報告 協議「西高生徒の健康課題」

平成 27年 12月22日
鳥 取 西 高 等 学 校
12月17日(木)、学校保健委員会を実施しました。これは例年、学校医・学校歯科医・学校薬剤師、
PTA 保健環境委員、教職員で本校学校保健の課題などを話し合う会ですが、今年度も昨年度に引き続き、
生徒保健委員の代表3名を加え、参加者各立場からの提言をいただく協議を中心に行いました。
報告
▽本校学校保健に係る報告:
「定期健康診断結果」等を保健体育主任が報告。
▽生徒保健委員会活動報告:「課題解決プロジェクト」を生徒代表が報告。
▽PTA 保健環境委員会報告:
「PTA 保健環境委員会講演会」について、PTA
保健環境委員長が報告。
協議「西高生徒の健康課題」
▽協議のテーマを「朝気持ちよく、生徒が自分で目覚めるためには」として、3班に分かれて、
生徒保健委員の進行で、協議をおこないました。
▽9割以上の生徒が「毎日、同じくらいの時間に起きている」状況ですが、「自分で起きている」生徒
は、全体で7割程度です。参加者各々の立場から、提言をいただきました。
【アロマ活用】
【人生の目標を早く見つける】人生の
【朝、楽しいことを想像】
ペパーミントの香りで、朝気持ちよく起き
目標を早く見つけることで、生活時間の見
朝の楽しみをつくる。翌日、楽しいことを
る(PTA保健環境委員会講演会より)
。
直しができる。心の持ちよう。常に全力投
思いながら寝るようにする。今日、学校で
夜寝る前に、温かいミルクを飲む。
球。翌日の段取りを済ませてから寝る。
あの人に会える!という気持ちを持つ。
【運動】
【朝、よい香りで目覚める】
A 班 〈 協議テーマ 〉
「朝気持ちよく、生徒が自分で 朝食の美味しそうな香りで食欲をそそる。
美味しい好物を楽しく食べる。夜食べるこ
目覚めるためには」
ときどき体をほぐす(軽い運動をする)
。
手足を動かすことで、起きやすくする。
とを控えて、美味しい朝ごはんを用意。
【環境を整える】温かくして寝る。
【人間関係等のストレスを解消】
【携帯をいじらない】
足を温めて寝る。部屋を暖かく明るくす
悩み事があると眠れない。悩み事を両親や
せめて、30 分でも携帯から離れて寝るよ
る。目覚ましの音を心地よいものにする。 友達、先生に相談する。ストレスを解消。 うに心がけると、よい眠りが得られるので
朝日が差し込む部屋を寝室にする。
時には音楽を聴く。寝る前に楽しいことを
は?早く寝る。
生徒が考えた意見を最初に提案
し、司会進行していきました。
(学校医・学校歯科医・保護者の方が、笑顔で生徒の進行を見守って下さいました。保護者代表の発表も真剣です)
【家族】
【良質な睡眠の工夫】 寝つきをよくす
【基本的生活習慣の確立】
一人部屋で就寝せず、家族と一緒に寝ると
る。寝る前にリラックスする(ハンドマッ
起床・食事・就寝・学習の時間を確立。習
物音で起きる。
サージ等)。照明を消して寝る。真っ暗で
慣化する。一日の生活リズムをつくる。
はなく、薄明りを残して睡眠につく。
自律した生活態度を身につける。
【環境】
心地よい匂いで起こされるよう、部屋の環
境を整える。寝室の加湿を検討する。
【自分で起きるまで何もしない】
B 班〈 協議テーマ 〉
「朝気持ちよく、生徒が自分で 宣言し実際に起こさない。遅刻して、授業
中一人で教室に入って嫌な思いをさせる。
目覚めるためには」
起床直後に友達同士、短文で挨拶する。
自分で起きない日はペナルティを課す。
【朝食、弁当を楽しみに】
【課題は計画的に行う】
【時間の確保】
自分が好物と思う朝食を準備する。自分で
学校の課題の計画を立てる。朝起きてから
自転車通から徒歩へかえ、運動時間を確保
弁当を作る(昼のおかずを指定する)翌日
朝食までは何をしてもよい(スマホやゲー
する。
楽しみなことを計画する(おいしい朝食)
。 ムも夜は禁止、朝のみ許可する)
自分にとって必要な睡眠時間を確保する。
【睡眠に適した環境】寝具、明るさ。
【就寝時刻を決める】
【やるべきことを決めておく】
睡眠1時間前はPC・スマホ・タブレット
就寝時刻を固定する。夜更かししない。
目標をつくる(朝ランニング、朝読書)
。
等を行わない(光刺激は肩こりUP、体に
どんなことがあっても12時までに寝る。 しなければならなことの順位を決める。
も脳にも不適切な刺激を与える)
。
就寝時刻、起床時刻を一定にする。6~7
お風呂に入ってからはスマホを触らない。 時間の睡眠時間の確保。それ以外の時間の
前日に明日の準備を整えてから眠る。時間
を有効活用。やるべきことを早く済ます。
家庭学習は計画的に早目にとりかかる。
使い方。11時までに寝て深い睡眠をとる
【朝の太陽の光をあびる】
【入浴】
C 班〈 協議テーマ 〉
「朝気持ちよく、生徒が自分で 長風呂はしない。入浴前後の時間の有効活
用。
目覚めるためには」
朝日が当たる部屋。カーテンを開けて日を
浴びるように。朝、目覚めたときに太陽の
光を浴びる。部屋のベッド又は布団の位置
入浴の際、シャワーだけで済ませない。
に配慮する(頭を窓側、東側にする)
。
【朝の習慣】
【自覚】
【食事】
朝の香り(味噌汁など)
保護者として…起こさないよと自覚を促
食事時刻を一定に。バランスのよい食事を
「おはよう」の挨拶を必ずする。
す。
とる。寝る前に食べ過ぎない(2~3h前
生徒保健委員が進行し、最後に保護者代表の方にご発表いただき、参加者
には食事はとらない)→空腹の方がすっき
全体でシェアリングをおこないました。
り目覚められる。
指導助言・一言感想
▽谷口昌弘
学校医「心身の健康のため、睡眠1~2時間前は、スマホを使用しないことが大切です」
▽三島香津子 学校医「朝食の喫食率は、大学生になると5~6割になります。生活習慣病にもつなが
るので、朝食を食べることを大切にしてほしい」
▽太田隆子
学校歯科医「歯科検診結果は、生活習慣に反映されています。規則正しい食習慣と口腔衛
生に努めていただきたい」
▽松本修司
学校歯科医「丁寧に歯磨きをする:53.4%。寝る前に丁寧に歯磨きすると、風邪もひか
ないし、ぐっすり眠ることができます。大事は小事より起こる。小事を大切に」
御参加の皆様、貴重なご意見有難うございました。