(57)【要約】 【目的】ベッド等で寝たまま行うゴムチューブ筋力トレ ーニング

(57)【要約】
【目的】ベッド等で寝たまま行うゴムチューブ筋力トレ
ーニング補助具およびその使用方法を提供する。
【構成】略長方形状のループ状に閉じた形状のフレーム
の短辺外側にはアームが取り付けられ、短辺内側にはゴ
ムチューブを掛けるための金具が取り付けられているこ
とを特徴とする筋力トレーニング補助具。
(2)
1
【特許請求の範囲】
【請求項1】略長方形状のループ状に閉じた形状のフレ
ームの短辺外側にはアームが取り付けられ、短辺内側に
はゴムチューブを掛けるための金具が取り付けられてい
ることを特徴とする筋力トレーニング補助具。
【請求項2】請求項1の筋力トレーニング補助具におい
て、前記フレームの互いに向かい合う長辺内側同士の距
離が150mm以上250mm以下の範囲であることを
特徴とする筋力トレーニング補助具。
【請求項3】請求項1の筋力トレーニング補助具におい
て、前記フレームに使用者の脚が挿入できることを特徴
とする筋力トレーニング補助具。
【請求項4】請求項1から3のいずれかの筋力トレーニ
ング補助具において、前記アームが短辺とその中心部分
を接する丸棒で構成されていることと前記丸棒端部から
前記短辺中心までの長さが150mm以上350mm以
下であることを特徴とする筋力トレーニング補助具。
【請求項5】請求項1から4の筋力トレーニング補助具
において、持ち運び時には前記フレームが折り畳めるこ
とまたはおよびアームがスライドして短くできることを
特徴とする筋力トレーニング補助具。
【請求項6】請求項1から5のいずれかの筋力トレーニ
ング補助具の使用方法において、使用者がその左または
右の下肢をフレームに通して、フレームの長辺である2
辺を両手で支えるもしくはフレームの短辺である2辺を
両手で支えることまたは隣接する長辺と短辺を両手で支
えることを特徴とする筋力トレーニング補助具の使用方
法。
【請求項7】請求項1から5のいずれかの筋力トレーニ
ング補助具の使用方法において、前記補助具のアームの
一方を床面またはベッド上で支持することと前記床面等
で支持されるアームとは異なるアーム近傍に取り付けた
金具に掛けた負荷発生補助具であるゴムチューブの一端
を使用者の右または左の足首または足の甲周辺に固定し
た後に前記足首直上の下肢をフレームに挿入して前記ゴ
ムチューブを下方に引き延ばす動作を行うことを特徴と
する筋力トレーニング補助具の使用方法。
【請求項8】請求項1から5のいずれかの筋力トレーニ
ング補助具の使用方法において、使用者の片足の足裏で
アームを固定することと前記アーム近傍に設置した金具
にゴムチューブが掛けられていることと前記片足とは異
なる足の足首または足の甲周辺に前記ゴムチューブを固
定した後に前記足首直上の下肢をフレームに挿入して前
記ゴムチューブを上方に引き延ばす動作を行うことを特
徴とする筋力トレーニング補助具の使用方法。
【請求項9】請求項4の筋力トレーニング補助具の使用
方法において、使用者が仰向けにベッドまたは床上に寝
た姿勢で前記トレーニング補助具の長辺が使用者の胸部
を左右に横切る方向でかつ2つあるアームを使用者の左
右の脇部近傍にそれぞれ配置し、ベッドまたは床面にア
10
20
30
40
50
特開2002−52090
2
ーム端を立てた姿勢で前記筋力トレーニング補助具を使
用することを特徴とする筋力トレーニング補助具の使用
方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベッド等で寝たまま行う
ゴムチューブ筋力トレーニング補助具およびその使用方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 高齢化社会が進むなかで高齢者が日常
生活を健康に営むには筋力、特に下肢の筋力を保つこと
が重要である。病床、手術などにより長くベッドに留ま
った場合、ベッドレストによる下肢等の筋力低下は免れ
ない。健康維持または健康回復のための筋力トレーニン
グは各種考案されてきた。例えば、トレーニング用およ
びセラピー用バンドが市販されていて、このゴムバンド
を引き延ばすトレーニングが実際に行われている。病室
の天井にフックを設置してそのフックにゴムチューブを
掛けて使用者がベッドに寝た姿勢で足や腕といった鍛え
たい部位を使用して前記ゴムチューブを引き延ばすトレ
ーニングも考案されている。開発されてきた技術を具体
的に列記すると、バネを利用した筋力トレーニング用器
具は特開2000−140156(平成10年11月1
0日出願、出願人ユニッタ株式会社)、筋力トレーニン
グ用チューブは登録実用新案第3012928号(平成
6年12月26日出願、出願人秦運動具工業株式会
社)、コイルスプリングを利用した筋力トレーニング器
は実開丙−41566(平成3年11月15日出願、出
願人橋本善次)、中空の摺動管を利用した筋力トレーニ
ング器具は実開平6−9660(平成3年10月21日
出願、出願人安藤邦男)、天然ゴムを利用した健康運動
用具は特開平9−266957(平成8年4月1日出
願、出願人副島隆正)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来から市販されてい
るトレーニング用およびセラピー用ゴムバンドの場合は
ゴムの一端を手、足、または家具の足などに結びつけて
使用するのが一般的であった。そのため必ずしも寝た状
態での使用には適しない負荷の与え方も含まざるを得な
かった。またゴムのみで使用する場合、手と足によって
のみ力の支点と方向を調整するしかないため負荷のバリ
エーションには乏しいと言わざるを得ない課題を抱えて
いた。従来術後のリハビリテーション等ではベッド上で
負荷を与えるためスプリング、ゴムチューブ等を天井な
ど固定した位置から引き延ばして使っていた。そのため
装置は大がかりにならざるを得なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の筋力トレーニン
グ補助具は第1に、略長方形状のループ状に閉じた形状
のフレームの短辺外側にはアームが取り付けられ、短辺
(3)
3
内側にはゴムチューブを掛けるための金具が取り付けら
れていることを、第2に、第1の特徴に加えて前記フレ
ームの互いに向かい合う長辺内側同士の距離が150m
m以上250mm以下の範囲であること、第3に、第1
の特徴に加えて前記フレームに使用者の脚が挿入できる
ことを、第4に、第1から第3のいずれかの特徴に加え
て前記アームが短辺とその中心部分を接する丸棒で構成
されていることと前記丸棒端部から前記短辺中心までの
長さが150mm以上350mm以下であることを、第
5に、第1から第4のいずれかの特徴に加えて、持ち運
び時には前記フレームが折り畳めることまたはおよびア
ームがスライドして短くできることを特徴として、本発
明の筋力トレーニング補助具の使用方法は、第6の特徴
として第1から第5のいずれかの特徴を備える筋力トレ
ーニング補助具を使用して、使用者がその左または右の
下肢をフレームに通して、フレームの長辺である2辺を
両手で支えるもしくはフレームの短辺である2辺を両手
で支えることまたは隣接する長辺と短辺を両手で支える
ことを、第7に、第1から第5のいずれかの特徴を備え
る筋力トレーニング補助具を使用して、前記補助具のア
ームの一方を床面またはベッド上で支持することと前記
床面等で支持されるアームとは異なるアーム近傍に取り
付けた金具に掛けた負荷発生補助具であるゴムチューブ
の一端を使用者の右または左の足首または足の甲周辺に
固定した後に前記足首直上の下肢をフレームに挿入して
前記ゴムチューブを下方に引き延ばす動作を行うこと
を、第8に、第1から第5のいずれかの特徴を備える筋
力トレーニング補助具を使用して、使用者の片足の足裏
でアームを固定することと前記アーム近傍に設置した金
具にゴムチューブが掛けられていることと前記片足とは
異なる足の足首または足の甲周辺に前記ゴムチューブを
固定した後に前記足首直上の下肢をフレームに挿入して
前記ゴムチューブを上方に引き延ばす動作を行うこと
を、第9に、第4の特徴を備える筋力トレーニング補助
具を使用して、使用者が仰向けにベッドまたは床上に寝
た姿勢で前記トレーニング補助具の長辺が使用者の胸部
を左右に横切る方向でかつ2つあるアームを使用者の左
右の脇部近傍にそれぞれ配置し、ベッドまたは床面にア
ーム端を立てた姿勢で前記筋力トレーニング補助具を使
用することを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明において、第1の特徴として略長方形状
のループ状に閉じた形状のフレームの短辺外側にはアー
ムが取り付けられ、短辺内側にはゴムチューブを掛ける
ための金具が取り付けられている筋力トレーニング補助
具の場合には、略長方形状のループ状フレームの内側に
ゴムチューブを掛けてあることによってゴムチューブを
引き延ばす動作とこの動作を補助するために身体または
床面でフレームを支持する動作を様々に組合せて多様な
トレーニングを行うことができる。第1の特徴に加えて
10
20
30
40
50
特開2002−52090
4
前記フレームの互いに向かい合う長辺内側同士の距離が
150mm以上250mm以下の範囲である第2の特徴
を備える場合には、上記150mm以上250mm以下
の範囲でフレームが開口していることによって使用者や
介護者の脚や腕をフレーム内に挿入して使用することが
できる。第1の特徴に加えて前記フレームに使用者の脚
が挿入できることを特徴とした第3の特徴を備える場合
には、使用者が自身の脚をフレーム内に挿入してのトレ
ーニングが可能になる。子供や小柄な人の場合には15
0mm未満の開口でも脚入れトレーニングが可能な場合
もあるし、大柄な人の場合には250mmを超える開口
が必要な場合もある。第1から第3のいずれかの特徴に
加えて前記アームが短辺とその中心部分を接する丸棒で
構成されていることと前記丸棒端部から前記短辺中心ま
での長さが150mm以上350mm以下である第4の
特徴を備える場合には、前記アームを手で握るに十分な
握り手の長さを確保できている上に、足裏で突っ張るよ
うにアームに接触する場合には足裏がアームから外れな
いで安定して接触できる長さを確保できている。さらに
加えてアームの端部を床面に立てて本筋力トレーニング
補助具を使用する場合には例えば第2の特徴を併せ持つ
場合にはフレーム長辺が床面から25mm以上275m
m以下上方に位置する。アームの一端を床面に立てた隙
間に使用者の胸部が入り込めるので本補助具を仰向けに
寝た使用者の胸部や腹部上で使用することができる。第
2の特徴に限定されないフレーム短辺の長さを持つ場合
には上記フレーム長辺位置の高さ範囲が異なるが隙間は
できる。第1から第4のいずれかの特徴に加えて、持ち
運び時には前記フレームが折り畳めることまたはおよび
アームがスライドして短くできる第5の特徴を備える場
合には持ち運び時のサイズが小さくなるので楽に持ち運
べる。第1から第5のいずれかの特徴を備える筋力トレ
ーニング補助具を使用して、使用者がその左または右の
下肢をフレームに通して、フレームの長辺である2辺を
両手で支えるもしくはフレームの短辺である2辺を両手
で支えることまたは隣接する長辺と短辺を両手で支える
ことを特徴とする第6の特徴を備える筋力トレーニング
補助具の使用方法の場合には、フレームを両手で支える
ことで任意の角度や任意の力加減でトレーニングを行え
る。第1から第5のいずれかの特徴を備える筋力トレー
ニング補助具を使用して前記補助具のアームの一方を床
面またはベッド上で支持することと前記床面等で支持さ
れるアームとは異なるアーム近傍に取り付けた金具に掛
けた負荷発生補助具であるゴムチューブの一端を使用者
の右または左の足首または足の甲周辺に固定した後に前
記足首直上の下肢をフレームに挿入して前記ゴムチュー
ブを下方に引き延ばす動作を行うことを特徴とする第7
の特徴を備える場合には脚をフレーム内に挿入してその
フレームを床面や人の腕によって支えることで横ぶれが
なく安定してトレーニングを行える。第1から第5のい
(4)
5
ずれかの特徴を備える筋力トレーニング補助具を使用し
て、使用者の片足の足裏でアームを固定することと前記
アーム近傍に設置した金具にゴムチューブが掛けられて
いることと前記片足とは異なる足の足首または足の甲周
辺に前記ゴムチューブを固定した後に前記足首直上の下
肢をフレームに挿入して前記ゴムチューブを上方に引き
延ばす動作を行うことを特徴とする第8の特徴を備える
場合には、トレーニングする足をフレーム内に挿入して
別の足は足裏でしっかりとフレームを固定することで安
定してトレーニングが行える。第4の特徴を備える筋力
トレーニング補助具を使用して、使用者が仰向けにベッ
ドまたは床上に寝た姿勢で前記トレーニング補助具の長
辺が使用者の胸部を左右に横切る方向でかつ2つあるア
ームを使用者の左右の脇部近傍にそれぞれ配置し、ベッ
ドまたは床面にアーム端を立てた姿勢で前記筋力トレー
ニング補助具を使用することを特徴とする第9の特徴を
備える場合にはアームがフレームから張り出しているこ
とで胸部上でこの補助具を使用しても胸部が圧迫される
ことがない。
【0006】
【実施例】本発明の第一の実施例について図1を用いて
説明する。筋力トレーニング補助具1はフレーム2を中
心に構成されている。前記フレームはフレーム長辺3の
長さが600mmでフレーム短辺4の長さが200mm
である。フレームの素材はアルミチューブである。肉厚
が3mmで外径が15mmのチューブを略四角形状に曲
げてフレームを形成している。上記各辺の長さはアルミ
チューブの中心軸の長さである。前記フレーム短辺の外
側には長さが400mmの同じ規格のアルミチューブが
取り付けられている。フレーム短辺の内側には金具6が
取り付けられている。この金具はサークル形状をしてい
る。トレーニング用の負荷となるゴムチューブ7を掛け
るための金具である。ゴムチューブは市販の筋力トレー
ニング用ゴムを使用する。前記アームのアーム端部8に
はプラスチック製のキャップを被せてある。アームに使
用しているアルミチューブのサイズはいろいろな場合が
ある。自転車のハンドルグリップや市販のエキササイズ
マシーンの握り部分に使用されているキャップをそのま
ま付けられるようにアルミチューブのサイズを選ぶ場合
がある。上記ではアルミパイプの例を説明したがフレー
ムやアームの材質としてはそれ以外に本材やプラスチッ
クを使用した例がある。
【0007】上記筋力トレーニング補助具は折り畳める
ように細工した例もある。フレームがフレーム長辺の真
中で180度折れて長さが半分になる例もあるし、アー
ム端部が縮んで幅を狭くできた例もある。
【0008】本発明の第2の実施例について図2を用い
て説明する。床の上に仰向けに寝た使用者100が寝た
ままで右足の大腿直筋群を鍛える例である。筋力トレー
ニング補助具1のゴムチューブ7の端を右足の甲から土
10
20
30
40
50
特開2002−52090
6
踏まずの部分を巻くようにして固定する。この固定には
市販されている商品名セラ・アシストを利用する場合も
ある。マジックテープ(登録商標)を固定具に使用する
場合もある。フレーム長辺を図のように左右の手で掴ん
で固定して前記ゴムチューブを引き延ばすように足を伸
ばす動作で上記筋肉を鍛える。右足はフレームの内側に
挿入してこの動作を繰り返し行う。前記補助具はアーム
端部8を使用者の 左足太ももの裏側で押さえて安定を
高めている。ここで使用している筋力トレーニング補助
具の特徴について詳細を説明する。フレームとアームは
ポリプロピレン製チューブで出来ている。この外径は5
0mmである。長辺の長さは1000mmで長辺間の距
離は250mmである。ここでの距離とはポリプロピレ
ン製チューブの長辺同士の内法である。アームの長さは
700mmである。
【0009】本発明の第3の実施例を図3を用いて説明
する。ベッドの上に仰向けに寝た患者である使用者10
0が大腿二頭筋群を鍛える例である。図2に示した例と
の違いはゴムチューブ7が取り付けてある金具が図2で
は上方であるのに対して図3では下方である。金具近傍
のアームを左足足裏で押しのけるようにして、ゴムチュ
ーブ7を固定した右足は腿までフレームに挿入して、上
方のアーム8を右手で持ち、左手は上方アーム近傍のフ
レーム長辺3を持つ。右足の膝を吊り上げるように動作
させるとゴムチューブが引き延ばされてトレーニングに
なる。右手と左手でそれぞれアームとフレームを掴むこ
とで前記補助具が回転したりねじれてしまうことがな
い。
【0010】本発明の第4の実施例について図4を用い
て説明する。仰向けに寝ている使用者100の左わき腹
から足にかけて図に描くように筋力トレーニング補助具
を体に沿わせて立てて左手でアーム5を握って倒れない
ように支える。ゴムチューブ7は先端を輪にして右足に
掛ける。右足を右側に開く動作をするとゴムチューブが
引き延ばされて下肢側筋群に負荷を与えることができ
る。ゴムチューブが引き延ばされると左足の外側面がフ
レーム2によって押される。この力に負けないように左
足に力を入れると左足のトレーニングにもなる。
【0011】本発明の第5の実施例を図5に描く。使用
者100が屈脚状態で横向きに寝て下肢側筋群を鍛える
例である。筋力トレーニング補助具1のアーム5を横向
きの使用者の上側の手である右手で掴む。そして両足を
フレーム2の内側に挿入する。上側の足である右足の足
首にゴムチューブ7を固定して開き加減であった両足を
閉じる方向の動作をするとゴムチューブが引き延ばされ
て負荷が与えられる。筋力トレーニング補助具の姿勢を
変えることで負荷の部位が変えられる。
【0012】本発明の第6の実施例を図6に描く。ベッ
ドに仰向けに寝ている使用者100が筋力トレーニング
補助具1を胸の上で使用して上肢筋群を鍛える例であ
(5)
特開2002−52090
8
7
る。右側のアーム近傍の金具6に取り付けてあるゴムチ
* 【0015】
ューブ7を右手で持って引き延ばす動作を行っている。
【発明の効果】本発明の筋力トレーニング補助具を用い
この動作で右手に負荷が与えられると共に左側のアーム
ると寝た姿勢で様々なトレーニングを簡便に行える。病
5を押さえ込んでいる左手にも負荷が与えられる。右側
院でのリハビリの場合には大掛かりな設備を用意しなく
のアーム端部8はベッドに押し付けてある。このように
ても必要なトレーニングをこの発明品で簡便に行えるの
することによって右手の負荷の割に左手の負荷を低く押
で費用が節約できる。家庭においても手軽にトレーニン
さえることができる。左手を怪我している使用者にとっ
グができる。寝た姿勢で多様な運動ができるので寝たき
ては有効な使用方法である。アーム端部の長さを調整す
り状態の老人の体力維持には非常に効果的である。
ることで負荷の部位を変えることができる。アーム端部
【図面の簡単な説明】
の長さを300mmにして胸部が圧迫されないようにし 10 【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図である。
た例もある。
【図2】本発明の第2の実施例を示す構成図である。
【0013】本発明の第7の実施例を図7に描く。図6
【図3】本発明の第3の実施例を示す構成図である。
に類似した例である。違いはゴムチューブを掛ける金具
【図4】本発明の第4の実施例を示す構成図である。
6が左側である点である。右手で引き延ばす場合には図
【図5】本発明の第5の実施例を示す構成図である。
6の動作と反対方向に動作させている。
【図6】本発明の第6の実施例を示す構成図である。
【0014】本発明の第8の実施例について図8を用い
【図7】本発明の第7の実施例を示す構成図である。
て説明する。仰向けに寝た使用者100の胸の上に筋力
【図8】本発明の第8の実施例を示す構成図である。
トレーニング補助具1を梯子のように立てて上方の金具
【符号】
6に掛けたゴムチューブ7を両手で引き延ばす例であ
1は筋力トレーニング補助具、2はフレーム、3はフレ
る。腹筋群を鍛える。胸部がアームに強く圧迫され過ぎ 20 ーム長辺、4はフレーム短辺、5はアーム、6は金具、
る場合には厚手のタオルを胸に乗せてから上記筋力トレ
7はゴムチューブ、8はアーム端部、100は使用者で
ーニング補助具を乗せる。
*
ある。
【図1】
【図2】
【図3】
【図7】
(6)
【図4】
【図8】
【図5】
特開2002−52090
【図6】