子どもの遊び実態調査 - 青少年アンビシャス運動

子どもの遊び実態調査
調査結果(要約版)
平成 14 年 3 月
福 岡 県
はじめに
科学技術が進歩し、経済的に豊かな生活を享受しているはずの子どもたちは、果たして大
きな夢や希望を持ち、その実現に向けて毎日をがんばっているのでしょうか?
文化やス
ポーツで華々しい活躍をする青少年がいる一方で、残念ながら、いじめや不登校、問題行
動など、子どもたちの将来が懸念されるニュースも日々私たちの耳に届いてきます。子ど
もたちの目がキラキラ輝いている、とは言い難いようです。
その大きな要因の1つとして、子どもたちの遊びの喪失があると考えられます。確かに、
公園に子どもたちが集まって、みんなでワイワイ遊び回っている姿を見かけることがほと
んどなくなったように思います。友だちとおしゃべりをしたり、外で走り回ったり、子ど
もたちにとって、最も楽しい時間であるはずの遊びがなくなってきているとすれば、子ど
もたちの成長に大きな影響があるのは否めません。
こうした状況を把握するため、県では、今回、子どもの遊びの実態はどうなっているのか
を調査しました。県で進めている地域の中の子どもの居場所づくり-アンビシャス広場に
集まる子どもたちや大人の皆さんの意識、学校の校庭や公園での外遊びの様子、最近関心
の高まっている携帯電話など情報機器の使用実態などが明らかになりました。
この調査結果については、今後、県で展開している「青少年アンビシャス運動」の推進に
役立てていきたいと考えています。
この報告が皆様においても幅広くご活用いただければ幸いです。
福岡県青少年課青少年アンビシャス推進室長
<もくじ>
Ⅰ.調査の概要 ·························································· 1
<調査 1>「子どもの遊び観察調査」································· 1
<調査 2>「子どもの遊び意識調査」································· 1
<調査 3>「アンビシャス広場推進員及びボランティア意識調査」 ······· 2
<調査 4>「情報機器等使用実態調査」······························· 2
<調査企画と実施機関>············································· 2
Ⅱ.結果のまとめ ························································ 3
Ⅲ.主な調査結果 ························································ 5
1.放課後や休みの日によく遊ぶ場所································ 5
2.自分の家の中(室内)でよくする遊び···························· 6
3.ゲーム機の保有状況と使用実態·································· 7
4.携帯電話・PHSの保有状況と使用実態·························· 8
5.外遊び集団の男女構成比········································ 9
6.外遊び集団の規模············································ 10
7.外遊び集団の年齢構成比······································ 12
8.外遊びの種類の分布·········································· 13
9.外遊びの種類(詳細)········································ 15
10.子どものイライラ············································ 16
11.子どもの無気力(何もしたくないと思うこと) ·················· 16
12.子どもの精神衛生(夜眠れないこと) ·························· 17
13.アンビシャス広場に対する子どもの評価 ························ 18
14.アンビシャス広場に参加するボランティアの動機 ················ 19
15.アンビシャス広場での留意点·································· 20
16.アンビシャス広場の有効なところ······························ 21
17.子どもたちの健全な育成を支援するために地域で必要なこと ······ 22
Ⅰ.調査の概要
<調査1>「子どもの遊び観察調査」
◆調査目的 現代の子どもが、いつ、誰と、どこで、どんな遊びを、どれくらい遊んで
いるかなどの子どもの日常的な外遊びの実態を明らかにし、青少年アンビシ
ャス運動の一環として子どもの遊びを活性化するための基礎資料を得ること
を目的とする。
◆調査方法・内容 公園・校庭で遊んでいる子どもを、「時間帯別(30 分毎)」、「集団
別」、「男女別」
、「年代別(乳幼児、小学生低学年・高学年、中学生)」にカウ
ント、記録し、同時に「集団別遊びの種類」、「集団別滞在有無」を記録した。
各調査地点毎に、専任の調査員2人 1 組が滞留し、観察調査を実施した。
◆調査対象地点 県下50地域の小・中学校の校庭及び周辺の公園、計150か所
◆調査実施期間 平成 13 年 11 月中旬から 12 月上旬(2週間)
◆調査日時 下表の調査日時に実施した。なお、雨天日は順延とした。
調査地点種
地点数
小学校校庭
50か所
中学校校庭
50か所
公 園
50か所
第2・4以外の
土曜日×1日間
休日(日曜日)
×1日間
平日(月~金曜
日)×4日間
12:00~18:00 10:00~18:00 12:00~18:00
-
-
12:00~14:00
12:00~18:00 10:00~18:00 14:30~18:00
(各調査地点において、30 分ごとに遊びの集団の属性を記録した。
)
<調査 2>「子どもの遊び意識調査」
◆調査目的 子ども達の遊びや生活習慣・意識等についてアンケート調査を実施し、今
後の「青少年アンビシャス運動」の具体的な事業推進のための基礎資料を得
ることを目的とする。
◆調査対象 アンビシャス広場を実施していない地域の小・中学校 11 校の児童・生徒、
及び、アンビシャス広場に集まる小・中学生。
◆調査方法 アンビシャス広場を実施していない地域の小・中学校に対し調査票を配布
し、回答してもらった。また、アンビシャス広場に集まった小・中学生に調
査票を配布し、回答してもらった。
◆調査期間 平成 13 年 8 月~9 月
◆サンプル数 1,796サンプル
1
<調査 3>「アンビシャス広場推進員及びボランティア意識調査」
◆調査目的 アンビシャス広場推進員・ボランティアにアンケート調査を実施し、アン
ビシャス広場づくり事業の評価・改善に役立てることを目的とする。
◆調査対象 アンビシャス広場で活動中の広場推進員・ボランティア。
◆調査方法 アンビシャス広場で活動している広場推進員・ボランティアに配布し、回
答してもらった。回答された調査票をアンビシャス広場から返送してもらっ
た。
◆調査期間 平成 13 年 8 月~9 月
◆サンプル数 559サンプル
<調査4>「情報機器等使用実態調査」
◆調査目的 子どもの室内遊びにおける情報機器等の使用実態及び意識を把握し、子ど
もの遊びを活性化するための基礎資料を得ることを目的とする。
◆調査対象 アンビシャス広場を実施していない地域の小・中学校 11 校の児童・生徒、
及び、アンビシャス広場に集まる小・中学生。
◆調査方法 1)アンビシャス広場を実施していない地域の小・中学校
調査員が対象学校を訪問、学校による調査の実施の後、調査員による
訪問回収を行った。
2)アンビシャス広場
調査員がアンビシャス広場を訪問し、そこに集まる子ども達にインタ
ビュー調査を実施した。
◆調査期間 平成14年2月中旬~下旬の2週間程度
◆サンプル数 2,517サンプル
<調査企画と実施機関>
◆調査企画 福岡県
◆監
修 横山 正幸(福岡教育大学 教授)
大坪 靖直(福岡教育大学 助教授)
大島 まな(九州女子短期大学 助教授)
◆実施機関 (株)サーベイリサーチセンター九州事務所
2
Ⅱ.結果のまとめ
(1)遊ぶ場所と
場所と室内遊びの
室内遊びの内容
びの内容 (→P5~8)
昔は、子どもは「風の子」と言われるように、外で遊ぶことが多かった。ところが、
最近は室内で過ごすことが多いと言われている。今回の調査結果も「自分の家」
70.0%、「友達の家」65.5%と室内で過ごす子が圧倒的に多いことを示していた。
このことは、受動的・静的な遊びが多いことを意味している。
その中でも、「テレビ・ビデオ・DVDなどを見る」が 60%強を占めて最も多く、
「テレビゲーム・パソコンゲーム・携帯用ゲーム機(ゲームボーイ)などをする」
57.0%、「マンガ・雑誌を読む」41.0%の順で続いていた。
約 90%の子ども達が何らかのゲーム機を持っており、その子ども達の 26.3%、
すなわち 4 人に 1 人が「ほぼ毎日」ゲームをしていると答えている。
また、携帯電話やPHSを持っている子は 9.2%である。そして、そのうちの
35.9%の子が「ほぼ毎日」使っている。しかし、その一方、持ってはいても「ほと
んど使っていない」子も 20.8%いる。
(2)外遊びの
外遊びの集団
びの集団の
集団の規模・
規模・構成・
構成・内容 (→P9~15)
15)
外で遊ぶ子は上述のように今や非常に少なくなっている。しかし、いないわけでは
ない。公園や校庭で遊んでいるそれらの子を実際に観測したところ、集団の規模と
しては 2 人で遊んでいる場合が最も多く 26.5%、続いて 1 人の 20.7%、3 人の
15.5%の順であった。
年齢構成では、同年齢で遊ぶ場合が主で、昔のような異年齢での遊び集団は全体の
8.1%に過ぎない。
何をして遊んでいるかを観測した結果では、ブランコ、すべり台、鉄棒など「固定
遊具」で遊んでいる集団が 37.0%と最も多い。次いで「球技」28.1%、「その他」
25.5%の順で、これらを合わせると 9 割を占める。
おにごっこ、かくれんぼなどの集団遊びは、僅か 3.1%に過ぎない。固定遊具での
遊びは多くの場合、球技のようなルールはなく、複数の子が集まっていても個人的
な活動としての色彩が強い。中・高学年の遊びとしては、かつてはあまり見られな
かったものである。
3
(3)子ども達
ども達の心の健康 (→P16~
16~17)
17)
公表されている各種の調査報告は、今日の子ども達の心の健康が必ずしも望ましい
ものではないことを明らかにしている。
今回の調査でも「イライラしたり、ムカツク」ことのある子が「よく」と「ときど
き」を合わせて実に 76.1%を占めていた。気力についても「何もしたくないと思う」
ことのある子が 59.9%もいた。
さらに、十分な睡眠は健康な生活の維持に不可欠である。ところが、52.7%の子
が「夜、よく眠れない」ことが「よく」ないし「ときどき」あると答えている。
これらの結果は「抑鬱的な傾向」にある子が、福岡県においても決して少なくない
ことを示唆している。
(4)アンビシャス広場
アンビシャス広場に
広場に対する子
する子どもと大人
どもと大人(
大人(ボランティア)
ボランティア)の意義
(→P18~
18~22)
22)
広場に参加している子ども達は、84.6%の子が「とても」ないし「まあまあ」楽
しいと答えている。
一方、広場を支える広場推進員やボランティアの参加の動機で最も多いのは、「子
どもや地域のために何かしたいから」の 58.0%で、以下「子どもが好きだから」
39.5%、「自由な時間があるから」22.0%と続いていた。参加者の多くは、時間的
な余裕があり、地域の子ども達のために、何かしてやることができれば、という思
いで参加していることがうかがわれる。
また、参加者はその多く(60.1%)が自分達の役割は、行事を大人がしてやった
り、指導することではなく、子ども達自身が自分達で活動できるよう見守ってやる
ことだと考えている。これは、アンビシャス広場の活動に関して県が期待している
考えと一致している。
横山
4
正幸(福岡教育大学
教授)
Ⅲ.主な調査結果
1.放課後や
放課後や休みの日
みの日によく遊
によく遊ぶ場所
[調査数 1796件(複数回答)
]
(%)
0
20
40
65.5
友達の家
21.6
学校
33.5
公園
13.8
道ばた
3.5
池、川、林
9.4
空き地
9.4
13.2
スーパーやコンビニ
19.0
その他
無回答
80
70.0
自分の家の中
児童館や児童センター
60
1.4
昔は、子どもは「風の子」といわれるように、外で遊ぶことが多かった。ところが、最近
は室内で過ごすことが多いといわれている。実態はどうであろうか。
この結果でも、
「自分の家の中」が 70.0%、
「友達の家」65.5%の順に多く、共に他の選
択肢と差が開き、よく遊ぶ場所として室内が圧倒的に多い実態がうかがえた。このことは、
身体活動が少ない遊び、受動的・静的な遊びが多いことを示している。
外遊びの場所としては「公園」をあげる子どもが 33.5%と約 3 人に 1 人、また「学校」
をあげる子どもが 21.6%と約 5 人に 1 人いた。その他「道ばた」、
「池、川、林」、
「空き
地」をあげた子どもはいずれも 10%前後にとどまった。
5
2.自分の
自分の家の中(室内)
室内)でよくする遊
でよくする遊び
[調査数 2517件(複数回答)
]
(%)
0
10
20
30
40
50
70
60.7
テレビ・ビデオ・DVDなどを見る
16.2
ラジオ・CD・MDなどを聴く
ゲームをする(TV・PC・携帯用ゲーム機
等)
57.0
6.8
メール・インターネットをする
3.3
電話・携帯電話で話す
41.0
マンガ・雑誌を読む
14.4
読書をする(マンガ・雑誌以外)
2.7
プラモデル・ラジコンなどを作る
カードゲームをする
15.0
トランプ・囲碁・将棋などのゲームをする
15.9
13.2
友達と話す
15.3
家族と話す
6.0
その他
無回答
60
0.9
「テレビ・ビデオ・DVDなどを見る」が最も多く、約 6 割の子どもがよくする遊びと
してあげていた。続いて「テレビゲーム・パソコンゲーム・携帯用ゲーム機(ゲームボー
イなどをする)」
、「マンガ・雑誌を読む」の順であり、それぞれ 57.0%、41.0%の子ども
がこれらをあげていた。
「テレビ・ビデオ・DVD」、「ラジオ・CD・MD」などの視聴覚的なもの、「マンガ・
雑誌」などの読み物が一定して多い中に、「ゲーム」が入り込み、大きな位置を占めてきて
いることがわかった。
6
3.ゲーム機
ゲーム機の保有状況と
保有状況と使用実態
<保有状況>
(%)
0
20
40
63.8
携帯用ゲーム機
29.4
パソコンゲーム
3.1
10.7
持っていない
無回答
80
69.9
テレビゲーム
その他
60
1.0
[調査数2517件(複数回答)
]
「テレビゲーム(プレステなど)」が最も多く、約7割の子どもが持っているという回答
が得られた。また、「携帯用ゲーム機(ゲームボーイなど)
」も、63.8%の子どもが持って
いた。一方、
「持っていない」はわずかに 10.7%であり、約 90%の子どもが何かしらのゲ
ーム機を持っていた。
<使用実態>
ほとんどしない
16.3%
無回答
0.8%
1~2日間
25.0%
ほぼ毎日
26.3%
5~6日間
10.4%
3~4日間
21.1%
[調査数 2221件]
「ほぼ毎日」と回答する子どもが最も多く(26.3%)
、次いで「1~2日」(25.0%)、
「3
~4日」(21.1%)という順に続いている。
ゲーム機であまり遊ばない子もいる一方で、ゲームにかなりの時間を費やしている子が一
定数いることが明らかになった。
7
4.携帯電話・
携帯電話・PHSの
PHSの保有状況と
保有状況と使用実態
<保有状況>
携帯
PHS
0%
両方
20%
持っていない
40%
60%
無回答
80%
100% 調査数
4.4
0.9 0.2
全 体
2517
86.4
8.1
2.9
5.4 0.7 0.1
828
90.8
小学校1・2年生
0.6 0.1
小学校3・4年生
1.5
775
91.4
6.3
1.1 0.2
小学校5・6年生
7.4
84.6
6.8
570
69.9
6.6
319
1.9 0.6
21.0
中学生
全体では、約9割の子どもが「持っていない」と答えており、「携帯電話を持っている」、
「PHSを持っている」、
「両方持っている」を併せた『持っている』は全体の 9.2%にとど
まった。しかしながら、学年別にみると、学年が高くなるにつれて『持っている』の割合
は高くなり、中学生では 23.5%となった。
<使用実態>
ほぼ毎日
5~6日
0%
3~4日
20%
1~2日
40%
ほとんど使わない
60%
無回答
100% 調査数
80%
5.6
1.7
14.3
35.9
全 体
21.6
20.8
5.8
小学校1・2年生
15.4
3.8
28.8
7.7
52
38.5
3.6
5.5
小学校3・4年生
10.9
18.2
231
21.8
40.0
55
0.0
小学校5・6年生
8.2
34.7
28.6
14.3
14.3
4.0
中学生
12.0
64.0
8.0
12.0
49
0.0
75
全体では、
「ほぼ毎日」が 35.9%と最も多い一方で、「1~2日」
、「ほとんど使わない」
もそれぞれ全体の約2割を占めており、使う頻度に個人差が大きいことがわかった。また、
学年別にみると、学年が高くなるについれて「ほぼ毎日」の割合は高くなり、「中学生」で
は 64.0%を占めた。
8
5.外遊び
外遊び集団の
集団の男女構成比
<調査 4 の補足説明>
本調査では 150 か所の調査地点のうち、同時に 100 か所で 6 時間(日曜日は 8 時間)
観測を 6 日間行ったことになり、延べ 600 日分の観測データが集まった。
その結果として、合計で 18,978 集団、75,894 人の子どもを観測した。このうち、30
分毎の計測でダブルカウントした「重複集団」(1 調査地点に 30 分以上滞留した集団)は
3,373 集団、15,163 人であった。全体からこの「重複集団」を除いた「実集団」は 15,605
集団、60,731 人である。
調査4の集計・分析にあたっては、遊びの集団を単位として扱うことから、「実集団」を
対象とすることにした。
男子のみ
0%
女子のみ
20%
40%
男女の集団
60%
80%
100%
調査集団数
全 体
48.7
34.0
17.3
小学校の校庭
47.9
34.1
18.0
15605
8667
3.8
68.2
中学校の校庭
公 園
28.0
42.8
36.0
1880
21.2
5058
集団の性別構成を見ると、
「男子のみ」が 48.7%、
「女子のみ」が 34.0%を占め、男性
の方が多かった。また、
「男女が混じった集団」は 17.3%であった。
調査地点種別にみると、どの地点でも男子の割合が一番高く、特に「中学校の校庭」では
68.2%を占めた。また、「男女の混じった集団」は「公園」で最も高く 21.2%、「中学校
の校庭」で最も低い 3.8%であった。
9
6.外遊び
外遊び集団の
集団の規模
<全体>
[調査集団数 15605]
15~19人
1.3%
10~14人
7~9人
4.6%
8.1%
6人
5.4%
20人以上
0.9%
1人
20.7%
5人
6.4%
4人
10.7%
2人
26.5%
3人
15.5%
集団規模の構成は、
「2 人」が最も多く 26.5%、ついで「1 人」20.7%、「3 人」15.5%
の順に多かった。
また、調査曜日別に 14:30~18:00 の間(比較可能な時間帯)の集団規模の割合を示す
と次ページ「調査曜日別時間帯別の集団規模」のとおりとなった。総じて、観測された集
団における 1~2 人の集団の割合は半数以上と高い。また、この傾向は休日の方が顕著であ
った。
10
<調査曜日別時間帯別の集団規模>
◆平日(4 日間)
1人
2人
3人以上
調査集団数 425 460 614 814 812 700 293 43
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
31.3
32.9
25.9
29.1
42.8
14:30
38.0
15:00
34.9
43.0
44.3
45.2
43.9
46.7
28.0
29.4
29.1
34.7
31.1
29.0
26.3
25.7
21.4
22.2
27.9
15:30
16:00
16:30
17:00
17:30
18:00
37.2
◆第 2・4 以外の土曜日
1人
2人
3人以上
調査集団数 231 280 234 245 211 150 79 7
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
38.1
45.0
42.3
45.3
42.2
40.0
30.4
35.9
29.8
34.6
31.3
25.3
27.7
24.6
21.8
24.9
23.2
28.7
34.2
28.6
14:30
15:00
15:30
16:00
16:30
17:00
17:30
18:00
34.2
40.5
57.1
14.3
◆休日(日曜日)
1人
2人
3人以上
調査集団数 236 208 183 179 167 145 63 8
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
33.8
30.8
31.1
36.3
33.1
36.5
32.8
28.5
33.1
32.7
36.1
35.2
14:30
15:00
15:30
16:00
41.3
37.2
36.6
34.7
34.5
31.7
24.0
28.3
31.7
16:30
17:00
17:30
87.5
12.5
0.0
11
18:00
7.外遊び
外遊び集団の
集団の年齢構成比
[調査集団数 15605]
乳幼児のみ
20.0%
異年齢の集団
8.1%
中学生のみ
13.8%
小学生低のみ
37.3%
小学生高のみ
20.8%
集団の年齢別構成をみると、「小学校低学年のみ」が最も多く 37.3%、ついで「小学校
高学年のみ」が 20.8%、
「乳幼児のみ」が 20.0%、「中学生のみ」が 13.8%の順であっ
た。また、これらの年齢層が混在した「異年齢の集団」は 8.1%であった。
0.00
乳幼児のみ
1.00
2.00
3.00
4.00
5.00
6.00
1.77人
小学生低のみ
3.76人
4.54人
小学生高のみ
5.63人
中学生のみ
5.10人
異年齢の集団
また、1 集団あたりの平均人数をみると「乳幼児のみ」が 1.77 人、
「小学校低学年のみ」
が 3.76 人、「小学校高学年のみ」が 4.54 人、
「中学生のみ」が 5.63 人となり、年齢が上
がるにつれて平均人数が多くなる傾向がみられた。
12
8.外遊びの
外遊びの種類
びの種類の
種類の分布
[調査集団数 15605/人数 60731]
球技
固定遊具
0%
集団遊び
20%
伝承遊び
40%
乗物遊び
60%
その他
80%
100%
3.1 5.7
28.1
集団数
37.0
25.5
0.6
4.6 3.2
45.1
人数
28.2
18.4
0.4
集団数を遊びの種類(6 分類)別にみると、
「固定遊具」が最も多く 37.0%を占め、つ
いで「球技」28.1%、「その他」25.5%の順に続き、これらで全体の 9 割を占めた。
また、人数を遊びの種類(6 分類)別にみると、
「球技」が最も多く 45.1%を占め、つ
いで「固定遊具」28.2%、「その他」18.4%の順となった。
0.00
1.00
2.00
3.00
4.00
5.00
6.00
球技
6.25人
2.96人
固定遊具
5.78人
集団遊び
伝承遊び
乗物遊び
その他
7.00
2.87人
2.20人
2.82人
遊びの種類別集団平均人数をみると、「球技」が最も多く 6.25 人、ついで「集団遊び」
が 5.78 人となった。その他の遊びはいずれも 2~3 人の間であった。
13
<性別遊びの種類>
球技
固定遊具
0%
20%
集団遊び
伝承遊び
40%
乗物遊び
60%
その他
80%
100%
調査集団数
3.1 0.6
28.1
全 体
5.7
37.0
25.5
15605
2.6 0.6
41.7
男子のみ
26.0
6.1
23.0
7600
2.5 0.6
女子のみ
11.1
48.6
6.6
30.7
5300
0.6 3.0
男女の集団
23.1
45.5
5.6
22.2
2705
性別にみると、
「男子のみ」では「球技」が最も多く 41.7%を占め、
「女子のみ」及び「男
女が混じった集団」では「固定遊具」の割合が最も高くそれぞれ 48.6%、45.5%を占め
た。
14
9.外遊びの
外遊びの種類
びの種類の
種類の分布(
分布(詳細)
詳細)
集団数
◆球技遊び
◆固定遊具遊び
(調査数 4381 集団/27398 人)
(調査数 5780 集団/17125 人)
0.0
10.0
20.0
31.5
33.4
サッカー
バスケット
6.7
21.3
10.8
13.1
9.5
11.3
5.2
5.4
うんてい
8.4
2.0
2.3
のぼり棒
19.0
16.3
18.1
17.8
固定遊具その他
◆集団遊び
◆伝承遊び
(調査数 480 集団/2774 人)
0.0
10.0
20.0
30.0
(調査数 91 集団/261 人)
40.0
50.0
60.0 (%)
48.5
53.4
おにごっこ
20.0
30.0
16.5
12.6
46.2
46.7
7.9
4.5
20.8
23.2
その他の集団遊び
◆乗り物遊び
◆その他の遊び
(調査数 897 集団/1970 人)
(調査数 3976 集団/11203 人)
0.0
20.0
40.0
18.4
25.9
一輪車
キックボード
その他の乗物遊び
60.0
80.0 (%)
69.8
65.5
自転車
スケボー
50.0 (%)
36.8
その他の伝承遊び
4.0
1.9
ごっごあそび
ローラースケート・ブレード
40.0
6.6
3.8
コマまわし
6.3
4.5
カード遊び
10.0
30.8
たこ揚げ
4.0
3.8
かんけり
0.0
竹馬
8.5
8.8
かくれんぼ
ママゴト
4.9
4.4
鉄棒
4.2
6.2
25.0(%)
9.8
9.3
ジャングルジム
13.0
球技その他
20.0
18.5
17.2
シーソー
3.8
15.0
21.1
19.2
砂場
9.6
ドッジボール
キャッチボール
10.0
すべり台
1.5
0.7
キックベースボール
5.0
ブランコ
12.9
11.7
野球・ソフトボール
バトミントン
0.0
40.0 (%)
30.0
人数
0.0
5.0
10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0(%)
26.9
おしゃべり
12.7
15.3
じゃれあい・ふざけあい
ゲームボーイ
1.9
1.1
1.0
1.1
歩く
12.6
11.2
9.9
走る
0.3
0.2
なわとび
3.3
2.0
ペットと遊ぶ
なにもしない
6.2
5.3
その他
15
4.2
6.0
2.7
2.4
9.2
7.4
12.8
12.3
19.3
33.0
10.
10.子どものイライラ
どものイライラ
全然ない
5.4%
無回答
2.4%
よくある
33.6%
あまりない
16.0%
[調査数 1796件]
ときどきある
42.5%
イライラしたりムカツクことが「ときどきある」が最も多く 42.5%、次いで「よくある」
(33.6%)の順になっており、二つを合わせた『ある』で 76.1%を占め、4 人に 3 人以
上の子どもが『ある』と答えた。
今日の子どもたちの心の健康が望ましいものではないことが明らかになった。
11.
11.子どもの無気力
どもの無気力(何もしたくないと思
もしたくないと思うこと)
うこと)
全然ない
14.7%
無回答
2.9%
よくある
21.5%
あまりない
22.5%
ときどきある
38.4%
[調査数 1796件]
「ときどきある」が 38.4%で最も多く、次いで「あまりない」
(22.5%)
、「よくある」
(21.5%)の順である。
「よくある」と「ときどきある」を合わせると 59.9%と 6 割弱を
占め、何もしたくないと思うことがある子どもが多かった。
今日の子どもたちの無気力化についてもこれまでよく指摘されていることであるが、この
結果もそのことを明確に示している。
16
12.
12.子どもの精神衛生
どもの精神衛生(
精神衛生(夜眠れないこと
夜眠れないこと)
れないこと)
全然ない
22.2%
無回答
2.7%
あまりない
22.4%
よくある
23.5%
ときどきある
29.2%
[調査数 1796件]
十分な睡眠は精神的にも、身体的にも健康な生活を維持していくうえできわめて大切であ
る。しかし、就寝時間になってもすぐ眠れない、あるいは熟睡できないという子が今日少
なくないといわれている。
この結果でも、夜よく眠れないことが「よくある」が 23.5%、「ときどきある」が 29.2%
と、それぞれ 20%~30%の割合を占め、これらをを合わせた『ある』が 52.7%と半数を
超えた。
17
13.
13.アンビシャス広場
アンビシャス広場に
広場に対する子
する子どもの評価
どもの評価
全然楽しくない
2.6%
無回答
8.1%
とても楽しい
49.9%
あまり楽しくない
4.7%
まあまあ楽しい
34.7%
[調査数 1117件]
アンビシャス広場に参加している子どもたちは、どのような感想をもっているのであろう
か。
「とても楽しい」が最も多く 49.9%と半数を占め、「まあまあ楽しい」と合わせると約
85%を占めた。一方で「あまり楽しくない」と「全然楽しくない」を合わせた『楽しくな
い』は 10%以下にとどまった。ほとんどの子どもにとってアンビシャス広場は楽しい場所
のようである。
18
14.
14.アンビシャス広場
アンビシャス広場に
広場に参加する
参加するボランティア
するボランティアの
ボランティアの動機
(%)
0
10
20
30
60
70
22.0
自由な時間があるから
32.0
人から頼まれたから
58.0
子どもや地域のために何かしたかったから
13.8
自分の知識・技術を生かしたかったから
8.9
地域の伝統や文化を伝えたかったから
20.9
地域の人たちと知り合いたかったから
13.8
地域の教育力を高めたかったから
無回答
50
39.5
子どもが好きだから
その他
40
6.1
2.9
[調査数 559件(複数回答)
]
「子どもや地域のために何かしたかったから」が最も多く 58.0%と半数以上の方が動機
としてあげている。次いで「子どもが好きだから」が 39.5%、「人から頼まれたから」が
32.0%と続いた。
この結果からすると、活動参加者の多くは、時間的な余裕があり、地域の子どもたちのた
めに、何かしてやることができれば、という思いで参加していることがうかがえる。
19
15.
15.アンビシャス広場
アンビシャス広場での
広場での留意点
での留意点
(%)
0
10
20
子どもたちにいろいろな遊びを教えるように
する
30
40
50
60
70
27.2
子どもたちの遊び道具や本などをたくさんそ
ろえるようにする
11.1
子どもたちの好きな遊びやキャンプなどの
行事を行うようにする
16.5
手や口を出さず、子どもたちの自由にさせ、
見守るようにする
60.1
常に子どもたちの活動に目を配り積極的に
指導するようにする
12.9
子どもたちが自主的に活動できるように十
分な指導をするようにする
25.8
一人ひとりの子どもを大切にし、積極的に声
をかけるようにする
46.2
ルールやマナーについてはきびしく指導す
るようにする
37.0
3.8
その他
1.6
無回答
[調査数 559件(複数回答)
]
「なるべく手や口を出さず、子どもたちの自由にさせ、見守るようにする」をあげる方が
最も多く 60.1%の回答があった。次いで、「一人ひとりの子どもたちを大切にし、積極的
に声をかけるようにする」が 46.2%、「ルールやマナーについてはきびしく指導するよう
にする」が 37.0%の順に多かった。
活動者の多くは、アンビシャス広場での活動で大事なことは、子どもたちを過保護にした
り管理したりすることではなく、言い換えると、子どもたちのために物を用意したり、子
どもたちが喜ぶようなことを大人がしてやったり、指導することではなく、子どもたち自
身が自分達で活動できるよう見守ってやることであると、考えていることがわかった。
20
16.
16.アンビシャス広場
アンビシャス広場の
広場の有効なところ
有効なところ
(%)
0
20
40
60
80
子どもたちが異年齢の友達と遊んだり、学
んだりできるところ
100
82.8
子どもたちが地域のいろいろな大人と関わ
りが持てるところ
68.2
子どもたちが自由に様々な遊びや体験をす
ることができるところ
67.8
21.8
地域の大人どうしが関わりをもてるところ
有効だとは思わない
0.9
その他
1.1
無回答
1.4
[調査数 559件(複数回答)
]
「子どもたちがいろいろな年齢の友達と遊んだり、学んだりできるところ」が最も多く、
82.8%の方が有効な点としてあげた。次いで「子どもたちが地域のいろいろな大人と関わ
りが持てること」が 68.2%、「子どもたちが自由にいろいろな遊びや体験をすることがで
きるところ」が 67.8%と続き、これらが主だった回答であった。
21
17.
17.子どもたちの健全
どもたちの健全な
健全な育成を
育成を支援するために
支援するために地域
するために地域で
地域で必要なこと
必要なこと
(%)
0
10
20
30
40
地域の人々が日常的に集まり、話し合える
場所の充実
50
60
70
38.8
7.0
悩みごとの相談機関の充実
地域の人々が参加している団体・グループ
の活性化
24.0
ボランティア等の青少年活動に関する情報
の提供
10.2
18.1
青少年団体の育成や指導者の養成
32.6
地域全体の行事やイベントの活性化
子どもの海外派遣や外国の子どもの受け入
れ等の体制の充実
3.9
学校施設の開放や学校活動(運動会等)へ
の地域の人々の参加
22.9
子どもたちがのびのびと遊べる施設や場所
の充実
59.0
子どもたちが生活の知恵や技術を学ぶ機会
の充実
31.7
ポルノ雑誌・アダルトビデオ等、青少年に有
害な社会環境の浄化
8.1
その他
1.6
無回答
1.8
[調査数 559件(複数回答)
]
「子どもたちがのびのびと遊べる施設や場所の充実」を選択する方が最も多く 59.0%、
で
あった。この数値は、従来よく行われている「地域全体の行事やイベントの活性化」、
(32.6%)
、「ポルノ雑誌、アダルトビデオ等、青少年に有害な社会環境の浄化」
(8.1%)
等に比べるとはるかに高かった。
その他、「地域の人々が日常的に集まり、話し合える場所の充実」が 38.8%、「子どもた
ちが生活の知恵や技術を学ぶ機会の充実」が 31.7%と高かった。
22
子どもの遊び実態調査
調査結果(要約版)
平成 14 年 3 月
発
行
福岡県
〒812-8577 福岡市博多区東公園7番7号
TEL(092)643-3602
FAX(092)643-3389