看護大学生の社会的スキルに関連する生活および実習体験

名寄市立大学 道北地域研究所 年報 第30号(2012)
研究報告
看護大学生の社会的スキルに関連する生活および実習体験
武田かおり 鉢呂美幸 工藤恭子
1.はじめに
近年、各保健医療施設が離職率低下のために新人の卒後教育の指導や教育方法に関する研究と改善を行い、
その効果が得られている1)ところである。看護職養成を行う看護基礎教育においても離職予防を視野に入れ
た教育方法の見直しや充実を図り、保健医療現場に適応できる人材を育成することが責務となっていると考
える。塚本ら2)は、早期離職者には他者の言動に強い否定的影響を受けることや自己客観視、自立した社会
人としての責務の理解などが不足していると報告している。現代の大学生は、経験・特に対人関係の経験不
足が目立つ3)という指摘があり、看護大学生もその例外とはいえない。看護の対象者は、さまざまな価値観
を持つ多様な年齢層の人間である。看護職は身体的な健康だけでなく、心理的、社会的な側面も含めその人
の生活すべてにかかわるケアを行うことが求められる。ゆえに看護大学生にとって、対人関係能力を含む社
会的スキルを獲得することは重要である。これまで、対人関係に必要な能力は大人になる過程で自然に身に
付くものと考えられてきた。しかし、さまざまな体験や異なる年齢層との交流の機会が乏しく、価値観や生
き方が多様化している社会において、学生は発達課題達成に困難を来たしているのではないだろうか。学生
個人の成長に任せるばかりでなく、看護基礎教育においても、積極的に社会人、さらに看護専門職者として
の能力獲得の支援を行うことが重要である。しかし、看護大学生が大学在学中に経験する生活体験あるいは
学習経験や関わりが学生の能力獲得にどのように関連しているかについて明らかにした研究は少ない4)。
本研究では、社会的スキルの獲得に関連があるといわれている年齢5)や学生生活でのさまざまな経験との
関連を明らかにするとともに、学年ごとにどのように成長発達しているのかを明らかにすることを目的とす
る。
2.用語の定義
看護基礎教育:看護教育は、看護基礎教育、看護卒後教育、看護継続教育の3段階で考えられており、国
家資格である保健師・看護師免許を取得するまでの教育課程を看護基礎教育という。
社会的スキル:対人関係を円滑に運ぶために役立つ技能・能力とする。
離職者:看護分野以外への就業者、定年退職者、離職後に就業しない者に加えて、他の医療機関へ移動し
た者が含まれる。
3.方法
(1)調査対象
A大学看護学科の1年生から4年生までの211名の学生を対象とした。
(2)質問紙
質問紙は、①基本属性、②生活背景、③臨地実習(以下、実習)関連、④社会的スキルを含む構成とした。
③実習関連の対象者は、基礎看護学実習に加え、多くの実習を体験した大学3・4年生のみとした。各質問項
目の概要は以下のとおりである。
1)基本属性
性別や年齢、学年について質問した。
2)生活背景
キーワード:社会的スキル、看護大学生、生活体験、実習体験
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世帯構成や食事、アルバイト、サークル活動などを質問項目とした。
3)実習関連
実習の履修状況や実習体験などを質問した。
4)社会的スキル
社会的スキルを測定するにあたって用いた質問項目は、菊地5)によって開発されたKiSS-18(Kikuchi's
Scale of Social Skill-18 items)であり、信頼性や妥当性も広く確認されている6)7)。KiSS-18は若者の社会
的スキルを測定する18項目から構成されている。下位尺度は、①基本的なスキル(自己紹介・会話の継続な
ど)、②より高度なスキル(依頼・謝罪など)、③感情処理スキル(自制心・感情表現など)、④攻撃に代
わるスキル(他者とのトラブル処理・他者の援助など)、⑤ストレス処理のスキル(矛盾した情報の処理・
集団圧力への対応など)、⑥計画のスキル(問題の発見・目標設定など)の6つの下位項目からなる。
「い
つもそうでない」〜「いつもそうだ」の5段階評定で、得点が高いほど社会的スキルが高い。質問項目は比
較的高度で複雑な行動に関する質問であり、社会的スキルの全体像を把握するに適していると考えられる(資
料参照)
。ただし、KiSS-18は社会的スキルそのものを測定しているのではなく、回答者自身が認知している
社会的スキルの程度を測っている8)。
(3)調査方法
A大学看護学科の責任者に研究の主旨を説明し、研究協力の同意を得た。対象となる看護大学生には、各
学年の講義終了後の集団に対して研究目的や概要、倫理的配慮を説明し、無記名自記式質問紙を配付した。
回収はA大学内に設置した回収ボックスへの投函により実施した。
(4)分析方法
分析はPASW Statistics 18を用いて行った。KiSS-18を従属変数とし、基本属性、生活体験、実習関連を独
立変数とするt検定もしくは分散分析を行った。
(5)倫理的配慮
質問紙調査は、講義終了後の集団に対して研究目的と方法、以下の内容を文書および口頭で説明し、回答
用紙の投函をもって研究への参加同意と判断した。
・回答は自由意思によるもので、強制するものではない。
・参加を拒否しても不利益を被ることはない。
・個人は特定されずプライバシーには十分配慮する。
・質問紙は、厳重に管理し、統計処理後はシュレッダーで裁断処理する。
なお、本研究は名寄市立大学の倫理審査委員会の承認を得て実施した。
4.結果
(1)対象者の属性(表1)
対象者は、質問紙を配付した211名中、回収された194名(回収率91.9%)のうち、全項目に回答した184名
(有効回答率87.2%)である。平均年齢は20.5歳(SD:1.4、範囲18〜26歳)で、女性163名、男性21名、学年
ごとでは1年生42名、2年生46名、3年生47名、4年生49名であった。
生活背景のうち世帯構成は、全学年で82.6%が一人暮らしであり、保護者との同居は8.7%であった。食
事は自炊が1〜4年生それぞれ52.4%、76.1%、61.7%、73.5%であった。アルバイトは88%が経験しており、
2年生以上の学年では、1つのアルバイトを1年以上継続しているものが71%いた。サークルに参加してい
る学生は全学年中88.6%であった。相談できる相手が3人以上いると回答した学生は79.3%であった。領域
別臨地実習を履修した3・4年生全員が、実習によって人間としてかなりあるいは少し成長したと回答した。
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表1 学年ごとの基本属性 (n=184, 実習に関してはn=96)
(2)社会的スキル(表2)
社会的スキルの全学年平均点は総得点が55.49点、下位尺度の基本的スキル9.26点、より高度なスキル9.38
点、感情処理スキル9.02点、攻撃に代わるスキル9.26点、ストレス処理のスキル9.37点、計画のスキル9.22
点であった。下位尺度ごとの平均得点が一番高かったのは、基本的なスキル9.59点(4年生)、より高度な
スキル9.67点(1年生)、感情処理スキル9.40点(1年生)、攻撃に代わるスキル9.53点(1年生)、スト
レス処理のスキル9.62点(3年生)、計画のスキル9.45点(4年生)、総得点56.93点(1年生)となった。
表2 社会的スキル(KiSS-18)の平均得点
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(3)基本属性、生活体験、実習体験と社会的スキルとの関連 (表3)
年齢と社会的スキルとの関係をpearsonの相関関係、学年による社会的スキル得点の差を分散分析で検証し
た結果、有意な差はみられなかった。社会的スキル得点の差が食事の自炊とそれ以外、アルバイト経験の有
無によって違いがあるかをそれぞれt検定で調べた結果、有意な差がみられた。自炊をしているものの方が
ストレス処理のスキルが高く(t=2.1,p=.04)、アルバイト経験のあるものの方が攻撃に代わるスキルが高か
った(t=2.5,p=.02)。サークルの所属による違いには有意差がなかった。相談相手の多いものの方がより高
度なスキル、感情処理スキル、攻撃に代わるスキル、ストレス処理スキル、総得点が高かった(t=2.3,
p=.02; t=2.4, p=.02; t=3.0, p=.004; t=2.1, p=.04; t=2.4, p=.02)。
実習における体験(3・4年生のみ)と社会的スキル得点の差をt検定した。実習でのうれしい体験による
違いでは、感情処理スキル、計画のスキルと総得点に有意な差がみられ(t=2.2,p=.03; t=2.0,p=.047; t=2.1,p=.04)
、
うれしい体験がたくさんある方がスキル得点は高かった。実習での困難な体験は、基本的スキル、高度なス
キル、感情処理スキル、攻撃に代わるスキル、ストレス処理スキル、計画スキル、総得点のすべてのスキル
に有意な差がみられ(t=2.1,p=.04; t=2.4,p=.024; t=2.2,p=.03; t=2.0,p=.048; t=2.4,p=.02; t=3.3,p=.001;
t=3.0,p=.003)、困難な体験がたくさんあるほどスキル得点が低かった。実習での成長は、高度スキル、感
情処理スキル、攻撃に代わるスキル、ストレス処理スキル、計画スキル、総得点に有意な差がみられ(t=2.3,p=.02;
t=2.6,p=.01; t=3.4,p=.001; t=2.6,p=.01; t=3.3,p=.001; t=3.0,p=.003)、かなり成長したと回答した方がス
キル得点は高かった。
表3 実習体験と実習での成長の社会的スキル得点
実習での成長
*
*
*
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*
*
*
*
*
*
*
**
**
p<.05:*,p<.01:**
5.考察
(1)学生の生活背景について
看護大学生のうち、保護者との同居率はすべての学年で大変に低く、多くの学生が保護者のもとを離れ一
人暮らしを行っている。自炊率が66%と高い要因には、女性の割合が89%と高いことや経済的な観念などが
あげられる。看護学科は他の学科に比べ卒業要件単位数が多く、日々の講義や演習、実習のほか、課題に要
する学習に多くの時間が費やされている。その中でアルバイト経験率が88%を超え、同じアルバイトを継続
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看護大学生の社会的スキルに関連する生活および実習体験
して行っている学生が多いことから、学習に必要な時間の中から地域社会と触れ合い、経済活動に参加する
機会をつくっているといえる。
(2)社会的スキル得点について
社会的スキルを測るKiSS-18の大学生標準化総得点8)の男女平均は53.08点、看護学生を対象にしたこれま
での研究では58.25点9)、60.2点4)である。本研究では全学年平均が55.49点とKiSS-18標準化得点より2点高
く、
看護学生との比較では3点程度低い。看護学生は他学科の学生と比較して対人関係に自信を持つ学生が
入学し社会的スキルが比較的高い10)と言われているが、本研究の社会的スキル得点が他の看護学生より低い
要因としては、対象とする学年の違い、調査時期の違いの影響があると考えられる。A大学では3年生の後
期から4年生の前期にかけて20週間近くの時間をかけ実習が行われている。質問紙調査は3年生の実習終了
後、4年生では全実習を終了し国家試験を目前にした時期に行った。実習は看護師養成の教育課程において
大変に重要であり、学生にとっては習得した知識・技術以外にも対人スキルや感情コントロールが要求され、
ストレスの多い試練が重なる最大の難関である。また、4年生にとって国家試験への焦りや緊張がストレス
フルな状況を作っていたといえる。総得点のほか下位尺度3項目を含め、全体的にスキル得点が高いのは1
年生であった。1年生は実習期間が1週間と短く影響が少ないことに加え、高校を卒業し、自由な一人暮ら
しやアルバイトなどの社会経験、交友関係なども安定した状況にあり、自らの社会的スキルを高く認知した
ためと考える。
(3)生活体験との関連
生活体験ではアルバイトや相談相手の項目で差がみられ、アルバイト経験のある群・相談相手の多い群に
攻撃に代わるスキル、高度スキル・感情処理スキル・攻撃に代わるスキル・総得点が高いことが明らかとな
った。これまでの研究で、スキル得点は対人関係に積極的なパーソナリティの方が高くなる9)ことが報告さ
れている。アルバイトは大学内外に関わらず多くの人との関わりを増やし、多様な価値観に出会うことがで
きる。学生生活とは違った人と出会う機会が多いことによって、他者とのトラブル処理や気まずい相手との
和解など攻撃に代わるスキルが高まったと考える。相談相手が多いことも同様に、話し相手と接する機会を
増やし、さまざまな考え方を享受する場面が増す。高度なスキルとは他者への依頼や指示など他者との関係
におけるスキルであり、相談相手となる他者との関係形成に欠かせないため、このスキルが獲得できない学
生の相談相手は必然的に少数になる傾向があると考える。さらに、自らの感情を制する心や他者の怒り処理
などの感情処理スキルも対人関係にとって重要であり、これらのスキルが身についていない学生は対人関係
での困難を抱えやすくなり、より狭い交流関係を形成し、スキル獲得が困難になったと考えられる。
自分自身をどのように認知し評価(自己評価)するかは、発達段階に応じて変化し、青年期では他者から
の評価によって自己評価を調整11)し、バランスを取るようになる。多くの人に出会う機会が多い学生は、自
分自身について他者評価を得る場面が増え、自己評価基準が視野の狭いものから多様に変容した可能性があ
る。自分以外の人々に関心を深め、自分とは違う他者を観察し、相対的な自己評価基準を形成することは、
社会人としてさらに看護を行う職業人として重要なことだと考える。しかし、それらのスキル獲得が学外で
の体験のみによって得られることには問題がある。多くの学生がスキル獲得できるように学内での演習や実
習をとおして多様な人々との交流の機会を設けたり、対人関係における困難な場面での関わり方、対処方法
を伝えたりする教員の積極的な対応が求められる。
(4)実習体験との関連
実習体験のなかで「うれしい体験をたくさんした」学生は、自分の感情を素直に表現し、他者の怒りをな
だめるなどの感情処理スキルと、仕事における問題の発見や行動決定に関する計画のスキルが高かった。実
習では受け持つ患者によって、どのような対応をするのかを考え、看護する必要があり、状況に応じた対応
ができる学生にうれしいと感じる体験が多かったのだと考える。また「困難な体験をたくさんした」学生は、
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社会的スキルの総得点を含むすべての下位尺度スキル得点が低く、実習での成長実感が低い学生は基本的ス
キルを除くすべてのスキル得点が低かった。藤野ら4)は実習において困難な体験が多い学生は社会的スキル
が低く、困難な対人関係を感じることが社会的スキル向上の妨げになると述べている。自己紹介を含む基本
的スキルに始まり、自分の感情コントロールや他者との関係維持など対人関係を円滑に運ぶために役立つ技
能・能力の不足が、学生の実習体験をより困難なものにしていることが明らかになった。学内での講義に比
べ、実習は学生に多くの体験をさせながら、看護師になるために必要な能力を体得させる実践を通した貴重
な学習機会となるが、その学びには講義で学んだ以上の知識と技術の応用力が要求される。学生は実習に入
る以前より不安や緊張を多く抱え、実習へと向かう。スキルの低い学生は、困難な場面に対峙した際に状況
を分析し何がどのように困難なのか、どう対処すべきかを考えることが難しいもしくは、できないと考える。
対処しきれず、ストレスが高まる状態である結果として、スキルの低い学生では実習での成長実感も少しだ
けという回答に至ったと考えられる。患者との対人関係の形成は、同年代で上手に対応できた対人スキルと
は異なり、患者の発達段階に応じた方法や看護者と患者という関係を形成する必要がある。しかし、困難な
体験ばかりが記憶に残り、対人関係の不安や看護師という仕事に希望を見いだせないまま、実習を終了する
ことには問題がある。実習指導において、学生が感じている困難な状況を察知し、ともに解決策を見いだせ
るような関わりをもち、振り返って考える時間を持つことによって困難への対処や課題の克服に導くことが
重要である。社会的スキルは自己効力感との正の相関がある12)との報告がある。学生のスキル獲得に向けて、
具体的な評価を伝えるための適切かつ効果的な教育方法を明らかにし、社会的スキル向上につなげていく必
要があると考える。
6.資料
質問紙「KiSS-18」
質問項目 下位尺度
1 他人と話していて、あまり会話が途切れない方ですか。 基本的なスキル
2 他人にやってもらいたいことを、うまく指示することができますか。 より高度なスキル
3 他人を助けることを、上手にやれますか。 攻撃に代わるスキル
4 相手が怒っているときに、うまくなだめることができますか。 感情処理スキル
5 知らない人とでも、すぐに会話が始められますか。 基本的なスキル
6 まわりの人たちとのあいだでトラブルが起きても、それを上手に処理できますか。 攻撃に代わるスキル
7 こわさや恐ろしさを感じたときに、それをうまく処理できますか。 感情処理スキル
8 気まずいことがあった相手と、上手に和解できますか。 攻撃に代わるスキル
9 仕事をするときに、何をどうやったらよいか決められますか。 計画のスキル
10 他人が話しているところに、気軽に参加できますか。 より高度なスキル
11 相手から非難されたときにも、それをうまく片付けることができますか。 ストレス処理のスキル
12 仕事の上で、どこに問題があるかすぐに見付けることができますか。 計画のスキル
13 自分の感情や気持ちを、素直に表現できますか。 感情処理スキル
14 あちこちから矛盾した話が伝わってきても、うまく処理できますか。 ストレス処理のスキル
15 初対面の人に、自己紹介が上手にできますか。 基本的なスキル
16 何か失敗したときに、すぐに謝ることができますか。 より高度なスキル
17 まわりの人たちが自分とは違った考えをもっていても、うまくやっていけますか。 ストレス処理のスキル
18 仕事の目標を立てるのに、あまり困難を感じないほうですか。 計画のスキル
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看護大学生の社会的スキルに関連する生活および実習体験
参考文献
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を通して‐.看護教育学研究17
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5) 菊池章夫、長濱加那子:KiSS-18の妥当性についての一資料:尚綱学院大学紀要56、p261-264、2008
6) 片山美由紀、今野裕之(2003)対人関係:心理測定尺度集Ⅱ(堀洋道(監修)、吉田富二雄(編))
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験の関連、東北大学医短部紀要11(2)、p237-243、2002
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