2010年度コープさっぽろ環境方針の総括(P12-22)

7.リユースセンターの稼動で店舗備品などの有効活用を図ります
①店舗で使っていない備品をエコセンターに隣接するリユースセンターに集めます
②このことにより店舗で必要となった備品のリユースや、新店での新たな備品の投資を抑えます
店舗備品の有効活用が進み環境と経費削減に貢献しました
活用今年度、リユースセン
ターの転用目標額は建設費の
5,000 万円でした。1月現在で
転用備品の合計額は 97%進行
であり、ほぼ年度の目標は達
成できました。
エコセンター横に建設されたリユースセンター
転用備品累計金額合計
転用先
(単位万円)
内容
金額
新店
旭友店舗
1,087
開店対応
1,384
キャラバン運用
665
既存店
1,350
宅配センター
108
文化事業部
12
組合員活動部
18
工場・生鮮 C 他
161
総務他
42
合計
4,827
12
8.宅配BDF車両の300台化を図ります
①BDF車両 240 台のパレードを 5 月 16 日に行い、ギネス登録申請します
②冬期間のBDF使用量の減少分については、冬期間以外の台数を 300 台に増やして対応します
計画通りギネス登録を達成しました
9 月に BDF 車輌を全道で 300 台に増やすことが出来
ました。これでBDF車保有数で全国一となり、この
300 台を全道から苫小牧市に集め環境対策の取組みと
して世界記録に挑むパレードを行い「世界最多のBD
F車(300 台)による最長距離(4.5km)のパレード」
としてギネス記録
を達成しました。
これは組合員の皆
様の資源回収への
ご協力の賜物です。
苫小牧でのギネスパレードの様子と認定式
③また、冬期間の凍結問題(車両と給油施設)をクリアするよう対策を講じます
④宅配の委託車両について、委託先との条件(BDF価格と軽油価格、メンテナンス補償等)を検討しBDF
の利用車両を増やします
給油機の凍結問題は消防法の関係をクリアすることが難しく実現できていません。ただ BDF
を製造している帯広の株式会社エコ ERC では昨年よりも精製度の高い BDF を出荷いただくなど
努力していただいています。依託車輌に対する働きかけは今期は出来ていませんが、次年度さら
に自社車輌を増やすことに伴い BDF 使用車を増車する予定です。
13
9. 店舗で発生する食品残渣(生ごみ)を使ったリサイクルループを実現させます。
1)食品残渣発生抑制
①店舗の供給高に応じた食品残渣(生ごみ)排出量の基準の目安を設定(見える化)し仕込みロスの削減
を目指します
②商品の効果的な「段階値引き」の取り組みで「売りつくし」を強め1%以下の廃棄率を目指します
目標としていた「値引率1%以下」はほぼ実現しました
前年対比でも 10%以上削減しており、営業利益にも貢献しています。各店で廃棄率推移をグラフ
などで掲示する「見える化」が定着し、廃棄・値引きの削減を全体で取り組むことができました。
廃棄状況
(単位円)
大分類名
廃棄
廃棄ロス
前年廃棄
前年比
11
果物
139,435,112
1.07%
154,586,262
90.20%
12
野菜
259,147,078
1.14%
289,383,578
89.55%
15
デイリー
130,248,077
0.48%
131,309,569
99.19%
17
精肉
222,302,877
0.91%
293,240,904
75.81%
19
鮮魚
280,510,976
1.14%
323,215,404
86.79%
20
特商
27,144,551
0.24%
22,559,496
120.32%
21
デリカ
172,239,598
1.20%
199,936,426
86.15%
1,231,028,269
0.90%
1,414,231,639
87.05%
合計
2)食品残渣のリサイクルループ
①道央圏での食品残渣約 2000 トンを、静脈物流を使って回収する仕組みを検討します
②その食品残渣を飼料化して豚を飼育し良質の豚肉を製造できるよう農家と共同で研究します
③出来上がった豚肉をコープさっぽろで販売するリサイクルループを作ります
さまざまな検討を行いましたが、事業としての成立が難しく断念しました
食品残渣の回収の仕組みと行政との調整等(廃棄物関連、リサイクルループ関連)はほぼ完了
させることが出来ましたが、TPP(環太平洋パートナーシップ)協定問題が沸き起こり養豚業の
将来に対する不安が大きくなりました。このために投資費用の更なる削減にも挑戦しましたが期
待通りにはならず、残念ながら飼料化事業については断念することにしました。
ただ食品リサイクル法の関係もあり、食品残渣のリサイクル率を上げるために今後はバイオマ
ス化などを狭い範囲(地区単位)でご近所野菜農家と協力し進めていくことを検討します。
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3)バイオガスを利用した冬野菜の育成・販売
①養豚と連動してそこで発生する豚の糞尿を活用したバイオガスについて検討します
②そのバイオガスを活用し、ビニールハウスで冬期間の葉物野菜を作ることを検討します
③バイオガス化の関係で出来る液肥の活用も検討します
④BDF 製造からの余剰品(グリセリン)について冬野菜生産の燃料化の研究をします
函館地区でバイオガスの製造とそれに伴う液肥利用の計画を開始しました
また、廃食油の回収が増加している関係で、宅配の BDF 使用量を上回る廃食油をエコ ERC で
洗浄だけ行い、灯油と混合しハウスの燃料として使用し、冬季の野菜栽培などに利用することも
検討しています。
事業分野での改善活動による環境負荷削減の取組み
10.エネルギー政策PJを設置し、電気使用量の更なる削減(既存店比 5%目標)と太陽光発電などの発電事
業について検討を開始します
さまざまに取り組みましたが猛暑と豪雪で電気使用量を減少させることは出来ませんでした
今年は新店が 12 店舗増えた関係で総電気使用量は 10,239,817kwh 増加し、前年比で 5.3%増とな
りました。
しかし既存店では△1,906,106kwh の減少
となっています。
今年は夏場猛暑により道内法人が5~10%を超
える電力増であったとのマスコミ報道があるなか、
既存店の電力量を△1.0%と抑えることができ、エ
ネルギーマネジメントの取り組みが成果をあげて
いることが伺えます。
西宮の沢店の店内の様子
既存店年間電気使用量
(単位kwh)
本年使用量
増減
前年使用量
192,957,349 191,051,243
前年比
△1,906,106
99.0
①各センターに新たに「見えタロー」を設置し、電気使用量を 7%削減します。CO2 排出量は 156.5t削減さ
れる見込みです。年間コストでは初年度 450 万円、2 年目に 730 万円の削減が見込めます
CO2 削減として宅配センターに「見えタロー」の機器を設置し、電気使用量は昨年より8%
の削減となりました。(見えタロー導入センターのみでは前年比 90.0%)
一方電気料は昨年との関係では 1 月現在 153 万円(3.2%)の削減にとどまっています。年度
途中からの見えタロー導入でありデマンド減少の効果など次年度の削減につながる見込みです。
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②センターに合う節水用の器具を検討し、各センターの節水対策を計ります。
節水用ドルフィン(店舗と同じもの)を設置しました。設置したセンターでは 2 割ほどの削減
となっています。
宅配センター全体での節水効果
5月
4月
(単位㎥)
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
合計
2009 年
660
898
673
761
704
760
699
743
723
6621
2010 年
626
771
536
582
575
593
515
572
567
5337
前年比
94.8%
85.9%
79.6%
76.5%
81.7%
78.0%
73.7%
77.0%
78.4%
80.6%
③店舗と宅配センターにおいて、LED 照明の利用を拡大します
現状では LED 照明器具の単価が高いため、補助金を運用した上で投資回収が 3 年以内となる場
合を基準として変更を実施していきます。このため今回は実施していません。
検討の結果、自家発電についてはBDF化しても燃料費+保
守費を考慮すると、電力会社の電力料金より安く発電するのは
困難ですので、現在の自家発電については契約終了時に廃棄す
ることとします。また、エネコープのローリー車の燃料のBD
F化は帯広で実施しました。
⑤店舗では「見えタロー」のデータを分析し、システム・ハードでの改
善を図ります
⑥現状の ESCO 事業を活用し、照明や空調、冷蔵・冷凍設備の自動制御を実現します。具体的にはこの
先冷凍ケースの一部を「夜間停止」「換気量を適正にコントロール」して使用電気量の3%削減とデマン
ドの抑制を図ります
電気量のコントロールを開始した店舗は 26 店舗となっています。この内補助金による工事実
施が 13 店舗、コープ全額負担が 13 店舗となっています。これによる 1 年周りの電力使用料の削
減は 2500 万円を予定しています。
⑦蛍光灯反射鏡を利用し、2 灯型蛍光灯の 1 灯化を実験検証し電気使用量を削減します。
⑧既存店舗での電気受電設備を更新し省エネを拡大します
今年度は実施しておりません
⑨外調機、空調機、冷設の定期清掃でエネルギーロスをなくし、電気使用量を削減します。
空調、ハニカム、外冷機フィン清掃を実施し、概算で 1500 万円の費用に対し、3000 万円ほど
の電力料金削減になっています。(Nifa 調べ)
店舗屋上に設置されている外調機
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エネコープのタンクローリー
④店舗の自家発電とエネコープのローリーの燃料のBDF活用を検討します
11.室蘭工業大学との共同研究の成果を踏まえ、木造のエコ店舗を建築します
①木を最大限採用し、環境に優しい店舗を建設します
日本で初めての木造スーパーマーケットを 10 月に実現しました
足寄産のカラマツ材を 4500 本を集成材として活用し、建設
時に鉄骨から木材へ建材を変更することにより LCA の計算上
では CO2 を 35%削減することが出来ました。また運用上でも
さまざまな環境配慮型の設備を導入することにより 50%の削
減を予定しています。全国からもこの店舗に関する関心は高く、
エコ店舗のロゴ イイコープ
行政、同業者等々の視察が続いています。
西宮の沢店の全景
建設中の様子。木造作りであることがよく分かります
11 月には ECOOP2 号店のさつない店をオープンしましたが、残念ながら木造での店舗は消防
法の関係で建設することが出来ませんでした。しかし、そういった場合でも設備関係については
省エネの ECOOP 仕様で造って行く予定です。
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②自然のエネルギーを取り込み、省エネルギーの店舗を建設します
・ソーラー発電施設の設置を
計画します。
・ソーラーウォールを採用し、省エ
ネルギーを進化させます。
両方とも ECOOP において実現
しました。
・地中熱の取込み等による空
設置したソーラーパネル
ソーラーウォール外観
調エネルギーの省力化を進
化させます。
札幌北センターに続きさつない店でも導入しました。効果については今後検証していきます
・雨水・井水の利用を検討します。
検討結果 客用・従業員便所の汚物搬送用及び屋上への散水による冷房負荷軽減の利用しか
なく費用対効果が無いため保留としました。
③以上の結果として、CO2排出量が既存店比 40%削減できる店舗を目指します。
1 年間のデータを集約し検討が必要です。
ちなみに 11 月単月での比較によると遠軽みなみ店(比
較店舗)対比では 36%削減となっています。
④冷却冷媒にフロンガスから自然冷媒(CO2)の採用を検討します。
自然冷媒(CO2)を採用した店舗が完成し、現在の
ところ支障無く稼動していますので今後も採用する予
定です。これのより代替フロンなどの抜けによる環境
への悪影響は大幅に改善されると思われます。
⑤換気は室内環境により可変させられる仕組みを導入し省
エネを実現します
既存店でも導入し始めているCO2 濃度による給気フ
ァンの稼動を制御するシステムを当初から導入しました。
CO2 冷媒であることを表示
これにより常時動いていた給気ファンを必要なときだ
け動かせるようにしました。
⑥エコ店舗のエネルギー評価を室蘭工業大学と共同で検証
します
現在データを収集中です。このデータに基づいて室
蘭工業大学で省エネ効果を測定していただきますが、1
年間を通じてのデータ収集が必要ですので結果の公表
日本初のスライドドア付きの冷棟平ケース。
は 10 月以降となります。
冷気の流出を削減しました
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12.物流の効率化により、コスト削減と環境負荷軽減を図ります
1)物流効率化でCO2排出量を20%削減します
①物流センター分割と店舗納品スケジュールを見直しにより、CO2の排出量を20%削減します
函館地区への物流改善を実現しました
現状では台車の輸送台数の変化による推定しか出来ませんが、函館地区への輸送に関しては
75%削減できました。これは店舗物流全体では 15%の削減となります(エネルギー集計結果が
出るのは 5 月以降となります)
②宅配の夜間配達を拡大し、登録人数対比で 09 年度 10%から 15%を目指します
登録人数比 13%で終了しました
全道計では 30,579 人、実施している 21 センターでの登録人数比率では 12.9%、10 年度末で
は 31,000 人、登録人数比率 13.0%、事業高 69 億円(構成比 11.5%)の想定です。年度目標から
は 4,000 人不足で終了しました。
11 年度委託エリア再編時に再度強化することとし、10 年度不足した 4,000 人については 11 年
度上期中に達成する計画です。
③宅配の誤配削減をさらに推進し、前年対比 50%削減をめざします
前年比 20%削減にとどまりました
過去3ヵ年での誤配件数は 08 年度 31,600 件、09 年度 17,400 件、10 年度 13,900 件、08 年度
対比では 56%の削減、09 年度対比では 20%削減となりました。
今年度は、地域担当者用の配達作業表を大幅に変更し誤配削減に成功しましたが、目標とする
50%削減には届きませんでした。
11 年度に向けても『商品を良い状態で、確実にお届けする』ことを目指し、誤配削減に取り組
んでいきます。
④新菊水センター・新北センター稼動にあわせ、エリア変更コース効率化を行います
今年度は、札幌地区のエリア再編準備として2センターを移転新築し、今後のトドックの成長
性を担保する準備が整いました。
具体的な配達コースの効率化については、11 年7月リリース予定の地図システムを活用して、
コース効率の改善と、組合員がより利用しやすい環境の整備を追及します。
2)道外からの物流をエコ、コスト削減の視点で検討し改善します
①東京海洋大学との共同研究にもとづきメーカー様と共同で道外から運ばれてくる商品について
研究検討し、船便やJRでの輸送を検討します
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②コープさっぽろは 09 年度JR貨物のエコレール協力企業となっておりますので、その活用につ
いても検討します
パレット利用の準備が整いました
2010 年 10 月期より、JPR(ジャパンパレットレンタル)に加盟し、東京海洋大学との共同
震災の支援物資をパレットで
トラックに積み込んでいる様子
研究項目である、道外から
の直接引き荷物流を開始
いたしました。JPRは、
マテハンにおける共通イ
パレット
ンフラで、パレットの積み
この上に商品を乗せて
替えが無く、工場からセン
運びます
ターへの直接納入が可能と
なりました。
更に、エコレール協賛企業と共通のインフラである、JRを用いた本州からの引き荷物流の構
築も現在進めております。
13.紙の使用量をさらに 25%削減します
①店舗仕入伝票の電子化を本格化し、紙の仕入と振替伝票を削減します
電子化については完了し紙の使用量は削減できました。
②コピー機の使用枚数を「見える化」し「カラーコピー」を抑制します
再度削減に取り組み大きな削減を実現しています
コピー使用枚数は前年比で 23.1%の削減で終了し、25%の目標にわずかに及びませんでした。
コピー使用枚数の推移
10 年度
白黒コピー
カラープリント
前年伸長率
カラーコピー
合計
白黒コピー
カラープリント
カラーコピー
合計
4月
3,464,478
58,596
10,649
3,533,723
92.2
74.0
53.6
91.6
5月
4,589,374
53,733
6,824
4,649,931
115.9
26.4
13.6
110.4
6月
6,181,437
42,737
14,200
6,238,374
89.2
42.5
27.5
88.1
7月
3,145,271
50,764
22,821
3,218,856
75.1
39.8
41.9
73.6
8月
2,926,004
36,367
67,446
3,029,817
73.0
28.6
134.6
72.4
9月
2,929,733
36,772
10,153
2,976,658
72.5
29.2
17.6
70.5
10 月
3,210,803
44,992
6,096
3,261,891
71.6
31.3
12.2
69.8
11 月
3,349,163
43,316
9,320
3,401,799
68.5
27.7
17.9
66.7
12 月
2,813,562
40,520
7,279
2,861,361
66.6
34.7
8.7
64.7
1月
2,880,368
44,099
7,199
2,931,666
71.3
37.6
6.6
68.7
2月
2,855,614
36,313
4,682
2,896,609
78.7
33.5
8.4
76.3
3月
3,019,248
44,047
6,134
3.069,429
69.4
36.1
12.0
67.9
累計
41,365,055
532,256
172,803
42,070,114
78.8
34.8
25.2
76.9
20
その他の取組み(方針にはありませんでしたが、この 1 年で取り組んだものです)
○古本、中古 CD、貴金属などのリサイクルのために「自宅に居ながらリサイクル」としてネットオフ様への委託
事業を開始しました
8 月から「コープ買取サービス」を開始しまし
た。これは家庭のリサイクルをお手伝いする事業
です。開始以降、古本関係で 1,710 件、ブランド
品で 62 件の成約となっています。他地区の生協へ
の紹介も進み東北、パルシステム、コープあいち
などで同事業を開始の方向です。
○環境配慮の電気自動車を導入しました
2 月からエネコープに電気自動車の日産リーフを導入し、営業車
として使用しています。ガソリンをまったく使わない自動車ですので、
CO2 削減効果が期待できます。また次年度 5 月になりますが急速充
電器を西宮の沢店に設置し、その後地区ごとに最低1店舗には設置
していきます。
導入された電気自動車(日産リーフ)
○水素ハイブリッドカーの実験を室蘭工業大学等と協力して取り組みました
昨年 11 月室蘭工業大学、室蘭市、東京都市大学の要請で、
室蘭市内において水素ハイブリッドトラックの実験走行を宅
配事業部で行いました。1 週間の走行で特に問題なく走行
できることが分かりました。ただ、水素燃料の供給とコスト問
題が解決されないと今後進めるということにはならないと思
われます。
水素ハイブリッドトラック
○古紙回収の仕組みを導入しました
いる関係で、回収業者の作業に支障をきたしています。このた
め資源回収への協力を呼びかけていますが、地域によっては
資源回収を行っていないところもあり、回収していても、ほとん
どが月に1回の回収のため家庭での不便が予想されます。こ
のことを解決するために西宮の沢店ではポイント制による古紙
回収システムを導入しました。札幌市では 4 月から雑紙でのダ
ンボール回収を中止することを決めており、多くの人がダンボ
21
西宮の店の古紙回収ステーション
札幌市ではダンボールや雑誌が雑紙として回収に出されて
ールの処理に困ることが予想されます。このため札幌地区の数店舗にポイント回収の仕組みを導入していく
必要があります。
○店舗における資料を紙から Web への掲載に変更しました
紙資料の削減のためにインフォメーションなどの紙冊子の発行を止め、Web で閲覧できるように変更しまし
た。これにより 565 万円の経費削減とその分の紙の削減を実施しました。
2010 年度CO2削減実績一覧表
取組み
植樹
エコセンター
削減量t-CO2
内容
-130 3 年前の植樹 1 万本 13kg×1 万本=130t
-75 1 年間の回収増分
宅配 BDF
-180 BDF 使用量から
西宮の沢店
-508 木造建築
西宮の沢店
-140 代替フロン漏洩(10 月 2 日以降半年分)
さつない店
-100 代替フロン漏洩(11月 26 日以降4ヶ月分)
電気
-721 既存店削減
物流
-652 函館物流再編
太陽光発電
-59 エネコープ販売分推計
合計
-2,565
電気使用量は新店込みでは 3,871t-CO2 増加しています
22