緑のカーテンとは… 【フウセンカズラの育て方】

●緑のカーテンとは…
あさがおやヘチマなど、つる性植物を窓の外や壁にはわせることで、夏の強い日差しを和ら
げ、室温の上昇を抑える自然のカーテンのことです。
植物の水分蒸散作用により、すずしい風を作り出したり、光合成による二酸化炭素の吸収に
より地球温暖化防止効果もあるなど、人と自然を大切にした地球に優しい取り組みです。
【用意するもの】
●つる性植物の種や苗
・目で楽しむ :あさがお、フウセンカズラ など
・収穫を楽しむ:きゅうり、ゴーヤ など
・遊んで楽しむ:ヘチマ など
●プランター(花壇に植える場合はいりません)
●培養土
●肥料(必要により土に混ぜたり、追肥に使います)
●シュロ縄又は園芸用ネット(つるをはわせます)
※植物の育て方には色々ありますが、この程度で十分「緑のカーテン」を作れます。
【フウセンカズラの育て方】
とても小さな白い花を咲かせ、ホオズキのような丸い実をつけ、採れる種の1粒1粒に白いハートマークがあります。
二酸化炭素の吸収力が他の植物の5~6倍であり、地球温暖化の抑制に役立っていると注目をあびている植物です。
プランターの底に薄く鉢底石や小石を入れて、その上か
ら培養土(必要により肥料も)を入れましょう。
種をまいたら、1㎝ほど土をかけ、水をあげましょう。
種は、60cmのプランターなら2株程度、花壇・畑なら50cm
以上の間隔になるようにしましょう。
30cm以上
30cm以上
フウセンカズラが大きくなって、つるが出てきたら、いよい
よ「緑のカーテン」をつくります。
園芸用ネットやシュロ縄を固定して、つるを巻きつけてあ
げましょう。キレイなカーテンになるように、バランスよく
巻きつけてくださいね。
●土づくり
①コンポストなどで作る生ごみのたい肥を利用すると
環境にもやさしく、植物も元気に育つ土ができます
●種まき
②5月中に種まきをしますが、ゴーヤと違って、種に
傷をつけなくても発芽します。
③種をビニールポットに植え、大きな苗を選んでプラ
ンターに植え替えると、より立派なフウセンカズラ
が育ちます
●植替え
④庭や畑のある方は、肥料などを混ぜた花壇や畑など
に植え替えてやると、生育も良くなります
●摘心(ポイント!)
⑤植替え後、本葉が5枚~7枚くらいになったら、親
づるの先を摘みます。親づるを摘んでやると、子づ
る・孫づるに栄養が行き渡り、立派な「緑のカーテ
ン」になります
●肥料
⑥肥料は生育を見て定期的にあげてください。窒素分
が多すぎると実がつきにくくなります
●緑のカーテンや観賞用として楽しめます!
実が熟してタネを取り、一日日陰に干して、容器に
保存しておきましょう。
友達に分けてあげたり、来年もチャレンジしてくだ
さい!!
●緑のカーテンの効果…
※育て方はあくまでも参考です。条件によって
生育が異なりますので、ご理解ください。
①太陽の日差しを和らげ、室温上昇を抑えます。
②冷房などの消費電力を節約でき、CO2削減につながります。
③植物がCO2を吸収するため、地球温暖化防止につながります。
④植物を育てることで、緑と環境を大切にする心が育ちます。
⑤まちの環境美化と緑化が進みます。