第2回 メディアに関する全国世論調査

第2回
メディアに関する全国世論調査
(2009年)
公益財団法人
新聞通信調査会
目
次
≪メディアの信頼感・イメージ≫
1.各メディアの印象は? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
≪新聞、NHK テレビは「情報が信頼でき、社会的にも影響力がある」≫
2.各メディアの情報の信頼度は? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
≪1位「NHK テレビ」73.5 点、2位「新聞」70.9 点、3位「民放テレビ」63.6 点≫
3.各組織、団体の信頼感は? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
≪政治への不信感が強いことが見て取れる≫
4.新聞各社の「保守-革新」イメージは? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
≪読売新聞は保守的イメージ、朝日新聞は革新的イメージ≫
5.信頼している新聞の記事は? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
≪「景気の予測」に対する信頼感は薄い≫
6.「新聞広告」「折込広告」は信頼している? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
≪「新聞広告」「折込広告」ともに信頼感は不足≫
7.新聞広告は役立つ? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
≪新聞広告に対する評価は厳しい≫
8.インターネットのニュースをどの程度見る? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
≪30 代以下では朝刊の閲読率を上回る≫
9.新聞社のウェブサイトを見る? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
≪見ている人は4人に1人の割合≫
10.通信社の役割を知っている? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
≪若い人で「役割を知っている人」は少ない≫
11.見たり聞いたことがある通信社は? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
≪1位「共同通信社」(72.3%)、2位「ロイター通信」(70.4%)≫
≪トピックス(新聞と政治)≫
12.新聞の政治に対する態度についてどう思う? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
≪「政治家についてすべて報道している」には厳しい評価≫
13.新聞の政治的立場についてどう思う? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
≪欧米のように政治色を出すことには否定的≫
14.選挙前の当落予想報道についてどう思う? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
≪当落予想報道には否定的な意見が多い≫
15.選挙結果を新聞で読む? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
≪選挙結果はやはり、「新聞で」がやや多い≫
16.どちらの候補者に投票する?―「優勢と報道された人」?「劣勢と報道された人」?・・ 20
≪報道による投票行動への影響は小さい≫
17.選挙の時、どの情報を参考に投票する? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
≪選挙の情報は「新聞記事」がトップ≫
≪新聞全般≫
18.新聞を読んでいる人は? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
22
≪昨年に比べ、夕刊離れが進む≫
19.新聞を読む時間は? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
23
≪平均時間は 27 分≫
20.新聞を読む理由は? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
24
≪新聞を読むことは生活の一部≫
21.新聞の記事の満足度は? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
25
≪「地元記事」に比較的多い不満足層≫
22.新聞を読まない理由は? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
27
≪他のメディアとの競合が大きい≫
23.大きな事件・事故のニュースの入手先は? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
28
≪テレビ、新聞が中心≫
24.戸別配達をどう思う? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29
≪日本独特の戸別配達制度に高い評価≫
25.夕刊の発行をどう思う? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
≪若い世代で夕刊離れが大きい≫
26.新聞の購読料をどう思う? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31
≪若い世代で負担感が大きい≫
27.新聞についてどう思う? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32
≪情報の「多様性」「正確性」「責任感」に高い評価≫
28.新聞の凶悪犯罪報道のあり方についてどう思う? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34
≪凶悪犯罪報道に対して慎重な意見が多い≫
29.裁判員制度における報道の規制についてどう思う? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35
≪裁判員制度においても特別視しない見方が多い≫
30.電子新聞の周知と魅力は? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
≪「知っているし、利用してみたい」人は 6.6%≫
31.月ぎめ新聞の購読状況は? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37
≪9割近くが購読≫
32.購読している新聞の満足度は? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
≪満足している人は7割≫
33.将来の新聞の役割についてどう思う? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39
≪「将来も役割を果たす」が多い≫
(注)
本文の見出しに(*)があるのは昨年調査と同一質問であることを示している
≪メディアの信頼感・イメージ≫
1.各メディアの印象は?
−
新聞、NHK テレビは「情報が信頼でき、社会的にも影響力がある」
−
・各メディアの印象については、新聞と NHK テレビでは「情報が信頼できる」(62.1%、71.1%)、
民放テレビ、雑誌では「情報が面白い・楽しい」(70.1%、22.4%)、ラジオ、インターネットで
は「手軽に見聞きできる」(17.3%、35.6%)が最も多い。
・総じて、新聞と NHK テレビはともに「情報が信頼でき、社会的にも影響力がある」という印象が強
い。それに対して民放テレビは「面白い情報を、手軽に見ることができる」という印象が強くなっ
ている。インターネットは、「手軽に情報を入手できると同時に、情報源として欠かせない」とい
う印象を持たれているといえる。
・年代別に見ると、「信頼できる」は新聞と NHK テレビでは年代が上がるほどが多くなる傾向にある。
民放テレビでは年代差は小さく、インターネットは年代が高くなるにつれ減少してくる。
「面白い、
楽しい」は民放テレビではいずれの年代でも6割∼7割(61.7%∼73.8%)を占め年代差は小さい
インターネットは 20 歳以下の 56.3%から 70 歳以上の 1.4%まで年代差はきわめて大きい。新聞と
NHK テレビは年代が上がるにつれ増加する傾向がみられる。「手軽に見聞きできる」も「面白い、
楽しい」と同様の傾向が見られ、インターネットでは 18∼19 歳 67.6%、20 代 74.6%と1位を占め
るが、70 代以上では 3.0%と少ない。民放テレビでは年代差は小さく、新聞と NHK テレビは年代が
上がるにつれ増加する傾向がみられる。
表1-1
各メディアの印象(上位5項目)
(複数回答、n=3,490)
(%)
新聞
NHKテレビ
1 位
情報が信頼で
きる
2 位
社会的影響力
社会的影響力
手軽に見聞き
59.4
60.5
がある
がある
できる
62.1
情報が信頼で
きる
民放テレビ
71.1
情報が面白
い・楽しい
ラジオ
インターネット(パソコ
ン・携帯電話)
雑誌
70.1
手軽に見聞き
できる
17.3
62.1
情報が信頼で
きる
情報が面白
い・楽しい
手軽に見聞き
できる
35.6
13.7
情報が役に立
情報源として
12.0
つ
欠かせない
29.0
22.4
3 位
情報源として
欠かせない
情報がわかり
やすい
48.2
社会的影響力
情報が面白
60.0
がある
い・楽しい
12.4
手軽に見聞き
できる
4 位
情報源として
情報が役に立
54.8
つ
欠かせない
47.7
情報がわかり
やすい
55.6
情報源として
欠かせない
12.1
社会的影響力
情報の量が多
10.0
27.2
がある
い
5 位
手軽に見聞き
できる
44.3
情報源として
欠かせない
50.4
情報が役に立
つ
11.7
57.8
51.5
情報が役に立
つ
- 1 -
情報源として
欠かせない
11.5
7.6
情報が役に立
28.9
つ
社会的影響力
26.2
がある
図1-1
「信頼できる」とした人の割合(性・年代別)
(%)
80
71.1
71.1
70
79.0
68.0
68.3
67.3
31.7
30.9
29.8
61.6
57.1
75.4
65.2
新聞
63.1
61.0
50
40
32.0
29.8
30
45.1
28.2
45.7
27.7
52.9
29.3
NHKテレビ
35.1
民放テレビ
24.6
20
10
77.7
70.1
62.0
60
(複数回答、n=3,490)
22.2
21.1
14.5
16.9
11.5
11.3
4.5
50代
60代
インターネット
(パソコン・携帯
電話)
2.0
0
男性
女性
【性別】
図1-2
18∼
19歳
20代
30代
40代
【年代別】
70代
以上
「面白い・楽しい」とした人の割合(性・年代別)
(複数回答、n=3,490)
(%)
74.6
80
70
66.2
65.1
68.5
71.6
71.2
56.3
新聞
46.0
50
40
36.1
NHKテレビ
30.4
民放テレビ
1.4
インターネット
(パソコン・携帯
電話)
32.3
28.8
27.0
24.0
18.5
22.1
20
10
72.2
61.7
56.3
60
30
73.8
17.9
15.5
19.6
16.4
9.9
0
男性
女性
【性別】
図1-3
20.6
19.0
18∼
19歳
12.6
7.9
16.8
25.7
6.5
11.8
6.1
7.5
20代
30代
40代
50代
60代
【年代別】
70代
以上
「手軽に見聞きできる」とした人の割合(性・年代別)
(複数回答、n=3,490)
(%)
80
74.6
67.4
70
60
50
67.6
64.1
56.3
63.4
66.6
66.5
65.4
61.9
58.1
60.4
61.7
61.8
48.5
54.8
52.7
52.5
41.7
39.4
38.4
40
38.3
33.3
21.8
29.4
26.8
20
21.3
NHKテレビ
31.4
22.6
民放テレビ
11.4
10
3.0
0
男性
女性
【性別】
18∼
19歳
20代
30代
新聞
52.6
46.1
44.3
31.0
30
57.5
40代
【年代別】
- 2 -
50代
60代
70代
以上
インターネット
(パソコン・携帯
電話)
2.各メディアの情報の信頼度は? (*)
1位「NHK テレビ」73.5 点
2位「新聞」
70.9 点
3位「民放テレビ」63.6 点
・各メディアの情報をどの程度信頼しているかを、全面的に信頼している場合は 100 点、全く信頼を
していない場合は 0 点、普通の場合は 50 点として点数化したところ、平均点が最も高かったのは
「NHK テレビ」で 73.5 点、次いで「新聞」が 70.9 点、「民放テレビ」が 63.6 点となっている。
・性別、年代別に見ても、
「NHK テレビ」、
「新聞」が上位2位を占めており、幅広く高い信頼を得てい
ることがわかる。また、3位には 50∼60 代を除き「民放テレビ」、50∼60 代では「ラジオ」があげ
られている。
・昨年実施した第1回調査(2008 年 12 月、標本数 3,000、以下、
「昨年調査」と言う)でも、1位「NH
K」
(74.0 点)
、2位「新聞」(72.0 点)、3位「民放テレビ」
(65.4 点)で、順位に変化はなかった。
図2-1
各メディアの信頼度
(n=3,490)
まったく信頼
していない
0
全面的に
信頼している
中間
10
20
30
40
50
60
70
80
NHKテレビ
新
73.5 (74.0)
聞
70.9 (72.0)
63.6 (65.4)
民 放 テ レ ビ
ラ
ジ
61.6 (63.6)
オ
58.2 (58.0)
インターネット
雑
46.4 (48.2)
誌
注:(
表2-1
90
)内は昨年調査の数値
各メディアの信頼度(性・年代別)
総 数
男 性
女 性
18-19歳
20 代
30 代
40 代
50 代
60 代
70代以上
1 位
NHKテレビ
73.5
NHKテレビ
73.2
NHKテレビ
73.7
NHKテレビ
70.9
NHKテレビ
66.6
NHKテレビ
71.0
NHKテレビ
73.3
NHKテレビ
74.4
NHKテレビ
76.8
NHKテレビ
76.5
2 位
新聞
70.9
新聞
70.4
新聞
71.4
新聞
67.3
新聞
65.9
新聞
68.1
新聞
72.1
新聞
71.3
新聞
73.6
新聞
72.9
3 位
民放テレビ
63.6
民放テレビ
61.8
民放テレビ
65.2
民放テレビ
67.3
民放テレビ
61.4
民放テレビ
62.6
民放テレビ
65.5
ラジオ
62.7
ラジオ
64.6
民放テレビ
64.2
4 位
ラジオ
61.6
ラジオ
61.1
ラジオ
62.1
インターネット
61.8
インターネット
61.1
インターネット
59.4
ラジオ
62.1
民放テレビ
62.6
民放テレビ
64.2
ラジオ
63.8
- 3 -
5 位
インターネット
58.2
インターネット
57.4
インターネット
58.9
ラジオ
56.9
ラジオ
57.2
ラジオ
58.1
インターネット
60.3
インターネット
57.4
インターネット
57.0
インターネット
51.6
(n=3,490)(点)
6 位
雑誌
46.4
雑誌
45.4
雑誌
47.2
雑誌
48.4
雑誌
48.7
雑誌
47.1
雑誌
46.8
雑誌
43.9
雑誌
46.7
雑誌
45.5
100 (点)
3.各組織、団体の信頼度は?
−
1位「病院」、2位「裁判所」、3位「報道機関」
−
−
一方、政治への不信感が強いことも見て取れる
−
・さまざまな組織や団体に対して信頼感を比較したところ、「病院」の信頼感が 71.4%で最も高く、
次いで、「裁判所」(68.0%)、「報道機関」(66.0%)、「警察」(51.3%)の順で続き、いずれも半数
を超えている。一方、「国会」「中央官庁」「政党」の信頼感は2割前後(25.4%、22.8%、18.3%)
と低く、不信感が6∼7割(66.4%、62.1%、71.8%)に達しており、政治への不信感が強いこと
が見て取れる。
・年代別に見ると、「病院」はどの年代においても2位以内に入っている。「報道機関」は、年代が上
がるほど多くなり、60 代では1位、50 代と 70 代以上では2位にランクされている。「国会」「中央
官庁」「政党」はどの年代においても5位以下に低迷している。
※信頼層:「非常に信頼感を持っている」+「やや信頼感を持っている」
不信層:「あまり信頼感を持っていない」+「まったく信頼感を持ってない」
図3-1
各組織、団体の信頼度
(n=3,490)
信頼層
不信層
2.6
71.4
23.9
2.6
68.0
20.7
2.4
66.0
28.1
51.3
43.3
15.3
25.4
66.4
15.9
22.8
62.1
18.3
71.8
(%)
病
裁
院
判
11.9
所
15.1
報 道 機 関
6.9
警
察
7.5
国
会 2.8
中 央 官 庁 1.7
政
党 1.3
59.5
3.8
52.9
10.3
59.1
43.8
22.6
17.0
非常に
信頼感を
持っている
35.5
4.5
9.1
やや
信頼感を
持っている
7.8
51.1
14.0
21.1
18.1
25.6
5.2
7.0
21.3
46.2
52.3
考えた
ことがない
無回答
- 4 -
19.5
あまり
信頼感を
持っていない
まったく
信頼感を
持っていない
表3-1
各組織、団体の信頼度(性・年代別)
(n=3,490)
(%)
総 数
男 性
女 性
18-19歳
20 代
30 代
40 代
50 代
60 代
70代以上
1 位
病院
71.4
病院
70.6
病院
72.2
病院
60.6
病院
64.0
病院
67.3
裁判所
75.5
病院
73.6
報道機関
76.4
病院
76.6
2 位
裁判所
68.0
裁判所
68.3
裁判所
67.7
裁判所
56.3
裁判所
60.9
裁判所
66.1
病院
72.1
報道機関
72.2
病院
73.7
報道機関
76.4
3 位
報道機関
66.0
報道機関
68.0
報道機関
64.3
報道機関
46.5
報道機関
46.2
報道機関
52.6
報道機関
66.4
裁判所
68.8
裁判所
69.1
裁判所
65.9
4 位
警察
51.3
警察
50.8
警察
51.7
警察
43.7
警察
35.3
警察
43.0
警察
56.1
警察
55.0
警察
54.8
警察
58.9
- 5 -
5 位
国会
25.4
国会
26.2
国会
24.8
中央官庁
18.3
中央官庁
16.8
国会
20.4
国会
24.7
国会
21.5
国会
30.6
国会
38.3
6 位
中央官庁
22.8
中央官庁
21.0
中央官庁
24.5
国会
15.5
国会
16.2
中央官庁
19.2
中央官庁
22.5
中央官庁
21.3
中央官庁
24.8
中央官庁
31.9
7 位
政党
18.3
政党
18.6
政党
18.0
政党
9.9
政党
12.2
政党
11.9
政党
14.9
政党
16.1
政党
23.5
政党
31.0
4.新聞各社の「保守-革新」イメージは?
−
読売新聞は保守的イメージ、朝日新聞は革新的イメージ
−
・新聞各社の「保守-革新」イメージについてどう感じているかを、「普通」と思う場合を 5 点、革新
度が強いほど 0 点に近づき「革新的」と思う場合を 0 点、保守度が強いほど 10 点に近づき「保守
的」と思う場合を 10 点として点数化したところ、保守的イメージが強かったのは「読売新聞」
(5.6
点)、次いで、「産経新聞」(5.3 点)の順。一方、「革新的」イメージが強かったのは「朝日新聞」
(4.4 点)、「毎日新聞」(5.0 点)の順である。「日本経済新聞」はその中間(5.2 点)に位置する。
・年代別に見ると、
「読売新聞」は 18∼19 歳を除き最も保守的イメージが強い。18∼19 歳は「産経新
聞」「日本経済新聞」「毎日新聞」の方が保守的イメージが強い。他方、「朝日新聞」はいずれの年
代でも、革新的というイメージが最も強く、この傾向は年代が上がるほど強まっている。
図4-1
新聞社のイメージ
(n=3,490)
革新的
普通
0
1
2
3
4
保守的
5
6
8
9
5.6
読 売 新 聞
5.3
産 経 新 聞
5.2
日本経済新聞
5.0
毎 日 新 聞
4.4
朝 日 新 聞
図4-2
7
新聞社のイメージ(5 点を中心に目盛を拡大)
3.5
総
数
男
性
女
性
4
4.5
(n=3,490)
5
4.4
5.5
5.0
4.3
5.2
5.0
4.5
6
5.3
5.6
5.3
5.5
5.0
5.2
5.1
5.8
5.5
5.0 5.1
4.7
18 ∼ 19 歳
20
代
30
代
40
代
4.9
5.1
5.1
5.1
5.0
4.8
4.8
5.4
5.2
5.1
5.3
5.0
4.5
5.0
5.2
5.5
5.1
50
代
60
代
70 代 以 上
4.3
4.2
4.0
朝日新聞
5.0
5.4
5.2
4.9
5.9
5.4
4.9
5.2
毎日
新聞
5.6
5.5
日本経済 産経
新聞
新聞
- 6 -
5.9
5.7
読売
新聞
6.5 (点)
10 (点)
5.信頼している新聞の記事は?
−
「景気の予測」に対する信頼感は薄い
−
「安全性の記事」「天気予報」の信頼感は高い
・新聞の報道や掲載された記事について、全面的に信頼している場合は 10 点、全く信頼をしていない
場合は 1 点として点数化したところ、平均点が高かったのは、「天気予報」「食品・インフルエンザ
など安全性」でともに 6.9 点となっている。一方、
「景気の予測」は、唯一 5 点台(5.7 点)で最も
低い。また、6∼10 点を信頼している層、1∼5 点を信頼していない層に分けてみても、「景気の予
測」だけは信頼している層が 47.8%と半数を下回り、信頼していない層(51.1%)の方が多く、
「景
気の予測」記事に対する信頼感は薄いと言える。
・年代別に見ると、「天気予報」は年代が上がるにつれ信頼感は高まり、60 代以上では 7 点を超えて
いる。「安全性」は年代差は小さく、「景気の予測」は若い世代で信頼感が薄くなっている。
図5-1
信頼している新聞の記事
(n=3,490)
まったく信頼
していない
1
天
気
安
予
全
全面的に
信頼している
中間
2
3
4
5
6
7
報
6.9
性
6.9
内 閣 支 持 率
6.3
政
治
6.3
勢
6.3
国
際
情
8
選挙の議席予測
6.2
社 説 ・ 解 説
6.2
5.7
景 気 の 予 測
- 7 -
9
10 (点)
図5-2
信頼している新聞の記事:安全性、天気予報、景気の予測(性・年代別)
(5 点から 8 点に目盛を拡大)
5
総
数
男
性
女
性
18 ∼ 19 歳
5.5
6
(n=3,490)
6.5
7
5.7
6.9
5.5
6.9
6.8
6.9
7.0
5.9
6.4
5.3
5.3
20
代
30
代
40
代
50
代
60
代
6.1
70 代 以 上
6.1
6.7
6.7
5.6
5.7
7.0
6.9
6.6
5.4
7.5
6.9
6.8
6.9
6.8
6.9
7.1
7.0
景気の予測
安全性
- 8 -
7.2
7.3
天気予報
8
(点)
6.「新聞広告」「折込広告」は信頼している?
−
「新聞広告」「折込広告」ともに信頼感は不足
−
・新聞広告、折込広告について、全面的に信頼している場合は 10 点、全く信頼をしていない場合は 1
点として点数化したところ、「新聞広告」は 5.7 点、「折込広告」は 5.6 点となっている。また、6
∼10 点を信頼している層、1∼5 点を信頼していない層に分けてみると、「信頼している」層は「新
聞広告」45.2%、「折込広告」43.0%とともに半数を下回っており、信頼感は不足していると言え
そうである。
・年代別に見ると、30 代以下では、「折込広告」の方が「新聞広告」より信頼感は高いが、50 代以上
では、「新聞広告」の方が信頼感が高くなっている。
図6-1
信頼している広告
(n=3,490)
まったく信頼
していない
1
新
聞
広
告
折
込
広
告
図6-2
全面的に
信頼している
中間
2
3
4
5
6
7
8
9
5.7
5.6
信頼している広告(性・年代別)
(5 点から 7 点に目盛を拡大)
5
総
数
男
性
女
性
5.5
代
30
代
40
代
50
代
60
代
70 代 以 上
6
5.6
6.5
5.7
5.6
5.5
5.8
5.7
5.7
18 ∼ 19 歳
20
(n=3,490)
6.2
5.5
5.7
5.7
5.9
5.8
5.5
5.8
5.6
5.6
5.3
5.5
折込広告
5.9
新聞広告
- 9 -
7 (点)
10 (点)
7.新聞広告は役立つ?
−
新聞広告に対する評価は厳しい
−
『役立つ』46.5%、『役立たない』53.0%
・新聞広告が生活に「非常に役立っている」は 3.4%、
「まあ役立っている」は 43.1%であり、両者を
合わせた『役立つ』とする人は 46.5%となっている。一方、『役立たない』とする人は、53.0%で
あり、新聞広告に対する評価は厳しいといえる。
・年代別に見ると、新聞広告が『役立つ』とする人は 40 代で 52.2%と唯一、
『役立たない』を上回っ
ている。18∼19 歳では『役立つ』と『役立たない』が拮抗し、その他の年代では『役立たない』の
方が多くなっている。
※『役立つ』:「役立つ(計)」=「非常に役立っている」+「まあ役立っている」
『役立たない』:「役立たない(計)」=「あまり役立っていない」+「ほとんど役立っていない」
図7-1
新聞広告は役に立っているか
(n=3,490)
非常に役
立っている
3.4
ほとんど
役立って
いない
16.2
(%)
あまり
役立って
いない
36.7
まあ役立っ
ている
43.1
無回答
0.5
図7-2
新聞広告は役に立っているか(性・年代別)
(n=3,490)
(%)
総 数 3.4
43.1
男 性 3.3
41.6
女 性 3.4
36.7
37.3
44.5
36.2
役立つ 役立た
ない
(計)
(計)
16.2
46.5
53.0
17.5
44.8
54.8
48.0
51.3
50.7
49.3
41.9
57.6
46.7
52.9
14.0
52.2
47.5
14.7
45.0
54.7
15.1
18∼19歳
5.6
20 代
2.8
30 代
4.6
40 代
4.6
50 代
2.0
43.0
60 代
2.5
43.1
41.0
13.1
45.6
54.1
70代以上
3.6
42.1
37.7
14.9
45.6
52.6
45.1
39.1
28.2
33.8
42.1
23.9
33.2
47.6
非常に
役立って
いる
33.4
40.0
まあ
役立って
いる
21.1
無回答
- 10 -
あまり
役立って
いない
19.7
ほとんど
役立って
いない
8.インターネットのニュースをどの程度見る?
−
30 代以下では朝刊の閲読率を上回る
−
見る人は 56.5%
・インターネットのニュースを閲覧している人は 56.5%と半数を超えている。内訳を見ると、「ほぼ
毎日」見ている人(28.8%)が3割に届く割合になっている。
・年代別に見ると、インターネットのニュースを閲覧している人は若年層に多く、特に 30 代以下では
8割(84.0∼92.6%)を超えている。さらに、「ほぼ毎日」読んでいる人は 20 代では6割(58.6%)
に迫る。
図8-1
インターネットニュースの閲覧状況
(n=3,490)
無回答
0.9
(%)
ほぼ毎日
28.8
見ない
42.6
週に数回
14.3
月に1回
以下
3.9
図8-2
月に数回
9.5
インターネットニュースの閲覧状況(性・年代別)
(n=3,490)
(%)
総 数
28.8
男 性
14.3
35.2
女 性
13.8
23.0
14.8
18∼19歳
9.5
3.6
19.2
10.2
7.1
14.8
9.6
7.6
13.7
13.9
3.9
7.3
2.9
92.6
15.6
84.0
23.1
76.9
53.8
71.6
27.1
82.7
週に数回
月に数回
月に1回以下
- 11 -
88.7
3.6 6.9
45.6
7.1 2.8
2.8 5.0 3.2
3.6
ほぼ毎日
7.0 2.8 11.3
22.8
19.6
26.4
50 代
51.4
47.7
29.6
36.1
40 代
62.1
37.0
4.2
47.2
56.5
42.6
58.6
30 代
70代以上
9.5
3.9
49.3
20 代
60 代
9.5
見ている
(計)
14.5
見ない
無回答
9.新聞社のウェブサイトを見る? (*)
−
見ている人は4人に1人の割合
−
見ている人は 27.0%
・新聞社のウェブサイトを見ている人は 27.0%で、4人に1人の割合である。閲覧の方法は「自宅の
パソコンで見る」
(57.6%)が半数を超える。
「職場や学校などのパソコンで見る」
「携帯電話などで
見る」はともに3割程度(32.4%、31.1%)となっており、リアルタイムで情報を得る方法として
利用されていそうだ。
・年代別に見ると、40 代以下では4割前後(35.2∼41.2%)の人が新聞社のウェブサイトを見ている。
最も多いのは 30 代の 41.2%である。
・昨年調査と比較しても、新聞社のウェブサイトを見ている人の割合はほとんど変わらない(昨年
28.5%)
図9-1
新聞社のウェブサイトの閲覧状況
図9-2
閲覧方法
(複数回答、n=941)
(n=3,490)
無回答
1.6
(%)
(%)
自宅のパソコンで
見る
新聞社の
ウェブサイトを
見ている人
27.0
(昨年 28.5)
インターネット
ニュースを見て
いない人
42.6
職場や学校などの
パソコンで見る
32.4
31.1
携帯電話で見る
0.4
その他
インターネット
でニュースは見
ているが、新聞
社は見ていな
い人
28.8
図9-3
57.6
新聞社のウェブサイトの閲覧状況(性・年代別)
(n=3,490)
(%)
総 数
27.0
男 性
31.3
28.7
50 代
13.6
6.9
23.1
39.0
45.6
24.4
71.6
13.1
6.7
新聞社の
ウェブサイトを
見ている人
15.6
41.7
37.0
40 代
6.9
54.6
41.2
30 代
11.3
53.5
37.1
20 代
70代以上
47.7
35.2
18∼19歳
60 代
37.0
30.1
27.6
23.0
女 性
42.6
28.8
82.7
インターネットで
ニュースは見ているが、
新聞社は見ていない人
- 12 -
インターネット
ニュースを
見ていない人
無回答
10.通信社の役割を知っている? (*)
−
若い人で「役割を知っている人」は少ない
−
「知っている」45.0%、「知らない」54.4%
・通信社が新聞社や放送局などにニュースを配信していることを「知っている」は 45.0%、「知らな
い」は 54.4%である。
・性別で見ると、「知っている」は、女性(37.6%)よりも男性(53.2%)に多い。
・年代別に見ると、若い年代では通信社の役割を知っている人は少なく、18∼19 歳では 11.3%、20
代では 27.9%である。40 代以上では4∼5割(46.8%∼53.1%)が知っており、中高年層で認知
度が高まることがわかる。
・昨年調査と比較しても、「知っている」人の割合は変わらない(昨年 45.2%)。
図 10-1
通信社の役割の認知
(n=3,490)
(%)
知っている
45.0 (昨年 45.2)
知らない
54.4
無回答
0.5
図 10-2
通信社の役割の認知(性・年代別)
(n=3,490)
(%)
総 数
45.0
男 性
53.2
女 性
18∼19歳
20 代
30 代
40 代
46.2
37.6
61.9
11.3
88.7
27.9
71.6
38.2
61.6
48.3
50 代
51.6
60 代
53.1
70代以上
54.4
51.5
47.9
46.2
46.8
知っている
51.8
無回答
- 13 -
知らない
11.見たり聞いたことがある通信社は? (*)
1位「共同通信社」(72.3%)
2位「ロイター通信」(70.4%)
・見たり聞いたことがある通信社の名前をひとつでもあげた人は 82.4%である。最も知名度が高いの
は「共同通信社」で 72.3%の人があげている。次いで「ロイター通信」が 70.4%、「AP 通信」が
54.9%、「新華社」が 41.7%、「時事通信社」が 41.4%となっている。
・年代別に見ると、40 代以上では「共同通信社」の知名度が最も高いが、30 代以下では「ロイター通
信」が最も高い。
・昨年調査と比較しても、順位は変わらず、比率もほとんど動いていない。
図 11-1
知っている通信社の有無
図 11-2
知っている通信社
(n=3,490)
72.3 (70.6)
共同通信社
無回答
0.7
70.4 (69.6)
ロイター通信
(%)
どれも
知らない
16.9
54.9 (49.2)
AP通信
少なくとも
1つは
知っている
82.4
新華社
41.7 (43.2)
時事通信社
41.4 (40.8)
イタル・タス通信
10.0 (9.5)
AFP通信
8.8 (7.8)
5.0 (4.8)
ブルームバーグ
表 11-1
知っている通信社(性・年代別)
複数回答、n=3,490)
(%)
1 位
共同通信社
72.3
共同通信社
男 性
77.7
ロイター通信
女 性
67.9
ロイター通信
18-19歳
52.1
ロイター通信
20 代
68.0
ロイター通信
30 代
74.6
共同通信社
40 代
78.9
共同通信社
50 代
79.6
共同通信社
60 代
78.7
共同通信社
70代以上
63.1
総 数
(複数回答、n=3,490)
(%)
2 位
3 位
4 位
5 位
ロイター通信
70.4
ロイター通信
73.3
共同通信社
67.4
共同通信社
40.8
共同通信社
58.1
共同通信社
70.7
ロイター通信
77.4
ロイター通信
76.8
ロイター通信
73.4
ロイター通信
49.6
AP通信
54.9
AP通信
59.2
AP通信
51.0
AP通信
39.4
AP通信
54.6
AP通信
61.5
AP通信
64.0
AP通信
58.6
新華社
55.4
時事通信社
41.1
新華社
41.7
新華社
50.7
新華社
33.5
時事通信社
23.9
時事通信社
34.5
時事通信社
37.8
時事通信社
41.9
新華社
51.0
AP通信
53.1
新華社
40.3
時事通信社
41.4
時事通信社
50.5
時事通信社
33.2
新華社
14.1
新華社
22.3
新華社
32.3
新華社
41.2
時事通信社
42.3
時事通信社
48.8
AP通信
36.9
- 14 -
注:(
)内は昨年調査の数値
≪トピックス(新聞と政治)≫
12.新聞の政治に対する態度についてどう思う?
−
「政治家についてすべて報道している」には厳しい評価
−
「不正を追及」「批判記事に追随」に4割が肯定
・新聞と政治の関係についての意見の肯定層を比較したところ、
「新聞は政治や社会の不正を追及して
いる」(41.5%)が最も多く、次いで「ある新聞が政権に対して批判的な記事を載せると、他の新
聞もそれに追随する傾向がある」
(39.7%)、
「新聞は政治に対して客観的な視点で報道している」
「新
聞は、国民の声を政治に反映させるのに役立っている」(各 36.4%)が多い。
・一方、新聞と政治家の関わりに関する項目については評価が低い傾向にある。特に「新聞は政治家
について知っていることをすべて報道している」は、肯定層が 12.3%であるのに対し、否定層が
43.3%と、評価が厳しい。
※肯定層:「そう思う」+「どちらかといえばそう思う」
否定層:「どちらかといえばそうは思わない」+「そうは思わない」
図 12-1
新聞と政治についての意見
(n=3,490)
肯定層
否定層
(%)
新聞は政治や社会の不正を追
及している
7.9
33.6
43.9
10.1 3.8
41.5
13.9
ある新聞が政権に対して批判
的な記事を載せると、他の新聞
もそれに追随する傾向がある
10.0
29.7
46.4
8.5 4.3
39.7
12.8
11.6 4.3
36.4
15.9
6.2
36.4
21.1
14.6
7.6
29.2
22.1
15.0
7.9
25.7
23.0
6.7
22.2
18.8
12.3
43.3
新聞は政治に対して客観的な
視点で報道している
5.7
新聞は、国民の声を政治に反
映させるのに役立っている
8.2
新聞は政府を監視する役割を
果たしている
6.4
新聞は主張の異なる政党の主
張を公平に扱っている
4.5
新聞は政治家と適切な距離を
保っている
4.3
30.7
46.7
28.2
22.8
47.0
21.2
50.6
17.9
12.1
57.9
新聞は政治家について知って
いることをすべて報道している 2.5 9.8
そう思う
14.9
41.2
26.9
43.3
どちらか
といえば
そう思う
どちらとも
いえない
- 15 -
無回答
どちらか
といえば
そうは
思わない
16.4
そうは
思わない
・
「新聞は政治や社会の不正を追及している」は、年代が上がるほど肯定層が多い傾向にある。20∼30
代では3割程度であるが、70 代以上では 55.4%と半数を超え、否定層を 50 ポイント近く上回る。
・
「ある新聞の批判的記事に他の新聞も追随する傾向がある」は、どの年代でも肯定層が3∼4割と年
代差は小さく、また、いずれも否定層を 20∼30 ポイント上回っている。
・
「新聞は、政治家について知っていることをすべて報道している」は、20 代から 50 代にかけては肯
定層は5割前後(46.1∼52.3%)を占めているが、18∼19 歳(36.6%)と 70 代以上(29.6%)では
3割前後と少なくなっている。
図 12-2
新聞は政治や社会の不正を追及している(性・年代別)
(n=3,490)
(%)
80
70
55.4
60
50
43.7
39.5
39.4
32.0
40
30
20
15.7
18.3
18.5
38.0
31.1
17.9
12.3
42.0
16.4
13.6
47.6
肯定層
11.5
6.0
10
否定層
0
男性
女性
18∼
19歳
20代
30代
50代
60代
70代
以上
【年代別】
【性別】
図 12-3
40代
ある新聞の批判的記事に他の新聞も追随する傾向がある(性・年代別)
(n=3,490)
(%)
80
70
60
50
44.8
44.5
35.5
40
33.8
40.9
38.0
38.5
12.4
11.5
13.8
13.6
12.1
30代
40代
50代
60代
70代
以上
37.1
38.2
14.2
20代
肯定層
30
20
10
否定層
13.4
12.3
男性
女性
0
【性別】
図 12-4
8.5
18∼
19歳
【年代別】
政治家について知っていることをすべて報道している(性・年代別)
(n=3,490)
(%)
80
70
60
50
52.3
46.5
40.4
40
48.8
46.1
47.6
38.1
36.6
29.6
肯定層
30
20
10
0
7.6
11.6
男性
13.0
女性
【性別】
8.7
8.8
10.2
18∼
19歳
20.6
16.6
14.1
20代
30代
40代
50代
【年代別】
- 16 -
60代
70代
以上
否定層
13.新聞の政治的立場についてどう思う?
−
欧米のように政治色を出すことには否定的
−
「独自色」は 13.7%、「不偏不党」70.2%
・新聞の政治的立場について、
「A:新聞は、それぞれ独自の政治色をはっきり出した方がよい」と考
える独自色派は 13.7%、「B:新聞は、1つの政党に偏ることなく不偏不党を貫くべきだ」と考え
る不偏不党派は 70.2%と多く、日本では欧米のように新聞に政治色を出すことに否定的な意見が圧
倒的多数を占める。
・年代別に見ると、不偏不党派はいずれの年代でも5∼7割(54.9∼76.5%)を占め、独自色派(12.0
∼18.3%)を大きく上回っており、新聞は不偏不党であるべきとの意見が強いことがわかる。
※独 自 色 派:「Aに近い」+「どちらかといえばAに近い」
不偏不党派:「どちらかといえばBに近い」+「Bに近い」
図 13-1
新聞の政治的立場についての意見
Aに近い
どちらとも
言えない
どちらか
といえば
Aに近い
A:新聞は、
それぞれ独自
の政治色をは
っきり出した
方がよい
(n=3,490)
無回答
Bに近い
どちらか
といえば
Bに近い
(%)
5.4 8.3
15.6
37.0
33.2
B:新聞は、
1つの政党に
偏ることなく
不偏不党を貫
くべきだ
0.6
図 13-2
新聞の政治的立場についての意見(性・年代別)
(n=3,490)
独自色 不偏
派
不党派
(A)
(B)
13.7
70.2
16.4
70.8
30.5
11.2
69.6
32.4
18.3
54.9
35.0
12.7
69.5
36.8
12.4
70.3
38.0
12.0
72.1
12.4
76.5
14.2
68.7
18.3
64.3
(%)
総 数
男 性
5.4 8.3
6.9
9.6
36.1
39.1
18.3
18∼19歳
4.2
20 代
4.8 7.9
17.5
30 代
4.4 8.0
16.9
40 代
4.9 7.1
50 代
4.9 7.4
60 代
5.6 8.6
14.1
7.9
33.2
34.8
12.5
女 性 4.0 7.2
70代以上
37.0
15.6
22.5
26.8
15.5
Aに近い
33.6
34.1
11.0
10.3
34.5
41.9
16.4
34.6
38.2
15.7
どちらか
といえば
Aに近い
30.5
40.3
どちらとも
いえない
- 17 -
24.0
無回答
どちらか
といえば
Bに近い
Bに近い
14.選挙前の当落予想報道についてどう思う?
−
当落予想報道には否定的な意見が多い
−
「新聞報道として当然」32.4%、「新聞報道として問題」42.6%
・選挙前の当落予想報道について、
「A:有権者の動向を伝え、投票する上での判断材料を提供するこ
とは、新聞報道として当然だ」と考える当然派は 32.4%、「B:有権者に予断を与え、選挙結果に
影響を与える恐れがあるので、新聞報道として問題だ」と考える問題派は 42.6%となっている。
・年代別に見ると、当然派は若年層に比べ高年層に多い傾向にあるが、すべての年代で、問題派が4
割前後(38.3∼45.9%)を占め、当然派を上回っており、当落予想報道に対して否定的な意見が多
いことがいえる。
※ 当然派:「Aに近い」+「どちらかといえばAに近い」
問題派:「どちらかといえばBに近い」+「Bに近い」
図 14-1
選挙前の当落予想報道についての意見
A:有権者の
動向を伝え、
投票する上で
の判断材料を
提供すること
は、新聞報道
として当然だ
図 14-2
どちらか
といえば
Aに近い
Aに近い
(n=3,490)
どちらか
といえば
Bに近い
どちらとも
言えない
無回答
Bに近い
(%)
10.9
21.5
24.6
26.1
16.5
0.5
選挙前の当落予想報道についての意見(性・年代別)
(n=3,490)
(%)
総 B:有権者に
予断を与え、
選挙結果に影
響を与える恐
れがあるの
で、新聞報道
として問題だ
数
10.9
21.5
男 性
12.2
19.7
女 性
9.7
23.1
18∼19歳
9.9
20 代
8.9
30 代
9.6
21.1
40 代
9.3
23.3
50 代
9.9
21.5
60 代
12.9
22.5
23.1
26.4
70代以上
14.5
21.0
24.6
22.4
Aに近い
どちらか
といえば
Aに近い
26.1
24.6
25.8
21.7
19.0
20.4
26.3
27.2
32.4
14.1
23.6
31.9
46.2
32.8
39.3
23.9
43.7
26.4
16.5
27.9
42.9
30.7
45.5
16.4
32.6
41.4
17.3
31.4
45.9
14.6
35.5
41.0
15.9
35.5
38.3
18.7
25.0
25.7
28.6
無回答
- 18 -
42.6
16.9
26.8
22.6
13.0
32.4
26.8
28.9
どちらとも
いえない
16.5
当然派 問題派
(A)
(B)
どちらか
といえば
Bに近い
Bに近い
15.選挙結果を新聞で読む?
−
選挙結果はやはり、「新聞で」がやや多い
−
「非新聞派」41.7%、「新聞派」45.6%
・選挙結果について、
「A:選挙結果の報道は、テレビやインターネット等で早くわかるので、新聞は
あまり読まない」と考える非新聞派は 41.7%、「B:選挙結果の報道は、テレビやインターネット
等で早くわかっても、新聞でじっくり読まないと気がすまない」と考える新聞派は 45.6%となって
いる。選挙結果はやはり「新聞で」と考えている人がやや多い。
・年代別に見ると、新聞派は年代が上がるほど増加する傾向にあり、60 代以上では6割(61.8%、
62.1%)を超える。また、60 代以上では非新聞派を 30 ポイント以上上回っており、高年層ほど選
挙結果を新聞で読む傾向が強いことがわかる。
※非新聞派:「Aに近い」+「どちらかといえばAに近い」
新 聞 派:「どちらかといえばBに近い」+「Bに近い」
図 15-1
選挙結果の報道についての意見
A:選挙結果
の報道は、テ
レビやインタ
ーネット等で
早くわかるの
で、新聞はあ
まり読まない
どちらか
といえば
Aに近い
Aに近い
23.8
(n=3,490)
どちらとも
言えない
無回答
17.9
12.3
どちらか
といえば
Bに近い
Bに近い
(%)
28.0
17.6
0.4
図 15-2
選挙結果の報道についての意見(性・年代別)
B:選挙結 果の
報道は、テ レビ
やインター ネッ
ト等で早く わか
っても、新 聞で
じっくり読 まな
いと気がす まな
い
(n=3,490)
非新聞
新聞派
派
(A)
(B)
41.7
45.6
38.1
49.2
44.9
42.3
5.6
66.2
15.5
10.7 4.6
69.3
15.2
57.9
30.9
40.7
46.3
37.4
48.8
(%)
総 数
男 性
23.8
17.9
21.4
女 性
16.7
25.8
45.1
20 代
44.9
30 代
40 代
50 代
28.0
12.1
18.6
18.5
18.9
14.3
18.3
15.5
24.4
10.8
20.6
22.1
21.3
21.1
37.3
17.6
28.0
12.5
19.1
18∼19歳
28.0
12.3
12.8
21.0
28.5
13.3
9.9
9.9
17.7
27.2
21.6
60 代
12.2
14.7
10.6
37.8
23.9
27.0
61.8
70代以上
14.1
12.1
11.1
38.3
23.8
26.2
62.1
Aに近い
どちらか
といえば
Aに近い
どちらとも
いえない
無回答
- 19 -
どちらか
といえば
Bに近い
Bに近い
16.どちらの候補者に投票する?
―「優勢と報道された人」?「劣勢と報道された人」?
−
報道による投票行動への影響は小さい
−
「優勢派」19.4%、「劣勢派」22.9%
・投票してもよいと思う候補者が2人いた場合、
「A:やや優勢だと報道された候補者に投票したいと
思うだろう」と考える優勢派は 19.4%、「B:やや劣勢だと報道された候補者に投票したいと思う
だろう」と考える劣勢派は 22.9%となっている。
・年代別に見ると、いずれの年代でも優勢派も劣勢派も2割前後となっており、報道による投票行動
への影響はあまり見られないといえる。
※1 この問いは、投票権を有する 20 歳以上の人にのみの質問である
※2 優勢派:「Aに近い」+「どちらかといえばAに近い」
劣勢派:「どちらかといえばBに近い」+「Bに近い」
図 16-1
投票したいのは優勢の候補者か劣勢の候補者か
(n=3,419)
Aに近い
A:やや優勢
だと報道され
た候補者に投
票したいと思
うだろう
Bに近い
どちらか
といえば
Aに近い
どちらとも
言えない
どちらか
といえば
Bに近い
無回答
(%)
7.3
12.1
56.8
15.9
7.0
B:やや劣勢
だと報道され
た候補者に投
票したいと思
うだろう
0.9
図 16-2
投票したいのは優勢の候補者か劣勢の候補者か(性・年代別)
(n=3,419)
(%)
総 数
7.3
男 性
6.1
女 性
8.3
20 代
9.9
16.0
54.6
14.4
15.8
7.0
19.4
22.9
8.3
15.7
24.3
22.7
21.6
5.8
13.7
51.0
17.0
8.1
23.6
25.1
15.8
51.0
15.8
8.7
23.8
24.5
14.9
8.8
18.2
23.6
8.0
40 代
6.9
50 代
5.7
9.1
60 代
6.1
11.5
8.3
15.9
59.2
9.6
30 代
70代以上
56.8
12.1
優勢派 劣勢派
(A)
(B)
11.3
57.6
61.7
59.5
12.5
Aに近い
どちらとも
いえない
5.6
14.8
22.9
16.0
6.0
17.7
22.0
5.4
20.8
19.8
14.5
56.7
どちらか
といえば
Aに近い
17.3
無回答
- 20 -
どちらか
といえば
Bに近い
Bに近い
17.選挙の時、どの情報を参考に投票する?
−
選挙の情報は「新聞記事」がトップ
−
「新聞記事」59.4%、「政見放送以外のテレビ」49.8%
・選挙の時、どの情報を参考に投票するかについて、「新聞記事」(59.4%)が最も多く、次いで「テ
レビ番組(政見放送以外)」
(49.8%)、
「政見放送」
(32.8%)の順となっている。投票においては、
新聞の情報が最もよく利用されていることがわかる。
・年代別に見ると、
「新聞記事」は 40 代以上では6割を超え、1位を占め、とりわけ、60 代で 70.8%
と多い。20∼30 代では、「テレビ番組(政見放送以外)」が5割を超え、1位となっている。20 代
では、
「インターネット(ニュース記事)」が僅差ながら「新聞記事」を上回り、2位となっている。
このほか、70 代以上は、「政見放送」が5割弱で、2位となっている。参考にする情報は年代によ
ってかなり異なり、若年層ではインターネットやテレビ番組、高年層では新聞記事やテレビ番組に
加え、政見放送を参考にしていることがわかる。
※ この問いは、投票権を有する 20 歳以上の人にのみの質問である
図 17-1
選挙で投票する際に参考にする情報
(n=3,419)
(%)
新聞記事
59.4
テレビ番組(政見放送以外)
49.8
32.8
政見放送
27.6
選挙公報
インターネット(ニュース記
事)
10.9
政党の機関紙
図 17-2
16.0
選挙で投票する際に参考にする情報(性・年代別)
(%)
80
70
70.8
62.7
57.2
56.4
60
30
35.0
51.8
63.5
47.6
49.0
52.9
51.8
47.7
62.9
64.4
50
40
(n=3,419)
新聞記事
45.5
37.1
49.0
35.0
27.9
17.5
16.7
44.2
45.4
38.2
25.0
30.8
テレビ番組(政見
放送以外)
政見放送
20
10
19.2
19.9
13.0
12.4
4.7
50代
60代
2.2
0
男性
女性
【性別】
20代
30代
40代
【年代別】
- 21 -
70代以上
インターネット
(ニュース記事)
≪新聞全般≫
18.新聞を読んでいる人は?
−
夕刊を毎日読む人は4人に1人
−
朝刊…84.0%、夕刊…33.6%
・朝刊を読んでいる人は 84.0%と8割を超え、朝刊が日常生活に浸透していることがわかる。内訳を
見ると、「毎日またはほぼ毎日」読んでいる人(64.1%)が6割を超えている。「毎日またはほぼ毎
日」読んでいる人は年代が上がるほど増加し、50 代では7割台(75.4%)、60 代以上では8割(82.2%、
82.9%)を超えている。
・夕刊を読む人は 33.6%で、そのうち「毎日またはほぼ毎日」読んでいる人は 23.1%と4人に1人の
割合にとどまっている。また、地域によっては夕刊を廃止していることもあり、夕刊を読んでいな
い人(56.6%)は半数を超えている。
図 18-1
新聞の閲読頻度(朝刊)
無回答
0.5
それ以下
3.3
図 18-2
(n=3,490)
読む(計)
新聞の閲読頻度(夕刊)
無回答
9.8
84.0
読む(計)
(%)
毎日または
ほぼ毎日
23.1
毎日または
ほぼ毎日
64.1
週に
2∼3日
7.2
読まない
56.6
新聞の閲読頻度(朝刊)
(性・年代別)
(n=3,490)
(%)
100
90
図 18-4
87.2
84.0 85.4 82.7
80
91.0 93.9 89.9
30
50
64.1 68.5 60.1
66.9
75.4
82.2 82.9
41.4 40.7
60
毎日またはほぼ毎日
代以上
50
代
40
代
30
代
代
代
20
33.5 36.3
歳
- 22 -
18
21.8 25.0
19
読む(計)
毎日またはほぼ毎日
4.2 6.3 11.0
∼
女性
70
0
23.1 24.7 21.6
男性
歳
19
読む(計)
31.8
35.5
24.1 23.6
総数
60
代以上
50
代
40
代
30
代
20
10
代
代
∼
女性
男性
総数
18
33.6 34.9 32.3 31.0
20
18.3 22.1
10
40
30
43.2
20
0
90
60
50
40
(n=3,490)
(%)
100
70
60.4
60
新聞の閲読頻度(夕刊)
(性・年代別)
80
73.4
67.6
70
週に
4∼5日
2.3
週に
2∼3日
3.2
週に1日
くらい
2.2
それ以下
2.8
週に
4∼5日
6.1
図 18-3
33.6
(%)
読まない
15.5
週に1日
くらい
3.4
(n=3,490)
70
(朝刊や夕刊を読んでいる人に)(全体の 84.4%)
19.新聞を読む時間は?
−
平均時間は若い世代ほど短い
−
1日平均 27.2 分
・新聞を読む時間は、1 日平均で 27.2 分である。
・年代別に見ると、平均時間は 60 代以上では 30 分(35.0 分、37.9 分)を超えているが、30 代では
19.1 分と 10 分台に減少し、20 代 15.3 分、18∼19 歳 10.5 分と年代が下がるほど短くなっている。
若い年代での新聞離れが見てとれる。
図 19-1
新聞を読んでいる人
無回答
0.4
読まない
15.2
図 19-2
(n=3,490)
新聞の 1 日の閲読時間
無回答
1.0
1時間半
以上
1時間くら 3.4
い
9.8
(%)
(%)
数分
10.3
10分くらい
18.5
40分くらい
8.1
30分くらい
28.4
朝刊や夕
刊を読む
84.4
図 19-3
(n=2,946)
20分くらい
20.4
新聞の 1 日の閲読時間(性・年代別)
総
数
10.3
男
性
9.0
女
性
11.5
18.5
20.4
16.1
28.4
20.3
20.7
18∼19歳
28.8
20.5
30
代
40
代
10.0
50
代
7.1
60
代 1.5 9.6
27.8
17.8
70代以上 3.5 8.2
数分
27.5
19.2
14.9
24.1
27.9
23.9
20.3
29.5
33.7
14.6
20分
くらい
30分
くらい
8.4
13.0
29.8
11.3
40分
くらい
1時間
くらい
- 23 -
8.4 2.6 0.7
25.6
6.3
- --2.5 1.7 0.4
0.8
10.5
3.1 3.1 - 0.2
19.1
6.2 4.2 1.0 1.0
22.1
15.8
27.0
15.3
8.2 2.4 1.3
26.3
6.4 0.7
35.0
14.8
23.0
27.2
28.9
16.7
21.2
25.6
10分
くらい
7.6
(%)
3.4 1.0
4.2 1.4
11.4
29.2
36.1
代
9.8
8.7
28.0
47.9
20
8.1
(n=2,946)
平均時間
(分)
7.5
1時間半以上
2.2
無回答
37.9
(朝刊や夕刊を読んでいる人に)(全体の 84.4%)
20.新聞を読む理由は?
−
新聞を読むことは生活の一部
−
1位「習慣になっている」(51.6%)
2位「世間の動きがわかる」(47.8%)
・新聞を読む理由としては、
「新聞を読むのが習慣になっている」
(51.6%)をあげる人が半数を超え、
最も多く、新聞を読むことが生活の一部となっていることがうかがえる。次いで、「新聞で世間の
動きがだいたいわかる」(47.8%)、「新聞は自分が好きなときに読める」(45.6%)をあげる人が多
い。
・年代別に見ると、
「新聞を読むのが習慣になっている」は年代が上がるほど増加し、60 代(66.6%)
がピーク。一方、20 代以下では2割(22.9%、21.2%)にとどまる。「新聞は自分が好きなときに
読める」は 20 代以下では、新聞を読む理由として最も多くあげられており、新聞の手軽さが多様
な生活スタイルをとる若い世代にとって、利点となっていることがうかがえる。
図 20-1
新聞を読む理由
(複数回答、n=2,946)
(%)
新聞を読むのが習慣になっ
ている
51.6
新聞で世間の動きがだいた
いわかる
47.8
新聞は自分が好きなときに
読める
45.6
新聞は生活や仕事に役立つ
情報が多い
35.9
新聞はいろんな情報が網羅
されている
図 20-2
32.1
新聞を読む理由(性・年代別)
(複数回答、n=2,946)
(%)
70
60
66.6
53.6
52.2
50
40
30
52.1
49.8
45.3
50.5
50.3
49.7
36.5
39.8
38.6
34.4
53.3
48.3
47.1
33.3
38.5
54.0
53.0
61.4
53.2
50.3
38.7
35.9
新聞で世間の
動きがだいたい
わかる
22.9
20
21.2
新聞は自分が
好きなときに読
める
10
0
男性
女性
【性別】
18∼
19歳
20代
新聞を読むの
が習慣になって
いる
30代
40代
【年代別】
- 24 -
50代
60代
70代
以上
(朝刊や夕刊を読んでいる人に)(全体の 84.4%)
21.新聞の記事の満足度は?
−
「地元記事」に比較的多い不満足層
−
1位「テレビ・ラジオ欄」(71.5%)
2位「社会に関する記事」(57.9%)
・新聞の記事について満足層を比較すると、「テレビ・ラジオ欄」が 71.5%と7割を超え、テレビ・
ラジオといった他のメディアへの窓口として新聞を利用する人が多いことがわかる。次いで「社会
に関する記事」(57.9%)、「文化・生活・健康に関する記事」(56.0%)で満足層が多い。
・「社説」「国際関係に関する記事」の満足層は3割台(39.4%、36.4%)と少ないが、不満足層も1
割(4.7%、8.2%)を下回っており、「どちらともいえない」や「ほとんど読まない」が多く、閲
読度が低いことがうかがえる。一方、「地元に関する記事」は、満足層(55.1%)が半数を超えて
いるが、不満足層が 15.5%と最も多くなっている。
※満 足 層:
「満足している」+「まあ満足している」
不満足層:「やや不満である」+「不満である」
図 21-1
新聞の記事の満足度
(n=2,946)
満足
層
不満足
層
4.9 3.5 0.8
71.5
4.3
4.8 4.4 1.0
57.9
5.4
56.0
7.1
55.1
15.5
53.7
5.8
(%)
テ レ ビ ・ ラ ジ オ 欄
23.4
48.1
社 会 に 関 す る 記 事
9.7
48.2
文 化 ・ 生 活 ・ 健 康 に
関
す
る
記
事
9.9
46.1
地 元 に 関 す る 記 事
14.2
9.6
44.1
スポーツ・芸能に関する記事
11.4
41.4
7.6
社
9.2
説
国際関係に関する記事
30.9
24.6
30.4
34.3
30.2
30.5
満足して
いる
まあ満足
している
3.7
12.4
8.4
31.5
38.2
5.9
5.2 6.1
30.8
41.0
政 治 に 関 す る 記 事
経 済 に 関 す る 記 事
18.7
どちらとも
いえない
- 25 -
4.3 1.4
6.3
1.6
52.7
7.9
12.4
4.9
1.6
45.8
6.4
3.4 1.2
39.4
4.7
36.4
8.2
19.5
41.6
12.4
無回答
3.1
7.9
35.0
ほとんど
読まない
1.1
6.3
やや不満
である
1.9
不満で
ある
・
「テレビ・ラジオ欄」は、幅広い年代で満足層は多いが、とりわけ、18∼19 歳で 81.3%と多い。
「社
会に関する記事」
「文化・生活・健康に関する記事」は 20 代以下ではやや少ないが、30 代以上では
5∼6割となっており、年代差は小さい。
・
「地元に関する記事」の満足層は 20 代で 39.0%と少ないのが目立つ。
「社説」
「国際関係に関する記
事」は年代が上がるにつれ満足層は増える傾向が見られる。
図 21-2
テレビ・ラジオ欄、社会、文化・生活・健康に関する記事に満足している人の割合
(性・年代別)
(n=2,946)
※「満足している」+「まあ満足している」の割合
(%)
90
81.3
80
70
60
75.9
75.7
71.9
67.6
66.7
71.6
68.7
63.1
58.3
56.6
57.6
50
47.9
46.1
57.4
53.8
52.3
71.5
63.9
62.9
61.5
62.0
57.7
54.2
社会に関す
る記事
48.4
40
39.6
39.4
18∼
19歳
20代
テレビ・ラジ
オ欄
文化・生活・
健康
30
20
男性
女性
【性別】
図 21-3
30代
40代
50代
60代
【年代別】
70代
以上
地元、社説、国際関係に関する記事に満足している人の割合
(性・年代別)
(n=2,946)
※「満足している」+「まあ満足している」の割合
(%)
90
80
70
60
59.0
58.3
58.0
57.5
53.8
52.1
49.4
50
40
39.5
33.6
37.6
27.1
27.4
35.6
33.5
22.9
20
男性
女性
【性別】
18∼
19歳
社説
37.2
35.2
39.2
43.3
国際関係
26.6
20代
地元に関す
る記事
45.0
39.0
40.2
34.5
38.6
30
58.9
54.2
30代
40代
【年代別】
- 26 -
50代
60代
70代
以上
(朝刊や夕刊を「読まない」と答えた人に)(全体の 15.2%)
22.新聞を読まない理由は?
−
他のメディアとの競合が大きい
−
1位「他の情報で十分だから」
(65.2%)
2位「新聞を取っていない」(39.5%)
・新聞を読まない理由としては、「テレビやインターネットなど他の情報で十分だから」(65.2%)を
あげる人が6割を超え、最も多い。次いで、「新聞を取っていないから」(39.5%)と「新聞は高い
から(お金がかかるから)」(30.5%)をあげる人がそれぞれ3割を超えている。新聞以外のメディ
アへの接触が新聞離れの大きな要因となっていることがうかがえる。
・年代別に見ると、「テレビやインターネットなど他の情報で十分だから」をあげる人は 70 代以上を
除き6∼7割(59.0∼69.4%)を占め、最も大きな理由となっている。また、30 代でのみ、これに
次いで「新聞は高いから(お金がかかるから)」(42.9%)と金額面をあげる人が多くなっている。
図 22-1
新聞を読まない人
無回答
1.0
図 22-2 新聞を読まない理由
(n=3,490)
(複数回答、n=531)
(%)
読まない
15.2
テレビやインターネットな
ど他の情報で十分だから
(%)
65.2
新聞を取っていないから
39.5
新聞は高いから(お金がか
かるから)
新聞を読む習慣がないから
朝刊や夕
刊を読む
84.4
図 22-3
30.5
24.7
23.2
新聞を読む時間がないから
新聞を読まない理由(性・年代別)
(複数回答、n=531)
(%)
80
70
68.3
65.2
69.1
69.4
69.4
68.6
62.8
58.8
60
59.0
51.1
50
40
42.8
42.9
35.2
31.6
41.7
テレビやインター
ネットなど他の情報
で十分だから
41.2
34.0
39.5
38.5
30
新聞を取っていな
いから
33.3
32.2
29.3
20
17.9
25.0
17.0
21.7
新聞は高いから(お
金がかかるから)
10
4.3
0
男性
女性
【性別】
18∼
19歳
20代
30代
40代
【年代別】
- 27 -
50代
60代
70代
以上
23.大きな事件・事故のニュースの入手先は? (*)
−
テレビ、新聞が中心
−
1位「民放テレビ」
(73.2%)
2位「NHK テレビ」(66.1%)
3位「新聞」(64.5%)
・大きな事件・事故の発生や、政治・経済の大きなニュースの情報を得ている媒体については、
「民放
テレビ」
(73.2%)をあげる人が最も多い。次いで「NHK テレビ」
(66.1%)、
「新聞」
(64.5%)とな
っており、テレビ、新聞が中心であることがわかる。
・
「民放テレビ」は 40 代以下では8割前後(76.6∼81.6%)を占め、最も多い。50 代では「民放テレ
ビ」「NHK テレビ」「新聞」が僅差で並んでいる。「NHK テレビ」と「新聞」はともに年代が上がるほ
ど増加する傾向にある。60 代以上では7∼8割であるのに対し、20 代以下では3∼4割と、年代
による差が大きい。
「インターネット(パソコン)」も年代差が大きいが、20 代(47.7%)をピーク
に、年代が上がるほど少なくなっており、70 代以上では1割(3.8%)を大きく下回っている。
・昨年調査と比較すると、1位の「民放テレビ」は変わらないものの、
「新聞」は比率を 5 ポイント下
げ、「NHKテレビ」と順位は入れ替わっている。
図 23-1
大きな事件・事故のニュースの入手先
(複数回答、n=3,490)
(%)
73.2 (76.2)
テレビ(民放)
テレビ(NHK)
66.1 (65.4)
64.5 (69.1)
新聞
26.7 (24.7)
インターネット(パソコン)
14.7 (※)
インターネット(携帯電話)
(24.2)
8.6
ラジオ(NHK)
図 23-2
注:( )内は昨年調査の数値
(※)は、昨年調査では選択肢になかった
昨年調査では、「ラジオ」は民放、NHK
を区別せずに聞いた
11.3
ラジオ(民放)
大きな事件・事故のニュースの入手先(性・年代別)
(複数回答、n=3,490)
(%)
90
76.3
80
78.9
81.5
76.4
75.9
69.8
70
60
81.6
76.6
67.2
66.8
67.0
63.6
49.3
50
47.7
42.3
32.4
31.0
30
79.1
88.1
74.4
73.3
65.5
65.6
40
81.4
46.0
41.9
55.2
49.9
55.4
テレビ(民放)
37.2
テレビ
(NHK)
42.8
26.1
22.9
新聞
31.7
20
10.2
10
3.8
0
男性
女性
【性別】
18∼
19歳
20代
30代
40代
【年代別】
- 28 -
50代
60代
70代
以上
インターネット
(パソコン)
24.戸別配達をどう思う? (*)
−
日本独特の戸別配達制度に高い評価
−
『続けてほしい』人は 82.8%
・戸別配達については、「ぜひ続けてほしい」は 65.0%、「できれば続けてほしい」は 17.8%であり、
両者をあわせた『続けてほしい』人は 82.8%である。毎日決まった時間に自宅に直接新聞が届くと
いう戸別配達のニーズはきわめて高いといえる。
・年代別に見ると、『続けてほしい』人は 40 代以上では9割前後(86.0∼91.9%)に達している。ま
た、30 代以下でも6∼7割(61.2∼76.1%)を占めており、戸別配達は幅広い年代から支持されて
いる。
・昨年調査と比較しても、『続けてほしい』の割合はほとんど変わらなかった(昨年 84.1%)。
※『続けてほしい』
:
「続けてほしい(計)」=「ぜひ続けてほしい」+「できれば続けてほしい」
図 24-1
戸別配達の存続
(n=3,490)
なくても
よい
3.4
無回答
0.2
(%)
どちらでも
よい
13.6
『続けてほしい』
(昨年
できれば続
けてほしい
17.8
図 24-2
82.8
84.1)
ぜひ続けて
ほしい
65.0
戸別配達の存続(性・年代別)
(n=3,490)
続けてほしい(計)
数
65.0
17.8
13.6
(%)
3.4
82.8
(84.1)
男 性
65.8
16.6
13.8
3.6
82.4
(84.6)
女 性
64.2
18.9
13.4
3.3
83.1
(83.6)
1.4
76.1
(63.6)
5.8
61.2
(68.2)
6.0
69.8
(78.3)
3.5
86.0
(86.1)
2.0
89.6
(89.1)
2.5
91.9
(91.6)
89.5
(87.9)
総 56.3
18∼19歳
19.7
44.9
20 代
16.2
50.6
30 代
33.0
19.2
66.7
40 代
60 代
70代以上
ぜひ続けて
ほしい
24.2
19.3
70.6
50 代
22.5
10.1
19.0
74.1
17.8
75.4
14.1
できれば
続けてほしい
どちらでも
よい
- 29 -
無回答
8.2
5.4
7.9
なくても
よい
2.0
注:( )内は昨年調査の数値
25.夕刊の発行をどう思う? (*)
−
若い世代で夕刊離れが大きい
−
『続けてほしい』人は 23.0%
・夕刊の発行については、
「ぜひ続けてほしい」は 12.1%、
「できれば続けてほしい」は 10.9%であり、
両者を合わせた『続けてほしい』人は 23.0%である。一方、
「なくてもよい」は 35.6%である。夕刊
の発行を続けてほしいという層は2割台前半にとどまり、夕刊の発行への要望は強いとは言えない。
・年代別に見ると、夕刊の発行を続けてほしい人は、最も多い 70 代以上であっても3割程度(31.5%)
である。30 代以下では2割(15.8%∼19.7%)を切っている。どの世代においても、夕刊はなくて
もよいと考える人が多い傾向にあるが、特にインターネットなどの利用率が高い若い世代で夕刊離
れが大きい。
・昨年調査と比較すると、
『続けてほしい』の割合は、5 ポイント減少しており、夕刊の発行への要望
はさらに低下している。
※『続けてほしい』
:
「続けてほしい(計)」=「ぜひ続けてほしい」+「できれば続けてほしい」
図 25-1
夕刊発行の存続
(n=3,490)
ぜひ続けて
ほしい
12.1
(%)
『続けてほしい』
(昨年
できれば続
けてほしい
10.9
なくても
よい
35.6
23.0
28.0)
どちらでも
よい
40.9
無回答
0.5
図 25-2
夕刊発行の存続
(n=3,490)
続けてほしい(計)
(%)
総 数
12.1
10.9
40.9
35.6
23.0
(28.0)
男 性
13.0
10.1
40.6
36.0
23.1
(28.6)
41.1
35.3
23.0
(27.4)
19.7
(25.0)
16.2
(28.2)
15.8
(19.2)
21.3
(23.6)
37.7
23.5
(31.5)
38.7
27.7
(31.7)
31.5
(33.2)
女 性
11.2
18∼19歳
9.9
11.7
9.9
20 代
6.9
9.4
30 代
6.6
9.2
40 代
11.3
50 代
11.3
60 代
70代以上
22.5
57.7
29.9
53.8
39.4
44.8
10.0
12.2
16.0
18.8
ぜひ続けて
ほしい
34.6
43.9
38.0
11.7
33.1
12.7
できれば
続けてほしい
31.9
35.1
どちらでも
よい
- 30 -
無回答
なくても
よい
注:( )内は昨年調査の数値
26.新聞の購読料をどう思う? (*)
−
若い世代で負担感が大きい
−
『高い』とする人は 54.5%
・新聞の1ヶ月の購読料(朝刊と夕刊のセットでおよそ 4,000 円)について、
「かなり高い」は 11.2%、
「少し高い」は 43.3%である。両者を合わせた『高い』とする人は 54.5%となり、半数以上の人
が購読料を負担に感じていることがわかる。
「妥当である」は 43.4%、
「少し安い」と「かなり安い」
を合わせた『安い』とする人は 1.5%とごく少数にとどまっている。
・年代別に見ると、『高い』とする人は 30 代以下では6割(60.6∼63.5%)を超えている。一方、60
代以上では、
『高い』とする人(46.7%、44.8%)を押さえ、
「妥当である」とする人が半数以上(50.9%、
51.8%)を占め、新聞に金額相応の価値を置いていることがうかがえる。
・昨年調査と比較すると、『高い』とする人の割合は、5 ポイント減少している。
※『高い』
:
「高い(計)」=「かなり高い」+「少し高い」
『安い』:「安い(計)」=「少し安い」+「かなり安い」
図 26-1
新聞の購読料
(n=3,490)
かなり安い
少し安い
0.7
0.9
かなり高い
11.2
無回答
(%)
0.5
昨年
妥当である
43.4
『高い』
『安い』
『高い』
『安い』
54.5
1.5
59.9
2.4
少し高い
43.3
図 26-2
新聞の購読料(性・年代別)
(n=3,490)
(%)
高い(計)
数
11.2
43.3
43.4
0.7
0.9
54.5
(59.9)
男 性
10.7
43.5
43.6
0.9
0.9
54.2
(58.7)
女 性
11.6
43.2
43.2
0.4
0.8
54.8
(61.0)
-
60.6
(59.1)
0.8
63.5
(73.2)
1.1
60.9
(65.4)
0.2
57.9
(68.0)
1.2
56.0
(55.0)
0.3
1.3
46.7
(54.9)
0.6
1.2
44.8
(48.4)
総 18∼19歳
15.5
45.1
20
代
15.2
48.2
34.3
30
代
16.0
44.9
37.5
40
代
50
代
10.0
60
代
7.2
39.5
70代以上
7.7
37.1
12.5
かなり高い
38.0
45.4
1.3
0.5
41.2
45.9
少し高い
1.4
0.5
41.9
0.5
50.9
51.8
妥当である
無回答
- 31 -
少し安い
かなり安い
注:( )内は昨年調査の数値
27.新聞についてどう思う?
−
情報の「多様性」「正確性」「責任感」に高い評価
−
「多種多様な情報を知ることができる」が 68.7%
・新聞についての印象や意見に対する肯定層を比較すると、
「新聞で多種多様な情報を知ることができ
る」(68.7%)が最も多く、次いで、「新聞に書いてある情報は正しい」(62.7%)、「新聞は他のメ
ディアより責任感をもって情報発信している」(53.2%)、「新聞には社会を導いていく力がある」
(49.5%)、「新聞は自分達の都合の悪いことは書きたがらない」(47.8%)の順に多い。
・他方「新聞は社会的弱者に目を向けている」については肯定層は2割弱(18.4%)にとどまり、否
定層も2割(20.1%)見られ、厳しい評価といえる。
※肯定層:「そう思う」+「どちらかといえばそう思う」
否定層:「どちらといえばそうは思わない」+「そうは思わない」
図 27-1
新聞についての印象や意見
(n=3,490)
肯定層
否定層
(%)
新聞で多種多様な情報を知る
ことができる
24.1
新聞に書いてある情報は正し
い
13.3
新聞は他のメディアより責任感
をもって情報発信している
15.0
新聞には社会を導いていく力
がある
15.4
新聞は自分達の都合の悪いこ
とは書きたがらない
7.8
新聞は、世論におもねる風潮
がある
7.6
新聞は社会的弱者に目を向け
3.3
ている
31.4
49.4
38.2
38.2
34.1
39.6
29.6
43.0
18.2
新聞は報道される人のプライバ
シーや人権に気を配っている
15.1
60.1
どちらか
といえば
そう思う
9.9
51.7
30.5
どちらとも
いえない
- 32 -
68.7
6.8
3.1 2.3
62.7
5.4
4.9 3.0
53.2
7.9
3.8
49.5
9.9
5.6 2.8
47.8
8.3
5.2
40.5
15.1
38.1
8.3
18.4
20.1
5.7
13.7
無回答
4.9 1.9
6.2
43.6
32.6
そう思う
23.2
44.6
どちらか
といえば
そうは
思わない
2.7
6.4
そうは
思わない
・
「新聞で多種多様な情報を知ることができる」の肯定層はどの年代でも多く、18∼19 歳と 50 代以上
で7割を超え、最も少ない 20 代でも5割台後半となっている。どの世代においても、幅広い情報
を得られる媒体という点が評価されていることがわかる。
・
「新聞は他のメディアより責任感をもって情報発信している」の肯定層は、年代が上がるほど増加す
ると同時に年代差が大きく、18∼19 歳では 40.8%であるが、70 歳以上では 63.7%と、20 ポイント
以上の開きがある。
・「新聞は社会的弱者に目を向けている」の否定層は、20 代で3割弱と最も多い。また、50 代以下で
は、否定層が肯定層を上回っている。
図 27-2
「新聞で多種多様な情報を知ることができる」(性・年代別)
(n=3,490)
(%)
80
71.8
69.4
67.8
70
58.4
67.7
62.2
71.6
73.0
74.6
60
50
そう思う
(計)
40
30
13.7
20
10
8.3
5.4
5.6
9.4
6.3
7.3
4.0
2.4
40代
50代
60代
70代
以上
0
男性
女性
18∼
19歳
【性別】
図 27-3
20代
30代
【年代別】
そうは思
わない
(計)
「新聞は他のメディアより責任感をもって情報発信している」(性・年代別)
(n=3,490)
(%)
80
70
60
54.9
51.4
50
40.8
41.1
52.2
45.6
53.8
60.1
63.7
そう思う
(計)
40
30
20
10
15.0
10.1
8.5
5.9
10.8
8.1
6.0
5.3
4.8
40代
50代
60代
70代
以上
0
男性
女性
18∼
19歳
20代
30代
【年代別】
【性別】
図 27-4
そうは思
わない
(計)
「新聞は社会的弱者に目を向けている」(性・年代別)
(n=3,490)
(%)
80
70
60
50
40
30
28.9
22.0
18.5
20
10
19.7
18.4
18.3
18.3
女性
【性別】
18∼
19歳
23.8
14.2
13.5
20代
30代
0
男性
そう思う
(計)
22.5
21.5
17.7
16.5
40代
50代
【年代別】
- 33 -
27.2
20.6
13.8
13.7
60代
70代
以上
そうは思
わない
(計)
28.新聞の凶悪犯罪報道のあり方についてどう思う?
−
凶悪犯罪報道に対して慎重な意見が多い
−
「詳細にすべきではない」が 49.5%
・新聞の凶悪犯罪報道のあり方について、
「A:マネする人が出るので、手口などあまり詳細なことま
で報道する必要はない」と考える慎重派が 49.5%と半数を占め、「B:凶悪犯罪は国民の生活を脅
かすものだからできるだけ詳細に報道すべきだ」と考える詳細派は 31.6%となっている。
・年代別に見ると、慎重派は年代が上がるほど増える傾向が見られ、60 代以上では半数(55.6%、
57.3%)を超える。また、18∼19 歳を除くすべての年代で慎重派が詳細派を上回っており、凶悪犯
罪報道に対して慎重な意見が多いことがわかる。
※慎重派:「Aに近い」+「どちらかといえばAに近い」
詳細派:「どちらかといえばBに近い」+「Bに近い」
図 28-1
新聞の凶悪犯罪報道のあり方についての意見
A:マネする
人が出るの
で、手口など
あまり詳細な
ことまで報道
する必要はな
い
図 28-2
Aに近い
(n=3,490)
どちらとも
言えない
無回答
どちらか
といえば
Aに近い
どちらか
といえば
Bに近い
Bに近い
(%)
20.7
28.8
18.4
22.6
9.0
B:凶悪犯罪
は国民の生活
を脅かすもの
だからできる
だけ詳細に報
道すべきだ
0.4
新聞の凶悪犯罪報道のあり方についての意見(性・年代別)
(n=3,490)
慎重派 詳細派
(A)
(B)
(%)
総 数
20.7
男 性
20.9
女 性
20.6
18∼19歳
15.5
20 代
16.8
30 代
16.5
40 代
17.7
50 代
60 代
70代以上
28.8
26.1
31.3
21.1
21.5
28.4
31.8
16.8
27.8
どちらか
といえば
Aに近い
15.9
どちらとも
いえない
無回答
- 34 -
49.5
31.6
11.6
47.0
36.0
51.9
27.7
39.4
39.4
6.7
24.1
8.9
44.4
33.0
27.4
8.0
42.8
35.3
11.0
46.1
36.0
8.0
49.9
32.5
17.8
9.0
55.6
26.8
17.5
8.5
57.3
26.0
24.4
17.6
9.0
14.1
25.0
17.6
30.0
29.6
25.4
22.1
26.3
23.8
21.0
19.9
27.7
Aに近い
24.3
16.7
23.9
19.9
22.6
18.4
どちらか
といえば
Bに近い
Bに近い
29.裁判員制度における報道の規制についてどう思う?
−
裁判員制度においても特別視しない見方が多い
−
「規制すべきでない」41.9%
・裁判員制度における報道の規制について、
「A:司法についての専門的知識をもたない一般市民の裁
判員は、事件の報道によって公正な判断ができなくなる恐れがあるので、事件に関する報道は規制
するべきだ」と考える規制派は 31.7%、「B:犯罪の状況や背景など事件のことを国民に知らせる
のが、報道の使命であるので、裁判員制度の事件であっても報道は規制すべきではない」と考える
非規制派は 41.9%となっている。
・年代別に見ると、非規制派は 40∼50 代で5割弱(47.3%、47.1%)と多く、規制派を 19 ポイント
上回っている。非規制派は、20 代以上のすべての年代で規制派を上回っており、裁判員制度におけ
る報道規制に対しては特別視しない見方が多い。
※規 制 派:「Aに近い」+「どちらかといえばAに近い」
非規制派:「どちらかといえばBに近い」+「Bに近い」
図 29-1
裁判員制度における報道の規制についての意見
A:司法につい
ての専門的知識
をもたない一般
市民の裁判員
は、事件の報道
によって公正な
判断ができなく
なる恐れがある
ので、事件に関
する報道は規制
するべきだ
Aに近い
10.4
どちらか
といえば
Aに近い
(n=3,490)
どちらとも
言えない
無回答
21.3
どちらか
といえば
Bに近い
Bに近い
28.5
13.4
25.9
(%)
B:犯罪の状
況や背景など
事件のことを
国民に知らせ
るのが、報道
の使命である
ので、裁判員
制度の事件で
あっても報道
は規制すべき
ではない
0.5
図 29-2
裁判員制度における報道の規制についての意見(性・年代別)
(n=3,490)
規制派
非規制
派
(A)
(B)
31.7
41.9
30.7
46.3
9.4
32.7
37.9
23.9
9.9
38.0
33.8
24.1
10.4
33.8
34.5
12.4
35.0
40.9
13.9
28.7
47.3
28.4
47.1
32.1
41.4
32.7
37.3
(%)
総 数
10.4
21.3
男 性
11.6
19.0
女 性
9.3
23.3
25.9
22.9
12.7
20 代
12.2
21.6
30 代
10.7
24.3
40 代
10.3
18.4
23.6
50 代
9.1
19.3
24.3
60 代
10.0
22.1
70代以上
10.9
21.8
25.4
どちらか
といえば
Aに近い
13.4
28.5
28.7
18∼19歳
Aに近い
28.5
17.8
28.5
28.2
31.2
28.4
24.0
33.4
30.3
16.8
27.3
26.0
26.2
28.4
どちらとも
いえない
- 35 -
14.2
無回答
どちらか
といえば
Bに近い
11.1
Bに近い
30.電子新聞の周知と魅力は?
−「知っているし、利用してみたい」人は 6.6%
−
・電子新聞を「「知っているし、利用してみたい」とする人は 6.6%、である。これに「知っているが、
利用したいと思わない」の 32.3%を加えた『知っている』人は 38.9%となっている。また、電子
新聞の魅力としてあげられているのは「過去記事の検索ができる」52.4%が最も多い。次いで「重
要なニュースが随時更新されて配信される」が 39.1%、「紙の新聞の配達よりも早い時間帯に読め
る」が 31.5%、「読みたいテーマをあらかじめ指定できる」が 30.7%となっている。
・年代別に見ると、電子新聞を知っている人は 40 代が最も多いが、
「利用してみたい」とする人は 40
代以下では年代差なく、9%台となっている。
図 30-1
電子新聞を知っているか
無回答
0.3
図 30-2
(n=3,490)
(n=3,490)
(%)
知っている
し、利用し
てみたい
6.6
過去記事の検索ができる
52.4
重要なニュースが随時更新
されて配信される
(%)
知らない
60.8
39.1
紙の新聞の配達よりも早い
時間帯に読める
31.5
読みたいテーマをあらかじ
め指定できる
30.7
読むときに文字や写真の大
きさを変えられる
知っている
が、利用し
たいとは思
わない
32.3
図 30-3
電子新聞の魅力
29.4
紙の新聞よりも購読料が安
い
電子新聞の周知(性・年代別)
25.7
(n=3,490)
知っている
(計)
(%)
総 数
男 性
女 性
6.6
32.3
8.6
4.8
38.0
20 代
9.9
28.7
30 代
9.8
30.6
40 代
9.0
60 代
3.2
70代以上
2.2
32.0
67.7
9.9
19.7
29.6
70.4
61.4
40.4
55.4
35.1
44.6
58.0
36.4
41.6
60.2
25.8
知っているし、
利用してみたい
38.6
59.5
35.6
6.5
46.6
53.2
27.2
18∼19歳
50 代
38.9
60.8
39.6
71.2
知っているが、
利用したいとは
思わない
- 36 -
28.0
無回答
知らない
31.月ぎめ新聞の購読状況は?
9割近くが購読
・自宅で月ぎめで購読している人は 86.3%と8割を超えている。新聞の種類を見ると、「全国紙」を
購読している人が 57.5%、「県紙・地方紙」を購読している人が 35.7%、「ブロック紙」を購読し
ている人が 14.5%となっている。
・年代別で見ると、月ぎめ新聞を購読している人は、20∼30 代では7割台(75.1%、71.3%)とやや
少ないが、その他の年代では9割前後(87.0∼94.9%)に達している。
図 31-1
月ぎめでとっている新聞の有無
図 31-2
月ぎめでとっている新聞の種類
(複数回答、n=3,013)
(n=3,490)
(%)
無回答
0.3
全国紙(朝日、毎日、読売、
産経、日本経済新聞)
(%)
とって
いない
13.4
57.5
県紙・地方紙
35.7
ブロック紙(北海道、東京、
中日、西日本新聞)
14.5
スポーツ紙
その他の新聞
とっている
86.3
図 31-3
5.4
3.7
月ぎめでとっている新聞の有無(性・年代別)
(n=3,490)
(%)
総 数
86.3
13.4
男 性
86.4
13.1
女 性
86.2
13.6
18∼19歳
20
代
30
代
40
代
50
代
60
代
94.4
5.6
75.1
24.9
71.3
28.2
87.0
12.7
91.8
7.9
94.9
5.0
90.9
70代以上
月ぎめで新聞をとっている
8.5
無回答
- 37 -
とっていない
(新聞を購読している人に)(全体の 86.3%)
32.購読している新聞の満足度は?
満足している人は7割
・購読している新聞について、
「満足している」は 21.2%、
「やや満足している」は 49.8%であり、こ
の2つを合わせた『満足している』とする人は 71.0%と7割を占める。「やや不満である」と「不
満である」を合わせた『不満である』とする人は 5.0%とごく少数である。
・年代別に見ると、『満足している』とする人は高年層ほど多くなり、30 代以下では6割前後(55.7
∼62.1%)であるのに対し、60 代以上では8割近く(77.7%、79.9%)となっている。いずれの年
代においても、不満に感じている人は1割以下(3.3∼7.5%)で、購読している新聞の満足度は高
いといえる。
図 32-1
購読している新聞の満足度
図 32-2
購読している新聞の満足度
(n=3,013)
(n=3,490)
やや不満
である
4.0
無回答
1.2
とって
いない
13.4
無回答
0.3
(%)
総 数
男 性
女 性
18∼19歳
21.2
19.7
22.5
4.0 1.0
71.0
5.0
4.5 1.3
70.1
5.7
3.6 0.8
71.8
4.4
3.0
59.7
7.5
2.7 1.4
55.7
4.1
4.7
1.7
62.1
6.5
6.6
0.8
70.9
7.4
4.0 1.5
71.4
5.6
17.7
2.8 0.6
77.7
3.4
14.2
3.1 0.2
79.9
3.3
22.5
49.3
29.9
4.5
39.2
代
15.9
39.9
30
代
17.2
40
代
18.8
52.0
50
代
18.9
52.5
60
代
30.9
44.9
20.8
22.2
55.0
31.4
48.5
やや満足
である
不満
である
(計)
22.9
38.8
満足して
いる
(%)
満足して
いる
(計)
22.7
50.4
20
70代以上
(n=3,013)
49.8
22.7
満足して
いる
21.2
やや満足
である
49.8
購読している新聞の満足度(性・年代別)
20.9
(%)
どちらとも
いえない
22.7
とって
いる
86.3
図 32-3
不満で
ある
1.0
どちらとも
いえない
無回答
- 38 -
やや不満
である
不満である
33.将来の新聞の役割についてどう思う?
−
「将来も役割を果たす」が多い
−
減少派 32.7%、持続派 49.3%
・将来の新聞について、
「A:インターネットなどの普及により新聞の役割が少なくなってくる」と考
える役割減少派は 32.7%、「B:今までどおり、新聞が報道に果たす役割は大きい」と考える役割
持続派は 49.3%とほぼ半数を占め、役割持続派の方が多くなっている。
・年代別に見ると、役割持続派は年代が上がるほど多くなり、50 代以上では6割前後(55.0∼64.5%)
を占める。一方、30 代以下では役割減少派が5割前後(47.2∼58.1%)と多く、持続派(19.7∼35.5%)
を上回っており、若い世代で将来、新聞がインターネットなどの影響を受けると見ている人が多い
ことがわかる。
※役割減少派:
「Aに近い」+「どちらかといえばAに近い」
役割持続派:
「どちらかといえばBに近い」+「Bに近い」
図 33-1
将来の新聞についての意見
どちらとも
言えない
無回答
どちらか
といえば
Aに近い
Aに近い
A:インター
ネットなどの
普及により新
聞の役割が少
なくなってく
る
(n=3,490)
どちらか
といえば
Bに近い
Bに近い
(%)
11.9
20.8
17.3
31.5
B:今までど
おり、新聞が
報道に果たす
役割は大きい
17.8
0.7
図 33-2
将来の新聞についての意見(性・年代別)
(n=3,490)
役割
役割
減少派 持続派
(A)
(B)
17.8
32.7
49.3
19.5
33.4
51.0
32.0
47.8
7.0
57.7
19.7
6.9
58.1
27.2
47.2
35.5
37.2
45.9
26.4
55.0
(%)
総 数
11.9
20.8
17.3
男 性
13.0
20.4
15.1
女 性
10.9
21.1
26.8
31.0
20 代
25.1
33.0
40 代
19.0
50 代
7.6
60 代
7.0
70代以上
25.5
18.9
12.2
4.4 10.7
Aに近い
31.5
12.7
20.3
14.7
24.7
10.8
31.4
16.7
14.5
35.2
17.8
17.5
18.8
どちらか
といえば
Aに近い
16.3
22.5
17.1
28.2
11.7
31.5
19.4
18∼19歳
30 代
31.5
どちらとも
いえない
19.8
36.3
25.9
19.2
62.2
39.1
25.4
15.1
64.5
無回答
- 39 -
どちらか
といえば
Bに近い
Bに近い
調査の概要
●調査方法
●調査地域
専門調査員による訪問留置法
全国
●実査時期
●調査対象
2009 年 9 月
18 歳以上男女個人(5,000 人)
●サンプリング法
●調査委託機関
住民基本台帳からの層化二段無作為抽出法
社団法人
中央調査社
●回収サンプルの構成
回収数
3,490(69.8%)
<性別>
<年代別>
18∼
20 代
19 歳
30 代
40 代
50 代
60 代
70 代
以上
総数
男性
女性
3,490
1,660
1,830
71
394
563
592
647
719
504
100.0%
47.6%
52.4%
2.0%
11.3%
16.1%
17.0%
18.5%
20.6%
14.4%
第2回 メディアに関する全国世論調査(2009 年)
2010 年 1 月発行
発行
公益財団法人
新聞通信調査会
東京都港区虎ノ門1丁目5番16号
電話
03−3593−1081
- 40 -