農業共済事業重要事項説明書

農業共済事業重要事項説明書
上川北農業共済組合
農業共済事業重要事項説明書
日頃、農業共済事業につきまして、格別のご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、当組合では、
「金融商品の販売等に関する法律」の施行(平成 13 年 4 月 1 日)に伴い、農
業共済事業を実施するにあたり、加入者の皆様に制度の基本事項をご理解いただいた上で、事業に
加入いただいております。
つきましては、農業共済事業への加入にあたり、関係する事業の重要事項につきまして、ご確認
いただきますようお願い申し上げます。
【重要事項説明項目】
1.農 作 物 共 済 重 要 事 項
2.家 畜 共 済 重 要 事 項
3.畑 作 物 共 済 重 要 事 項
4.園芸施設共済重要事項
5.勧
誘
方
針
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
なお、本説明書に記載しております内容につきまして、ご不明な点、ご質問等がございましたら、
組合までお問合せ下さい。
平成 27 年 3 月
農 業 者 各 位
上 川 北 農 業 共 済 組合
(上川北NOSAI)
住所 士別市東山町 3343 番地 2
℡
0165-23-4161
FAX 0165-23-4251
〈 農作物共済重要事項 〉
1.補償対象作物の種類
補償対象の作物は、水稲および麦です。
2.共済関係(契約)の当然成立
農家の意志にかかわらず、水稲 60 アール以上または麦 50 アール以上を耕作している場合は、農業災害
補償法の定めにより当然に組合に加入し、当然に共済関係(契約)が成立します。
また、当然に共済関係が成立する方は、毎年、補償対象作物の種類、耕地の所在地および耕作面積等を
記載した共済細目書を、共済規程で定められている期日(水稲 5 月 20 日、秋播小麦 9 月 15 日、春播小麦
4 月 30 日)までに組合に提出することになっています。提出いただけない場合には、現地調査等を行い、
組合が共済細目書を作成し、損害評価会に諮って契約内容を確定することになっています。
なお、引受けの確定に当たって、共済関係除外の必要を認めた耕地については、当該耕地のリストを作
成し、当該事由の認定を北海道知事に申し出て引受けの除外を行うことになります。
〔 共済関係の除外指定事由 〕
① 共済事故の発生することが相当の確実さをもって見通されること。
② 基準収穫量の適正な決定が困難であること。
③ 穀実の収穫を目的としないこと。
④ 通常の肥培管理が行われず、または行われないおそれがあること。
3.加入申込による共済関係(契約)の成立
水稲 60 アール未満または麦 50 アール未満で、その合計が 30 アール以上の農家は、
「農業共済組合加入
申込書」に必要事項を記入・押印して組合へ加入を申し込み、共済細目書を提出して、共済関係(契約)
成立の申出をすることができます。 この場合、申込のあった日から 20 日を経過した時に契約が成立しま
す(組合が、その申出を受理した日から 20 日以内に、正当な理由によりこれを拒んだときはこの限りでは
ありません)
。
4.引受(加入)方式
引受(加入)方式には、補償対象作物の種類ごとに次の種類があります。
農家は、これらの中から、共済規程で定めている期日(水稲 5 月 20 日、秋播小麦 9 月 15 日、春播小麦
4 月 30 日)までに申出ることにより選択できます。
なお、期日までに申出がないときには、水稲については半相殺方式の6割の補償、麦については全相殺
方式の 7 割の補償となります。
補償対象作物
引受方式
補償
割合
80
半相殺方式
70
補
償
内
容
被害耕地にかかる減収量の合計が、その農家の基準収穫量(全耕地の
基準収穫量の合計)の2~4割(農家が選択した補償割合に応じた割合)
を超えるときに、共済金が支払われます。
60
90
水稲
全相殺方式
80
70
90
品質方式
80
70
全ての耕地の増減収量を相殺した結果、農家の減収量が、その農家の
基準収穫量の1~3割(農家が選択した補償割合に応じた割合)を超える
ときに、共済金が支払われます。
農家ごとに、農作物の減収および品質の低下がある場合、その農家の
生産金額の減少額が基準生産金額の1~3割(農家が選択した補償割合に
応じた割合)を超えるときに共済金が支払われます。
90
全相殺方式
80
全ての耕地の増減収量を相殺した結果、農家の減収量が、その農家の
基準収穫量の1~3割(農家が選択した補償割合に応じた割合)を超える
ときに、共済金が支払われます。
70
麦
90
災害収入
共済方式
80
70
農家ごとに農作物の減収および品質の低下がある場合、その農家の生
産金額の減少額が基準生産金額の1~3割(農家が選択した補償割合に応
じた割合)を超えるときに共済金が支払われます。
※ 水稲については、主食用米、飼料用米および米粉用米ごとに引受けと損害評価が行われます。
※ 全相殺方式、水稲品質方式及び麦災害収入共済方式は、実施要件を満たす場合に選択することができます。
※ 麦については、全相殺方式及び災害収入共済方式ともに、類区分(秋播小麦・春播小麦)ごとに引受け(加入)
と損害評価が行われます。
※ 基準収穫量とは、いわゆる平年収穫量のことで、組合が耕地ごとに設定した基準単収に引受面積を乗じて算定
します。
※ 基準生産金額とは、いわゆる平年的な生産金額のことで、組合が農家ごとに設定します。
5.共済事故(共済金の支払対象となる事故)
風水害、干害、冷害、雪害、その他気象上の原因(地震および噴火を含む)による災害、火災、病虫害
および鳥獣害が共済事故となります。
また、水稲品質方式と麦災害収入共済方式にかかる共済事故は、上記の災害による水稲または麦の減収
または品質の低下を伴う生産金額の減少となります。
なお、減収となった原因が肥培管理不良、病害虫防除不適切など共済事故以外による場合は、その減収
を共済事故による減収と分けて見積り、共済金の支払対象としないこととしていますので、ご留意願いま
す。
6.共済責任期間(補償期間)
共済責任期間(補償期間)は、次のとおりです。
水 稲 : 本田移植期(直播の場合は発芽期)から収穫期まで。
麦
: 発芽期から収穫期まで。
なお、圃場乾燥中のものは、通常の圃場乾燥期間に限り共済責任期間内として取扱われますが、いった
ん収穫物を圃場から搬出すると、損害があっても補償の対象にはなりませんので、ご留意願います。
7.共済金額(契約金額)
共済金額(契約金額)は、共済金の支払最高額をいい、次のように算定します。
半相殺方式及び全相殺方式
共済金額 = 単位当たり共済金額×農家の基準収穫量×農家選択の補償割合
水稲品質方式及び麦災害収入共済方式
共済金額 = 基準生産金額×付保割合(農家選択の補償割合)
※ 単位当たり共済金額(1㎏当たりの金額)は、毎年、農林水産大臣の告示額に基づき組合が定めます。
水稲の単位当たり共済金額については、共済規程で定めた金額の中から農家が申込みにより選択することができ
ます。また、選択にあたっては、毎年 5 月 20 日までに申出書を組合に提出することが必要です。
なお、期日までに単位当たり共済金額の申出をしなかった場合は、単位当たり共済金額は、農林水産大臣の告
示額のうち最低額が適用されます。
※ 麦の「単位当たり共済金額」及び「単位当たり生産金額」については、当該組合員等が経営所得安定対策におけ
る畑作物の直接支払交付金の交付を受ける「交付農業者」と「交付農業者以外」で異なります。
※ 麦基準生産金額は、組合員ごと及び秋播小麦、春播小麦ごとに農林水産大臣が定める準則に従い組合が定めます。
※ 付保割合(水稲品質方式及び麦災害収入共済方式)は、共済規程に規定する9~6割の範囲内(選択する補償割
合を超えることは出来ません)で農家が選択した割合です。
※ 補償割合は、共済規程に規定する半相殺方式は 8~6 割、全相殺方式、水稲品質方式は及び麦災害収入共済方式
は 9~7 割の範囲内で農家が選択した割合です。
なお、毎年、共済規程に規定する期日までに、組合に提出することが必要です。
8.共済掛金
補償対象作物の種類ごと、引受方式の種類ごとに、次のように算定します。
農家負担共済掛金 = 共済金額 × 共済掛金率 - 国庫負担掛金
※ 共済掛金率は、農林水産大臣が過去 20 ヵ年の被害率を基礎に定め、3年ごとに改定されます。
なお、共済掛金率については、農林水産大臣が定めた率に、農家ごとの過去一定年間の被害率等により、組合
員ごとに危険段階別共済掛金率を設定しています。
※ 国庫負担割合は、約 50%となっています。
9.被害発生時の通知義務
加入した水稲および麦に被害が発生したときは、直ちに組合へ被害申告(事故発生通知)をして下さい。
また、収穫期において、共済金の支払に該当する被害があると認められるときは、組合の指定する期日
までに被害申告(損害通知)をして下さい。
組合では被害申告に基づいて必要な調査をします。
被害申告を行わずに、収穫後に被害が大きいことがわかっても、適切な調査ができないため共済金をお
支払いできませんので、ご留意願います。
なお、麦については交付農業者として加入した場合、適切な共済金を算定するため、畑作物の直接支払
交付金の営農継続支払(以下、営農継続支払)の交付を受けず畑作物の直接支払交付金の数量払(以下、
数量払)のみの申請を行ったときには、損害通知に併せてその旨の申告をして下さい。申告後、交付金の
交付申請内容が変更となったときは、速やかに組合へ修正申告をして下さい。
※ 水稲全相殺方式の損害評価は、全筆本実測による圃場調査を行い、圃場調査結果と売渡数量等
対比して決定されますので、それぞれの調査にご理解をお願いします。
10.共済金の支払額
半相殺方式は、被害耕地にかかる減収量の合計がその農家の基準収穫量(全耕地の基準収穫量の合計)
の農家が選択した補償割合に応じた割合(2~4割)を超えるときに、全相殺方式は、農家の耕地ごとの
増減収量を相殺した結果、減収量がその農家の基準収穫量の農家が選択した補償割合に応じた割合(1~
3割)を超えるときに、その超えた部分(共済減収量といいます)に対して共済金が支払われます。
ただし、営農継続支払の交付を受ける交付農業者の麦については、営農継続支払に相当する額が数量払
に相当する額よりも多い場合は、営農継続支払と数量払の差に相当する額を控除するよう減収量を調整し
て共済金を算定します。
なお、麦については、類区分(秋播小麦、春播小麦)ごとに共済金が支払われます。
共済金の支払額 = 共済減収量 × 単位当たり共済金額
また、水稲品質方式と麦災害収入共済方式は、品質を加味した実収穫量が基準収穫量を下回り、かつ、
生産金額が共済限度額(基準生産金額×補償割合(9 割~7 割))に達しないときに、その達しなかった部分
に対し共済金が支払われます。
ただし、営農継続支払の交付を受ける交付農業者の麦については、営農継続支払に相当する額が数量払
に相当する額よりも多い場合は、営農継続支払と数量払の差に相当する額を控除するよう生産金額を調整
して共済金を算定します。
共済金の支払額 =(共済限度額-生産金額)× 共済金額/共済限度額
なお、農業災害補償制度は、行政庁の指導・監督のもと、組合・連合会・国の 3 段階による責任分担を
行って広く危険分散を図るなど、共済金の確実な支払ができる仕組みを採っていますが、組合の財務状況
によっては、共済金のお支払いする金額が削減されることがありますので、ご理解願います。
※ 共済金の削減が認められているのは、組合の責任分担部分のみであり、連合会・国には認められていません。 こ
れは、組合については危険分散機能が小さいため、手持財源を超えて共済金を払い続けることにより事業不足金
が累積し、事業運営の継続が困難となる事態を防ぐため認められている措置ですので、ご理解願います。
また、共済金の削減は、直近年において、加入者(被災農家)の方々に多額の共済金を支払い続け、組合の手
持財源に不足を生じるようになった結果でもあることを、ご理解願います。
なお、災害の規模が大きくなるほど、連合会・国の責任分担部分が大きくなるため、削減割合は小さくなり、
被災農家の再生産に支障が出ないよう配慮されています。
※ 麦については、経営所得安定対策の交付農業者として加入した場合でも、交付金が交付されなかったことが確認
され、交付農業者以外であると認められた場合には、引受変更及び(必要に応じて)共済金返還措置を執ること
となりますので、ご理解願います。
※ 麦については、経営所得安定対策の交付農業者として加入した場合で数量払のみの交付の申請を行った旨の申告
があったにもかかわらず、営農継続支払交付農業者であることが判明し、共済金が過大に支払われていたときに
は、共済金返還措置を執ることや、このような事例が複数年続いたときやその他悪意または重大な過失によって
不実の申告をしたと認められるときは、共済金の全部または一部についてお支払いできないことがありますので、
ご理解願います。
11.共済金が支払えない場合
共済責任期間中に発生した共済事故による損害であっても、次のような場合には共済金の全部または一
部をお支払いできないことがありますので、ご留意願います。
(1) 加入者が通常すべき管理その他損害防止の義務を怠ったとき。
(2) 加入者が損害防止のため特に必要な処置について、組合のした指示に従わなかったとき。
(3) 加入者が事故発生通知または損害通知の義務を怠ったとき、または悪意もしくは重大な過失によっ
て不実の通知をしたとき。
(4) 加入者が共済細目書の提出を怠り、または悪意もしくは重大な過失によって共済細目書に不実の記
載をしたとき。
(5) 加入者が共済細目書の記載事項について変更が生じたとき、その旨を組合に遅滞なく通知すること
を怠り、または悪意もしくは重大な過失によって不実の通知をしたとき。
(6) 加入者が正当な理由がないのに、共済掛金の払込みを遅滞したとき。
(7) 加入者が植物防疫法の規定に違反したとき。
(8) 加入者が定められた区分にかかる栽培方法以外のものによって栽培したとき。
12.無事戻し
毎事業年度、総代会の議決により、前3ヵ年間に受取った共済金と前2ヵ年間に受取った無事戻金の合
計額が、前3ヵ年の農家負担掛金の 1/3 を下回る加入者(総代会議決時に組合員であることが必要)に対
しては、次により無事戻金を交付することができることになっています。
無事戻金 = 前3ヵ年の農家負担掛金の 1/3 - ( 前3ヵ年間の共済金 + 前2ヵ年間の無事戻金 )
なお、組合または連合会の財務状況によっては、無事戻金のお支払いする金額が削減されることがあり
ますので、ご理解願います。
※ 農業災害補償制度における無事戻しは、一般損害保険契約のもの(無事戻しに要する経費を保険料に織り込み、
受取保険料から無事戻しに充てるべき金額を積み立て、支払いを行っているもの)と異なり、無事戻しに要する
経費を特別に徴収しておらず、本来、その支払いが制度上義務づけられているものではありませんが、低被害農
家の掛金負担の不公平感に配慮し、組合および連合会の所定の財源の範囲内で実施しているものであるため、財
務状況によっては、金額が削減される場合があることをご理解願います。
〈家 畜 共 済 重 要 事 項 〉
1.補償対象家畜の種類
補償対象家畜は、牛、馬、豚の 3 畜種です。 各畜種とも加入に際しては年齢制限(加入資格)を設けて
いますが、牛の胎児・子牛については、申出により補償の対象としないことができます。
補償対象家畜
◎ 乳 用 成 牛
牛
年
齢
制
限
(
加
入
資
格
)
乳牛の雌等で、出生後第5月の月の末日を経過したもの。
乳 用 子 牛 等
乳牛の雌等で、出生後第5月の月の末日を経過しないもの及び農林水産省令で定める乳
牛の子牛等。
◎肥育用成牛
肉用牛等で肥育を目的として飼養されているもののうち、出生後第 5 月の月の末日を経
過したもの。
肥 育 用 子 牛
肉用牛等で肥育を目的として飼養されているもののうち、出生後第 5 月の月の末日を経
過しないもの。
◎その他の肉用
肉用牛等で肥育以外の目的で飼養されているもののうち、出生後第 5 月の月の末日を経
成牛
過したもの。
その他の肉用子
肉用牛等で肥育以外の目的で飼養されているもののうち、出生後第 5 月の月の末日を経
牛等
過しないもの及び授精又は受精卵移植の後 240 日以上経過した胎児。
乳用種種雄牛
肉用種種雄牛
家畜改良増殖法の規定による種畜証明書の交付を受けているもの。
一
般
馬
種雄馬以外の馬で、出生後第 4 月の月の末日を経過したもの。
ただし、胆振および日高にあっては出生後第 2 月の月の末日を経過したもの。
種
雄
馬
家畜改良増殖法の規定による種畜証明書の交付を受けているもの。
種
豚
繁殖用の豚で、出生後第 5 月の月の末日を経過したもの。
肉
豚
馬
豚
肥育を目的とする豚で、出生後第 20 日または離乳の日のいずれか遅い日から第 8 月の
末日までのもの(特定包括共済の場合には上限はありません)
。
注1:牛の胎児・子牛を選択しない農家の牛は、◎印の家畜のみ補償対象家畜となります。
注2:農林水産省令で定める乳牛の子牛等とは、乳牛の胎児及び「乳牛の雄、F1(雄・雌)
、ET(肉
牛の雄・雌)
」の子牛であって、当該農家が出生後引続き飼養しているもので、出生後第5月の月
の末日を経過しないものである。
ただし、乳肉複合経営の農家で肉牛の胎児・子牛を選択する場合、上記子牛については、出生後
第2月の月の末日までのものとする。
2.加入申込と共済関係(契約)の成立
家畜共済加入申込書に必要事項を記入・押印して組合に加入の申込みを行い、組合がその申込みを承諾
したときに共済関係(契約)が成立します。
なお、引受にあたっては、獣医師が健康診断を行い、個別共済については次の(1)~(4)のいずれかに該当
する場合、包括共済については(3)に該当する場合、もしくは(1)(2)(4)に該当する家畜が引受頭数の 1/2
を超える場合は加入することができませんので、ご留意願います。
(1) 発育不全、衰弱、奇形、不具または悪癖の著しいもの。
(2) 疾病にかかり、または傷害を受けているもの。
(3) 通常の飼養管理または供用の方法と著しく異なる方法で飼養管理され、もしくは供用され、またはそ
の恐れがあるもの。
(4) 12 歳を超える牛、明け 17 歳以上の馬または 6 歳を超える種豚。
3.引受(加入)方式
引受(加入)方式は、家畜の種類により、次の種類があります。
対
象
家
畜
引 受 方 式
加
入
の
仕
方
乳牛の雌等(乳用成牛及び乳用子牛
等)
、肉用牛等(乳牛の雌等および
種雄牛以外の牛、肉用子牛等)
、種
雄馬以外の馬、種豚、肉豚
包 括 共 済
農家ごと、対象家畜の種類ごとに、全頭加入します。
なお、肉豚については、離乳または導入の日を同一とす
る群単位で加入します。
肉 豚
特定包括共済
農家ごとに、飼養する肉豚全体を一括で加入します。
種雄牛、種雄馬
個 別 共 済
家畜1頭ごとに加入します。
※ 包括共済(肉豚以外)および特定包括共済の場合、新しく導入された家畜または加入資格月(日)齢に達した家
畜は、自動的に家畜共済に付されることになります。
※ 農家は、乳牛の雌等または肉用牛等ごとに「胎児・子牛」を加入しない申し出を行うことできます。
※ 肉用牛等については、飼養目的により共済目的を決定し、子牛等は肥育用子牛またはその他の肉用子牛等として
加入し、掛金期間中に肥育を行うかどうかで共済目的が変わります。
※ 乳牛の子牛等を選択しない農家は、従来どおりの出生後第5月の月の末日を経過したものを対象家畜とします。
4.共済事故の一部除外(事故除外)方式
包括共済(肉豚以外)および特定包括共済については、共済事故の一部を補償対象としない方式(事故
除外方式)を選択することもできます。その場合、事故の一部を除外するのに見合う分の共済掛金が割引
されます。
この方式は、農家負担掛金を節約できる分、加入者自らが対象とならない事故に対するリスクを負うこ
とになりますので、ご留意願います。
家 畜 共 済 事 故 の 一 部 除 外 方 式 の 種 類
種類
対 象 家 畜
の
種
類
1号
乳牛の雌等
肉用牛等
種雄馬以外の馬
種
豚
2号
3号
乳牛の雌等
肉用牛等
種雄馬以外の馬
種
豚
対象とする事故(白抜き部分)
死亡事故
廃用事故
病傷事故
除外する事故
(網掛け部分)
通常の死亡・廃用事故
火災、法定・届出
伝染病、自然災害
火災、法定・届出
伝染病、自然災害
(左に同じ)
通常の死亡・廃用事故
病傷事故
(左に同じ)
行方不明を除くすべ
ての廃用事故
肉用牛等
行方不明
4号
種
行方不明を除くすべ
ての廃用事故、病傷事
故
豚
行方不明
5号
6号
乳牛の雌等
肉用牛等
種雄馬以外の馬
種
豚
病傷事故
肉豚(特定包括共 火災、法定・一部
済)
届出伝染病、自然
災害
通常の死亡事故
※6号の一部届出伝染病とは、豚エンテロウイルス性脳背髄炎又はニパウイルス感染症のことです。
5.共済事故(共済金の支払対象となる事故)
家畜共済の共済事故(共済金の支払対象となる事故)は、共済目的の種類ごとに、次のように定められ
ています。
共済目的の種類
共済事故
すべての共済目的
死亡事故 *注
左
の
内
容
と殺による死亡を除く死亡事故。 家畜伝染病予防法に基づく法令殺。
第1 号
疾病または不慮の傷害により死に瀕したとき。
第2 号
*注
不慮の災厄によって救うことのできない状態に陥ったとき。
牛(牛の子牛を
廃 用
骨折、は行、両眼失明、または、牛伝達性海綿状脳症、牛白血病、創
第 3 号 傷性心のう炎、特定の原因により採食不能となるものであって治癒の見
込のないものによって使用価値を失ったとき。
含む)
,馬,種豚
事 故
第4 号
盗難あるいは行方不明となり、30 日を経過しても生死不明のとき。
第5 号
乳用成牛、種雄牛、種雄馬が治癒の見込のない生殖器の疾病または傷
害により、繁殖能力を失ったとき。
第6 号
乳用成牛が治癒の見込のない泌乳器の疾病または傷害により、泌乳能
力を失ったことが泌乳期において明らかとなったとき。
第7 号
病傷事故
牛が出生時において、き型または不具であることにより、将来の使用
価値のないことが明らかなとき。
疾病および傷害事故。
<注>牛疫、牛肺疫、口蹄疫、豚コレラ、アフリカ豚コレラによる患畜および牛疫、口蹄疫、豚コレラ、
アフリカ豚コレラによる疑似患畜あるいは法律で殺処分するよう指定された家畜については、評価額
の全額が手当金等として交付されるので胎児を含めて家畜共済の支払対象とはなりません。
*上記病名で自然に死亡した場合は、家畜共済の支払対象になります。
6.共済掛金期間(補償期間)
共済掛金期間(補償期間)は、加入される方が掛金を組合に納めた日の翌日から 1 年間となります。
なお、肉豚のうち特定包括共済は 1 年間ですが、包括共済は群ごとに 7 カ月間となります。
7.待 期 間
新規に補償期間が開始した後、2 週間(この期間を待期間といいます)の間に事故があっても、事故の原
因が補償期間の開始後であることが明確でない場合は、補償を受けることができませんので、ご留意願い
ます(導入された家畜については、導入の日の翌日から 2 週間が待期間となります)
。
8.共済金額(契約金額)
共済金額(契約金額)は、共済金の支払最高額をいい、次の算式により計算されます。
共済金額 = 共済価額 × 付保割合(契約割合)
※ 共済価額は、農家が被る損害の契約上の最高評価額を示したもので、包括共済では個々の家畜の評
価額の合計額、個別共済では個体の評価額です。
家畜の個体評価額は、最寄りの家畜市場における同種同類の家畜について、過去 1 年間の取引価格
を基準に算定され、加入または継続時の評価額が補償期間中の評価額(価額)となります。
※ 付保割合は、組合の定める最低付保割合から最高 8 割の範囲内で加入者が選択できますが、補償の
充実の観点から 8 割の選択が望まれます。
また、家畜の導入、資格取得等により共済価額が増加したときは、異動の直前の付保割合まで共済
金額を増額することができます。その場合は、月割により計算した掛金を納めていただくことになり
ます。
9.共済掛金
組合等ごと、共済目的の種類ごとに、次のように算定します。
農家負担共済掛金 = 共済金額 × 共済掛金率 - 国庫負担掛金
※ 共済掛金率は、農林水産大臣が過去一定年間(原則3年間)の被害率(被害の程度)を基礎に定め、
3年ごとに改定されます。
なお、共済掛金率については、農林水産大臣が定めた率を基に農家ごとの過去一定年間の被害率等
を加味して組合等が設定することもあります(危険段階別共済掛金率といいます)
。
また、共済掛金率については、一定の範囲内で農林水産大臣が定めた率を超え、組合等が独自の率
を定めることもできます。
※ 国庫負担割合は、牛・馬は 50%、豚は 40%となっています。
10.組合への通知義務
次の場合は、加入者から組合への通知が義務づけられています。この通知義務を怠ると補償を満度に受
けられない場合がありますので、ご留意願います。
(1)家畜の異動があったとき(売却、導入、資格取得・喪失、牛の子牛等を補償対象としている場合の子
牛の出生)
。
なお、乳牛の子牛等(除く乳牛の雌子牛)の資格取得・喪失については、次のとおりです。
①乳牛の雌等のみ子牛等選択で加入している農家
出生後5ヶ月の末日を経過した日に資格喪失(除外)する。
②乳牛の雌等、肉用牛等ともに子牛等選択で加入している農家
第2月の月の末日に乳牛の雌等で資格喪失し、肉用牛等で資格取得する。
(2)家畜が病気またはけがをしたとき。
(3)家畜が死亡または廃用となったとき。
(4)家畜に去勢、除角、その他大きな手術をするとき。
(5)放牧や共進会に出陳するとき。
(6)家畜に管理人を定めたり、飼養場所を変えるとき。
(7)家畜が行方不明になったとき。
(8)乳用子牛等を補償対象としている場合で、引受時以後に胎児の品種を変更する場合は、当該胎児価額の
変更を必要としたとき(人工授精等の後239日以内に通知が必要)
。
11.共済金の支払額
(1) 死廃事故
次のAまたはBの計算値のうち、いずれか小さい額を共済金としてお支払いします。
A = (事故になった家畜の評価額 ― 肉皮等残存物価額 ― 補償金) × 付保割合
B = 事故になった家畜の評価額 ― 肉皮等残存物価額 ― 補償金 ― 法令殺に伴う手当金
なお、Aの場合の肉皮等残存物価額は、事故になった家畜の評価額の 2 分の 1 を限度とします(ただ
し、乳牛の雌等または肉用牛等については、連合会が定める基準額を下回った場合は基準額を用います)
。
※乳用子牛等を補償対象としている場合で、胎児の品種が引受時点と事故時点で異なる場合は、価額が
低い方の胎児評価額で共済金を計算します。
※特定事故(火災、伝染病、風水害等の自然災害)を除いた一般的な事故については、加入者単位に設
定された死廃共済金支払限度額の範囲内で共済金が支払われます。
(2) 病傷事故
治療に要した費用(診療費)が共済金となり、給付基準の範囲内において、一定額(農家ごとおよび
畜種ごとの病傷共済金給付限度額)までは共済金が支払われます(ただし、初診料は除きます)
。
なお、組合家畜診療所を利用した場合は、診療費と共済金が相殺されます。
12.共済金が支払えない場合
補償期間中に発生した共済事故による損害であっても、次のような場合には家畜共済にかかる共済金の
全部または一部をお支払いできないことがありますので、ご留意願います。
(1) 加入者が通常すべき管理その他損害防止の義務を怠ったとき。
(2) 加入者が損害防止のため特に必要な処置について、組合の指示に従わなかったとき。
(3) 加入者が事故発生通知または損害通知の義務を怠ったとき、または悪意もしくは重大な過失によって
不実の通知をしたとき。
(4) 加入者が加入申し込みの際に、疾病の状態にあった家畜もしくは傷害を受けていた家畜、または疾病
もしくは傷害の原因が生じていた家畜があった場合において、悪意または重大な過失によってこれを通
知せず、または不実の通知をしたとき。
(5) 加入者が家畜の異動通知を怠り、または悪意もしくは重大な過失によって不実の通知をしたとき。
(6) 補償期間の開始する前に生じていた疾病もしくは傷害またはその原因が生じていた疾病もしくは傷害
によって損害が生じたとき。
(7) 事故除外方式の変更により、新たに共済事故となったものにかかる損害が、その変更前に生じていた
疾病もしくは傷害またはその原因が生じていた疾病もしくは傷害によって生じたとき。
(8) 継続時に共済金額が増額された場合、その増額前に生じていた疾病もしくは傷害またはその原因が生
じていた疾病もしくは傷害によって損害が生じたとき。
(9) 加入者または加入者と同一の世帯に属する親族が故意または重大な過失によって損害が生じたとき。
ただし、損害賠償の責任を負うことによって生じることのある損失をてん補するために、他人の所有す
るものを共済に付した場合は、故意によって損害が生じたとき。
(10) 加入者が競馬法による競争に馬を出走させたことによって損害が生じたとき。
(11) 加入者が肉豚の包括共済関係成立後に新たに肉豚を導入したとき、または飼養している肉豚が加入資
格日齢に達したときに、正当な理由がないのに当該肉豚にかかる共済掛金の払込みを遅滞したとき。
(12) 共済掛金を分納する場合において、加入者が正当な理由がないのに、第2回目以降の払込みを遅滞し
たとき。
(13) 組合が告知を求めたものについて、故意もしくは重大な過失により事実の告知をせず、または不実の
告知をしたとき。
13.共済金の返還を求める場合
補償期間中に発生した共済事故による損害であっても、次のような事実が判明した場合には共済金の全
部または一部について返還を求めることがありますので、ご留意願います。
(1)
加入者が、加入申込時および継続加入時に、実際飼養している加入資格のある家畜の全頭数を申し
出ていないとき。
(2)
加入者が、家畜の導入、出荷、加入資格取得等により飼養頭数に異動が生じたときに、遅滞なく通
知しなかったとき。
(3)
加入者が、共済価額が増加する異動を通知しなかったために、共済価額が増加しない場合の付保割
合を用いて算定された共済金を支払ったとき。
〈 畑作物共済重要事項 〉
1.補償対象作物の種類
補償対象の作物は、ばれいしょ、大豆、小豆、いんげん、てん菜の5作物と露地野菜のスイートコーン、
たまねぎ、かぼちゃの3作物、及びそばの計9作物となっております。
このうち、ばれいしょ、大豆、いんげん、スイートコーン、そばについては、用途や品種等で次のように
類区分されています。
〔 ばれいしょの類区分 〕
類区分
用
途
品
種
1類
でん粉加工用
コナフブキ、アーリースターチ、紅丸、アスタルテ など
2類
食品加工用
トヨシロ、ホッカイコガネ、スノーデン、さやか など
3類
4類
種 子 用
全品種
(原種、採種)
食
用
男しゃく、メークイン、キタアカリ、とうや など
〔 大豆の類区分 〕
類区分
〔 いんげんの類区分 〕
用
途
類区分
1類
黒大豆以外
1類
手亡類
3類
その他黒大豆
2類
金時類、うずら類
4類
食品加工用えだまめ
3類
大福類、虎豆類
5類
食用えだまめ
4類
べにばないんげん
*北海道では2類:丹波黒の作付けはありません
〔スイートコーン類区分 〕
類区分
用
途
1類
食品加工用
2類
食
用
〔そば類区分 〕
類区分
1類
用
途
夏そば(春播き)
*北海道では2類:秋そばの作付けはありません
種
類
2.加入申込と共済関係(契約)の成立
補償対象作物ごと(ばれいしょ、大豆、いんげん、スイートコーン、そばについては類区分ごと)に、
30 アール以上の面積を耕作している作物について、一括加入対象作物(輪作作物)は該当全作物、また一括
加入対象外作物(非輪作作物)は該当作物ごとに、加入を希望する場合は、所定の期日(4 月 30 日)までに
畑作物共済加入申込書に必要事項を記入・押印して組合に加入の申込みを行い、組合がその申込みを承諾
したときに共済関係(契約)が成立します。
なお、えだまめ以外の大豆について、類区分ごとに加入方式を選択して申し込むことができますが、全
相殺方式として加入するためには、以下の諸要件が整っている場合のみに限定されておりますことをご了
解願います。
①
最低1ヵ年以上の出荷実績が得られること。
②
出荷先を明記した「出荷先別出荷計画書」を提出すること。
③
出荷先別に出荷量を明記した「出荷数量等実績報告書」を提出すること。
④
全耕地の面積実測をすること。
⑤
基準単収を出荷実績により設定すること。
⑥
収穫量のほぼ全量を出荷することの出荷確約書を提出すること。
⑦
出荷量の提示を許可する「閲覧承諾書」を提出すること。
⑧
出荷数量が2月15日までに判明すること。
以上の諸要件が整っていない場合は、半相殺方式として加入していただくことになりますのでご了解願
います。
なお、露地野菜、そば、えだまめについては、圃場調査が困難なことから、収穫量が出荷数量で把握で
きる場合に限ります。
また、次に該当する作物については、加入することができませんので、ご留意願います。
① 共済事故の発生することが相当の確実さをもって見通されること。
② 基準収穫量の適正な決定が困難であること。
③ 損害額の適正・円滑な認定が困難であること。
④ 収穫物が未成熟のまま収穫されること(大豆を除く)
。
⑤ 通常の肥培管理が行われず、または行われないおそれがあること。
⑥ 露地野菜3作物ごと、そば、えだまめについて、農協等の出荷団体でほぼ全量の出荷量が把握で
きないこと。
⑦ 共済に適しない特定の品種・用途であること。
3.引受(加入)方式
引受(加入)方式には、補償対象作物ごとに次の種類があります。
補償対象作物
引受方式
引受割合
小
豆
いんげん
半相殺方式
7 割
半相殺方式
8 割
大
豆
(えだまめ除く)
露地野菜
そ
ば
ばれいしょ
大豆(えだまめ含む)
て ん 菜
8 割
全相殺方式
9 割
補
償
内
容
被害耕地にかかる減収量の合計が、その農家の基準収穫量
(全耕地の基準収穫量の合計)の3割(または2割)を超える
ときに、共済金が支払われます。
農家の減収量が、その農家の基準収穫量の2割(または1割)
を超えるときに、共済金が支払われます。
※基準収穫量とは、いわゆる平年収穫量のことで、組合が耕地ごとに設定した基準単収に引受面積を乗
じて算定します。
4.共済事故(共済金の支払対象となる事故)
風水害、干害、冷害、ひょう害、凍霜害、その他気象上の原因(地震、噴火を含む)による災害、火災、
病虫害および鳥獣害が共済事故となります。
なお、減収となった原因が肥培管理不良、病害虫防除不適切など共済事故以外による場合は、その減収
を共済事故による減収と分けて見積り、共済金の支払対象としないこととしていますので、ご留意願いま
す。
※ てん菜については、糖度の低下も対象となります。
5.共済責任期間(補償期間)
共済責任期間(補償期間)は、発芽期(または移植期)から収穫期までとなっています。
なお、圃場乾燥中のものは、通常の圃場乾燥期間(豆類は刈倒しの場合3日以内、シマ立てまたはニオ
積みの場合 21 日以内、いんげん3・4類は根切り後 35 日以内、たまねぎは 28 日以内、そばは 14 日以内
まで)に限り共済責任期間内として取扱われますが、いったん収穫物を圃場から搬出すると、損害があっ
ても補償の対象にはなりませんので、ご留意願います。
6.共済金額(契約金額)
共済金額(契約金額)は、共済金の支払最高額をいい、補償対象作物ごとに次のように算定します。
共済金額 = 単位当たり共済金額 × 引受収量(農家の基準収穫量 × 引受割合)
※ 単位当たり共済金額は、ばれいしょ1類(でん粉加工用)
、大豆1類(黒大豆以外)
、てん菜、そば
は、庭先価格等に経営所得安定対策における畑作物の直接支払交付金(数量払)を加えた金額相当水
準を補償上限とする【交付農業者】と庭先価格等金額相当水準を補償上限とする【交付農業者以外】
に区別をして適用した金額をもとに、毎年、農林水産大臣が1kg 当たりの金額を定めます。
なお、てん菜については、組合が農家ごとの基準糖度(過去一定年間の平均糖度)を定め、その糖
度に応じて農家ごとの単位当たり共済金額を定めます。
※ 単位当たり共済金額は、共済規程で定めた金額の中から農家が申出により選択することができます。
なお、共済規程で定めた金額以外の金額を選択する場合には、毎年、4 月 30 日までに申出書を組合に
提出することが必要です。
※ ばれいしょ1類、大豆1類、てん菜、そばの単位当たり共済金額は、
【交付農業者】と【交付農業者
以外】では異なります。
7.共済掛金
補償対象作物ごとに、次のように算定します。
農家負担共済掛金 = 共済金額 × 共済掛金率 - (共済金額 × 共済掛金率 × 55%)
※ 共済掛金率は、組合ごと、補償対象作物の種類等ごとに、農林水産大臣が過去 20 ヵ年の被害率を基
礎に定め、3年ごとに改定されます。
なお、共済掛金率については、農林水産大臣が定めた率に、農家ごとの過去一定年間の被害
率等を加味して組合が設定することもできるようになっています(危険段階別共済掛金率とい
います)
。
※ 国庫負担割合は、55%となっています。
8.被害発生時の通知義務
補償対象作物に被害が発生したときは、直ちに組合へ被害申告(事故発生通知)をして下さい。
また、収穫期において、共済金の支払に該当する被害があると認められるときは、組合の指定する期日
までに被害申告(損害通知)をして下さい。
組合では被害申告に基づいて必要な調査をします。
被害申告を行わずに、収穫後に被害が大きいことがわかっても、適切な調査ができないため共済金をお
支払いできませんので、ご留意願います。
なお、ばれいしょ1類(でん粉加工用)
、大豆1類(黒大豆以外)
、てん菜、そばについては交付農業者
として加入した場合、適切な共済金を算定するため、畑作物の直接支払交付金の営農継続支払(以下、営
農継続支払)の交付を受けず畑作物の直接支払交付金の数量払(以下、数量払)のみの申請を行ったとき
には、損害通知に併せてその旨の申告をして下さい。申告後、交付金の交付申請内容が変更となったとき
は、速やかに組合へ修正申告をして下さい。
9.共済金の支払額
半相殺方式(大豆、小豆、いんげん)は、被害耕地にかかる減収量の合計がその農家の基準収穫量(全
耕地の基準収穫量の合計)の3割(大豆は2割)を超えるときに、全相殺方式(ばれいしょ、大豆、てん
菜、露地野菜、そば)は、農家の減収量がその農家の基準収穫量の2割(ばれいしょ、大豆、てん菜は1
割)を超えるときに、その超えた部分の減収量(共済減収量といいます)に対して共済金が支払われます。
なお、ばれいしょ、大豆、いんげん、スイートコーン、そばについては、類区分ごとに共済金が支払わ
れます。
ただし、営農継続支払の交付を受ける交付農業者のばれいしょ1類(でん粉加工用)
、大豆1類(黒大豆
以外)
、てん菜、そばについては、営農継続支払に相当する額が数量払に相当する額よりも多い場合は、営
農継続支払と数量払の差に相当する額を控除するよう減収量を調整して共済金を算定します。
支払共済金 = 共済減収量 × 単位当たり共済金額
※ てん菜については、共済減収量を算定するにあたって、糖度が加味されます。
また、てん菜については、春先の風害や凍霜害、獣害により再移植(再播種)した面積が、その耕
地の半分以上または 50 アール以上の場合、再移植(再播種)した面積に応じて共済金が支払われます。
出荷数量等の最終確定(選果終了)が翌年度以降になるばれいしょ及びたまねぎについては、2 回に分け
て共済金の仮渡しを実施します。
具体的には、各々の取りまとめ時点で調査した選果済出荷数量等及び未選果出荷数量(全量規格内扱い)
から、仮の共済減収量及び共済金(仮渡し額)を算定し、1 回目は 12 月末頃に、2 回目は翌年 3 月末頃に
支払い、さらに最終確定期限である 6 月の出荷数量等を基にして 8 月上旬頃に精算払いをしますが、2 回
目及び精算払い時に支払われる共済金は、それまでに仮渡しされた共済金との差額を支払うこととなりま
すのでご留意願います。
なお、農業災害補償制度は、行政庁の指導・監督のもと、組合・連合会・国の 3 段階による責任分担を
行って広く危険分散を図るなど、共済金の確実な支払ができる仕組みを採っていますが、組合の財務状況
によっては、共済金のお支払いする金額が削減されることがありますので、ご理解願います。
※ 共済金の削減が認められているのは、組合の責任分担部分についてであり、連合会・国には実質的
に認められていません。 これは、組合については危険分散機能が小さいため、手持財源を超えて共済
金を払い続けることにより事業不足金が累積し、事業運営の継続が困難となる事態を防ぐため認めら
れている措置ですので、ご理解願います。
また、共済金の削減は、直近年において、加入者(被災農家)の方々に多額の共済金を支払い続け、
組合の手持財源に不足を生じるようになった結果でもあることを、ご理解願います。
なお、やむを得ず共済金の削減を行わざるを得ない場合でも、被災農家の再生産に支障が出るほど
のものではないと考えられます。
※ 経営所得安定対策の交付農業者として加入した場合でも、交付金が交付されなかったことが確認さ
れ、交付農業者以外であると認められた場合には、引受変更及び(必要に応じて)共済金返還措置を
執ることとなりますので、ご理解願います。
※ 経営所得安定対策の交付農業者として加入した場合で数量払のみの交付の申請を行った旨の申告が
あったにもかかわらず、営農継続支払交付農業者であることが判明し、共済金が過大に支払われてい
たときには、共済金返還措置を執ることや、このような事例が複数年続いたときやその他悪意または
重大な過失によって不実の申告をしたと認められるときは、共済金の全部または一部についてお支払
いできないことがありますので、ご理解願います。
10.共済金が支払えない場合
共済責任期間中に発生した共済事故による損害であっても、次のような場合には共済金の全部または一
部をお支払いできないことがありますので、ご留意願います。
(1) 加入者が通常すべき管理その他損害防止の義務を怠ったとき。
(2) 加入者が損害防止のため特に必要な処置について組合のした指示に従わなかったとき。
(3) 加入者が事故発生通知または損害通知の義務を怠ったとき、または悪意もしくは重大な過失によっ
て不実の通知をしたとき。
(4) 加入者が加入している補償対象作物を譲渡し、収穫適期前に掘り取り、刈り取り、抜き取りもしく
はすき込んだことについての通知を怠り、または悪意もしくは重大な過失によって不実の通知をした
とき。
(5) 加入者が加入申込みの際、悪意または重大な過失によって次に掲げる事項等を通知せず、または不
実の通知をしたとき。
ア.共済目的の種類
イ.耕地の所在地、面積、品種、栽培方法、用途、収穫時期
ウ.組合が定める作付基準に適合していることを明らかにする事項
(6) 出荷数量調査を実施する補償対象作物について加入者が、出荷先の変更を申告しなかった場合や組
合が指定する業者以外に出荷する等により、適正な出荷数量が把握できないとき。
(7) 加入者が植物防疫法の規定に違反したとき。
(8) 加入者が正当な理由がないのに、共済掛金の払込みを遅滞した場合で、
「共済関係の解除」を行って
いないとき。
(9) 加入者が定められた区分にかかる栽培方法以外のものによって栽培したとき。
11.無事戻し
毎事業年度、総代会の議決により、前3ヵ年間に受取った共済金と前2ヵ年間に受取った無事戻金の合
計額が、前3ヵ年の農家負担掛金の 1/2 を下回る加入者(総代会議決時に組合員であることが必要)に対
しては、次により無事戻金を交付することができることになっています。
無事戻金 = 前3ヵ年の農家負担掛金の 1/2 - ( 前3ヵ年間の共済金 + 前2ヵ年間の無事戻金 )
なお、組合または連合会の財務状況によっては、無事戻金のお支払いする金額が削減されることがあり
ますので、ご理解願います。
※ 農業災害補償制度における無事戻しは、一般損害保険契約のもの(無事戻しに要する経費を保険料
に織り込み、受取保険料から無事戻しに充てるべき金額を積み立て、支払いを行っているもの)と異
なり、無事戻しに要する経費を特別に徴収しておらず、本来、その支払いが制度上義務づけられてい
るものではありませんが、掛金負担の公平性確保の観点から、組合および連合会の所定の財源の範囲
内で実施しているものであるため、財務状況によっては、金額が削減される場合があることをご理解
願います。
〈 園芸施設共済重要事項 〉
1.補償対象施設等の種類
補償対象の園芸施設等は、特定園芸施設、附帯施設、施設内農作物、特定園芸施設撤去費用及び園芸施
設復旧費用です。
特定園芸施設 : 農作物を栽培するためのプラスチックハウス(パイプ、鉄骨)
、ガラス温室、雨よ
け施設および多目的ネットハウスなどです。
※ 多目的ネットハウスは、施設全体が防風、防ひょう、防虫、防鳥、の目的のネットで被覆され、
施設構造は、骨格の主要部分の隅柱、周囲柱、中吊り柱が鋼材、アルミ又はコンクリートにより
造られ、骨格部分が鋼線により接続されているものです。
附 帯 施 設 : 特定園芸施設の内部で農作物を栽培するために用いる暖房機、換気扇、カーテン装
置などです。
施設内農作物 : 特定園芸施設の内部で栽培される農作物で、ホウレン草、トマト、メロン、花など
です(育苗中の農作物を除く)
。
特定園芸施設撤去費用 : 共済事故により解体や処分を行う場合の費用です。
園芸施設復旧費用 : 特定園芸施設または附帯施設を復旧する際の費用(再建築(取得)価額)のうち、
時価補償額を除く費用のことです。(耐用年数経過後は復旧する際の費用の 75%のうち
時価補償額を除く費用となります。)
2.加入申込と共済関係(契約)の成立
所有(または管理)する特定園芸施設について、そのすべてについて園芸施設共済加入申込書に必要事
項を記入・押印して組合に加入の申込みを行い、組合がその申込みを承諾したときに共済関係(契約)が
成立します。
ただし、次に該当する特定園芸施設については、加入することができませんので、ご留意願います。
ア.共済事故の発生することが相当の確実さをもって見通されること。
イ.損害額の適正・円滑な認定が困難であること。
ウ.通常の管理が行われず、または行われないおそれがあること。
また、加入に当たっては、特定園芸施設に併せて、附帯施設と施設内農作物、撤去費用、復旧費用も加
入することができます。
なお、施設内農作物の加入に際しては、一定の条件を満たせば、病虫害を補償の対象としない方式(病
虫害事故除外方式)を選択することもできます。その場合、病虫害を事故から除外するのに見合う分の共
済掛金が割引されます。
3.共済事故(共済金の支払対象となる事故)
風水害、ひょう害、雪害、その他気象上の原因(地震、噴火を含む)による災害、火災、破裂、爆発、航
空機の墜落および接触等、車両の衝突および接触等、病虫害(病虫害事故除外方式に加入した場合は対象
とはなりません)
、鳥獣害が共済事故となります。
4.共済責任期間(補償期間)
共済責任期間(補償期間)は、共済掛金払込みの翌日から 1 年間となります。 ただし、次の場合は、3
カ月以上1年未満とすることができます。
ア.特定園芸施設の設置が周年でない場合
イ.被覆期間が周年でなく、被覆しない期間中は施設園芸の用に供しない場合
5.共済金額(契約金額)
共済金額(契約金額)は、共済金の支払最高限度額をいい、次のように算定します。
共済金額 = 共済価額( 特定園芸施設の価額 + 附帯施設の価額 +施設内農作物の価額+特定園芸施
設撤去費用の価額+園芸施設復旧費用の価額)× 付保割合
※ 共済価額は、特定園芸施設と附帯施設については共済責任期間開始時における価額(時価額)
を基礎とし、施設内農作物については施設内農作物の生産費を勘案して設定します。
また、特定園芸施設撤去費用の価額については、撤去費用に係る㎡当たり費用に特定園芸施設の設
置面積を乗じて設定し、園芸施設復旧費用の価額については、特定園芸施設の再建築価額及び附帯施
設の再取得価額からそれぞれの共済責任開始時における価額(時価額)を差し引いて設定します。
※ 付保割合は、6~8割の範囲内で加入者が申し出た割合です。
6.共済掛金
特定園芸施設の種類ごと、さらに特定園芸施設(附帯施設を含む)
、施設内農作物、特定園芸施設撤去費
用および園芸施設復旧費用ごとに次のように算定します。
農家負担共済掛金 = 共済金額 × 共済掛金率×
( 共済責任期間/12 ヵ月 )- 国庫負担掛金
※ 共済掛金率は、組合ごと、特定園芸施設の種類ごと、さらに特定園芸施設(付帯施設を含む)と施
設内農作物、特定園芸施設撤去費用および園芸施設復旧費用ごとに、農林水産大臣が過去 20 ヵ年の
被害率を基礎に定め、3年ごとに改定されます。
なお、共済掛金率については、農林水産大臣が定めた率に、農家ごとの過去一定年間の被害率等を
加味して組合が設定することもできるようになっています(危険段階別共済掛金率といいます)
。
※ 国庫負担割合は、50%となっています。
(復旧費用については国庫負担がありません。
)
7.被害発生の通知義務
補償対象施設等に被害が発生したときは、ハウスを修復する前に、直ちに組合へ被害申告して下さい。 組
合では被害申告に基づいて必要な調査をします。
被害発生の通知を怠り、勝手に修復した場合には共済金をお支払いできませんので、ご留意願います。
8.共済金の支払額
1棟ごとに、損害額が3万円または共済価額の1割を超える場合に、次の算式による共済金が支払われ
ます。
支払共済金 = 損害額 × 付保割合
※ 損害額 =
+
特定園芸施設
の被害額
+
附帯施設の
被害額
-
施設内農作物
の被害額
+
残存物
価額
賠償金等
+特定園芸施設撤去費用+園芸施設復旧費用
※ 特定園芸施設撤去費用は、1棟 100 万円を超える場合、または被覆物を除く被害割合が 50%(ガラス
室にあっては 35%)を超える場合に支払われます。
※ 特定園芸施設撤去費用は、1棟 100 万円を超える場合、または被覆物を除く被害割合が 50%(ガラス
室にあっては 35%)を超える場合に支払われます。
※ 特定園芸施設および附帯施設の時価補償部分ならびに施設内農作物に係る共済金は事故月の翌月に支
払われますが、特定園芸施設撤去費用および園芸施設復旧費用に係る共済金は、被害発生の場合に復旧
計画書を組合に提出し、撤去または復旧が完了したことを組合が確認、業者からの領収書を入手後に支
払われます。
なお、農業災害補償制度は、行政庁の指導・監督のもと、組合・連合会・国の 3 段階による責任分担を
行って広く危険分散を図るなど、共済金の確実な支払ができる仕組みを採っていますが、組合の財務状況
によっては、共済金のお支払いする金額が削減されることがありますので、ご理解願います。
※ 共済金の削減が認められているのは、組合の責任分担部分のみであり、連合会・国には認められて
いません。 これは、組合については危険分散機能が小さいため、手持財源を超えて共済金を払い続け
ることにより事業不足金が累積し、事業運営の継続が困難となる事態を防ぐため認められている措置
ですので、ご理解願います。
また、共済金の削減は、直近年において、加入者(被災農家)の方々に多額の共済金を支払い続け、
組合の手持財源に不足を生じるようになった結果でもあることを、ご理解願います。
なお、やむを得ず共済金の削減を行わざるを得ない場合でも、その割合は被災農家の再生産に支障
が出るほどのものではないと考えられます。
9.共済金が支払えない場合
共済責任期間中に発生した共済事故による損害であっても、次のような場合には共済金の全部または一
部をお支払いできないことがありますので、ご留意願います。
(1) 加入者が通常すべき管理その他損害防止の義務を怠ったとき。
(2) 加入者が損害防止のため特に必要な処置について組合のした指示に従わなかったとき。
(3) 加入者が事故発生通知または損害通知の義務を怠ったとき、または悪意もしくは重大な過失によっ
て不実の通知をしたとき。
(4) 加入者が次の事実が発生したことについての通知を怠り、または悪意もしくは重大な過失によって
不実の通知をしたとき。
ア.特定園芸施設等を譲渡し、移転し、解体し、増築し、もしくは改築したとき。
イ.特定園芸施設等の構造もしくは材質を変更したとき。
ウ.特定園芸施設等が共済事故以外の事由により破損もしくは滅失したとき。
エ.特定園芸施設等を他の保険もしくは共済に付したとき。
オ.施設内農作物の種類もしくは栽培期間を変更したとき。
カ.施設内農作物が発芽したときまたは施設内農作物を移植したとき。
(5) 加入者が加入申込みの際、悪意または重大な過失によって次に掲げる事項等を通知せず、または不
実の通知をしたとき。
ア.特定園芸施設の構造、材質、所在地、経過年数、被覆期間
イ.附帯施設の種類、経過年数
ウ.施設内農作物の種類、栽培面積、栽培期間
(6) 加入者が植物防疫法の規定に違反したとき。
10.無事戻し
毎事業年度、総代会の議決により、前3ヵ年間に受取った共済金と前2ヵ年間に受取った無事戻金の合
計額が、前3ヵ年の農家負担掛金の 1/2 を下回る加入者(総代会議決時に組合員であることが必要)に対
しては、次により無事戻金を交付することができることになっています。
無事戻金 = 前3ヵ年の農家負担掛金の 1/2 - ( 前3ヵ年間の共済金 + 前2ヵ年間の無事戻金 )
なお、組合または連合会の財務状況によっては、無事戻金のお支払いする金額が削減されることがあり
ますので、ご理解願います。
※ 農業災害補償制度における無事戻しは、一般損害保険契約のもの(無事戻しに要する経費を保険料
に織り込み、受取保険料から無事戻しに充てるべき金額を積み立て、支払いを行っているもの)と異
なり、無事戻しに要する経費を特別に徴収しておらず、本来、その支払いが制度上義務づけられてい
るものではありませんが、掛金負担の公平性確保の観点から、組合および連合会の所定の財源の範囲
内で実施しているものであるため、財務状況によっては、金額が削減される場合があることをご理解
願います。
勧 誘 方 針
当農業共済組合は、農業災害補償法に基づき、農業者の不慮の事故に
因って受けることのある損失を補填して農業経営の安定を図り、農業生
産力の発展に資することを目的として各種の共済事業を実施しておりま
す。
これらの事業の推進に当たっては、
「金融商品の販売等に関する法律」
に基づいて、次の勧誘方針を定め、適切な事業推進に努めてまいります。
1.農業災害補償法、金融商品の販売等に関する法律およびその他法令
等を遵守し、適正な事業推進を行います。
2.組合員の皆さまの知識、経験、財産の状況および意向を考慮のうえ、
適切な勧誘と情報の提供を行います。
3.組合員の皆さまに共済事業の仕組みやリスクの内容など重要な事項
を十分に理解していただくよう努めます。
4.組合員の皆さまに対する加入推進のための方法および時間帯につい
て、迷惑となる行為は行いません。
5.万が一共済事故が発生した場合には、迅速かつ的確な損害評価およ
び共済金の支払いを行います。
6.組合員の皆さまに対し、より適切な加入推進が行えるよう、役職員
等の研修の充実に努めます。
上 川 北 農 業 共 済 組 合