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小森ニュース
特集!! drupa2016
OPEN NEW PAGES
お客様訪問 昭和美術印刷㈱・総合商研㈱・㈱エイエヌオフセット
KPMの成功事例 ㈱ユーメディア
株式会社 小森コーポレーション
本社/東京都墨田区吾妻橋3-11-1
〒130-8666 ☎03-5608-7806
http://www.komori.com
本状はこれまで情報提供させていただいてきた関係者の方々に送付しております。今後の本状送付の
中止をご希望される方はお手数ですが下記の電話番号にご連絡くださいますようお願い申し上げます。
なお、
ご連絡の無い方にはご同意を得たものとさせていただき、
引き続き情報提供をさせていただきます。
弊社では関係者の方々の個人情報は関係法令を遵守し大切にお取り扱いさせていただきます。
株式会社小森コーポレーション ソリューションビジネス推進部 TEL.03-5608-7806
特集!!
drupa2016
●2016.5.31(火) ∼ 6.10(金) ●デュッセルドルフ見本市会場 KOMORIブース:第15ホール
●メーンテーマ:OPEN NEW PAGES ●サブテーマ:Connected Print
出展機・出展商品
KOMORIは日本の印刷機メーカー最大のブースを確保し、オフセット印刷機・デジタル印刷機・ポストプレスなどの「ハード
来る5月31日から11日間、drupa2016 - 国際印刷・メディア産業展が開催されます。
昨年のIGAS2015からdrupa2016へ。KOMORIは、drupaにおいても「OPEN NEW PAGES」をメー
商品群」、それらを統合管理する「ソフト商品群」、品質・生産性を支える「K-Supply 商品」を出展します。そして、それらがつ
ながっていくことで生み出される価値やソリューションの実演を通して、新たなビジネスモデルの提案を行います。
ンテーマに掲げ、IGASの内容を進化させて、お客様のさらなる利益拡大・生産性向上に貢献できるソリュ
出展内容
リスロンGX40(菊全判6色機、コーター付)
ーションをご提案いたします。
リスロンGX40RP(菊全判8色両面機)
H-UV/H-UV L (LED)
搭載オフセット印刷機
リスロンG37(A全判4色機)
NEW
リスロンG29(菊半裁寸延5色機、コーター付)
インプレミア IS29(UVインクジェットデジタルプリンティングシステム)
デジタル印刷機
インプレミア NS40(ナノグラフィックプリンティングシステム)
ワークフロー
カラーマネジメントシステム
管理ソフト
ポストプレス
さぁ、新しいページを開きましょう!!
NEW
K-Station 4(印刷工程管理ソフト)
NEW
NEW
NEW
K-ColorSimulator 2(スキルレスカラーマッチングソフトウエア)
KP-Connect(KOMORIソリューションクラウド)
NEW
アプリシア CT137(四六全ワイドプログラム油圧クランプ大型断裁機)
NEW
インキ、消耗品、資材
K-Supply
DCブロアー、リアルタイム稼働モニター
○コーナー展示: KOMORIの事業展開や企業活動を4つのコーナー展開で紹介します。
KOMORIはオフセット印刷機専業メーカーから、プリントエンジニアリングサービスプロバイダー
● K-Supply /サービスコーナー ● KOMORI Ecologyコーナー ● オフ輪・シャンボンコーナー ● プリントギャラリー
(PESP)へと大きく進化します。印刷に関連するオフセット、デジタル、PE(プリンテッド・エレクトロ
○ワールドパーティー:会期中にフォーラムを開催します。
ニクス)、資材や機材など、すべてのソリューションの提供を通して、印刷の新たな可能性を広げていき
○「drupa2016視察ツアー」「drupa2016研修ツアー」
を実施します。
ます。
さらに、KOMORIは
“Connected Print”
で革新的に進化します。
Connected Printによってすべての事柄や機能がつながれば、新しい価値が生まれます。オフセットと
KOMORIブースでは、新たな成長を目指した高付加価値印刷やデジタル印刷への事業拡大、プリントメディア企業へのチャレ
ンジなど、お客様が印刷の新たなページを開くヒントを取り揃えています。ぜひ、新しいページをご体感ください。
デジタル、ハードとソフトなど、全印刷工程がつながり、そして、お客様とKOMORIがクラウドなどに
より密接につながることで、新しい価値やソリューションを創り出し、より豊かな印刷コミュニケーショ
ンを実現していきます。
様 々 な ビ ジ ネ ス シ ー ン に お い て、 お 客 様 が 新 た な ペ ー ジ を 開 く た め の お 手 伝 い が で き ま す こ と を
KOMORIは願っております。皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。
PESPとは?
(Print Engineering
Service Provider)
H-UV
Innovative
Curing
System
出展のオフセット印刷機にはすべて H-UV が搭載されています。
H-UV 導入ユーザーの声
「すぐに裏面印刷・ドン天印刷・後加工ができる」
「キズ・コスレ・裏移り・ドライダウンを解消できる」
「特殊原反・フィルムなど高付加価値印刷ができる」
「油性に近い光沢・ツヤ・グロス感が表現できる」
「多品種・小ロット・短納期に威力を発揮」
「リピートや印刷立ち合いにスムーズに対応できる」
「厚紙対応・パッケージ対応ができ、仕事の幅が広がる」
KOMORIは、オフセットとデジタル、ハ
ードとソフトなどを『つなぐ』ことによ
り、最適な組み合わせや新たな価値を生
み出し、総合的なソリューションを提供
LEDタイプ
するプリントエンジニアリングサービス
̶新登場!̶
プロバイダー (PESP)を目指しています。
KOMORIは、お客様のご要望・ご要求に
対して最適な設備・仕組みを提案するこ
とにより、お客様のお役に立つコーディ
おかげ様で、世界中で600台以上※が稼働!
日頃のご愛顧に心より感謝申し上げます。
※2015年12月末日現在
2009 年の発売以来、全世界で 600
台以上が稼働している H-UV に、LED
が加わりました。
この H-UV L (LED) は、drupa2016 の
KOMORI ブースにて LITHRONE G37
の 4 色機に搭載して実演をします。
ネーター役に進化していきます。
1
2
H-UV/H-UV L (LED)搭載オフセット印刷機
NEW
H-UV搭載菊全判6色オフセット枚葉印刷機、コーター付
H-UV L (LED)搭載A全判4色オフセット枚葉印刷機
パッケージ印刷や特殊印刷に最適な最新鋭の菊全機
PDF照合装置*
コンパクトでありながら菊全まで対応できるA全判機
0.06 ∼ 1.0㎜の幅広い紙厚に対応し、新たな給排紙性能の
イメージセンサーにより印刷物の画像を取り込み、刷版デー
A全判機でありながら菊全まで対応できる640㎜×940㎜
ーバーを入れて色の管理ができるため、高品質なページ物印
徹底追求により最高印刷速度18,000回転の安定稼動を実
タとの照合を可能にします。これにより初刷りの段階で印刷
の最大紙寸法。H-UV L (LED)搭載の速乾印刷で、出版や商
刷には最適です。
現。ますますニーズが高まる厚紙・パッケージ印刷を強力に
の文字欠けなども確認でき、生産ロスや不正紙の流出を防止
業印刷など薄紙・厚紙の幅広い印刷ニーズに威力を発揮。特
バックアップするPDF照合装置*、シートナンバリングシス
できます。
に、A4や米レターサイズの8面付けでも、余白にCMSカラ
テム*やマスク自動作成ソフト*などの各種機能・システムを
シートナンバリングシステム /マスク自動作成ソフト
新たに搭載しています。
シートナンバリングシステムは、フィーダーボード上でシリ
LITHRONE GX40 基本仕様
型式
最高印刷速度
GLX-640
18,000sph
最大紙寸法
750㎜×1,050㎜
最大印刷寸法
740㎜×1,040㎜
紙厚寸法
版寸法
0.06㎜∼ 1.0㎜
*
*
LITHRONE G37 基本仕様
型式
GL-437
アルナンバーを打ち、欠点と損紙の突き合わせを可能にし、
最高印刷速度
品質管理 (トレーサビリティー ) の強化に貢献します。また、
最大紙寸法
640㎜×940㎜
最大印刷寸法
620㎜×930㎜
打ち抜きデータから事前に検査領域を自動的に作成するとマ
15,000sph
紙厚寸法
0.04㎜∼ 0.6㎜
スク自動作成ソフトとの連携により、ブランクス単位での品
版寸法
700㎜×945㎜
質管理も可能です。
※drupa2016以降、順次販売予定
811㎜×1,055㎜
NEW
H-UV搭載菊半裁寸延5色オフセット枚葉印刷機、コーター付
高度化・複雑化するニーズにハイレベルで応える菊半裁機
文中*=オプション
最高印刷速度16,500回転、厚紙にも高速安定性を発揮。
ドタイムの削減を実現し、多種多様な高付加価値印刷にも柔
近年高まっているH-UV印刷にもベストマッチの高品位印刷
軟に対応します。
を可能にします。さらに、最新の各種システムや自動化装置
の搭載で、さらなるショートメイクレディーとトータルリー
LITHRONE G29 基本仕様
H-UV搭載菊全判両面8色オフセット枚葉印刷機
型式
オフセットオンデマンドの世界を広げる両面ワンパス機
オフセットオンデマンド対応の最新鋭の両面専用機。革新的
LITHRONE GX40RP 基本仕様
型式
GLX-840RP
最高印刷速度
18,000sph
なテクノロジーの新機軸を随所に採用。用紙反転のない両面
最大紙寸法
750㎜×1,050㎜
ワンパス構成は、紙尻余白不要で用紙サイズを最小限に抑え
最大印刷寸法
740㎜×1,040㎜
て用紙コストの削減に貢献します。最先端のショートメイク
レディーとH-UVの速乾印刷で、究極の小ロット・短納期対
紙厚寸法
版寸法
0.04㎜∼ 0.5㎜
最高印刷速度
GL-529
16,500sph
最大紙寸法
530㎜×750㎜
最大印刷寸法
520㎜×740㎜
紙厚寸法
0.04㎜∼ 0.6㎜
版寸法
605㎜×760㎜
※drupa2016以降、順次販売予定
811㎜×1,055㎜
※18,000sph仕様は、drupa2016以降、順次販売予定
応を実現します。
ポストプレス
NEW
四六全ワイドプログラム油圧クランプ大型断裁機
最新の安全対策と使いやすさを追求したKOMORIの断裁機
KOMORIでは、後加工機のアプリシアシリ
ーズをラインアップ。用紙断裁、仕上げ断
K-Supply商品
裁などに使いやすい幅広の断裁間口を備え
実演はすべてK-Supply商品を使用して行います。
H-UV印刷に最適なK-Supply商品
K-Supply商品:インキ・湿し水・洗浄液・洗浄布・ローラー・ブランケットなど、
KOMORI標準の専用消耗品。特に、K-Supplyインキは、H-UV印刷に最適な硬化性・
品質・汎用性・経済性をハイレベルに備えたKOMORI標準の紙用インキです。
3
テーブル幅
安全性・操作性・機動性を兼ね備え、優れ
テーブル高さ
た生産性とコストパフォーマンスを発揮し
最大断裁高さ
ます。
実演の断裁はすべてアプリシアCT137で
K-Supplyインキ
K-Supply商品
Apressia CT137 本体仕様
ながら、コンパクトな機械サイズを実現。
行います。
最大断裁幅
最大断裁長
クランプ荷重
2,900㎜
900㎜
165㎜
1,370㎜
1,450㎜
1,500 ∼ 45,000N
(153 ∼ 4,589kgf)
4
デジタル印刷機
Connected Print with ICT
NEW
KOMORI ICT Solutionsは、最新のICT技術を用い、印刷製造プロセスを
「つなぐ」ことによって、工程の見える化、自動化、
省力化を実現し、印刷会社の生産性の向上を強力に支援する印刷機メーカー KOMORIならではのソリューションシステム群の
総称です。
29インチ枚葉UVインクジェットデジタルプリンティングシステム
NEW
高品質・高信頼性・安定性を実現するプロ仕様のデジタル印刷機
印刷会社
最大紙サイズ585×750㎜に対応する最新鋭のデジタル印
≪Impremia IS29の優位性≫
KOMORIソリューションクラウド
刷機。通常のオフセット印刷用紙に対応できる幅広い用紙
○UVインクジェット技術により特別な用紙が不要
クラウドで、いつでも、どこでも、簡単に印刷稼働状況の見える化
適性と紙厚適性、速乾・両面ワンパス印刷・瞬時の後加工を
○いかなるプリコーティングも認証紙も不要
KP-Connectは、安全なクラウド環境で“印刷会社”と“KOMORI”が印刷機の
可能にし、多品種・小ロット・短納期を実現します。優れた
○幅広い紙厚寸法0.06 ∼ 0.6㎜ (片面印刷時)に対応
詳細な稼働情報を共有し、「印刷機稼働の見える化」を実現することで、生産性
階調再現・見当精度によりオフセットに迫る安定した高印刷
○オフセットに迫る高画質
の 向 上 に 寄 与 す る サ ー ビ ス で す。 お 客 様 自 身 で の 改 善 活 動 は も ち ろ ん、
品質を実現、商業印刷はもとよりパッケージ印刷にも威力
○UVインクにより速乾、瞬時に後加工が可能
KOMORIからもデータに基づき印刷機、印刷作業の改善方法を提案します。
を発揮します。簡単な操作で多彩なジョブチェンジに対
○オフセットと同様な高い表裏見当精度
応、生産性・効率性に優れたオンデマンド印刷を可能にし、
・フルバリアブル印刷が可能 ・最少損紙数
印刷ビジネスに多大なメリットをもたらします。
・最少時間でのジョブチェンジ ・簡単操作
ソリューションクラウド
稼働情報
品質情報
メンテナンス情報
エラー情報
NEW
印刷工程管理ソフトウエア
Impremia IS29 基本仕様
すべての印刷機のスケジューリングとワークフローオートメーション
K-Station 4は、MISと印刷機をつなぐインターフェースと
色数
4色
出力解像度
1,200dpi×1,200dpi
印刷速度
片面印刷時:3,000sph
バンスドオプション※でプリプレスとポストプレスのオート
両面印刷時:1,500sph
メーションを実現します。
最大紙サイズ
585㎜×750㎜
最大印刷寸法
片面印刷時:575㎜×735㎜
して、工程管理をデジタル化・合理化します。さらに、アド
MIS
※drupa2016技術展示
両面印刷時:575㎜×730㎜
紙厚
片面印刷時:0.06㎜∼ 0.6㎜
スキルレスカラーマッチングソフトウエア
両面印刷時:0.06㎜∼ 0.45㎜
オフセットとデジタルのハイレベルなカラーマッチングを実現
K-ColorSimulator 2は、各種プリンター※
で「オフセット印刷/ ISO Color」を再現す
Offset Presses
るKOMORIカラーマネジメントの中核シス
+
テムです。
NEW
40インチ枚葉ナノグラフィックプリンティングシステム
Impremia IS29
※EPSON インクジェットプルーファー、
Impremia Cシリーズ、Impremia IS29
≒
KOMORI
ICTSolutions
Solutions
KOMORI ICT
ナノ顔料による革新的なシステムのデジタル印刷機
独自開発のランダナノインクを使用した全く新しい印刷プ
現します。すべての既成印刷用原反(コート紙、上質紙、厚
ロセスのデジタル印刷機です。用紙の表面に瞬間的にイン
紙、プラスチック、特殊紙)が使用できます。
クが接着するため、高速で鮮明な耐摩耗性の高い印刷を実
現場で発生した異常を
管理者に通知することで
即時対応可能
オペレーターが
タブレットで
印刷・保守手順を確認
月次稼働状況を
分析し、
改善策を
討議できる
オフセット印刷と
デジタル印刷
手間なしカラーマッチング
NS-440 基本仕様
色数
4色
MIS
(C/M/Y/K:Landa NanoInk )
出力解像度
1,200dpi×1,200dpi
印刷速度
6,500sph
最大紙サイズ
750㎜×1,050㎜
紙厚
0.06㎜∼ 0.8㎜
RIP
外出先で
自分の仕事の進捗を
確認できる
MIS連携で2度入力なし
印刷進捗を見ながら
スケジューリング
プリプレス・ポストプレスの
自動化により、最少人数での
オペレーションが可能*
(多能工化)
*Advanced option
5
6
USER'S SUCCESS
お客様訪問
KG-911
H-UV両面機で新たな分野に挑戦
それにハイテク自
めていました。さ
昭和美術印刷㈱は、オフ輪の本社第
動化装置を搭載し
ら に、RPの ユ ニ
1・ 第2工 場、 枚 葉 の 上 中 工 場 を 有
ていますので、高
ット構成とH-UV
し、お客様の多様なニーズに対応しな
品質かつ短納期を
の組み合わせも最
「今は私と補助
業、本年45周年を迎えている。オフ輪
がら強い信頼関係を築いている。福井
維持しながら製
高です。表裏見当
員の2人で日勤だ
を主力とし、枚葉機や製本機など充実し
県内のお客様の多くは直取引で、企画
本・納品までを社
性が抜群に良くな
けの稼働です。速
た設備を持つ総合印刷会社である。チラ
制作から納品までを一貫して受注して
ります。紙の無駄
乾印刷で版換えや
シ、カタログ、パンフ、ポスター、書籍、
いる。県外は同業者中心でオフ輪が9
することができ、これは大きなメリッ
が少なく、紙の伸び縮みもない。後加
色調・濃度・見当
割以上を占めている。
トになります」と、導入の手応えを語
工の精度が高まり、会社の信用にもつ
などの調整を自動
られた。
ながります」と、多様な機動性の良さ
で全部やってくれ
を強調された。
ますので、品質管理に集中できます。
昭和美術印刷株式会社
昭和美術印刷株式会社は1971年創
雑誌、情報誌など、企画制作・印刷・加
工製本・配送までの社内一貫生産体制を
構築している。
代表取締役会長 小澤
宏一郎 氏
同社の印刷機は、主力のオフ輪が4
小澤 明 様
内でコントロール
浅田 邦夫 様
顔で語られた。
まだ2ヵ月の稼働であるが、小泉機
長に使い勝手を伺った。
小泉 秀雄 様
昨 年10月、IGAS2015の 出 展 機 で
台、枚葉は菊半4色機、他社製菊全4
斎藤副社長は営業の面から、
「RPは
あるH-UV搭載リスロンGX40RP(菊全
色機と今回増設したH-UV搭載リスロ
4Kカメラによる
RPは生産効率が良いため、CTP版の
紙は仕事内容によって枚葉紙とロー
判8色両面機)を導入。同時に印刷資材
ンGX40RP(菊全判8色両面機、以下
品質検査装置を備
出力が追い付かないこともあるという。
ル紙を切り替えています。乾きの悪
のK-Supply商品を採用している。その
RPで表記)の3台である。
え両面同時印刷で
浅田専務にコスト面についてお聞
い紙の仕事も増えています。早く操
RPは昨年9月のIGAS2015に出展
切り替え・版換え
きすると、
「コストで考えると、RPの
作に慣れて仕事量3倍を目標にしてい
された最新鋭機であり、同社はIGAS
が速い。頁物でも
方がオフ輪より安く上がるという通
きます。」
開催前に導入を決めていたという。
台数の多いものに
し数の分岐点があります。分岐点内で
は最適です。営業
あればRPで安く刷れます。コスト面
地元密着で企業力を高めていく
「H-UV搭載の両面機RPにロール紙
としてはRPの生産性と機動力、そし
も強みに受注増を目指しています」と
小澤社長に今後について伺った。
対応のロールフィーダーをプラスすれ
て品質の信頼度は強みになります。ロ
語られた。
ば、今までにない威力を発揮するだろ
ットに応じてRPとオフ輪の使い分け
うと直感しました。輪転が伸びない中
も行い、お客様にどのような形でお役
立上げからK-Supply商品を使用
RPの活用を広めていきます。また、
で、何をやっていくか、何か新しいも
に立てるかを考えながら、新たな受注
H-UV印 刷 とK-Supply商 品 に つ い
本機校正と本刷りをセットにして差別
のを探っていかなければならない状況
につなげたいと思っています。従来、
て伺うと、「H-UV印刷は、速乾です
化を図っていきたいと思っています。
にあります。若い人達のためにも、こ
枚葉の下請けは積極的にやっておりま
ぐに後工程に回せて短納期に対応でき
今後、中綴じライン増設や無線綴じ
れまでやっていなかった分野に挑戦し
せんでしたが、広く使っていただくた
ます。裏移り・キズ・コスレやドライ
PUR製本を導入して後加工の付加価
てみようと、導入を決めました」と小
めに
“同業者も大歓迎”とアピールして
ダウンなどトラブルがないのは非常に
値も高めていきます。
澤会長は、経営トップとしての決断と
います」と語られ、浅田専務は生産の
大きい」と浅田専務は語る。
今後への意気込みを語られた。
面から、
「従来機と比べると、今まで
小澤社長は、
「RPには立上げからイ
に密着して人脈や信頼、機動力やサー
の 仕 事 が4分 の1の 時 間 で 終 わ り ま
ンキをはじめ湿し水・洗浄液・H液など
ビスなどで絆を強め、お客様に当社の
オフ輪の中ロットに威力を発揮
す。しかも、枚葉紙にもロール紙にも
K-Supply商品を使用しているため、
価値を認めていただきながら企業力を
導入理由や成果について、小澤会長、小
澤明 代表取締役社長、斎藤徹 取締役副
社長、浅田邦夫 専務取締役、小泉秀雄
機長にお聞きした。
小澤会長に導入理由を伺った。
ロールフィーダーを装備して
H-UV搭載菊全判8色両面機を導入。
中ロット対応と新たな分野の受注増へ。
本社/福井県福井市玄正島町8-23-1
http://www.showa-art.co.jp/
TEL/0776-53-5353
斎藤 徹 様
「RPの生産効率は想像以上です。
ロールフィーダーを強みにしながら、
地方の印刷会社である当社は、地元
昨年10月、各種ハイテクノロジー
対応できるRPを持っていることは、
インキツボのメンテナンスサポートも
高めていくことに尽きます」と語る小
装置を搭載したRPが納入され、後日
輪転会社としては大きな武器になりま
してくれますし、すべてKOMORIに
澤社長は、より企業価値を高める社内
ロールフィーダーが取り付けられた。
す」
と、RPへの期待を語られた。
任せられるので安心しています」と笑
一貫生産の在り方を追い求めている。
同社主催で
「RPお披露目の内覧会」
を1月16日 に 開 催 し て い る が、90
機動性とコストを強みに受注増
社・250名ものお客様が来場し大盛
「内覧会の反響はすごかった」と言う
況であったという。
浅田専務は、
「今回のH-UVとロールフ
「先日の内覧会の反響に手応えを感
ィーダーの組み合わせは、メジャーに
じた」と言う小澤社長に、RPへの取り
なるのではないかと思うほど注目を集
組みについて伺った。
小澤社長は、
「小ロット・多品種化し
つつあるオフ輪の仕事の生産効率を高
めたい、というのがRP導入の理由の
一つです。実際に5,000 ∼ 2万通し
の中ロットには威力を発揮しています。
昭和美術印刷㈱ 本社・工場
7
K-Supplyインキ
「KG-911」
内覧会のH-UV搭載リスロンGX40RP(菊全判8色両面機)の実演風景
8
USER'S SUCCESS
お客様訪問
KG-911
新たな発想で年賀状事業を展開
片岡社長は、
「お客様と一緒に考え
す。しかも中質の
剥けが生じていたが、速乾のH-UV
総合商研㈱は、社名が示す通り
「総
て一緒に作ることが一番大事です。当
厚紙に小さい絵
機では全く問題がなくなり、時間的
合的に商業や商売、商流について研究
社にはデザイナーが約250人います
柄を刷るわけです
なロスが大幅に減少した。
する」ことを基本方針とし、お客様の
が、自分たちで付加価値を作らなけれ
から、水とインキ
○H-UV機は高速までの立ち上がりが
4つの印刷工場を有し、社内一貫生産で
販売促進活動や企業価値向上の支援を
ばならないという商品に対する哲学が
の幅が小さくなる
早く、少ない損紙で済む。また、
多様な印刷ニーズに応えている。印刷を
行っている。
浸透しつつあります」と語る。
ためにバランスが
UVランプの削減、インキミストの
総合商研株式会社
総合商研株式会社は、1969年創業。
事業の基盤にしながらも、新たなオンリ
片岡社長は、
「当社は、お客様と消
ーワンの販売促進を目指して事業展開を
費者の双方の利益になる事業サービス
H-UV機2台増設で生産力増強
社では、乾燥性を高めるとともに印刷
や商品を研究する会社であり、販売促
年賀状印刷は特殊印刷に特化した旭
品質をより安定させるために、H-UV
「これからはH-UV機を商業印刷に
機のK-Supplyインキ
「KG-911」を既
もフル活用していきます」と田中部長
は語る。
行っている。同社は商品企画や販売企画
の提案力を強みに、お客様と直接取引を
行うなど多大な信頼を築き上げている。
代表取締役社長 片岡
廣幸 氏
進支援企業と位置付けています。さら
難しい。さらに当
川工場がメーン工場となっている。
浜川 和奈 様
昨年10月、年賀状印刷に特化した旭
に、オンリーワンの商品やコンテンツ
「パック年賀状の需要は年々増えて
存機にも使用できないかテストしまし
川工場にH-UV搭載リスロンS26(菊半
を探して、需要ベースの事業に発展さ
いましたが、特に昨年の受注量が大幅
た。KOMORIにインキ改良をお願い
裁4色機)を2台増設。同時にK-Supply
せていくことが当社の事業コンセプト
に増えて一昨年の2倍になったため、
した結果、全機をK-Supplyインキに
インキ「KG-911」を採用し、既存機に
です」と語る。
印刷機の増設が必要でした」と片岡社
一本化できました。」
も使用している。その採用理由と成果に
ついて片岡社長、浜川和奈 執行役員生
産統括本部長、田中孝典 生産本部旭川
工場部長にお聞きした。
販売促進活動支援に強みを発揮。
H-UV機2台とK-Supplyインキで
年賀状事業の拡充と新事業の展開へ。
本社・工場/北海道札幌市東区東苗穂2条3丁目4-48
旭川工場/北海道上川郡鷹栖町8線西2号
http://www.shouken.co.jp/
TEL/011-780-5677
そんな事業展開の一つに年賀状事業
長は語る。
減少により生産効率・作業効率が高
まった。
新たなオンリーワンへの挑戦
片岡社長に今後について伺った。
H-UV機とKG-911により、スムー
「私は、コンテンツを創れる会社、
ズに問題なく刷れ、ヤレ紙や刷り出し
お客様に根付く、地域に根付く会社で
損紙も大幅に減少したという。
あることが大事だと思っています。で
がある。25年余の年賀状印刷の経験
従来の菊四2台・菊半1台、本社工場
から、年賀状を企画提案し、お客様の
のバックアップの菊四1台という外付
多様なニーズにお応えしながら付加価
けUV機の4台態勢では対応できなく
「年賀状印刷は、厳しい枚数管理・
すから当社では、困っていることを探
値のある事業に発展させている。
なったため、KOMORIの提案で昨年6
品質管理のチェック項目がたくさんあ
して企画して、作って売るまでのサポ
月にH-UV搭載リスロンS26の2台増
りますが、H-UV機2台導入は大成功
ートを実践しています。これまでに商
設を決め、10月に搬入されている。
です」と浜川本部長は語る。
品開発を行う味香り研究所や地方創生
片岡社長は、
「年賀状の特殊なデザ
インや印刷技法、絵柄などは、印刷物
と捉えるか、文化商材と捉えるかで展
片岡社長はH-UV機について、
「ス
「年賀状の7割近くをH-UV機で印刷
を行う㈱まち・ひと・しごと総研を設
開の広がり方は全く違ってきます。文
ピードは速いし、生産性は圧倒的に向
しました」と言う田中部長に、H-UV
立するなど、新たなコンテンツをもた
化という発想でパック入りの年賀状に
上しました。大幅な生産増にもかかわ
印刷のメリットを挙げていただいた。
らす事業を推進しています。
取り組んだことが付加価値の高い事業
らず、余裕で印刷できたのは画期的で
○インキの高い
情報誌やフリーペーパーの事業にも
につながりました」と発想の基軸の大
す」と笑顔で語る。
流動性によりツ
取り掛かっています。これまでとは違
ボ逃げや過乳化
う視点で新たな企画を立て、新しい事
業を掘り起こしていきます。
切さを語られた。
全機にK-Supplyインキを採用
がなくなり、オ
年賀状は2ヶ月だけの特殊印刷
「年賀状印刷に失敗は絶対許されな
ペレーターは撹
お客様の販売促進をサポートしトー
同社は、3枚・5枚入りパックの年
い」と言う浜川本部長に、H-UV印刷
拌などの手間が
タルソリューションを提供できるよう、
軽減され印刷に
今後も自社一貫体制でチャレンジしま
賀状を受注しており、その生産量は断
トツの日本一を誇っている。
への期待と成果について伺った。
「印刷会社向けの年賀ハガキは、4
パックの年賀状印刷は多品種かつ納
面付けで納入されます。A4くらいの
期厳守の特殊印刷。10月中旬から2
サイズを菊半裁機で刷ることになりま
田中 孝典 様
専念できるようになった。
○既存のUV仕様機では紙の反りや紙
す」と語る片岡社長は、新たなオンリ
ーワンに飽くなき挑戦を続けている。
ヶ月足らずの稼働にもかかわらず、広
い場所、物量に合わせた人員、そして
年賀状の前受け金が必要である。しか
も金券であるため、ヤレ紙や損紙の大
幅削減、厳しい管理も必要である。
さらに、同社は年賀状のデザインも
すべて自社開発しており、何千点もの
見本を制作し、直接お客様と打合せな
がら選定している。商品企画はもとよ
り販売や売り場など販売促進に関わる
企画提案も行っている。
総合商研㈱ 札幌本社・工場
9
K-Supplyインキ
「KG-911」
H-UV搭載リスロンS26(菊半裁4色機)
10
PESP USER'S SUCCESS
お客様訪問
株式会社エイエヌオフセット
山内 国弘 様
株式会社エイエヌオフセットは、旧学生援護会の印刷局を母体とし、学生援護会グル
岡田 愼一 様
ープ内の各機能(印刷・製本、システム開発・DTP・組版、編集・制作・デザインなど)
を統合し、グループより独立。首都圏・中部・関西に自社拠点を構え、全国に幅広いネ
ットワークを構築している。印刷物の企画制作・印刷をはじめ、販促品の企画制作、デ
ータベース構築、Webコンテンツ制作、映像制作、イベント企画・運営など、お客様
の多様なニーズにきめ細かなサービス対応で信頼を得ている。
同社の主力はオフ輪であるが、小ロットの内製化と付加価値化を図るために、昨年
11月、デジタル印刷機Impremia C100および断裁機・紙折機を同時に導入した。そ
の導入経緯や成果について、井上社長、山内国弘 制作担当次長、岡田愼一 本社制作課
課長代理にお聞きした。
Impremia C100
代表取締役社長 井上 裕之
氏
本社/東京都板橋区新河岸2-5-10
http://www.anoffset.co.jp/
TEL/03-3938-9811
DUPLOの紙折機
ホリゾンの断裁機
お客様の付加価値ニーズにきめ細かく対応するために Impremia C100を導入。仕事の幅を広げて収益向上。
デジタル印刷適性のニーズ増で内製化を決意
㈱エイエヌオフセットは、お客様の販売促進活動に関する
製化して仕事の幅を広げようと思い、デジタル印刷機の導入
を考えていました」と語る。
プランニングから実施までの幅広いニーズに対応している。
導入から10年経過した既存設備は旧機器のため、最新の
企画提案においてはワンストップクリエイティブの一貫企画
デジタル印刷に要求される品質・コストなどを満たせなかっ
制作体制、生産においては印刷・加工・製本・納品・分析ま
たという。
発揮している。
る。同部門では、営業やお客様と打ち合わせながら企画を考
え、デザイン・制作・出力までを行っている。
山内次長にImpremia C100の導入成果について伺った。
○オフセットに近い仕上がりで安心感がある。それにトラブ
ルが生じた時もすぐに対応してくれるので安心。
から大ロットまですべてを提供する会社に適したオンデマン
○インラインの中綴じは精度が高く、お客様の評価も高い。
○加工まで一気通貫できるため短納期に対応でき、お客様に
井上社長にImpremia C100の導入理由を伺うと、「本格
ド機ですね。小ロットをメインに様々な紙質・紙厚に対応し
ています。最近はナンバリングや追い刷り、バリアブル印刷
ある広告会社”だと考えています。お客様が販売促進活動に
ト・デジタルを問わず、加工も含め印刷業全般を良く知る
が増えています。さらに、350gまでの厚物ができるため、
おいて何を求めているのかを的確に理解し、お客様の先のエ
KOMORIであれば、デジタル印刷機の活用や様々な事例に
パッケージの試作やサンプル、極小ロットのPOPを作成する
ンドユーザーの目線をも捉えてセールスプロモーション全体
ついてサポートが得られると考え、直ぐに導入を決めまし
など、お客様の販売促進の展開も大きく広がっていきます。
」
の企画をお手伝いさせていただくことが私たちのスタンスで
た」と笑顔で語られた。
同社はオフ輪が主力であり、直接取引のお客様が多い。お
が速いので、ストレスなく作業ができる。
Impremia C100 導入で収益性の高い事業展開へ
的なデジタル印刷機の取り組みは初めてですが、オフセッ
プロの仕事だと思っています」と基本姿勢を語られた。
○誰でも動かせる機械。タッチパネルで操作でき、スピード
○仕上がりに関して品質面でクレームがついたことはない。
広告代理店の経験を持つ井上社長は、「当社は“機械設備の
す。様々な視点でより質の高い提案を行うことが情報伝達の
Impremia C100の導入と同時に、付加価値を高め仕事の
幅を広げるために加工機のホリゾンの断裁機とDUPLOの紙
導入初月に早くも数十万枚通しているが、この機械の生産
性はこんなものではないと山内次長は言う。
とって最大のメリットになっている。
○中綴じ冊子など本刷り前に見本作成のオーダーが増え続け
ており、営業の強みとなっている。
きちんと変化できる人材がいる会社にしたい
井上社長に今後の取り組みについて伺った。
「表裏見当合わせやRIP処理の時間が非常に速い。短納期
「当社の社是は『日々新たなり』です。お客様ニーズも日々
に対応でき、お客様に様々な付加価値加工をトータルで提供
変化しています。当社の強みであるデータシステムや組版な
客様のセールスプロモーションにはプランニング段階から携
「KOMORIのデジタル印刷機ということが決め手です。今
できるようになります。小ロットものを単に刷るだけだと大
ど情報システムに加え、クリエイティブなどの制作ノウハ
わっており、場合によってはお客様の企画部門に常駐する形
回、CMSのK-ColorSimulatorは入れていませんが、今後
きな利益は生みませんが、様々な加工をはじめ丁合・封入・
ウ、デジタル、後加工機など印刷工程の組み合わせで、お客
で対応している。印刷だけでなく、広告やウェブ、映像、イ
増設する際に、オフセットとの色合わせや追い刷りを考えた
発送など色々な付加価値が数珠つなぎのように付けられま
様のニーズに合ったサービスをパッケージ化した商品開発を
ベント企画・運営など色々な企画にも応じている。
時にKOMORIのシステムに統一することもでき、今後オフ
す。Impremia C100は単なる出力機ではなく、
“付加価値
推し進めます。印刷だけでなく、最終形までイメージした形
セット・デジタル両方にニーズを持つお客様にシームレスに
のハブ”として捉えています。その真価をさらに発揮できる
で内製化を行いたいと考えています。
対応することができるはずです」と井上社長は語る。
ようにしていきたいと思っています」と山内次長は笑顔で語
しかしながら、企画当初から携わっているにもかかわら
ず、小ロットの仕事についてはあまり社内に取り込んでこな
かったという。
11
同社ではプリプレス部門がデジタル印刷機を担当してい
に導入メリットを挙げていただいた。
「オフセットライクな品質も導入の決め手です。小ロット
での一貫生産体制を整えている。「伝わるをもっと」をスロー
ガンに、お客様の伝えたい想いを形にする企画提案に強みを
お客様のプロモーションの可能性を広げたい
折機を導入している。
Impremia C100の導入で内製化できる仕事が増え続けて
井上社長は、「今まで外注していた小ロットものやデジタ
おり、営業はお客様のニーズを受け止め、デジタルの付加価
ル印刷適性のある印刷物のニーズがどんどん増えてきまし
値を提案しながらプラスアルファの仕事を積極的に受注する
た。そこでお客様のニーズにきめ細かく対応し、少しでも内
ようになっているという。
られた。
そして何よりも、日々変化・進化していく時代に、きちん
と変化できる人材がいる会社にしたいのです」と語る井上社
長は、お客様の想いを正確に伝えるために、印刷を超えた情
C100はお客様の大きなメリットになっている
報伝達のあり方を追い求めているようだ。
Impremia C100を直接運用している担当の岡田課長代理
12
TOPICS
トピックス
新春内覧会
「KGC OPEN NEW PAGES SHOW 2016」
Impremia IS29と ユ ー
クリッドなどのデジタル
新しいページを開く販促のビジネスモデルを多彩に展開
システムを使用すれば、
2月4日・5日の両日、つくばプラントのKGCにおいて新春
実演では、印刷機をつなぐ印刷資材K-Supply商品(インキ、
で行うことができます。
内覧会「KGC OPEN NEW PAGES SHOW 2016」
を開催
湿し水、洗浄液など)を使用し、プリプレスからポストプレ
しました。内覧会では、最新鋭の印刷機3台とデジタル印刷
スまでをつなぐ工程管理ソフトウエアK-Station 4によりタ
システムG38のシート出し印刷で経営の効率化
機1台、さらに各種後加工機を駆使して、
〈商業印刷および
ブレットを使用して印刷作業を進行しました。また、最終製
システムG38は、ロール紙をシート出しで印刷し、中小ロ
パッケージ印刷におけるオフセット/デジタルを用いた販売
品 ま で つ な ぐ 後 加 工 の 四 六 全 ワ イ ド の 断 裁 機Apressia
ットまで対応可能。機械全長20mの両面8色の枚葉機と同
促進〉の多彩なソリューションを実演しました。
CT137を紹介しました。
等の機械サイズながら、最高印刷速度30,000sph、その生
実演機:
出力から加工までを数分
産性は圧倒的な実力を発揮します。
H-UV搭載リスロンGX40RP(菊全判8色両面機)
Impremia IS29ならではのビジネスモデルを展開
H-UV搭載リスロンG40(菊全判6色機、コーター付)
Impremia IS29でしか刷れない広色域の印刷物や高付加価
H-UV搭載システムG38(A横全判両面機)
値印刷など、新たなページを開くのにふさわしいビジネスモ
Impremia IS29(UVインクジェットデジタル印刷機)
デルをご覧いただきました。
お菓子箱の印刷から成型までを実演
JOB① : パッケージ6面付けの4色+特色金+コーター
ニスのお菓子の箱を18,000回転で速乾印刷
※実演では、PQA-Sとシートナンバリングシステムに
よる不良紙の検出と、PDF照合に
よるデータと印刷物の照会をご覧
いただきました。
後加工 : ○打抜機Apressia DC105で抜き加工
○マスターブランカーでムシリ作業
○フォルダーグルアーで箱に成型して完了
後加工機:
Apressia CT137(断裁機)、Apressia DC105(打抜機)、
ユークリッド(デジタルダイカット&クリーシング)など
■Apressia DC105(菊全判寸延び自動平盤打抜機)
≪コマーシャルプリントの実演≫
両面印刷の立ち上がりの速さ
リスロンGX40RPで素早い切り替えの両面印刷
紙幅880㎜のオーロラコート紙を使用し、2つのカタロ
グのシート出し印刷を連続して実演
リスロンGX40RPは、薄紙から厚紙まで多様なニーズに対
応、小ロット・短納期の高生産性で仕事の幅を広げます。
実演機は、自動プリセットを行うKHS-AI、全色同時刷版
交 換 装 置A-APC、自動版見・色調整を行う品質検査装置
PQA-S V5を搭載。また、所要時間や各ユニットの濃度を
モニター表示しながら実演を行いました。
4つのジョブでビジネスモデルを実演
JOB① : リスロンGX40RPのJOB①と同じ絵柄を同
じ紙を使用して1,500sphの反転印刷
1セット2枚×5部=10枚を約20秒で出力
※オフセットとのカラーマッチング(CMSソフトウエア
K-ColorSimulator 2によりオフセットとデジタルの
近似した色合わせをご確認いただきました)
JOB② : A2ポスターを色の鮮やかなRGB広色域と
CMYKジャパンカラーで3種類ずつ出力
6枚セット×5部=30枚を約30秒で出力
JOB① : あらかじめセットした
版 で 素 早 く 立 ち 上 げ、
30,000回 転 で 速 乾 両
面印刷1,000枚
※リスロンGX40RPの印刷物と比較して、枚葉機に近
い品質の高さをご確認いただきました。
∼ジョブ切り替え:切替時間は5分14秒∼
切り替え作業は次のジョブ開始まで全自動で進行
JOB② : 切り替え終了後、自動的
にスタート。素早い立ち
上がりの30,000回転で
1,000枚印刷
最大7,500回転で打抜き、筋押し加工。パッケージソリ
ューションにフォーカスしたプラテンタイプの打抜機。
Impremia IS29の多様な用紙・紙厚への対応性
小部数のお菓子箱の出力、RGB広色域を用いたお菓子箱と
厚紙ポスターの3つのジョブを通して、幅広い色表現や用紙
切り替えの対応性などをご覧いただきました。
3つのジョブでビジネスモデルを実演
JOB① : 季節限定版のお菓子箱のパッケージ3種類を
0.35㎜のユニフェース紙を使用し、3,000sph
でストレートのバリアブ
ル出力
3 種類×10枚=30枚を
約30秒で出力
≪2つのジョブを10分10秒で終了≫
3つのジョブを連続して実演
オーロラコート紙を使用し、3つのジョブをノンストッ
プで連続して実演
JOB① : あらかじめセットした時計の絵柄を16,500
回転での速乾両面印刷200枚
∼ジョブ切り替え:切替時間は3分21秒∼
JOB② : カタログを刷り出しから本生産速度の素早い
本刷りで200枚印刷
∼ジョブ切り替え:切替時間は3分20秒∼
JOB③ : 本刷りの両面印刷200枚
≪3つのジョブを
9分57秒で終了≫
13
JOB③ : ポスターの店名差し替えをバリアブルで出力
3つの店名×10部=30枚を約30秒で出力
∼反転両面への切り替え、紙厚の切り替え∼
JOB④ : 紙厚0.35㎜のカタログケースを両面印刷で出力
表・裏×10枚=両面10枚を約20秒で出力
リスロンGX40RPと同じ絵柄を印刷し、枚葉機とのカ
ラーマッチング精度の高さもご確認いただきました。
ハイコン社のユークリッド(デジタルダイカット&
クリーシング)でカタログケースの成型
システムG38は、ロール紙印刷に対応できるよう、見当合
JOB② : リスロンGX40のお菓子箱と同じシリーズの絵
柄を、RGB広色域でパッケージサンプルを出力
3枚セット×10部=30枚を約30秒で出力
わせ・基準濃度合わせを一度で完結させ、印刷プロセスを自
動化するインラインの装置・システムを搭載しています。
≪パッケージプリントの実演≫
後加工 : 出力したカタログケース
をユークリッドによりレ
ーザーカットで微細加工
して完成
リスロンGX40と後加工でパッケージの完成品
∼厚紙から薄紙に切り替え∼
JOB③ : ラフグロス系の用紙に切り替えて、A2ポスタ
ーを広色域RGBで出力
4枚セット×5部=20枚を約20秒で出力
H-UV搭載リスロンGX40では、刷り上げた印刷物をポスト
KOMORIが目指す
プレスに回して、一貫生産ラインでパッケージ印刷を完成品
オフセットとデジタ
に仕上げるまでの実演を行いました。
ルの融合は、必ずや
ハイコン社製のユークリッドは、罫線を生成して筋入れを
また、パッケージ対応のシートナンバリングシステムや
皆様のビジネスの新
行い、レーザーによって高速で高品質なカットを実現する
PDF照合装置を搭載して、高品質が要求されるパッケージ
しいページを開くも
デジタルカッティング&クリーシング(筋押し)システム。
の品質維持・管理への対応をご覧いただきました。
のと確信しています。
■ユークリッド(デジタルダイカット&クリーシング)
14
KOMORI SERVICE
サービス部からのお知らせ
「マルチプレーヤーを目指します」
株式会社ユーメディア−KPM(小森式予防保全)の成功事例<Vol.38>
スタッフの皆さんは語っています。
予防保全計画とマルチプレーヤーで次世代へ
庄司陽一機長は、
「予防保全をやっ
て異常が判るように
表1:H-UV・UV枚葉機の生産性比較表
枚葉機
なりました。異音は
総通し枚数
版数
C能率
勤務時間
55期
2013/10 ∼ 2014/9
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
56期
2014/10 ∼ 2015/9
106.0%
108.1%
132.6%
95.5%
増減
6.0%増
8.1%増
32.6%増
▼4.5%
表2:油性枚葉機とH-UV・UV枚葉機の比較表
株 式 会 社 ユ ー メ デ ィ ア(今 野 均 社
ため、
『繁忙期に機械を止めないで稼
生産性はC能率で63.6%増です。勤
五 感 で すぐ 判 り ま
長、宮城県仙台市)は1960年創業、
ごう!』を合言葉に全社一丸となった
務時間は25.4%も減少しています。
す。不具合をピック
今年56周年を迎えています。1992
のです。12月・1月の繁忙期のフル稼
し か も、品 質 事 故 が 件 数 で85.1 %
アップすれば、上司
年に事業領域拡大と「総合コミュニケ
働に備え、8月にKOMORIサービスか
減、金額で78.9%減という、経営効率
がすぐにやってくれ
ーション企業」を目指して現在の社名
らの機械点検と不具合部一覧の提出、
に大きな成果をもたらしました。トラ
るのでストレスはありません。」
に改称し、現在では印刷・出版・広告
9月にそれに基づいた計画作成、10月
ブル検品によるムダな人件費も百万円
のみならず、今や売り上げの3分の1
に社長・経理担当と打ち合わせ、11
単位で削減できたといいます。
を占めるまでに実績を重ねてきたウェ
月に予防修繕を実施します。そして繁
安部秀樹印刷製造部部長は、「UV
されているので、経
むと機械が止まりますから、休みがと
ながプライドを持っていますよ」と、
ブ・マーケティング・イベント・地域
忙期にフル稼働して、生産高の最高記
化と多様な人員配置や変則時間勤務
験が浅くても誰でも
りにくかったのですが、今は人員配置
部下の成長を笑顔で語っています。
で対応できます。」
設備
庄司陽一機長
鈴木健司課長代理は、
「機械コンディ
総通し枚数
版数
C能率
勤務時間
品質事故件数
品質事故金額
48期
2006/10 ∼ 2007/9
油性機
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
56期
2014/10 ∼ 2015/9
UV対応機
115.4%
102.9%
163.6%
74.6%
14.9%
21.1%
増減
15.4%増
2.9%増
63.6%増
▼25.4%
▼85.1%
▼78.9%
ションは常に標準化
そして安部部長は、
「少数精鋭型で
づくりなど、様々なサービスで顧客や
録を毎年出し続けてきたのです。さら
などにより、待ち時間をなくし、一
回せます。私はスキ
地域に貢献し、「次世代型印刷会社」の
に、予防保全3カ年計画を作成して3
気に印刷する体制ができています。
ル総ポイントが一番
可能性を追求しています。
年先まで計画化と予算化をしました。
さらにスキル表を見える化し、全員
上なので下から抜か
鈴木健司課長代理
印刷の奥深さを感
す。機械的スキルはできましたので、
10年前は緊急の部分を対応すること
のレベルアップを図ったのです」と語
れないようにプレッシャーはあります
じています。今年は
さらにマネジメントが作れれば、完
よ(笑)。今は8色反転機の完全マスタ
勉強して機長にな
成です。そうすれば人事計画につなが
ーとCTP出力が目標で、マルチプレ−
ります。そしてオフ
っていきます」と将来設計を語ってい
ヤーを目指します。」
セット2級技能士の
ます。
今野均代表取締役社長は、
「印刷を
っています。
基盤とした製造業と、自社の強みを生
が多かったですが、今は中長期の状況
かした主体的な事業展開。この両輪を
を考慮しながら重要度や優先順位を決
バランスよく回していくことが重要と
めて取り組んでいます。予算化が好循
スキル表作成でレベルアップ
考えています。お客様や地域が抱える
環につながり、会社の中期計画にもリ
図1の「57期 印刷チーム・デジタ
新田大輔機長は、
「スキル表のポイ
課題を解決するために、多様な人材が
ンクし、経営の見える化と安定化に寄
ルプレスチーム スキル表」は、マルチ
ントが給料に反映
前向きに挑戦しながら仕事をしていま
与しているのです」と語っています。
プレーヤーを育成するために作成さ
するのは、本人の努
表1の「H-UV・UV枚葉機の生産性
れ、見える化したものです。スキル度
力次第ですからい
比較表」は、56期は55期を大きく上
合いを4段階のポイント制にして総ポ
す」と語っています。
が、それ以降は増収増益です。震災以
佐々木常務は、
「品質事故が起きた
のが、今につながっています。今後も
時の顔つきや謝り方が違ってきまし
この道で進みます」と、今後への思い
た。悔しさがにじみ出ています。みん
を語っています。
ペレーター固定で
同社では予防保全活動を10年以上
しています。特に総通し枚数6%増で
標が赤丸で示され、ポイントアップが
したので、自分が休
前から進めてきましたが、2011年の
すが、勤務時間は4.5%も減っていま
査定評価に直結しています。
東日本大震災以降は特に強化しました。
す。C能率(総通し枚数÷稼働時間)が
図1:57期 印刷チーム・
佐々木弘知常務取締役生産本部長
32.6%増で生産効率が大きく上がっ
デジタルプレスチーム スキル表
新田大輔機長
《予防保全の大切さ》
コラム
印刷機に水が流入した!
<重大事故事例 その3>
∼ 湿し水循環装置とローラー冷却装置のメンテナンスは大丈夫ですか?∼
ていましたので、大震災からの立ち上
佐々木常務は、「KOMORIの東北営
がりが非常に早くできました。震災が
業所のメンバーは、常に機械状態を把
印刷機の“水害”は、湿し水循環装置やローラー冷却装置からの水
キーになりました。どの会社にも繁忙
握してくれていますから、早い、安
漏れです。水舟やホースの亀裂による水漏れは、シリンダーに落
期がありますが、弊社は12月・1月・3
い、レスポンスがいい、そして効果が
ちれば錆を発生させ、放置すれば腐食が進み陥没します。印刷障
月です。その時期は協力会社も繁忙期
ある。この予防保全推進体制を作れた
害を引き起こし、最悪の場合シリンダー交換にまで行きつきます。
で機械が止まっても仕事を振ることが
ことが、成功を支えています」と語っ
もし、漏れた水がオイルバス内部に流入した場合は、「水の混ざり
できません。これが大きなロスになる
ています。
モチベーションアップのために、みん
今野敦之代表取締役会長は、
「大震
災の時は大きな被害に遭い赤字でした
いことです。昔はオ
イントを出しています。各自の今期目
伊藤真一リーダーは、
「スキル表は
佐々木大騎サブ
ます。」
降、予防保全を前面に押し出してきた
回り過去最高を達成していることを示
ているからです。
試験を受け、合格し
すべてを回せるようにしていきま
「今後も予防保全で進みます」
予防保全計画で毎年生産高更新
は、
「予防保全という考え方が浸透し
佐々木大騎サブは、
「3年目ですが、
水舟・ホースに破れや亀裂などはないか?
合った潤滑油 (透き通った色が濁る)」となり、ギアやベアリング
の摩耗を進めてしまいます。またローラー冷却装置のロータリー
ら、機械の電源を落とすと給油
ジョイントがオイルバスの上部にある印刷機械の場合は、ロータ
ポンプが止まるため、
「水の混
リージョイントからの水漏れは、即座に「水の混ざり合った潤滑
ざり合った潤滑油」はオイルバ
油」になります。
スにすべて落ちてしまいます。
H-UV対応で経営効率アップ
なの意見を取り入れながら改良を加
同社の印刷機は、東日本大震災前は
え、現在の総ポイント制になりまし
枚葉・輪転とも油性でしたが、徐々に
た。各自の目標がはっきりし、公正な
水漏れに気づいたら即座に水道の元栓を止め、水をふき取って錆止
ベアリングの水に濡れた部分が
UV機への改造や再編を進め、現在で
評価が受けられるので、モチベーショ
めを行い、オイルバスに流入していないか点検してください。流入
直接空気に触れるため、錆びて
は枚葉機はH-UV搭載機やECO-UV後
ンが上がり、レベルアップが進んでい
していたら即座にフラッシングと潤滑油交換を行ってください。な
しまうのです。もし油交換がで
付機とすべてUV化を果たしました。
ます。ローテーションで機械を担当さ
お、
「水が混ざり合った潤滑油」
になっているのに気づかずに、機械
きない場合は、機械の電源を絶
表2の「油性枚葉機とH-UV・UV枚
せますので、機械の故障やコンディシ
の電源を落として数時間放置すると、ベアリングなどが錆びる重大
対 落 と さ な い で、KOMORIサ
葉機の比較表」は、震災前の順調であ
ョン維持は私の責任です」と自信に満
事故に発展します。一千万円を超える被害も出ています。なぜな
ービスに相談ください。
った48期と56期を比較したもので、
ちて語っています。
正常なオイルゲージの写真。
量が増えていたり濁っていれ
ば、水が入り込んでいる!
リスロンG40のカバーを開けた
写真。
4本の冷却用ロータリージョ
イントから水漏れはないか?
スタッフの皆様
15
16
TOPICS
トピックス
High Security Printing Asia 2015(アジアハイセキュリティ印刷会議2015年)
つくばプラントの環境授業
証券印刷機事業をアピール、フォーラム・夕食会も開催
環境対策を学び、節電意識高まる
夕食会を最終日の9日に開催しました。
2015年12月7日から3日間、High
今回で10回目となるつくばプラン
ビをつけっぱなしにしない」
「電気をこ
特集 !! drupa2016
OPEN NEW PAGES ̶̶̶̶̶̶̶̶̶ 1
Security Printing Asia(アジアハイ
KOMORI機を購入したことがないお
トの環境授業では、つくば市立九重小
まめに消す」
「冷蔵庫の開け閉めを少な
さぁ、新しいページを開きましょう!!
セキュリティ印刷会議)が、インドネ
客様もお招きしたため、小森善治会長
学校の4年生36人が訪れました。
くする」など、省エネ・節電に取り組
シアのジャカルタで開催されました。
の挨拶に続き、KOMORIの事業やつ
H-UV/H-UV L (LED)搭載オフセット印刷機、
ポストプレス、デジタル印刷機、
Connected Print with ICT
同会議は、各国の中央銀行関係者、
くば工場、製品などの紹介も行いまし
工場見学では、巨大な輪転機や紙幣
民間銀行券印刷会社やセキュリティ関
た。夕食会ではインドネシアの民族楽
印刷機に驚き、4つの色でカラー印刷
器演奏を楽しんでいただきました。
ができる仕組みには目を輝かせ、興味
係のメーカーなどが参加し、ハイセキ
KOMORIの展示会場
ュリティ印刷に関する会議の場とし
会場のプレゼンテーションでは、紙幣
より多くのお客様と密に接する機会
て、毎年開催されています。アジア・中
印刷のサンプルを用いて最新技法や偽
が、新たな市場開拓の一歩となること
東・アフリカの紙幣、電子パスポート、
造防止技術を紹介しました。政府機関
を期待しています。
IDカード、ビザ、その他セキュリティ
むことを誓い合っていました。
いっぱいの表情で学んでいました。
引率の先生は、
「教科書で教える環
太陽光パネルを渡り廊下から見学する児童達
境問題は、なかなかピンとこないよう
や中央銀行、銀行券印刷会社、システ
この日は雨模様のため、数百メート
です。今日は実際に工場の環境対策や
文書の生産・発行に関する最新技術や
ム関連企業など多くの方々に来場いた
ルに及ぶ工場の壁面に貼られた178
製造現場を見学でき、児童にも強く印
各種課題、解決策が議論されています。
だき、KOMORIの証券印刷機事業を
枚の太陽光パネルを工場の渡り廊下か
象に残ったと思います。学校へ戻りま
アピールすることができました。
ら見学。
「工場の蛍光灯312本分の電
したら、復習もかねてみんなで地球温
気をまかなっている」との説明に、驚
暖化の問題などを話し合ってみたいと
きの声を上げていました。さらに、工
思います」と語られました。
展示会では、KOMORIは銀行券・
証券印刷機や事業展開を紹介。メイン
また、KOMORI主催のフォーラムと
夕食会での記念撮影
続いて、スライドを使った地球温暖
KOMORIグループの㈱セリアコー
リーン印刷機の新機種の展示や新技術
番目に排出量が多いと聞くと、「テレ
ポレーション(SERIA)は、2015年12
などを紹介。さらに、グラビアオフセ
月9日∼10日の2日間、PE・精密機器
ットプロセスに関する課題解決の多様
事業に関する内覧会
「 第1回2015
な提案を行いました。また、KOMORI
EXPO SERIA EAST」
を協力企業60
サービス技術本部からは、実績のある
社の協賛を得て、大田区産業プラザに
各種消耗資材・機材に加え、省エネル
技術開発センター
おいて開催しました。これまで毎年秋
ギー製品や除電イオン発生器などを新
や難易度の高い技術の確立を目指すと
に岐阜県の各務原工場で開催していた
たに展示しました。
ともに、お客様の課題解決にお役立て
カラー印刷の仕組みを学ぶ児童達
第60回記念大会 ニューイヤー駅伝
強風の中、流れに乗れず24位
第60回ニューイヤー駅伝2016が
元日に開催されました。
上位でレースができるチームに
今大会は、今期のチーム状況を象徴
セミナーでは、2名の講師《熊坂治
いただく場として設立しました。最新
1区の阿部選手はトップから27秒
するような展開でした。レース前から
6日開催)に加え、2015年はEASTと
様、㈱産業革新研究所代表取締役、も
のスクリーン印刷装置や乾燥装置、各
差の31位で中継。2区のケモイ選手
故障者が出てしまい、また、ちょっと
WESTの東西2カ所で開催することに
のづくり.COM主宰》
、《泉谷渉様、㈱
種測定機器などを常設し、さらに、ク
は区間8位の好走で11位まで押し上
した力の差で大きく順位を落としてし
なりました。2つの内覧会の会期中、
産業タイムス社代表取締役》をお招き
リーンルームの印刷試験室はデモンス
げる。3区楠選手は後半に苦しい展開
まいました。今後は、大会当日に力を
電子部品業界関連をはじめ多岐にわた
し、基調講演や個別プレゼンテーショ
トレーションルームを兼ねています。
となり18位に後退、4区濱崎選手は強
しっかりと発揮できるように調整を行
る業界から約750名のお客様にご来
ンについてお話しいただきました。
なお、2015年5月には、東京デモセ
い風に苦戦して23位に順位を落とし、
い、毎年安定して上位でレースを進め
ンターをセリアコーポレーション製版
5区蛯名選手は強い向かい風に思うよ
られるチームを目指していきたいと思
事 業 部(埼 玉 県 戸 田 市)に 開 設 し て お
うな走りができず28位で中継。6区
います。
り、SERIA PE Technology Center
の西澤選手は我慢のレース展開で区間
とともにお客様から多くの期待が寄せ
8位 の 走 り で26位
1区 12.3km :阿部竜巳
35分51秒
られています。
へ。7区アンカーの
2区
8.3km :R・ケモイ
22分45秒
セ ン タ ー「SERIA PE Technology
KOMORIの記録:5時間01分38秒
(アジアハイセキュリティ印刷会議2015年)
証券印刷機事業をアピール、フォーラム・夕食会も開催
EAST、WESTの2つの内覧会に750名が来場
各務原工場に「SERIA PE Technology Center」を新設
つくばプラントの環境授業 ̶̶̶̶ 18
環境対策を学び、節電意識高まる
第60回記念大会 ニューイヤー駅伝
強風の中、流れに乗れず24位
◇編集後記◇
5月31日からのdrupa2016では、新しいページ
を開くための多くのソリューションを披露しま
すのでご期待ください。KOMORIは新しい
商品や技術、クラウドサービスを通してお客
様とつながることで、印刷の新たな可能性を
広げ、より豊かな印刷コミュニケーションを
実現していきます。
Center」を新設し、WEST内覧会の前
SERIAは、お客様並びに関連資機
秋葉選手は強い向か
40分02秒
ON PRESS No.197
材メーカーの皆様とともに、新たな
い 風 の 中、区 間10
65分59秒
2016年3月号
日の11月4日に竣工式を行いました。
4区 22.0km :濱崎達規
5区 15.8km :蛯名聡勝
50分52秒
P E 技術の確立、お客様の課題解決に
位の追い上げを見せ
6区 12.5km :西澤佳洋
38分20秒
発行:株式会社小森コーポレーション
この新生SERIAの象徴ともいえる
7区 15.5km :秋葉啓太
47分49秒
努めてまいります。
11
High Security Printing Asia 2015 ̶̶ 17
3区 13.6km :楠 康成
技術開発センターは、新たな製品開発
内覧会風景
株式会社エイエヌオフセット ̶̶̶̶̶
お客様の付加価値ニーズにきめ細かく対応するために
Impremia C100を導入。仕事の幅を広げて収益向上。
TOPICS
「EXPO SERIA WEST」
(11月5日∼
SERIAは、各務原工場に技術開発
PESP USER’
S SUCCESS
株式会社ユーメディア ̶̶̶̶̶̶̶̶ 15
―KPM(小森式予防保全)の成功事例〈Vol.38〉
予防保全計画とマルチプレーヤーで次世代へ
の原因はCO2であり、日本は世界で5
PEの技術開発センターと
デモセンターの活用に期待
総合商研株式会社 ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ 9
販売促進活動支援に強みを発揮。
H-UV機2台とK-Supplyインキで年賀状事業の拡充と新事業の展開へ。
KOMORI SERVICE
期型スクリーン印刷機、縦型両面スク
今回の内覧会では、ギャップレス同
昭和美術印刷株式会社 ̶̶̶̶̶̶̶̶̶ 7
ロールフィーダーを装備してH-UV搭載菊全判8色両面機を導入。
中ロット対応と新たな分野の受注増へ。
化についての授業。地球温暖化の一番
東西2カ所でEXPO SERIAを開催
場いただきました。
USER’
S SUCCESS
新春内覧会「KGC OPEN NEW PAGES SHOW 2016」 ̶ 13
新しいページを開く販促のビジネスモデルを多彩に展開
減など環境対策の設備などを見学。
各務原工場に「SERIA PE Technology Center」を新設
TOPICS
場内の様々な省エネや節電、廃棄物削
EAST、WESTの2つの内覧会に750名が来場
17
CONTENTS
るが24位でゴール。
区間10位の秋葉選手の力走
ソリューションビジネス推進部
〒130-8666 東京都墨田区吾妻橋3-11-1
TEL.03-5608-7806 FAX.03-3624-9519
http://www.komori.com