夫の愛 - 下諏訪キリスト教会

夫の愛
~キリストが教会を愛したように~
夫の皆さん。
あなたは、キリストのようですか?
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・エフェソ5:25~32
夫たちよ、キリストが教会を愛し、教会のために御自分をお与えにな
ったように、妻を愛しなさい。キリストがそうなさったのは、言葉を
伴う水の洗いによって、教会を清めて聖なるものとし、しみやしわや
そのたぐいのものは何一つない、聖なる、汚れのない、栄光に輝く教
会を御自分の前に立たせるためでした。そのように夫も、自分の体の
ように妻を愛さなくてはなりません。妻を愛する人は、自分自身を愛
しているのです。わが身を憎んだ者は一人もおらず、かえって、キリ
ストが教会になさったように、わが身を養い、いたわるものです。わ
たしたちは、キリストの体の一部なのです。「それゆえ、人は父と母
を離れてその妻と結ばれ、二人は一体となる。」この神秘は偉大です。
わたしは、キリストと教会について述べているのです。
・コロサイ3:19
夫たちよ、妻を愛しなさい。つらく当たってはならない。
・コリントⅠ7:3
夫は妻に、その務めを果たし……。
・コリントⅠ7:4
夫も自分の体を意のままにする権利を持たず、妻がそれを持っている
のです。
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Part1 大前提:キリストへの愛
夫婦生活の最大にして最強の秘訣は、御言葉への徹底的な服従と、
キリストへの愛、そしてキリストの模範に倣いたいという謙遜です。
つまり、キリストの弟子の心です。
それがないならば、何を学んでも変化は訪れないでしょう。
キリストに最高の愛を捧げ、キリストが与えてくださった掟に服従し
ましょう。その時、あなたは最高の愛で妻を愛するようになっていく
でしょう。そして、それによって神の栄光が表わされ、神の国が前進
していくのです。
・ヨハネ8:31
わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子
である。
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Part2 夫が持つべき12の愛
キリストを模範とする場合、夫はこのような愛を持つでしょう。
① 自分を捨てる愛
・フィリピ2:6~7
キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であること
に固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分
になり、人間と同じ者になられました。
キリストは、わたしたちを責める一億の理由がありながら、ただご自
分を捨て、十字架にかかられました。もし、そのように妻を愛するな
らば、夫は……。
・自分の権利を捨てる。
(御言葉で保証されている当然の権利であったとしても)
・自分の時間を捨てる。
・自分の趣味を捨てる。
・自分の休息を捨てる。
・自分の欲求を捨てる。
・自分の仕事を捨てる。
・自分の意見を捨てる。
⇒自分の間違いは潔く認める。
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⇒言いたいことがあったとしても、へりくだって、妻の言葉を先に
聞く。
⇒妻の方が100%悪くて、自分に非がなくても先に謝る。
(キリストも何も悪いことをしていないのに、ご自分を捧げ、父
なる神にわたしたちの罪のとりなしを願った)
② 愛しみ、慈しむ愛
雅歌4:9
あなたはわたしの心をときめかす。
キリストはわたしたちとの個人的な関係を喜び、共に時間を過ごす
ことを喜んでくださいます。もし、そのように妻を愛するならば夫
は……。
・愛が伝わる言葉を忘れない。
・身体的な接触を大切にする。
・共に過ごす時間を喜ぶ。
・壊れ物を扱うように大切にする。
(当然、暴力は厳禁)
③ 受け入れる愛
ローマ15:7
キリストがあなたがたを受け入れてくださったように……。
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キリストは罪人であるわたしたちのありのままを受け入れてくださ
っています。もし、そのように妻を愛するならば、夫は……。
・妻の容姿、性格、趣味などをすべてありのまま受け入れる。
・罪を指摘する以外では、一切否定的な言葉をかけない。
・妻の言葉をはねつけつずに心に収める。
・妻の失敗を何度でも許す。
(七の七十倍)
・妻を他の女性と比較しない。
④ 与える愛
ペトロⅡ1:3
主イエスは、御自分の持つ神の力によって……すべてのものを、
わたしたちに与えてくださいました。
キリストがわたしたちに与えてくださっている恵みは、数えても数え
きれません。もし、そのように妻を愛するならば、夫は……。
・妻の生活の必要を満たす。(時には金も惜しまない)
・妻の感情的欲求を満たす。
(愛の言葉をかける、話を聞く)
・妻の身体的欲求を満たす。
(妻の体の不調の解決のために努力する、妻が休息する時間を確保す
る、妻の性的な欲求に応える)
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⑤ 歩み寄る愛
ヨハネ1:11
言は自分の民のところに来た。
キリストは神から離れて生きているわたしたちのところに降りてき
てくださいました。もし、そのように妻を愛するならば、夫は……。
・妻が心を閉ざしているなら、自分から言葉をかけ、寄り添う。
・妻が痛みの中にあるなら、絶対に無視しない。
・妻の感情に向き合い、話を聞く。
(絶対に話し合いの場から逃げない)
⑥ 頭としての愛
コリントⅠ11:3
男の頭はキリスト、女の頭は男……。
頭は権威を持っています。それは、威張るための権威ではなく、愛
し、守るための権威です。もし、そのように妻を愛するならば、夫
は……。
・妻に慰めを求めない。
(妻は母ではないので、夫の求めを受け取ることはできない。夫
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は自分の痛みをキリストの元に持っていく)
・家族のビジョンを祈り求め、家族に提示する。
・妻のアクションに頼るのではなく、自分から動く。
・妻の意見を良く聞きつつ、最終的な決断を下す。
・意見の衝突を恐れず、一体である存在として妻を指導する。
(子どものしつけとは違う。子ども扱いするのではなく、ひとりの大
人としての尊敬を持ち、柔和な態度で)
⑦ 守る愛
詩編12:8
主よ、あなたは……わたしたちを見守ってくださいます。
キリストはわたしたちの命を守り、心を守り、希望を与えてくださっ
ています。もし、そのように妻を愛するならば、夫は……。
・妻がサタンから守られるように祈る。
・妻との時間を過ごし、妻を孤独から守る。
・妻が重荷を負いすぎないように守る。
・妻を育児のストレスや、子どもの反抗から守る。
・妻が誤った道に行こうとするなら引き留める。
⑧ 応答する愛
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詩編91:15
彼がわたしを呼び求めるとき、彼に答え……。
キリストは、呼び求めるわたしたちに答え、約束通りの救いと恵みを
与えてくださいます。もし、そのように妻を愛するならば、夫は……。
・妻の言葉は絶対に無視せず、応答する。
・妻の行動や言葉に感謝を表す。
・妻が交わりを求めてきたら、惜しみなく応じる。
・妻との約束は絶対に守る。
⑨ あきらめない愛
イザヤ41:9
わたしはあなたを選び、決して見捨てない。
わたしたちがいくら反抗しても、キリストはあきらめず、愛し続け
てくださっています。もし、そのように妻を愛するならば、夫は…
…。
・夫婦の関係に失敗したとしても、何度でもやり直す。
・妻の持っている問題や、悪習慣などがなかなか解決されなくても、忍
耐を重ねて祈り、愛し、待ち続ける。
・死がふたりを分かつまで添い遂げる決心をする。
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⑩ いやし、包む愛
マタイ11:28
わたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。
キリストはわたしたちの罪を赦し、病と傷をいやし、慰めてください
ます。もし、そのように妻を愛するならば、夫は……。
・問題や痛みの中にある妻のあるがままを受け入れる。
・妻が一番求めているのは、夫に愛されることであると認識し続ける。
・常に柔和な言葉で話す。苛立っても、言葉にその感情をのせない。
⑪ 共に歩む愛
マタイ28:20
いつもあなたがたと共にいる。
キリストはわたしたちと共におられ、わたしたちの人生に寄り添っ
てくださっています。もし、そのように妻を愛するならば……。
・家族の計画や、生活のスタイルなどを、丸投げせずに共に考える。
・
「それは妻の問題、自分には関係ない」とは言わない。
・妻の重荷、妻の痛みを共に負う。
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⑫ 成長させる愛
エフェソ2:21
キリストにおいて……成長し……。
キリストは聖霊を通してわたしたちに働きかけ、わたしたちを成長
させてくださいます。もし、そのように妻を愛するならば、夫は…
…。
・妻の人格を尊敬し、愛情を注ぐ。
(妻を否定するなら、妻の成長を妨げることになる)
・妻の弱い部分が成長するために努力し、共に戦う。
・妻に与えられている賜物が祝福され、用いられるように祈る。
・妻の罪を、真理と愛を土台として指摘する。
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Part3
聖霊の力、そしてたゆまない努力
さて、わたしたちは罪人なので、とてもキリストのような愛を持てな
いことを認めましょう。ただへりくだり、聖霊の助けを求めましょう。
ローマ5:5
希望はわたしたちを欺くことがありません。わたしたちに与えられ
た聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです。
ローマ14:17
神の国は……聖霊によって与えられる義と平和と喜びなのです。
聖霊の力を確信し、わたしたちは妻を愛するためのありとあらゆる努
力をするべきです。
ペトロⅡ3:14
だから、愛する人たち、このことを待ち望みながら、きずや汚れが
何一つなく、平和に過ごしていると神に認めていただけるように励
みなさい。
さあ、祈り、行いましょう。主の栄光のために。
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ペトロ3:7
夫たちよ、妻を自分よりも弱いものだとわきまえて生活を共にし、命
の恵みを共に受け継ぐものとして尊敬しなさい。そうすれば、あなた
がたの祈りが妨げられることはありません。
妻を愛することによってわたしたちは……。
謙遜を学び、
自分を捨てることを学び、
愛することを学び、
忍耐することを学び、
指導することを学び、
尊敬することを学び、
誠実になることを学び、
キリストの弟子として成長していくのです。
「夫の愛」
発行:下諏訪キリスト教会
http://shimosuwachurch.net/
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