○公職選挙法に基づく立候補の届出のためにする供託は,どのよ うにしたらよいですか。 (情報番号5119 1 全2頁) 選挙供託 各種の選挙において,公職の候補者になろうとする者(以下「立候補届出人」 といいます),候補者を推薦しようとする者(以下「推薦届出人」といいます。), その団体に属するものを候補者としようとする政党その他の団体(以下「候補 者届出政党」といいます。)は,当該選挙の期日の公示又は告示があった日に, 文書でその旨を当該選挙長に届け出る必要があり,この届出をするためには, 立候補届出人等は,立候補しようとする選挙の区分に応じ,定められている額 の金銭又はそれに相当する国債証書(振替国債を含む)を供託しなければなり ません。 また,衆議院及び参議院の比例代表選出議員の選挙においては,一定の要件 を満たす政党その他の政治団体(以下「名簿届出政党」といいます 。)が,そ の名称並びにその所属する者の氏名及びそれらの間における当選人となるべき 順位を記載した名簿を選挙長に届け出ることにより,名簿登載者を当該選挙に おける候補者とすることができますが,これらの場合も,定められている額の 金銭又はそれに相当する国債証書(振替国債を含む)を供託しなければなりま せん。 2 供託手続 供託をする場合には,その他の金銭供託用の供託書(各供託所に備え付けら れています)に必要事項を記載し,供託所(選挙供託は,全国どこの供託所で も供託することができます 。)において供託手続を行う必要があります(国債 証券又は振替国債を供託することができます。)。 3 供託書の記載方法 (1) 「申請年月日」欄 供託所に供託書を提出する年月日を記載します。 (2) 「供託所の表示」欄 供託所(法務局・地方法務局の本局・支局又は法務大臣が指定するこれら の出張所)の名称を記載します。 (3) 「供託者の住所氏名」欄 供託を行う立候補届出人,又は推薦届出人の住所・氏名を記載します。候 補者届出政党又は名簿届出政党の場合には,名称及び本部の所在地並びに代 表者の資格・氏名を記載します。 -1- なお,代理人によって供託する場合には,供託者の住所・氏名の下に代理 人の住所及び資格・氏名を記載します。 (4) 「被供託者の住所氏名」欄 衆議院議員及び参議院議員の選挙のときには「国」と,都道府県の議会の 議員及び都道府県知事の選挙のときには,当該都道府県名を,それ以外の選 挙のときには当該市町村名を記載します。 (5) 「供託により消滅すべき質権又は抵当権」欄及び「反対給付の内容」欄 記載する必要はありません。 (6) 「供託金額」欄 選挙の区分に応じ定められている供託金額を記載します(供託金額の記載 の訂正はできませんので御注意ください。)。 (7) 「法令条項」欄 「公職選挙法第92条第1項」又は「公職選挙法第92条第2項」と記載 します。 (8) 「供託の原因たる事実」欄 選挙を特定し,その選挙に立候補する旨について記載します。 (9) 「備考」欄 官庁の名称として,当該選挙長の記載をします。 なお,相当欄に記載事項の全部を記載することができないときは,この備 考欄に記載するか,又は供託書と同じ大きさの継続用紙を別に使用して,こ れに記載することができます。 3 供託に必要な提示書面,添付書類 (1) 候補者届出政党等の政党その他の政治団体が登記された法人であるとき は,登記所の作成した登記事項証明書等をしてください。 (2) 候補者届出政党等の政党その他の政治団体が法人格を有しないときは,当 該団体の綱領,党則,規約その他これらに相当するものを記載した文書を添 付してください。また,代表者の資格を証する書面として,その選任を証す る議事録等も添付してください。 なお,当該政党その他政治団体につき,公職選挙法第86条の5第5項又 は同法第86条の6第6項の告示がされている場合には,当該告示の写しを もって代表者の資格を証する書面とすることができます。 (3) 代理人が供託しようとするときは,代理人の権限を証する書面(委任状等) を提示してください。 (4) 上記(1)から(3)までの書面で官庁又は公署の作成したものは,作成後3ヶ 月以内のものでなければなりません。 -2-
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