホールディングス 新日本石油 新日鉱ホールディングス (4,661,805) — — (479,793) — — (426,110) — — (198,595) — — (170,908) — — (241,339) (145,531) (95,808) 1,749,709 — — 180,080 — — 154,104 — — (37,318) — — (71,228) — — 113,610 62,499 51,111 財務活動によるキャッシュ・フロー JXホールディングス 新日本石油 新日鉱ホールディングス (注)米ドルの金額は、2014 年 3 月 31 日時点のレートで換算しています。 * 2010 年 3 月期のJXホールディングスの数値は、新日本石油および連結子会社と新日鉱ホールディングスおよび連結子会社の単純合算 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 マネジメントメッセージ 米ドル 円 2014年3月期 2014年3月期 2013年3月期 2012年3月期 2011年3月期 2010年3月期 1株当たり情報 当期純利益 ¥ 43.05 ¥ 64.13 ¥ 68.60 ¥125.35 ¥ — 新日本石油 — — — — — 29.70 新日鉱ホールディングス — — — — — 32.17 8.34 858.66 781.30 701.31 654.77 — 新日本石油 — — — — — 658.54 新日鉱ホールディングス — — — — — 646.04 成長の軌跡 $0.42 JXホールディングス 純資産 JXホールディングス 配当金 16.00 16.00 16.00 15.50 — — — — — — 18.00 新日鉱ホールディングス — — — — — 15.00 中核事業別レビューと戦略 0.16 新日本石油 JXホールディングス % 2014年3月期 2013年3月期 2012年3月期 2011年3月期 2010年3月期 経営指標 ROE 5.2% 8.7% 10.1% 19.1% 新日本石油 — — — — 4.6 —% 新日鉱ホールディングス — — — — 5.1 経営管理体制 JXホールディングス 自己資本比率 27.4 26.7 26.1 26.0 — 新日本石油 — — — — 23.2 新日鉱ホールディングス — — — — 29.0 JXホールディングス 市況データ ¥100 ¥ 83 ¥ 79 ¥ 86 ¥ 93 原油価格(ドバイスポット、 ドル/バーレル) $105 $107 $110 $ 84 $ 70 銅価格(LME、セント/ポンド) ¢322 ¢356 ¢385 ¢369 ¢277 成長とともに果たすべき役割 為替(円/ドル) 財務情報 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 グローバルプレゼンス エネルギーおよび石油・天然ガス開発事業関連 1. 原油価格推移 (年度) 原油(CIF*)価格 (ドル/バーレル) (円/ KL) 2003 29.43 20,955 2004 38.77 26,158 2005 55.81 39,736 2006 63.50 46,659 2007 78.72 56,335 2008 90.52 58,541 2009 69.40 40,373 2010 84.16 45,373 2011 114.18 56,680 2012 113.89 59,357 2013 110.00 69,217 * CIF = Cost, insurance, and freight 出典:財務省通関統計 2. 国内主要石油元売会社との比較 原油処理能力 パラキシレン生産能力 万バーレル/日 万トン/年 121*1 71 56 59 45 22 373 JXグループ 東燃ゼネラルグループ *2 出光興産 昭和シェル石油グループ *3 コスモ石油 その他 *4 合計 JXグループ 312 50 48 29 439 東燃ゼネラルグループ 出光興産 その他 合計 ※ 2013 年 12 月末時点の数値 (ただし、JXグループのみ 2014 年 7 月末時点) ※ 2014 年 4 月末時点 *1. 大阪国際石油精製(株)および、水島製油所、鹿島製油所のコンデンセートスプリッターを除く *2. 東燃ゼネラルグループは極東石油工業(同)を含む *3. 昭和シェル石油グループは富士石油(株)を含む *4. その他は南西石油(株)、太陽石油(株)、帝石トッピング・プラント(株) 3. 製品別販売数量、サービスステーション(SS)数 固定式 SS 数 製品別販売数量 日本全体 (年度) ガソリン・ナフサ 中間留分 *1 重油 *2 合計 百万KL JXグループ 2013 101.2 65.4 21.9 188.5 (年度) ガソリン・ナフサ 中間留分 *1 重油 *2 合計 百万KL 2013 34.7 26.6 85.6 146.9 店 (年度) 日本全体 * JXグループ 社有 社有比率(%) 2008 41,000 13,318 3,140 23.6 2009 39,500 12,687 2,893 22.8 2010 37,900 12,149 2,701 22.2 2011 36,900 11,730 2,573 21.9 2012 35,600 11,283 2,487 22.0 2013 34,800 11,017 2,433 22.1 * 当社推定 ※国内の石油製品販売数量 *1. 灯油、軽油、A 重油の合計 *2. B、C 重油の合計 4. JXグループの主な石油・天然ガス販売量 2009 10,900 14,000 12,600 82,900 10,000 13,000 143,400 (暦年) 米国 カナダ *3 英国北海 東南アジア オセアニア 中東他 合計 *1. BOED:原油換算バーレル/日 *2. BOE:原油換算バーレル *3. 合成原油 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 プロジェクト会社ベースの販売量 埋蔵量 BOED*1 百万BOE*2 2013年末 2010 10,000 14,700 11,300 82,900 8,000 13,300 140,200 2011 4,400 14,400 9,300 80,800 7,200 12,100 128,200 2012 3,700 14,300 6,000 73,600 6,600 12,900 117,100 2013 3,600 13,300 4,700 74,200 7,500 11,300 114,600 16 260 184 196 95 57 808 マネジメントメッセージ 金属事業関連 5. 資源開発事業 出資銅鉱山精鉱販売量 * % (暦年) 千トン 2003 852 343 326 JX出資比率 Escondida Los Pelambres Collahuasi 3.0 15.0 3.6 2004 1,018 364 424 2005 1,104 330 364 2006 1,158 336 381 2007 1,230 300 396 2008 991 353 412 2009 792 324 488 2010 757 379 444 2011 515 416 413 2012 733 397 236 2013 864 414 393 2011 566 2012 551 2013 588 2011 2,598 3,492 2012 2,684 3,283 2013 2,950 3,439 * 精鉱中銅量 千トン (暦年) 生産量 順位 2013 1,170 490 479 450 434 429 422 404 342 340 国 Escondida Chuquicamata Collahuasi PT Freeport Indonesia Los Bronces Morenci El Teniente Los Pelambres Norilsk Antamina チリ チリ チリ インドネシア チリ 米国 チリ チリ ロシア ペルー 中核事業別レビューと戦略 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 成長の軌跡 (参考)世界の銅鉱山ランキング ※SX-EW生産量を含む 出典:Wood Mackenzie Ltd. 6. 銅製錬事業 千トン (年度) 銅地金販売数量 * 2003 622 2004 607 2005 588 2006 645 2007 660 2008 619 2009 605 2010 588 * パンパシフィック・カッパー(PPC)販売数量 千トン (暦年) 生産量 順位 2013 1,634 1,185 1,172 1,133 1,050 822 776 728 600 585 国 Codelco Aurubis Freeport McMoRan Copper & Gold Glencore Xstrata Jiangxi Copper Company JX日鉱日石金属 & PPC * Tongling Southern Copper チリ ドイツ 米国 スイス 中国 日本 中国 米国 住友金属鉱山 日本 KGHM Polska Miedz ポーランド 成長とともに果たすべき役割 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 経営管理体制 (参考)世界の銅地金生産者ランキング * 当社集計値 出典:Wood Mackenzie Ltd. 7. 環境リサイクル事業 トン 2007 7.2 (年度) 金回収量 2008 7.0 2009 6.3 2010 6.5 2011 7.0 2012 5.8 2013 6.1 8. 電材加工事業 圧延銅箔販売数量(km /月) 精密圧延品販売量(トン/月) 2003 3,097 3,954 2004 3,393 3,798 2005 3,794 3,407 2006 3,588 3,600 2007 3,509 3,721 2008 2,554 2,714 2009 2,724 3,507 2010 3,255 3,847 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 財務情報 (年度) マーケットデータ エネルギーおよび石油・天然ガス開発事業関連 1. 主要国の一次エネルギー消費構成 合計 原油換算 百万トン 合計 100 100 100 100 100 100 100 100 465 2,207 189 295 243 2,810 699 12,451 % (2013暦年) 日本 米国 英国 ドイツ フランス 中国 * ロシア 世界全体 石油 石炭 45.0 37.7 36.9 38.0 33.1 18.1 21.9 33.6 27.7 20.6 19.3 27.5 5.0 68.5 13.4 30.7 天然ガス 原子力 22.6 30.4 34.8 25.5 15.9 5.2 53.2 24.3 水力 0.7 8.5 8.5 7.5 39.5 0.9 5.6 4.5 4.0 2.8 0.6 1.6 6.4 7.3 5.9 6.9 * 中国は香港を除く 出典:BP統計 2. 世界の石油消費量の推移・消費伸び率 石油消費量 (暦年) 北米 欧州 アジア・太平洋 中東 アフリカ 中南米 合計 消費伸び率 (暦年) 欧州・北米 アジア・太平洋 世界全体 千バーレル/日 2003 24,170 19,888 22,962 5,670 2,654 4,872 80,216 2004 25,023 20,063 24,202 5,941 2,771 5,056 83,055 2005 25,119 20,187 24,629 6,335 2,920 5,200 84,389 2006 25,002 20,357 25,244 6,456 2,927 5,340 85,325 2007 25,109 20,082 26,080 6,755 3,068 5,661 86,754 2003 100.0 100.0 100.0 2004 102.3 105.4 103.5 2005 102.8 107.3 105.2 2006 103.0 109.9 106.4 2007 102.6 113.6 108.2 2008 23,860 20,013 25,952 7,206 3,235 5,881 86,147 2009 22,957 19,181 26,247 7,508 3,306 5,913 85,111 2010 23,510 19,087 27,802 7,767 3,479 6,155 87,801 2011 23,329 19,009 28,912 8,004 3,374 6,306 88,934 2012 22,948 18,636 29,997 8,353 3,519 6,478 89,931 2013 23,292 18,645 30,470 8,526 3,624 6,775 91,331 2008 99.6 113.0 107.4 2009 95.6 114.3 106.1 2010 96.7 121.1 109.5 2011 96.1 125.9 110.9 2012 94.4 130.6 112.1 2013 95.2 132.7 113.9 % ※2003年を100としたときの変化率 出典:BP統計 3. 日本の油種別需要構造推移 日本 (暦年) ガソリン 灯油 軽油 重油 その他 合計 万キロリットル/日 2003 6,056 2,911 3,813 5,995 5,864 24,639 2004 6,148 2,798 3,712 5,566 6,076 24,300 2005 6,142 2,827 3,712 5,479 6,247 24,407 2006 6,055 2,450 3,661 4,666 6,235 23,067 2007 5,926 2,267 3,559 4,672 6,552 22,976 2008 5,743 2,025 3,373 4,105 5,691 20,937 2009 5,746 2,006 3,239 3,248 5,624 19,863 2010 5,816 2,035 3,289 3,277 5,654 20,071 2011 5,721 1,962 3,287 3,876 5,949 20,795 2012 5,621 1,888 3,339 4,214 6,088 21,150 2013 5,542 1,789 3,408 3,533 6,209 20,481 % 2013 27 9 17 17 30 100 出典:石油統計 4. アジア*の石油化学製品別需給動向 千トン (暦年) エチレン 需要 生産 プロピレン 需要 生産 ベンゼン 需要 生産 パラキシレン 需要 生産 2006 34,799 34,358 27,092 27,112 15,401 16,080 16,252 16,324 * アジアには中東を含まない 出典:経済産業省 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 2007 37,538 36,972 30,509 30,499 17,826 18,576 18,666 18,063 2008 37,936 36,776 30,023 29,807 16,524 17,479 18,634 17,606 2009 40,076 39,185 32,387 31,906 17,499 17,973 20,793 19,860 2010 44,137 43,077 35,175 34,147 18,460 19,889 21,570 20,252 2011 45,795 44,805 36,470 36,226 18,505 20,327 24,059 22,240 2012 45,176 44,228 37,965 37,211 19,119 20,759 24,949 23,130 マネジメントメッセージ 金属事業関連 5. 金属価格の推移 (セント/ポンド) LME 銅価格(暦年) (セント/ポンド) LME 銅価格(年度) 金価格(年度) (ドル/トロイオンス) 2003 81 93 378 2004 130 136 414 2005 167 186 477 2006 305 316 654 2007 323 344 766 2003 604 1,003 4,904 843 830 1,116 13,654 2004 742 842 5,413 1,036 854 1,160 14,676 2005 762 1,064 5,321 1,010 930 1,140 15,099 2006 873 817 5,361 1,048 875 1,197 15,173 2007 928 789 5,557 1,190 871 1,168 15,538 2003 1,430 1,836 391 1,310 2,902 598 855 15,221 2004 1,380 2,199 419 1,310 2,837 653 909 15,812 2005 1,395 2,600 518 1,260 2,824 638 968 16,652 2006 1,532 3,003 627 1,250 2,811 662 959 17,344 2007 1,577 3,499 719 1,326 2,937 666 923 17,997 2003 1,202 3,084 308 2,720 2,290 96 4,284 15,315 2004 1,279 3,364 335 3,042 2,410 100 4,664 16,650 2005 1,229 3,656 397 2,965 2,257 103 4,580 16,670 2006 1,282 3,614 407 3,015 2,096 111 4,995 16,969 2007 1,252 4,863 516 3,121 2,123 105 4,793 18,096 2003 11,902 8,331 505 20,737 2004 12,998 9,013 545 22,555 2005 13,340 9,184 565 23,090 2006 13,807 9,611 607 24,024 2007 14,463 9,706 650 24,819 2008 316 266 867 2009 234 277 1,023 2010 342 369 1,294 2011 400 385 1,646 2012 361 356 1,654 2013 332 322 1,327 2009 1,062 997 5,394 1,275 854 1,181 15,865 2010 1,180 871 5,419 1,247 870 1,110 16,115 2011 1,295 543 5,263 1,235 960 1,110 16,262 2012 1,577 398 5,434 1,299 914 1,196 17,012 2013 1,707 485 5,776 1,376 990 1,255 18,294 2009 1,440 4,051 721 1,157 3,277 669 874 18,550 2010 1,549 4,540 647 1,098 3,244 704 900 19,215 2011 1,328 5,163 662 1,031 3,092 709 910 19,818 2012 1,516 5,879 689 1,001 2,902 686 891 20,358 2013 1,468 6,839 619 1,034 2,755 667 874 21,352 2009 875 7,086 552 3,136 1,637 91 3,568 18,141 2010 1,060 7,385 514 3,235 1,754 100 3,970 19,331 2011 1,003 7,881 402 3,126 1,745 96 3,977 19,566 2012 985 8,896 456 2,957 1,758 96 3,610 20,118 2013 994 9,830 423 2,950 1,838 95 3,551 20,981 2009 13,741 8,058 607 22,405 2010 15,139 9,188 693 25,021 2011 15,596 9,497 705 25,798 2012 15,884 9,312 703 25,899 2013 16,428 9,693 730 26,850 6. 主要国の銅鉱山生産量 千トン 中国 インドネシア チリ ペルー オーストラリア 米国 世界全体 2008 1,076 650 5,328 1,268 886 1,310 15,653 成長の軌跡 (暦年) 出典:WBMS 2014 Yearbook 中核事業別レビューと戦略 7. 主要国の銅地金生産量 千トン (暦年) 日本 中国 インド 米国 チリ ドイツ ロシア 世界全体 2008 1,540 3,795 669 1,280 3,058 690 913 18,422 ※2014年4月時点の数値 出典:WBMS 2014 Yearbook 経営管理体制 8. 主要国の銅地金消費量 千トン (暦年) 日本 中国 インド その他アジア 米国 欧州合計 世界全体 成長とともに果たすべき役割 チリ 2008 1,184 5,149 515 3,058 2,007 103 4,625 18,110 出典:WBMS 2014 Yearbook 9. 世界の銅消費用途 千トン (暦年) 電線 伸銅製品 その他 合計 2008 14,594 9,326 647 24,567 財務情報 ※スクラップの直接消費を含む 出典: 「Metals Market Service Long Term Outlook, 2014年6月」Wood Mackenzie Company JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 財務担当役員による 2013 年度業績のレビューおよび分析 戦略投資からのリターン拡大による収益計画の 着実な実行と併せ、バランスシート改善にも 取り組むことで、ROEを高めていきます。 取締役 副社長執行役員 (社長補佐、財務IR部管掌) 内田 幸雄 連結業績の概要 当連結会計年度の連結業績は、売上高は前期比 10.6% 増 の 12 兆 4,120 億円、経常利益は前期比 7.9% 減の 3,023 億円 備に係る減損損失 488 億円、固定資産除却損 128 億円などに より、合計で 988 億円となりました。 となりました。なお、在庫影響を除いた実質経常利益は、前 以上の結果、税金等調整前当期純利益は 2,203 億円と 期比 32.5% 減の 1,830 億円となりました。特別利益は、固定 なり、法人税等 942 億円及び少数株主利益 191 億円を差し引 資産売却益123億円などにより、合計で168億円となりました。 き、当期純利益は前期比 32.9% 減の 1,070 億円となりました。 また、特別損失は、銅鉱床開発プロジェクト及びその他の設 決算の概要 億円 2013年度 2012年度 124,120 112,195 +11,925 経常利益 3,023 3,283 –260 在庫影響を除いた実質経常利益 1,830 2,710 –880 (79) 1,028 –1,107 1,055 936 +119 442 455 –13 +121 売上高 エネルギー事業 石油・天然ガス開発事業 金属事業 その他 412 291 特別損益 (820) (563) –257 1,070 1,595 –525 当期純利益 前年度比 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 マネジメントメッセージ JXグループを取り巻く環境 当期における世界経済は、米国については、失業率の改善 世界的に需給が緩和したものの、中東・北アフリカ情勢の緊 や堅調な個人消費を背景に緩やかに景気が回復し、中国をは 張が継続したことなどから、期を通じて、概ね 1 バーレル当た じめアジア諸国については、減速しつつも高い成長を維持し り100ドル台の高値圏で推移しました。 世界の銅需要は、最大の消費国である中国において、伸び 高に後押しされて消費マインドが上向き、個人消費が伸長し 率は低下しつつも堅調に推移したことから、引き続き伸長し たことに加え、公共投資が拡大したことから、緩やかな回復 ました。銅の国際指標価格である LME(ロンドン金属取引所) 基調で推移しました。 銅価格は、当面、供給が需要を上回るとの市場予測から前期 このような経済情勢の下、アジアの一般的原油指標価格で あるドバイ原油の価格は、米国における供給量の増加により 成長の軌跡 ました。また、日本経済は、円安による企業収益の改善や株 を下回る水準で推移し、期平均では 1トン当たり7,100ドル程 度となりました。 市況概要 銅価格(LME) (セント/ポンド) 為替レート(円/ドル) 暦年ベース 332 暦年ベース 356 暦年ベース 100 –4 暦年ベース 361 322 暦年ベース 98 前年度比 109 105 中核事業別レビューと戦略 2012年度 2013年度 原油価格(ドバイ) *(ドル/バーレル) –29 –34 暦年ベース 83 80 +18 +17 * 2013年度は2013年3月∼ 2014年2月、2012年度は2012年3月∼ 2013年2月の平均(≒到着ベース) 経営管理体制 JXグループの取り組み このような厳しい事業環境にあって、JXグループは、第2次中期経営計画(2013 ∼ 2015年度)に掲げた経営目標の達成に向け、 各事業において諸施策を推進しました。 成長とともに果たすべき役割 エネルギー事業 エネルギー事業の売上高は前期比 10.9%増の 10 兆 7,550 億円、経常利益は前期比 33.0%減の 1,082 億円となりました。在庫 影響を除いた実質経常損益は、79億円の損失となりました。 実質経常損益の増減要因 石油製品販売量は、主として大型トラック向け販売会社の 株式取得などにより軽油は増加したものの、石炭火力発電所 競争環境と供給過剰を背景として、期を通じて低迷しました。 また、自家使用燃料代も円安を背景に上昇し、経常損益の悪 化要因となりました。 石油化学製品では、シェールガス革命による米国の供給減 及によるガソリンの減少などにより、全体としては前年を下回 や中国での需要増を背景にベンゼン価格が高騰したほか、円 りました。石油製品マージンは、需要が減少する中、激しい 安の恩恵もあり、経常損益良化となりました。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 財務情報 の新設による電力向け C 重油・原油の減少や、低燃費車の普 財務担当役員による2013 年度業績のレビューおよび分析 ■ 在庫影響を除いた実質経常損益の増減 エネルギー 1,107億円の減益 <1,028 → –79億円> 石油製品 石化製品 1,336億円の減益 <561→–775億円> 229億円の増益 <467→696億円> (億円) 1,500 数量 1,200 –98 2012年度 900 600 1,028 マージン他 300 –1,238 0 マージン他 +113 数量 +116 2013年度 –79 –300 石油・天然ガス開発事業 石油・天然ガス開発事業の売上高は、前期比16.8%増の2,022億円、経常利益は、前期比12.7%増の1,055 億円となりました。 経常利益の増減要因 既存油田・ガス田の定期修繕や保有資産の整理を行ったことで、原油換算の販売数量は減少し、日量 11 万 5 千バーレルとなり ました。一方で、円安の影響が大きく収益貢献し、全体では増益となりました。 ■ 経常利益の増減 石油・天然ガス開発 119億円の増益 <936→1,055億円> (億円) 1,200 2012年度 原油・ガス 販売数量 (千BD) 2012年 1月–12月 117 → 2013年 1月–12月 115 為替影響他 +213 2013年度 原油価格影響 +10 900 数量 –104 600 936 ブレント ドバイ 300 0 JXホールディングス株式会社 ($/B) Annual Report 2014 2012年 1月‒12月 112 109 → 2013年 1月‒12月 109 106 1,055 マネジメントメッセージ 金属事業 金属事業の売上高は前期比 7.7% 増の 1 兆 391 億円、経 常利益は前期比 7.7% 増の 474 億円となりました。在庫影響 を除いた実質経常利益は前期比 2.9% 減の 442 億円となりま した。 実質経常損益の増減要因 成長の軌跡 資源開発事業では、出資する銅鉱山における販売量の増 加や円安の恩恵がありましたが、銅価の下落やモリブデンな ど副産物収入の減少により、前年比減益となりました。銅製 錬事業は、硫酸など、副産物収入の減少はありましたが、円安 の影響を主因に前年比増益となりました。電材加工事業は、 円安を主因に前年比増益、環境リサイクル事業は、コスト削 中核事業別レビューと戦略 減が寄与し増益、チタン事業は需要家の在庫調整の影響を 受けて減益となりました。 ■ 在庫影響を除いた実質経常利益の増減 金属 13億円の減益 <455→442億円> 資源開発 41億円の減益 <266→225億円> 電材加工、環境リサイクル、 チタン 銅製錬等 14億円の増益 <111→125億円> 14億円の増益 <78→92億円> (億円) 800 2012年度 銅価 –61 400 為替他 +20 為替他 +14 経営管理体制 600 チタン 電材加工 –44 +27 2013年度 環境リサイクル 200 455 2012年 2013年 (¢/lb) 1月‒12月 1月‒12月 → 361 332 期中平均銅価 (343→359) –24(359→335) 変動幅(期初→期末) +16 +31 442 成長とともに果たすべき役割 0 その他の事業 て厳しい経営環境が続きました。こうした状況下、技術の優 道路工事、舗装工事などの土木工事については、公共工事 位性を活かした受注活動やアスファルト合材などの製品販売 が堅調に推移し、民間設備投資も持ち直しの動きが見られた の強化に努めるとともに、コスト削減・業務効率化による収 ものの、労務費や原材料価格が高騰したことから、依然とし 益力の向上を図った結果、増収・増益を実現しました。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 財務情報 株式会社NIPPO(建設事業) 財務担当役員による2013 年度業績のレビューおよび分析 財政状況について 2013 年度末の、連結総資産はカセロネス銅・モリブデン鉱 営業活動の結果、資金は 3,052 億円増加しました。これは、 床の開発に伴う固定資産の増加などにより、前期末比 5,069 税金等調整前当期純利益(2,203 億円)、減価償却費(1,836 億円増加の 7 兆 7,818 億円となりました。また、負債は前期末 億円) などによる資金増加要因が、仕入債務の減少 (842億円) 比 2,080 億円増加の 5 兆 1,555 億円、純資産は前期末比 2,989 などによる資金減少要因を上回ったことによるものです。 億円増加の 2 兆 6,263 億円となりました。上記のうち自己資 投資活動の結果、資金は 4,798 億円減少しました。これは、 本は 2 兆 1,351 億円で、自己資本比率は 27.4%、1 株当たり純 主としてカセロネス銅・モリブデン鉱床開発事業への投資及 資産額は 858.66 円となりました。また、有利子負債残高は 2 び石油・天然ガス開発事業への投資によるものです。 兆 8,017 億円、手元資金は 2,817 億円で、ネット D/E レシオは 1.18 倍となりました。 財務活動の結果、資金は 1,801 億円増加しました。これは、 カセロネス銅・モリブデン鉱床開発事業及び石油・天然ガス 当期末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。) は 2,801 億円となり、期首に比べ 309 億円増加しました。各 開発事業における資金需要に対応する借入金の増加などに よるものです。 キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりです。 連結貸借対照表 2012年度末 (億円) 2013年度末 (億円) 総資産 総資産 72,749 手元資金 77,818 手元資金 2,501 2,817 有利子負債 有利子負債 25,493 28,017 その他資産 その他負債 その他資産 その他負債 70,248 23,982 75,001 23,538 少数株主持分 自己資本 少数株主持分 3,847 自己資本 19,427 26.7% 1.18倍 8.7% 自己資本比率 ネットD/Eレシオ ROE 連結キャッシュ・フロー (億円) 営業活動によるキャッシュ・フロー 2013年度 2,203 1,836 –842 –145 3,052 投資活動によるキャッシュ・フロー –4,798 フリー・キャッシュ・フロー –1,746 税金等調整前当期純利益 減価償却費 仕入債務の減少 その他 財務活動によるキャッシュ・フロー JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 4,912 21,351 1,801 自己資本比率 ネットD/Eレシオ ROE 27.4% 1.18倍 5.2% 事業等のリスク マネジメントメッセージ JXグループ(以下「当社グループ」)の事業において、重要な影響を及ぼす可能性のある事項には以下のようなものがあり ます。なお、文中の将来に関する事項は、別段の表示がない限り、当社が本資料作成日現在において判断したものです。 グループ全体に関するリスク 1 原料供給源に関するカントリーリスク 成果を挙げることができない場合は、当社グループの財政状 当社グループは、原料の多くを海外から調達しており、特 態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 成長の軌跡 に、原油は中東の、銅精鉱は南アメリカ、東南アジア及び オーストラリアの、それぞれ限られた供給源にほぼすべてを 5 事業の再構築に関するリスク 依存しています。こうした国、地域における政治不安、社会 当社グループは、コスト削減、事業の集中と効率性の強化 混乱、経済情勢の悪化、法令・政策の変更等のカントリーリ を図ることとしており、事業の再構築に伴う相当程度の特別 スクにより、当社グループの業績が影響を受ける可能性があ 損失が発生する可能性があります。 当社グループがその事業の再構築を適切に行うことができ ります。 中核事業別レビューと戦略 ず、または、再構築によっても、想定した事業運営上の改善 2 中国その他アジア諸国における事業に関するリスク を実現することができなかった場合は、当社グループの財政 当社グループの製造する銅地金、石油化学製品、電材加 状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 工製品等の販売は中国その他アジア諸国での需要に大きく 依存しており、また、当社グループは、これらの地域での更な 6 設備投資及び投融資に関するリスク 当社グループにおいては、事業の維持・成長または新たな る事業拡大を期待しています。 事業機会の獲得のために、継続的な設備投資及び投融資を の製品に対する需要の減退等が生じた場合には、当社グ 必要としていますが、キャッシュ・フローの不足等の要因によ ループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があ りこれらの計画を実行することが困難となる可能性がありま ります。 す。また、外部環境の変化等により、実際の投資額が予定額 経営管理体制 何らかの事由により、これらの地域における当社グループ を大幅に上回り、あるいは計画どおりの収益が得られない可 3 外国為替相場の変動に関するリスク 能性もあります。 当社グループにおいては、外貨建ての営業取引による収入 及び支出が発生しており、また多額の外貨建て資産及び負債 7 資源開発に関するリスク 当社グループが行っている石油・天然ガス田、石炭・銅鉱 負債、収入及び支出の円貨換算額に影響を及ぼす可能性が 床における探鉱及び開発活動は、現在、商業化に向けて、 あります。 様々な段階にあります。探鉱及び開発の成功は、探鉱・開発 また、外国為替相場の変動は、海外の連結子会社または持 地域の選定、設備の建設コスト、政府による許認可、資金調 分法適用関連会社の財務諸表を円貨換算する場合にも影響 達等、種々の要因に左右されます。個々のプロジェクトが商 を及ぼす可能性があります。 業化に至らず、投資費用が回収できない場合には、当社グ 成長とともに果たすべき役割 を有しています。そのため、外国為替相場の変動は、資産、 ループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があ ります。また、探鉱・開発事業においては、高度な専門技術 当社グループは、様々な事業分野において、合弁事業その と幅広い経験を有する人材を確保する必要がありますが、業 他の第三者との提携及び他企業等への戦略的な投資を行っ 界においては、優秀な人材を獲得するための競争は非常に厳 ています。これらの提携や投資は、当社グループの事業にお しくなっており、当社グループが優秀な人材を十分確保でき いて重要な役割を果たしており、種々の要因により、重要な ない場合は、収益機会の逸失及び競争力の低下につながる 合弁事業が経営不振に陥り、または提携関係や投資における 可能性があります。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 財務情報 第三者との提携、事業投資に関するリスク 4 事業等のリスク 8 環境規制に関するリスク 11 有利子負債に関するリスク 当社グループの事業は、広範な環境規制の適用を受けて 当社グループは、多額の有利子負債により事業活動等が おり、これらの規制により、環境浄化のための費用を賦課さ 制約を受ける可能性があり、また、負債の元利金支払のため れ、環境汚染を生じた場合には、罰金・賠償金の支払いを求 に、追加借入または資産の売却等による資金調達を必要と められ、または操業の継続が困難となる可能性があります。 する可能性がありますが、こうした資金調達を行うことがで 当社グループの事業においては、相当量の排水、排ガス及 きるか否かは、金融市場の状況、当社の株価、資産の売却 び廃棄物が発生し、不測の事態により排出量が基準値を超え 先の有無等様々な要因に依存しています。更に、国内外の る可能性があります。また、今後、規制が強化される可能性 金利が上昇した場合には、金利負担が増加することにより、 があります。これらの環境規制及び基準に関する義務や負担 当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能 は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす 性があります。 可能性があります。 12 9 たな卸資産の収益性の低下による簿価切下げに 操業に関するリスク 関するリスク 当社グループの事業は、火災、爆発、事故、輸出入制限、 当社グループは、多額のたな卸資産を所有しており、原油、 自然災害、鉱山の崩落や天候等の自然現象、労働争議、原料 石油製品、レアメタルの価格下落等により、たな卸資産の期 や製品の輸送制限等の様々な操業上のリスクを伴っており、 末における正味売却価額が帳簿価額よりも低下したときに これらの事故、災害等が発生した場合には、多大な損失を蒙 は、収益性が低下しているとみて、期末帳簿価額を正味売却 る可能性があります。 価額まで切下げて売上原価等に計上することとなるため、当 当社グループは、可能かつ妥当な範囲において事故、災害 等に関する保険を付していますが、それによってもすべての 社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性 があります。 損害を填補し得ない可能性があります。 13 10 知的財産権に関するリスク 固定資産の減損に関するリスク 当社グループは、多額の固定資産を所有しており、経営環 当社グループは、事業遂行のため、特許権等の各種知的 境の変化等に伴い、その収益性の低下により投資額の回収 財産権を保有していますが、状況によってはその確保が困難 が見込めなくなった場合には、その回収可能性を反映させる となり、または有効性が否認される可能性があります。また、 ように固定資産の帳簿価額を減額し、その減少額を減損損失 当社グループの企業秘密が第三者により開示または悪用さ とすることとなるため、当社グループの財政状態及び経営成 れる可能性もあります。更に、急速な技術の発展により、当 績に影響を与える可能性があります。 社グループの事業に必要な技術について知的財産権による 保護が不十分となる可能性があります。 14 情報システムに関するリスク また、当社グループの技術に関して第三者から知的財産権 地震等の自然災害や事故等により情報システムに障害が の侵害クレームを受けた場合は、多額のロイヤルティー支払 発生し、業務が停止する可能性があります。その場合、当社 いまたは当該技術の使用差止めの可能性もあります。 グループの生産・販売活動に支障を来たすとともに、取引先 以上のように、当社グループがその事業を行うために必要 の事業に深刻な影響を及ぼす可能性があります。 な知的財産権を確保し、またはそれを十分に活用することが できない場合等には、当社グループの業績に影響を与える可 能性があります。 15 内部統制システムの構築に関するリスク 当社グループはかねてから、コンプライアンス、リスク管理 等の充実に努めており、財務報告に係る内部統制を含め、内 部統制システムの充実強化を図っていますが、当社グループ が構築した内部統制システムが有効に機能せず、コンプライ JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 16 マネジメントメッセージ アンス違反、巨額な損失リスクの顕在化、ディスクロージャー 個人情報の管理に関するリスク の信頼性の毀損等の事態が生じた場合には、ステークホル 当社グループは、石油販売の事業に関連して顧客の個人 ダーの信頼を一挙に失うことにもなりかねず、当社グループ 情報を管理しており、その保護対策として、今後多額の費用 の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 を必要とする可能性があります。また、顧客の個人情報が流 出しまたは悪用された場合、上記事業に影響が及ぶ可能性が あります。 成長の軌跡 セグメント別のリスク エネルギー事業 については、低燃費車の普及、ガス・電気等へのエネルギー 転換の進展に影響され、今後も減少を続けることが予想さ リスク れます。このような国内需要の減少傾向が続くか、あるいは 当社グループにおける石油製品のマージンは、主に原油 更に加速する場合、当社グループの財政状態及び経営成績 価格と石油製品価格との関係に左右され、当社グループが に影響を及ぼす可能性があります。また、国内石油精製販 コントロールし得ない要因によって決定されます。原油価格 売事業においては、現在、企業間で激しい競争が行われて に影響を及ぼす要因としては、円の対米ドル為替相場、産油 いますが、国内需要の減少傾向が、この状況を更に加速す 地域の政治情勢、OPEC による生産調整、全世界的な原油 る可能性があります。このような競争環境の激化が、当社グ 需要等があります。また、石油製品価格に影響を及ぼす要因 ループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があ としては、石油製品の需要、海外の石油製品市況、国内の石 ります。 中核事業別レビューと戦略 石油精製販売事業におけるマージンの変動に関する 1 油精製能力及び稼働率、国内のサービスステーション総数 等があります。当社グループは、石油製品価格を石油製品 3 経営管理体制 の需給状況や市況動向を適切に反映して決定していますが、 原油及び製品の調達元に関するリスク 当社グループは、原油については全量を海外とりわけ中 原油価格や石油製品市況の動向次第では、マージンが大き 東から、製品については一部を海外または国内から調達し く悪化し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を ています。産油国における政治情勢の変動及び国内外の製 及ぼす可能性があります。 品需給状況等により原油及び製品の調達に支障が生じ、適 切な代替供給源を確保することができない場合には、当社 の原料油価格と石油化学製品価格との関係に左右され、 グループの財政状態及び経営成績に影響が及ぶ可能性があ 当社グループがコントロールし得ない要因によって決定さ ります。 成長とともに果たすべき役割 また、石油化学製品のマージンも原油価格やナフサ等 れます。石油化学製品価格については、生産設備の新増設 による供給能力拡大と衣料・自動車・家電等の需要動向に 4 たな卸資産評価に関するリスク 影響されます。需給緩和等により、原油・原料油価格のコ 当社グループは、原油、石油製品等たな卸資産の評価を総 スト上昇を製品価格に転嫁することが困難になり、当社グ 平均法で行っており、原油価格上昇局面では、期初の相対的 ループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性が に安価なたな卸資産の影響により売上原価が押し下げられて あります。 増益要因となりますが、原油価格下落局面では、期初の相対 的に高価なたな卸資産の影響により売上原価が押し上げられ 2 て減益要因となるため、当社グループの財政状態及び経営成 先進国を中心として、地球温暖化ガスの削減、省エネル 績に影響を及ぼす可能性があります。 財務情報 国内の石油製品の需要動向及び競合に関するリスク ギー・省資源の推進等、地球環境問題への取り組みが一段 と本格化し、 「低炭素社会」の実現に向けた動きが加速する ものと考えられます。このような状況下、国内石油製品需要 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 事業等のリスク 石油・天然ガス開発事業 1 石油・天然ガス開発事業における原油ガス価格及び 金属事業 1 外国為替相場変動リスク 石油・天然ガス開発事業においては、原油ガス価格の変動 銅事業における市況変動等に関するリスク 当社グループの銅事業は、主として銅製錬事業と海外銅鉱 山への投資により利益を得ていますが、それぞれ次のとおり、 及び外国為替相場の変動によって売上高が増減します。原油 市況変動等の影響を受け、当社グループの財政状態及び経 ガス価格の上昇時及び円安時には、円ベースの売上高が増 営成績に影響を及ぼす可能性があります。 加し、原油ガス価格下落時及び円高時には、円ベースの売上 銅製錬事業は、海外鉱山から銅精鉱を購入し、銅地金を 高が減少します。従って、原油ガス価格下落局面及び円高局 生産販売する買鉱製錬業(カスタムスメルター)であり、そ 面においては、売上高の減少により、当社グループの業績に のマージンは主に、製錬マージンと販売プレミアムからなり 影響を及ぼす可能性があります。 ます。 製錬マージンは銅精鉱鉱山との交渉により決定されます 埋蔵量確保に関するリスク が、近年、銅鉱石品位の低下傾向、資源メジャーによる寡占 国際的な資源獲得競争により、当社グループが埋蔵量を確 化の動き等から銅精鉱の供給は不足傾向にあり、中国、イン 保するための競争条件は一段と厳しくなっています。当社グ ド等における需要増も加わって、銅精鉱の需給が逼迫し、製 ループの将来における石油・天然ガスの生産量は、探鉱、開 錬マージンの低下圧力となっています。また、当社グループ 発、権益取得等により、商業ベースの生産が可能な埋蔵量を の締結している買鉱契約は米ドル建てであるため、円高と どの程度確保できるかにより左右されます。当社グループが なった場合には、製錬マージンは減少することになります。 2 石油・天然ガス埋蔵量を補填できない場合には、将来的に生 販売プレミアムは銅地金の国際価格に付加されるものであ 産量が低下し、当社グループの財政状態及び経営成績に影 り、輸入経費、製品品質等の様々な要因を考慮して顧客との 響を及ぼす可能性があります。 交渉により決定されるため、減少する可能性があります。 また、海外銅鉱山への投資事業については、投資先鉱山が 3 石油・天然ガス開発機材に関するリスク 販売する銅精鉱等の価格が銅地金の国際価格に基づき決定 石油・天然ガスの探鉱及び生産をするため、当社グルー されるため、国際価格が下落した場合には、利益が減少する プは第三者から、掘削機等の機材及びサービスの提供を受 ことになります。 けています。原油価格が高騰している時期等は、これらの機 材及びサービスが不足することになります。当社グループ 2 銅精鉱の安定調達に関するリスク が、適切なタイミングかつ経済的に妥当な条件で、必要な 銅精鉱需給の逼迫に備え、当社グループは銅精鉱の安定 機材やサービスの提供を受けることができない場合、当社 調達を図るため海外の銅鉱山に投融資を実施しています グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性が が、これらを含む当社グループの銅精鉱調達先である海外 あります。 銅鉱山の操業に支障が生じ、当社グループが製錬事業に必 要とする銅精鉱を適時に調達できない場合には、当社グ ループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があ ります。 3 電材加工事業の需要動向、技術革新等に関するリスク 電材加工事業の顧客の多くは IT 産業、家電製品及び自動 車業界に属します。従って、これら産業における需給の状況 及び価格の変動等は、当社グループの業績に影響を及ぼす 可能性があります。また、電材加工事業は、激しい競争の中 にあり、急激な技術革新及び顧客ニーズの変化に当社グ JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 8 マネジメントメッセージ ループが適切に対応することができない場合には、当社グ グールド・エレクトロニクス社(米国法人)の環境問題に ループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があ 関するリスク ります。 子会社であるグールド・エレクトロニクス社(米国法人)は、 過去の事業に係る環境問題に関連して、米国スーパーファン ド法等の環境法令に基づき特定の米国内指定地域について リスク 潜在的責任当事者とされています。同社の最終的な負担額 電材加工事業の原材料は、金属市況等の変動により調達 は、地域指定の原因となった物質の量及び有毒性、他の潜 価格が変動します。これら原材料の調達価格が上昇し、製品 在的責任当事者の総数及びその財政状態、改善方法及び技 価格に転嫁できない場合や、市況が期首たな卸資産の帳簿 術など多くの要因に左右される可能性があります。 グールド・エレクトロニクス社は、上記に関して適切と判 価額を大きく下回る場合には、当社グループの業績に影響を 及ぼす可能性があります。 成長の軌跡 電材加工事業の原材料の調達価格の変動に関する 4 断した引当計上を行っていますが、上記要因により実際の 負担額が引当額を上回る可能性があり、この場合、当社グ 5 環境リサイクル事業の市況変動等に関するリスク ループの業績に影響を与える可能性があります。 中核事業別レビューと戦略 環境リサイクル事業のマージンは、金属価格、為替の変動 により影響を受けます。従って、金属価格が下落した場合ま たは円高となった場合には、当社グループの業績に影響を及 ぼす可能性があります。 その他の事業 1 建設事業における需要変動に関するリスク 建設事業は、舗装、土木、建築の請負工事の需要に大きく 影響されます。従って、公共事業または民間設備投資(居住 6 環境リサイクル事業の原料調達に関するリスク 用不動産の建設を含む)の減少は、当社グループの建設事業 環境リサイクル事業のリサイクル原料集荷においては、主 及びその業績に影響を及ぼす可能性があります。 な供給元である電機電子部品メーカー等の国内から海外へ 経営管理体制 のシフト、リサイクル事業への新規参入により競争が激化し ています。これに対し海外調達の拡大等により対応していま すが、当社グループが環境リサイクル事業に必要とするリサ イクル原料を調達できない場合には、当社グループの業績に 影響を及ぼす可能性があります。 チタン事業における需要変動等に関するリスク 成長とともに果たすべき役割 7 主力製品である金属チタン(スポンジチタン、チタンイン ゴット)は、航空機、電力プラント、化学プラント、海水淡水 化プラント等の特定用途が需要の中心となっており、また、 触媒の用途についても、プロピレン重合用にほぼ特化してい ます。 これらの特定用途向け需要が、国内外の政治・経済情勢の 変動や用途先業界の状況変化に伴い大きく変動する場合、 財務情報 製品販売量及び製品価格も大きく変動する傾向があるため、 当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 連結貸借対照表 JXホールディングス株式会社及び連結子会社 2014年及び2013年3月31日現在 千米ドル (注記2) 百万円 資産の部 2014 2013 2014 流動資産: 280,069 1,664 ¥ 249,131 967 $ 2,721,230 16,168 1,401,114 112,737 (2,196) 1,797,189 27,566 147,441 3,765,584 1,339,210 109,933 (1,299) 1,819,312 74,865 145,674 3,737,793 13,613,622 1,095,385 (21,337) 17,462,000 267,839 1,432,579 36,587,485 432,276 281,370 40,499 754,145 399,519 263,598 21,103 684,220 4,200,117 2,733,871 393,500 7,327,487 960,203 1,595,183 3,060,121 436,876 6,052,383 (3,663,192) 2,389,191 965,353 1,551,354 2,928,366 320,727 5,765,800 (3,575,117) 2,190,683 9,329,606 15,499,252 29,733,006 4,244,812 58,806,676 (35,592,616) 23,214,059 16,674 116,005 132,679 19,446 115,399 134,845 162,009 1,127,138 1,289,147 68,765 600,387 71,024 50,241 403,564 73,545 668,140 5,833,531 690,089 ¥ 7,781,775 ¥ 7,274,891 $ 75,609,940 ¥ 現金及び現金同等物 定期預金 営業債権(注記11) : 受取手形及び売掛金 その他債権 貸倒引当金 たな卸資産(注記5) 繰延税金資産(注記19) その他流動資産 流動資産合計 投資及び長期貸付金: 非連結子会社及び関係会社への投資 投資有価証券(注記6,10,11) 長期貸付金 投資及び長期貸付金合計 有形固定資産(注記7,8,10,14) : 土地 建物、構築物及び油槽 機械装置及び運搬具ほか 建設仮勘定 減価償却累計額 有形固定資産合計 のれん及びその他の無形固定資産: のれん その他 無形固定資産合計 繰延税金資産(注記19) 探鉱開発投資勘定 その他資産 資産合計(注記22) 連結財務諸表の注記をご参照ください。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 2014 マネジメントメッセージ 千米ドル (注記2) 百万円 負債及び純資産の部 2013 2014 流動負債: : 営業債務(注記11) 支払手形及び買掛金 その他債務 短期借入金(注記9,10,11) 1年内償還予定の社債 コマーシャル・ペーパー(注記11) 未払揮発油税及び軽油税(注記10,11) 未払法人税等 その他の引当金 未払費用 資産除去債務(注記14) 繰延税金負債(注記19) 流動負債合計 $ 8,593,918 3,927,322 8,755,451 296,152 1,735,348 4,372,328 2,748,183 313,467 319,821 450,039 13,127 12,349 2,031,170 33,568,675 187,480 1,054,020 — 89,357 62,051 143,900 12,705 86,763 64,317 1,700,593 192,960 1,019,817 93,860 — 58,277 134,005 6,198 61,578 63,279 1,629,974 1,821,609 10,241,158 — 868,218 602,905 1,398,173 123,445 843,014 624,922 16,523,445 100,000 746,711 1,119,478 (3,893) 1,962,296 100,000 746,711 1,053,576 (3,854) 1,896,433 971,628 7,255,257 10,877,167 (37,825) 19,066,226 51,312 5,551 113,204 2,695 172,762 491,236 2,626,294 ¥7,781,775 35,260 7,768 3,293 — 46,321 384,678 2,327,432 ¥7,274,891 498,562 53,935 1,099,922 26,185 1,678,605 4,772,989 25,517,820 $75,609,940 中核事業別レビューと戦略 その他流動負債 ¥ 892,965 408,740 701,046 45,615 140,817 449,000 354,992 27,566 47,578 46,224 1,655 1,045 200,242 3,317,485 成長の軌跡 1年内返済予定の長期借入金(注記9,10,11) ¥ 884,486 404,200 901,111 30,480 178,602 450,000 282,843 32,262 32,916 46,318 1,351 1,271 209,048 3,454,888 固定負債: 社債 長期借入金(注記9,10,11) 退職給付引当金(注記13) 退職給付に係る負債(注記13) 修繕引当金 繰延税金負債(注記19) その他の引当金 その他固定負債(注記10) 固定負債合計 経営管理体制 資産除去債務(注記14) 契約債務及び偶発債務(注記15) 純資産の部: 資本金: 授権株式数–8,000,000,000株(2014年、2013年) 発行済株式数–2,495,485,929株(2014年、2013年) 利益剰余金 自己株式–8,981,945株(2014年)、8,906,760株(2013年) 株主資本合計 成長とともに果たすべき役割 資本剰余金 その他の包括利益累計額: その他有価証券評価差額金 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 退職給付に係る調整累計額 その他の包括利益累計額合計 少数株主持分(注記20) 負債及び純資産合計 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 財務情報 純資産合計(注記20) 連結損益計算書 JXホールディングス株式会社及び連結子会社 2014年及び2013年3月期 千米ドル (注記2) 百万円 2013 2014 売上高(注記22) 売上原価(注記16) 売上総利益 2014 ¥12,412,013 11,637,633 774,380 ¥11,219,474 10,431,380 788,094 $120,598,649 113,074,553 7,524,096 560,723 213,657 536,627 251,467 5,448,144 2,075,952 39,910 (23,815) 5,225 54,593 12,759 88,672 302,329 34,610 (25,244) (7,772) 59,698 15,541 76,833 328,300 387,777 (231,393) 50,768 530,441 123,970 861,563 2,937,515 (3,755) 4,208 (48,830) (8,668) (10,460) — (14,493) (81,998) 220,331 (4,939) 287 (25,810) (2,204) — (1,939) (21,655) (56,260) 272,040 (36,485) 40,886 (474,446) (84,221) (101,632) — (140,818) (796,716) 2,140,799 80,255 13,921 126,155 (19,113) 107,042 72,493 8,487 191,060 (31,583) 159,477 779,780 135,260 1,225,758 (185,707) 1,040,051 販売費及び一般管理費(注記16,17) 営業利益 営業外収益(又は費用) : 受取利息及び受取配当金 支払利息 為替差損益(純額) 持分法による投資利益 その他(純額) 経常利益(注記22) 特別利益(又は損失) : 固定資産除売却損益(純額) 投資有価証券売却益 減損損失(注記7,22) 投資有価証券評価損(注記6) 休廃止鉱山特別対策費用(注記18) 段階取得に係る差損 その他(純額) 税金等調整前当期純利益 法人税等(注記19) : 法人税、住民税及び事業税 法人税等調整額 少数株主損益調整前当期純利益 少数株主利益 ¥ 当期純利益 ¥ 米ドル (注記2) 円 1株当たり当期純利益(注記20) 1株当たり配当額(注記20) 連結財務諸表の注記をご参照ください。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 ¥43.05 16.00 $ ¥64.13 16.00 $0.42 0.16 連結包括利益計算書 千米ドル (注記2) 百万円 2014 少数株主損益調整前当期純利益 マネジメントメッセージ JXホールディングス株式会社及び連結子会社 2014年及び2013年3月期 2013 2014 ¥126,155 ¥191,060 $1,225,758 17,146 (2,192) 112,284 30,643 157,881 12,143 1,903 58,181 20,058 92,285 166,595 (21,298) 1,090,983 297,736 1,534,017 ¥284,036 ¥283,345 $2,759,775 ¥230,788 53,248 ¥238,166 45,179 $2,242,402 517,373 その他の包括利益: その他有価証券評価差額金 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 持分法適用会社に対する持分相当額 包括利益 成長の軌跡 その他の包括利益合計 (内訳) 親会社株主に係る包括利益 少数株主に係る包括利益 連結財務諸表の注記をご参照ください。 中核事業別レビューと戦略 経営管理体制 成長とともに果たすべき役割 財務情報 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 連結株主資本等変動計算書 JXホールディングス株式会社及び連結子会社 2014年及び2013年3月期 百万円 株主資本 2013年4月1日残高 資本金 資本剰余金 利益剰余金 その他の包括利益累計額 自己株式 その他 有価証券 評価差額金 株主資本 合計 繰延 ヘッジ 損益 為替換算 調整勘定 ¥ 3,293 退職給付に その他の 係る 包括利益 調整累計額 累計額合計 ¥ 少数株主 持分 純資産 合計 ¥100,000 ¥746,711 ¥1,053,576 ¥(3,854) ¥1,896,433 ¥35,260 ¥ 7,768 — ¥ 46,321 ¥384,678 剰余金の配当 — — (39,838) — (39,838) — — — — — — ¥2,327,432 (39,838) 当期純利益 — — 107,042 — 107,042 — — — — — — 107,042 自己株式の取得 — — — (40) (40) — — — — — — (40) 自己株式の処分 — — — 1 1 — — — — — — 1 — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — (1,302) — (1,302) — — — — — — (1,302) 持分法適用会社に 対する持分変動に 伴う自己株式の増減 連結範囲の変動 持分法の適用範囲の 変動 持分法適用会社の合併 による持分の増減 株主資本以外の項目の 当期変動額 2014年3月31日残高 — — — — — 16,052 (2,217) 109,911 2,695 126,441 106,558 232,999 ¥100,000 ¥746,711 ¥1,119,478 ¥(3,893) ¥1,962,296 ¥51,312 ¥ 5,551 ¥113,204 ¥2,695 ¥172,762 ¥491,236 ¥2,626,294 百万円 株主資本 資本金 資本剰余金 利益剰余金 その他の包括利益累計額 自己株式 その他 有価証券 評価差額金 株主資本 合計 繰延 ヘッジ 損益 為替換算 調整勘定 退職給付に その他の 係る 包括利益 調整累計額 累計額合計 少数株主 持分 純資産 合計 ¥100,000 ¥746,711 ¥ 933,573 ¥(3,722) ¥1,776,562 ¥24,802 ¥5,928 ¥(63,089) ¥— ¥(32,359) ¥300,549 剰余金の配当 — — (39,838) — (39,838) — — — — — — (39,838) 当期純利益 — — 159,477 — 159,477 — — — — — — 159,477 自己株式の取得 — — — (26) (26) — — — — — — (26) 自己株式の処分 — — — 1 1 — — — — — — 1 — — — (107) (107) — — — — — — (107) — — (132) — (132) — — — — — — (132) — — 496 — 496 — — — — — — 496 — — — — — — — — — — — — 2012年 4月 1日残高 ¥2,044,752 持分法適用会社に 対する持分変動に 伴う自己株式の増減 連結範囲の変動 持分法の適用範囲の 変動 持分法適用会社の合併 による持分の増減 株主資本以外の項目の 当期変動額 2013年3月31日残高 — — — — — 10,458 1,840 66,382 — 78,680 84,129 162,809 ¥100,000 ¥746,711 ¥1,053,576 ¥(3,854) ¥1,896,433 ¥35,260 ¥7,768 ¥ 3,293 ¥— ¥ 46,321 ¥384,678 ¥2,327,432 千米ドル (注記2) 株主資本 資本金 2013年4月1日残高 資本剰余金 $971,628 $7,255,257 その他の包括利益累計額 株主資本 合計 利益剰余金 自己株式 $10,236,844 $(37,447) $18,426,283 その他 有価証券 評価差額金 $342,596 繰延 ヘッジ 損益 $ 75,476 $ 為替換算 調整勘定 31,996 退職給付に その他の 係る 包括利益 調整累計額 累計額合計 $ — $ 450,068 少数株主 持分 純資産 合計 $3,737,641 $22,613,991 剰余金の配当 — — (387,077) — (387,077) — — — — — — (387,077) 当期純利益 — — 1,040,051 — 1,040,051 — — — — — — 1,040,051 自己株式の取得 — — — (389) (389) — — — — — — (389) 自己株式の処分 — — — 10 10 — — — — — — 10 — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — (12,651) — (12,651) — — — — — — (12,651) — — — — — 155,966 (21,541) 1,067,927 26,185 1,228,537 1,035,348 2,263,885 $971,628 $7,255,257 $10,877,167 $(37,825) $19,066,226 $498,562 $ 53,935 $1,099,922 $26,185 $1,678,605 $4,772,989 $25,517,820 持分法適用会社に 対する持分変動に 伴う自己株式の増減 連結範囲の変動 持分法の適用範囲の 変動 持分法適用会社の合併 による持分の増減 株主資本以外の項目の 当期変動額 2014年3月31日残高 連結財務諸表の注記をご参照ください。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 連結キャッシュ・フロー計算書 千米ドル (注記2) 百万円 2014 マネジメントメッセージ JXホールディングス株式会社及び連結子会社 2014年及び2013年3月期 2013 2014 営業活動によるキャッシュ・フロー: 税金等調整前当期純利益 減価償却費 のれん償却額 修繕引当金の増減額 受取利息及び受取配当金 支払利息 固定資産除売却損益(純額) 減損損失 投資有価証券評価損益 投資有価証券売却損益 売上債権の増減額 たな卸資産の増減額 仕入債務、未払揮発油税及び軽油税の増減額 その他(純額) 利息の支払額 災害損失の支払額 退職特別加算金の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュ・フロー $ 2,140,799 1,784,133 19,170 36,669 (387,777) 231,393 (530,441) 36,485 474,446 84,221 (39,361) (463,797) 320,016 (818,160) 361,106 3,248,902 903,867 (288,719) (44,889) — (854,207) 2,964,953 (11,790) 7,793 (309,963) 19,447 (12,909) (6,771) (27,051) 5,977 (134,273) (10,253) (479,793) (30,735) 2,064 (312,029) 23,090 (16,008) 2,097 (16,199) 13,567 (79,287) (12,670) (426,110) (114,555) 75,719 (3,011,689) 188,953 (125,428) (65,789) (262,835) 58,074 (1,304,635) (99,621) (4,661,805) 187,357 1,000 145,453 (139,860) 25,000 (46,258) 77,199 (39,838) (24,476) (5,497) 180,080 25,244 30,684 249,131 — — 254 ¥ 280,069 139,880 45,000 184,133 (180,504) 30,000 (46,492) 50,446 (39,838) (21,392) (7,129) 154,104 14,068 7,633 241,035 92 (43) 414 ¥ 249,131 1,820,414 9,716 1,413,263 (1,358,920) 242,907 (449,456) 750,087 (387,077) (237,816) (53,410) 1,749,709 245,278 298,134 2,420,628 — — 2,468 $ 2,721,230 中核事業別レビューと戦略 小計 利息及び配当金の受取額 ¥ 272,040 180,363 2,876 7,803 (34,610) 25,244 (59,698) 4,939 25,810 2,204 (143) (3,126) (118,836) (42,561) 56,488 318,793 69,326 (26,498) (19,716) (7,863) (68,471) 265,571 成長の軌跡 持分法による投資損益 ¥ 220,331 183,623 1,973 3,774 (39,910) 23,815 (54,593) 3,755 48,830 8,668 (4,051) (47,734) 32,936 (84,205) 37,165 334,377 93,026 (29,715) (4,620) — (87,915) 305,153 投資活動によるキャッシュ・フロー: 投資有価証券の取得による支出 投資有価証券の売却による収入 有形固定資産の取得による支出 無形固定資産の取得による支出 短期貸付金の純増減額 長期貸付けによる支出 長期貸付金の回収による収入 探鉱開発投資勘定の支出 その他(純額) 投資活動によるキャッシュ・フロー 経営管理体制 有形固定資産の売却による収入 財務活動によるキャッシュ・フロー: コマーシャル・ペーパーの純増減額 長期借入れによる収入 長期借入金の返済による支出 社債の発行による収入 社債の償還による支出 少数株主からの払込みによる収入 配当金の支払額 少数株主への配当金の支払額 その他(純額) 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の期首残高 新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額 合併に伴う現金及び現金同等物の増加額 現金及び現金同等物の期末残高 財務情報 現金及び現金同等物の増減額 成長とともに果たすべき役割 短期借入金の純増減額 連結財務諸表の注記をご参照ください。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 連結財務諸表の注記 JXホールディングス株式会社及び連結子会社 注記 1 重要な会計方針 (a)連結財務諸表作成のための基本事項 法人 41 社の決算日は 12 月 31 日であり、これらの会社の決算 当社及びその連結子会社の当連結財務諸表は、日本で一般 日と連結決算日との差異は 3 カ月以内であることから、当該 的に受け入れられている会計原則に基づいて作成していま 連結子会社の事業年度に係る計算書類を基礎として連結を す。日本の会計処理基準は、適用及び開示の面において、部 行っています。ただし、連結決算日との間に生じた重要な取 分的に国際財務報告基準とは異なる点があります。 引については、連結上必要な調整を行っています。 また、当連結財務諸表は、日本国外の読者の便宜を考慮 主要な連結子会社の買収日におけるのれんについては、 し、日本の金融庁に提出した有価証券報告書の表示を組み その効果が発現すると見積もられる期間にわたって均等償却 替えています。 しています。 (b)連結範囲及び連結会計原則 (c)外貨建資産・負債の換算 当連結財務諸表は、 当社と当社が支配力を持つ重要な子会社 流動及び非流動外貨勘定に含まれる外貨建金融資産及び負 (以下、当社グループという)の決算数値から作成していま 債は、連結決算日の直物為替相場で円換算しています。換 す。2014年3月31日現在の連結子会社数は142社です。 算差額は為替差損益として処理しています。 JX Nippon Oil & Energy Coal (Canada) Ltd. 及 び Leo 在外連結子会社の収益・費用は期中平均相場で、資産・負 Ocean Pte. Ltd.は新設のため、連結の範囲に加えました。 八晃石油販売株式会社は株式会社ENEOSウイング・サプライ (旧株式会社I・O)と、鈴与エネルギー株式会社は株式会社 ENEOSウイング(旧株式会社一光)と、それぞれ合併したた 債は連結決算日の直物為替相場で、資本勘定は取得時の為 替相場で換算しています。この換算による差額は、純資産の 部における為替換算調整勘定及び少数株主持分に含めて計 上しています。 め、オートマックス株式会社は全株式の売却により、株式会 社ENEOSセルテックほか 5 社は清算したため、連結の範囲か (d)現金及び現金同等物 ら除外されました。 現金及び現金同等物は手許現金、要求払預金及び流動性が これらの中には、志布志石油備蓄株式会社ほか、重要性が 高く、かつ、 リスクの僅少な 3 カ月以内に満期の到来する短期 乏しいと考えられる子会社(以下、非連結子会社という)は 投資からなります。 含まれていません。非連結子会社は、いずれも小規模であ り、合計の総資産、売上高、当期純損益及び利益剰余金等は、 すべての投資有価証券は売買目的有価証券、満期保有目的 特定の非連結子会社及び関連会社については持分法を適 債券及びその他有価証券の 3 区分に分類することとなってい 用しています。当連結財務諸表の連結ベースの利益には、持 ます。 分法適用会社の未実現利益消去後の当期純利益の持分相 • 売買目的有価証券は保有していません。 • 満期保有目的債券については、償却原価法を採用してい 当額を含みます。2014 年 3 月 31 日現在の持分法を適用して いる非連結子会社は2社、関連会社は29社です。 ます。 水島エルエヌジー販売株式会社は、水島エルエヌジー株式 時価のあるその他有価証券については、期末日の市場価 会社と合併したため、持分法適用の関連会社から除外されま 格等に基づく時価法を採用し、税効果適用後の評価差額は した。 純資産の部に直接含めています。売却原価は移動平均法に 持分法を適用していない非連結子会社及び関連会社(西 より算定しています。 部日曹株式会社等)は、それぞれ純損益(持分相当額)及び 時価のないその他有価証券については、移動平均法によ 利益剰余金(持分相当額)等に及ぼす影響が軽微であり、か る原価法を採用しています。 つ、全体としても重要性がありません。持分法を適用してい その他有価証券のうち、時価又は実質価額が著しく下落 ない非連結子会社及び関連会社への投資は取得原価(投資 し、回復する見込みがないと考えられるものについては、当 価額の永続的な低下がある場合は減損処理後)で表示して 期の損失として認識しています。 います。 日 本 ベトナム 石 油 株 式 会 社 等 の 日 本 法 人 7 社 及 びJX Nippon Exploration and Production (U.K.) Ltd.等の海外 (e)投資有価証券 いずれも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていません。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 (f)たな卸資産 (m)退職給付に係る会計処理の方法 (1)退職給付見込額の期間帰属方法 貸借対照表の価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方 退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会 法により算定)を採用しています。 計年度末までの期間に帰属させる方法については、期間定 マネジメントメッセージ たな卸資産については主として総平均法による原価法(連結 額基準を採用しています。 (g)有形固定資産及び減価償却 有形固定資産については取得原価で表示しています。 (2)数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法 過去勤務費用については、その発生時における従業員の平 守及び修繕は発生時に費用計上しています。 均残存勤務期間以内の一定の年数(主として 5 年)による定 有形固定資産の減価償却方法は、主として定額法によって 額法により費用処理しています。 います。 数理計算上の差異については、各連結会計年度の発生時 なお、主な耐用年数は以下のとおりです。 における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(主 成長の軌跡 重要かつ大規模な更新及び改修は原価で資本計上し、保 として 5 年)による定額法により按分した額を、それぞれ発生 • 建物、構築物及び油槽 • 機械装置及び運搬具 2−50年 2−20年 の翌連結会計年度から費用処理しています。 (n)法人税等 (h)無形固定資産 法人税等の計算は、法人税等及び少数株主損益控除前の利 益に基づいています。資産・負債に係る会計上と税務上の帳 方法は、主として利用可能期間に基づく定額法によっていま 簿価額の一時差異については、資産負債法により、将来の税 す。なお、鉱業権については主として生産高比例法で償却し 金負担額を減額又は増額させる効果に対して、繰延税金資 ています。 産又は繰延税金負債を計上しています。 中核事業別レビューと戦略 無形固定資産(社内利用のソフトウェアを含む)の減価償却 なお、繰延税金資産が予測可能な将来の期間内に回収不 (i)リース取引 能であると考えられる場合には、評価性引当額を計上してい リース資産の減価償却方法は、リース期間を耐用年数とし、 ます。 残存価額を零とする定額法を採用しています。 当社及び一部の国内子会社は、2011 年 3 月期より連結納 所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、 リース取引 税制度を適用しています。 通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によってい ます。 (j)探鉱開発投資勘定 経営管理体制 開始日が 2008 年 3 月 31 日以前のリース取引については、 (o)研究開発費 研究開発費は発生時に費用計上しています。 (p)デリバティブ取引 石油・天然ガスの探鉱開発事業において、鉱区取得費、探鉱 当社グループは、商品価格、為替、金利等の変動による損失 費、開発費及び生産開始までの期間の支払利息等を計上し を回避するためにデリバティブを利用しており、投機的な取 引は行わない方針です。デリバティブ取引は、原則としてヘッ た事業費等を回収しています。 ジ会計を適用しています。なお、為替予約及び通貨スワップ 成長とともに果たすべき役割 ています。生産開始後、主として生産高比例法により投下し については、振当処理の要件を満たしている場合は振当処 (k)貸倒引当金 理を、金利スワップについては、特例処理の要件を満たして 貸倒引当金は、貸倒懸念債権等の債権については個別に回 いる場合は特例処理を採用しています。 収可能性を検討し、一般債権については貸倒実績率により、 ヘッジ会計に関するヘッジ手段とヘッジ対象については、 回収不能見込額を計上しています。 主として以下のとおりです。外貨建取引の為替変動リスクを 回避する目的で、為替予約取引、通貨スワップ取引を実施し (l)修繕引当金 ています。借入金の金利変動リスクを回避する目的で、金利 スワップ取引を実施しています。原油、銅価格などの価格変 置及び船舶等に係る点検修理費用を期間配分し、当連結会 動リスクを回避する目的で、商品先物取引、商品スワップを 計年度に対応する額を計上しています。 実施しています。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 財務情報 将来の修繕費用の支出に備えるため、油槽、製油所の機械装 連結財務諸表の注記 ヘッジ方針は、市場リスクを受ける資産及び負債の範囲内 ただし、特例処理の要件を満たしていることを事前に確認し で取引を行っており、資産及び負債が負う為替・金利・商品 ている金利スワップ取引については、有効性の判定を省略し 価格の変動リスクを管理することを目的としています。 ています。 為替予約取引、商品先渡取引及び商品スワップ取引等に ヘッジ会計を適用していないデリバティブ取引は、時価評 ついては、当該取引とヘッジ対象である資産・負債又は予定 価をし、時 価 の 変 動 額はそ の 期 の 損 益として認 識してい 取引に関する重要な条件が同一であり、ヘッジ開始時及びそ ます。 の後も継続して相場変動を相殺することを確認することによ り、有効性の判定を行っています。なお、金利スワップ取引 (q)1株当たり当期純利益 等については、ヘッジ対象のキャッシュ・フローの変動の累計 1 株当たり当期純利益は、期中平均株式数により算定してい 額とヘッジ手段のキャッシュ・フローの変動の累計額とを比較 ます。 することにより、ヘッジの 有 効 性 の 評 価を行っています。 注記 2 米ドル換算額 当連結財務諸表中の米ドルの金額は、日本円を1ドル102.92円(2014年3月31日のレート)で換算しています。この換算は、日本 国外の読者の便宜のためにのみなされたものであり、日本円が実際にこのレートで換算され、また、され得ることを示すもの ではありません。 注記 3 会計方針の変更 (退職給付に関する会計基準等の適用) 退職給付会計基準等の適用については、退職給付会計基 「 退 職 給 付に関する会 計 基 準 」 ( 企 業 会 計 基 準 第 26 号 準第 37 項に定める経過的な取り扱いに従っており、当連結会 2012 年 5 月 17 日。以下「退職給付会計基準」という。)及び 計年度末において、当該変更に伴う影響額をその他の包括利 「退職給付に関する会計基準の適用指針」 (企業会計基準適 益累計額の退職給付に係る調整累計額に加減しています。 用指針第 25 号 2012 年 5 月 17 日。以下「退職給付適用指 この結果、当連結会計年度末において、退職給付に係る負 針」という。)を当連結会計年度末より適用し(ただし、退職 債が89,357 百万円(868,218 千米ドル)計上されるとともに、 給付会計基準第 35 項本文及び退職給付適用指針第 67 項本 その他の包括利益累計額が 2,695 百万円(26,185 千米ドル) 文に掲げられた定めを除く。)、退職給付債務から年金資産の 増加し、少数株主持分は 189 百万円(1,836 千米ドル)減少し 額を控除した額を退職給付に係る負債として計上する方法 ています。 に変更し、未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費 なお、1 株当たり純資産額は 1.08 円(0.01ドル)増加してい 用を退職給付に係る負債に計上しています。 ます。 注記 4 未適用の会計基準等 「退職給付に関する会計基準」 (b)適用予定日 (企業会計基準第26号 2012年5月17日) 退職給付債務及び勤務費用の計算方法の改正については、 「退職給付に関する会計基準の適用指針」 2015 年 3 月期の期首から適用します。なお、当該会計基準等 (企業会計基準適用指針第25号 2012年5月17日) には経過的な取り扱いが定められているため、過去の期間の 連結財務諸表に対しては遡及適用しません。 (a)概要 未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用の処理 (c)当該会計基準等の適用による影響 方法、退職給付債務及び勤務費用の計算方法並びに開示の 退職給付債務の計算方法を見直すことにより、翌連結会計年 拡充等について改正されました。 度の期首の利益剰余金が 17,435 百万円(169,403 千米ドル) 減少する見込みです。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 マネジメントメッセージ 注記 5 たな卸資産 2014年及び2013年3月31日現在のたな卸資産の内訳は以下のとおりです。 百万円 2014 商品及び製品 仕掛品 原材料及び貯蔵品 注記 6 2014 ¥ 739,354 131,236 948,722 ¥1,819,312 $ 7,290,507 1,128,595 9,042,897 $17,462,000 成長の軌跡 合計 ¥ 750,339 116,155 930,695 ¥1,797,189 千米ドル 2013 投資有価証券 (a)2014年及び2013年3月31日現在の「満期保有目的債券」は以下のとおりです。 百万円 2014年3月31日現在 連結貸借対照表 計上額 時価 差額 国債・地方債等 合計 ¥— ¥— ¥— ¥— 中核事業別レビューと戦略 時価が連結貸借対照表計上額を超えるもの: ¥— ¥— 百万円 2013年3月31日現在 連結貸借対照表 計上額 時価 差額 時価が連結貸借対照表計上額を超えるもの: 国債・地方債等 合計 ¥— ¥— ¥— ¥— ¥— ¥— 千米ドル 時価 経営管理体制 2014年3月31日現在 連結貸借対照表 計上額 差額 時価が連結貸借対照表計上額を超えるもの: 国債・地方債等 合計 $— $— $— $— $— $— (b)2014年及び2013年3月31日現在の「その他有価証券」は以下のとおりです。 百万円 取得原価 成長とともに果たすべき役割 2014年3月31日現在 連結貸借対照表 計上額 差額 連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの: 株式 ¥236,363 ¥146,762 ¥89,601 — 63 236,427 — 19 146,781 — 44 89,646 7,397 10,037 (2,641) 30 — — 7,427 ¥243,853 30 — — 10,068 ¥156,848 0 — — (2,641) ¥87,005 債券: 国債・地方債等 その他 小計 連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの: 株式 債券: 社債 その他 小計 合計 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 財務情報 国債・地方債等 連結財務諸表の注記 百万円 連結貸借対照表 計上額 2013年3月31日現在 取得原価 差額 連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの: 株式 ¥143,434 ¥ 73,503 ¥69,931 30 34 143,498 30 19 73,552 0 15 69,946 76,439 84,493 (8,054) 30 5,768 — 82,236 ¥225,735 30 5,768 — 90,291 ¥163,843 0 0 — (8,054) ¥61,892 債券: 国債・地方債等 その他 小計 連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの: 株式 債券: 国債・地方債等 社債 その他 小計 合計 千米ドル 連結貸借対照表 計上額 2014年3月31日現在 取得原価 差額 連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの: 株式 $2,296,575 $1,425,980 $870,595 — 613 2,297,188 — 184 1,426,164 — 429 871,024 71,867 97,526 (25,659) 293 — — 72,160 $2,369,348 294 — — 97,820 $1,523,983 0 — — (25,660) $845,364 債券: 国債・地方債等 その他 小計 連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの: 株式 債券: 国債・地方債等 社債 その他 小計 合計 注:2014 年及び 2013 年 3 月31 日現在の非上場株式(連結貸借対照表計上額 37,533 百万円(364,681 千米ドル)及び 37,807 百万円)については、上表には含めてい ません。 (c)2014年及び2013年3月期に売却した「その他有価証券」は以下のとおりです。 百万円 2014年3月期 売却額 売却益 売却損 種類: ¥1,997 ¥1,997 株式 合計 ¥442 ¥442 ¥79 ¥79 百万円 2013年3月期 売却額 売却益 売却損 種類: ¥1,747 ¥1,747 株式 合計 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 ¥272 ¥272 ¥141 ¥141 マネジメントメッセージ 千米ドル 2014年3月期 売却額 売却益 売却損 種類: $19,403 $19,403 株式 合計 $4,295 $4,295 $768 $768 (d)投資有価証券評価損 2014年及び2013年3月期における投資有価証券評価損は、8,668百万円(84,221千米ドル)及び2,204百万円です。 成長の軌跡 注記 7 減損損失 当社グループは、事業環境の悪化等により、固定資産の減損損失を計上しています。 2014年及び2013年3月期における内訳は以下のとおりです。 百万円 土地 建物構築物 機械装置 その他 工場 土地 建物構築物 機械装置 その他 土地 建物構築物 機械装置 建設仮勘定 その他 土地 その他 遊休資産ほか 土地 建物構築物 機械装置 その他 その他 のれん 2014 339 6 1 7 353 $ 6,840 12,136 2,798 5,830 27,604 — 2,023 3,899 1,200 7,122 517 885 2,997 478 4,877 — 19,656 37,884 11,660 69,199 269 2,253 3,692 21,084 7,313 34,611 — — — — — — 2,614 21,891 35,873 204,858 71,055 336,290 396 104 500 — — — 3,848 1,010 4,858 3,118 520 93 25 3,756 — ¥48,830 2,433 737 80 10 3,260 17,320 ¥25,810 30,295 5,052 904 243 36,494 — $474,446 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 財務情報 合計 ¥ 成長とともに果たすべき役割 その他の事業 704 1,249 288 600 2,841 経営管理体制 銅精鉱等の生産資産 ¥ 中核事業別レビューと戦略 サービスステーション 千米ドル 2013 2014 連結財務諸表の注記 2014年3月期: 2013年3月期: サービスステーション及び工場の資産グループの回収可能 サービスステーション及び工場の資産グループの回収可能 価額については主として使用価値により測定し、将来キャッ 価額については主として使用価値により測定し、将来キャッ シュ・フローを4.0%で割り引いて算出しています。 シュ・フローを4.5%で割り引いて算出しています。 銅精鉱等の生産資産の資産グループの回収可能性価額に 遊休資産ほかの資産グループの回収可能価額について ついては、主として事業用資産から得られる将来キャッシュ・ は、主として正味売却価額により測定しています。なお、土地 フローを7.5%で割り引いて算出しています。 についての正味売却価額は、主として公示価格に基づく評価 遊休資産ほかの資産グループの回収可能価額について 額によっています。 は、主として正味売却価額により測定しています。なお、土地 についての正味売却価額は、主として公示価格に基づく評価 額によっています。 注記 8 リース取引 借主側 (a)ファイナンス・リース取引(通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理を適用) リース取引開始日が2008年3月31日以前の所有権移転外ファイナンス・リース取引 (1)2014年及び2013年3月31日現在のリース物件の取得価額相当額(支払利息相当額を含む)、減価償却累計額相当額及び期 末残高相当額は以下のとおりです。 百万円 2014年3月31日現在 建物、構築物及び油槽 機械装置及び運搬具 その他 合計 取得価額相当額 減価償却累計額 相当額 ¥12,294 4,949 19 ¥17,262 ¥10,368 3,001 18 ¥13,387 取得価額相当額 減価償却累計額 相当額 ¥14,106 5,176 134 ¥19,416 ¥11,484 2,816 122 ¥14,422 取得価額相当額 減価償却累計額 相当額 $119,452 48,086 185 $167,723 $100,738 29,159 175 $130,072 期末残高 相当額 ¥1,926 1,948 1 ¥3,875 百万円 2013年3月31日現在 建物、構築物及び油槽 機械装置及び運搬具 その他 合計 期末残高 相当額 ¥2,622 2,360 12 ¥4,994 千米ドル 2014年3月31日現在 建物、構築物及び油槽 機械装置及び運搬具 その他 合計 期末残高 相当額 $18,714 18,927 10 $37,651 (2)2014年3月31日現在の未経過リース料期末残高相当額(支払利息相当額を含む)は以下のとおりです。 各連結会計年度 百万円 2015年3月期 2016年3月期以降 ¥ 959 3,123 ¥4,082 合計 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 千米ドル $ 9,318 30,344 $39,662 マネジメントメッセージ (3)2014年及び2013年3月期の支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相当額は以下のとおりです。 百万円 減価償却費相当額 支払利息相当額 2014 ¥1,542 1,431 109 ¥1,229 1,086 140 支払リース料 千米ドル 2013 2014 $11,941 10,552 1,360 (4)減価償却費相当額の算定方法 成長の軌跡 リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法により算定しています。 (5)利息相当額の算定方法 リース料総額とリース物件の取得価額相当額との差額を利息相当額とし、各期への配分方法については利息法によっています。 (b)オペレーティング・リース取引 2014年3月31日現在の未経過リース料は以下のとおりです。 百万円 2015年3月期 2016年3月期以降 ¥ 6,002 30,784 ¥36,786 合計 中核事業別レビューと戦略 各連結会計年度 千米ドル $ 58,317 299,106 $357,423 貸主側 (a)ファイナンス・リース取引(通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理を適用) リース取引開始日が2008年3月31日以前の所有権移転外ファイナンス・リース取引 経営管理体制 (1)2014年及び2013年3月31日現在のリース物件の取得価額、減価償却累計額及び期末残高は以下のとおりです。 百万円 2014年3月31日現在 建物、構築物及び油槽 合計 取得価額 ¥1,242 ¥1,242 減価償却累計額 ¥889 ¥889 期末残高 ¥353 ¥353 百万円 2013年3月31日現在 合計 ¥1,242 ¥1,242 減価償却累計額 ¥830 ¥830 期末残高 ¥412 ¥412 成長とともに果たすべき役割 建物、構築物及び油槽 取得価額 千米ドル 2014年3月31日現在 建物、構築物及び油槽 合計 取得価額 $12,068 $12,068 減価償却累計額 $8,638 $8,638 期末残高 $3,430 $3,430 (2)2014年3月31日現在の未経過リース料期末残高相当額(受取利息相当額を含む)は以下のとおりです。 各連結会計年度 合計 ¥ 70 293 ¥363 JXホールディングス株式会社 千米ドル $ 680 2,847 $3,527 Annual Report 2014 財務情報 2015年3月期 2016年3月期以降 百万円 連結財務諸表の注記 うち、転貸リース取引の未経過リース料期末残高相当額(受取利息相当額を含む)は以下のとおりです。 各連結会計年度 百万円 2015年3月期 2016年3月期以降 千米ドル ¥10 7 ¥17 合計 $ 97 68 $165 上記転貸リース取引について、概ね同一条件で転貸しているため、ほぼ同額が借主側の未経過リース料期末残高相当額に含 まれています。 (3)2014年及び2013年3月期の受取リース料、減価償却費及び受取利息相当額は以下のとおりです。 百万円 千米ドル 2013 2014 ¥141 136 5 ¥73 71 2 受取リース料 減価償却費 受取利息相当額 2014 $709 690 19 (b)オペレーティング・リース取引 2014年3月31日現在の未経過リース料は以下のとおりです。 各連結会計年度 百万円 2015年3月期 2016年3月期以降 ¥ 457 5,882 ¥6,339 合計 注記 9 千米ドル $ 4,440 57,151 $61,592 借入金等 (a)2014年及び2013年3月31日現在の短期借入金等の内訳は以下のとおりです。 百万円 ¥ 901,111 450,000 ¥1,351,111 借入金 コマーシャル・ペーパー 合計 千米ドル 2013 2014 ¥ 701,046 449,000 ¥1,150,046 2014 $ 8,755,451 4,372,328 $13,127,779 2014年及び2013年3月31日現在の短期借入金の加重平均利率は、それぞれ0.40%、0.43%です。 (b)2014年及び2013年3月31日現在の長期借入金等の内訳は以下のとおりです。 百万円 国内無担保社債: 償還期限:2023年、利率:0.44% ∼2.32% ユーロ建無担保社債: 償還期限:2013年、利率:1.16%∼1.62% 千米ドル 2013 2014 2014 ¥ 217,960 ¥ 233,548 $ 2,117,761 — 5,027 — 144,025 1,088,597 30,977 1,481,559 (213,219) ¥1,268,340 120,872 1,039,762 30,687 1,429,896 (191,849) ¥1,238,047 1,399,388 10,577,118 300,981 14,395,249 (2,071,696) $12,323,552 借入金: 返済期限:2028年、加重平均利率:1.32%: 有担保 無担保 リース債務 小計 うち、1年以内の償還・返済予定額 合計 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 マネジメントメッセージ 2014年3月31日現在の長期借入金等の返済予定額は以下のとおりです。 各連結会計年度 百万円 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期以降 合計 注記 10 $ 2,071,696 1,983,453 1,461,980 1,597,639 1,243,140 6,037,340 $14,395,249 成長の軌跡 ¥ 213,219 204,137 150,467 164,429 127,944 621,363 ¥1,481,559 千米ドル 担保資産及び担保付債務 2014年及び2013年3月31日現在の担保に供している資産は以下のとおりです。 百万円 その他の有形固定資産(帳簿価額) 投資有価証券 その他 合計 2014 ¥ 338,103 718,435 ¥332,307 554,859 $ 3,285,105 6,980,519 1,473 75,094 ¥1,133,105 1,339 45,046 ¥933,551 14,312 729,635 $11,009,571 中核事業別レビューと戦略 土地 千米ドル 2013 2014 上記のほか、連結子会社株式(2014年及び2013年3月31日現在、それぞれ消去前金額166,624百万円(1,618,966千米ドル)、 91,919百万円)を担保に供しています。 2014年及び2013年3月31日現在の担保付債務は以下のとおりです。 短期借入金 仕入債務(未払揮発油税及び軽油税) 長期借入金(1年内返済予定分を含む) 固定負債(その他) 合計 千米ドル 2013 ¥ 868 141,720 144,025 1,500 ¥288,113 ¥ 696 150,161 120,872 1,800 ¥273,529 経営管理体制 百万円 2014 2014 $ 8,434 1,376,992 1,399,388 14,574 $2,799,388 なお、担保に供している資産に対応する債務は、上記のほか、取引保証及び関係会社等の借入金があり、その残高は以下のと 成長とともに果たすべき役割 おりです。 百万円 2014 取引保証 関係会社等の借入金 ¥ 1,062 15,122 千米ドル 2013 ¥ 893 18,048 2014 $ 10,319 146,930 財務情報 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 連結財務諸表の注記 注記 11 金融商品関係 (a)金融商品の状況 短期借入金及びコマーシャル・ペーパーは、主に営業取引 (1)金融商品に対する取組方針 に係る資金調達であり、長期借入金は主に設備投資や投融 当社グループは、設備投資計画に照らして、必要な資金(主 資に必要な資金の調達を目的としています。変動金利の借 に銀行借入や社債発行)を調達しています。一時的な余資は 入金は金利の変動リスクに晒されていますが、このうち長期 安全性の高い金融資産で運用し、また、短期的な運転資金を のものの一部については支払利息の固定化を図るために金 銀行借入、コマーシャル・ペーパーにより調達しています。デ 利スワップ取引をヘッジ手段として利用しています。 リバティブは、後述するリスクを回避するために利用してお デリバティブ取引には、前述の先物為替予約及び金利ス り、投機的な取引は行わない方針です。 ワップ取引に加えて、原油や銅鉱石等の価格変動リスクを ヘッジする商品先渡取引、商品スワップ取引等があります。 (2)金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制 デリバティブ取引の執行・管理については、取引権限を定 営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスク めた社内規定に従っており、また、デリバティブの利用にあ に晒されています。当該リスクに関しては、取引先の状況を たっては、信用リスクを軽減するために格付の高い相手先と 定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日及び残高を管 のみ行っています。なお、ヘッジ会計に関するヘッジ手段と 理するとともに、財政状況の悪化による回収懸念の早期把握 ヘッジ対象、ヘッジの方針及びヘッジの有効性の評価方法等 や軽減を図っています。製品の輸出等に伴う外貨建ての営 については、注記1(p)をご参照ください。 業債権は、為替の変動リスクに晒されていますが、恒常的に 資金調達に係る流動性リスクについては、各社が月次で資 同じ外貨建ての買掛金残高の範囲内にあります。 金繰り計画を作成するなどの方法により管理しています。 投資有価証券のうち上場株式は、市場価格の変動リスクに 晒されていますが、主に業務上の関係を有する企業の株式 であり、定期的に時価や取引先企業の財務状態を把握し、取 (3)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価 引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直して 格がない場合には合理的に算定された価額が含まれていま います。 す。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいる 営業債務である支払手形及び買掛金は、ほとんどが 1 年以 ため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が 内の支払期日です。また、原材料等の輸入に伴う外貨建ての 変動することもあります。また、注記12におけるデリバティブ 営業債務は、為替の変動リスクに晒されていますが、原則と 取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバ して外貨建ての営業債権をネットしたポジションについて先 ティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。 物為替予約を利用してヘッジしています。 (b)金融商品の時価 2014 年及び2013 年 3 月31日現在の金融商品の概要は以下のとおりです。なお、時価を把握することが極めて困難と認められる 金融商品は含んでいません。 (注)2.をご参照ください。 百万円 2014年3月31日現在 帳簿価額 時価 差額 資産: (1)受取手形及び売掛金 ¥1,401,114 243,853 ¥1,644,967 ¥1,401,114 243,853 ¥1,644,967 ¥ ¥ 884,486 901,111 450,000 404,200 282,843 1,246,750 ¥4,169,390 ¥ 負債計 ¥ 884,486 901,111 450,000 404,200 282,843 1,232,622 ¥4,155,262 デリバティブ取引*2 ¥ ¥ ¥(10,144) (2)投資有価証券 資産計 ¥ — — — 負債: (1)支払手形及び買掛金 (2)短期借入金*1 (3) コマーシャル・ペーパー (4)その他債務 (5)未払揮発油税及び軽油税 (6)長期借入金*1 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 3,563 (6,581) — — — — — 14,128 ¥ 14,128 マネジメントメッセージ 百万円 2013年3月31日現在 帳簿価額 時価 差額 資産: (1)受取手形及び売掛金 ¥1,339,210 225,704 ¥1,564,914 ¥1,339,210 225,704 ¥1,564,914 ¥ ¥ 892,965 701,046 449,000 408,740 354,992 1,178,318 ¥3,985,061 ¥ 負債計 ¥ 892,965 701,046 449,000 408,740 354,992 1,160,634 ¥3,967,377 デリバティブ取引*2 ¥ ¥ (10,204) ¥(18,328) 2014年3月31日現在 帳簿価額 時価 $13,613,622 2,369,345 $15,982,967 $13,613,622 2,369,345 $15,982,967 $ $ 8,593,918 8,755,451 4,372,328 3,927,322 2,748,183 12,113,778 $40,510,979 $ 負債計 $ 8,593,918 8,755,451 4,372,328 3,927,322 2,748,183 11,976,506 $40,373,708 — — — — — 137,272 $137,272 デリバティブ取引*2 $ $ $ (98,562) (2)投資有価証券 資産計 ¥ — — — 負債: (1)支払手形及び買掛金 (3) コマーシャル・ペーパー (4)その他債務 (5)未払揮発油税及び軽油税 (6)長期借入金*1 8,124 — — — — — 17,684 ¥ 17,684 成長の軌跡 (2)短期借入金* 1 中核事業別レビューと戦略 千米ドル 差額 資産: (1)受取手形及び売掛金 (2)投資有価証券 資産計 $ — — — 負債: (1)支払手形及び買掛金 (2)短期借入金*1 (3) コマーシャル・ペーパー (4)その他債務 (6)長期借入金*1 34,619 (63,943) 経営管理体制 (5)未払揮発油税及び軽油税 「長期借入金」に含めて表示しています。 *1 1年内返済の長期借入金は、 *2 デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については( )で示しています。 成長とともに果たすべき役割 (注) 1. 金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項 資産 (1)受取手形及び売掛金 これらは短期間で決済されるものであるため、時価と近似している帳簿価額によっています。 (2)投資有価証券 株式の時価は取引所の価格に基づいており、債券の時価は取引所の価格または取引金融機関から提示された価格によっています。保有目的ごとの有価証券 に関する情報については、注記6をご参照ください。 負債 (1)支払手形及び買掛金、 (2)短期借入金、 (3)コマーシャル・ペーパー、 (4)その他債務、 (5)未払揮発油税及び軽油税 これらは短期間で決済されるものであるため、時価と近似している帳簿価額によっています。 (6)長期借入金 長期借入金の時価は、元利金の合計額を、同様の条件で新規に借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しています。 デリバティブ取引 注記12をご参照ください。 財務情報 2. 2014 年及び 2013 年 3 月31 日現在の非上場の株式及び債券(連結貸借対照表計上額 445,786 百万円(4,331,384 千米ドル)及び 414,464 百万円)は、市場価値が なく、かつ将来キャッシュ・フローを見積もることなどができず、時価を把握することが極めて困難と認められることから、上表の「投資有価証券」には含めていま せん。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 連結財務諸表の注記 3. 金銭債権及び満期のある有価証券に関する2014年及び2013年3月31日現在の償還予定額 百万円 2014年3月31日現在 受取手形及び売掛金 1年以内 ¥1,397,829 1年超5年以内 ¥3,285 5年超10年以内 ¥— 10年超 — — — — — 68 ¥1,397,897 30 — ¥3,315 — — ¥— — — ¥— 1年以内 ¥1,336,611 1年超5年以内 ¥2,599 5年超10年以内 ¥— — — — — 60 6,000 ¥1,342,671 — 39 ¥2,638 — — ¥— — — ¥— 1年以内 $13,581,704 1年超5年以内 $31,918 5年超10年以内 $— — — — — — 661 $13,582,365 291 — $32,209 — — $— — — $— ¥— 投資有価証券: 満期保有目的の債券: (1)国債・地方債等 その他の有価証券のうち満期があるもの: (1)国債・地方債等 (2)その他債券 合計 百万円 2013年3月31日現在 受取手形及び売掛金 10年超 ¥— 投資有価証券: 満期保有目的の債券: (1)国債・地方債等 その他の有価証券のうち満期があるもの: (1)国債・地方債等 (2)その他債券 合計 千米ドル 2014年3月31日現在 受取手形及び売掛金 10年超 $— 投資有価証券: 満期保有目的の債券: (1)国債・地方債等 その他の有価証券のうち満期があるもの: (1)国債・地方債等 (2)その他債券 合計 4. 長期借入金に関する2014年3月31日現在の償還予定額については、注記9をご参照ください。 注記 12 デリバティブ取引 当社グループは主に商品価格、為替及び金利等の変動による損失を回避する目的でデリバティブ取引を行っており、ヘッジ会計 を適用しています。当社グループは投機目的でデリバティブ取引を行っていません。 主なデリバティブ取引、ヘッジ対象は以下のとおりです。 デリバティブ取引 • 為替予約取引 • 金利スワップ取引 • 商品先渡取引及び商品スワップ取引 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 ヘッジ対象 • 原材料輸入取引及び製商品輸出取引 • 長期借入金 • 原材料購入取引及び製商品販売取引 マネジメントメッセージ (a) ヘッジ会計が適用されていない2014年及び2013年3月31日現在のデリバティブ取引の時価等は以下のとおりです。 百万円 2014年3月31日現在 契約額等 うち1年超 時価 評価損益 為替予約取引: 売建 米ドル 売建 韓国ウォン 買建 米ドル 買建 ユーロ ¥ — 3,045 7 — — ¥ (147) (1,459) 172 0 0 ¥ (147) (1,459) 172 0 0 23,951 ¥134,473 23,544 ¥26,596 (1,310) ¥(2,744) (1,310) ¥(2,744) ¥ ¥ ¥ ¥ 成長の軌跡 買建 日本円 ¥ 18,366 3,487 88,650 1 18 通貨スワップ取引: 受取日本円支払韓国ウォン 合計 商品関連(先渡取引) 売建 買建 964 1,687 — — (5) 14 (5) 14 商品関連(石油・天然ガス取引) 合計 12,952 ¥12,952 (1,365) ¥(1,356) (1,365) ¥(1,356) 中核事業別レビューと戦略 13,850 ¥ 16,501 売建 百万円 2013年3月31日現在 契約額等 うち1年超 時価 評価損益 為替予約取引: 売建 米ドル 売建 韓国ウォン 買建 米ドル 買建 豪ドル 買建 日本円 ¥— — 3 — — ¥ (881) (998) (336) 28 0 ¥ (881) (998) (336) 28 0 740 ¥155,092 — ¥ 3 (246) ¥(2,433) (246) ¥(2,433) ¥ 1,032 1,527 ¥ 2,559 ¥— — ¥— ¥ ¥ 経営管理体制 ¥ 23,471 3,941 126,820 111 9 通貨スワップ取引: 受取米ドル支払日本円 合計 商品関連(先渡取引) 売建 買建 ¥ 8 12 20 ¥ 成長とともに果たすべき役割 合計 8 12 20 千米ドル 2014年3月31日現在 契約額等 うち1年超 時価 評価損益 為替予約取引: 売建 米ドル 売建 韓国ウォン 買建 米ドル 買建 ユーロ 買建 日本円 $ 178,449 33,881 861,349 10 175 $ — 29,586 68 — — $ (1,428) (14,176) 1,671 0 0 $ (1,428) (14,176) 1,671 0 0 232,715 $1,306,578 228,760 $258,414 (12,728) $(26,661) (12,728) $(26,661) $ $ $ $ 通貨スワップ取引: 合計 財務情報 受取日本円支払韓国ウォン 商品関連(先渡取引) 売建 買建 9,366 16,391 — — (49) 136 (49) 136 商品関連(石油・天然ガス取引) 売建 合計 134,571 $ 160,328 125,845 $125,845 (13,263) $(13,175) JXホールディングス株式会社 (13,263) $(13,175) Annual Report 2014 連結財務諸表の注記 (b) ヘッジ会計が適用されている2014年及び2013年3月31日現在のデリバティブ取引の時価等は以下のとおりです。 百万円 2014年3月31日現在 主なヘッジ対象 契約額等 うち1年超 時価 為替予約取引: 売建 米ドル 原則処理 売掛金 買建 米ドル 原則処理 買掛金 買建 チリペソ 原則処理 未払金 売建 米ドル 振当処理 売掛金 売建 ユーロ 振当処理 売掛金 買建 米ドル 振当処理 買掛金 合計 ¥ 87,904 26,400 8,010 83,202 589 374,159 ¥580,264 ¥ — — — — — — — 62 428,199 2,146 ¥430,407 — 349,377 1,398 ¥350,775 0 (12,006) 44 ¥(11,962) ¥ 16,973 9,307 ¥ 3,044 — ¥ 5,836 (64) — — 3,044 (332) (1,014) ¥ 4,426 ¥ ¥ (135) 3,411 (39) (418) 0 2,236 ¥ 5,055 金利スワップ取引: 受取固定支払変動 原則処理 長期借入金 受取変動支払固定 特例処理 長期借入金 受取固定支払変動 特例処理 長期借入金 受取変動支払固定 原則処理 原材料・商品・製品 受取固定支払変動 原則処理 原材料・商品・製品 売建 原則処理 原材料・製品 買建 原則処理 原材料・製品 合計 商品関連(スワップ取引) : 商品関連(先渡取引) : 合計 94,350 28,676 ¥149,306 ¥ 百万円 2013年3月31日現在 主なヘッジ対象 契約額等 うち1年超 時価 為替予約取引: 売建 米ドル 原則処理 売掛金 買建 米ドル 原則処理 買掛金 買建 ユーロ 原則処理 買掛金 買建 チリペソ 原則処理 未払金 売建 米ドル 振当処理 売掛金 売建 ユーロ 振当処理 売掛金 買建 米ドル 振当処理 買掛金 受取変動支払固定 原則処理 長期借入金 受取固定支払変動 原則処理 長期借入金 受取変動支払固定 特例処理 長期借入金 受取固定支払変動 特例処理 長期借入金 受取変動支払固定 原則処理 原材料・商品・製品 受取固定支払変動 原則処理 原材料・商品・製品 売建 原則処理 原材料・製品 買建 原則処理 原材料・製品 合計 ¥ 99,621 33,176 676 26,537 81,171 519 362,452 ¥604,152 ¥ — 8,417 — — — — — ¥ 8,417 ¥ (2,482) 2,275 77 1,049 (2,542) 2 (969) ¥ (2,590) ¥ 4,000 375 453,797 2,892 ¥461,064 ¥ — 62 382,202 2,146 ¥384,410 ¥ (128) 5 (14,893) 74 ¥(14,942) ¥ 19,509 12,294 ¥ 4,845 — ¥ 8,841 44 99,327 30,941 ¥162,071 — — ¥ 4,845 (490) 1,346 ¥ 9,741 金利スワップ取引: 合計 商品関連(スワップ取引) : 商品関連(先渡取引) : 合計 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 マネジメントメッセージ 千米ドル 2014年3月31日現在 主なヘッジ対象 契約額等 うち1年超 時価 為替予約取引: 売建 米ドル 原則処理 売掛金 買建 米ドル 原則処理 買掛金 買建 チリペソ 原則処理 未払金 売建 米ドル 振当処理 売掛金 売建 ユーロ 振当処理 売掛金 買建 米ドル 振当処理 買掛金 $ $ 602 4,160,503 20,851 $4,181,957 $ — 3,394,646 13,583 $3,408,230 $ $ 164,914 90,429 $ 29,576 — $ 56,704 (622) — — 29,576 (3,226) (9,852) $ 43,004 — — — — — — — $ $ (1,312) 33,142 (379) (4,061) 0 21,726 $ 49,116 成長の軌跡 合計 $ 854,100 256,510 77,827 808,414 5,723 3,635,435 $5,638,010 金利スワップ取引: 受取固定支払変動 原則処理 長期借入金 受取変動支払固定 特例処理 長期借入金 受取固定支払変動 特例処理 長期借入金 受取変動支払固定 原則処理 原材料・商品・製品 受取固定支払変動 原則処理 原材料・商品・製品 売建 原則処理 原材料・製品 買建 原則処理 原材料・製品 合計 0 (116,654) 428 $(116,226) 商品関連(スワップ取引) : 中核事業別レビューと戦略 商品関連(先渡取引) : 合計 注記 13 916,731 278,624 $1,450,700 $ 退職給付関係 国内連結子会社は、確定給付型の制度並びに退職一時金制度を設けています。また、一部の国内連結子会社は、確定拠出型の 経営管理体制 制度を設けています。さらに、従業員の退職等に際して割増退職金を支払う場合があります。また、一部の海外連結子会社にお いても、確定給付型及び確定拠出型の制度を設けています。 2014年3月期: (a)確定給付制度 (1)2014年3月期の退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表は以下のとおりです。 百万円 期首残高 ¥304,164 8,304 5,589 (231) (23,318) 1,099 848 ¥296,455 勤務費用 利息費用 数理計算上の差異の発生額 退職給付の支払額 過去勤務費用の発生額 その他 期末残高 千米ドル $2,955,344 80,684 54,304 (2,244) (226,564) 10,678 8,239 $2,880,441 成長とともに果たすべき役割 2014年3月期 (2)2014年3月期の年金資産の期首残高と期末残高の調整表は以下のとおりです。 百万円 期首残高 ¥205,075 4,227 7,941 9,235 (18,531) 12 ¥207,959 期待運用収益 数理計算上の差異の発生額 事業主からの拠出額 退職給付の支払額 その他 期末残高 JXホールディングス株式会社 千米ドル $1,992,567 41,071 77,157 89,730 (180,052) 117 $2,020,589 Annual Report 2014 財務情報 2014年3月期 連結財務諸表の注記 (3)2014 年 3 月 31 日現在の退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退 職給付に係る資産の調整表は以下のとおりです。 2014年3月31日現在 百万円 積立型制度の退職給付債務 年金資産 非積立型制度の退職給付債務 連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 退職給付に係る負債 退職給付に係る資産* 連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 千米ドル ¥ 216,379 (207,959) 8,420 80,076 ¥ 88,496 $ 2,102,400 (2,020,589) 81,811 778,041 $ 859,852 89,357 (861) ¥ 88,496 868,218 (8,366) $ 859,852 * 連結貸借対照表上「その他の資産」に含めています。 (4)2014年3月期の退職給付費用の内訳は以下のとおりです。 2014年3月期 百万円 勤務費用 利息費用 期待運用収益 数理計算上の差異の費用処理額 過去勤務費用の費用処理額 その他 合計 千米ドル ¥ 7,529 5,589 (4,227) 4,012 (240) 339 ¥13,002 $ 73,154 54,304 (41,071) 38,982 (2,332) 3,294 $126,331 (5)2014年3月31日現在の退職給付に係る調整累計額に計上した項目の内訳は以下のとおりです。 2014年3月31日現在 百万円 未認識数理計算上の差異 未認識過去勤務費用 その他 合計 ¥5,281 402 — ¥5,683 千米ドル $51,312 3,906 — $55,218 (6)2014年3月31日現在の年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、以下のとおりです。 2014年3月31日現在 38% 38 1 23 100% 債券 株式 現金及び現金同等物 その他 合計 (7)上記退職給付債務等の計算に使用した前提条件は以下のとおりです。 2014年3月期 割引率 主として2.0% 長期期待運用収益率 主として2.0% (b)確定給付制度への要拠出額は、2,202百万円(21,395千米ドル)です。 (c)確定拠出制度と同様に会計処理する、厚生年金基金制度への要拠出額は、1,590百万円(15,449千米ドル)です。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 マネジメントメッセージ 2013年3月期: 2013年3月31日現在の退職給付債務は以下のとおりです。 百万円 退職給付債務 ¥(304,164) 205,075 (99,089) 6,568 (1,339) — ¥ (93,860) 年金資産 未積立退職給付債務 未認識数理計算上の差異 未認識過去勤務費用 前払年金費用 退職給付引当金 成長の軌跡 2013年3月31日現在 2013年3月期の退職給付費用の内訳は以下のとおりです。 2013年3月期 百万円 利息費用 期待運用収益 数理計算上の差異の費用処理額 過去勤務費用の費用処理額 確定拠出年金への掛金支払額 退職給付費用* 中核事業別レビューと戦略 ¥ 9,033 5,829 (3,820) 9,306 (583) 2,138 ¥21,903 勤務費用 * 上記退職給付費用以外に、割増退職金428百万円を計上しています。 上記退職給付債務等の計算に使用した前提条件は以下のとおりです。 2013年3月期 主として2.0% 長期期待運用収益率 主として2.0% 経営管理体制 割引率 数理計算上の差異の処理年数:主として5年(発生連結会計年度の翌連結会計年度から) 過去勤務債務の額の処理年数:主として5年 注記 14 資産除去債務 資産除去債務のうち連結貸借対照表に計上しているもの 成長とともに果たすべき役割 (a)資産除去債務の概要 サービスステーション用土地の不動産賃貸借契約等に伴う原状回復義務並びに石油・天然ガス事業及び金属事業における資源 開発関連設備の生産終了後の撤去義務等です。 (b)資産除去債務の金額の算定方法 支出までの見込期間(サービスステーション用土地については主として 15 年、資源開発関連設備については採掘可能年数等) を見積もり、割引率は0.3%から6.5%を採用しています。 財務情報 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 連結財務諸表の注記 (c)当該資産除去債務の総額の増減 百万円 3月期 2014 期首残高 ¥63,233 — 17,397 1,892 (2,832) 8,424 ¥88,114 新規連結による増加額 有形固定資産の取得に伴う増加額 時の経過による調整額 資産除去債務の履行による減少額 その他増減額 期末残高 注記 15 千米ドル 2013 ¥53,625 911 8,115 1,610 (6,576) 5,548 ¥63,233 2014 $614,390 — 169,034 18,383 (27,517) 81,850 $856,141 偶発債務 2014年及び2013年3月31日現在の契約債務及び偶発債務の残高は以下のとおりです。 百万円 千米ドル 2013 2014 2014 保証未履行債務残高: 非連結子会社及び関連会社 その他の会社及び従業員 注記 16 ¥71,042 25,368 ¥96,410 ¥61,013 26,257 ¥87,270 $690,264 246,483 $936,747 研究開発費 一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費は、2014 年及び 2013 年 3 月期に、それぞれ 22,548 百万円(219,083 千米 ドル)、23,155百万円を計上しています。 注記 17 販売費及び一般管理費 2014年及び2013年3月期の販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は以下のとおりです。 百万円 2014 ¥164,742 115,986 8,031 41,144 31,798 199,022 ¥560,723 運賃諸掛 人件費 退職給付費用 賃借料 減価償却費 その他 合計 注記 18 千米ドル 2013 ¥157,545 111,036 11,103 38,717 29,598 188,628 ¥536,627 2014 $1,600,680 1,126,953 78,031 399,767 308,958 1,933,754 $5,448,144 休廃止鉱山特別対策費用 休廃止鉱山特別対策費用は、当社グループが管理する休廃止鉱山の堆積場について、地震対策及び豪雨対策を実施するための 費用であり、その他の引当金繰入額9,125百万円(88,661千米ドル)が含まれています。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 マネジメントメッセージ 注記 19 法人税等 当社及び当社の日本国内連結子会社に適用される法人税等は法人税、事業税、住民税で構成されており、2014 年及び 2013 年 3 月期における法定実効税率は38.0%です。 (a)2014年及び2013年3月31日現在の繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳は以下のとおりです。 百万円 千米ドル 2013 2014 2014 60,475 59,393 32,663 — 31,795 18,629 17,374 9,520 28 241,529 137,673 609,079 (269,795) 339,284 ¥ 51,713 56,587 20,004 34,771 — 15,438 16,019 11,356 2,303 200,593 131,647 540,431 (245,004) 295,427 $ (103,780) (122,012) (31,811) (27,831) (29,060) (23,114) (50,516) (388,124) ¥ (48,840) (105,457) (41,419) (29,885) (22,658) (20,403) (19,021) (66,528) (305,371) ¥ (9,944) (1,008,356) (1,185,503) (309,085) (270,414) (282,355) (224,582) (490,828) (3,771,123) $ (474,543) ¥ 成長の軌跡 587,592 577,079 317,363 — 308,929 181,005 168,811 92,499 272 2,346,764 1,337,670 5,917,985 (2,621,405) 3,296,580 中核事業別レビューと戦略 経営管理体制 繰延税金資産: 投資有価証券評価損 減損損失 資産除去債務 退職給付引当金 退職給付に係る負債 修繕引当金 減価償却費 賞与引当金 災害損失 繰越欠損金 その他 小計 評価性引当額 繰延税金資産合計 繰延税金負債: 土地評価差額 減価償却費 固定資産圧縮積立金 在外子会社等留保利益 その他有価証券評価差額金 資本連結上の子会社時価評価 その他 繰延税金負債合計 繰延税金資産の純額 (b)2014年及び2013年3月期における法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異は以下のと おりです。 2013 38.0% 38.0% 1.3 (4.5) (8.9) 9.3 1.2 0.1 3.8 2.4 42.7% 1.2 (3.2) (8.3) (6.8) — 2.6 2.0 4.3 29.8% 成長とともに果たすべき役割 2014 法定実効税率 調整: 交際費等永久に損金に算入されない項目 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 持分法投資損益 評価性引当額の増減 税率変更による期末繰延税金資産の減額修正 のれんの償却額 子会社税率差 その他 税効果会計適用後の法人税等の負担率 財務情報 (2014 年法律第 10 号)が 2014 年 3 月31日に公布され、2014 年 4 月1日以 (c)「所得税法等の一部を改正する法律」 後に開始する連結会計年度から復興特別法人税が課されないことになりました。これに伴い、繰延税金資産及び 繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率は、2014 年 4 月 1 日に開始する連結会計年度に解消が見込まれる 一時差異について従来の38.0%から35.6%になります。 この税率変更により、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)は2,623百万円(25,486千 米ドル)減少し、法人税等調整額が2,550百万円(24,777千米ドル)増加しています。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 連結財務諸表の注記 注記 20 1 株当たり情報 2014年及び2013年3月期の1株当たり当期純利益及び1株当たり純資産額は以下のとおりです。 (a)1株当たり当期純利益 百万円 千米ドル 2013 2014 期中平均の普通株式数(千株) 2014 ¥ 159,477 2,486,627 ¥ 107,042 2,486,542 当期純利益 $1,040,051 円 1株当たり当期純利益 米ドル ¥64.13 ¥43.05 $0.42 なお、転換社債の転換によって発行される希薄化効果を持つ潜在株式は存在しないため、潜在株式調整後 1 株当たり当期純 利益は記載していません。 (b)1株当たり純資産額 百万円 千米ドル 2013 2014 ¥2,327,432 384,678 1,942,754 2,486,579 ¥2,626,294 491,236 2,135,058 2,486,504 純資産合計額 純資産合計額から控除する少数株主持分 普通株主に係る純資産額 期末の普通株式数(千株) 2014 $25,517,820 4,772,989 20,744,831 円 1株当たり純資産額 注記 21 ¥858.66 米ドル ¥781.30 $8.34 関連当事者との取引 2014年及び2013年3月期において、関連当事者との重要な取引はありません。 2014年及び2013年3月期において、親会社又は重要な関係会社に関する注記はありません。 注記 22 セグメント情報 (a)報告セグメントの概要 なお、前連結会計年度において「その他」に含めていたチ 当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位 タン事業については、経営管理体制を変更したことにより、 のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、 「金属」に報告セグメントを変更しており、前年同期比較の記 経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的 載については、前年同期の数値を変更後の区分に組み替え に検討を行う対象となっているものです。 た数値で比較しています。また、報告セグメントに含まれな 当社を持株会社とする当社グループは、3 つの中核事業会 い事業は「その他」の区分に集約しています。 社を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成され ており、 「エネルギー」、 「石油・天然ガス開発」及び「金属」 を報告セグメントとしています。 各報告セグメント及び「その他」の区分の主な製品・サービス又は事業内容は以下のとおりです。 エネルギー 石油精製販売、基礎化学品、潤滑油、機能化学品、石炭、電気、 ガス、新エネルギー 石油・天然ガス開発 石油・天然ガスの探鉱・開発及び生産 金属 非鉄金属資源の開発・採掘、銅、金、銀、硫酸、銅箔、圧延・加工材料、薄膜材料、 非鉄金属リサイクル・産業廃棄物処理、金属事業製品等の船舶運送、チタン その他 アスファルト舗装、土木工事、建築工事、電線、陸上運送、不動産賃貸、 資金調達等のグループ共通業務 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 マネジメントメッセージ (b)報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、注記1「重要な会計方針」における記載と概ね同一です。セグメント間の内 部売上高及び振替高は市場実勢価格に基づいています。 (c)報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 百万円 2014年3月期 エネルギー 石油・ 天然ガス開発 金属 その他 合計 ¥10,745,707 ¥ 202,193 ¥1,036,219 ¥ 427,894 ¥12,412,013 調整額*1 連結財務諸表 計上額 外部顧客への売上高 セグメント間の内部売上高 又は振替高 ¥ — ¥12,412,013 9,318 — 2,914 60,677 72,909 (72,909) — 10,755,025 202,193 1,039,133 488,571 12,484,922 (72,909) 12,412,013 セグメント利益 108,235 105,499 47,372 38,469 299,575 2,754 302,329 セグメント資産 4,712,885 1,004,360 1,521,385 2,448,033 9,686,663 (1,904,888) 7,781,775 セグメント負債 3,471,310 579,189 855,731 2,178,432 7,084,662 (1,929,181) 5,155,481 計 成長の軌跡 売上高 その他の項目 ¥ 105,616 ¥ 37,369 ¥ 32,981 ¥ 5,321 ¥ 181,287 ¥ 2,336 ¥ 183,623 608 1,108 253 4 1,973 — 1,973 受取利息 1,761 543 1,003 14,423 17,730 (14,479) 3,251 支払利息 14,343 3,517 3,842 13,837 35,539 (11,724) 23,815 6,883 6,567 39,644 1,499 54,593 — 54,593 109,935 152,372 194,907 6,388 463,602 19,819 483,421 のれんの償却額 持分法投資利益 有形固定資産及び無形固 定資産の増加額*3 中核事業別レビューと戦略 減価償却費*2 千米ドル エネルギー 石油・ 天然ガス開発 金属 その他 合計 $104,408,346 $1,964,565 $10,068,199 $4,157,540 $120,598,649 2014年3月期 調整額*1 連結財務諸表 計上額 外部顧客への売上高 セグメント間の内部売上高 又は振替高 $ — $120,598,649 90,536 — 28,313 589,555 708,405 (708,405) — 104,498,883 1,964,565 10,096,512 4,747,095 121,307,054 (708,405) 120,598,649 セグメント利益 1,051,642 1,025,058 460,280 373,776 2,910,756 26,759 2,937,515 セグメント資産 45,791,731 9,758,647 14,782,209 23,785,785 94,118,373 (18,508,434) 75,609,940 セグメント負債 33,728,236 5,627,565 8,314,526 21,166,265 68,836,592 (18,744,471) 50,092,120 1,026,195 $ 363,088 5,908 10,766 計 経営管理体制 売上高 その他の項目 のれんの償却額 $ $ 320,453 $ 51,700 2,458 39 $ 1,761,436 19,170 $ 22,697 — $ 1,784,133 19,170 受取利息 17,110 5,276 9,745 140,138 172,270 (140,682) 31,588 支払利息 139,361 34,172 37,330 134,444 345,307 (113,914) 231,393 66,877 63,807 385,192 14,565 530,441 — 530,441 1,068,160 1,480,490 1,893,772 62,068 4,504,489 192,567 4,697,056 持分法投資利益 有形固定資産及び無形固 定資産の増加額*3 成長とともに果たすべき役割 減価償却費*2 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 財務情報 (注) 1. 調整額は以下のとおりです。 (1)セグメント利益の調整額 2,754 百万円(26,759 千米ドル)には、各報告セグメント及び「その他」の区分に配分していない全社収益・全社費用の純額 2,712 百万円(26,351千米ドル)が含まれています。 (2)セグメント資産の調整額1,904,888百万円(18,508,434千米ドル)は、主にセグメント間の債権の相殺消去です。 (3)セグメント負債の調整額1,929,181百万円(18,744,471千米ドル)は、主にセグメント間の債務の相殺消去です。 (4)減価償却費の調整額 2,336 百万円(22,697 千米ドル)には、時の経過による資産除去債務の調整額(利息費用)1,893 百万円(18,393 千米ドル)が含まれて います。 (5)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額19,819百万円(192,567千米ドル)には、資産除去債務に対応する資産14,367百万円(139,594千米ドル) が含まれています。 2. 減価償却費には、探鉱開発投資勘定の償却費32,658百万円(317,314千米ドル)が含まれています。 3. 有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、連結貸借対照表の投資その他の資産に含まれる探鉱開発投資勘定の増加額 148,865 百万円(1,446,415 千米 ドル)が含まれています。 4. セグメント利益は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っています。 連結財務諸表の注記 百万円 2013年3月期 エネルギー 石油・ 天然ガス開発 金属 その他 調整額*1 合計 連結財務諸表 計上額 売上高: ¥9,691,373 外部顧客への売上高 セグメント間の内部 売上高又は振替高 計 ¥173,132 ¥ 962,523 ¥ 392,446 ¥11,219,474 ¥ — ¥11,219,474 8,276 — 2,327 58,806 69,409 (69,409) — 9,699,649 173,132 964,850 451,252 11,288,883 (69,409) 11,219,474 セグメント利益 161,602 93,608 43,987 27,072 326,269 2,031 328,300 セグメント資産 4,744,683 751,546 1,275,807 2,292,893 9,064,929 (1,790,038) 7,274,891 セグメント負債 3,554,681 418,644 735,557 2,044,963 6,753,845 (1,806,386) 4,947,459 ¥ 107,943 ¥ 31,937 ¥ 31,824 404 1,108 1,250 114 2,876 — 2,876 受取利息 1,382 625 593 15,297 17,897 (15,286) 2,611 支払利息 15,923 3,376 3,569 14,351 37,219 (11,975) 25,244 5,863 9,371 43,455 1,009 59,698 — 59,698 106,006 84,920 211,815 12,936 415,677 9,575 425,252 その他の項目: 減価償却費*2 のれんの償却額 持分法投資利益 有形固定資産及び無形固定 資産の増加額*3 ¥ 6,620 ¥ 178,324 ¥ 2,039 ¥ 180,363 (注) 1. 調整額は以下のとおりです。 (1)セグメント利益の調整額2,031百万円には、各報告セグメント及び「その他」の区分に配分していない全社収益・全社費用の純額1,936百万円が含まれています。 (2)セグメント資産の調整額1,790,038百万円は、主にセグメント間の債権の相殺消去です。 (3)セグメント負債の調整額1,806,386百万円は、主にセグメント間の債務の相殺消去です。 (4)減価償却費の調整額2,039百万円には、時の経過による資産除去債務の調整額(利息費用)1,611百万円が含まれています。 (5)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額9,575百万円には、資産除去債務に対応する資産9,404百万円が含まれています。 2. 減価償却費には、探鉱開発投資勘定の償却費28,688百万円が含まれています。 3. 有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、連結貸借対照表の投資その他の資産に含まれる探鉱開発投資勘定の増加額72,544百万円が含まれています。 4. セグメント利益は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っています。 【関連情報】 (a)製品及びサービスごとの情報 「セグメント情報」における報告セグメントの区分と概ね同一であるため、記載を省略しています。 (b)地域ごとの情報 (1)売上高 百万円 3月期 2014 日本 ¥10,400,197 777,038 1,234,778 ¥12,412,013 中国 その他 合計 千米ドル 2013 ¥ 9,616,729 586,061 1,016,684 ¥11,219,474 2014 $101,051,273 7,549,922 11,997,454 $120,598,649 (注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しています。 (2)有形固定資産 百万円 3月31日現在 2014 ¥1,762,160 455,020 172,011 ¥2,389,191 日本 チリ その他 合計 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 千米ドル 2013 ¥1,784,543 257,560 148,580 ¥2,190,683 2014 $17,121,648 4,421,104 1,671,308 $23,214,059 マネジメントメッセージ 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】 百万円 2014年3月期 エネルギー 石油・ 天然ガス開発 ¥9,795 減損損失 ¥— 金属 その他 ¥39,035 ¥— 全社・消去 ¥— 合計 ¥48,830 百万円 2013年3月期 エネルギー 石油・ 天然ガス開発 ¥5,647 減損損失 ¥— 金属 その他 ¥20,163 ¥— 全社・消去 ¥— 合計 ¥25,810 成長の軌跡 千米ドル 2014年3月期 エネルギー 石油・ 天然ガス開発 $95,171 減損損失 $— 金属 その他 $379,275 $— 全社・消去 $— 合計 $474,446 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】 百万円 エネルギー 当期償却額 当期末残高 ¥ 608 7,164 ¥1,108 5,819 金属 その他 ¥ 253 3,625 ¥ 4 66 全社・消去 ¥— — 中核事業別レビューと戦略 2014年3月期 石油・ 天然ガス開発 合計 ¥ 1,973 16,674 百万円 2013年3月期 エネルギー 当期償却額 当期末残高 ¥ 404 7,744 石油・ 天然ガス開発 ¥1,108 7,824 金属 その他 ¥1,250 3,878 ¥114 — 全社・消去 ¥— — 合計 ¥ 2,876 19,446 千米ドル エネルギー 当期償却額 当期末残高 注記 23 $ 5,908 69,607 $10,766 56,539 金属 $ 2,458 35,222 その他 $ 39 641 全社・消去 $— — 経営管理体制 2014年3月期 石油・ 天然ガス開発 合計 $ 19,170 162,009 後発事象 2014年及び2013年3月期における該当事項はありません。 成長とともに果たすべき役割 和文版アニュアルレポートの位置づけについて 当社は、海外読者の便宜のために当社の事業概況及び連結財務諸表を含む財務内容を中心としたアニュアルレポートを英文で作成 いたしましたが、アニュアルレポートの開示上の公平性及び充実化の観点から、英文アニュアルレポートを和訳した和文アニュアルレ 財務情報 ポートを作成いたしました。 英文アニュアルレポートと和文アニュアルレポートとで、内容上の重要な相違が生じないように配慮して作成していますが、和文アニュ アルレポート所収の連結財務諸表については、監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しており、和訳された連結財務諸表自体は新日本 有限責任監査法人の監査の対象となっていません。 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 主要グループ会社 (2014年3月31日現在) エネルギー事業 主な事業内容 会社名 議決権の所有割合(%) 100.0 JX日鉱日石エネルギー(株) 石油製品および石油化学製品の製造・販売 鹿島石油(株) 石油製品および石油化学製品の製造 70.7 大阪国際石油精製(株) 石油製品および石油化学製品の製造・販売 51.0 和歌山石油精製(株) 石油製品の製造・販売 99.8 鹿島アロマティックス(株) 石油製品および石油化学製品の製造 JX日鉱日石 ANCI(株) 合成樹脂加工製品の製造 100.0 JX日鉱日石石油基地(株) 石油類の貯蔵および受払 100.0 JX日鉱日石タンカー(株) 原油・石油製品の海上輸送 100.0 80.0 日本グローバルタンカー(株) 原油の海上輸送 65.0 JX日鉱日石シッピング(株) 原油・石油製品の海上輸送 66.8 JX Nippon Oil & Energy USA Inc. 石油製品の販売 100.0 JX Nippon Oil & Energy Asia Pte. Ltd. 石油製品の販売 100.0 JX Nippon Oil & Energy (Australia) Pty. Ltd. 石炭採掘・販売会社への投融資 100.0 (株)ENEOS フロンティア 石油製品の販売 100.0 (株)ENEOS ウイング 石油製品の販売 100.0 (株)ENEOS ネット 石油製品の販売 100.0 JX日鉱日石リテールサービス(株) 石油製品の販売 100.0 JX日鉱日石サンエナジー(株) 石油製品の販売 100.0 石油製品の販売 100.0 (株)ジェイ・クエスト ENEOS グローブ(株) (株)ジャパンガスエナジー LP ガス製品の販売 50.0 LP ガス製品の販売 51.0 51.0 川崎天然ガス発電(株) 発電および電力の供給 Nippon Oil Finance (Netherlands) B.V. LNG 開発会社への出資および関係会社への資金貸付 100.0 JX日鉱日石トレーディング(株) 自動車関連用品の販売、リース業 100.0 昭和日タン(株) 石油製品の海上輸送 24.9 日本石油輸送(株) 石油製品の陸上輸送 29.1 石油・天然ガス開発事業 会社名 主な事業内容 議決権の所有割合(%) 100.0 JX日鉱日石開発(株) 石油・天然ガス開発事業の統括 日本ベトナム石油(株) 石油・天然ガスの探鉱・開発・生産・販売 97.1 JX日鉱日石マレーシア石油開発(株) 石油・天然ガスの探鉱・開発・生産・販売 78.7 JX日鉱日石サラワク石油開発(株) 石油・天然ガスの探鉱・開発・生産・販売 76.5 日石ベラウ石油開発(株) 石油・天然ガスの探鉱・開発・生産・販売 51.0 日石ミャンマー石油開発(株) 石油・天然ガスの探鉱・開発・生産・販売 40.0 JX Nippon Exploration and Production (U.K.) Ltd. 石油・天然ガスの探鉱・開発・生産・販売 100.0 Mocal Energy Ltd. 石油の探鉱・開発・生産・販売 100.0 Merlin Petroleum Company 石油・天然ガスの探鉱・開発・生産・販売 79.6 アブダビ石油(株) 石油の探鉱・開発・生産・販売 31.5 合同石油開発(株) 石油の探鉱・開発・生産・販売 45.0 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 マネジメントメッセージ 金属事業 議決権の所有割合(%) 主な事業内容 会社名 JX日鉱日石金属(株) 非鉄金属製品および電材加工製品の製造・販売並びに 非鉄金属リサイクル 100.0 JX金属商事(株) 非鉄金属製品などの販売 100.0 パンパシフィック・カッパー(株) 非鉄金属製品の製造・販売 66.0 日比共同製錬(株) 銅の製錬・精製 63.5 常州金源銅業有限公司 銅荒引線の製造・販売 61.4 SCM Minera Lumina Copper Chile カセロネス銅・モリブデン鉱床の開発 JX Nippon Mining & Metals Philippines, Inc. 銅箔の製造・販売 100.0 Gould Electronics GmbH 銅箔の製造・販売 100.0 圧延・加工材料の製造・販売 100.0 電材加工製品等の製造・販売 100.0 JX Nippon Mining & Metals USA, Inc. 薄膜材料の製造・販売 100.0 台湾日鉱金属股份有限公司 電材加工製品などの製造・販売、非鉄金属リサイクル原料の集荷 100.0 JX金属環境(株) 非鉄金属リサイクル、産業廃棄物処理 100.0 日本マリン(株) 非鉄金属製品などの船舶運送 100.0 東邦チタニウム(株) チタンの製造・販売 50.4 LS-Nikko Copper Inc. 銅の製錬・精製 49.9 Minera Los Pelambres 銅鉱の採掘 25.0 Japan Collahuasi Resources B.V. 銅鉱山への投資 30.0 ジェコ(株) 銅鉱山への投資 20.0 JECO 2 LTD 銅鉱山への投資 40.0 中核事業別レビューと戦略 日鉱金属(蘇州)有限公司 JX金属プレシジョンテクノロジー(株) 成長の軌跡 77.4 経営管理体制 その他 議決権の所有割合(%) 主な事業内容 会社名 (株)NIPPO 道路・舗装・土木工事、石油関連設備の企画・設計・建設 57.1 78.5 建築・土木工事の請負 JXエンジニアリング(株) 機械・電気・土木・建築工事の設計・施工・施工監理、保全 100.0 JX日鉱日石不動産(株) 不動産の販売・賃貸・管理 100.0 JX日鉱日石プロキュアメント(株) 購買関係業務の受託 100.0 JX日鉱日石ファイナンス(株) 財務関係業務の受託 100.0 JX日鉱日石ビジネスサービス(株) 経理・給与・福利厚生関係業務の受託 100.0 JX日鉱日石リサーチ(株) 調査、研究およびコンサルティング業務など 100.0 JX日鉱日石インフォテクノ(株) システム開発・保守・運用 100.0 タツタ電線(株) 電線、ケーブルの製造・販売 35.8 陸上運送 38.2 (株)丸運 成長とともに果たすべき役割 大日本土木(株) 財務情報 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 投資家情報 (2014年3月31日現在) 株式の状況 所有者別株式分布状況 5020 2,495,485,929株 179,334名 証券コード 発行済株式総数 株主総数 上場証券取引所 証券会社 その他 自己株式 株式会社東京証券取引所第一部 株式会社名古屋証券取引所第一部 外国人 1.71% 1.47% 0.23% 個人 14.02% 金融機関 39.16% 33.33% その他の法人 10.08% 大株主の状況 所有株数(千株) 株主名 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 株式会社みずほ銀行 株式会社三井住友銀行 三菱商事株式会社 株式会社三菱東京UFJ銀行 NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE 15PCT TREATY ACCOUNT 国際石油開発帝石株式会社 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口1) 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口5) 持株比率(%) 152,904 140,310 6.14 5.63 76,141 65,398 48,615 38,920 34,160 33,264 30,274 27,933 3.05 2.62 1.95 1.56 1.37 1.33 1.21 1.12 * 持株比率は、自己株式(5,650,741株)を控除して計算しています。 株価チャート・出来高 株価(円) 600 500 400 出来高(百万株) 400 300 200 100 0 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 2012年3月期 JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 2013年3月期 2014年3月期 IR サイトのご案内 アニュアルレポートと併せて、IRサイトをぜひご活用ください。 WEB http://www.hd.jx-group.co.jp/ir/ 社会責任投資への組み入れ状況 モーニングスター アニュアルレポートの内容に関するお問い合わせは下記までご連絡ください。 JXホールディングス株式会社 財務IR部 IRグループ 〒100–8161 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 TEL:03-6275-5009 FAX:03-3276-1245 E-mail:[email protected] ウェブサイト:http://www.hd.jx-group.co.jp/ JXホールディングス株式会社 Annual Report 2014 Printed in Japan
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