平成19年度教養教育科目・専門基礎(全学開放)科目 シラバス作成上の留意事項 1 シラバス作成の一般的留意事項 ●平成19度の教養教育科目及び専門基礎(全学開放)科目のシラバスデータの収集は,web による発生 源入力のみです。フロッピイーディスクや電子メールでの受付はできませんのでご注意ください。 ●データ作成上の注意 ・文中の句読点は原則として「,」と「。」にしてください。 ・英数字を用いる時は半角で入力してください。 ・使用できない文字を一部例示しますので,使用をご遠慮ください。 (1)ローマ数字Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ ・・・ なお,授業科目名などにローマ数字を使用している場合は,アルファベットのI (アイ),V (ブイ),X (エックス)を代用し,使用してください。 (2)丸付き数字① ② ③ ④ ⑤ ・・・ (3)第一水準,第二水準(JIS )以外の漢字 ●JABEE 対応シラバスの作成についてのお願い ・JABEE(日本技術者教育認定機構) 認定の学部(学科)の学生が明らかに履修しない場合は別として,原 則としてすべて教養教育科目がJABEE 対応に該当するとお考えください。 ・JABEE 対応シラバスの作成に当たっては,特に項目「成績評価」および「JABEEとの関連」に留意して ください。 なお,JABEE との関連を記入するに当たってご質問等がありましたら,工学部教務学生係(内線8015) または環境理工学部教務学生係(内線8815)へお尋ね下さい。 2 記載項目毎の留意事項 *が付記された項目の内容は,すでに記入済みです。訂正が必要の場合だけ変更してください。 *【授業科目の区分】ガイダンス科目・主題科目(学問の世界)・主題科目(人間と社会)・主題科目(健 やかに生きる)・主題科目(自然と技術)・個別科目(人文・社会科学)・個別科 目(自然科学)・個別科目(生命・保健科学(スポーツ実習))・個別科目(情報 科学)・外国語科目・専門基礎科目・専門科目の区別を記入してください。 *【講義番号】時間割に明示された番号を記入。間違えずに正確に記入してください。 *【授業科目】授業科目名を記入。 【授業科目(英語)】授業科目名の英語名(科目によっては他の外国語名)を記入。 【主題キーワード】(主題科目用)主題科目のキーワードを「主題科目分類表」から選んで記入してくだ さい。(複数個可) *【学期】前期・後期・集中等の区別を記入。 *【単位】単位数を記入。 *【曜日・時限】開講曜日・時限を記入。 *【対象学生】対象学部・年次等の指定を記入。全学部・全学年開放の場合は「全」と記入。 【必修・選択の別】必修・選択必修・選択の区別を記入。 *【担当教員】担当教員名(複数で担当する場合は代表者名)を記入。 【所属】担当教員の所属・職名を記入。 【電話番号】市外局番から記入。 【Eメールアドレス】公開している電子メールアドレスを記入。 【オフィスアワー】指定曜日・時間・対応する場所(研究室など)・予約の要否等を記入する。非常勤講 師の場合も,学生の質問等への応じ方や連絡先を記入することが望ましい。 【授業の概要】授業のねらいや概要などについて,受講しようと思う学生が理解しやすい表現で記入。 【学習目標】到達目標[一般目標(General Instruction Objective [GIO]),個別(行動)目標(Specific Behavioral Objectives [SBOs])]を記入する(一般目標と個別(行動)目標について は別紙参照)。 【授業計画】第1回から第15回までの毎回の授業スケジュールと内容の概略を記入する。科目の性格に よっては,数回分ずつをまとめて記載することもできる。受講しようと思う学生が,また, 現に受講している学生が,各回の授業がどのように展開されるのかというイメージをつかみ やすいよう配慮した書き方をすることが肝要である。科目によっては,実際に授業を開講す る時点で,シラバス作成時の計画が大きく修正される場合もありうるが,その場合は,学生 が戸惑わないよう,初回の授業時などに,修正内容を明示的に伝える配慮が必要である。 【受講要件】受講に必要な予備知識や既に履修済みであることが受講の条件(要件)となる(要件を満た していないと受講できない場合)のみ科目名などを記入する。授業の水準がどの程度の学力 の学生に適しているか,高校までの内容も含めた必要な予備的な知識・科目,その他講義の イメージをつかみやすくする受講上の要望に関する記述は,【コメント】欄に記入する。要 件を必要としない場合は「なし」と記入する。 【教科書】受講に必要不可欠な教科書の書名・価格・出版社名等を紹介し,購入の取扱い店も記入する。 【参考書等】副教材として参照した方が望ましい参考書の書名・価格・出版社名等を紹介し,購入の取扱 い店も記入する。また,図書館で利用できる参考図書があればそれらも記入する。 【成績評価】到達目標との関連で,各自の成績評価がどのようになされるのかを,できるだけ具体的に明 示する。但し,各学部等で決定された授業評価基準に配慮して設定すること。 JABEE 対応:評価方法をできるだけ定量的に示す。もし,中間試験・期末試験,小テスト, レポートを行っているならば,それぞれの比率を示す。(例:期末試験60%,レポート20%, 小テスト20%) 【研究活動との関連】講義内容が担当教員の行っている研究活動とどのように関連しているのか,記入し てください。 注意;担当教員の行っている研究活動及び講義内容との関連性についてはできるだけ具体的に 記載してください(授業科目の GIO 等の記述を参考にして,それと教員の研究活動を結び つけるのも一案と思われます)。担当教員個人の研究活動との間に関連性が見出せない場 合には,所属する教室・研究室の研究活動まで範囲を広げて,関連性を記載していただい ても結構です。講義内容が担当教員の専門と一致しない場合でも,空欄とすることや「関 連性なし」などの記述は避けてください。 尚,オムニバス形式の講義の場合は,コーディネータが記入してください。 記述例: 以下の例を適宜応用してください。例えば,1)は主題科目等の教養科目,2)は情報処理 入門等の教養科目に使用できるでしょう。 1) 担当教員は xxxxxxxxxxxxxxx の研究を行っている。この講義は,担当教員の専門分野であ る yyyyy 学の学問的基礎をなす自然科学(または,社会科学等)の事象を理解する上で必 要な基礎的知識を教授するものである。 2) 担当教員は xxxxxxxxxxxxxxx の研究を行っている。この講義は,担当教員の専門分野を含 む yyyyy 学をはじめ,その基礎となる学問全般を研究する上で必須となる情報技術を教授 するものである。 3) 担当教員は xxxxxxxxxxxxxxx の研究を行っている。この講義は,担当教員の専門分野であ る yyyyyyyyyy の学問的基礎部分を解説するものである。 4) 担当教員は xxxxxxxxxxxxxxx の研究を行っている。この講義は,担当教員の専門分野であ る yyyyy 学の基本的な部分を解説するものである。 5) 担当教員は xxxxxxxxxxxxxxx の研究を行っている。この講義は,担当教員の専門分野を含 む yyyyy 学全般を研究する上で必要な zzzzz を解説するものである。 6) 担当教員は xxxxxxxxxxxxxxx の研究を行っている。この講義は,担当教員の専門分野を含 む yyyyy 学の学問的基礎をなす zzzzz 学を他学部・他学科の学生に教授するものである。 7) 担当教員は xxxxxxxxxxxxxxx の研究を行っている。この講義は,担当教員の研究分野であ る yyyyy 学を研究する上で不可欠な zzzzz 学を他学部・他学科の学生に教授するもので ある。 【JABEE との関連】「日本技術者教育認定機構(JABEE)の基準1の内容」にある基準1の項目(a) ~(h)の中から,できれば複数個の項目を選んで文章または記号で記入する。 【コメント】授業の水準がどの程度の学力の学生に適しているか,高校までの内容も含めた必要な予備的 な知識・科目,その他講義のイメージをつかみやすくするために受講する学生への要望や期 待事項,注意などを記入する。全学開放の専門基礎科目については,「本科目を他学部生が 受講した場合は,教養教育科目になります」と明記する。 ◆主題科目分類表 主題名:学問の世界 概要:学問の基本をなす原理,方法を明らかにして,「知る」ということ,「考える」ということの意味 を考察する。 キーワード:原理,方法,発想,論理,真理,自然法則,自然観,世界観 主題名:人間と社会 概要:自己とは何か,また他者とどのような関係が成り立つのかを探求し,人間相互の関係において形成 される社会の仕組みや文化について考察する。 キーワード:自己と他者,文化,芸術,宗教,歴史,法,政治,経済,国際関係 主題名:健やかに生きる 概要:長寿社会を迎えて,心身共に健康を保ちながら,人間社会の相互関係の中でよりよく生きていくあ り方を考察する。 キーワード:衣食住,生と死,医療,生命倫理,生命科学,保健,スポーツ,福祉 主題名:自然と技術 概要:地球環境の仕組みを知り,人間が作り出す技術と自然との共生を図りながら,より安全な生 活を実現し,これを持続させる方策について考察する。 キーワード:地球環境,科学技術,資源,産業,環境問題,技術と倫理,食料,人口 ◆一般目標と個別(行動)目標 教育とは,学習者の行動に価値ある変化をもたらすプロセスです。学習者が,学習によって,より望ま しい状態に変化(行動変容)するためには,この状態を学習目標として明示しなければなりません。学習 者に明示が必要な目標は,一般目標(General Instruction Objective (GIO)) と個別(行動)目標(Spec ific Behavioral Objectives (SBOs)) とに分類されます。学習者がすべての個別(行動)目標ができる ことになれば,その総和として一般目標に到達できることになります。 ●一般目標(GIO) 学習の成果を表現したもので,期待される学習成果を記述したものです。知識,態度・習慣,技能の三 領域にわたる内容が望ましいとされています。学習者を主語にして,何のためにどのような能力を習得す るかを包括的に示します。 以下に,GIO の記述によく使われる動詞群を列挙します。 知る 認識する 理解する 感じる 判断する 価値を認める 評価する 位置づける 考察する 創造する 修得する 身につける等 ●個別(行動)目標(SBOs) 学習者が一般目標を達成できた時,どのようなことができるようになっているかを具体的に記述したも ので,GIO ひとつにつき,数個から十数個のSBOs を用意しなければなりません。また,「知識」,「態 度・習慣」,「技能」がそれぞれ別のSBO で設定されなければなりません。学習者を主語にして,一般目 標を達成するには,どんなことができるようになるかを具体的に示します。 以下に,SBO の記述によく使われる動詞群を,知識,態度・習慣,技能に分けて列挙します。 1 .認知領域(知識,想起,解釈,問題解決) 列記(挙)する (具体的に)述べる 記述する 説明する 分類する 比較する 対比する 類別する 指摘する 関係づける 判断する 同(特)定する 選択する 予測する 弁(識)別する 推論する 公式化する 一般化する 使用する 応用する 適応する 結論する等 2 .情意領域(態度・習慣) 行う 尋ねる 助ける コミュニケートする 討議する 寄与する 示す 見せる 表現する 感じる 始める 参加する 反応する 応える 配慮する 相談する等 3 .精神運動領域(技能) 感じる 始める 模倣する 熟練する 工夫する 実施する 行う 創造する 測定する 操作する 動かす 触れる 調べる 準備する等 ◆日本技術者教育認定機構(JABEE)の基準1 の内容 JABEEでは,認定基準として,6つの基準を定め,各技術者教育プログラムがこれらの基準をすべて 満たしていることを求めております。JABEE認定の学部・学科では,専門教育だけでなく,教養教育に よってもこれらの基準を満たしているようにしております。特に,下記に示します基準1の項目(a)~(h) に対しては,教養教育に依存するところが大きく,JABEE認定の学部・学科では,教養教育によって これらの項目のいくつかが達成されるとしております。つきましては,ご担当の科目が,以下の基準1の 項目(a)~(h)のうち,どの項目の達成に貢献されているか,できれば複数個(1項目でも構いません)示 していただきますようお願い致します。 基準1の学習・教育目標 (a)地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養 (b)技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解(技 術者倫理) (c)数学,自然科学および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力 (d)該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力 (e)種々の科学,技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力 (f)日本語による論理的な記述力,口頭発表力,討議等のコミュニケーション能力および国際的に通用す るコミュニケーション基礎能力 (g)自主的,継続的に学習できる能力 (h)与えられた制約の下で計画的に仕事を進め,まとめる能力 以 上
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