第8回 メディアに関する全国世論調査

第8回
メディアに関する全国世論調査
(2015年)
公益財団法人
新聞通信調査会
目
次
≪各メディアの印象・信頼度≫
1.各メディアの情報の信頼度は? ·················································· 1
≪1位「NHK テレビ」70.2 点、2位「新聞」69.4 点、3位「民放テレビ」61.0 点≫
2.各メディアにつけた信頼度得点に影響が大きかったのは? ·························· 2
≪「情報源として欠かせない」
「情報が分かりやすい」
「社会的影響力がある」≫
3.各メディアの信頼感の変化は? ·················································· 3
≪この1年間で新聞の信頼感が「低くなった」が昨年の 10.2%から 7.9%に減少≫
4.各メディアの印象は? ·························································· 4
≪情報源として欠かせない「新聞」
、信頼の「NHK テレビ」
、面白い「民放テレビ」≫
≪戦後 70 年報道について≫
5.戦後 70 年報道の情報入手メディアは? ··········································· 6
≪「民放テレビ」65%、「NHK テレビ」60%、「新聞」57%≫
6.各メディアの戦後 70 年に関する報道の印象は? ··································· 7
≪「専門家の意見を比較」「分かりやすく解説」で民放テレビが高評価≫
7.戦後 70 年に関する報道で好ましくなかった点は? ································· 9
≪「70 年の節目というだけで取り上げている」が 42%で最多≫
8.戦後 70 年と聞いて思い浮かぶ人物・事柄は? ···································· 10
≪人物は「昭和天皇」、事柄は「平和」≫
9.戦後 70 年、時代の印象は? ···················································· 11
≪半数近い人が「経済の時代」という印象≫
10.戦後 70 年を経た今を天気で表すと? ············································ 12
≪「薄曇り」41%、「曇り」32%≫
≪憲法改正問題に関する報道≫
11.憲法改正問題に関心がある? ··················································· 13
≪「関心がある」75%と昨年度から 5 ポイント増≫
12.憲法改正問題に関する情報を入手しているメディアは? ··························· 14
≪「民放テレビ」66%、「NHK テレビ」61%、「新聞」59%≫
13.憲法改正問題に関する情報で分かりやすいメディアは? ··························· 15
≪「民放テレビ」54%、「NHK テレビ」46%、「新聞」44%≫
14.今後、新聞に期待する憲法改正問題報道は? ····································· 16
≪新聞は「海外の実情や日本の現況に対する反応についての報道」を≫
15.集団的自衛権に関する新聞の報道は? ··········································· 17
≪「分かりやすかった」19%、「分かりにくかった」22%≫
≪報道の自由≫
16.報道の自由についてどう思う? ················································· 18
≪「報道の自由は常に保障されるべきだ」が 83%≫
≪新聞への意見≫
17.新聞についてどう思う? ······················································· 19
≪情報の「多様性」「正確性」「責任感」に高い評価≫
18.新聞の政治に対する態度についてどう思う? ····································· 21
≪「不正を追及」に4割が肯定。
「政治家について全て報道している」には変わらず厳しい評価≫
19.新聞の政治的立場についてどう思う? ··········································· 23
≪欧米のように政治色を出すことに否定的なのは昨年度と変わらず≫
20.新聞の記事の満足度は? ······················································· 24
≪ラ・テ欄、地元記事、社会記事など、身近な記事の満足度が高い≫
21.新聞全般の満足度は? ························································· 26
≪満足している人は 54%、不満な人は 7%。高年齢層で満足度が高い≫
≪生活の中の新聞≫
22.新聞を読んでいる人は? ······················································· 27
≪「読んでいる」は朝刊 74%、夕刊 27%。朝刊の閲読率は前年より減少≫
23.この1年間で新聞を読む回数や時間に変化は? ··································· 29
≪「変わらない」が 80%、「減った」が 15%≫
24.新聞を読む時間は? ··························································· 30
≪平均時間は 27 分で前回から微増。若い世代ほど短い≫
25.新聞を読む場所は? ··························································· 31
≪新聞を読むのは朝刊、夕刊共に自宅が中心≫
26.新聞を読む理由は? ··························································· 32
≪新聞を読むことは生活の一部。
1位「習慣になっている」、2位「世間の動きが分かる」≫
27.よく読む新聞記事は? ························································· 33
≪身近な記事が人気。1位「地元記事」、2位「社会記事」、3位「ラ・テ欄」≫
28.新聞を読まない理由は? ······················································· 34
≪1位は「テレビやインターネットなど他の情報で十分だから」(75%)≫
29.戸別配達をどう思う? ························································· 35
≪日本独特の戸別配達制度、「続けてほしい」72%。2012 年より減少続く≫
30.夕刊の発行をどう思う? ······················································· 36
≪「続けてほしい」は 18%、「なくてもよい」が 34%≫
31.月ぎめ新聞の購読状況は? ····················································· 37
≪76%が購読、購読率は減少傾向が続く≫
32.新聞の購読料をどう思う? ····················································· 39
≪「高い」とする人が 45%、「妥当」とする人が 52%≫
33.通信社の役割を知っている? ··················································· 40
≪「役割を知っている」人の割合は前年に続き 50%超≫
34.見たり聞いたりしたことがある通信社は? ······································· 41
≪1位「ロイター通信」(70%)、2位「共同通信社」(69%)≫
≪新聞のこれからとインターネット≫
35.インターネットのニュースをどの程度見る? ····································· 42
≪「インターネットニュースを毎日見る」20~40 代では半数超。
毎日閲覧は 30~60 代で前回より 5 ポイント以上の増加≫
36.よく見るインターネットニュースの記事は? ····································· 43
≪1位「スポーツ・芸能に関する記事」(71%)、2位「社会記事」(59%)≫
37.インターネットニュースを見るサイトは? ······································· 44
≪ポータルサイトが 89%、新聞社の公式サイトは 21%≫
38.将来の新聞の役割についてどう思う? ··········································· 45
≪新聞の役割減少派 43%、役割持続派 40%。
昨年度に続き役割減少派が役割持続派を上回る≫
39.電子新聞の利用意向は? ······················································· 47
≪利用希望は伸びず。「利用してみたい」は 11%と昨年度より微減≫
40.記事ごとに料金を支払うシステムの利用意向は? ································· 48
≪「利用したい」は 6%≫
(注)
本文の見出しに(*)があるのは昨年度調査と同一質問であることを示している。
≪各メディアの印象・信頼度≫
1.各メディアの情報の信頼度は? (*)
-
1位「NHK テレビ」70.2 点、2位「新聞」69.4 点、3位「民放テレビ」61.0 点
-
・各メディアの情報をどの程度信頼しているかを、全面的に信頼している場合は 100 点、全く信頼をし
ていない場合は 0 点、普通の場合は 50 点として点数をつけてもらったところ、平均点が最も高かっ
たのは「NHK テレビ」で 70.2 点、次いで「新聞」が 69.4 点、
「民放テレビ」が 61.0 点となっている。
・性別、年代別に見ても、
「NHK テレビ」、
「新聞」が全てのカテゴリーで上位2位を占めており、幅広
く厚い信頼を得ていることが分かる。
・第1回調査(2008 年 12 月、標本数 3,000、以下、「2008 年度調査」と言う)、第2回調査(2009 年
10 月、標本数 5,000、以下、「2009 年度調査」と言う)、第3回調査(2010 年9月、標本数 5,000、
以下、「2010 年度調査」と言う)、第4回調査(2011 年9月、標本数 5,000、以下、「2011 年度調査」
と言う)、第5回調査(2012 年9月、標本数 5,000、以下、
「2012 年度調査」と言う)、第6回調査(2013
年9月、標本数 5,000、以下、「2013 年度調査」と言う)、第7回調査(2014 年9月、標本数 5,000、
以下、「2014 年度調査」と言う)でも、1位「NHK テレビ」(2008 年度 74.0 点、2009 年度 73.5 点、
2010 年度 73.5 点、2011 年度 74.3 点、2012 年度 70.1 点、2013 年度 72.5 点、2013 年度 71.1 点)、
2位「新聞」(同 72.0 点、同 70.9 点、同 72.0 点、同 72.0 点、同 68.9 点、同 70.7 点、同 69.2 点)
で、順位に変化はなかった。いずれのメディアも昨年度調査からはほぼ横ばいの様相を呈している。
図1-1
各メディアの信頼度
(n=3,183)
全面的に (点)
信頼して 100
いる
74.0
72.0
中間
50
65.4
63.6
58.0
73.5
70.9
65.3
63.6
48.2
74.3
72.0
73.5
72.0
61.6
58.2
46.4
63.8
61.6
58.0
47.1
72.5
70.7
70.1
68.9
60.6
60.3
63.1
56.3
44.1
71.1
69.2
53.3
44.6
60.2
59.7
60.4
58.6
54.1
70.2
69.4
54.0
44.7
44.3
61.0
59.7
53.7
45.5
NHKテレビ
新聞
民放テレビ
ラジオ
インターネット
雑誌
全く
信頼して
いない
表1-1
0
2008
年度
2009
年度
2010
年度
2011
年度
2012
年度
2013
年度
2014
年度
今回調査
各メディアの信頼度(性・年代別)
総 数
男 性
女 性
18-19歳
20 代
30 代
40 代
50 代
60 代
70代以上
1 位
NHKテレビ
70.2
NHKテレビ
69.9
NHKテレビ
70.4
NHKテレビ
71.1
NHKテレビ
66.3
NHKテレビ
65.5
新聞
69.6
NHKテレビ
71.5
NHKテレビ
71.3
NHKテレビ
73.8
2 位
新聞
69.4
新聞
69.3
新聞
69.5
新聞
68.3
新聞
64.7
新聞
65.3
NHKテレビ
68.5
新聞
70.4
新聞
70.4
新聞
72.2
(n=3,183)
3 位
民放テレビ
61.0
民放テレビ
59.8
民放テレビ
62.1
民放テレビ
62.2
民放テレビ
58.9
民放テレビ
57.6
民放テレビ
60.7
民放テレビ
61.8
民放テレビ
62.1
民放テレビ
62.5
- 1 -
4 位
ラジオ
59.7
ラジオ
59.8
ラジオ
59.5
ラジオ
59.2
ラジオ
54.8
ラジオ
56.8
ラジオ
58.9
ラジオ
61.0
ラジオ
61.5
ラジオ
61.8
5 位
インターネット
53.7
インターネット
53.7
インターネット
53.8
インターネット
51.5
インターネット
53.2
インターネット
55.7
インターネット
51.7
インターネット
56.2
インターネット
54.2
インターネット
51.9
6 位
雑誌
45.5
雑誌
45.1
雑誌
45.8
雑誌
48.5
雑誌
45.5
雑誌
47.5
雑誌
45.4
雑誌
45.2
雑誌
44.2
雑誌
45.2
(点)
2.各メディアにつけた信頼度得点に影響が大きかったのは? (*)
-
「情報源として欠かせない」「情報が分かりやすい」「社会的影響力がある」
-
・各メディアの信頼度得点をつける際に最も影響の大きい要因を聞いたところ、
「情報源として欠かせ
ない」が 18.0%で最も多く、次いで、「情報が分かりやすい」が 17.7%、「社会的影響力がある」
が 15.4%となった。また、「何となく」と回答した人の割合は 7.4%となった。
・年代別に見ると、「情報源として欠かせない」は、60 代までは年代が上がるほど割合が高くなり、
50~60 代では最も影響の大きい要因となった。一方、「何となく」と回答した人の割合は年代が低
い層で割合が高くなった。「情報が分かりやすい」「社会的影響力がある」は全ての年代で 10%以
上の割合となった。
図2-1
各メディアの信頼度得点をつけた要因
(n=3,183)
(%)
18.0 (18.0)
情報源として欠かせない
17.7 (16.3)
情報が分かりやすい
15.4 (14.8)
社会的影響力がある
10.6 (10.2)
手軽に見聞きできる
情報が役に立つ
9.0 (11.0)
情報の量が多い
7.6 (8.2)
いつも読んだり見たりしている
7.5 (7.1)
情報が面白い・楽しい
2.2 (2.6)
その他
2.9 (2.4)
何となく
図2-2
注:(
7.4 (7.3)
)内は昨年度調査の数値
各メディアの信頼度得点をつけた要因(性・年代別)
(n=3,183)
(%)
30
情報源として
欠かせない
23.7
21.7
20.0
20
18.2
10
18.2
18.0
17.9
17.3
15.0
15.8
10.1
9.3
19.5
11.8
8.4
7.9
20.0
14.3
12.9
14.8
12.4
11.3
8.6
11.0
8.9
7.1
6.4
16.3
15.6
15.4
12.6
15.0
11.6
10.9
9.7 10.5
19.8
17.8
16.4
10.4
14.1
12.9
女性
【性別】
18~
19歳
20代
30代
40代
【年代別】
- 2 -
11.1
10.9
8.1
7.6
5.3
4.6
4.3
50代
60代
70代
以上
0
男性
20.8
10.0
7.9
7.7
17.1
情報が分かり
やすい
社会的影響
力がある
手軽に見聞き
できる
情報が役に
立つ
何となく
3.各メディアの信頼感の変化は? (*)
- この1年間で新聞の信頼感が
「低くなった」
が昨年の 10.2%から 7.9%に減少 -
・この1年間で各メディアの信頼感が変化したか尋ねたところ、全てのメディアで「変わらない」と
回答した人が 70%以上を占めた。「高くなった」は「インターネット」が 7.9%と最も多く「新聞」
4.1%、「NHK テレビ」3.9%となった。一方、「低くなった」は「雑誌」が 14.7%と最も多く、「民
放テレビ」12.2%、
「NHK テレビ」11.3%、
「インターネット」11.1%、
「新聞」7.9%となった。
「新
聞」の信頼感が「低くなった」と回答した人の割合は昨年度 4.6 ポイント増加したが、今回調査で
は 2.3 ポイント減少した。
・新聞の信頼感が「高くなった」と答えた人にその理由を聞いたところ、
「情報が正確だから」35.4%
(前回調査 37.0%)、「公正・中立な立場で報道しているから」28.5%(前回調査 21.3%)、「根
拠に基づく情報を報道しているから」17.7%(前回調査 25.2%)となった。
・新聞の信頼感が「低くなった」と答えた人にその理由を聞いたところ、「特定の勢力に偏った報道
をしているから」29.9%(前回調査 25.1%)、「誤報があったから」25.1%(前回調査 28.7%)
となった。
図3-1
各メディアの信頼感の変化
(n=3,183)
昨年
(%)
新
聞
NHKテレビ
3.9
民放テレビ
2.5
ラ
オ
1.7
誌
0.8
ジ
雑
84.5
4.1
インターネット
80.9
80.9
3.9
10.2
11.3
5.9
7.5
12.2
3.1
12.2
2.0
5.3
1.3
16.9
8.4
11.4
3.8
77.3
14.7
71.4
高くなった
図3-2
7.9
87.7
7.9
高くなった 低くなった
11.1
変わらない
無回答
新聞の信頼感が高くなった理由(n=130)
低くなった
図3-3
新聞の信頼感が低くなった理由(n=251)
(%)
29.9
(25.1)
(%)
35.4
(37.0)
情報が正確だから
28.5
(21.3)
公正・中立な立場で報
道しているから
17.7
(25.2)
根拠に基づく情報を報
道しているから
10.8
(10.2)
報道する側のモラルが
高い水準にあるから
政府や財界に迎合しな
いから
5.4
(2.4)
特定の勢力に偏った報
道をしているから
25.1
(28.7)
誤報があったから
15.5
(15.6)
報道する側のモラルが
低下したから
12.7
(10.2)
政府や財界の主張通り
に報道するだけだから
臆測による情報も流し
ているから
5.2
(7.5)
その他
(0.8)
その他
5.6
(6.9)
何となく
0.8
(2.4)
何となく
4.8
(4.8)
- 3 -
注:( )内は昨年度
調査の数値
4.各メディアの印象は? (*)
-
情報源として欠かせない「新聞」、信頼の「NHK テレビ」、面白い「民放テレビ」 -
・各メディアの印象を聞いたところ、
「情報が役に立つ」メディアとして新聞を挙げた人が 50.2%、
「情
報源として欠かせない」メディアとして新聞を挙げた人が 50.0%、「情報の量が多い」メディアと
して新聞を挙げた人が 42.7%とそれぞれ1位となった。
・「情報が信頼できる」「社会的影響力がある」ではNHKテレビが、「情報が面白い・楽しい」「手軽
に見聞きできる」「情報が分かりやすい」では民放テレビが1位となった。
・昨年度調査と比較すると、新聞は「手軽に見聞きできる」が 2.8 ポイント、「情報が役に立つ」「情
報源として欠かせない」がそれぞれ 2.0 ポイント低下した。NHKテレビは、全ての項目の割合が
2.0~3.8 ポイント低下した。民放テレビは「情報が分かりやすい」が 3.0 ポイント上昇した。ラジ
オはほとんど変化が見られなかった。インターネットは、全ての項目で昨年より割合が上昇し、「情
報の量が多い」「情報が面白い・楽しい」「手軽に見聞きできる」は2位、「情報源として欠かせな
い」は3位となった。
・年代別に見ると、「情報源として欠かせない」は、新聞では年代が上がるほど、インターネットで
は 20 代以上で年代が下がるほど挙げる人の割合が高くなり、40 代まではインターネットが1位で
あったが、50 代以上では新聞が逆転して1位になった。「情報が信頼できる」は、NHKテレビと
新聞では全年代で民放テレビとインターネットより高くなっている。「手軽に見聞きできる」は、
新聞とNHKテレビでは年代が上がると多く挙げられる傾向にあるが、民放テレビでは年代差は小
さい。インターネットは 40 代以下では他のメディアを大きく離して1位となっているが、50 代以
降は年代が上がるにつれ顕著に減少している。
表4-1
各メディアの印象
(複数回答、n=3,183)
(%)
情報が役に立つ
情報源として欠かせない
情報の量が多い
情報が信頼できる
社会的影響力がある
情報が面白い・楽しい
手軽に見聞きできる
情報が分かりやすい
1 位
新聞
50.2 (52.2)
新聞
50.0 (52.0)
新聞
42.7 (42.5)
NHKテレビ
60.0 (63.7)
NHKテレビ
57.6 (59.9)
民放テレビ
61.1 (61.4)
民放テレビ
50.9 (51.2)
民放テレビ
47.0 (44.0)
2 位
NHKテレビ
42.1 (45.9)
NHKテレビ
43.5 (47.3)
インターネット
41.9 (40.8)
新聞
59.2 (58.2)
新聞
54.3 (55.3)
インターネット
38.0 (37.5)
インターネット
49.8 (47.2)
NHKテレビ
45.9 (49.1)
3 位
民放テレビ
39.1 (38.3)
インターネット
42.9 (39.8)
民放テレビ
32.6 (31.4)
民放テレビ
24.6 (23.0)
民放テレビ
47.8 (48.6)
雑誌
20.9 (22.4)
新聞
41.3 (44.1)
新聞
39.9 (39.5)
4 位
インターネット
38.6 (38.4)
民放テレビ
40.1 (39.6)
NHKテレビ
23.3 (26.5)
インターネット
13.3 (13.2)
インターネット
36.7 (35.8)
新聞
17.3 (17.6)
NHKテレビ
34.2 (37.9)
インターネット
26.6 (25.1)
5 位
ラジオ
12.3 (13.0)
ラジオ
12.2 (12.3)
雑誌
6.0 (5.8)
ラジオ
13.0 (12.7)
ラジオ
8.3 (9.5)
NHKテレビ
17.1 (19.1)
ラジオ
16.7 (16.2)
ラジオ
8.7 (9.0)
注:(
- 4 -
6 位
雑誌
11.0 (10.3)
雑誌
6.1 (5.9)
ラジオ
4.1 (4.5)
雑誌
2.1 (2.8)
雑誌
8.2 (8.4)
ラジオ
12.8 (13.0)
雑誌
9.7 (9.9)
雑誌
6.2 (6.0)
)内は昨年度調査の数値
図4-1
「情報源として欠かせない」とした人の割合(性・年代別)
(複数回答、n=3,183)
(%)
90
76.3
80
65.7
70
60
60.0
59.8
54.0
46.2
44.2
42.3
42.2
50
44.9
40 43.6
30
75.5
35.6
38.1
44.7
38.9
43.7
22.9
26.1
20.0
21.6
20
10
56.2
50.9
41.4
23.3
66.0
61.4
54.8
NHKテレビ
47.9
46.0
31.3
39.5
22.9
新聞
34.8
民放テレビ
インターネット
22.3
7.2
0
男性
女性
【性別】
図4-2
18~
19歳
20代
30代
40代
50代
60代
【年代別】
70代
以上
「情報が信頼できる」とした人の割合(性・年代別)
(複数回答、n=3,183)
(%)
80
70
60.2
59.8
62.9
60
50
59.4
56.8
40
25.5
23.7
22.9
20
10
46.7
59.6
61.9
新聞
NHKテレビ
24.5
28.0
26.8
21.0
22.0
69.5
47.5
24.7
17.1
15.6
63.6
63.6
51.0
59.0
50.0
30
57.9
55.3
65.6
21.0
16.6
11.1
22.4
民放テレビ
インターネット
15.1
10.8
2.8
60代
70代
以上
0
男性
女性
【性別】
図4-3
18~
19歳
20代
30代
40代
50代
【年代別】
「手軽に見聞きできる」とした人の割合(性・年代別)
(複数回答、n=3,183)
(%)
100
87.6
90
82.9
78.6
80
69.8
70
60
59.7
55.2
54.1
49.6
42.9
50
46.1
40 45.0
44.3
49.9
55.6
42.8
33.0
37.9
30 35.5
33.1
22.9
18.6
45.2
57.9
57.9
53.1
53.3
50.9
43.3
19.1
民放テレビ
28.0
インターネット
23.0
15.7
0
男性
女性
【性別】
18~
19歳
11.0
20代
NHKテレビ
35.0
20
10
新聞
15.8
8.2
30代
40代
【年代別】
- 5 -
50代
60代
70代
以上
≪戦後 70 年報道について≫
5.戦後 70 年報道の情報入手メディアは?
-
「民放テレビ」65%、「NHK テレビ」60%、「新聞」57%
-
・戦後 70 年に関する事柄をどのメディアから入手しているか質問したところ、「民放テレビ」を挙げ
た人が 64.9%と最も多く、以下、
「NHKテレビ」が 59.5%、
「新聞」が 57.4%、
「インターネット」
が 25.4%という結果になった。
・年代別に見ると、女性と 50 代以下では民放テレビが1位、男性と 70 代以上ではNHKテレビが1
位、60 代では新聞が1位となった。また、30 代以下ではインターネットが2位となり、3位のN
HKテレビ、4位の新聞を上回った。新聞、NHKテレビは 20 代から年代の上昇とともに割合が
高くなるが、インターネットは 20 代以上で年代が低いほど割合が高くなっている。
図5-1
戦後 70 年報道の情報入手メディア
(n=3,183)
(%)
民放テレビ
64.9
NHKテレビ
59.5
新聞
57.4
インターネット
25.4
12.1
雑誌・書籍
その他
入手していない
表5-1
0.7
6.9
戦後 70 年報道の情報入手メディア(性・年代別)
(n=3,183)
総 数
男 性
女 性
18-19歳
20 代
30 代
40 代
50 代
60 代
70代以上
1 位
民放テレビ
64.9
NHKテレビ
61.8
民放テレビ
68.4
民放テレビ
52.9
民放テレビ
56.4
民放テレビ
61.4
民放テレビ
69.1
民放テレビ
67.7
新聞
73.4
NHKテレビ
77.7
2 位
NHKテレビ
59.5
民放テレビ
61.0
NHKテレビ
57.4
インターネット
44.3
インターネット
46.0
インターネット
41.8
NHKテレビ
50.3
新聞
63.8
NHKテレビ
72.0
新聞
77.3
3 位
新聞
57.4
新聞
60.0
新聞
54.9
NHKテレビ
37.1
NHKテレビ
34.0
NHKテレビ
39.6
新聞
48.9
NHKテレビ
62.8
民放テレビ
68.4
民放テレビ
62.8
- 6 -
4 位
インターネット
25.4
インターネット
30.5
インターネット
20.7
新聞
24.3
新聞
24.1
新聞
31.4
インターネット
34.0
インターネット
29.0
雑誌・書籍
16.9
雑誌・書籍
17.7
5 位
雑誌・書籍
12.1
雑誌・書籍
13.5
雑誌・書籍
10.8
入手していない
12.9
入手していない
18.2
入手していない
11.4
入手していない
8.5
雑誌・書籍
15.5
インターネット
15.9
インターネット
4.4
6 位
入手していない
6.9
入手していない
7.0
入手していない
6.8
雑誌・書籍
1.4
雑誌・書籍
3.4
雑誌・書籍
5.2
雑誌・書籍
7.3
入手していない
4.3
入手していない
3.3
入手していない
2.8
6.各メディアの戦後 70 年に関する報道の印象は?
-
「専門家の意見を比較」「分かりやすく解説」で民放テレビが高評価
-
・戦後 70 年に関する報道について、各メディアの印象を聞いたところ、NHKテレビが「事実が正確
に報道されていた」で 53.7%、「公正・中立な報道がされていた」で 50.5%、「他のメディアの情
報より信頼していた」で 47.0%、「この問題に対する報道姿勢がよいと評価できる」で 45.8%と1
位になった。
・民放テレビは「いろいろな立場の専門家の意見を比較できた」で 49.1%、「難しい内容が分かりや
すく解説されていた」で 47.5%、「自分の意見を持ったり、判断したりする時に、参考になった」
で 43.5%と1位になった。
・新聞は「事実が正確に報道されていた」
(48.5%)、
「公正・中立な報道がされていた」
(41.2%)、
「他
のメディアの情報より信頼していた」(41.3%)、「この問題に対する報道姿勢がよいと評価できる」
(40.0%)で堅調な支持を得た。
・年代別に見ると「他のメディアの情報より信頼していた」はNHKテレビと新聞が 40 代以上で他の
メディアに比べ高評価を得た。
「自分の意見を持ったり、判断したりする時に、参考になった」は、
50 代以下の年代では民放テレビが1位、60 代以上の年代では新聞が1位となっており、年代が上
がるほど新聞が参考になるとする傾向が見られた。
「公正・中立な報道がされていた」については、
全年代でNHKテレビが1位となった。新聞は 20 代から年代が上がるほど高く評価されたが、民
放テレビは年代差がほとんど見られなかった。インターネットは全年代で他のメディアに比べ最も
低い評価となった。
表6-1
戦後 70 年に関する報道について各メディアの印象
(複数回答、n=3,183)
(%)
事実が正確に報道されていた
公正・中立な報道がされていた
1 位
2 位
3 位
4 位
5 位
NHKテレビ
新聞
民放テレビ
インターネット
雑誌
53.7
48.5
32.5
9.0
2.6
NHKテレビ
新聞
民放テレビ
インターネット
雑誌
50.5
41.2
28.1
7.9
2.0
他のメディアの情報より信頼し
ていた
NHKテレビ
新聞
民放テレビ
インターネット
雑誌
47.0
41.3
23.2
8.9
1.8
この問題に対する報道姿勢が
良いと評価できる
NHKテレビ
新聞
民放テレビ
インターネット
雑誌
45.8
40.0
29.8
7.3
2.1
いろいろな立場の専門家の意
見を比較できた
民放テレビ
NHKテレビ
新聞
インターネット
雑誌
49.1
33.4
27.1
11.7
3.8
難しい内容が分かりやすく解説
されていた
民放テレビ
NHKテレビ
新聞
インターネット
雑誌
47.5
37.5
30.6
11.9
3.3
自分の意見を持ったり、判断し
たりする時に、参考になった
民放テレビ
NHKテレビ
新聞
インターネット
雑誌
43.5
40.5
39.7
17.6
4.6
- 7 -
図6-1
「他のメディアの情報より信頼していた」とした人の割合(性・年代別)
(複数回答、n=3,183)
(%)
70
57.8
60
50
47.7
47.0
46.4
45.7
40
39.1
30
20.8
25.5
28.6
24.3
14.3
10
46.0
35.1
43.8
20
43.0
40.9
25.8
25.4
18.2
女性
【性別】
18~
19歳
20代
新聞
NHKテレビ
22.3
24.1
18.2
25.2
26.0
民放テレビ
インターネット
16.6
6.4
男性
49.6
49.4
38.2
27.5
11.7
0
49.6
30代
9.2
11.2
40代
50代
0.4
6.4
60代
【年代別】
70代
以上
図6-2 「自分の意見を持ったり、判断したりする時に、参考になった」とした人の割合(性・年代別)
(複数回答、n=3,183)
(%)
60
50
40
43.9
42.9
47.5
46.7
44.3
35.8
30
37.1
28.6
20.7
39.2
34.7
36.8
54.4
50.7
46.4
43.0
38.2
40.1
20
49.4
42.9
42.5
45.7
50.6
43.3
34.6
NHKテレビ
34.9
28.9
18.9
民放テレビ
26.0
19.8
新聞
20.7
インターネット
18.0
14.8
10
11.4
9.1
2.6
60代
70代
以上
0
男性
女性
【性別】
図6-3
18~
19歳
20代
30代
40代
50代
【年代別】
「公正・中立な報道がされていた」とした人の割合(性・年代別)
(複数回答、n=3,183)
(%)
70
60
64.5
52.0
49.1
54.3
52.6
48.2
50
40.5
40
44.0
42.9
39.7
30
20
27.2
28.8
10
34.2
27.1
25.7
14.3
23.0
15.1
女性
【性別】
18~
19歳
20代
28.5
NHKテレビ
29.9
24.2
28.6
民放テレビ
インターネット
6.1
男性
新聞
49.1
14.1
9.9
0
52.1
37.1
29.6
30.0
28.0
50.4
30代
9.0
9.8
40代
50代
【年代別】
- 8 -
1.0
5.1
60代
70代
以上
7.戦後 70 年に関する報道で好ましくなかった点は?
-
「70 年の節目というだけで取り上げている」が 42%で最多
-
・戦後 70 年に関する報道で好ましくなかった点を尋ねたところ、
「70 年の節目というだけで取り上げ
ている感じがあった」が 41.6%、
「どのメディアも同じような報道で差を感じなかった」が 34.3%、
「戦後 70 年から次の時代を考えるような報道がなかった」が 32.7%となった。
・性別に見ると、
「戦後 70 年から次の時代を考えるような報道がなかった」
「戦争の話題に集中しすぎ
た」「戦後 70 年の歴史的な視点からの報道が少なかった」は男性の方が挙げる割合が 5 ポイント以
上多かった。年代別に見ると、「70 年の節目というだけで取り上げている感じがあった」は全年代
で最も多く挙げられた。「戦後 70 年から次の時代を考えるような報道がなかった」は年代の高い層
で多く挙げられた。
図7-1
戦後 70 年報道で好ましくなかった点
(複数回答、n=3,183)
(%)
70年の節目というだけで取り上げ
ている感じがあった
41.6
どのメディアも同じような報道で
差を感じなかった
34.3
戦後70年から次の時代を考えるよ
うな報道がなかった
32.7
25.1
若者に向けた報道が少なかった
22.0
戦争の話題に集中しすぎた
戦後70年の歴史的な視点からの報
道が少なかった
11.8
13.8
好ましくない点は特になかった
図7-2
戦後 70 年報道で好ましくなかった点(性・年代別)
(複数回答、n=3,183)
(%)
50
45.8
41.1
40
30
36.2
41.9
36.4
33.2
10
31.4
35.6
29.4
24.6
25.9
25.5
20
45.5
18.4
15.9
14.7
30.0
24.3
20.0
15.7
15.7
9.3
2.9
31.3
31.7
34.4
25.1 21.8
23.7
17.9
25.2
28.6
24.7
40.9
40.8
35.6
29.5
25.5
25.4
20.5
18.8
18.1
41.0
40.9
36.6
27.1
13.7
11.5
39.9
37.6
22.1
16.8
20.2
8.2
8.2
8.8
20代
30代
40代
戦後70年から次の時代を
考えるような報道がなかっ
た
若者に向けた報道が少な
かった
15.5
13.9
16.5
14.3
70年の節目というだけで
取り上げている感じがあっ
た
どのメディアも同じような報
道で差を感じなかった
13.9
10.4
9.9
50代
60代
戦争の話題に集中しすぎ
た
戦後70年の歴史的な視点
からの報道が少なかった
0
男性
女性
【性別】
18~
19歳
【年代別】
- 9 -
70代
以上
好ましくない点は特にな
かった
8.戦後 70 年と聞いて思い浮かぶ人物・事柄は?
-
人物は「昭和天皇」、事柄は「平和」
-
・戦後 70 年と聞いて思い浮かぶ人物を挙げてもらったところ、「昭和天皇」が 779 人と最も多く、以
下、
「親、兄弟など身内」が 274 人、
「安倍晋三」が 174 人、
「吉田茂」が 126 人、
「田中角栄」が 102
人という結果になった。
・戦後 70 年と聞いて思い浮かべることを挙げてもらったところ、
「平和」が 583 人と最も多く、以下、
「風化・忘れてはいけない」が 258 人、
「戦争・終戦・敗戦」が 221 人、
「原爆」が 215 人、
「不戦・
反戦・戦争への不安」が 208 人、「復興・経済発展」が 168 人という結果になった。戦争に関連す
る事柄を挙げた人が多かった。
図8-1
戦後 70 年と聞いて思い浮かぶ人物
(記入あり、1,921 人)
(人)
昭和天皇
779
親、兄弟など身内
274
安倍晋三
174
吉田茂
126
田中角栄
102
マッカーサー
74
東条英機
69
一般の戦争犠牲者や国民
64
山本五十六
図8-2
43
平成天皇・美智子妃
16
村山富市
14
岸信介
12
小泉純一郎
11
池田勇人
11
戦後 70 年と聞いて思い浮かぶ事柄
(記入あり、2,323 人)
(人)
平和
583
風化・忘れてはいけない
258
戦争・終戦・敗戦
221
原爆
215
不戦・反戦・戦争への不安
208
復興・経済発展
168
70年・過去
136
戦中戦後の困難・悲惨さ
71
憲法
41
戦後70年談話
41
戦争責任・歴史認識・領土問題
38
- 10 -
9.戦後 70 年、時代の印象は?
-
半数近い人が「経済の時代」という印象
-
・戦後 70 年はどのような時代だったという印象かを尋ねたところ、
「経済の時代」を 45.3%と半数近
くの人が挙げた。以下、「国際関係の時代」12.2%、「家族や親族など身近な人との生活に根ざした
時代」12.0%、「戦争の時代」9.8%、「科学技術の時代」9.6%となった。
・性別に見ると、男女とも「経済の時代」が他の項目に比べ圧倒的に多くなっているが、男性の方が
挙げる割合が 5.7 ポイント多かった。年代別に見ると、全年代で「経済の時代」が1位となってい
るが、40 代と 50 代をピークに 18-19 歳と 60 代が低くなる曲線を描いている。60 代と 70 代以上で
は「家族や親族など身近な人との生活に根ざした時代」を挙げる人が多くなっている。
図9-1
戦後 70 年の時代の印象
(n=3,183)
(%)
経済の時代
45.3
国際関係の時代
12.2
家族や親族など身近な人と
の生活に根ざした時代
12.0
戦争の時代
9.8
科学技術の時代
9.6
2.9
政治の時代
図9-2
スポーツの時代
1.0
文化・芸術の時代
0.7
戦後 70 年の時代の印象(性・年代別)
(n=3,183)
(%)
60
50
54.9
48.5
48.3
経済の時代
54.2
47.3
42.6
国際関係の時代
40
35.0
32.6
30
22.9
20
14.1
11.5
10.2
10
9.9
9.8
12.8
9.6
9.0
20.0
20.0
18.6
18.6
女性
【性別】
17.5
12.4
7.1
0
男性
18.2
18~
19歳
3.4
20代
13.9
11.6
9.4
13.1
9.6
12.1
8.6
15.9
12.4
9.2
11.7
5.1
8.5
6.4
8.4
4.2
30代
40代
50代
60代
70代
以上
- 11 -
戦争の時代
9.4
7.6
7.3
【年代別】
家族や親族など身近な
人との生活に根ざした
時代
科学技術の時代
10.戦後 70 年を経た今を天気で表すと?
-
「薄曇り」41%、「曇り」32%
-
・戦後 70 年を経た今を1つの天気で表すと、
「晴れ」が 17.6%、
「薄曇り」が 41.0%、
「曇り」が 31.7%、
「雨」が 3.5%、「大雨」が 2.1%という結果になった。
・性別、年代を問わず「薄曇り」
「曇り」
「晴れ」の順に挙げた人が多い結果となった。
「晴れ」は女性
より男性の方が 3.2 ポイント多く挙げており、年代別では 30 代以下に比べ 40 代以上で多く挙げら
れた。
図 10-1
戦後 70 年を経た今を1つの天気で表すと
その他
無回答
1.6
2.4
大雨
2.1
雨
3.5
(複数回答、n=3,183)
(%)
晴れ
17.6
曇り
31.7
薄曇り
41.0
図 10-2
戦後 70 年を経た今を1つの天気で表すと(性・年代別)
(複数回答、n=3,183)
(%)
50
39.8
42.2
44.3
39.6
40
30.8
44.7
34.0
32.6
37.1
31.1
19.3
10
0
2.8
2.5
1.7
男性
女性
【性別】
11.4
11.7
4.3
5.2
18~
19歳
39.4
33.3
32.6
1.7
20代
41.9
晴れ
薄曇り
26.7
18.1
16.1
4.3
40.5
35.1
30
20
41.1
16.6
曇り
19.0
22.3
13.4
雨
4.2
4.1
1.4
3.1
2.0
2.5
2.5
2.9
1.6
40代
50代
60代
70代
以上
4.0
30代
【年代別】
- 12 -
大雨
≪憲法改正問題に関する報道≫
11.憲法改正問題に関心がある? (*)
-
「関心がある」75%と昨年度から 5 ポイント増
-
・憲法改正問題に、
「関心がある」と答えた人が 74.9%(「非常に関心がある」27.3%と「やや関心が
ある」47.6%の計)、「関心がない」と答えた人が 24.3%(「あまり関心がない」19.7%と「全く関
心がない」4.6%の計)となった。関心がある人の割合が前回調査から 5.0 ポイント増加した。
・性別に見ると、「関心がある」と答えた人の割合は、女性が 70.8%に対し男性が 79.5%と、男性の
方が 8.7 ポイント高かった。年代別に見ると、最も関心が高かったのが 50 代で 80.8%、続いて 60
代で 79.2%、70 代以上で 77.9%という結果になった。
図 11-1
憲法改正問題への関心
(n=3,183)
非常に関心がある
今回調査
(n=3,183)
やや関心がある
27.3
あまり
関心が
無回答 ない
47.6
0.8
2014年度
(n=3,270)
22.5
47.4
0.9
2013年度
(n=3,297)
21.9
47.8
0.6
図 11-2
全く
関心が
ない
19.7
(%)
関心
がある
(計)
関心
がない
(計)
74.9
24.3
69.9
29.1
69.7
29.8
4.6
25.5
3.6
24.1
5.6
憲法改正問題への関心(性・年代別)
(n=3,183)
関心
がある
(計)
関心
がない
(計)
4.6
74.9
24.3
4.3
79.5
19.7
4.9
70.8
28.5
60.0
40.0
63.6
35.7
71.8
28.0
71.3
28.3
2.7
80.8
18.4
(%)
総 27.3
数
32.9
男 性
女 性
18~19歳
19.7
46.6
22.3
23.6
45.7
代
17.9
30
代
17.8
40
代
50
代
60
代
15.5
48.5
14.3
20
70代以上
47.6
25.7
45.7
27.1
54.0
21.1
36.5
非常に関心がある
やや関心がある
5.7
23.8
53.4
34.6
8.6
22.3
50.3
27.4
14.3
4.5
15.7
44.6
16.6
3.4
79.2
20.1
41.3
16.9
3.8
77.9
20.7
無回答
あまり関心がない
- 13 -
全く関心がない
12.憲法改正問題に関する情報を入手しているメディアは? (*)
-
「民放テレビ」66%、「NHK テレビ」61%、「新聞」59%
-
・憲法改正問題に関する情報をどのメディアから入手しているか質問したところ、
「民放テレビ」を挙
げた人が 65.5%と最も多く、以下、
「NHKテレビ」が 61.2%、
「新聞」が 58.5%、
「インターネッ
ト」が 32.3%という結果になった。前回調査と比べると、民放テレビは 7.6 ポイント、NHKテレ
ビは 1.4 ポイント、インターネットは 6.5 ポイント増加したが、新聞は 1.8 ポイント減少した。
・性別では男女ともに民放テレビ、NHKテレビ、新聞、インターネットの順となった。
・年代別に見ると、50 代以下では民放テレビが1位、60 代では新聞が1位、70 代以上ではNHKテ
レビが1位となった。また、30 代以下ではインターネットが2位となり、3位のNHKテレビ、4
位の新聞を上回った。新聞、NHKテレビは 20 代から年代の上昇とともに割合が高くなるが、イ
ンターネットは 20 代以上で年代が低いほど割合が高くなっている。
図 12-1
憲法改正問題に関する情報を入手しているメディア
(複数回答、n=3,183)
(%)
65.5 (57.9,52.6)
民放テレビ
61.2 (59.8,54.1)
NHKテレビ
58.5 (60.3,58.3)
新聞
32.3 (25.8,21.2)
インターネット
9.0 (10.9,10.1)
雑誌・書籍
1.1 (0.8,0.7)
その他
入手していない
表 12-1
8.2 (10.7,14.8)
注:(
)内は左から 2014 年度調査、2013 年度調査の数値
憲法改正問題に関する情報を入手しているメディア(性・年代別)
総 数
男 性
女 性
18-19歳
20 代
30 代
40 代
50 代
60 代
70代以上
1 位
民放テレビ
65.5
民放テレビ
65.2
民放テレビ
65.7
民放テレビ
54.3
民放テレビ
58.4
民放テレビ
63.6
民放テレビ
70.5
民放テレビ
71.8
新聞
72.9
NHKテレビ
79.6
2 位
NHKテレビ
61.2
NHKテレビ
65.0
NHKテレビ
57.8
インターネット
50.0
インターネット
57.7
インターネット
56.7
新聞
52.8
新聞
67.1
NHKテレビ
70.8
新聞
75.5
3 位
新聞
58.5
新聞
63.2
新聞
54.3
NHKテレビ
41.4
NHKテレビ
37.8
NHKテレビ
43.6
NHKテレビ
50.9
NHKテレビ
66.1
民放テレビ
68.4
民放テレビ
59.2
- 14 -
4 位
インターネット
32.3
インターネット
36.9
インターネット
28.1
新聞
27.1
新聞
26.8
新聞
32.2
インターネット
45.1
インターネット
37.4
インターネット
17.4
雑誌・書籍
10.4
(複数回答、n=3,183)
5 位
雑誌・書籍
9.0
雑誌・書籍
11.7
入手していない
10.0
入手していない
18.6
入手していない
17.2
入手していない
10.4
入手していない
8.6
雑誌・書籍
10.4
雑誌・書籍
13.0
入手していない
7.0
(%)
6 位
入手していない
8.2
入手していない
6.2
雑誌・書籍
6.4
雑誌・書籍
雑誌・書籍
5.8
雑誌・書籍
4.5
雑誌・書籍
7.1
入手していない
3.5
入手していない
6.0
インターネット
5.1
(憲法改正問題に関する情報を入手している人に)(全体の 91.2%)
13.憲法改正問題に関する情報で分かりやすいメディアは? (*)
-
「民放テレビ」54%、「NHK テレビ」46%、「新聞」44%
-
・憲法改正問題に関する情報で分かりやすいと思うメディアを挙げてもらったところ、「民放テレビ」
が 53.6%、「NHKテレビ」が 45.5%、「新聞」が 43.5%、「インターネット」が 20.0%という結
果になった。前回調査では、民放テレビ、NHKテレビ、新聞の評価は同等であった。今回はNH
Kテレビと新聞の割合が減少したのに対し、民放テレビは 5.2 ポイント増加してトップとなった。
・性別では男女ともに民放テレビ、NHKテレビ、新聞、インターネットの順となった。
・年代別に見ると、60 代以下では民放テレビが1位、70 代以上ではNHKテレビが1位となった。ま
た、30 代以下では情報入手メディア同様、インターネットが2位となった。新聞、NHKテレビは
20 代から年代の上昇とともに割合が高くなるが、インターネットは 20 代以上では年代が低いほど
割合が高くなっている。
図 13-1
憲法改正問題に関する情報で分かりやすいと思うメディア
(複数回答、n=2,903)
(%)
53.6 (48.4,45.7)
民放テレビ
45.5 (47.9,45.5)
NHKテレビ
43.5 (47.8,49.3)
新聞
20.0 (17.4,15.7)
インターネット
雑誌・書籍
0.9 (0.6,0.6)
その他
分かりやすいと思う
メディアはない
表 13-1
5.4 (7.5,7.5)
7.1 (6.8,7.1)
注:(
)内は左から 2014 年度調査、2013 年度調査の数値
憲法改正問題に関する情報で分かりやすいと思うメディア(性・年代別) (複数回答、n=2,903)
総 数
男 性
女 性
18-19歳
20 代
30 代
40 代
50 代
60 代
70代以上
1 位
民放テレビ
53.6
民放テレビ
50.4
民放テレビ
56.7
民放テレビ
51.8
民放テレビ
49.6
民放テレビ
51.5
民放テレビ
56.1
民放テレビ
56.9
民放テレビ
55.8
NHKテレビ
66.0
2 位
NHKテレビ
45.5
NHKテレビ
48.9
NHKテレビ
42.3
インターネット
30.4
インターネット
43.8
インターネット
38.2
NHKテレビ
34.5
NHKテレビ
46.3
新聞
54.8
新聞
65.6
3 位
新聞
43.5
新聞
48.1
新聞
39.1
NHKテレビ
28.6
NHKテレビ
27.9
NHKテレビ
28.0
新聞
33.5
新聞
43.9
NHKテレビ
52.3
民放テレビ
49.9
- 15 -
4 位
インターネット
20.0
インターネット
23.1
インターネット
17.0
新聞
19.6
新聞
15.4
新聞
21.9
インターネット
28.2
インターネット
20.3
インターネット
10.0
雑誌・書籍
7.2
5 位
ない
7.1
雑誌・書籍
7.5
ない
7.5
ない
8.9
ない
7.9
ない
7.5
ない
8.5
ない
6.4
ない
7.9
ない
4.8
(%)
6 位
雑誌・書籍
5.4
ない
6.6
雑誌・書籍
3.4
雑誌・書籍
雑誌・書籍
4.2
雑誌・書籍
2.5
雑誌・書籍
3.8
雑誌・書籍
5.3
雑誌・書籍
7.7
インターネット
2.2
14.今後、新聞に期待する憲法改正問題報道は? (*)
-
新聞は「海外の実情や日本の現況に対する反応についての報道」を
-
・国会で憲法改正問題が議論されていく中で新聞に期待する報道を尋ねたところ、前回同様、
「現行の
憲法について詳しく解説してほしい」52.1%、「政党の意見の違いがよく分かるような報道をして
ほしい」50.4%が多かった。
・「海外における改憲の実情や、日本の現況に対する反応を詳しく報道してほしい」は 29.2%(2013
年度調査 24.9%、2014 年度調査 26.5%)と増加傾向にある。安保法案の成立など国民を取り巻く状
況が変化する中で、人々が新聞報道に求めることも変化している。
・性別に見ると、「政党の意見の違い」は 5.4 ポイント、「海外における改憲の実情や、日本の現況に
対する反応」は 6.1 ポイント、「新聞社の立場を明確に」は 7.5 ポイント、男性の方が挙げる割合
が多かった。年代別に見ると、全ての年代で「現行の憲法についての詳しい解説」と「政党の意見
の違い」が1~2位となった。「国民世論を形成」「憲法学者など専門家の意見」「新聞社の立場を
明確に」は年代が高い層で割合が高かった。
図 14-1
今後、新聞に期待する憲法改正問題報道
(複数回答、n=3,183)
(%)
現行の憲法について詳しく解説してほしい
52.1 (54.5,56.6)
政党の意見の違いがよく分かるような報道
をしてほしい
50.4 (51.0,46.9)
海外における改憲の実情や、日本の現況に
対する反応を詳しく報道してほしい
29.2 (26.5,24.9)
国民世論を形成する中心的な役割を果たす
ような報道をしてほしい
27.1 (30.8,21.0)
憲法学者など専門家の意見を多く掲載して
ほしい
25.7 (28.5,25.6)
憲法改正への賛否については、新聞社の立
場を明確にしてほしい
14.3 (18.7,10.9)
注:(
図 14-2
)内は左から 2014 年度調査、2013 年度調査の数値
今後、新聞に期待する憲法改正問題報道(性・年代別)
(複数回答、n=3,183)
(%)
現行の憲法について詳しく
解説してほしい
70
60
53.2
51.7
50
50.6
40
30
20
47.8
24.9
40.0
30.0
26.4
26.3
25.7
45.7
28.2
24.3
10
28.0
20.8
15.5
10.0
10.7
50.4
28.0
24.5
31.7
30.1
33.7
27.4
32.3
30.5
23.0
8.9
20代
30代
11.9
33.1
25.7
21.4
13.7
政党の意見の違いがよく分
かるような報道をしてほしい
48.5
30.4
19.1
8.9
50.9
54.4
46.5
16.2
17.1
18.2
53.9
53.0
51.5
32.4
28.6
57.3
56.4
53.4
16.0
海外における改憲の実情
や、日本の現況に対する反
応を詳しく報道してほしい
国民世論を形成する中心
的な役割を果たすような報
道をしてほしい
憲法学者など専門家の意
見を多く掲載してほしい
5.7
0
男性
女性
【性別】
18~
19歳
40代
50代
【年代別】
- 16 -
60代
70代
以上
憲法改正への賛否につい
ては、新聞社の立場を明確
にしてほしい
15.集団的自衛権に関する新聞の報道は? (*)
-
「分かりやすかった」19%、「分かりにくかった」22%
-
・集団的自衛権に関する新聞報道に、
「分かりやすかった」と答えた人が 18.5%(「分かりやすかった」
1.9%と「どちらかと言えば分かりやすかった」16.6%の計)、「分かりにくかった」と答えた人が
22.1%(「どちらかと言えば分かりにくかった」16.4%と「分かりにくかった」5.7%の計)となっ
た。「どちらとも言えない」と答えた人が 56.9%と半数以上を占めた。全体的な国民の評価は昨年
から変化していない。
・性別に見ると、「分かりやすかった」と答えた人の割合は、女性が 15.5%に対し男性が 21.7%と、
男性の方が 6.2 ポイント高かった。年代別に見ると、「分かりやすかった」と答えた人の割合は 30
代以下では 10%前後となったのに対し、40 代以上では 20%前後となった。
図 15-1
集団的自衛権に関する新聞報道の評価
(n=3,183)
(%)
分かりにく
かった(計)
22.1%(22.6%)
分かりやす
かった
1.9(2.8)
分かりにくかった
5.7(6.4)
どちらかと言えば
分かりにくかった
16.4(16.3)
無回答
2.5(2.2)
図 15 -2
どちらかと言えば
分かりやすかった
16.6(18.3)
どちらとも
言えない
56.9(54.1)
分かりやす
かった(計)
18.5%(21.0%)
集団的自衛権に関する新聞報道の評価(性・年代別)
注:( )内は昨年度
調査の数値
(n=3,183)
(%)
総 数 1.9
男 性 2.4
女 性 1.3
56.9
16.6
58.9
14.2
5.7
18.5
22.1
15.9
5.2
21.7
21.1
6.2
15.5
23.1
5.7
11.4
15.7
5.5
11.3
21.3
9.7
16.6
18.3
17.3
20.9
16.6
6.6
21.9
26.8
7.5
22.6
29.9
16.9
71.4
18~19歳 1.4
10.0
20
代 1.7
9.6
30
代 0.7
40
代 1.7
50
代 1.4
19.4
60
代
2.1
19.8
70代以上
2.8
19.8
8.9
分かりやすかった
10.0
66.7
15.8
71.3
8.9
62.3
16.6
13.0
60.5
20.2
44.4
どちらかと言えば
分かりやすかった
どちらとも
言えない
7.7
4.3
14.3
47.8
22.4
無回答
- 17 -
分かりに
くかった
(計)
16.4
54.7
19.3
分かりや
すかった
(計)
どちらかと言えば
分かりにくかった
2.2
分かりにくかった
≪報道の自由≫
16.報道の自由についてどう思う?
-
「報道の自由は常に保障されるべきだ」が 83%
-
・「報道の自由は常に保障されるべきだ」については、「思う」と答えた人が 83.2%、「思わない」と
答えた人が 14.0%となった。「メディアは報道の自由を振りかざしていると思うか」という質問に
対して「思わない」と答えた人が 51.7%、「思う」と答えた人が 43.4%となった。「現在の報道を
見ていると、圧力をかけられても仕方がないと思うか」という質問に対して「思わない」と答えた
人が 60.4%、「思う」と答えた人が 35.2%となった。「政府が国益を損なうという理由でメディア
に圧力をかけるのは当然だと思うか」という質問に対して「思わない」と答えた人が 67.8%、「思
う」と答えた人が 27.6%となった。
・性別に見ると、
「メディアは報道の自由を振りかざしていると思う」と答えた人の割合は女性より男
性の方が 7.9 ポイント高かった。年代別に見ると、18-19 歳で「報道の自由は常に保障されるべき
だ」と答えた人の割合が他の年代より低く、「メディアは報道の自由を振りかざしている」「現在の
報道を見ていると、圧力をかけられても仕方がない」「政府が国益を損なうという理由でメディア
に圧力をかけるのは当然だ」と答えた人の割合が他の年代より高かった。
図 16-1
報道の自由について
(n=3,183)
(%)
報道の自由は常に保障される
べきだ
メディアは報道の自由を振りか
ざしていると思う
45.1
12.7
現在の報道を見ていると、圧力
をかけられても仕方がないと思
う
7.6
政府が国益を損なうという理由
でメディアに圧力をかけるのは
当然だと思う
5.5
30.7
11.1
36.9
27.6
24.2
35.7
どちらかと言えば
そう思う
無回答
2.9
14.9
36.2
22.0
そう思う
図 16-2
38.1
32.1
どちらかと言えば
そうは思わない
報道の自由について(性・年代別)
肯定層 否定層
83.2
14.0
43.4
51.7
35.2
60.4
27.6
67.8
そうは
思わない
(n=3,183)
(%)
100
90
85.0
85.5
81.6
74.3
80
78.0
82.4
86.5
84.8
80.0
70
50
47.5
48.6
39.6
40
35.2
35.2
44.3
30
20
現在の報道を見ていると、
圧力をかけられても仕方が
ないと思う
58.6
60
28.4
43.3
47.2
42.4
35.4
38.1
29.2
26.8
46.6
46.0
37.9
38.7
30.7
25.7
35.6
32.6
30.2
27.6
24.9
メディアは報道の自由を振
りかざしていると思う
0
女性
【性別】
18~
19歳
20代
30代
40代
50代
【年代別】
- 18 -
60代
政府が国益を損なうという
理由でメディアに圧力をか
けるのは当然だと思う
27.4
10
男性
報道の自由は常に保障さ
れるべきだ
70代
以上
≪新聞への意見≫
17.新聞についてどう思う? (*)
-
情報の「多様性」「正確性」「責任感」に高い評価 -
「多種多様な情報を知ることができる」が 71%
・新聞についての印象や意見について、肯定層の占める割合を比較すると、
「新聞で多種多様な情報を
知ることができる」(70.7%)が最も多く、次いで、「新聞に書いてある情報は正しい」(60.3%)、
「新聞は他のメディアより責任感をもって情報を発信している」(54.1%)、「新聞には社会を導い
ていく力がある」(50.5%)の順に多くなっており、新聞が発信している情報に対しての評価は高
い。
・他方、
「新聞は報道される人のプライバシーや人権に気を配っている」と「新聞は社会的弱者に目を
向けている」で、否定層がそれぞれ 14.5%、17.5%となり、新聞の報道倫理に対しては比較的厳し
い目が向けられている。
・昨年度調査と比較すると、あまり変化は見られなかった。
※肯定層:「そう思う」+「どちらかと言えばそう思う」
否定層:
「どちらかと言えばそうは思わない」+「そうは思わない」
図 17-1
新聞についての印象や意見
(n=3,183)
(%)
新聞で多種多様な情報を知る
ことができる
26.6
新聞に書いてある情報は正しい
12.9
新聞は他のメディアより責任感
をもって情報を発信している
15.0
新聞には社会を導いていく力が
ある
12.8
新聞は自分たちに都合の悪い
ことは書きたがらない
47.4
新聞は社会的弱者に目を向
けている
そう思う
35.9
37.7
17.2
38.4
42.3
30.2
33.9
7.2
3.7
33.0
39.1
新聞は報道される人のプライバ
7.0
シーや人権に気を配っている
新聞は、時の政権におもねる
風潮がある(※)
21.6
44.0
43.4
25.9
53.4
16.9
どちらか
と言えば
そう思う
59.6
どちらとも
言えない
無回答
(※)今年度の新規質問
- 19 -
否定層
今回 昨年
今回 昨年
3.9 2.2
70.7 70.3
6.1
5.6
3.1 2.7
60.3 60.6
5.8
6.8
8.9
9.8
5.3
3.6
54.1 53.0
6.3
3.9
50.5 52.3
5.9
3.0
47.3 49.0
10.3
4.2
40.8 41.9
14.5 13.9
7.7
3.7
33.1
11.4
11.1 6.4
どちらか
と言えば
そうは
思わない
肯定層
そうは
思わない
*
20.6 21.6
10.1 10.0
8.9
7.5
*
17.5 16.4
・
「新聞で多種多様な情報を知ることができる」の肯定層は、20 代・30 代で6割台、18-19 歳と 40 代
以上で7割台となった。幅広い情報を得られる媒体という点が、世代を問わず評価されていること
が分かった。
・「新聞は他のメディアより責任感をもって情報発信している」の肯定層は、30 代で 41.3%と最も低
く年代が上がるほど増加する傾向があり、70 代以上で 62.3%となった。
・「新聞は社会的弱者に目を向けている」の否定層は、20 代・30 代で2割台となり、肯定層を上回っ
た。40 代以上では肯定層が否定層を上回るが、肯定層の割合は、最も多い 70 代以上でも3割に届
かない。
図 17-2
「新聞で多種多様な情報を知ることができる」(性・年代別)
(n=3,183)
(%)
80
70
60
70.8
70.6
74.3
67.7
50
70.8
72.4
71.0
74.2
63.4
肯定層
40
30
20
10
7.4
5.0
男性
女性
否定層
8.6
9.6
9.9
6.4
4.7
5.7
3.4
18~
19歳
20代
30代
40代
50代
60代
70代
以上
0
【性別】
図 17-3
【年代別】
「新聞は他のメディアより責任感をもって情報を発信している」
(性・年代別)
(n=3,183)
(%)
80
70
60
52.5
55.6
54.6
54.3
46.0
50
54.0
56.7
62.3
肯定層
41.3
40
30
20
11.0
7.0
10
11.4
14.1
14.6
否定層
7.8
7.4
8.8
5.1
40代
50代
60代
70代
以上
0
男性
女性
【性別】
図 17-4
18~
19歳
20代
30代
【年代別】
「新聞は社会的弱者に目を向けている」(性・年代別)
(n=3,183)
(%)
80
70
60
肯定層
50
40
30
22.1
24.4
19.3
20
10
19.1
16.0
0
男性
女性
【性別】
24.0
20.0
18.6
19.3
12.9
13.4
11.9
18~
19歳
20代
30代
40代
【年代別】
- 20 -
23.1
29.8
18.0
否定層
16.6
15.0
12.2
50代
60代
70代
以上
18.新聞の政治に対する態度についてどう思う? (*)
-
「不正を追及」に4割が肯定。
「政治家について全て報道している」には変わらず厳しい評価
-
・新聞と政治の関係についての意見に関して、肯定層の占める割合を比較したところ、
「新聞は政治や
社会の不正を追及している」(40.9%)が最も多く、次いで、「新聞は政治に対して客観的な視点で
報道している」(35.9%)、「ある新聞が政権に対して批判的な記事を載せると、他の新聞もそれに
追随する傾向がある」(32.4%)が多かった。
・新聞と政治家の関わりに関する項目については評価が低い傾向にある。
「新聞は政治家について知っ
ていることを全て報道している」の否定層が 42.8%に上り、「新聞は政治家と適切な距離を保って
いる」の肯定層が 21.2%に留まるなど評価が厳しい。
・昨年度調査と比較すると「ある新聞が政権に対して批判的な記事を載せると、他の新聞もそれに追
随する傾向がある」の肯定層が 3.7 ポイント減少した。
※肯定層:「そう思う」+「どちらかと言えばそう思う」
否定層:「どちらかと言えばそうは思わない」+「そうは思わない」
図 18-1
新聞と政治についての意見
(n=3,183)
肯定層
否定層
今回 昨年
今回 昨年
40.9 40.2
12.0 12.8
8.7 5.2
35.9 35.7
13.9 15.5
9.3 4.2
32.4 36.1
13.5 12.6
(%)
新聞は政治や社会の不正を追
及している
7.0
新聞は政治に対して客観的な
視点で報道している
5.5
30.4
ある新聞が政権に対して批判
的な記事を載せると、他の新聞
もそれに追随する傾向がある
7.6
24.8
新聞は、国民の声を政治に反
映させるのに役立っている
6.6
新聞は政府を監視する役割を
果たしている
5.2
33.9
52.4
22.8
4.0
18.0
新聞は政治家と適切な距離を
保っている
3.7
17.5
新聞は政治家について知って
1.7 7.4
いることを全て報道している
どちらか
と言えば
そう思う
8.2 3.7
48.4
22.8
新聞は主張の異なる政党の主
張を公平に扱っている
そう思う
45.9
47.7
14.3
7.2
29.4 29.7
21.5 21.8
50.2
12.4
7.7
28.0 28.4
20.1 20.5
8.4
22.0 22.1
22.7 24.3
11.7 5.9
21.2 21.5
17.5 19.4
26.5
16.4
9.1 10.8
42.8 43.6
どちらか
と言えば
そうは
思わない
そうは
思わない
53.9
14.3
59.8
46.3
どちらとも
言えない
無回答
- 21 -
・
「新聞は政治や社会の不正を追及している」の肯定層は、20 代(27.5%)と 30 代(27.7%)で少な
く、40 代以降、年代が上がるにつれて多くなっている。一方、否定層は 20 代と 30 代で多く、年代
の上昇と共に少なくなり、肯定層と否定層との差も年代の上昇に伴い大きく開いていく。
・「新聞は政府を監視する役割を果たしている」は、20 代と 30 代で否定層が多く、肯定層を 10 ポイ
ント前後上回った。40 代以上では年代が上がるほど肯定層の割合が高くなり、否定層との差が大き
くなっていく。
・「新聞は主張の異なる政党の主張を公平に扱う」は、40 代以下で否定層が肯定層を上回ったが、20
代・30 代ではその差が 15 ポイント前後と大きくなった。70 代以上では肯定層が否定層を 15.5 ポ
イント上回った。
図 18-2
新聞は政治や社会の不正を追及している(性・年代別)
(n=3,183)
(%)
60
50
46.7
55.9
35.6
40
42.3
38.6
30
43.6
35.2
27.5
27.7
17.9
18.8
肯定層
20
10
12.2
11.7
10.0
男性
女性
18~
19歳
0
【性別】
図 18-3
否定層
12.6
20代
30代
40代
11.0
12.1
50代
60代
【年代別】
5.6
70代
以上
新聞は政府を監視する役割を果たしている(性・年代別)
(n=3,183)
(%)
60
50
39.0
40
30.9
30
29.6
25.3
24.3
19.5
21.4
31.2
24.2
26.8
肯定層
30.2
20
20.7
10
19.9
19.1
20.9
18.4
否定層
18.1
11.7
0
男性
女性
【性別】
図 18-4
18~
19歳
20代
30代
40代
50代
60代
【年代別】
70代
以上
新聞は主張の異なる政党の主張を公平に扱う(性・年代別)
(n=3,183)
(%)
60
50
40
30
20
24.6
23.4
27.5
21.0
31.8
30.0
24.7
23.7
20.4
21.5
22.2
40代
50代
60代
18.6
20.7
10
13.4
14.1
20代
30代
22.3
否定層
16.3
8.6
0
男性
女性
【性別】
18~
19歳
【年代別】
- 22 -
肯定層
70代
以上
19.新聞の政治的立場についてどう思う? (*)
-
欧米のように政治色を出すことに否定的なのは昨年度と変わらず -
「独自色」は 13%、「不偏不党」は 67%
・新聞の政治的立場について、
「A:新聞は、それぞれ独自の政治色をはっきり出した方がよい」と考
える独自色派は 13.3%で、「B:新聞は、1つの政党に偏ることなく不偏不党を貫くべきだ」と考
える不偏不党派が 66.9%と多く、欧米のように新聞に政治色を出すことに否定的な意見が圧倒的多
数を占めた。昨年度と同様、不偏不党派が独自色派を大きく上回った。
・年代別に見ると、不偏不党派は最も少ない 18-19 歳でも 57.1%と過半数を占め、いずれの年代(58.9%
~75.3%)でも、独自色派(8.5%~16.6%)を大きく上回っており、新聞は不偏不党であるべき
との意見が強いことが分かる。
・昨年度調査と比較すると、不偏不党派優位の傾向は変わらないが、全体で不偏不党派が 3.1 ポイン
ト増加し、60 代を除く全年代での増加となった。50 代以下では 5 ポイント以上の増加となった。
※独 自 色 派:「Aに近い」+「どちらかと言えばAに近い」
不偏不党派:「どちらかと言えばBに近い」+「Bに近い」
図 19-1
新聞の政治的立場についての意見
Aに近い
A:新聞は、
それぞれ独自
の政治色を
はっきり出し
た方がよい
(n=3,183)
どちらとも
言えない
どちらか
と言えば
Aに近い
5.1 8.2
どちらか
と言えば
Bに近い
無回答
17.8
Bに近い
(%)
37.8
29.1
B:新聞は、
1つの政党に
偏ることなく
不偏不党を貫
くべきだ
2.0
図 19-2
新聞の政治的立場についての意見(性・年代別)
(n=3,183)
独自色派
(A)
(B)
今回 昨年
今回 昨年
13.3
14.1
66.9
63.8
15.4
16.3
66.8
64.3
11.4
12.0
67.1
63.3
12.9
21.8
57.1
51.3
14.4
15.4
64.6
58.7
30.7
12.4
14.1
69.1
64.1
31.6
8.5
13.3
71.7
66.7
31.1
11.7
12.2
75.3
69.6
30.7
15.4
12.5
65.6
67.3
16.6
16.3
58.9
56.6
(%)
総 数
男 性
5.1 8.2
6.0
9.4
女 性
4.3 7.1
18~19歳
2.9 10.0
20 代
17.8
16.2
40 代
4.1 4.3
19.5
50 代
3.5 8.2
11.2
6.6
41.2
17.3
25.8
40.0
17.1
36.1
19.9
4.5 7.9
70代以上
32.7
30.0
30 代
5.4 10.0
29.1
34.1
19.2
6.9 7.6
60 代
37.8
28.5
38.4
40.1
44.2
16.9
10.0
19.9
Aに近い
どちらか
と言えば
Aに近い
34.9
34.5
どちらとも
言えない
無回答
24.5
どちらか
と言えば
Bに近い
- 23 -
不偏不党派
Bに近い
20.新聞の記事の満足度は? (*)
-
ラ・テ欄、地元記事、社会記事など、身近な記事の満足度が高い
-
・新聞の各記事について満足層の占める割合を比較すると、「テレビ・ラジオ欄」が 56.6%を占め、
テレビ・ラジオなど他のメディアへの窓口として新聞を利用する人が多いことが分かった。次いで
「地元に関する記事」(48.1%)、「社会に関する記事」(47.0%)、「スポーツ・芸能に関する記事」
(43.7%)、「生活・健康に関する記事」(43.1%)で満足層が4割台と、生活に密着した身近な記
事の満足度が高かった。
・「社説」「国際情勢に関する記事」の満足層は3割台(33.8%、36.6%)と少ないが、不満層も1割
(4.4%、5.9%)を下回っており、「どちらとも言えない」や「ほとんど読まない」が多く、閲読
度が低いことがうかがえる。
・昨年度調査との比較では、
「テレビ・ラジオ欄」
「スポーツ・芸能に関する記事」
「生活・健康に関す
る記事」の満足層の割合が 2.0~2.3 ポイント減少しているが、大きな変化は見られない。
※満足層:
「満足している」+「まあ満足している」
不満層:「やや不満である」+「不満である」
図 20-1
新聞の記事の満足度
(n=3,183)
16.3
テ レ ビ ・ ラ ジ オ 欄
26.4
40.3
満足層
不満足層
(%)
今回 昨年
今回 昨年
0.7
56.6 58.9
2.1
2.0
1.9
48.1 49.8
8.6
8.2
3.1 1.2
47.0 47.4
4.4
5.0
12.8
1.5
地 元 に 関 す る 記 事
11.3
36.8
社 会 に 関 す る 記 事 5.8
29.8
11.0
34.8
41.2
11.6
6.7
スポーツ・芸能に関する記事
6.7
37.1
35.6
13.4
4.1 0.9
43.7 45.9
5.1
5.4
生活・健康に関する記事
6.6
36.6
36.7
12.6
4.3 0.9
43.1 45.1
5.3
4.8
政 治 に 関 す る 記 事 5.5
35.6
35.7
14.7
4.4
2.1
41.1 41.2
6.5
7.0
経 済 に 関 す る 記 事 5.5
35.3
35.7
16.4
3.7 1.1
40.8 40.4
4.8
5.2
文 化 に 関 す る 記 事 4.8
34.9
3.2 0.5
39.7 41.2
3.7
3.6
4.5 1.4
36.6 38.4
5.9
5.8
1.4
33.8 33.0
4.4
4.8
国 際 情 勢 に 関 す る 記 事 4.4
32.2
説 6.0
27.8
社
40.5
40.1
38.2
13.2
14.7
20.8
3.0
満足して
いる
まあ満足
している
どちらとも
言えない
ほとんど
読まない
- 24 -
無回答
やや不満
である
不満で
ある
・
「テレビ・ラジオ欄」は、男女、全ての年代で最も満足度が高くなった。
「地元に関する記事」
「社会
に関する記事」は 18-19 歳で満足層が最も少なく、年代の高い層で割合が多くなる傾向が見られた。
また、「社会に関する記事」は男性の満足度が女性より 6.4 ポイント高かった。
・
「政治に関する記事」
「経済に関する記事」
「国際情勢に関する記事」は、女性よりも男性の満足度が
高かった。年代別に見ると、これらの記事の満足度は、30 代以下に比べ 40 代以上で高かった。
図 20-2
テレビ・ラジオ欄、地元、社会に関する記事に満足している人の割合(性・年代別)
(n=3,183)
※「満足している」+「まあ満足している」の割合
(%)
70
63.9
62.2
59.0
60
50
58.9
54.0
49.9
50.4
47.3
39.4
44.0
53.4
45.3
41.4
46.0
55.9
50.9
49.6
45.4
40
56.4
53.2
48.9
50.6
地元に関す
る記事
34.7
38.1
30
25.7
テレビ・ラジ
オ欄
社会に関す
る記事
32.6
24.3
20
男性
女性
18~
19歳
【性別】
図 20-3
20代
30代
40代
50代
60代
【年代別】
70代
以上
政治、経済、国際情勢に関する記事に満足している人の割合(性・年代別)
(n=3,183)
※「満足している」+「まあ満足している」の割合
(%)
70
60
50.7
50
40
政治
46.0
45.6
44.6
44.8
41.9
41.9
47.2
経済
37.0
40.5
32.7
36.1
28.9
30
41.6
38.5
42.7
41.7
41.3
38.3
国際情勢
33.1
24.3
24.3
21.4
20
男性
女性
【性別】
18~
19歳
28.5
24.1
20代
30.4
28.0
30代
40代
【年代別】
- 25 -
50代
60代
70代
以上
21.新聞全般の満足度は?(*)
-
満足している人は 54%、不満な人は 7%。高年齢層で満足度が高い
-
・新聞全般について、
「満足している」は 14.1%、
「やや満足である」は 39.8%であり、この2つを合
わせた満足層は 53.9%を占めた。「やや不満である」と「不満である」を合わせた不満層は 7.3%
と少数であった。昨年度から変化は見られなかった。
・年代別に見ると、満足層は 30 代以下で半数を下回った。40 代では満足層が約5割、年代の上昇とと
もに満足層の割合も高くなり 70 代以上では 68.3%となった。一方、不満層は 20 代・30 代で約1割
となっているが、他の年代では1割未満となり、圧倒的に満足層の方が多くなった。
※満足層:「満足している」+「やや満足である」
不満層:「やや不満である」+「不満である」
図 21-1
新聞全般の満足度
(n=3,183)
無回答
1.2
やや不満
である
5.0
(%)
不満で
ある
2.3
満足して
いる
14.1
どちらとも
言えない
37.6
図 21-2
やや満足
である
39.8
新聞全般の満足度(性・年代別)
(n=3,183)
(%)
数
14.1
39.8
37.6
男 性
13.7
41.4
34.1
女 性
14.5
38.3
総 18~19歳
61.4
今回 昨年
今回 昨年
53.9
53.2
7.3
7.4
3.5
55.1
54.3
9.5
10.1
4.1 1.2
52.8
52.2
5.3
5.0
4.3 -
34.3
35.9
4.3
9.0
33.3
33.6
11.7
9.8
3.2
35.6
42.7
11.6
10.8
1.6
50.1
50.9
6.2
9.4
20
代
7.6
30
代
7.4
40
代
50
代
14.5
45.0
31.5
5.5
2.2
59.5
55.5
7.8
6.4
60
代
15.3
45.1
31.1
4.5
2.8
60.3
59.1
7.3
6.5
2.6 1.0
68.3
65.0
3.7
3.9
70代以上
25.8
不満層
2.3
6.0
40.8
31.4
2.9
5.0
満足層
28.2
11.4
8.4
51.5
38.7
22.9
満足して
いる
6.9 4.8
54.3
45.5
やや満足
である
4.7
43.0
どちらとも
言えない
26.0
無回答
やや不満
である
- 26 -
不満である
≪生活の中の新聞≫
22.新聞を読んでいる人は? (*)
-
「読んでいる」は朝刊 74%、夕刊 27%。朝刊の閲読率は前年より減少
-
・朝刊を読んでいる人は 73.8%を占めている。内訳を見ると、「毎日」読んでいる人(52.8%)が過半
数を占めている。
「毎日」読んでいる人は 18-19 歳で 4.3%、20 代で 8.2%に留まるが、年代が上が
るほど増加し、50 代で 60.9%、60 代で 72.2%、70 代以上で 81.1%となった。
・昨年度調査と比較すると、朝刊を読んでいる人は 20~40 代(6.3~11.0 ポイント減)で減少が目立っ
た。また、「毎日」読んでいる人については、全年代で減少しており、もともと毎日閲読割合の少
ない 30 代以下でさらに 5.7~8.5 ポイントの減少となった。
図 22-1
新聞(朝刊)の閲読頻度
(n=3,183)
(%)
無回答
0.1
読む(計)
2014 年度
2013 年度
2012 年度
2011 年度
2010 年度
2009 年度
2008 年度
読まない
26.1
それ以下
3.6
毎日
52.8
週に1日
くらい
3.5
週に
2~3日 週に
4~5日
6.9
7.0
図 22-2
新聞(朝刊)の閲読頻度(読む(計))
(性・年代別)
(n=3,183)
(%)
100
90
80 76.9
84.5
79.8
74.3
90.0 89.4
図 22-3
75.0
60 55.1
46.2
90.6
83.6 88.2
39.7
73.8 76.9 70.9
66.8
30
52.1
42.7
40
52.8
58.0
20
37.1 39.5
62.7
58.5
50
30
50.5
20
48.1
19
今回
50
60
代 以上
40
代
- 27 -
30
代
20
代
18
代
8.2
代
4.3
昨年
今回
60.9
40.2
12.8 14.0
~ 歳
女性
0
男性
70
81.1
21.8
総数
昨年
60
代 以上
19
50
代
40
代
30
代
20
代
代
~ 歳
女性
男性
総数
18
72.2
27.5
10
10
0
81.7
70
60
40
90
80
61.5
50
新聞(朝刊)の閲読頻度(毎日)
(性・年代別)
(n=3,183)
(%)
100
73.1
70
73.8
76.9
79.3
78.7
82.6
82.9
84.0
89.3
70
・夕刊を読む人は 26.6%で、調査開始以来、減少傾向が続いている。そのうち「毎日」読んでいる人
は 17.3%に留まった。
・夕刊を読む人は、40 代以下で昨年度より減少しており、20 代で 4.5 ポイント、30 代で 5.5 ポイン
ト減少した。
図 22-4
新聞(夕刊)の閲読頻度
(n=3,183)
無回答
5.4
週に
4~5日
2.2
読む(計)
2014 年度
2013 年度
2012 年度
2011 年度
2010 年度
2009 年度
2008 年度
週に
2~3日
2.8
毎日
17.3
週に1日
くらい
1.6
読まない
68.0
図 22-5
(%)
26.6
26.9
29.2
28.5
30.5
30.9
33.6
41.9
それ以下
2.6
新聞(夕刊)の閲読頻度(読む(計))
(性・年代別)
(n=3,183)
図 22-6
新聞(夕刊)の閲読頻度(毎日)
(性・年代別)
(n=3,183)
(%)
50
(%)
50
40
32.3
40
33.5
30 26.9
28.8
19.2 18.9 19.6
22.0
30.5
26.6 28.8 24.6
17.1
33.2
36.8
10
19.7
32.1
1.0 3.7
-
60
代 以上
50
代
今回
代
40
19
昨年
- 28 -
30
9.7
代
20
代
代
18
25.4
18.2
3.5
~ 歳
女性
今回
男性
70
7.0
17.3 18.8 16.0
5.1
総数
昨年
60
代 以上
19
50
代
40
代
代
代
代
30
19.1
11.3
14.4 14.1
20
26.2
19.1
16.9
20 18.0
0
18
~ 歳
女性
男性
総数
0
30
25.1
20
10
29.8
28.8
70
23.この1年間で新聞を読む回数や時間に変化は? (*)
-
「変わらない」が 80%、「減った」が 15%
-
・1年間で新聞を読む回数や時間に変化があったかについては、
「変わらない」が 79.8%と大半を占め
た。
「増えた」は 4.3%、
「減った」は 15.2%となった。
・性別に見ると、
「増えた」は男女差がない(男性 4.5%、女性 4.1%)が、
「減った」は女性(16.9%)
の方が男性(13.4%)より 3.5 ポイント多かった。
・年代別に見ると、「増えた」は、18-19 歳で 8.6%と最も多いが、1割に満たない。一方、「減った」
は全年代で1割を超え、特に 30~50 代(17.8%~20.0%)で2割前後となった。
図 23-1
1年間で新聞を読む回数や時間の変化
(n=3,183)
増えた
4.3
(%)
無回答
0.7
減った
15.2
変わらない
79.8
図 23-2
1年間で新聞を読む回数や時間の変化
(n=3,183)
昨年
(%)
総 数
4.3
79.8
男 性 4.5
20 代
30 代
8.6
5.0
16.9
5.4
15.4
15.7
15.4
12.8
5.9
15.0
4.6
18.1
20.0
5.4
19.5
18.8
4.1
15.7
5.5
11.8
6.1
8.8
11.3
78.5
17.8
76.9
3.5
70代以上
13.3
82.1
3.5
4.6
5.6
13.4
74.3
6.2
60 代
14.4
78.2
40 代 2.8
50 代
5.5
81.4
女 性 4.1
18~19歳
15.2
77.5
80.5
13.6
83.4
増えた
変わらない
10.3
無回答
- 29 -
増えた 減った
減った
(朝刊や夕刊を読んでいる人に)(全体の 74.4%)
24.新聞を読む時間は? (*)
-
平均時間は 27 分で前回から微増。若い世代ほど短い
-
・新聞を読む時間は、1 日平均で 27.2 分と、昨年度(26.3 分)より 0.9 分長くなった。
・年代別に見ると、平均時間は 60 代以上では 30 分以上(30.0 分、40.2 分)となっているが、50 代
で 21.7 分、40 代で 19.1 分と 20 分前後、30 代 16.6 分、20 代 14.1 分、18-19 歳 8.9 分と年代が下
がるほど短くなっている。若い年代での新聞離れが見てとれる。
・昨年度調査と比較すると、平均時間は 18-19 歳で減少が大きく 4.2 分減、次いで 50 代で 1.4 分減と
なった。70 代以上では 1.6 分増加した。
図 24-1
新聞を読んでいる人
図 24-2
(n=3,183)
新聞の 1 日の閲読時間
無回答
0.0
1時間半以上
4.1
(%)
(%)
数分
11.7
40分くらい
7.2
10分くらい
21.1
朝刊や夕刊
を読む
74.4
図 24-3
無回答
0.7
1時間くらい
10.7
読まない
25.6
(n=2,368)
30分くらい
26.1
20分くらい
18.4
新聞の 1 日の閲読時間(性・年代別)
(n=2,368)
平均時間(分)
(%)
数
11.7
男 性
10.0
総 21.1
19.2
13.4
女 性
18.4
26.1
17.6
23.0
7.2
28.0
19.2
7.2
24.1
66.7
18~19歳
代
30
代
40
代
50
代
8.5
60
代
6.9
31.4
29.3
17.4
70代以上 2.4
11.1
数分
21.0
28.3
13.2
10分
くらい
20分
くらい
30分
くらい
- 30 -
28.5
9.2 3.3 0.7
25.4
24.2
8.9
13.1
14.1
13.1
0.5
0.5
16.6
16.3
0.5
0.3
19.1
18.8
5.1 4.6 0.7
0.5
21.7
23.1
30.0
30.3
40.2
38.6
2.0
3.4
3.6 3.3
13.4
21.5
1時間
くらい
7.4 - - - 1.7 - 0.8
0.8
18.0
10.4
10.8
40分
くらい
29.1
17.8
27.1
29.1
28.4
5.0 0.8
24.6
25.2
19.0
26.3
7.4
18.0
29.2
16.8
7.1
13.6
28.3
27.2
12.2
18.5
33.9
20
10.7 4.1 0.7
今回 昨年
1時間半
以上
3.5 0.8
11.8
0.8
無回答
(朝刊や夕刊を読んでいる人に)(全体の 74.4%)
25.新聞を読む場所は? (*)
-
新聞を読むのは朝刊、夕刊共に自宅が中心
-
・ 新聞を読む場所としては、朝刊は「自宅(午前中)」(73.6%)を挙げる人が7割を超え、圧倒的
に多かった。次いで、
「自宅(夕方以降)」
(30.2%)、
「自宅(午後)」
(17.8%)、
「職場・学校」
(10.9%)
が続き、全ての時間帯を合わせると「自宅」を挙げた人は 90.4%に上った。夕刊も「自宅(夕方
以降)」が 25.8%で最も多かった。
・朝刊について年代別に見ると、
「自宅(午前中)」は 18-19 歳(51.9%)と 20 代(51.7%)で少なく、
年代が上がるほど増加し、60 代で 79.3%、70 代以上で 89.5%に達した。
「自宅(夕方以降)」は 50
代以下の年代では3割以上(30.5%~40.4%)、60 代以上では2割台(23.2%~27.4%)であった。
「職場・学校」は 20 代(22.9%)で最も多く、30~50 代で1割台(14.6%~17.6%)であった。
図 25-1
新聞を読む場所
(複数回答、n=2,368)
(%)
自宅(午前中)
73.6 (72.3)
3.2 (3.1)
17.8 (17.1)
自宅(午後)
5.1 (5.1)
30.2 (31.1)
25.8 (25.0)
自宅(夕方以降)
朝刊を読む場所
自宅(計) 90.4 (90.1)
3.1 (2.5)
移動中(電車・バスなど) 1.1 (0.7)
10.9 (10.9)
2.7 (2.8)
職場・学校
図書館
1.1 (1.1)
0.3 (0.3)
その他
2.1 (2.3)
0.6 (0.9)
朝(夕)刊は読まない
朝刊
夕刊
0.8 (0.3)
57.0 (57.9)
注:(
図 25-2
)内は昨年度調査の数値
新聞(朝刊)を読む場所(性・年代別)
(複数回答、n=2,368)
(%)
100
89.5
90
80
79.3
75.6
71.7
64.6
70
60
51.9
51.7
55.1
50
40
30
20
10
27.6
32.8
15.0
20.8
14.8
6.9
0
男性
女性
【性別】
37.0
22.2
7.4
18~
19歳
30.5
22.9
12.7
20代
自宅
(午前中)
66.8
31.7
17.6
16.1
30代
33.6
自宅
(午後)
40.4
27.4
14.6
26.1
15.3
17.3
23.2
12.8
12.8
9.4
2.7
40代
50代
60代
70代
以上
【年代別】
- 31 -
自宅
(夕方以降)
職場・学校
(朝刊や夕刊を読んでいる人に)(全体の 74.4%)
26.新聞を読む理由は? (*)
-
新聞を読むことは生活の一部。
1位「習慣になっている」、2位「世間の動きが分かる」
-
・新聞を読む理由としては、「新聞を読むのが習慣になっている」(54.6%)を挙げる人が半数強と最
も多く、新聞を読むことが生活の一部となっていることがうかがえる。次いで、「新聞で世間の動
きが大体分かる」(47.7%)、「新聞は自分が好きな時に読める」(43.6%)を挙げる人が多かった。
・年代別に見ると、「新聞を読むのが習慣になっている」は 18-19 歳(3.7%)で最も少なく、年代が
上がるほど増加し、40 代以上では最大の理由となった。一方、30 代以下では「新聞で世間の動き
が大体分かる」の方が「新聞を読むのが習慣になっている」より多く挙げられた。
図 26-1
新聞を読む理由
(複数回答、n=2,368)
(%)
新聞を読むのが習慣になっ
ている
54.6 (54.3)
新聞で世間の動きが大体分
かる
47.7 (47.2)
新聞は自分が好きな時に読
める
43.6 (41.6)
新聞は生活や仕事に役立つ
情報が多い
33.1 (32.6)
新聞はいろんな情報が網羅
されている
30.3 (29.4)
注:(
図 26-2
新聞を読む理由(性・年代別)
)内は昨年度調査の数値
(複数回答、n=2,368)
(%)
80
71.1
70
60
61.2
58.5
48.9
44.8
50.6
40
30
54.0
50.7
50
42.0
40.7
36.4
29.6
31.4
47.4
45.4
44.4
30.2
38.2
20
55.8
36.9
49.6
53.1
46.6
39.2
28.8
3.7
0
男性
女性
【性別】
18~
19歳
20代
30代
新聞で世間の
動きが大体分か
る
新聞は自分が
好きな時に読め
る
20.3
10
新聞を読むのが
習慣になってい
る
40代
50代
【年代別】
- 32 -
60代
70代
以上
(朝刊や夕刊を読んでいる人に)(全体の 74.4%)
27.よく読む新聞記事は? (*)
-
身近な記事が人気。1位「地元記事」、2位「社会記事」、3位「ラ・テ欄」
-
・よく読む新聞の記事については、
「必ず読む」
「よく読む」
「たまに読む」を合わせた『読む(計)』は
「地元に関する記事」
(94.0%)と「社会に関する記事」
(93.3%)が9割を超え、次いで「テレビ・
ラジオ欄」(89.9%)、「政治に関する記事」(89.8%)、「スポーツ・芸能に関する記事」(89.3%)、
「生活・健康に関する記事」(88.9%)が9割弱となっており、生活に密着した身近な記事がよく
読まれていた。
・一方、「社説」は、『読む(計)』が7割(71.2%)となり、「読まない」が 24.2%と他の記事に比べ
多かった。
※『読む(計)』=「必ず読む」+「よく読む」+「たまに読む」
図 27-1
新聞でよく読む記事
(n=2,368)
読む(計)
今回
昨年
3.3
94.0
93.5
3.6
93.3
93.2
8.6
89.9
90.6
7.9
89.8
90.0
8.2
89.3
90.0
8.0
88.9
89.8
10.3
85.6
85.9
11.6
84.1
83.3
82.5
84.4
71.2
70.4
(%)
33.1
地 元 に 関 す る 記 事
25.3
社 会 に 関 す る 記 事
46.4
生 活 ・ 健 康 に 関 す る記 事
31.4
21.8
15.4
31.3
国際情勢に関する記事
11.8
27.6
社
説
13.7
10.0
33.0
36.6
9.2
36.9
45.2
44.7
27.3
18.4
必ず読む
18.5
41.6
34.4
文 化 に 関 す る 記 事
経 済 に 関 す る 記 事
27.4
25.0
16.8
スポーツ・芸能に関する記事
22.8
40.6
テ レ ビ ・ ラ ジ オ 欄
政 治 に 関 す る 記 事
38.1
41.4
14.2
24.2
42.8
よく読む
たまに読む
- 33 -
無回答
読まない
(朝刊や夕刊を「読まない」と答えた人に)(全体の 25.6%)
28.新聞を読まない理由は? (*)
-
1位は「テレビやインターネットなど他の情報で十分だから」(75%)
-
・新聞を読まない理由としては、「テレビやインターネットなど他の情報で十分だから」(75.1%)を
挙げる人が7割を超え、最も多かった。次いで、「新聞を取っていないから」(42.0%)、「新聞は高
いから(お金が掛かるから)」(32.3%)の順であった。新聞以外のメディアへの接触が新聞離れの
大きな要因となっていることがうかがえる。
・年代別に見ると、「テレビやインターネットなど他の情報で十分だから」が 70 代以上を除き、最も
大きな理由となったが、特に 50 代以下では7割(73.8%~80.4%)を超えた。70 代以上では「新
聞を取っていないから」(54.8%)が最大の理由となった。また、「新聞は高いから(お金が掛かる
から)」は、30 代・40 代・60 代(35.6%~38.7%)で多く挙げられた。
・昨年度調査と比較すると、
「テレビやインターネットなど他の情報で十分だから」の割合が 2.4 ポイ
ント、「新聞は高いから(お金が掛かるから)」の割合が 2.2 ポイント増加した。
図 28-1
新聞を読まない人
無回答
0.0
図 28-2
(n=3,183)
新聞を読まない理由
(%)
テレビやインターネットな
ど他の情報で十分だから
(%)
75.1 (72.7)
42.0 (43.1)
新聞を取っていないから
読まない
25.6
新聞は高いから(お金が掛
かるから)
朝刊や夕刊
を読む
74.4
32.3 (30.1)
26.2 (24.5)
新聞を読む習慣がないから
21.7 (20.5)
新聞を読む時間がないから
注:(
図 28-3
(複数回答、n=814)
新聞を読まない理由(性・年代別)
)内は昨年度調査の数値
(複数回答、n=814)
(%)
90
79.7
80
71.7
73.8
80.4
75.1
79.9
80.3
67.1
70
54.8
60
50
40
37.8
29.7
46.1
52.1
41.2
28.6
30
20
47.6
45.1
34.3
29.5
46.8
38.7
38.6
27.2
10
9.5
男性
女性
【性別】
18~
19歳
20代
30代
40代
【年代別】
- 34 -
新聞を取っていな
いから
35.6
28.9
22.6
0
テレビやインター
ネットなど他の情
報で十分だから
50代
60代
70代
以上
新聞は高いから
(お金が掛かるか
ら)
29.戸別配達をどう思う? (*)
-
日本独特の戸別配達制度、「続けてほしい」72%。2012 年より減少続く
-
・戸別配達については、「ぜひ続けてほしい」は 50.0%、「できれば続けてほしい」は 21.5%であり、
両者をあわせた『続けてほしい(計)』は 71.5%であった。毎日決まった時間に自宅に直接新聞が届
くという戸別配達へのニーズは高い。
・年代別に見ると、
『続けてほしい(計)』は 20 代(45.0%)で最も少なく、30 代以降、年代が高いほ
ど多くなり、60 代以上では8割(83.1%、89.0%)を超えた。
・過去の調査と比較すると、『続けてほしい(計)』の割合は、2009 年度以降は 80%前後で推移してい
たが、2013 年度に8割を切り、以降減少が続いている。今年度は前年から 1.9 ポイント減少した。
年代別に見ると、2013 年度から 2014 年度にかけて全年代で減少したが、今年度も 70 代以上を除く
全年代で減少した。30 代で最も減少幅が大きく 5.5 ポイント減、次いで 40 代で 4.0 ポイント減と
なった。
※『続けてほしい(計)』=「ぜひ続けてほしい」+「できれば続けてほしい」
図 29-1
戸別配達の存続
(n=3,183)
なくても
よい
5.8
無回答
0.4
どちらでも
よい
22.3
(%)
『続けてほしい(計)』
2014 年度
2013 年度
2012 年度
2011 年度
2010 年度
2009 年度
2008 年度
ぜひ続けて
ほしい
50.0
できれば続
けてほしい
21.5
図 29-2
戸別配達の存続(性・年代別)
(n=3,183)
(%)
総 50.0
数
52.5
男 性
20 代
30 代
40 代
19.1
47.7
女 性
18~19歳
21.5
23.7
31.4
24.1
17.1
28.5
19.3
41.1
58.3
60 代
59.6
ぜひ続けて
ほしい
できれば
続けてほしい
5.8
71.5
73.4
76.2
80.1
81.2
21.4
6.7
71.6
71.6
75.3
79.7
79.9
23.1
5.0
71.4
75.0
76.9
80.4
82.4
7.1
48.6
51.3
59.2
68.3
70.1
9.3
45.0
47.6
51.9
59.7
59.6
41.1
10.9
47.8
53.3
58.6
65.8
67.8
7.4
63.9
67.9
73.7
78.0
81.5
4.1
78.7
79.5
81.2
85.2
86.6
4.5
83.1
86.2
88.0
88.6
89.1
2.5
89.0
88.0
88.4
90.1
90.7
28.7
20.4
17.0
23.5
67.9
70代以上
2014年 2013年 2012年 2011年
45.7
22.8
50 代
続けてほしい(計)
今回
22.3
42.9
21.0
71.5
73.4
76.2
80.1
81.2
79.5
82.8
84.1
11.7
21.1
どちらでも
よい
無回答
- 35 -
7.8
なくても
よい
30.夕刊の発行をどう思う? (*)
-
「続けてほしい」は 18%、「なくてもよい」が 34%
-
・夕刊の発行については、
「ぜひ続けてほしい」は 7.3%、
「できれば続けてほしい」は 10.9%であり、
両者を合わせた『続けてほしい(計)』は 18.2%であった。一方、
「なくてもよい」は 33.9%であった。
夕刊の発行を続けてほしいという層は2割弱に留まり、夕刊の発行への要望は強いとは言えない。
・年代別に見ると、夕刊の発行を続けてほしい人は、最も多い 70 代以上(28.2%)であっても3割を
下回った。最も少ない 30 代では 9.4%、50 代以下では1割台(12.8%~16.6%)に留まった。全
年代で、夕刊はなくてもよいと考える人が多く、『続けてほしい(計)』の割合を上回った。
・過去の調査と比較すると、夕刊の発行への要望は、調査開始の 2008 年度は 28.0%と3割近く、2009
年度以来、20%台前半で推移していたが、前回調査で初めて2割を切り、今回調査でも同様の結果
となった。年代別に見ると、2014 年度調査から今回にかけて 18-19 歳と 30~60 代で減少となった。
※『続けてほしい(計)』=「ぜひ続けてほしい」+「できれば続けてほしい」
図 30-1
夕刊発行の存続
(n=3,183)
ぜひ続けて
ほしい
7.3
(%)
できれば続
けてほしい
10.9
『続けてほしい(計)』
2014 年度
2013 年度
2012 年度
2011 年度
2010 年度
2009 年度
2008 年度
なくても
よい
33.9
どちらでも
よい
46.9
無回答
1.1
図 30-2
夕刊発行の存続
(n=3,183)
続けてほしい(計)
(%)
総 数 7.3
10.9
男 性 8.5
46.9
11.6
女 性 6.2 10.2
18~19歳
4.3
8.6
30 代
40 代
3.8
7.6
60 代
8.8
70代以上
12.5
20.0
20.1
22.0
33.3
20.1
17.8
19.6
20.0
22.5
34.4
16.4
18.7
20.4
20.1
21.6
12.9
28.2
19.7
20.7
23.9
13.7
13.3
13.4
16.8
17.3
9.4
11.9
13.6
14.0
15.3
12.8
13.8
17.5
17.4
18.8
36.2
16.6
18.6
19.6
19.2
21.5
35.3
21.6
22.2
23.6
23.5
26.9
35.9
28.2
23.5
26.8
25.1
27.7
17.1
25.4
52.7
9.0
50 代
18.3
60.8
6.9
2.5
37.6
55.6
9.0
31.4
46.8
12.7
15.7
ぜひ続けて
ほしい
41.5
33.3
できれば
続けてほしい
どちらでも
よい
2014年 2013年 2012年 2011年
18.2
68.6
20 代 5.5 8.2
今回
33.9
45.6
48.1
18.2
18.3
20.0
20.1
22.0
20.8
23.0
28.0
無回答
- 36 -
なくても
よい
31.月ぎめ新聞の購読状況は? (*)
-
76%が購読、購読率は減少傾向が続く
-
・自宅で月ぎめで新聞を購読している人は 75.8%であった。新聞の種類を見ると、「全国紙」を購読
している人が 53.4%、「県紙・地方紙」を購読している人が 37.1%、「ブロック3紙」を購読して
いる人が 12.6%となった。また、全国紙を購読している人のうち、「2紙以上」の購読は 5.1%と
少なく、ほとんどが「1紙のみ」(94.8%)の購読であった。さらに、全国紙を購読している人の
うち、「紙の新聞」が 97.4%、「電子新聞」が 1.0%、「両方」が 1.4%であった。
・過去の調査と比較すると、月ぎめ新聞を購読している人は、調査開始の 2008 年度以降、減少傾向に
ある。前回調査では調査開始以来、初めて8割を切り、今回調査ではさらに前回より 2.2 ポイント
の減少となった。新聞の種類で見ると、2014 年度調査から今年度調査にかけては、全国紙が 1.5 ポ
イント減、県紙・地方紙は 0.8 ポイント増、ブロック3紙は 1.0 ポイント減となった。
・年代別で見ると、月ぎめ新聞を購読している人は、30 代で約5割(50.2%)と最も少なく、20 代で
59.1%、40 代で 66.7%となった。50 代以上では8割台(84.0%~89.4%)となった。
・年代別に昨年度調査と比較すると、月ぎめ新聞を購読している人は 50 代と 70 代以上を除く年代で
は減少し、30 代(7.5 ポイント減)、40 代(5.4 ポイント減)、18-19 歳(5.0 ポイント減)では5
ポイント以上の減少となった。
図 31-1
月ぎめでとっている新聞の有無
図 31-2
月ぎめでとっている新聞の種類
(n=3,183)
(複数回答、n=2,414)
(%)
無回答
2.2
(%)
53.4
全国紙(朝日、毎日、読売、
産経、日本経済新聞)
とって
いない
22.0
県紙・地方紙
37.1
ブロック3紙(北海道、中日、
西日本新聞)
とっている
75.8
12.6
スポーツ紙または夕刊紙
5.5
その他の新聞
4.3
図 31-3
全国紙を何紙とっているか
1紙のみ
(n=1,290)
2紙以上
無回答
94.8
図 31-4
5.1
購読は紙の新聞か電子新聞か
(%)
0.1
(n=1,290)
両方
紙の新聞
97.4
- 37 -
電子新聞
無回答
(%)
1.0 1.4 0.2
図 31-5
月ぎめでとっている新聞(時系列)
とっている
全国紙(朝日、毎日、読売、産経、日本経済新聞)
県紙・地方紙
ブロック3紙(北海道、中日、西日本新聞)
(%)
100
88.6
86.3
85.2
84.5
81.7
81.2
44.0
45.1
80
60
40
20
55.1
49.7
49.7
49.1
78.0
75.8
42.0
40.5
30.8
29.0
29.9
29.1
27.6
27.3
28.1
13.0
12.5
11.2
11.2
11.8
12.2
10.6
9.6
2008
年度
2009
年度
2010
年度
2011
年度
2012
年度
2013
年度
2014
年度
今回
調査
27.6
0
図 31-6
月ぎめでとっている新聞の有無(性・年代別)
(n=3,183)
月ぎめで新聞を
とっている
(%)
総 昨年
数
75.8
22.0
78.0
男 性
77.2
21.1
78.5
22.8
77.6
22.9
82.1
女 性
74.6
18~19歳
20
代
30
代
40
代
50
代
60
代
70代以上
77.1
60.8
38.1
59.1
50.2
57.7
45.8
66.7
72.1
31.6
14.1
84.0
86.5
89.4
月ぎめで新聞をとっている
無回答
- 38 -
とっていない
83.4
11.5
88.8
8.7
89.1
32.新聞の購読料をどう思う? (*)
-
「高い」とする人が 45%、「妥当」とする人が 52%
-
・新聞の1ヶ月の購読料(朝刊と夕刊のセットでおよそ 4,000 円)について、
「かなり高い」は 8.7%、
「少し高い」は 36.5%の回答であった。両者を合わせた『高い(計)』は 45.2%となり、半数近い
人が購読料を負担に感じていることが分かった。
「妥当である」は 51.8%、
「少し安い」と「かなり
安い」を合わせた『安い(計)』は 2.2%とごく少数に留まった。
・年代別に見ると、『高い(計)』は 20~30 代では5割以上(50.0%~51.5%)となったが、他の年代
では4割台(40.0%~47.7%)となった。これらの年代では『高い(計)』の割合を「妥当である」
の割合が上回った。新聞に金額相応の価値を置いていることがうかがえる。
・過去の調査と比較すると、『高い(計)』の割合は、調査開始の 2008 年度以来、5割台で推移してき
たが、今回調査で初めて5割を下回った。
※『高い(計)』=「かなり高い」+「少し高い」
『安い(計)』=「少し安い」+「かなり安い」
図 32-1
新聞の購読料
(n=3,183)
かなり安い
(%)
0.4
かなり高い
8.7
少し安い
1.8
無回答
0.8
『高い(計)』 45.2
『安い(計)』 2.2
妥当である
51.8
図 32-2
少し高い
36.5
新聞の購読料(性・年代別)
(n=3,183)
高い(計)
(%)
数 8.7
36.5
51.8
男 性 8.8
35.9
52.3
女 性 8.7
37.0
51.3
総 18~19歳
12.9
32.9
52.9
20
代
30
代
12.4
40
代
10.4
50
代 5.5
38.9
53.0
60
代 7.2
36.1
54.2
15.1
70代以上 5.7
36.4
47.1
37.6
45.8
37.3
49.7
34.3
0.4
45.2
53.3
50.0
51.9
51.4
0.5
44.7
52.9
51.3
52.6
53.0
0.4
45.7
53.6
49.0
51.2
49.9
-
45.7
61.5
42.1
51.2
62.7
0.3
51.5
60.1
59.6
60.8
61.7
0.7
50.0
63.2
58.0
62.7
58.3
0.5
47.7
60.5
58.1
56.6
55.4
-
44.4
53.6
51.4
50.9
49.6
0.3
43.3
46.0
44.2
45.8
45.3
0.6
40.0
43.3
38.4
43.4
44.0
1.8
1.6
1.9
1.4
1.0
2.5
1.7
2.5
1.6
55.7
1.3
かなり高い
少し高い
妥当である
無回答
少し安い
- 39 -
今回 2014年 2013年 2012年 2011年
かなり安い
33.通信社の役割を知っている? (*)
-
「役割を知っている」人の割合は前年に続き 50%超
-
「知っている」51%、「知らない」48%
・通信社が新聞社や放送局、インターネットサイトなどにニュースを配信していることを「知ってい
る」人は 51.0%、「知らない」人は 48.4%であった。
・性別で見ると、「知っている」人は、女性(44.8%)よりも男性(57.7%)に多い。
・年代別に見ると、通信社の役割を「知っている」人は、18-19 歳では 22.9%と少なく、40~60 代で
5割台(53.9%~58.3%)と多かった。
・過去の調査と比較すると、「知っている」人の割合は調査開始以来 45%前後であったが、2012 年度
以降は半数を超えた。年代別に昨年度調査と比較すると、
「知っている」人の割合は 18-19 歳で 6.6
ポイント減、30 代で 10.8 ポイント減となった。一方、20 代は 3.4 ポイント増、60 代は 2.2 ポイン
ト増、70 代以上は 3.5 ポイント増となった。
図 33-1
通信社の役割の認知
(n=3,183)
(%)
知っている
51.0
知らない
48.4
無回答
0.6
図 33-2
51.2
51.8
51.2
45.2
46.3
45.0
45.2
2014 年度
2013 年度
2012 年度
2011 年度
2010 年度
2009 年度
2008 年度
通信社の役割の認知(性・年代別)
(n=3,183)
知っている
(%)
総 51.0
数
57.7
男 性
20 代
30 代
40 代
41.9
44.8
女 性
18~19歳
48.4
54.4
22.9
37.8
54.4
56.2
53.9
59.2
29.5
58.4
43.6
51.2
43.8
77.1
41.2
昨年
45.9
53.1
50 代
58.3
40.9
59.8
60 代
57.0
41.6
54.8
70代以上
48.7
知っている
50.7
無回答
- 40 -
知らない
45.2
34.見たり聞いたりしたことがある通信社は? (*)
-
1位「ロイター通信」(70%)、2位「共同通信社」(69%)
-
・見たり聞いたりしたことがある通信社の名前をひとつでも挙げた人は 82.0%である。最も知名度が
高いのは「ロイター通信」で 69.5%の人が挙げた。次いで「共同通信社」が 69.4%、「AP通信」
が 47.1%、「時事通信社」が 45.6%、「新華社」が 41.0%となった。
・年代別に見ると、50 代以上では「共同通信社」の知名度が最も高かったが、40 代以下では「ロイター
通信」の知名度が最も高かった。
・過去の調査と比較すると、今回調査では前年よりAP通信が 2.7 ポイント、新華社が 2.0 ポイント、
認知度が下がった。
図 34-1
知っている通信社の有無
どれも
知らない
16.6
(n=3,183)
図 34-2
ロイター通信
69.5 (68.3,70.2)
共同通信社
69.4 (69.1,70.5)
(%)
AP通信
47.1 (49.8,50.5)
時事通信社
45.6 (45.2,45.3)
男 性
女 性
18-19歳
20 代
30 代
40 代
50 代
60 代
70代以上
2 位
共同通信社
69.4
ロイター通信
73.5
共同通信社
63.4
共同通信社
37.1
共同通信社
49.5
共同通信社
67.8
共同通信社
72.9
ロイター通信
78.3
ロイター通信
69.6
ロイター通信
58.5
10.1 (9.8,9.6)
AFP通信
イタル・タス通信
7.8 (7.8,7.1)
ブルームバーグ
7.2 (6.1,6.6)
知っている通信社(性・年代別)
1 位
ロイター通信
69.5
共同通信社
76.0
ロイター通信
65.7
ロイター通信
41.4
ロイター通信
63.9
ロイター通信
76.2
ロイター通信
76.2
共同通信社
79.8
共同通信社
73.5
共同通信社
67.7
41.0 (43.0,41.7)
新華社
注:(
総 数
(複数回答、n=3,183)
(%)
無回答
1.4
少なくとも
1つは
知っている
82.0
表 34 -1
知っている通信社
)内は左から 2014 年度調査、2013 年度調査の数値
(複数回答、n=3,183)
3 位
AP通信
47.1
時事通信社
52.9
AP通信
42.1
AP通信
22.9
AP通信
45.0
AP通信
55.4
AP通信
56.6
AP通信
57.7
新華社
48.5
時事通信社
46.9
- 41 -
4 位
時事通信社
45.6
AP通信
52.5
時事通信社
38.9
時事通信社
11.4
時事通信社
31.6
時事通信社
44.8
時事通信社
51.5
時事通信社
50.1
時事通信社
46.0
新華社
45.6
(%)
5 位
新華社
41.0
新華社
47.7
新華社
34.9
AFP通信
10.0
新華社
21.6
新華社
32.4
新華社
40.1
新華社
49.1
AP通信
42.5
AP通信
34.3
≪新聞のこれからとインターネット≫
35.インターネットのニュースをどの程度見る? (*)
-
「インターネットニュースを毎日見る」20~40 代では半数超。
毎日閲覧は 30~60 代で前回より 5 ポイント以上の増加
-
・インターネットのニュースを閲覧している人は 66.0%となった。内訳を見ると、「毎日」見ている人
が 36.2%であった。
・年代別に見ると、インターネットのニュースを閲覧している人は若年層に多く、特に 40 代以下では
88.9%~97.6%と、新聞朝刊の閲読率を上回った。また、インターネットのニュースを「毎日」見
ている人は 20~40 代では5割(54.1%~67.3%)を超えている。
・前回調査と比較すると、インターネットのニュースを閲覧している人は全年代で増加し、18-19 歳・
50 代・60 代での増加(3.3~4.8 ポイント)が大きい。「毎日」見ている人は 20 代以上で前回より
増加し、特に 30~60 代では5ポイント以上の(5.9~8.7 ポイント)増加となった。
図 35-1
インターネットニュースの閲覧状況
(n=3,183)
無回答
1.0
(%)
見ない
33.0
見る(計)
2014 年度
2013 年度
2012 年度
2011 年度
2010 年度
2009 年度
毎日
36.2
それ以下
5.6
週に1日くらい
5.2
図 35-2
週に4~5日
9.5
週に2~3日
9.6
インターネットニュースの閲覧状況
(見る(計))(性・年代別) (n=3,183)
(%)
100
87.2
86.7
80
70.4
70 64.7
52.4
60
50
91.4
97.6 95.0
40
44.2
88.9
50
36.4
40 31.4
26.9
80.4
66.0 68.8 63.4
47.5
20
20.7
67.3
56.0
54.1
36.2 39.4 33.2 38.6
13.1
41.1
60
4.8
6.3
代 以上
50
代
今回
代
- 42 -
40
19
昨年
今回
30
代
20
代
代
18
~ 歳
女性
男性
70
19.9
総数
昨年
60
代 以上
19
50
代
40
代
30
代
代
代
~ 歳
女性
男性
総数
20
35.2
10
0
18
46.6
42.3
30
20
21.0
10
0
58.6
70
59.6
60
30
インターネットニュースの閲覧状況
(毎日)(性・年代別)
(n=3,183)
90
75.6
80
図 35-3
(%)
100
96.9 94.7
90
66.0
64.7
60.9
58.4
55.2
57.1
56.5
70
(インターネットニュースを見ている人に)(全体の 66.0%)
36.よく見るインターネットニュースの記事は? (*)
-
1位「スポーツ・芸能に関する記事」(71%)、
2位「社会に関する記事」(59%)
-
・よく見るインターネットニュースの記事としては、
「スポーツ・芸能に関する記事」
(71.4%)を挙げ
る人が約7割と最も多く、次いで、
「社会に関する記事」
(59.1%)を挙げる人が約6割となった。
・性別に見ると、
「経済に関する記事」
「政治に関する記事」は男性の方が多く、
「生活・健康に関する
記事」は女性の方が多い結果となった。
・年代別に見ると、
「スポーツ・芸能に関する記事」は 50 代以下で7割台(71.0%~79.7%)と多かっ
た。「社会に関する記事」は 20 代以上で5割(50.7%~65.4%)を超えた。
・昨年度調査と比較すると、「地元に関する記事」以外は増加し、最も増加の大きい「ニュース解説」
は 2.0 ポイントの増加であった。
図 36-1
インターネットニュースでよく読む記事
(複数回答、n=2,100)
(%)
71.4 (69.8)
スポーツ・芸能に関する記事
59.1 (58.1)
社 会 に 関 す る 記 事
39.5 (38.5)
生活・健康に関する記事
経 済 に 関 す る 記 事
38.0 (37.2)
政 治 に 関 す る 記 事
37.8 (35.9)
31.3 (30.9)
国際情勢に関する記事
23.7 (22.0)
文 化 に 関 す る 記 事
22.3 (22.5)
地 元 に 関 す る 記 事
ニ
ュ
図 36-2
ー
ス
解
注:(
15.5 (13.5)
説
)内は昨年度調査の数値
インターネットニュースでよく読む記事(性・年代別)
(複数回答、n=2,100)
(%)
90
80
79.7
70.7
72.5
72.0
70
60
50
40
77.5
58.6
51.2
49.1
48.6
50.7
39.1
59.6
29.8
31.3
25.0
10
48.2
39.6
62.7
62.6
39.2
41.2
17.2
32.4
30.6
35.9
58.0
46.4
45.1
43.3
27.1
スポーツ・芸能に
関する記事
71.0
65.4
59.7
30
20
77.3
37.3
35.1
39.9
36.9
40代
50代
54.5
52.4
51.7
42.0
37.1
社会に関する記事
生活・健康に関す
る記事
経済に関する記事
26.5
12.5
政治に関する記事
0
男性
女性
【性別】
18~
19歳
20代
30代
【年代別】
- 43 -
60代
70代
以上
(インターネットニュースを見ている人に)(全体の 66.0%)
37.インターネットニュースを見るサイトは? (*)
-
ポータルサイトが 89%、新聞社の公式サイトは 21%
-
・インターネットニュースを見るサイトを質問したところ、
「ポータルサイト(Yahoo!、Google など)」
(89.0%)が突出して最も多かった。「新聞社・通信社の公式サイト」(21.3%)、「テレビ放送局の
公式サイト」(8.1%)は大きく水をあけられる結果となった。
・年代別に見ると、「ポータルサイト(Yahoo!、Google など)」はいずれの年代においても最も多く、
50 代以下では9割台(92.1%~93.8%)、60 代、70 代以上と少なくなっていくが、70 代以上でも
6割(62.9%)を超えた。
「新聞社・通信社の公式サイト」は 20 代以上で2割台(20.2%~23.7%)
となった。
・昨年度調査と比較すると、ほとんど変化は見られなかった。
図 37-1
インターネットニュースを見るサイト
(複数回答、n=2,100)
(%)
89.0 (88.6)
ポータルサイト(Yahoo!、
Googleなど)
21.3 (22.3)
新聞社・通信社の公式サイト
テレビ放送局の公式サイト
8.1 (8.3)
その他
図 37-2
4.0 (3.4)
注:(
)内は昨年度調査の数値
インターネットニュースを見るサイト(性・年代別)
(複数回答、n=2,100)
(%)
100
90
80
88.4
89.7
93.8
92.6
92.4
93.4
ポータルサイト
(Yahoo!、
Googleなど)
92.1
81.7
70
60
62.9
50
新聞社・通信社
の公式サイト
40
30
24.5
20
10
0
23.2
18.2
7.8
8.2
7.9
男性
女性
【性別】
20.6
20.2
22.6
5.3
5.2
6.8
7.1
20代
30代
40代
50代
22.4
21.0
11.4
6.3
18~
19歳
23.7
【年代別】
- 44 -
60代
70代
以上
テレビ放送局の
公式サイト
38.将来の新聞の役割についてどう思う? (*)
-
新聞の役割減少派 43%、役割持続派 40%。
昨年度に続き役割減少派が役割持続派を上回る
-
・将来の新聞について、
「A:インターネットなどの普及により新聞の役割が少なくなってくる」と考
える役割減少派は 43.0%、「B:今までどおり、新聞が報道に果たす役割は大きい」と考える役割
持続派は 39.8%と、役割減少派の方が多くなった。
・昨年度調査では、この質問を始めた 2009 年度調査以来、初めて役割減少派が役割持続派を上回った
が、今回調査でも同様の結果となった。
※役割減少派:「Aに近い」+「どちらかと言えばAに近い」
役割持続派:「どちらかと言えばBに近い」+「Bに近い」
図 38-1
将来の新聞についての意見
Aに近い
A:インター
ネットなどの
普及により新
聞の役割が少
なくなってく
る
図 38-2
(n=3,183)
どちらか
と言えば
Aに近い
17.9
どちらとも
言えない
無回答
25.1
15.2
どちらか
と言えば
Bに近い
26.1
Bに近い
(%)
13.7
B:今までど
おり、新聞が
報道に果たす
役割は大きい
2.1
将来の新聞についての意見(時系列)
(%)
60
49.3
50
43.7
46.1
45.2
43.7
43.1
43.0
40.2
40.2
39.8
40
38.7
30
36.5
37.4
32.7
(A)役割減少派
「インターネットなどの普
及により新聞の役割が少
なくなってくる」
(B)役割持続派
「今までどおり、新聞が報
道に果たす役割は大き
い」
20
10
0
2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 今回調査
- 45 -
・年代別に見ると、役割持続派は 20 代(14.8%)で最も少なく、年代が上がるほど多くなり、70 代
以上では 60.1%を占めた。一方、40 代以下では役割減少派が過半数(54.7%~67.0%)と多く、
持続派(14.8%~31.3%)を上回っており、若い世代で将来、新聞がインターネットなどの影響を
受けると見ている人が多いことが分かる。
・昨年度調査と比較すると、年代別では、役割減少派は 50 代で 4.0 ポイント減となったが、20 代・
30 代・70 代以上で 2.4~2.7 ポイント増となった。役割持続派は 18-19 歳・20 代・60 代で 2.1~5.1
ポイント減となったが、40 代で 2.4 ポイント増となった。
図 38-3
将来の新聞についての意見(性・年代別)
(n=3,183)
役割減少派
(A)
(B)
今回 昨年
今回 昨年
13.7
43.0
43.1
39.8
40.2
15.0
42.7
42.7
41.5
42.4
43.3
43.5
38.2
38.2
61.4
62.8
17.1
19.2
67.0
64.3
14.8
19.9
63.4
61.0
22.8
22.7
54.7
56.3
31.3
28.9
41.5
45.5
41.9
41.2
32.2
31.5
48.4
51.9
20.4
17.7
60.1
60.6
(%)
総 数
17.9
25.1
男 性
19.0
23.7
女 性
16.9
31.4
20 代
33.0
30 代
32.2
60 代
70代以上
5.3
30.4
25.4
Aに近い
17.2
14.7
27.6
30.8
無回答
10.3 4.5
6.2
23.0
36.7
どちらとも
言えない
4.3
16.6
12.4
17.4
どちらか
と言えば
Aに近い
12.9
13.0
15.8
12.5
17.1
31.2
22.3
15.1
25.7
16.6
34.0
16.2
9.9
26.5
30.0
24.4
50 代
26.1
13.6
26.3
18~19歳
40 代
15.2
8.3
14.3
17.5
23.5
どちらか
と言えば
Bに近い
- 46 -
役割持続派
Bに近い
39.電子新聞の利用意向は? (*)
-
利用希望は伸びず。「利用してみたい」は 11%と昨年度より微減
-
・パソコンや携帯電話、タブレットなどで読むことができる電子新聞の認知率(「現在、利用してい
る」3.8%と「現在利用していないが、利用してみたい」10.9%と「利用したいとは思わない」63.2%
の合計)は 77.9%と、昨年調査より 1.8 ポイント増加した。有料の電子新聞に限定して利用意向を
聞いたところ、「現在、利用している」が 3.8%で昨年度より 0.8 ポイント増、「現在利用していな
いが、利用してみたい」が 10.9%と昨年度より 1.6 ポイント減となった。
・電子新聞の購読料としては「1,000 円未満」が 20.5%、次いで「1,000 円~2,000 円未満」が 6.0%
となった。
・電子新聞の利用を年代別に見ると、利用している人の割合はいずれの年代でも1割に満たない。
「現
在利用していないが、利用してみたい」は 50 代以下で1割台(13.1%~15.7%)となった。
図 39-1
電子新聞の認知度と利用意向 (n=3,183)
現在、利用
している
3.8 (3.0)
無回答
1.1 (0.7)
知らない
21.1 (23.2)
図 39-2
電子新聞の許容購読料
(%)
70.3
(69.2)
(%)
購読したいと思わない
現在利用してい
ないが、利用し
てみたい
10.9 (12.5)
1,000円~2,000円未満
3,000円~4,000円未満
利用したいとは
思わない
63.2 (60.6)
20.5
(21.3)
1,000円未満
2,000円~3,000円未満
4,000円以上でもよい
6.0
(6.3)
1.2
(1.7)
0.2
(0.2)
0.1
(0.1)
注:(
注:(
(n=3,183)
)内は昨年度調査の数値
)内は昨年度調査の数値
図 39-3
電子新聞の認知度と利用意向(性・年代別)
(n=3,183)
(%)
数
3.8
男 性
4.3
総 女 性
10.9
11.7
3.3
4.3
15.7
20 代
4.8
13.7
3.7
40 代
4.1
50 代
60 代
70代以上
3.6
23.9
71.8
9.6
67.6
13.9
70.1
13.1
10.2
12.9
68.1
8.1
現在、利用
している
21.4
58.6
15.4
2.1 4.5
18.0
61.4
14.4
5.3
21.1
65.2
10.2
18~19歳
30 代
63.2
25.0
61.8
41.5
49.3
現在利用していないが、
利用してみたい
- 47 -
利用したいとは
思わない
知らない
無回答
40.記事ごとに料金を支払うシステムの利用意向は?
-
「利用したい」は6%
-
・パソコンや携帯電話、タブレットなどで新聞の記事ごとに料金を払って読むことができたら、利用
したいか聞いたところ、「利用したい」が 5.8%、「利用したいと思わない」が 66.7%、「分からな
い」が 26.5%となった。
・利用意向を年代別に見ると、「利用したい」の割合は最も高い 40 代で 8.1%となり、いずれの年代
でも1割に満たない。一方、「利用したいと思わない」の割合は全年代で 60%を超えた。
図 40-1
記事ごとに料金を支払うシステムの利用意向
(n=3,183)
(%)
無回答
1.1
利用したい
5.8
分からない
26.5
利用したいと
思わない
66.7
図 40-2
記事ごとに料金を支払うシステムの利用意向(性・年代別)
数
5.8
男 性
6.8
総 女 性
18~19歳
66.7
(n=3,183)
26.5
67.7
4.8
24.6
65.7
2.9
28.2
64.3
32.9
(%)
1.1
0.9
1.3
-
20 代
6.9
70.4
22.7
-
30 代
6.7
69.6
23.5
0.2
40 代
8.1
66.3
25.2
0.3
68.5
24.7
0.4
50 代
6.3
60 代
5.4
70代以上
66.3
3.1
26.9
62.9
利用したい
2.9
31.1
利用したいと思わない
- 48 -
分からない
1.3
無回答
調査の概要
●調査方法
●調査地域
専門調査員による訪問留置法
全国
●実査時期
●調査対象
2015 年 8 月 21 日から 9 月 8 日
18 歳以上男女個人(5,000 人)
●サンプリング法
●調査委託機関
住民基本台帳からの層化二段無作為抽出法
一般社団法人
中央調査社
●回収サンプルの構成
回収数
3,183(63.7%)
<性別>
<年代別>
18~
20 代
19 歳
男性
女性
3,183
1,519
1,664
70
291
404
579
489
668
682
100.0%
47.7%
52.3%
2.2%
9.1%
12.7%
18.2%
15.4%
21.0%
21.4%
- 49 -
30 代
40 代
50 代
60 代
70 代
以上
総数
第8回 メディアに関する全国世論調査(2015 年)
2015 年 10 月発行
発行
公益財団法人
新聞通信調査会
東京都千代田区内幸町2-2-1
日本プレスセンタービル1階
電話
03-3593-1081
- 50 -