神奈川移行教育をすすめる仲間の会 ニュース NO 20 2015.4.25 発行者: 「神奈川県移行教育をすすめる仲間の会」運営委員会 TEL 045-228-7704 FAX 045-228-7717 E メール:[email protected] 全ての准看護師を看護師に …3.29 学習会・第 15 回総会… 年度末の 3 月 29 日、学習会・仲間の会第15回総会を、ウイリングで開催しました。講師の 放送大学神奈川学習センター・中野さん、逗子病院・小河看護部長、県医労連の土谷委員長、看 護をよくする会から栗山・林さん、学習しようとする仲間3名含め、11名の参加でした。エッ センスを紹介します。 放送大学の活用 …放送大学・神奈川学習センター中野さん 「学生の種類は、全科・専科・科目・集中科目履修生、2年課程通信については」から始まり、 授業、通信指導、単位認定試験、次学期の科目登録、過去問の公表などについて、丁寧な説明が ありました。特に、2年課程通信制に焦点を絞ったレクチャーがありました。2 年課程通信校に よって放送大学の科目認定の違いについても説明して頂きました。 ←バルーンフラワー…運営委員の立花が当日参加者にプレゼント 一生分の2年 …医療法人社団則天会逗子病院・小河栄子看護部長 2010 年4月に、東京衛生に入学、12年101回国試に合格、現在逗子にある看護師35名、 13:1の上記病院勤務と自己紹介。小河さんの話を紹介します。 高校衛生看護科卒業。若かったこともあり、いつでも進学すればよいと思っていた。結婚、離 婚、再婚、勤務場所も数か所。34 歳で現在の病院。准看護師として病棟スタッフ。6 年たった頃、 師長の後任にと話があった。准看護師だが期限付きで主任として勤務。准看護師の自分が主任で よいのかと迷いながら、手探りで勤務。新任師長が赴任、引き続き主任でと請われた。 やるなら今しかない・44歳で決意 1 月に決意し、まずは放送大学、科目履修生として入学。1 学期3科目、夏季集中3科目単位 取得。東京衛生学園専門学校に入学。1 年次は、主任、放送大学、通信課程と目まぐるしく。そ の後実習、2年次はペーパーペーシェントもあり、2年次の後半は国試対策。2 年間ギューギュ ーの生活。 勉強嫌いの自分に課題はいっぱい。まずは机に向かうことを決意。でも主婦の役割もあり、机 に向かうと9時、10時、睡魔との戦い。 発想を変えて、まず寝る、起きて勉強とした。家族の協力も必要であり、自分の気持ちをきちん と伝えた、家族の応援もあった。 学校・職場・主婦と学習のモチベーションを保つにはメリハリも必要、遊ぶときは遊ぶ。 虫食いが埋まる…わからなかったことがわかる面白さ 何のために学校に来たのかと思うこともあったが、学びながら臨床現場にいて、なんでこうな るのか?わからなかったことがわかる、ジグソーパズルのピースが埋まるように、勉強すること が面白くなった。 2 年次には悩みもあったけど、ここで辞めたらお金も無駄になる、後戻りできない状況。2 年 課程通信の実習は、シャドーイング。 通信は自分自身との戦い、孤独で押しつぶされそうになるけど、学校での友達、年齢も20代か ら60代も幅広いが目的は一つだから、お互いに支えあえた。 思い立ったが吉日 2 年間の出来事はいっぱい。学生、職場では看護師、家では主婦、母など。国家試験の 2 ケ月 前に父の不幸。どんな時も学校の友達同士で励ましあった。その間、東日本大震災もあり、東北 の友人は事例やテキストも流され、蝋燭の灯で学習した人もいた。 自分の病院にも現在通信課程 2 学年の人が勤務。自分の体験も含め応援・支援したい。 ピンチの先にはチャンスがあると話を結ばれました。 総会は、14年度の活動まとめと会計報告、15年度の取り組みを提案、皆で確認 しました。会計は県医労連から大きく援助されてることも報告されました。 交流の場と参加者の感想 4 月から放送大学に行 こうかなと思っている 学校に行こうかどうか 迷ってる間に育児も。2 人目が中学入学を機 に、皆の協力も得て、 頑張ろうかなと思う。 友達も国試合格した。 精神科で看護助手と して働いていた。准看 護師として3交代勤 務、現在透析室。子は 小学生と保育園児。部 長からもすすめられ、 いまがチャンスかな と思っている。 職場で2年課程通信に行ってる人、卒 業した仲間もいるが、そのことが、職 場の皆に明らかにしないで、一人でこ っそり行ってる人もいる。皆の協力で という雰囲気を作りたい。 学習の仕方・励みにな ったことを具体的に 学校の説明ではよいことば 聞けて良かった。力が かり。今日は具体的な実体 出た。 験を聞けて良かった。元気、 勇気をもらいました。 検査技師だが、 定時制も経験し ており、その時 のことを思いな がら参加。運動 が必要ですね。 看護の環境は良くなって いない。看護師がミニド クターのような、特定能 力研修もあり。そして、 看護本来のケアが看護助 手に任されている実態も ある。訪問介護の現場は もっとすさまじい。 大変な中でも、学ぶこと、わかって いくことの楽しさ、面白さは実感で すね。職場の看護研究などでも、義 務になると苦しいけれど、やってい く中で、皆でああ、そうだったんだ と新しいことを発見できるって楽 しいですね。 同僚も頑張ったんだな と頭が下がります。 学習の大変さも あるが、収穫は 良い刺激になった。 学ぶことで仕事 頑張ります。 も楽しくなる! 「病院によって時間・休暇・経済的な補償含め、条件が違うって不合理 ですね。全国で変えていく取り組みをしましょう」がみんなの総意とな りました。 ※ ※ ※ ※ 県の奨学金も活用しましょう。 仲間の会のホームページも見てね。 検索は「神奈川移行教育をすすめる仲間の会」 全国で頑張っている仲間の交流会もしたいですね。 今年も「小論文入門」「夏季集中講座」の学習会をします。
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