■No.0063 ■受付日:H23.12.15 ■担当課:市民課 ■件名 偕同苑での遺体の取り扱い方 ■内容 最近、偕同苑でお世話になりました。解決策を返答いただければ幸いです。 亡骸を焼いてもらいまして、骨を拾いました。金属製の台の上から、三十名あまりの親 族で骨を拾い、残りの骨を係りの人が骨壷に納めていたときのことです。たくさんの骨に 交じって小さな黒い粒が出てきたのですが、係りの人間がゴミでも捨てるように台の隙間 から下に落としたのです。一瞬のことでした。直径四五ミリ程に見えたこのかたまりは黒 い色をしていましたが落ちた時の音から金属であることは容易に知ることができました。 小さな骨のかけら一つ、ほとんど粉のようになった骨さえも遺族にとってはかけがえの ない大切なものです。その体から出たものであれば、たとえごみのように見えたとしても 大切な肉親の一部です。何の説明もなくごみのように捨てられ、今更ながら腹立たしく思 っています。あのかたまりは何だったのか、なぜ何の説明もなく、捨てられるように処理 されたのか、今あのかたまりはどうなっているのか、どこにあるのか、説明していただき たい、そして、至急返してもらいたい。 ■回答 火葬終了後、収骨に移る際には、葬家の皆様に移動の放送並びに収骨の説明や燃え残っ た金属の説明をしております。しかし、このたびは、その説明が葬家の皆様に周知できな かったため、職員の対応に疑念を抱かせてしまい誠に申し訳ございませんでした。 今後更に葬家の皆様に失礼のないよう指導・研修をさせていただきます。 さて、疑念を抱かれた金属片ですが、火葬した際の棺の留め金だと思われます。貴金属 や金歯の場合、火葬炉内の温度が高温になるため、溶けてほとんど判断がつかない状態と なります。棺に使う留め金やホッチキス等は貴金属等に比べ融点が高く、塊になったり形 がわかる状態のままとなります。そのため棺に使用された金属と判断したものは灰塚の中 へ納めるようにしています。 また、ご遺体以外のものを棺にいれることは火葬に支障があるため極力お断りしていま すが、故人の中には心臓ペースメーカーや義足などを使っていた方や、故人が大切にして いた道具や書籍を棺に納める方もいます。その場合、火葬後どうしても燃え残ってしまう ものもあるので、喪主様にお聞きして、お骨と共にするか灰塚の中にいれています。灰塚 に納めさせていただいた場合、その灰は年に一回供養をしています。 最後に、偕同苑を使用される葬家の皆様に対し疑念を持たれる事のないよう、更に努力 していきますのでよろしくお願いいたします。
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