専 門 教 育 科 目

科学技術学科
専
門
教
育
科
目
【平成22年度以降入学生(G11~P10)】
フレッシャーズセミナーⅠ
1 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:電子情報技術Ⅰ(電子情報学科)
、基礎ゼミナール(システムデザイン工学科)
担当教員:東 之弘,高山 文雄,竹内 良亘,梅村 一之,安野 拓也,岩田 惠理
中尾 剛,高橋 義考,坂本 直道,佐々木秀明
【教育目標】
科学技術系の大学生に必要な素養を身に付けさせることを目的とする。
また、
卒業後の目標に向かっ
て学生時代に「何をすべきか」を設定させる。そして、その実現のために、主体的に行動できる習慣
を身に付け、自己管理できるように「履修方法」
、
「生活指導」
、
「講話とメモの取り方」
、
「単位の換算
方法」
、
「プレゼンテーション方法」
、
「コミュニケーション方法」などを習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
項 目
履修登録について
5
クラス再 編成、クラス
顔合わせ、自己紹介
キャリアデザインノート
Ⅰ
キャリアデザインノート
Ⅱ
生活指導
6
図書館の利用方法
7
国語力増強演習Ⅰ
8
国語力増強演習Ⅱ
9
数学基礎力増強演習Ⅰ
10
数学基礎力増強演習Ⅰ
11
12
基 礎コミュニケーショ
ン能力
科学技術特別授業Ⅰ
13
科学技術特別授業Ⅱ
14
キャリアデザインノート
で振り返りⅠ
まとめ
3
4
15
試験
試験
到 達 目 標
全員1クラスに集合し、履修方法、履修登録方法、時間割の作り方の説明を
理解し、実行できる。
最初全員1クラスに集合し、クラスの編成をする。その後各少人数クラスに分
かれ、新しいメンバーと教員が初顔合わせ、自己紹介をする。
小クラスにわかれ、キャリアデザインノート「入学時の自分を確認しておこう」
の記入を行い、自分の学生生活全般を確認し、積極的に行動できる。
小クラスにわかれ、キャリアデザインノートの記入とその添削により文章の書
き方を理解し、重要な点を説明できる。
全員1クラスに集合し、科学技術学科の学生として、言葉使い、生活リズム、
アルバイト、先輩の経験談などの話を聞き、それらの重要性を理解し、日頃
の大学生活に活かすことができる。
小クラスでグループ分けし、図書館活用の話を聞き、その有用性を理解し、
常日頃から十分活用できる。
小クラスにわかれ、大学生活、社会生活で必要となる文章、レポートで扱う
用語を使いこなすことができる。
小クラスにわかれ、大学生活で必要となる文章、レポートで扱う用語を使い
こなすことができる。
全員1クラスに集合し、大学理工系教育で重要となるSI単位を理解し、各種
単位換算ができるようになる。
全員1クラスに集合し、大学理工系教育で必要となる関数電卓の使い方を理
解し、使いこなすことができる。
小クラスにわかれ、現時点までの大学生活を振り返り、自己PRを人前で発
表できる。
全員1クラスに集合し、梅村教授より科学技術(化学)の事柄に関する特別
講義を受ける。(梅村一之)
全員1クラスに集合し、岩田准教授より科学技術(生物)の事柄に関する特
別講義を受ける。(岩田惠理)
小クラスにわかれ、キャリアデザインノートに前期の振り返りを記入し、大学
生活を自己認識できる。
全員1クラスに集合し、前期終了時のキャリアデザインノートを記入し、問題
提起をすると共に互いに議論し、コミュニケーション能力を高める。
試験は実施しない
【準備学習】
ワークシートの記入と完成のため、十分な予習と確実な復習が必要である。
【評価方法】
演習の成績、発表内容、グループワーク、キャリアデザインノートの完成度で総合的に評価する。
【テキスト】
使わない。必要な場合は資料を配布する。
【備考】
10名で編成されたグループでの活動を基本とし、小グループには教員1名が配置される。
-3-
フレッシャーズセミナーⅡ
1 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:電子情報技術Ⅱ(電子情報学科)
担当教員:竹中 久,吉田 喜孝,井上 知泰,佐藤 健二,清水 文直,中田 芳幸
江尻陽三郎,坂本 直道
【教育目標】
科学技術の現状や発展と動向を理解し、フレッシャーズセミナーⅠで設定した卒業後の目標に到達
できるよう、今後の目標設定を行うことを目的とする。また、問題解決や自己表現の能力を養うため
に担当教員の指導のもとで、各学生が興味を抱いている本学科に関連したテーマについて、自ら調査
し、まとめ、発表を行い、議論することで主体的に行動できる習慣を身に付けることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
5
項 目
後 期の時 間 割と履 修 登
録変更の説明
クラス再編成、クラス顔
合わせ、自己紹介
学内施設探検(科学技術
系館編)
後 期に向けて生活指導、
先 輩からアドバイスを受
ける
国語力増強演習Ⅰ
6
国語力増強演習Ⅱ
7
数学基礎力増強演習Ⅰ
8
数学基礎力増強演習Ⅱ
9
10
基 礎コミュニケーション
能力
科学技術特別授業Ⅰ
11
科学技術特別授業Ⅱ
12
キャリアデザインノートで
振り返りⅠ
キャリアデザインノートで
振り返りⅡ
キャリアデザインノートで
振り返りⅢ
2
3
4
13
14
15
試験
まとめ
到 達 目 標
全員1クラスに集合する。担当の教員を紹介する。シラバスの内容を詳しく説明する。
後期時間割の履修登録修正があれば対応して登録を完了できるようにする。
最初全員1クラスに集合し、
クラスの再編成をする。その後各少人数クラスに分かれ、
新しいメンバーと初顔合わせ、自己紹介をする。
少クラスに分散し、科学技術系館をくまなく見学する。各専門実験室に入り、詳し
い説明をうけ、科技系館の構成を各自が説明できるようになる。
全員1クラスに集合する。夏休み明けの生活態度建て直し、後期に向けて陥りやす
い注意点などを中心に、先輩から(教員からも)アドバイスを受け、後期にそなえる。
小クラスに分散し、SPIをベースとした国語力増強演習を行い、正しい日本語が
話せるようになる。
小クラスに分散し、SPIをベースとした国語力増強演習を行い、正しい日本語が
書けるようになる。
小クラスに分散し、SPIをベースとした数学基礎力増強演習を行い、基礎的な数
学の問題が解けるようになる。
小クラスに分散し、SPIをベースとした数学基礎力増強演習を行い、応用問題が
解けるようになる。
小クラスに分散し、自己PR、プレゼンテーションの演習を行ない、より高度なコミュ
ニケーション能力を身につける。
全員1クラスに集合し、科学技術の事柄に関する特別講義を受け、内容を短いレポー
トにまとめることができる。
全員1クラスに集合し、普段の生活活動に強く影響する天気予報を含む気象現象に
関する特別講義を受け、内容を短いレポートにまとめることができる。
小クラスに分散し、キャリアデザインノート「この1年を振り返ってみよう」の記入な
らびに「まわりとの関係に目を向けてみよう」の記入を行い、総合力を身につける。
小クラスに分散し、キャリアデザインノート「将来に向けて何を考えただろうか」の
記入ならびに「1年次の成果をまとめておこう」の記入を行、烏合力を身につける。
小クラスに分散し、キャリアデザインノート「自分の能力を開発するためにどんな努
力をしたか」の記入ならびに「1年次を終えてのアクションプラン」の記入を行ない、
総合力を身につける。
全員1クラスに集合し、1年終了時のキャリアデザインノートを記入した経験を踏まえ、
問題提起をすると共に互いに議論し、コミュニケーション能力を高める。
行なわない。
【準備学習】
キャリアデザインノートの記入は簡単ではないので、記入テーマについて前もって良く調べると共
に自分のことについて良く考えて下書きをしておくこと。授業時間内に書き終えないことも多く、復
習もかねて読み返し完成すること。
【評価方法】
発表内容、グループワーク、キャリアデザインノートの完成度で総合的に評価する。
【テキスト】
使わない。必要な場合は資料を配布する。
【備考】
ワークシートの記入と完成のため、十分な予習と確実な復習が必要である。10名程度で編成され
たグループでの活動を基本とし、各グループに教員1名が配置される。
-4-
科学技術演習Ⅰ
1 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:基礎エンジニアリング(システムデザイン工学科)、ベーシックサイエンス(電子情報学科)
担当教員:竹中 久,櫻井 俊明,吉田 喜孝,佐藤 健二,安野 拓也,高 三徳
高橋 義考
【教育目標】
科学技術学科の特徴を理解するとともに「環境エネルギー」、「生命科学」、「電子情報」、「機械シス
テム」の各コースへの導入部分を説明する。それぞれのコースで「何を学べるか」を理解し、自分が
進みたい分野を設定させることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
科学技術演習の進め方
到 達 目 標
科学技術演習の概要と今後の進め方ならびに成績評価の方法が説明でき
る。(安野、高橋)
科学技術学科の特徴
科学技術学科の特徴を詳しく説明し、後に専門コースを選択する際の知識を
習得できる。自分が希望する専門を十分説明できるようにする。(安野、高橋)
環境エネルギーに関する 代表的な地球環境問題について、さらには地球温暖化の原因について説明
講話Ⅰ
できる。(安野)
環境エネルギーに関する 現代問題となっているエネルギー事情について説明できる。(安野)
講話Ⅱ
環境エネルギーに関する 菜の花プロジェクトまたはアクアマリンふくしまでの演習により、自然体験プログ
演習
ラムの基本的な内容について説明できる。(安野)
生命科学に関する講話Ⅰ
生物学と化学などを主体とした専門科目とそれら科目を担当する教員の専門
分野、そして、卒業後の方向性などについて概説できる。(佐藤)
生命科学に関する講話Ⅱ
生命科学コースにおける分析科学や環境分析に関わる研究や最近の話題に
ついて概説できる。(佐藤)
生命科学に関する演習
カルサイト添加による水のpH変化の実験を行なう。実験内容と結果を説明す
ることができる。(吉田)
電子情報関連四方山話Ⅰ インターネットをフルに活用して色々な情報を探す。先ずは若者だけにしか聞け
ないモスキート音を実際に聞き、内容を説明できるようにする。(竹中)
電子情報関連四方山話Ⅱ ディジタル技術は大変進歩したが、その中にはデータの圧縮が深く関係してい
るものもある。具体的な例を挙げて説明できるようにする。(竹中)
電子情報関連四方山話Ⅲ コンピュータプログラムでは、配列と言う量が良く出てくる。これはベクトルであ
り、複素数をも表現する。実験結果でこれを説明できるようにする。(竹中)
機械システムとCAD
3次元CADソフトPro/ENGINEERを用いたコーヒーカップのモデリングにより、
CADの仕組み、メリット、操作方法、応用について説明できるようにする。(高)
機械システムと製図
ものづくりにおける製図の役割を説明することができる。また、ドラフターの基
本操作ができるようになる。
(高橋)
機械システムと制作
機械システムコースで行われる卒業研究、制作活動の内容について説明する
ことができる。
(櫻井)
まとめのレポート作成
第3回から第14回までの話題に関する事柄をレポートにまとめる。(安野、
高橋)
試験はしない。
【準備学習】
各コースの特徴を2回の講義で理解習得する。さらに1回の演習、実習、実験でそれらを確かめると
共に確実に自分のものにする。いきなり専門の事柄は難しいから各コースの予備調査をすること。レ
ポート作成に向けて毎回復習をしておくこと。
【評価方法】
レポートと演習課題の内容から評価する。
【テキスト】
使用しない。必要な資料は配布する。
-5-
情報基礎演習
1 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:コンピュータ基礎(システムデザイン工学科)、情報処理序説(電子情報学科)、
情報処理Ⅰ(生命環境学科)
担当教員:安野 拓也,中尾 剛
【教育目標】
情報が社会に及ぼす影響や情報倫理などの重要性を理解することを目的とする。また、インターネッ
トの各種サービス、主に電子メール、情報検索、文書処理、表計算、プレゼンテーションのコンテン
ツ作成、ホームページ作成などの演習を行うことでコンピュータの仕組みと基本的な使用方法を身に
付けるこが目標である。
【授業計画】
No.
1
3
項 目
コンピュータと社会
―情報倫理の重要性―
IMUコ ン ピ ュ ー タ シ ス
テムの基本操作
日本語の入力について
4
電子メールの利用方法
5
6
7
8
検索エンジンの機能
ホームページ検索
文書処理1
文書処理2
9
10
表計算処理1
表計算処理2
11
文章・表計算処理のまと
め
プレゼンテーションソフ
トの使用方法1
プレゼンテーションソフ
トの使用方法2
ホームページの作成1
ホームページの作成2
2
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
コンピュータのセキュリティーと犯罪、PCウィルス、ウィニーによる
情報流出、違法コピー、迷惑メールについて説明できる。
本学のコンピュータ演習室のPCの基本操作を説明できる。
タイプ練習ソフトを使用して、キーボードから日本語を入力することが
できる。
学内システムのメールソフトを使用して、メールの送受信を行うことが
できる。
Internet Explorerの使用方法を説明できる。
Internet Explorerの使用して、ホームページを検索することができる。
ワープロソフト「MS-Word」の基本的な使用方法を説明できる。
ワープロソフト「MS-Word」を使用して、練習課題であるポスターを
作成することができる。
表計算ソフト「MS-Excel」の基本的な使用方法を説明できる。
表計算ソフト「MS-Excel」を使用して、練習課題である表とグラフを
作成することができる。
表計算ソフトで作成したグラフをワープロソフトに取り込んで、基本的
なレポートを作成することができる。
プレゼンテーションソフト「MS-PowerPoint」の基本的な使用方法を説
明できる。
プレゼンテーションで使用する素材を収集し、内容をまとめて提示資料
を作成することができる。
ホームページ作成ソフトの基本的な使用方法を説明できる。
ホームページ作成ソフトを使用して、練習課題である自己紹介ホーム
ページを作成することができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回演習課題を出題するので、事前に関連する内容について資料を検索し、予習してくること。さ
らには、使用するソフトを事前に体験しておくこと。
【評価方法】
毎回出題される演習課題の結果で評価する。出席も重視する。
【テキスト】
書 名
いわき明星大学コンピュータシ
ステム IMUCS利用の手引き
著 者
いわき明星大学情報科
学教育研究センター
出 版 社
価 格
新入生研修会で
無料配布する
【備考】
本演習は、履修者のコンピュータの習熟度に合わせて2クラスに分けて行う。
-6-
ISBN
物理実験
1 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:科学技術実験
担当教員:井上 知泰,中田 芳幸,清水 文直,坂本 直道
【教育目標】
具体的実験を通して物理効果を体験しながら、定量的データを整理、解析、考察することによって
物理現象を支配する法則を説明できるようなることを目的とする。また、レポート作成を通して最初
の4回においては、導入実験および講義により、個別の実験に円滑につなぐための基礎技術を習熟す
ることを目的とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
グラフ作成方法
2
関数電卓使用法
3
導 入 実 験 を 通した 実
験ガイダンンス
4
レポート作成方法
5
第1回実 験:力学的エ
ネルギー保存
6
レポート指導
7
第2回実 験:熱電 対の
較正
8
9
第3回実験:弦振動
レポート指導
10
第4回実 験:電子の比
電荷測定
11
第5回実験:等電位 線
測定
12
13
レポート指導
第6回実験:光の波 長
測定
14
第7回実験:放 射線の
計算
15
レポート指導
試験
到 達 目 標
測定データが持つ情報を抽出し、視覚的に捉えることは実験結果を評価し、表現する
ために重要なので、グラフの種類、手書きおよびコンピュータによるグラフ化、表計算
ソフトウェアの利用法などを習得する。
データの整理のみならず実験中に速やかな計算が必要になる。関数電卓は必須である。
その使用法に習熟しているか否かは能率に大きな差を生む。誤差についても、有効数
字でデータを整理できるようにする。
ノギスと電子天秤を使い、5種類の金属直方体の密度を求め、材料の同定を行い、実
験の容量を体得する。平行して個別実験項目、目的、注意事項、実験日、実験班など
の説明によって、自分の実験スケジュールを決める。
導入実験に対して、目的、理論、実験方法、実験結果、考察、結論、参考文献の論
文構成に従ってレポートを書き、この構成法を習得する。
落下する小球の速度を測定し、落下軌道上の各位置における運動エネルギーと位置エ
ネルギーを計算し、力学的エネルギーの保存則を証明できる。
提出されたレポートを点検、評価し、重要事項を明確にする。提出レポートを返却し、
教員の指導のもと、学生同士で議論をする時間を設け、問題点について書き換えのた
めの解決策を検討する。
熱電対の起電力効果の原理を理解するため、任意の温度での起電力を測定し、温度
計として使用できるように較正できる。
現振動の実験を通して、波のつたわり方、固有振動、定常波などに対する理解を深める。
提出されたレポートを点検、評価し、重要事項を明確にする。提出レポートを返却し、
教員の指導のもと、学生同士で議論をする時間を設け、問題点についての書き換えの
ための解決策を検討する。
一定の速度に加速された電子が一様な磁場中に入射すると円運動をする。この関係を
測定することにより、比電荷を求め、磁場発生法、電子銃、ローレンツ力についても
説明できる。
電解液槽の中に電極を配置して電 圧を印加し、その間の電位を測定することにより、
等電位線の形状の観測を通して電場について説明できる。
提出されたレポートを点検、評価し、重要事項を明確にする。提出レポートを返却し、
教員の指導のもと、学生同士で議論をする時間を設け、問題点についての書き換えの
ための解決策を検討する。
水銀ランプ、カドミウムランプなどの単色光を回折格子に入射させ、その回折スペクト
ルの分光計での観測を通して回折現象を理解し、光の波長を決定する。
GM管によって放射線を計数し、計数変動を調べる。測定回数を増やし、これが統計
的にガウス分布をとることを確認する。さらに物質による放射吸収の測定、解析を通し
て遮蔽の概念を理解する。
提出されたレポートを点検、評価し、重要事項を明確にする。提出レポートを返却し、
教員の指導のもと、学生同士で議論をする時間を設け、問題点についての書き換えの
ための解決策を検討する。
試験は実施しない。
【準備学習】
実験を受ける前に必ずテキストの予習をしてくること。
【評価方法】
出席回数、レポート提出数、レポートの内容などをもとに総合的に評価する。
【テキスト】
「物理実験」専用テキスト
【備考】
実験終了後にはその内容の周辺領域の調査を十分に行い、レポート作成に反映させることが望ましい。
-7-
化学実験
1 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 健二,佐々木秀明
【教育目標】
科学的な観察眼や思考力は単なる知識によってではなく、自らが行う実験や体験を通じて養われ培
われてゆく。こうした観点から、化学実験では化学や科学技術を学ぶために必要な実験方法やその解
析手法の基本を習得、また、実験を実施する際の基本的な事項(実験マナー・安全・器具等の取扱い・
実験の進め方・実験報告書の作成など)を習得、さらには、コンピュータを活用し得られた実験デー
タの処理と分析・評価するための基本的な手法を習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
化学実験ガイダンス
2
実験の説明(1)
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
化学実験の目標を理解し、その進め方について説明できる。また、実験の実施す
るにあたっては安全・環境に配慮することの必要性について説明することができる。
液体の密度の測定およびカリウム・アルミニウムみょうばんの結晶の2つの実験テー
マについて説明できる。
液体の密度の測定
Gay-Lussac型比重ビンを用いる液体の密度の測定法を習得することができる。ま
た、電子天秤の使用法も同時に習得することができる。
みょうばんの結晶
カリウム・アルミニウムみょうばんの結晶を析出させることで無機化合物の基本的な
合成操作法を習得することができる。
実験の解説とレポート 液体の密度の測定法およびみょうばんの結晶の形や性質についてまとめレポート
作成指導(1)
が作成できる。また、得られた測定データをExcelを用い図示できる。
酸-塩基滴定-指示 環境試料中の種々の物質を分析できる滴定法の中でも基本的な酸-塩基中和滴
薬の変色と終点-
定の基本操作を習得することができる。 実験の説明(2)
pH計による強酸-強塩基、弱酸.強塩基の各滴定曲線と金属イオンの定性反応
について説明できる。
pH計による滴定曲線 pHメーターを用いて強酸-強塩基、弱酸-強塩基の滴定を行い、それぞれの滴定
曲線が異なることを、また、指示薬のpH変色域が異なることについて説明できる。
金属イオンの定性反 金属イオン
(陽イオン)
の定性分析に用いられる個別反応とそれらの検出反応など
応
主要なものについての反応を理解し説明できる。
実験の解説とレポート pH計による滴定曲線および金属イオンの定性反応の実験目的や実験操作や得ら
作成指導(2)
れた結果をまとめレポートが作成ができる。また、得られたpH計の測定データを
Excelを用い図示できる。
実験の説明(3)
分光光度計による光の吸収と電池と電気分解について説明できる。
分光光度計による光 分光光度計の基本原理について説明できる。また、光の吸収と補色(余色)と
の吸収
の関係や溶液の吸収スペクトル図についても説明できる。
電池と電気分解
電池の基本原理を理解すると共に、ダニエル電池を作成し、電池と電気分解に
おける酸化・還元反応について説明できる。
実験の解説とレポート 分光光度計による光の吸収および電池と電気分解の実験目的や実験操作を理
作成指導(3)
解し、得られた結果を踏まえレポート作成ができる。また、得られた測定データを
Excelを用い図示できる。
まとめ
これまでの実験とその解説によって、実験を実施する際の実験マナーや安全に器
具等を取扱いながら実験を進めることができ、実験報告書もまとめることができる。
試験
試験は行わない。
【準備学習】
実験を効率よく実施するために、各実験に関する説明を踏まえ、実験テキストを良く読み実験に進
め方についての予習をしておくこと。
【評価方法】
化学実験においては、知識だけでなく実験する際の基本的事項を身につけることを目的としている
ので、実験中の服装や態度、そして実験報告書(レポート)の内容などを総合的に判断し評価する。
出席を重視する。
【テキスト】
実験担当教員が作成した「化学実験テキスト」を配付する。
【備考】
化学実験では白衣の着用が望ましいが作業着や古着を着用して実験に参加しても良い。
-8-
科学技術演習Ⅱ
2 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:東 之弘,高山 文雄,竹内 良亘,櫻井 俊明,清水 文直,吉田 喜孝
梅村 一之,安野 拓也,高 三徳,佐々木秀明,高橋 義考
【教育目標】
「環境エネルギー」
、
「生命科学」
、
「電子情報」
、
「機械システム」の各コースの研究室や実験室、関
連施設を見学することで、科学技術学科の専門分野について、その内容を理解することを目的とする。
さらに、
「発電の基礎演習」
、
「動物行動解析の基礎体験」
、
「情報ネットワーク演習」
、
「ロボットの組
立演習」などをテーマとした各コースの演習を行うことで、自分が進みたい専門分野を判断させるこ
とを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
到 達 目 標
科学技術演習Ⅱの 科学技術演習Ⅱの概要と進め方を説明できる。(担当:東之弘、安野拓也)
進め方
環境エネルギーに 手回し発電機などを使用することにより、発電の基本原理を説明できる。(担当:東
関する演習Ⅰ
之弘、清水文直、安野拓也)
環境エネルギーに ペルチェ素子やゼーベック素子による温度差発生と発電実験を行うことで、温度差発
関する演習Ⅱ
電の基本原理を説明できる。(担当:東之弘、清水文直、安野拓也)
環境エネルギーに 燃料電池ユニットによる発電実験を行うことで、水素を燃料とした発電システムの基
関する演習Ⅲ
本原理を説明できる。(担当:東之弘、清水文直、安野拓也)
生命科学に関する 生命現象に深い関わりを持つ糖類について、簡単な演習実験を行うことで基本的な
演習Ⅰ
糖類の機能を説明できる。(担当:梅村一之、吉田喜孝、佐々木秀明)
生命科学に関する アミラーゼによる炭水化物の分解実験を通して、酵素の特性を説明できる。(担当:
演習Ⅱ
梅村一之、吉田喜孝、佐々木秀明)
生命科学に関する 元素発見の経緯とそれに対する各自の感慨または感動を記述表現できる。(担当:
演習Ⅲ
梅村一之、吉田喜孝、佐々木秀明)
電子情報に関する Windowsエクスプローラによるフォルダ 構 造を、DOS環 境(コマンドプロンプト)、
演習Ⅰ
UNIX環境(Cygwin)で確かめることができる。(担当:竹内良亘、高山文雄)
電子情報に関する Windows環境のメモ帳により簡単なC言語プログラムを作成し、それをDOS環境、
演習Ⅱ
UNIX環境で再編集することができる。(担当:竹内良亘、高山文雄)
電子情報に関する Windows環境からwww.iwakimu.ac.jpへsshによりログインする(Teraterm)、UNIX環
演習Ⅲ
境からsshコマンドを操作してログインすることができる。(担当:竹内良亘、高山文雄)
機 械システムに関 NC工作機械による加工演習を行うことで、機械加工の基礎を説明できる。(担当:
する演習Ⅰ
高三徳、高橋義考、櫻井俊明)
機 械システムに関 ロボットの制御演習を行うことで、制御工学の基礎を説明できる。(担当:高三徳、
する演習Ⅱ
高橋義考、櫻井俊明)
機 械システムに関 小型エンジンの組立演習を行うことで、内燃機関の基本原理を説明できる。(担当:
する演習Ⅲ
高三徳、高橋義考、櫻井俊明)
科学技術に関する 後期に開講される「環境エネルギー演習」
、
「生命科学演習」
、
「電子情報演習」
、
「機
講話
械システム演習」の概要を調査し、どの専門分野を選択するか判断できる。
まとめのレポート作 第2回から第13回までの演習に関するレポートをまとめる。
成
試験は実施しない。
【準備学習】
ほぼ毎回レポートあるいは演習報告書を提出してもらうので、関連する項目に関して事前に予習し
ておくこと。
【評価方法】
提出されたレポートと演習課題の内容から評価する。
【テキスト】
必要に応じてプリントを配布する。
-9-
基礎数学Ⅰ
1 年 前期前半/前期後半 選択必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中田 芳幸
【教育目標】
基本的な数値計算、整式の展開や因数分解、分数式の計算、平方根の計算など、数学を学ぶための
基本事項を確認し、使いこなせるようになることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
項 目
到 達 目 標
クラス分けテスト
習熟度別にクラスを分けるためのテストを行なう。
整数・分数・小数
整数・分数・小数の簡単な数値計算ができる。
繁分数
繁分数の数値計算ができる。
整式の展開
公式を見なくても3次までの整式を展開できる。
整式の割り算
整式同士の割り算が計算できる。
整式の因数分解
簡単な整式の因数分解が計算できる。
「たすきがけ」を利用し 「たすきがけ」の方法を修得し、少し複雑な2次式の因数分解が計算で
た因数分解
きる。
8
因数定理を用いた因数分 因数定理を用いた3次式の因数分解が計算できる。
解
9
平方根の計算
平方根の計算ができる。
10
平方根の有理化
平方根の分数式を簡単な形に計算できる。
11
分数式の計算(1)
分数式の通分、約分など簡単な計算ができる。
12
分数式の計算(2)
分数式の分母を因数分解し、分数式同士の足し算、引き算の計算ができ
る。
13
部分分数展開
部分分数計算の入った分数式計算ができる。
14
無理式の計算
部分分数計算の入った分数式計算ができる。
15
まとめ
これまで学習してきた内容について、配布した練習問題を解き各自理解
度を確認する。
試験 試験
試験を実施する。
【準備学習】
各項目ごとに小テストを毎回行なうので、毎回必ず予習、復習をしてくること。
【評価方法】
毎回の小テストおよび理解度テストの結果から評価する。
【テキスト】
書 名
大学新入生のための数学入門
増補版
著 者
石村園子
出 版 社
共立出版
-10-
価 格
2,100円
(税別)
ISBN
4-320-01769-2
基礎数学Ⅱ
1 年 前期前半/前期後半/後期前半 選択必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:江尻陽三郎
【教育目標】
2元や3元の連立方程式および2次方程式、2次不等式が解けるようになること、2次関数や放物
線、円、楕円、双曲線を表す式よりグラフが描けるようになること、および、逆にそれらのグラフを
読みとり、それを数式で表現できるようになることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
項 目
クラス分けテスト
連立方程式
複素数
2次方程式
因数定理・3次方程式
直線のグラフ
7
8
9
10
11
12
13
14
2次関数
2次関数(平方完成)
2次関数のグラフ
円
楕円と双曲線
2次不等
領域
領域
15
試験
総括(1)
総括(2)
到 達 目 標
習熟度別にクラスを分けるためのテストを行なう。
2元、3元の連立方程式を解くことができる。
複素数同士の演算、分母の実数化の計算ができる。
因数分解や解の公式を用いて、2次方程式を解くことができる。
因数定理を用いて、3次方程式を解くことができる。
直線を表す式を見て、そのグラフを描くことができ、傾きと切片を説明
できる。
2次関数のグラフから、頂点および軸切片の関係を説明できる。
2次のベキ関数から、
平方完成によって2次関数の標準形を誘導できる。
2次関数の標準形から、グラフを描くことができる。
円の中心と半径の関係を関係式で説明でき、
グラフに描くことができる。
楕円と双曲線の関係式から、グラフに描くことができる。
2次不等式の解を求めることができる。
2変数の不等式で表す領域を求めることができる。
円、楕円、双曲線で区切られた領域を表す不等式を見て、その領域を図
示できる。
第1回~第9回の講義内容の連関性を説明できる。
第10回~第14回の講義内容の連関性を説明できる。
【準備学習】
到達目標の欄に挙げた各事項について、教科書あるいは図書館の関連する図書により、あるいはホー
ムページ等により、調査し、その概要を把握しておくこと。
【評価方法】
提出課題の内容および期末テストの成績等で評価する。
【テキスト】
書 名
大学新入生のための数学入門
増補版石
著 者
石村園子
出 版 社
共立出版
-11-
価 格
2,100円
(税別)
ISBN
4-320-01769-2
数学Ⅰ
1 年 前期前半/前期後半/後期前半/後期後半 選択必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:基礎数学Ⅲ(電子情報学科・システムデザイン工学科)
担当教員:東 之弘
【教育目標】
科学技術計算で重要となる三角関数、指数関数、対数関数に関しての計算ができ、かつグラフを描
けるようになることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
項 目
導入テスト
三角比
三角比の計算
ラジアン単位と一般角
5
6
7
8
9
10
11
三角関数と三角比の違い
三角関数の計算
三角関数のグラフ
三角関数の公式
指数の計算
指数関数とグラフ
対数の計算
12
13
14
15
底の変換
対数の等式・不等式
対数関数のグラフ
指数関数と対数関数の関
係
まとめ(試験)
試験
到 達 目 標
習熟度を調べるテストを行なう。
直角三角形の辺の比を sin や cos 等を用いて表現できる。
sin 、cos 、tan と直角三角形の角度の関係が計算できる。
ラジアン単位で角度が表現できる。また、一般角で表示された角度を説
明できる。
三角関数と三角比の違いを説明できる。
一般角における三角関数の値を計算でき、主要な公式を説明できる。
sin、cos、tanのグラフを描くことができ、違いを説明できる。
加法定理や和差の公式を使って、三角関数の計算を展開できる。
指数が有理数の場合について、それらの積や分数式の計算ができる。
指数関数のグラフが描ける。またネピア数 e の意味が説明できる。
指数と対数の関係を解釈できる。自然対数と常用対数の違いを説明でき
る。
対数の底の変換の計算ができる。
対数の等式・不等式が解ける。
対数関数のグラフが描ける。
指数を用いた等式と対数を用いた等式を相互に変換できる。
これまで学習してきた内容について理解度テストを行なう
【準備学習】
各項目ごとに宿題を課すので、毎回必ず予習、復習をしてくること。
【評価方法】
宿題の提出状況および理解度テストの結果から評価する。
【テキスト】
書 名
やさしく学べる基礎数学 線
形代数・微分積分
著 者
石村園子
出 版 社
共立出版
-12-
価 格
2,000円
(税別)
ISBN
4-320-01683-1
数学Ⅱ
1 年 前期後半/後期前半/後期後半 選択必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:基礎数学Ⅳ(電子情報学科・システムデザイン工学科)
担当教員:坂本 直道
【教育目標】
ある関数を微分すると言う数学的な取り扱いの意味を理解し、ベキ関数だけでなく、三角関数、指
数関数、対数関数の微分ができることを目標とする。また、科学技術分野の計算で必要となる2変数
関数の偏微分の方法についても身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
数学Ⅰの復習(さまざま
な関数)
2
微分の定義
3
導関数と微分係数の違い
4
5
6
7
8
積と商の微分公式
合成関数の微分公式
整式と有理式の導関数
三角関数の導関数
指数関数・対数関数の導
関数
無理関数の導関数
中間試験
n次導関数
マクローリン展開
9
10
11
12
13
14
15
試験
偏導関数
2次偏導関数
3次関数のグラフ(増減
表)
試験
到 達 目 標
三角関数、指数関数、対数関数の定義とグラフの違いを説明できる。
2次関数や3次関数の微分係数の意味を解釈し、定義に基づいて微分係
数を求めることができる。
関数として考える導関数と、ある点における微分係数の違いを説明でき
る。
積と商の微分公式を使って、導関数を求めることができる。
合成関数の微分公式を使って、導関数を求めることができる。
種々の公式を使って、整式・有理式の導関数を求めることができる。
三角関数の導関数を求めることができる。
指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。
無理関数の導関数を求めることができる。
さまざまな導関数が計算できる。
複数回微分した時の微分の規則性を調べ、n回微分の式を誘導できる。
マクローリン展開によって、三角関数、指数関数、対数関数を多項式で
近似できる。
2変数関数から偏導関数を求めることができる。
2次の偏導関数を求めることができる。
微分係数を使った増減表を作成し、3次関数のグラフを描くことができ
る。
試験を実施する。
【準備学習】
各項目ごとに小テストを行なうので、毎回必ず予習、復習をしてくること。
【評価方法】
小テスト、中間試験、および期末試験の結果から総合的に評価する。
【テキスト】
書 名
やさしく学べる基礎数学
線形代数・微分積分
著 者
石村園子
出 版 社
共立出版
-13-
価 格
2,000円
ISBN
4-320-01683-1
基礎物理学
1 年 前期/後期 選択必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:基礎物理学Ⅰ
担当教員:坂本 直道
【教育目標】
物理学は自然科学の中で最も基本的な学問の一つであり、科学技術分野の専門科目を学習するため
には、物理学の知識が必要不可欠である。本講義では、高等学校で物理を履修してない学生を対象と
し、基本的な物理の知識を修得することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
物理量の表し方
2
運動の表し方
3
力と運動
4
運動量とエネルギー・万
有引力
5
波の性質
6
音の性質
7
8
9
光の性質
熱
気体
10
熱と仕事
11
電気
12
磁気
13
電気と磁気
14
電子・原子
15
試験
まとめ
試験
到 達 目 標
物理量は4つの基本単位を用いて表されることと、それに基づくSI単位
系について説明できる。有効数字・有効桁数の意味を説明できる。
物体の運動に関する理論を理解し、等速直線運動・加速度運動・自由落
下など様々な運動のようすを調べることができる。
物体に働く様々な力とその性質について理解し、力を加えられた時の物
体の運動の変化を調べることができる。
様々な物理現象をエネルギーの変換と保存の観点から理解し、力学的エ
ネルギー保存則を説明できる。さらに、万有引力について理解し、人工
衛星や天体の運動について説明できる。
水波・地震波・音・光など波の種類とその性質を理解し、重ね合わせ・
干渉・回折・屈折・反射などの現象を説明できる。
音の波としての性質を理解し、定常波・固有振動・共鳴・共振・ドップ
ラー効果などの現象を説明できる。
光の波としての性質を理解し、
干渉・回折・屈折などの現象を説明できる。
物体の持つ熱と温度の定義や性質を理解し、熱量保存則を説明できる。
気体の様々な状態変化の例を通して気体の持つ圧力や熱の正体を理解
し、熱力学に関するいくつかの法則を説明できる。
熱機関の原理について理解し、エネルギーの変換やさらに劣化について
説明できる。
電場に関する基礎的な性質や法則を理解し、オームの法則・クーロン力・
分極・電場・電気力線などについて説明できる。
磁場に関する基本的な性質や法則を理解し、電流によって生じる磁場・
ローレンツ力・磁場内での荷電粒子の運動などについて説明できる。
電場と磁場の詳しい関係を理解し、電磁誘導・自己誘導・相互誘導や交
流発電機の原理が説明できる。
電子の波としての性質と粒子としての性質、原子の構造について理解し
説明できる。
第1回から第14回までの講義の要点をまとめる。
試験を実施する。
【準備学習】
半期で基礎的な物理学を網羅するため非常に範囲が広い。したがって、各講義における予習および
復習が必要である。
【評価方法】
講義中に課す演習と試験結果によって総合的に評価する。
【テキスト】
書 名
第3版 基礎物理学
著 者
原康夫
出 版 社
学術図書出版社
【備考】
本科目は高等学校で物理を履修していない学生を対象とする。
-14-
価 格
2,310円
ISBN
978-4-87361-681-0
基礎化学
1 年 前期 / 後期 選択必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:基礎化学Ⅰ
担当教員:佐藤 健二
【教育目標】
本講義では、高校で化学を選択履修してこなかった学生が、或いは、高校で化学を履修してきたが、
その理解度を確実なものとしたい学生が、物質の状態、性質、変化に関して研究する学問である化学
の基礎を習得できることを目的とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
化学とは
到 達 目 標
先ず本講義で学ぶ「化学」について説明できる。次に、テキストを使用
し物質と分離について説明できる。
元素と原子、或いは分子の違いについて説明できる。また、原子の構造
や元素記号を書くことができる。
原子量について理解した上で分子量を計算できる。
原子核の周囲に存在する電子の存在確率を示す電子軌道について幾つか
の原子の電子配置を書き示すことができる。
授業項目1 ~ 4までの講義内容について、記述方式によって理解度を確
認する。
原子と原子との間に働く力による結合、
イオン結合について説明できる。
2
原子の構造
3
4
原子量と分子量・同位体
電子軌道と電子配置
5
まとめ(1)
6
化 学 結 合(1) ― イ オ ン
結合―
化 学 結 合(2) ― 共 有 結 原子と原子との間に電子が介した力による結合、共有結合について説明
合と混成軌道―
できる。
化 学 結 合(3) ― そ の 他 イオン結合や共有結合とは異なり、分子と分子との間に働く力による結
の結合様式―
合様式について説明できる。
物質の量 ―ものが溶け 「ものが溶けること」について概説できる。また、複数の溶液を比較す
ることと濃度―
るのに用いられる各種濃度についても計算できる。
まとめ(2)
授業項目6 ~ 9までの講義内容について、記述方式によって理解度を確
認する。
物質の三態
気体・固体・液体の三態について説明できる。また、沸点と沸点上昇、
凝固と凝固点降下、さらに気体の基本的な性質について説明できる。
酸化と還元 ―電池と電 酸化と還元に関する基礎知識を理解した上で電池と電気分解について説
気分解―
明できる。
物質の命名法と有機化合 無機化合物と有機化合物の命名法の基本について説明できる。また、有
物の構造
機化合物の構造の特徴について説明できる。
まとめ(3)
これまでの講義内容について、記述方式によって理解度を確認する。
まとめ(4)
まとめ(3)で行った記述方式による理解度の度合いを踏まえ、これまで
の講義内容のポイントをまとめることができる。
試験
試験は行わない。
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
【準備学習】
化学の基本的知識の修得を確実なものとするために、毎回の講義内容について復習しておくこと。
【評価方法】
“まとめ(1),(2),(3)” で行なう記述方式による理解度の確認度合いを踏まえ総合的に評価する。出席
を重視する。
【テキスト】
書 名
これからはじめる化学
著 者
安藤達彦
出 版 社
三共出版
-15-
価 格
ISBN
1,995円(税込) 978-4-7827-0572-8
基礎生物学
1 年 前期/後期 選択必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:基礎生物学Ⅰ(電子情報学科・システムデザイン工学科)、基礎化学Ⅱ(生命環境学科)
担当教員:佐々木秀明
【教育目標】
生物学は自然科学の中で生き物を学ぶ学問であると同時に生命現象を学ぶ学問である。基礎生物学
では、高校で生物学を履修していない学生あるいは高校での履修内容を再確認したい学生を対象に、
生命科学関連科目を学ぶための基礎的な知識を修得することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
細胞の構造(1)
細胞の構造(2)
細胞と浸透圧(1)
細胞と浸透圧(2)
細胞の働きと酵素反応
細胞分裂(1)
細胞分裂(2)
細胞分裂(3)
発生(1)
発生(2)
発生(3)
遺伝(1)
遺伝(2)
器官(1)
器官(2)
試験
到 達 目 標
動物細胞および植物細胞の構造を説明できる。
細胞小器官の役割を説明できる。
細胞膜間における水分子の移動と浸透圧との関係を説明できる。
細胞膜における選択的透過性を説明できる。
生態触媒である酵素の基本的な性質を説明できる。
体細胞分裂過程を説明できる。
減数分裂過程を説明できる。
生殖細胞の形成過程および受精過程を説明できる。
胚発生の概要をウニの発生を例に説明できる。
胚発生の概要をカエルの発生を例に説明できる。
胚発生における予定運命図を説明できる。
メンデルの法則を説明できる。
メンデル遺伝以外の遺伝現象を説明できる。
肝臓および腎臓の働きを説明できる。
神経の構造と機能を説明できる。
第1回~第15回で学んだ内容の理解度を確認するため,
試験を実施する。
【準備学習】
毎回必ず予習・復習をしてくること。
【評価方法】
期末試験およびレポートによって評価する。出席も重視する。
【テキスト】
書 名
視覚でとらえるフォトサイエ
ンス生物図録
著 者
鈴木 孝仁
出 版 社
数研出版
価 格
880円
ISBN
978-4-410-28163-1
著 者
島田 尚幸
出 版 社
ナツメ社
価 格
1,480円
ISBN
4-8163-3842-X
【参考書】
書 名
やりなおし高校の生物
-16-
物理学Ⅰ
1 年 前期 選択必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:物理学概説Ⅰ(生命環境学科・資格科目)
担当教員:高重 正明
【教育目標】
後期開講の物理学IIも含めて物理学の諸法則を学ぶ。本物理学Iでは力学を中心とする物理学の基本
法則を習得する。具体的には力の基本、運動の記述、運動の法則、仕事とエネルギー、運動量と力積、
波動の基本性質、音波と光波、熱と気体分子運動論などを説明する。微分、積分、ベクトル解析など
の数学的準備は内容に応じて適時解説する。物理学は全ての科学技術の基礎であり、また現代社会の
中で合理的なものの考え方の基礎にもなっている。専門科目を学ぶために必要な物理学の知識を修得
させるとともに合理的な精神をもった人材を育成することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
全体の紹介
力の基本1
到 達 目 標
本講義の目的、意義、講義のやり方などを説明する。全体の流れを把握する。
日常生活の中で力の定義を学ぶ。
力とは運動の状態を変えるものであること、
方向性を持った量であることなどを説明できる。
力 の 基 本 2(問 題 練 力の基本的な記述方法を学ぶ。力のベクトル表記、作用点、作用反作用の法
習)
則、力の釣り合い、力のモーメントを説明できる。
運動の記述
運動の状態の記述の仕方を学ぶ。速度、等速直線運動、加速度、慣性の法則
を説明できる。
運動方程式
運動の第二法則について学ぶ。力、質量、加速度の関係、運動方程式を説明
できる。
運動の法則
等加速度運動、運動量、力積などを学ぶ。運動方程式を使って問題を解くこ
とができるようになる。
中間での問題練習
これまでに習ったことの要点を一覧にする。練習問題が解けるようになる。
仕事とエネルギー
仕事やエネルギーの意味、
定義を学ぶ。力とエネルギーの関係を説明できる。
エ ネ ル ギ ー 保 存 則 エネルギー保存則やエネルギー変換について学ぶ。エネルギー保存則を使っ
(問題練習)
て運動を解析できるようになる。
周期運動(問題練習) 円運動やバネについて学ぶ。円運動の加速度、単振動などを学び、三角関数
を使って運動が記述できるようになる。
波動の基本的性質
波動の記述について学ぶ。波の速度、波長、振動数、周期などが説明できる。
音波と光
波の反射や屈折、干渉などを学ぶ。音波や光の基本的な性質を説明できる。
温度と熱(問題練習) 温度と熱、熱とは何か、温度目盛、絶対温度、熱の単位などを説明できる。
気体分子運動論
気体分子運動論を学ぶ。運動エネルギーと温度が結びついているということ
を説明できる。
講義のまとめと問題 講義全体の重要事項を整理して示す。練習問題が解けるようになる。
練習
実施しない。
【準備学習】
次回の講義資料を配布するので、その内容をよく読んでおくこと。問題を配布されたとき(必ず事
前配布)には解いておくこと。
【評価方法】
授業に出席して質疑応答などに取り組む姿勢を50点+問題練習の評価50点で総計60点以上を合格
とする。
【テキスト】
なし。参考資料を講義のときに配布する。
【備考】
後期開講の物理学Ⅱを引き続き履修することが望ましい。
-17-
化学Ⅰ
1 年 前期 選択必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:梅村 一之
【教育目標】
生命科学や環境科学に深く関わる生体物質や化学物質の性質や特徴を理解するために、基礎的な化
学を復習しながら、物質の濃度、性質、構造、化学変化について学び、化学的な視点で思考し、説明
できることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
化学Iについて
2
化学の基礎I-濃度3
化学の基礎II-モル濃度4
化学の基礎III-化学反応-
5
化学反応I
6
化学反応II
7
化学反応III
8
気体の性質I
9
気体の性質II
10
気体の性質III
11
12
13
有機化合物の分類I
有機化合物の分類II
有機化合物の分類III
14
15
試験
まとめI
まとめII
試験
到 達 目 標
化学Iの講義の概要について説明することができる。
溶液の濃度や混合溶液の濃度を算出することができる。
物質量について、モル換算、体積換算、濃度換算し、説明することがで
きる。
物質の燃焼などの化学変化について、化学反応式として表示することが
できる
化学反応式の基本法則に基づいて、物質の化学変化を化学反応式で表す
ことができる。
中和反応における酸と塩基について、化学反応式から物質量の関係を説
明することができる。
化学反応式が表す量的関係について、化学変化と物質量の関係を説明す
ることができる。
気体の体積と圧力の関係(ボイルの法則)について、説明することができ
る
気体の体積と温度の関係(シャルルの法則)について、説明することがで
きる。
ボイル・シャルルの法則と気体の状態方程式について、説明することが
できる。
簡単な有機化合物の構造の特徴と性質について、
説明することができる。
簡単な有機化合物の構造と化学的な性質について、説明することができる。
有機化合物の構造と反応性について、簡単な有機化合物の合成方法を推
定することができる。
化学の基礎と化学反応について、要点をまとめることができる。
気体の性質と有機化合物について、要点をまとめることができる。
試験を実施する。
【準備学習】
授業内容について毎回予習・復習を行うこと。
【評価方法】
定期試験、授業中の小テスト、レポート、出席等によって評価する。
【参考書】
書 名
マクマリー生物有機
化学 基礎化学編
著 者
出 版 社
Mcmurry, Castellion, Ballantine 丸善(株)出版事業部
菅原 二三男 監訳
【備考】
必要に応じて資料等を配布する。
-18-
価 格
5,040円
ISBN
978-4-621-07824-2
生物学Ⅰ
1 年 前期 選択必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:岩田 惠理
【教育目標】
生物学は生命現象の本質の究明に主点をおいた自然科学であり、まずはすべての生物に共通した現
象を理解する必要がある。
「生物学Ⅰ」は教職専門必修科目であり、おもに物質および細胞レベルで
の生命現象の概要についての知識を習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
生物の種類1
2
3
生物の種類2
遺伝と遺伝子
4
細胞とそこに含まれる物
質1
細胞とそこに含まれる物
質2
DNA複 製 と 細 胞 の 増 殖
1
DNA複 製 と 細 胞 の 増 殖
2
まとめ1
遺伝子発現1
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
遺伝子発現2
生殖と発生・分化1
生殖と発生・分化2
生命を支える化学反応1
生命を支える化学反応2
まとめ2
到 達 目 標
生物の分類上の階級、学名、および五界説による生物の分類法を理解し、
説明できる。
3ドメイン説による生物の分類法を理解し、説明できる。
メンデル遺伝、連鎖、突然変異などの遺伝学の基礎知識を理解し、説明
できる。
細胞の構造、細胞小器官の名称とその役割について説明できる。
細胞を構成している物質の主なものについて説明できる。
ゲノムDNAとは何か、またその複製の過程について説明できる。
体細胞分裂と細胞周期について理解し、説明することができる。
前半の内容のまとめ、および補足説明を実施する。
セントラルドグマ、RNAへの転写、転写調節等について、基本的な事
項を理解し、説明できる。
mRNAからタンパク質が合成される過程を理解し、説明できる。
代表的な生物の生活環と減数分裂のしくみを理解し、説明できる。
代表的な動物の発生の過程について理解し、説明できる。
栄養の摂取と酵素の役割について説明できる。
体内におけるエネルギー代謝についての概要を理解し、説明できる。
後半の内容のまとめ、および補足説明を実施する。
定期試験は実施しない。
【準備学習】
テキストの該当箇所を熟読して、疑問点を持って授業に臨むこと。
【評価方法】
小テスト(70%、各章終了後に複数回実施)
、および受講態度(30%)で評価する。
【テキスト】
書 名
コア講義 生物学
著 者
田村隆明
出 版 社
裳華房
価 格
2,300円
ISBN
978-4-7853-5218-9
【参考書】
特に指定しないが、図書館には関連図書が数多く整備されているので、これらを利用適宜利用する
こと。
-19-
物理学Ⅱ
1 年 後期 選択必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:物理学概説Ⅱ(生命環境学科・資格科目)
担当教員:高重 正明
【教育目標】
前期開講の物理学Iも含めて物理学の諸法則を学ぶ。本物理学IIでは、熱力学、電磁気学、原子物理
学などを学ぶ。具体的には、熱力学の初歩、電荷と電場、電流と磁場、電磁波、光と原子物理、量子
力学の初歩などを説明する。微分、積分、ベクトル解析などの数学的準備は内容に応じて適時解説す
る。
物理学は全ての科学技術の基礎であり、
また現代社会の中で合理的なものの考え方の基礎にもなっ
ている。専門科目を学ぶために必要な物理学の知識を修得させるとともに合理的な精神をもった人材
を育成することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
前 期 の 復 習、 後 期 の
全般説明
熱力学の初歩
到 達 目 標
力の概念など前期の重要事項を復習する。後期の講義の流れを説明するので、
それらが把握できること。
熱力学の基礎事項を学ぶ。エントロピーの大まかな概念や熱機関の効率を説
明できる。
電荷と物質
電磁気学の歴史について学ぶ。電荷というものの存在や、物質には金属、半
導体、絶縁体という区別があることを説明できる。
電荷間に働く力と電 場 クーロンの法則と電場(電界)について学ぶ。電荷間に働く力が、電気力線で表
(問題練習)
現できるようになる。
電場と電位
仕事とエネルギーの概念を復習し、
電気力とエネルギーの関係を学ぶ。電位(静
電ポテンシャル)の概念を説明できる。
電荷と電流(問題練習) 電流、電池などについて学ぶ。電流は電荷の流れであること、電流の単位、オー
ムの法則などについて説明できる。
電流と磁場(問題練習) アンペールの法則を学ぶ。電流の周りの磁場を描くことが出来るようになるこ
と。磁場中での電流に働く力(フレミングの左手則)を説明できる。
電磁誘導(問題練習)
ファディーの電磁誘導の法則を学び、磁場が変動することでに起電力が発生
することを説明できる。
電磁誘導とその応用
電磁誘導の現象には重要な応用があることを学び、発電機、変圧器などの原
理を説明できる。
電気磁気現象のまとめ これまでに習ったことをまとめる。練習問題を解けるようなる。
電磁波
変動する電流は周辺の電磁場の変動、すなわち電磁波を発生させることを学
ぶ。電磁波の発生の仕組み、
それがエネルギーを運んでいることを説明できる。
電磁波と光
電磁波の種類を学ぶ。電磁波はその波長により様々な呼び名があること、また
その発生の仕組みを説明できる。
光の発生と原子物理学 電磁波の一種である光(可視光)の発生の仕組みを学ぶ。光は原子内の電子の
状態が変化して発生することを説明できる。
量子力学の初歩
原子の構造や素粒子の世界を説明するためには量子力学が必要であることを
学ぶ。光や電子の粒子性と波動性などの2重性があることを説明できる。
まとめ
講義全体の重要事項を整理して示す。練習問題が解けるようになる。
実施しない。
【準備学習】
次回の講義資料を配布するので、その内容をよく読んでおくこと。問題を配布されたとき(必ず事
前配布)には解いておくこと。
【評価方法】
授業に出席して質疑応答などに取り組む姿勢を50点+問題練習の評価50点で総計60点以上を合格
とする。
【テキスト】
使用しない。参考資料を講義のときに配布する。
【備考】
前期開講の物理学Ⅰを予め履修しておくことが望ましい。
-20-
化学Ⅱ
1 年 後期 選択必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:梅村 一之
【教育目標】
生命科学や環境科学に深く関わる生体物質や化学物質の性質を理解するために、基礎的な化学を復
習しながら、身のまわりの化学物質の構造、性質、反応、合成法について学び、化学的な視点で思考
し、説明できることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
化学IIについて
2
化学の基礎確認I
3
化学の基礎確認II
4
化学の基礎確認III
5
有機化合物の基礎I
6
有機化合物の基礎II
7
8
9
10
有機化合物の基礎III
脂肪族化合物の構造と特徴
脂肪族化合物の反応と特徴
アルコールとカルボン酸I
11
アルコールとカルボン酸II
12
13
芳香族化合物の反応と合成I
芳香族化合物の反応と合成II
14
15
試験
まとめI
まとめII
試験
到 達 目 標
化学IIの講義の概要について把握し、説明することができる。
物質量について、モル換算等の計算をすることができる。
物質の燃焼などの化学反応をについて、化学反応式として表示する
ことができる。
物質量について、モル換算、体積換算、濃度換算等の計算をするこ
とができる。
アルカン、アルケン、アルキンの化学的な特徴について、説明する
ことができる。
アルコール、アルデヒド、カルボン酸の、化学的な特徴について説
明することができる。
芳香族化合物の基本的な反応について、説明することができる。
簡単な化合物の命名ができ、構造式を表示することができる。
アルケンやアルキンの構造と反応の特徴を説明することができる。
アルコール、アルデヒド、カルボン酸の化学的な特徴について、説
明することができる
アルコール、アルデヒド、カルボン酸の化学的な性質と、基礎的な
合成方法について、説明することができる。
ベンゼン誘導体の化学的な特徴について、説明することができる。
ベンゼン誘導体の化学的な特徴と、基礎的な合成方法を説明するこ
とができる。
脂肪族化物の化学的な性質と反応について、要点をまとめる。
芳香族化合物の化学的な性質と反応について、要点をまとめる。
試験を実施する。
【準備学習】
授業内容について毎回予習・復習を行うこと。
【評価方法】
定期試験、授業中の小テスト、レポート、出席等によって評価する。
【参考書】
書 名
マクマリー生物有機
化学 基礎化学編
著 者
出 版 社
Mcmurry, Castellion, Ballantine 丸善(株)出版事業部
菅原 二三男 監訳
【備考】
必要に応じて資料等を配布する。
-21-
価 格
5,040円
ISBN
978-4-621-07824-2
生物学Ⅱ
1 年 後期 選択必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:岩田 惠理
【教育目標】
生物学は、すべての生物に共通した生命現象の本質の究明に主点を置いた自然科学であるが、生物
の多様性に基づく各論も含んだ広範な分野をさすこともある。
「生物学Ⅱ」は教職専門必修科目であり、
おもに個体および個体群レベルでの生命現象の概要についての知識を習得すること目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
項 目
動物の器官1
動物の器官2
神経系
内分泌系
病原微生物
6
免疫
7
8
9
10
11
12
植物の代謝
まとめ1
種子植物の生殖
生物の集団1
生物の集団2
生物の進化1
13
14
15
試験
生物の進化2
生物の進化3
まとめ2
到 達 目 標
循環器系と消化器系の構造と機能について説明できる。
排出系と感覚器系、運動系の構造と機能について説明できる。
神経系の構造と情報伝達のしくみについて説明できる。
代表的なホルモンの作用機構について説明することができる。
代表的な病原微生物とその増殖を抑える方法についての概略を説明する
ことができる。
細胞性免疫、体液性免疫、それらに関連する免疫細胞について説明する
ことができる。
植物の構造と代謝について説明することができる。
前半の内容のまとめ、および補足説明を実施する。
種子植物の生殖方法について説明することができる。
個体群の構造とその相互作用について説明することができる。
生態学の基礎的な事柄について説明することができる。
生物の起源、地質時代の生物、進化の概念について理解をし、説明する
ことができる。
系統学の基礎的な事柄について説明することができる。
進化の概念を理解し、説明することができる。
後半の内容のまとめ、および補足説明を実施する。
定期試験は実施しない。
【準備学習】
テキストの該当箇所を熟読して、疑問点を持って授業に臨むこと。
【評価方法】
小テスト(70%、各章終了後に複数回実施)
、および受講態度(30%)で評価する。
【テキスト】
書 名
コア講義 生物学
著 者
田村隆明
出 版 社
裳華房
価 格
2,300円
ISBN
978-4-7853-5218-9
【参考書】
特に指定しないが、図書館には関連図書が数多く整備されているので、これらを利用適宜利用する
こと。
-22-
数学Ⅲ
1 年 後期前半/後期後半 選択必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:電子数学(電子情報学科)
、工業数学Ⅰ(システムデザイン工学科)
担当教員:中田 芳幸
【教育目標】
数学IIで行なった微分の学習に継続して、科学技術計算で重要となるさまざまな関数について、不
定積分と定積分が計算できるようになることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
偏導関数の復習
2
2変数関数の微分
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
ベキ関数の不定積分
三角関数の不定積分
指数関数・対数関数の不
定積分
ベキ関数の置換積分
三角関数の置換積分
ベキ関数の部分積分
三角関数の部分積分
定積分の性質
置換積分法を用いた定積
分の計算
部分積分法を用いた定積
分の計算
ベキ関数で囲まれた面積
の計算
さまざまな関数に囲まれ
た面積の計算
まとめ
試験
到 達 目 標
2変数関数において、1つの変数を定数と考えた偏微分計算ができる。
2変数関数において、1つの変数を定数と考えた複雑な偏微分計算がで
きる。
ベキ関数の不定積分の計算ができる。
三角関数の不定積分の計算ができる。
指数関数・対数関数の不定積分の計算ができる。
置換積分法を用いてベキ関数の積分の計算ができる。
置換積分法を用いて三角関数の積分の計算ができる。
部分積分法を用いてベキ関数の積分の計算ができる。
部分積分法を用いて三角関数の積分の計算ができる。
定積分と不定積分の違いを解釈し、積分範囲の概念が認識できる。
置換積分法を用いた定積分の計算ができる。
部分積分法を用いた定積分の計算ができる。
積分を使って2つのベキ関数で囲まれた面積の計算ができる。
積分を使って2つの関数で囲まれた面積の計算ができる。
これまで学習してきた内容について、配布した練習問題を解き各自理解
度を確認する。
試験を実施する。
【準備学習】
各項目ごとに小テストを毎回行なうので、毎回必ず予習、復習をしてくること。
【評価方法】
毎回の小テストおよび理解度テストの結果から評価する。
【テキスト】
書 名
やさしく学べる基礎数学
線形代数・微分積分
著 者
石村園子
出 版 社
共立出版
-23-
価 格
2,000円
(税別)
ISBN
4-320-01683-1
数学Ⅳ
1 年 後期後半 選択必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:数理統計学(電子情報学科・生命環境学科)、基礎統計学(システムデザイン工学科)
担当教員:江尻陽三郎
【教育目標】
ベクトル計算に関する以下の各到達目標を達成し、3次元空間図形の扱いに習熟することを目標と
する。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
一般角の三角関数
一般角の三角関数の値と0 ~ 90°の三角関数の値の対応づけができる。
また、一般角の三角関数の公式を説明できる。
2
空間ベクトルの和、差
3
ベクトルの内績
4
5
法線ベクトルと平面の方
程式
直線の方程式
6
ベクトルの外績
7
ベクトルの三重績
8
勾配ベクトル
9
行列の和、差、績
10
連立一次方程式と逆行列
11
行列と座標変換
12
行列式
13
行列式の応用
14
15
試験
総括(1)
総括(2)
期末試験
空間ベクトルの和、差等の作図を通じて、その概念を説明することがで
きる。
ベクトルの内積の定義を説明することができ、かつ、その応用問題を解
くことができる。
ベクトルの内積を応用して平面の方程式を導くことができる。また、点
と平面との距離等を求めることができる。
ベクトルの内積を応用して直線の方程式を導くことができる。また、平
面と直線の交点の座標を求めることができる。
ベクトルの外積の定義を説明することができ、かつ、その基本問題を解
くことができる。
ベクトルの三重積と符号付き体積との関係を説明することができ、
かつ、
その応用問題を解くことができる。
ベクトルの外積を応用して、平面の勾配を表わすベクトルを求めること
ができる。
行列の和、差、積の定義を説明することができ、かつ、その応用問題を
解くことができる。
連立一次方程式と逆行列の関係を説明することができ、かつ、その応用
問題を解くことができる。
行列を用いた座標変換の公式を導くことができ、かつ、これに関する応
用問題を解くことができる。
n次の行列式の定義を説明することができ、かつ、これに関する基本問
題を解くことができる。
符号付き体積等、行列式の応用例をあげることができ、かつ、これに関
する応用問題を解くことができる。
第1回~第7回までの講義内容の連関性を説明することができる。
第8回~第13回までの講義内容の連関性を説明することができる。
第1回~第15回までの講義内容の理解度を確認する試験を行う。
【準備学習】
到達目標の欄に挙げた各事項について、教科書または図書館の関連する図書により、あるいはホー
ムページ等により、調査し、その概要を把握しておくこと。
【評価方法】
基本的には出席点は参考程度にし、主に期末試験の成績で評価する。しかし、試験問題には、教科
書には載っていないくとも講義では触れたようなことを多く出題し、出席状況が得点に自動的に反影
するように配慮する。
【テキスト】
書 名
やさしく学べる基礎数学
線形代数・微分積分
著 者
石村園子
出 版 社
共立出版
価 格
2,000円
(税別)
ISBN
4-320-01683-1
著 者
高遠節夫他著
出 版 社
大日本図書
価 格
ISBN
4-477-01651-4
【参考書】
書 名
新訂 線形代数
-24-
生物環境学
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:生命環境学概論(生命環境学科)
担当教員:関口 武司
【教育目標】
「生命とは何か」、
「生物は地球環境の変化にどのように適応して進化してきたか」
、
「生態系におい
て植物、動物、微生物はどのような役割を担っているのか」などについて理解を深めることは、現在
の地球レベルでの環境問題を的確に把握する基礎知識として重要である。この講義では、生物と環境
の関わりの基本を習得することを目的とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
項 目
生命と環境について
生命進化と地球環境
生態系の構成Ⅰ
生態系の構成Ⅱ
生物間の相互作用
生物間作用物質Ⅰ
生物間作用物質Ⅱ
生態系の保全戦略
生態系と環境問題Ⅰ
生態系と環境問題Ⅱ
11
微生物生態と環境Ⅰ
12
13
14
15
試験
微生物生態と環境Ⅱ
環境保全の取り組みⅠ
環境保全の取り組みⅡ
環境保全の取り組みⅢ
試験
到 達 目 標
環境と生態の定義及び人間と地球の関わりを説明できる。
生命の誕生と生物進化及び生物と地球環境との関わりを説明できる。
生態系の構成要素、食物連鎖、栄養段階について説明できる。
炭素の循環と窒素の循環を説明できる。
競争、共生、捕食、寄生等生物間の多様な相互作用について説明できる。
誘引物質、忌避物質、抗生物質について例を挙げて説明できる。
ファイトトキシン、ファイトアレキシンについて説明できる。
滅びゆく生物の現状とそれら生物を保護する重要性を説明できる。
地球温暖化とオゾン層の破壊が生物に及ぼす影響について説明できる。
大気・水汚染、森林破壊、砂漠化の現状とそれらが生物に及ぼす影響を
説明できる。
極限環境微生物である好熱性細菌と好アルカリ性細菌の特性を説明でき
る。
好酸性菌、好塩性菌、好冷性菌の特性を説明できる。
生分解性プラスチック等の生物を利用した素材の開発を説明できる。
バイオエネルギーの製造法とその利用法について説明できる。
生物機能を利用した環境モニタリングの方法を説明できる。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回の授業内容を復習しておくこと。復習の成果を確認するため、次回の授業で小テストを行なう。
【評価方法】
講義中に実施する小テスト、レポート、期末試験により総合評価する。
-25-
地球環境工学
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:東 之弘
【教育目標】
現在、環境問題とエネルギー問題は、地球規模での喫緊の解決テーマとなっている。オゾン層破壊
や地球温暖化に代表される地球環境問題について、現状を認識し、対策を考えるためにそれらのメカ
ニズムを理解することを目標とする。そして、これからの時代を想定して、エネルギー問題との関わ
りを学び、情報を正確に判断し、第三者に伝えることができる知識を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
地球環境問題概論
2
地球環境問題と持続可能
な社会
3
地球温暖化の現状
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
現在問題となっている地球環境問題を総合的に説明できる。
持続可能な社会(ESD)について説明できる。
地球環境問題のなかで、地球温暖化について現状を映像を使って説明で
きる。
地球温暖化のメカニズム 地球温暖化のメカニズムと温室効果について説明できる。
地球温暖化防止対策
京都議定書、ポスト京都議定書について説明できる。
オゾン層破壊の現状とメ オゾン層破壊の現状と、塩素原子がオゾン層を破壊するというメカニズ
カニズム
ムについて説明することができる。
オゾン層破壊とフロンガス 冷凍機の作動媒体としてのフロンガスとその種類について説明できる。
地 球 環 境 問 題 と エ ネ ル オゾン層破壊や地球温暖化が、エネルギーと関わりが深いことを体系的
ギー問題の関係
に説明することができる。
日本のエネルギー事情
日本がエネルギー資源に乏しく、エネルギー自給率が4%しかないこと
を説明できる。
世界のエネルギー事情
世界のエネルギー問題と日本のエネルギー問題の違いを説明できる。
エネルギー資源としての 主要な3種類の化石燃料エネルギー資源(石油、石炭、天然ガス)、およ
化石燃料
びウランの埋蔵量の経年推移が及ぼす将来の課題について説明すること
ができる。
原子力エネルギー
エネルギー資源の安定供給の上で、我が国においては原子力発電が必要
であることが説明できる。
新エネルギー
新エネルギーの定義と種類について説明することができる。
省エネルギー
省エネルギーの種類と具体的な対策について説明することができる。
環境エネルギー教育の重 将来における日本の環境問題やエネルギー問題について、自分の考えを
要性
人に伝えることができる。
試験
試験を実施する。
【準備学習】
地球環境問題はインターネットや新聞のニュースで日々最新情報が伝えられている。これらの情報
を逐次取り入れた予習、そして講義の復習を必ずしてくること。
【評価方法】
期末試験の結果から総合的に評価する。
【テキスト】
書 名
日本のエネルギー
2011
著 者
経済産業省資源エネルギー
庁エネルギー情報企画室編
出 版 社
価 格
経済産業省資源エ (配布)
ネルギー庁
-26-
ISBN
環境エネルギー演習
2 年 後期 選択必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:東 之弘,安野 拓也,坂本 直道
【教育目標】
我が国の喫緊の課題である環境エネルギー問題を理解し、実際にその解決策としてどのような技術
が使われているかを、施設見学を通して習得する。また、環境エネルギー教育者として、実際に習得
した知識を、第三者に発信するための技術を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
項 目
環境エネルギー演習ガイダ
ンス
地球環境問題
到 達 目 標
本講義の進め方を理解し、予習の仕方、事前調べの手段が説明できる。
現在おこっている地球環境問題を説明することができる。
(担当:東
之弘)
現在の日本におけるエネルギー問題について、自分の意見が発言でき
る。
(担当:東之弘)
現在の世界におけるエネルギー問題について、自分の意見が発言でき
る。
(担当:東之弘)
福島県が取り組んでいる環境エネルギー戦略について説明できる。
(担
当:東之弘)
3
日本のエネルギー問題
4
世界のエネルギー問題
5
福島県の環境エネルギー戦
略
再生可能エネルギー施設見 再生可能エネルギーである太陽エネルギー技術について、
説明できる。
学の事前学習(①太陽光発 (担当:安野拓也)
電、太陽熱発電)
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
再生可能エネルギー施設見
学の事前学習
(②風力発電)
再生可能エネルギー施設見
学の事前学習(③バイオマ
ス発電、
バイオマス熱利用)
再生可能エネルギー施設見
学①
再生可能エネルギー施設見
学②
再生可能エネルギー施設見
学③
再生可能エネルギー施設見
学④
環境エネルギー教育ワーク
シートの作成
環境エネルギー教育ワーク
シートの活用方法
まとめ
試験
再生可能エネルギーである風力エネルギー技術について、
説明できる。
(担当:安野拓也)
再生可能エネルギーであるバイオマスエネルギー技術について、説明
できる。(担当:安野拓也)
いわき市内にある新エネルギー施設(太陽光発電、風力発電、バイオ
マス熱利用)見学に出かけ、太陽光発電技術の説明ができる。
いわき市内にある新エネルギー施設(太陽光発電、風力発電、バイオ
マス熱利用)見学に出かけ、風力発電技術の説明ができる。
いわき市内にある新エネルギー施設(太陽光発電、風力発電、バイオ
マス熱利用)見学に出かけ、バイオマス熱利用技術の説明ができる。
いわき市内にある新エネルギー施設(太陽光発電、風力発電、バイオ
マス熱利用)見学に出かけ、各種新エネルギー技術の比較説明ができ
る。
新エネルギー施設見学に用いるワークシートを作ることができる。
(担
当:坂本直道)
小中学生を対象と考えて、作成したワークワークを使って環境エネル
ギー教室で説明できるようになる。
(担当:坂本直道)
日本の環境エネルギー問題について、自分の考えをまとめて、発表で
きる。
試験は実施しない。
【準備学習】
環境問題、エネルギー問題、再生可能エネルギー(新エネルギーを含む)は、時々刻々と情報が変
化しているので、日頃からニュースやインターネット情報をチェックしておくことは必要である。
【評価方法】
作成したワークシートで評価する。
【参考書】
書 名
日本のエネルギー
2011
著 者
経済産業省資源エネルギー
庁エネルギー情報企画室編
出 版 社
価 格
経済産業省資源エ (配布)
ネルギー庁
ISBN
【備考】
再生可能エネルギー施設見学は、バスでの行動になるため、1日で4コマ集中の授業形態をとる可
能性がある。
-27-
環境エネルギー学
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:東 之弘
【教育目標】
現在地球上に存在する限られたエネルギー資源をいかに有効に活用し、持続させていくかは、これ
からの世の中を背負って生きていく若者に課せられた大きな課題である。本講義では、地球環境問題
と関係の深いエネルギー問題を「環境エネルギー」として扱い、エネルギーを扱うサイクル論を理解
しながら、環境とエネルギーについて基礎知識と最新情報を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
地球環境問題概論
2
3
4
5
6
7
地球温暖化とエネルギー
問題
日本のエネルギー事情
(需要面)
日本のエネルギー事情
(供給面)
世界のエネルギー事情
11
熱機関と熱効率
火力発電所・原子力発電
所の仕組み
日本のエネルギー政策と
環境問題
原子力エネルギー
冷凍サイクルとその性能
評価
内燃機関
12
省エネルギー
8
9
10
13
14
15
試験
新エネルギー
再生可能エネルギー
まとめ
試験
到 達 目 標
現在リアルタイムで問題となっている地球環境問題の最新情報の必要性
を、説明することができる。
地球温暖化の現状を認識し、エネルギー問題との関わりが深いことを説
明できる。
エネルギー自給率が4%しかない日本の実状を理解し、需要の面から日
本のエネルギーを考え、今自分たちが何をすべきかを説明できる。
エネルギー自給率が4%しかない日本の実状を理解し、供給の面から日
本のエネルギーを考え、今自分たちが何をすべきかを説明できる。
資源の大半を輸入している我が国が、エネルギー資源をどのように供給
しているか、世界のエネルギー資源がどのような状況にあるのかを説明
できる。
熱機関の仕組みと熱効率の概念を説明できる。
火力発電所を例にして、ランキンサイクルを説明できる。
資源小国である日本におけるエネルギー資源確保における政策について
説明できる。
原子力エネルギー、原子力発電のしくみが説明できる。
冷凍機やヒートポンプの仕組みを説明できる。
自動車を代表とする内燃機関について、外燃機関と対比しながら説明で
きる。
環境問題とエネルギー問題を双方向から解決していく一つの方法として
ある省エネルギーの様々な取り組みを説明できる。
新エネルギーの定義を修得し、代表的な新エネルギーを説明できる。
再生可能エネルギーと新エネルギーの違いが説明できる。
環境とエネルギーの関係について、広範囲に説明できる。
試験を実施する。
【準備学習】
エネルギー問題はインターネットや新聞のニュースで日々最新情報が伝えられている。これらの情
報を逐次取り入れた 予習、そして講義の復習を必ずしてくること。
【評価方法】
小テスト、および期末試験の結果から総合的に評価する。
【テキスト】
書 名
日本のエネルギー
2011
著 者
経済産業省資源エネルギー
庁エネルギー情報企画室編
出 版 社
価 格
経済産業省資源エ (配布)
ネルギー庁
-28-
ISBN
新エネルギー学
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:安野 拓也
【教育目標】
自然の力を利用したり、今まで使われずに捨てられていたエネルギーを有効に使う地球に優しい新
エネルギーは、今後の持続可能な社会の構築に向けて重要である。この講義では、新エネルギーにつ
いて最新の概念に基づいた範囲で総括的に初歩から応用まで解説することで、太陽エネルギー利用、
風力の利用、廃棄物熱利用、バイオマス利活用、クリーンな一次エネルギー利用の基礎知識を習得す
ることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
項 目
地 球 環 境 問 題と新エネ
ルギー
新エネルギーとは
5
太陽エネルギーの利用
太 陽 熱 発 電・太 陽 光 発
電
風力の利用
6
風力発電
7
10
地 熱 エネルギーと河川・
海洋エネルギー
廃 棄 物 熱 利 用と廃 棄 物
発電
バイオマスエネルギーの
概要
バイオマス利活用
11
未利用エネルギーの概要
12
クリーンエネルギー自動
車の仕組み
13
コージェネレーションシ
ステム
14
燃料電池の仕組み
15
分散ネットワークシステム
について
試験
8
9
試験
到 達 目 標
エネルギー消費と環境問題の実情、温暖化防止への対策としての新エネルギーの
必要性について説明できる。
新エネルギーの定義、新エネルギーの導入目標と課題、導入促 進のための各種支
援策を説明できる。
太陽エネルギーの利用として、自然利用と変換利用について説明できる。
太陽エネルギーを集光・集熱して発電する太陽熱発電と太陽光エネルギーを太陽
電池により直接電気として取り出す太陽光発電について説明できる。
風の保有するエネルギー、風速の高度分布と風速分布、風況データについて説明
できる。
風車の種類と風力発電の原理、風力発電設備の構成・運転・性能について説明で
きる。
地熱エネルギーによる地熱 発電と小中水力エネルギーによる水力発電、海洋エネ
ルギーによる波力・海洋温度差・潮流発電について説明できる。
廃棄物のエネルギー変換技術、廃棄物熱利用の現状、廃棄物発電のシステムにつ
いて説明できる。
バイオマスエネルギーとは何か、バイオマスの分類、バイオマスの特性、カーボン
ニュートラル、バイオマスのエネルギー変換技術について説明できる。
バイオマス利用の現状、熱化学的変換技術、生物化学的変換技術について説明で
きる。
未利用エネルギーとして、温度差エネルギー、ヒートポンプ、雪氷冷熱エネルギー
について説明できる。
クリーンな一次エネルギーを使って新エネルギーの条件を満足するシステムである需
要サイドの新エネルギーに関して、クリーンエネルギー自動車の仕組みを説明でき
る。
天然ガスコージェネレーションの定義、ガスエンジンのコージェネレーション、ガス
タービンのコージェネレーション、マイクロコージェネレーションについて説明でき
る。
燃料電池の仕組み、燃料電池の熱力学、燃料電池の種類と特徴について説明でき
る。
複数の分散電源を組み合わせて、コストと供給安定が補完される分散型ネットワー
クシステムであるマイクログリッドについて説明できる。
試験を実施する。
【準備学習】
数回課題を出題し、レポートとして提出してもらうので、関連する項目に関して事前に予習してお
くこと。また、レポートは採点して返却するので、期末試験のためにも復習しておくこと。
【評価方法】
数回提出するレポートの内容と期末試験の結果から評価する。
テキスト】
書 名
環境にやさしい新エネルギー
の基礎
著 者
出 版 社
中塚勉、土本信孝、 森北出版
毛利邦彦
価 格
2,800円
ISBN
978-4-627-91851-1
価 格
3,200円
ISBN
978-4-7693-7172-4
【参考書】
書 名
新エネルギーのすべて
著 者
㈳化学工学会 SCE・Net偏
出 版 社
工業調査会
【備考】
地球環境工学、環境エネルギー学を履修しておくことが望ましい。
-29-
電気磁気学
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:電気磁気学Ⅰ(電子情報学科)
担当教員:高重 正明
【教育目標】
電気、電子工学の基本となる電磁気現象について基本的な事項を学ぶ。主要な事項として、電気磁
気学の歴史、クーロンの法則、電場・電気力線、静電ポテンシャル、コンデンサ、誘電体、電流と電
圧、電流と磁場、電磁誘導について学ぶ。基本的な電磁現象にはどのようなものがあるかを系統的に
説明できるようになること、発電や通信など応用との関わりについても説明できるようになることを
目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
項 目
全体の紹介、歴史的な事
項
クーロンの法則
静電ポテンシャル
仕事とエネルギーの概念を改めて復習する。電気力とエネルギーの関係を
理解して、静電ポテンシャルの概念を説明できるようになる。
電気力計算問題
6
コンデンサとその容量
7
コンデンサーと容量(計
算問題)
8
電流と電圧
9
電流と抵抗、オームの法
則(計算問題)
10
電流と磁場
11
アンペールの法 則(図 解
問題)
12
電磁誘導の法則
13
インダクタンス(図解問題
と計算問題)
15
クーロンの法則について学ぶ。式に数値を入れて、電気力の大きさを計算
出来るようになる。
クーロンの法 則( 続き)
、 ベクトル形式のクーロンの法則を学び。電場についての概念を把握できる
電場
ようになり、電気力線が描けるようになる。
5
14
到 達 目 標
講義の目的、意義、講義のやり方(教科書の使用方法)など全体の流れを
把握できる。電気磁気学の歴史、有名なエピソードなどを説明できる。
電磁波とまとめ
電気磁気学と応用
試験
ここまでに習った内容の計算問題を解き、改めて理解が不十分な点を把握
できる。
コンデンサーの概念を知り、各種のコンデンサー、容量の意味、単位等も
説明できるようになる。形状と物理的な意味を説明できるようになる
コンデンサーの直列連結と並列連結を学び、可変コンデンサー (バリコン)
の容量を計算できるようになる。コンデンサーの容量の計算問題を解ける
ようになる。
電流や電池について学ぶ。電場、電圧、電流の定義を系統的に説明でき
るようになる。
オームの法則、電気抵抗や電気伝導率等の意味を説明できるようになる。
抵抗に関する計算問題を解けるようになる。
2電流間に働く力について学び、電流の作る磁束密度、さらに磁場という
概念を説明できるようになる。永久磁石と電磁石の関係が説明できる。
磁束密度の向きと電流の向きを説明できる。電流と磁束密度Bの関係の図
解問題を解き、電流とBの様子を図示できる。
ファラディの電磁誘導の実験を学ぶ。磁束が変動した時にそれを囲む閉
回路では電流が流れることを、方向をも含めて説明できるようになる。
自己インダクタンス、相互インダクタンスの概念を学ぶ。自己インダクタン
スLと抵抗Rの連結された回路の挙動を説明できるようになる。
アンペールの法則とファラディの法則を組み合わせることで、空間に電場
と磁場が伝わっていくことを想像出来るようになる。
電気磁気学で学んだ原理が、現代社会の中で多く応用されていることを
説明できるようなる。
実施しない。
【準備学習】
毎時間に次の時間までに教科書の中で目を通しておくべき重要部分を指示するので必ず予習してお
くこと。
【評価方法】
講義に出席して質疑応答などに取り組む姿勢を30点、講義の節目ごとの問題練習の評価を70点と
して、総計で60点以上を合格とする。
【テキスト】
書 名
スタンダード電磁気学
著 者
高重正明
出 版 社
裳華房
価 格
2,300円
(税別)
【備考】
後期開講のエネルギー変換学を引き続いて履修することが望ましい。
-30-
ISBN
4-7853-2085-0 C3042
バイオエンジニアリング
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:関口 武司
【教育目標】
バイオエンジニアリングは、人を含めた生物の巧みな機能と構造及び生体システムを学び、人と環
境に優しいものづくりを目指した学問分野である。この講義では、生物機能の基礎と工学的応用方法
を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
生物とその特徴
2
生物体を構成する要素
3
生物のエネルギー変換システ
ムⅠ
4
生物のエネルギー変換システ
ムⅡ
5
生物のエネルギー変換システ
ムⅢ
6
生物のエネルギー変換システ
ムⅣ
7
生物の反応応答システムⅠ
8
生物の反応応答システムⅡ
9
生物の反応応答システムⅢ
10
生物の反応応答システムⅣ
11
生物の反応応答システムⅤ
12
生物の反応応答システムⅥ
13
生物の反応応答システムⅦ
14
バイオエンジニアリングの応
用Ⅰ
15
バイオエンジニアリングの応
用Ⅱ
試験 試験
到 達 目 標
生物の特徴を機械との対比で説明できる。
細胞、組織、器官の構造と機能を説明できる。
生物のエネルギー取り出しとしての呼吸の仕組みを説明できる。
生物のエネルギー取り込としての光合成の仕組みを説明できる。
生物のエネルギー伝達と変換の仕組みを説明できる。
生物のエネルギー変換の工学的応用例を列記できる。
筋肉の構造と収縮の起こり方を説明できる。
動物の運動の多様性とそのメカニズムを説明できる。
神経系による刺激の伝達の仕組みを説明できる。
中枢神経系と末梢神経系の働きを説明できる。
自律神経系の仕組みと働きを説明できる。
植物の水分調節の仕組みを説明できる。
生物の反応応答システムの工学的応用例を列記できる。
バイオチップの工学的応用への可能性について説明できる。
バイオプロセスを活用したバイオエネルギー生産の例について説明
できる。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回の授業内容を復習しておくこと。復習の成果を確認するため、次回の授業で小テストを行なう。
【評価方法】
講義中に実施する小テスト、レポート、期末試験により総合評価する。
-31-
計測工学
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:電子計測(電子情報学科)
担当教員:東 之弘
【教育目標】
一般の計測技術に共通的な基礎知識を学び、同時に、多様化した計測機器の基礎知識を習得し、最
終的に生体分野に特徴的な計測技術についての知識を習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
計測の基礎
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
「ものを測る」ということを学び、計測の基本的方式を学び、直接測定
と間接測定の違いを説明できる。
SI単位
SI単位を理解し、従来使われてきた単位系からの変換が正しく、適切に
実行できる。
センサと計測器の性能評 センサと計測器の違いを説明できる。計測器を使用する上で、感度、分
価
解能、直線性などそれぞれの性能評価方法を説明できる。
計測誤差の表現
偏りとばらつきの違いを理解し、
実際の測定データを正しく表記できる。
長さをはかる
長さの単位、1メートルの定義を理解するとともに、長さを測る基本方
式を習得する。さらに長さを測る計測器を、長さに応じて使い分けるこ
とができる。
力をはかる
力の単位、力の計測方法と材料力学との関係を理解し、応力やひずみの
計測方法を説明できる。
流体圧力をはかる
圧力の定義を理解し、
流体の圧力測定方法と様々な圧力測定装置を学び、
条件に応じて使い分けられる。
流量をはかる
流速の計測原理をベルヌーイの式を用いて理解し、流速と流量の計測方
法および流量測定装置を説明できる。
温度をはかる(1)
温度の計測を、熱力学の基本法則に基づいて学び、温度範囲に対応した
各種温度計の種類を知り、熱電対について説明できる。
温度をはかる(2)
抵抗温度計やサーミスタ、非接触式温度計である放射温度計について説
明できる。
まとめ1
第1回から第10 回までの講義の要点をまとめ、小テストをおこなう。
生体計測とは
静止物体の計測と生体計測の違いを理解し、生体計測において特に注意
しなければならないデータのばらつきや再現性を説明できる。
生体の信号
周期的に現れる生体信号を、周期関数として取り扱うことが便利である
ことを理解し、波動や電気の知識と結びつけて説明できる。
電気信号への変換
生体信号を電気信号に変換して計測する計測技術を取り扱うための基礎
知識を電気回路を対応付けて、説明できる。
まとめ2
第12回から第14 回までの講義の要点をまとめ、小テストをおこなう。
試験
試験を実施する。
【準備学習】
予習と復習を必要とする。
【評価方法】
小テストと期末試験の結果から評価する。
【テキスト】
書 名
はじめての計測工学
著 者
出 版 社
価 格
南茂夫・木村一郎・ 講 談 社 サ イ エ ン 3,000円
荒木勉
ティフィック
-32-
ISBN
4-06-153954-X
エネルギー変換学
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:電気磁気学Ⅱ(電子情報学科)
担当教員:高重 正明
【教育目標】
本講義では、主として電気的磁気的エネルギーを他の形態のエネルギーに変換(あるいはその逆変
換)するための基礎知識を紹介する。まずエネルギーに関する一般的原理を学んだ上で、前期開講の
電気磁気学で履修した順番で、エネルギーに関係した項目について学んでいく。さらにエネルギー変
換材料としての圧電材料や磁性材料、光と電気エネルギーの変換材料、原子核のエネルギーなども学
ぶ。将来、技術者や教員として活動していく上で、エネルギーという視点に鋭敏な人材になれること
を目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
全体の紹介
各種のエネルギー
到 達 目 標
本講義の目的、
意義、
講義のやり方(教科書の使い方)など全体の流れなどを把握する。
運動エネルギー、ポテンシャルエネルギーなど多岐に渡るエネルギーがあることを学び、
エネルギーの定義を説明できるようになる。
エネルギーの変換
エネルギーの変換とは何かということを学ぶ。初等的な熱力学も学ぶ。エネルギー保
存則、永久機関などについて説明できるようになる。
電場のエネルギー
コンデンサーの充電、放電について学ぶ。電場が存在することとそこにエネルギーが
存在することは等価であることを説明できる。
ジュール熱(計算問題)
オームの法則を復習する。ジュール熱について理解して練習問題が解けるようになる。
電力、栄養学のカロリー
身近な電力消費、家庭内の電流電圧、電力消費を計算出来るようになる。栄養学の
カロリーと電気エネルギーの比較が出来るようになる。
直流電動機の原理(図解 アンペールの法則を復習する。フレミングの左手の法則やモーターの回転の原理を図
問題)
解して説明できるようになる。
ローレンツの力
荷電粒子の磁場中での運動を学ぶ。サイクロトロン、プラズマ閉じ込め、MHD発電な
どにはローレンツの力が重要であることを説明できる。
発電機の原理(図解問題、 ファラディの電磁誘導の法則や磁場中の運動導体に誘起される起電力の原理などを復
計算問題)
習する。発電機の原理を図解して説明できる。
磁場のエネルギー
回路要素としてのインダクタンスを復習する。コイルに電流を流すときにはエネルギーが
溜まっていることを説明できる。
電磁波のエネルギー
電磁波について復習する。電磁波がエネルギーを運んでいることを説明できる。
光とエネルギー
光も電磁波であることを復習する。光エネルギーから電気エネルギーへの変換(その逆)
にはどのようなものがあるかを説明できる。
エネルギー変換材料
圧電材料や磁性材料について学ぶ。これらが電気機械変換材料、電気磁気変換材
料などとしてどのような分野で使われているかを説明できる。
エネルギーに関するいくつ 熱電変換材料、核エネルギー、地球温暖化など上記できなかった話題について補足
かの話題
的に学ぶ。エネルギーには様々な視点があることを説明できる。
まとめ
講義全体をまとめ質疑応答する。レポートを書く際の目標や方法を自ら決められるよう
になる。
試験は実施しない。
【準備学習】
毎時間に次の時間までに教科書の中で目を通しておくべき重要部分を指示するので必ず予習してお
くこと。
【評価方法】
授業中の問題練習の評価を50点+レポート50点、総計で60点以上を合格とする。
【テキスト】
書 名
スタンダード電磁気学
著 者
高重正明
出 版 社
裳華房
価 格
2,300円
(税別)
ISBN
4-7853-2085-0 C3042
著 者
田沼誠一
出 版 社
裳華房
価 格
1,800円
(税別)
ISBN
4-7853-2041-9 C3042
【参考書】
書 名
エネルギー変換
【備考】
前期開講の電気磁気学を予め受講しておくことが望ましい。
-33-
動物行動学
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:岩田 惠理
【教育目標】
動物行動学とは、動物の人間も含めた動物の行動の理由と仕組みを調べる生物学の一分野である。
「動物行動学」では、古典的動物行動学から近年の行動生態学や行動生理学の研究についての概要と、
行動学の応用的側面についての知識を習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
行動学と関係学
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
「動物行動学」、「ヒトと動物の関係学」の概念について説明すること
ができる。
動物の行動
動物の家畜化の過程、行動の特性についてわかりやすく説明すること
ができる。
古典的エソロジー
ティンバーゲンやローレンツ等の古典的エソロジーの概念について説
明することができる。
動物の身体のしくみ
動物の行動を引き起こす身体のしくみについて説明することができる。
生殖と子育て
動物の性行動や子育て行動の概略について説明することができる。
動物のコミュニケーション 動物のコミュニケーションの方法について説明することができる。
行動学の発展
動物行動学の「4つの質問」を説明することができる。
まとめ1
前半の内容のまとめ、および補足説明を実施する。
神経行動学
神経行動学の定義とその概略について説明することができる。
行動生態学
行動生態学の定義とその概略について説明することができる。
応用動物学
応用動物の定義とその概略について説明することができる。
動物のトレーニング
条件付けとトレーニングの基礎理論について説明することができる。
動物とヒトとの関わり合い 動物とヒトとの関わり合いの歴史的背景、および現状について説明す
ることができる。
問題行動
ペットの問題行動とその理由について、基本的な事柄を説明すること
ができる。
まとめ2
後半の内容のまとめ、および補足説明を実施する。
定期試験は実施しない。
【準備学習】
テキストの該当箇所を熟読して、疑問点を持って授業に臨むこと。
【評価方法】
小テスト(70%、各章終了後に複数回実施)
、および受講態度(30%)で評価する。
【テキスト】
書 名
ペットと暮らす行動学と関係
学
著 者
桜井富士朗・尾形庭
子・斎藤徹・岡ノ谷
一夫
出 版 社
アドスリー
価 格
3,000円
ISBN
4-900659-27-4
【参考書】
特に指定しないが、図書館には関連図書が数多く整備されているので、これらを利用適宜利用する
こと。
-34-
地球化学
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:資源・エネルギー概論(生命環境学科)
担当教員:吉田 喜孝
【教育目標】
設定された到達目標を調査ならびに整理を通じ、問題解決能力と問題発見能力を培うことを目標と
する。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
炭素循環
窒素循環
水循環
海洋循環
大気循環
大気汚染
酸性雨
地球の姿
地殻に多いもの少ないもの
プレート
マントルと中心核
元素の地球化学的分類
同位体地球化学
放射性元素と年代測定
まとめ
到 達 目 標
4つのリザーバーが指摘できる。
3つのリザーバーが指摘できる。
水量の収支について説明できる。
既知情報と未知情報との判別ができる。
講義中の用語を用いて説明できる。
フロンについて説明できる。
発生機構について説明できる。
おおまかな構造が説明できる。
代表例を二つあげて説明できる。
地震との関係を指摘できる。
おおまかな位置関係が指摘できる。
通常の分類との違いが指摘できる。
違いが指摘できる。
初歩的問題が解ける。
各回の内容のポイントが指摘できる。
試験は実施しない。
【準備学習】
前回の講義内容と到達目標を復習して授業に臨む。
【評価方法】
毎回課している到達目標確認レポートの内容、提出数ならびに出席数による。
【参考書】
書 名
元素大百科事典
著 者
B.エングハウス
出 版 社
朝倉出版
-35-
価 格
27,300円
ISBN
14078-1
生命科学演習
2 年 後期 選択必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:基礎ゼミナールⅡ(生命環境学科)
担当教員:佐藤 健二,梅村 一之,佐々木秀明
【教育目標】
2年次からは生命科学コースの基礎的、かつ本格的な専門科目が開講になるが、生命科学コースの
教育内容を理解した上で3年次以上の専門科目が履修できるよう、生命科学コースの教育内容に関す
る特徴的・専門的な内容・実践について知識とテクニックを習得することを目的とする。さらに、講
演会や環境関連施設の見学会を実施して生命科学コースに関わるキャリアと見識を得ることも目標と
する。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
生命科学演習ガイダンス
到 達 目 標
グループごとに担当する教員が変わり、その講義形式と実践形式の授業内
容について概説できる。なお、担当教員ごとの具体的な実施内容とその到
達目標を以下に示す。
環境の中の様々な物質を測定するために利用されている各種分析法につい
て、その利用分野や測定方法を説明できる。
環境分析や食品分析などを含む分析化学領域における最近の話題につい
て説明できる。
環境分析に用いられる蛍光X線分析法について、その装置概略や応用性
について説明できる。
生命科学コースでの環境分
析学(1)(佐藤健二)
生命科学コースでの環境分
析学(2)(佐藤健二)
蛍光X線分析法を用いる各
種元素の測定(1)
(佐藤健二)
蛍光X線分析法を用いる各 蛍光X線分析法を用い身近にある物の中にどのような元素が存在するかに
種元素の測定(2)
ついて実際に分析操作ができる。
(佐藤健二)
生命科学コースでの生物有 自然界に存在する生理活性物質の発見の経緯や作用メカニズム、さらに生
機化学(1)(梅村一之)
物化学的な特徴について説明できる。
生命科学コースでの生物有 動植物からカビや細菌が造りだす様々な生理活性物質について、生物化学
機化学(2)(梅村一之)
的な特徴と作用について説明できる。
質量分析計によるカフェイン 質量分析計を用いた基本的な測定方法(お茶やコーヒー中のカフェインの測
の分析(梅村一之)
定など)について把握し、装置概要やスペクトルの同定について説明できる。
質量分析系計によるニコチ 質量分析計を用いた基本的なGCMS分析(タバコ中のニコチンの測定など)
ンの分析(梅村一之)
について把握し、GCMS分析の有用性について説明できる。
生命科学コースでの環境生 海洋環境と水産業との関係を、海藻類の生産を例に説明できる。
物学(1)(佐々木秀明)
生命科学コースでの環境生 遺伝子組換え技術に関して、遺伝子組換え植物を例に説明できる。
物学(2)(佐々木秀明)
大 学 構 内 の 樹 木 の 観 察 樹皮や葉の形状から、樹木を同定することができる。
(佐々木秀明)
光学顕微鏡による生物試料 光学顕微鏡による生物試料の観察方法と、生物学におけるスケッチの方法
の観察(佐々木秀明)
を説明できる。
生命科学コースにおけるキャ 生命科学コースにおけるキャリアとは何か?について考えたことを踏まえ生命
リアデザイン
科学コースでの履修目的を明確にし将来の目標を立てることができる。
生命科学関連施設の見学
原子力発電所等の施設見学を通じて、生命科学コースにおける生物と環境
との関わりについて説明することができる。
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
配布されるプリント資料の内容について予習をしておく。
【評価方法】
各教員による個別の指導内容などにより総合的に評価する。出席を重視する。
【テキスト】
必要に応じてプリント資料を配付する。
【備考】
2年次前期に開講している生命科学コースの専門選択科目を履修していることが望ましい。
-36-
生化学
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:生化学Ⅰ(生命環境学科)
担当教員:佐々木秀明
【教育目標】
生命の基本単位である細胞で起こっている複雑な生命現象を化学の言葉によって理解する学問が生
化学である。生化学では、生体物質であるタンパク質、糖質、脂質や核酸の構造や機能、細胞内で行
われる物質代謝、エネルギー生成およびその利用システムを学び、生命の理解に努めるとともに、生
命科学関連諸科目を学ぶための基礎知識を習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
糖質(1)
糖質(2)
脂質(1)
脂質(2)
タンパク質(1)
タンパク質(2)
タンパク質(3)
酵素(1)
酵素(2)
酵素(3)
糖代謝(1)
糖代謝(2)
糖代謝(3)
核酸(1)
核酸(2)
試験
到 達 目 標
糖質の基本的な構造と性質を説明できる。
単糖類、二糖類および多糖類の種類、構造および機能を説明できる。
脂質の基本的な構造と性質を説明できる。
脂肪酸、単純脂質および複合脂質の種類、構造および機能を説明できる。
タンパク質の構成単位であるアミノ酸の構造と性質を説明できる。
タンパク質を構成するアミノ酸の種類およびペプチド結合を説明できる。
タンパク質の高次構造を説明できる。
酵素の基本的性質を説明できる。
酵素反応速度論を説明できる。
酵素反応の調節機構を説明できる。
解糖系および発酵の反応とエネルギー収支を説明できる。
クエン酸回路およびペントースリン酸回路の反応とエネルギー収支を説明できる。
電子伝達系と酸化的リン酸化を説明できる。
核酸の基本的単位であるヌクレオチドの構造を説明できる。
DNAとRNAの基本構造を説明できる。
第1回~第15回で学んだ内容の理解度を確認するため,試験を実施する。
【準備学習】
毎回必ず予習・復習をしてくること。
【評価方法】
期末試験およびレポートによって評価する。出席も重視する。
【テキスト】
書 名
よくわかる生化学 ー分子生
物学的アプローチー
著 者
藤原 晴彦
出 版 社
サイエンス社
価 格
1,850円
ISBN
4-7819-0948-5
著 者
島原 健三
出 版 社
三共出版
価 格
3,500円
ISBN
4-7827-0275.2
【参考書】
書 名
概説 生物化学
【備考】
基礎生物学、生物学Ⅰ、生物学Ⅱを履修していることが望ましい。
-37-
動物生理学
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:岩田 惠理
【教育目標】
からだ全体のしくみがわかってはじめて、細胞や器官などの機能を理解することができる。
「動物
生理学」では、生理学を通じて生命のしくみの全体像を理解してもらうと同時に、解剖学や形態学の
基礎知識を習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
血液と血液循環
2
呼吸
3
4
5
6
7
8
9
10
消化と吸収
栄養と代謝
排泄
恒常性の維持
内分泌系と機能
まとめ1
ホルモンと作用
生殖
11
12
13
14
神経系と情報伝達
感覚
骨格と筋肉
生体防御と免疫
15
試験
まとめ2
到 達 目 標
循環器系の器官の働きを説明することができる。血液凝固のしくみを説明する
ことができる。血液細胞の種類と各々の役割について説明することができる。
呼吸器系の器官の働きを説明することができる。ガス交換の原理について説明
することができる。
消火器系の器官の働きを説明することができる。
栄養素の代謝について説明することができる。
肝臓と腎臓の機能と働きについて説明することができる。
体液・体温の調節機構について説明することができる。
内分泌系の器官の働きについて説明することができる。
前半の内容のまとめ、および補足説明を実施する。
代表的なホルモンの名称、産生器官、作用について説明することができる。
生殖器系の器官の働きを説明することができる。性周期、妊娠、分娩などの一
連の流れを説明することができる。
神経細胞の構造とその情報伝達のしくみについて説明することができる。
感覚受容器、および感覚の伝達経路について説明することができる。
骨格と筋肉の構造と機能について説明することができる。
免疫系の器官の働きと免疫反応の種類と仕組みについて説明することができ
る。
後半の内容のまとめ、および補足説明を実施する。
定期試験は実施しない。
【準備学習】
テキストの該当箇所を熟読して、疑問点を持って授業に臨むこと。
【評価方法】
小テスト(70%、各章終了後に複数回実施)
、および受講態度(30%)で評価する。
【テキスト】
書 名
図説基礎動物生理学
著 者
東條英昭・奈良岡準
出 版 社
アドスリー
価 格
2,200円
ISBN
978-4-900659-71-1
著 者
出 版 社
V.Aspinal・M.O'Reilly 文永堂
価 格
9,000円
ISBN
978-4-8300-3211-0
【参考書】
書 名
わかりやすい獣医解剖生理学
【備考】
内容の理解のためには、1年次の生物系の科目を履修していることを強く推奨する。
-38-
無機化学
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:生物無機化学Ⅰ(生命環境学科)
担当教員:吉田 喜孝
【教育目標】
到達目標の課題について調査と整理を通じ問題解決能力と問題発見能力を培うことを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
原子の構造
放射能
水素原子の電子構造
電子配置と周期律
原子価
イオン結合
共有結合
金属結合
結晶構造
触媒
Ia族元素とその化合物
IIa族元素とその化合物
VIIb族元素とその化合物
0族元素
まとめ
到 達 目 標
水素原子について大きさを指摘できる。
4つの放射性壊変を指摘できる。
光学スペクトル線とエネルギー準位との関係を指摘できる。
周期の数と族の数の役割を指摘できる。
例を指摘できる。
塩化ナトリウムの生成について説明できる。
シリコン結晶構造を説明できる。
電子の役割を指摘できる。
いくつかの構造例を指摘できる。
有名な触媒反応を指摘できる。
塩化ナトリウム以外の化合物を指摘できる。
炭酸カルシウムを含む物質名を指摘できる。
ハロゲンを主とした塩化ナトリウム生成について説明ができる。
不活性と電子構造との関係を指摘できる。
目標の達成を確かめることができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
前回の講義内容と到達目標を復習し授業に臨む。
【評価方法】
毎回の目標到達課題レポートの内容、提出数、出席数による。
【参考書】
書 名
ブラディ 一般化学
著 者
若山信行 訳
出 版 社
東京化学同人
-39-
価 格
2,950円
(税別)
ISBN
9784807903474
生物有機化学
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:梅村 一之
【教育目標】
生命活動に深く関わるアミノ酸、脂質、核酸、糖類、さらにビタミン、アルカロイド、毒物、抗生
物質、フェロモン、ホルモンなどの生理活性物質に纏わる研究の経緯と基本構造、化学的な性質、作
用とメカニズムについて学び、説明できることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
項 目
生物有機化学の講義につ
いて
生物有機化学の基礎I
生物有機化学の基礎II
4
アミノ酸とタンパク質
5
カルボン酸と脂質
6
核酸とDNA
7
単糖類と多糖類
8
ビタミン
9
アルカロイド
10
毒物とアレロパシー物質
11
12
薬と麻薬
抗生物質と耐性菌
13
フェロモンとホルモン
14
まとめI
15
まとめII
試験
試験
到 達 目 標
講義内容を把握し、講義の準備をすることができる。
生物有機化学に関する基本事項を把握し、説明することができる。
生物有機化学に関わる、アミノ酸、脂質、核酸、糖類などについて把握
し、説明することができる。
アミノ酸およびタンパク質の基本構造と生物化学的な特徴について把握
し、説明することができる。
カルボン酸と脂質の基本構造と生物化学的な特徴について把握し、説明
することができる。
核酸およびDNAやRNAの基本構造と生物化学的な特徴について把握し、
説明することができる。
グルコースなどの単糖類とアミロースなどの多糖類の基本構造と生物化
学的な特徴について把握し、説明することができる。
ビタミンの種類と生物化学的な作用・特徴について把握し、説明するこ
とができる。
アルカロイドの種類と生物化学的な特徴について把握し、説明すること
ができる。
毒物やアレロパシー物質の種類と生物化学的な特徴について把握し、説
明することができる。
薬の始まりと麻薬成分について把握し、説明することができる。
抗生物質発見の意義と基本的な作用について把握し、耐性菌出現の原因
について、説明することができる。
フェロモンとホルモンの種類と基本的な作用について把握し、説明する
ことができる。
生物有機化学に関わる、アミノ酸、脂質、核酸、糖類などについて、要
点をまとめることができる。
生物有機化学に関わる、ビタミン、アルカロイド、毒物、抗生物質、フェ
ロモン、ホルモンなどについて、要点をまとめることができる。
試験を実施する。
【準備学習】
講義内容に沿って予習・復習を行うこと。
【評価方法】
定期試験、授業中のテスト、レポート等によって評価する。出席を重視する。
【参考書】
書 名
著 者
マクマリー生物有機化学 基礎化学編 Mcmurry, Castellion
マクマリー生物有機化学 有機化学編 Ballantine マクマリー生物有機化学 生化学編
菅原二三男 監訳
【備考】
必要に応じて資料等を配布する。
-40-
出 版 社
丸 善(株)出 版
事業部
価 格
4,800円
4,900円
5,200円
ISBN
978-4-621-07824-2
978-4-621-07825-9
978-4-621-0782
分析化学
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:生命環境演習Ⅰ(生命環境学科)
担当教員:佐藤 健二
【教育目標】
本講義は、我々の身近な生活、或いは、我々を取り巻く環境の中に存在する様々な化学物質を正し
く分析するには、必要となる専門的な知識が必要である。そこで、まず実験で得られたデータの取り
扱い方や各種単位、そして実験で使用する各種試薬溶液の調製法や化学反応における量的な関係につ
いて修得することを目的とし、次いで、分析化学で必要な溶液内のイオン平衡に関する基礎事項につ
いて習得することも目的とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
分析化学とは
分析化学とは何か?について説明できる。また、本講義の教育目的を説明
できる。
2
データの取り扱い(1) ―測定値(分
析データ)と誤差―
測定値(分析データ)には誤差が含まれることを理解し測定値を集団として
処理することが必要であることが理解し説明できる。
3
データの取り扱い(2) ―標準偏差、 正確と精度、測定値の再現性について説明できる。標準偏差と相対標準
相対標準偏差―
偏差が説明でき算出できる。
4
データの取り扱い(3) ―棄却検定
(Qテスト)
,t検定,f検定―
5
有効数字と科学的表記法、SI基本
単位と単位の変換
有効数字と科学的表記法を考えながら計算できる。また、単位の換算表な
どを用い容易に単位の変換ができる。
6
まとめ(1)
授業項目、2~5までの講義内容について記述式による理解度テストを行な
い、それまでの学習内容の修得度合いを確認する。
7
物質の濃度(1) ―重量%、
容量%、 重量%、容量%、重容%、それぞれの濃度単位が説明でき、具体的な調
重容%―
製法を記述できる。
8
物 質 の 濃 度(2) ― モ ル 濃 度、 モル濃度、ppm、ppb、それぞれの濃度単位が説明でき、具体的な調製法
ppm、ppb―
を記述できる。
9
濃度の希釈(1) ―重量%、
容量%、 重量%、容量%、重容%、それぞれの濃度について正確かつ具体的な希
重容%―
釈操作法が記述できる。
10
濃 度 の 希 釈(2) ― モ ル 濃 度、 モル濃度、ppm、ppb、それぞれの濃度について正確かつ具体的な希釈法
ppm、ppb―
が記述できる。
11
まとめ(2)
授業項目、7 ~ 10までの講義内容について記述式による理解度テストを行
ない、それまでの学習内容の修得度合いを確認する。
12
水素イオン濃度(pH)
pHについて説明でき、水素イオン濃度、或いは水酸化物イオン濃度からpH
値を算出できる。
13
酸・塩基、塩のpHと緩衝溶液
弱酸、弱塩基のpH、強酸と弱塩基、弱酸と強塩基、或いは弱酸と弱塩基
による各種塩のpH値について算出できる。また、緩衝作用・緩衝溶液につ
いて説明できる。
14
イオン平衡
中和滴定やキレート滴定、それに液-液抽出平衡などで取り扱われる各種
の化学平衡について説明できる。
15
まとめ(3)
これまでの講義内容について記述式による理解度テストを行ない、本講義の
学習内容の修得度合いを確認する。
試験
試験は実施しない。
試験
Qテスト、t検定、f検定について計算できる。
【準備学習】
配付するプリントを基に予習、復習を欠かさず行うこと。
【評価方法】
まとめ(1)、(2)及び(3)の理解度テストにより総合的に評価する。出席を重視する。
【テキスト】
プリントを配付する。
【参考書】
書 名
定量分析化学
著 者
R.A.ディ Jr.・A.L.アンダーウッ
ド/鳥居泰男・康 智三共訳
出 版 社
培風館
-41-
価 格
3,360円
ISBN
4-563-04151-3
細胞生物学
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:岩田 惠理
【教育目標】
細胞は生物の構成単位であると同時に、
機能上の単位でもある。「細胞生物学」では、細胞が示す様々
な生命現象を概説することを通じて、生物のもつ階層性を理解してもらうと同時に、生命科学に必要
な基礎知識を習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
原核細胞と真核細胞
2
細胞の研究法
3
遺伝子とタンパク質
4
5
6
細胞膜の構造と機能
核と膜小器官
細胞内エネルギー代謝
7
8
9
10
11
細胞骨格と細胞運動
まとめ1
細胞分裂と細胞周期
細胞の情報伝達1
細胞の情報伝達2
12
13
14
細胞接着と組織の形成
細胞外マトリックス
組織の再生と幹細胞、が
ん
まとめ2
15
試験
到 達 目 標
原核細胞と真核細胞のちがいについて説明することができる。
細胞を用いた研究法についての概略を説明することができる。
遺伝子からタンパク質が翻訳されるまでの一連の流れを説明することが
できる。
細胞膜の構造・特徴・機能について説明することができる。
細胞内小器官の構造と機能について説明することができる。
細胞内で行われているエネルギー代謝の概略について説明することがで
きる。
真核細胞の細胞骨格とその運動について説明することができる。
前半の内容のまとめ、および補足説明を実施する。
細胞分裂と細胞周期の概略について説明することができる。
シグナル受容体とは何か、
またその概念について説明することができる。
シグナル伝達カスケードについて、具体例をあげて説明することができ
る。
細胞接着因子と組織形成との関係について説明することができる。
細胞外マトリックスの種類と働きについて説明することができる。
組織の更新・再生・がん化のメカニズムについて説明することができる。
前半の内容のまとめ、および補足説明を実施する。
定期試験は実施しない。
【準備学習】
テキストの該当箇所を熟読して、疑問点を持って授業に臨むこと。
【評価方法】
小テスト(70%、各章終了後に複数回実施)と受講態度(30%)で評価する。
【テキスト】
書 名
ベーシックマスター細胞生物学
著 者
尾張部克志・神谷律
出 版 社
オーム社
価 格
3,600円
ISBN
978-4-274-20744-0
【参考書】
特に指定しないが、図書館には関連図書が数多く整備されているので、これらを利用適宜利用する
こと。
【備考】
内容の理解のためには、2年前期までの生物系の科目の多くを履修していることを強く推奨する。
-42-
分子遺伝学
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐々木秀明
【教育目標】
生命活動の基本は、細胞内で行われる遺伝情報伝達である。分子遺伝学では、細胞遺伝および分子
遺伝による遺伝情報伝達を学ぶことにより、生命の理解に努めるとともに、生命科学関連諸科目を学
ぶための基礎知識を習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
項 目
細胞分裂(1)
細胞分裂(2)
細胞分裂(3)
細胞遺伝(1)
細胞遺伝(2)
ゲノム
DNAの複製(1)
DNAの複製(2)
遺伝子の転写(1)
遺伝子の転写(2)
タンパク質合成(翻訳)
(1)
12
タンパク質合成(翻訳)
(2)
13
遺伝子の発現制御(1)
14
遺伝子の発現制御(2)
15
遺伝子の突然変異
試験 試験
到 達 目 標
細胞周期および体細胞分裂過程を説明できる。
減数分裂過程を説明できる。
染色体の基本構造を説明できる。
メンデルの法則を説明できる。
メンデル遺伝以外の遺伝様式を説明できる。
ゲノムサイズの多様性と生物種との関係を説明できる。
DNAの半保存的複製を説明できる。
DNAの複製過程を説明できる。
DNAからmRNAが合成される転写システムを説明できる。
転写後に行われるRNAの修飾および加工過程を説明できる。
翻訳に関わるtRNAとリボソームの構造を説明できる。
翻訳過程を説明できる。
ラクトースオペロンの遺伝子発現制御を説明できる。
ガン遺伝子の発現制御を説明できる。
遺伝子の突然変異のメカニズムを説明できる。
第1回~第15回で学んだ内容の理解度を確認するため、試験を実施する。
【準備学習】
毎回必ず予習・復習をしてくること。
【評価方法】
期末試験およびレポートによって評価する。出席も重視する。
【テキスト】
書 名
よくわかる生化学 ―分子生
物学的アプローチ―
著 者
藤原 晴彦
出 版 社
サイエンス社
価 格
1,850円
ISBN
4-7819-0948-5
著 者
田中 一朗
出 版 社
サイエンス社
価 格
1,850円
ISBN
4-7819-0917-5
【参考書】
書 名
よくわかる遺伝学 ―染色体
と遺伝子―
【備考】
生化学を履修していることが望ましい。
-43-
物理化学
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:生物物理化学Ⅰ(生命環境学科)
担当教員:吉田 喜孝
【教育目標】
到達目標で設定された課題について調査と整理を通じ問題解決能力と問題発見能力を培うことを目
標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
理想気体
ジュールの実験
温度と熱
気体分子運動
エネルギー保存
エントロピー
熱力学第二法則
状態の変化
熱力学と化学平衡
零次化学反応
一次化学反応
元素と同位体
放射能
トレーサー
まとめ
到 達 目 標
圧力、体積、温度の関係が説明できる。
実験内容の説明ができる。
双方の関係が説明できる。
講義中の用語を用い説明できる。
例をあげて説明できる
無秩序について説明できる
例をあげることができる。
例をあげて説明できる
講義中の用語を用い説明できる。
初歩的な問題が解ける。
初歩的な問題が解ける。
中性子の役割について説明できる。
ウラン238の壊変について説明できる。
講義中の用語を用い説明できる。
各回の内容のポイントが指摘できる。
試験は実施しない。
【準備学習】
前回の講義内容と到達目標を復習し授業に臨む。
【評価方法】
毎回課す目標達成レポートの内容、提出数、出席数による。
【参考書】
書 名
ムーア 新物理化学
著 者
藤代亮一 訳
出 版 社
東京化学同人
-44-
価 格
ISBN
定量分析学
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:環境分析学Ⅰ(生命環境学科)
担当教員:佐藤 健二
【教育目標】
環境中に排出された様々な化学物質の濃度は、時間と共に拡散したり分解などによって減少してい
く。また、拡散した化学物質の濃度は、環境という名の容器の中では必ずしも均一ではなく、試料の
採取や前処理などが適切に行われていなければ、いかに高価な分析機器を使用しようとも正確に分析
できない。以上のことを踏まえ環境中の化学物質の各種分析手法や定量法について修得することを目
標とする。
【授業計画】
No.
1
2
5
項 目
定量・定性と分析化学
吸 光 光 度 分 析 法(1) ― 電 磁
波の種類と光の吸収―
吸 光 光 度 分 析 法(2) ― 装 置
と原理―
吸 光 光 度 分 析 法(3) ― 操 作
と応用―
まとめ(1)
6
クロマトグラフ分析法
7
9
高速液体クロマトグラフ分析法
(1) ―装置―
高速液体クロマトグラフ分析法
(2) ―検出器の種類と応用―
まとめ(2)
10
環境の汚染と環境基準
3
4
8
11
12
13
14
15
試験
分析するための試 料の調製法
(分析試料の前処理)
定量分析(1) -定量法―
定量分析(2) -分析感度と検
出下限―
各種分析機器と公定法
まとめ(3)
試験
到 達 目 標
定量と定性について説明できる。
吸光光度分析法で利用される電磁波とは何か、又、光が吸収するこ
ととは何か、について説明できる。
吸光光度分析装置の光学系、およびLambert(Bouguer)-Beerの法則
について説明できる。
吸収スペクトルと吸収極大について説明できる。発色試薬の利用につ
いて説明できる。
授業項目、2 ~ 4までの講義内容について記述式による理解度テスト
を行ない、それまでの学習内容の修得度合いを確認する。
クロマトグラフ分析法とは何かについて理解できる。又、クロマトグ
ラフ分析法の分類やその概略が説明できる。
高速液体クロマトグラフ分析装置を構成するポンプやインジェクター
など各装置とその役割が説明できる。
誘導体化法、プレカラム・オンカラム・ポストカラム法、そして検出
器の種類と特徴について説明できる。
授業項目、6 ~ 8までの講義内容について記述式による理解度テスト
を行ない、それまでの学習内容の修得度合いを確認する。
環境汚染の実態や汚染の確認のための分析の必要性、また、環境
基準値の単位などについて説明できる。さらに、分析調査と試料採
取法についても説明できる。
分析試料の前処理の必要性と教材ビデオにより具体的な操作方法に
ついて説明できる。
検量線法、標準添加法、内標準法について説明できる。
分析感度と検出下限が算出できる。
各種機器分析法を比較し、目的にあった分析方法の選択が必要であ
ることを説明できる。さらに、公定法とは何かが説明できる。
これまでの講義内容について記 述式による理解度テストを行ない、
それまでの学習内容の修得度合いを確認する。
試験は実施しない。
【準備学習】
配付するプリントを基に予習、復習を欠かさず行うこと。
【評価方法】
まとめ(1)、(2)及び(3)の理解度テストにより総合的に評価する。出席を重視する。
【テキスト】
プリントを配付する。
【参考書】
書 名
機器分析
著 者
田中誠之・飯田芳男
出 版 社
裳華房
-45-
価 格
3,465円
ISBN
4-7853-3133-X
生命化学実験
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 健二,梅村 一之
【教育目標】
生命化学実験は、生命科学コースにおいて化学系の科目を本格的に学ぼうする学生諸君のために、
主に無機・分析化学系と有機・天然物系に関わる基礎的な実験を実施する。これにより物質の定性・
定量や物質の合成を行なう際の実験操作のテクニックや実験結果に対する科学的な解釈の仕方を習得
することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
ガイダンス
2
実験内容の説明
3
実 験 テ ー マ(1) ― 吸 光 分
析法による吸収スペクトル
とモル吸光係数の測定―
実 験 テ ー マ(2) ― カ フ ェ
インの抽出―
実験テーマ(1)、(2)の解説
およびレポート作成指導
実 験 テ ー マ(3) ― 食 酢 中
の酢酸の定量―
実 験 テ ー マ(4) ― ナ イ ロ
ン-6,6の合成―
実験テーマ(3)、(4)の解説
およびレポート作成指導
実 験 テ ー マ(5) ― キ レ ー
ト 滴 定 法 に よ るCaイ オ ン
とMgイオンの測定―
実 験 テ ー マ(6) ― 単 糖 類
と多糖類の性質と反応―
実験テーマ(5)、(6)の解説
およびレポート作成指導
実 験 テ ー マ(7) ― 食 料 品
などの中のL-アスコルビン
酸の測定―
実 験 テ ー マ(8) ― ヘ ス ペ
リジンの抽出―
実験テーマ(7)、(8)の解説
およびレポート作成指導
まとめ
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
試験
到 達 目 標
生命化学実験の目標、安全に実験を行うために必要な事項について説
明できる。
本実験で実施する8テーマの実験内容について、その理論や実験操作
を説明することができる。
メチルオレンジの酸性とアルカリ性における吸収スペクトルを測定
し、それぞれの検量線を作成、そしてモル吸光係数を求めることで吸
光分析法の基本操作を実行できる。
カフェイン分子の特徴や生理学的な性質について説明でき、基本的な
抽出操作を行うことができる。
実験テーマ(1)、(2)の内容についてレポートにまとめることができる。
酸‐塩基滴定法を利用する食酢中の酢酸の定量法を実行できる。
ナイロン分子の特徴や化学的な性質について説明でき、塩化チオニル
を用いた基本的な実験操作を行うことができる。
実験テーマ(3)、(4)の内容をレポートにまとめることができる。
キレート試薬としてEDTAを用いたキレート滴定法により、ミネラル
ウォーターなどの中のCaイオンとMgイオンの測定法を実行できる。
単糖類と多糖類の分子構造の特徴について説明することができ、グル
コースやアルギン酸を用いた実験操作を行うことができる。
実験テーマ(5)、(6)の内容をレポートにまとめることができる。
HPLC法及びインドフェノール法によるL-アスコルビン酸(還元性ビ
タミンC)の測定法を食品試料などに応用できる。
フラボノイドやヘスペリジンの化学的な性質・生理学的な特徴につい
て説明でき、フェノール系化合物を取り扱うことができる。
実験テーマ(7)、(8)の内容をレポートにまとめることができる。
無機・分析系、有機・天然物系実験で行ってきた実験の基本原理と実
験結果の総括を行い体系的にまとめることができる。
試験は行わない。
【準備学習】
実験実施に当たっては,ガイダンス時に配付する「生命化学実験テキスト」の中の各実験テーマの
記述内容を実験当日までに読み予習しておくこと。
【評価方法】
実験操作に対する態度や実験テーマ毎に提出されたリポート内容などにより総合的に評価する。出
席を重視する。
【テキスト】
実験担当教員が作成した「生命化学実験テキスト」を配付する。
【備考】
無機・分析系の実験内容を理解するには、分析化学と定量分析学の科目を履修することが望ましい。
有機・天然物系の実験内容を理解するには、化学、生物有機化学等の科目を履修することが望ましい。
-46-
コンピュータ技術演習
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:電子工学序説(電子情報学科)
担当教員:高山 文雄
【教育目標】
コンピュータを利用する立場において、一定のスキルを有することを示すために、各種資格を取得
することは客観的な証明となる。その第一段階として、パソコン検定の資格を取得することを目指す。
パソコン検定では1級から5級までの8種が実施されているが、この科目では、企業入社時に必要と
されるICT利活用能力を有するレベルである、4級の資格を取得することを目的とし、パソコン検定
事務局発行の教材であるCS-Oneを用いて学習を進める。
【授業計画】
No.
項 目
1
コンピュータ知識I
2
コンピュータ知識II
3
コンピュータ知識III
4
5
6
7
8
9
10
11
OS Windows
Vista
OS Windows Xp
OS Wi ndows Xp
II
ネットワーク
(インター
ネット)I
ネットワークII、情報
モラルと情報セキュリ
ティ
ワードプロセッシン
グI
ワードプロセッシン
グII
12
ワードプロセッシン
グIII
表計算I
13
14
表計算II
表計算III
15
試験
まとめ、模擬試験
到 達 目 標
コンピュータ知識に関するアセスメントテストを受け、各自のレベルを把握する。
コンピュータ知識に関するラーニングを受け、知識を増やす。
コンピュータ知識に関するアチーブメントテストを受け、達成度を各自が評価す
る。
その後ラーニングを行い最後にアチーブメントテストにより達成度を各自が評価
する。
OS Windows Xpに関するアセスメントテストを受け、各自のレベルを把握しそ
の後ラーニングを行う。
OS Windows Xpに関するラーニングを続け終了したら、アセスメントテストを
受け各自の達成度を評価する。
ネットワークに関するアセスメントテストを受け、各自のレベルを把握しその後
ラーニングを行う。
ネットワークに関するラーニングを続け、終了後アセスメントテストを受け、達成
度を評価する。ついで情報モラルと情報セキュリティに関するアセスメントテスト
および解説、ラーニング、アチーブメントテストを行う。
MS Word 2007に関するアセスメントテストによりレベルを把握しその後ラーニ
ングを行う。
MS Word 2007に関するラーニングを続け、アチーブメントテストにより達成度
を評価する、Word2007に関するアセスメントテストを受け、各自のレベルを把
握する。
MS Word2007に関するラーニングを続け、終了後アチーブメントテストにより、
達成度を評価する。
MS Excel2007に関するアセスメントテストを受け、各自のレベルを把握し、ラー
ニング後アチーブメントテストを受け、達成度を評価する。
MS Excel2007に関するアセスメントテストを受け、各自のレベルを把握する。
MS Excel2007に関するラーニングを行い、終了後アチーブメントテストにより達
成度を評価する。
P検ホームページの模擬試験に挑戦し、達成度を自己評価する。
試験は実施しない。
【準備学習】
各種テストで合格に必要な点数を獲得できない場合は予習復習を行い、受験した場合には確実に合
格できるようにすること。
【評価方法】
実習の進み具合で評価する。出席を重視する。
-47-
コンピュータシステム概説
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:コンピュータの仕組み(システムデザイン工学科)、情報処理Ⅱ(生命環境学科)
担当教員:中尾 剛
【教育目標】
コンピュータを仕事のツールとして使いこなすためには、操作方法のみではなく、コンピュータシ
ステムを理解する必要がある。この講義では、コンピュータ本体(ハードウエアや周辺機器)
、ソフ
トウエア(OSやアプリケーション)
、インターネット、マルティメディアなどを中心に、3年次以
降の希望コースによらず科学技術学科の学生として、コンピュータシステムや身近な情報機器の仕組
みなどの基礎を理解することを目標とする。また、この講義はITパスポート試験などの情報系資格試
験の基礎的な範囲についても含んでいる。
【授業計画】
No.
1
2
4
項 目
コンピュータの仕組み
コンピュータを構成する
部品と周辺機器
オペレーティングシステム
とユーザインターフェース
コンピュータとデータ
5
6
コンピュータ内部の計算
外部記憶装置
7
アプリケーションソフト
ウェア
メディアと表現の技術
プログラミング言語
3
8
9
10
アルゴリズム
11
12
インターネットの仕組み
インターネットのサービス
13
14
インターネットの利用
携帯できるコンピュータ
15
試験
まとめ
到 達 目 標
コンピュータのはたらきと、五大機能を説明することができる。
コンピュータを構成している様々な部品と役割、周辺機器について説明す
ることができる。
Windowsなど様々なオペレーティングシステムとユーザインターフェースにつ
いて説明することができる。
コンピュータで取りつかうデータの内部表現や入出力の仕組みについて説
明することができる。
コンピュータの内部で行われている演算について説明することができる。
コンピュータの外部に設置する様々な記憶装置(ハードディスク、DVD、
Blu-ray、メモリカード)などについて説明することがでる。
様々なアプリケーションソフトウェアの機能、配布媒体、インストール、著
作権などについて説明することができる。
様々な表現メディアの技術について説明することができる。
ソフトウェア開発に用いられている様々なプログラミング言語について概要
を説明することができる。
コンピュータで処理することのできる様々な計算アルゴリズムについて説明
することができる。
インターネットの仕組みと接続方法について説明することができる。
インターネットで行われてる様々な基本サービスについて説明することがで
きる。
インターネットで提供されているコンテンツについて説明することができる。
携帯することのできる方法端末(携帯電話やスマートフォン、電子書籍端
末など)について説明することができる。
1 回から14 回までの講義をまとめ、理解度を確認する。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回、次の講義の内容について予告するので、関連事項について調べてから講義に臨むこと。
【評価方法】
平素の講義への出席状況および、試験の結果などを総合的に判断する(試験の成績70%、平常の出
席状況、レポートおよび小テストなど30%とする)。
【テキスト】
書 名
最新情報リテラシー
著 者
久野 靖、辰巳丈夫、佐藤義弘
出 版 社
日経BP社
価 格
1,200円
ISBN
978-4-89100-622-8
【備考】
この講義で使用した資料(講義ノート)は、
講義終了後、情報通信ネットワーク研究室のホームペー
ジに掲載する。必ず復習を行い、単元ごとに小テストを実施するので、翌週の講義に臨むことが必要
である。http://pooh.iwakimu.ac.jp/(ただし、学内からのみ閲覧可能で印刷はできない)
-48-
電子情報演習
2 年 後期 選択必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹中 久,江尻陽三郎,中尾 剛
【教育目標】
電子情報技術、
コンピュータ技術を専門に学ぶための基礎知識と技術を習得することが目標である。
コンピュータハードウエアの基礎となる電気電子回路の知識を得ることから始める。また情報処理の
ためのコンピュータソフトウエアの基礎を、流れ図的なビジュアルプログラミングを中心に、アルゴ
リズムの習得を重視して実習する。
【授業計画】
No.
項 目
1
電子情報演習オリエン
テーション
2
電気学基礎
3
オームの法則と直流回路
4
交流と複素数
5
回路素子とインピーダン
ス
能動素子回路と増幅器
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
基礎電子回路
制御プログラミング実習
オリエンテーション
ロボットシミュレータ実
習Ⅰ
ロボットシミュレータ実
習Ⅱ
ロボットシミュレータ実
習Ⅲ
ロボットシミュレータ実
習Ⅳ
ロボットシミュレータ実
習Ⅴ
ロボットシミュレータ実
習Ⅵ
まとめ
試験
到 達 目 標
電子情報演習の目的と行事を説明する。評価方法も説明する。(竹中、
江尻、中尾)
電気とは何か、電気の力学的作用を説明できる。(竹中)
オームの法則と起電力のつりあい(キルヒホッフの法則)から、簡単な直
流回路を計算で解くことができる。(竹中)
交流はベクトル量であり、複素数で表現することで簡単に計算できるこ
とを説明できる。(竹中)
交流に対して示す抵抗、コイル、コンデンサの振る舞いとインピーダン
スを説明できる。具体的にインピーダンスを計算できる。(竹中)
トランジスタやFETを含む電子回路を考察し、電圧や電流に対する増
幅作用があることを説明できる。(竹中)
具体的に基本増幅回路の増幅度計算ができる。(竹中)
実用になる制御プログラミングを実習するための班分け、内容、使用コ
ンピュータなど、詳しく説明する。(竹中、江尻、中尾)
ビジュアルプログラミングによるライントレースロボットシミュレータ
を動かす。(竹中、江尻、中尾)
ビジュアルプログラミングによるライントレースロボットシミュレータ
を動かす。(竹中、江尻、中尾)
ビジュアルプログラミングによるライントレースロボットシミュレータ
を動かす。(竹中、江尻、中尾)
環境判断型自走ロボットの組み立てとプログラミング(竹中、江尻、中尾)
環境判断型自走ロボットの組み立てとプログラミング(竹中、江尻、中尾)
環境判断型自走ロボットの組み立てとプログラミング(竹中、江尻、中尾)
前半の電子工学概論に対する感想ならびにビジュアルプログラミングの
経験をレポートにまとめる。(竹中、江尻、中尾)
試験は行なわない。
【準備学習】
レポートで評価する。
【テキスト】
使用しない。必要な資料は配布する。
【備考】
実習が中心となるから内容を前もってよく調べること。合わせて結果をレポートにまとめるから十
分復習をすること。
-49-
Javaプログラミング
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:コンピュータプログラミング基礎(電子情報学科)
担当教員:高山 文雄
【教育目標】
高度情報化社会の中心的な担い手であるコンピュータはアルゴリズム設計とそのプログラム化が基
本技術であり、また重要である。この科目はJava言語の一つであるprocessingを用いて、小さな問題
の解決のためのアルゴリズム設計およびそのプログラム化の技量を身に付けることが目的である。教
材としては、
プログラミングに興味が持てるようCG(コンピュータグラフィック)などを利用する。
また、基本的で重要なアルゴリズム(総和、最大値、最小値、数え上げ、平均値など)の習得も目指
している。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
processingプログラムおよ
びアルゴリズムとはなにか
processingとはどんなプログラミング言語か?アルゴリズムとプログラムの
概念、およびそれらの違いを説明できる。
2
(演習)初めてのプログ
ラム、図形を描く
初めての簡単な図形を描くアルゴリズムからプログラム化が行える。さらに
それをコンパイル、実行をすることができる。
3
(講義・演習)いろいろな
図形を描く
いろいろな図形を描く例題に対して、プログラムの処理を説明できる。
4
(講義)変数, 計算
変数、データ型に関する基本的なプログラム書式、およにその有用性を説
明できる。
5
(演習)変数, 計算
変数、データ型に対して、複数の課題について例題を参考にして、プログ
ラム作成と実行ができる。
6
(講義)繰り返し1
プログラミング言語の重要な制御構造である繰り返しに対して、for型繰り
返し構文、インクリメント・デクリメント演算子、break文を含んだ構文を
説明できる
7
(演習)繰り返し1
繰り返しを用いた例題を参考にして、複数の課題プログラムの作成と実行
ができる。
8
(講義)アニメーション
(その1)
繰り返し構造などこれまでのJava文法を利用て、アニメーションプログラ
ムが作れる。
9
(演習)アニメーション
(その1)
基本的なJava文法を駆使し、与えられた複数課題についてプログラム作成
と実行が行える。
10
(講義)条件分岐1
プログラミング言語の重要な制御構造である条件分岐として、
比較演算子、
if~else構文の有用性を説明できる。
11
(演習)条件分岐1
条件分岐、比較演算子、if-else構文の深い理解のために、例題を参考に
して複数の課題プログラムの作成ができる。
12
(講義)条件分岐2
より高度な条件分岐として、論 理演算子、if-else -if構文、ネスト構造を
説明できる。
13
(演習)条件分岐2
論理演算子、if-else ー if構文、ネスト構造の深い理解のために、複数の
課題について例題を参考にしてプログラム作成と実行ができる。
14
総合演習1
復習として基本的なJava文法を用いて、分岐アルゴリズムなどをプログラム
化できる。
15
総合演習2
前項に引き続きJava文法の復習として、基本アルゴリズム(総和、最大値、
最小値、数え上げ、平均値など)の確認とプログラム化ができる。
試験
1回から15回までの講義演習をまとめ、理解度を確認する。
試験
【準備学習】
予習:配布してあるプリントの講義箇所や例題読んでくる。復習:課題のプログラムを完成させ、
提出する。
【評価方法】
小テスト、レポートおよび期末試験の結果から評価する。
【テキスト】
自作プリントをWeb上で配布
-50-
コンピュータネットワーク
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中尾 剛
【教育目標】
現在、コンピュータはネットワーク技術により、地理的制約のない利用が可能になってきている。
また、社内や家庭内にもLANが普及し、その仕組みや構築法を学習することは、どの分野の技術者
にとっても必要である。本講義では、コンピュータネットワークの基本原理を理解し、通信技術がど
のように活用されているかについて学び、理解することを目標とする。なお、この講義は後期の「情
報ネットワーク」と連続して受講することで、さらに理解を深めることができる(教科書は、
「コン
ピュータネットワーク」と「情報ネットワーク」は同じものを使用する)。
【授業計画】
No.
項 目
1
コンピュータネットワークとは
2
インターネットの概要
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
コンピュータネットワークを構築する目的などについて説明することができる。
インターネットの歴史的背景、普及までの道のり、概要について説明すること
ができる。
コンピュータ通信の基礎
コンピュータ通信の基礎ご術について説明することができる。
ネットワーク形態
ネットワーク形態やトポロジについて説明することができる。
ローカルエリアネットワーク1 ローカルエリアネットワークで用いられている有線通信技術、無線LANについ
て説明することができる。
ローカルエリアネットワーク2 LAN間の接続、トポロジ、LANの種類について説明することができる。
OSIモデル
OSIモデルの各階層の役割を説明することができる。
TCP/IPモデル
インターネットで使用されているTCP/IPについて説明することができる。
MACアドレスと通信
MACアドレスを用いた通信について説明することができる。
IPアドレス
IPアドレスの構成について説明することができる。
IPアドレスのクラス
IPアドレスの各クラスについて説明することができる。
サブネットとネットマスク
IPアドレスのサブネットとネットマスクについて説明することができる。
ルーティング
静的ルーティングと動的ルーティングについて説明することができる。
ルーティングプロトコル
様々なルーティングプロトコルについて説明することができる。
まとめ
1 回から14 回までの講義をまとめ、理解度を確認する。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回、次の講義の内容について予告するので、関連事項について調べてから講義に臨むこと。
【評価方法】
平素の講義への出席状況および、試験の結果などを総合的に判断する(試験の成績70%、平常の出
席状況、レポートおよび小テストなど30%とする)。
【テキスト】
書 名
はじ め よ う! コ ン ピ ュ ー タ
ネットワーク
著 者
出 版 社
渡部素志・今田 浩・ 共立出版
齋藤貴幸
価 格
2,500円
ISBN
978-4-320-12213-0
【備考】
この講義で使用した資料(講義ノート)は、
講義終了後、情報通信ネットワーク研究室のホームペー
ジに掲載する。必ず復習を行い、単元ごとに小テストを実施するので、翌週の講義に臨むことが必要
である。http://pooh.iwakimu.ac.jp/(ただし、学内からのみ閲覧可能で印刷はできない)
-51-
情報倫理
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹内 良亘
【教育目標】
インターネットは、日常生活の情報収集、ショッピング、友人との情報交換などに欠かせないツー
ルとなってきた。企業活動にとっても市場優位を獲得するための経営戦略にインターネットは大いに
活用されている。一方、
ウィルスによる情報漏洩やシステム障害、
出会い系へ誘導する大量の迷惑メー
ル、ネットいじめなど社会問題も目立ってきている。これらに対する対処法の基礎知識を身に付ける
ことを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
到 達 目 標
インターネットの光と影、 インターネットは時間、空間、通信方法を大きく変えたことから、社会への関わり方に多様
教育と倫理の重要性
な形で生ずるトラブルについて、技術的対策と法的対策に加え、教育の重要性を強く主
張することができる。
インターネットの特異性
インターネットの持つバーチャル性、匿名性、オープン性、情報氾濫、無料文化、格差の
助長に関する具体例をいくつも挙げることができる。
インターネット上のトラブ インターネット詐欺である架空請求、セキュリティ対策ソフトの押し売り、フィッシングサイト、
ル(1)
情報漏洩、マルウェアに対するしっかりした行動指針を持つことができる。
インターネット上のトラブ パスワード秘匿、迷惑メール、ソーシャルエンジニアリング、著作権侵害、個人情報保護、
ル(2)
誹謗中傷、子供のインターネット使用、有害サイトに対処することができる。
技術対策のためのpcの セキュリティの観点からpc構成のポイントを指摘することができる。
基本知識
情報セキュリティ対策の 要のC(機密)I(完全)A(可用)が破られた事例と、それらに対する総合対策であるISMS(情
要点
報セキュリティマネッジメントシステム)を説明できる。
技術対策の実際(1)
ソフトウェアアップデート、
ファイアウォール、
アクセス管理を自分のpcで確認することができる。
技術対策の実際(2)
暗号の活用として、公開鍵基盤、暗号化電子メールなどを使用できる場面では使ってみ
る姿勢、日ごろ自分のpcのバックアップをとる姿勢を持つことができる。
法整備の必要性
コンピュータを多用する社会では価値が多様化し、社会正義の捉え方が多視点になる。
問題発生に応じて整備されてきた法律、今回は不正アクセス禁止法に関心を持つことが
できる。
プロバイダ責任制限法
インターネット上に公開される情報には、法的対策の範疇にあるのかないのか明確でない
ものが多い。サービスプロバイダが民事に係わるトラブルにおいてとるべき手順があること
を説明することができる。
著作権保護の必要性と 芸術作品などの著作物の利用者は、作者または著作権者に報酬を支払うべきである。
課題(1)
一方、作品は人類の歴史文化のおかげで生まれたのだから、自由に利用できるという意
見もある。著作権法をおさえることができる。
著作権保護の必要性と インターネット時代の著作権の侵害事件と、ディジタル保護技術(ダビング10など)を説明で
課題(2)
きる。
個人情報の保護と共有 個人情報保護法の考え方の根拠、法を侵害した多くの事例と参照すべきガイドライン、何
が個人情報かを説明できる。
情報モラル教育
情報社会で安全に生活できるためには、起りうるさまざまな危険を回避する知恵が必要で
あり、そこに情報モラル教育が不可欠であるという信念をもつことができる。
法的対策の諸相
ユービキタス環境では情報システムのセンサーから我々は逃れることが出来ない。著作権
の保護と活用、有害情報と表現の自由などの対立は根深い。これら諸相を指摘すること
ができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
情報セキュリティを扱っている公的機関(総務省、IPAなど)のホームページをしばしば訪れて、解
説ページを読む習慣をつける。
【評価方法】
数回のレポート課題を本学授業支援システムに提示する。システムに提出された内容で評価する。
【テキスト】
書 名
情報セキュリティ入門-情報
倫理を学ぶ人のために
著 者
佐々木良一、会田和弘
出 版 社
共立出版
-52-
価 格
2,400円
ISBN
978-4-320-12242-0
コンピュータハードウェア
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹中 久
【教育目標】
コンピュータの基本構成を理解し、説明することができる。CPUの働きと動作が説明できる。記
憶システム、入出力システムの働きと動作が説明できる。具体的な回路構成も含めてコンピュータの
基本的な構造と構成を説明することができる。
【授業計画】
No.
1
2
5
項 目
コンピュータの基本構成
コンピュータを動かすソフ
トウエア
コンピュータの基 本のま
とめ
コンピ ュー タ 内 部 で の
データ表現
文字の数値表現法
6
論理数学の基本
7
論理計算と2進数計算
8
基 本 論 理 回 路と集 積 回
路
同期式順序回路と非同期
式順序回路
フリップフロップ回路と動
作
シフトレジスタとカウンタ
3
4
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
入出力装置、中央演算装置、周辺記憶装置の関係と働きが説明できる。
プログラム、プログラム言語、OS、データベースの関係が説明できる。
人間があらかじめ与えた分岐判断を含むプログラムによって動作する電子回
路の特徴と電子計算機の関係が説明できる。
数体系と2進数が説明できる。負数の表し方と補数の関係が説明できる。2
進数の四則演算ができる。
文字と数値の対応方法が説明できる。キャラクタコード、バイト、ワードの関
係が説明できる。
正否の2値変数と2進数の関係が説明できる。命題と論理、論理関数と真理
値表の関係が説明できる。
論理計算ができる。論理関数の標準形が説明できる。論理関数の簡単化が
できる。
NOT回路、AND回路、OR回路が図示できて動作が説明できる。真理
値表を作成することができる。ディジタルICの基本的な事柄を説明できる。
順序回路における時間遅れとクロックの関係が説明できる。同期式の誤動作
と非同期式の不安定性が説明できる。
RS-FF、RST-FF、JK-FFの 動 作 が 説 明できる。マスタースレーブJK-FF、
T-FF、D-FFの動作と特徴が説明できる。
直列入力シフトレジスタ、並列入力シフトレジスタが説明できる。非同期式カ
ウンタと同期式カウンタが説明できる。リングカウンタが説明できる。
マイクロプロセッサの機能、記憶装置、入出力装置とインターフェイスの関係
が説明できる。
演算装置、レジスタとカウンタ、バスとバッファの関係が説明できる。
電子 計 算 機 の 基 本 構 成
と動作
マイクロプロセッサの内
部構造
コンピュータ内部の制御 命令サイクルとクロック、ステータス情報、プロセッサの制御信号、クロックとタ
信号
イミングの関係が説明できる。
全体のまとめ
1回~ 14回までのまとめを行なう。組み込み型マイコンとビジネスユースのパソ
コンの特徴と違いが説明できる。
行なわない。
【準備学習】
情報技術はコンピュータの応用技術でもある。コンピュータのハードウエアを基本的なところから
説き起こして全体の動作を説明する。十分理解するように予習復習を絶やさないこと。
【評価方法】
まとめで作成したレポートの内容で評価する。
【テキスト】
書 名
電子計算機概論 第2版
著 者
新保利和・松尾守之
共著
出 版 社
森北出版
価 格
1,995円
ISBN
978-4-627-70682-8
【備考】
電子回路、ディジタル回路を十分に理解していないであろうから、予習、復習を欠かさないこと。
-53-
コンピュータ基礎実験
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:電子工学実験(電子情報学科)
担当教員:竹中 久,高山 文雄
【教育目標】
器具の取り扱い方法や計測器の使用方法も含めて基礎からはじめ、実験を通して電子情報学を応用
展開するためのコンピュータ技術を修得することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
オリエンテーション
2
電子工学実験基本操作の
解説
3
電子工学実験基本操作1
4
電子工学実験基本操作2
5
電子工学実験基本操作3
6
電子回路測定実験の解説
7
電子回路測定1
8
電子回路測定2
9
電子回路測定3
10
11
12
13
14
応用電子回路測定の解説
応用電子回路測定Ⅰ
応用電子回路測定Ⅱ
応用電子回路測定Ⅲ
追加実験Ⅰ
15
まとめ
試験
到 達 目 標
実験に対する心構えや注意点の説明、使用する教材、印刷物の配布等を
行なう。実験チームの班分けとを行なう。初回以降は班分けにより実験順
序が入れ替わる。
電子工学実験基本操作に関する実験内容を説明する。使用する機器の説
明、配線図の見方、結線の仕方など、実験方法の説明を実演も含めて行
なう。
直流電圧と直流電流の測定。抵抗の測定と計算。テスターの使用方法。
電池の起電力と内部抵抗の測定とデータ処理の計算を実行する。
交流の電圧、電流、電力の測定。インピーダンスの測定。交流がベクト
ル量であることを理解し、力率の計算方法を修得し、具体的に値を入れ
て計算する。
オシロスコープによる波形観測と時間測定。電子技術の展開で必須となる
オシロスコープの使用方法に慣れる。電気信号の伝達は、高速であるがや
はり時間がかかることをみる。伝達速度を計算する。
基礎となる電子回路の理論説明。具体的測定方法の説明並びに使用する
機器の説明、結線方法の実演を含めて行なう。
LCR回路の伝達関数と周波数特性測定。受動素子のみで構成された受
動回路の周波数特性を測定する。フィルタとしての考え方ができる。
オーディオアンプの周波数特性測定。能動素子を含む増幅器の周波数特
性を測定する。平坦な周波数特性を積極的に加工し、能動フィルタとして
使用する実例を理解し、説明することができる。
ディジタル電子回路の基礎となるパルス回路を含む各種論理回路の動作を
観測する。合わせてブレッドボードを使用して実際に論理回路を構成し、
試作することを実習する。
各種電子回路の説明。基礎となる回路の説明。測定方法の説明。
ブレッドボード上で各種電子回路を組み立てて動作確認と特性評価をする。
ブレッドボード上で各種電子回路を組み立てて動作確認と特性評価をする。
ブレッドボード上で各種電子回路を組み立てて動作確認と特性評価をする。
完了しなかった実験があれば追加して行なう。
追加がない班はブレッドボー
ド上に簡単なコンピュータを試作する。
コンピュータ基礎実験を終えるに当たって、途中で気がついた事などの注
意や助言と、提出したレポートの講評を行う。
試験は行なわない。
【準備学習】
毎回十分に予習しなければ実験時間内に終了しない。またデータ処理と報告書作成のために実験終
了後、実験時間の2倍以上の時間が必要である。計画的に取り組むこと。
【評価方法】
レポートの内容で評価する。
【テキスト】
書 名
いわき明星大学科技学科電子情報コー
ス教室編纂「コンピュータ基礎実験」
著 者
出 版 社
価 格
ISBN
【備考】
教科書は授業中の指示により各自ウェブからダウンロードする。随時ダウンロードできる。
-54-
グラフィックスプログラミング
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:コンピュータプログラミングA(電子情報学科)
担当教員:高山 文雄
【教育目標】
高度情報化時代、ICTはその基礎技術として欠くべからざるものであり、その根幹を成すアルゴリ
ズム設計とプログラム化は基本的で重要である。この科目は、Javaプログラミングに引き続き、Java
言語の一つであるprocessingを用いて、高度なJava文法や、アルゴリズム設計およびそのプログラム
化などの手法を学び、複雑な問題解決のための技量向上を目的としている。内容としては、Class、
関数などの文法を扱うと共に、複雑なCGを扱うプログラム作成などを行い、プログラム力の向上を
目指している。
【授業計画】
No.
項 目
1
(講義)アニメーション
2
2
(演習)アニメーション
2
3
(講義)配列
4
(演習)配列
5
(講義)乱数
6
7
(演習)乱数
(講義)繰り返し2
8
(演習)繰り返し2
9
10
11
(講義)2次元配列
(演習)2次元配列
(講義)関数定義
12
(演習)関数定義
13
(講義)Class定義
14
15
(演習)Class定義
総合演習
試験
試験
到 達 目 標
アニメーションの例題を通して、Javaプログラミングで学んだif,for構文
を利用したアルゴリズム設計ができる。
振動や回転のアニメーションに関する複数の課題に対し、プログラム作
成と実行ができる。
データ構造の基本である配列に関する有用性と例題に対するプログラム
の構造を説明できる。
CGに関する複数の課題に対し、配列を利用したプログラム作成と実行
ができる。
乱数の生成からその利用までのCG関する種々例題に対し、有用な応用
があることを説明できる。
乱数を利用する複数の課題に対し、プログラム作成と実行ができる。
2重、3重の繰り返し制御に関するCGの例題プログラムに対し、その有
用性を説明できる。
2重、3重の繰り返し制御に関するCGの複数課題に対し、プログラム作
成と実行ができる。
2次元配列に関するCGの例題プログラムに対し、その有用性を説明できる。
2次元配列のCGに関する複数課題に対し、プログラム作成と実行ができる。
Java文法の高度な利用である関数(メソッド)の定義とその利用に関す
る例題プログラムに対し、その有用性を説明できる。
関数(メソッド)を利用する複数課題に対し、プログラム作成と実行が
できる。
Java文法の高度な利用であるclass定義とその利用に関する例題プログラ
ムに対しし、その有用性を説明できる。
classを利用する複数課題に対し、プログラム作成と実行ができる。
Java文法における配列、2重繰り返しなど駆使して、高度なCGプログラ
ムの作成ができる。
1回から15回までの講義内容の理解度を試験する。
【準備学習】
予習:配布してあるプリントの講義箇所や例題読んでくる。復習:課題のプログラムを完成させ、
提出する。
【評価方法】
小テスト、レポートおよび期末試験の結果から評価する。
【テキスト】
自作プリントをWeb上で配布
-55-
コンピュータ周辺機器
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹中 久
【教育目標】
コンピュータ周辺機器のうち、代表的なものの機能、構成、使用上の注意、コンピュータとの接続
方法、データ交換方法を学び、適切な機器の選択とコンピュータとの接続ができるようになる。
【授業計画】
No.
項 目
1
概要、コンピュー
タ動作原理の復習
2
コンピュータ入出
力方式の基礎
3
インタフェースI
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
現在用いられているコンピュータ周辺機器にどのようなものがあるか概観し、
コンピュータとの関係を学ぶ。このため、コンピュータの復習を簡単に行う。
コンピュータとコンピュータ周辺機器との情報交換のために、コンピュータに
用意されている機能の基礎を学び理解し、以後の授業の理解を助ける。
RS-232C、セントロニクス規格を学び理解し、これらの規格に準拠している周
辺機器とコンピュータとの接続ができ、情報交換ができるようになる。また、
情報交換に要する時間の計算ができるようになる。
インタフェースII SCSIとIEEE1394規格について学び、理解し、これらの規格に準拠している周
辺機器とコンピュータとの接続が出来、情報交換ができるようになる。
イ ン タ フ ェ ー ス USBとBluetooth規格について学び、理解し、これらの規格に準拠している周
III
辺機器とコンピュータとの接続が出来、情報交換ができるようになる。
ディスプレーパネ ブラウン管ディスプレーとLCDディスプレーの構造、動作原理を学ぶ。また、
ル
マトリクス選択方式の理解を深め、将来この選択方法を利用できるようになっ
ておく。
ディスプレー装置 ディスプレー装置の構成とコンピュータとの関係を学び、理解し、要求仕様に
合致した適切なディスプレー装置を選択し利用できるようになる。
プリンター I
レーザプリンタ、インクジェットプリンタの構成、機能、仕様を学び理解する。
要求仕様に合致した適切なプリンタを選択し、利用できるようになる。
プリンター II
インパクトプリンタの構成、機能、仕様を学び理解する。要求仕様に適合した
適切なインパクトプリンタを選択し、利用できるようになる。
補助記憶装置I
光ディスク装置の記録原理を学び理解し、説明できるようになる。
補助記憶装置II
光ディスク装置の装置構成、仕様を学び理解し、要求仕様に合致した適切な機
器を選択し、利用できるようになる。
補助記憶装置III
磁気記憶装置の記憶原理、装置構成、代表的仕様を学び理解し、要求仕様に合
致した適切な機器を選択し、利用できるようになる。
ネットワーク機器 ルータ、ブリッジ、無線LAN装置を学ぶ。各自がネットワークの設計や問題
があった場合の解決方法を発見、実施できるようになる。
A/D、D/A装置
アナログ‐ディジタル変換およびディジタル‐アナログ変換装置について、そ
の必要性、動作原理、使用上の注意点を学ぶ。将来、アナログデータ処理をコ
ンピュータで行う必要がある場合に備える。
まとめ
これまで学んだことをもとに、
様々な周辺機器についてその特徴を説明できる。
試験
試験を実施する。
【準備学習】
授業前に前回の講義内容をきちんと押さえて、新たな授業に臨むこと。
【評価方法】
期末試験(60点)
、授業中の口頭試問、小テスト(40点)の合計が60点以上で合格とする。授業中
の態度により10点を限度に減点することがある。
-56-
情報ネットワーク
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中尾 剛
【教育目標】
現在、
インターネットにより地理的制約、
時間的制約のない情報配信、収集、共有が可能である。また、
社内や家庭内にもインターネットが普及し、その利用方法や危険性と対策を学習することは、どの分
野の技術者にとっても必要である。本講義では、インターネットの基本原理、インターネットのサー
ビス(電子メール、WWWなど)の技術、セキュリティーなどについて学び、理解することを目標と
する。
【授業計画】
No.
項 目
1
インターネットの仕組み
2
インターネットの接続方法
3
インターネットの各種サー
ビス
4
電子メール
5
WWW
6
DNSとドメイン
7
FTPとTelnet
8
インターネットの脅威
9
電子メールの脅威
10
WWWの脅威
11
情報セキュリティ
12
13
14
15
試験
ファイアウォール
暗号化技術
電子署名
まとめ
到 達 目 標
インターネットの概要、仕組みについて説明することができる。
インターネットへの各種接続方法について説明することができる。
インターネットで行われてる様々なサービスについて説明することができ
る。
電子メールの仕組みについて説明することができる。
WWWの仕組みについて説明することができる。
DNSの仕組みとドメインについて説明することができる。
FTPとTelnetの仕組みについて説明することができる。
インターネットを利用する際の危険性について説明することができる。
電子メールを利用する際の危険性について説明することができる。
WWWを利用する際の危険性について説明することができる。
情報セキュリティの3つの要素と、ユーザ認証について説明することができ
る。
ファイアウォールとDMZの仕組みと役割について説明することができる。
通信の暗号化の種類と仕組みについて説明することができる。
電子署名の種類と手法、なりすまし防止について説明することができる。
1 回から14 回までの講義をまとめ、理解度を確認する。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回、次の講義の内容について予告するので、関連事項について調べてから講義に臨むこと。
【評価方法】
平素の講義への出席状況および、試験の結果などを総合的に判断する(試験の成績70%、平常の出
席状況、レポートおよび小テストなど30%とする)。
【テキスト】
書 名
著 者
出 版 社
はじめよう!コンピュータネット 渡部素志・今田 浩・ 共立出版
ワーク(前期「コンピュータネッ 齋藤貴幸
トワーク」で使用する本と同じ)
価 格
2,500円
ISBN
978-4-320-12213-0
【備考】
この講義で使用した資料(講義ノート)は、
講義終了後、情報通信ネットワーク研究室のホームペー
ジに掲載する。必ず復習を行い、単元ごとに小テストを実施するので、翌週の講義に臨むことが必要
である。http://pooh.iwakimu.ac.jp/(ただし、学内からのみ閲覧可能で印刷はできない)
-57-
ロボット工学
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高橋 義考
【教育目標】
産業界で発展してきたロボット技術が現在では福祉やエンターテイメントなど幅広い分野で活躍す
るようになってきた。そこで、ロボットの仕組みや、車両型ロボット、アーム型ロボット、二足歩行
ロボットなど各種ロボットの特徴について理解する。また、ロボットの設計に必要な制御手法、機構
学、運動学、機械要素の基礎知識と技術を身に付けることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
概説
ロボットの定義について、説明することができる。また、ロボットを構成する
要素について説明することができる。
2
ロボットのセンサー
ロボットに利用されるセンサーの種類とその仕組みについて説明することが
できる。
3
ロボットのアクチュエー
タ
ロボットに利用されるアクチュエータの種類とその仕組みについて説明するこ
とができる。
4
産業用ロボット
産業用ロボットの歴史と発展状況について説明することができる。
5
アーム型ロボットと車
両型ロボット
アーム型ロボットと車両型ロボットの仕組みと特徴について説明することがで
きる。
6
歩行型ロボット
歩行型ロボットの特徴と歩行原理について説明することができる。
7
特殊ロボット
研究開発段階のロボットの先端技術について説明することができる。
8
まとめ1
第1回から第7回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめること
ができる。
9
動力伝達
歯車や流体による動力伝達の仕組みについて説明することができる。また、
動力の伝達力を計算することができる。
10
ロボットの機構学
平面リンク機構の種類と特徴について説明することができる。また、瞬間中
心を利用した図式解法による速度解析方法を実行することができる。
11
ロボットの運動学
平面運動するロボットアームの順運動学と逆運動学について説明することが
できる。また、
ロボットアーム先端の座標や関節角度を計算することができる。
12
ロボットの動力学
1自由度ロボットの運動方程式の導出法について説明することができる。ま
た、運動方程式の導出をすることができる。
13
ロボットの制御手法
ロボットに利用される速度制御やフィードバック制御の内容について、説明す
ることができる。
14
ロボットの 作 業プラン
ニング2
ロボットに仕事をさせるための、作業プランニングとティーチングについて、
説明することができる。
15
まとめ2
第9回から第14回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめること
ができる。
試験
試験を実施する。
試験
【準備学習】
授業内容の理解度を確認するため、小テストを行なう。そのため、各回、内容を復習しておくこと。
【評価方法】
授業中に行う小テストおよび期末試験の結果から評価する。授業態度や演習、出席も重視する。
【テキスト】
書 名
絵ときでわかるロボット工学
著 者
川嶋健嗣
出 版 社
株式会社 オーム社
価 格
2,300円
ISBN
4-274-20403-6
著 者
鈴森 康一
出 版 社
コロナ社
価 格
2,300円
ISBN
4-339-04571-0
【参考書】
書 名
ロボット機構学
【備考】
復習して分からなかったところは、各回授業終了時に担当教員へ質問すること。
-58-
自動車工学
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:櫻井 俊明
【教育目標】
自動車の基本的な「走り」
「曲がり」
「止まり」がどのような部品、あるいはそれらの組合せによっ
て実現されているかを理解し、
個々の構造や全体の仕組みを説明することができることを目標にする。
また自動車の構造や部品は外来語が使用されているので対応する専門語を英語で言い換えることがで
きることを目標にする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
ガイダンス
シラバスを用い、講義の内容や進め方を理解し、講義全体の骨格を説明す
ることができる。また、実習や実技を伴うので安全作業を理解し、それを
説明できる。
2
全体構造の仕組みと名
称
自動車に関する主な構成部位を理解し、
「走り」
「曲がり」
「止まり」の原理
について説明できる。また英語で名称を言えることができる。
3
エンジンの仕 組 みと名 「走り」の源であるエンジンの構成や仕組みを理解し、
「走り」について説明
称①
することができる。また英語で部品名を言えることができる。
4
エンジンの仕 組 みと名
称②
エンジンの作動原理を理解し、上下運動から回転運動へ変化する仕組みに
ついて説明することができる。また部品を英語で言えることができる。
5
エンジンの仕組み③映
像と実習
エンジンの作動原理を映像による動きで確認し、さらに実物を見学すること
によって作動原理について総合的に説明することができる。
6
車体を支える仕組みと名
称①
車体を支える仕組みの基本を理解し、ばねとダンパについて説明すること
ができる。また英語でそれらの名称を言えることができる。
7
車体を支える仕組みと名
称②
タイヤの置き方に色々角度を持たせることによる運転のし易さなどを理解し、
それらの仕組みについて説明できる。また名称を英語で置き換えることがで
きる。
8
車 体を支える仕 組 み③
映像と実習
車体を支える仕組みを映像と実習から理解し、それらの仕組みについて説
明することができる。また名称を英語で置き換えることができる。
9
「曲がる」仕組みと名称 「曲がる」仕組みについて理解し、それらの構造と車体を支える仕組みと関
連付けて説明することができる。また名称を英語で言い表すことができる。
10
「止まる」仕組みと名称
11
「曲がる」および「止まる」「曲がる」および「止まる」仕組みを映像と実習で理解し、それらの仕組み
仕組み 映像と実習
について説明することができる。
「止まる」仕組みについて理解し、それらのメカニズムについて説明すること
ができる。また名称を英語で言い表すことができる。
12
車体の構造と名称①
車体の構造を理解し、その役目について説明することができる。また名称
を英語で言えることができる。
13
車体の構造と名称②
車体構造が安全性と深く関わっていることを理解し、それらの現象と乗員
の安全性について説明することができる。また英語で言い表すことができる。
14
車体の構造③映像と実
習
車体の構造に関する映像や実習を通して車体構造を理解し、車体構造全体
について説明することができる。
15
試験
「走り」
「曲がり」
「止まり」 自動車の基本的特性の「走り」
「曲がり」
「止まり」を理解し、それらのメカ
のまとめ
ニズムについて説明することができる。
試験
期末試験を実施する。
【準備学習】
ほぼ毎回確認テストを実施するので、復習や予習を必ず行うこと。特に自動車の名称はほとんど英
語なので名称から英語に親しむようにする。
【評価方法】
理解度テストや期末試験によって総合的に行う。
【テキスト】
特に、指定教科書はない。配布プリント等や映像、実物部品を使用する。
-59-
機械システム演習
2 年 後期 選択必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高 三徳,高橋 義考
【教育目標】
コンピュータを駆使したものつくりの技術を身につけるために、CAD/CAM(コンピュータ支援設
計と製造)、NC(数値制御)システム、NC旋盤、NCワイヤ放電加工機およびマシニングセンタの仕
組み、NC言語とNC加工プログラムの知識を、少人数グループでの実体験により、習得することを目
標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
オリエンテーションと安
全教育
2
予備知識
3
NC旋盤の仕組みと使用
方法
NC旋盤加工プログラミ
ング
4
5
NC旋盤加工
6
NC旋盤演習のまとめ
7
NCワイヤ放電加工機の
仕組みと使用方法
NCワイヤ放電加工プロ
グラミング
8
9
10
11
12
13
14
15
NCワイヤ放電加工
NCワイヤ放電加工機演
習のまとめ
マシニングセンタの仕組
みと使用方法
CAMソ フ ト に よ る マ シ
ニングセンタ加工プログ
ラムの作成
NCプ ロ グ ラ ム の 編 集・
転送および実加工
マシニングセンタ演習の
まとめ
まとめ
試験
到 達 目 標
演習と安全管理の内容を確認し、ビデオ「安全作業の常識」および「切
粉は刃物」
の感想を述べ、
安全第一の重要性を説明することができる。
(担
当:高三徳、高橋義考)
工具、工作機械、切削条件、CAD/CAM、FA(生産工場自動化)システム、
NC言語およびNCプログラムの基本知識を準備することができる。
(担
当:高三徳、高橋義考)
NC旋盤の工作原理を知り、工具・ワークのセッティングおよび加工条
件の選定を行うことができる。
(担当:高 三徳)
NC旋盤加工の対話型プログラミングの仕組みを習得し、外丸削り、テー
パ削り、
溝入れ、
ねじ切りのNCプログラムを作成することができる。
(担
当:高 三徳)
加工シミュレーションによりNCプログラムを確認し、実加工を行って
加工品を完成させることができる。
(担当:高橋義考)
NC旋盤演習内容の整理、加工品の評価、問題点とその解決方法につい
てのレポートを作成することができる。
(担当:高橋義考)
放電加工のメカニズム、NCワイヤ放電加工機の仕組みを習得し、基本
設定と操作を行うことができる。
(担当:高橋義考)
NCワイヤ放電加工機の対話型プログラミング機能で加工図面の作成、
加工条件の設定、
NCデータへの変換、
加工操作を行うことができる。
(担
当:高橋義考)
加工シミュレーションによりNCプログラムを確認し、実加工を行って
加工品を完成させることができる。
(担当:高橋義考)
NCワイヤ放電加工機演習内容の整理、加工品の評価、問題点とその解
決方法についてのレポートを作成することができる。
(担当:高橋義考)
マシニングセンタの仕組みを習得し、基本設定と操作を行うことができ
る。
(担当:高三徳)
加工形状のデザイン、ワークの材質とサイズの設定、工具・切削条件の
選択、加工シミュレーションの方法を習得し、操作を行うことができる。
(担当:高三徳)
NCプログラムのチェック、修正、編集およびマシニングセンタへの転
送方法を習得し、
実加工を行って加工品を完成させることができる。
(担
当:高三徳)
マシニングセンタ演習内容の整理、加工品の評価、問題点とその解決方
法についてのレポートを作成することができる。
(担当:高三徳)
上述の演習内容をまとめ、
加工品とレポートの完成度を確認する。
(担当:
高三徳、高橋義考)
試験は実施しない。
【準備学習】
図書館にある材料加工、生産工学、機械工作、工作機械、NC工学等関連の本を参考にして予習、
復習をしてくること。
【評価方法】
加工品の完成度およびレポートの内容によって評価する。
【テキスト】
配布資料
【参考書】
配布資料
【備考】
3回目から3グループに分けてローテーションで演習を実施する。必ず遅刻・欠席しないこと。課
題およびレポートを必ず完成させること。
-60-
基礎図形科学
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:電子製図(電子情報学科)
担当教員:櫻井 俊明
【教育目標】
自然界の中に特徴ある形のあることを理解し、それらの形がものつくりの基礎に重要であることを
説明することができるようにすることを目標とする。また単純な形を三角法を用いて作図することが
でき、製図法について説明することができる。これらの学習成果は後期の教科「機械製図基礎演習」
に繋げることができることを目標にする。
【授業計画】
No.
1
項 目
ガイダンス
2
ものの形
3
自然、生物に見られる
形
形の美しさ
想いを形に
4
5
6
8
定規とコンパスによる
作図①
定規とコンパスによる
作図②
製図法に挑戦投影法①
9
投影法②
10
投影法③
11
投影法④
12
投影法⑤
13
投影法⑥
14
15
工学的に有用な曲面①
工学的に有用な曲面②
およびまとめ
試験
7
試験
到 達 目 標
シラバスを用いた講義内容や進め方を理解し、講義全体の骨格について説
明することができる。
様々な形がどうして見えるかを理解し、その仕組みについて説明すること
ができる。形による錯覚を理解し、その仕組みについても説明することが
できる。
自然界や生物体に見られる特徴のある形を理解し、それらの必然的形状に
ついて説明することができる。
形の数理、対称、黄金比等を理解し、形の美しさについて説明できる。
形から図形へ、図形から図への変換を理解し、形、図形および図について
説明することができる。
定規とコンパスを用い、角の二等分や多角形の定義を理解し、仕方やそれ
らの形を定規とコンパスで描くことができる。
楕円、双曲線、放物線、渦巻き線等の定義を理解し、それらの形を定規と
コンパスで描くことができる。
図面と言う世界共通語の必要性を理解し、製図法に従って簡単な形状を表
現することができる。
機械系における図面の作成法を理解し、その手法に沿って種々なる形状を
作図することができる。
実践的な応用として副立面図を理解し、簡単な図の副立面図を描くことが
できる。
実践的な応用として副平面図を理解し、簡単な図の副平面図を作成するこ
とができる。
四角錐や円柱の断面を理解し、さらにある切断面で構成される実断面に付
いて作図することができる。
部品同士が互いに接合される際生じる相貫を理解し、相貫手法を用いて円
柱と円柱の相貫について作図することができる。
工学的に有用な曲面を理解し、それらについて説明することができる。
線織面や可展面など具体的な曲面を理解し、それらについて説明すること
ができる。
試験を実施する。
【準備学習】
ほぼ毎回理解度テストを実施するので、予習や復習を必ず行い授業に望むこと。また定規やコンパ
スを使用するので用意しておくこと。
【評価方法】
理解度テストや課題、期末試験の総合評価で行う。
【テキスト】
書 名
よくわかる基礎図形科学
著 者
桜井 俊明
出 版 社
日新出版
-61-
価 格
1,575円
ISBN
4-8173-0212-7 C0053
材料力学
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:安野 拓也
【教育目標】
材料力学は、機械装置類を設計・製造する場合の基礎となる科目である。この講義では、機械技術
と材料、引張応力とせん断応力、曲げ応力に関して、重要な部分では計算例題を実際に解き、特には
りの曲げの基本的な計算方法を身に付けることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
項 目
材料力学とは
8
荷重と応力
変形とひずみ
材料の機 械的特性
―引張試験―
荷重を受けた物体の
応力分布
荷重を受けた物体の
ひずみ
モーメントと骨 組 構
造
片持ちばりの反力
9
両端支持ばりの反力
10
はりの曲げ
―せん断力―
はりの曲げ
―曲げモーメント1―
はりの曲げ
―曲げモーメント2―
せん 断 力 図と曲げ
モーメント図1
せん 断 力 図と曲げ
モーメント図2
まとめ
試験
5
6
7
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
学科の材料系の講義の流れを説明できる。さらに、材料力学が機械設計にお
いて重要な科目であることを解釈することができる。
荷重と応力とは何か、さらには応力の計算方法を説明できる。
ひずみとは何か、さらにはひずみの計算方法を説明できる。
引張試験によって得られた荷重-伸び線図と降伏強度、引張強度、伸び、絞り
の計算方法を説明できる。
荷重を受けた物体の内部の応力分布と物体内部のせん断応力の計算方法を説
明できる。
荷重を受けた物体の変形・ひずみと物体のひずみ分布の計算方法を説明でき
る。
物体に力が作用している時のモーメントの計算方法、力のつり合いとモーメン
トのつり合い、骨組構造を説明できる。
片持ちばりに集中荷重、等分布荷重が作用した場合の支点の反力を計算する
ことができる。
両端支持ばりに集中荷重、等分布荷重が作用した場合の支点の反力を計算す
ることができる。
片持ちばりと両端支持ばりに集中荷重、等分布荷重が作用した場合のせん断
力を計算することができる。
片持ちばりに集中荷重、等分布荷重が作用した場合の曲げモーメントを計算
することができる。
両端支持ばりに集中荷重、等分布荷重が作用した場合の曲げモーメントを計
算することができる。
片持ちばりに荷重が作用した場合のせん断力図と曲げモーメント図を作成する
ことができる。
両端支持ばりに荷重が作用した場合のせん断力図と曲げモーメント図を作成す
ることができる。
これまで学習してきた内容について、特にはりの曲げについて要点をまとめる。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回演習課題を出題し、提出してもらうので事前に関連する内容についてテキストの例題を予習し
ておくこと。さらに、提出された課題は採点して、解答例を記入して返却するので、期末試験のため
にも復習しておくこと。
【評価方法】
毎回出題される演習課題の結果と期末試験の結果から評価する。
【テキスト】
書 名
材料力学入門
著 者
堀野正俊
出 版 社
理工学社
価 格
1,800円
ISBN
4-8445-2283-3
著 者
萩原国雄
出 版 社
東京電機大学出版局
価 格
3,200円
ISBN
4-501-41250-X
【参考書】
書 名
材料力学 考え方解き方
-62-
熱力学
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:工業熱力学(システムデザイン工学科)
担当教員:東 之弘
【教育目標】
発電所で電気を作る、自動車で人や物を運ぶ、これらは熱エネルギーを有効に生活に役立てている
機械システムの代表事例である。本講義では、熱エネルギー活用の基本となる熱力学の3つの法則を
理解し、エネルギーと仕事の概念、エネルギーを仕事に変換するシステムを理解することを目的とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
熱力学状態量・閉じた系
と開いた系
2
熱と温度・熱力学の第ゼ
ロ法則
3
4
圧力・仕事・SI 単位
熱力学の第1法則
5
開いた系の熱力学の第1
法則・エンタルピー
6
絶対仕事と工業仕事
7
理想気体の状態方程式
8
理想気体の比熱とその関
係式
9
理想気体の状態変化1
10
理想気体の状態変化2
11
不可逆変化
12
熱力学の第2法則・熱機
関サイクル(熱効率)
13
冷凍機とヒートポンプ
(成績係数)
14
カルノーサイクル
15
エントロピーの概念
試験 試験
到 達 目 標
熱力学の講義で使う用語の説明を習得し、閉じた系と開いた系の違いが
説明できる。
熱は抽象的なもので、第三者に正確に伝えるためには、温度という数値
情報が必要になる事を理解し、熱平衡を説明する第ゼロ法則が説明でき
る。
圧力の定義が説明できる。SI単位を適切に使いこなすことができる。
閉じた系について、熱力学の第1法則が説明できる。エネルギー保存則
が理解できる。
開いた系について、熱力学の第1法則が説明できる。またエンタルピー
の定義が説明できる。
絶対仕事と工業仕事を比較できる。
理想気体と実在気体を比較でき、
理想気体の状態式が自由に応用できる。
定圧比熱と定容比熱の違いを説明できる。
理想気体の等温変化、等圧変化、等容変化を説明できる。
理想気体の可逆断熱変化、ポリトロープ変化を説明できる。
理想気体の不可逆変化、絞り、混合が説明できる。
熱力学の第2法則および熱機関が説明できる。
冷凍サイクルおよび熱効率と成績係数の違いが説明できる。
カルノーサイクルおよびその特徴を説明できる。
カルノーサイクルと熱力学の第2法則から、
エントロピーを説明できる。
試験を実施する。
【準備学習】
計算問題を解くことで理解を深めるので、講義の復習を必ずしてくること。
【評価方法】
小テスト、および期末試験の結果から総合的に評価する。
【テキスト】
書 名
工業熱力学入門
著 者
東 之弘
出 版 社
日新出版
-63-
価 格
1,500 円
ISBN
4-8173-0198-8
流れ学
2 年 集中 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:未定
【教育目標】
流れ学は水や空気に代表される流体の運動を取り扱う学問で、エネルギー変換や環境問題をはじめ
として広範囲の問題に関係している。そこで、流れを取り扱う数式を現象に関連付けて理解すること
のほか、流体の性質に関する知識や流体の動き、流体による力の考慮に必要な専門基礎知識を習得す
ることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
流れ学・流体とは何か
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
流れ学(流体力学)がどのような学問であるのか、流体とはどのように
定義されているのかについて理解し、説明できる。
流体の物理的性質
流体について学ぶ上で重要となる、比重量、密度、粘性、圧縮率などの
基本状態量について理解し、説明できる。
表面張力と毛管現象
液体の自由表面上に働く表面張力について理解する。また、実際に表面
張力を測定する方法を説明できる。
圧力の性質
圧力の定義、圧力の表記方法、圧力の持つ性質、圧力の計測について理
解し、説明できる。
浮力
浮力について学び、アルキメデスの原理を理解し、計算できる。
まとめ1
第1回から第5回までに学習した内容の理解度テストをおこなう。
連続の式
運動している流体について、連続の式を理解し、計算できる。
オイラーの式
流線に沿う運動方程式(オイラー式)を理解し、計算できる。
ベルヌーイの定理
ベルヌーイの定理を理解し、計算できる。
ベルヌーイの定理の応用1 トリチェリの定理を理解し、計算できる。
ベルヌーイの定理の応用2 ピトー管、オリフィス、ベンチュリー管の原理を理解し、説明できる。
まとめ2
第7回から第11回までに学習した内容の理解度テストをおこなう。
運動量の法則
運動量の法則を理解し、壁面や曲がり管に働く力を計算できる。
円管内の流れ
円管内層流を理解し、ハーゲンポアズイユの式を説明できる。
流れ学に関わる無次元数 流れの計算を行う場合に必要となる無次元数、レイノルズ数、フルード
数、マッハ数などを理解し、説明できる。
試験
試験を実施する。
【準備学習】
予習と復習をおこなうこと。
【評価方法】
理解度テストと期末試験の結果から評価する。
-64-
機械製図基礎演習
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:櫻井 俊明
【教育目標】
2年前期で学んだ基礎図形科学を元に、JIS規格で定められた手法を理解し、簡単な機械要素から多
少複雑な形状を持つ機械部品について作成することができるようになることを目標にする。また、立
体構造を2次元図面に置き換えたり、2次元図面から3次元立体を創生することができ、座学の内容を
理解した上で実習し、図面を仕上げることができるようになることを目標にする。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
3
4
機械製図規格
機 械 製 図 規 格と線 の
製図
図面に使用される記号
5
6
ブロックの製図①
ブロックの製図②
7
六角ボルトの製図①
8
六角ボルトの製図②
9
10
11
六角ボルトの製図③
六角ボルトの製図④
歯車の製図①
12
歯車の製図②
13
14
15
歯車の製図③
歯車の製図④
歯車の製図およびまと
め
試験
到 達 目 標
シラバスを用いた講義内容や進め方を理解し、講義全体の骨格について説明
することができる。
機械製図規格を理解し、図面に使用される線について説明することができる。
先週の機械製図規格における線の種類を理解し、実際に色々な線を太さを
変えながら描くことができる。
図面に使用される記号を理解し、それぞれの記号について説明することがで
きる。
ブロックの3次元形状を理解し、2次元形状にして図面を描くことができる。
寸法線、寸法の入れ方を理解し、それらのことについて説明することができる。
また、ブロックを図面として仕上げることができる。
図面上の配置、説明文の記入の仕方を理解し、機械要素の一つ六角ボルト
で実践することができる。
六角ボルトの正面形状やねじ部の山谷の表現方法を理解し、実際に第三角
法で正面図を描くことができる。
六角ボルトの平面図を理解し、六角ボルトの平面図を仕上げることができる。
めねじ部の描き方を理解し、めねじ部を図面として完成させることができる。
摩擦車と力の伝達を理解し、歯車の機械要素としての働きを説明することが
できる。また仕上げ記号や表面粗さについても説明することができる。
平歯車の正面図、さらに断面の表記方法について理解し、それらの学習結
果から、歯車正面図を描くことができる。
平歯車の要目表を理解し、それぞれの項目について説明することができる。
公差について理解し、その表記方法を歯車製図に反映することができる。
歯車の諸元、仕上げ記号等総合的な製図手法を理解し、歯車の図面として
仕上げることができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
課題が3つあるので確実に図面を提出のこと。遅れた場合は図面を受け取らないので注意を要する。
また前期に引き続き定規やコンパスを使用するので用意しておくこと。
【評価方法】
図面の描き方や図面の理解度から総合して行う。
【テキスト】
書 名
よくわかる機械製図
著 者
桜井 俊明
出 版 社
日新出版
-65-
価 格
1,155円
ISBN
4-8173-0213-5 C0053
機械力学
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:システム力学(システムデザイン工学科)
担当教員:高橋 義考
【教育目標】
機械の運動と作用する力の関係について理解を深め、機械を動かすのに必要とされるエネルギーや
機械要素間で伝達される動力の計算方法を習得する。また、機械の運動を解析するのに必要なニュー
トンの法則、エネルギー原理等を身につけ、機械の設計に応用できる実力を獲得することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
項 目
概説
力の合成と分解
力のモーメント
フックの法則
質点の運動学
6
7
8
機械の運動学1
機械の運動学2
まとめ1
9
10
11
機械の動力学1
機械の動力学2
機械の動力学3
12
13
機械の動力学4
機械の振動
14
機械の動力伝達
15
まとめ2
試験
試験
到 達 目 標
ものづくりにおける機械力学の役割を説明することができる。
力をベクトルで表し、力の合成と分解ができる。
物体を回転運動させようとする力の働きについて説明することができる。
ばねの変形と作用する力の関係を説明することができる。
質点の等速度運動、等加速度運動、放物線運動について説明することがで
きる。
剛体の運動と運動量について説明することができる。
剛体の平面運動と瞬間中心について説明することができる。
第1回から第7回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめる
ことができる。
ニュートンの法則について説明することができる。
ニュートンの法則を用いて運動方程式を導出することができる。
運動量と力積について説明することができる。また、運動量の保存則につ
いて説明することができる。
仕事量と力学的エネルギーについて説明することができる。
振動の種類について説明することができる。また、単振動の問題を解くこ
とができる。
テコ、滑車、歯車による動力伝達の特徴について説明することができ、伝
達される力について計算することができる。
第9回から第14回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめる
ことができる。
試験を実施する。
【準備学習】
授業内容の理解度を確認するため、小テストを行なう。そのため、各回、内容を復習しておくこと。
【評価方法】
授業中に行う小テストおよび期末試験の結果から評価する。授業態度や演習、出席も重視する。
【テキスト】
書 名
絵ときでわかる機械力学
著 者
長谷川大和、門田和雄
出 版 社
株式会社 オーム社
価 格
2,300円
ISBN
4-274-20115-5
【備考】
定期的に小テストを行う。テキストの予習、復習を行うこと。また、授業中に行った練習問題を必
ず解いておくこと。
-66-
機械材料学
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:材料システム工学(システムデザイン工学科)
担当教員:安野 拓也
【教育目標】
機械技術者にとって機械部品や構造物を構成する材料である「機械材料」についての知識は必須で
ある。この講義では、各種機械材料の特性、由来(物性論)の基礎的事項を解説することで、機械設計
のための材料の基礎知識を習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
機械材料とは
機械材料とは何か、さらに、鉄鋼材料、非鉄金属材料、非金属材料、複
合材料の分類について説明できる。
2
結晶の構造
結晶粒内で構成される原子の規則正しい配列、さらに体心立方格子、面
心立方格子、最密六方格子について説明できる。
3
合金の結晶構造
合金とは何か、さらには合金の濃度、合金の構造、固溶体の種類とその
構造について説明できる。
4
結晶構造の欠陥
結晶内での原子の配列の乱れ、点欠陥、線欠陥、面欠陥について説明で
きる。
5
二元糸合金の平衡状態
図:全率固溶型、共晶型
合金の凝固過程および凝固組織の概要、さらには全率固溶型、共晶型の
二元系状態図の概形と見方を説明できる。
6
二元系合金の平衡状態
図:包晶型、偏晶型
包晶型と偏晶型の二元系状態図の概形と見方、さらには凝固過程および
凝固組織を説明できる。
7
材料の機械的性質とその
試験1
材料の機械的性質として、
引張試験を行った際の荷重-伸び(応力-ひずみ)
線図、応力とひずみ、引張強さについて説明できる。
8
材料の機械的性質とその
試験2
材料の機械的性質として、材料の硬さ、材料の靭さ、材料の疲れについ
て説明できる。
9
金属材料の弾性変形と塑
性変形
金属材料の結晶構造と変形の機構、弾性変形と塑性変形について説明で
きる。
10
材料の延性と脆性
金属材料の塑性変形能、延性破壊と脆性破壊、さらには加工硬化につい
て説明できる。
11
金属材料の強化方法
金属材料の高強度化・高靭性化、さらには金属材料の強化方法である固
溶強化、結晶粒微細化強化、析出強化、マルテンサイト変態による強化
について説明できる。
12
鉄鋼材料の状態図と組織
1
鉄鋼材料に関して、鋼の分類、純鉄の変態、Fe-C系状態図について説
明できる。
13
鉄鋼材料の状態図と組織
2
Fe-C系状態図の概形と見方、さらには鋼の凝固過程および凝固組織を
説明できる。
14
鉄鋼の熱処理
鋼の熱処理として、焼きなまし、焼きならし、焼入れ、焼戻しの熱操作
の概略を説明できる。
15
鉄鋼の熱処理技術
鋼の連続冷却による変態、鋼のマルテンサイト変態、鋼の焼入性、マル
テンサイトの焼戻しについて説明できる。
試験
試験を実施する。
試験
【準備学習】
数回課題を出題し、レポートとして提出してもらうので、関連する項目に関して事前に予習してお
くこと。また、レポートは採点して返却するので、期末試験のためにも復習しておくこと。
【評価方法】
数回提出するレポートの内容と期末試験の結果から評価する。
【テキスト】
書 名
機械材料
著 者
打越二彌
出 版 社
東京電機大学出版局
-67-
価 格
3,000円
ISBN
4-501-41530-4
感性工学
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高橋 義考
【教育目標】
人間が持つ感性を製品設計に反映させる手法として、感性工学が提案され、現在では実際の製品設
計に利用されている。そこで、人間の感性の評価方法、その設計スペックへ反映させるための手法を
習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
序論
2
前向性感性工学
3
逆向性感性工学
4
快適性
5
感性的デザイン
6
デザインコンセプト1
7
デザインコンセプト2
8
まとめ1
9
感性評価 1
10
11
感性評価 2
操作性と感性
12
色と文字の大きさ
13
14
感性工学の応用
まとめ2
15
試験
まとめ3
試験
到 達 目 標
感性工学の定義と、その適用事例について説明することができる。
感性を設計スペックにする手法と、感性コンセプトの調査方法を説明すること
ができる。
デザイナーの開発支援システムである逆向性感性工学の仕組みについて説明
することができる。
製品を通して企業から消費者に提案された快適性について説明することがで
きる。また、身近な製品と感性工学の関係について説明することができる。
製品一般に求められる感性的デザインのあり方について説明することができ
る。
デザインスタイルを規定するためのイメージマップ作成手順について説明する
ことができる。
カタログやチラシなど与えられた教材を用い、イメージマップを作成し、その
内容を説明することができる。
第1回から第7回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめること
ができる。
色彩、音響、味覚、香りなど人の感性を、顧客モニターにより評価する方法
について説明することができる。
人間の感性を、顧客モニターにより評価する方法としてSD法を説明できる。
機器の操作系のデザインにおいて、人間の認識の仕方や習慣がどのように反
映されているかを説明することができる。
感性を考慮した製品の色づかい、文字や記号の大きさの目安を説明すること
ができる。
感性工学の研究課題の内容について説明することができる。
第9回から第13回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめること
ができる。
授業全体の要点をまとめることができる。
試験を実施する。
【準備学習】
授業内容の理解度を確認するため、小テストを行なう。そのため、各回、内容を復習しておくこと。
【評価方法】
授業中に行う小テストおよび期末試験の結果から評価する。授業態度や演習、出席も重視する。
【テキスト】
書 名
感性商品学
著 者
長町三生
出 版 社
海文堂
価 格
2,600円
ISBN
4-303-72820-9
【備考】
復習して分からなかったところは、各回授業終了時に担当教員へ質問すること。
-68-
電子情報学科
専
門
教
育
科
目
【平成21年度~平成17年度入学生(D09~D05)】
電気回路
2 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:清水 文直
【教育目標】
電気回路における電流・電圧についての基礎的な事項から、法則・定理をどのように使用するのか
を習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
項 目
電流と電圧
直流回路の基本法則①
直流回路の基本法則②
直流の基礎回路①
5
直流の基礎回路②
6
7
複雑な直流回路・ブリッジ回
路
複雑な直流回路・対称回路
8
複雑な直流回路・Δ-Y変換
9
回路方程式の作成と解法①
10
11
12
13
回路方程式の作成と解法②
回路方程式の作成と解法③
直流電力
直流回路の条件による解法
14
正弦波交流の瞬時値と位相
15
試験
正弦波交流の平均値と実効値
試験
到 達 目 標
回路の基礎要素である電流と電圧について説明できる。
オームの法則を理解し、それに関する問題を解くことができる。
キルヒホッフの法則を理解し、
回路図を用いて具体的に説明できる。
分流器と分圧器の原理を理解し、電流計と電圧計のフルスケールを
変更するにはどのようにしたらよいのかを説明できる。
例題を通して基本回路を習得し、少々複雑な直並列回路についても
説明できる。
直流のブリッジ回路において、平衡するとはどういうことかを説明
できる。
複雑な直流回路において、その回路を簡略化するにはどのように考
えたら良いのかを説明できる。
対称回路の考え方でも回路を簡略化できない場合、Δ-Y変換を用
いて回路を簡略化できることを説明できる。
複数の閉回路を含む場合、キルヒホッフの法則を用いて解く方法を
説明できる。
クラーメルの式により回路方程式をたてて解く方法を説明できる。
複数の閉回路を含むような、具体的な問題の解法を説明できる。
電力あるいは電力量とはどういうものであるかを説明できる。
直流回路の電圧、電流、電力が最大あるいは最小となる条件下での
解法を説明できる。
交流波形における瞬時値および位相とはどのようなものであるのか
を説明できる。
交流波形における平均値と実効値の求め方を説明できる。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回講義の予習、復習をすること。
【評価方法】
出席を重視する。
また講義の中で行う小テストと定期試験の結果および講義ノートの内容で評価する。
【テキスト】
書 名
電気回路基礎入門
著 者
山口静夫
出 版 社
コロナ社
【備考】
定期試験前に講義ノートを回収する。
-71-
価 格
2,415円
ISBN
4-339-007285-5
電子回路
2 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹中 久
【教育目標】
電子回路理論を学習する。ダイオード、FET、トランジスタの基本的動作特性を考察する。実用
されている整流回路や基本増幅回路を考察し、理解する。基本オーディオ増幅器、安定電源が設計で
きることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
項 目
電子回路に必要な電
子材料
半導体
PN接合
4
トランジスタ作用
5
トランジスタ
6
9
10
11
トランジスタ増幅回
路1
トランジスタ増幅回
路2
接合型電界効果トラ
ンジスタ
FET増幅回路1
FET増幅回路2
FET増幅回路3
12
FET増幅回路4
13
14
FET増幅回路5
その他の電界効果ト
ランジスタ
まとめ
7
8
15
試験
到 達 目 標
半導体、金属、絶縁体の特徴を理解し、説明できる。それらの材料の物理的
電気的性質について説明できる。
真性半導体、P型半導体、N型半導体の特徴を説明できる。
接合により発生する空乏層について説明できる。順方向バイアスと逆方向バイ
アスについて説明できる。空乏層の変化とPN接合の整流性を説明できる。
空乏層内の小数キャリアの振る舞いを説明できる。NPN(PNP)三重構造による
トランジスタ作用を説明できる。トランジスタの基本的構造を示すことができる。
トランジスタの基本的性質とバイアス方法を理解し、具体的に設計値を計算す
ることができる。
エミッタ接地基本増幅回路が書けること。バイアス電圧を決定し、回路が設計
できること。
エミッタフォロワ回路を書いて特徴を説明し、設計できること。
基本構造と基本的特性が説明できる。
ソース接地増幅回路とバイアス電圧を説明し、具体的に回路を設計できること。
ソース接地基本増幅回路の解析ができる。具体的に増幅度計算ができること。
ソース接地基本増幅回路と周波数特性に関して、カップリングコンデンサによ
る低域遮断周波数の発生が説明できること。
ソース接地基本増幅回路と入力容量による高域遮断周波数の発生が説明でき
ること。帰還容量によるミラー効果が説明できること。
ソースフォロワ回路(共通ドレイン回路)が具体的に設計できること。
絶縁ゲート型電界効果トランジスタとディプレーション型FET、エンハンスメン
ト型FETの特徴を説明できること。
学習した課題をまとめ、レポートを仕上げる。具体的な電子回路の解析ができ
ること。実際の数値を代入し、回路設計をすることができること。
試験は行なわない。
【評価方法】
まとめのレポートを100点満点に換算して評価する。
【テキスト】
書 名
オペアンプからはじめる電子
回路入門
著 者
別府俊之・福井康裕
共著
出 版 社
森北出版株式会社
価 格
2,600円
ISBN
4-627-76111-2
【備考】
毎回、学習する電子回路の概要を予習すること。また学習した回路について、具体的に数値を入れ
て回路設計できるように復習すること。不定期に行う演習で予習と復習の効果を判定する。教科書は3
年生後期のアナログ回路でも使用する。
-72-
情報工学実験
3 年 通年 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井上 知泰,竹内 良亘,中尾 剛,坂本 直道
【教育目標】
電子工学実験でオシロスコープ、直流電源、ディジタルマルチメータ、テスタなど、基本的な測定
器が扱える様になっていることを前提として、電子情報関係のより高度な要素技術の理解を深めるこ
とを目標とする。情報工学実験では下記の項目について実験を行う。これらは電子情報学科での主要
な5つの分野、電子材料、情報工学ハードウェアおよびソフトウェア、コンピュータネットワーク、
情報工学応用の中から重要なテーマを選んだ。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
オリエンテーション
到 達 目 標
実験の年間スケジュールの説明を受ける。事前の実験内容の理解と実施に当たって
の安全に対する意識を高める。実験チームの班分けやスケジュール調整を行う。
次回の実験へのガイダン 次週以降の2回分の実験内容の説明を受ける。実験内容の原理、使用機器の動作
ス
原理、操作法などの詳細を理解する。
半導体プロセス
(ダイオー シリコン基板上に金膜を真空蒸着してショットキダイオードを製作するプロセス全体
ド製作)
を体験する。
半導体プロセス
(ダイオー 前回の実験で製作したショットキダイオードと市販のp-n接合ダイオードの電流・電
ド特性評価)
圧特性の測定結果を比較検討する。カーブトレーサによる特性モニタと特性指数
決定を行う。
次回の実験へのガイダン 提出済みのレポートを吟味し、必要に応じて修正する。次週以降の2回分の実験内
ス
容の説明を聞き、実験内容の原理、使用機器の動作原理、操作法などの詳細を
理解する。
PWM(パルス幅変調)
現在の通信方法の主流となっている光情報伝送技術を実験を通じて理解する。連
続レベル変調法の一つであるPWMの実験を行う。
PFM
(パルス周波数変調) 現在の通信方法の主流となっている光情報伝送技術を実験を通じて理解する。連
続レベル変調法の一つであるPFMの実験を行う。
次回の実験へのガイダン 提出済みのレポートを吟味し、必要に応じて修正する。次週以降の2回分の実験内
ス
容の説明を聞き、実験内容の原理、使用機器の動作原理、操作法などを理解する。
PCM(パルス符号変調) 現在の通信方法の主流となっている光情報伝送技術を実験を通じて理解する。不
連続レベル変調法の一つであるPCMの実験を行う。
パーソナルコンピュータ AT互換 機の組み立てを行い、パーソナルコンピュータの基本構成を理解する。基
組み立て
本ソフトウェア(OS)のインストールおよびネットワークへの接続も行う。
次回の実験へのガイダン 提出済みのレポートを吟味し、必要に応じて修正する。次週以降の2回分の実験内
ス
容の説明を聞き、実験内容の原理、使用機器の動作原理、操作法などを理解する。
LANの仕組みと評価
実 験を通じてLANの仕 組みを理 解するために、TCP/IPアプリケーションである
FTPを用いて、LANに用いられているイーサーネットの通信速度を測定する。
ルーティングとネットワー インターネットではルータと呼ばれるパケット交換 機が重要な役割を果たしている。
ク設計
ネットワーク設計の原理を理解するために、大学内のコンピュータから外部へのルー
ティング経路を調べる。
次回の実験へのガイダン 提出済みのレポートを吟味し、必要に応じて修正する。次週以降の2回分の実験内
ス
容の説明を聞き、実験内容の原理、使用機器の動作原理、操作法などを理解する。
対 話 型 数 値 解 析ソフト MATLABソフトウェアにより、信号波形や周波数特性を簡単にプロットできること
ウェアを用いたフィード を学ぶ。IIRフィルタの設計、その要素構成図の表示を行う。
バック型フィルタの設計
試験は実施しない。
【準備学習】
実験内容の予習、復習を毎回行うこと。
(その内容についてはガイダンスで別途指示する。
)
【評価方法】
実験の事前指導のための全体ガイダンスの後、4回の実験を行うサイクルを繰り返す。2回以上欠
席すると合格は難しい。年間のレポートの平均点が60点以上で合格となる。全て出席し、期限内に、
実験目的、測定結果、考察等をきちんと記述したレポートを提出すれば合格となる筈である。
【テキスト】
テキストをウェブサイトに掲載している。http://www.iwakimu.ac.jp/edu/denshi
【参考書】
参考資料をウェブサイトに掲載している。http://www.iwakimu.ac.jp/edu/denshi
-73-
卒業研究・製作・講読
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹中 久
【教育目標】
広い意味で電子技術、コンピュータ応用技術を見渡し、新しい問題を提出できる能力を育てる。電
子回路に関する問題を提案し、自分で工夫設計して試作する。試運転、特性試験をして報告書を完成
させ、研究・製作を完了する。テーマによっては調査研究となり、結果を報告書にまとめて卒業研究
を完了する。
【授業計画】
No.
項 目
1
マイクアンプの製作
2
カーステレオICを応用したオーディオアンプ
3
ブースター型ステレオアンプの試作
4
フェイズシフタの製作
5
ボーカルオフ回路の製作
6
イルミネーション回路の試作
7
ライントレースロボットの試作
8
電磁波環境の調査~一般環境内での携帯電話の例~
9
電磁波環境の調査~ IHクッキング機器~
試験
試験は行なわない。
【準備学習】
正規の授業時間は進捗状況の報告と今後の予定立案で終わる。卒研セミナーの時間だけでなく、授
業の空き時間を利用して自主的に設計製作する。およそ週15時間程度は作業することになる。夏季
休暇中も作業する。
【評価方法】
試作した作品や報告書で後期終了時に評価する。
【テキスト】
使わない。資料は配布する。
【備考】
ここにあげたテーマは平成22年度の例である。具体的には各自、輪講をする中で自分が最も重要
であり、興味をもてるものを考え、テーマを選定する。
-74-
卒業研究・制作・講読
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井上 知泰
【教育目標】
半導体工学、結晶物理学、真空技術、表面分析などの研究テーマに直結した専門知識と、物理化学
一般の基礎知識をゼミナール形式で身につけるとともに、卒業研究の実験を通じて試料製作、評価の
ための測定、
データ処理などの実体験に基づいて理解を深める。コンピュータ応用によるデータ処理、
文書処理(LaTeX)、プレゼンテーションなどの習得に努める。技術者としてのセンスを磨くことが教
育目標である。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
反応性スパッタ法による
酸化物薄膜のエピタキ
シャル成長実験
電子ビーム誘起方位選択エピタキシャル成長法により、Si(100)基板上
にCeO2膜を形成する実験を行い、反射型高速電子回折法を用いて成長
膜の結晶評価を行う。
2
X線回折法による酸化物
薄膜の結晶解析
電子ビーム誘起方位選択エピタキシャル成長させた試料の膜の結晶性を
2次元的に測定して、試料面内の結晶方位分布と結晶評価を行う。
3
原子間力顕微鏡による薄
膜表面の微細構造観察
電子ビーム誘起方位選択エピタキシャル成長させた試料の膜表面のナノ
メータスケールの微細構造を観察し、結晶方位との相関を求める。
4
研究テーマの個別指導
研究テーマ決定の後、進捗状況に応じて個別に指導を受ける。常に次の
ステップを具体的に理解し、実験やデータ解析を行う。
5
卒業研究要旨の制作
卒業研究の内容をA4用紙2枚にまとめるための準備を行う。学術報告
書の書き方の要素を学び、要旨を制作する。
6
卒業研究発表
卒業研究発表のための準備を行う。発表では液晶プロジェクタを用いる
ので、プレゼンタソフトウェアを用いて原稿を準備し、
リハーサルを行っ
た上で、口頭発表を行う。
試験
【評価方法】
卒業研究に取り組んだ努力、姿勢および卒業研究要旨、卒業研究発表の内容などから評価する。
【テキスト】
特にないが、テーマ毎に適宜、書籍、論文、その他の資料を提供する。
-75-
卒業研究・制作・講読
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高山 文雄
【教育目標】
実社会での有用な技術者となるために、この科目は実践的な経験を学ぶことを目的としており、
WEBデータベース、FPGAやPCIマイコン等を用いたロボット制御、携帯情報端末のソフトウエア、
CG、e-Learningソフトウェアの開発などのテーマを用意している。さらに、この科目の活動を通し
てプレゼンテーションやデイスカッション技術の向上や、技術者倫理などの理解も目指している。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
Webプログラミング
次世代のWeb技術の可能性を調べるために、教育支援システムを構築し、
有効性や問題点を明らかに出来る。
2
オブジェクト指向技術
複雑なアルゴリズムの構築のためのオブジェクト指向技術の有効性を、
教育支援システムを開発することによって理解できる。
3
ロボット制御技術
自律型ロボットの制御技術を確立するため、競技用NXTロボコンを用
いたロボットを作成し、作成の留意点を明らかに出来る。
4
携帯電話ソフト技術
携帯電話のアプリケーションソフトを開発行い、その有用性や問題点を
明らかに出来る。
5
3Dグラフィックス技術
教育用の3Dグラフィックスを学ばせる教材の作成を行い、有効性と問
題点を明らかに出来る。
【評価方法】
研究内容と成果、プレゼン評価、質問等、論文の完成度を確認する。さらに、8月の中間発表会を
行い、成績に加味する。
【備考】
卒業研究は、これまで学んできた知識を学生が具体的に再確認する、学部教育の集大成である。授
業、就職活動の合間に、常に自分のやろうとしているプログラミング技術の周辺を調べ、スムースに
研究を進める努力を怠らないことが大事であるとともに、卒業研究により専門基礎力を具体的に身に
つけることが目的である。
-76-
卒業研究・制作・講読
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹内 良亘
【教育目標】
画像処理関連の研究テーマを扱う。テーマを見出し、その問題点は何かを把握し、解決するにはど
うすればよいかを検討する。グループ討論を活用しその過程で解決策を探る。後期に研究室へ配属さ
れる3年生に対して4年生が指導できるように自分の意識を高める。これらを総合的に達成すること
を目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
(前 提スキル)汎用画像
処理ツールGIMP
2
(前 提 ス キ ル)企 業 向
け 設 計、 解 析 ツール
MATLAB
3
(前 提スキル)複素関数
論
4
(前 提スキル)直交関数
系
5
(前提スキル)MySQL
6
7
8
9
10
試験
(研究テーマ1)電子透か
し埋め込み方法の基本
設計
(研 究 テ ーマ2)電 子 透
かしの耐性評価
(研 究テーマ3)複 素 関
数を活用した画像表現
モデルの基礎検討
(研究テーマ4)技術ノウ
ハウの知識ベース化の
概念設計
(研究テーマ5)技術ノウ
ハウの知識ベース化の
MySQLによる実装
到 達 目 標
GIMPはレタッチツールとして知られているが、マスク演算、統計雑音負荷、
画質改善などの基本処理もできる。この目的にGIMPを使用することができる。
MATLABは信号処理の設計評価ツールとして企業での世界標準ツールであ
る。問題解決のための部分検討に威力を発揮する。この目的にMATLABを
使うことができる。
複素平面で定義された複素関数はいろいろ不思議な性質を持っている。この
振る舞いをMATLABで確かめることができる。
フーリエ級数展開が直交関数展開の代表である。複素関数の直交関数を活
用することができる。
mysqlは関係データベースの基礎エンジンである。mysqlを使いこなすことが
できる。
画像に著作 権 情 報を埋め込むには、直交関数を用いるのが基 本である。
MATLABは行列を画像へ簡単に変換できるので、種々の埋め込みの試みを
容易に実行することができる。
著作権情報の削除の攻撃を受けたわずかに劣化した画像から、もとの著作
権情報を読み出すことができるか、MATLABで検討することができる。
画像モデル表現に複素関数を用いる利点は、2次元問題がコンターの1次元
問題に還元されることである。これを活用して新しいモデルを提案することが
できる。
画像に対して行う種々の処理には、それぞれの場合に応じたノウハウが必要
である。これを知識ベースというデータベースにするにはどうすればよいか、
検討することができる。
画像処理のノウハウを関係表として表すことができるか、MySQLデータベー
スとして実装することができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
数学の勉強には時間を割かなくてはいけない。コンピュータツールも使いこなせるようになる必要
がある。
【評価方法】
全員が集まる研究室の指定時限でのグループ討論やコンピュータ操作を見る。学科での日時指定の
卒業研究発表とその概要プリントの内容を学科会議で評価する。
【テキスト】
竹内が作成した配布プリントの電子テキスト版を研究室のサーバに置いておく。
-77-
卒業研究・制作・講読
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中田 芳幸
【教育目標】
電子顕微鏡を用いて種々の材料の状態分析が行えるようになることを目的とする。そのために、電
子顕微鏡の操作を習得すること、様々な物質の電子顕微鏡試料の作製方法を習得すること、電子回折
でどのような情報が得られるのかを理解することなどが必要である。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
Sb-Te-X合金の結晶構造解
析
X線回折や電子回折などの手法を用いてSb-Te-X合金の結晶構造の解
析を行う。
2
Ti-Pd-X合金の結晶構造解
析
X線回折や電子回折などの手法を用いてTi-Pd-X合金のマルテンサイ
ト時効に伴う結晶構造変化を調べる。
3
デコンボリューションによ
るEELSスペクトル解析
EELS(電子エネルギー損失分光法)の測定結果をデコンボリュートし、
電子状態に関する有用な情報を引き出すプログラムの開発を行う。
4
Ni-Mn-Gaの 時 効 に 伴 う 結
晶構造変化
最近の研究からNi-Mn-Gaは時効すると電子回折図形に変化がみられ
ることが分かった。その詳細をさらに調べる。
【評価方法】
卒業研究に対する研究の取り組み方や論文の内容、および卒業研究発表から総合的に評価する。
-78-
卒業研究・制作・講読
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:清水 文直
【教育目標】
誘電体材料に関する実験研究を行って、実験を通して研究というものを自ら一冊の冊子にまとめあ
げてみることを目的とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
新しい誘電体結晶の合成と
結晶育成
熔融法あるいは水溶液蒸発法により、誘電体試料を合成して単結晶の
最適育成条件を検討する。
2
示差熱分析(DTA)による相
転移点の存在の確認
対象物質を元に、示差熱分析(DTA)により相転移の存在を確認する。
3
誘電率の温度依存性の測定
による相転移の存在の確認
示差熱分析によって相転移の存在が確認された物質において、誘電率
の温度依存性を明らかにする。
4
D-E履歴曲線の観測
誘電率の測定により、明瞭な誘電異常が確認された物質において、
D-E履歴曲線の観測を行い、強誘電性の存在の吟味を行う。
5
α-β相転移点を持つ物質
における時間依存性の測定
α-β相転移点を持つ物質が見つかれば、その時間依存性の測定を実
施する。
試験
試験は実施しない。
【評価方法】
卒業研究は限られた時間内で行われるため、そうたやすく研究成果があがるものではない。そこで
実験への貢献度を見てそれを評価する。
【備考】
実験装置は長きに亘り使用してきた装置がほとんどである。また測定用ホルダーは自作しているも
ので、そのような装置は常に注意して使用することが望ましい。
-79-
卒業研究・制作・講読
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中尾 剛
【教育目標】
情報通信ネットワークシステムについて、研究および開発を行う。テーマは、各自の興味や実力を
加味して決定するが、原則1テーマ1人で研究を行う。
【授業計画】
卒業研究テーマの例
1. Webアプリケーション
データベースを用いた情報管理システムの研究開発を行う。
2. 教育支援システム
Webベースで学習できるシステムの研究開発を行う。
3. 情報セキュリティー
機器の個体識別番号などを用いたセキュリティーシステムの研究開発
を行う。
4. 非接触認証システム
ICカードやRFIDなどの非接触認証に関する研究開発を行う。
5.GISを用いたアプリケーション
GIS技術を用いたアプリケーションシステムの研究開発を行う。
6. 情報教育について
中等教育で実施されている情報教育について調査し分析を行う。
試験
実施しない。
【準備学習】
毎週、進捗状況などを報告するゼミを実施する。その際に、1週間の研究進捗および成果を効率よ
く報告する準備をしてゼミに臨むこと。
【評価方法】
成績は、本人の努力の過程と結果に基づいて評価する。また、週に1度のゼミにおいて、進捗およ
び成果を報告し卒業研究の計画と結果を確認する。
【備考】
卒業研究は、
これまで学んできた知識を学生が具体的に再確認する、学部教育の集大成である。講義、
就職活動および実験の合間に、
常に自分のやろうとしている研究やシステム開発の周辺を調べ、スムー
スに研究を進める努力を怠らないことが大事であるとともに、卒業研究により専門基礎力を具体的に
身につけることが目的である。
-80-
卒業研究・製作・講読
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:坂本 直道
【教育目標】
低環境負荷材料やリサイクル材料などに関する研究やナノ加工・ナノ材料に関する研究を通して、
実社会における技術者としての基本的な技術・知識を身につけることを目標とする。
【授業計画】
研究テーマの例
1. 放
電プラズマ焼結法を用いて
作製したダイヤモンドライク
カーボン焼結体の機械的特性
放電プラズマ焼結法を用いて作製したダイヤモンドライクカーボン焼
結体のヤング率や硬さなどといった機械的特性を明らかにする。
2. 放
電プラズマ焼結法によって
作製したダイヤモンドライク
カーボン焼結体の構造的特性
放電プラズマ焼結法を用いて作製したダイヤモンドライクカーボン焼
結体の微細組織や炭素結合状態などといった構造的特性を明らかにす
る。
3. 放
電プラズマ焼結法を用いた
高光透過性を有するダイヤモ
ンドライクカーボンの厚膜の
創製
放電プラズマ焼結法を用いて高い光透過性を有するダイヤモンドライ
クカーボン厚膜の作製を試みる。
4. 擬
二元系窒化アルミニウム薄
膜の機械的特性と微細構造
物理気相蒸着法を用いて作製した種々の擬二元系窒化アルミニウム薄
膜の機械的特性と微細組織の関係を明らかにする。
5. シ
リサイド系材料の電気的特
性の評価
プラズマ放電焼結装置を用いて作製したシリサイド系熱電材料の電気
的特性を明らかにする。
6. シ
リサイド系熱電素子に対す
る電極材料の最適化
プラズマ放電焼結装置を用いて作製したシリサイド系熱電材料に対し
て,種々の金属材料を用いて素子を作製し、それによる接合近傍の電
気的特性を評価する。
【評価方法】
専門知識の習得の程度、実験の成果・取り組み方、卒業研究発表の内容によって総合的に評価する。
【備考】
卒業研究発表までを行うことが成績評価の大前提である。他の講義を受ける時間帯以外はすべてこ
の科目に時間を当てる必要がある。
-81-
卒業研究・制作・講読
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 直記
【教育目標】
卒業研究・制作・講読の課題を通し、問題解決に対応できる総合力を身に修める。仕事を進める手
順・計画の立案とその実行、そして結果を報告書として発表する体験を重ねる。
【授業計画】
卒業研究・制作・講読のテーマの例
1 レーザー光を用いたフーコー
の実験の再現
1858年フーコーは回転鏡を用いて光の速度求めた。光源に4He-Neレー
ザーを用い、鏡の回転数を440Hzとし、室内でフーコーの実験が再現
可能か試みる。
2 大型コンデンサーによるアー
ク放電の電流測定の試み
先端を円錐状に削った一対の炭素棒に大型コンデンサーより一気に放
電させてアークを発生させる。アークの最大電流値測定法を試みる。
3 ビスマス・アンチモン混晶の
電気抵抗測定
ビスマス・アンチモンの混晶はアンチモンの濃度により半金属から半
導体、トポロジカル絶縁体と豹変する。アンチモン濃度6 ~ 25%につ
いて電気抵抗を測定する。
4 ビスマス・アンチモン(BiSb)
混晶の磁気抵抗測定
ビスマス・アンチモンの混晶はアンチモンの濃度により半金属から半
導体、トポロジカル絶縁体と豹変する。アンチモン濃度6 ~ 25%につ
いて磁気抵抗を測定する。
5 燃料電池の特性
固体高分子型燃料電池(PEFC)の特性を調べる。
6 物理教育のための実験装置の
開発
物理学の基礎をより解りやすくより深く学生に理解させるために、教
卓で実施できるデモンストレーション用の実験装置を新たに開発する。
【準備学習】
研究課題についての参考文献・物理の教科書を熟読すること。
【評価方法】
卒業研究・制作・講読に取り組んだ姿勢、年間を通しての出席と研究の進捗状況、研究発表会の内
容から総合的に評価する。
【参考書】
研究課題ごとに適宜紹介する。
【備考】
卒業研究は入学以来学んできた知識学問の集大成である。目標に向かって企画、立案、実行、報告
を実践し仕事を成し遂げる体験を積むことが重要な点である。
-82-
基礎物理学Ⅱ
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中田 芳幸
【教育目標】
現代社会では電気なしでは考えられないし、日常利用している家電製品にも電磁気学の法則を巧み
に利用したものが多い。この基礎物理学IIでは、電磁気学に的を絞り、電気、磁気についてどのよう
な法則があるのかを学び、それらの法則を使って、基本的な現象を説明できるようになることを目的
とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
クーロンの法則
摩擦などによる静電気がどのようにして生じるのかを理解する。また、静電気
の間に働く力がクーロンの法則によって記述できることを理解し、実際に力の
大きさが計算できる。
2
電場
電場とはどのような物理量なのか、また、それを描出する電気力線の意味を理
解し、電気力線を見て、空間の各点における電場の状態を説明できる。
3
電位
電位とはどのようなものかを理解し、空間電場の変化から電位の変化を説明で
きる。逆に電位の変化から、電場の変化を説明できる。
4
キャパシター
キャパシターに蓄えられる電気量と電圧
(電位差)との関係を説明できる。また、
平行平板のキャパシターの電気容量が何によってきまるのか説明できる。
5
キャパシターの接続
キャパシターを直列と並列に接続した場合の合成電気容量の計算ができる。
6
オームの法則
オームの法則を学び、電気抵抗や抵抗率が何かを説明できる。また、抵抗を
直列や並列につないだ時の合成抵抗の計算ができる。
7
電流の仕事率
電流が流れた時の仕事率の計算ができる。また、ある時間内に発生する熱量
の計算ができる。
8
磁 石や 電 流 が 作る
磁場
磁石や電流の周りに磁場が生じていることを理解し、磁場の概略図を描くこと
ができる。磁場と電場の類似点と相違点を説明できる。
9
運動する荷電粒子に
働く力
磁場中を荷電粒子が運動する場合に、荷電粒子に働く力の大きさと方向を求
めることができる。また、直流モーターの仕組みを説明できる。
10
電磁誘導
電磁誘導とはどのような現象かを説明できる。また、磁場の時間変化から誘
導電流の向きが答えられる。
11
発電機と変圧器
発電機も変圧器の原理を説明できる。変圧器の巻き数から出力電圧と電流の
計算ができる。
12
光の回折
光の回折現象を説明できる。また、回折格子によって得られた干渉縞から光の
波長が計算できる。
13
光の屈折
光が波であることから異なる媒質の間で屈折を起こすことが説明できる。屈折
の法則を理解し、屈折角が計算できる。
14
光と電子の二重性
光は波であるが同時に粒子としての性質も持ち合わせていることを具体的な実
験をもとに説明できる。光が運ぶエネルギーと運動量を計算できる。
15
まとめ
後期の学習で自ら不十分であると思われる個所を具体的な問題を解くことによ
り、復習し、理解度を確認する。
試験
試験を実施する。
試験
【準備学習】
授業中に配布したプリントでわからない点を教科書などを参考にして、復習しておくこと。
【評価方法】
授業中に配布するプリント(20)
、学期末テスト(80)
【テキスト】
書 名
増補版物理入門
著 者
原康夫
出 版 社
学術図書出版
-83-
価 格
2,000円
ISBN
978-4-7806-0116-9
基礎化学Ⅱ
1 年 後期 選択 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:勝又 春次
【教育目標】
大学基礎レベルの化学として必要な内容として、ここでは化学反応速度、酸と塩基、酸化と還元、
熱力学の法則、化学平衡などの基本的知識を習得し、それらを応用する技術を身につけることが目標
である。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
項 目
酸と塩基
酸と塩基
酸化と還元
酸化と還元
電気分解
反応速度
反応速度
まとめ1
熱力学第一法則
エンタルピー
11
熱力学第二・第三法則
12
化学平衡
13
化学平衡とギブズ自由エ
ネルギー
平衡定数とギブズ自由エ
ネルギー
まとめ2
試験
14
15
試験
到 達 目 標
酸と塩基の化学的な定義、酸塩基の電離と電離平衡、説明できる。
pHの定義、指示薬、中和反応、中和滴定を説明できる。
酸化と還元の定義、酸化数、酸化剤と還元剤を説明できる。
金属のイオン化傾向、ダニエル電池、電池の原理、を説明できる。
各種電池、電気分解、電解精錬を説明できる。
反応速度の表し方、反応速度定数、反応次数、素反応を説明できる。
活性化エネルギー、触媒の仕組みを説明できる。
ここまでの学習内容の要約を行う。
系の概念、熱力学第一法則、仕事と熱を説明できる。
エンタルピー関数、反応エンタルピー、標準生成エンタルピーをを説明
できる。
エントロピーの導入、状態変化に伴うエントロピー変化、標準エントロ
ピーを説明できる。
自由エネルギー関数の導入、
ギブズの自由エネルギーによる反応の予測、
相平衡における自由エネルギーの変化を説明できる。
標準生成自由エネルギー、
化学反応の自由エネルギー変化を説明できる。
標準反応ギブズエネルギーと平衡定数との関係、化学ポテンシャルの定
義を説明できる。
ここまでの学習内容の要約を行う。
試験を実施する。
【準備学習】
予習、復習をする。
【評価方法】
演習問題の提出状況、期末試験により総合的に評価する。
【テキスト】
書 名
一般化学
著 者
芝原寛泰、斉藤正治共著
出 版 社
化学同人
-84-
価 格
2,100円
ISBN
4-7598-1020-X
コンピュータプログラミングB
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中尾 剛
【教育目標】
C言語を用いてプログラムの考え方、プログラミング実習などを行う。それにより、C言語開発環
境の扱い方、プログラミング、コンパイル、デバッグ、実行ができる技術を習得する。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス、VCの使
い方
2
標準入力、変数形式
3
4
5
6
標準入力、変数形式
配列変数、条件分岐
(単
純2分岐)
条件分岐(多分岐)
繰返し処理
7
8
9
10
課題演習1
課題演習2
配列変数(1次元)
配列変数(文字列)
11
12
関数の考え方
変数の有効範囲と関数
13
14
15
課題演習3
課題演習4
総合演習
試験
到 達 目 標
開発環境の使用方法について学習し、その内容を実習することができる。
C言語の基本構成と標準出力について学習し、その内容を実習することがで
きる。
標準入力と変数の形式について学習し、その内容を実習することができる。
配列変数と単純2分岐について学習し、その内容を実習することができる。
複雑な分岐について学習し、その内容を実習することができる。
for文とwhile文による繰り返しについて学習し、その内容を実習することがで
きる。
前半課題演習を行い、学習した内容についてプログラミングすることができる。
前半課題演習を行い、学習した内容についてプログラミングすることができる。
1次元配列と配列の参照について学習し、その内容を実習することができる。
文字列の配列への代入および参照について学習し、その内容を実習すること
ができる。
ユーザ定義関数について学習し、その内容を実習することができる。
変数の有効範囲と関数への値引渡し、戻り値について学習し、その内容を実
習することができる。
後半課題演習を行い、学習した内容についてプログラミングすることができる。
後半課題演習を行い、学習した内容についてプログラミングすることができる。
1 回から14 回までの実習をまとめ、総合的な演習を行い、学習した内容につ
いてプログラミングすることができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回、練習問題を出題するので、学習内容を復習して練習問題を行うこと。練習問題については、
学習支援システムで提出すること。
【評価方法】
平素の実習への出席と取り組み状況および、課題レポートの内容などを総合的に判断する。特に課
題演習、総合演習の取り組みについて評価する。
【備考】
この講義で使用した資料(講義ノート)は、
講義終了後、情報通信ネットワーク研究室のホームペー
ジに掲載する。必ず復習を行い、単元ごとに確実に理解するが必要である。http://pooh.iwakimu.
ac.jp/(ただし、学内からのみ閲覧可能で印刷はできない)
-85-
情報デバイス基礎
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井上 知泰
【教育目標】
現在の情報技術の基本的役割を担っているのは半導体デバイスである。本講義では半導体の基本的
性質、機能デバイスを構成するためのエッセンスであるp-n接合の性質、機能の理解を最大の目標と
する。p-n接合ダイオード、ショットキーダイオード、バイポーラトランジスタ、MOSトランジスタ、
集積回路などについて理解し、最後にディスプレイデバイスにも触れて高学年の講義に備える。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
情 報デバイスの基
礎
現在のIT分野のハードウェアで主体的役割を果たしている情報デバイスの発展
の簡単な歴史的経緯、デバイスの種類などを理解する。
2
半導 体の基礎的
理解のための導入
半導 体とは何かを、電気抵抗の温 度係数と不純物ドーピングによる変化から学
ぶ。代表的な半導体のシリコンについて、物理的特性、結晶構造などを説明で
きる。
3
半導体のバンド構
造 I
孤立原子では電子エネルギは離散的な値を取るが、固体では構成原子の電子軌
道が重なり、取り得るエネルギ値に幅ができ、エネルギバンドができることを説
明できる。
4
半導体のバンド構
造 II
エネルギバンドの禁制帯の幅から、物質の電気的性質や光学的性質が決まり、
発光ダイオードや半導体レーザの発光波長が決まることを説明できる。
5
p-n接合の特性 I
半導体に3属や5属の不純物をドーピングすると、電気伝導の担い手であるホー
ルや電子の濃度を制御でき、このときフェルミレベルの高さが変化することを説
明できる。
6
p-n接合の特性 II
n型とp型半導体を接合させると、両者のフェルミレベルの高さが一致する様に繋
がるため、バンド障壁ができ、界面に空乏層ができること、整流作用が生ずるこ
とを説明できる。
7
ダイオードの種 類
と応用
ダイオードの順方向と逆方向の電圧・電流特性、空乏層の厚さや降伏電圧を決
める要因、ツェナーダイオードやバリキャップダイオードなどのデバイス機能を説
明できる。
8
ショットキ接 合と
オーミック接合
金属膜と半導体の接合では、金属の種類や半導体の不純物濃度の選択により、
整流作用を持つショットキ接合、あるいはオーミック接合となることを説明できる。
9
バイポーラトラン
ジスタ
トランジスタ発明の経緯、pnpあるいはnpn構造を形成するとバイポーラトランジ
スタができ、増幅作用が可能となることを説明できる。
10
トランジスタ増 幅
回路
エミッタ接地回路を中心としたトランジスタ増幅回路の基本原理、増幅率や周波
数限界などを説明できる。
11
MOSトランジス
タ
2つのpあるいはn型拡散層の間に金属電極/絶縁層を形成してゲートを設けると、
MOSトランジスタができ、増幅やスイッチングができることを説明できる。
12
集積回路 I
多くのトランジスタやキャパシタを半導体チップ上に形成し、金属膜で互いに配線
すると、高度な機能を持った集積回路(IC)ができることを説明できる。
13
集積回路 II
ICにはメモリやプロセッサなど多くの種類があり、最近は数10億個もの素子を集
積したLSIが製造され、1チップでシステムが構成できることを説明できる。
14
ディスプレイデバイ
ス
液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイパネル(PDP)、誘起EL(エレクトロ
ルミネッセンス)、電子ペーパなどの表示素子の動作原理を説明できる。
15
まとめ
これまで学習してきたことを、整理してまとめる。
試験
【準備学習】
授業の予習、復習を毎回行うこと。
【評価方法】
授業中の小テストとレポートから評価する。
【テキスト】
書 名
よくわかる電子デバイス
著 者
筒井一生
出 版 社
オーム社
-86-
価 格
2,500円
ISBN
4-274-13177-7
ネットワーク運用と情報倫理
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹内 良亘
【教育目標】
情報システムが社会基盤となった現在では、情報システムを抱えることに対する心配から逃れるこ
とはできない。コンピュータ社会の脆弱性に対抗するセキュリティ技術の重要度は日々高まるばかり
である。情報セキュリティの基本項目を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
インターネットセキュリティ
の概要
2
暗号の概要(1)
3
暗号の概要(2)
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
インターネット上の脅威について、それらがどのような攻撃から発生する
のか、またそれらを防ぐセキュリティ技術の現状を概説することができる。
暗号技術を概説することができる。
古典暗号である単純置き換え暗号、二重転置暗号、ワンタイムパッドを
説明することができる。
暗号の概要(3)
公開鍵暗号の基礎暗号であるナップザック暗号、RSA暗号、ディフィー・
ヘルマン方式、楕円暗号の概要を説明することができる。
暗号の概要(4)
実際に暗号を使用する場面において、SSL方式とIPSec方式との比較検
討を行うことができる。
セキュリティ対策の概要(1)
セキュリティ対策を概説することができる。
セキュリティ対策の概要(2)
認証プロトコルにおいて片方認証、双方認証をするにはどうすればよい
か、攻撃法であるなりすまし、中間介在人攻撃の危険性を説明すること
ができる。
セキュリティ対策の概要(3)
仕事の権限を決める認可の方法、マルチレベルのセキュリティモデルの
必要性を説明することができる。
天災復旧(ディザスターリカ 企業では天災による情報システムのダウンに対して従来よりも強固な対
バリー )の背景
策を講ずるようになったことを説明することができる。
ディザスターリカバリーシス 何をどのような優先順位で復旧すべきか、どの程度コストをかけるかの
テムの概要
概略を説明することができる。
コンピュータ室の機械設備 火災、出水、雷、地震、停電、侵入に対して、コンピュータ室はどう設
基準
計すべきか、対策項目をあげることができる。
コンピュータ室の電気設備 静電気、ウィスカ、電波放射、雷サージに対する対策の概要を示すこと
基準
ができる。
電子署名および認証業務に 電子商取引の基本となる法律を概説することができる。
関する法律
電気通信に関する法律
電子契約がかかわる電気通信の関連法律を解説することができる。
刑法と情報セキュリティ
情報社会における法的な対応に関する一般論の項目と、ハイテク犯罪に
おける刑法に期待されている項目とを挙げることができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
講義内容と、新聞、テレビ、インターネットニュースなどの具体的報道との対応をとる作業を行な
うと理解が深まる。
【評価方法】
数回のレポート課題を本学授業支援システムに提示する。システムに提出された内容で評価する。
【参考書】
書 名
著 者
1. ITセキュリティソリューショ 1. 片方 善治
ン大系
2. Information Security 2. Mark Stamp
-Principles and Practice
出 版 社
価 格
1.フジテクノシステム, 1.49,800円(上巻),
49,800円(下巻),
2. John Wiley &
2.11,235円
Sons
-87-
ISBN
1.4-93855-93-X(上
巻),-94-8(下巻),
2. 978-0-471-73848-0
情報数学
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹内 良亘
【教育目標】
情報数学はコンピュータサイエンスの基礎を担う。コンピュータの実際の応用にどうプログラミン
グされて使われるかに結びつけることが大事である。行列やグラフを用いて問題をモデル化し、それ
をいかにアルゴリズム化するかを体得することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
ピザ屋とメニューの行列表現
各メニューを各皿注文すると
価格はベクトルと行列の積
多様な注文に応じる価格計算
は行列同士の積
鼠の個体数増加をモデル化す
ると行列の巾乗
共通鍵暗号を行列で作る
ネットワークでコイン投げ
ゲーム
メールを秘密にして送る共通
鍵
メールに署名する公開鍵暗号
方式
バッテリーとモーターの製造
会社の生産計画
学食で食べるか否かをマルコ
フチェインで表わす
最適な選択を決めるゲームの
理論
全ての道を1回だけ通って元
に戻るオイラー閉路
全ての町を1回だけ通って元
に戻るハミルトン閉路
巡回セールスマン問題
グラフの色づけ問題
到 達 目 標
行列の要素には意味があることを説明することができる。
横ベクトルx縱ベクトルの内積、横ベクトルx行列、行列x縱ベクト
ルが計算できる。
行列同士の積ができる。
行列の100乗といった計算は数学ツールを使うと簡単であると説明
することができる。
暗号とは何か、鍵とは何か、mod演算と行列から共通鍵を作ること
を説明することができる。
一方向関数とは何か、ハッシュ関数とは何かを説明することができ
る。
乱数という共通鍵を送受信者で共有するのは大変であり、
ディフィ・
ヘルマン法による鍵共有法の有効性を説明することができる。
公開鍵暗号方式の原理と、10進数300桁の合成数の素因数分解が難
しいことを示すことができる。
バッテリーを作るのにモーターが必要で、モーターを作るのにバッ
テリーが必要という状況で、目標数の製品を製造する問題を有向グ
ラフで解くことができる。
状態が確率的に遷移していく遷移図を説明することができる。
ノイマン先生のゲームの理論に入門することができる。
オイラー閉路を構成することができる。
ハミルトン閉路を構成することができる。
セールスマンが時間、距離、コストに関して最小値でセールスポイ
ントを巡回する問題を説明することができる。
地図の4色塗り分け問題を説明することができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
日常生活において講義内容が活用できる情况を探してみよう。行列とかグラフを適用してみると役
立つ自分のツールになる。
【評価方法】
数回のレポート課題を本学授業支援システムに提示する。システムに提出された内容で評価する。
【参考書】
書 名
著 者
出 版 社
価 格
1.Discrete Mathematics through 1.N.Crisler and G. W. 1.W.H.Freeman, 1.10,847円
Applications,
Froelich,
2.暗号-ネットワーク社会を守る鍵, 2.笠原政雄,境 隆一, 2.共立出版,
2.2,520円
3.明るい暗号の話
3.今井秀樹
3.裳華房
3.1,365円
-88-
ISBN
1.0-7167-0000-x,
2.4-320-01648-3,
3.4-7853-8688-6
アナログ回路
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:秋庭 孝一
【教育目標】
アナログ回路は電子回路応用技術の基本であり、コンピュータのインターフェイス回路としても重
要である。オップアンプの応用を中心に学習し、具体的な電子回路(たとえば増幅器、発振器、フィ
ルタなど)が設計できることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
項 目
帰還増幅器
12
負 帰 還 増 幅 器 と周
波数特性
負帰還増幅器の歪特
性と内部雑音の軽減
負 帰 還 増 幅 器 の入
出力インピーダンス
オップアンプの基 本
特性
オップアンプと帰 還
回路
オップ アンプによる
積分回路と微分回路
オップ アンプによる
フィルタ回路
オップアンプの応用
回路
オップアンプの性 能
とマニュアル表
オップアンプの内部
回路
発振回路
13
電源回路
14
安定化電源回路
15
まとめ
3
4
5
6
7
8
9
10
11
試験
到 達 目 標
情報信号の一般的性質と電子回路の基本的性質を説明することができる。出
力信号の一部または全部を帰還して入力信号に加え合わせ、再度増幅するアン
プの振る舞いを調べ、動作を説明することができる。
負帰還増幅器の特徴を調べ、負帰還の効果により増幅器の周波数特性が著し
く改善されることを計算で示し、内容を説明することができる。
負帰還の効用として最も重要な非線形歪の発生を軽減する効果を計算する。内
部で発生する雑音の軽減にも大きな効果があることを計算で示すことができる。
負帰還増幅器の入出力インピーダンスを計算できる。
オップアンプの基本的事柄を概観する。合わせてオップアンプに対する基本的
な考え方が説明できる。
オップアンプの最も基本となる反転増幅回路と非反転増幅回路が説明できる。
差動アンプについても説明できる。帰還回路の重要性が説明できること。
アナログ信号処理の例として信号の時間変化を積分する回路ならびに微分する
回路を考察し、動作が説明できる。
オップアンプの帰還回路を工夫し、
平坦な周波数特性を加工することにより、
フィ
ルタとしての必要な周波数特性を得る方法が説明できる。
加算回路、減算回路、精密整流回路、対数増幅器、電圧電流変換回路の動
作を説明することができる。
マニュアルに記載されているオップアンプの諸特性を示すパラメータについて説
明できる。
差動増幅回路、定電流回路、ダーリントン接続回路、コンプリメンタリシンメト
リ回路による電流ブースタ回路の動作を説明することができる。
正帰還に基づく発振回路の動作を説明することができる。合わせてオップアン
プによるVCOの動作を説明するすることができる。
全波ブリッジ整流回路、チョークインプット平滑回路、コンデンサインプット平
滑回路を説明することができる。
並列制御、直列制御による安定化電源を設計できる。合わせて電子制御回路
の基礎的な事柄を説明することができる。
学習した課題をまとめ、具体的な電子回路の回路解析ができ、実際の数値を
代入して回路設計ができること。それらの事柄についてレポートにまとめること
ができる。
行なわない。
【準備学習】
毎回、学習するアナログ回路の概要を予習すること。また学習した回路について、具体的に数値を
入れて回路設計できるように復習すること。不定期に行う演習で予習と復習の効果を判定する。
【評価方法】
まとめで作成したレポートの内容で評価する。
【テキスト】
書 名
著 者
オペアンプからはじめる電子
回路入門(電子回路で使用し
た教科書と同じである。
)
別府俊之・福井康裕
共著
出 版 社
森北出版
【備考】
教科書は電子回路で使用したものと同じです。
-89-
価 格
2,600円
ISBN
4-627-76111-2
インターンシップ
3 年 集中 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹内 良亘
【教育目標】
企業、官公庁、非営利団体などの現場における就業体験を通じて、業種や職種に対する理解を深め
ると共に、社会に対する適応力や、自分自身の適正を客観的に評価できる力を養う。また、就業体験
を通して、社会の一員として必要なマナーを身につける。
【授業計画】
No.
項 目
1
インターンシップとは
2
前調査
3
提出書類の書き方
4
実習先の検討
5
事前研修
6
実習1
7
実習2
8
実習3
9
実習4
10
実習5
11
実習6
12
実習7
13
14
15
報告書をまとめる
発表会の準備
インターンシップ 発
表会
試験
到 達 目 標
インターンシップとは何かを説明できる。
どのような実習先があるかを調べ、報告することができる。
履歴書や自己紹介書が書けるようになる。特に、自己紹介書では、自分の長
所短所を的確に表現し、自己アピールができる。
企業から提出されたインターンシップ参加申込書をなどを参考にしてどこで実習
を行うかを決める。
インターンシップを行うにあたって、インターンシップの意義を理解する。すなわ
ち、就業体験を通して、その業種や職種に対する理解を深め、また、社会人と
して必要なマナーを身につけ、実践できる。
社会の一員として、実習先の環境に溶け込み、受け入れ担当者と上手にコミュ
ニケーションをとる。また、担当者からの指示通りの業務をこなすことができる。
社会の一員として、実習先の環境に溶け込み、受け入れ担当者と上手にコミュ
ニケーションをとる。また、担当者からの指示通りの業務をこなすことができる。
社会の一員として、実習先の環境に溶け込み、受け入れ担当者と上手にコミュ
ニケーションをとる。また、担当者からの指示通りの業務をこなすことができる。
社会の一員として、実習先の環境に溶け込み、受け入れ担当者と上手にコミュ
ニケーションをとる。また、担当者からの指示通りの業務をこなすことができる。
社会の一員として、実習先の環境に溶け込み、受け入れ担当者と上手にコミュ
ニケーションをとる。また、担当者からの指示通りの業務をこなすことができる。
社会の一員として、実習先の環境に溶け込み、受け入れ担当者と上手にコミュ
ニケーションをとる。また、担当者からの指示通りの業務をこなすことができる。
社会の一員として、実習先の環境に溶け込み、受け入れ担当者と上手にコミュ
ニケーションをとる。また、担当者からの指示通りの業務をこなすことができる。
大学に提出する実習先での実習内容を整理し、報告書にまとめる。
パワーポイントなどを用いて、発表資料を作成することができる。
インターンシップ発表会で実習内容、実習で学んだことなどを聴衆にわかりやす
く説明することができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
授業の予習、復習を毎回行うこと。
【評価方法】
成績は事前研修、学生が作成する報告書と実習先から報告される評定書、報告会での発表内容の3
項目を以下の重みで評価する。事前研修(20)
、報告書と評定書(40)、発表会(40)。
-90-
コンピュータアーキテクチャー
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高山 文雄
【教育目標】
高度情報社会の基本的で重要な担い手であるコンピュータを効率よく利用するためには、コン
ピュータサイドのプログラミング技術の習得が役に立つ。この科目は、コンピュータの基本構成要素
であるCPU、レジスター、記憶、入出力の各装置の有用な機能を理解するとともに、アセンブリー
プログラミング演習を併用することで、高度なPC利用技術の向上を図ること目的としている。また、
プログラミング言語としてアセンブリー CASLを用いるので、情報技術の国家試験対策のための学力
向上も目指している。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
(講 義)コンピュータの 基 本
構成要素の基礎と動作
コンピュータの基本的な装置、その機能概要、および命令サイクルを理
解し、装置の動作を説明できる。
2
(講義)仮想コンピュータの
概要
情報処理技術者試験用の仮想コンピュータCommetIIを元に、基 本的
な装置とその働きを説明できる。
3
(講 義 )機 械 語、アセンブ
ラー命令について
機 械 語とは何か、またアセンブラーとはどんな処理を行うかを理 解し、
コンピュータ内部の情報の表現について説明できる。
4
(講義)基 本命令1
(加算、 加算、減算、分岐命令を理解し、簡単なアセンブリープログラムを説明
減算、分岐)
できる。
5
(演習)基本命令1
CASLアセンブラープログラムの作成を行い、加算、減算、分岐命令の
働きが理解できる。
6
( 講 義 )基 本命 令2( 論 理
演算)
論理演算命令の機能を理解し、例題プログラムを説明できる。
7
(演習)基本命令2
論理演算命令に関するアセンブラープログラムの作成を行うことにより、
実践的なプログラムを設計できる。
8
( 講 義 ) 基 本命 令3( 繰り
返し)
繰り返し処理について理解し、例題プログラムの手順を説明できる。
9
(演習)基本命令3
繰り返し処理を使ったアルゴリズムと プログラムの作成を行うことによ
り、実践的なプログラムの設計、実行ができる。
10
(講義)基本命令4(ビット
操作、スタック操作)
ビット操作、スタック操作処理を理解し、それらの有効性を説明できる。
11
(演習)基本命令4
ビット操作、スタック操作処理を使ったアルゴリズムとプログラムの作成
を行うことにより、実践的なプログラムの設計、実行が出来る。
12
(講義)割り込み処理
割り込み処理の概念を理解し、例題プログラムを説明できる。
13
(演習)応用演習1
基本的な総和や最大最小アルゴリズムのプログラム作成を行うことによ
り、それらのアルゴリズムの重要性を理解できる。
14
(演習)応用演習2
応用演習1の継 続として、ビット演算など処理プログラムの作成演習に
より、実用的なアルゴリズムを設計、実行できる。
15
(演習)応用演習3
応用演習2の継続として、資格試験レベルのプログラム作成を行うことに
より、高度なアルゴリズムを設計、実行できる。
試験
まとめ(試験)
これまで学習したコンピュータの基 本 構造、情報の内部表現、重要な
アルゴリズムの理解を確認する。
【準備学習】
予習:次の授業でやる教科書の対応箇所を読んでくる。復習:講義における課題や、演習課題を期
日までに提出する。
【評価方法】
レポートの完成度および小テスト、期末テスト結果を考慮して評価する。
【テキスト】
書 名
アセンブラー言語CASLII
著 者
出 版 社
東田幸樹、山本芳人、 工学図書
広瀬啓雄
-91-
価 格
1,995円
(本体1,900円)
ISBN
4-7692-0416-7
コンピュータ周辺機器
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹中 久
【教育目標】
コンピュータ周辺機器のうち、代表的なものの機能、構成、使用上の注意、コンピュータとの接続
方法、データ交換方法を学び、適切な機器の選択とコンピュータとの接続ができるようになる。
【授業計画】
No.
項 目
1
概要、コンピュー
タ動作原理の復習
2
コンピュータ入出
力方式の基礎
3
インタフェースI
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
現在用いられているコンピュータ周辺機器にどのようなものがあるか概観し、
コンピュータとの関係を学ぶ。このため、コンピュータの復習を簡単に行う。
コンピュータとコンピュータ周辺機器との情報交換のために、コンピュータに
用意されている機能の基礎を学び理解し、以後の授業の理解を助ける。
RS-232C、セントロニクス規格を学び理解し、これらの規格に準拠している周
辺機器とコンピュータとの接続ができ、情報交換ができるようになる。また、
情報交換に要する時間の計算ができるようになる。
インタフェースII SCSIとIEEE1394規格について学び、理解し、これらの規格に準拠している周
辺機器とコンピュータとの接続が出来、情報交換ができるようになる。
イ ン タ フ ェ ー ス USBとBluetooth規格について学び、理解し、これらの規格に準拠している周
III
辺機器とコンピュータとの接続が出来、情報交換ができるようになる。
ディスプレーパネ ブラウン管ディスプレーとLCDディスプレーの構造、動作原理を学ぶ。また、
ル
マトリクス選択方式の理解を深め、将来この選択方法を利用できるようになっ
ておく。
ディスプレー装置 ディスプレー装置の構成とコンピュータとの関係を学び、理解し、要求仕様に
合致した適切なディスプレー装置を選択し利用できるようになる。
プリンター I
レーザプリンタ、インクジェットプリンタの構成、機能、仕様を学び理解する。
要求仕様に合致した適切なプリンタを選択し、利用できるようになる。
プリンター II
インパクトプリンタの構成、機能、仕様を学び理解する。要求仕様に適合した
適切なインパクトプリンタを選択し、利用できるようになる。
補助記憶装置I
光ディスク装置の記録原理を学び理解し、説明できるようになる。
補助記憶装置II
光ディスク装置の装置構成、仕様を学び理解し、要求仕様に合致した適切な機
器を選択し、利用できるようになる。
補助記憶装置III
磁気記憶装置の記憶原理、装置構成、代表的仕様を学び理解し、要求仕様に合
致した適切な機器を選択し、利用できるようになる。
ネットワーク機器 ルータ、ブリッジ、無線LAN装置を学ぶ。各自がネットワークの設計や問題
があった場合の解決方法を発見、実施できるようになる。
A/D、D/A装置
アナログ‐ディジタル変換およびディジタル‐アナログ変換装置について、そ
の必要性、動作原理、使用上の注意点を学ぶ。将来、アナログデータ処理をコ
ンピュータで行う必要がある場合に備える。
まとめ
これまで学んだことをもとに、
様々な周辺機器についてその特徴を説明できる。
試験
試験を実施する。
【準備学習】
授業前に前回の講義内容をきちんと押さえて、新たな授業に臨むこと。
【評価方法】
期末試験(60点)
、授業中の口頭試問、小テスト(40点)の合計が60点以上で合格とする。授業中
の態度により10点を限度に減点することがある。
-92-
コンピュータプログラミングC
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中尾 剛
【教育目標】
Webプログラミングで広く用いられているJavaScript、PHPについて学習し、動的でインタラクティ
ブなホームページの作成する技術を習得する。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
ガ イ ダ ン ス、 動 的Web 動的なWebページの作成方法について学習し、静的なページとの違いを
ページ
説明することができる。
2
基本的なHTML(その1) 基本的なHTMLタグ(文字修飾)について学習し、実習をおこなうこと
ができる。
3
基本的なHTML(その2) 基本的なHTMLタグ(表、箇条書き)について学習し、実習をおこなう
ことができる。
4
基 本 的 なHTML( そ の 基本的なHTMLタグ(リンク)について学習し、実習をおこなうことが
3)、実習環境設定
できる。また、FTPおよびWWWサーバの設定を行うことができる。
5
PHPの基本(その1)
PHPの基本的な文法について学習し、実習をおこなうことができる。
6
PHPの基本(その2)
出力関数と変数について学習し、実習をおこなうことができる。
7
PHPの基本(その3)
文字列の操作と文字列関数について学習し、実習をおこなうことができ
る。
8
PHPの基本(その4)
繰り返し処理について学習し、実習をおこなうことができる。
9
PHPの基本(その5)
HTMLタグへの反映方法について学習し、実習をおこなうことができる。
10
値の受け渡し1
GETとPUTについて学習し、実習をおこなうことができる。
11
値の受け渡し2
入力フォームについて学習し、実習をおこなうことができる。
12
選択入力
選択フォームについて学習し、実習をおこなうことができる。
13
総合演習1
総合演習を行い、学習した内容についてプログラミングすることができ
る。
14
総合演習2
総合演習を行い、学習した内容についてプログラミングすることができ
る。
15
まとめ
実技試験を行い、学習した内容についてプログラミングすることができ
る。
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回、練習問題を出題するので、学習内容を復習して練習問題を行うこと。練習問題については、
学習支援システムで提出すること。
【評価方法】
平素の実習への出席と取り組み状況および、課題レポートの内容などを総合的に判断する。特に課
題演習、総合演習の取り組みについて評価する。
【備考】
この講義で使用した資料(講義ノート)は、
講義終了後、情報通信ネットワーク研究室のホームペー
ジに掲載する。必ず復習を行い、単元ごとに確実に理解するが必要である。http://pooh.iwakimu.
ac.jp/(ただし、学内からのみ閲覧可能で印刷はできない)
-93-
情報工学特別講義
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井上 知泰,坂本 直道,清水 文直,高山 文雄,竹内 良亘,竹中 久
中尾 剛,中田 芳幸
【教育目標】
3年生前期の電子工学特別講義をふまえて各自が希望する研究室で、セミナー・演習・実験・製作
などを行う。4年生で開講される「卒業研究・制作・講読」を履修するための基礎を習得する。各研究
室で行う内容は以下のとおり。
【授業計画】
1~
No.
15
試験
項 目
半導 体プロセスとその周
辺技術
卒 業 研 究と就 職 活 動の
準備
到 達 目 標
半導体プロセス、真空技術、薄膜形成技術、電子デバイスの動向などにつ
いて知識を得て、それらの概要を説明できる。(井上)
卒業研究に必要なナノテクノロジーやエコマテリアルに関する知識を習得で
きる。履歴書やエントリーシートが書けるようになり、就職活動を始められ
るようになる。(坂本)
誘電体材料に関する講義 誘電体材料に関しての基礎知識を学び、説明できるようになることを目標
と実験
とする。卒業研究における実験で必要となる測定装置の取り扱いに関して
も習得することを目標とする。(清水文直)
3D コン ピ ュー タグ ラ 3Dグラフィックスの表現方法、
アフィン変換、
プリミィブと論理演算、
マッピィ
フィック(3DCG)プログラ ング、シェーディングなどの機能をプログラミング演習で学び、フォトリアル
ミング演習
な3DCG作品を作れる。(高山)
画像処理の基本操作
信号処理用のCASEツールMATLABを用いて、画像を表示する、画質を
改善するなどの基本的な画像処理を行なえる。(竹内)
電子回路の工作実習
電子回路を設計する。製作可能な状態の実体配線図を起こす。試作し、
試運転をする。(調光器、電子ブザー、ゲームサウンド、電子オルゴールな
どの回路)(竹中)
Webアプリケーションシス 対話型のWebアプリケーションシステムをPHP言語などを用いて構築する
テムの構築
方法を理解する。実際にネットショップの商品リストページ、注文ページ、
代金計算ページなど、模擬サイトを構築することができる。(中尾)
電子顕微鏡の原理と応用 電子顕微鏡のおおよその構造を理解し、簡単な操作は一人でできる。(中田)
試験は行わない。
【準備学習】
実習が多いから内容を事前に十分調査して予習すること。
【評価方法】
レポートや作品の仕上がり具合で評価する。
【テキスト】
使用しない。必要な資料は配布する。
-94-
センサ・トランスデューサ
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:清水 文直
【教育目標】
われわれの身の周りでは色々なセンサが使用されている。センサとは温度、力、光などを感知する
素子であり、トランスデューサとはもう少し広い意味で変換器と理解される。そのような応用範囲の
広いセンサについて理解を深めることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
力センサ①
2
力センサ②
3
温度センサ①
4
温度センサ②
5
自動平衡計器①
6
7
自動平衡計器②
自動平衡計器③
8
自動平衡計器④
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
力センサの具体的なものとして、ひずみゲージ線とはどのようなものか
を理解し、説明できる。
ひずみゲージ線を利用したその他のセンサにはどのようなものがあるか
を説明できる。
温度センサについて学ぶ。金属と半導体における温度変化の様子の違い
を説明できる。
サーミスタは抵抗値を元に温度に換算しているものであり、熱伝対はそ
の起電力から温度を知ることがきるものであることを説明できる。
自動平衡計器とは、ある物理量の変化分だけを取り出して測定器に利用
しているものであることを説明できる。
電力と電力量および、合成抵抗の電圧降下について説明できる。
ブリッジ式自動平衡計器と電位差計式自動平衡計器について説明でき
る。
キルヒホッフの法則により、少々複雑なブリッジ回路でどのように電流
値などを求めたらよいかを説明できる。
差動変圧器の構造と動作について説明できる。
磁界中に磁性材料を置いた場合の現象を説明できる。
電磁誘導とはどのような現象であるかを説明できる。
差動変圧器の原理と応用について説明できる。
近接スイッチと一般的な距離センサについて説明できる。
ブリッジ型うず電流距離センサについて説明できる。
その他のうず電流を応用した距離センサについて説明できる。
試験を実施する。
差動変圧器①
差動変圧器②
差動変圧器③
差動変圧器④
距離センサ①
距離センサ②
距離センサ③
試験
【準備学習】
毎回予習、復習を行うこと。
【評価方法】
出席を重視する。講義後半では小テストを行う。その小テストと定期試験の結果で評価する。
【テキスト】
書 名
センサ入門
著 者
雨宮好文
出 版 社
オーム社
【備考】
電子材料工学を履修していることが望ましい。
-95-
価 格
2,625円
ISBN
4-274-08673-9
ソフトウェア工学Ⅰ
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高山 文雄
【教育目標】
高度情報化社会を担うICT技術の根幹をなすハードウェア・ソフトウェアは日進月歩を続けている。
しかしながら、その根本を構成するアルゴリズムは、不変であり、重要であり続ける。この科目では、
IT技術者が理解しなければならない基礎的なアルゴリズムに焦点をあて、それらの有用性について理
解し、応用できることを目的とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
アルゴリズム表現1
2
アルゴリズム表現2
3
コンピュータ内部の
情報表現
4
5
データ構造1
データ構造2
6
データ構造3
7
データ構造4
8
データ構造5
9
アルゴリズム1
10
アルゴリズム2
11
アルゴリズム3
12
アルゴリズム4
13
アルゴリズム5
14
総合演習1
15
総合演習2
試験
まとめ(試験)
到 達 目 標
アルゴリズムの意味や書き方の解説を聴き、アルゴリズムとは何かおよびその重
要性を説明できる。
アルゴリズム表現として、よく利用される流れ図、PDLなどの理解、および実際
これらの記法の演習により、アルゴリズム表現を説明できる。
コンピュータ内部の情報の表現方法と、その具体的な例としてケタ落ちの誤差
問題を理解し、例題で説明できる。
コンピュータプログラミングで重要となるデーター構造として配列、レコード、ポ
インターを理解し、有用性を説明できる。
抽象データ型
(線形リスト)
について、
そのあらましを理解し、
有用性を説明できる。
抽象データ型の重要なTree(木、ツリー)構造について理解し、これらの有用
性を説明できる。
抽象データ型の応用として、線形探索と2分探索のアルゴリズムやそれらに対す
る時間計算量の概念を理解し、大まかな計算量を説明できる。
ポインターを利用した抽象データ型の有用性を理解し、利点と欠点を説明できる。
ソートアルゴリズムとして、バブルソートやシェーカーソートの例題を通して、アル
ゴリズムを理解し、その有用性を説明できる。
アルゴリズム1のソート法の続きで、単純挿入法やシェルソート法のアルゴリズム
を理解し、図的に説明できる。
アルゴリズム2のソート法の続きで、クイックソートやマージソート法の例題を通
して、ソートアルゴリズムを理解し、図的に説明できる。
プログラミングで基本的で重要な探索法(線形、ツリー、ハッシュ探索)などに
ついて、例題を通して探索問題のアルゴリズムを理解し、図的に説明できる。
プログラミングアルゴリズムとして、再帰アルゴリズムは部分統治問題には有意
なアルゴリズムである。ハノイの塔の例題を通して再帰アルゴリズムを理解し、
有用性を説明できる。
情報処理技術者試験問題に対する演習を行い、実践的なソフトウェア工学の内
容を理解し、問題が解ける。
総合演習1に引き続き、情報処理技術者試験問題に対する演習を行い、実践
的なソフトウェア工学の内容を理解し、問題が解ける。
1回から15回までの講義演習をまとめ、理解度を確認する。
【準備学習】
予習:次の講義で学ぶ教科書の箇所を読んでくる。復習:課されたレポートを期日までに提出のこと。
【評価方法】
レポートの完成度、小テストの成績、期末試験結果などで総合評価する。
【テキスト】
書 名
C言語によるアルゴリズムと
データ構造入門
著 者
東野 勝治・臼田 昭司・葭谷 安正
出 版 社
森北出版
-96-
価 格
2,400円
ISBN
9784627826014
ソフトウエア工学Ⅱ
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹内 良亘
【教育目標】
ロボットを知的行動物に変身させるのは容易でない。ロボットの置かれている情景をロボット自身
が理解すること、動きを環境に適合させて制御すること、外界から知識を吸収して賢くなることを達
成するにはどうすれば良いかを説明できることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
動き情報の解析
2
移動ベクトルの決定
3
4
三次元構造における対象
物の座標推定
身体モデルの動画像解析
5
ロボットビジョン
6
弛緩法
7
マシンビジョンにおけるラ
ンドマークの検出
自律ロボットの応用事 例
(マーク検出を中心に)
8
9
マルチロボットシステム
10
11
マルチロボットのセンサ
データの融合
協調動作の決定指針
12
知識の表現
13
ルールによる知識の表現
と推論
フレームによる知 識の表
現と推論
意味ネットワークによる知
識の表現と推論
14
15
試験
到 達 目 標
時空間の画像処理から対象物体を追跡するには時空間断面画像を使うこ
と、カメラの動きが分っている場合には幾何学的な数式から対象の動きを
捕えられることを図解することができる。
カメラを移動させ、向きを変えて得られた時空間画像から、カメラの回転
角と移動ベクトルを求める方法を説明することができる。
カメラの回転と併進運動から対象物の3次元座標を求められることを説明
することができる。
多関節のスティックモデルとは何か、この木構造モデルの記述座標を図解
することができる。
人間の眼球に学べば情况に適応性の高いビジョンシステムができることを
説明することができる。
ロボットビジョンの問題はほとんどエネルギー最小化問題に帰着される。
その基本的考え方を示すことができる。
マシンビジョン(ロボットビジョン)により外界の情景を撮影させ、ロボットに
自律行動をとらせるためのランドマークの検出法を説明することができる。
いくつかの事例を見て、室内での難しさ、室外への導入はチャレンジであ
るとともに、今後の若い人達が挑戦するテーマであることを納得すること
ができる。
複数のロボットにチームを作らせて仕事をさせるには、どの様なソフトウェ
ア設計を考えたら良いかを説明することができる。
サッカーロボットのチーム内で互いにやり取りするデータを融合し、次の行
動指針に組み上げるセンサデータ融合法を計算することができる。
それぞれのロボットが自律的に自身の決定を下せるようにするには、どの様
な論理をロボットに持たせたら良いかを説明することができる。
我々の持つ知識をコンピュータ処理向きにモデル化するには、どういうこと
を考えていけば良いか示すことができる。
知識表現モデルとしてのプロダクションシステムを説明することができる。
シーンを理解するための概念モデルであるフレーム理論を説明することが
できる。
人間の記憶のあり方(情報、知識の保存のされ方)のモデルである意味ネッ
トワークを説明することができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
画像処理が必要である場合が少なくない。GNUのフリーソフトGIMPを自習で使う練習を勧める。
【評価方法】
数回のレポート課題を本学授業支援システムに提示する。システムに提出された内容で評価する。
【参考書】
書 名
1.新編 画像解析ハンドブック
2.知識の表現と利用
著 者
1.高木幹雄、下田陽久
2.上野晴樹、石塚 満
出 版 社
1.東京大学出版会
2.オーム社
-97-
価 格
1. 36,000円
2. 1,500円
ISBN
1.4-13-061119-4
2.4-274-07331-9
ディジタル回路
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:秋庭 孝一
【教育目標】
ディジタル回路技術の基礎を学ぶ。論理数学の復習から始め、基本的な論理機能の実現方法、それ
らを組み合わせた、より高次機能の実現方法及び設計支援技術について学び、理解を深め、簡単なディ
ジタル回路を設計できるようになる。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
ガイダンス
2
記 数 法、10進数と
2進数
3
2進数による表現
4
ブール代 数の 性 質
とブール関数
5
真理値表と論理式
6
論理式の簡単化
7
基 本 論 理 素 子と
AND・OR2段 回
路
8
9
NAND2段 回 路 と
NOR2段回路
順 序回路 の 働きと
表現方法
10
フリップフロップ
11
順序回路の設計
12
カウンタとレジスタ
13
演算回路
14
エンコーダとデコー
ダ
まとめ
試験
15
試験
この科目の教育目標、各回の授業予定、評価方法の説明を通して、この科目で
何を学ぶかを理解する。また、アナログ信号とディジタル信号の相違、アナログ
回路とディジタル回路の差について理解し、記憶する。
2進数の数学的性質、2進数と10進数の相互変換方法、2進数同士の演算を理
解し、簡単な相互変換や演算ができるようになる。2、8、16、10進数の間の相
互変換もできるようになる。
2進数による数の表現方法を学ぶ。
正数、
負数の表現方法を学び、
理解する。
また、
2進化10進符号、ASCII符号、JIS符号体系の概要を学び、簡単な文字列を符
号化できるようになる。
ブール代数の基礎を学び、理解する。ディジタル回路の機能をブール代数式で
表すことで数学的にディジタル回路を扱うことができることを学び、理解し、ブー
ル代数の簡単な演算ができるようになる。
真理値表が書けるようになる。次いで、真理値表が意味していることをブール代
数式に変換する方法を学び、簡単な表を式に変換できるようになる。
簡単化手法には、ブール代数の公理や定理を用いる方法とカルノー図を用いる
方法がある。これらを学び、理解し、論理式の簡単化が出来るようになる。
複雑な論理式を基本論理回路の組み合わせで実現する方法を学び、実現でき
るようになる。最初に基本論理素子であるAND素子、OR素子とNOT素子を用
いる場合を学ぶ。
完全系と呼ばれる意味を理解するとともに、簡単な論理式をNAND素子とNOR
素子のどちらか一方のみを用いて実現することができるようになる。
現在の入力と過去の入力で決まった内部状態の両方で出力が決まるものは順序
回路と呼ばれる。順序回路とはどのような回路かを理解し、組み合わせ回路と
区別できるようになる。
フリップフロップ1ビットの情報を記憶する論理素子であるフリップフロップを学
び、特性表を書けるようになる。また、4種類の基本的なフリップフロップを学び、
適切なフリップフロップを選択できるようになる。
一般的な順序回路を設計する手順を学び、簡単な順序回路が設計できるように
なる。このため、フリップフロップの励起表を学び、作れるようになる。
カウンタとレジスタコンピュータには組み合わせ回路と順序回路の両方が必要に
なる。これらのうち最初にカウンタとレジスタについて学び、設計できるようにな
る。
コンピュータの演算を行う回路について学び、簡単な演算回路が設計できるよう
になる。まず2進数の計 算を行う基 本的な演算回路の種類と構成法を理 解し、
複数桁の2進数を演算する回路を学び理解する。
コンピュータで使用されるデータを表現する符号を変換する回路であるエンコー
ダとデコーダを理解し、簡単な回路を設計できるようになる。
これまで学んできたことをもとに、種々の回路について説明できる。
試験を実施する。
【準備学習】
授業前にシラバスを見て、テキストの授業内容に関連する箇所を良く読んでおく。また、授業を聞
いてわからなかった点を復習する。
【評価方法】
期末試験(60点)
、授業中の口頭試問、小テストなど(40点)合計60点以上で合格とする。授業中
の態度により10点を限度に減点することがある。
【テキスト】
書 名
ディジタル回路の基礎
著 者
角山正博・中島繁雄
出 版 社
森北出版株式会社
-98-
価 格
2,400円
(税別)
ISBN
978-4-627-79201-2
データベース
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高山 文雄
【教育目標】
現代の情報システムの大きな発展の一つがデータベース技術によることを理解しつつ、データベー
スの概念、データベース管理システムの概要、問い合わせ、情報検索言語、データベース設計技術に
ついて学ぶ。簡単な関係データベースを制作しながら、理解を深める。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
データベース基本概念
2
データベース管 理システム
の操作実習
関係データベースの概 念把
握
3
4
テーブルの定義、データ入
力、簡単な問い合わせ実習
5
関 係データベースへの問い
合わせ方法
6
クエリの設計実習
7
データベース正規化
8
データベース設 計と作成 実
習
複数のテーブルの連 携によ
るデータベース管理手法
9
10
11
リレーションの作成とリレー
ションを用いたデータベース
への問い合わせ実習
SQL言語
12
SQL言語実習
13
入出力インタフェース
14
入出力インタフェース実習
15
入出力インタフェース実習
試験
試験
データベースとはどのようなもので、何のためにあるのか、また、データ
ベースを実現するためのソフトウェアの基本を学び、理解し、以後の授
業の内容目的を把握する。
データベース管理システムの一種である、マイクロソフトアクセスの基本
操作を実習で会得する。
データベースモデルの一種で、現在広く用いられている関係モデルとそ
のモデルに基づいて作られている関係データベースの概念を学び理解す
る。
関係データベースの基 本要素であるテーブルについて、その定義方法、
テーブルへのデータ入力方法、簡単なデータ検索方法について実習によ
り身につける。
関係データベースへの複雑な問い合わせはクエリを発行することで行う
が、クエリの作り方、クエリによってテーブルを新たに作成する方法を学
び、実習の準備を行う。
クエリを設計製作し、試作データベースへ適用し、所要の結果が得らる
まで、実習を繰り返し、基本的なクエリの作成方法を身につける。
正確で、効率の良いデータベースを設計する方法を学ぶ。具体的には、
データベースの正規化手法を段階を追って学び、正規化されていない
データベースを正規化できるようになる。
正規化されていないデータベースを作り、正規化を机上実習する。
正規化により作られた複数のテーブルを結合するためにリレーションと呼
ぶ手段が用いられるので、その役割とリレーションの作り方を学び、実
習を手際よく進められるよう準備を行う。
複数のテーブルとリレーションを有するデータベースを確実に作れるよう
になり、かつそれに対して問い合わせを行えるようになる。
データベースへの問い合わせを行うもう一つの方法である、問い合わ言
語(SQL)による方法について学び、理解し、実習できるようになる。
試作データベースに対して、SQL言語を用いた問い合わせを行う実習を
通して、色々な問い合わせをSQL言語で書けるようになる。
データベースを使用する簡単なシステムを作る上で必要となる、入出力イ
ンタフェースについて学び、理解し、利用できるようになる。
アクセスの入出力インタフェースを用いて簡単なデータベースを使用する
システムを作成する実習を通して、入出力インタフェースの使用方法を
会得する。
アクセスの入出力インタフェースを用いて簡単なデータベースを使用するシ
ステムを作成する実習を通して、入出力インタフェースの使用方法を会得
する。
試験を実施する。
【準備学習】
授業前にシラバスを見て、テキストの授業内容に関連する箇所を良く読んでおく。また、授業を聞
いてわからなかった点を復習する。
【評価方法】
期末試験(60点)
、演習課題、授業中の口頭試問、小テスト(40点)の合計が60点以上で合格とする。
授業中の態度により10点を限度に減点することがある。
【テキスト】
書 名
Accessはじめてのデータベース
著 者
牧村あきこ
出 版 社
技術評論社
-99-
価 格
1,980円
ISBN
4-7741-1975-X
情報システムⅠ
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹内 良亘
【教育目標】
情報システムは、ネットワークのオープン化とコンピュータのダウンサイジングにより発展して来
た。従って情報システムを学習することは即ち分散処理システムを習得することにつながる。これを
利用形態から始めて、ソフトウェア、システムの運営、保守、開発の基本事項を把握した後、分散処
理システムの入門設計ができるようになることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
情報システムの利用形態
の変遷
2
情報システムの高度利用
3
ソフトウェアの重要性
4
6
コンピュータを取り巻く
環境
期 待されるシステムエン
ジニア
情報システムの重要性
7
8
情報システムの運営
分散システムの運用
9
ソフトウェア開 発の 進め
方
ソフトウェア設計手法
5
10
11
12
13
14
15
情報システム開発におけ
る機械化、自動化手法
分散 処理システムの設計
(1)
分散 処理システムの設計
(2)
分散オペレーティングシス
テム
データベース設計
試験
到 達 目 標
歴史的な経緯が、バッチ処理からリアルタイム処理へ、部門内ビジネス利
用から企業間利用へ、パーソナルな利用から豊かさのための利用へと変遷
していることを説明することができる。
グローバル化が情報システムの構築により加速されていることを説明するこ
とができる。
情報システムではソフトウェアが資産として重きをなしていることを指摘する
ことができる。
この状況を説明することができる。
この状況を解説することができる。
これを、情報システムの発展ステージを見ていくことにより指摘することが
できる。
モデルとしてのコンピュータセンタの運営全体を見渡すことができる。
パーソナルコンピュータ、ワークステーションの機能、性能の向上により、
連携機能強化に基づくネットワークを介した分散システムの形態を説明す
ることができる。
ソフト開発手法の基本的な流れを図解することができる。
ソフトウェア開発の方法論は、誰でも易しく達成できる方向でモデリング
が進展していることを指摘することができる。
システムエンジニアの手作業をコンピュータに代行、あるいは支援させる手
法を説明することができる。
機能分割、データ分散の基本設計をすることができる。
クライアント・サーバ系をユーザの要求仕様の立場から設計することができ
る。
分散オペレーティングシステム全体を把握することができる。
分散処理システムで活用されるデータベース設計の概略を述べることがで
きる。
試験は実施しない。
【準備学習】
本学の自習室のPCを使用するとき、
PC上でマイクロソフトOSが動き、各学生のプロファイルやデー
タは、ユーザ透過性を持たせるために、管理サーバを介して一括管理されたストレージに置かれてい
る。どちらに負荷が多くかかっているか注意して使用しよう。
【評価方法】
数回のレポート課題を本学授業支援システムに提示する。システムに提出された内容で評価する。
【参考書】
書 名
システムズエンジニアハンドブック
著 者
中原啓一、加藤栄護
出 版 社
オーム社
-100-
価 格
18,447円
ISBN
4-274-07661-X
情報システムⅡ
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高山 文雄
【教育目標】
多くの企業や組織において欠くべからざるものになっている情報システムの基礎を学ぶ。まず、具
体的な情報システムの数例を概観し、情報システムの種々のタイプ、モデル化技法を学び理解する。
ついで、システム開発手法とシステムで解決すべき問題の分析手法を学ぶ。最後に最近の新しい情報
システムについて学び、情報システムの設計、製作の現場で働けるようになるか、情報システムの発
注側に立って、適切なシステム開発がおこなわれているか評価できるようになる。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
ガイダンス
2
具体的 情 報システムの
概観(製造業)
3
4
情 報 システムタイプ分
類基準とバッチ処理
オンライン処理I
6
オンライン処理II
7
システム信頼性
8
システム開発手法I
9
システム開発手法II
10
システムモデルI
11
システムモデルII
12
システムモデルIII
13
システム分析法I
15
まとめ
試験
製 造業で用いられている情報システムの機能、構成について学び、理解し、以後の
授業の準備とする。
具体的 情 報システムの 流 通業と金融業で用いられている情報システムの機能、構成について学び 理 解し、
概観(流通業と金融業) 以後の授業の準備とする。
5
14
情報システムの必須構成要素であるコンピュータについて復習し、理解度を評価した
のち、情報システムの定義、モデル化の必要性について学び、理解し、説明できる
ようになる。
システム分析法II
試験
情報システムは非常に多岐にわたるが、いくつかに分類して理解を深める。まず、分
類基準を学ぶ。ついてバッチ処理について学び、理解し、仕様が与えられた場合に
選択すべきモデルや処理方法を決定できるようになる。
オンライン処理はバッチ処理に向かない処理を行うものであるが、そのうちの3種を
学ぶ。
オンライン処理の残りの3種を学び理解し、オンライン処理が必要な場合にどの種類
の処理形態を選べばよいか決定できるようになる。
情報システムに求められる信頼性の評 価方法、信頼性を高めるための工夫について
学び、理解し、将来信頼性評価ができるようになる。
情報システム開発の代表的手法である、ウォーターフォールモデルについて学び、理
解し、将来この開発手法に乗っ取った開発に従事できるようになる。
プロトタイプ方式とスパイラルモデル方式の2手法について学び、理解し、将来この
開発手法に乗っ取った開発に従事できるようになる。
情 報システムを開発するうえで必要になる、システムモデルについて、その必要性、
モデル表現方法についてその概要を学ぶ。
データフローダイアグラムと実態関係モデルについて実習を交えて学び理解し、図が
描けるようになるとともに、図の意味を理解できるようになる。
状態遷移図に関して実習を交え学び理解し、図を描けるようになるとともに、図の意
味を理解できるようになる。
開発すべきシステムを確定するために、実施されるシステム分析法の概要を学ぶ。
システム分析のうちの定量的な分析法を実習を交えて学ぶ。合わせてシミュレーショ
ン方法の一例を実習する。簡単なシステム分析をできるようになる。
今まで学んだ事柄で特に重要な点に関する説明を聞き、理解が十分でないところを
補う。
試験を実施する。
【準備学習】
授業前にシラバスを見て、テキストの授業内容に関連する箇所を良く読んでおく。また、授業を聞
いてわからなかった点を復習する。
【評価方法】
期末試験(60点)
、授業中の口頭試問、小テストなど(40点)の合計が60点以上で合格とする。授
業中の態度により10点を限度に減点することがある。
【テキスト】
書 名
情報システム工学入門
著 者
薦田憲久
出 版 社
朝倉書店
価 格
3,360円
ISBN
4-254-20968-1
著 者
1.神沼靖子、内木哲也
2.飯島淳一
出 版 社
1.共立出版
2.日科技連
価 格
1.2,730円
2.2,625円
ISBN
1.4-320-02916-X
2.4-8171-6074-8
【参考書】
書 名
1.基礎情報システム論
2.情報システムの基礎
-101-
情報通信工学
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中尾 剛
【教育目標】
情報通信ネットワークの技術に関して理解を深めることを目的とする。情報通信システムの概要、
トポロジー、ディジタル信号伝送技術、誤り制御技術、様々な情報の符号化技術および効率的な符号
化技術などについて講義を行い理解を深める。この講義は、情報処理関連資格の基礎知識であるので、
資格試験を受験する学生は特に重要である。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス、ネットワーク
の概念と分類
2
ネットワークの構 成と形
状
3
伝送の基礎技術1
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
伝送の基礎技術2
データ伝送方式、データ
変調方式
変調の効率化とベースバ
ンド伝送
通信方式と多重通信方式
同期方式1
同期方式2
誤り制御方式1
誤り制御方式2
情報の符号化(ハフマン
符号)
情報の符号化(ランレン
グス符号)
情報の符号化(PCMと差
分PCM)
まとめ
到 達 目 標
ネットワークの概念と分類について学習し、説明することができる。
論理的構成、物理的構成、トポロジーについて学習し、説明することがで
きる。
データ通信のあらましと伝送技術の全体像について学習し、説明すること
ができる。
伝送技術の基本的な技術について学習し、説明することができる。
ブロードバンド伝送と変調方式について学習し、説明することができる。
ベースバンド伝送と変調方式について学習し、説明することができる。
通信方式とチャンネル多重化方式について学習し、説明することができる。
同期方式の種類と調歩同期について学習し、説明することができる。
キャラクタ同期とフレーム同期について学習し、説明することができる。
垂直、水平パリティーについて学習し、説明することができる。
イーサネットの誤り制御とCRC方式について学習し、説明することができ
る。
効率的な情報符号化について学習し、説明することができる。
FAX画像の符号化について学習し、説明することができる。
音声データの符号化について学習し、説明することができる。
1 回から14 回までの講義をまとめ、理解度を確認する。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回、次の講義の内容について予告するので、関連事項について調べてから講義に臨むこと。
【評価方法】
平素の講義への出席状況および、試験の結果などを総合的に判断する(試験の成績70%、平常の出
席状況、レポートおよび小テストなど30%とする)。
【備考】
この講義で使用した資料(講義ノート)は、
講義終了後、情報通信ネットワーク研究室のホームペー
ジに掲載する。必ず復習を行い、単元ごとに小テストを実施するので、翌週の講義に臨むことが必要
である。http://pooh.iwakimu.ac.jp/(ただし、学内からのみ閲覧可能で印刷はできない)
-102-
情報理論
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹内 良亘
【教育目標】
テキスト文字、音声、画像を伝送する場合、これらを確率現象ととらえる考え方に慣れるためには、
エントロピーという概念が重要となる。
それに基づいて、情報源と通信路において使用されているデー
タ圧縮法と誤り訂正法、さらに情報を認識するパターン認識へと進むことを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
情報の確率的扱い
2
情報量とエントロピー
3
相互情報量
4
5
マルコフ情報源
データ圧縮
6
7
8
9
10
ハフマン符号、算術符号
文字テキストの符号化
通信路モデル
通信路符号化法
線形符号
11
巡回符号
12
13
標本化定理
パターン認識とは
14
15
パターン識別器の学習
クラスタリングと特 徴 抽
出
試験
到 達 目 標
サイコロを振るときの条件付確率、同時確率、ベイズ規則を使うことがで
きる。
ビットの定義、情報量の加法性、エントロピーの性質を説明することがで
きる。
天気予報など情報が当らない、もしくは化ける場合を相互情報量により扱
うことができる。
記号列が遷移していくマルコフモデルを解析することができる。
圧縮したデータは元に戻らないといけない。そのための基本制約を説明す
ることができる。
これらを設計することができる。
レンペル-ジブ符号を説明することができる。
二元対象通信路、二元消滅通信路を解析することができる。
ベイズ規則による最尤復号法とレート歪を説明することができる。
ハミングの距離計算に基づく単一誤り訂正ハミング符号を設計することが
できる。
2を法とする体において、x の多項式同士の割り算と巡回符号の仕組みを
示すことができる。
この証明をすることができる。
認識対象をパターンベクトルで表わすこと、パターン間の距離を計算するこ
と、ベイズ規則により統計的にパターンを識別することについて、これらを
説明することができる。
最尤推定、ベイズ学習、ノンパラメトリック法を説明することができる。
クラス分類ラベルが付いていないサンプルパターン集合をグループ分けする
手法、観測データを特徴を捉えた低次元空間へ変換する方法を説明する
ことができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
計算に log_2 の演算が頻出する。講義内容を自分の得意とするプログラム言語でプログラミングし
よう。
【評価方法】
数回のレポート課題を本学授業支援システムに提示する。システムに提出された内容で評価する。
【参考書】
書 名
情報処理概論
著 者
木専(くれ)松 明
出 版 社
培風館
【備考】
参考書のミスプリントに注意
-103-
価 格
2,678円
ISBN
4-563-03349-9
電子工学特別講義
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井上 知泰,坂本 直道,清水 文直,高山 文雄,竹内 良亘,竹中 久
中尾 剛,中田 芳幸
【教育目標】
3年後期から、希望に応じて各研究室に分かれて情報工学特別講義を受講することになる(人数の
関係で希望に応じられない場合もある)。その前段階の位置づけとなるのが電子工学特別講義である。
小グループに分かれて、毎週異なる教員の講義を受ける。自分がどのような分野に適しているのかを
自分自身で把握するのが目的である。後期からの研究室配属の大きな手がかりとしてほしい。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
電 子工学 特 別 講 義 オリエン
テーション
半 導 体 プロセスの 概 説と
LaTeXによる文書制作(井上)
ナノテクノロジーとは(坂本)
到 達 目 標
グループ分け、各教員の講義内容、スケジュールなどを説明する。
半導体プロセス工学の概要を説明できる。また、Linux OSの基礎を
習得し、LaTeXによる文書制作の実習を行なう。
ナノテクノロジーに関するいくつかの基本的な知識や事例について理
解し、マクロなオーダーで起こる物理および化学的現象との違いを説
明できる。
強誘電体と強磁性体に関する 強誘電体材料と強磁性体についての基礎を理解し、説明できるよう
実験及び講義(清水文直)
になることを目標とする。
3Dコンピュータグラフィック 3DCGの仕 組みを学ぶと共に簡単なプログラミングの演習を行い、
(3DCG)の基礎(高山)
3DCGの機能やその有効性を説明できる。
UNIXの端末操作環境に慣 UNIXの操作は、端末と称するキャラクタベースのコマンド操作を基
れる(竹内)
本とする。その習得を目標として、必要最小限度のUNIXコマンド
を身につける。
電子回路の工作実習(竹中)
電子回路を設計する。製作可能な状態の実体配線図を起こす。(調光
器、電子ブザー、ゲームサウンド、電子オルゴールなどの回路)
サーバOSとしての「UNIX」 インターネットサーバOSのUNIXのコマンド、ファイルシステム、セ
の基礎(中尾)
キュリティーなどについて理解する。その上でクライアントOSとの違
いやインターネット接続の留意点などを説明することができる。
CDとDVDの電子顕微鏡観 CDやDVDの記録面を電子顕微鏡で観察し、ディジタル情報が書き
察(中田)
込まれている状態を説明できる。また、データの記録・読み取り形式
を理解し、1枚のディスクに書き込まれている容量を概算できる。
研究室配属の希望調査Ⅰ
研究室配属の希望調査をする。第1希望を取る。研究室許容人員か
(学科主任)
ら来る調整を行う。
研究室配属の希望調査Ⅱ
研究室配属の希望調査をする。
(学科主任)
研究室配属の希望調査Ⅲ
研究室配属の第3希望調査を行う。
工場見学Ⅰ(学科主任)
いわき近郊にある工場を見学する。
工場見学Ⅱ(学科主任)
工場見学を通して感じたこと考えたことをレポートにまとめる。
研究室めぐりのまとめ(学科主 各研究室で行なった学習、研修の内容や感想をレポートにまとめる。
任)
試験は行わない。
【準備学習】
実習が多いから内容を事前に十分調査して予習すること。
【評価方法】
レポートや作品の仕上がり具合で評価する。
【テキスト】
使用しない。必要な資料は配布する。
-104-
電子材料工学
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:清水 文直
【教育目標】
前半は電気電子材料を学ぶにあたって物質構造と電気伝導をはじめとする基本事項について、後半
は主に合金をはじめとする導電材料、絶縁材料について習得することを目的とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
電子電気材料の特質
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
物質の構造と電気電子材
料①
物質の構造と電気電子材
料②
物質の構造と電気電子材
料③
電気伝導①
電気伝導②
誘電体現象①
誘電体現象②
導電材料①
導電材料②
抵抗材料
絶縁材料
気体材料
液体材料
まとめ
試験
到 達 目 標
電気電子材料について、
それらがどのように分類されているかを習得し、
その特性や性質について説明できる。
ボーアが提唱した水素の原子模型について説明できる。
原子構造における原子核と核外電子との関係から周期律表の成り立ちを
説明できる。
結晶質と非晶質について説明できる。
気体の電気伝導について説明できる。
液体および固体の電気伝導について説明できる。
固体誘電体における導電現象について説明できる。
誘電率と誘電損という言葉を理解し、説明できる。
導電材料に分類と電気的性質について説明できる。
銅と銅の合金についてと、アルミとアルミ合金について説明できる。
抵抗材料の分類とその利用について説明できる。
絶縁耐力とは何か説明できる。また絶縁材料における湿気の影響を説明
できる。
気体材料の種類と気体における絶縁現象を説明できる。
液体材料の種類と利用について説明できる。
これまでの講義内容の概要についてまとめを行なう。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回の予習、復習を行うこと。
【評価方法】
出席を重視する。講義の後半で小テストを行う。その小テストと定期試験の結果で評価する。
【テキスト】
書 名
電気材料
著 者
鳳 誠三郎
出 版 社
共立出版
【備考】
後期のセンサ・トランスデューサを履修することが望ましい。
-105-
価 格
3,360円
ISBN
4-320-08400-4
電子制御
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹内 良亘
【教育目標】
システム制御の応用分野、関連技術は近年ますます拡大し、重要性を増している。従来、ラプラス
変換、Z変換、周波数応答に重きを置いて修得するのが標準的入門の目的であったが、本講義では、
信号処理とは何か、どう扱うかをまず習得しておくことが重要であるという観点から、信号とはから
スタートして信号処理の手法を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
信号とシステム
2
信号のスペクトル
3
4
5
6
サンプリング、エリアシ
ング
FIRフィルタ(1)
8
9
FIRフィルタ(2)
FIRフィルタの周波数応
答(1)
FIRフィルタの周波数応
答(2)
Z変換(1)
Z変換(2)
10
11
有用なフィルタ
IIRフィルタ(1)
12
13
IIRフィルタ(2)
IIRフィルタの周波数応
答と逆Z変換
2次のフィルタ
スペクトル解析
7
14
15
試験
到 達 目 標
連続時間システム、離散時間システムの数学表現ができる。
複素数のオイラーの公式を用いて両側帯波スペクトラムを導くことがで
きる。
信号をサンプルして再構成するときの諸問題を説明することができる。
信号の移動平均から得られる有限インパルス応答システムを扱うことが
できる。
単位インパルス応答とFIRフィルタのブロック図を描くことができる。
正弦信号波に対するFIRフィルタの応答を扱うことができる。
移動平均フィルタの周波数応答を計算することができる。
これを扱うことができる。
畳み込みとZ変換との関係、z領域とw領域との関係を数式処理すること
ができる。
いくつかの例を説明することができる。
1ステップ前の出力が入力へフィードバックされるシステムでは、イン
パルス応答が無限に続くことを説明することができる。
IIRフィルタのブロック図を描くことができる。
これを扱うことができる。
フィードバックが2次の場合のIIRフィルタを設計することができる。
高速フーリエ変換(FFT)、スペクトログラムを説明することができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
情報工学実験でのテーマ「対話型数値解析ソフトウェアを用いたフィルター設計」に対して、その
理窟を解っておくためには、本講義を受講することが望ましい。講義内容の中で、例題、演習を再度
自分で計算して納得することが大事である。
【評価方法】
数回のレポート課題を本学授業支援システムに提示する。システムに提出された内容で評価する。
【参考書】
書 名
DSP First -A Multimedia
Approach
著 者
出 版 社
J.H. McClellan, R.W. Prentice Hall
Schafer, and M.A. Yoder
-106-
価 格
15,624円
ISBN
0-13-243171-8
半導体工学
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井上 知泰
【教育目標】
半導体工学は現在の情報技術の基礎を支えている。DRAMやフラッシュメモリに代表される記憶
素子やマイクロプロセッサなどの演算素子が中心的役割を担っている。LSIの高密度化、高速化への
発展は止むことなく続いており、そこでは日進月歩の最先端科学技術の粋が必要である。本講義では
半導体の物性、シリコン基板製造、薄膜形成、不純物ドーピング、微細加工、多層配線などの半導体
プロセスの基礎を理解することを目標としている。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
半導体の基礎
半導体の物性、特にエネルギーバンド、p-n接合の特性などの半導体工学の
基礎について概要を説明できる。
2
半導体デバイスの種類
各種ダイオード、バイポーラトランジスタ、MOSトランジスタ、サイリスタな
どの個別半導体デバイスの動作原理を説明できる。
3
集積回路の種類
多数のトランジスタ、キャパシタを半導体基板上に一括形成して、高度な回
路機能を持つ集積回路について、発明から近代的規模への発展の歴史、お
よびその種類を説明できる。
4
半導体プロセス全般の
解説
大規模集積回路(LSI)の製造プロセス全般、およびその中の重要なプロセス
にはどの様なものがあるかを説明できる。
5
シリコンウェーハの 製
造技術
半導体デバイスを製作するためのシリコンウェーハが、大型シリコン単結晶を
製造する方法、それをスライス、ポリッシュなどの工程を経て得られることを
説明できる。
6
半 導 体 表 面の 洗 浄 技
術
極めて表面敏感な半導 体デバイス製 造の前段階としての表面洗浄技術の重
要性と実際の洗浄方法について説明できる。
7
シリコンの酸化膜 形成
技術
MOS構造のゲート絶縁膜を始め、シリコンデバイスで最も重要な熱酸化法
による酸化膜形成の原理と実際を説明できる。
8
気 相成長法を中心とし
た各種薄膜形成技術
CVDなどの気相成長法、真空蒸着法、スパッタリング法などの薄膜成長法
について、それらの原理、特徴、用途を説明できる。
9
不純物ドーピング技術
(熱拡散法)
半導 体デバイス製 造の基 本である不純物ドーピング技術の一つである熱拡
散法について、原理、特徴、実際の工程を説明できる。
10
不純物ドーピング技術
(イオン注入法)
極微 細デバイスでは不純物の横方向分布が問題となるため、現在の主流と
なっているイオン注入法について、原理、特徴、実際の工程を説明できる。
11
リソグラフィ技術
回路パターンを転写するためのリソグラフィー技術の基 本原理、パターンの
微細化実現のための技術の発展について説明できる。
12
エッチング技術
リソグラフィ工程の後、フォトレジストパターン通りに下地物質をエッチングす
る技術について説明できる。
13
多層配線技術
シリコン基板上に作り込んだ素子間を配線層で接続し、回路全体を完成さ
せる配線技術が、高度な回路システムを機能させるために多層化している状
況を説明できる。
14
半導体プロセスの問題
点
先端のLSIでは、より高速化、大容量化、複合化が必要であり、加工寸法
の微 細化、新材料の利用など、新技術開発のために解決すべき多くの問題
を説明できる。
15
全体のまとめ
これまで学習してきた内容を、まとめて総合的に理解する。
試験
【準備学習】
授業の予習、復習を毎回行うこと。
【評価方法】
授業中の小テストおよびレポート提出により評価する。
【テキスト】
LSI工学
書 名
著 者
小谷教彦、西村正
出 版 社
森北出版
-107-
価 格
2,800円
ISBN
4-627-77301-3
キャリアデザインⅢ
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中田 芳幸,大原 貴弘,能地 克宜
【教育目標】
2年生のキャリアデザインⅡを基礎に、自己イメージを明確にして将来設計や進路についての見識
を持ち、就職活動(就活)計画を立てられることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
項 目
秋以降の就職活動のスケジュールを踏まえ、
「自己分析」や「業界研究」など
の就職活動における作業についてどのように行動すればよいかを説明できる。
業 界 研 究の 仕 方
(10/12)
様々な業界の種類や、その業界における仕事内容、職種についてどのように調
べて研究すればよいかを説明できる。
(能地、大原)
就 職 活 動 の見 通し
(10/5)
一般常識試験対策
講座(10/19)
5
一般常識模擬試験
(10/26)
6
SPI 2試験対策講座
(11/2)
SPI 2 模 擬 試 験
(11/9)
7
8
業界研究①(11/16)
9
業界研究②(11/30)
10
11
12
13
14
15
到 達 目 標
第1回 就 職 ガイダン
ス(9/28)
内 定 者 が 語る就 職
活動(12/7)
履 歴 書 の 書 き方 講
座(12/14)
求 人 情 報 の 探 し方
(12/21)
第2回 就 職 ガイダン
ス(1/11)
就 職 マナー 講 座
(1/18)
就 職 模 擬 面 接
(1/25)
試験
平成24年度の就職戦線における経済環境や雇用情勢について客観的な経済指
標を用いながら説明することができる。
(中田、大原)
時事問題や基本的な教養問題(英、国、数、理、社)など、採用試験で頻出
の一般常識試験について、どのように学習し対策を立てればよいかを説明でき
る。
(中田)
一般常識模擬試験をおこない、実際の試験を経験することで、その内容につ
いて説明できる。また自分の弱点を把握することでどの分野の対策をたてれば
よいかを説明できる。
採用試験で頻出のSPI 2試験について、どのように学習し対策を立てればよい
かを説明できる。
(中田、大原)
SPI 2模擬試験をおこない、実際の試験を経験することで、その内容について
説明できる。また自分の弱点を把握することでどの分野の対策をたてればよい
かを説明できる。
(能地)
2つの業界から招聘された人事担当者の講演を聴くことで、その業界の取り巻
く環境と仕事内容、また求める人材像について説明できる。
(中田、能地)
2つの業界から招聘された人事担当者の講演を聴くことで、その業界の取り巻
く環境と仕事内容、また求める人材像について説明できる。
4年生の就職活動の経験談を聞くことで、本学における就職活動の状況と今
後どのように就職活動に取り組めばよいかを説明できる。
(中田)
基 本的な書き方を理 解しつつ、自分の経験・強みを効果的にアピールした履
歴書を書くことができるようになる。
(能地、大原)
就職情報サイトや大学の求人、またハローワークの学卒求人についてどのよう
に求人情報を探せばよいかを説明できる。
就職活動が本番となる1月~3月にかけてどのように行動すればよいかを説明
できる。
(大原)
会社訪問時、就職試験時における基本的なマナーについて、どこがポイントで
実際どのように行動すればよいかを説明できる。
(能地)
個人面接や集団面接、グループディスカッションなど様々な面接試験の種類と
その概要について説明できる。また代表者が模擬面接に臨むことで実際の雰
囲気や面接試験でのポイントを説明できる。
定期試験は実施しない。
【準備学習】
就職ガイドブックを用いながらそれぞれの回のテーマに合わせた準備学習をおこなう。具体的には
ガイドブックの付録にある「自己分析シート」を活用して自己分析をおこなう。また業界研究の仕方
では配布されるプリントを用いて各自が志望する業界について研究をおこない、理解を深める。
【評価方法】
レポートによって評価する。同時に、出席を重視する。
【テキスト】
書 名
2011就職ガイドブック
著 者
出 版 社
価 格
ISBN
【備考】
科目の性質上、他学部他学科の学生は受講できません。振替え対象の科目にはなりませんので注意
してください。
-108-
イメージプロセッシング
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹内 良亘
【教育目標】
ディジタル画像処理は、パターン認識や画像理解などの分野で要求される予備的処理である。この
内容の習得には、高度のマルチメディア数学を必要とするが、本講義では、静止画像の基本的な処理
を直感的に把握できることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
画像の標本化
2
画像の量子化
3
ディジタル画像の表現
4
6
画質に影響を与える濃淡
情報
画質に影響を与える空間
情報
画像処理のモデル
7
コントラスト変換
8
色空間への変換
9
画像の疑似濃淡表示
10
空間的情報の変換におけ
る平滑化
11
鮮鋭化
12
13
エッジ抽出
線要素の抽出
14
テクスチャ特徴の抽出
15
幾何学的情報の変換
5
試験
到 達 目 標
画像の離散点での標本化では、標本化定理を考慮しないとモアレパターン
が発生することを説明することができる。
輝度値の量子化では、量子化誤差による擬似輪郭が発生することを説明
することができる。
画像を記述する座標系は数学のものと異なること、
カラー画像はマルチチャ
ンネル画像であること、データ表現にはラスタ型とベクター型があることを
説明することができる。
画質には、濃淡ヒストグラムによるコントラスト評価、信号対雑音比による
雑音評価があることを説明することができる。
画質には、解像力チャートによる解像度評価があることを説明することが
できる。
注目画素のみを用いる処理、周辺画素も用いるマスク処理、周波数空間
へ変換してから行なう処理、2枚の画像間で演算をして出力画像を得る処
理があることを説明することができる。
濃淡レベルをある関数で変換したときどうなるか、ヒストグラム平坦化によ
りコントラストが改善されることを説明することができる。
色の表現法として、RGB(赤、緑、青)の加色と、CMY(シアン、マゼンタ、
黄色)の減色と、HSI(色相、彩度、明度)のモデルを説明することができる。
白黒二値のみ表示可能な場合に、
灰色レベルを表現する方法に、
濃度パター
ン法、ディザ法、画素分配法があり、それらの原理を説明することができる。
注目画素の周辺を単純平均する方法、エッジを保存するメディアンフィルタ、
ガウス雑音を伴う濃淡レベルの確率を無矛盾にする方法で雑音が除去で
きることを説明することができる。
周波数空間で高域を強調する効果や、ラプラシアンなどのエッジ検出マス
クの働きを確かめることができる。
零交差法やキャニー法によるエッジ抽出をすることができる。
方向性テンプレートやハフ変換の働き、線の侯補にラベルを付け確率分布
を最大化することで見つける方法を説明することができる。
こまかな模様パターンが一様に分布している画像の特徴を捕える方法を説
明することができる。
画像面上での画素の位置変換、3次元対象物の空間的な幾何変換を説明
することができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
講義の中で提示する画像は、GNUフリーソフトGIMPなどを用いて処理をしている。これを実際に
自習室でGIMPを操作して各自確認をすると実感を持って習得できる。
【評価方法】
数回のレポート課題を本学授業支援システムに提示する。システムに提出された内容で評価する。
【参考書】
書 名
新編 画像解析ハンドブック
著 者
高木幹雄、下田陽久
出 版 社
東京大学出版会
-109-
価 格
36,000円
ISBN
4-13-061119-4
科学技術英語Ⅰ
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹中 久
【教育目標】
電子情報学に必要な専門英語を中心に演習する。簡単な技術文書を読み、理解することを目標とす
る。また簡単な挨拶や自己紹介などができることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
科学技術英語事始
2
原書講読
3
~
4
~
5
~
6
~
7
~
8
~
9
~
10
~
11
~
12
簡単な日常英会話
13
14
15
試験
まとめ
~
~
到 達 目 標
科学技術英語を始める方法や内容を説明する。評価方法も説明する。
専門英語として、電子技術や情報技術に関する文章を選び、英文和訳をする。
外国の技術者と交流する場合に備えて簡単な挨拶や自己紹介程度の英語会話
ができるように練習する。
2回から14回までの課題について内容と感想をレポートにまとめる。
試験は行なわない。
【準備学習】
なれない専門用語の外国語に対する準備と復習を怠らないようにする。
【評価方法】
毎回の取り組みとレポートで評価する。
【テキスト】
使用しない。必要な資料は配布する。
【備考】
毎回前もって英文和訳、和文英訳、発音を練習して予習すること。また、復習をして技術英語を身
につけること。
-110-
科学技術英語Ⅰ
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井上 知泰
【教育目標】
本講義では科学技術英語 I に引き続き、電子工学の分野で必要な英語の基礎を学ぶ。専門誌やウェ
ブサイトなどからの英文を教材として選び、読み合わせを進めながら、科学技術の専門用語を沢山身
につけるとともに、慣用句や重要な言い回しを覚えることにより、読解や作文の能力が向上すること
を目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
講義の進め方の説明と
電子英単語集の配布
本講義の進め方と、この日に配布される教材について説明を受ける。
2
英文の読解と解説
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、
単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
3
英文の読解と解説
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、
単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
4
英文の読解と解説
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、
単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
5
英文の読解と解説
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、
単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
レポートの課題を受け取る。
6
英文の読解と解説、レ
ポート評価
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、
単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
レポート評価から不充分な点を把握する。
7
英文の読解と解説
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、
単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
8
英文の読解と解説
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、
単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
9
英文の読解と解説
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、
単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
レポートの課題を受け取る。
10
英文の読解と解説、レ
ポート評価
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、
単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
レポート評価から不充分な点を把握する。
11
英文の読解と解説
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、
単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
レポートの課題を受け取る。
12
英文の読解と解説、レ
ポート評価
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、
単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
レポート評価から不充分な点を把握する。
13
英文の読解と解説
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、
単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
14
英文の読解と解説
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、単語などを覚える。レポートの課題を受け取る。
15
英文の読解と解説、レ
ポート評価
これまでに提出したレポートの総合評価を受ける。
試験
【準備学習】
授業の予習、復習を毎回行うこと。その内容については授業中に指示する。
【評価方法】
レポートと授業中の読解内容などから評価する。
【テキスト】
特に無し。必要に応じてプリントなどの資料を配布する。
-111-
科学技術英語Ⅰ
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高山 文雄
【教育目標】
今日、グローバル化した実社会で有用な技術者となるためには英語力は重要である。特に欧米から
始まった情報技術の最新のものは英文でかかれたものがほとんどで、技術者はそれを読んで理解し、
日業業務に利用することが求められる。大学の電子情報学科を卒業した学生は、それゆえ常日頃から
英語力の向上に努める必要がある。この科目では、現代の社会の動きに対する入門的な技術ドキュメ
ントをWebから選び、これを読みつつ実践的なプログラミング操作や試行を通して、英語力の向上を
図るのが目的である。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
科学技術英語Iの進めかた
技 術 英 語 1(pov-ray:
Coordinate System)
技 術 英 語2(pov-ray:
Coordinate Systm)
技 術 英 語 3(pov-ray:
Coordinate Systm)
技 術 英 語4(pov-ray:
vectors)
技 術 英 語 5(pov-ray:
vectors)
技 技 術 英 6(pov-ray:
How to describe color)
技 術 英 語 7(pov-ray:
How to describe color)
技 術 英 語 8(pov-ray:
normal vectors)
技 術 英 語9(pov-ray:
normal vectors)
技 術 英 語10(pov-ray:
Source code)
技 術 英 語11(pov-ray:
Source code)
技 術 英 語12(pov-ray:
Including files)
技 術 英 語13(pov-ray:
Including files)
技 術 英 語14(pov-ray:
Including files)
到 達 目 標
科学技術英語の重要性を理解し、日頃の学習の重要性を理解できる。
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳した内
容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳した内
容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳した内
容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳した内
容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳した内
容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳した内
容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳した内
容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳した内
容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳した内
容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳した内
容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳した内
容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳した内
容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳した内
容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳した内
容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
【準備学習】
予習:次回の課題箇所を辞書を引き訳してくる。復習:毎回の小テストは、指名された受講生と教
員が作成する。出題範囲は、前回読んだ部分とするので復習しておくこと。
【評価方法】
毎回の小テストの結果と課題提出状況で評価する。
【テキスト】
WEBから “The Online POV-Ray Tutorial” を利用
-112-
科学技術英語Ⅰ
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹内 良亘
【教育目標】
UNIX英文man表示やMATLAB(Matrix Laboratory)の英文ドキュメントを読むことができるように
なることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
Expressions in MATLAB
2
Working with Matrices in
MATLAB
3
MATLAB Plotting
4
Image Processing Toolbox
in MATLAB(1)
5
Image Processing Toolbox
in MATLAB(2)
6
Reading and Writing Image
Data(1)
7
Reading and Writing Image
Data(2)
8
Adjusting the Contrast and
Brightness(1)
9
Adjusting the Contrast and
Brightness(2)
10
Spatial Transformations(1)
11
Spatial Transformations(2)
12
Registration of Images(1)
13
Registration of Images(2)
14
Linear Filtering and Filter
Design(1)
15
Linear Filtering and Filter
Design(2)
試験
到 達 目 標
MATLABの数式の表現を英語で扱うことができる。
MATLABでの行列と配列を英語で扱うことができる。
MATLABのグラフプロットを英語で扱うことができる。
GIMPとMATLABの画像処理ツールを使う時の英語を扱うことができ
る。
GIMPとMATLABの画像処理ツールを使う時の英語を扱うことができ
る。
GIMPやMATLABで画像データを扱うときのフォーマットタイプを英
語で識別することができる。
GIMPやMATLABで画像データを扱うときのフォーマットタイプを英
語で識別することができる。
画像のコントラストと輝度を調整する時の英語を扱うことができる。
画像のコントラストと輝度を調整する時の英語を扱うことができる。
画像の空間変換を英語で扱うことができる。
画像の空間変換を英語で扱うことができる。
画像の位置合わせを英語で扱うことができる。
画像の位置合わせを英語で扱うことができる。
画像処理用のフィルタを設計する英語を扱うことができる。
画像処理用のフィルタを設計する英語を扱うことができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
授業では実際にコンピュータを操作しながら英文内容を確認していくので、事前に英文マニュアル
を参照しておくとよい。
【評価方法】
毎回の英語の扱いを見ていき判断する。
【テキスト】
特に無し。必要に応じてプリントなどの資料を配布する。
-113-
科学技術英語Ⅰ
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中田 芳幸
【教育目標】
英語全般にわたって基本的な文法事項を復習するとともに、科学技術英語によく現れる用法や特徴
的な表現に慣れることを目的とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
項 目
文と文型
品詞と句・節
比較級・最上級
関係詞
分詞の形容詞的用法
6
7
8
分詞構文
動名詞
疑問詞
9
不定詞の用法
10
11
12
受動態と能動態
前置詞
接続詞
13
英文講読1
14
英文講読2
15
英文講読3
試験
到 達 目 標
5つの文型の違いについて説明できる。
節と句の違いについて説明できる。
比較級や最上級の文を作ることができる。
関係詞を用いて、2つの文を1つにまとめたり、その逆ができる。
いろいろな分詞の使い方に慣れて、英文の中で、分詞が使われていると
ころが指摘できる。
分詞構文を用いた文の解釈ができる。
分詞と動名詞の違いが説明できる。
疑問詞を用いた用法、特に不定詞と組み合わせた用法や間接疑問などの
用法に慣れ、それらが使われている英文の意味が取れるようになる。
不定詞のいろんな用法を習得し、英文の中で、不定詞が英文の中でどの
ような位置づけ(主語、
目的語、
副詞)になっているか掴めるようになる。
受動態から能動態に、またその逆の変換ができる。
主要な前置詞の意味と用法を覚える。
接続詞の用法を習得し、実際の文中で接続詞とその用法を指摘できるよ
うになる。
実際の英文に対して、今まで学んだ文法事項をもとに文を構成している
単語の品詞が指摘できる。
実際の英文に対して、今まで学んだ文法事項をもとに、文を構成してい
る単語の品詞が指摘できる。
実際の英文に対して、今まで学んだ文法事項をもとに、文を構成してい
る単語の品詞が指摘できる。今まで学んだ文法事項の復習をする。英語
の力がどの程度身についたかチェックする。
試験は実施しない。
【準備学習】
各自ノートを作成し、講義ことに指示された予習・復習をすること。
【評価方法】
授業における取り組み方(ノートの提出)
(30点)と理解度テスト(70点)で評価する。
-114-
科学技術英語Ⅰ
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:清水 文直
【教育目標】
卒業研究論文を書き上げていくためには、英文の参考文献を読んでその内容を十分に理解しておく
ことは重要である。そのために研究内容に関連のある英文の文献を読んで、理解を深めておくことを
目的とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
輪講①
輪講②
輪講③
輪講④
輪講⑤
輪講⑥
輪講⑦
輪講⑧
輪講⑨
輪講⑩
輪講⑪
輪講⑫
輪講⑬
輪講⑭
まとめ
到 達 目 標
研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んでいく。
研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んでいく。
研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んでいく。
研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んでいく。
研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んでいく。
研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んでいく。
研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んでいく。
研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んでいく。
研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んでいく。
研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んでいく。
研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んでいく。
研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んでいく。
研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んでいく。
研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んでいく。
第14回までに読んできた箇所の内容をまとめる。
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回予習、復習をすること。
【評価方法】
出席を重視する。単に和訳すれば良いわけではなく、その内容を正しく理解しているかを質問する。
その内容で評価する。
【テキスト】
特になし。
【備考】
参考文献を読むことは研究遂行上必要不可欠なことである。したがって英文を読むという習慣を身
につけておくことが望ましい。
-115-
科学技術英語Ⅰ
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中尾 剛
【教育目標】
電子情報分野に関する英語の技術書や論文の輪読を行い、技術英語を読み解く力を習得する。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
教材選択、分担割り当て
輪読1
輪読2
輪読3
輪読4
輪読5
中間整理
輪読6
輪読7
輪読8
輪読9
輪読10
輪読11
後半整理
まとめ
到 達 目 標
文献の選択および輪読の分担を決定する。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
前半部分の内容について整理を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
後半部分の内容について整理を行い、意見交換をすることができる。
文献の内容について整理および討議を行い、意見交換をすることができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回、与えられた英文を訳し、内容についてまとめてから講義に臨むこと。講義後は意見交換をし
た内容と自分の考えの相違点などについて考察を行うこと。
【評価方法】
平素の出席状況を重視し、輪読および討議への参加状況などを総合的に判断する。
-116-
科学技術英語Ⅰ
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:坂本 直道
【教育目標】
科学技術に関わる用語を英語で表現できる。科学技術に関する英語の文章を輪講形式で読むことによ
り、英文の読解力と基礎的な英文法の知識を身につける。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
項 目
到 達 目 標
ガイダンス
講義の進め方と到達目標を説明できる。
「目的」「原因・理由」「結果」 「目的」「原因・理由」
「結果」を英語で表現できる。
「影響」「可能・能力」「調べる」「影響」「可能・能力」
「調べる」を英語で表現できる。
「使用」「提案」「示す」
「使用」「提案」
「示す」を英語で表現できる。
「分類・分割」「手段・方法」「役 「分類・分割」
「手段・方法」
「役立つ」を英語で表現できる。
立つ」
6
「必要」「一致」「類似・同等」 「必要」「一致」
「類似・同等」を英語で表現できる。
7
「必要」「一致」「類似・同等」 「必要」「一致」
「類似・同等」を英語で表現できる。
8
「比例・比率」
「条件・仮定」
「構成」「比例・比率」
「条件・仮定」
「構成」を英語で表現できる。
9
「作る」「依存」「維持・保持」 「作る」「依存」
「維持・保持」を英語で表現できる。
10 「引き起こす」「供給」「調節・ 「引き起こす」
「供給」
「調節・修正」を英語で表現できる。
修正」
11 「防止」「問題の発生・解決」
「防止」「問題の発生・解決」を英語で表現できる。
12 「運動」「~など」「達成する・ 「運動」「~など」
「達成する・達する」を英語で表現できる。
達する」
13
工業英文の読解(1)
「Tool Box」
「Arithmetic」
「Plan Geometry」に関する英文を和訳
でき、内容を説明できる。
14
工業英文の読解(2)
「Chemical Substances」
「Nuclear Pysics」
「Springs」に関する英
文を和訳でき,内容を説明できる。
15
まとめ
第1回から第14回までの講義の要点をまとめる。
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
事前に資料を配付するのでに必ず予習しておく必要がある。
【評価方法】
講義中の発表の結果を評価する。
【テキスト】
講義中に資料を配付する。
-117-
科学技術英語Ⅰ
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 直記
【教育目標】
現代社会では情報は一瞬にして地球を駆け巡る。まさにグローバルな高度情報化社会である。その
伝達媒体が地球語とも言える英語であり、これからは益々英語を避けて通れない時代である。中学以
来学んでいる英語ではあるが、嫌いな人は少しでも楽しくなれように、好きな人はもっと好きになる
ように前期では英文法の復習を目的とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
辞書の活用法と筆記
体
be動詞と一般動詞
自動詞と他動詞の区
別
時制
到 達 目 標
辞書を億劫がらずに引くことができる。中学校で習わなかった筆記体を書け
るようになる。併せて発音記号を読める。
be動詞の用法と一般動詞の用法について復習し簡単な練習問題を解ける。
自動詞と他動詞の用法について復習し簡単な練習問題を解ける。5つの基本
文型について説明できる。
過去・現在・未来の表現法とその活用法を復習し簡単な練習問題で自分の力
で解ける。
時制(完了形)
過去完了、現在完了、未来完了の “完了形” を復習し簡単な練習問題を解答
できる。
文の種類
肯定文・否定文・疑問文の他に、命令文、感嘆文、付加疑問文、そのほかit
の特別用法、疑問詞のある疑問文、間接疑問文を復習し使えるようになる。
助動詞の用法
助動詞とこれに準ずるused to, had betterなどの用法を復習し練習問題を解
ける。
接続詞
2種類の接続詞、名詞節を作る接続詞について復習し、簡単な練習問題を解
ける。
受動態と能動態
(1) 第3文型の受動態、群動詞の受動態、第4文型の受動態、第5文型の受動態
について説明できる。
受動態(2)
進行形の受動態、助動詞のある受動態、完了形のある受動態、群他動詞のあ
る受動態および受動態における前置詞の使い方を説明できる。
不定詞(1)
名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法について復習し、練習問題を解ける。
不定詞(2)
不定詞の否定形、疑問詞+to V、原形不定詞、原形不定詞を使った文の受動態、
不定詞の形式主語、S+V+O+to V について説明できる。
動名詞
動名詞の用法、完了動名詞、受動態の動名詞、動名詞の意味上の主語につい
て説明できる。
科学技術文の読み方 測定器のマニアル(取り扱い説明書)を読みこなすことができる。
科学技術文の読み方 測定器のマニアル(取り扱い説明書)を読みこなすことができる。
【準備学習】
辞書(英和または英英)を必ず持参すること。電子辞書より通常の辞書が望ましい。毎回の練習問
題は必ず復習すること。
【評価方法】
出席と練習問題の頑張り具合(点数ではない)で総合的に判断する。なお、出席は特に重視する。
【テキスト】
適宜プリントを配布する。
【参考書】
講義の中で適宜紹介する。
【備考】
繰り返し復習することが肝要である。
-118-
科学技術英語Ⅱ
4 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹中 久
【教育目標】
電子情報学に必要な専門英語を中心に演習する。簡単な技術文書を読み、理解することを目標とす
る。また簡単な報告書の作成ができることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
後期科学技術英語事始
2
原書講読
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
~
~
~
~
~
~
~
~
~
技術英作文
~
~
まとめ
到 達 目 標
科学技術英語後期分の方法や内容を説明する。評価方法も説明する。
専門英語として、電子技術や情報技術に関する文章を選び、英文和訳を
する。
簡単な技術文章を英語で書けるように練習する。
2回から14回までの課題について内容と感想をレポートにまとめる。
試験は行なわない。
【準備学習】
なれない専門用語の外国語に対する準備と復習を怠らないようにする。
【評価方法】
毎回の取り組みとレポートで評価する。
【テキスト】
使用しない。必要な資料は配布する。
【備考】
毎回前もって英文和訳、和文英訳、発音を練習して予習すること。また、復習をして技術英語を身
につけること。
-119-
科学技術英語Ⅱ
4 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井上 知泰
【教育目標】
本講義では科学技術英語 I に引き続き、電子工学の分野で必要な英語の基礎を学ぶ。専門誌やウェ
ブサイトなどからの英文を教材として選び、読み合わせを進めながら、科学技術の専門用語を沢山身
につけるとともに、慣用句や重要な言い回しを覚えることにより、読解や作文の能力が向上すること
を目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
項 目
講義の進め方の説明
と教材の配布
英文の読解と解説
3
英文の読解と解説
4
英文の読解と解説
5
英文の読解と解説
6
英 文の読 解と解 説、
レポート評価
7
英文の読解と解説
8
英 文の読 解と解 説、
レポート評価
9
英文の読解と解説
10
英文の読解と解説
11
英 文の読 解と解 説、
レポート評価
12
英文の読解と解説
13
英 文の読 解と解 説、
レポート評価
14
英文の読解と解説
15
英 文の読 解と解 説、
レポート評価
試験
到 達 目 標
本講義の進め方と、この日に配布される教材について説明を受ける。
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣用
句、単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣用
句、単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣用
句、単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
授業で読み合わせた英 文の意味を理 解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
レポートの課題を受け取る。
授業で読み合わせた英 文の意味を理 解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
レポート評価から不充分な点を把握する。
授業で読み合わせた英 文の意味を理 解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
レポートの課題を受け取る。
授業で読み合わせた英 文の意味を理 解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
レポート評価から不充分な点を把握する。
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣用
句、単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。し、説明を受けた文法的解釈や
慣用句、
単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
レポートの課題を受け取る。
授業で読み合わせた英 文の意味を理 解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
レポート評価から不充分な点を把握する。
授業で読み合わせた英 文の意味を理 解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
レポートの課題を受け取る。
授業で読み合わせた英 文の意味を理 解する。説明を受けた文法的解釈や慣
用句、単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
レポート評価を受ける。
授業で読み合わせた英文の意味を理解する。説明を受けた文法的解釈や慣用
句、単語などを覚える。簡単な例文の作文を通じてそれらの使い方を学ぶ。
これまでに提出したレポートの総合評価を受ける。
【準備学習】
授業の予習、復習を毎回行うこと。その内容については授業中に指示する。
【評価方法】
レポートと授業中の読解内容などから評価する。
【テキスト】
特に無し。必要に応じてプリントなどの資料を配布する。
-120-
科学技術英語Ⅱ
4 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高山 文雄
【教育目標】
今日、グローバル化した実社会で有用な技術者となるためには英語力は重要である。特に欧米から
始まった情報技術の最新のものは英文でかかれたものがほとんどで、技術者はそれを読んで理解し、
日業業務に利用することが求められる。大学の電子情報学科を卒業した学生は、それゆえ常日頃から
英語力の向上に努める必要がある。この科目では、現代の社会の動きに対する入門的な技術ドキュメ
ントをWebから選び、これを読みつつ実践的なプログラミング操作や試行を通して、英語力の向上を
図るのが目的である。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
技 術 英 語15(Creating simple
objects)
科学技術英語の重要性を理解し、日頃の学習の重要性を理解でき
る。
2
技術英語16(The Camera)
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳し
た内容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
3
技 術 英 語17(Let there be
light!)
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳し
た内容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
4
技術英語18(Transformations)
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳し
た内容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
5
技術英語19(Transformations)
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳し
た内容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
6
技術英語20(Texture)
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳し
た内容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
7
技術英語21(Pigment)
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳し
た内容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
8
技術英語22(Pigment)
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳し
た内容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
9
技術英語23(Finish)
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳し
た内容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
10
技術英語24(Finish)
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳し
た内容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
11
技術英語25(Finish)
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳し
た内容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
12
技術英語26(Finish)
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳し
た内容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
13
技術英語27(Normal)
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳し
た内容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
14
技術英語28(Normal)
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳し
た内容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
15
技術英語29(Including Textures)
英文和訳や英作文などを行い、英語の構成を理解すると共に訳し
た内容を説明できる。小テストを行い、理解度を確認する。
試験
【準備学習】
予習:次回の課題箇所を辞書を引き訳してくる。復習:毎回の小テストは、指名された受講生と教
員が作成する。出題範囲は、前回読んだ部分とするので復習しておくこと。
【評価方法】
毎回の小テストの結果と課題提出状況で評価する。
【テキスト】
WEBから “The Online POV-Ray Tutorial” を利用
【備考】
前期の科学技術英語Iを履修していることが望ましい。
-121-
科学技術英語Ⅱ
4 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹内 良亘
【教育目標】
UNIX英文man表示やMATLAB(Matrix Laboratory)の英文ドキュメントを読むことができるように
なることを目標とする.
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
Using Mysql(1)
Using Mysql(2)
Create table(1)
Create table(2)
Update table(1)
Update table(2)
Considering table design
for image processing(1)
Considering table design
for image processing(2)
Using UNIX(1)
Using UNIX(2)
Using grep command(1)
Using grep command(2)
Evaluation of our tables
written in english(1)
Evaluation of our tables
written in english(2)
Evaluation of our tables
written in english(3)
到 達 目 標
Mysqlの英文ヘルプを読むことができる.
Mysqlの英文ヘルプを読むことができる.
Mysqlでテーブルを作成するときの英文ヘルプを読むことができる.
Mysqlでテーブルを作成するときの英文ヘルプを読むことができる.
テーブル内容を変更する英語を扱うことができる.
テーブル内容を変更する英語を扱うことができる.
研究室における画像処理用テーブルを英語で作ることができる.
研究室における画像処理用テーブルを英語で作ることができる.
UNIXの英語man表示を読むことができる.
UNIXの英語man表示を読むことができる.
UNIXのコマンドgrepの英文man表示を読むことができる.
UNIXのコマンドgrepの英文man表示を読むことができる.
研究室で制作した英文Mysqlテーブルを評価することができる.
研究室で制作した英文Mysqlテーブルを評価することができる.
研究室で制作した英文Mysqlテーブルを評価することができる.
試験は実施しない.
【準備学習】
授業では実際にコンピュータを操作しながら英文内容を確認していくので,事前に英文マニュアル
を参照しておくとよい.
【評価方法】
毎回の英語の扱いを見ていき判断する.
【テキスト】
竹内が作成した配布プリントの電子テキスト版を研究室のサーバに置いておく.
-122-
科学技術英語Ⅱ
4 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中田 芳幸
【教育目標】
科学技術に特徴的な英語の言い回しに慣れ、装置のマニュアルのような英文であれば、辞書を使っ
て大意を掴めるようになることを目的とする。この講義では、一般の読者を対象としたHTMLファイ
ルの作成手順を著した啓蒙書を読む。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
項 目
外書講読1
外書講読2
外書講読3
外書講読4
外書講読5
外書講読6
外書講読7
外書講読8
9
外書講読9
10
外書講読10
11
12
13
14
15
試験
外書講読11
外書講読12
外書講読13
外書講読14
まとめ
到 達 目 標
簡単な文の意味がある程度掴めるようになる。
簡単な文の意味がある程度掴めるようになる。
簡単な文の意味がある程度掴めるようになる。
少し複雑な文の構造(構文)が掴めるようになる。
少し複雑な文の構造(構文)が掴めるようになる。
少し複雑な文の構造(構文)が掴めるようになる。
少し複雑な文の構造(構文)が掴めるようになる。
複雑な構造の文において、主語や目的語、修飾語(句・節)などを間違
いなく指摘できるようになる。
複雑な構造の文において、主語や目的語、修飾語(句・節)などを間違
いなく指摘できるようになる。
複雑な構造の文において、主語や目的語、修飾語(句・節)などを間違
いなく指摘できるようになる。
意味調べをもとに、自分で大まかな文意を掴めるようになる。
意味調べをもとに、自分で大まかな文意を掴めるようになる。
意味調べをもとに、自分で大まかな文意を掴めるようになる。
意味調べをもとに、自分で大まかな文意を掴めるようになる。
今までに理解できなかった箇所を復習する。
試験は実施しない。
【準備学習】
各自授業の専用ノートを作成し、授業ごとに予習・復習をノートにやっておく。ノートは最終回に
は提出する。提出したノートで評価する。
【評価方法】
講義ノート(30点)とまとめの時の理解度テスト(70点)
-123-
科学技術英語Ⅱ
4 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:清水 文直
【教育目標】
前期に引き続き、卒業研究の内容に関連のある英文論文を読んで理解を深めることを目的とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
輪講①
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
輪講②
輪講③
輪講④
輪講⑤
輪講⑥
輪講⑦
輪講⑧
輪講⑨
輪講⑩
輪講⑪
輪講⑫
輪講⑬
輪講⑭
まとめ
到 達 目 標
前期に引き続き、研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んで行
く。
引き続き、研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んで行く。
引き続き、研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んで行く。
引き続き、研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んで行く。
引き続き、研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んで行く。
引き続き、研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んで行く。
引き続き、研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んで行く。
引き続き、研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んで行く。
引き続き、研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んで行く。
引き続き、研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んで行く。
引き続き、研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んで行く。
引き続き、研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んで行く。
引き続き、研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んで行く。
引き続き、研究内容に関連のある英文論文を輪講形式で読んで行く。
第14回までに読んできた内容をまとめる。
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回予習、復習をすること。
【評価方法】
出席を重視する。和訳した内容をどの程度理解しているのかを質問する。それに答えた内容で評価
する。
【テキスト】
特になし。
【備考】
研究を実施していく上で研究関連のある英文を読むということは必ず必要となる。従って日頃から
英文を読むという習慣を身につけておくことが望ましい。
-124-
科学技術英語Ⅱ
4 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中尾 剛
【教育目標】
前期科学技術英語Ⅰに引き続き、電子情報分野に関する英語の技術書や論文の輪読を行い、技術英
語を読み解く力を習得する。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
教材選択、分担割り当て
輪読1
輪読2
輪読3
輪読4
輪読5
中間整理
輪読6
輪読7
輪読8
輪読9
輪読10
輪読11
後半整理
まとめ
到 達 目 標
文献の選択および輪読の分担を決定する。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
前半部分の内容について整理を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
輪読及び内容討議を行い、意見交換をすることができる。
後半部分の内容について整理を行い、意見交換をすることができる。
文献の内容について整理および討議を行い、意見交換をすることができ
る。
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回、与えられた英文を訳し、内容についてまとめてから講義に臨むこと。講義後は意見交換をし
た内容と自分の考えの相違点などについて考察を行うこと。
【評価方法】
平素の出席状況を重視し、輪読および討議への参加状況などを総合的に判断する。
-125-
科学技術英語Ⅱ
4 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:坂本 直道
【教育目標】
科学技術英語Iに続き、科学技術に関する英語の文献を輪講形式で読むことにより、さらなる英文
の読解力と基礎的な英文法の知識を身につける。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
DLCに 関 す る 学 術 論 文
の読解(1)
3
DLCに 関 す る 学 術 論 文
の読解(2)
4
DLCに 関 す る 学 術 論 文
の読解(3)
5
DLCに 関 す る 学 術 論 文
の読解(4)
6
DLCに 関 す る 学 術 論 文
の読解(5)
7
DLCに 関 す る 学 術 論 文
の読解(6)
8
SPSに関する学術論文の
読解(1)
9
SPSに関する学術論文の
読解(2)
10
SPSに関する学術論文の
読解(3)
11
SPSに関する学術論文の
読解(4)
12
硬質薄膜に関する学術論
の読解(1)
13
硬質薄膜に関する学術論
の読解(2)
14
硬質薄膜に関する学術論
の読解(3)
15
まとめ
試験
到 達 目 標
講義の進め方と到達目標を説明できる。
J. Robertson著の学術論文「Diamond-like Carbon」のIntoroductionの前
半部分を和訳でき、DLCに関する学術的背景を説明できる。
J. Robertson著の学術論文「Diamond-like Carbon」のIntoroductionの後
半部分和訳でき、DLCの堆積方法を説明できる。
J. Robertson著の学術論文「Diamond-like Carbon」のDeposition Method
の前半部分を和訳でき、DLCの堆積方法を説明できる。
J. Robertson著の学術論文「Diamond-like Carbon」のDeposition Method
の後半部分を和訳でき、DLCの堆積方法を説明できる。
J. Robertson著 の 学 術 論 文「Diamond-like Carbon」 のDeposition
Mechanismを和訳でき、DLCの堆積メカニズムを説明できる。
J. Robertson著の学術論文「Diamond-like Carbon」のAtomic Structure
を和訳でき、DLCの原子構造を説明できる。
H. Guoa著の学術論文のIntroductionを和訳でき、SPS法によるジルコニ
アコーティングに関する研究背景を説明できる。
H. Guoa著の学術論文のExperimentを和訳でき、SPS法によるジルコニ
アコーティングに関する実験方法の原理を説明できる。
Hongbo Guoa著の学術論文のResultsを和訳でき、SPS法によるジルコニ
アコーティングに関する実験結果を説明できる。
Hongbo Guoa著の学術論文のDiscussionを和訳でき、SPS法によるジル
コニアコーティングに関する考察を説明できる。
Y. Makino著の学術論文の前半部分を和訳でき擬二元系窒化アルミ合金
薄膜に関する研究背景と実験方法を説明できる。
Y. Makino著の学術論文のResultsを和訳でき擬二元系窒化アルミ合金薄
膜に関する研究の実験結果を説明できる。
Y. Makino著の学術論文のDiscussionを和訳でき擬二元系窒化アルミ合金
薄膜に関する研究の考察を説明できる。
第1回から第14回まで講義の要点をまとめる。
試験は実施しない。
【準備学習】
輪講形式で講義を進めるので、必ず予習しておく必要がある。
【評価方法】
講義中の発表の結果を評価する。
【テキスト】
講義中に資料を配付する。
-126-
科学技術英語Ⅱ
4 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 直記
【教育目標】
前期に引き続き英文法の基礎を復習した後、簡単な例文から始めて科学論文を読みこなせる力を習
得する。また専門技術用語を出来る範囲で覚える。同時に今後社会人として要求される基本的な英会
話入門の練習し身に修める。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
分詞
分詞の種類、語順、補語になる分詞、分詞を含む慣用句について復習し練習
問題を解ける。
2
分詞構文
分詞構文、独立分詞構文、否定の分詞構文、受動態の分詞構文、完了形の
分詞構文の用法について復習し練習問題を解ける。
3
関係詞
関係代名詞、前置詞+関係代名詞、関係副詞、複合関係代名詞について説
明できる。
4
仮定法
仮定法、仮定法過去、仮定法過去完了、仮定法未来、達しえぬ願望、条件
節について用法を正しく理解し練習問題を解ける。
5
比較
比較級、最上級、長い形容詞、不規則変化の最上級、theなしとthe付きの最
上級について復習し、正しく使える。
6
形容詞・副詞
感情を表す形容詞、数量を表す形容詞、人を主語に出来ない形容詞、叙述用
法のみの形容詞、紛らわしい副詞、副詞の語順について練習問題を解ける。
7
長い英文、読み方の
コツ
筆者はいったい何を述べたいのか、文の背骨は何か、英文読解の究極のコツ
を説明できる。
8
論 文 講 読 と英 会 話
入門
計測器の測定技術に関する文献を読める。テープを聴きながら日常生活に必
要な最小限の英会話ができる。
9
論 文 講 読 と英 会 話
入門
計測器の測定技術に関する文献を読める。テープを聴きながら日常生活に必
要な最小限の英会話ができる。
10
論 文 講 読 と英 会 話
入門
計測器の測定技術に関する文献を読める。テープを聴きながら日常生活に必
要な最小限の英会話ができる。
11
論 文 講 読 と英 会 話
入門
計測器の測定技術に関する文献を読める。テープを聴きながら日常生活に必
要な最小限の英会話ができる。
12
論 文 講 読 と英 会 話
入門
計測器の測定技術に関する文献を読める。テープを聴きながら日常生活に必
要な最小限の英会話ができる。
13
論 文 講 読 と英 会 話
入門
計測器の測定技術に関する文献を読める。テープを聴きながら日常生活に必
要な最小限の英会話ができる。
14
論 文 講 読 と英 会 話
入門
計測器の測定技術に関する文献を読める。テープを聴きながら日常生活に必
要な最小限の英会話ができる。
15
総合演習
科学技術論文を読み主旨を発表する。
試験
【準備学習】
辞書(英和または英英)を必ず持参すること。電子辞書より通常の辞書が望ましい。毎回の練習問
題は必ず復習すること。
【評価方法】
出席と練習問題の頑張り具合(点数ではない)で総合的に判断する。なお、出席は特に重視する。
【テキスト】
適宜プリントを配布する。
【参考書】
講義の中で適宜紹介する。
【備考】
繰り返し復習することが肝要である。
-127-
マイクロエレクトロニクス
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井上 知泰
【教育目標】
マイクロエレクトロニクスは現在のハイテクノロジの基本となっている。そこでは日進月歩の最先
端のあらゆる科学技術の粋が必要である。本講義では各種LSI、発光ダイオード、半導体レーザ、各
種ディスプレイ、電子ペーパなどの多岐に渡るデバイスの動作原理、構造、特徴を会得する。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
序説
到 達 目 標
コンピュータの歴史、インテリジェンス化に至る過程及びその将来、地球規模
から素粒子の世界までの計測技術の発展を支えるエレクトロニクスの意義を説
明できる。
LSIの現状
超LSIの発展の経緯を詳しく知り、超高性能化を達成してきた要素技術を説明
できる。
メモリデバイス
これ迄の主役であったDRAM,SRAMや、今後重要性を増す不揮発性メモリと
してのフラッシュメモリ、MRAMなどについて、動作原理、特徴を説明できる。
光デバイス一般
発光ダイオード、半導体レーザ、受光デバイス、太陽電池などの光との関係を
持つデバイス動作を理解するために必要な、光に関する一般論について説明
できる。
発光ダイオード
発光ダイオード(LED)の発光原理、半導体材料と発光波長の関係、発光効率
の向上、白色光源の構造、今後の要改善項目などを説明できる。
半導体レーザ
半導体レーザの発光原理、波長選択の指針、ダブルへテロ構造などの工夫に
よる発光強度改善などについて説明できる。
光検出デバイス
フォトダイオード、光電管、光電子増倍管、CCD撮像デバイスなどについて、
動作原理、構造、特徴を説明できる。
液晶ディスプレイデバ 液晶の種類、液晶ディスプレイの動作原理と構造、現在主流となっているツイ
イス
ステッドネマティック液晶の優れた点などを説明できる。
プラズマディスプレイ、 プラズマ発光の原理とディスプレイデバイスへの応用、デバイス構造を説明でき
有機ELディスプレイ
る。より鮮明で低消費電力の有機ELディスプレイの動作原理を説明できる。
電子ペーパ
紙に代わる画期的な省資源、省エネルギデバイスとして期待されている電子
ペーパの動作原理、種類、構造、特徴を説明できる。
デバイス高 性 能化へ デバイス性能向上の手法、例えばHDDにおける垂直磁化方式、MOSデバイスの
の指針
歪印加による高速化などと先端システム構築のためのロードマップを説明できる。
先端デバイスの構造
ダブルゲートトランジスタ、トライゲートトランジスタ、3次元LSI,高感度CCD
デバイスなどについて説明できる。
先端電子材料
水晶、窒化ガリウム、酸化亜鉛などの将来益々重要となる電子材料の特性と
製造技術、デバイス性能を左右する結晶欠陥の制御などについて説明できる。
SOI技術
ソフトエラーやCMOSのラッチアップを防ぐことや、動作速度を高めるための
絶縁膜上のシリコン単結晶膜(SOI)技術の重要性と将来性を説明できる。
全体のまとめ
これまで学習してきた内容について、簡潔にまとめた資料を製作する。
【準備学習】
テキストをよく読んで、予習、復習を励行する。
【評価方法】
小テストとレポートの内容から評価する。
【テキスト】
書 名
よくわかる電子デバイス
著 者
筒井一生
出 版 社
オーム社
-128-
価 格
2,500円
ISBN
4-274-13177-7
無線通信システム
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中尾 剛
【教育目標】
携帯電話をはじめ移動体通信は現代社会になくてはならない技術である。本講義では、変復調理論
から無線通信機器概要まで理解を深めることを目的とする。無線技師の国家試験の基礎知識について
も学習する。
【授業計画】
No.
項 目
1
無線通信システムの概要
2
電波の種類と電波伝搬、
電離層について
3
変調と復調の基礎理論
4
振幅変復調理論の基礎
5
振幅変調のスペクトル解
析
6
振幅変調波の占有周波数
帯域と電力効率
7
振幅変調波の復調方式
8
角度変復調理論の基礎
9
角度変調のスペクトル解
析とベッセル関数
10
周波数変調波の占有周波
数帯域と電力効率
11
パルス変調の基礎理論
12
無線システム応用1
(レーダ)
13
無線システム応用2(地
上デジタル放送)
14
無線システム応用3(携
帯電話)
15
まとめ
試験
到 達 目 標
無線通信システムの概要について学習し、説明することができる。
波長による電波種類分と電波伝搬および電離層の影響について学習し、
説明することができる。
変調および復調の概念について学習し、説明することができる。
振幅変調方式の概念について学習し、説明することができる。
変調信号と振幅変調波のスペクトル分布について学習し、説明すること
ができる。
振幅変調のパラメータ設定と占有周波数帯域および電力効率について学
習し、説明することができる。
各復調方式の理論と効率について学習し、説明することができる。
角度変調方式の概念について学習し、説明することができる。
変調信号と角度変調波のスペクトル分布について学習し、説明すること
ができる。
角度変調のパラメータ設定と占有周波数帯域および電力効率について学
習し、説明することができる。
パルス変調の各方式について学習し、説明することができる。
マイクロ波レーダの基礎理論とレーダ装置の操作実技を行い、説明する
ことができる。
地上デジタル放送の基礎理論について学習し、説明することができる。
地上デジタル放送の基礎理論について学習し、説明することができる。
1 回から14 回までの講義をまとめ、電磁波、変調方式、無線システム
応用例について説明することができる。
期末試験は実施しない(各単元ごとに理解度確認を実施する)
。
【準備学習】
毎回、次の講義の内容について予告するので、関連事項について調べてから講義に臨むこと。また、
信号を解析するために数式を扱うので、必要な範囲の数学の復習を十分にすること。
【評価方法】
平素の講義への出席状況および、各単元ごとの試験の結果などを総合的に判断する(試験の成績
70%、平常の出席状況、レポートおよび小テストなど30%とする)。
【備考】
この講義で使用した資料(講義ノート)は、
講義終了後、情報通信ネットワーク研究室のホームペー
ジに掲載する。必ず復習を行い、単元ごとに小テストを実施するので、翌週の講義に臨むことが必要
である。http://pooh.iwakimu.ac.jp/(ただし、学内からのみ閲覧可能で印刷はできない)
-129-
量子エレクトロニクス
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高重 正明
【教育目標】
本講義は量子力学的効果の電子工学への応用を紹介するものである。特に超伝導に関係した現象や
応用した装置、レーザの発信原理を中心に光に関係した現象や応用した装置を中心にしている。後半
では最近の先端技術の中でトピックス的なものについても紹介している。本格的な物性物理学や量子
力学的な知識を前提としたものではなく、
またなるべく数式を使わずに理解できるように進めていく。
将来、電子工学や情報関係の技術者、また教員として活動していく上で、量子力学に関係した最先端
技術の概要を説明できるようになることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
全体の紹介
2
低温の物理現象とは
3
超伝導の基礎知識1
4
5
超伝導の基礎 知識
2
超伝導の応用1
6
超伝導の応用2
7
光とは何か
8
9
光に関する基礎知識
レーザの原理
10
各種のレーザ
11
レーザを中心とした
光の応用
レーザと物性計測
12
13
14
超微細加工技術とト
ンネル顕微鏡
最近の話題
15
まとめ
試験
到 達 目 標
量子エレクトロニクスという言葉の由来や本講義の目的、意義、講義のやり方
など全体の流れなどを知る。
気体の液化や冷媒の種類、温度目盛などの基礎知識、金属物理学や低温物理
学の歴史について概要等を説明できるようになる。
カメリンオンネスの超伝導の発見について学ぶ。超伝導現象を特徴付ける電気
抵抗ゼロの現象や臨界温度について説明できるようになる。
前記に加えて、マイスナー効果、磁束の量子化、ジョセフソン効果などの現象
も超伝導体特有のものであることを説明できるようになる。
高温超伝導体というものついて学ぶ。超伝導体の臨界温度が上昇すればどのよ
うな利点があるかを説明できるようになる。
マイスナー効果や磁束のピン止め効果の様子を収録した酸化物超伝導体のビデ
オを鑑賞する。浮上現象へ超伝導体が応用出来ることを説明できるようになる。
電磁波の周波数の違いによる呼称等、光とエネルギー、光量子等の概念等に
ついて説明できるようになる。
普通の光とレーザ光の違いは何かということを定性的に説明できるようになる。
レーザの発信原理について学ぶ。誘導放射、負の温度分布、ポンピング等の
概念についてある程度説明できるようになる。
ガスレーザ(ヘリウムーネオン、アルゴンイオン等)
、固体レーザ、半導体レーザ
があることが説明できるようになる。
レーザがどのような分野で使われているかの概要を説明できるようになる。
電気光学効果などの光の制御技術への、赤外分光などの分析技術への応用が
重要であることを説明できるようになる。
トンネル顕微鏡や原子間力顕微鏡などが使われていることを説明できるように
なる。
例年、教授者らにより撮影された走査プローブ顕微鏡による比較的最近の表
面観察の成果を初心者にも分かるように紹介するので、参考にされたい。
講義全体をまとめ質疑応答する。レポートを書く際の目標や方法を自ら決めら
れるようになる。
【準備学習】
毎時間ごとに次の時間までに調べておくべき事項および調査方法(ウェブサイトなど)を与えるの
で必ず実施しておくこと。
【評価方法】
講義中の質疑応答に参加して学習に取り組む姿勢を20点、レポートの内容を80点で評価して、総
計で60点以上を合格とする。
【テキスト】
なし。必要に応じて試料を配布。
-130-
システムデザイン工学科
専
門
教
育
科
目
【平成21年度~平成17年度入学生(M09~M05)】
基礎物理学Ⅱ
1 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中田 芳幸
【教育目標】
現代社会では電気なしでは考えられないし、日常利用している家電製品にも電磁気学の法則を巧み
に利用したものが多い。この基礎物理学IIでは、電磁気学に的を絞り、電気、磁気についてどのよう
な法則があるのかを学び、それらの法則を使って、基本的な現象を説明できるようになることを目的
とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
クーロンの法則
摩擦などによる静電気がどのようにして生じるのかを理解する。また、静電気
の間に働く力がクーロンの法則によって記述できることを理解し、実際に力の
大きさが計算できる。
2
電場
電場とはどのような物理量なのか、また、それを描出する電気力線の意味を理
解し、電気力線を見て、空間の各点における電場の状態を説明できる。
3
電位
電位とはどのようなものかを理解し、空間電場の変化から電位の変化を説明で
きる。逆に電位の変化から、電場の変化を説明できる。
4
キャパシター
キャパシターに蓄えられる電気量と電圧
(電位差)との関係を説明できる。また、
平行平板のキャパシターの電気容量が何によってきまるのか説明できる。
5
キャパシターの接続
キャパシターを直列と並列に接続した場合の合成電気容量の計算ができる。
6
オームの法則
オームの法則を学び、電気抵抗や抵抗率が何かを説明できる。また、抵抗を
直列や並列につないだ時の合成抵抗の計算ができる。
7
電流の仕事率
電流が流れた時の仕事率の計算ができる。また、ある時間内に発生する熱量
の計算ができる。
8
磁 石や 電 流 が 作る
磁場
磁石や電流の周りに磁場が生じていることを理解し、磁場の概略図を描くこと
ができる。磁場と電場の類似点と相違点を説明できる。
9
運動する荷電粒子に
働く力
磁場中を荷電粒子が運動する場合に、荷電粒子に働く力の大きさと方向を求
めることができる。また、直流モーターの仕組みを説明できる。
10
電磁誘導
電磁誘導とはどのような現象かを説明できる。また、磁場の時間変化から誘
導電流の向きが答えられる。
11
発電機と変圧器
発電機も変圧器の原理を説明できる。変圧器の巻き数から出力電圧と電流の
計算ができる。
12
光の回折
光の回折現象を説明できる。また、回折格子によって得られた干渉縞から光の
波長が計算できる。
13
光の屈折
光が波であることから異なる媒質の間で屈折を起こすことが説明できる。屈折
の法則を理解し、屈折角が計算できる。
14
光と電子の二重性
光は波であるが同時に粒子としての性質も持ち合わせていることを具体的な実
験をもとに説明できる。光が運ぶエネルギーと運動量を計算できる。
15
まとめ
後期の学習で自ら不十分であると思われる個所を具体的な問題を解くことによ
り、復習し、理解度を確認する。
試験
試験を実施する。
試験
【準備学習】
授業中に配布したプリントでわからない点を教科書などを参考にして、復習しておくこと。
【評価方法】
授業中に配布するプリント(20)
、学期末テスト(80)
【テキスト】
書 名
増補版物理入門
著 者
原康夫
出 版 社
学術図書出版
-133-
価 格
2,000円
ISBN
978-4-7806-0116-9
CAD演習
2 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:櫻井 俊明
【教育目標】
工業界のものつくりにおいて製図には3次元CADが用いられている。そこで3次元CAD(3D)の理論
(座学)と実践(実習)を併用し、基本的な3次元図形をはじめ単純な機械部品を自在に作成すること
ができるようになることを目標にする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
ガイダンスおよび 基 本事 項
の説明
座学:CADの生い立ちや手書きの図面との違いを理解し、CADの基本的
な事項を説明できる。実習:座学における基 本的な項目に従い、端末操
作ができる。
2
CADの 基 礎 理 論と基 本 的
モデリング操作
座学:CADの基本的理論を理解し、CADシステムで基本曲線や曲面につ
いて説明することができる。実習:ファイルの保存方法や修正方法につい
て操作することができる。
3
自由曲線の定義および基本
的モデリング①
座学:ベジエ曲線などの自由曲線を多項式で表記でき、それらについて説
明することができる。実習:押出しなどの操作を理解し、課題の石鹸箱の
3D図面作成できる。
4
移 動や回 転の数学的理 解
および基本的モデリング②
座学:移動や回転などの数学理論を理解し、プロフィールから3D立体を
説明することができる。実習:石鹸箱を完成することができる。
5
集合演算による形状作成お
よび基本的モデリング③
座学:集合演算手法を理解し、構成幾何学手法について説明することが
できる。実習:石鹸箱の製作手法を応用し、課題のパソコンのハウジング
を作成することができる。
6
課題の解説および基本的モ
デリング④
座学:構成幾何学的手法について説明することができる。実習:課題のパ
ソコンハウジングの図面を完成できる。
7
陰影、色彩および基本的モ
デリング⑤
座学:陰影や色彩の理論について説明することができる。実習:石鹸箱や
ハウジングを用いて、それらに陰影や色彩を付けることができる。
8
まとめ(1)
これまで学習してきたCADの概念、使用されている自由曲線集合演算な
どについて理解度テストを実施する。
9
CADの現場及び応用モデリ
ング①
座学:CAD/CAE/CAMの関係について説明することができる。実習:エ
ンジンクランクシャフトの製作手順を理解し、駆動軸部の図面を作成でき
る。
10
意匠CADおよび応用モデリ
ング②
座学:意匠CADを理解し、それらについて説明できる。実習:クランクシャ
フトのコンロッド部を作成できる。
11
金型CADおよび応用モデリ
ング③
座学:金型CADについて説明できる。実習:バランスを考慮した形 状を
持つクランクシャフト図面を作成できる。
12
実 習【 課 題1-1:バル セロ
ナチア①】
これまで学んできた操作法を応用し、課題を作成できる。
13
実 習【 課 題1-2:バルセロ
ナチア②】
前回のモデルを修正し、課題を作成できる。
14
実習【課題2:ゼネバギア】
多数部品から構成されるゼネバギアを理解し、部品図および組立図を作
成できる。
15
実習【課題3:自由研究】
これまで学習してきた内容を駆使し、思い思いの3次元形状を作成できる。
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
座学では基本的事項の理解が大切なので復習や予習を行うこと。実習では各課題の完成度だけでな
く製作過程も重要なので確実に遂行するようにする。
【評価方法】
小テスト、理解度テストおよびモデリングの製作や課題の取組み方などから総合的に行う。
【テキスト】
書 名
よくわかるコンピュータによ
る製図
著 者
桜井俊明ら
出 版 社
日新出版
-134-
価 格
1,155円
ISBN
4-8173-0214-3 C0053
NCデザイン実習
2 年 通年 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高 三徳,高橋 義考
【教育目標】
機械工作現場の安全教育、少人数グループでの各種機械の実習を通して、旋盤、フライス盤、ボー
ル盤の工作原理と切削条件等の基本知識を学んだ上で、NC(数値制御)旋盤、NCワイヤ放電加工機
およびマシニングセンタの仕組み、NC言語、NC加工プログラムの知識を習得し、NCプログラミン
グ能力、NC工作機械の操作能力を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
オリエンテーションと安
全教育
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
実習と安全管理の内容を確認し、ビデオ「安全作業の常識」および「切
粉は刃物」の感想を述べ、
安全第一の重要性を説明することができる。
(担
当:高三徳、高橋義考)
実習の予備知識
加工材料、工具、工作機械、切削条件、FA(生産工場自動化)システ
ムの基礎事項を説明することができる。
(担当:高三徳、高橋義考)
NC言語とNCプログラム NC装置、NC言語、NCプログラムの構成、NCプログラミングの手順を
の構成
説明することができる。
(担当:高三徳)
汎用旋盤加工の基礎
旋盤の工作原理および切削条件の選択と計算方法を習得し、基本操作を
行うことができる。
(担当:高三徳)
汎用旋盤加工(1)
鋼材料の加工条件を把握し、NC旋盤実習のための段付きワークを製作
することができる。
(担当:高三徳)
汎用旋盤加工(2)
銅材料の加工条件を把握し、文鎮の本体および取っ手の円柱体を製作す
ることができる。(担当:高三徳)
フライス盤、ボール盤等 フライス盤、ボール盤、
タップの工作原理と切削条件を習得し、
平面加工、
の加工
穴あけ、ねじ切り、
文鎮の組立作業を行うことができる。
(担当:高橋義考)
汎用工作機械作業のまと 汎用旋盤、フライス盤、ボール盤の作業手順の整理、加工品の評価、問
め
題点とその解決方法についてのレポートを作成する。
(担当:高橋義考)
NCワイヤ放電加工機の 放電加工のメカニズム、NCワイヤ放電加工機の仕組みを習得し、基本
基礎
設定と操作を行うことができる。
(担当:高橋義考)
NCワイヤ放電加工プロ 対話型プログラミング手法で加工図面の作成、加工条件の設定、NCデー
グラミング
タへの変換、加工操作を行うことができる。
(担当:高橋義考)
NCワイヤ放電加工(指 対話型プログラミング手法で指定形状の加工プログラムを作成し、加工
定課題)
を行って加工品を完成させる。
(担当:高橋義考)
マシニングセンタの基礎 マシニングセンタの仕組みと特徴、FAシステムの概要と構成を説明す
ることができる。(担当:高三徳)
マニュアルNCプログラ アドレスキャラクタ、Gコード、Mコード、NCプログラムの構成を説
ミング基礎
明することができる。
(担当:高三徳)
マニュアルNCプログラ マニュアルプログラミング手法で指定形状のNC加工プログラムを作成
ミング
することができる。
(担当:高三徳)
まとめ
前期のまとめと理解度を確認する。
(担当:高三徳、高橋義考)
試験は実施しない。
-135-
No.
項 目
16
NC旋盤加工の基礎
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
試験
到 達 目 標
NC旋盤の工作原理を知り、工具・ワーク・プログラム原点等をセッティ
ングすることができる。
(担当:高三徳)
NC旋盤加工プログラミ NC旋盤加工の対話型プログラミングの仕組みを習得し、外丸削り、テー
ング
パ削り、溝入れ、ねじ切りのNCプログラムを作成することができる。
(担
当:高三徳)
NC旋盤加工
NC加工シミュレーションによりプログラムを確認し、実加工を行って
加工品を完成させることができる。
(担当:高橋義考)
NC旋盤作業のまとめ
NC旋盤作業手順の整理、加工品の評価、問題点とその解決方法につい
てのレポートを作成する。
(担当:高橋義考)
NCワイヤ放電加工(自 自由に加工品の形状をデザインし、対話型プログラミング手法でNC加
由課題)
工プログラムを作成し、加工を行って加工品を完成させる。
(担当:高
橋義考)
NCワイヤ放電加工品の 測定方法と道具の使い方を習得し、加工品の寸法を測定する。
(担当:
計測
高橋義考)
NCワイヤ放電作業のま NCワイヤ放電作業手順の整理、加工品の評価、問題点とその解決方法
とめ
についてのレポートを作成する。
(担当:高橋義考)
自動NCプログラミング CAMソフトMasterCAMのインターフェースと基本機能を習得し、基本
の基礎
操作を行うことができる。
(担当:高三徳)
自動NCプログラミング
ワークの材質とサイズの設定、加工方法・工具・切削条件の選択、加工
シミュレーション方法を習得し、操作を行うことができる。
(担当:高
三徳)
NCプログラムの編集
NCプログラムのチェック、修正、編集の方法を習得し、操作を行うこ
とができる。(担当:高三徳)
NCプログラムの転送
コンピュータ端末とNC工作機械との接続およびNCプログラムの転送方
法を習得し、操作を行うことができる。
(担当:高三徳)
加工シミュレーション
ディスプレイ上の加工シミュレーションを行い、実行エラーの発見と解
決方法を習得し、操作を行うことができる。
(担当:高三徳)
マシニングセンタ加工の ワーク座標系のオフセットの設定、工具の径補正と長補正の方法を習得
セッティングと実加工
し、実加工を行って加工品を完成させる。
(担当:高三徳)
マシニングセンタ作業の マシニングセンタ作業手順の整理、加工品の評価、問題点とその解決方
まとめ
法についてのレポートを作成する。
(担当:高三徳)
まとめ
後期のまとめと理解度を確認する。
(担当:高三徳、高橋義考)
試験は実施しない。
【準備学習】
図書館にある材料加工、生産工学、機械工作、工作機械、NC工学等関連の本を参考にして予習、
復習をしてくること。
【評価方法】
加工品の完成度およびレポートの内容によって評価する。実習態度も重視して成績に加味する。
【テキスト】
書 名
NCデザイン実習テキスト
著 者
システムデザイン工
学科編集
出 版 社
システムデザイン
工学科印刷
価 格
無料
なし
ISBN
著 者
小林輝夫
出 版 社
理工学社
価 格
2,400円
ISBN
4-8445-2275-2
【参考書】
書 名
機械工作入門
【備考】
絶対遅刻、欠席しないこと。課題およびレポートを必ず完成させること。
-136-
機械デザイン演習
2 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:櫻井 俊明
【教育目標】
1年次で学んだ基礎デザイン科学を基にJIS規格に定められた手法に沿って、講義と実習により、図
面を作成することを目標にする。また立体構造物を2次元図面に置換える能力、あるいは2次元図面
から立体図面を興すことができることを目標にする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
ガイダンス
講 義 ① 機 械 製 図法、投 影
法
講義②図形の表記法
講義③ねじの製図
講義④歯車の製図
到 達 目 標
講義および実習の内容、進め方を説明できる。
図面の基礎である機械製図法および投影法について説明することができ
る。
図形の表記法や寸法の入れ方について説明することができる。
ねじの作動原理および製図法について説明することができる。
摩擦円、歯車の作動原理および製図法について説明することができる。
またモジュールの定義や重要性について説明することができる。
講義⑤寸法公差と幾何公差 機械要素の製作の際、あるいはそれらを組合わせる際に必要な寸法公
差と幾何公差について説明することができる。
講義⑥スケッチとポンチ絵
設計者と製造者との伝達手法としてスケッチとポンチ絵を作成できる。
実習①ブロックの製図
講義で学習した図面の表記法に基づいて、ブロックの図面を作成できる。
実習②六角ボルトの製図
講義で学習したねじの製図法に従って、六角ボルトの図面を作成できる。
実習③平歯車の製図
講義で学習した平歯車の製図法に基づいて、平歯車の図面を作成でき
る。またモジュールなどの歯車に関する要目を説明することができる。
実習④たわみ継手の製図
(1) 新たな機械要素のたわみ継手の原理を説明できる。またJIS規格に基づ
いてたわに継手の図面を作成できる。
実習⑤たわみ継手の製図
(2) たわみ継手の構造を理解し、たわみ継手の図面を作成できる。
実習⑥フランジ形継手の製 新たな機械要素の一つフランジ形継手の構造を説明できる。またフラン
図
ジ形継手の図面を作成できる。
実習⑦文鎮の製図(1)
図面と加工の関係を文鎮を通して説明することができる。また決められ
た寸法で文鎮の図面を作成できる。
実習⑧文鎮の製図(2)
決められた手法に基づいて、文鎮の図面を作成できる。
実施しない。
【準備学習】
機械要素や図面の書き方に関する規則を順次理解する必要があるので、完全に理解するまで復習の
こと。
【評価方法】
講義と実習から総合的に行う。講義では立体と平面を自在に変換できるかどうか、実習では図面の
書き方の正しさや完成度から評価する。
【テキスト】
書 名
よくわかる機械製図
著 者
出 版 社
桜井俊明、野田英彦、 日新出版
八戸和雄
価 格
1,155円
ISBN
4-8173-0213-5 C0053
【備考】
座学と実習を併用して行うので、機械要素の原理原則を理解し、図面の作成を行うこと。図面の提
出は期限どおり行うこと。
-137-
システムデザイン演習
3 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:櫻井 俊明,荒木 武夫
【教育目標】
2年次で学習した機械要素製図に基づいて、材料力学や構造力学の計算手法に従った図面を、手巻
きウインチを題材に完成することができることを目標にする。また部品図と組立図に関して説明でき、
さらにデザインの基礎となる理論についても説明できるようになることを目標にする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
到 達 目 標
ガイダンス
講義①デザイン理論(1)
講義②デザイン理論(2)
講義③設計報告書の作成①
講義と実習の内容および進め方について説明できる。
デザインの基礎要素である点や線、方向、バランスなどについて説明できる。
デザインの基礎要素である色彩、明暗、テキスチャなどについて説明できる。
設計報告書の重要性と作成法について説明できる。また設計ハンドブック
などの利用の仕方について説明できる。
講義④設計報告書の作成② 材料力学や構造力学の計算手法について説明できる。計算に基づいた結
果を図面に反映する方法を説明できる。
講義⑤設計報告書の作成③ 機械要素の軸、軸受、歯車などの強度計算し、報告書に反映することが
できる。
講義⑥設計報告書の作成④ 設計者と製作者の図面に関する情報伝達の設計報告書を作成することが
できる。
実習①組立図と部品図の作成 設計報告書を基に設計ハンドブックを活用しながら、軸の図面を作成できる。
実習②組立図と部品図の作成 設計報告書を基にハンドブックを活用しながら、軸受の図面を作成できる。
実習③組立図と部品図の作成 設計報告書を基に設計ハンドブックを活用しながら、平歯車の図面を作成
できる。
実習④組立図と部品図の作成 設計報告書を基にハンドブックを活用しながら、
ブレーキの図面を作成できる。
実習⑤組立図と部品図の作成 設計報告書を基にハンドブックを活用しながら、ドラムの図面を作成できる。
実習⑥組立図と部品図の作成 設計報告書を基にハンドブックを活用しながら、ハンドル、ワイヤーロープな
どの図面を作成できる。
実習⑦組立図と部品図の作成 設計報告書を基に設計ハンドブックを活用しながら、種々な部品図を作成
できる。
実習⑧組立図と部品図の作成 設計報告書を基にハンドブックを活用しながら、組立図を作成できる。
試験は実施しない。
【準備学習】
製図と設計の理解と設計報告書の完成には日々の復習が必要である。図面を溜め込まないようにす
るには日々の努力が大切である。
【評価方法】
設計報告書、部品図および組立図の完成度で総合評価する。
【テキスト】
書 名
設計工学入門
著 者
櫻井俊明
出 版 社
価 格
1,500円
ISBN
著 者
日本機械学会
出 版 社
日本機械学会
価 格
ISBN
【参考書】
書 名
機械工学便覧
【備考】
部品図面および組立図面が完成したら、その都度チェックを受けること。
-138-
システムデザイン工学実験
3 年 通年 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:清水 信行,東 之弘,安野 拓也,高橋 義考
【教育目標】
世の中にある機械は、数多くの機械部品が複雑に組み合わされてできている。その複合体を一つの
システムとして考え、その部品を最適デザインしていくことを「システムデザイン」と本学科では称
している。本実験では、システムデザインを学ぶ上で、理論だけではなく、実際の実験・コンピュー
タシミュレーション解析を通して、社会人になって即戦力になりうる技術を身につけることが目標で
ある。
【授業計画】
No.
項 目
1
実験レポート作成オリエンテー
ション
2
【全体講義Ⅰ】工学実験の実際(清
水)
3
【実験I】筋電義手の疑似使用体験
(講義および実験)
4
【実験I】筋電義手の疑似使用体験
(データ処理、シミュレーション)
5
【実験I】筋電義手の疑似使用体験
(レポート作成)
6
【実験I】筋電義手の疑似使用体験
(作成したレポートのディスカッ
ション)
【実験I】筋電義手の疑似使用体験
(実験課題演習)
【実験I】実験のまとめ
【全体講義Ⅱ】工学実験の実際(高
橋)
【実験II】2足歩行ロボットの安定
性評価(講義および実験)
【実験II】2足歩行ロボットの安定
性評価(データ処理、シミュレー
ション)
【実験II】2足歩行ロボットの安定
性評価(レポート作成)
【実験II】2足歩行ロボットの安定
性評価(作成したレポートのディ
スカッション)
【実験II】2足歩行ロボットの安定
性評価(実験課題演習)
【実験Ⅱ】実験のまとめ
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
科学技術論文や実験レポートなどの報告書の構成を説明でき
る。
大型振動台による振動実験の重要性を説明できる。
筋電義手の擬似使用体験のため、拇指と人差し指で物を把持す
る場合の左前腕部からの筋電信号の計測実験を行う。
左前腕部から筋電信号を計測し、これを制御信号として、筋電
義手で柔らかい物を把持して移動させる実験を行い、この義手
の問題点と手の巧妙さを実感する。
実験目的、方法、装置、実験結果の評価、考察をまとめ、更に
参考文献として webからの情報を入手して、レポート作成を
行う。
筋電義手の疑似使用体験の実験レポートを、所定の形式に沿っ
て書くことができる。
筋電義手の疑似使用体験に関連した運動や振動の演習問題を解
くことができる。
実験の内容が総括的に説明できる。
ロボット製作における実験の役割とシミュレーションの役割を
説明することができる。
2足歩行ロボットの動歩行運動を実現するためのZMP理論を実
験により検証する。
2足歩行ロボットの重心位置が歩行運動に与える影響を、機構
運動解析ソフトウエア RecurDyn を用いてシミュレーション
により調査する。
実験目的、方法、装置、実験結果の評価、考察の形式でレポー
ト作成を行う。
2足歩行ロボットの安定性評価の実験レポートを、所定の形式
に沿って仕上げることができる。
2足歩行ロボットの安定性評価に関連した運動や振動の演習問
題を解くことができる。
実験の内容が総括的に説明できる。
試験は実施しない。半期の総括を行なう。
-139-
No.
項 目
16
レポート作成上の注意の再確認
到 達 目 標
前期提出のレポートの評価結果、反省をふまえて、レポート作
成の注意点を再確認する。
17 【全体講義Ⅲ】工学実験の実際(安 ロケット開発時の信頼性確認実験を例にして、工学実験の重要
野)
性を理解し、説明できる。
18 【実験Ⅲ】はりの曲げ実験とコン 材料力学などで学習した「はりの曲げ」に関する基礎的事項に
ピュータによる変形解析(講義お ついて、講義を通じて復習するとともに、実際の試験機を使用
よび実験)
して両端支持ばりの曲げ試験を行って、変位量(たわみ量)と応
力値を求める。
19 【実験Ⅲ】はりの曲げ実験とコン ANSYSによる「両端支持ばり‐スパン中央に集中荷重を負荷
ピュータによる変形解析(データ した場合」のシミュレーションを行い、はりの変位量とはり表
処理、シミュレーション)
面に発生する応力値を解析し、実際の試験機による実験値と比
較する。
20 【実験Ⅲ】はりの曲げ実験とコン 実験目的、方法、装置、実験結果の評価、考察の形式でレポー
ピュータによる変形解析(レポー ト作成を行う。
ト作成)
21 【実験Ⅲ】はりの曲げ実験とコン はりの曲げ実験とコンピュータによる変形解析の実験結果を報
ピュータによる変形解析(作成し 告できるように、内容を整理、検討する。
たレポートのディスカッション)
22 【実験Ⅲ】はりの曲げ実験とコン はりの曲げ実験とコンピュータによる変形解析に関連した演習
ピュータによる変形解析(実験課 問題を解くことができる。
題演習)
23 【実験Ⅲ】実験のまとめ
実験の内容が総括的に説明できる。
24 【全体講義Ⅳ】工学実験の実際(東) 地球温暖化に影響の少ない冷媒の熱物性研究の重要性を説明で
きる。
25 【実験Ⅳ】熱移動計測実験(講義お 熱伝導の原理を講義形式で学習し、熱伝導におけるフーリエの
よび実験)
式を実験で使いこなすことができる。
26 【実験Ⅳ】熱解析シミュレーショ 熱計算解析ソフトウエアANSYSを用いて、実際に行った実験
ン(データ処理、シミュレーショ をシミュレーションできる。
ン)
27 【実験Ⅳ】熱移動計測実験と熱解 実験目的、方法、装置、実験結果の評価、考察の形式でレポー
析シミュレーション(レポート作 ト作成する。
成)
28 【実験Ⅳ】熱移動計測実験と熱解 熱移動計測実験と熱解析シミュレーションの実験結果を報告で
析シミュレーション(作成したレ きるように、内容を整理、検討する。
ポートのディスカッション)
29 【実験Ⅳ】熱移動計測実験と熱解 熱移動計測実験と熱解析シミュレーションに関連した演習問題
析シミュレーション(実験課題演 を解くことができる。
習)
30 【実験Ⅳ】実験のまとめ
実験の内容が総括的に説明できる。
試験
試験は実施しない。通期の総括を行なう。
【準備学習】
レポート作成に関しては、授業時間以外の調べ学習、コンピュータ解析が必要である。
【評価方法】
実験課題演習およびレポートで総合的に評価を行う。
【テキスト】
各教員が実験のための資料を適宜配布する。
【備考】
実験は4つのグループに別れて実施する。学生は4つのテーマを順次、すべて行うことになる。
-140-
システムデザインゼミナールⅠ
3 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:東 之弘,安野 拓也,高橋 義考
【教育目標】
大学3年生は、大学生活の後半部分であり、卒業研究、将来の進路、就職活動、インターンシップなど、
座学の講義とは違った学習経験が徐々に始まってくる学年である。本授業では、3年生全員が一同に
集まる数少ない時間を利用して、研究とは何か、将来の進路をどう考えるか、就職試験への対策など、
教員の経験を参考にしながら、エンジニアとして、そして社会人としての人格形成を行なうことが目
標である。
【授業計画】
No.
項 目
1
システムデザイン工
学科で何を学ぶか
2
履修申告の確認
3
職業適性テスト
4
研究のための図書館
利用法
5
企業研究・進路につ
いて考える
6
就職一般常識テスト
7
履歴書を書いてみる
8
学科の研究室紹介
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
本学科の名称でもあるシステムデザイン工学という言葉の本質を説明できる。
コンピュータによる履修申告を正確にできる。
職業適正を自己判断する。(担当:高橋義考)
大学図書館の文献や資料を有効に活用できる。
教員や卒業生の話を直接聞くことにより、進路決定の重要性を認識する。(担
当: 安野拓也)
一般常識を自己判断する。(担当:高橋義考)
就職試験のための履歴書が作成できる。(担当:東 之弘)
3年生後半からのゼミナールⅡを前に、すべての研究室の概要が説明できる。
(担当: 安野拓也)
学 科 の 研 究 室 訪 問 約半数の研究室を対象に、
少人数のグループでの研究室訪問を行なうことで、
(第1回)
それぞれの研究室の概要が説明できる。(担当:安野拓也、高橋義考)
学 科 の 研 究 室 訪 問 前回残りの研究室を対象に、少人数のグループでの研究室訪問を行なうこと
(第2回)
で、それぞれの研究室の概要が説明できる。(担当:安野拓也、高橋義考)
SPIテスト
実際の就職試験で行なわれるSPIテストを事前に体験する。(担当:高橋義考)
勉強と研究の違い
4年生の卒業研究と、1、2年生の講義との違いを理解して、大学生としての
研究の重要性を認識できる。(担当:東 之弘)
コンピュータリテラ 卒業研究を行なうために必要となるWordとExcelが使いこなすことができ
シー 1
る。(担当:高橋義考)
コンピュータリテラ 卒業研究発表を行なうために必要となるPowerpointが使いこなせるようにな
シー 2
る。(担当:高橋義考)
まとめ
4年生から取り組む卒業研究配属先の学術的価値および社会的意義を説明す
ることができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
3回行われるテスト、履歴書作成等、授業中だけで仕上げて行くことができない内容を数多く含ん
でいるので、事前学習が必要である。
【評価方法】
授業態度や演習点で総合的に評価を行う。出席も重視する。
【テキスト】
テキストは使用せず、随時資料を配布する。
【備考】
本講義は、それぞれの担当教員がオムニバスで開講する。
-141-
システムデザインゼミナールⅡ
3 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:清水 信行,櫻井 俊明,東 之弘,安野 拓也,高 三徳,高橋 義考
【教育目標】
本授業は、講義や実習で修得した基礎知識や専門知識と4年次における卒業研究との橋渡しになる
重要な科目として位置づけ、全学生を少人数制のゼミナール形式で指導し、教員と学生間の密接なふ
れあいを通じて、上記の目的を達成することが目標である。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
項 目
オリエンテーション
4年生の研究紹介(第1回)
4年生の研究紹介(第2回)
4年生の研究紹介(第3回)
卒業研究に向けての基礎学
習(第1回)
卒業研究に向けての基礎学
習(第2回)
卒業研究に向けての基礎学
習(第3回)
卒業研究に向けての基礎学
習(第4回)
卒業研究に向けての基礎学
習(第5回)
卒業研究に向けての文献講
読(第1回)
卒業研究に向けての文献講
読(第2回)
卒業研究に向けての文献講
読(第3回)
卒業研究に向けての文献講
読(第4回)
卒業研究に向けての文献講
読(第5回)
4年生の研究成果報告会
試験
到 達 目 標
少人数のゼミナールに分かれ、各ゼミナールでの教育概要が説明できる。
進行中の卒業研究テーマ(1)の説明を受け、内容が説明できる。
進行中の卒業研究テーマ(2)の説明を受け、内容が説明できる。
進行中の卒業研究テーマ(3)の説明を受け、内容が説明できる。
テーマを決めて、卒業研究に関わる専門分野の基礎知識を得て、一定
の能力を獲得する。
テーマを決めて、卒業研究に関わる専門分野の基礎知識を得て、一定
の能力を獲得する。
テーマを決めて、卒業研究に関わる専門分野の基礎知識を得て、一定
の能力を獲得する。
テーマを決めて、卒業研究に関わる専門分野の基礎知識を得て、一定
の能力を獲得する。
テーマを決めて、卒業研究に関わる専門分野の基礎知識を得て、一定
の能力を獲得する。
専門分野の英文文献を1編選びだし、その文献を講読することにより、
専門用語の知識、論文のフォーマットを学ぶ。
専門分野の英文文献を1編選びだし、その文献を講読することにより、
専門用語の知識、論文のフォーマットを学ぶ。
専門分野の英文文献を1編選びだし、その文献を講読することにより、
専門用語の知識、論文のフォーマットを学ぶ。
専門分野の英文文献を1編選びだし、その文献を講読することにより、
専門用語の知識、論文のフォーマットを学ぶ。
専門分野の英文文献を1編選びだし、その文献を講読することにより、
専門用語の知識、論文のフォーマットを学ぶ。
4年生と合同で、卒業研究成果の報告会に参加し、卒業研究の理解度
を確認する。
試験は実施しない。総括を行なう。
【準備学習】
新たな研究テーマが多いので、復習として関連事項を調査すること。
【評価方法】
授業態度や演習点で総合的に評価を行う。出席も重視する。
【テキスト】
各教員の指示に従うこと。
【備考】
本講義は、システムデザインゼミナールⅠで配属決定された担当教員のゼミナールで行なわれる。
-142-
卒業研究・制作・講読
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:清水 信行
【教育目標】
大学の最後の1年間は学生にとって最も充実した重要な時期である。各学生が自分で独自に物ごと
を解決していく能力を高めるために、教員の指導のもとに卒業研究のテーマを選定して、そのテーマ
に沿って1年間研究を進める。卒業研究テーマは次の3つであり、各自の興味と適正で決定される。後
期は主に研究の実施と卒業論文作成にあてる。(1)PA-Handの設計・製作、(2)機械・機構システムの
コンピュータ解析、(3)粘弾性体の衝撃試験
【授業計画】
No.
項 目
1
卒業研究のテーマの例
((3)の場合) 卒業研究の
オリエンテーション
2
研究計画作成とテーマの
選定法
3
研究テーマの仮り設定
(「粘弾性体の衝撃試験」
を例として)
4
粘弾性体の種類と性質
5
緩和特性とクリープ特性
6
8
シリコーンゲルの構成方
程式 (1)
シリコーンゲルの構成方
程式 (2)
研究テーマの確定
9
衝撃試験の計画
10
衝撃試験装置の調査
11
データ計測と解析法の調
査
データ解析法の学習 (1)
ノイズ除去法
データ解析法の学習
処理データ格納法
夏期合宿研究発表会の準
備 (1)
夏期合宿研究発表会の準
備 (2)
まとめ
7
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
研究の方針と目的、研究の進め方を学ぶ。研究室で1年間着実に行うこ
とが大切であることを学ぶ。
1年間の研究計画を各自が立てられるためのテーマの議論をする。工程
表の作成法、管理法を学び、計画書を作成する。
テーマ候補の中から仮り決定した研究テーマの年間計画を立てる。前期
は資料、文献、テーマの発展性と可能性を調査する。
粘弾性体にはどのようなものがあるか、その性質はどのようなもである
かを参考資料で調査する。
粘弾性体の代表的な2つの特性;緩和特性とクリープ特性について古典
的な機械モデルを用いて説明できる。
シリコーンゲルを例に、これまでの卒論などを基に調査を深め、この材
料の応力とひずみの関係式を導出する。
構成方程式は古典的な構成モデルでは十分に表せない。したがって分数
階微分モデルが大切であることを説明できる。
これまでの調査を通して学んだ内容と考察内容を基に教員との十分な議
論を経て仮テーマを見直した上でテーマを確定する。
シリコーンゲル材料に落下錘を落としたときの動的特性を調査するため
の試験方法を説明できる。
衝撃試験を行うための衝撃試験装置の調査を行う。その原理を調べ計測
項目(加速度と変位)を説明できる。
衝撃試験装置からの取得データ(加速度と変位)とその計測方法、データ
処理方法について調査する。
計測された加速度波形と変位波形からノイズを除去する方法を習得し、
ノイズ除去を実施する。
データ解析を行って得られた計測項目のうち耐衝撃設計用データとして
使用するためのパラメータとデータの格納方法を学ぶ。
夏期の合宿研究会ではこれまでの研究成果を発表し、議論をする。その
ための資料作り、パワーポイント作りを行う。
夏期の合宿研究会ではこれまでの研究成果を発表し、議論をする。その
ため作成したパワーポイントを用いて発表練習を行う。
前期の内容をまとめ質疑応答をする。
-143-
No.
項 目
16
落下衝撃試験の計画立案
(1)
17
落下衝撃試験の計画立案
(2)
18
落下衝撃試験の実施 (1)
19
落下衝撃試験の実施 (2)
20
落下衝撃試験の実施 (3)
21
24
落下衝撃試験のデータ解
析 (1)
落下衝撃試験のデータ解
析 (2)
落下衝撃試験のデータ解
析 (3)
卒業論文の作成 (1)
25
卒業論文の作成 (2)
26
卒業論文の作成 (3)
27
卒業論文の修正 (1)
28
卒業論文の修正 (2)
29
卒業論文の修正 (3)
22
23
30
試験
卒業論文完成
まとめ
到 達 目 標
実験計画のスタートとしてシリコーンゲル材料の種類、寸法を決定し、
メーカーに作成を依頼する。そのための材料の調査を行う。
衝撃試験錘の落下高さ、錘の重さに基づく材料の吸収エネルギーと、消
散エネルギーを調査する。
種々の条件に対する落下衝撃試験データのうち加速度と変位の時刻歴波
形を計測する。
種々の条件に対する落下衝撃試験データのうち加速度と変位の時刻歴波
形を計測する。
種々の条件に対する落下衝撃試験データのうち加速度と変位の時刻歴波
形を計測する。
第11回から13回までに学んだデータ処理法を基にVisual Basicのデータ
処理ソフトを使用して、データ処理の予備練習をする。
第11回から13回までに学んだデータ処理法を基にVisual Basicのデータ
処理ソフトを使用して、データ処理を実施する。
第11回から13回までに学んだデータ処理法を基にVisual Basicのデータ
処理ソフトを使用して、データ処理を実施する。
これまでの研究会で発表してきた内容、実験の計画、実施、データ解析
の結果をまとめて卒論にまとめあげていく。
これまでの研究会で発表してきた内容、実験の計画、実施、データ解析
の結果をまとめて卒論にまとめあげていく。
これまでの研究会で発表してきた内容、実験の計画、実施、データ解析
の結果をまとめて卒論にまとめあげていく。
教員のチェックにより修正・加筆を指摘された内容について、修正・加
筆を行い、卒論の完成度を高める。
教員のチェックにより修正・加筆を指摘された内容について、修正・加
筆を行い、卒論の完成度を高める。
教員のチェックにより修正・加筆を指摘された内容について、修正・加
筆を行い、卒論の完成度を高める。
最終確認を行い修正・加筆作業を完了させる。
一年間のまとめを行う。総復習を行う。
【準備学習】
学生に対して必要に応じて文献、参考書等を紹介する。これまでの研究室の先輩たちの卒業論文も
よい参考資料となる。
【評価方法】
定期的に研究会を行い、実験の準備、実験の実施、データ処理・解析を通して卒論の作成・完成に
至る過程を重視し、
研究に対する熱意と努力が評価対象となる。これに卒論発表会の成績を加味する。
【備考】
自分で考え自分で行動する力を身につける努力をすることが大切である。問題解決能力をつけるべ
く自分で考え自分で行動する努力をすることが求められる。
-144-
卒業研究・制作・講読
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:櫻井 俊明
【教育目標】
ものつくりの企業における業務はプロジェクト業務と個々で行う業務があるので、どちらの業務に
も対応できるエンジニアになることを目標にする。具体的には前期は電気自動車の設計制作をプロ
ジェクトで、後期は個々に与えられるテーマで卒業研究を遂行する。
【授業計画】
項 目
到 達 目 標
電気自動車の設計制作(前期1~
16週)
研究室に配属された学生全員で車体、シャシーおよび電装系の分野に
ついて設計制作をする。
個 々 の テ ー マ( 後 期1 ~ 16週 ) 皮膚電位の測定によって覚醒、疲労、アルコール飲料状態の人体特性
①皮膚電位に関する研究
の知見を得る。
個 々 の テ ー マ( 後 期1 ~ 16週 ) 事故調査やフレーム座屈解析を通して、自動車の衝突特性および電気
②自動車の安全性に関する研究
自動車の安全性について説明できる。
個 々 の テ ー マ( 後 期1 ~ 16週 ) 生物の形や機構を工学的デザインに応用するための計算や実験を実行
③生物の形状とデザイン
する。
個 々 の テ ー マ( 後 期1 ~ 16週 ) 形の最適化において軽量化は最重要条件になることが多い。簡単な梁
④形の最適化
構造を例にして、応力解析から最適な軽量化形状を求める手法を実践
する。
【準備学習】
興味を持ちながら、
毎日の積み重ねが重要になるので一歩一歩研究を進めていくことが必要である。
【評価方法】
毎週、研究室会議の進捗状況や発表結果など総合的に行う。
-145-
卒業研究・制作・講読
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:東 之弘
【教育目標】
地球環境問題解決の中で、
オゾン層破壊問題および地球温暖化問題の解決に直結したテーマとして、
冷凍機やヒートポンプの新冷媒開発があげられる。本卒業研究では、現在の科学技術で優先して解決
しなければならないテーマに関して、実験を行いながら1冊約100ページの卒業研究報告書をまとめ
上げる。この過程で、文章の書き方、データの解析の仕方、検討考察の仕方、装置の使い方、発表の
仕方などあらゆる技術を修得することを目標とする。
【授業計画】
項 目
到 達 目 標
(卒業研究テーマの例)
低GWP混合冷媒の気液臨界定数
および飽和密度の高精度計測
流体熱物性の中で、重要な基本定数である臨界温度、臨界密度、臨界
圧力を実験的に決定し、熱力学状態曲面を明らかにする。
低GWP混合冷媒のPvTx性質の高 流体熱物性の中で、重要な状態量であるPvTx性質を実験的に決定し、
精度計測
熱力学状態曲面を明らかにする。
新規混合冷媒の高圧気液平衡性質
の高精度計測
流体熱物性の中で、重要な状態量である気液平衡性質を実験的に決定
し、熱力学状態曲面を明らかにする。
新エネルギー教材の開発
エネルギー環境教育を、児童生徒対象に進めながら、エネルギーを理
解しやすくする教材の開発を行う。
【準備学習】
卒業研究は、毎日の継続した実験を実施することが最も大切で必要であり、1年間継続して行なう
ものである。
【評価方法】
成績は、1年間にわたる実験に対する努力の成果、結果の検討や考察、そして最終的にまとめる卒
業研究報告書により評価する。
-146-
卒業研究・制作・講読
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:安野 拓也
【教育目標】
機械材料や構造材料について、その機械的性質と微細構造の関係を明らかにする。さらに、先端材
料加工技術により新材料の創製を目指す。具体的には、独立行政法人宇宙航空研究開発機構宇宙科学
研究所と共同でロケットや惑星探査機の主要構造物の開発研究、改良研究を行う。一人1テーマを担
当し、1年間、研究を行うことで、技術者として必要な基礎知識を身に付けることを目的とする。
【授業計画】
卒業研究テーマの例
ロケットの構造材料の高強度化
ロケットモーターケース用高強度マルエージ鋼の組織制御による靭性
の改善の手法を開発する。
宇宙往還機の構造材料の高強度化
炭素繊維強化炭素複合材料の引張強さに及ぼす繊維-マトリックス界
面強度の影響について明らかにする。
惑星探査機用の耐熱・軽量構造物
の開発
放電プラズマ接合法による発泡アルミニウムとアルミ板の直接接合を
試み、最適接合条件を確立する。
新エネルギー開発
放電プラズマ法による発電用鉄シリサイド系熱電変換モジュールの開
発を通して、高い熱電変換効率を有するモジュールの作製条件を明ら
かにする。
蓄電池用の材料開発
自動車バッテリー電極用Ba添加Pb-Ca-Sn合金の機械的性質に及ぼす微
細組織の影響について明らかにする。さらに、キャパシター電極用の
炭素系複合材料の開発を行う。
放電プラズマ法による材料開発
放電プラズマ焼結法により作製されたファインセラミックスの機械的
特性と微細構造の関係を明らかにする。
【準備学習】
毎月、研究室内で月例発表を行うため、必要な実験データを取得し、文献検索を行い、発表用のス
ライドをきちんと作成する必要がある。さらに、卒業論文の作成および卒業研究発表のために各テー
マに関連する内容について、随時、調査してまとめておくこと。
【評価方法】
前半は就職活動を中心とした研究計画とし、後半は実験を中心とした研究テーマであるため実験
データを取得し、毎月、研究発表を行い、その発表内容と卒業論文の内容から評価する。
-147-
卒業研究・制作・講読
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高 三徳
【教育目標】
1人もしくは少人数のグループがそれぞれテーマを持ち、独自の努力で研究を進め、毎週ディスカッ
ションや研究発表などを行うことにより、
論理的な発想と開発力を養い、CG(コンピュータグラフィッ
クス)およびCAD/CAE/CAM(コンピュータ支援設計・解析・製作)の技術とその応用能力を身に
つけることを目標とする。
【授業計画】
卒業研究テーマの例
1 複雑な曲面の形状計測とモデ 3次元座標測定機で複雑な曲面を計測し、点群から曲面のモデルを作成
リング
する方法を確立する。
2 空気抵抗の解析
FEMソフトANSYSでの解析および風洞装置での実験により、カーボディ
またはオートバイボディの形状と空気抵抗の関係を明らかにする。
3 衝撃強度解析
FEMソフトMSC.Marcでカーボディまたはオートバイボディと障害物と
の衝突の解析、シミュレーションを行い、複雑な曲面を持つ部品の衝撃
強度の評価方法を確立する。
4 羽根板曲げ成形の実験と解析
羽根板曲げ成形のプレス実験およびFEMソフトMSC.Marcでの解析を行
い、羽根板の成形ピッチ、スプリングバックと板材料、板厚、プレス金
型の形状との関係を明らかにする。
5 複雑な曲面のNC加工
マシニングセンタのNURBS(非一様有理Bスプライン)のNC補間法の応
用研究を行い、複雑な曲面の高精度、高能率の加工条件を確立する。
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
研究室にあるCAD、CAE、CAM、機械工学、自動車工学、流体力学等関連の本を参考にして予習、
復習をしてくること。
【評価方法】
本人の努力の過程、中間報告書と中間発表および卒業研究論文と卒業研究発表の結果によって評価
する。研究時間も重視して成績に加味する。
【備考】
常に文献検索を行い、
必要な実験データを取得し、各段階の研究結果をまとめておくこと。毎週、ディ
スカッションや研究発表会に出席するほか、自主的な研究時間も確保すること。
-148-
卒業研究・制作・講読
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高橋 義考
【教育目標】
機械工学の技術を駆使して、ロボットの制作、ロボットの運動解析、ロボットに関連した新技術開
発を試みる。3年間培ってきた知識、技術を用いロボットに関する課題に取り組むことで、総合的な
判断力の形成を目的とする。テーマは、基本的には一人1テーマとし、各自の興味や実力を加味して
決定される。
【授業計画】
項 目
到 達 目 標
卒業研究・制作・講読テーマの例
1.RoboCupサッカー競技用ロボッ
トの制作
RoboCupサッカー競技のルールに沿って、競技に適したロボットを制
作することを目的とする。ロボット制作にあたり、競技に必要なオリ
ジナルの機能を検討する。また、個々の部品の図面も完成させる。
2.RobuCupサッカー競技用ロボッ RoboCupサッカー競技に必要な動作を、機構運動解析ソフトを用いて
トのモーション解析
解析を行う。CAE技術を応用することで、効率よく動作を最適化する
ことを目標とする。
3.RoboCupサッカー競技用ロボッ
トのボール追従制御
RoboCupサッカー競技に必要なボール認識用カメラと、ロボット本体
の制御用プログラムを開発することを目標とする。
4.柔軟多体系動力学に関する研究
大変位運動を考慮した柔軟要素の運動解析手法について、新たな定式
化を提案することを目標とする。計算の簡略化や、計算負荷の軽減化
を目指して、運動方程式の導出を試みる。
5.CAEを用いた機械の性能評価
機械の性能をバーチャル空間にて事前に調査し、その特徴を把握する
ことを目標とする。実際に試作することが困難な装置を対象に、部品
の寸法、運動の変化が性能に与える影響を調査する。
【評価方法】
成績は本人の努力の経過と結果に基づいて評価する。また、定期的に研究会を行い、卒業研究の計
画と結果を確認する。さらに、中間報告会を行い、成績に加味する。
【備考】
卒業研究・制作・講読を進めるにあたり、定期的な報告会を行う。そのため、打合せ日以外にも自
主的に活動することが大切である。
-149-
基礎化学Ⅱ
1 年 後期 選択 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:勝又 春次
【教育目標】
大学基礎レベルの化学として必要な内容として、ここでは化学反応速度、酸と塩基、酸化と還元、
熱力学の法則、化学平衡などの基本的知識を習得し、それらを応用する技術を身につけることが目標
である。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
項 目
酸と塩基
酸と塩基
酸化と還元
酸化と還元
電気分解
反応速度
反応速度
まとめ1
熱力学第一法則
エンタルピー
11
熱力学第二・第三法則
12
化学平衡
13
化学平衡とギブズ自由エ
ネルギー
平衡定数とギブズ自由エ
ネルギー
まとめ2
試験
14
15
試験
到 達 目 標
酸と塩基の化学的な定義、酸塩基の電離と電離平衡、説明できる。
pHの定義、指示薬、中和反応、中和滴定を説明できる。
酸化と還元の定義、酸化数、酸化剤と還元剤を説明できる。
金属のイオン化傾向、ダニエル電池、電池の原理、を説明できる。
各種電池、電気分解、電解精錬を説明できる。
反応速度の表し方、反応速度定数、反応次数、素反応を説明できる。
活性化エネルギー、触媒の仕組みを説明できる。
ここまでの学習内容の要約を行う。
系の概念、熱力学第一法則、仕事と熱を説明できる。
エンタルピー関数、反応エンタルピー、標準生成エンタルピーをを説明
できる。
エントロピーの導入、状態変化に伴うエントロピー変化、標準エントロ
ピーを説明できる。
自由エネルギー関数の導入、
ギブズの自由エネルギーによる反応の予測、
相平衡における自由エネルギーの変化を説明できる。
標準生成自由エネルギー、
化学反応の自由エネルギー変化を説明できる。
標準反応ギブズエネルギーと平衡定数との関係、化学ポテンシャルの定
義を説明できる。
ここまでの学習内容の要約を行う。
試験を実施する。
【準備学習】
予習、復習をする。
【評価方法】
演習問題の提出状況、期末試験により総合的に評価する。
【テキスト】
書 名
一般化学
著 者
芝原寛泰、斉藤正治共著
出 版 社
化学同人
-150-
価 格
2,100円
ISBN
4-7598-1020-X
CAD/CAM
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高 三徳
【教育目標】
CAD/CAM(コンピュータ支援設計、製造)は製造業の戦略的武器の一つである。この講義では、
CAD/CAMに関する専門用語、CAD/CAMの具体的な技法、CAD/CAMシステムの仕組み、構成、機
能を習得し、後続科目「CAD演習」
、
「コンピュータモデリング」
、
「NCプログラミング」等に必要な
基礎知識、CADシステムの操作能力、CADでの図面およびモデルの作成能力、NC(数値制御)プロ
グラミングの基礎能力を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
到 達 目 標
2
CAD/CAMの 概 要、 必
要性、歴史
CADシステムの仕組み
CAD/CAMに関する専門用語、CAD/CAMの重要性、CAD/CAMとコンピュータ
の発展のつながりを説明することができる。
3
CADシステムのインター
フェース
4
2次 元 図 面CADの 基 本
機能
CADソフトPro/ENGINEERのメニュー、アイコン・ツールバー、ブラウザ、ビュー、
メッセージ・ガイダンス、ダイアログボックス、キーボートショートカット等の操作を
行うことができる。
5
デザイナー・設計者→図形情報入力装置→CADソフト→図形情報出力装置の関係、
作業の流れ、CADのメリットを説明することができる。
点、直線、四角形、円、円弧、フィレット、スプライン自由曲線、文字等の作成、
色の設定、図面データの保存の操作を行うことができる。
6
CADで の2次 元 図 面 作
成方法
2次元図面作成の課題
寸法の表示と修正、拘束関係の定義、トリム、反転、コピー、移動、回転、スケー
ル等のパラメトリックデザインと幾何変換の操作を行うことができる。
7
8
3次 元 モデル 作 成 の 基
本機能
3次元モデルの作成方法
押出と回転の二つの3次元モデリング機能による押出体・押出面と回転体・回転面
の作成手順を説明することができる。
9
3次元モデリングの課題
ブラケットのモデリングを課題として、3次元CADの一般手順を確認しながらブラ
ケットのモデルを完成させる。
10
設計の解析と評価
11
CAMシステムの仕組み
12
CAMシステムのインター
フェース
13
押出体・押出面、回転体・回転面、集合演算、穴あけ、ドラフト、リブ、シェル、コピー
等の操作を行うことができる。
3次元CADソフトで距離、角度、面積、体積、重心、慣性モーメントを解析(測定)
することができる。
CAD図面・モデル→NCプログラム→カッタパス→NC工作機械→コンピュータ支援
計測(CAT)の流れを説明することができる。
CADデータの入力、ワークの材質とサイズの設定、加工方法、工具と切削条件の
選択、加工シミュレーションの手順を説明することができる。
CAMの例
14
CAD/CAMのデータ変換
15
まとめ
試験
スパナの図面作成を課題として、2次元CADの一般手順を確認しながらスパナの
図面を完成させる。
平面加工、側面加工、ポケット加工、文字加工、穴あけをまとめた複数工程加工
の手順を説明することができる。
CAD/CAMデータの多様 性と問 題 点、データ変 換 の重要 性、データ規 格DXF・
IGES・STEPのフォーマットの違いを説明することができる。
これまで学習してきた内容の理解度を確認する。
試験
CAD/CAMの基本知識に関する筆記試験を実施する。
【準備学習】
図書館にあるCAD、CAM関連の本、配布資料、WEB上で公開した講義内容を参考にして予習、復
習をしてくること。
【評価方法】
図面とモデルの完成度および試験結果によって評価する。出席も重視して成績に加味する。
【テキスト】
書 名
はじめてのCAD/CAM
著 者
武藤一夫
出 版 社
工業調査会
価 格
2,300円
ISBN
4-7693-5120-8
【参考書】
書 名
CIM総論
著 者
人見勝人 監修
出 版 社
共立出版株式会社
【備考】
課題を必ず完成させること。
-151-
価 格
3,800円
ISBN
4-320-02631-4
NCプログラミング
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高 三徳
【教育目標】
NC(数値制御)言語、アドレスキャラクタ、Gコード、Mコード、NC加工プログラムの構成、メ
インプログラム、サブプログラムを習得し、NC旋盤、マシニングセンタ、NCワイヤ放電加工機のプ
ログラムを比較し、マニュアルNCプログラミング能力、自動NCプログラミング能力、NCプログラ
ムの編集能力を向上し、加工過程における能率、経済性、精度の高い加工手順を考えた品質の高い
NCプログラムを作成できる能力を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
NCプログラミングの基礎
数値制御の仕組み、NC言語、NC加工プログラムの構成を説明することができる。
2
NC旋盤のアドレスキャラ
クタ
NC旋盤のアドレスキャラクタの機能・名称、
指令範囲、
用途を説明することができる。
3
NC旋盤のMコード
NC旋盤の補助機能指令(Mコード)を習得し、NCプログラムの作成に応用する。
4
NC旋盤のGコード
NC旋盤の準備機能指令(Gコード)を習得し、NCプログラムの作成に応用する。
5
マシニングセンタのアドレ
スキャラクタ
マシニングセンタのアドレスキャラクタの機能・名称、指令範囲、用途を説明するこ
とができる。
6
マシニングセンタのMコー
ド
マシニングセンタの補助機能指令(Mコード)を習得し、NCプログラムの作成に応
用する。
7
マシニングセンタのGコー
ド
マシニングセンタの準備機能指令(Gコード)を習得し、NCプログラムの作成に応
用する。
8
ワイヤ放電 加工機のアド
レスキャラクタ
ワイヤ放電加工機のアドレスキャラクタの機能・名称、指令範囲、用途を説明する
ことができる。
9
ワイヤ 放 電 加 工 機 のM
コード
ワイヤ放電加工機の補助機能指令(Mコード)を習得し、NCプログラムの作成に
応用する。
10
ワイヤ 放 電 加 工 機 のG
コード
ワイヤ放電加工機の準備機能指令(Gコード)を習得し、NCプログラムの作成に
応用する。
11
マニュアルNCプログラミ
ングの基礎
プログラム原点、座標、早送り、直線加工、円弧加工、工具補正等の指令を説明
することができる。
12
マニュアルNCプログラミ
ングの例
メインプログラム、サブプログラムを作成する。
13
自動NCプログラミングの
基礎
CAMソフトMasterCAMのインターフェースと基本 機能を習得し、操作手順を説明
することができる。
14
自動NCプログラミングの
プロセス
ワークの材質とサイズの設定、加工方法、工具と切削条件の選択、加工シミュレー
ション方法を習得し、NCプログラムを出力し確認する。
まとめ
これまで学習してきた内容の理解度を確認する。
試験
NCプログラミングの基本知識に関する筆記試験を実施する。
15
試験
【準備学習】
図書館にあるCAD、CAM、NC工学関連の本、配布資料、WEB上で公開した講義内容を参考にし
て予習、復習をしてくること。
【評価方法】
プログラムの完成度と試験結果によって評価する。出席も重視して成績に加味する。
【テキスト】
書 名
NC工作機械入門
著 者
出 版 社
北口康雄
理工学社
価 格
2,100円
ISBN
4-8445-2707-X
【参考書】
書 名
NCデザイン実習テキスト
著 者
出 版 社
システムデザイン工
学科編集
システムデザイン
工学科印刷
【備考】
課題を必ず完成させること。
-152-
価 格
無料
ISBN
なし
科学技術英語
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:櫻井 俊明
【教育目標】
基本的な専門用語を使って簡単な論文の読み書きができる。また工学系の広い分野にわたって英文
の内容を説明できる。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
基本的な工学共通英語①
3
基本的な工学共通英語②
4
5
基本的な工学共通英語③
基本的な工学共通英語④
6
7
8
9
10
11
12
13
基本的な工学共通英語⑤
基本的な工学共通英語⑥
基本的な工学共通英語⑦
中間理解度テストの実施
応用①
応用②
応用③
応用④
14
15
試験
応用⑤
応用⑥
期末試験を実施
到 達 目 標
講義の内容や進め方について説明できる。
円運動に関する英語の表現ができる。現在完了形について説明できる。
エネルギ関連の専門用語を使った英語表現を使うことができる。過去完
了形について説明できる。
熱力学関連の英語の表現ができる。進行形について説明できる。
材料の組成など材料科学の英語表現ができる。不定詞について説明でき
る。
電気磁気学の英語表現ができる。冠詞について説明できる。
固体材料やデバイスの英語表現ができる。
現在分詞について説明できる。
金属、半導体、絶縁体の英語表現ができる。前置詞について説明できる。
理解度テストによってこれまでの理解度を確認する。
計測工学に関する英語表現ができる。時制について説明できる。
相対位置に関する英語表現ができる。規則動詞について説明できる。
解析と合成に関する英語表現ができる。
不規則動詞について説明できる。
数と量に関する英語表現ができる。名詞の複数形の表現について理解で
きる。
数学に関する基礎的表現を使って、英文を作成することができる。
簡単な英文の手紙を書くことができる。
専門用語の英文を文法的に正しく読み、また書くことができるか否かを
試験する。
【準備学習】
毎週小テストを実施するので、予習と復習を行うこと。
【評価方法】
小テスト、理解度テストおよび期末試験結果の総合で行う。
【テキスト】
書 名
理工系学生および技術者のた
めの工業英語Ⅰ
著 者
菅原和士
出 版 社
日本理工出版会
-153-
価 格
2,600円
ISBN
4-89019-037-6 C3082
工業数学Ⅱ
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:清水 信行
【教育目標】
1年次で学んだ数学の基礎(数式、文字式、部分分数展開、三角関数、指数関数、対数関数とその
グラフなど)の演習をできるだけ多く取入れて、全面的に復習し、計算できるようになる。この基礎
の発展的な内容として、初等関数の微分と積分について学び計算できるようになる。主に基礎公式を
利用して、入門的な問題の演習をできるだけ多く取入れて、公式の使い方を習得し計算に慣れること
を目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
工業数学Ⅱで何を学ぶか
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
関数の微分
微分公式
整式、有理式とその微分
三角関数とその微分
指数関数、対数関数とそ
の微分
関数の増減とグラフ
関数の積分、不定積分
初等関数の不定積分
置換積分
部分積分
有理関数の積分
定積分 (1)
定積分 (2)
まとめ
テスト
到 達 目 標
工業数学Ⅱの全般の組立てと授業の目標を知ることにより工業数学Ⅱの
重要性を説明することができる。基礎数学の理解度テストを行う。
微分係数、導関数の計算ができる。
代表的な微分公式を記憶し、それを使った計算ができる。
整式、有理式を復習しその微分の計算ができる。
三角関数を復習して、その微分の計算ができる。
指数関数、対数関数を復習して、その微分の計算ができる。
関数のグラフの幾何学的性質と微分の関係を学び、グラフが描ける。
積分、不定積分の工学上の問題例について計算ができる。
初等関数の不定積分の計算法を学び計算ができる。
置換積分の意味と計算法を学び計算ができる。
部分積分の意味と計算法を学び計算ができる。
有理関数の積分計算法を学び積分計算ができる。
定積分の計算法を学び計算ができる。
初等関数の定積分の基礎問題と応用問題の計算ができる。
1回から14回まで学習してきた内容を復習する。
理解度テストを行う。
【準備学習】
授業で学んだテキスト中の内容を復習し、練習問題を必ず解き理解度テストに備える。これからや
る部分の予習をして、テキスト中の例題を理解し、計算出来るようにしておくこと。
【評価方法】
授業4回に一回行う小テストと期末テストの結果から評価する。授業態度や演習、出席も重視する。
【テキスト】
書 名
やさしく学べる 微分積分
著 者
石村園子
出 版 社
共立出版㈱
【備考】
初等関数を理解しておくことが望ましい。
-154-
価 格
2,000円
(税別)
ISBN
4-320-01633-5
コンピュータグラフィックス
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高 三徳
【教育目標】
コンピュータグラフィックス(CG)の歴史と発展、CGシステムの入力装置と出力装置、CG用
ソフトウェアの構成、画像処理方法、3次元モデルの表現方法、幾何変換、レンダリング、アニメー
ション等の仕組みと技法を習得し、CGプログラミング能力、CGソフトウェアの操作と応用能力を身
につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
項 目
CGの歴史
CGシステムのソフトウェアとハー
ドウェア
2次元CG機能
5
2次 元CGスケッチ、 画 像の編
集と保存方法
3次元CGの処理過程
6
3次元CGのレンダリング方法
7
POV-Rayによる3次元CG制作
の仕組み
POV-Rayによる3次元CG制作
のプロセス
POV-Rayによる様々な立体表
現
POV-Rayによるマッピング
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
SOLIDINTERPRETERによる
3次元CG制作の仕組み
SOLIDINTERPRETERによる
3次元CG制作のプロセス
SOLIDINTERPRETERプログ
ラムの構成
SOLIDINTERPRETERプログ
ラムの作成
まとめ
試験
到 達 目 標
CGの誕生、
CG技術、
グラフィックス製品の確立と実用化、
CGの産業応用、
CGと情報技術(IT)
やコンピュータ支援設計/製造(CAD/CAM)との関係を説明することができる。
CGシステムの入力装置・出力装置、CG用ソフトウェアの構成、CGアプリケーションソフトの
仕組み、分類および選定方法を説明することができる。
2次元プリミティプの生成および描画の基本アルゴリズムを習得し、Microsoft WORD、PAINT
におけるCG機能を説明することができる。
直線、矢印、曲線、基本形状の作成と色およびスタイルの設定、文字と図の挿入、画像のト
リム、テクスチャマッピング、画像データファイルの種類選択と変換の操作を行うことができる。
モデリングから座標変換、陰面(陰線)消去、シェーディング、マッピング、ディスプレイへの表
示までのプロセスを説明することができる。
Zソート法、Zバッファ法、レイトレーシング法、ラジオシティー法、ボリュームレンダリング、モー
ションブラーのレンダリング方法を比較し、これらの違いを説明することができる。
3次元CGソフトウェアPOV-Rayの起動、新規ファイルの準備、ファイルの保存、レンダリング
解像度の設定を行うことができる。
カメラと光源・物体・背景色の定義、物体のアフィン変換(移動、回転、拡大縮小)の操
作を行うことができる。
プリミティブと論理演算、平面移動スイープ表現と回転移動スイープ表現、ベジェ曲線の描画
プログラムを作成する。
ソリッドテクスチャマッピング、バンプマッピング、ライティングと光の三原色、シェーディングとマテ
リアル(拡散反射光、鏡面反射光、環境光、透過・屈折)を設定することができる。
3次元CGソフトウェアSOLID INTERPRETERの構成、特徴、インターフェースおよび機能を説
明することができる。
視線の定義、3次元基本プリミティプの作成、色の設定、移動・回転、コピー、変形、集合
演算の操作を行うことができる。
SOLID INTERPRETERのプログラムの構成、コマンドの種類、フォーマット、引数、文法、
実行方法と実行エラーの処理手順を説明することができる。
複雑な立体、視線の動きによる動画、物体の幾何変換と集合演算による動画を作成する。
これまで学習してきた内容の理解度を確認する。
CGの基本知識に関する筆記試験を実施する。
【準備学習】
図書館にあるCG関連の本、配布資料、WEB上で公開した講義内容を参考にして予習、復習をして
くること。
【評価方法】
プログラム、作品の完成度および試験結果によって評価する。出席も重視して成績に加味する。
【テキスト】
書 名
コンピュータグラフィックス
著 者
コンピュータグラフィックス
編集委員会(監修)
出 版 社
CG-ARTS協会
価 格
3,200円
ISBN
978-4-903474-00-7
価 格
2,940円
ISBN
978-4-903474-19-9
【参考書】
書 名
POV-Rayによる3次元CG制作―モ
デリングからアニメーションまで―
著 者
出 版 社
鈴木広隆、倉田和夫、 画 像 情 報教育振 興
佐藤尚
会(CG-ARTS協会)
【備考】
課題を必ず完成させること。
-155-
コンピュータシミュレーション基礎
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高橋 義考
【教育目標】
近年はコンピュータを用いて機械の強度や性能を予測したものづくりが行われている。これらの技
術はCAE(Computer-Aided-Engineering)と呼ばれ、現在のものづくりには欠かせない技術である。こ
れらのソフトウェアはブラックボックス的に使われがちであるが、その仕組みを知っておくことは計
算結果を評価する上できわめて重要である。そこで、シミュレーションを行うのに必要な行列計算を
理解し、コンピュータにより連立方程式を解く方法を習得する。また、計算結果を評価する方法を身
につけることも目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
コンピュータシミュレー ものづくりにおけるコンピュータシミュレーションの役割を説明することができる。
ションとは
2
計算ソフトウェア
コンピュータによる計算でどのようなソフトウェアが利用されているかを説明するこ
とができる。
3
関数とグラフ
表計算ソフトを用いて関数の表し方とグラフの作成方法を実行することができる。
4
物理現象と連立方程式 物理現象と連立方程式の関連性について説明することができる。
5
行列式1
行列式の内容を説明することができる。また、連立方程式を行列式で表すことが
できる。
6
行列式2
行列式で表された連立方程式の解を求める方法を説明し、実行することができ
る。
7
行列式3
行列式で表された連立方程式をコンピュータで解く方法を説明し、実行すること
ができる。
8
まとめ1
第1回から第7回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめることができ
る。
9
繰り返し計算法
非線形な問題を繰り返し計算で解く方法を説明し、実行することができる。
10
最小二乗法1
最小二乗法とは何かを説明することができる。
11
最小二乗法2
最小二乗法により近似関数を求めることができる。
12
構造解析
コンピュータを用いてどのように構造解析を行うかを説明し、実行することができ
る。
13
熱・流体解析
コンピュータを用いてどのように熱や流体に関する解析を行うかを説明し、実行す
ることができる。
14
まとめ2
第9回から第13回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめることがで
きる。
15
まとめ3
授業全体の要点をまとめることができる。
試験
試験
試験を実施する。
【準備学習】
授業内容の理解度を確認するため、小テストを行なう。そのため、各回、内容を復習しておくこと。
【評価方法】
授業中に行う小テストおよび期末試験の結果から評価する。授業態度や演習、出席も重視する。
【参考書】
書 名
新Excelコンピュータシミュレーション
著 者
三井和男
出 版 社
森北出版株式会社
【備考】
テキストの代わりにプリントを配布する。
-156-
価 格
2,600円
ISBN
4-627-84871-9
材料加工学
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高 三徳
【教育目標】
所用の形状寸法の部品や製品を作るためには、材料にいろいろな加工を施すことが必要になる。本
講義では、材料加工の基礎から先端技術まで材料加工法全般にわたる広い知識を習得し、最適な材料
と加工方法を選定する能力を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
材料加工の概要
2
鋳造
3
塑性加工
4
粉末成形
5
切削加工の基礎
6
切削加工用工具
と切削条件
7
各種切削加工法
8
研削加工
9
研磨加工
10
特殊加工
11
微細加工
12
接合・溶接
13
加工品の計測
14
加工の自動化
15
試験
まとめ
試験
到 達 目 標
材料加工技術の重要性、主な工業材料、前素形材の製造プロセス、材料加工法の分類と
その特徴、加工品の大きさと寸法精度の関係、材料加工における技術的課題を説明するこ
とができる。
鋳造の概念及び特徴、各種鋳造法、鋳造品の金属組織、鋳造欠陥の発生原因とその防止
法、鋳造における新しい技術について説明することができる。
塑性加工の概要、前素形材の製造方法、せん断加工方法、塊状物の成形方法、板材の成
形方法、管材の成形方法を説明することができる。
粉末成形の概要、金属粉の種類と製造方法、圧粉成形方法、焼結、再圧縮と高密度化、
粉末成形における新しい技術について説明することができる。
切削加工の分類、従来と最近の切削加工法の違い、切削機構、切りくずの生成形態と生
成の力学を説明することができる。
切削工具の基本形状、切削工具の材料と損耗、切削抵抗、切削速度、切削温度、切削油
剤、切削仕上げ面の幾何学的特性と物理・化学的特性、仕上げ加工の要点を説明するこ
とができる。
旋削、形削り・立削り・平削り、穴あけ・リーマ加工、中ぐり、フライス加工、ブローチ加工、
特殊切削(高速切削、高温切削、低温切削、振動切削、弾性切削)の仕組みを比較して
説明することができる。
研削加工の概要、研削砥粒と砥石、各種研削加工法と研削盤の種類、最近の研削の動向
を説明することができる。
加圧加工の特性と機構、固定と粒による研磨加工、半固定と粒による研磨加工、遊離と粒
による研磨加工の仕組みを説明することができる。
特殊加工の役割、熱エネルギーによる加工法、放電加工法、電子ビーム熱加工法、レーザ
熱加工法、電気・化学的加工法を比較し説明することができる。
微細加工の役割、化学反応による加工機構、加工現象の制御方法、化学反応による除去
加工技術、化学反応による創成加工技術について説明することができる。
接合・溶接の概要、融接方法、固相接合方法、ろう接、機械的要素結合、接着、接合・
溶接における新しい技術について説明することができる。
加工品の計測の概要、長さの測定、角度の測定、形状の測定、表面の測定、硬さの測定、
加工品の計測における新しい技術について説明することができる。
生産システムの概要、自動化生産システム、数値制御(NC)工作機械の仕組み、生産管理、
生産システムにおける新しい技術について説明することができる。
これまで学習してきた内容の理解度を確認する。
中間テストおよび期末試験を実施する。
【準備学習】
図書館にある機械材料、材料加工、生産工学、機械工作、工作機械等関連の本を参考にして予習、
復習をしてくること。
【評価方法】
中間テストおよび期末試験の結果によって評価する。出席も重視して成績に加味する。
【テキスト】
書 名
材料加工プロセス
著 者
山口克彦、沖本邦朗
出 版 社
共立出版株式会社
価 格
2,600円
(税別)
ISBN
4-320-08131-5
著 者
出 版 社
吉田総仁、京極秀樹、 共立出版株式会社
篠崎賢二、山根八洲男
価 格
3,500円
(税別)
ISBN
4-320-08144-7
【参考書】
書 名
材料加工学入門
【備考】
プリントを配布する。
-157-
制御工学
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:清水 信行
【教育目標】
機械システムを制御するための基礎知識として、まず計測の方法とセンサーについて学び、同時に
これが制御信号としてどのように使用されるかを学ぶ。つぎに、機械システムを実際に制御するため
の基本的な制御方法であるフィードバック制御と制御系を表現する数学を学ぶ。この講義を通して制
御の基本概念を身につけ、簡単な微分方程式の解き方を習得し、実際に計算ができるようになること
を目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
制御工学で何を学ぶか
2
人間の動作と機械運動の
特徴
制御と情報・処理
3
4
6
制御の役割-制御のすば
らしさ
制御の役割-数学モデル
と温度制御
機械制御とプロセス制御
7
機械制御とサーボ機構
8
制御系の数学モデル
9
ステップ関数とインパル
ス関数
ラプラス変換入門
5
10
11
12
13
14
15
試験
微分方程式とラプラス変
換
ラプラス変換と伝達関数
制御系の基本要素と伝達
関数
フィードバック制御系と
伝達関数
まとめ
テスト
制御工学の全般の組立と授業の目標を知ることで制御工学の重要性を説
明できる。
人間の動作が計測と制御に関わっている具体例を学び、制御について説
明できる。
人間における情報、情報交換の相手、アナログ情報とディジタル情報、
物理情報の入手方法とその処理方法などについて説明できる。
制御とは何かを機械システムを対象に考える。機械システムに対して行
われている制御を展望し制御の本質について説明できる。
制御しようとする対象物を表現する数学モデルの考え方を学ぶ。さらに
温度制御を例にフィードバック制御について説明できる。
機械制御とプロセス制御の特徴、機械制御とプロセス制御のブロック線
図、制御装置などを説明できる。
機械制御とセンサーやアクチュエータ、さらにサーボ・モータを使った
船の自動操舵を例に取上げサーボ機構について説明できる。
システムを記述する方法、機械要素を数学モデルで表現する方法、機械
制御系が微分方程式で記述されることを説明できる。
ステップ関数の意味、インパルス関数の意味、それがシステムの応答を
記述するときにどのように役立つのかを説明できる。
ラプラス変換について簡単に定義式、
簡単な関数のラプラス変換を学び、
基本的な関数のラプラス変換を実際に計算できる。
微分方程式の解をラプラス変換により求める方法を学び、簡単な線形系
の微分方程式を具体的にラプラス変換法により解くことができる。
簡単な線形系の微分方程式を例に、入力に対する出力の伝達関数を具体
的にラプラス変換によって求めることができる。
制御ループにおける伝達関数の制御工学的な意味を簡単な例を通して説
明できる。
フィードバック制御系を記述する微分方程式を導出して、ラプラス変換
により伝達関数を求める方法を復習する。
これまで学習してきた内容をまとめる。
理解度テストを行う。
【準備学習】
授業で学んだテキスト中の内容を復習し、理解度テストに備えること。これからやる部分の予習と
して予めテキストを読んでおくこと。
【評価方法】
授業4回に一回行う小テスト、期末テストの結果から評価する。授業態度や演習、出席も重視する。
【テキスト】
書 名
初めて学ぶ 基礎 制御工学
著 者
森・小川 共著
出 版 社
東京電機大学出
版局
【備考】
常日頃から普段の生活と制御の関係を考えておくこと。
-158-
価 格
3,400円
(税別)
ISBN
4-501-10960-2 C3054
インターンシップ
3 年 集中 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高橋 義考
【教育目標】
インターンシップとは学生が企業等で一定期間行う就業体験である。本授業では、夏期休暇期間を
利用し学外の企業や役所で1週間程度の研修を受け、研修成果を報告書にまとめ、報告会で発表する
までの一連の実践訓練をする。この過程を全うし、社会への順応性、資料整理能力、発表能力を習得
する。
【授業計画】
No.
項 目
1
オリエンテーション
2
希望調査
3
提出書類の指導
4
インターンシップのマ
ナー講座1
インターンシップのマ
ナー講座2
受け入れ企業、役所との
面談マッチング1
受け入れ企業、役所との
面談マッチング2
体験先企業での研修1
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
体験先企業での研修2
インターンシップ報告書
のまとめ1
インターンシップ報告書
のまとめ2
発表資料の作成
到 達 目 標
インターンシップの意義を理解し、学外勤務体験に向けた心構えを明確
に説明できる。
インターンシップの趣旨を説明できる。また、希望する職種、地域に関
して、優先順位を付けて数種を選択する。
履歴書などの提出書類の書き方を実習し、添削を受け、提出可能な書類
を作成できる。
社会人として必要な身だしなみ、言葉使い、勤務への取組みに関する基
本理念を説明できる。また、それを実践的具体的に表現できる。
学外勤務体験に必要な礼法(マナー)を実習し、自分の問題点と改善策
を説明できる。
希望した企業、役所のインターンシップ担当者と面談を行い、
体験先マッ
チングのための質疑応答を行う。
第一希望体験先とマッチしなかった場合には、第2または第3希望先と
の面談を行い、受け入れ企業を決定する。
勤務体験先で研修内容の説明を受け、これに基づいて、勤務計画を立て
る。
勤務体験先の担当者の指示に従って、研修作業を行い、日誌を付ける。
学外勤務体験の内容の日誌を整理し、研修資料として文書にまとめる。
まとめた資料から、本研修で学んだ重要事項を抽出し、報告書形式にま
とめる。
インターンシップ報告会での発表に向けて、プレゼンテーション用資料
(PowerPoint)を作成できる。
発表練習1
準備したプレゼンテーション資料を使い、模擬発表を実施して、発表技
術を習得する。さらに問題点があれば、その解決策を検討できる。
発表練習2
発表の中で予想される質疑について予測を立て、回答できるように考え
をまとめられる。
インターンシップ報告会 本講義受講生のほか任意参加の本学教員の前で、PowerPointを使用して
での発表
成果報告を行う。
【評価方法】
企業による研修評価点、学生が作成するインターンシップ報告書および報告会での発表を総合的に
判断して評価する。
-159-
宇宙システム工学
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:安野 拓也
【教育目標】
宇宙空間利用の時代となり、ロケットや衛星などを設計することはもはや特殊なことではなく、他
の多くの機械工学の分野と同等に一般化しつつある。また、宇宙システムは「システムの中のシステ
ム」と言えるくらい複雑かつ最適化が厳しく追及される構造物である。この講義では、宇宙システム
の設計の基礎的な内容を理解し、構造設計に関する基準を習得することを目的とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
揚力・抗力とは
2
翼の航空力学
3
4
5
6
失速の航空力学
飛行機が飛ぶ原理1
飛行機が飛ぶ原理2
ロケットの推進の原理
7
ロケットの飛行力学
8
人工衛星と宇宙探査機
システムの設計
宇宙探査機のシステム
9
10
12
飛行機の機体とその材
料
ロケットの機体とその
材料
ロケットの構造と機構
13
宇宙往還機の構造設計
14
将来型宇宙機の構造設
計
まとめ
試験
11
15
試験
到 達 目 標
翼に発生する揚力と飛行機の機体の抗力と、なぜ航空機や飛翔体が空を飛
べるのかを説明できる。
翼の形状と航空機や飛翔体の運動の関連性と、これらの安定性や操縦性を
説明できる。
失速とは何か、失速はなぜ起こるかを説明できる。
エンジンの馬力と推力、航空機の飛ぶ速度、旋回の航空力学を説明できる。
離陸性能、着陸性能、航空機が運動できる領域を説明できる。
ロケットの基本的な推進原理とロケット設計の基礎的な要件を説明でき
る。
鉛直面内のロケットの運動、ロケットの加速度、速度の計算方法を説明で
きる。
構造設計の概要、人工衛星にかかる荷重、寸法の決定方法、展開構造物に
ついて説明できる。
宇宙探査機のシステムの実例として、
惑星探査機「はやぶさ」の概要とミッ
ション内容や飛行シーケンスを説明できる。
航空機の使用環境、機体各部の材料、2次構造部材、降着装置などの設計
方法を説明できる。
ロケットの構造の概要、液体ロケットや固体ロケットの構成、推進剤タン
クで使用されている材料について説明できる。
実際の固体ロケット(M-V型ロケット)の構成、ロケットの構造と機構を説
明できる。
スペースシャトルを例として、すでに実用化されている宇宙往還機の構造
設計を説明できる。
スペースプレーンを例として、将来の宇宙往還機の設計手法の基礎的事項
を説明できる。
1回から14回までの講義の要点をまとめる。
試験を実施する。
【準備学習】
講義中に数回の小テストを行うのでテキスト中の例題を予習しておくこと。また、小テストは採点
し、添削して返却するので、期末試験のためにも復習しておくこと。
【評価方法】
講義中に行う小テストと期末試験の結果から評価する。
【テキスト】
書 名
ロケット工学
著 者
柴藤羊二、渡辺篤太
郎
出 版 社
コロナ社
価 格
3,500円
ISBN
4-339-01222-X
著 者
出 版 社
木田隆、小松敬治、 コロナ社
川口淳一郎
価 格
3,800円
ISBN
4-339-01223-8
【参考書】
書 名
人工衛星と宇宙探査機
-160-
エネルギー変換材料学
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:安野 拓也
【教育目標】
これまでの水力、火力、原子力を基幹としていた発電事業において、最近では地球温暖化防止への
取り組みのために温暖化ガスが少ない発電技術、省エネルギー効果の大きい発電技術が注目されてい
る。この講義では、これらの技術の基盤となるエネルギー変換の基礎を理解し、特に位置エネルギー
から電気エネルギーへ、熱エネルギーから電気エネルギーへ、あるいは機械的エネルギー同士の変換
の知識を習得することを目的する。さらに、新エネルギーとして注目されている太陽光発電、熱電変
換発電などで使用されているエネルギー変換材料の基礎を身に付けることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
エネルギー変換とは
2
エネルギー変換の基礎
3
水力エネルギーから電
気エネルギーへの変換
水力発電所の構造と材
料
熱エネルギーから電気
エネルギーへの変換
火力発電におけるエネ
ルギー変換効率
火力発電所の構造と材
料
機械的エネルギー同士
の変換
4
5
6
7
8
9
11
12
13
核エネルギーから電気
エネルギーへの変換
原子力発電所の構造と
材料
半導体材料1
半導体材料2
光電変換材料
14
熱電変換材料
10
15
試験
まとめ
試験
エネルギー変 換と各種の発電 方 法、エネルギーの見方とエネルギー変 換、
各種の発電方法の特徴を説明できる。
エネルギー変換の基礎であるエネルギーの価値、ギブスの自由エネルギー、
熱力学第一法則、
熱力学第二法則、
エントロピー、
エンタルピーを説明できる。
水のもつ位置エネルギーから電気エネルギーへの変換と水力発電の仕組み
を説明できる。
水力発電の原理、特徴、分類、さらに必要とされる土木設備や水車の構造
と材料を説明できる。
燃料の燃焼により得られる熱エネルギーから電気エネルギーへの変換と火
力発電の仕組みを説明できる。
火力発電におけるエネルギー変換 効率、ランキンサイクル、再熱サイクル、
再生サイクル、再熱再生サイクルを説明できる。
火力発電の原理、特 徴、分類とその燃焼設備や蒸気タービン、蒸気タービ
ン発電機の構造と材料を説明できる。
圧縮機の回転により空気を吸入して圧縮し、燃焼させ、タービンを回転する
ような機械的エネルギー同士の変換とガスタービンや複合サイクルについ説
明できる。
核分裂反応による核エネルギーから電気エネルギーへの変換と原子力発電
の仕組みを説明できる。
原子力発電の原理、特 徴、分類と発電用原子炉プラントの構造と材料を説
明できる。
半導体の作動原理、p型・n型半導体、真性半導体について説明できる。
p-n接合、整流特性、増幅特性など半導体の応用に関する内容を説明できる。
光起電力固体素子、太陽電池、ホトトランジスターなどの光電変換材料につ
いて説明できる。
度差を与えることにより起電力が得られるゼーベック効果、電力を与えるこ
とにより加熱・冷却効果が得られるペルチェ効果について説明できる。
1回から14回までの講義の要点をまとめる。
試験を実施する。
【準備学習】
数回課題を出題しレポートとして提出してもらうので、関連する項目に関して事前に予習しておく
こと。また、レポートは採点して返却するので、期末試験のためにも復習しておくこと。
【評価方法】
数回提出するレポートと期末試験の結果から評価する。
【テキスト】
書 名
発電工学
著 者
吉川榮和、垣本直人、八尾健
出 版 社
電気学会
価 格
3,200円
ISBN
4-88686-239-X
出 版 社
理工学社
価 格
3,000円
ISBN
4-8445-2121-7
【参考書】
書 名
エネルギー変換工学
著 者
西川兼康、長谷川修
-161-
環境エネルギー工学
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:東 之弘
【教育目標】
現在地球上に存在する限られたエネルギー資源をいかに有効に活用し、持続させていくかはこれか
らの世の中を背負って生きていく若者に課せられた大きな課題である。本講義では、地球環境問題と
関係の深いエネルギー問題を「環境エネルギー」として扱い、エネルギーを扱うサイクル論を理解し
ながら、環境とエネルギーについて基礎知識と最新情報を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
地球環境問題概論
2
3
4
5
6
7
地球温暖化とエネルギー
問題
日本のエネルギー事情
(需要面)
日本のエネルギー事情
(供給面)
世界のエネルギー事情
11
熱機関と熱効率
火力発電所・原子力発電
所の仕組み
日本のエネルギー政策と
環境問題
原子力エネルギー
冷凍サイクルとその性能
評価
内燃機関
12
省エネルギー
8
9
10
13
14
15
試験
新エネルギー
再生可能エネルギー
まとめ
試験
到 達 目 標
現在リアルタイムで問題となっている地球環境問題の最新情報の必要性
を、説明することができる。
地球温暖化の現状を認識し、エネルギー問題との関わりが深いことを説
明できる。
エネルギー自給率が4%しかない日本の実状を理解し、需要の面から日
本のエネルギーを考え、今自分たちが何をすべきかを説明できる。
エネルギー自給率が4%しかない日本の実状を理解し、供給の面から日
本のエネルギーを考え、今自分たちが何をすべきかを説明できる。
資源の大半を輸入している我が国が、エネルギー資源をどのように供給
しているか、世界のエネルギー資源がどのような状況にあるのかを説明
できる。
熱機関の仕組みと熱効率の概念を説明できる。
火力発電所を例にして、ランキンサイクルを説明できる。
資源小国である日本におけるエネルギー資源確保における政策について
説明できる。
原子力エネルギー、原子力発電のしくみが説明できる。
冷凍機やヒートポンプの仕組みを説明できる。
自動車を代表とする内燃機関について、外燃機関と対比しながら説明で
きる。
環境問題とエネルギー問題を双方向から解決していく一つの方法として
ある省エネルギーの様々な取り組みを説明できる。
新エネルギーの定義を修得し、代表的な新エネルギーを説明できる。
再生可能エネルギーと新エネルギーの違いが説明できる。
環境とエネルギーの関係について、広範囲に説明できる。
試験を実施する。
【準備学習】
環境エネルギー問題はインターネットや新聞のニュースで日々最新情報が伝えられている。これら
の情報を逐次取り入れた 予習、そして講義の復習を必ずしてくること。
【評価方法】
小テスト、および期末試験の結果から総合的に評価する。
-162-
感性工学
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高橋 義考
【教育目標】
人間が持つ感性を製品設計に反映させる手法として、感性工学が提案され、現在では実際の製品設
計に利用されている。そこで、人間の感性の評価方法、その設計スペックへ反映させるための手法を
習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
序論
2
前向性感性工学
3
逆向性感性工学
4
快適性
5
感性的デザイン
6
デザインコンセプト1
7
デザインコンセプト2
8
まとめ1
9
感性評価 1
10
11
感性評価 2
操作性と感性
12
色と文字の大きさ
13
14
感性工学の応用
まとめ2
15
試験
まとめ3
試験
到 達 目 標
感性工学の定義と、その適用事例について説明することができる。
感性を設計スペックにする手法と、感性コンセプトの調査方法を説明すること
ができる。
デザイナーの開発支援システムである逆向性感性工学の仕組みについて説明
することができる。
製品を通して企業から消費者に提案された快適性について説明することがで
きる。また、身近な製品と感性工学の関係について説明することができる。
製品一般に求められる感性的デザインのあり方について説明することができ
る。
デザインスタイルを規定するためのイメージマップ作成手順について説明する
ことができる。
カタログやチラシなど与えられた教材を用い、イメージマップを作成し、その
内容を説明することができる。
第1回から第7回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめること
ができる。
色彩、音響、味覚、香りなど人の感性を、顧客モニターにより評価する方法
について説明することができる。
人間の感性を、顧客モニターにより評価する方法としてSD法を説明できる。
機器の操作系のデザインにおいて、人間の認識の仕方や習慣がどのように反
映されているかを説明することができる。
感性を考慮した製品の色づかい、文字や記号の大きさの目安を説明すること
ができる。
感性工学の研究課題の内容について説明することができる。
第9回から第13回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめること
ができる。
授業全体の要点をまとめることができる。
試験を実施する。
【準備学習】
授業内容の理解度を確認するため、小テストを行なう。そのため、各回、内容を復習しておくこと。
【評価方法】
授業中に行う小テストおよび期末試験の結果から評価する。授業態度や演習、出席も重視する。
【テキスト】
書 名
感性商品学
著 者
長町三生
出 版 社
海文堂
価 格
2,600円
ISBN
4-303-72820-9
【備考】
復習して分からなかったところは、各回授業終了時に担当教員へ質問すること。
-163-
コンカレントエンジニアリング
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:櫻井 俊明
【教育目標】
総合メーカや部品メーカにおいて、デジタル情報を基にした製品開発手法について説明できること
を目標にする。また個々の技術的問題点や特徴について説明できることを目標にする。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
コンカレントエンジニアリングの
基礎
3
コンカレントエンジニアリングの
導入による製品開発手法
4
部品メーカにおける開発手法①
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
講義の内容や進め方について説明できる。
コンカレントエンジニアリングの発祥や意義および従来の開発手法
との比較について説明できる。
コンカレントエンジニアリング導入によって製品開発はどのように変
化したかについて説明することができる。
車輪のホイール部位や懸架ばねの開発手法の特徴と加工法につい
て説明できる。
部品メーカにおける開発手法②
ショックアブソーバやサスペンションメンバの開発手法の特徴や加
工法について説明できる。
部品メーカにおける開発手法③
デスクブレーキの開発手法の特徴と加工法について説明できる。
部品メーカにおける開発手法④
ワイヤハーネスやECUの開発手法の特徴や注目点および加工法につ
いて説明できる。
まとめ① 部品メーカにおける開 これまでの問題点を整理し、その解決法および課題について説明
発手法のまとめ
できる。
総合メーカにおける開発手法① 自動車メーカにおける開発手法や製造技術について説明できる。
-1
総合メーカにおける開発手法① 自動車メーカにおける開発手法の課題について説明できる。
-2
総合メーカにおける開発手法②
電気産業における開発手法や製造技術について説明できる。
製品開発における重要事項①
製品開発における重要事項の一つである信頼性について説明できる。
製品開発における重要事項②
製品開発における重要事項の一つである軽量化について説明できる。
製品開発における重要事項③
製造者責任法やライフサイクルアセスメントについて説明できる。
まとめ②製品開発における課題 新たな設計開発手法について説明できる。
期末試験の実施
理解度を確認するため期末試験を実施する。
【準備学習】
日頃から、技術情報に関して新聞、技術論文などに注目すること。
【評価方法】
理解度テストや期末試験による総合判定で評価する。
【テキスト】
特に指定テキストはない。
【参考書】
書 名
生産設計工学入門
著 者
櫻井 俊明
出 版 社
価 格
1,500円
【備考】
世界の技術進歩は早いので世界の中の日本、という立場で製品開発を理解しよう。
-164-
ISBN
コンピュータ構造解析
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:安野 拓也
【教育目標】
コンピュータの性能向上により、パソコン用の汎用有限要素法アプリケーションを簡単に入手でき
るようになってきた。そこで、実際の構造設計において、コンピュータを使用して条件の決定手法を
習得する。また、
汎用有限要素法ソフトウエアである「ANSYS」を用いた構造設計のための数値シミュ
レーションの方法について、コンピュータによる演習により身に付けることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
構造設計とは
2
構造設計と工学解析
3
4
有限要素法による解析手
順
有限要素法の基礎
5
構造物の弾性解析
6
7
8
ANSYSによる解析1
ANSYSによる解析2
ANSYSによる解析3
9
ANSYSによる 構 造 解 析
演習1
ANSYSによる 構 造 解 析
演習2
ANSYSによる 構 造 解 析
演習3
ANSYSによる 構 造 解 析
演習4
ANSYSによる 構 造 解 析
演習5
ANSYSによる 構 造 解 析
演習6
まとめ
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
設計と工学解析の全体の流れとコンピュータによる工学解析(構造解析)の
重要性を説明できる。
構造解析に関して、汎用有限要素プログラムによる解析の中のプリプロセッ
サやポストプロセッサ、線形静的解析、連成解析について説明できる。
有限要素法の解析手順である解析モデルの作成、エリアの要素分割、境
界条件の入力、解析の実行、解析結果の表示の流れを説明できる。
一次元問題を例にあげて、重み付き残差法やレイリー -リッツ法と一次元
有限要素法と比較して有限要素法の基礎を概説できる。
二次元弾性問題の基礎方程式について、つり合い方程式、ひずみと変位
の関係、応力とひずみの関係、境界条件を説明できる。
ANSYSの機能と特徴、ANSYSの基本的な使用方法を説明できる。
ANSYSにより解析モデルの作成、エリアの要素分割を行うことができる。
ANSYSにより拘束条件、荷重条件、材料定数を入力し、解析を行い、そ
の結果を表示することができる。
片持ちばりに集中荷重、分布荷重が作用する場合の解析を行い、荷重点
のたわみ量と表面に発生するひずみを求めることができる。
両端支持ばりに集中荷重、分布荷重が作用する場合の解析を行い、はり
のたわみ量と発生する応力を求めることができる。
固定ばりに集中荷重、分布荷重が作用する場合の解析を行い、はりのた
わみ量と発生する応力を求めることができる。
張り出しばりに集中加重、分布加重が作用する場合の解析を行い、はりの
たわみ量と発生する応力を求めることができる。
コーナーブラケットの静的解析として、形状の作成、材料の定義、メッシュ
の作成を行うことができる。
コーナーブラケットの静的解析として、変動荷重の適用、解の計算を行い、
変形形状(アニメーション)と相当応力を求めることができる。
1回から14回までの講義の要点をまとめる。
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回演習の課題を提出してもらうので、関連するテキストの例題を予習・復習しておくこと。
【評価方法】
毎回の演習課題の内容から評価する。
【テキスト】
書 名
ANSYS工学解析入門
著 者
CAD/CAM研究会編
出 版 社
理工学社
【備考】
材料力学、材料デザイン工学を履修しておくことが望ましい。
-165-
価 格
3,000円
ISBN
4-8445-2155-1
コンピュータシミュレーション応用
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高橋 義考
【教育目標】
近年はコンピュータを用いて機械の強度や性能を予測したものづくりが行われている。これらの技
術はCAE(Computer-Aided-Engineering)と呼ばれ、現在のものづくりには欠かせない技術である。こ
れらのソフトウェアはブラックボックス的に使われがちであるが、その仕組みを知っておくことは計
算結果を評価する上できわめて重要である。この講義ではシミュレーションを行うのに必要な差分法
と数値計算法の原理を習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
コンピュータシミュレー
ションとは
2
物理現象と微分方程式
3
微分と積分
4
5
6
7
8
差分法
数値計算による微分
数値計算による積分
システムの線形性
まとめ1
9
数値積分法1
10
数値積分法2
11
数値積分法3
12
13
14
計算精度
CAEソフトウェア
まとめ2
15
試験
まとめ3
試験
到 達 目 標
シミュレーションとCAEについて説明することができる。
解析対象となる物理現象と微分方程式の関係を説明することができる。
物理現象に関連づけて微分、積分の定義を説明し、微分と積分の練習問題
を解くことができる。
差分法の定義と数値的な微分法と積分法の仕組みを説明することができる。
与えられた関数の微分を数値的に行う手法について説明することができる。
与えられた関数の積分を数値的に行う手法について説明することができる。
物理現象の線形性と非線形性の特徴について説明することができる。
第1回から第7回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめること
ができる。
数値積分法のオイラー法を説明し、与えられた関数をオイラー法により数値
積分することができる。
数値積分法の中間点法を説明し、与えられた関数を中間点法により数値積分
することができる。
数値積分法の台形法とルンゲクッタ法を説明し、与えられた関数をこれらの
方法により数値積分することができる。
各種の数値積分法の計算精度を比較し、それを説明することができる。
CAEソフトウェアを利用し、各種設定方法について説明することができる。
第9回から第13回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめること
ができる。
授業全体の要点をまとめることができる。
試験を実施する。
【準備学習】
配布されたプリントについて予習をすること。また、定期的に小テストを行う。そのため授業でやっ
た内容について必ず復習を行うこと。
【評価方法】
授業中に行う小テストおよび期末試験の結果から評価する。授業態度や演習、出席も重視する。
【参考書】
書 名
新Excelコンピュータシミュ
レーション
著 者
三井和男
出 版 社
森北出版株式会社
【備考】
テキストの代わりにプリントを配布する。
-166-
価 格
2,600円
ISBN
4-627-84871-9
コンピュータモデリング
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高 三徳
【教育目標】
コンピュータによる物体の3次元表現およびモデリング方法、3次元デザインソフトウェアPro/
ENGINEERのモデリングの仕組み、特徴、機能を習得し、モデリング演習を行うことにより、3次
元CADソフトウェアの操作能力、複雑なモデル作成の能力を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
コンピュータによる物 体の
3次元表現方法
Pro/ENGINEERの 3 次 元
モデリング機能
押出面と押出体、回転面と
回転体のモデリング方法
スイープ 面とスイープ体 の
モデリング方法
ブレンド面とブレンド体 の
モデリング方法
スイープブレンド面とスイー
プブレンド体のモデリング
方法
螺旋面と螺旋体のモデリン
グ方法
境 界ブレンド面のモデリン
グ方法
可 変断面スイープ 面と可 変
断 面スイープ体のモデリン
グ方法
局部変形操作方法(1)
局部変形操作方法(2)
プログラミングによるモデル
の作成方法
3次 元モデルデータと2次
元 スケッチデータ・図 面と
の関係
テクスチャマッピングとアセ
ンブリ
まとめ
試験
到 達 目 標
ワイヤーフレームモデル、サーフェースモデル、ソリッドモデル、境界表
現法(B-Rep)
、
構造化立体幾何表現法(CSG)を説明することができる。
3次元CADソフトPro/ENGINEERの特徴、機能、構成、インターフェー
ス、
基本操作、
モデルデータのフォーマット規格を説明することができる。
押出面と押出体および回転面と回転体の作成手順を確認しながらブラ
ケットと急須の本体を完成させる。
スイープ面とスイープ体の作成手順を確認しながら急須の取っ手を完成
させる。
ブレンド面とブレンド体の作成手順を確認しながら靴の形状を完成させ
る。
スイープブレンド面とスイープブレンド体の作成手順を確認しながら急
須の出口の形状を完成させる。
螺旋面と螺旋体の作成手順を確認しながらボルトのモデルを完成させ
る。
境界ブレンド面の作成手順を確認しながら靴の形状を完成させる。
可変断面スイープ面と可変断面スイープ体を作成する。
ブラケットに穴、シェル、ラウンド、面取りを加える。
ブラケットにドラフトで勾配を与え、リブを加える。
Pro/ENGINEERのプログラミング機能、プログラムの構成、実行処理
手順を習得し、歯車の歯形作成に応用する。
3次元モデルデータから2次元図面への自動変換、逆に2次元スケッチ
データを3次元モデリングへの入力の操作を行うことができる。
テクスチャファイルの挿入とモデルへのマッピング、複数のモデルのアセ
ンブリの操作を行うことができる。
これまで学習してきた内容の理解度を確認する。
コンピュータモデリングの基本知識に関する筆記試験を実施する。
【準備学習】
図書館にある3D-CG、CAD関連の本、配布資料、WEB上で公開した講義内容を参考にして予習、
復習をしてくること。
【評価方法】
モデルの完成度および試験結果によって評価する。出席も重視して成績に加味する。
【テキスト】
書 名
3次元図形処理工学
著 者
黒瀬能聿
出 版 社
共立出版株式会社
価 格
2,835円
ISBN
978-4320029217
著 者
上智大学設計製図教
育委員会
出 版 社
日刊工業新聞社
価 格
5,670円
ISBN
978-4-526-05428-0
【参考書】
書 名
Pro/ENGINEER Wildfire2.0に
よる実践3次元CADテキスト
【備考】
毎回の課題を必ず完成させること。
-167-
最適デザイン工学
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:櫻井 俊明
【教育目標】
自然界や生物体の観察を通して最適設計のできる能力を養うことができることを目標にする。また
最適デザイン工学と設計工学の密接なる関係について説明できるようになることを目標にする。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
自然界に見られる形と最
適化①
3
自然界に見られる形と最
適化②
4
生物体に見られる形と最
適化①
5
生物体に見られる形と最
適化②
6
生物体に見られるメカニ
ズムと最適化①
7
生物体に見られるメカニ
ズムと最適化②
8
最適化設計と設計工学
9
最適化設計①
10
11
12
13
14
15
試験
最適化設計②
最適化設計③
線形計画法①
線形計画法②
実験計画法
まとめ
期末試験
到 達 目 標
授業の内容や進め方について説明できる。
自然界に見られる形状と最適化について説明できる。
自然界に見られる形の美と最適化との関係について説明できる。
生物体にみられる形が如何に最適化したかについて説明できる。
生物体に見られる形の美と最適化との関係について説明できる。
消音効果を兼ね備えた羽の消音メカニズムについて説明できる。
蔓巻植物に見られる残留歪の少ない成長過程と最適化の関係について説
明できる。
設計工学の究極は最適設計にあることについて説明できる。
位相最適化、形状最適化および寸法最適化について説明できる。またそ
れらと概念設計および詳細設計の関連性について説明できる。
力法などの最適化に用いられている手法について説明できる。
ある拘束をもつ構造物の最適化形状を求めることができる。
具体的な例について、最小最大問題を解くことができる。
スラック変数を用いて不等式問題から等式問題へと変換できる線形計画
法の一般化について説明できる。
具体的な問題を例に、最適な直交配列表を作成できる。
これまで学んできた内容を整理して、それについて説明できる。
理解度の度合いを確認するため期末試験を実施する。
【準備学習】
普段から自然や生物体を観察できるような自分作りをする。
【評価方法】
小テストや期末試験から総合して行う。
【テキスト】
書 名
設計工学入門
著 者
桜井 俊明
出 版 社
価 格
1,500円
【備考】
テキストはシステムデザイン演習で使用するものと同じものを使用する。
-168-
ISBN
材料デザイン工学
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:安野 拓也
【教育目標】
機械構造物は質量を持ち、荷重を支え、熱を伝え、摩耗され、腐食環境に曝される。よって、設計
の各段階で、その製品に用いられる材料の的確な選定が要求される。この講義では材料力学で学んだ
内容の延長として、実際の機械構造物の設計に必要となる材料の変形や強度、材料内部に生じる力な
どの計算方法を身に付けることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
2
はりの強さ
はりの強さの公式
3
はりの強さの例題
と演習
はりのたわみ
4
5
6
7
8
9
10
11
はりのたわみの例
題と演習
平等強さのはり
平 等強さのはりの
例題と演習
丸棒のねじり
丸 棒のねじりの例
題と演習
ねじりと曲げ応力
13
内圧を受ける円筒
と球
内圧を受ける円筒
と球の例題と演習
座屈
14
柱の強度計算
15
まとめ
12
試験
試験
到 達 目 標
はりの曲げ応力、はりの強さ、断面二次モーメント、断面係数を説明できる。
はりの強さの公式、はりの曲げ応力の計算方法や曲げ応力におよぼす断面形 状
の影響を説明できる。
断面の異なるはりについて、曲げモーメント、曲げ応力、断面係数を計算するこ
とができる。
片持ちばりに荷重が作用した場合のたわみ量を計算する公式、たわみ量の計算
方法を説明できる。
種々の断面形 状のはりに関して、そのたわみ量を求める例題を解くことで、たわ
み量を計算することができる。
実際に道路のけたなどで使用されている平等強さのはりの形 状の計算方法を説
明できる。
幅一定あるいは高さ一定とした場合の平等強さのはりの形状、最大たわみを計算
することができる。
ねじり作用を受ける棒材について、ねじりモーメントとねじれ角、ねじり応力を説
明できる。
中実断面および中空断面の丸棒のねじり応力とねじりモーメントを計算すること
ができる。
ねじりモーメントと曲げモーメントが同時に作用した場合の合成応力や軸の伝達
動力を計算することができる。
円筒を破壊させる力として、端面方向に破壊する場合、円周方向に破壊する場合、
内圧を受ける厚肉円筒の場合のそれぞれの発生応力を計算することができる。
内圧を受ける円筒と球について、発生内圧、許容応力、円筒の肉厚を計算するこ
とができる。
細長い棒に圧縮荷重が作用した場合の座屈について理解し、その座屈荷重と座
屈応力を説明できる。
座屈荷重を求めるオイラーの公式と柱の強度計算で使用するランキンの公式を理
解し、柱の強度を計算することができる。
これまで学習してきた内容について、特にはりの強さとたわみについて要点をまと
める。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回演習課題を出題し、提出してもらうので事前に関連する内容についてテキストの例題を予習し
ておくこと。さらに、提出された課題は採点して、解答例を記入して返却するので、期末試験のため
にも復習しておくこと。
【評価方法】
毎回出題される演習課題の結果と期末試験の結果から評価する。
【テキスト】
書 名
材料力学入門
著 者
堀野正俊
出 版 社
理工学社
価 格
1,800円
ISBN
4-8445-2283-3
著 者
萩原国雄
出 版 社
東京電機大学出版局
価 格
3,200円
ISBN
4-501-41250-X
【参考書】
書 名
材料力学 考え方解き方
【備考】
材料力学を履修しておくことが望ましい。
-169-
自動車工学
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:櫻井 俊明
【教育目標】
自動車の基本要素であるエンジン、シャシー、車体、内外装および電子機器の基本原理や技術につ
いて説明できることを目標にする。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
エンジンの仕組み①
3
エンジンの仕組み②
4
5
6
7
シャシーの仕組み①
シャシーの仕組み②
シャシーの仕組み③
シャシーの仕組み④
8
車体①
9
10
11
12
13
14
車体②
内外装
電子機器
安全技術①
安全技術②
将来の自動車
15
将来の車社会
試験
期末試験の実施
到 達 目 標
授業の内容や進め方について説明できる。
エンジンの基本的な構造について説明できる。
エンジンの上下運動から回転運動に変換する仕組みについて説明でき
る。
シャシーの必要性や歴史について説明できる。
シャシーの種類やそれぞれの特性について説明できる
タイヤの果たす役割や構造について説明できる。
タイヤの扁平率やサイドフォースと速度などの関係について説明でき
る。
車体の構造や変遷および最近採用されてモノコックボデーについて説明
できる。
車体に要求されている項目について説明できる。
シートや計器板の構造や要求される内容について説明できる。
最近の自動車に搭載されている電子機器について説明できる。
衝突安全性の重要性と今後の課題について説明できる。
予防安全の重要性と今後の課題について説明できる。
環境問題から、電気自動車のように排出ガスを出さない将来の自動車に
ついて説明できる。
これまで学んできた内容から、将来の車社会は如何にあるべきかについ
て説明できる。
理解度を確認するため期末試験を実施する。
【準備学習】
図やグラフを貼付した資料を配布するので、図を切り貼りしてノートの整理を行うこと。
【評価方法】
小テストや期末試験などから総合的に行う。
【テキスト】
特に指定はしない。
【参考書】
書 名
自動車技術ハンドブック
著 者
自動車技術会
出 版 社
自動車技術会
-170-
価 格
ISBN
生体計測
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:東 之弘
【教育目標】
一般の計測技術に共通的な基礎知識を学び、同時に、多様化した計測機器の基礎知識を習得し、最
終的に生体分野に特徴的な計測技術についての知識を習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
計測の基礎
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
「ものを測る」ということを学び、計測の基本的方式を学び、直接測定
と間接測定の違いを説明できる。
SI単位
SI単位を理解し、従来使われてきた単位系からの変換が正しく、適切に
実行できる。
センサと計測器の性能評 センサと計測器の違いを説明できる。計測器を使用する上で、感度、分
価
解能、直線性などそれぞれの性能評価方法を説明できる。
計測誤差の表現
偏りとばらつきの違いを理解し、
実際の測定データを正しく表記できる。
長さをはかる
長さの単位、1メートルの定義を理解するとともに、長さを測る基本方
式を習得する。さらに長さを測る計測器を、長さに応じて使い分けるこ
とができる。
力をはかる
力の単位、力の計測方法と材料力学との関係を理解し、応力やひずみの
計測方法を説明できる。
流体圧力をはかる
圧力の定義を理解し、
流体の圧力測定方法と様々な圧力測定装置を学び、
条件に応じて使い分けられる。
流量をはかる
流速の計測原理をベルヌーイの式を用いて理解し、流速と流量の計測方
法および流量測定装置を説明できる。
温度をはかる(1)
温度の計測を、熱力学の基本法則に基づいて学び、温度範囲に対応した
各種温度計の種類を知り、熱電対について説明できる。
温度をはかる(2)
抵抗温度計やサーミスタ、非接触式温度計である放射温度計について説
明できる。
まとめ1
第1回から第10 回までの講義の要点をまとめ、小テストをおこなう。
生体計測とは
静止物体の計測と生体計測の違いを理解し、生体計測において特に注意
しなければならないデータのばらつきや再現性を説明できる。
生体の信号
周期的に現れる生体信号を、周期関数として取り扱うことが便利である
ことを理解し、波動や電気の知識と結びつけて説明できる。
電気信号への変換
生体信号を電気信号に変換して計測する計測技術を取り扱うための基礎
知識を電気回路を対応付けて、説明できる。
まとめ2
第12回から第14 回までの講義の要点をまとめ、小テストをおこなう。
試験
試験を実施する。
【準備学習】
予習と復習を必要とする。
【評価方法】
小テストと期末試験の結果から評価する。
【テキスト】
書 名
はじめての計測工学
著 者
出 版 社
価 格
南茂夫・木村一郎・ 講 談 社 サ イ エ ン 3,000円
荒木勉
ティフィック
-171-
ISBN
4-06-153954-X
熱システム工学
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:東 之弘
【教育目標】
熱は高温から低温に移動するエネルギーである。工業熱力学の講義では、十分に安定になった状態
での議論が中心であったが、現実には熱が移動する経過を扱う問題も少なくない。本講義では、伝熱
工学として体系化されている熱エネルギー移動の知識を修得することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
項 目
熱移動の三形態
7
フーリエの法則と熱伝導
率
平板および円管の定常熱
伝導
多層平板の定常熱伝導
Newtonの 冷 却 の 法 則 お
よび熱伝達の概念
対流熱伝達・境界層の概
念
熱通過の計算
8
複雑な熱通過の計算
9
無次元数
10
実際の対流熱伝達の計算
11
凝縮熱伝達
12
蒸発熱伝達
13
熱ふく射と電磁波
14
ふく射伝熱
3
4
5
6
15
試験
まとめ
試験
到 達 目 標
熱の移動には「熱伝導」
「熱伝達」
「熱ふく射」の三つの形態があること
を説明できる。
熱伝導の基本となるフーリエの法則が使いこなせるようになり、熱伝導
率の意味が説明できる。
熱伝導の基本となる一次元方向の熱移動現象を、単平板および単円管に
おいて計算することができる。
一次元方向の熱移動現象を、多層平板において計算することができる。
Newtonの冷却の法則、自然対流と強制対流の区別、熱伝達率について
説明することができる。
物質内を移動する熱伝導と、固体と流体の間を移動する熱伝達の違いを
比較できる。
熱伝導と熱伝達の複合システムを熱通過として考え、計算問題が解ける
ようになる。
多層板における熱伝導と熱伝達の複合システムを熱通過として考え、計
算問題が解けるようになる。
レイノルズ数、ヌッセルト数、プラントル数、グラスホフ数の定義を説
明できる。
無次元数および公式を用いて、実際に遭遇する熱通過の計算問題が解け
るようになる。
凝縮現象は熱移動の一つの形態であり、これを利用した熱伝達が説明で
きる。
蒸発現象は熱移動の一つの形態であり、これを利用した熱伝達が説明で
きる。
媒体を使わなくとも熱移動が起こることを学び、重要な役割を果たす電
磁波および放射のエネルギーについて説明できる。
ステファンボルツマンの法則を習得し、反射・吸収・透過の3種類から
なるふく射伝熱の理論が説明できる。
熱移動の三形態の違いを図を描きながらより具体的に説明できる。
試験を実施する。
【準備学習】
計算ができるようになることが目的でもあるので、復習を必ず行なうこと。
【評価方法】
授業中に行なう小テストおよび期末試験の結果から総合的に評価する。
【テキスト】
書 名
例題でわかる伝熱工学
著 者
出 版 社
平田哲夫、田中誠、 森北出版
石川正昭、羽田喜昭
価 格
2,000円
【備考】
「工業熱力学」
「環境エネルギー工学」の講義を受講していることが望ましい。
-172-
ISBN
4-627-67271-3
福祉機械工学
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:清水 信行
【教育目標】
福祉に関わる機械についてその基礎を学び、理解する。講義の前半では、福祉と介護について考え、
その実践をサポートする機器類について学ぶ。講義の後半では、義足と義手を福祉機器開発テーマの
一つとして取上げ、筋電義手、パワーアシストハンドなどにおける具体的な開発事項を通して福祉機
器の開発方法を学び、さらに福祉機器の将来進むべき方向などを考察する。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
福祉機械工学で何を学ぶ
か
福祉機械工学全般の組立てを学び、授業の目標を知ることにより福祉機
械工学の重要性について説明できる。
2
現代社会の福祉の概要
現代の日本の介護福祉学会の活動、
社会の介護福祉関連活動に目をむけ、
日本の介護、福祉の現状について説明できる。
3
介護、
福祉、
リハビリテー
ションの概要
高齢者福祉を通して、介護、福祉、リハビリテーション、介護制度の概
要、老人福祉法の変遷などについて説明できる。
4
介護、
福祉、
リハビリテー
ション機器-1
介護、福祉、リハビリテーションに関わる機器を通して機械工学と介護
福祉分野の関連を説明できる。
5
介護、
福祉、
リハビリテー
ション機器-2
機器の調査と、その発表を通して関連機器の多様性を具体的に学ぶ。
6
義肢とパワードスーツ
義足の技術、義手の技術を概観する。パワーアシストスーツの国内外の
開発事例などから、この方面の広がりについて説明ができる。
7
上肢の構造と運動
手の機能をその作業性から学び、手の器用さを認識する。四指と母指(親
指)の骨格構造の複雑さと合理性を説明できる。
8
義手の開発の現状
現在の義手開発の状況を概観する。これに加えてロボットハンドの技術
開発状況も併せて学び説明できる。
9
義手の開発;四指と母指
の開発
義手とロボットハンドの開発状況を学び、技術の高さを実感する。四指
の開発と母指の開発を具体例を通して説明できる。
10
義 手 の 製 作;A-Handの
開発
義手(A-Hand)の特徴と技術的な特徴を学び、説明できる。機構に関す
る機器の設計製作と制御の設計製作を説明できる。
11
筋電義手
義手を制御する制御信号として残存部腕の筋電位を利用した義手、すな
わち筋電義手の現状とその構造と機能の技術を説明できる。
12
パワーアシストハンド
手の機能の衰えた人には、パワーをアシストするパワーアシストハンド
が必要である。これに対する開発研究について説明できる。
13
把持装具
パワーアシストハンドを軽量、安価に製作した把持装具について説明が
できる。
14
日本の将来の福祉工学を
考える
これまでに学んだ福祉機械工学を基に、日本の将来の福祉工学を全学生
で討論する。各自、意見をまとめてきて討論に参加できるようにする。
15
まとめ
1回から14回まで学習してきたことを整理して報告できる。
試験
テスト
理解度テストを行う。
【準備学習】
授業で学んだ内容を復習し、理解度テストに備えること。さらに日本の将来の福祉工学に関する討
論に参加できるように常に準備しておくこと。毎回授業の際に資料を配布する。
【評価方法】
宿題、期末テストの結果から評価する。授業態度や演習、出席も重視する。
【備考】
日ごろから介護や福祉に目を向けて生活を送ることが望まれる。
-173-
放射線工学
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:橋本 眞也
【教育目標】
放射線は、現在、理学、工学、農学、医学など色々な分野で利用されている。例えば、健康診断の
X線も放射線であり、原子力問題で取りざたされる放射能も放射線を放出する。本講義では、その特
徴を計測、利用、安全の面から捉え、放射線を取り巻く環境を工学的に理解することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
項 目
放射線と放射能
原子核の壊変
人工放 射線の発生
(1)
人工放 射線の発生
(2)
放 射線と物質の相互
作用
9
放 射 線の計 測 機 器
(1)検出器
放 射 線の計 測 機 器
(2)モニタ
放射線・放射能に関
わる単位
放射線被ばくと防護
10
原子炉の利用
11
放射光施設の利用
12
放射線の工業分野へ
の応用
13
放射線の農業分野へ
の応用
放射線の医学分野へ
の応用
放射線の分析科学へ
の応用
7
8
14
15
試験
到 達 目 標
「放射線」と「放射能」の言葉の意味の違いを理解し、
「放射線の種類」を説明できる。
原子核の構造の違いに基づいて起こるα壊変、β壊変、γ壊変などについて学び、
「原子核の壊
変に伴う放射線の発生原理」を説明できる。
原子の電子構造について学び、人工放射線の典型であるX線(特性X線、制動輻射)の発生原
理を理解する。X線発生装置の原理図を描いて「X線発生のメカニズム」を説明できる。
放射光は現在科学の多方面で利用されている。まさに人工放射線利用の最前線にあると言える。
「放射光の発生原理、特徴」について説明できる。
放射線が人類に利害があることや、放射線強度の計測ができるのは、放射線と物質の間に相互作
用があることによる。
「各種の放射線が原子・分子の電子状態や原子核にどのような効果をもたら
すか」を説明できる。
われわれが放射線の存在やその強度を安全かつ定量的に知るには検出器が必要である。
「電離箱、
比例係数管、GM管、半導体検出器の原理と性能」について説明できる。
放射線モニタの測定対象、検出方式、用途、原理を説明できる。
ベクレル、クーロン毎キログラム、グレイ、シーベルトなどについて「放射能、放射線の単位」と
題して説明できる。
放射線の人体に対する影響を学ぶとともに、労働安全衛生法およびその規定に関する電離放射線
障害防止規則を学び、
「法律の要点」を説明できる
科学研究用原子炉や原子力発電用原子炉の原理を学ぶとともに、放射性廃棄物の処理・処分な
どを学び、
「将来の原子力利用」について議論できる。
放射光施設は重要な人口放射線発生装置である。世界の放射光施設の性能を学び、現在行われ
ている放射光利用研究を調査する。これによって、
「放射光施設の現状と利用状況」を説明できる。
放射線は物質を透過する能力を持ち、それは物質によって異なることから非破壊検査に有効であ
る。また、塗料の乾燥、配線の耐熱性向上、その他に利用されていることを知り、
「工業への利用」
について説明できる。
品種改良、害虫駆除、保存性向上などに使われていることを知ると同時に、照射食品の安全試験
についても学び、
「農業への利用」について説明できる。
医学的に、検査・診断ばかりでなく治療にも利用されている。検査や治療の種類と方法、その原
理について学び、
「医学への利用」を説明できる。
考古学における年代推定、光電子分光、結晶構造解析などの分析に非常に広く使われるが、近
年の放射光科学なども学び、
「分析科学への利用」を説明できる。
試験なし。
【準備学習】
各回はほぼ読み切りになっているので、予習・復習がしやすいと考える。ほぼ毎回レポート課題を
出すので、日々レポート作成をし、未提出レポートを貯めないこと。
【評価方法】
評価は、受講態度、レポート提出によって総合的に行う。提出レポート数は多い方が良く、提出数
が過半数に満たない場合は不合格とする。また、出席率も重視する。
【参考書】
書 名
参考書①物理工学実験9
放射線計測技術
著 者
河田 燕
出 版 社
東京大学出版会
参考書②原子力がひらく 「原子力教育・研究」 財団法人日本原子
世紀
特別専門委員会第2 力学会
グループ
価 格
ISBN
2,300円
(税別)
978-4-13-063029-0
2,000円
(税別)
4-89047-096-4
【備考】
レポートは3週間以内に仕上げて提出することを望む。遅れた場合も受け取るが、減点とする場合
がある。最終提出日は期末試験期間最終日(ただし、本科目の試験は行わない)とする。
-174-
メカトロニクス
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高橋 義考
【教育目標】
機械工学と電子情報工学が融合した領域の学問をメカトロニクスと呼んでいる。工業製品や家電製
品など広い分野にメカトロニクスは取り入れられており、現在では欠かすことのできない技術である。
そこで、メカトロニクスの基礎から、その構成要素技術、プログラミング技術までを身に付けること
を目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
概説
2
メカトロニクスのシステム
構成
3
メカニズム基礎1
4
メカニズム基礎2
5
電子要素部品1
6
電子要素部品2
7
まとめ1
8
9
電子要素部品3
電子要素部品4
10
11
電子回路応用
マイクロコンピュータ
12
プログラム基礎
13
14
プログラム応用
まとめ2
15
試験
まとめ3
試験
到 達 目 標
メカトロニクスの定義、分類、効果について説明することができる。
メカトロニクスのシステム構成を、カメラや自動車を例に説明することがで
きる。
メカニズムの基礎である対偶の種類と特徴について説明することができる。
歯車機構、カム機構、ベルト機構についてその特徴を説明することができ
る。
スイッチの種類と特徴を説明することができる。また、スイッチを含む回路
図を説明することができる。
リレーの種類と特徴を説明することができる。また、リレーを含む回路図
を説明することができる。
第1回から第6回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめること
ができる。
タイマの種類と特徴を学び、タイマを含む回路図を説明することができる。
メカトロニクスに利用される半導体、ダイオード、トランジスタの特徴につ
いて説明することができる。
オペアンプの基本回路について説明することができる。
マイクロコンピュータの仕組み、種類と特徴を説明できる。また、プログラ
ム開発環境について説明できる。
プログラミング言語の種類と特徴を説明できる。また、サンプルプログラム
の内容を説明することができる。
与えられた課題のプログラムを作ることができる。
第8回から第13回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめるこ
とができる。
授業全体の要点をまとめることができる。
試験を実施する。
【準備学習】
授業内容の理解度を確認するため、小テストを行なう。そのため、各回、内容を復習しておくこと。
【評価方法】
授業中に行う小テストおよび期末試験の結果から評価する。授業態度や演習、出席も重視する。
【テキスト】
書 名
メカトロニクス
著 者
鷹野英司
出 版 社
理工学社
価 格
2,300円
ISBN
4-8445-2704-5
【備考】
復習して分からなかったところは、各回授業終了時に担当教員へ質問すること。
-175-
キャリアデザインⅢ
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中田 芳幸,大原 貴弘,能地 克宜
【教育目標】
2年生のキャリアデザインⅡを基礎に、自己イメージを明確にして将来設計や進路についての見識
を持ち、就職活動(就活)計画を立てられることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
項 目
秋以降の就職活動のスケジュールを踏まえ、
「自己分析」や「業界研究」など
の就職活動における作業についてどのように行動すればよいかを説明できる。
業 界 研 究の 仕 方
(10/12)
様々な業界の種類や、その業界における仕事内容、職種についてどのように調
べて研究すればよいかを説明できる。
(能地,大原)
就 職 活 動 の見 通し
(10/5)
一般常識試験対策
講座(10/19)
5
一般常識模擬試験
(10/26)
6
SPI 2試験対策講座
(11/2)
SPI 2 模 擬 試 験
(11/9)
7
8
業界研究①(11/16)
9
業界研究②(11/30)
10
11
12
13
14
15
到 達 目 標
第1回 就 職 ガイダン
ス(9/28)
内 定 者 が 語る就 職
活動(12/7)
履 歴 書 の 書 き方 講
座(12/14)
求 人 情 報 の 探 し方
(12/21)
第2回 就 職 ガイダン
ス(1/11)
就 職 マナー 講 座
(1/18)
就 職 模 擬 面 接
(1/25)
試験
平成24年度の就職戦線における経済環境や雇用情勢について客観的な経済指
標を用いながら説明することができる。
(中田,大原)
時事問題や基本的な教養問題(英、国、数、理、社)など、採用試験で頻出
の一般常識試験について、どのように学習し対策を立てればよいかを説明でき
る。
(中田)
一般常識模擬試験をおこない、実際の試験を経験することで、その内容につ
いて説明できる。また自分の弱点を把握することでどの分野の対策をたてれば
よいかを説明できる。
採用試験で頻出のSPI 2試験について、どのように学習し対策を立てればよい
かを説明できる。
(中田,大原)
SPI 2模擬試験をおこない、実際の試験を経験することで、その内容について
説明できる。また自分の弱点を把握することでどの分野の対策をたてればよい
かを説明できる。
(能地)
2つの業界から招聘された人事担当者の講演を聴くことで、その業界の取り巻
く環境と仕事内容、また求める人材像について説明できる。
(中田,能地)
2つの業界から招聘された人事担当者の講演を聴くことで、その業界の取り巻
く環境と仕事内容、また求める人材像について説明できる。
4年生の就職活動の経験談を聞くことで、本学における就職活動の状況と今
後どのように就職活動に取り組めばよいかを説明できる。
(中田)
基 本的な書き方を理 解しつつ、自分の経験・強みを効果的にアピールした履
歴書を書くことができるようになる。
(能地,大原)
就職情報サイトや大学の求人、またハローワークの学卒求人についてどのよう
に求人情報を探せばよいかを説明できる。
就職活動が本番となる1月~3月にかけてどのように行動すればよいかを説明
できる。
(大原)
会社訪問時、就職試験時における基本的なマナーについて、どこがポイントで
実際どのように行動すればよいかを説明できる。
(能地)
個人面接や集団面接、グループディスカッションなど様々な面接試験の種類と
その概要について説明できる。また代表者が模擬面接に臨むことで実際の雰
囲気や面接試験でのポイントを説明できる。
定期試験は実施しない。
【準備学習】
就職ガイドブックを用いながらそれぞれの回のテーマに合わせた準備学習をおこなう。具体的には
ガイドブックの付録にある「自己分析シート」を活用して自己分析をおこなう。また業界研究の仕方
では配布されるプリントを用いて各自が志望する業界について研究をおこない、理解を深める。
【評価方法】
レポートによって評価する。同時に、出席を重視する。
【テキスト】
書 名
2011就職ガイドブック
著 者
出 版 社
価 格
ISBN
【備考】
科目の性質上、他学部他学科の学生は受講できません。振替え対象の科目にはなりませんので注意
してください。
-176-
スポーツ工学
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:橋本 眞也
【教育目標】
講師は結晶学者であると同時に弓道家(全日本弓道連盟教士八段、日本体育協会公認コーチ)であ
り、双方の専門家としての実践にともなう科学観、文化観を基盤としてスポーツを理工学的観点から
講義する。とくに冒頭では武道・スポーツの文化的意味と科学的意味も解説する。以上によって、現
代社会におけるスポーツの意義を説明できると同時に、科学的観点からスポーツのパフォーマンス向
上について議論する基礎力を身に付けることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
スポーツの近代化
2
社会の中のスポーツ
3
7
スポーツの基本ルー
ル
スポーツのバイオメ
カニクス
筋力発揮のメカニズ
ム(1)
筋力発揮のメカニズ
ム(2)
筋モデル
8
筋骨格モデル
9
演武の科学
4
5
6
10
11
12
13
14
15
試験
リンク機構 解 析(運
動学)
リンク機構 解 析(静
力学)
リンク機構解析(動
力学)
運動解析の実際(弓
道1)
運動解析の実際(弓
道2)
まとめ
到 達 目 標
古代から情報化社会に至る変化のなかでスポーツの近代化が振興してきた。武道も国際的に啓蒙、普及
されてきた。以上全般の功罪について「スポーツの近代化」と題して自分の意見として説明できる。
スポーツは、競技力、教養、健康だけに留まらず、経済効果やその他の社会的効果も生みだしている。
これを「社会におけるスポーツの意義」と題して説明できる。
スポーツはルールを守る選手、審判、道具によって成り立つ。これは、
「美意識と力学の融合」と表現す
ることもできる。文化的・物理的ルールを礼法と対応させて学び、
「礼法の重要性」と題して説明できる。
バイオメカニクスは、身体動作を力学解析によって捉える学問である。選手の動作をどのようにモデル化
し、どのような物理的パラメータを定義するかを学び、簡単な動作をモデル化できる。
力学モデルの駆動源は筋肉である。これをバネとして捉えたり、アクチュエータとして捉えたりするが、そ
れには筋収縮のメカニズムを知っておく必要がある。
「筋肉の構造と収縮のメカニズム」を説明できる。
運動には大脳から筋肉への指令が必要である。運動のモデル化にはこの命令系統を理解しておくと有効
である。また「伸張反射」のように大脳を経由しない動作も重要であり、これについても説明できる。
筋活動の運動解析における筋モデルは、収縮要素、直列弾性要素、並列弾性要素と腱要素からなる。
「各
要素の機能」を説明できる。
複数の筋が、複数の関節および関節自由度を通して、複数の骨の運動を決めている。運動解析には、そ
の複雑性を整理して単純化し、知りたい機能をシミュレートすることを学び、
「筋骨格のモデル化」を概
説できる。
体操競技や武道で顕著であるが、文化的、美的要素は極めて重要である。こうして、シミュレーション
は文化的拘束を力学的にモデル化して実行する必要がある。ここで「対称性の概念」を導入し、これを
説明できる。
リンク機構において、関節角度から手先の姿勢を幾何学的に導くのが運動学であり、その逆の解析が逆
運動学である。
「運動学・逆運動学」について説明でき、逆運動学における「冗長自由度」も説明できる。
姿勢において手先に掛る力と関節トルクが平衡している場合の力学的関係を表すのが静力学である。ヤ
コビ行列、特異姿勢の概念を習得し、
「式の展開」ができる。
身体の各部位の運動は運動方程式で記述できる。リンク機構において、関節トルクを与えたときどう運
動するかを求めるのが「順動力学」である。
「ニュートン・オイラー法、ラグランジェ法」を説明できる。
引き絞った弓の復元運動と矢の運動をシミュレートする。シミュレーションの結果から、弓射の技術であ
る「角見」
、
「上押し」などの意味を説明できる。
弓道では、三重十文字を条件として「離れ」が実行されるので、シミュレーションは単純である。しかし、
その十文字条件を保つための身体抗力を知ることが技術向上に重要である。抗力の必要性を説明できる。
スポーツが単に技術的なものではなく、文化的、社会的、生理学的な研究対象であることを整理する。
試験なし。
【準備学習】
シラバスを参考にして予習、復習を行うこと。ほぼ毎回レポート課題を出すので、日々レポート作
成をし、未提出レポートを貯めないこと。
【評価方法】
評価は、受講態度、レポート提出によって総合的に行う。提出レポート数は多い方が良く、提出数
が過半数に満たない場合は不合格とする。また、出席率も重視する。
【テキスト】
書 名
著 者
出 版 社
参考書①データ・サイエンス・ 太田憲、仰木裕嗣、 共立出版株式会社
シリーズ⑪スポーツデータ
木村広、廣津信義
価 格
3,300円
(税別)
ISBN
4-320-12010-8
価 格
3,400円
(税別)
ISBN
4-339-04142-4
【参考書】
書 名
参考書②バイオメカニクス数
値シミュレーション
著 者
日本機械学会編
出 版 社
コロナ社
【備考】
レポートは3週間以内に仕上げて提出することを望む。遅れた場合も受け取るが、減点とする場合
がある。最終提出日は期末試験期間最終日(ただし、本科目の試験は行わない)とする。
-177-
生体材料学
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:安野 拓也
【教育目標】
生体材料は、人間の生体をはじめ、動物、植物の組織や構造を形成している素材である。生命を維
持する素材であることから、生物的な機能とそれぞれの生物特有の機能も要求されるため、一般的な
工業材料や機械材料とはその要求される性能も異なる。この講義では、
「生体材料とは何か」を解説
することで、その種類や力学的挙動、構造と機能を習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
生体材料とは
生体材料に関して、その実際の適用例と「生体材料とは何か」を説明できる。
2
生体材料の種類と
分類
生体材料を機能面、使用部位、物性から分類することでその種類、生体材料が備
えるべき条件を説明できる。
3
生体材料の力学的
挙動
一般的な材料の応力とひずみ、弾性変形、塑性変形、ポアソン比などの生体材料
で重要となる力学特性を説明できる。
4
生体の構造と機能
木材の構造と組成、
生体の機能、
生体材料の物性とエネルギー吸収能を説明できる。
5
生体材料の機能
従来の材料と生体材料の違いや生体材料が知能性材料であること、生体材料の
種々の機能、特に損傷と修復機能を説明できる。
6
生体用金属材料
安全な生体用金属材料の特性と実用化されている生体用金属材料である「ステンレ
ス鋼」
、
「コバルトクロム合金」
、
「チタン合金」
、
「貴金属合金」の機械的特性を説明
することができる。
7
生体用無機材料
生体用無機材料について、
生体材料としての応用例と主なバイオセラミックスである
「ア
ルミナ」
、
「ハイドロキシアパタイト」
、
「リン酸カルシウム系ガラス」の特性を説明できる。
8
生体用高分子材料
高分子材料(ポリマー )の基礎と主な生体用ポリマーである「シリコーン」
、
「ポリ塩化
ビニル」
、
「ポリエチレン」
、
「ポリメタクリル酸メチル」の特性を説明できる。
9
硬組織の構造と機
能
硬組織の代表的な「骨」
・
「歯」の構造と人工骨、人工関節に使用されている材料、
さらには人工歯根などの歯科用材料を説明できる。
10
軟組織の構造と機
能
軟組織として代表的な「血管」
・
「皮膚」の構造と人工血管や人工皮膚に使用され
ている材料を説明できる。
11
材料と生体の相互
作用
生体材料を使用することで生じる生体反応とその反応による材料の変化と材料相互
作用である血しょうタンパク質の吸着、さらには血栓形成反応を説明できる。
12
生体適合性
生体適合性の定義と生体に「適合する」とされている事例と生体に適合するための
材料特性を説明できる。
13
生体材料の安全評
価
生体材料の安全規格と試験方法と生体材料の開発の流れを説明できる。
14
新しい生体材料
外的刺激に対して、情報をすばやく感知・認識し、最適な条件で防御・再生するた
めの機能を持つ材料の開発について説明できる。
15
まとめ
1回から14回までの講義の要点をまとめる。
試験
試験
試験を実施する。
【準備学習】
数回課題を出題しレポートとして提出してもらうので、関連する項目に関して事前に予習しておく
こと。また、レポートは採点して返却するので、期末試験のためにも復習しておくこと。
【評価方法】
数回提出するレポートと期末試験の結果から評価する。
【テキスト】
書 名
医用材料工学
著 者
堀内孝、村林俊
出 版 社
コロナ社
価 格
2,500円
ISBN
4-339-07112-9
著 者
出 版 社
中林宣男、石原一彦、 コロナ社
岩﨑泰彦
価 格
2,900円
ISBN
4-339-07171-4
【参考書】
書 名
バイオマテリアル
-178-
精密システム工学
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高 三徳
【教育目標】
高品質の商品を大量に生産するためには、高い精度を持った生産機械と計測機械が必要になる。こ
の講義では、精密機械の基礎、精密機械設計、精密材料、精密加工、精密測定および精密制御の理論
と技術を学び、精密システムの設計と製造の例を通して、誤差の発生原因とその対策を知り、システ
ム開発や生産管理等に応用する能力を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
精密機械の基礎
(1)
精密機械の定義、過去および現在の新開発高性能精密機械、理想としての精密
機械、精密機械の例、精密機械と人間の比較について説明することができる。
2
精密機械の基礎
(2)
精密機械の社会的意義、精密工学の定義と基礎、精密加工の誤差について説明
することができる。
3
精密機械設計
(1) 設計論、精密機械設計と関連学科との関係、設計目標の明確化を説明すること
ができる。
4
精密機械設計
(2) 精密機械設計具体化の方法と例、生産方法と例、設計の再評価の流れを説明す
ることができる。
5
精密材料(1)
材料の立場からみた精密機械、精密機械用材料、精密機械用機能素材の分類を
説明することができる。
6
精密材料(2)
Mass機能素材、薄膜機能素材、界面機能素材を比較し、これらのような機能
素材分類の利点を説明することができる。
7
精密加工(1)
精密加工の例(ブロックゲージの製作)を通して、寸法の精密加工、表面の精
密加工、精密加工の分類・方法・効果を説明することができる。
8
精密加工(2)
精密加工階段とその法則、
加工誤差の原因とその対策を説明することができる。
9
超精密加工
超精密加工の基本原則と方法を説明することができる。
10
精密測定(1)
精密測定とその範囲、長さ測定の基本、長さ標準、測定物体の状態・温度・弾
性変形の影響を説明することができる。
11
精密測定(2)
標準と測定する長さの比較方法、長さ測定の自動化について説明することがで
きる。
12
精密制御
自動制御の発展と概観、メカニカルオートメーションについて説明することが
できる。
13
精密システムの例
(1)
垂直離着陸航空機用リフトジェットエンジンの潤滑システムの設計と自動計測
の仕組みを説明することができる。
14
精密システムの例
(2)
空冷タービンバケットの精密加工および電子ビーム溶接の仕組みを説明するこ
とができる。
15
試験
まとめ
これまで学習してきた内容の理解度を確認する。
試験
中間テストおよび期末試験を実施する。
【準備学習】
図書館にある機械システム、精密工学、精密加工、精密計測、精密機械等関連の本を参考にして予
習、復習をしてくること。
【評価方法】
中間テストおよび期末試験の結果によって評価する。出席も重視して成績に加味する。
【テキスト】
書 名
精密工学序説
著 者
出 版 社
桜井好正、津和秀夫、得丸英
勝、丹久保熙康、宮澤清人
コロナ社
価 格
2,781円
ISBN
4-339-04145-9
【参考書】
書 名
超精密システムの設計技術
著 者
日本機械学会編
出 版 社
コロナ社
【備考】
プリントを配布する。
-179-
価 格
3,200円
(税別)
ISBN
4-339-04411-3
地球環境工学
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:東 之弘
【教育目標】
現在、環境問題とエネルギー問題は、地球規模での喫緊の解決テーマとなっている。オゾン層破壊
や地球温暖化に代表される地球環境問題について現状を認識し対策を考えるために、それらのメカニ
ズムを理解することを目標とする。そして、これからの時代を想定して、エネルギー問題との関わり
を学び、情報を正確に判断し、第三者に伝えることができる知識を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
地球環境問題の現状
2
地球環境問題と持続可能
な社会
3
地球温暖化の現状
4
5
6
7
8
9
地球温暖化のメカニズム
オゾン層破壊の現状とメ
カニズム
オゾン層破壊とフロンガ
ス
地球に優しいノンフロン
冷媒の開発
地球環境問題とエネル
ギー問題の関係
日本のエネルギー事情
10
11
世界のエネルギー事情
エネルギー資源としての
化石燃料
12
13
14
15
新エネルギー
再生可能エネルギー
省エネルギー
環境エネルギー教育の重
要性
試験
試験
到 達 目 標
現在問題となっている地球環境問題の現状を総合的に説明できる。
持続可能な社会(ESD)について説明できる。
地球環境問題のなかで、地球温暖化について現状を資料を使って説明で
きる。
地球温暖化のメカニズムと温室効果について説明できる。
オゾン層破壊の現状と、塩素原子がオゾン層を破壊するというメカニズ
ムについて説明することができる。
冷凍機の作動媒体としてのフロンガスとその種類について説明できる。
オゾン層を破壊せず、地球温暖化防止にも役に立つ新物質を探索するた
めに重要となる視点を説明することができる。
オゾン層破壊や地球温暖化が、エネルギーと関わりが深いことを体系的
に説明することができる。
日本がエネルギー資源に乏しく、エネルギー自給率が4%しかないこと
を説明できる。
世界のエネルギー問題と日本のエネルギー問題の違いを説明できる。
主要な3種類の化石燃料エネルギー資源(石油、石炭、天然ガス)、およ
びウランの埋蔵量の経年推移が及ぼす将来の課題について説明すること
ができる。
新エネルギーの定義と種類について説明することができる。
再生可能エネルギーと新エネルギーの区別を説明することができる。
省エネルギーの種類と具体的な対策について説明することができる。
将来における日本の環境問題やエネルギー問題について、自分の考えを
人に伝えることができる。
試験を実施する。
【準備学習】
地球環境問題はインターネットや新聞のニュースで日々最新情報が伝えられている。これらの情報
を逐次取り入れた予習、そして講義の復習を必ずしてくること。
【評価方法】
期末試験の結果から総合的に評価する。
【テキスト】
書 名
日本のエネルギー 2011
著 者
出 版 社
価 格
経済産業省資源エネルギー 経済産業省資源 (配布)
庁エネルギー情報企画室編
エネルギー庁
-180-
ISBN
人間工学
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:櫻井 俊明
【教育目標】
人間の行動や振る舞いについて工業製品を通して説明することができることを目標にする。また工
業製品の人間工学について新たなユーザフレンドリーという立場から説明することができることを目
標にする。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
人間工学の基礎
3
人 間 工 学 と マ ン・ マ
シーンシステム
4
人間の仕組みと特性①
到 達 目 標
講義の内容および進め方について説明できる。
人間工学の起こりや発展について説明できる。
設計におけるマン・マシーンシステムを人間工学的観点から説明すること
ができる。
人間工学を深く理解するために人間の生理的および心理学的特性について
説明することができる。
5
人間の仕組みと特性② 機械の仕組みを人間の身体的観点から説明することができる。
6
表示器としての役割① 人間の視覚と表示器との関係について説明することができる。
7
表示器としての役割② 人間の聴覚および触覚と表示器との関係について説明することができる。
8
操作器としての役割
手足による操作器について説明することができる。応用例として自動車の
ハンドルやブレーキについて人間工学的立場から説明することができる。
9
インターフェース
人間とマン・マシーンインターフェースの空間的位置関係について説明す
ることができる。
10
人 間 工 学 に お け る 形 製品の評価手法と形状,寸法および重量について説明することができる。
状、寸法および重量
11 【課題1】筆記用具の 種々な筆記用具の直径を測定することによって,それらと手の握りとの関
直径
係について説明することができる。
12 【課題2】歩幅等の計 人間の歩幅を計測することによって、公共施設の建造物と歩幅の関係につ
測
いて説明することができる。
13 【課題3】携帯電話の 携帯電話のメニューなどを調査することによって、それらの特徴を人間工
メニュー
学的に説明することができる。
14
ナビゲーションの構造 実際のナビゲーションの構造や表記法および操作性を人間工学的に説明す
ることができる。
15 【課題4】携帯電話の 人間工学的観点から、携帯電話のユーザビリティについて説明することが
ユーザビリティ
できる。
試験 期末試験の実施
これまで学習してきた内容に関して理解度試験を実施する。
【準備学習】
毎回理解度小テストを実施するので予習や復習を必ず行うこと。
【評価方法】
理解度小テスト,課題および期末試験から総合的に行う。
【参考書】
書 名
エンジニアのための人間工学
著 者
横溝克己・小松原明哲
出 版 社
日本出版サービス
-181-
価 格
2,900円
ISBN
4-88922-115-8 C3050
バイオエンジニアリング
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高橋 義考
【教育目標】
バイオエンジニアリングとは生物学と工学との関係を取り扱う学問である。自然界における構造、
形態、器官、組織の研究成果を正しく応用することで、工学的な問題解決に役立てることができる。
本講義では、バイオエンジニアリングの基礎を理解し、工学的問題への適用方法を説明できるように
なることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
項 目
序論
サイバネティックス
鳥のメカニズム
昆虫のメカニズム
植物
魚について1
まとめ1
8
9
10
魚について2
ヘビ
自然界の優れたメカ
ニズム
水中、水上の移動1
水中、水上の移動2
11
12
13
14
15
試験
バイオエンジニアリ
ングの応用
まとめ2
まとめ3
試験
到 達 目 標
自然と人工の連鎖構造、構造物の軽量化構造について説明することができる。
サイバネティックスの概念、
生物の情報伝達と制御について説明することができる。
鳥の骨格構造、重量バランス、飛行メカニズムについて説明することができる。
昆虫の構造、飛行メカニズムについて説明することができる。
植物の種子と実の構造と、飛行メカニズムについて説明することができる。
魚の泳動方法、推進機構の調整方法を説明することができる。
第1回から第6回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめることがで
きる。
魚の流れに身をまかす泳ぎ方と、急発進運動との違いを説明することができる。
ヘビの運動と泳法のメカニズムについて説明することができる。
高速で泳ぐ動物の運動、抗力機構と推進力機構の関係について説明すること
ができる。
魚の離水と飛行運動について説明することができる。
魚の水面との位置関係で魚の泳法がどのように変化するかを説明することがで
きる。
バイオエンジニアリングの工学的な活用例を学び、その正しい利用方法を説明す
ることができる。
第8回から第13回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめることが
できる。
授業全体の要点をまとめることができる。
試験を実施する。
【準備学習】
授業内容の理解度を確認するため、小テストを行なう。そのため、各回、内容を復習しておくこと。
【評価方法】
授業中に行う小テストおよび期末試験の結果から評価する。授業態度や演習、出席も重視する。
【参考書】
書 名
バイオエンジニアリング
著 者
Heinrich Hertel 著
土屋喜一 訳
出 版 社
朝倉書店
【備考】
テキストの代わりにプリントを配布する。
-182-
価 格
8,800円
ISBN
4-254-20029-3 C3050
生命環境学科
専
門
教
育
科
目
【平成21年度~平成17年度入学生(F09~F05)】
基礎ゼミナールⅠ
1 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:梅村 一之
【教育目標】
基礎ゼミナールIでは、生命環境分野に関する基礎知識を学びながら、コミュニュケーション能力
や問題解決能力を養うことを目的とする。具体的には、生命科学および環境科学に関する課題を自ら
設定し、調査・研究・発表報告し、最終的に報告書としてまとめることによって目的を達成する。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
課題調査I
3
課題調査II
4
調査研究I
5
調査研究II
6
調査研究III
7
発表準備I
8
発表準備II
9
10
研究発表I
研究発表II
11
報告書作成I
12
報告書作成II
13
報告書作成III
14
15
試験
まとめ1
まとめ2
到 達 目 標
基礎ゼミナールIの講義内容について把握し、説明することができる。
生命環境分野に関する問題や課題について、図書媒体等を用いた基礎調査
を行うことができる。
生命環境分野に関する問題や課題について、インターネット等を用いた基
礎調査を行うことができる。
生命環境分野に関する問題や課題について、新聞や雑誌、専門誌などの図
書媒体等を用いた調査研究を行うことができる。
生命環境分野に関する問題や課題について、インターネットや等を用いた
調査研究を行うことができる。
生命環境分野に関する問題や課題について、専門書などを用いた文献検索
を行うことができる。
生命環境分野に関する課題調査の結果をまとめて基本的な発表報告の準備
を行うことができる。
生命環境分野に関する課題調査の結果をまとめて発表報告の準備を行うこ
とができる。
生命環境分野に関する課題調査の結果をまとめて発表することができる。
生命環境分野に関する課題調査の結果をまとめて発表し、議論することが
できる。
生命環境分野に関する課題調査の結果をまとめて報告書概要を作成するこ
とができる。
生命環境分野に関する課題調査の結果をまとめて報告書を作成することが
できる。
生命環境分野に関する課題調査の結果をまとめて報告書を提出することが
できる。
基礎ゼミナールIの調査研究発表の要点をまとめる。
基礎ゼミナールIの報告書の評価結果をまとめる。
試験は実施しない。
【準備学習】
講義内容に沿って予習復習、準備をおこなうこと。
【評価方法】
受講姿勢や調査・発表・報告書内容から総合的に評価を行う。出席を重視する。
【備考】
必要に応じて資料等を配布する。
-185-
生命環境演習Ⅱ
2 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:梅村 一之
【教育目標】
生命科学や環境科学に深く関わる物質の性質を理解するために、基礎化学や化学の講義の中で学ん
だ化学に関する演習問題を解きながら復習し、各種資格試験(および公務員試験、教員採用試験、入
社試験等)などに出題されている化学関連問題について、回答することができることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
項 目
生命環境演習IIについて
基礎演習I(濃度)
基礎演習II(化学反応)
基礎演習III(化学反応式)
基礎演習IV(脂肪族化合物)
6
7
基 礎 演 習V(ア ル コ ー ル と
カルボン酸)
基礎演習VI(芳香族化合物)
8
総合演習I(基礎演習問題)
9
10
11
12
13
14
15
試験
総合演習II(基礎演習問題)
総合演習III(一般演習問題)
総合演習IV(一般演習問題)
総合演習V(実践演習問題)
総合演習VI(実践演習問題)
まとめI
まとめII
試験
到 達 目 標
講義内容と目標について把握し、説明することができる。
濃度に関する、基礎的な問題を解くことができる。
物質量や化学反応式に関する基礎的な問題を解くことができる。
化学変化の量的変化について、基礎的な問題を解くことができる。
アルカン、アルケン、アルキンについて、基礎的な問題を解くことが
できる。
アルコールやカルボン酸の基本的な反応について、基礎的な問題を解
くことができる。
芳香族化合物の基本的な性質や反応について、基礎的な問題を解くこ
とができる。
各種資格試験に出題された問題について、基礎的な問題を解くことが
できる。
各種資格試験に出題された基礎的問題について、解くことができる。
各種資格試験に出題された一般的な問題について、
解くことができる。
各種資格試験に出題された一般的な問題について、
解くことができる。
各種資格試験に出題された実践問題について、解くことができる。
各種資格試験に出題された実践問題について、解くことができる。
基礎演習問題の要点をまとめる。
総合演習問題の要点をまとめる。
試験を実施する。
【準備学習】
講義内容に沿って予習・復習を行うこと。
【評価方法】
定期試験、授業中のテスト、レポート等によって評価する。出席を重視する。
【参考書】
書 名
1) マクマリ-生物有機化学
基礎化学編
2) マクマリ-生物有機化学
有機化学編
著 者
Mcmurry, Castellion,
Ballantine
菅原 二三男 監訳
出 版 社
丸善(株)出版事業部
【備考】
必要に応じて問題・資料等を別途配布する。
-186-
価 格
5,040円
ISBN
978-4-621-07824-2
4,725円
978-4-621-07825-9
生命環境演習Ⅲ
2 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:岩田 惠理
【教育目標】
「生命環境演習Ⅲ」では、生命科学の必要最低限の知識の習得を目的として、演習問題を中心とし
て生物学の復習を行う。簡単な学術論文の抜粋や実験データを読み解くことによって、自分の知識と
実際の研究を結び付けて考えることが出来るようになる事を目的とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
項 目
生物学の階層性について
細胞の機能と構造
細胞分裂と配偶子形成
遺伝子1
遺伝子2
6
タンパク質への翻訳
7
エネルギーの産生
8
9
まとめ1
身体の構造
10
11
12
13
血液
神経系
内分泌系
組織の発達と機能
14
アミノ酸の生理的機能
15
試験
まとめ2
到 達 目 標
生物の持つ階層性の概念についてわかりやすく説明することができる。
細胞を構成する小器官の名前と役割を説明できる。
細胞分裂と配偶子形成について説明できる。
メンデル遺伝の法則について説明することができる。
グリフィス、アベリー等の実験の意義、DNAの構造と性質を説明する
ことができる。
遺伝情報がどのようにタンパク質に翻訳されてゆくかの一連の流れを説
明できる。
体内でATPがどのように作られ、またどのように消費されているのかを
説明できる。
前半の内容のまとめ、および補足説明を実施する。
身体を構成する組織と器官の特徴と働きについて説明することができ
る。
身体の水分代謝と血液の役割について説明できる。
神経系による恒常性の維持について説明することができる。
内分泌系による恒常性の維持についての概略を説明することができる。
組織の発達程度とその機能との関係について、比較解剖学的視点から論
ずることができる。
アミノ酸の生理機能についての論文の抜粋を読み、内容について説明す
ることができる。
後半の内容のまとめ、および補足説明を実施する。
定期試験は実施しない。
【準備学習】
毎回必ず予習-復習をしてくること。予習-復習の成果を見るために、毎回小テストを実施する。
【評価方法】
小テスト(70%、複数回実施)と受講態度(30%)で評価する。
【テキスト】
書 名
わかる生物学
著 者
小野廣紀・内藤通孝
出 版 社
化学同人
価 格
1,800円
ISBN
4-7598-1042-0
著 者
田村隆明
出 版 社
裳華房
価 格
2,300円
ISBN
978-4-7853-5218-9
【参考書】
書 名
コア講義 生物学
-187-
生命環境実験Ⅰ
2 年 後期 必修 3 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 健二,梅村 一之
【教育目標】
生命化学実験は、生命科学コースにおいて化学系の科目を本格的に学ぼうする学生諸君のために、
主に無機・分析化学系と有機・天然物系に関わる基礎的な実験を実施する。これにより物質の定性・
定量や物質の合成を行なう際の実験操作のテクニックや実験結果に対する科学的な解釈の仕方を習得
することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
ガイダンス
2
実験内容の説明
3
実 験 テ ー マ(1) ― 吸 光 分
析法による吸収スペクトル
とモル吸光係数の測定―
実 験 テ ー マ(2) ― カ フ ェ
インの抽出―
実験テーマ(1)、(2)の解説
およびレポート作成指導
実 験 テ ー マ(3) ― 食 酢 中
の酢酸の定量―
実 験 テ ー マ(4) ― ナ イ ロ
ン-6,6の合成―
実験テーマ(3)、(4)の解説
およびレポート作成指導
実 験 テ ー マ(5) ― キ レ ー
ト 滴 定 法 に よ るCaイ オ ン
とMgイオンの測定―
実 験 テ ー マ(6) ― 単 糖 類
と多糖類の性質と反応―
実験テーマ(5)、(6)の解説
およびレポート作成指導
実 験 テ ー マ(7) ― 食 料 品
などの中のL-アスコルビン
酸の測定―
実 験 テ ー マ(8)― ヘ ス ペ リ
ジンの抽出― 実験テーマ(7)、(8)の解説
およびレポート作成指導
まとめ
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
試験
到 達 目 標
生命化学実験の目標、安全に実験を行うために必要な事項について説
明できる。
本実験で実施する8テーマの実験内容について、その理論や実験操作
を説明することができる。
メチルオレンジの酸性とアルカリ性における吸収スペクトルを測定
し、それぞれの検量線を作成、そしてモル吸光係数を求めることで吸
光分析法の基本操作を実行できる。
カフェイン分子の特徴や生理学的な性質について説明でき、基本的な
抽出操作を行うことができる。
実験テーマ(1)、(2)の内容についてレポートにまとめることができる。
酸‐塩基滴定法を利用する食酢中の酢酸の定量法を実行できる。
ナイロン分子の特徴や化学的な性質について説明でき、塩化チオニル
を用いた基本的な実験操作を行うことができる。
実験テーマ(3)、(4)の内容をレポートにまとめることができる。
キレート試薬としてEDTAを用いたキレート滴定法により、ミネラル
ウォーターなどの中のCaイオンとMgイオンの測定法を実行できる。
単糖類と多糖類の分子構造の特徴について説明することができ、グル
コースやアルギン酸を用いた実験操作を行うことができる。
実験テーマ(5)、(6)の内容をレポートにまとめることができる。
HPLC法及びインドフェノール法によるL-アスコルビン酸(還元性ビ
タミンC)の測定法を食品試料などに応用できる。
フラボノイドやヘスペリジンの化学的な性質・生理学的な特徴につい
て説明でき、フェノール系化合物を取り扱うことができる。
実験テーマ(7)、(8)の内容をレポートにまとめることができる。
無機・分析系、有機・天然物系実験で行ってきた実験の基本原理と実
験結果の総括を行い体系的にまとめることができる。
試験は行わない。
【準備学習】
実験実施に当たっては,ガイダンス時に配付する「生命化学実験テキスト」の中の各実験テーマの
記述内容を実験当日までに読み予習しておくこと。
【評価方法】
実験操作に対する態度や実験テーマ毎に提出されたリポート内容などにより総合的に評価する。出
席を重視する。
【テキスト】
実験担当教員が作成した「生命化学実験テキスト」を配付する。
【備考】
無機・分析系の実験内容を理解するには、分析化学と定量分析学の科目を履修することが望ましい。
有機・天然物系の実験内容を理解するには、化学、生物有機化学等の科目を履修することが望ましい。
-188-
科学技術英語 Ⅰ
3 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 健二,吉田 喜孝,梅村 一之,江尻陽三郎,岩田 惠理,佐々木秀明
【教育目標】
科学技術分野における情報伝達は主に英語を使用して行われる。科学技術者として社会に寄与する
には英文の資料や論文を読み書きする能力を高める必要がある。この講義では、少人数のグループに
分かれて、それぞれの教員が提供する科学に関する英文の資料・論文を読んで、科学技術英語の基礎
を学び、英文に慣れることを目的とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
講義形式等についての全体ガ
イダンス
少人数ごとに担当する教員が決定される。具体的な講義内容等は担
当教員によって異なり、以下に担当教員ごとの講義題目とその到達目
標を示す。
2
共通授業項目:科学技術英語
とは何
今まで学んできた英語と科学技術英語の違いについて説明できる。
3
共通授業項目:簡単な科学技
術英語(1)
科学技術英語に頻出する専門用語やChemical Abstractsなどで使用
されている省略語について説明できる。
4
共通授業項目:簡単な科学技
術英語(2)
科学技術英語に頻出する専門用語とそれらの学術的背景について説
明できる。
5
共通授業項目:英文資料の読
み方と理解
学術雑誌等の英文資料の読み方を学び、大まかな内容について説明
できる。
6
共通授業項目:英語論文の理
解(1)
学術論文の構成と内容を説明することができる。
7
共通授業項目:英語論文の理
解(2)
自身の興味ある学術論文を多くの学術雑誌から検索することができ
る。また、
図書館等に依頼し文献複写依頼の文書を書くことができる。
8
動物行動学に関する論文の読
み方と理解(岩田惠理)
動物行動学の論文を読み、その内容を説明することができる。
9
生命科学・薬科学・有機化学 生命科学・薬科学・有機化学・細胞化学などに関連する基礎的な理
関連基礎英語講読
(梅村一之) 学系英文を読み、その内容を説明することができる。
10
社会工学的観点から環境問題
を論じた英文図書もしくは文
献の講読 (江尻陽三郎)
配付する文献の内容を説明できる。
11
生物学に関する英文講読
(佐々木秀明)
細胞、酵素反応、遺伝子発現や解糖系といった生物学に関する英文
資料の講読を行い、その内容を説明できる。
12
分析化学に関する英文講読
(佐藤健二)
反応式、化学量論、溶液の調製法など分析化学に関する基礎的な内
容を含めた英文を読み、その内容を説明することができる。
13
メール英文の作成
(吉田喜孝)
基本文型を極めて重視した、しかし、達意の短い英作文ができる。
14
まとめ(1)
科学技術英語の基礎を学び、配付された学術論文の要点をまとめる
ことができる。
15
まとめ(2)
これまでの講義を踏まえ、文献調査や学術論文を読み、その内容を
説明することできる。
試験
試験は行わない。
試験
【準備学習】
毎回、各テーマに沿った課題について十分予習をして講義に臨むこと。
【評価方法】
各教員による個別の指導内容などにより総合的に評価する。出席を重視する。
【テキスト】
各教員により配布されるプリントをテキストとして使用する。
-189-
生命環境実験Ⅱ
3 年 前期 必修 3 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:岩田 惠理,佐々木秀明
【教育目標】
科学は実験的に裏打ちされたものでなければならず、生命科学は特にそうであり、実験の占める位
置は高い。
「生命環境実験Ⅱ」では、生物学実験から生化学実験までの一連の実験を行うことにより、
生命科学を俯瞰すると同時に、実験の重要性と意義を学ぶことを目的とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
ガイダンス
2
実験内容の説明(1)
3
植物学実験(1)光合
成色素の分離
4
11
動物学実験(1)魚類
の解剖
植物学実験(2)光合
成反応の測定
動物学実験(2)核酸
の抽出
植物学実験(3)浸透
圧の測定
動物学実験(3)核酸
の増幅と血漿中トラン
スアミナーゼの測定
植物学実験(4)体細
胞分裂の観察
動物学実験(4)電気
泳動
実験内容の説明(2)
12
13
植物学実習
動物学実習
14
まとめ(1)
15
まとめ(2)
5
6
7
8
9
10
試験
到 達 目 標
予定の説明、学生のグループ分けを行う。実験を行うにあたっての心構え、
レポート作成に関する注意事項の説明を受ける。
本実験で実施する実験の内容について説明を受け、その原理や実験操作を
説明することができる。
陸上植物および海藻類から光合成色素を抽出し、薄層クロマトグラフィーで
分離、同定を行うことができる。また、クロロフィルおよびカロテノイドの一
種であるカロテンの定量を行うことができる。
魚類の解剖ができる。外見・内部を肉眼で観察し、スケッチを行い、脊椎
動物の内臓器官の名称と役割を説明できる。
光合成過程において葉 緑 体が光エネルギーによって電子受容体を還元し、
同時に酸素を発生するヒル反応を測定することができる。
マイクロピペットや分光光度計の操作などの、基本的な生化学実験の操作が
できる。魚類の鱗からDNAを抽出し、DNAの定量を行うことができる。
植物細胞の原形質分離を観察するとともに、本現象を利用して細胞の浸透
圧を測定することができる。
抽出したDNAを鋳型とし、その一部をPCR法により増幅することができる。
魚類血漿中トランスアミナーゼ活性を測定することができる。
タマネギ根端の細胞を用いて体細胞分裂観察用プレパラートを作製し、観
察することができる。
増幅したDNAを電気泳動し、確認することができる。電気泳動法の原理に
ついて説明することができる。
植物学実習と動物学実習の内容についての説明を受け、その意義と内容につ
いて説明することができる。
薬用植物園の植物を分類体系ごとに分類し、リストを作製することができる。
アクアマリンふくしまの展示動物を分類体系ごとに分類し、リストを作製する
ことができる。
今まで行った実験における、生化学に関する知識を整理し、レポートにまと
めることができる。
今まで行った実験における、植物・動物材料の解剖学・生理学・分類学に
ついての知識を整理し、レポートにまとめることができる。
定期試験は実施しない。
【準備学習】
図書館には関連図書が数多く整備されているので、これらを利用して予習・復習をしておくことが
大切である。
【評価方法】
実験テーマごとに提出されたレポートにより総合的に評価する。出席も重視する。
【テキスト】
指定しない。プリントを配布する。
【備考】
実験内容を理解するためには、2年次までの生物系の科目の多くを履修していることを強く推奨する。
-190-
ゼミナールⅠ
3 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 健二,吉田 喜孝,梅村 一之,江尻陽三郎,岩田 惠理,佐々木秀明
【教育目標】
このゼミナールでは、教員が15回の講義を分担しオムニバス形式で行なう。各教員による卒業研
究の内容や各教員の実施している研究、そして、専門分野に関連する最新の学術成果やトピックスを
紹介することで、生命環境分野の幅広い知識の修得を目的とする。このゼミナールでは、大学院での
講義内容や研究内容など、本学の大学院の概要についても解説する。
【授業計画】
No.
項 目
到達目標
1
ガイダンス
このゼミナールの実施内容について説明できる。 (担当:佐藤健二)
2
動 物 行 動 学 研 究 室 での 研
究内容
動物行動学研究室での研究内容を紹介するとともに、簡単な講義によ
り動物行動学の基礎的概念について説明できるようになる。
(担当:岩田惠理)
3
抗 生 物 質や医 薬 関 連 生 理
活性物質に関する研究内容
感染症の現状を把握し、抗生物質や医薬品などの生理活性物質の特徴
と作用メカニズムについて説明できる。 (担当:梅村一之)
4
農林業の自給率の向上のた
めに
農林業の外部経済効果を評価した場合、その自給率がどの程度向上す
るか、貿易モデルにより試算する方法について概説できる。
(担当:江尻陽三郎)
5
環 境 生物 学 研 究 室での 研
究活動
生物の環境適 応機構を微生物と海藻類の海洋環境への適 応性を中心
に理解するとともに、環境生物学研究室で行われている研究内容を説
明できる。 (担当:佐々木秀明)
6
分 析 化 学 研 究 室 での 研 究
内容
分析化学研究室で行われている研究テーマなどについて説明できる。
(担当:佐藤健二)
7
カルサイトと水
反応例を挙げて解説できる。 (担当:吉田喜孝)
8
まとめ(1)
いままで行われた講義をもとに、配属希望の研究室を選定することがで
きる。 (担当:佐藤健二)
9
大学院紹介
大学院での研究の進め方、各研究室の研究内容等について説明できる。
(担当:佐藤健二)
10
キャリアデザインに関する
全体講義
職業の選択を中心に据えた自分自身の企業研究について深く考え、自
身の方向性を描くことができる。 (担当:教員全員)
11
卒業研究のための事前演習
(1)
配属研究室の場所や使用する各種の機械器具の用途について説明でき
る。 (担当:教員全員)
12
卒業研究のための事前演習
(2)
配属研究室での卒業研究を遂行するのに必要な基礎的知識について説
明できる。 (担当:教員全員)
13
卒業研究のための事前演習
(3)
配属研究室での卒業研究を遂行するのに基本的な技能について説明で
きる。 (担当:教員全員)
14
卒業研究のための事前演習
(4)
配属研究室での卒業研究テーマについて説明できる。
(担当:教員全員)
15
まとめ(2)
卒業研究を行なうための基本的な考えをまとめることができる。
(担当:教員全員)
試験
試験は行わない。
試験
【準備学習】
各教員による卒業研究の内容など紹介では、前年度の卒業研究発表会要旨集などを事前に読み情報
を収集しておくこと。また、卒業研究のための事前演習では、指導教員からの指示に従い事前に予習
をしておくこと。
【評価方法】
各教員による個別の指導内容などにより総合的に評価する。出席を重視する。
【テキスト】
必要に応じて資料を配付する。
-191-
科学技術英語Ⅱ
4 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 健二
【教育目標】
当研究室に配属された卒業研究学生が、学部教育の集大成として取組む卒業研究において、自身が
担当する研究テーマについて関連する英語論文を通じて理解を深める。同時に英語論文の基本的な構
成{Summary(Abstract)・Introduction・Experimental・Results and Discussion・References} と 日 本
語への訳し方を学ぶ。さらに、英語論文の内容を報告に纏める、或いは発表する能力を身に付ける。
【授業計画】
No.
項 目
1
研究テーマの決定とその
内容
2
文献調査(1)
3
文献調査(2)
4
英語論文内容の調査(1)
5
英語論文内容の調査(2)
6
英語論文内容の調査(3)
7
英語論文内容の調査(4)
8
英語論文内容の調査(5)
9
10
英語論文内容の調査(6)
英語論文内容の調査(7)
11
12
考察(1)
考察(2)
13
英語論文内容発表準備
(1)
英語論文内容発表準備
(2)
英語論文内容発表
試験
14
15
試験
到 達 目 標
いくつかの研究テーマの中から自身の研究テーマを選択しその研究内容
について説明できる。
担当する研究テーマに関連する学術論文をインターネットで検索、或い
は図書館にて調査しその文献を入手できる。
調査し収集したいくつかの学術論文の内容をSummary(Abstract)から
判断し1報、或いは2報選択できる。
Introductionを読込み英語論文で行なわれた研究の背景、独創性につい
て纏められる。
Introductionを読込み英語論文で行なわれた研究と卒業研究テーマとの
関連性について纏められる。
Introductionを読込み卒業研究テーマを遂行することの有用性について
纏められる。
Experimentalを読込み英語論文で行なわれた研究の実験手法について纏
められる。
Experimentalを読込み卒業研究テーマでの実験手法と比較検討し説明で
きる。
Results and Discussionを読込み英語論文の特徴を纏められる。
英語論文で紹介されたReferences を纏め、卒業研究テーマに関連する
Referenceを列記できる。
英語論文全体に関する研究成果や実験結果について説明できる。
英語論文の研究内容と成果について卒業研究テーマと比較しながら説明
できる。
英語論文内容発表のために必要な論文内容(実験結果・図・表)を選択
し、全体的な発表内容を説明できる。
英語論文内容を取りまとめ、レジュメ、或いはPower Pointなどに纏め
られる。
英語論文内容を発表できる。
試験は実施しない。
【準備学習】
計画を立てながら英語論文を読み、その内容を理解することを習慣にする。
【評価方法】
英語論文内容の理解度、日本語訳、英語論文内容を報告・発表内容など各評価項目について総合的
に評価する。
【テキスト】
英語論文を配付。
-192-
科学技術英語Ⅱ
4 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:吉田 喜孝
【教育目標】
卒業研究に関する資料を読み、内容を各自の研究に活かすことを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
概要
科学的記述の一般規則
英語5基本文型の選択基準
データの精度
データの単純最適化
データ間の内挿
データの最適表現
温暖化についての基本事項
水分解についての基本事項
水循環についての基本事項
発表内容の英文での表現1
発表内容の英文での表現
発表内容の英会話での表現1
発表内容の英会話での表現3
まとめ
到 達 目 標
履修の注意と予定課題に関する意見交換をする。
科学に関する内容の英文に共通する規則を把握する。
主語、動詞と基本文型との関連を把握する。
誤差についての説明英文が解説できる。
最小二乗法についての説明英文が解説できる。
説明英文が解説できる。
多項式近似についての説明英文が解説できる。
説明英文が解説できる。
説明英文が解説できる。
説明英文が解説できる。
英文で表現できる。
英文がスキルアップできる。
口頭発表ができる。
スキルアップできる。
各内容のポイントを指摘できる。
試験は実施しない。
【準備学習】
前回の講義内容と到達目標を復習して授業に臨む。
【評価方法】
出席数とレポート内容による。
【テキスト】
資料を配布する。
-193-
科学技術英語Ⅱ
4 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:梅村 一之
【教育目標】
卒業研究を進めるためには、常に最新の文献から関連する研究情報を入手し、その内容を把握して
おくことが必要となる。そこで科学技術英語IIでは1)卒業研究に関連する専門論文(文献)を検索入手
する。2)文献内容の要点を把握する。3)文献の要点を簡潔にまとめ報告できることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
科学技術英語IIについて
2
文献検索I
3
文献検索II
4
文献検索III
5
文献検索IV
6
7
8
文献読解I
文献読解II
文献読解III
9
10
文献資料作成I
文献資料作成II
11
12
文献資料作成III
文献紹介I
13
文献紹介II
14
15
試験
文献紹介III
文献紹介IV
到 達 目 標
科学技術英語IIの教育目標を把握し、説明することができる。
文献の種類と関連ジャーナルについて把握し、関連文献を検索すること
ができる。
大学図書館の利用と外部図書館の利用について把握して、関連文献を検
索することができる。
インターネットを利用した文献検索について把握して、関連文献を検索
することができる。
ケミカルアブストラクトの利用について把握して、関連化合物の情報を
検索することができる。
文献を読み、論文のバックグラウンドと概要を説明することができる。
文献を読み、論文の主旨を説明することができる。
文献を読み、論文の主旨と自らの卒業研究との関係を説明することがで
きる。
文献を読み、論文内容をレジュメに纏めることができる。
文献を読み、論文趣旨に従った図や表を用いてレジュメを作成すること
ができる。
論文主旨を作成レジュメに沿って、報告発表することができる。
文献を読み、論文の内容を自らの卒業研究に関連づけて説明することが
できる。
文献を読み、論文の内容を自らの卒業研究に関連づけて説明することが
できる。
論文主旨を理解・説明し、質問に対して適切に答えることができる。
論文主旨を把握・説明し、論文内容について討論することができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
講義内容に沿って予習・復習を行うこと。
【評価方法】
文献解読の理解度、およびレジュメの作成、文献発表等を総合的に評価する。出席を重視する。
【備考】
必要に応じて文献、資料等を配布する。
-194-
科学技術英語Ⅱ
4 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:江尻陽三郎
【教育目標】
農林業の自給率の向上を企図する際に不可欠の、国際貿易論に関する原著文献の講読を行なう。
具体的には、下記文献の各項目について輪講を行なう。「International Economics」:著者:Paul R.
Krugman & Maurice Obstfeld
【授業計画】
No.
項 目
1
文献講読(1)
2
文献講読(2)
3
文献講読(3)
4
文献講読(4)
5
6
7
8
9
10
11
12
文献講読(5)
文献講読(6)
文献講読(7)
文献講読(8)
文献講読(9)
文献講読(10)
文献講読(11)
文献講読(12)
13
文献講読(13)
14
文献講読(14)
15
総括
試験
試験
到 達 目 標
Labor Productivity and Comparative Advantage, The Ricardian Model(1)の項を
和訳し、内容を概説できる。
Labor Productivity and Comparative Advantage, The Ricardian Model(2)の項を
和訳し、内容を概説できる。
Labor Productivity and Comparative Advantage, The Ricardian Model(3)の項を
和訳し、内容を概説できる。
Labor Productivity and Comparative Advantage, The Ricardian Model(4)の項を
和訳し、内容を概説できる。
Specific Factors and Income Distribution (1)の項を和訳し、内容を概説できる。
Specific Factors and Income Distribution (2)の項を和訳し、内容を概説できる。
Specific Factors and Income Distribution (3)の項を和訳し、内容を概説できる。
Specific Factors and Income Distribution (4)の項を和訳し、内容を概説できる。
The Instrument of Trade Policy(1)の項を和訳し、内容を概説できる。
The Instrument of Trade Policy(1)の項を和訳し、内容を概説できる。
The Instrument of Trade Policy(3)の項を和訳し、内容を概説できる。
National Income Accounting and the Balance of Payments(1)の項を和訳し、内
容を概説できる。
National Income Accounting and the Balance of Payments(2)の項を和訳し、内
容を概説できる。
National Income Accounting and the Balance of Payments(3)の項を和訳し、内
容を概説できる。
第1回~第14回までの間に講読した箇所を、各自の分担を決めて、要約発表
できる。
試験は実施しない。
【準備学習】
各到達目標欄に記された講読文献の範囲を、英和辞典を用いて和訳してくること。どうしても和訳
できない個所は、英単語だけでも和訳してくること。
【評価方法】
発表内容、質問に対する返答内容、授業態度等より厳格かつ総合的に判断する。
【テキスト】
書 名
International Economics
著 者
Paul R. Krugman &
Maurice Obstfeld
出 版 社
Addison Wesley
【備考】
講読箇所のプリントは、研究室の方で準備する。
-195-
価 格
ISBN
0-321-11639-9
科学技術英語Ⅱ
4 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:岩田 惠理
【教育目標】
自分の研究テーマに関連する論文を英語で読み、内容を他人に説明することができ、論文から得ら
れた知識を自分の卒業研究に役立てることが出来るようになることを目的とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
項 目
論文の構成
論文の背景
論文の目的
実験方法
実験方法の詳細
統計解析
実験結果
実験結果の詳細
考察
参考文献
要約
12
プレゼンテーション
13
14
15
討論
総合討論
卒論への応用
試験
到 達 目 標
論文の構成を理解し、各項目の違いを説明できる。
論文の内容に関連する先行研究をいくつか説明できる。
論文に書かれた実験の目的を説明できる。
論文に書かれた方法とその目的を説明できる。
論文に書かれた実験の具体的な方法と原理について説明できる。
論文記載された統計処理の方法と意義を説明できる。
論文に書かれた実験結果を説明することができる。
論文に記載されている図表を理解し、説明することができる。
実験結果より導き出された考察を説明することができる。
必要に応じて参考文献を入手し、読むことができる。
自分が読んだ論文の内容について重要な所だけをかいつまんで資料を作
製できる。
自分が読んだ論文の内容について、資料をまとめて発表することができ
る。
自分が読んだ論文についての質問答えることができる。
他の学生の発表内容についても、的確に質問することができる。
自分が読んだ論文の内容について深く理解し、卒論中に引用する事がで
きる。
定期試験は実施しない。
【準備学習】
図書館には関連図書が数多く整備されているので、これらを利用して予習・復習をしておくことが
大切である。
【評価方法】
論文ゼミへの出席・態度、発表内容や討論の様子から総合的に判断する。
【テキスト】
指定しない。プリントを配布する。
【備考】
講義には必ず辞書を持参すること。
-196-
科学技術英語Ⅱ
4 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐々木秀明
【教育目標】
研究を進めるためには,最新の文献から関連する研究情報を入手し,理解することが必要となる。
科学技術英語Ⅱでは,自らの研究課題に関連する英語論文を検索,論文内容を理解するとともに,そ
の内容を報告することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
科学論文の基礎(1)
2
科学論文の基礎(2)
3
微生物学に関する論文の
輪読(1)
4
微生物学に関する論文の
輪読(2)
5
微生物学に関する論文の
輪読(3)
6
微生物学に関する論文の
輪読(4)
7
微生物学に関する論文の
輪読(5)
8
微生物学に関する論文の
輪読(6)
9
微生物学に関する論文の
輪読(7)
10
微生物学に関する論文の
輪読(8)
11
論文の検索(1)
12
論文の検索(2)
13
微生物の環境適応に関す
る論文の講読
14
海藻類の分類・系統進化・
生理に関する論文の講読
15
ホタルの保全生態学に関
する論文の講読
試験 試験
到 達 目 標
科学論文の構成を理解する事ができる。
科学論文の検索方法を理解し,検索する事ができる。
英語論文の「要旨」部分を読解する事ができる。
英語論文の「目的」部分を読解する事ができる。
英語論文の「材料および方法」部分を読解する事ができる。
英語論文の「結果」部分を読解する事ができる。
英語論文の「考察」部分を読解する事ができる。
発表用の資料を作成する事ができる。
英語論文の内容を発表する事ができる。
他学生の発表に対して質問する事ができる。
研究課題に関する英語論文を検索する事ができる。
英語論文を図書館を通して取得する事ができる。
微生物学に関する論文を検索,微生物の環境適応に関する論文内容を発
表し,討論する事ができる。
藻類学に関する論文を検索,海藻類の分類・進化系統・生理に関する論
文内容を発表し,討論する事ができる。
ホタルに関する論文を検索,ホタルの保全生態学に関する論文内容を発
表し,討論する事ができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回必ず予習・復習をしてくること。
【評価方法】
発表内容,プレゼンテーション能力等により総合的に判断する。
-197-
ゼミナールⅡ
4 年 通年 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 健二
【教育目標】
本ゼミナールでは、当研究室に配属された卒業研究学生が卒業研究を通じて専門領域の知識を深め
られるようプレゼンテーション及びディスカッション形式で行なう。具体的には、
(1担当する研究
テーマに関する基礎的な事項に関する調査、
(2研究テーマに関する実験計画や方法そして実験結果に
対する考察、
(3必ずしも期待通りの実験結果が得られない場合の対策。これらのことを「自ら求め、
自ら学び、自ら考える」を実践しながら問題解決方法と、研究成果を発表するためのスキルや方法を
修得することを目的とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
研究テーマの調査
卒業研究に関する基本的な専門用語を調査し説明できる。卒業研究に使用
する各種分析機器や周辺機器の原理や手法について調査し説明できる。
2
文献調査
調査した学術論文の内容を説明できる。調査した学術論文と比較し、担当
する研究テーマのオリジナリティーや相違点等について明確にする。
3
実験結果と成果発表
研究計画に沿って実験を遂行し、その結果を発表できる。
4
考察
研究全体に関する研究成果や実験結果について考察し、そのことを発表で
きる。また、関連する学術論文と比較・検討し、そのことを発表できる。
5
卒業研究発表要旨作成
と卒業研究発表準備
卒業研究発表のための発表要旨に関する構想を検討し、そのことを発表で
きる。また、卒業研究発表のための発表要旨内容を説明できる。
試験
【準備学習】
授業計画の内容を理解し、整理しておくこと。
【評価方法】
プレゼンテーション内容、ディスカッション能力、問題解決能力など各評価項目について総合的に
評価する。
-198-
ゼミナ-ルⅡ
4 年 通年 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:吉田 喜孝
【教育目標】
温暖化についての現状をいろいろな視点に立ち認識することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
試験
項 目
概要
炭素循環
窒素循環
大気循環
水循環
海洋循環
大気汚染
酸性雨
オゾン
地球の姿
大規模絶滅
現代の絶滅
カルサイト
海洋研究所報告
まとめ
概要
炭素循環
窒素循環
大気循環
水循環
海洋循環
大気汚染
酸性雨
オゾン
地球の姿
大規模絶滅
現代の絶滅
カルサイト
海洋研究所報告
まとめ
到 達 目 標
全内容につきポイントを指摘できる。
4つのリザーバーを指摘できる。
4つのリザーバーを指摘できる3
専門用語を用い説明できる。
専門用語を用い説明できる。
専門用語を用い説明できる。
個々の因子を指摘できる。
生成機構について指摘できる。
フロンとの関連を指摘できる。
専門用語を用い説明できる。
65000年前の出来事を指摘できる。
起こりつつあることを指摘できる。
結晶構造中の炭酸イオンの役割を指摘できる。
調査内容を説明できる。
各回のポイントを指摘できる。
試験は実施しない。
前期の目標到達度を反省し、補足項目が指摘できる。
循環の要因を指摘できる。
窒素固定を指摘できる3
地球の自転の影響が指摘できる。
専門用語を用い説明できる。
専門用語を用い説明できる。
認識の歴史を指摘できる。
認識の歴史を指摘できる。
破壊機構を指摘できる。
専門用語を用い説明できる。
隕石衝突による予想を指摘できる。
起こりつつあることを分類・整理できる。
魚貝類中での炭酸イオンの役割を指摘できる。
調査条件ならびに結果を指摘できる。
各回のポイントを指摘できる。
試験は実施しない。
【準備学習】
前回の講義内容と到達目標を復習して授業に臨む。
【評価方法】
出席数とレポート内容による。
【テキスト】
資料を配布する。
-199-
ゼミナールⅡ
4 年 通年 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:梅村 一之
【教育目標】
抗生物質や医薬関連物質などの生理活性物質の合成研究を進めるためには、分子構造のスペクトル
解析が必須となる。そこでNMR測定やMASS測定から得られるスペクトル解析の修得を目的として、
演習問題を中心とした分子構造解析を理解修得し説明できることを目標とする。同時に合成実験に必
要な基礎的な有機反応のメカニズムを理解し説明できることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
項 目
ゼミナールIIについて
基礎問題演習I
3
基礎問題演習II
4
基礎問題演習III
5
スペクトル解析による
構造解析についてI
スペクトル解析による
構造解析についてII
赤外分光法(IR)の基礎
6
7
8
10
11
12
核磁気共鳴分光法
(NMR)の基礎I
核磁気共鳴分光法
(NMR)の基礎II
MASS測定I
MASS測定II
スペクトル総合演習I
13
スペクトル総合演習II
14
スペクトル総合演習Ⅲ
15
スペクトル総合演習Ⅳ
9
試験
到 達 目 標
ゼミナールIIについて把握し、準備することができる。
卒業研究を進めるために必要不可欠な濃度に関する基礎的な演習問題を把
握して解くことができる。
卒業研究を進めるために必要不可欠な化学反応に関する基礎的な演習問題
を把握して解くことができる。
卒業研究を進めるために必要不可欠な反応メカニズムに関する基礎的な演
習問題を把握して解くことができる。
分子構造解析に必要不可欠なスペクトル関連演習問題を把握して解くことが
できる。
分子構造解析に必要不可欠なスペクトル関連演習問題を把握して解くことが
できる。
赤外分光の基本原理とスペクトルの解析について把握して、説明することが
できる。
核磁気共鳴分光法の基本原理について把握して、説明することができる。
核磁気共鳴分光法のスペクトル解析について把握して、説明することができ
る。
質量分析法の基本原理について把握して、説明することができる。
質量分析法のスペクトル解析について把握して、説明することができる。
さまざまな測定データと各種スペクトルから基本的な分子構造を推定するこ
とができる。
さまざまな測定データと各種スペクトルから総合的に分子構造を推定するこ
とができる。
卒業研究によって得られたデータと各種スペクトルから基本的な化合物の分
子構造を推定することができる。
卒業研究によって得られたデータと各種スペクトルから化合物の分子構造を
総合的に推定することができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
講義内容に沿って予習・復習を行うこと。
【評価方法】
基礎問題の演習、スペクトル演習問題等の解答、発表説明状況から総合的に評価する。
【参考書】
書 名
有機化合物のスペクトルによ
る同定法(第7版)
著 者
出 版 社
R. M. Silverstein 荒 東京化学同人
木峻訳
【備考】
必要に応じて資料、スペクトル問題等を配布する。
-200-
価 格
4,800円
ISBN
9784807906338
ゼミナールⅡ
4 年 通年 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:江尻陽三郎
【教育目標】
環境問題を考える上で不可欠の下記事項のそれぞれについて、簡単なモデルを組み立てることがで
き、かつ、それらを解く計算システムを作成できるようになることを目標とする。計算システムは表
計算ソフト “Excel”;VBAのプログラミング機能等を利用して作成する。なお、下記事項の内容につ
いては、2年次の「環境統計学」で概ね解説済みである。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1~2
2国2財 リ カ ー ド モ デ
ル
左記記概念を説明し、かつ “Excel” による簡単なモデル計算をす
ることができる。
3~6
線形計画法
左記記概念を説明し、かつ “Excel” による簡単なモデル計算をす
ることができる。
7 ~ 10
リカードモデルの線形
計画化
左記記概念を説明し、かつ “Excel” による簡単なモデル計算をす
ることができる。
11 ~ 14
産業連関分析
左記記概念を説明し、かつ “Excel” による簡単なモデル計算をす
ることができる。
総括(1)
第1回~第14回において作成したモデルの計算が、“Excel” を用い
て自在に行なえる。
16 ~ 21
比較生産費説と産業連
関分析との接合
左記のモデルのうちの簡単なものについて、その解を計算する “Excel:VBA” プログラムが作成できる。
22 ~ 29
特殊要素モデル
左記のモデルのうちの簡単なものについて、その解を計算する “Excel:VBA” プログラムが作成できる。
総括(2)
自作の計算システムを用いて第16回講~第29回において作成した
モデルの計算を、自在に行なえる。
15
30
【準備学習】
到達目標の欄に挙げた各事項について、図書館の関連する図書により、あるいはホームページ等に
より、調査し、その概要を把握しておくこと。
【評価方法】
主として、出席点、実習の成果、等により評価する。期末試験は行なわない。
【テキスト】
必要なプリントは、随時配布する。
-201-
ゼミナールⅡ
4 年 通年 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:岩田 惠理
【教育目標】
自分の担当する研究の内容と背景を理解すると同時に、他の学生の研究内容についても概略を理解
し、討論することができると同時に、研究室の一員として必要なルールとマナーを遵守し、教員の指
導のもと実験を遂行することができるようになることを目的とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
日常業務
実験動物の世話
基礎知識の習得
専門知識の習得
行動実験
行動実験の解析
遺伝子解析
組織切片作製
免疫染色
血中ホルモン値測定
データ解析
統計解析
結果の視覚化
考察
内容発表
到 達 目 標
掃除、器具の洗浄法などの研究室での日常業務ができるようになる。
飼育動物の管理ができるようになる。
自分の研究に関連する分子生物学や生理学分野の知識を持ち、説明できる。
自分の研究に関連する動物行動学や神経科学分野の知識を持ち、
説明できる。
自分の研究に関連する行動実験を遂行することができる。
得られた行動実験のデータを解析し、解釈することができる。
PCR法を行うことができる。
脳の組織切片を作製し、ニッスル染色法を用いて染色することができる。
脳の組織切片を免疫染色法を用いて染色することができる。
EIA法を用いて血中ステロイドホルモン値を測定することができる。
得られた生理学的データを解析することができる。
必要に応じて得られたデータの統計解析を行うことができる。
得られた結果を図表にまとめることができる。
得られた結果より考察を導き出すことができる。
実験の一連の流れと得られた結論を簡潔に説明することができる。
定期試験は実施しない。
【準備学習】
図書館には関連図書が数多く整備されているので、これらを利用して予習・復習をしておくことが
大切である。
【評価方法】
常業務の遂行態度、専門知識、実験遂行能力、プレゼンテーション能力などから総合的に判断する。
【テキスト】
指定しない。
【備考】
実験方法、実験の過程、実験結果等、詳細にノートに記載しておくこと。
-202-
ゼミナールⅡ
4 年 通年 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐々木秀明
【教育目標】
研究を進めるためには、研究手法の習得とともに研究室の環境維持が重要である。ゼミナールⅡで
は、1)自らの研究課題の内容と背景の理解、2)研究内容の発表と討論、3)他学生の行っている
研究内容の理解、4)研究室の共同作業の円滑な遂行を目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
研究室の保守・管理
掃除等の研究室の基本と成る日常業務を習得するとともに、研究室内で事
故等が生じた場合の対応方法を説明できる。また、実験器具の洗浄方法や
試薬管理、研究機器の管理方法を習得する。
2
研究の背景
微生物学、藻類学およびホタルの保全生態学に関する基礎知識を修得する。
3
基礎実習(1)
海藻類の採集および分類方法を習得する。
4
基礎実習(2)
微生物の培養方法を習得する。
5
基礎実習(3)
ホタルの生態調査方法を習得する。
6
実習(1)
担当する実験の目的および方法を導き出すことができる。また、必要とす
る実験手技を習得する。
7
実習(2)
担当する実験を指導教員の指示に従いながら行うことができる。
8
実習(3)
得られた実験データをまとめることができる。また、実験結果を先行研究
と比較するとともに考察を引き出すことができる。
9
実習(4)
得られた実験データを発表することができる。
10
実習(5)
知識や技術を下級生に伝えることができる。
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回必ず予習・復習をしてくること。
【評価方法】
日常態度、専門知識、プレゼンテーション能力、報告書等により総合的に判断する。
【参考書】
書 名
細菌の栄養科学―環境適応の
戦略―
著 者
石田 昭夫 他
出 版 社
共立出版
-203-
価 格
2,200円
ISBN
4-320-05641-8
卒業研究
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 健二
【教育目標】
当研究室に配属された卒業研究学生が、これ迄の基礎及び専門科目内容の修得とその知識の集大成
として取組む。基本的に一人が1つの研究テーマを担当するが、研究の内容によっては二人が協力し
合い1つの研究テーマに取組む場合もある。
「自ら求め、自ら学び、自ら考える」を実践しながら問
題解決方法と、研究成果を発表するためのスキルや方法を修得することを目標とする。
【授業計画】
昨年度の研究テーマ
昨年度の研究テーマを以下に示す。
蛍光X線分析法を用いる各種市販食
用塩の特性評価
簡易分析法として蛍光X線分析法を用い、各種の市販食用塩の中の
元素組成による産地特性を評価する。
誘導結合プラズマ発光分析法を用い
る国内緑茶葉の産地判別分析
国内緑茶葉の中の各種元素を誘導結合プラズマ発光分析法を用い分
析することで、その元素組成結果から産地判別の可能性を評価する。
誘導結合プラズマ発光分析法を用い
る国内外産ヒジキの元素分析
国内外産ヒジキの中の各種元素を分析し、その元素組成から産地判
別の可能性や特性を評価する。
吸収スペクトルデータを利用した各
種違法薬物の呈色識別法
MDMA、MP、モルヒネ、コデインなどの4種違法薬物について、
それら吸収スペクトルデータを主成分分析することでこれら違法薬
物の識別法と高感度化について検討する。
加熱による食用油中脂肪酸の幾何異
性化FT-IR分析
各種油脂の加熱酸化によるトランス型脂肪酸への幾何異性化ついて
定量的な考察を行う。
化学発光検出-高速液体クロマトグ 向精神薬に指定されているリタリンの化学発光検出-高速液体クロマ
ラフ分析法による違法薬物の分析
トグラフ分析法について検討する。
【準備学習】
研究内容と研究方法、そして、各種実験結果について担当教員と打ち合わせをする。
【評価方法】
研究実施内容、研究成果、発表要旨作成、卒業研究発表、卒業研究報告書内容など各評価項目につ
いて総合的に評価する。
-204-
卒業研究
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:吉田 喜孝
【教育目標】
温暖化についての現状をいろいろな視点に立ち認識することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
試験
項 目
概要
反省
解明すべき事項
試料の選択
試料の加工
試料の熱処理
試料の評価1
試料の評価2
海水の採取・精製
海水のpH
pHメータの取扱い
pHメータ特性評価
予備測定
測定
まとめ
概要
反省
解明すべき事項
本測定1
データ解析1
本測定2
データ解析2
本測定3
データ解析3
図・表の作成と整理
パワーポイントによる資料作成1
パワーポイントによる資料作成2
パワーポイントによる資料作成3
予稿原稿作成
口頭発表
到 達 目 標
これまでの目標到達度の反省点が指摘できる。
反省すべきポイントを指摘できる。
ポイントを指摘できる。
目的に沿う選択ができる。
道具取り扱いができる。
電気炉の取り扱いができる。
光学顕微鏡による粒子形状評価ができる。
X線回折による結晶構造評価ができる。
注意点を指摘できる。
近隣の海水とよそでの海水について比較説明できる。
マニュアル記載通り扱える。
マニュアル記載事項と比較できる。
代表的試料での予備測定が正しいことを指摘できる。
代表的試料での結果が正しいことを指摘できる。
各回のポイントを指摘できる。
試験は実施しない。
前期の目標到達度の反省点が指摘できる。
反省すべきポイントを指摘できる。
ポイントを指摘できる。
注意点を意識し実行できる。
正しい結果か否か判定可能な準備ができる。
注意点を意識し実行できる。
正しい結果か否か判定可能な準備ができる。
注意点を意識し実行できる。
正しい結果か否か判定可能な準備ができる。
明確に表現できる。
限られたスぺースに図と表を要領よく配置できる。
構成評価ができる。
第三者の視点で点検できる。
制限長さでの文章表現ができる。
制限時間内で口頭発表できる。
試験は実施しない。
【準備学習】
前回の講義内容と到達目標を復習して授業に臨む。
【評価方法】
出席数とレポート内容による。
【テキスト】
資料を配布する。
-205-
卒業研究
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:梅村 一之
【教育目標】
新規抗生物質や細胞毒物質、医薬関連物質など生理活性物質の合成研究を実践する。基本的な実
験操作(研究の準備、実験、生成物の確認、分離・精製、各種分析機器(NMR、MASS、IR、GC、
HPLC)による分子構造確認)を身につけ、報告書を作成し発表説明できることを目標とする。
【授業計画】
卒業研究テーマの例
1.新規抗生物質ワタセマイシンの グラム陽性菌に活性を示す新規抗生物質ワタセマシンの合成研究を行
合成研究
う。
2.パーキンソン病関連フェニルセ パーキンソン病関連薬DOPS誘導体の新規合成ルートを研究する。
リン誘導体の合成研究
3.抗 生 物 質MDL62,879関 連 チ ア
ゾール骨格の合成研究
チオストレプトン系抗生物質であるMDL62,879中の三置換チアゾール
構造の合成研究を行う。
4.新規細胞毒関連物質の合成研究
細胞毒物質AJI9561にみられるようなビスベンゾオキサゾール構造の効
率的な合成ルートの開発研究を行う。
5.チオストレプトン系抗生物質関 チオストレプトン系抗生物質の中心骨格の簡便で効率的な合成方法を
連合成研究
研究する。
6.隈笹エキス中の有効成分の分離 隈笹エキス中に含まれる有効成分、特に多糖成分に注目して、単離精
精製
製し、その分子構造を明らかにする。
7.新規加水燃料添加剤の合成研究
加水燃料添加剤の開発研究を目的として、新規界面活性剤の合成およ
び開発研究を行う。
【準備学習】
卒業論文作成に向けて、積極的に卒業研究に励むこと。
【評価方法】
研究への取り組み姿勢、研究報告書、研究発表、研究成果等を総合的に評価する。
【参考書】
関連文献など。
【備考】
必要に応じて資料、文献等を配布する。
-206-
卒業研究
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:江尻陽三郎
【教育目標】
表計算ソフト(“Excel”)のVBA機能を利用して、主として以下のような研究に関する計算システ
ムを開発し、環境問題への応用を図る。1)線形計画法による貿易特化パターンの解明。2)線形計
画法による地域内生産特化パターンの解明。3)地域間産業連関表によるスカイライン図表作成シス
テムの開発。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1~7
上記の各テーマに関する講義
および文献講読
自分の卒業研究のテーマ選択の手がかりとし得るよう、講義内
容および講読した文献の内容を確実に理解し、説明できる。
8 ~ 11
表 計 算 ソ フ ト(“Excel”) に
よる計算システムの開発演習
いずれの研究テーマにも共通する、表計算ソフト(“Excel”)
の比較的高度な技法を習得し、活用しうる。
12 ~ 14
VBAに よ る 計 算 シ ス テ ム の 各自が選択したテーマの卒業研究を遂行するために必要なVB
開発
Aプログラムを作成できる。
15
16 ~ 20
総括
これまでに学習した事項の総括を行い、夏季休暇中の各自の課
題を決定する。
VBAに よ る 計 算 シ ス テ ム の 各自が選択したテーマの卒業研究を遂行するために必要なVB
開発
Aプログラムを作成できる。
21
中間発表
各自が作成したVBAプログラムの稼動結果を中間発表する。
22
VBA計算システムの修正
研究の目的にさらによく合致するよう、各自が作成したVBA
プログラムに修正を施す。
23
研究の背景の吟味
作成した計算システムの、“生命環境学” における位置づけを
明確にすべく、関連文献等により、研究の背景を吟味する。
卒業論文作成
卒業論文を作成する。
29
卒業研究発表予行
卒業研究の発表予行を行なう。
30
卒業研究発表
卒業研究の発表を行なう。
24 ~ 28
【準備学習】
ゼミナールⅡで学習した各事項について、復習を徹底しておくこと。またその内容について、図書
館の関連する図書により、あるいはホームページ等により、調査し、理解を深めておくこと。
【評価方法】
卒業研究に対する姿勢および成果を総合的に判断し、厳格に評価する。
【参考書】
随時指定する。
-207-
卒業研究
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:岩田 惠理
【教育目標】
動物行動学の基礎的な知識を取得し、研究室の一員として必要なルールとマナーを遵守し、教員の
指導のもと実験を遂行できるようになることを目的とする。
【授業計画】
卒業研究テーマの例
カクレクマノミの攻撃行動に関する研究
カクレクマノミの社会順位による攻撃性に、脳内AVTニューロ
ンが関与しているかどうかの検証を行う。
カクレクマノミの性分化に関する研究
カクレクマノミの社会順位と血中コルチゾール値の変動が、性
分化に関与しているかどうかの検証を行う。
ブルーギルの繁殖行動に関する研究
ブルーギル雄の繁殖行動の行動2型が、どのような仕組みで発現
するのかについて検証を行う。
ベタの攻撃行動に関する研究
ベタの攻撃行動の発達過程の検証を行う。
試験
定期試験は実施しない。
【準備学習】
図書館には関連図書が数多く整備されているので、これらを利用して予習・復習をしておくことが
大切である。
【評価方法】
常業務の遂行態度、専門知識、実験遂行能力、プレゼンテーション能力などから総合的に判断する。
【テキスト】
指定しない。
【備考】
実験方法、実験の過程、実験結果等、詳細にノートに記載しておくこと。
-208-
卒業研究
4 年 通年 必修 8 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐々木秀明
【教育目標】
微生物や海藻類などを材料とした環境生物学に関する研究を通して生物学への興味と理解を深め、
生物学を基礎とした科学的な考え方を修得する。また、環境生物学に関する研究手法を習得すること
を目的とする。
【授業計画】
項 目
到 達 目 標
卒業研究テーマの例
大腸菌の高塩環境適応機構に関する研究
非好塩性である大腸菌の高塩環境適応機構を補償溶質の一種で
あるプロリンの挙動を中心に明らかにする。
好塩性細菌の単離と同定
いわき市沿岸の海水から好塩性細菌の単離を試みるとともに、
単離細菌の生理特性を明らかにする。
海藻分解菌の探索
海藻を効率的に分解する細菌の単離および同定を試みるととも
に、単離細菌の生理特性を明らかにする。また、海藻類の季節
的消長と分解菌との関係を探る。
いわき市沿岸の海藻相に関する研究
いわき市沿岸の海藻相と海洋環境との関係を明らかにする。
海藻類の無機イオン蓄積に関する研究
海藻類における無機イオン蓄積機構を明らかにする。また、重
金属を中心としたイオン蓄積と海洋環境との関係を探る。
ホタルの保全生態学的研究
いわき公園に生息するホタルの生育環境を調査し、減少傾向に
あるホタルの保護方法を探る。
試験
卒業研究発表会を実施する。
【準備学習】
研究を実施するにあたり,実験プロトコールの作成および事前準備は重要である。
【評価方法】
日常態度,専門知識,プレゼンテーション能力,報告書等により総合的に判断する。
【参考書】
書 名
細菌の栄養科学 .環境適応
の戦略.
著 者
石田 昭夫 他
出 版 社
共立出版
-209-
価 格
2,200円
ISBN
4-320-05641-8
環境統計学
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:江尻陽三郎
【教育目標】
環境問題を経済学的観点から分析する際に必要な、経済統計学的諸概念を習得することを目標とす
る。授業は主として講義形式で行うが、講義の中で随時、概念を理解するのに不可欠と思われる課題
を課し、理解を確かなものとしなから講義を進める。
【授業計画】
No.
項 目
1
貿易の原理と比較生産費説
2
比較生産費説の線形計画問
題化
3
外国為替レートと輸出入額
との関係
4
産業連関表
5
国際産業連関表
6
インターネットによる国際
産業連関表の作成(実習)
7
生産誘発効果とレオンチェ
フ逆行列
8
レオンチェフ逆行列による
生産誘発額の計算(実習)
9
産業連関表とスカイライン
図表
10
福島県のスカイライン図表
の作成(実習)
11
いわき市のスカイライン図
表の試作(実習)
12
食料問題と環境
13
エネルギー問題と環境
14
総括(1)
15
総括(2)
試験 期末試験
到 達 目 標
リカードモデルの本質を説明できる。
リカードモデルを線形計画問題として定式化できる。
外国為替レートの変化が輸出入額に及ぼす影響について原理的説明を
することができる。
産業連関表の構造を説明することができる。
国際産業連関表の構造を説明することができる。
上記の作業の意味を理解し、かつその作業が正確にできる。
生産誘発効果とレオンチェフ逆行列の関係を説明することができる。
上記の作業の意味を理解し、かつその作業が正確にできる。
産業連関表よりスカイライン図表を作成する方法を説明することがで
きる。
福島県の産業連関表より、同県のスカイライン図表を作成することが
できる。
いわき市の産業連関表(試作)より、同市のスカイライン図表を作成
することができる。
食料問題と環境に関する自分なりの問題意識を表明できる。
エネルギー問題と環境に関する自分なりの問題意識を表明できる。
第1回~第6回の講義内容の連関性を説明できる。
第7回~第13回の講義内容の連関性を説明できる。
試験を実施する。
【準備学習】
到達目標の欄に挙げた各事項について、図書館の関連する図書により、あるいはホームページ等に
より、調査し、その概要を把握しておくこと。
【評価方法】
期末試験の得点および提出課題の内容により評価を行う。
【テキスト】
書 名
食料経済 第4版
著 者
高橋正郎
出 版 社
理工学社
-210-
価 格
2600
ISBN
9.78E+12
生化学Ⅱ
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐々木秀明
【教育目標】
生命活動の基本は、細胞内で行われる物質代謝、エネルギーの生成およびその利用システムと情報
伝達である。生化学Ⅱでは、遺伝情報の伝達と物質・エネルギーの代謝を中心に学ぶことにより、生
命の理解に努めるとともに、
生命科学関連諸科目を学ぶための基礎知識を習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
遺伝子の転写(1)
2
遺伝子の転写(2)
3
タンパク質合成(翻訳)
(1)
4
タンパク質合成(翻訳)
(2)
5
遺伝子の発現制御
6
酵素(1)
7
酵素(2)
8
酵素(3)
9
糖代謝(1)
10
糖代謝(2)
11
12
13
14
15
試験
糖代謝(3)
光合成(1)
光合成(2)
脂肪酸代謝
窒素および硫黄固定
試験
到 達 目 標
DNAからmRNAが合成される転写システムを説明できる。
転写後に行われるRNAの修飾および加工過程を説明できる。
翻訳に関わるtRNAとリボソームの構造を説明できる。
翻訳過程を説明できる。
ラクトースオペロンの遺伝子発現制御を説明できる。
酵素の基本的性質を説明できる。
酵素反応速度論を説明できる。
酵素反応の調節機構を説明できる。
解糖系および発酵の反応とエネルギー収支を説明できる。
クエン酸回路およびペントースリン酸回路の反応とエネルギー収支を説
明できる。
電子伝達系と酸化的リン酸化を説明できる。
光合成の明反応と暗反応を説明できる。
光合成における糖新生を説明できる。
脂肪酸の分解および合成過程を説明できる。
窒素および硫黄固定を説明できる。
第1回.第15回で学んだ内容の理解度を確認するため、試験を実施する。
【準備学習】
毎回必ず予習・復習をしてくること。
【評価方法】
期末試験およびレポートによって評価する。出席も重視する。
【テキスト】
書 名
よくわかる生化学 ―分子生
物学的アプローチ―
著 者
藤原 晴彦
出 版 社
サイエンス社
価 格
1,850円
ISBN
4-7819-0948-5
著 者
島原 健三
出 版 社
三共出版
価 格
3,500円
ISBN
4-7827-0275-2
【参考書】
書 名
概説 生物化学
【備考】
生化学Ⅰを履修していることが望ましい。
-211-
生物物理化学Ⅱ
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:勝又 春次
【教育目標】
物理化学では化学物質の基本的性質を理解するために、原子・分子の構造、熱力学、反応速度論など
の基本的知識を習得し、それらを応用する技術を身につけることを目標とします。ここでは物質の状
態を解析できるようになるために、
溶液、
熱力学、
化学反応の基本的知識を習得することを目的とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
項 目
溶液の性質
溶液の性質
イオン性溶液の性質
熱力学第一法則
5
エンタルピー
6
熱力学第二法則
7
ギブズ自由エネルギー
8
9
10
11
化学平衡と熱力学
平衡定数とギブズ自由エ
ネルギー
まとめ1
酸と塩基
12
13
酸―塩基滴定
電気化学
14
15
試験
化学反応速度
まとめ2
試験
到 達 目 標
溶液の濃度、蒸気圧降下、沸点上昇、凝固点降下を説明できる。
浸透圧、液体混合物の相平衡を説明できる。
電解質溶液、イオンの伝導率、電気分解を説明できる。
熱力学の系・外界・境界、系の種類、熱と仕事、状態量を理解し、内部
エネルギーとその保存則を説明できる。
定容・定圧熱容量、エンタルピーの定義を理解し、いろいろな変化に伴
う標準エンタルピー変化を説明し、計算できる。
自発的に起こる変化の方向、エントロピーの定義について説明できる。
いろいろな変化に伴うエントロピーを計算できる。
反応の自発的方向とギブズ自由エネルギーについて説明できる。ギブズ
自由エネルギーの温度と圧力による変化を計算できる。
平衡定数の定義、平衡の移動、溶解度積を説明できる。
化学ポテンシャルの定義、標準反応ギブズエネルギーと平衡定数との関
係、ファントホッフの式を説明できる。
ここまで学習してきた内容の要約を行う。
酸と塩基の定義、酸と塩基の強さと解離定数、pHについて理解し,説
明できる。
塩の水溶液のpH、弱酸および弱塩基の滴定、緩衝液の説明できる。
酸化と還元、化学電池、標準起電力、ネルンストの式、濃淡電池につい
て説明できる。
反応次数と速度定数、アレニウスの式、酵素反応について説明できる。
ここまで学習してきた内容の要約を行う。
試験を実施する。
【準備学習】
予習、復習をする。
【評価方法】
演習問題の提出状況,期末試験により総合的に評価する。
【テキスト】
書 名
フレンドリー物理化学
著 者
田中潔、荒井貞夫共著
出 版 社
三共出版
-212-
価 格
2,800円
ISBN
4-7827-0482-8
生物無機化学Ⅱ
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:吉田 喜孝
【教育目標】
到達目標で設定された課題について調査ならびに整理することを通じ問題解決能力と問題発見能力
とを培うことを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
水素原子
多電子原子
周期律
イオン化
イオン結合
共有結合
金属結合
固体
相変化
理想気体
反応式
反応速度
アルカリ金属元素とその化合物
ハロゲン元素とその化合物
まとめ
到 達 目 標
ボーアモデルを指摘できる。
4つの量子数を指摘できる。
同位体の役割を指摘できる。
イオン化傾向の大小例をあげることができる。
塩の生成について説明できる。
固体珪素の構造上の特徴を指摘できる。
電子の役割を指摘できる。
結晶の特徴を指摘できる。
温度の役割を指摘できる。
ボイルの法則を指摘できる。
化学変化の方向を決める因子を指摘できる。
初歩的問題を解くことができる。
塩化ナトリウム以外の例を指摘できる。
電子構造と元素の性質との対応関係を指摘できる。
各回のポイントが指摘できる。
試験は実施しない。
【準備学習】
前回の講義内容と到達目標を復習して授業に臨む。
【評価方法】
到達目標課題レポートの内容と提出数ならびに出席数による。
【参考書】
書 名
ブラディ 一般化学
著 者
若山 信行 他訳
出 版 社
東京化学同人
-213-
価 格
2,950円
(税別)
ISBN
9784807903474
生命進化論
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐々木秀明
【教育目標】
地球上では現在、約150万種の生物が認知されているが、その特徴は多様であり、体系立てて認
識する必要がある。生命進化論では生物の多様性と分類を中心に学び、生命進化および生物分類学の
基礎知識を習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
項 目
生命の多様性(1)
生命の多様性(2)
生命の起源(1)
生命の起源(2)
原生生物界の多様性(1)
原生生物界の多様性(2)
植物界の多様性(1)
植物界の多様性(2)
植物界の多様性(3)
菌界の多様性
動物界の多様性(1)
動物界の多様性(2)
13
動物界の多様性(3)
14
分子進化(1)
15
試験
分子進化(2)
試験
到 達 目 標
リンネの分類体系から始まる生物多様性の研究史を説明できる。
生物の大分類について五界説を中心に説明できる。
原始地球における化学進化と原核生物の誕生について説明できる。
細胞内共生による真核生物の誕生について説明できる。
藻類の多様性を生活環を中心に説明できる。
偽菌類および原生動物の多様性を生活環を中心に説明できる。
陸上植物の誕生過程を説明できる。
コケ植物およびシダ植物の特徴を生活環を中心に説明できる。
裸子植物および被子植物の特徴を生活環を中心に説明できる。
菌類の多様性を生活環を中心に説明できる。
動物界の分類体系について概説できる。
海綿動物、腔腸動物、扁形動物、線形動物、環形動物、軟体動物につい
て、その特徴を説明できる。
節足動物、棘皮動物、原索動物、脊椎動物について、その特徴を説明で
きる。
有性生殖の進化における重要性、遺伝子突然変異と進化の関係について
説明できる。
分子時計および分子系統樹について説明できる。
第1回~第15回で学んだ内容の理解度を確認するため、試験を実施する。
【準備学習】
毎回必ず予習・復習をしてくること。
【評価方法】
期末試験およびレポートによって評価する。出席も重視する。
【テキスト】
書 名
外様性からみた生物学
著 者
岩槻 邦男
出 版 社
裳華房
価 格
2,300円
ISBN
978-4-7853-5046-8
著 者
石田 昭夫 他
出 版 社
共立出版
価 格
2,200円
ISBN
4-320-05641-8
【参考書】
書 名
細菌の栄養科学 .環境適応
の戦略.
【備考】
生命系科目を履修していることが望ましい。
-214-
微生物工学
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐々木秀明
【教育目標】
微生物は微小なために普段はその実体を意識することはないが、酒類や発酵食品の生産、あるいは
病気の原因であったりと、我々の生活全般にに大きな影響を与えている。微生物工学では、微生物の
分類、培養方法および代謝を学び、微生物の基礎を修得することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
微生物の研究史
細菌類の分類(1)
細菌類の分類(2)
細菌類の分類(3)
細菌類の分類(4)
細菌類の分類(5)
菌類の分類
ウイルスの分類(1)
ウイルスの分類(2)
微生物の培養(1)
微生物の培養(2)
代謝(1)
代謝(2)
代謝(3)
代謝(4)
試験
到 達 目 標
レーウェンフックの細菌発見から始まる微生物の研究史を説明できる。
細菌の形態と表層構造を説明できる。
グラム陽性細菌に属する主な種類とその特徴を説明できる。
グラム陰性細菌に属する主な種類とその特徴を説明できる。
光合成細菌に属する主な種類とその特徴を説明できる。
古細菌に属する主な種類とその特徴を説明できる。
菌類に属する主な種類とその特徴を説明できる。
ウイルスの形態を説明できる。
ウイルスに属する主な種類とその特徴を説明できる。
微生物における栄養形式の違いを説明できる。
微生物の基本的な培養方法を説明できる。
微生物の行う多様な発酵過程について概説できる。
酸素呼吸(好気呼吸)について説明できる。
微生物のエネルギー獲得で行われる嫌気呼吸について説明できる。
微生物のエネルギー獲得で行われる無機呼吸について説明できる。
第1回~第15回で学んだ内容の理解度を確認するため、試験を実施する。
【準備学習】
毎回必ず予習・復習をしてくること。
【評価方法】
期末試験およびレポートによって評価する。出席も重視する。
【テキスト】
書 名
微生物学 地球と健康を守る
著 者
坂本 順司
出 版 社
裳華房
価 格
2,500円
ISBN
978-4-7853-5216-5
著 者
石田 昭夫 他
出 版 社
共立出版
価 格
2,200円
ISBN
978-4-320-05641-8
【参考書】
書 名
細菌の栄養科学-環境適応の
戦略-
【備考】
生命系科目を履修していることが望ましい。
-215-
有機化学Ⅰ
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:梅村 一之
【教育目標】
生命化学に深く関わる生体関連物質や天然物質・医薬品などの性質を理解するために、基礎的な有
機化学を復習しながら、身のまわりの物質の構造、性質、反応、合成法、さらに生化学的な意味につ
いて把握し、説明できることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
項 目
有機化学Iについて
有機化学の基礎I
有機化学の基礎II
4
炭化水素I(アルカン)
5
7
炭 化 水 素II(アル ケ
ン、アルキン)
アルコール関連物質
I
アルコール関連物質II
8
エーテル関連物質
9
アルデヒド・ケトン関
連物質I
アルデヒド・ケトン関
連物質II
カルボン酸・エステ
ル関連物質I
カルボン酸・エステ
ル関連物質II
芳香族化合物I
6
10
11
12
13
14
15
試験
芳香族化合物II
まとめ
試験
到 達 目 標
有機化学Iの講義内容について把握し、説明することができる。
有機化合物の種類と分類について把握し、説明することができる。
有機化合物の官能基について把握し、化学的な性質について、説明すること
ができる。
アルカンの分子構造と反応性、化学的な特徴について把握し、説明することが
できる。
アルケンやアルキンの分子構造と反応性、化学的な特徴について把握し、説明
することができる。
アルコールの分子構造と反応性、化学的な特徴について把握し、説明すること
ができる。
アルコールの生化学的な性質と化学的な合成方法について把握し、説明するこ
とができる。
エーテル類の分子構造と反応性、化学的な特徴について把握し、説明すること
ができる。
アルデヒド・ケトンの分子構造と反応性、化学的な特徴について把握し、説明
することができる。
アルデヒド・ケトンの生化学的な性質と化学的な合成方法について把握し、説
明することができる。
カルボン酸・エステルの分子構造と反応性、化学的な特徴について把握し、説
明することができる。
カルボン酸・エステルの生化学的な性質と化学的な合成方法について把握し、
説明することができる。
芳香族化合物の化学的な特徴と、基本的な合成方法について把握し、説明す
ることができる。
ベンゼン誘導体の生物および化学的な特徴について、
説明することができる。
有機化学Iの講義の要点をまとめる。
試験を実施する。
【準備学習】
講義内容に沿って予習・復習を行うこと。
【評価方法】
定期試験、授業中のテスト、レポート等によって評価する。出席を重視する。
【参考書】
書 名
マクマリー生物有機化学 基礎化学編
著 者
出 版 社
Mcmurry, Castellion, 丸善(株)出版事業
Ballantine
部
菅原 二三男 監訳
【備考】
必要に応じて資料等を配布する。
-216-
価 格
5,040円
ISBN
978-4-621-07824-2
有機化学Ⅱ
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:梅村 一之
【教育目標】
生命化学に深く関わる生体関連物質や天然物質・医薬品などの性質を理解するために、基礎的な有
機化学を復習しながら、身のまわりの物質の構造、性質、反応、合成法、さらに生化学的な意味につ
いて把握し、説明できることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
有機化学IIについて
2
アミン関連物質I
3
アミン関連物質II
4
含窒素化合物
5
8
9
10
カルボニル化合物と
反応I
カルボニル化合物と
反応II
カルボニル化合物と
反応III
立体化学I
立体化学II
天然物化学I
11
天然物化学II
12
13
14
有機合成I
有機合成II
まとめI
6
7
15
試験
まとめII
試験
到 達 目 標
有機化学IIの講義内容について把握し、説明することができる。
アミンの分子構造と反応性、化学的な特徴について把握し、説明することがで
きる。
アミンの生化学的な性質と化学的な合成方法について把握し、説明することが
できる。
アルカロイドなど含窒素化合物の生化学的な性質について把握し、説明するこ
とができる。
カルボニル化合物の化学的な特徴と反応性について把握し、アルコール合成
(Grignard反応)などを説明することができる。
カルボニル化合物の化学的な特徴と反応性について把握し、オレフィン合成
(Wittig反応)などを説明することができる。
カルボニル化合物の化学的な特徴と反応性について把握し、エノン合成(Aldol
反応)などを説明することができる。
立体化学の重要性と、異性体の種類について把握し、説明することができる。
立体異性体の種類について把握し、R,S表記、光学活性を説明することができる。
自然界に存在する有用物質(生理活性物質)の分子構造の特徴について把握し、
説明することができる。
自然界に存在する有用物質(生理活性物質)を、分子構造に基づいて分類し、
説明することができる。
簡単な医薬品や有用物質の化学合成について把握し、説明することができる。
医薬品や有用物質の合成方法について把握し、説明することができる。
アミンやカルボニル化合物の性質や反応性・合成について、講義の要点をまと
める。
立体化学や天然物化学さらに有機合成について、講義の要点をまとめる。
試験を実施する。
【準備学習】
講義内容に沿って予習・復習を行うこと。
【評価方法】
定期試験、授業中のテスト、レポート等によって評価する。出席を重視する。
【参考書】
書 名
マクマリー生物有機
化学 基礎化学編
著 者
出 版 社
Mcmurry, Castellion, Ballantine 丸善(株)出版事業部
菅原 二三男 監訳
【備考】
必要に応じて資料等を配布する。
-217-
価 格
5,040円
ISBN
978-4-621-07824-2
遺伝子工学
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:岩田 惠理
【教育目標】
DNA二重らせんモデルの発見を契機とした分子生物学の目覚ましい発展により、様々な実験手技
が考案され、実用化されている。これらの遺伝子工学は、医薬品工業、食品工業、農・畜・水産業、
環境、エネルギーの諸分野で応用されている。
「遺伝子工学」では、これらの基本的な知識を体系的
に学び、習得することを目的とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
項 目
核酸の構造と性質
遺伝子工学と酵素
宿主とベクター
DNA・RNAの抽出
PCR法
遺伝子ライブラリー
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
遺伝子の検出
まとめ1
制限酵素地図
塩基配列の決定
細胞融合
細胞への遺伝子導入
トランスジェニック
遺伝子工学の安全性
まとめ2
到 達 目 標
DNA・RNAの構造と特徴について説明することができる。
遺伝子工学で用いられる酵素について説明することができる。
遺伝子工学で用いられるベクターについて説明することができる。
DNA・RNAの抽出法について説明することができる。
PCR法の原理について説明することができる。
遺伝子ライブラリーの作製から遺伝子導入までの一連の流れを説明するこ
とができる。
ハイブリダイゼーション法の種類と原理について説明することができる。
前半の内容のまとめ、および補足説明を実施する。
制限酵素地図について説明することができる。
塩基配列決定の方法と原理を説明することができる。
細胞融合の原理とその検出法について説明することができる。
細胞への遺伝子導入の方法とその分析法について説明することができる。
トランスジェニック動物の種類と作製法について説明することができる。
実験を行うにあたっての安全管理について説明することができる。
前半の内容のまとめ、および補足説明を実施する。
定期試験は実施しない。
【準備学習】
テキストの該当箇所を熟読して、疑問点を持って授業に臨むこと。
【評価方法】
小テスト(70%、複数回実施)と受講態度(30%)で評価する。
【テキスト】
書 名
遺伝子工学
著 者
柴 忠義
出 版 社
IBS出版
価 格
2,625円
ISBN
978-4-902600-03-2
【参考書】
特に指定しないが、図書館には関連図書が数多く整備されているので、これらを利用適宜利用する
こと。
【備考】
内容の理解のためには、2年次までの生物系の科目の多くを履修していることを強く推奨する。
-218-
インターンシップ
3 年 集中 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:梅村 一之
【教育目標】
インターンシップとは、学生が企業等で一定期間行う就業体験である。大学と企業、官公庁、非営
利団体等の連携によって夏期休暇期間を利用し実施している。実際の職場での就業体験を通して、業
種や職種に対する理解を深めるとともに、職業意識、社会人としてのマナーを身につけることを目標
とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
項 目
オリエンテーション
実習先の選択
志望動機
履歴書の作成
マナー講座I
マナー講座II
実習に向けた準備
8
職場での実習I
9
職場での実習II
10
11
12
職場での実習III
職場での実習IV
職場での実習V
13
14
15
試験
報告書の作成
報告会へ向けた準備
インターンシップ報告会
到 達 目 標
インターンシップの意義について把握し、説明することができる。
希望する職種・地域から企業研究を行い実習先を選択することができる。
志望動機をまとめることができる。
履歴書を作成し、自己紹介することができる。
社会人として必要なマナーを身につけ、行動することができる。
マナー講座で身につけたことを実践することができる。
実習先の業務内容について把握し、実習の日程、業務計画、準備等につ
いて打ち合わせすることができる。
実習先の担当者の指示に従って、実習作業を行い、業務内容や反省点・
改善点をまとめることができる。
実習先の担当者の指示に従って、実習作業を行い、業務内容や反省点・
改善点を報告することができる。
反省点や改善点に基づき、業務内容を改善することができる。
実習体験の内容を整理し、
研修資料として文書にまとめることができる。
実習先の業務内容や学んだ事項・反省点を要点毎に、まとめることがで
きる。
実習内容を報告書としてまとめることができる。
報告会に向けて、発表用の資料作成を行うことができる。
報告会で発表し、質疑応答することができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
予め実習先の業務内容を十分に調査し、実習内容に沿った準備を行うこと。
【評価方法】
実習先の評定、報告書の内容および報告会での発表から総合的に判断して評価する。
-219-
環境エネルギー工学
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:東 之弘
【教育目標】
現在地球上に存在する限られたエネルギー資源をいかに有効に活用し、持続させていくかはこれか
らの世の中を背負って生きていく若者に課せられた大きな課題である。本講義では、地球環境問題と
関係の深いエネルギー問題を「環境エネルギー」として扱い、エネルギーを扱うサイクル論を理解し
ながら、環境とエネルギーについて基礎知識と最新情報を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
地球環境問題概論
2
3
4
5
6
7
地球温暖化とエネルギー
問題
日本のエネルギー事情
(需要面)
日本のエネルギー事情
(供給面)
世界のエネルギー事情
11
熱機関と熱効率
火力発電所・原子力発電
所の仕組み
日本のエネルギー政策と
環境問題
原子力エネルギー
冷凍サイクルとその性能
評価
内燃機関
12
省エネルギー
8
9
10
13
14
15
試験
新エネルギー
再生可能エネルギー
まとめ
試験
到 達 目 標
現在リアルタイムで問題となっている地球環境問題の最新情報の必要性
を、説明することができる。
地球温暖化の現状を認識し、エネルギー問題との関わりが深いことを説
明できる。
エネルギー自給率が4%しかない日本の実状を理解し、需要の面から日
本のエネルギーを考え、今自分たちが何をすべきかを説明できる。
エネルギー自給率が4%しかない日本の実状を理解し、供給の面から日
本のエネルギーを考え、今自分たちが何をすべきかを説明できる。
資源の大半を輸入している我が国が、エネルギー資源をどのように供給
しているか、世界のエネルギー資源がどのような状況にあるのかを説明
できる。
熱機関の仕組みと熱効率の概念を説明できる。
火力発電所を例にして、ランキンサイクルを説明できる。
資源小国である日本におけるエネルギー資源確保における政策について
説明できる。
原子力エネルギー、原子力発電のしくみが説明できる。
冷凍機やヒートポンプの仕組みを説明できる。
自動車を代表とする内燃機関について、外燃機関と対比しながら説明で
きる。
環境問題とエネルギー問題を双方向から解決していく一つの方法として
ある省エネルギーの様々な取り組みを説明できる。
新エネルギーの定義を修得し、代表的な新エネルギーを説明できる。
再生可能エネルギーと新エネルギーの違いが説明できる。
環境とエネルギーの関係について、広範囲に説明できる。
試験を実施する。
【準備学習】
環境エネルギー問題はインターネットや新聞のニュースで日々最新情報が伝えられている。これら
の情報を逐次取り入れた予習、そして講義の復習を必ずしてくること。
【評価方法】
小テスト、および期末試験の結果から総合的に評価する。
-220-
環境汚染防止論
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:橋本 孝一
【教育目標】
人類は、自然環境への働きかけを通じて文明を発展させてきた。近年の各種産業活動の飛躍的な発
展によってもたらされた公害や地球環境問題は、自然界の有限性を私たちに意識させるものである。
今後、持続的な発展を維持するには、環境に対する働きかけによって生じる環境負荷(=汚染)やそ
の防止対策に関する基本的な理解が必要である。講義では、その基本的事項に関する知識を得ること
を目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
環境と人類の歴史との係わ
り(1)
2
環境と人類の歴史との係わ
り(2)
3
環境汚染(1)
4
環境汚染(2)
5
大気環境の汚染と対策(1)
6
大気環境の汚染と対策(2)
7
水環境の汚染と対策(1)
8
水環境の汚染と対策(2)
9
水環境の汚染と対策(3)
10
水環境の汚染と対策(4)
11
その他の環境要素の汚染と
対策(1)
12
その他の環境要素の汚染と
対策(2)
13
地球環境問題(1)
14
地球環境問題(2)
15
まとめ
試験 学年末試験
到 達 目 標
文明の盛衰と環境との係わりについて説明できる。
特に産業革命以降の歴史と環境との係わりについて説明できる。
過去の公害事例から環境汚染の問題点を説明することができる。
地球環境問題の重要性について説明できる。
大気環境の汚染問題点についての基本的事項を説明できる。
大気環境の汚染対策について、基本的な対策を説明できる。
汚染事例を通して水環境について概説できる。
企業活動に伴う水環境の汚染と防止について説明できる。
一般家庭からの排水の性状と処理技術について説明できる。
公共用水域での汚染対策について説明できる。
騒音・振動、臭気などの事例と対策について説明できる。
土壌汚染、地盤沈下等の事例と対策について説明できる。
地球温暖化のメカニズムと世界的な動きについて概説できる。
地球環境問題について自らできることを具体的に提案できる。
講義内容に対する理解度を確認する。
講義内容に関する理解度を評価する。
【準備学習】
環境問題の歴史的経緯、身近な所で起こっている環境の変化等に関心を向け、自分と環境との関係
について普段から考える習慣を身に付けるよう努力すること。また、講義で学んだ内容に関し理解度
を確認するため毎回質問する。
【評価方法】
定期試験、レポート内容等で総合的に判断する。出席も重視する。
【テキスト】
その都度、資料を配布し教科書とする
【参考書】
書 名
環境省編「環境白書」
(最新版)
著 者
出 版 社
-221-
価 格
ISBN
環境工学特別講義
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:岩澤 潤一
【教育目標】
かつては公害が騒がれた時代もありましたが、昨今は循環型社会や地球規模の環境問題がクローズ
アップされています。国家資格である公害防止管理者試験でも、公害防止技術や関連法規の知識だけ
ではなく、国際協力、循環型社会や地球環境問題に関する知識が問われています。本講義ではそのよ
うな状況を踏まえ、水質関係公害防止管理者の受験に必要な知識と学力を身につけることを目標とし
ます。
【授業計画】
No.
1
項 目
公害総論(1)
2
3
公害総論(2)
公害総論(3)
4
公害総論(4)
5
水質概論(1)
6
7
水質概論(2)
水質概論(3)
8
水質概論(4)
9
10
11
12
汚水処理特論(1)
汚水処理特論(2)
汚水処理特論(3)
汚水処理特論(4)
13
汚水処理特論(5)
14
汚水処理特論(6)
15
試験
まとめ
確認テスト
到 達 目 標
公害防止管理者試験を理解し、公害防止管理者の役割についての例題や過去
に出題された問題(以下、過去問)を解くことができる。
環境基本法や環境関連法規を理解し、例題や過去問を解くことができる。
大気汚染関係、水質汚濁関係、騒音・振動関係などの最近の環境問題を理解
し、例題や過去問を解くことができる。
環境マネジメントシステムや環境調和型製品など環境管理手法を理解し、例
題や過去問を解くことができる。
水質汚濁防止法や水質環境基準、さらに水質汚濁の現状を理解し、例題や過
去問を解くことができる。
水質汚濁とその発生源を理解し、例題や過去問を解くことができる。
河川の植生、湖沼や貯水池の環境、エスチャリー、富栄養化、地下水の汚染
について理解し、例題や過去問を解くことができる。
水質汚濁による人に及ぼす影響、水生生物に及ぼす影響等を理解し、例題や
過去問を解くことができる。
汚水処理法の概要(物理処理)を理解し、
例題や過去問を解くことができる。
汚水処理法の概要(化学処理)を理解し、
例題や過去問を解くことができる。
汚水処理法の概要(生物処理)を理解し、
例題や過去問を解くことができる。
BOD、CODの違いが説明でき、かつBOD、COD、浮遊物質、大腸菌群の検
査方法を理解し、例題や過去問を解くことができる。
汚水中の金属分析(前処理法、原子吸光法、ICP発光分光分析、ICP質量分
析法等)について理解し、例題や過去問を解くことができる。
汚水中の全窒素、全リン、フェノール類の測定方法を理解し、例題や過去問
を解くことができる。
1回から14回までの講義をまとめ、理解度を確認する。
試験を実施する。
【準備学習】
復習をしてくること。復習の成果をみるため、毎回確認テストを行う。
【評価方法】
授業中に行う確認テスト及び期末テストの結果から総合的に判断する。
【テキスト】
特に指定しない。原則としてプリントを配布する。
【参考書】
書 名
新・公害防止の技術と法規 水質編 2011
著 者
出 版 社
社団法人 産業環
境管理協会
-222-
価 格
ISBN
環境調和材料
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:吉田 喜孝
【教育目標】
到達目標で設定された課題について調査ならびに整理することを通じ問題解決能力と問題発見能力
とを培うことを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
炭酸ガスとメタンガス
亜酸化窒素と酸化イオウ
酸化チタン
放射性物質
レアメタルズ
レアアース金属
形状記憶合金
超伝導物質
水素吸蔵合金
燃料電池
ファインセラミクス
アモルファス
微粒子
太陽光発電
まとめ
到 達 目 標
温室効果について窒素ガスと比較できる。
酸性雨の原因となりうることを化学反応に基づき説明できる。
光触媒作用を説明できる。
いくつかの核崩壊を指摘できる。
希少である理由を指摘できる。
いくつかの応用例が指摘できる。
応用例をあげることができる。
発現の基本的考え方を指摘できる。
いくつかの応用例を指摘できる。
通常の電池との違いを指摘できる。
いくつかの物質と特徴が指摘できる。
結晶との違いを指摘できる。
バルクとの違いを指摘できる。
原理について説明できる。
各回でのポイントを指摘できる。
試験は実施しない。
【準備学習】
前回の講義内容と到達目標を復習して授業に臨む。
【評価方法】
到達目標課題レポートの内容と提出数ならびに出席数による。
【参考書】
書 名
ブラディ 一般化学
著 者
若山 信行 他訳
出 版 社
東京化学同人
-223-
価 格
2,950円
(税別)
ISBN
9784807903474
環境分析学Ⅱ
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 健二
【教育目標】
例えば、河川中の有害物質を分析しようとする場合、分析化学に不馴れな人は、どのような分析方
法が最適であるか判断に困るのではないだろうか。もし、不適切な分析手法を用い分析した場合、過っ
た分析値を得るかも知れないし、その結果として、いたずらに時間、労力そして費用を費やすことに
もなるであろう。そのような問題を解決するために、本講義ではなるべく多くの機器分析法の原理と
特長を修得することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
分析機器の種類
2
電磁波の種類と分析機器
3
ガスクロマトグラフ分析法(1)
―装置と検出器―
ガスクロマトグラフ分析法(2)
―特徴と応用―
原 子 吸 光 分 析 法(1) ― 装 置
と原理―
原 子 吸 光 分 析 法(2) ― 装 置
と特徴―
まとめ(1)
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
誘導結合プラズマ発光分析法
(1) ―装置と原理―
誘導結合プラズマ発光分析法
(2) ―特徴と応用―
ケ イ 光 X 線 分 析 法(1) ― 原
理と装置―
ケ イ 光 X 線 分 析 法(2) ― 特
徴と応用―
まとめ(2)
フーリエ変換赤外分析法(1)
―原理と装置―
フーリエ変換赤外分析法(2)
―特徴とスペクトル解析法―
まとめ(3)
試験
各種分析機 器が電磁波分析、電気分析、分離分析、その他の分析
法に分類されることを説明できる。
電磁波の種類と各種分析機器との関係が理解できる。又、機器分析
の性能、例えば感度や分解能について説明できる。
ガスクロマトグラフ装置の構成と各種検出器の種類とその検出原理に
ついて説明できる。
ガスクロマトグラフ分析法の特徴と高速液体クロマトグラフィーとの違
いについて説明できる。
原子吸 光分析 装置の構成と測定原理、また、測定原理が吸 光分析
法と同様であることが説明できる。
中空陰極ランプの構造、光電子増倍管の構造と役割、また、原子吸
光分析法の特徴と測定可能な元素について説明できる。
授業項目、1~6までの講義内容についての理解度テストを行ない、
それまでの学習内容の修得度合いを確認する。
発光分析法の1つである炎光分析法について理解した上で誘導結合
プラズマ発光分析法の測定原理について説明できる。
誘導結合プラズマ発光分析装置の励起光源部について、また、教材
ビデオにより特徴と応用について説明できる。
X線と物質の相互作用、ケイ光X線の発生原理について理解できる。
ケイ光X線分析と吸光分析との違いが説明できる。
Braggの式が 理 解できる。装置の構成と定性チャートに描かれた各
ピーク(2θ)位置の意味が説明できる。
授業項目、8~ 11までの講義内容についての理解度テストを行ない、
それまでの学習内容の修得度合いを確認する。
伸縮振動や変革振動など各種振動、及び赤外不活性について、また、
スペクトルの横軸が波数となっていることも説明できる。
フーリエ変換赤外分析法の特徴、また、スペクトル解析法と教材ビデ
オにより具体的な操作方法についても説明できる。
これまで学習してきた内容について記述方式による理解度を確認する。
試験は実施しない。
【準備学習】
配付するプリントを基に予習、復習を行うこと。
【評価方法】
まとめ(1)、(2)及びまとめ(3)の理解度確認テストにより総合的に評価する。出席を重視する。
【テキスト】
プリントを配付する。
【参考書】
書 名
機器分析
著 者
田中誠之・飯田芳男
出 版 社
裳華房
-224-
価 格
3,465円
ISBN
4-7853-3133-X
水質計測論
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:原田 正光
【教育目標】
環境科学や環境工学において水環境の把握は重要な課題である。そのための手段となる水質の計測
はその基本となる分野である。本講義では、学生が公共用水域の水質の特徴とこれを評価するための
水質指標や水質環境基準および測定技術、水質汚濁を防止するための各種処理技術について水質との
関わりという観点から基礎的な知識を修得するとともに、水質保全対策における水質計測の重要性を
理解することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
項 目
水質汚濁近代史と水
質汚濁関係法
水 質 指 標 と測 定 法
(1)
水 質 指 標 と測 定 法
(2)
水 質 指 標 と測 定 法
(3)
水 質 指 標 と測 定 法
(4)
水質環境基準
公共 用水 域の水質
(1)
公共 用水 域の水質
(2)
物理化学的処理(1)
10
物理化学的処理(2)
11
物理化学的処理(3)
12
生物学的処理(1)
13
生物学的処理(2)
14
生物学的処理(3)
15
試験
まとめ
試験
到 達 目 標
明治時代以降の水質汚濁の歴史とその過程で定められてきた水質汚濁関連の
法律について説明できる。
水中における浮遊性物質と溶解性物質について理解し、浮遊性物質の水質指
標であるSSの意味と測定方法の説明ができる。
水中における有機汚濁指標であるBODとCODの意味と測定方法の説明がで
きる。また、これらに関連する指標である大腸菌群数の意味と測定方法の説
明ができる。
水中における栄養塩類の指標である窒素とリンの意味と測定方法について説
明ができる。
代表的な重金属、有害化学物質について排出源や健康影響、測定方法などに
ついて概説ができる。
水質環境基準の健康項目と生活環境項目を理解し、公共用水域の類型指定や
水質モニタリングの方法について説明ができる。
河川の自浄作用と湖沼の富栄養化現象について理解し、水域における水質指
標を用いてこれらの現象の説明ができる。
海域における油汚染、赤潮・青潮、有害化学物質汚染、地下水の水質問題と
して有機塩素系化合物、ヒ素、硝酸性窒素による汚染について説明ができる。
水処理技術としての中和処理と酸化処理(オゾン処理、塩素消毒など)につ
いて、原理や方法の説明ができる。
水処理時技術としての沈降分離、凝集処理について、上水道における固液分
離操作を中心に原理や方法の説明ができる。これら処理装置の設計に関する
基礎的な計算問題が解ける。
水処理技術としての砂ろ過、吸着、イオン交換の各処理法について、原理や
方法の説明ができる。
下水処理技術として用いられている活性汚泥法の原理や方法、維持管理につ
いて説明ができる。これら処理装置の設計に関する基礎的な計算問題を解く
ことができる。
下水処理技術としての生物膜法(接触酸化処理、散水ろ床法、回転円板法)
について、原理や方法の説明ができる。これら処理装置の設計に関する基礎
的な計算問題を解くことができる。
下水や廃水処理に用いられている嫌気性消化法について、原理や方法の説明
ができる。これら処理装置の設計に関する基礎的な計算問題を解くことがで
きる。
第1回から第14回までの講義の要点をまとめ,演習問題を解くことができる。
試験を実施する。
【準備学習】
講義では前回の内容を踏まえて新しい内容の講義を行い,確認テストを実施するので,必ず前回の講
義の復習をしてくること。
【評価方法】
期末試験(70点)および平常点(30点)で評価する。平常点は、授業の中で実施する確認テスト
の成績により評価する。確認テストで出題した問題は、期末試験で出題することもあるので、十分復
習しておくこと。
-225-
生体高分子学
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:梅村 一之
【教育目標】
生命活動に深く関わるアミノ酸、脂質、核酸、糖類、さらにビタミン、アルカロイド、毒物、抗生
物質、フェロモン、ホルモンなどの生理活性物質に纏わる研究の経緯と基本構造、化学的な性質、作
用とメカニズムについて学び、説明できることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
項 目
生物有機化学の講義につ
いて
生物有機化学の基礎I
生物有機化学の基礎II
4
アミノ酸とタンパク質
5
カルボン酸と脂質
6
核酸とDNA
7
単糖類と多糖類
8
ビタミン
9
アルカロイド
10
毒物とアレロパシー物質
11
12
薬と麻薬
抗生物質と耐性菌
13
フェロモンとホルモン
14
まとめI
15
まとめII
試験
試験
到 達 目 標
講義内容を把握し、講義の準備をすることができる。
生物有機化学に関する基本事項を把握し、説明することができる。
生物有機化学に関わる、アミノ酸、脂質、核酸、糖類などについて把握
し、説明することができる。
アミノ酸およびタンパク質の基本構造と生物化学的な特徴について把握
し、説明することができる。
カルボン酸と脂質の基本構造と生物化学的な特徴について把握し、説明
することができる。
核酸およびDNAやRNAの基本構造と生物化学的な特徴について把握し、
説明することができる。
グルコースなどの単糖類とアミロースなどの多糖類の基本構造と生物化
学的な特徴について把握し、説明することができる。
ビタミンの種類と生物化学的な作用・特徴について把握し、説明するこ
とができる。
アルカロイドの種類と生物化学的な特徴について把握し、説明すること
ができる。
毒物やアレロパシー物質の種類と生物化学的な特徴について把握し、説
明することができる。
薬の始まりと麻薬成分について把握し、説明することができる。
抗生物質発見の意義と基本的な作用について把握し、耐性菌出現の原因
について、説明することができる。
フェロモンとホルモンの種類と基本的な作用について把握し、説明する
ことができる。
生物有機化学に関わる、アミノ酸、脂質、核酸、糖類などについて、要
点をまとめることができる。
生物有機化学に関わる、ビタミン、アルカロイド、毒物、抗生物質、フェ
ロモン、ホルモンなどについて、要点をまとめることができる。
試験を実施する。
【準備学習】
講義内容に沿って予習・復習を行うこと。
【評価方法】
定期試験、授業中のテスト、レポート等によって評価する。出席を重視する。
【参考書】
書 名
マクマリー生物有機化学 基礎化学編
マクマリー生物有機化学 有機化学編
マクマリー生物有機化学 生化学編
著 者
Mcmurry, Castellion
Ballantine 菅原二三男 監訳
【備考】
必要に応じて資料等を配布する。
-226-
出 版 社
丸 善(株)出 版
事業部
価 格
4,800円
4,900円
5,200円
ISBN
978-4-621-07824-2
978-4-621-07825-9
978-4-621-0782
生体材料学
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:安野 拓也
【教育目標】
生体材料は、人間の生体をはじめ、動物、植物の組織や構造を形成している素材である。生命を維
持する素材であることから、生物的な機能とそれぞれの生物特有の機能も要求されるため、一般的な
工業材料や機械材料とはその要求される性能も異なる。この講義では、
「生体材料とは何か」を解説
することで、その種類や力学的挙動、構造と機能を習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
生体材料とは
生体材料に関して、その実際の適用例と「生体材料とは何か」を説明できる。
2
生体材料の種類と
分類
生体材料を機能面、使用部位、物性から分類することでその種類、生体材料が備
えるべき条件を説明できる。
3
生体材料の力学的
挙動
一般的な材料の応力とひずみ、弾性変形、塑性変形、ポアソン比などの生体材料
で重要となる力学特性を説明できる。
4
生体の構造と機能
木材の構造と組成、
生体の機能、
生体材料の物性とエネルギー吸収能を説明できる。
5
生体材料の機能
従来の材料と生体材料の違いや生体材料が知能性材料であること、生体材料の
種々の機能、特に損傷と修復機能を説明できる。
6
生体用金属材料
安全な生体用金属材料の特性と実用化されている生体用金属材料である「ステンレ
ス鋼」
、
「コバルトクロム合金」
、
「チタン合金」
、
「貴金属合金」の機械的特性を説明
することができる。
7
生体用無機材料
生体用無機材料について、
生体材料としての応用例と主なバイオセラミックスである
「ア
ルミナ」
、
「ハイドロキシアパタイト」
、
「リン酸カルシウム系ガラス」の特性を説明できる。
8
生体用高分子材料
高分子材料(ポリマー )の基礎と主な生体用ポリマーである「シリコーン」
、
「ポリ塩化
ビニル」
、
「ポリエチレン」
、
「ポリメタクリル酸メチル」の特性を説明できる。
9
硬組織の構造と機
能
硬組織の代表的な「骨」
・
「歯」の構造と人工骨、人工関節に使用されている材料、
さらには人工歯根などの歯科用材料を説明できる。
10
軟組織の構造と機
能
軟組織として代表的な「血管」
・
「皮膚」の構造と人工血管や人工皮膚に使用され
ている材料を説明できる。
11
材料と生体の相互
作用
生体材料を使用することで生じる生体反応とその反応による材料の変化と材料相互
作用である血しょうタンパク質の吸着、さらには血栓形成反応を説明できる。
12
生体適合性
生体適合性の定義と生体に「適合する」とされている事例と生体に適合するための
材料特性を説明できる。
13
生体材料の安全評
価
生体材料の安全規格と試験方法と生体材料の開発の流れを説明できる。
14
新しい生体材料
外的刺激に対して、情報をすばやく感知・認識し、最適な条件で防御・再生するた
めの機能を持つ材料の開発について説明できる。
15
まとめ
1回から14回までの講義の要点をまとめる。
試験
試験
試験を実施する。
【準備学習】
数回課題を出題しレポートとして提出してもらうので、関連する項目に関して事前に予習しておく
こと。また、レポートは採点して返却するので、期末試験のためにも復習しておくこと。
【評価方法】
数回提出するレポートと期末試験の結果から評価する。
【テキスト】
書 名
医用材料工学
著 者
堀内孝、村林俊
出 版 社
コロナ社
価 格
2,500円
ISBN
4-339-07112-9
著 者
出 版 社
中林宣男、石原一彦、 コロナ社
岩﨑泰彦
価 格
2,900円
ISBN
4-339-07171-4
【参考書】
書 名
バイオマテリアル
-227-
生体情報工学
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:勝又 春次
【教育目標】
2年次の生物物理化学I、IIでは物質系を主体としての理解を目指してきました。ここでは生物自身
を教材にして物理化学的な考え方を身につけ、それをもとに複雑な生物現象を見る力を養うことを目
標とします。
【授業計画】
No.
項 目
1
走査型プローブ顕微鏡の原理
2
走査型プローブ顕微鏡の原理
3
生体を構成する分子
4
生体を構成する分子
5
分子間相互作用
6
7
8
9
10
水の特異性
タンパク質の立体構造
まとめ1
生体反応のエネルギー
生体反応のエネルギー
11
エントロピー増大則
12
いろいろなエネルギー
13
14
15
試験
生物の情報処理
生物の情報処理
まとめ2
試験
到 達 目 標
STM/AFM測定原理について説明できる。
STM/AFM測定原理について説明できる。
アミノ酸とタンパク質の化学構造を説明できる単糖類の構造、オリ
ゴ糖、多糖の化学構造を説明できる。
核酸を構成する塩基およびDNAのらせん構造を説明できる。脂質
を構成する脂肪酸およびグリセロ脂質について説明できる。
静電相互作用、ファンデルワールス力、水素結合、疎水性相互作用
について説明できる。
水の状態図、水の構造、水溶液と水和について説明できる。
一次、二次、三次、四次構造、ペプチド結合の特徴を説明できる。
ここまで学習してきた内容の要約を行う。
熱化学方程式、熱力学第一法則を説明できる。
エンタルピー、熱容量、分子の運動とエネルギー等分配則を説明で
きる。
熱力学第二法則、エントロピー変化、統計的エントロピーを説明で
きる。
内部エネルギー、エンタルピー、ギブズエネルギー自由エネルギー
最小の原理を説明できる。
拡散と遺伝情報、拡散とタンパク質合成について説明できる。
拡散と遺伝情報、拡散とタンパク質合成について説明できる。
ここまで学習してきた内容の要約を行う。
試験を実施する。
【準備学習】
予習、復習をする。
【評価方法】
演習問題の提出状況,期末試験により総合的に評価する。
【テキスト】
書 名
ライフサイエンス系の基礎物
理化学
著 者
早川勝光、白浜啓四
郎、井上亨共著
出 版 社
三共出版
【備考】
生物物理化学I,IIを履修しているのが望ましい。
-228-
価 格
2,900円
ISBN
4-7827-0331-7
生物工学
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:関口 武司
【教育目標】
生物工学(バイオテクノロジー)は、これからますます重要になってくる資源、食糧や環境問題の
解決に必須の技術であり、21世紀を支えるテクノロジーの重要な柱になると期待されている。この
講義を通して、遺伝子工学、酵素工学、培養工学や各産業分野への生物工学応用例を習得することを
目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
遺伝子工学Ⅰ
2
遺伝子工学Ⅱ
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
遺伝子工学Ⅲ
遺伝子工学Ⅳ
遺伝子工学Ⅴ
酵素工学Ⅰ
酵素工学Ⅱ
酵素工学Ⅲ
酵素工学Ⅳ
酵素工学Ⅴ
酵素工学Ⅵ
培養工学Ⅰ
培養工学Ⅱ
培養工学Ⅲ
生物工学と環境
試験
到 達 目 標
遺伝子発現のメカニズムを説明できる。
遺伝子操作の道具としての制限酵素、DNAリガーゼ、ベクターの役割
について説明できる。
遺伝子のクローニング法を図示して説明できる。
DNAの塩基配列決定法を説明できる。
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法の原理とその応用について説明できる。
酵素反応と化学反応の違いを説明できる。
酵素の製造に利用される硫安分画、イオン交換クロマト法、ゲルろ過ク
ロマト法の原理を説明できる。
酵素の固定化法とその利用法について説明できる。
デンプン加工技術に利用される酵素の働きについて説明できる。
サイクロデキストリンの製造法と用途について説明できる。
微生物によるアクリルアミド合成法について説明できる。
微生物の増殖に影響する因子について説明できる。
微生物の回分培養、連続培養、高密度培養の特徴を説明できる。
微生物の無菌操作技術の基本を習得する。
微生物を利用した環境修復技術について説明できる。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回の授業内容を復習しておくこと。復習の成果を確認するため、次回の授業で小テストを行なう。
【評価方法】
講義中に実施する小テスト、レポート、期末試験により総合評価する。
-229-
生物資源工学
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:関口 武司
【教育目標】
活発な生産活動による化石資源の消費の増大に伴い地球レベルでの環境破壊、エネルギー・資源の
枯渇などの深刻な問題が起きている。
これらの課題を解決する有力な方法として期待されているのが、
再生可能な生物を資源として有効利用する技術である。この講義では、生物を資源という観点で理解
し、その具体的な利用例を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
生物資源(バイオマス)
についてⅠ
2
生物資源(バイオマス)
についてⅡ
3
植物資源の利用Ⅰ
4
植物資源の利用Ⅱ
5
植物資源の利用Ⅲ
6
植物資源の利用Ⅳ
7
動物資源の利用Ⅰ
8
9
10
11
12
動物資源の利用Ⅱ
動物資源の利用Ⅲ
動物資源の利用Ⅳ
微生物資源の利用Ⅰ
微生物資源の利用Ⅱ
13
微生物資源の利用Ⅲ
14
15
試験
微生物資源の利用Ⅳ
微生物資源の利用Ⅴ
試験
到 達 目 標
バイオマスが注目される背景とバイオマスの種類、特徴について説明で
きる。
バイオマス利用の現状と問題点を説明できる。
植物の組織培養法と具体的な応用例について説明できる。
細胞融合の方法と具体的な応用例について説明できる。
トランスジェニック植物の作成法を図示して説明できる。
有用な形質を賦与した遺伝子組換え作物の開発の現状と遺伝子組換え食
品の安全生の問題を説明できる。
動物細胞の培養法と動物細胞を利用して物質生産する利点を説明でき
る。
トランスジェニック動物の作成法と応用について説明できる。
動物の性の操作法と応用について説明できる。
胚性幹細胞と人工多能性幹細胞の作成法と応用について説明できる。
微生物を利用したバイオプラスチックの生産について説明できる。
鉄酸化細菌と硫黄酸化細菌を利用したバイオリーチングについて説明で
きる。
微生物を利用したバイオソープションとバイオミネラリゼーションを説
明できる。
微生物を利用したバイオ燃料開発の現状と問題点を説明できる。
微生物を利用した環境修復技術について説明できる。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回の授業内容を復習しておくこと。復習の成果を確認するため、次回の授業で小テストを行なう。
【評価方法】
講義中に実施する小テスト、レポート、期末試験により総合評価する。
-230-
生命工学特別講義
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:天野 仁司
【教育目標】
現代の分子生物学の技法を、大腸菌を中心として生命現象の機構に関する知見と関連付けて理解す
る。単なる暗記ではなく、なぜその技法が実現できるのか、なぜその試薬や素材が利用されるのかと
いう理由を、化学的・生化学的に説明できることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
DNAと遺伝子
2
蛋白質の合成
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
DNAと遺伝子の違いをコンピュータシステムと対比して説明できる。
遺伝子の発現機構をコンピュータの情報処理システムと対比して説明でき
る。
DNAとRNAの 単 離・ 核酸の取扱い方法を、
使用する試薬の化学的性質と関連付けて説明できる。
精製
核酸に作用する酵素1 大腸菌のDNA複製に関係する酵素を中心に、その役割と機能を説明できる。
核酸に作用する酵素2 遺伝子工学に使用する酵素を中心に、その機能を説明できる。
核種の電気泳動とゲル 各種の電気泳動法やゲル濾過による核酸および蛋白質の分離・精製法の原
濾過
理を説明できる。
放射性物質と非放射性 放射線の利用法と各種標識法についてその原理と手法を説明できる。
物質による標識と検出
ハイブリダイゼーショ 各種のハイブリダイゼーション法について、その原理と検出法を説明でき
ン法
る。
宿主・ベクター系
大腸菌を中心に、宿主・ベクター系の要件と、組換え体の安全な取扱い法
および遺伝子の多様性の保全対策を説明できる。
PCRとTAク ロ ー ニ ン PCRの原理と好熱菌の酵素の性質を利用したクローニング法を説明でき
グ
る。
転換とスクリーニング Blue/Whiteスクリーニング法および抗生物質の使用法を説明できる。
塩基配列決定法
サンガー法を中心に、RIを用いたシーケンスとスラブゲルおよびキャピラ
リー蛍光シーケンサーの原理を説明できる。
pETシステム
大腸菌によるT7プロモーターを用いた蛋白質発現システムの原理を説明
できる。
クローニング技術によ Tagを利用した融合蛋白質の簡易精製法の原理を説明できる。
る蛋白質の発現と精製
まとめ
これまでの講義を、研究過程の流れに着目してまとめ、理解度を確認する。
試験
試験を実施する。
【準備学習】
各回で説明される内容に関係する、化学および生物学の専門基礎レベルの知識を確認しておく。ま
た、授業後には、目標の達成度合いを各自が確認しておく必要がある。学習の成果と理解度は最終回
の試験で評価する。
【評価方法】
期末試験の結果および授業への取組み方で総合的に評価する。
【テキスト】
プリントを配布する。
-231-
電子顕微鏡実習
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中田 芳幸
【教育目標】
電子顕微鏡を実際に操作することによって、電子顕微鏡の仕組みや原理に対する理解を深め、個々
の操作の意味を説明できるようになること、また、2種類の電子顕微鏡の違いを説明でき、観察の目
的に応じて使い分けることができるようになることを目的とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
光学顕微鏡と電子顕微鏡
(講義)
2
TEMの 仕 組 み とTEM像
のコントラスト(講義)
3
SEMの 仕 組 み とSEM像
のコントラスト(講義)
4
反射電子像と元素マッピ
ング(講義)
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
光学顕微鏡と電子顕微鏡の違いについて説明できる。
TEM(透過型電子顕微鏡)の仕組みと、TEM像におけるコントラスト
形成について説明できる。
SEM(走査型電子顕微鏡)の仕組みと、SEM像におけるコントラスト
形成について説明できる。
SEMでは2次電子像のほかに反射電子やX線強度を像形成に用いること
ができることを理解し、それらの観察からどのような情報が得られるか
を説明できる。
実習1 ステレオ観察
ステレオ観察の手法を理解し、観察結果から、観察対象の立体的イメー
ジがつかめるようになる。
レポート作成
前回行った実習内容を整理し、レポートとして提出する。
実習2 元素分析とマッ 電子顕微鏡で元素分析を行う。また、特定の元素の分布状況をマッピン
ピング
グする手法を習得し、その原理が説明できる。
レポート作成
前回行った実習内容を整理し、レポートとして提出する。
実習3 2次電子像と反 同一視野に対して、2次電子と反射電子を用いて像形成させる。実習を
射電子像
通して、2種類の像を得るやり方を習得する。得られた情報が両者でど
のように異なるか理解し、その原因について説明できる。
レポート作成
前回行った実習内容を整理し、レポートとして提出する。
実習4 TEM観察(1) TEMを用いた観察の方法を習得し、SEM観察との違いを理解し、各自
が撮影した写真でTEM像の特徴が良く現れている箇所を指摘できる。
レポート作成
前回行った実習内容を整理し、レポートとして提出する。
実習5 TEM観察(2) TEMでも元素分析が可能であることを理解し、その手法を習得する。
また、SEMの元素分析とは異なり、定量分析における問題点を理解し、
実験結果から、その問題点を指摘できる。
レポート作成
前回行った実習内容を整理し、レポートとして提出する。
まとめ
実習内容の総括を行う。各実習ごとに提出したレポートに基づいて、実
習すべき要点をきちんと捉えていたかをどうかを各自チェックし、
再度、
実習内容を整理する。
試験は実施しない。
【準備学習】
各授業の予習として、最初の授業で配布する「補足プリント」および「レポート作成の手引」を良
く読んでおくこと。
【評価方法】
各自作成した、課題ごとの5つのレポートにより評価する。
-232-
天然物化学
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:梅村 一之
【教育目標】
生命活動に深く関わる医薬品や抗生物質、さらにビタミンやフェロモンなどの生理活性物質に纏わ
る研究の経緯や作用メカニズム、関連物質合成の鍵となる方法について理解し説明できることを目標
とする。同時に、近年の新たな感染症の拡がりや、耐性菌の問題について、把握し説明できることを
目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
項 目
天然物化学の講義につい
て
アルカロイド関連物質I
3
アルカロイド関連物質II
4
5
アルカロイド関連物質
III
ビタミン発見と作用I
6
ビタミン発見と作用II
7
9
ボンビコールの発見と昆
虫フェロモンI
ボンビコールの発見と昆
虫フェロモンII
ジャスモンと香の世界I
10
ジャスモンと香の世界II
11
抗生物質と感染症I
12
抗生物質と感染症II
13
抗生物質と感染症III
8
14
15
試験
まとめI
まとめII
試験
到 達 目 標
講義内容を把握し、講義の準備ができる。
アルカロイドやアミン類の生物・生化学的な位置づけを把握し、基本的
な構造、化学的性質や特徴について説明することができる。
アルカロイドやアミン関連物質の基本的な構造、化学的的な性質、合成
法について説明することができる。
アルカロイドやアミン関連物質の合成法について説明ですることができ
る。
ビタミン発見の経緯と科学的な位置づけについて把握し、基本的な作用
について説明することができる。
ビタミンの作用メカニズムについて把握し、欠乏症とのの関係を説明す
ることができる。
ボンビコール発見の経緯と科学的な位置づけについて把握し、構造上の
特徴や作用、生化学的性質について説明することができる。
ボンビコールの構造的な特徴について把握し、基本的な合成手法につい
て説明することができる。
香や味覚に関する物質について把握し、基本的な構造、化学的性質や特
徴について説明することができる。
抗生物質発見の経緯と科学的な位置づけについて把握し、説明すること
ができる。
抗生物質発見の経緯と科学的な位置づけについて把握し、説明すること
ができる。
抗生物質の作用メカニズムおよび耐性菌の発生メカニズムについて把握
し、説明することができる。
エイズやインフルエンザなどの21世紀の感染症について把握し、その
歴史的位置づけと共に、その現状について説明することができる。
アルカロイド、ビタミンの講義内容の要点をまとめる。
昆虫フェロモン、抗生物質発見の講義内容の要点をまとめる。
試験を実施する。
【準備学習】
講義内容に沿って予習・復習を行うこと。
【評価方法】
定期試験、授業中のテスト、レポート等によって評価する。出席を重視する。 【参考書】
書 名
マクマリー生物有機化学 基礎化学編
マクマリー生物有機化学 有機化学編
マクマリー生物有機化学 生化学編
著 者
Mcmurry, Castellion
Ballantine 菅原二三男 監訳
出 版 社
丸 善(株)出 版
事業部
価 格
4,800円
4,900円
5,200円
ISBN
978-4-621-07824-2
978-4-621-07825-9
978-4-621-0782
【備考】
有機合成と化学物質を履修していることが望ましい。講義資料等を別途配布する。
-233-
人間工学
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:櫻井 俊明
【教育目標】
人間の行動や振る舞いについて工業製品を通して説明することができることを目標にする。また工
業製品の人間工学について新たなユーザフレンドリーという立場から説明することができることを目
標にする。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
人間工学の基礎
3
人 間 工 学 と マ ン・ マ
シーンシステム
4
人間の仕組みと特性①
到 達 目 標
講義の内容および進め方について説明できる。
人間工学の起こりや発展について説明できる。
設計におけるマン・マシーンシステムを人間工学的観点から説明すること
ができる。
人間工学を深く理解するために人間の生理的および心理学的特性について
説明することができる。
5
人間の仕組みと特性② 機械の仕組みを人間の身体的観点から説明することができる。
6
表示器としての役割① 人間の視覚と表示器との関係について説明することができる。
7
表示器としての役割② 人間の聴覚および触覚と表示器との関係について説明することができる。
8
操作器としての役割
手足による操作器について説明することができる。応用例として自動車の
ハンドルやブレーキについて人間工学的立場から説明することができる。
9
インターフェース
人間とマン・マシーンインターフェースの空間的位置関係について説明す
ることができる。
10
人 間 工 学 に お け る 形 製品の評価手法と形状、寸法および重量について説明することができる。
状、寸法および重量
11 【課題1】筆記用具の 種々な筆記用具の直径を測定することによって、それらと手の握りとの関
直径
係について説明することができる。
12 【課題2】歩幅等の計 人間の歩幅を計測することによって、公共施設の建造物と歩幅の関係につ
測
いて説明することができる。
13 【課題3】携帯電話の 携帯電話のメニューなどを調査することによって、それらの特徴を人間工
メニュー
学的に説明することができる。
14
ナビゲーションの構造 実際のナビゲーションの構造や表記法および操作性を人間工学的に説明す
ることができる。
15 【課題4】携帯電話の 人間工学的観点から、携帯電話のユーザビリティについて説明することが
ユーザビリティ
できる。
試験 期末試験の実施
これまで学習してきた内容に関して理解度試験を実施する。
【準備学習】
毎回理解度小テストを実施するので予習や復習を必ず行うこと。
【評価方法】
理解度小テスト、課題および期末試験から総合的に行う。
【参考書】
書 名
エンジニアのための人間工学
著 者
横溝克己・小松原明哲
出 版 社
日本出版サービス
-234-
価 格
2,900円
ISBN
4-88922-115-8 C3050
有機合成と化学物質
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:梅村 一之
【教育目標】
私たちの身の回りには、生命現象を営む動植物から医薬品、機能性物質等々まで、さまざまな有機
化合物が存在しています。本講義ではこうした化合物の基本的な合成法と、化学的および生理学的な
性質について把握し説明できることを目的とする。
【授業計画】
No.
1
2
項 目
有機合成と化学物質の講義に
ついて
アルコールの合成と性質(Ⅰ)
3
アルコールの合成と性質(Ⅱ)
4
アルコールの合成と性質(Ⅲ)
5
エーテル・エポキサイドの合成
と性質(Ⅰ)
エーテル・エポキサイドの合成
と性質(Ⅱ)
エーテル・エポキサイドの合成
と性質(Ⅲ)
カルボン酸誘導体の合成と性
質(Ⅰ)
カルボン酸誘導体の合成と性
質(Ⅱ)
カルボン酸誘導体の合成と性
質(Ⅲ)
含 窒 素 化 合 物の 合成と性 質
(Ⅰ)
含 窒 素 化 合 物の 合成と性 質
(Ⅱ)
まとめⅠ
まとめⅡ
まとめⅢ
試験
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
講義内容を把握し、講義の準備することができる。
青葉アルコールから身近なお酒まで、アルコール類の生物・生化学的
な位置づけを把握し、基本的な構造、化学的性質について説明する
ことができる。
有機合成的な手法によるアルコールの合成方法を把握し、説明するこ
とができる。
天然物や医薬品等の合成に利用されているアルコール合成を把握し、
説明することができる。
エーテル類の生物・生化学的な位置づけを把握し、基 本的な構造、
化学的性質、合成法について説明することができる。
有機合成的な手法によるエーテルやエポキサイドの合成方法を把握
し、説明することができる。
天然物や医薬品等の合成に利用されているエーテル類の合成を把握
し、説明することができる。
カルボン酸類の生物・生化学的な位置づけを把握し、基本的な構造、
化学的性質、合成法について説明することができる。
有機合成的な手法によるカルボン酸の合成方法を把握し、説明するこ
とができる。
天然物や医薬品等の合成に利用されているカルボン酸の合成を把握
し、説明することができる。
含窒素誘導体の生物・生化学的な位置づけを把握し、基本的な構造、
化学的性質、合成法について説明することができる。
アミン誘導体の合成法とその特徴について把握し、説明することがで
きる。
アルコール関連講義の要点をまとめる。
エーテル・エポキサイド関連講義の要点をまとめる。
カルボン酸、窒素化合物関連講義の要点をまとめる。
試験を実施する。
【準備学習】
講義内容に沿って予習・復習を行うこと。
【評価方法】
定期試験、授業中のテスト、レポート等によって評価する。出席を重視する。
【参考書】
書 名
マクマリー生物有機化学 基礎化学編
マクマリー生物有機化学 有機化学編
マクマリー生物有機化学 生化学編
著 者
Mcmurry, Castellion
Ballantine 菅原二三男 監訳
【備考】
必要に応じて講義資料等を別途配布します。
-235-
出 版 社
丸 善(株)出 版
事業部
価 格
4,800円
4,900円
5,200円
ISBN
978-4-621-07824-2
978-4-621-07825-9
978-4-621-0782
自然体験プログラム
3 年 集中 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:関口 武司,東 之弘,安野 拓也,佐々木秀明
【教育目標】
学内やいわき市内あるいは福島県内の地域資源を活かした施設において、自然に対する豊かな感性
を育み、自然のしくみや働き、人間を取り囲む環境や人間そのものの生活と自然のつながりについて
認識することを目的とする。また、地域のエネルギー施設を見学し、環境エネルギー教育者としての
基盤となる情報・知識を習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
項 目
自然体 験プログラムに
ついて
野外実習1
3
自然の理解と自然体験
活動の意義
4
野外実習2
5
6
野外活動における安全
対策
ネイチャーゲーム体験
7
野外観察3
8
野外観察4
9
12
自然観 察会のまとめと
今後の自然体験学習
日本のエネルギーの現
状認識
エネルギー施設見学の
現地説明
エネルギー施設見学1
13
エネルギー施設見学2
14
エネルギー施設見学3
15
エネルギー施設見学の
まとめ
10
11
試験
到 達 目 標
自然体験の野外実習とエネルギー施設見学会に関する内容について、実施
の日程や全体の流れを説明できる。
テーマ「森を通して自然のしくみを見る」について、地域の「森」における野
外実習により、
自然をどんな手順で、
どんな方法で観察すべきかを説明できる。
環境教育の必要性、環境教育の国際的な流れ、日本における環境教育の流
れ、環境教育・学習と自然体験活動、学校における環境教育・環境学習の
取組について説明できる。
テーマ「自然観察会の体験」について、地域施設において実際に自然観察
会を体験することで、自然観察の仕方について説明できる。
野外活動上の安全対策として、
「自然の恐ろしさを知る」
、
「自然体験活動で
想定される危険」
、
「野外活動の安全対策」について説明できる。
五感で自然を感じ、心と体で直接自然に触れることで、ネイチャーゲームの
内容を解釈することができる。
自然観察会を実施するために、自然観察会のテーマを探し、そのプログラム
の作成を行う。さらに、そのテーマとプログラムの内容で実際に自然観察会
を実施することができる。
野外観察3で作成した自然観察会のデータとプログラムについて、引き続い
て、その内容を実施することができる。
実際に行った自然観察会の内容とその反省点について、ディスカッションを行
い、その結果を基に今後の自然体験学習で何が重要になるかを説明できる。
施設見学による体験学習の重要性、日本のエネルギー事情、新エネルギー、
省エネルギーについて説明できる。
地域のエネルギー施設に出向き、該当施設を見学し、施設見学内容につい
てワークシートを作成するための注意事項を説明できる。
エネルギー施設として、風力発電所を見学し、ワークシート作成のための情
報や資料の収集を行うことができる。
エネルギー施設として、地熱発電所と水力発電所を見学し、ワークシート作
成のための情報や資料の収集を行うことができる。
エネルギー施設として、火力発電所と原子力発電所を見学し、ワークシート
作成のための情報や資料の収集を行うことができる。
エネルギー施設見学により得られた情報や資料について、ディスカッション
を行い、ワークシートの作成の仕方と活用方法について説明できる。
試験は実施しない。
【準備学習】
野外実習、自然観察会、エネルギー施設見学、それぞれの講義に関して、資料を配布するので、事
前に予習しておくこと。さらに、毎回、レポートあるいはワークシートを提出してもらうので、それ
ぞれの実習について、きちんと復習すること。
【評価方法】
一泊二日で行う自然体験の野外実習、さらにエネルギー施設見学と講義を数回ずつ設けており、そ
れぞれのテーマに関するレポートとワークシートの内容により評価する。
【備考】
本講義・実習の単位取得のためには、指定された野外実習とエネルギー施設見学に参加することが
必要である。
-236-
スポーツ工学
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:橋本 眞也
【教育目標】
講師は結晶学者であると同時に弓道家(全日本弓道連盟教士八段、日本体育協会公認コーチ)であ
り、双方の専門家としての実践にともなう科学観、文化観を基盤としてスポーツを理工学的観点から
講義する。とくに冒頭では武道・スポーツの文化的意味と科学的意味も解説する。以上によって、現
代社会におけるスポーツの意義を説明できると同時に、科学的観点からスポーツのパフォーマンス向
上について議論する基礎力を身に付けることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
スポーツの近代化
2
社会の中のスポーツ
3
7
スポーツの基本ルー
ル
スポーツのバイオメ
カニクス
筋力発揮のメカニズ
ム(1)
筋力発揮のメカニズ
ム(2)
筋モデル
8
筋骨格モデル
9
演武の科学
4
5
6
10
11
12
13
14
15
試験
リンク機構 解 析(運
動学)
リンク機構 解 析(静
力学)
リンク機構解析(動
力学)
運動解析の実際(弓
道1)
運動解析の実際(弓
道2)
まとめ
到 達 目 標
古代から情報化社会に至る変化のなかでスポーツの近代化が振興してきた。武道も国際的に啓蒙、普及
されてきた。以上全般の功罪について「スポーツの近代化」と題して自分の意見として説明できる。
スポーツは、競技力、教養、健康だけに留まらず、経済効果やその他の社会的効果も生みだしている。
これを「社会におけるスポーツの意義」と題して説明できる。
スポーツはルールを守る選手、審判、道具によって成り立つ。これは、
「美意識と力学の融合」と表現す
ることもできる。文化的・物理的ルールを礼法と対応させて学び、
「礼法の重要性」と題して説明できる。
バイオメカニクスは、身体動作を力学解析によって捉える学問である。選手の動作をどのようにモデル化
し、どのような物理的パラメータを定義するかを学び、簡単な動作をモデル化できる。
力学モデルの駆動源は筋肉である。これをバネとして捉えたり、アクチュエータとして捉えたりするが、そ
れには筋収縮のメカニズムを知っておく必要がある。
「筋肉の構造と収縮のメカニズム」を説明できる。
運動には大脳から筋肉への指令が必要である。運動のモデル化にはこの命令系統を理解しておくと有効
である。また「伸張反射」のように大脳を経由しない動作も重要であり、これについても説明できる。
筋活動の運動解析における筋モデルは、収縮要素、直列弾性要素、並列弾性要素と腱要素からなる。
「各
要素の機能」を説明できる。
複数の筋が、複数の関節および関節自由度を通して、複数の骨の運動を決めている。運動解析には、そ
の複雑性を整理して単純化し、知りたい機能をシミュレートすることを学び、
「筋骨格のモデル化」を概
説できる。
体操競技や武道で顕著であるが、文化的、美的要素は極めて重要である。こうして、シミュレーション
は文化的拘束を力学的にモデル化して実行する必要がある。ここで「対称性の概念」を導入し、これを
説明できる。
リンク機構において、関節角度から手先の姿勢を幾何学的に導くのが運動学であり、その逆の解析が逆
運動学である。
「運動学・逆運動学」について説明でき、逆運動学における「冗長自由度」も説明できる。
姿勢において手先に掛る力と関節トルクが平衡している場合の力学的関係を表すのが静力学である。ヤ
コビ行列、特異姿勢の概念を習得し、
「式の展開」ができる。
身体の各部位の運動は運動方程式で記述できる。リンク機構において、関節トルクを与えたときどう運
動するかを求めるのが「順動力学」である。
「ニュートン・オイラー法、ラグランジェ法」を説明できる。
引き絞った弓の復元運動と矢の運動をシミュレートする。シミュレーションの結果から、弓射の技術であ
る「角見」
、
「上押し」などの意味を説明できる。
弓道では、三重十文字を条件として「離れ」が実行されるので、シミュレーションは単純である。しかし、
その十文字条件を保つための身体抗力を知ることが技術向上に重要である。抗力の必要性を説明できる。
スポーツが単に技術的なものではなく、文化的、社会的、生理学的な研究対象であることを整理する。
試験なし。
【準備学習】
シラバスを参考にして予習、復習を行うこと。ほぼ毎回レポート課題を出すので、日々レポート作
成をし、未提出レポートを貯めないこと。
【評価方法】
評価は、受講態度、レポート提出によって総合的に行う。提出レポート数は多い方が良く、提出数
が過半数に満たない場合は不合格とする。また、出席率も重視する。
【テキスト】
書 名
著 者
出 版 社
参考書①データ・サイエンス・ 太田憲、仰木裕嗣、 共立出版株式会社
シリーズ⑪スポーツデータ
木村広、廣津信義
価 格
3,300円
(税別)
ISBN
4-320-12010-8
価 格
3,400円
(税別)
ISBN
4-339-04142-4
【参考書】
書 名
参考書②バイオメカニクス数
値シミュレーション
著 者
日本機械学会編
出 版 社
コロナ社
【備考】
レポートは3週間以内に仕上げて提出することを望む。遅れた場合も受け取るが、減点とする場合
がある。最終提出日は期末試験期間最終日(ただし、本科目の試験は行わない)とする。
-237-
地球環境工学
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:東 之弘
【教育目標】
現在、環境問題とエネルギー問題は、地球規模での喫緊の解決テーマとなっている。オゾン層破壊
や地球温暖化に代表される地球環境問題について現状を認識し対策を考えるために、それらのメカニ
ズムを理解することを目標とする。そして、これからの時代を想定して、エネルギー問題との関わり
を学び、情報を正確に判断し、第三者に伝えることができる知識を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
地球環境問題の現状
2
地球環境問題と持続可能
な社会
3
地球温暖化の現状
4
5
6
7
8
9
地球温暖化のメカニズム
オゾン層破壊の現状とメ
カニズム
オゾン層破壊とフロンガ
ス
地球に優しいノンフロン
冷媒の開発
地球環境問題とエネル
ギー問題の関係
日本のエネルギー事情
10
11
世界のエネルギー事情
エネルギー資源としての
化石燃料
12
13
14
15
新エネルギー
再生可能エネルギー
省エネルギー
環境エネルギー教育の重
要性
試験
試験
到 達 目 標
現在問題となっている地球環境問題の現状を総合的に説明できる。
持続可能な社会(ESD)について説明できる。
地球環境問題のなかで、地球温暖化について現状を資料を使って説明で
きる。
地球温暖化のメカニズムと温室効果について説明できる。
オゾン層破壊の現状と、塩素原子がオゾン層を破壊するというメカニズ
ムについて説明することができる。
冷凍機の作動媒体としてのフロンガスとその種類について説明できる。
オゾン層を破壊せず、地球温暖化防止にも役に立つ新物質を探索するた
めに重要となる視点を説明することができる。
オゾン層破壊や地球温暖化が、エネルギーと関わりが深いことを体系的
に説明することができる。
日本がエネルギー資源に乏しく、エネルギー自給率が4%しかないこと
を説明できる。
世界のエネルギー問題と日本のエネルギー問題の違いを説明できる。
主要な3種類の化石燃料エネルギー資源(石油、石炭、天然ガス)、およ
びウランの埋蔵量の経年推移が及ぼす将来の課題について説明すること
ができる。
新エネルギーの定義と種類について説明することができる。
再生可能エネルギーと新エネルギーの区別を説明することができる。
省エネルギーの種類と具体的な対策について説明することができる。
将来における日本の環境問題やエネルギー問題について、自分の考えを
人に伝えることができる。
試験を実施する。
【準備学習】
地球環境問題はインターネットや新聞のニュースで日々最新情報が伝えられている。これらの情報
を逐次取り入れた予習、そして講義の復習を必ずしてくること。
【評価方法】
期末試験の結果から総合的に評価する。
【テキスト】
書 名
日本のエネルギー 2011
著 者
出 版 社
価 格
経済産業省資源エネルギー 経済産業省資源 (配布)
庁エネルギー情報企画室編
エネルギー庁
-238-
ISBN
バイオエンジニアリング
4 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高橋 義考
【教育目標】
バイオエンジニアリングとは生物学と工学との関係を取り扱う学問である。自然界における構造、
形態、器官、組織の研究成果を正しく応用することで、工学的な問題解決に役立てることができる。
本講義では、バイオエンジニアリングの基礎を理解し、工学的問題への適用方法を説明できるように
なることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
項 目
序論
サイバネティックス
鳥のメカニズム
昆虫のメカニズム
植物
魚について1
まとめ1
8
9
10
魚について2
ヘビ
自然界の優れたメカ
ニズム
水中、水上の移動1
水中、水上の移動2
11
12
13
14
15
試験
バイオエンジニアリ
ングの応用
まとめ2
まとめ3
試験
到 達 目 標
自然と人工の連鎖構造、構造物の軽量化構造について説明することができる。
サイバネティックスの概念、
生物の情報伝達と制御について説明することができる。
鳥の骨格構造、重量バランス、飛行メカニズムについて説明することができる。
昆虫の構造、飛行メカニズムについて説明することができる。
植物の種子と実の構造と、飛行メカニズムについて説明することができる。
魚の泳動方法、推進機構の調整方法を説明することができる。
第1回から第6回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめることがで
きる。
魚の流れに身をまかす泳ぎ方と、急発進運動との違いを説明することができる。
ヘビの運動と泳法のメカニズムについて説明することができる。
高速で泳ぐ動物の運動、抗力機構と推進力機構の関係について説明すること
ができる。
魚の離水と飛行運動について説明することができる。
魚の水面との位置関係で魚の泳法がどのように変化するかを説明することがで
きる。
バイオエンジニアリングの工学的な活用例を学び、その正しい利用方法を説明す
ることができる。
第8回から第13回の授業で学習してきた内容についてレポートをまとめることが
できる。
授業全体の要点をまとめることができる。
試験を実施する。
【準備学習】
授業内容の理解度を確認するため、小テストを行なう。そのため、各回、内容を復習しておくこと。
【評価方法】
授業中に行う小テストおよび期末試験の結果から評価する。授業態度や演習、出席も重視する。
【参考書】
書 名
バイオエンジニアリング
著 者
Heinrich Hertel 著
土屋喜一 訳
出 版 社
朝倉書店
【備考】
テキストの代わりにプリントを配布する。
-239-
価 格
8,800円
ISBN
4-254-20029-3 C3050
全 学 共 通 教 育 科 目
【科学技術学部・人文学部 平成23年度入学生】
英語A1(Level 1)
1 年 前期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:Basic EnglishⅠ、資格英語Ⅰ
担当教員:上野 俊一,俣野 房子,猪又 久夫,宗藤 悦子,日向 重夫,
亀岡 浩一,酒井喜和子,中川 紀子,田代 葉子
【教育目標】
文法、語彙、発音を中心に英語の4技能(Listening, Reading, Writing, Speaking)を強化し、英語
でコミュニケーションできることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
1-A Hello!
1-B Where are you from?
1-C We're from the US.
Practical English Review & Check
2-A What's in your bag?
2-B Family and friends
2-C A man's car or a woman's car?
Practical English Review & Check
3-A A bad hair day
3-B What do you have for Breakfast?
3-C He speaks English at work.
Practical English Review & Check
4-A Do you like mornings?
4-B Life at the top of the world
4-C You can't park here.
到 達 目 標
Verb Be and Numbers and Word stress
Verb Be and Countries and Sentence stress
Verb Be and Nationalities and Word stress
Recap 1-A through 1-C
Singular & Plural nouns and Small things
Possessive adjectives and People & Family
Adjectives and Colors & Common adjectives
Recap 2-A through 2-C
Simple present and Common verbs
Simple present and Food & Drink
Simple present and Jobs & Places of work
Recap 3-A through 3-C
Adverbs of frequency and A typical day
Word order in questions and Common verbs
Can/Can't, Permission and Possibility
【準備学習】
必 ず、 毎 回 の 授 業 の 予 習 復 習 を 行 う こ と。 こ の テ キ ス ト の ウ ェ ブ サ イ ト(www.oup.com/elt/
americanenglishfile)も活用すること。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し、評価する。
【テキスト】
書 名
American English File (Starter)
著 者
出 版 社
Clive Oxenden, Christina Oxford
Latham-Koenig
価 格
3,200円
【備考】
教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-243-
ISBN
9780194774000
英語A1(Level 2)
1 年 前期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:Basic EnglishⅠ、資格英語Ⅰ
担当教員:上野 俊一,俣野 房子,猪又 久夫,宗藤 悦子,日向 重夫
亀岡 浩一,酒井喜和子,中川 紀子,田代 葉子
【教育目標】
文法、語彙、発音を中心に英語の4技能(Listening, Reading, Writing, Speaking)を強化し、英語
でコミュニケーションできることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
1-A Nice to meet you.
1-B I'm not American.
2
1-C His name, her name
1-D Turn off your phone?
3
2-A Cappuccino and fries
2-B When Natasha meets
4
2-C An artist and a musician
2-D Relatively famous
5
3-A Pretty woman
6
3-B Wake up, get out of bed
7
3-C The island with a secret
8
3-D On the last Wednesday in August
9
4-A I can't dance.
10
4-B Shopping-men love it!
11
4-C Fatal attraction?
12
4-D Are you still mine?
13
5-A Who were they?
14
5-B Sydney, here we come!
15
5-C Girl's night
試験
到 達 目 標
Verb Be and numbers and Countries and Nationalities
Possessive adjectives and Personal information and
Classroom Language
Simple present and Common verb phrases
Possessive and Jobs & Family
Adjectives and Vowel sounds
Telling the time and Daily routine
Adverbs of frequency and Time words & expressions
Prepositions of time and The date
Can/Can't and Verb phrases
Free time activities and Sentence stress
Object pronouns and Love story phrases
Possessive pronouns and Music
Simple past and Word formation
Simple past and Past time expressions
Simple past and Irregular verbs and sentence stress
【準備学習】
必 ず、 毎 回 の 授 業 の 予 習 復 習 を 行 う こ と。 こ の テ キ ス ト の ウ ェ ブ サ イ ト(www.oup.com/elt/
americanenglishfile)も活用すること。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し、評価する。
【テキスト】
書 名
American English File (1)
著 者
出 版 社
Clive Oxenden, Christina Oxford
Latham-Koenig
【備考】
教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-244-
価 格
3,200円
ISBN
9780194774161
英語A1(Level 3)
1 年 前期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:Basic English Ⅰ、資格英語Ⅰ
担当教員:上野 俊一,俣野 房子,猪又 久夫,宗藤 悦子,日向 重夫
亀岡 浩一,酒井喜和子,中川 紀子,田代 葉子
【教育目標】
文法、語彙、発音を中心に英語の4技能(Listening, Reading, Writing, Speaking)を強化し、英語
でコミュニケーションできることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
1-A Who's who?
1-B Who knows you better?
2
1-C At the Moulin Rouge
1-D The Devil's Dictionary
3
2-A Right place, wrong time
2-B A moment in time
4
2-C Fifty years of pop music
2-D One October
5
3-A Where are you going?
6
3-B The pessimist's phrase book
7
3-C I'll always love you
8
3-D I was only dreaming
9
4-A From rags to riches
10
11
12
13
14
15
試験
4-B Family conflicts
4-C Faster, faster!
4-D The world's friendliest city
5-A Are you a party animal?
5-B What makes you feel good?
5-C How much can you learn in a month?
到 達 目 標
Word order in questions and common verb phrases and
simple present
Present continuous and defining relative clauses and
expressions of places
Simple past and past continuous and prepositions of
time and place
Questions with an without auxiliaries and so/because/
but/although
Present continuous and future arrangements
Prediction with will/won't and opposite verbs
Promises, offers, decisions with will/won't
Prepositions of time and The date
Experience with Present perfect+ever,never and simple
past
Present perfect and yet/already and verb phrases
Comparatives, as . . . as/less . . . than
Superlatives and ever and present perfect
Uses of the infinitive
Uses of the infinitive
Modifiers and have to/don't have to/must/must not
【準備学習】
必 ず、 毎 回 の 授 業 の 予 習 復 習 を 行 う こ と。 こ の テ キ ス ト の ウ ェ ブ サ イ ト(www.oup.com/elt/
americanenglishfile)も活用すること。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し、評価する。
【テキスト】
書 名
American English File (2)
著 者
出 版 社
Clive Oxenden, Christina Oxford
Latham-Koenig
価 格
3,200円
【備考】
教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-245-
ISBN
9780194774321
英語A1(Level 4)
1 年 前期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:Basic English Ⅰ、資格英語Ⅰ
担当教員:上野 俊一,俣野 房子,猪又 久夫,宗藤 悦子,日向 重夫
亀岡 浩一,酒井喜和子,中川 紀子,田代 葉子
【教育目標】
文法、語彙、発音を中心に英語の4技能(Listening, Reading, Writing, Speaking)を強化し、英語
でコミュニケーションできることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
項 目
3
4
5
6
1A-Food: fuel or pleasure?
1B-If you really want to win,
cheat.
1C-We are family.
Review and Check: p.16-19
2A-Ka-ching!
2B-Changing your life
7
2C-Race to the sun
8
9
10
Reviw and Check: p.32-p.35
3A-Moderrn manners
3B-Judging by appearances
11
3C-If at first you don't succeed,
12
13
Review & Check: p.48-p.51
4A-Back to school, age 35
14
4B-In an ideal world
15
4 C- S ti ll f riends? R eview &
Check: p.64-p.67
試験
到 達 目 標
Food and restaurants について、英語でコミュニケーションできる。
Sport について、英語でコミュニケーションできる。
Family and personality について、英語でコミュニケーションできる。
Unit 1の学習内容の理解度を確認する。
Present perfectを用い、Money について英語でコミュニケーションできる。
Present perfect continuous や strong adjectivesを用いて、英語でコミュ
ニケーションできる。
Comparatives and Superlativesを用い、Travel について英語でコミュニ
ケーションできる。
Unit 2の学習内容の理解度を確認する。
Obligation や Cell phones について、英語でコミュニケーションできる。
Deduction を用い、describing people について、英語でコミュニケーショ
ンできる。
Ability and possibility について、"ed/ing" adjectivesを用いて、英語でコ
ミュニケーションできる。
Unit 3の学習内容の理解度を確認する。
First conditional and future を用いて、Education について英語でコミュ
ニケーションできる。
Second conditional を用い、Houses について英語でコミュニケーション
できる。
Friendship について英語でコミュニケーションできる。Unit 5の学習内
容の理解度を確認する。
【準備学習】
必 ず、 毎 回 の 授 業 の 予 習 復 習 を 行 う こ と。 こ の テ キ ス ト の ウ ェ ブ サ イ ト(www.oup.com/elt/
americanenglishfile)も活用すること。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し、評価する。
【テキスト】
書 名
American English File (3)
著 者
出 版 社
Clive Oxenden, Christina Oxford
Latham-Koenig
価 格
3,200円
【備考】
教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-246-
ISBN
9780194774482
英語A2(Level 1)
1 年 後期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:Basic English Ⅱ、資格英語Ⅱ
担当教員:上野 俊一,俣野 房子,猪又 久夫,宗藤 悦子,日向 重夫
亀岡 浩一,酒井喜和子,中川 紀子,田代 葉子
【教育目標】
文法、語彙、発音を中心に英語の4技能(Listening, Reading, Writing, Speaking)を強化し、英語
でコミュニケーションできることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
Practical English Review &
Check
2
5-A Before they were famous
3
5-B A perfect day?
4
5-C It changed my life.
5
Practical English Review &
Check
6
6-A On an island in Alaska
7
6-B Dream town?
8
6-C Strangers on a train
9
Practical English Review &
Check
10
7-A What are they doing?
11
7-B Tip of a lifetime
12
7-C What's going to happen?
13
Practical English Review &
Check
14
Recap 1
15
Recap 2
試験
到 達 目 標
Recap 4-A through 4-C
Simple past and Prepositions
Simple past and Irregular verbs
Simple past and Regular verbs
Recap 5-A through 5-C
There is/There are and Places
There was/There were and Places
Simple past and Object pronouns
Recap 6-A through 6-C
Present continuous and Verb phrases
Future/be going to (plan) and Future time expressions
Future/be going to (predictions)and Verb collocation
Recap 7-A through 7-C
Vocabulary Bank
Grammar Bank
【準備学習】
必 ず、 毎 回 の 授 業 の 予 習 復 習 を 行 う こ と。 こ の テ キ ス ト の ウ ェ ブ サ イ ト(www.oup.com/elt/
americanenglishfile)も活用すること。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し、評価する。
【テキスト】
書 名
American English File (Starter)
著 者
出 版 社
Clive Oxenden, Christina Oxford
Latham-Koenig
価 格
3,200円
【備考】
教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-247-
ISBN
9780194774000
英語A2(Level 2)
1 年 後期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:Basic English Ⅱ、資格英語Ⅱ
担当教員:上野 俊一,俣野 房子,猪又 久夫,宗藤 悦子,日向 重夫
亀岡 浩一,酒井喜和子,中川 紀子,田代 葉子
【教育目標】
文法、語彙、発音を中心に英語の4技能(Listening, Reading, Writing, Speaking)を強化し、英語
でコミュニケーションできることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
5-D Murder in a mansion
6-A A house with a history
6-B A night in a haunted hotel
6-C Nightmare neighbors
6-D New York, New York
7-A What does your food say
about you?
7-B How much water do we really
need?
7-C Trading Vacations
7-D It's written in the cards.
8-A The True False Show
8-B The highest city in the world
8-C Would you like to drive a
Ferrari?
8-D They dress well but drive
badly.
9-A Before we met
9-B I've read the book, I've seen
the movie.
到 達 目 標
Simple past and Irregular verbs
There is /There are and Houses & Furniture
There was/there were and Prepositions of place
Present continuous and Verb phrases
Simple present or present continuous and Places in a city
Food, countable/uncountable nouns
Quantifiers and Drinks and how much/how many
Plans (be going to) and Vacations
Predictions (be going to) and Verb phrases
Comparative adjectives and Personality adjectives
Superlative adjectives and the Weather
Would like to/like and Adventures and Sentence stress
Adverbs and Common adverbs
Present perfect and Been to and Sentence stress
Present perfect and Past participles and irregular past
participles
【準備学習】
必 ず、 毎 回 の 授 業 の 予 習 復 習 を 行 う こ と。 こ の テ キ ス ト の ウ ェ ブ サ イ ト(www.oup.com/elt/
americanenglishfile)も活用すること。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し、評価する。
【テキスト】
書 名
American English File (1)
著 者
出 版 社
Clive Oxenden, Christina Oxford
Latham-Koenig
価 格
3,200円
【備考】
教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-248-
ISBN
9780194774161
英語A2(Level 3)
1 年 後期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:Basic English Ⅱ、資格英語Ⅱ
担当教員:上野 俊一,俣野 房子,猪又 久夫,宗藤 悦子,日向 重夫
亀岡 浩一,酒井喜和子,中川 紀子,田代 葉子
【教育目標】
文法、語彙、発音を中心に英語の4技能(Listening, Reading, Writing, Speaking)を強化し、英語で
コミュニケーションできることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
5-D The name of the game
2
6-A If something bad can
happen, it will . . .
3
6-B Never smile at a crocodile
4
6-C Decisions, decisions
5
6-D What should I do?
6
7-A Famous fears and phobias
7
7-B Born to direct
8
7-C I used to be rebel.
9
7-D The mothers of invention
10
8-A I hate weekends!
11
8-B How old is your body?
12
8-C Waking up is hard to do.
13
8-D "I'm Jim.""So am I."
14
9-A What a week!
15
9-B Then he kissed me.
試験
到 達 目 標
Expressing movement and prepositions of movement, sports
First conditional (If + present and will + base form)
Second conditional (If + past and would + base form)
Possibility (may/might) and word building
Sentence stress and should/shouldn't
Present perfect and for/since and words related to fear
Present perfect or simple past and biographies
School subjects and sentence stress and (used to)
Passive forms
Adjectives endings and something/anything/nothing
Quantifiers too/not enough and health and lifestyle
Word order of phrasal verbs
Similarities and so/nether + auxiliaries
Past perfect and review of vowel sounds
Reported speech and rhyming verbs
【準備学習】
必 ず、 毎 回 の 授 業 の 予 習 復 習 を 行 う こ と。 こ の テ キ ス ト の ウ ェ ブ サ イ ト(www.oup.com/elt/
americanenglishfile)も活用すること。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し、評価する。
【テキスト】
書 名
American English File (2)
著 者
出 版 社
Clive Oxenden, Christina Oxford
Latham-Koenig
価 格
3,200円
【備考】
教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-249-
ISBN
9780194774321
英語A2(Level 4)
1 年 後期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:Basic English Ⅱ、資格英語Ⅱ
担当教員:上野 俊一,俣野 房子,猪又 久夫,宗藤 悦子,日向 重夫
亀岡 浩一,酒井喜和子,中川 紀子,田代 葉子
【教育目標】
文法、語彙、発音を中心に英語の4技能(Listening, Reading, Writing, Speaking)を強化し、英語
でコミュニケーションできることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
3
5A-Slow down, you move
too fast
5B-Same planet, different
worlds
5C-Job swap
4
5
Review & Check: p.80-83
6A-Love inn the supermarket
6
6B-See the movie … get on
a plane
6C-I need a hero.
2
7
8
9
10
Review & Check: p.96-99
7A-Can we make our own
luck?
7B-Murder mysteries
11
7C-Turn it off
12
13
Review & Check: p.112-115
Recap 1: p.116-121
14
15
試験
Recap 2: p.130-159
Recap 3: p.130-159
到 達 目 標
Quantifiers や Noun formation を用いて、英語でコミュニケーションできる。
Articles や Connectors を用いて、英語でコミュニケーションできる。
Gerunds and Infinitives を用いて、Work について英語でコミュニケーション
できる。
Unit 5の学習内容の理解度を確認する。
Reported speech を用いて、Shopping について英語でコミュニケーションで
きる。
Passive を用いて、Movies について英語でコミュニケーションできる。
Relative clauses を用い、What people do というテーマについて英語でコミュ
ニケーションできる。
Unit 6の学習内容の理解度を確認する。
Third conditionalを用いて、英語でコミュニケーションできる。
Tag questions, Indirect questions や Compound nouns を用いて、
英語でコミュ
ニケーションできる。
Phrasal verbsを用いながら、Television について英語でコミュニケーション
できる。
Unit 7 の学習内容の理解度を確認する。
Conversation Activities を通して、テキスト全範囲の学習内容の理解度を確
認する。
文法や語彙や発音を通して、テキスト全範囲の学習内容の理解度を確認する。
文法や語彙や発音を通して、テキスト全範囲の学習内容の理解度を確認する。
【準備学習】
必 ず、 毎 回 の 授 業 の 予 習 復 習 を 行 う こ と。 こ の テ キ ス ト の ウ ェ ブ サ イ ト(www.oup.com/elt/
americanenglishfile)も活用すること。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し、評価する。
【テキスト】
書 名
American English File ( 3)
著 者
出 版 社
Clive Oxenden, Christina Oxford
Latham-Koenig
価 格
3,200円
【備考】
教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-250-
ISBN
9780194774482
英語B1(Level 1)
1 年 前期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:Communicative English Ⅰ、資格英語Ⅲ
担当教員:菅波ミッシェル,猪又 久夫,野田眞佐枝,田代 葉子,鯨岡アリソン
フランク・タック
【教育目標】
会話表現を中心に学び、Natural Spoken English を身につけ、円滑な英語によるコミュニケーショ
ンができることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
1. Meeting people
1. Countries and
nationalities
2. Family
2. Describing people
3. In a classroom
3. In an electronics
store
Review 1-3
4. Everyday activities
4. Places
5. Foods and drinks
5. Snacks
6. Housing
6. In an apartment
Review 4-6
Recap 1-6
到 達 目 標
"Meeting people"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"Countries and nationalities"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーショ
ンできる。
"Family"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"Describing people"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"In a classroom"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"In an electronics store"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションで
きる。
Review and Practice Unit 1-3
"Everyday activities"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションでき
る。
"Places"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"Foods and drinks"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"Snacks"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"Housing"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"In an apartment"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
Review and Practice Unit 4-6
Unit 1-6までの様々な場面において、英語でコミュニケーションできる。
【準備学習】
毎回の授業の予習復習を行うこと。特に予習では、付属CDを利用して、授業の準備を十分に行う
こと。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
Talk Time 1
著 者
Susan Stempleski
出 版 社
Oxford
価 格
2,560円
ISBN
9780194392891
【備考】
授業はすべて英語で行われる。教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-251-
英語B1(Level 2)
1 年 前期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:Communicative English Ⅰ、資格英語Ⅲ
担当教員:菅波ミッシェル,猪又 久夫,野田眞佐枝,田代 葉子,鯨岡アリソン
フランク・タック
【教育目標】
会話表現を中心に学び、Natural Spoken English を身につけ、円滑な英語によるコミュニケーショ
ンができることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
1-1 Nice to meet you
1-2 See you later
2-1 What's your e-mail address?
2 - 2 M a y I s p e a k t o To ny,
please?
3-1 What time do you get up?
3-2 Are you free on Friday
night?
4-1 How much does it cost?
4-2 It's just what I need!
5-1 When's your birthday?
5-2 So when was that?
6-1 It sounds like an interesting
place
6-2 How do I get there?
7-1 Do you ride everyday?
7-2 What are you going to do
this weekend?
8-1 Hey, that's cool!
到 達 目 標
Starting conversation and Understanding introductions
Keeping conversations going and Identifying topics
Asking for clarification and recognizing numbers
Using rising and falling intonation and Identifying people's purposes
Confirming or correcting information and identifying time of day
Giving polite negative answers and recognizing appointments
Using the contraction and identifying items in a store
Making and responding to suggestions and identifying locations in a store
Showing interest and understanding people's plans
Using intonation in questions and understanding descriptions of events
Expressing agreement and distinguishing facts and opinions
Checking understanding and identifying locations
Using double questions and recognizing likes and dislikes
Using the contraction and understanding descriptions of plans
Expressing enthusiasm and understanding descriptions of items
期末試験は行わない
【準備学習】
毎回の授業の予習復習を行うこと。特に予習では、付属CDを利用して、授業の準備を十分に行う
こと。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
TUNE IN 1
著 者
出 版 社
Jack C. Richards & Oxford
Kerry O'Sullivan
価 格
2,560円
ISBN
9780194471008
【備考】
授業はすべて英語で行われる。教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-252-
英語B1(Level 3)
1 年 前期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:Communicative English Ⅰ、資格英語Ⅲ
担当教員:菅波ミッシェル,猪又 久夫,野田眞佐枝,田代 葉子,鯨岡アリソン
フランク・タック
【教育目標】
会話表現を中心に学び、Natural Spoken English を身につけ、円滑な英語によるコミュニケーショ
ンができることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
2
1. Jobs
1. Daily activities
3
2. Current activities
4
5
2. Feelings
3. People we admire
6
7
8
3. Cities
Review 1-3
4. On the weekend
9
10
11
12
13
4.
5.
5.
6.
6.
14
15
試験
On vacation
Entertainment
Music
A city square
Public transportation
Review 4-6
Recap 1-6
到 達 目 標
"Jobs"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"Daily activities"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションで
きる。
"Current activities"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーション
できる。
"Feelings"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"People we admire"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーション
できる。
"Cities"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
Review and Practice Unit 1-3
"On the weekend"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションで
きる。
"On vacation"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"Entertainment"に関する英語表現を身につけ、
英語でコミュニケーションできる。
"Music"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"A city square"に関する英語表現を身につけ、
英語でコミュニケーションできる。
"Public transportation"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーショ
ンできる。
Review and Practice Unit 4-6
Unit 1-6までの様々な場面において、英語でコミュニケーションできる。
【準備学習】
毎回の授業の予習復習を行うこと。特に予習では、付属CDを利用して、授業の準備を十分に行う
こと。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
Talk Time 2
著 者
Susan Stempleski
出 版 社
Oxford
価 格
2,560円
ISBN
9780194392914
【備考】
授業はすべて英語で行われる。教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-253-
英語B1(Level 4)
1 年 前期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:Communicative English Ⅰ、資格英語Ⅲ
担当教員:菅波ミッシェル,猪又 久夫,野田眞佐枝,田代 葉子,鯨岡アリソン
フランク・タック
【教育目標】
会話表現を中心に学び、Natural Spoken English を身につけ、円滑な英語によるコミュニケーショ
ンができることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
1-1 Tell me about your family.
1-2 It really annoys me.
2-1 Tell me about yourself?
2-2 Who's your best friend?
3-1 Why did you join a club?
3-2 Tell me about your classes.
4-1 What kind of movies do you
like?
4-2 Tell me about the movie.
5-1 How was your trip?
5-2 What's life like there?
6-1 How tall are you?
6-2 How do I look?
7-1 Do you like sports?
7-2 What do you think of
boxing on TV?
8-1 Where do you live?
到 達 目 標
Expressing uncertainty and recognizing similarities and differences
Keeping conversations going and understanding routines
Asking for more details and recognizing qualities of people
Giving more information and identifying speakers' attitudes
Expressing empathy and making inferences from key words
Expressing necessity and making inferences from context
Expressing disagreement indirectly and identifying likes and dislikes
Using conversation fillers and identifying features of movies
Expressing pleasure or disappointment and identifying features of cities
Asking for more details and identifying topics about countries
Expressing preferences and identifying people form descriptions
Expressing opinions directly or indirectly and identifying features of people
Using double questions and identifying speakers' attitudes
Expressing agreement and disagreement and understanding advice
Showing interest and identifying housing preferences
【準備学習】
毎回の授業の予習復習を行うこと。特に予習では、付属CDを利用して、授業の準備を十分に行う
こと。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
TUNE IN 2
著 者
出 版 社
Jack C. Richards & Oxford
Kerry O'Sullivan
価 格
2,560円
ISBN
9780194471084
【備考】
授業はすべて英語で行われる。教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-254-
英語B2(Level 1)
1 年 後期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:Communicative English Ⅱ、資格英語Ⅳ
担当教員:菅波ミッシェル,猪又 久夫,野田眞佐枝,田代 葉子,鯨岡アリソン
フランク・タック
【教育目標】
会話表現を中心に学び、Natural Spoken English を身につけ、円滑な英語によるコミュニケーショ
ンができることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
7. Free time activities
2
3
4
7. Popular sports
8. Life events
8. Plans for the weekend
5
6
7
8
9. Movies
9. TV programs
Review 7-9
10. Health problems
9
10
11
12
10.
11.
11.
12.
13
14
15
12. Things to do
Review 10-12
Recap 7-12
試験
Getting better
On vacation
Past events
Telephone language
到 達 目 標
"Free time activities"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーション
できる。
"Popular sports"に関する英語表現を身につけ、
英語でコミュニケーションできる。
"Life events"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"Plans for the weekend"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーショ
ンできる。
"Movies"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"TV programs"に関する英語表現を身につけ、
英語でコミュニケーションできる。
Review and Practice Unit 7-9
"Health problems"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションで
きる。
"Getting better"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"On vacation"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"Past events"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"Telephone language"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーショ
ンできる。
"Things to do"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
Review and Practice Unit 4-6
Unit 7-12までの様々な場面において、英語でコミュニケーションできる。
【準備学習】
毎回の授業の予習復習を行うこと。特に予習では、付属CDを利用して、授業の準備を十分に行う
こと。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
Talk Time 1
著 者
Susan Stempleski
出 版 社
Oxford
価 格
2,560円
ISBN
9780194392891
【備考】
授業はすべて英語で行われる。教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-255-
英語B2(Level 2)
1 年 後期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:Communicative English Ⅱ、資格英語Ⅳ
担当教員:菅波ミッシェル,猪又 久夫,野田眞佐枝,田代 葉子,鯨岡アリソン
フランク・タック
【教育目標】
会話表現を中心に学び、Natural Spoken English を身につけ、円滑な英語によるコミュニケーショ
ンができることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
2
3
8-2 What a terrific collection!
9-1 Where does it hurt?
9-2 Now try this!
4
5
10-1 I like your shirt!
10-2 Where did you buy those
jeans?
11-1 He's a great drummer!
11-2 How was the concert?
1 2 - 1 Wo u l d y o u c a r e f o r a
snack?
12-2 What are we having for
dinner?
13-1 Where do you live?
13-2 How do you like my room?
6
7
8
9
10
11
12
13
14-1 Are you interested in sales
work?
14-2 What's the job like?
14
15
15-1 Can you dance the tango?
15-2 What are you good at?
試験
到 達 目 標
Checking understanding and recognizing requests
Clarifying information and identifying parts of body
Giving supporting and contrasting information and understanding
instructions
Expressing uncertainty and identifying clothes
Expressing agreement or disagreement and understanding information
about people
Showing you are listening and recognizing descriptions of instruments
Accepting and declining invitations and recognizing people's intentions
Using short forms of questions and understanding offers and replies
Checking understanding and recipes and food orders
Expressing uncertainty and understanding housing preferences
Making and responding to suggestions and understanding ideas and
wishes
Expressing agreement and understanding descriptions of jobs
Giving supporting and contrasting information and recognizing
descriptions of occupations
Answering questions and understanding descriptions of abilities
Keeping conversations going and recognizing descriptions of talents
【準備学習】
毎回の授業の予習復習を行うこと。特に予習では、付属CDを利用して、授業の準備を十分に行う
こと。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
TUNE IN 1
著 者
出 版 社
Jack C. Richards & Oxford
Kerry O'Sullivan
価 格
2,560円
ISBN
9780194471008
【備考】
授業はすべて英語で行われる。教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-256-
英語B2(Level 3)
1 年 後期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:Communicative English Ⅱ、資格英語Ⅳ
担当教員:菅波ミッシェル,猪又 久夫,野田眞佐枝,田代 葉子,鯨岡アリソン
フランク・タック
【教育目標】
会話表現を中心に学び、Natural Spoken English を身につけ、円滑な英語によるコミュニケーショ
ンができることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
7. At a supermarket
2
7. Clothes and colors
3
8. Shops and stores
4
8. Places around
town
9. Hobbies
9. Indoor exercise
Review 7-9
10. Travel plans
10. Trip preparations
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
11. Quantities
11. Cooking
12. Job skills
12. Artistic talents
Review 10-12
Recap 7-12
到 達 目 標
"At a supermarket"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションで
きる。
"Clothes and colors"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーション
できる。
"Shops and stores"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションで
きる。
"Places around town"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーション
できる。
"Hobbies"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"Indoor exercise"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
Review and Practice Unit 7-9
"Travel plans"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"Trip preparations"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションで
きる。
"Quantities"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"Cooking"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"Job skills"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
"Artistic talents"に関する英語表現を身につけ、英語でコミュニケーションできる。
Review and Practice Unit 4-6
Unit 7-12までの様々な場面において、英語でコミュニケーションできる。
【準備学習】
毎回の授業の予習復習を行うこと。特に予習では、付属CDを利用して、授業の準備を十分に行う
こと。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
Talk Time 2
著 者
Susan Stempleski
出 版 社
Oxford
価 格
2,560円
ISBN
9780194392914
【備考】
授業はすべて英語で行われる。教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-257-
英語B2(Level 4)
1 年 後期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:Communicative English Ⅱ、資格英語Ⅳ
担当教員:菅波ミッシェル,猪又 久夫,野田眞佐枝,田代 葉子,鯨岡アリソン
フランク・タック
【教育目標】
会話表現を中心に学び、Natural Spoken English を身につけ、円滑な英語によるコミュニケーショ
ンができることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
8-2 What a fantastic home!
9-1 What an amazing animal!
9-2 I didn't know animals
could do that.
10-1 How do you spend your
free time?
10-2 That's an unusual hobby.
11-1 It's a great gift.
11-2 Let's meet at the mall.
12-1 When was that
invented?
12-2 I'd love to get one of
those.
13-1 What's the summer like?
13-2 What terrible weather
we're having!
14-1 How was your weekend?
14-2 What are you doing this
weekend?
15-1 What's in the news
today?
15-2 Tell me what happened.
到 達 目 標
Expressing enthusiasm and identifying topics about homes
Checking understanding and identifying sequences of events
Responding to surprising news and identifying topics about animals
Accepting an declining invitations and identifying free time activities
Making assumptions and understanding descriptions of hobbies
Buying time and making inferences from context
Confirming information and identifying locations in a mall
Expressing degrees of uncertainty and making inferences from key words
Checking understanding and making inferences from context
Expressing similarities and differences and recognizing weather information
Showing interest and identifying topics about the effects of weather
Responding to bad news and identifying speakers' attitudes
Using something or anything and understanding plans and decisions
Using intonation to make statements into questions and understanding news
reports
Keeping conversations going and understanding personal narratives
【準備学習】
毎回の授業の予習復習を行うこと。特に予習では、付属CDを利用して、授業の準備を十分に行う
こと。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
TUNE IN 2
著 者
出 版 社
Jack C. Richards & Oxford
Kerry O'Sullivan
価 格
2,560円
ISBN
978194471084
【備考】
授業はすべて英語で行われる。教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-258-
キャリアデザイン1-働くことについて考えてみよう-
1 年 前期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:キャリアデザインⅠ
担当教員:安野 拓也,菅野 昌史,東 之弘,岩田 惠理,能地 克宜,
鎌田真理子,林 洋一,高島 翠,三具 淳子,高山 文雄,富田 新
【教育目標】
「働くこと」そのものについて考え、
「自分」と「社会」を知るきっかけをつかむとともに、これか
ら大学では何をどのように学ぶことが必要なのかを習得する。また、さまざまな職業分野にわたる話
を聞き、キャリアデザインノートやレポートをまとめ、ディスカッションすることを通して、話を聞
いて理解する力、基礎的な文書力、質疑・討論する力を身に付けることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
到 達 目 標
キャリアデザインと この授業の進め方および授業で学ぶべき内容とキャリアデザインとは何かを
は
説明できる。
働くとはどういうこ 働くとはどのようなことなのか、職業とは何かについて説明できる。
とか
(担当:安野拓也)
働き方のいろいろ1 「公務員として働く」
、
「技術系の企業で働く」ことについて説明できる。
(担当:安野拓也)
働き方のいろいろ2 「教員として働く」ことについて説明できる。
(担当:能地克宜)
働き方のいろいろ3 「情報系の企業で働く」ことについて説明できる。
(担当:高山文雄)
働き方のいろいろ4 「生命科学系の企業で働く」ことについて説明できる。
(担当:岩田惠理)
先輩に聞く1
本学の人文学部を卒業して社会人となった先輩の講話を聞いて、自分の現在
と将来の方向性を分析できる。
働き方のいろいろ5 「社会福祉系の企業で働く」ことについて説明できる。
(担当:鎌田真理子)
労働関係に関する法 労働基準法を中心に、労働者と使用者との関係について基本的なことを説明
律知識
できる。
(担当:菅野昌史)
仕事と自己表現
「あなたは仕事に何を求めますか」を解釈し、
「アイデンティティとは何か」
、
「アイデンティティ拡散とフリーター」
、
「自己表現とは何か」を説明できる。
(担当:富田 新)
職場での人間関係
職場での人間関係をめぐるさまざまな問題を説明できる。
(担当:高島翠)
女 性 の 地 位 向 上 と 女性の就業状況とさまざまな課題について、男性・女性それぞれの立場での
キャリア形成
問題意識を持つことができる。
(担当:三具淳子)
会社と個人の関係
会社と個人の最初の関係である就職活動に関することから、会社に勤め始め
てからの関係まで、会社と個人の対面的な関係について説明できる。
(担当:東 之弘)
先輩に聞く2
本学の科学技術学部を卒業して社会人となった先輩の話を聞いて、自分の現
在と将来の方向性を分析できる。
まとめ
これまでの講義で理解した内容や考えたことを踏まえて、自分が目指したい
職業や職種などについて具体的に考察し、
「キャリアデザインノート」にま
とめる。
試験は実施しない。
【準備学習】
ほぼ毎回レポートを提出してもらう。よって、各項目に関連することで各自が興味を抱いている職
業や職種について資料を検索し、理解しておくこと。さらに、それぞれの講義の後にキャリアデザイ
ンノートに自分の考えを記入しておくこと。
【評価方法】
ミニレポートとキャリアデザインノートの内容から評価する。出席も重視する。
【テキスト】
書 名
いわき明星大学
「キャリアデザインノート」
著 者
出 版 社
作成:安野拓也、
坂本直道、
田中勝之
価 格
新入生研修
会で無料配
布する
【備考】
本講義は、それぞれの担当教員がオムニバスで開講する。
-259-
ISBN
哲学基礎論 -存在の意味への問い-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:久呉 高之
【教育目標】
哲学というものに触れ、哲学的なものの考え方を養うということは、一般に、大学でのきわめて貴重な経
験であり、大学生の特権であるとすらいいうる。本講義では、古代から現代にわたる西洋哲学の基本的諸問
題を見定める。哲学は世界を謎だらけにし、われわれが「当たり前」と思っていることを「神秘」に変えて
しまう。哲学のこのワンダーランドで受講者が自分自身を見いだすことを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
哲学の世界
常識的な「当たり前」が哲学的にはそうでないことを、いくつかの代表的な実例で説
明できる。
2
無いものは無い 1
古代ギリシャの哲学者パルメニデスの所説に関して、
「無い」ということの不思議さ
を説明できる。
3
無いものは無い 2
パルメニデスの結論を回避するためには「無い」の主観性を認めねばならないことを
説明できる。
4
神の存在証明
哲学史上の神の存在証明に対する批判的検討をふまえつつ、
「有る」の不思議さにつ
いて説明できる。
5
主観と客観 1
「無い」と「有る」との不思議さが示唆する、主観性と客観性の諸問題を、歴史的に
跡づけつつ説明できる。
6
主観と客観 2
いわゆる「客観性」が、哲学的に見定められる「主観性」に基づくことについて説明
できる。
7
主観と客観 3
「主観-客観」図式のもとで形成された近代の「自然支配」の思想について、批判的に
論ずることができる。
8
心身問題 1
近世哲学において、精神と身体との関係の問題がどのように立てられ、答えられてき
たか、その大筋を説明できる。
9
心身問題 2
現代哲学が心身問題に対してどのような解答を与えてきたか、またその問題点につい
て説明できる。
10
「私」とは何か 1
近代の主な哲学者が「私」についていかなる議論を展開しているか、その大筋を説明
できる。
11
「私」とは何か 2
カントにおける「私」の二重化とサルトルにおける「対自存在」とについて、その概
要を説明できる。
12
流れない時間
日常的時間は「空間化」された時間であり、根源的時間は「流れない」時間であるこ
とを説明できる。
13
幸福について
幸福とは何かについての可能な答えの批判的検討をふまえつつ、真の幸福について考
えるためのポイントを説明できる。
14
まとめ 1
授業で扱った諸問題(第1回~第7回)の要点について説明し、自らの視点で論ずる
ことができる。
15
まとめ 2
授業で扱った諸問題(第8回~第13回)の要点について説明し、自らの視点で論ずる
ことができる。
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
シラバスにもとづき、次の授業のテーマに関連ある箇所を参考書で調べておく。
【評価方法】
受講態度と、毎回配布するプリントへの書き込みとで評価する。出席を重視する。
【テキスト】
毎回配布するプリントを教材とする。
【参考書】
書 名
岩波 哲学小辞典
著 者
粟田賢三・古在由重編
出 版 社
岩波書店
価 格
1,500円
ISBN
4-00-080031-0
【備考】
授業内容について不明な点を参考書等で調べ、それでも不明な場合は質問すること。
-260-
現代倫理学
1 年 後期 選択 2 単位
-「よい」行為の条件-
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:久呉 高之
【教育目標】
人間の実践や行為にかかわる哲学の部門を「倫理学」と称するが、とくに「べき」ないし「道徳」を問題
とするのが、狭義における倫理学である。本講義では、20世紀以降に展開された狭義の倫理学の諸説を概観し、
問題点を批判的に検討することによって、「道徳」についての皮相なイメージを拭い去り、
「べき」
「よい」に
関する根本的な観方を身につけることに目標をおく。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
項 目
到 達 目 標
善悪の根拠への問い
(序論) 常識において前提されているにすぎない「善悪」について、その「根拠」を
問うことの必要性、重要性を説明できる。
規範倫理学
(何を為すべきか)1
近代の二大規範倫理学、カント形式主義と古典的功利主義とについて、その
概要と問題点とを説明できる。
規範倫理学
(何を為すべきか)3
ロスの功利主義批判と義務論的な直覚主義的倫理学の概要および問題点とに
ついて説明できる。
規範倫理学
(何を為すべきか)2
規範倫理学
(何を為すべきか)4
規範倫理学
(何を為すべきか)5
メタ倫理学
(
「べき」とは何か)1
メタ倫理学
(
「べき」とは何か)2
メタ倫理学
(
「べき」とは何か)3
メタ倫理学
(
「べき」とは何か)4
道徳の可能性 1
12
道徳の可能性 2
13
道徳の可能性 3
14
まとめ 1
15
まとめ 2
試験
プラグマティスト、デューイの道具主義的倫理学の概要と問題点とについて
説明できる。
スマートらの行為功利主義とアームソンらの規則功利主義との概要および問
題点について説明できる。
現代倫理学の最先端に位置するヘアの選好功利主義の概要および問題点につ
いて説明できる。
ムーアの「自然主義的誤謬」論と非快楽主義的な直覚主義的倫理学との概要
および問題点について説明できる。
エアを代表とする論理実証主義の倫理学(情動主義)の概要および問題点に
ついて説明できる。
スティーブンスンの意味論(原因説)とその情動主義との概要および問題点
について説明できる。
ヘアのメタ倫理学的側面である普遍的指令主義の概要と問題点とについて、
従来の説との関係をふまえつつ説明できる。
ヘアの普遍化可能性理論がカントの理論を乗り越えるものとなっているかど
うか、論ずることができる。
カントの理説をふまえたうえで、ヘアとカントの「普遍化可能性理論」につ
いて、両者の違いを説明できる。
ヘアの普遍化可能性理論の問題点を、カントの理説との関係において指摘し
論ずることができる。
授業で扱った諸問題(第1回~第6回)の要点について説明し、自らの視点
で論ずることができる。
授業で扱った諸問題(第7回~第13回)の要点について説明し、自らの視点
で論ずることができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
シラバスにもとづき、次の授業のテーマに関連ある箇所を参考書で調べておく。
【評価方法】
受講態度と、毎回配布するプリントへの書き込みとで評価する。出席を重視する。
【テキスト】
毎回配布するプリントを教材とする。
【参考書】
書 名
西洋倫理思想史 下
著 者
A.マッキンタイアー
出 版 社
九州大学出版会
価 格
2,060円
ISBN
4-87378-126-4
【備考】
授業内容について不明な点を参考書等で調べ、それでも不明な場合は質問すること。
-261-
東洋思想
1 年 前期 選択 2 単位
-古代の思想に生きるための智恵を学ぶ-
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:叢 小榕
【教育目標】
中国文化の根幹をなす諸子百家の学説の中でも、政治や法律、兵法や韜略といった競争の思想とは
相反して、自然に目を向け、無為を主張する道家の思想を読む。道家のいう「自然」とは何かを考え、
生きるための智恵を学ぶ。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
道と徳
万物同一
主観と客観
無と有
真似
杞憂
生と死
純粋な精神状態
注意
記憶
無欲
幸と不幸
常識と非常識
夢
夢と現実
到 達 目 標
「道」と「徳」の概念を説明できる。
万物の本質的同一性を説明できる。
認識におけるスキーマの働きを説明できる。
無の有用性を説明できる。
自分らしさとは何かを説明できる。
不安の構造を説明できる。
生と死を自然の変化として説明できる。
純粋な精神状態とは何かを説明できる。
注意の資源配分について説明できる。
記憶と忘却について説明できる。
欲望からの解放について説明できる。
現実に対する解釈の方法を説明できる。
普遍的な常識が存在しないことを説明できる。
夢という現象について説明できる。
体験としての夢と現実の関係について説明できる。
【準備学習】
関連文献や資料を調べ、予習して授業に臨むこと。
【評価方法】
レポートなど学習状況に基づく総合評価
【テキスト】
随時指示またはプリント配布
【参考書】
随時指示またはプリント配布
【備考】
積極的に問題を提起すること。
-262-
日本史概説Ⅰ -日本近世史概論-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:上白石 実
【教育目標】
この授業では、
「日本近世史概論」をテーマに講義する。一般に江戸時代と呼ばれる日本の近世は、
現代の文化・社会・経済の根幹が出現し、成熟した時代である。この時代について学ぶことで、現代
の日本社会が抱える問題を理解することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
2
ガイダンス
刀狩りを見直す
3
朝鮮侵略
4
江戸幕府の開設
5
武家諸法度を読む
6
江戸幕府の職制
7
大名と藩
8
近世日本の国際関係
9
村と百姓
10
慶安の御触書を読む
11
自治を行う村
12
商業と都市の発展
13
湊と河岸
14
15
試験
近世的社会の矛盾
まとめ
試験
到 達 目 標
日本の歴史における「近世」という時期について説明できる。
豊臣秀吉が行った刀狩りと検地という二つの政策において、秀吉は何を目指して立
案したのかを説明できる。
豊臣秀吉が行った朝鮮侵略について、国内の理由を知り、世界史における意義を説
明できる。
徳川家康による江戸幕府開設から大坂の陣における豊臣家滅亡までを学び、近世の
国家形態について説明できる。
近世国家の基本法である武家諸法度と禁中並公家諸法度を読み、公儀とはなにかと
いうことについて説明できる。
江戸幕府の職制の成り立ちについて学び、高度な官僚制度を構築した江戸幕府につ
いて説明できる。
近世の日本は、江戸幕府という中央政権が存在すると同時に、各地に小領主である
大名と藩がある封建国家であることを説明できる。
近世日本は、東アジア世界一般に行われていた海禁を実施していたことについて説
明できる。
近世において大部分の日本人は村で暮らす百姓だった。それゆえ、近世日本社会の
特徴は村に集約されていることを説明できる。
慶安の御触書について史料批判を行い、この法令がねつ造された時期と目的につい
て説明できる。
支配者不在の近世の村では、村人たちによる自治がおこなわれていたことを説明で
きる。
農村を基礎母体として出発した近世日本だったが、急速に商業が発達して町人を生
み出し、都市が発展したことを説明できる。
近世後期全国に米以外の特産品が出現し、海の湊、川の河岸を通して生産者と消費
者を結び付ける流通網が整備されたことを説明できる。
近世社会の中に生まれた諸矛盾と近代国家への自発的転換の試みを説明できる。
近世日本社会の特色について説明できる。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回復習を行うこと。
【評価方法】
期末のレポート(50%)と試験(50%)
。レポート課題については1回目の授業で指示します。
【テキスト】
使用しない。授業中プリントを配布する。
【参考書】
授業中適宜指示する。
【備考】
レポート作成については真剣に取り組むこと。
-263-
日本史概説Ⅱ -対外関係史概論-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:上白石 実
【教育目標】
日本の歴史は日本国内で完結するものではなく、常に周辺の民族・社会・国家との密接な関係を維
持しつつ展開していく。その関係は、外交だけではなく、人の流れ、物の流れ、情報の流れなど重層
的な関係であった。それらを総括的に把握し、日本の歴史を世界、特に東アジア世界において普遍化
する事がこの授業の目的である。
【授業計画】
No.
項 目
1
2
ガイダンス
海禁と華夷秩序
3
4
遣隋使
国際貿易港「博多」
5
6
日本国王の誕生
日本国王の通信
7
8
「世界」とは何か
倭寇的状況
9
10
11
12
朝鮮侵略
近世日本の国際関係
島原の乱
竹島問題
13
14
15
19世紀の世界と日本
鎖国と開国
まとめ
試験
試験
到 達 目 標
対外関係史とはどのような視点かを説明できる。
古代における倭国と中華帝国の関係を例に、東アジア世界の国際秩序である海禁と
華夷秩序について説明できる。
日本史で遣隋使と呼ばれる使節は、東アジア世界では朝貢使であることを説明できる。
平安時代末から室町時代において博多で行われた国際交流について、元寇や倭寇を
含めて説明できる。
室町幕府第3代将軍足利義満が明の皇帝から冊封された意義について説明できる。
日本が朝鮮・琉球と通信関係を持っていたことと、活発な国際貿易が行われていた
ことを説明できる。
16世紀、ヨーロッパ諸国の船がアジアに接近する理由について説明できる。
倭寇とは何か、倭寇の活動と日本への鉄炮・キリスト教伝来の関係について説明で
きる。
豊臣秀吉が行った朝鮮侵略について、実証的に説明できる。
江戸幕府が採った国際関係策について説明できる。
島原の乱を素材に、江戸幕府のキリスト教禁教策について説明できる。
竹島(独島)をめぐる江戸幕府と朝鮮政府の交渉を素材に、東アジア世界における
国境認識と紛争解決方法について説明できる。
19世紀における異国船の日本近海への出没や、ペリー来航の意義について説明できる。
鎖国と開国という言葉が、明治期につくられた言説であることを説明できる。
前近代の東アジア世界とは何か、東アジア世界における日本の位置について説明で
きる。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回の復習により理解を深めること。
【評価方法】
期末の試験(50%)とレポート(50%)で評価を出す。レポート課題については1回目ガイダン
スのときに指示する。
【テキスト】
使用しない。授業中プリントを配布する。
【参考書】
書 名
『日本の対外関係』1~7
(刊行中)
著 者
出 版 社
荒野泰典・石井正敏・ 吉川弘文館
村井章介編集
価 格
各6,000円
(税別)
【備考】
毎回復習をすること。レポート作成については真剣に取り組むこと。
-264-
ISBN
世界史Ⅰ -中国古代史を中心に-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:東洋史Ⅰ
担当教員:叢 小榕
【教育目標】
中国通史を内容とする。今年度のⅠでは、周王朝が衰微し、諸侯が覇を争うようになる春秋時代を
中心に、古代文献や最新の研究成果などに基づいて考察する。テキストや映像資料を使い、主として
古代史の解明を目的とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
到 達 目 標
春秋時代
春秋時代の時代区分の根拠と情勢の特徴を説明できる。
管鮑の交わり
春秋時代における人材重視の背景を説明できる。
桓公の覇業
斉の勢力拡張に象徴される諸侯争覇の趨勢を説明できる。
重耳
重耳の歴史的役割を説明できる。
晋の台頭
晋の台頭に見る周王朝衰微の兆しを説明できる。
秦の新興
秦の国力増強の原因を説明できる。
西の覇者――秦
秦の野望を通してその真意を説明できる。
楚の勢力の北上
「鼎の軽重を問う」ことの意味と周王朝の置かれた状況を説明できる。
南北二伯の局面
「伯」の意味と二伯時代の特徴を説明できる。
南方の戦争
南方諸国の対立の状況を説明できる。
呉・楚の争い
呉・楚対立の原因と争いの推移を説明できる。
臥薪嘗胆
呉・越戦争の結末を説明できる。
春秋末の情勢
諸侯間の争いから諸侯内部の争いへの変遷とその原因を説明できる。
春秋末における周王朝の 争覇の激化と周王朝存在の理由を説明できる。
位置づけ
春秋時代と戦国時代の時 春秋時代と戦国時代の時代区分における諸説とそれぞれの根拠を説明で
代区分
きる。
【準備学習】
関連文献や資料を調べ、予習して授業に臨むこと。
【評価方法】
レポートなど学習状況に基づく総合評価
【テキスト】
書 名
中国五千年の物語 第二巻 春秋・戦国時代と諸子百家
著 者
叢 小榕
出 版 社
総合法令出版
価 格
1,600円
ISBN
4-89346-993-2
著 者
叢 小榕
出 版 社
総合法令出版
価 格
1,600円
ISBN
4-89346-927-4
【参考書】
書 名
中国五千年の物語 第一巻 三皇五帝から夏殷周三代
【備考】
積極的に質問すること。
-265-
世界史Ⅰ -西洋中世史の面白さを学ぼう-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:西洋史Ⅰ
担当教員:稲村 道嘉
【教育目標】
西洋中世1000年の歴史を初期、
中期、
後期に区分し、それぞれの時代について概観する。初期は「ヨー
ロッパ世界の形成と発展」を、
中期は「十字軍」
「革新の12世紀」を、後期は「各国史」を軸に展開する。
授業は受講者の関心が西洋史へ向かうよう、随時エピソードを交えながら進める。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
ガイダンス
この授業の進め方、評価方法についてあらかじめ確認しておく。西洋史の範囲と時代
区分について一定の理解を得る。
2
ヨーロッパ世界の形成1
ゲルマン民族の大移動からフランク王国成立までの過程を説明できる。ヨーロッパ世
界成立の3要素を説明できる。
3
ヨーロッパ世界の形成2
カール大帝からフランク王国分裂までの流れを説明できる。
4
キリスト教の誕生とローマ・
カトリック教会
キリスト教の成立と発展の流れをつかみつつ、ローマ教皇権が中世の普遍的な権力を
もつに至った事情を説明することができる。
5
イスラム世界の形成と発展
イスラム教成立からイスラム帝国形成までの大きな流れを説明できる。イスラム教と
はどのような宗教か、その概要を説明できる。
6
西ヨーロッパの封建社会
ノルマン人の活動から封建制度が確立されるまでの過程を説明できる。
7
教会改革とローマ教皇権の発
展
クリュニー改革運動から叙任権闘争を経て教皇権が絶頂期を迎えるに至った事情を説
明することができる。
8
十字軍
十字軍がおこった背景と原因を理解する。十字軍の推移を概観し、その影響について
説明することができる。
9
革新の12世紀1
商業の復活と中世都市成立の事情について説明できる。
10
革新の12世紀2
中世文化の特徴を理解するとともに、12世紀の新たな文化の動きを説明できる。
11
東ヨーロッパ世界の動向
ビザンツ帝国史のアウトラインをつかみつつ、ビザンツ帝国の歴史的役割を説明する
ことができる。
12
中世のイギリス1
中世イギリス史の概要を説明できる。
13
中世のフランス2
中世フランス史の概要を説明できる。100年戦争の歴史的意義を説明できる。
14
中世のドイツ3
中世ドイツ史の概要を説明できる。
15
まとめ
これまで学習してきた内容について、特に重要な歴史事象について復習し、試験に備
える。
試験
試験を実施する。
試験
【準備学習】
高校の世界史教科書は必ず用意し、予習、復習に役立ててほしい。
【評価方法】
期末テストを中心に、ミニテストを加えた総合評価。出席も重視する。
【テキスト】
書 名
山川世界史総合図録テーマご
とにプリント配布
著 者
成瀬治 他
出 版 社
山川出版社
価 格
ISBN
743円
(税別) 4-634-04760-8
著 者
出 版 社
中央公論新社
価 格
1,600円
【参考書】
書 名
中公文庫 世界の歴史10
西ヨーロッパ世界の形成
【備考】
後期の世界史Ⅱを続けて履修することが望ましい。
-266-
ISBN
世界史Ⅱ -中国古代史を中心に-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:東洋史Ⅱ
担当教員:叢 小榕
【教育目標】
中国通史を内容とする。Ⅰに引き続き、天下が大いに乱れた戦国時代から秦の天下統一までの歴史
を中心に、古代文献や最新の研究成果などに基づいて考察する。王朝興亡の原因を追究し、秦の天下
統一を通して、今日の中国を理解するための手がかりを探ることを目的とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
戦国時代の時代区分と情勢
晋の三分
斉内部の抗争
斉の政権交替
魏・斉における人材の現状
魏・斉の争覇
秦における変革
秦の変革における商鞅の位
置づけ
合従連衡(1)
合従連衡(2)
秦楚抗争
長平の戦い
秦の天下統一
秦の始皇帝
中央集権国家出現の意味
到 達 目 標
戦国時代の時代区分における諸説と戦国時代の情勢を説明できる。
晋の三分と戦国時代初期の特徴を説明できる。
公室と卿大夫間の抗争の実態を説明できる。
斉から田斉への政権交替の原因を説明できる。
時代の要請と人材獲得の実態を説明できる。
争覇における人材認識を説明できる。
秦の天下統一の基礎につながる変革の実態を説明できる。
商鞅その人と彼の功罪について説明できる。
合従連衡の意味と背景を説明できる。
合従連衡の推移を説明できる。
楚後退の情勢とその原因を説明できる。
長平の戦いの歴史的意味を説明できる。
天下統一の必然性を説明できる。
秦の始皇帝の功罪を説明できる。
今日の中国の原型なる秦の社会構造について説明できる。
【準備学習】
関連文献や資料を調べ、予習して授業に臨むこと。
【評価方法】
レポートなど学習状況に基づく総合評価
【テキスト】
書 名
中国五千年の物語 第二巻 春秋・戦国時代と諸子百家
著 者
叢 小榕
出 版 社
総合法令出版
価 格
1,600円
ISBN
4-89346-993-2
著 者
叢 小榕
出 版 社
総合法令出版
価 格
1,600円
ISBN
4-89346-927-4
【参考書】
書 名
中国五千年の物語 第一巻 三皇五帝から夏殷周三代
【備考】
積極的に質問すること。
-267-
世界史Ⅱ -明暗織り成す西洋の近世史を学ぶ-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:西洋史Ⅱ
担当教員:稲村 道嘉
【教育目標】
ルネサンスからフランス革命までの西洋近世史(初期近代)を扱う。西洋の近世は、内乱、戦争、
革命へと続く暗い混乱の時代であった。だがその一方、文化、科学の分野においては目覚しい発展を
とげ、強力な経済と軍事力を背景に世界を着々と西洋化していく飛躍の時代でもあった。本講義はこ
の多面性を有する激動の時代を、エピソードを交えながら概観する。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
ルネサンスの背景
ルネサンスの意義と性格を理解し、そのおこった背景について説明することができる。
2
各国のルネサンス
イタリアを中心に西欧諸国のルネサンス運動の概要を説明し、代表的な芸術家や政治
家を挙げることができる。
3
ヨーロッパ世界の拡大
大航海時代の背景を理解するとともに、ポルトガル、スペインの海外進出がその後の
ヨーロッパ社会へ与えた影響について説明することができる。
4
宗教改革
ルターとカルヴァンの改革運動を辿り、彼らのおこなった改革がどのような影響を各
国に与えたのか、具体的に説明することができる。
5
スペインの繁栄とオランダ独
立戦争
フェリペ2世の政策とスペイン衰退の一因となったオランダ独立戦争について一通り
説明することができる。
6
イギリスの絶対王政1
ヘンリー 8世からエリザベス1世までの時代の流れを説明することができる。
7
フランスの絶対王政2
ブルボン王朝成立からリシュリュー、マザランを経てルイ14世に至るまでのおおよそ
の経過を説明することができる。
8
30年戦争とドイツ
30年戦争とはどのような戦争であったか、その内容を知るとともに、この戦争がその
後のドイツに与えた影響について説明することができる。
9
イギリス革命と立憲政治の発
達
ピューリタン革命と名誉革命、この2つの革命の推移とイギリス議会の発展の過程を
説明することができる。
10
プロイセン王国の発展
小国プロイセンがなぜヨーロッパの列強の一つに加えられるまでに至ったのか、その
辺の事情について説明することができる。
11
オーストリア帝国
ハプスブルク家が支配する大国オーストリアの栄枯盛衰の歴史を説明できる。
12
フランス革命の背景
革命がおこった背景と原因について説明できる。
13
フランス革命の進展
フランス革命の歩みをたどり、その後のヨーロッパ社会へ与えた影響について一通り
説明することができる。
14
17、18世紀のヨーロッパ文化
各分野で活躍した人物とその業績を挙げることができる。
15
まとめ
これまで学習してきた内容について、重要事項を復習し、試験の備えとする。
試験
試験を実施する。
試験
【準備学習】
高校の世界史教科書は必ず用意する。授業の前後にプリントや高校の世界史教科書の該当箇所をよ
く読んでおく。
【評価方法】
期末テストを中心にミニテストなどを加えた総合評価。出席も重視する。
【テキスト】
書 名
山川世界史総合図録テーマご
とにプリント配布
著 者
出 版 社
山川出版社
価 格
ISBN
743円
(税別) 4-634-04760-8
著 者
出 版 社
中央公論新社
価 格
1,600円
~ 1,850円
【参考書】
書 名
中公文庫 世界の歴史16
ルネッサンスと地中海17
ヨーロッパ近世の開花
【備考】
この授業を受講するには、世界史Ⅰを履修していることが望ましい。
-268-
ISBN
心の科学Ⅰ-歴史と方法・認知心理学・学習心理学-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:富田 新,高島 翠
【教育目標】
心理学の主要分野の幾つかについて紹介し、心理学の今日的展開と歴史について概観する。現在心
理学が多様な広がりを見せているのは、研究対象である人間が多面的で複雑な存在であるからに他な
らない。講義では、心理学の歴史と方法、認知心理学、学習心理学の主要な考え方や知識を身に付け
るとともに、科学的なものの捉え方、人間に対する多面的な見方、個人差の扱い方を習得する。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
歴史と方法(1)
到 達 目 標
心理学の一般的なイメージと、実態との間には、いかにギャップがあるかを理
解し、心理学の正しいイメージを身につける。(担当:富田)
歴史と方法(2)
心理学が “意識と行動の科学” であることを理解する。また、行動を測定する
ためにどのような工夫をしているかについて説明できる。(担当:富田)
歴史と方法(3)
心理学の下位分野にどのような分野があるかを理解し、各分野の特徴を説明で
きる。(担当:富田)
歴史と方法(4)
心理学が “意識の科学” としてスタートを切ってから、どのような変遷をたどっ
て今日の姿に至ったのか、を説明できる。(担当:富田)
歴史と方法(5)
心理学の方法論上のポイント(構成概念、操作的定義、独立変数と従属変数、
仮説演繹等)について説明できる。(担当:富田)
感覚・知覚の心理1
錯視などのデモンストレーションを通して、感覚・知覚のメカニズムについて
説明できる。(担当:高島)
感覚・知覚の心理2
錯視などのデモンストレーションを通して、「見える・見る」という主観的体験
に伴う特徴ついて説明できる。(担当:高島)
記憶の心理1
記憶にはどのような種類があり、それぞれどのような特徴を持つかについて説
明できる。(担当:高島)
記憶の心理2
記憶の変容についての知見を通して、「記銘・保持・想起」といった記憶のプロ
セスについて説明できる。(担当:高島)
記憶の心理3
記憶障害の症例などを通して、「忘れる(忘却)」とはどういうことかについて説
明できる。(担当:高島)
学習 古典的条件付けについて、その手続き、成立までの経過を図式を使って説明で
-古典的条件付け-
きる。また、古典的条件付けに関する諸現象について列挙し、説明できる。
(担当:高島)
学習
オペラント条件づけについて、手続き、成立までの経過を説明できる。またオ
-オペラント条件づけ- ペラント条件づけに関する諸現象について列挙し、それぞれを説明できる。(担
当:高島)
学習
社会的学習について古典的な研究を取りあげ解説する。その研究における手続
-社会的学習-
き、結果などを具体的に説明できる。(担当:高島)
思考と言語1
例題を解きながら、ヒトの思考パターンの特徴について実感的に理解する。講
義で取りあげた事柄について、具体例を挙げながら説明できる。(担当:高島)
思考と言語2
思考と言語の関係について、研究事例を挙げながら説明できる。(担当:高島)
試験
試験を実施する。
【準備学習】
人文学部心理学科及び薬学部の学生については、本科目は必修となっているので注意すること。ま
た、授業の復習を毎回しっかり行うこと。
【評価方法】
期末試験による評価を行う。試験を受験するためには2/3以上の出席が必要となるので注意すること。
【テキスト】
授業の中で指示する。
-269-
心の科学Ⅱ
1 年 後期 選択 2 単位
-発達心理学・社会心理学・性格心理学・臨床心理学-
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:富田 新,高島 翠
【教育目標】
心の科学Ⅰに続いて心理学の主要な研究分野のいくつかを紹介し、その歴史と今日的な展開につい
て整理する。Ⅱでは、発達、社会行動、パーソナリティ、動機づけ、適応と心の健康などの人間の日
常生活に密接に関連する研究分野を中心に、心とは何かについて科学的に考える。心理学についての
知識・理解を深めるとともに、一人の人間としての自分自身について様々な視点から深く考察する。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
項 目
発達心理1
発達心理2
発達心理3
発達心理4
5
6
7
発達心理5
パーソナリティ1
パーソナリティ2
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
パーソナリティ3
パーソナリティ4
感情と動機づけ
適応と心の健康1
適応と心の健康2
適応と心の健康3
適応と心の健康4
まとめ
試験試験
到 達 目 標
乳児の心身の機能とその発達について説明できる。
(担当:高島)
幼児の思考・認知の発達について説明できる。
(担当:高島)
幼児の人格と社会性の発達について説明できる。
(担当:高島)
社会行動とは何かを理解し、
そのメカニズムについて説明できる。
(担当:
高島)
社会行動の文化的背景について説明できる。
(担当:高島)
パーソナリティの諸理論について説明できる。
(担当:高島)
パーソナリティ形成について整理し、
関連する要因を説明できる。
(担当:
高島)
パーソナリティの測定と評価について説明できる。
(担当:高島)
パーソナリティの測定と評価について説明できる。
(担当:高島)
人間の感情や動機づけについて説明できる。
(担当:高島)
精神疾患の分類とその概要について説明できる。
(担当:富田)
精神疾患の分類とその概要について説明できる。
(担当:富田)
心理学的な適応について説明できる。
(担当:富田)
心理学的な適応について説明できる。
(担当:富田)
これまで学習した内容をまとめ、整理する。
(担当:富田)
試験を実施する。
【準備学習】
事前に、テキストの該当する部分を熟読しておくこと。また、配付資料等に目を通しておくこと。
【評価方法】
期末試験にて評価する。
【テキスト】
講義時に指定する。
【参考書】
講義時に紹介する。
-270-
シネマ・リテラシーⅠ-映画学入門Ⅰ-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:奥村 賢
【教育目標】
映画研究の基礎力を培うことを目標とする。文学作品を読まずして文学を研究することはできな
い。これと同じように、
映画作品をみることなしに映画を研究することは不可能である。本講座では、
外国映画史上の古典的作品を時間の許すかぎり数多く上映し、映画を学ぶうえでその礎となる知見を
培ってもらう。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
授業の概要
無声映画①
無声映画②
無声映画③
発声映画①
発声映画②
発声映画③
戦後の欧米映画①
戦後の欧米映画②
戦後の欧米映画③
戦後の欧米映画④
現代の欧米映画
アジアの映画①
アジアの映画②
総括
到 達 目 標
授業内容や授業方式について確認する。
アメリカの無声映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
フランスの無声映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
ドイツの無声映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
アメリカの発声映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
フランスの発声映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
ドイツの発声映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
戦後フランスの映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
戦後イタリアの映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
戦後ドイツの映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
戦後アメリカの映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
現代欧米の映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
中国映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
韓国映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
学習効果を確認する。
【準備学習】
古典映画の鑑賞に励むこと。
【評価方法】
レポートによる採点。
【参考書】
書 名
映 画 史 を 学 ぶ ク リ テ ィ カ
ル・ワーズ
著 者
村山匡一郎
出 版 社
フィルムアート社
価 格
2,100円
ISBN
10:4845903482
13:9784845903481
【備考】
「映画史Ⅰ」
「映画史Ⅱ」および「映画批評」を受講するさいには、本講座をすでに履修しているこ
とが望ましい。
-271-
シネマ・リテラシーⅡ
-映画学入門Ⅱ-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:奥村 賢
【教育目標】
映画研究の基礎力を培うことを目標とする。文学作品を読まずして文学を研究することはできな
い。これと同じように、
映画作品をみることなしに映画を研究することは不可能である。本講座では、
日本映画史上の古典的作品を時間の許すかぎり数多く上映し、映画を学ぶうえでその礎となる知見を
培ってもらう。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
授業の概要
日本の無声映画①
日本の無声映画②
日本の無声映画③
日本の発声映画①
日本の発声映画②
日本の発声映画③
戦後の日本映画①
戦後の日本映画②
戦後の日本映画③
現代の日本映画①
現代の日本映画②
現代の日本映画③
現代の日本映画④
総括
到 達 目 標
授業内容や授業方式について確認する。
日本の初期映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
無声映画芸術開花期の時代劇についてみずからの視点で論じることができる。
無声映画芸術開花期の現代劇についてみずからの視点で論じることができる。
発声映画初期の映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
発声映画全盛期の映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
戦時期の作品についてみずからの視点で論じることができる。
巨匠時代の映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
新潮流時代の映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
ATG映画時代の映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
1980年代以降の劇映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
実験映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
記録映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
アニメーション映画作品についてみずからの視点で論じることができる。
学習効果を確認する。
【準備学習】
古典映画の鑑賞に励むこと。
【評価方法】
レポートによる採点。
【参考書】
書 名
映 画 史 を 学 ぶ ク リ テ ィ カ
ル・ワーズ
著 者
村山匡一郎
出 版 社
フィルムアート社
価 格
2,100円
ISBN
10:4845903482
13:9784845903481
【備考】
「映画史Ⅰ」
「映画史Ⅱ」および「映画批評」を受講するさいには、本講座をすでに受講しているこ
とが望ましい。
-272-
文学の世界Ⅰ
1 年 前期 選択 2 単位
-グリム童話を読む-
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:川上 博子
【教育目標】
メルヘンは、従来文学としては二流とされてきた。しかし文学の源流のひとつである。人間の喜怒
哀楽、さまざまな経験、夢と願望などから生れ出たものである。その中には人間の核心に関わるもの
が端的に描かれている。講義では、グリム童話集の中の日本でも馴染み深いメルヘンを中心に取り上
げる。多くの人々の口から口へと語り継がれ、長い年月を生き続けてきた文芸の魅力の本質について
考察するとともに、文芸を読み解く力を養うことを目標とする。
【授業計画】
No.
1
ガイダンス・メルヘンについ 「メルヘン」という言葉の概念について考察する。小説と童話を比較し、そ
て
の特徴について説明できる。
項 目
到 達 目 標
2
ドイツの文学史におけるメル
ヘンの位置づけ
ゲーテとシラーを中心にロマン派までの歴史的背景を概観し、グリムのメ
ルヘン集が生まれるまでのヨーロッパにおける文学史的流れを説明できる。
3
グリム・メルヘンについて
グリム・メルヘンの特徴について解説する。グリムは誰から話を聞いたのか。
グリム・メルヘンの功罪について具体例を通して意見を述べることができる。
4
赤ずきんを読む(1)
グリムとペローの「赤ずきん」を比較、検討し、それぞれの結末についてし、
自分の考えを述べることができる。
5
赤ずきんを読む(2)
他の類話との比較を通じて、赤ずきん像の変遷について考察する。時代の
流れとともに変化する「赤ずきん」のパロディーの特性を検証することが
できる。
6
シンデレラを読む(1)
グリム・メルヘンにおける反復の手法について、具体例を挙げて説明できる。
7
シンデレラを読む(2)
映画上映
グリムとディズニーのシンデレラ像を比較、検討する。メルヘンにおける
モチーフの意味について意見を述べることができる。
8
白雪姫を読む(1)
物語の構造を多角的に考察する。メルヘンで好まれる色と数字の特徴につ
いて説明する。
9
白雪姫を読む(2)
映画上映
登場人物の描かれ方をディズニー映画との比較を中心に意見を述べること
ができる。
10
いばら姫を読む(1)
白雪姫の仮死といばら姫の眠りについて比較し、その特徴についてを述べ
ることができる。
11
いばら姫を読む(2)
メルヘンにおける時間の概念について考察し、自分の考えを述べることが
できる。
12
蛙の王様を読む
動物と人間の異類婚について考察し、メルヘンにおける人間と自然の関係
について説明することができる。
13
ヘンゼルとグレーテルを読む
登場人物の態度の豹変と物語の展開の関連性について分析することができる。
14
死神のいるグリム童話
日本人と西洋人の死生観の違いについて説明できる。
15
まとめ
メルヘンの機能・様式について総合的に考える。
試験
授業内容の理解度テストを行う。メルヘンを自分で解釈し、自分の言葉で
的確に表現できるかを確認する。
試験
【準備学習】
自分の興味のある日本の昔話や世界の民話を日頃から読むように心がけること。 【評価方法】
適時、小レポートを提出してもらう。小レポートと試験でのみ評価する。
【テキスト】
授業中適宜、プリントを配布する。
【参考書】
書 名
エロティックメルヘン3000年
著 者
金成 陽一
出 版 社
講談社
【備考】
毎回の授業の要点を確認し、ノートを整理しておくこと。
-273-
価 格
1,575円
ISBN
文学の世界Ⅱ
1 年 前期 選択 2 単位
-能動的な読者になろう-
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:小説の世界
担当教員:能地 克宜
【教育目標】
大学で文学を学ぶということは、高校までのような与えられた枠組みの中で一つの正解に辿り着く
受身の姿勢で読むことから、自ら読むための枠組みを作って能動的な読者として読みに参加すること
だと言えるでしょう。本科目は、受講者がそうした主体的な読みを確立していくために、具体例とし
て日本近現代文学におけるいくつかの諸作品を取り上げ、それらをさまざまな人文学的知識を用いた
枠組みを通して読むことを目標とします。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
ガイダンス
講義の進め方、参考文献の紹介等を通じて、以後の講義に向けての前提とな
る基本的な知識や講義に対する姿勢を身につけることができる。
2
芥川龍之介「羅生門」①
担当者が高校生を対象に作成した補助教材を参照しながら、高校での文学の
学び方と大学での文学の学び方の差異を認識することができる。
3
芥川龍之介「羅生門」②
前回の講義を踏まえ、小説の典型的な物語構造をつかみ、受講者の関心に沿っ
た読みを示し、それを小レポートとして提出することができる。
4
田山花袋「少女病」①
〈近代的権力とまなざし〉をテーマとした枠組みでの読みを確立するために、
そのテーマに沿った文献を参照しながら「少女病」を読むことができる。
5
田山花袋「少女病」②
前回の講義を踏まえ、
「少女病」を主体的に読み、それを小レポートとして提
出することができる。
6
谷崎潤一郎「刺青」①
〈明治~大正期の心理学〉をテーマとした枠組みでの読みを確立するために、
そのテーマに沿った文献を参照しながら「刺青」を読むことができる。
7
谷崎潤一郎「刺青」②
前回の講義を踏まえ、
「刺青」を主体的に読み、それを小レポートとして提出
することができる。
8
萩原朔太郎『月に吠える』 『月に吠える』
『青猫』所収のいくつかの詩編を読み、同時代の詩人の作品を
『青猫』
参照しながら、近代詩の解釈を主体的に行うことができる。
9
室生犀星「蜜のあはれ」① 〈二〇世紀小説の技法〉をテーマとした枠組みでの読みを確立するために、そ
のテーマに沿った文献を参照しながら「蜜のあはれ」を読むことができる。
10
室生犀星「蜜のあはれ」②
11
三島由紀夫
「雨の中の噴水」 〈自己と他者〉をテーマとした枠組みでの読みを確立するために、そのテーマ
①
に沿った文献を参照しながら「雨の中の噴水」を読むことができる。
12
三島由紀夫
「雨の中の噴水」 前回の講義を踏まえ、
「雨の中の噴水」を主体的に読み、それを小レポートと
②
して提出することができる。
13
星野智幸「俺俺」①
〈記号的世界〉をテーマとした枠組みでの読みを確立するために、そのテーマ
に沿った文献を参照しながら「俺俺」を読むことができる。
14
星野智幸「俺俺」②
前回の講義を踏まえ、
「俺俺」を主体的に読み、それを小レポートとして提出
することができる。
15
まとめ②
上記の講義内容を踏まえ、
「文学」をテーマとした最終レポートを作成するこ
とができる。
試験
前回の講義を踏まえ、
「蜜のあはれ」を主体的に読み、それを小レポートとし
て提出することができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
講義で取り上げる作品のうち、文庫本で入手できるものは、必ず事前に目を通しておくように。ま
た、初回に配布する参考文献のうち、少なくとも1冊は最終レポートで言及してもらいますので、じっ
くり読んでおきましょう。
【評価方法】
最終レポート(60%)
、授業中に科す小レポート(30%)
、受講態度(10%)で評価します。なお、
出席を重視します。
【参考書】
書 名
読者はどこにいるのか
――書物の中の私たち
著 者
石原千秋
出 版 社
河出書房新社
価 格
1,260円
ISBN
978-4-309-62401-3
【備考】
およそ隔週の割合で授業後に小レポートを提出してもらいます。この講義の目標は受講者が文学を
通して主体的に知的探求を行うことです。2回以上小レポートを提出しなかった場合は最終レポート
を提出できませんので注意してください。
-274-
憲法
-憲法と日常生活とのつながりについて考えよう-
1 年 前期/後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:菅野 昌史
【教育目標】
日本国憲法の条文の基本的内容及びそれに関連する基本判例の理解を通じて、受講者各自が憲法と
日常生活とのかかわりを実感できるようになることを目的とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
日本国憲法の成立
2
憲法総論
3
人権総論
4
人権各論1:精神的自由(1)
5
6
人権各論2:精神的自由(2)
人権各論3:経済的自由
7
人権各論4:その他の人権
8
9
10
11
人権各論5:幸福追求権
統治システム1:立法
統治システム2:行政
統治システム3:司法
12
統治システム4:財政
13
統治システム5:地方自治
14
現代社会と憲法のあり方
15
試験
まとめ
試験
到 達 目 標
日本国憲法の成立過程の概要を説明できる。
憲法という法規範の特徴、日本国憲法の全体的構造について説明できる。
人権の分類、日本国憲法における人権規定の享有主体・妥当範囲に
ついて説明できる。
思想・良心の自由、信教の自由、学問の自由といった各人権の基本
的内容及びそれらに関連する基本判例について説明できる。
表現の自由の基本的内容及び関連する基本判例について説明できる。
居所・移転の自由、職業の自由、財産権の保障といった各人権の基
本的内容及びそれらに関連する基本判例について説明できる。
生存権、国家賠償請求権、選挙権といった各人権の基本的内容及び
それらに関連する基本判例について説明できる。
幸福追求権の基本的内容について説明できる。
国会という組織の仕組み、その地位、権限について説明できる。
内閣という組織の仕組み、その地位、権限について説明できる。
司法権の独立及び裁判を受ける権利の基本的内容、違憲審査制の仕
組みについて説明できる。
財政に関する基本原則、公金の支出が禁じられる場合について説明
できる。
地方自治の本旨の基本的内容、地方公共団体の組織・権限について
説明できる。
日本国憲法の改正手続、憲法改正をめぐる議論を理解し、憲法改正
の是非について議論することができる。
第1回から第14回までの授業内容の理解度を確認する。
試験を実施する。
【準備学習】
テキストの該当箇所を熟読し、疑問点を持って授業に臨むこと。
【評価方法】
学期末試験の結果を主とするが、授業中に課したレポートの内容も加味して評価を行う。
【テキスト】
書 名
目で見る憲法[第3版]
著 者
出 版 社
初宿正典・大沢秀介・ 有斐閣
高橋正俊・常本照樹・
髙井裕之編著
価 格
1,600円
(税別)
ISBN
978-4-641-13023-4
【備考】
新聞やテレビで報道される裁判や法律の制定・改正に関心を持つようにしてください。
-275-
教養法学
-日本の法システムの見取り図を作ろう-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:菅野 昌史
【教育目標】
2009年5月にスタートした裁判員制度に象徴されるように、日本の法システムは現在大きな変革期
にある。この講義では、そうした変革を必要とした、これまでの法システムの実態を示すとともに、
現在進行中の状況について解説する。その結果、受講者が日本の法システムの見取り図を作り、日本
の法システムの将来像について、自分なりに考え、意見が述べられるようになることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
司法制度改革
戦後の司法制度改革の経緯について説明することができる。
2
立法過程と行政過程1
:立法過程
法律が誰によって作られ、どのようなプロセスによって決定されている
のか、その仕組みを説明できる。
3
立法過程と行政過程2
:行政手続
法律は行政によってどのように運用されているのか、その仕組みを説明
できる。
4
立法過程と行政過程3
:地方自治
地方自治体と住民との関係を理解し、市民は選挙での投票以外に、自治体
のあり方にどのように関わっていけるのかについて議論することができる。
5
法律のプロフェッショナル1
:弁護士
弁護士という法律専門職の歴史、種別、任務を説明できる。
6
法律のプロフェッショナル2
:検察官
検察官という法律専門職の歴史、種別、任務を説明できる。
7
法律のプロフェッショナル3
:裁判官
裁判官という法律専門職の歴史、種別、任務を説明できる。
8
法律のプロフェッショナル4
:多様な法律家
法曹養成の仕組み、法曹三者以外の法律家の種別、任務を説明できる。
9
民事紛争過程1:裁判所制度
裁判所の構成、組織、役割を説明できる。
10
民事紛争過程2:裁判外紛争処
理
裁判以外の紛争処理の仕組みを説明できる。
11
民事紛争処理3:民事訴訟
民事訴訟制度の概要とその利用を規定する要因を説明できる。
12
民事紛争処理4:行政訴訟
行政訴訟制度の概要、その制度が抱える問題点について説明することが
できる。
13
犯罪・非行の処理1
:刑事手続
犯罪や非行に対する刑事手続の概要、その制度が抱える問題点について
説明することができる。
14
犯罪・非行の処理2
:裁判員制度
裁判員制度の概要、司法への市民参加の意義について説明することがで
きる。
15
まとめ
上記の講義内容を踏まえ、日本の法システムをテーマとした最終レポー
トを作成することができる。
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
テキストの該当箇所を熟読して、疑問点を持って授業に臨むこと。
【評価方法】
最終レポート(60%)
、小レポート(30%)
、受講態度(10%)で評価する。
【テキスト】
書 名
ブリッジブック法システム入
門
著 者
出 版 社
宮澤節生・武蔵勝宏・ 信山社
上石圭一・大塚浩
価 格
ISBN
2,600円
978-4-7972-2321-7
(税別)
著 者
出 版 社
木佐茂男・宮澤節生・ 日本評論社
佐藤鉄男・川嶋四郎・
水谷規男・上石圭一
価 格
ISBN
2,800円
978-4-535-51676-2
(税別)
【参考書】
書 名
テキストブック現代司法 第
5版
【備考】
新聞やテレビで報道される裁判や法律の制定・改正に関心を持つようにしてください。
-276-
社会学
-われわれの社会のしくみを解剖する-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高木 竜輔
【教育目標】
この授業では、社会学の基本的な考え方を理解することが目標である。われわれは他者と人間関係
を取り結び、社会を作り上げている。しかし社会が近代化し、複雑化するなかで、社会のしくみも複
雑化し、イメージしづらくなってきている。社会学の概念を用いて自分の身の回りの現象について説
明できることが目標である。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
イントロダクション
講義の進め方、受講に際しての注意点について理解できる。
2
社会の変化(1)
社会が近代化することによりわれわれの生活がどのように変化したのかを、
市民革命や産業革命時に関する世界史や日本史の知識を用いながら説明する
ことができる。
3
社会の変化(2)
社会が近代化することによりわれわれの生活がどのように変化したのかを、
身近な事件を例証しながら説明することができる。
4
映画『ダーウィンの悪夢』
5
社会的行為と社会的役割
複雑化する現代社会における社会的行為と社会的役割、ならびにその変遷に
ついて概念的・歴史的に説明できる。
6
集団と組織
集団の概念的把握(第一次集団と第二次集団、ゲマインンシャフトとゲゼル
シャフト、コミュニティとアソシエーション等)
、組織と官僚制の概念的およ
び具体的な把握ができる。
7
社会のなかの「私」
8
社会構造と法・経済
法システム(法と社会規範、法と社会秩序など)と経済システム(市場、交換、
労働等の基礎概念など)等、法とさまざまな社会現象との関連を説明できる。
9
近代社会のしくみ
近代社会を支えるいくつかの「しくみ」について、具体的には資本主義と国
家の役割について説明できる。
10
家族
家族の概念、家族の構造と形態、家族の機能等を各種データを通じて理解する。
その上で家族の変化がわれわれの社会生活に与える影響について具体例を例
示し、説明できる。
11
生活構造とライフスタイル
生活構造の基本的理解を踏まえ、生活時間、消費、ライフスタイルなどをデー
タを通じて理解する。その上で、昔の人々の生活と今の人々の生活の違いに
ついて比較し、説明することができる。
12
現代人のライフコース
昔の人の人生と今の人の人生はどのように違うのか。就職や結婚、出産、死
亡などのライフイベントに注目して、
昔の人との「人生」の違いを説明できる。
13
地域社会とその変容
地域社会の変化について、都市化や過疎化と地域社会、地域社会の集団・組
織を紹介しつつ理解する。自らが居住する地域社会の変化について、紹介し
た概念を用いて説明することができる。
14
社会問題のとらえ方
社会病理や逸脱の問題を概念的理解する。その上でホームレスを事例にロー
ルプレイをおこない、ホームレスのおかれた状況について推論をおこなうこ
とができる。
15
人口の構造と動態
人口の概念を把握し、現代日本における人口構造や少子高齢化等を具体的に
理解する。その上で、人口変動がわれわれの社会生活に与える影響について
具体例を例示し、説明することができる。
試験
試験を実施する。
試験
社会が変化することが人間の生活にどのような影響を及ぼしているのかを、
『ダーウィンの悪夢』を見ることにより理解することができる。
「私」はいかに社会とつながっているのか。ミードやシュッツなどの議論、さ
らにはネットワーク論などから多面的に「私」と社会をつなぐ「しくみ」に
ついて説明できる。
【準備学習】
授業支援システムを通じて配布する各回の資料に目を通しておくこと。
【評価方法】
授業ことのリアクションペーパー及び期末試験の結果から評価する。出席も重視する。
【テキスト】
使用しない。毎回資料を配付する。
-277-
共生社会学 -ジェンダーの視点から個人・家族・社会を考える-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:ジェンダー論
担当教員:菊池 真弓
【教育目標】
ジェンダーとは、社会的・文化的に構築された性別のあり方を指す言葉である。簡単にいえば、
「男はこう(あ
るべきだ)」「女はこう(あるべきだ)」といった社会的枠づけや、
「男らしさ」
「女らしさ」といった「らしさ」
を意味するものである。本講義では、われわれの「生まれる」から「死ぬ」までの身近な出来事を社会学的
に問い直し、受講者各自がジェンダーと日常生活、人とのかかわりを通じた共生社会の構築の意味を実感で
きるようにすることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
共生社会学とは(ガイダン
ス)
共生社会学におけるジェンダーの位置づけ、日常社会におけるジェンダー問
題とその課題について説明できる。
2
うまれることとジェンダー
子どもの社会化の過程、しつけの国際比較など、子どもの発達とジェンダー
とのかかわりについて説明できる。
3
学ぶこととジェンダー
学校文化をジェンダーの視点から問い直し、隠れたカリキュラム、教科書、
男女平等教育の方向性などについて説明できる。
4
愛することとジェンダー
われわれが抱く恋愛、結婚・離婚、再婚などのジェンダー・イメージの実態
と課題、現代社会の結婚の意味について説明できる。
5
働くこととジェンダー
わが国における就労、家事労働の現状など、今後の男女共同参画社会の実現
にむけた課題について説明できる。
6
家族とジェンダー
国際比較の視点から、個人のライフコースを尊重した生き方を考え、今後の
夫婦・親子などの関係と役割について考察を加えることができる。
7
育てることとジェンダー
子育てと性別役割分業、育児休業制度、ワークライフ・バランスなど、少子
高齢社会における子育ての問題と課題について説明できる。
8
個人の悩みと社会問題
(1) セクシュアル・ハラスメント、パワー・ハラスメント、アカデミック・ハラ
スメントなど、現代社会におけるジェンダー問題と課題について説明できる。
9
個人の悩みと社会問題
(2) 異性愛、同性愛、両性愛などの性の多様性、セクシュアル・ライツの重要性など、
現代社会におけるジェンダー問題と課題について説明できる。
10
メディアとジェンダー
映画、マンガ、ドラマ、TVコマーシャルなどにおける男女関係や描かれ方、
メディアにおけるジェンダー問題と課題について説明できる。
11
老いることとジェンダー
高齢者扶養、老後の経済的自立、地域社会への参加など、少子高齢社会にお
ける介護の問題と課題について説明できる。
12
死ぬこととジェンダー
死の見取り、
「家」意識を残す墓、葬送など、死ぬこととジェンダーの問題と
課題について説明できる。
13
国際社会とジェンダー
産む・産まないことなど、国際社会におけるリプロダクティブ・ライツの重
要性など、世界を視点においたジェンダー問題と課題について説明できる。
14
21世 紀 の 共 生 社 会 構 築 と
は
経済のグローバル化などの地球的問題とジェンダーとのかかわり、その問題
解決の方向性について考察を加えることができる。
15
まとめ
共生社会学を総括し、現代社会を取り巻くジェンダーについての理解度を確
認する。
試験
試験を実施する。
試験
【準備学習】
毎回授業終了時に講義内容に関する小レポートをまとめてもらいます。また、次回の講義までに指
示するテキストを熟読して講義に臨むこと。
【評価方法】
成績は、定期試験、小レポート、受講態度の内容を総合的に勘案して評価する。講義の進め方や具
体的な評価の方法については、初回授業において説明を行います。
【テキスト】
書 名
『女性学・男性学 ジェンダー
論入門』
著 者
伊藤公雄・樹村みど
り・國信潤子著
出 版 社
有斐閣
価 格
1,900円
ISBN
4-641-12141-9
【参考書】
授業中に随時指示する。
【備考】
新聞やテレビなどで報道される現代社会における個人・家族・社会の動向に関心を持つように心が
けてください。
-278-
政治学概論Ⅰ -政治の基本概念と現実を考える-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:叢 小榕
【教育目標】
人類社会において、
政治はいかに形成し、
どのように行われ、どんな意味を持っているのか、そういっ
た問題を歴史上のさまざまなケースを見ながら、古今の政治論を用いて解明することを目的とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
項 目
政治の起源
権力
支配
政治体制
イデオロギー
6
独裁
7
民主
8
国家
9
官僚制
10
政党
11
議会
12
政策
13 「選挙」の語源と現状
14
圧力団体
15
政治参加
試験 試験
到 達 目 標
上古の政治と政治家について説明できる。
権力の概念と実態を説明できる。
権力と支配との関係を説明できる。
種々の政治体制の特徴を説明できる。
冷戦時代におけるイデオロギーの対立と今日におけるイデオロギーの収
斂の実態を説明できる。
独裁政治の本質を説明できる。
民主主義の実質を説明できる。
国家の発生、古代国家と近代国家の違いを説明できる。
官僚制の機能と逆機能を説明できる。
政治における政党の役割を説明できる。
議会の仕組みを説明できる。
政策と政治の関係を説明できる。
選挙の本来の意味と現行選挙制度のあり方を説明できる。
政治における圧力団体の機制を説明できる。
政治参加の意義を理解し積極的に参加できる。
筆記試験を実施する。
【準備学習】
関連文献や資料を調べ、予習して授業に臨むこと。
【評価方法】
試験と学習状況に基づく総合評価
【テキスト】
随時指示またはプリント配布
【参考書】
随時指示またはプリント配布
【備考】
必ずメモをとること。
-279-
政治学概論Ⅱ -政治の基本概念と現実を考える-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:叢 小榕
【教育目標】
政治の基本原理に基づいて、政治の現状を検証する。地理・文化・経済と政治体制との関係、国際
組織の現状、テロリズムの根源、戦争のメカニズムなどを考え、実例を取り上げて、国際政治の直面
しているさまざまな課題を分析する。同時に、論理の方法を探求することを目的とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
文化と政治
資源と政治
地球環境と政治
政治と戦争
冷戦
国際政治と国内政治
国際組織
グローバル化とリージョナル化
民族対立
国際政治における理解
テロの定義
テロの根源
安全保障
協調と対立
現代政治学における諸問題
試験
到 達 目 標
文化風土と政治との関係を説明できる。
資源の配分における政治の役割を説明できる。
政治課題としての環境問題を説明できる。
政治における戦争の意味を説明できる。
冷戦の構造とその後の国際情勢を説明できる。
国際政治と国内政治の異同を説明できる。
国際組織の特徴と役割を説明できる。
当今の国際情勢における主要な傾向を説明できる。
民族対立の文化的・宗教的要素を説明できる。
理解とは何か、国際政治において理解は可能かを考える。
テロの定義における諸問題を説明できる。
テロ発生の根源を検証し説明できる。
安全保障上の諸問題を説明できる。
国際社会における協調と対立の構造を説明できる。
現代政治学における諸問題を説明できる。
筆記試験を実施する。
【準備学習】
関連文献や資料を調べ、予習して授業に臨むこと。
【評価方法】
試験と学習状況に基づく総合評価
【テキスト】
随時指示またはプリント配布
【参考書】
随時指示またはプリント配布
【備考】
必ずメモをとること。
-280-
現代日本の国民生活と経済
-観光インセンティブ-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:現代日本の社会経済と国民生活Ⅰ
担当教員:佐藤 一昭
【教育目標】
この授業の目標は、
近・現代の日本の国民生活と経済、および観光学を習得することである。方法は、
学生とのコミュニケーションを重視し、学生の参加を期待する。学生が積極的に授業に参加し、内容
を説明できるようにする。授業は、学生が理解しやすいように、時系列に基づいて進めていく。その
過程で、学生が、政治経済、国際関係、および基礎経済・経営用語を説明できるようにする。観光学
は、地域研究を重視し、見聞したことを説明できるようにする。国際関係は、日米関係を中心に、日
中関係、東南アジア、オセアニアとの関係を重視する。授業計画は、第二次世界大戦前と戦後の国民
生活と経済および国際関係を習得する。
【授業計画】
No.
項 目
1
戦前の国民生活
2
ヤルタ会談とポツダム宣言
3
アメリカの占領政策と占領
軍の日本改革
4
国際関係の変化、朝鮮戦争
と特需
5
高度経済成長時代
6
経済成長と日本的経営
7
高度経済成長と国民生活
8
為替相場の問題
9
為替相場と国民生活
10
11
政府の財政・金融政策
プラザ合意とバブル経済
12
13
貿易と総合商社
海外直接投資と多国籍企業
14
国際化時代
15
平成不況と不確実性の時代
試験
学習した範囲の試験
到 達 目 標
昭和史前半の国民生活や政治経済および国際関係を説明できる。
戦後の世界体制、日本国憲法、新生日本を説明できる。
財閥解体、農地解放、労働三法の制定を説明できる。
日本と朝鮮人、戦前の朝鮮人の生活、朝鮮半島の分割の理由を説明で
きる。
高度経済成長の原因と戦前と戦後の国民生活の相違を説明できる。
日本的経営の功罪、終身雇用制度や年功序列を説明できる。
人口移動と都市化、過疎・過密、公害や環境問題を説明できる。
戦後、アメリカの対日経済政策であった固定相場制を理解し、日本の
経済成長との関係を説明できる。また、為替相場と貿易や国際観光と
の関係をも説明できる。
為替相場の変動が、輸出や輸入ばかりでなく、電気代やガソリンなど
諸物価に及ぼす影響力と国民生活との関係を説明できる。
国家の政治・経済政策と国民生活との関係を説明できる。
大国による圧力と政治的為替管理、および国際社会の経済への影響を
説明できる。
貿易立国の担い手の総合商社の特徴と情報力を説明できる。
製造業ばかりでなく、サービス産業の世界的展開と国民生活を説明で
きる。
国民生活における外国事情の理解の重要性や、国際観光の大衆化と価
値観の変化を説明できる。
国民間の格差、および地域間の格差を説明できる。また、夢のもてる
心の時代の生き方を説明できる。
学習したテーマについての小論文、および経済用語の理解度の確認。
【準備学習】
予習、復習をすること。
【評価方法】
授業態度、試験による総合評価。出席も重視する。
【備考】
現代の国民生活に関心を持つこと。
-281-
経営とモチベーション -人を動かすインセンティブ-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:人間とモチベーション
担当教員:佐藤 一昭
【教育目標】
この授業は、国家、自治体、企業、学校、家庭などの組織体における「個人の行動」や「モチベーショ
ン」
を習得することを目標にする。すなわち、
人間の動機づけについて習得することである。リーダー
シップ論、経営心理学および刑法の授業でもある。まず、人間を理解し人間の行動の源泉となるイン
センティブを考察する。次に、説得とモチベーションを考察する。ここでは、強制的状態の創出とし
て、刑法を説明できるようにする。刑法の知識は、人を動かし、自分の行動を規制するために、国民
生活において不可欠なものである。最後に、動機の教導として、率先垂範などを説明できるようにす
る。方法は、学生とのコミュニケーションを重視する。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
12
項 目
人間の理解
マズローの5段階の欲求
インフォーマル組織(人間関係論)
個人とモチベーション
インセンティブ論1
インセンティブ論2
強制的状態の創出と刑法
個人的法益に対する罪。殺人、傷害、
脅迫、名誉毀損など
社会的法益に対する罪。放火、偽造など
賭博、猥褻、麻薬所持、重婚などの社
会的犯罪
国家的法益に対する罪。賄賂、虚偽告
訴、公務員職権濫用罪、犯人蔵匿など
機会の合理化、動機の教導
13
率先垂範とリーダーシップ
14
率先垂範と日本のナイチンゲールの行
動
理想の恩恵と利他主義的行動
9
10
11
15
試験
学習した範囲の試験
到 達 目 標
人間の欲求と行動および言葉を説明できる。
生理的欲求、社会的欲求、自己実現の欲求などを説明できる。
社会的欲求と人間関係を説明できる。
人間が、インセンティブによって行動する過程を説明できる。
物的インセンティブと人間行動を説明できる。
非物的、心的インセンティブと人間行動を説明できる。
説得と刑法を説明できる。
生活と刑法を説明できる。
社会的犯罪と刑法を説明できる。
猥褻、賭博、麻薬所持などの犯罪を、事例研究をとおして説明で
きる。
これらの国家的犯罪を、事例研究をとおして説明できる。
一般的合理化と特殊的合理化を説明できる。城祉観光をとおして
白虎隊士の行動などを説明できる。
インセンティブとしての率先垂範を理解し、説明できる。実例と
して、上杉鷹山の行政経営改革を説明できる。
率先垂範して、社会的に困窮している人々を救済して、日本のナ
イチンゲールといわれた瓜生岩子の行動を説明できる。
まず理論を考察し、次に歴史記念館観光に基づいて、実際に日本
を動かした人間の利他主義的行動を説明できる。個人のためでは
なく、日本のために奔走した坂本龍馬の理想の恩恵を説明できる。
学習したテーマに関する小論文、および関係する漢字の理解度を
確認する。
【準備学習】
予習、復習をすること。
【評価方法】
授業態度、試験による総合評価。出席も重視する。
【テキスト】
書 名
英語・日本語コミュニケーション
著 者
佐藤一昭
出 版 社
学文社
【備考】
暇を見つけて、裁判所で、裁判を傍聴すること。
-282-
価 格
3,500円
ISBN
978-4-7620-1787-2
教育とは何かⅠ -幼児期から少年期の遊びと人間形成-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井澤 直也
【教育目標】
この授業の目的は、これまで受けてきた高等学校までの教育体験を基礎にしながら、教育という営
みがどのような働きをもっているのかを探ることにある。また単なる講義科目ではなく、自分の体を
動かしながら考えていく授業でもある。いま大学生に限らず中学生や小学生もこの体を動かしながら
考えることができなくなっていることが、
ある意味で人間形成を困難にしている大きな原因でもある。
様々な体験の中から教育という営みを再考する機会とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
項 目
自分を振り返る(教員の自分史)
アニメから自分史を考察する
(その1)
アニメから自分史を考察する
(その2)
自分史を書いて、発表する
(レポート)
少年期の遊びを体験する
遊びとは何かについて考える
遊びと人間形成について考える
幼児教育から考えること
今、学校で起きていること
今、学校で起きていること
子どもたちはなぜ荒れるのか?
今、青少年たちに何がおきてい
るか(その1)
今、青少年たちに何がおきてい
るか(その2)
現代における育児の困難
まとめ
試験
到 達 目 標
自分がどのように成長してきたのかについてたどることができる。
アニメを通して自分を振り返ることができる。自分史を書く準備をする。
自分史を書いて仕上げることができる。
自成の長所、短所についてどう克服してきたかについて記すことができる。
少年期の遊びを体験し、その本質を考えることができる。
少年期の遊びの意味を考えることができる。
遊びのもつ人間形成的意味を考察し、レポートにまとめることができる。
幼児教育では何が重要なのかについて発見することができる。
子どもたちの荒れる現状をみて、その背景には何が存在するかを考える
ことができる。
学校で子どもたちは何を発信しているのかについて説明できる。
子どもたちの荒れる現状をみて、その背景には何が存在するかを説明できる。
青少年に何が起きつつあるについて説明できる。
青少年の非行やフリーター志向の背景について説明できる。
現代における子育ての困難と家族の変容について説明できる。
講義全体を受けて青少年の遊びと人間形成の現状と課題についてレポー
トをまとめることができる。
試験は特に実施しない。
【準備学習】
授業参加に当たっては事前の準備や予習をしておくこと。
【評価方法】
何度か実施するレポートや授業への参加態度などを考慮して総合的に評価する。
【テキスト】
プリントを配布する。
【備考】
授業では単なる講義ではなく、自分を振り返ったり、遊びを体験したりする。この中で教育という
ものの持つ意味をしっかり考えていくので、主体的な参加を求める。また欠席5回で受験資格を失う
ので十分留意すること。
-283-
教育とは何かⅡ -近現代における学校と社会の関係-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:大橋 保明
【教育目標】
本科目では、
「教育とは何か」を考える上で重要な3つの現代的な鍵概念「個」
:近代学校教育史、
「他者」
:隠れたカリキュラムとジェンダー、
「コミュニティ」
:学校と地域社会の連携・協働について、
具体的な教育実践例の考察を通して、理論的かつ実践的に習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
「教育とは何かⅡ」の概要
到 達 目 標
本科目の内容と計画について確認し、受講への意欲と目的を明確にする。
(視聴
覚教材「光れ!どろだんご」
)
2
隠れたカリキュラムとジェンダー(1) 学校トイレ改革の背景等について、カリキュラムとの関連の中でその位置づけの
-学校のトイレを考える-
変化を説明することができる。
(視聴覚教材「変わる、学校のトイレ」
)
3
隠れたカリキュラムとジェンダー(2) 学習指導要領を中心とした顕在的カリキュラムの特徴について、自らの被教育経
-顕在的カリキュラム-
験を捉え返すことができる。
4
隠れたカリキュラムとジェンダー(3) 顕在的カリキュラムと潜在的カリキュラムの違いについて説明できる。
(視聴覚
-潜在的カリキュラム-
教材「隠れたカリキュラムを考える」
)
5
隠れたカリキュラムとジェンダー(4) ジェンダーに関する基礎的知識を学習し、学校教育における2つのカリキュラム
-現代社会とジェンダー-
を社会との関係で捉えることができる。
6
近代学校教育史(1)
-近代の教育-
明治期以降の日本の教育の在り方や特徴について、近世の教育との対比の中で説
明できる。
7
近代学校教育史(2)
-学校の誕生-
近代から現代までの日本の学校教育制度の変遷について、簡潔にまとめることが
できる。
8
近代学校教育史(3)
-現代におけるカリキュラム改革「総
合的な学習の時間」-
現代カリキュラム改革における「総合的な学習の時間」について、自らの被教育
経験を振り返りながら、本学習の目的や意義等を説明することができる。
(視聴
覚教材「総合学習」
)
9
近代学校教育史(4)
-現代におけるカリキュラム改革「個
性化・個別化教育」-
現代カリキュラム改革における「個性化・個別化教育」について、教育実践例の
検討を通じて、本学習の目的や意義を説明することができる。
(視聴覚教材「東
浦町立小川小学校の取り組み」
)
10
学校と地域の連携・協働(1)
-地域教育史序説-
地域子ども教室や学校支援地域本部等の現代的政策も含めた戦後地域教育史につ
いて説明できる。また、身近にある地域活動に関心を持てる。
11
学校と地域の連携・協働(2)
-地域教育組織
中学校区を包括する地域教育組織の現状と課題について、自らが居住する中学校
区の現状や課題と比較・参照できる。
(視聴覚教材「すこやかネットの取り組み」
)
12
学校と地域の連携・協働(3)
-地域通貨
教師の専門性について自らの見解をまとめ、発表等でわかりやすく提示できる。
(視聴覚教材「田尻町エコマネーの取り組み」
)
13
学校と地域の連携・協働(4)
-コミュニティ・スクール
コミュニティ・スクール(学校運営協議会)における実践例の考察から、その意
義や目的、成果、課題等を簡潔にまとめることができる。
14
教育とは何か
個・他者・地域それぞれの観点からこれまでの学習内容を整理し、
「教育とは何か」
について自らの考えを構築し、説明することができる。
15
講義のまとめ
第1回~第14回までの講義の総括を行い、講義内容についての理解度を確認する。
試験
学習の達成度を確認するために試験を行う。
(持ち込み不可)
試験
【準備学習】
必ず予習復習を行うこと。特に、新聞等のメディアを通じて教育時事等に関心を持ち、それらに対
して自らの考えを持てるよう心がけること。
【評価方法】
平常点(授業態度、課題の提出状況等)および理解度テスト(持ち込み不可)で総合的に判断し、
単位認定を行う。授業への出席も重視する。
【テキスト】
特に指定しない。講義内容に応じてプリント類(レジュメ、ワークシート等)を適宜配布する。
【参考書】
書 名
著 者
①『サヨナラ、学校化社会』
①上野千鶴子
②『日本という国』
②小熊英二
③『コミュニティ教育学への招待』 ③高田一宏編
出 版 社
価 格
ISBN
①太郎次郎社 ①1,750円(税別) ①4-8118-0666-2
②理論社
②1,200円(税別) ②4-652-07814-5
③解放出版社 ③2,500円(税別) ③978-4-7592-2034-6
【備考】
○チャイムと同時に授業を開始するので、それまでにカードリーダーを通し、着席しておくこと(学
生証を忘れた場合は欠席扱いとなるので注意すること)
。○私語や携帯メール等の使用は一切禁止す
る。該当者へは一度の警告ののち、履修取り消し(失格)処置をとるので注意すること。
-284-
情報化社会と知的財産 -生活の周りの知的財産-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:菅野 昌史,櫻井 俊明,竹内 良亘,田嶋 一夫,馬目 太一
【教育目標】
情報化社会といわれる現代社会では、産業構造が大きく変化して、鉄鋼や自動車を作ることが主要
な産業であった時代が終わり、情報という無形の知的産業が重要な時代になっている。このため人間
の知的創造活動が重視され、それを保護する政策がとられている。このため知的財産とは何かを理解
し、知的財産を創造することと、相手の権利を尊重しかつ自分の権利を守ることが重要である。知的
財産の重要性と私たちの身近なところに知的財産があることを理解することを教育目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
11
12
導入
現代の産業構造の変化と鉄鋼、
化学、自動車等の重要性が後退
し、知的産業(情報)が重視さ
生産活動の基本、安定、共通性
の高い製品の生産と流通の仕組
み(JISとISOの活動)
知的財産、知的財産権、産業財
産権とは何か。
知的財産権の概要
特許権、著作権、商標権等に関
する基礎的講義①
知的財産権の概要
特許権、著作権、商標権等に関
する基礎的講義②
文系における知的財産権
著作権の目的と保護
知的財産権の具体例
自動車を巡る知的財産権
知的財産権の具体例
薬学(製薬企業)における知的
財産権
知的財産権の具体例
ソフトウエア ネットワーク化社会
産業財産権情報の利用・活用
特許庁の組織と活動
産業財産権への支援策
13
14
産業財産権権利侵害への対応
まとめ
15
まとめ
2
3
4
5
6
7
8
9
10
試験
到 達 目 標
現代の産業構造に関して、知的財産を重視する背景として説明できる。
担当;田嶋
標準化活動に対して、身近な文字の国際コード、ISO14001等に
ついて説明できる。
担当;田嶋
知的財産とは何かについて説明できる。
担当;田嶋
知的財産権全体像を具体的に説明できる。
担当;田嶋
知的財産権全体像を具体的に説明できる。
担当;田嶋
著作権がどのようなところに関係しているかより具体的な、リポート作
成、資料のコピー、研究活動等の場面で説明できる。 担当;田嶋
製品や商品の開発と知的財産権との関係を説明できる。
担当;桜井
薬学分野(主に製薬企業の新薬メーカー)では、研究業績による新規物
質の発明、ネーミングなどが知的財産であることを説明できる。
担当;馬目
ソフトウエア保護とビデオ録画のコピープロテクションに絞ってその権
利を説明できる。 担当;竹内
知的財産権を守るため、及び権利侵害をさけるために、情報の収集方法
と活用を説明できる。 担当;竹内
特許庁の活動と役割を説明できる。 担当;菅野
自治体や関連する組織が支援策をどのように、なぜ行っているかについ
て説明できる。 担当;菅野
権利侵害への対応策を説明できる。 担当;菅野
身近なところにある各種の知的財産権を4つ以上挙げることができる。
担当;菅野
身近なところで現在の産業構造を理解し、知的財産権の重要性について
説明できる。 担当;菅野
【評価方法】
期末試験、授業中に課するレポート等も加味し、総合的に評価する。
【テキスト】
指定しない。プリントを用意する。
-285-
図書館の仕事 -働く、利用する、支援するためのガイド-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:土田 節子
【教育目標】
学校教育の場での図書館、生涯学習の支援の場である身近にある図書館について、働く人、利用す
る人、支援する人の立場からその仕事について学ぶ。
【授業計画】
No.
項 目
1
図書館の仕事
2
3
図書館を支える法規と規範
図書館の種類
4
5
6
7
8
司書の仕事
図書館の技術とサービス
司書教諭の仕事
図書館資料
大学図書館
9
10
11
12
13
14
15
試験
本の歴史
図書館の歴史(1)
図書館の歴史(2)
図書館ボランティア
図書館協会
これからの図書館
まとめ
試験
到 達 目 標
図書館の仕事の基本である収集、整理、利用、保存の全様について学
び、それらについて説明できる。
図書館活動に関する諸法規と規範について学び、説明できる。
図書館は設置母体によって館種の別がある。その機能と使命を学び、
違いを説明できる。
資料と利用者を結ぶ司書の仕事を学び、説明できる。
図書館の仕事に必要な技術を知り、説明ができる。
学校図書館になぜ司書教諭の配置が必要かを説明できる。
多様な図書館資料について、その特徴を説明できる。
学習、研究の支援の場である大学図書館の機能と使命を学び、それら
を説明できる。
本の発生、印刷の発生、図書の流通について説明できる。
欧米の図書館の歴史について学び、説明できる。
日本の図書館の歴史について学び、説明できる。
どのような活動があるか、課題や展開について学び、説明ができる。
図書館協会の仕事と役割を説明できる。
21世紀の図書館の仕事について学び、説明ができる。
これまでの講義内容をまとめ、学習を確認する。
試験を実施する。
【準備学習】
配布資料を中心に予習。
【評価方法】
試験の結果を評価する。
【備考】
図書館に関する記事や情報に注意して欲しい。
-286-
災害ボランティア演習Ⅰ
1 年 前期 選択 2 単位
-理論から実践的応用をめざして-
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:石丸 純一,茨木 竹二,柳澤 孝主,鎌田真理子,福田 幸夫
菅野 昌史,高木 竜輔
【教育目標】
この授業では災害ボランティアに関わる理論や実践を演習・実習形式で学習することにより、災害
時におけるボランティア組織能力を習得するとともに「実践躬行(自ら実際に行動すること)
」の理
念を体得する。特に夏季休暇中に行う実習では、地域の人々との共同作業や交流を通して社会のなか
で自らが実践するための能力を身につける。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
オリエンテーション
この演習の目的とボランティア活動の意義を理解し、授業に臨む姿勢を整える。また、
実習予定を各自のスケジュールに組み込む。
(担当:全員)
2
社会と災害――災害の種類
各種災害の発生メカニズムとその特徴を理解し、説明できる。また災害発生時の対応
と防災意識を身につける。
(担当:石丸)
3
阪神淡路大震災の記録
阪神・淡路大震災の被災の状況、被災者の生活上の課題、ボランティア活動の実際等
をビジュアルな資料や事例を通して把握する。
(担当:菅野)
4
中越地震及び中越沖地震の記
録
中越地震及び中越沖地震の被災地の状況、被災者の生活上の課題、ボランティア活動
等を把握し、被災者の立場に立った支援のあり方を考える。
(担当:福田)
5
災害時の援助活動
災害発生後のフェーズ(局面)ごとの状況の変化と特徴を理解し、各フェーズでどの
ような支援活動が求められているかを説明できる(担当:石丸)
6
防災のまちづくり
いわき市を事例に地震や津波など大規模災害に備えるためのまちづくりのあり方につ
いて検討し、平時のボランティア活動に活かすことができる。
(担当:高木)
7
ボランティア活動の意義
現代社会においてボランティア活動が求められる社会的背景ならびにそれが人間の基
本的な欲求として存在することを説明することができる。
(担当:柳澤)
8
ボランティア活動の種類と実
際
さまざまな種類のボランティア活動についてその種類と実際の活動内容について説明
することができる。
(担当:鎌田)
9
災害ボランティアとは何か
事例を通して災害被災者の日常生活支援のあり方を理解し、ボランティアに求められ
る活動内容について説明することができる。
(担当:石丸)
10
ボランティアと社会的ネット
ワーク
災害ボランティア活動の意義やその支援のための社会的ネットワーク構築の必要性を
理解し、その可能性と限界について説明できる。
(担当:外部講師)
11
災害ボランティアの実践―本
学の取り組み
これまでの本学の取り組みをパネル・映像・新聞記事などを通じて理解し、その成果
を継承し、実習での活動に生かすことができる。
(担当:茨木)
12
実習地域の現状
ボランティア実習の受け入れ先担当者より地域の特徴や抱えている問題について説明
を受け、それを実習での活動に生かすことができる。
(担当:外部講師)
13
ボランティアのセルフケア
ボランティア活動時における自己管理と、
「報告・連絡・相談」の重要性を認識し、状
況に応じて適切な対応を選択することができる。
(担当:茨木・石丸)
14
学内実習
実習(実際のボランティア活動)に向けて、出発準備から活動拠点の設営までを模擬
体験し、活動時の作業手順を確認し、身につける。
(担当:石丸)
15
グループワーク:災害ボラン
ティアとして何ができるか
いままでの学習成果を振り返り、ボランティアとして何ができるのかをグループワー
クを通じて共有化する。
(担当:全員)
試験
試験は実施しない
【準備学習】
インターネット上で「防災・危機管理e-カレッジ」
(http://www.e-college.fdma.go.jp/top.html)の「基
礎を学ぶ」を受講し、確認テストをおこなうこと。その他各授業において担当教員が指示する。
【評価方法】
演習への参加度と実習での活動状況に基づいて総合的に評価する。
【参考書】
書 名
地震・災害ボランティア活動入門
著 者
角田四郎
出 版 社
ふきのとう書房
価 格
ISBN
1,200円
(税別) 4-434-07704-X
【備考】
実習に際しては入浴料等の自己負担がある。具体的なことはオリエンテーションの際に説明する。
-287-
災害ボランティア演習Ⅱ -除雪ボランティアの実践-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:石丸 純一,茨木 竹二,柳澤 孝主,鎌田真理子,福田 幸夫
菅野 昌史,高木 竜輔
【教育目標】
この授業では災害ボランティアに関わる理論や実践を演習・実習形式で学習することにより、災害
時におけるボランティア組織能力を習得するとともに「実践躬行(自ら実際に行動すること)
」の理
念を体得する。特に後期のこの授業では、除雪ボランティアを中心に高齢化が進み災害に弱い中山間
地域の問題についての理解を深める。このため、2月上旬と下旬に奥会津と山形県川西町での除雪ボ
ランティアを予定している。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
オリエンテーション
この演習の目的とボランティア活動の意義を理解し、授業に臨む姿勢を整える。また、
実習予定を各自のスケジュールに組み込む。
(担当:全員)
2
社会と災害――災害の種類
各種災害の発生メカニズムとその特徴を理解し説明できる。また災害発生時の対応と
防災意識を身につける。
(担当:石丸)
3
中山間地域の問題
高齢化が進行し、地域住民間の相互扶助機能が低下している中山間地の限界集落につ
いて、それが抱える問題を構造的かつ具体的に説明できる。
(担当:高木)
4
集落支援制度の可能性と限界
過疎法にかわる新しい制度としての集落支援制度について、その可能性と限界を説明
することができる。
(担当:高木)
5
中山間地域と災害
中山間地域の生活を困難とする一因である除雪問題を事例として中山間地域が抱える
災害対策の困難性を説明することができる。
(担当:石丸)
6
災害援助活動とその仕組み
災害被災者の日常生活支援のあり方を事例を通して検討し、ボランティアに求められ
る活動内容について説明することができる。
(担当:福田)
7
ボランティア活動の意義
現代社会においてボランティア活動が求められる社会的背景ならびにそれが人間の基
本的な欲求として存在することを説明することができる。
(担当:柳澤)
8
ボランティア活動の種類と実
際
さまざまな種類のボランティア活動についてその種類と実際の活動内容について説明
することができる。
(担当:鎌田)
9
社会とボランティアをつなぐ
ボランティアを求める人と提供者とをつなぐ中間支援組織の役割と活動内容について
説明することができる。
(担当:福田)
10
中山間地域でのボランティア
実践―本学の取り組み
これまでの本学の取り組みをパネル・映像・新聞記事などを通して理解し、その成果
を継承し、実習での活動に生かすことができる。
(担当:茨木)
11
実習地域の現状Ⅰ
ボランティア実習の受け入れ先である奥会津の担当者より地域の特徴や抱えている問
題について説明を受け、実習での活動に生かすことができる。
(担当:外部講師)
12
実習地域の現状Ⅱ
ボランティア実習の受け入れである川西町の先担当者より地域の特徴や抱えている問
題について説明を受け、実習での活動に生かすことができる。
(担当:外部講師)
13
ボランティアのセルフケア
ボランティア活動時における自己管理と、
「報告・連絡・相談」の重要性を認識し、状
況に応じて適切な対応を選択することができる。
(担当:茨木・石丸)
14
学内実習
ロールプレイによる模擬体験を通じて、ボランティア活動拠点の立ち上げ、被災者の
ニーズ把握、ボランティアの受け入れやコーディネート等について説明することがで
きる。
(担当:石丸)
15
グループワーク:災害ボラン
ティアとして何ができるか
いままでの学習成果を振り返り、ボランティアとして何ができるのかをグループワー
クを通じて共有化する。
(担当:全員)
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
インターネット上で「防災・危機管理e-カレッジ」
(http://www.e-college.fdma.go.jp/top.html)の「基
礎を学ぶ」を受講し、確認テストをおこなうこと。その他各授業において担当教員が指示する。
【評価方法】
演習への参加度と実習での活動状況に基づいて総合的に評価する。
【参考書】
書 名
災害ボランティア論・入門
著 者
菅麿志保他編
出 版 社
弘文堂
価 格
ISBN
2,600円
(税別) 978-4-335-50105-0
【備考】
実習に際しては入浴料等の自己負担がある。具体的なことはオリエンテーションの際に説明する。
-288-
地球の科学 -地球を照らす恒星-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:地球の科学Ⅰ
担当教員:梅津 実
【教育目標】
地球は、単独で存在しているわけではなく、恒星である太陽からの影響を大きく受けている。この
講義では、恒星の基本的性質や太陽現象を、それを理解するために必要な、物理的原理などとともに、
習得すること目的とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
項 目
いろいろな電磁波
恒星までの距離
恒星の明るさ、絶対等級
恒星の色、色指数
5
スペクトル線
6
7
8
9
10
HR図
星団
連星
恒星の半径
太陽
11
恒星のエネルギー源
12
恒星の進化
13
月
14
太陽系 その1
15
太陽系 その2
試験
試験
到 達 目 標
光、紫外線など、電磁波の性質、振動数、波長などの関係を説明できる。
三角測量の原理で恒星までの距離を測定する方法を説明できる。
恒星の明るさの数値化と、本当の明るさについて説明できる。
恒星の色と、表面温度との関係を理解し、色指数と色、温度との関係を
説明できる。
恒星から来る光を、分光器で分けたときに見える暗線と、原子の構造と
の関係について、概要を説明できる。
恒星の表面温度とその本当の明るさの関係を表すHR図を説明できる。
恒星の集団である星団の種類と、その特徴を説明できる。
連星の観測データより、恒星の質量を求める方法を説明できる。
恒星の半径を観測から求める方法を述べることができる。
観測より知られている、
太陽の表面および内部の現象とそれに関係する、
物理法則を述べることができる。
太陽のような恒星が、どのように膨大なエネルギーを生みだしているか
を、述べることができる。
恒星は、どのように誕生し、どのように進化し、どのような終末を迎え
るのか述べることができる。
我々にもっとも身近な天体である月の、表面、内部構造、起源などにつ
いて述べることができる。
地球の仲間である、太陽系の惑星のうち、地球型惑星と、その衛星のお
もな特徴を述べることができる。
地球の仲間である、太陽系の惑星のうち、木星型惑星と、その衛星のお
もな特徴を述べることができる。
試験を実施する。
【準備学習】
参考書の関連部分を読んでくること。
【評価方法】
主に期末試験の結果を基に判定する。出席を重視する。
【参考書】
書 名
宇宙を読む
著 者
谷口 義明
出 版 社
中央公論社
-289-
価 格
1,029円
ISBN
978-4-12-101856
自然科学概論
-身近な話題から宇宙に至る様々な問題を科学的視点で捉える-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:自然科学概論Ⅰ
担当教員:中田 芳幸,佐藤 健二,梅村 一之
【教育目標】
理系・文系にかかわらず日常生活を営む上で誰しもが必ず出合い、そして考えて行かなくてはなら
ない様々な話題に関して、最初の10回は主に物理的観点から、後の4回は化学的観点から把握する
ことを目的とする。さらに、人類がこれらの問題に対しどのように捉えどのように理解してきたのか
を、具体的事例に基づいて学び、自然科学的なものの見方や考え方を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
天体観測(中田芳幸)
月の動きと暦(中田芳幸)
到 達 目 標
季節とともに太陽が、星星の間をどのように移動しているか説明できる。
月の動きを理解し、月の満ち欠けの原因が説明できる。また、日食や月食な
どについて説明できる。
惑星の動き(中田芳幸)
惑星の動きを説明できる。また、ケプラーが得た惑星の動きに関する3法則を
説明できる。
地上での物体の運動とそれ ガリレオが得た地上での運動法則やケプラーが得た惑星の運動法則をもとに
を支配する法則(中田芳幸) して、ニュートンはどのようにして、より根本的な法則を得たかを説明できる。
音の性質(中田芳幸)
音とは何か。また、音の高さや楽器の音色の違いが何に基づくのか説明できる。
また、音階の由来について説明できる。
熱と温度(中田芳幸)
熱と温度の違いが説明できる。また、それらはどのように定義され、どのよ
うに測定されるかを説明できる。
熱機関と熱力学(中田芳幸) 熱機関の熱効率には上限があり、それが何によって支配されるのか説明できる。
エントロピー(中田芳幸) エントロピーがどのようにして見出されたか、また、統計力学の立場ではそ
れがどのような物理量として考えられているか説明できる。
電気と磁気(中田芳幸)
電気とは何か。磁気とは何かが説明できる。特に、電気(電荷)の流れであ
る電流と磁気との関係について説明できる。
相対性理論(中田芳幸)
相対性理論とは何か。特殊相対性理論と一般性相対性理論はどのような要請
に基づいて構築されたかを説明できる。
科学技術の発展とその問題 イギリスの産業革命以後の科学技術の進展の中で特に化学品の製造の変遷に
点(佐藤健二)
ついて説明できる。また、日本における一次エネルギーの種類と抱える問題
点を説明することができる。
生 活 の 中 の食と環境問題 我々の生活の中で特に重金属と健康との関わり、そして「食の安全・安心」
(佐藤健二)
とその問題点、さらに有害な化学物質について説明することができる。
身近な薬の話(梅村一之) 私たちが利用する"薬"はどのような経緯で発見・開発されてきたのか、古代エ
ジプトの治療の様子やアスピリン開発などの"薬"にまつわる歴史やエピソード
について説明することができる。
ビタミン発見物語
私たちの健康に欠かせないビタミンについて、江戸煩いと呼ばれた脚気に纏
(梅村一之)
わるエピソードからビタミンB1発見にいたる経緯について説明することがで
きる。
まとめ
これまで学んだ講義内容を基に、様々な問題に対して人類はどのように取り
組んできたのかを纏めることができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
講義ごとにその内容を復習し、不明な点についてはさらに調査する。
【評価方法】
担当教員から出された課題に対するレポートの内容によって評価する。授業への出席状況を重視する。
【備考】
必要に応じてプリントを配布する。
-290-
生命科学概論 -ヒトの身体を理解する-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:岩田 惠理
【教育目標】
私たちは、ほぼ毎日といってよいくらい、ヒトを含めた動物や植物などの生物に関するニュースを
耳にしている。「生命科学概論」では、これらについてきちんと理解できるための生物学の基礎知識
の習得を目指し、特にヒトの身体の理解に焦点を絞って講義を実施する。
【授業計画】
No.
項 目
1
細胞と組織
2
3
細胞分裂
配偶子形成
4
5
エネルギーをつくるしく
み
消化吸収のしくみ
6
7
体内の水の役割
身体のつくり
8
9
血液
神経系
10
内分泌系
11
免疫
12
13
14
15
メンデルの遺伝の法則
変異
遺伝子の本体1
遺伝子の本体2
試験
到 達 目 標
細胞を構成している小器官の名称と働きを説明することができる。生物
の持つ階層性の概念を解りやすく説明することができる。
体細胞分裂の分裂の過程を説明することができる。
減数分裂の分裂の過程を説明することができる。体細胞分裂との違いを
説明することができる。
ATPについて説明することができる。内呼吸の過程について説明するこ
とができる。
摂取した食物の消化と吸収の過程について説明することができる。体内
でのエネルギー供給についての概略を説明することができる。
体内における水の分布と収支バランスについて説明することができる。
人体を構成する各組織の名称と働きを説明することができる。各器官の
名称と働きを説明することができる。
血液の構成成分とその働きについて説明することができる。
神経細胞の構造、情報伝達のしくみ、自律神経系の働きについて説明す
ることができる。
ホルモンの定義、代表的なホルモンの産生器官、標的器官、作用につい
て説明することができる。
細胞性免疫、体液性免疫、それらに関連する免疫細胞について説明する
ことができる。
メンデル遺伝の法則とその周辺の遺伝様式について説明することができる。
環境変異と突然変異の違いについて説明することができる。
DNAに関する実験の意義と目的、結果について説明することができる。
DNA上の遺伝情報が、どのようにタンパク質へ翻訳されてゆくのかを
説明することができる。
定期試験は実施しない。
【準備学習】
テキストの該当箇所を熟読して、疑問点を持って授業に臨むこと。
【評価方法】
レポート(70%)と受講態度(30%)で評価する。
【テキスト】
書 名
わかる生物学
著 者
小野廣紀・内藤通孝
出 版 社
化学同人
価 格
1,800円
ISBN
4-7598-1042-0
【参考書】
特に指定しないが、図書館には関連図書が数多く整備されているので、これらを利用適宜利用する
こと。
-291-
科学技術史 -科学思想史入門と科学技術史概論-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高 三徳
【教育目標】
現代社会は、科学や科学技術を抜きにしては成り立たない。この授業では、
「科学とは何か」
、
「科
学技術とは何か」という問いに学生自らが答えを見出し、科学と人間の歴史、技術と生産の歴史、現
代における科学技術、現代社会と科学技術のかかわりについて学び、科学的思想と技術的手段により
問題を解決する能力を獲得することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
古代人の自然観
原始人、古代オリエント人、古代東洋人の自然観を比較し、メソポタミア文明やエジ
プト文明や陰陽五行説や原子論の内容について説明できる。
2
ギリシアにおける科学思想
イオニア期、アテネ期、ヘレニズム期の科学思想を比較し、プラトンの立体と4元素
仮説、アリストテレスの宇宙系と自然の階段説、ヒッパルコスの天動説、アルキメデ
スのてこ原理と浮力原理の内容について説明できる。
3
古代と近世の間の科学思想
ローマ時代、ギリシャ、アラビア、中世ヨーロッパでの科学活動を比較し、プトレマ
イオスの宇宙系、ガレノスの生理学体系、数字の魔法陣、錬金術、中世の3大発明の
内容について説明できる。
4
ルネッサンスの思想
科学革命の必要性を知り、コペルニクスの地動学、ケプラーの惑星3法則、ヴェサリ
ウスの解剖学、パラケルススの治療法の内容について説明できる。
5
近代科学の成立
科学革命から近代科学の方法と体系の成立への流れを知り、ガリレイによる力学と天
文学の見直し、ベーコンの帰納による方法論、デカルトの演繹による方法論、要素論
と生命機械論の内容について説明できる。
6
機械論的な自然観
ハーヴィの血液循環説、真空の立証、ボイルの粒子論的物質観、顕微鏡の発明と生物
観察への応用、ニュートンの運動3法則と万有引力の法則の内容について説明できる。
7
ニュートン力学の発展と太陽
系
ニュートン力学の整備と発展内容、カント・ラプラスの星雲説、ハーシェルの考えた
宇宙の断面図について説明できる。
8
化学の基礎
気体の研究・燃焼理論の確立、ラヴォアジェのレトルト実験と33元素、ドルトンの原
子論と原子記号について説明できる。
9
物理学の発展
電気と磁気との密接な関係の研究、ヴォルタの電堆、ガルヴァーニの実験、熱の本質
の研究、光の波動理論について説明できる。
10
地球研究の確立と生物学の発
展
地球の年齢、岩石の成因、地球表面の変化、化石による地層の分類、人間機械論、生
物分類学の基礎、比較解剖学の確立、比較発生学の確立、細胞説、ラマルクの進化論
の内容について説明できる。
11
19世紀後半の生物と化学
ダーウィンの進化論、メンデルの遺伝法則、生理学の分野に物理化学的方法の取り入
れ、微生物の動きによる発酵や腐敗の研究、元素周期律の見出について説明できる。
12
19世紀後半の物理と数学等
熱力学の確立、統計学の出発、電磁波理論、非ユークリッド幾何学の出発、ニュート
ン力学と統計力学の有効性、マッハの実証論の内容について説明できる。
13
20世紀前半の物理学
原子構造、放射能の発見、同位体、量子仮説と古典物理学の関係、アインシュタイン
の相対性理論、量子力学、素粒子論のクオーク説、新しい宇宙論の内容について説明
できる。
14
20世紀前半の生物学
生物の発生学、生命の起源、遺伝子、パヴロフの条件反射理論、化学療法と抗生物質
について説明できる。
15
まとめ
これまで学習してきた内容をまとめ、理解度を確認する。
試験
期末試験を実施する。
試験
【準備学習】
図書館にある科学技術史関連の本を参考にして予習、復習をしてくること。
【評価方法】
中間テストおよび期末試験の結果によって評価する。出席も重視する。
【テキスト】
書 名
科学思想史入門
著 者
磯 直道
出 版 社
東京教学社
価 格
ISBN
2,000円(税別)4-8082-0005-8
著 者
鈴木善次、馬場政孝
出 版 社
建帛社
価 格
ISBN
1,750円(税別)4-7679-4602-6
【参考書】
書 名
科学・技術史概論
【備考】
講義内容をWEB上で公開し、プリントも配布する。
-292-
工学倫理 -技術者として、福祉のために-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:橋本 眞也
【教育目標】
企業、そして技術者は社会的に多様な責任を負っている。これを正しく理解することが工学倫理である。
本講義では、21世紀社会のあるべき姿に思いを馳せて、
「社会福祉に寄与する技術」の観点に常に立ち返って、
技術者がそれを推進していくための普遍的な価値観を自分自身の中に構築することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
「工学倫理」とは
2
倫理観の基底
3
企業の社会的目的
4
技術者の企業責任
5
技術者の専門責任
6
倫理綱領
7
製造物責任
8
ものつくり企業の実
際(製造理念)
9
ものつくり企業の実
際(顧客対応)
到 達 目 標
工学倫理を学ぶことの重要性を認識し、本講義を履修することにした動機と比較し、これを「受
講動機の位置付け」と題して説明できる。
作為的行為と自然現象との相関をどのように系統的に捉えればよいかを、行儀を例に学ぶ。そ
の論理が自分のこれまでの理解と比較して、同意・相違を覚えた点を整理して「マナーの倫理」
として説明できる。
企業経営は、技術者雇用、技術者養成、技術開発などの効果をもたらしながら、同時に、福祉、
文化に貢献することであることを認識し、
「企業の社会的貢献」として説明できる。
技術者の個人的判断や行動が思いもよらない成功につながることがある一方、会社の利益を傷
つけることもある。
「企業人としての技術者」と題して説明できる。
技術者の専門的知識の欠如は、企業判断に負の方向付けをする。常に知識と技術を高める努力
が必要である。この観点から「専門家の責任」について説明できる。
企業や学会では倫理的責任体制を確立するために倫理規則が明文化されている。実際的な例
を幾つか取り上げ、組織責任や技術者あるいは研究者の責任について再認識する。
「倫理綱領」
の形態、内容について説明できる。
クレームなどに対しては専門技術者として適切な判断を下し、情報を開示すること、そして個
人のみならず組織としても倫理的な判断を行っていくことが必要である。これに関して「PL法」
をもとに説明できる。
製造企業は製造物責任の重さを痛感している。これに関する技術者教育は、技術に留まらずマ
ナーにも及んでいる。ここでは、ある企業を例にその内容を垣間見る。これによって「製造物
責任教育」について説明できる。
顧客はときに極めて専門的であり、人間的である。納入する製品がその専門性に合致し性能を
発揮した使われ方をされるには人間的な対応が必要となる。
「専門性の伝達のためのコミュニ
ケーション」について説明できる。
10
知的財産権
11
企業秘密
12
内部告発
13
企業環境・ハラスメ
ント
14
安全管理と労働安全 「
『労働安全衛生法』の目的と内容」について簡単に説明できる。
衛生法
事故調査と防止対策
起った事故や損失の原因は何か、人為的なものか技術的なものか、あるいは、倫理的なものか
などを明らかにし、再発を防止する対策を施す必要がある。技術者が企業内でとるべき「事故
防止対策」について説明できる。
15
試験
知的財産権、工業所有権(いわゆる特許)の概要を学ぶ。日常見かける種々の製品(作品)に
所有権の有無を予測し、
「面白いアイデア作品」と題して報告できる。
技術情報は誰のものか、転職にもモラルがある。本講義をもとに「守秘義務と不正競争」につ
いて説明できる。
内部告発をする前に、それが道徳的に許される条件と、それが道徳的義務となるための条件が
あることを学び、
「相応しい内部告発」と題して説明できる。
就労環境は個人的価値観さえも変え、ひいては故障やミスの温床となる。作業環境を整備し安
全を記さなければならない。こうした「就労環境」のほかに「企業の外的環境」についても説
明できる。
試験なし
【準備学習】
各回のテーマに関わる事例を日常のニュースから探し、自分自身の考えを組み立てるといった復習的な時
間を作ること。また、ほぼ一回おきにレポート課題を出すので、レポート作成に取り組み、未提出レポート
を貯めないこと。
【評価方法】
授業態度、レポートで評価する。授業の1/3以上の欠席、レポートの1/3以上の未提出者は不合格とする。
当然ながら出席、レポート提出数の多い方が良い。
【テキスト】
書 名
はじめての工学倫理 第2版
著 者
齊藤了文、坂下浩司編
出 版 社
昭和堂
価 格
ISBN
1,400円(税別)4-8122-0507-7
【参考書】
書 名
技術者による実践的工学倫理
(第2版)
著 者
出 版 社
価 格
中村収三、㈳近畿化学協会 化学同人
2,200円
工学倫理研究会 共編著
(税別)
【備考】
ISBN
978-4-7589-1189-6
レポートは3週間以内に仕上げて提出することを望む。遅れた場合も受け取るが、減点とする場合がある。
最終提出日は期末試験期間最終日(ただし、本科目の試験は行わない)とする。
-293-
健康と薬 -薬と薬剤師の役割-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:現代の科学技術Ⅰ
担当教員:吉川 真一
【教育目標】
薬は様々な病気から健康への回復の手助けとして用いられ、私たちの健康を維持するために欠くこ
とのできない存在となっている。薬を通して病気の知識と薬剤師の役割を知り、薬と健康に関する正
しい知識を身につけ、これからの人生を健康で社会に貢献できるものとすることを目標とします。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
病気と治療の歴史
薬の正しい使い方
ジェネリック医薬品
サプリメントと健康食品
感染予防
介護保険
最新の医療における薬剤
師の役割
まとめ①
疾患シリーズ1
(高血圧と薬)
疾患シリーズ2
(高脂血症と薬)
疾患シリーズ3
(糖尿病と薬)
疾患シリーズ4
(気管支喘息と薬)
疾患シリーズ5
(肝臓病と薬)
疾患シリーズ6
(胃疾患と薬)
まとめ②
到 達 目 標
古代から現代までの病気治療の変遷を説明できる。
薬の服用方法など、薬の使い方に関する基本的な考え方を説明できる。
ジェネリック医薬品についてその概略を説明できる。
サプリメントと健康食品についてそれらの概略を説明できる。
感染症の発症の原理と感染予防の考え方について説明できる。
介護保険の概略とそこでの薬剤師の役割を説明できる。
最新医療現場における薬剤師の役割を説明できる。
第1回から第7回までに寄せられた質問を解説し、理解度を確認する。
高血圧とその治療薬を通して薬剤師の役割を説明できる。
高脂血症とその治療薬を通して薬剤師の役割を説明できる。
糖尿病とその治療薬を通して薬剤師の役割を説明できる。
気管支喘息とその治療薬を通して薬剤師の役割を説明できる。
肝臓病とその治療薬を通して薬剤師の役割を説明できる。
胃疾患とその治療薬を通して薬剤師の役割を説明できる。
第8回から第14回までに寄せられた質問を解説し、理解度を確認する。
【準備学習】
事前調査を充分に行うこと。
【評価方法】
毎授業時のレポート(要点・感想)提出(50%)
、期末時の課題レポート提出(50%)により総合
的に評価する。
【テキスト】
教科書は用いず、プリントを配布する。
【備考】
期末時課題レポート:
「食べ物と薬の相互作用について」を予定。
-294-
現代の科学技術
1 年 後期 選択 2 単位
-科学技術史と現在の地球温暖化問題等の紹介-
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:現代の科学技術Ⅱ
担当教員:櫻井 俊明
【教育目標】
現代の地球温暖化の問題を説明できるためには銀河系、太陽系および地球の歴史を知ること、産業
革命以来の技術進歩を理解することが必要である。このような観点から、13世紀から18世紀、産業
革命を経て現在までの科学技術を理解し、最近の地球温暖化を説明できることを目的とする。また温
暖化の解決策を理解し、説明できるようになることを目的とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
3
4
5
6
13世紀~ 18世紀①
13世紀~ 18世紀②
18世紀~ 20世紀①物理学
18世紀~ 20世紀②物理学
18世紀~ 20世紀③化学と生物学
7
8
18世紀~ 20世紀の科学技術のま
とめ
地球温暖化①気候変動
9
地球温暖化②温室効果
10
12
地球温暖化③
二酸化炭素と産業の関係
地球温暖化④
二酸化炭素と自動車
地球温暖化⑤将来の自動車
13
14
地球温暖化⑥今後の科学技術
地球温暖化と将来の科学
15
まとめ
11
試験
期末試験を実施する
到 達 目 標
シラバスを用いた講義の内容や進め方について説明できる。また講義全
体の流れについても説明できる。
ルネサンスの始まりとルネサンス時代について説明できる。
ルネサンスの背景とこれを基盤にした科学革命について説明できる。
天動説から地動説へ至った科学の背景について説明できる。
ニュートンの功績、重要性および周りの科学者の功績について説明できる。
ジュールやダーウィンの功績と化学および生物学の進歩について説明で
きる。
18世紀~ 20世紀の科学技術の流れを纏めることができる。また科学技術
の変遷やターニングポイントについて説明できる。
地球の気候変動を世界および日本の平均気温から、地球規模で気温が上
昇していることについて説明できる。
産業革命以来、二酸化炭素が増加しているデータから、何故二酸化炭素
が増加すれば温室効果になるかについて説明できる。
産業別毎の二酸化排出量の調査結果のデータから、温暖化と産業の関係
について説明できる。
自動車の発展は生活を豊かにした半面、負の遺産も残していることにつ
いて自動車の排出する二酸化炭素のデータから説明することができる。
今後どのような技術開発をすれば、排出ガスを出さない自動車にするこ
とができるかを説明できる。
自然のエネルギーの重要性と科学技術について説明できる。
今後どのような科学技術が発展すれば、さらに地球温暖化を抑制できる
かについて説明できる。
これまで学習した内容を纏めることができる。また全体の科学技術に関
する流れについても説明できる。
【準備学習】
ほぼ毎回確認テストを行うので、
復習や予習は必ず行うこと。また課題を出すので必ず提出のこと。
【評価方法】
理解度テストや期末試験および課題によって総合的に評価する。
【テキスト】
書 名
科学思想史入門
著 者
磯 直道
出 版 社
東京教学社
【備考】
補足資料を必要に応じて配布する。
-295-
価 格
2,000円
ISBN
4-8082-005-8 C3040
教養ゼミⅠ
-健康における薬の役割と食品の機能と安全性-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:丸山 博文
【教育目標】
薬は様々な病気から健康への回復の手助けとして用いられ、私達の健康を維持するために欠くことのでき
ない存在となっています。しかし、自分の健康は自分で守るという自覚を持つことが基本であり、病気を治
すことよりも病気にならないように積極的に健康を守ることが必要です。
「薬(くすり)
」を逆に読めば「リ
スク」です。使い方を誤ると健康を害する毒になってしまい、有害な結果(副作用)をもたらすものとなり
ます。薬と健康に関する正しい知識と、私達が生命を維持し健康的な生活を営むために必要な食品の機能と
安全性に関わる正しい知識を学び、自分の健康について考え、実生活に活かせる能力を身につけることを目
標とします。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
薬について-あなたの
体質は?-
新しい薬が生まれるま
でのプロセス
臨床試験(治験)ボラ
ンティア
薬が作用する仕組み
到 達 目 標
薬とは何か。病気との戦いと薬発見の歴史を学び、現代医療における薬の重要性を説明でき
る。 自分の体質を知りましょう!(酒に強い人弱い人:アルコールパッチテスト)
医薬品開発の各プロセス(非臨床試験、臨床試験、市販後調査)を学び、その目的(有効性
と安全性)と実施概要を説明できる。
臨床試験(治験)とは何か。その必要性を理解し、倫理的かつ科学的な観点から臨床試験ボ
ランティアの意義について説明できる。
身近にある薬の効き方を理解し、薬の作用する仕組みについて、作用標的である受容体、酵
素およびチャンネルを例に挙げて説明できる。
薬の副作用と薬害
薬の主作用と副作用(有害作用)
、毒性との関連について理解できる。過去の主な薬害(サ
リドマイド、スモン、エイズ、ソリブジン等)について説明できる。
世界で貢献している日 日本において開発された、世界に誇る画期的な薬を紹介する。これらの薬はどの様な要望に
本の医薬品
よって、またどの様な新しい観点から開発されたのかを説明できる。
漢方薬
漢方薬の特徴と考え方を理解し、漢方薬と民間薬の相違、漢方薬と西洋薬の違いについて説
明できる。代表的な漢方薬を学び、使用上の注意や副作用を説明できる。
ジェネリック医薬品
先発医薬品とジェネリック医薬品の違いを理解し、海外におけるジェネリック医薬品事情と、
日本におけるジェネリック医薬品普及のための施策とその役割を説明できる。
OTC薬とセルフメディ セルフメディケーションとは、自分の体と心の健康を自分で面倒を見ることです。セルフメ
ケーション
ディケーションのために利用できるOTC薬の特徴と使い方を説明できる。
補完代替医療
補完代替医療とは何か、どのような種類があるのか。現代医療における役割と、国内外の現
状と問題点を理解できる。癌の補完代替医療に対する考え方や正しい利用法を説明できる。
保健機能食品(トクホ) 保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品)-「トクホ」って何?、栄養補助食品(サ
とサプリメント
プリメント)とは何かを学び、その特徴を説明できる。
食品表示と食品添加物
食の安心への第一歩は、食品表示の正しい理解を深めることです。食品に含まれ毎日口にす
る食品添加物の種類とその安全性等について説明できる。
食べ物と薬の相互作用
普段食べている食品と治療のために服薬している薬との飲み合わせから、様々な副作用が起
こったり、薬の効果が現れないことがある。食べ物と薬の代表的な薬物相互作用について説
明できる。
役 に 立 つ 薬 に 関 す る 薬を服用する時の水の量は?、処方箋の有効期間は?、目薬は1滴で十分ですか?・・・など、
Q&A
あなたの薬に関する常識をチェック。薬に関する情報を正しく理解し、薬を適正に使用する
ための知識を習得できる。
まとめ
1回から14回までの講義をまとめ、自分のからだを守る健康管理が実施できる。
試験は実施しない。
【準備学習】
自分の現在持っている薬と健康に関する知識を整理し、疑問を持って授業に臨むこと。関連する本、
雑誌、新聞等から、からだを守る健康管理に関する情報を積極的に収集し、自分の生活に実践してい
くこと。
【評価方法】
出席を重視し、期末時の課題レポートにより評価する。
【テキスト】
使用しない。プリントを配布する。
【参考書】
適宜紹介する。
【備考】
健康で安全なそして心豊かな生活を送るためには、習得した知識を行動につなげることが必要です。
-296-
教養ゼミⅠ -基礎英語研究-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 一昭
【教育目標】
この授業は、基礎英語を習得することを目標にする。学生が、平易な英語を日本語で表現し、英語
と日本語の相違を説明できることを目的にする。英語力は語彙力といわれているために、その過程で
語彙研究を重視する。1年間で、できるだけ多くの語彙を習得し、日本語で意味を説明できるように
する。同時に、基礎英文法を習得し、日本語との相違を認識し、日本語で説明ができることを目標に
する。方法は、授業のはじめに、約20分間、各人が各自の辞書で語彙研究をし、関連語からいろい
ろな語彙を習得するようにする。たとえば、動詞から名詞や形容詞などの語彙を習得し、英文の意味
とそこでの英語の語彙の意味を日本語で説明する。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
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8
9
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11
12
13
14
15
試験
項 目
教科書、75ページの英文の日本語表現1
教科書、75ページの英文の日本語表現2
教科書、76ページの英文の日本語表現1
教科書、76ページの英文の日本語表現2
教科書、77ページの英文の日本語表現1
教科書、77ページの英文の日本語表現2
教科書、78ページの英文の日本語表現1
教科書、78ページの英文の日本語表現2
教科書、79ページの英文の日本語表現1
教科書、79ページの英文の日本語表現2
教科書、80ページの英文の日本語表現1
教科書、80ページの英文の日本語表現2
教科書、81ページの英文の日本語表現1
教科書、81ページの英文の日本語表現2
教科書、82ページの英文の日本語表現
学習した範囲の試験
到 達 目 標
英文の中の語彙と基礎英文法を説明できる。
英文の中の語彙と肯定文、否定文、疑問文を説明できる。
英文の中の語彙と普通名詞、固有名詞を説明できる。
英文の中の語彙と代名詞、指示代名詞を説明できる。
英文の中の語彙と定冠詞、不定冠詞を説明できる。
英文の中の語彙と形容詞の位置を説明できる。
英文の中の語彙と比較級、ラテン語からきた比較級、最上級を説明できる。
英文の中の語彙と現在、過去、未来を説明できる。
英文の中の語彙と時制を説明できる。
英文の中の語彙と前置詞などの基礎英文法を説明できる。
英文の中の語彙と文の構造などの基礎英文法を説明できる。
英文の中の語彙と仮定法などの基礎英文法を説明できる。
英文の中の語彙と接続詞などの基礎英文法を説明できる。
英文の中の語彙と副詞などの基礎英文法を説明できる。
英文の中の語彙と形容詞などの基礎英文法を説明できる。
日本語での理解度および語彙の知識を確認する。
【準備学習】
予習、復習をすること
【評価方法】
授業態度、授業参加、試験による総合評価
【テキスト】
書 名
英語・日本語コミュニケーション
著 者
佐藤一昭
出 版 社
学文社
【参考書】
各自の持っている英和辞典
【備考】
必ず各自の英和辞典を持参すること。
-297-
価 格
3,500円
ISBN
978-4-7620-1787-2
教養ゼミⅠ -体脂肪を減らすためのダイエット実践-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:五十嵐幸一
【教育目標】
体脂肪の増加は健康に様々な悪影響を及ぼす。講義でダイエットの基礎知識を学び、家庭生活にお
ける食生活の実践を「ダイエット日誌」として提出することによって、食生活の重要性を認識させる。
また、食事以外においても身体についての様々な情報を提供し、これからの自分の生活に活かすこと
が出来る。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
到 達 目 標
授業方針、ダイエット日誌の書き方などの説明を聞き、適切に行動
することができる。
2
「体重」とは?
体重、体脂肪率、かくれ肥満について説明できる。
3
体脂肪ってどんなもの?
体脂肪の特徴と増加のメカニズムを説明できる。
4
ダイエットと食事の関係1
食事のカロリー、食事のタイミング、生活時間などから体脂肪が増
えるメカニズムを説明できる。
5
ダイエットと食事の関係2
どのような食事を摂取すればよいかを説明できる。
6
ダイエットとエクササイズ1 エクササイズの種類と身体に及ぼす影響を説明できる。
7
ダイエットとエクササイズ2 特に筋力トレーニングについて、その効果を説明できる。
8
エクササイズの実践1
ウォーキングを実践し、自分に適した運動強度を把握し、実際に行
(ウォーキング)
うことができる。
9
エクササイズの実践2
自宅でできるバランストレーニングや筋力トレーニング等を実際に
(筋力トレーニング)
行うことができる。
10
ダイエットプログラムを作っ 食事の知識、エクササイズの実践から、自分にあったダイエットプ
てみよう
ログラムを作成することができる。
11
ダイエット法を検 証してみよう 様々なダイエット方法の真偽について、授業内容を振り返りながら
検証し、仕組みや違いを説明できる。
12
あなたは大丈夫?
性周期、性感染症などについて知識の確認ができる。
13
ダイエットの実践報告1
自己のダイエット実践をまとめ、発表することができる。
14
ダイエットの実践報告2
他者のダイエット実践について評価し、言語として表現することが
できる。
15
まとめ
今までの授業内容をレポートとしてまとめることができる。
試験
行わない。
【準備学習】
自己の生活を確認するためにダイエット日誌を毎週提出する。
【評価方法】
出席を重視する。毎回の授業での小テスト、まとめのレポート、ダイエット日誌の内容について総
合的に評価する。
【参考書】
書 名
大学ダイエット講義
著 者
漆原光徳
出 版 社
二見書房
-298-
価 格
1,575円
ISBN
4-576-99008
教養ゼミⅠ -映画から「若者」を考える-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:上野 俊一
【教育目標】
映画表現への理解を通じて、映画から「若者」について考え、論じることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
到 達 目 標
『リアリティーバイツ(1994)』1
アメリカ90年代の若者を取り巻く状況をこの映画により論じることが
できる。
『リアリティーバイツ(1994)』2 GenXers(X世代)について、この映画により論じることができる。
『リアリティーバイツ(1994)』3 アメリカ90年代の若者、GenXers(X世代)の登場人物を分析しながら、
この映画を論じることができる。
『理由なき反抗(1955)』1
アメリカ50年代の時代背景をこの映画により論じることができる。
『理由なき反抗(1955)』2
アメリカ50年代の若者をこの映画を通して分析し、論じることができる。
『理由なき反抗(1955)』3
映像表現などを中心に、この映画について論じることができる。
『蝿の王(1990)』1
『蝿の王』のストーリー設定など構成を分析し、この映画について論じ
ることができる。
『蝿の王(1990)』2
『蝿の王』における映像表現を通して、この映画について論じることが
できる。
『蝿の王(1990)』3
『蝿の王』に描かれた子供たちを通して、若者とは何かについて理解し
論じることができる。
『ゼロ・デイ(2003)』1
Y世代の若者を取り巻くアメリカ社会をこの映画により論じることが
できる。
『ゼロ・デイ(2003)』2
アメリカY世代の若者の心理をこの映画により、論じることができる。
『ゼロ・デイ(2003)』3
この映画のドキュメンタリーの手法について、論じることができる。
『ウェイキングライフ(2001)』1
アメリカ20世紀末の時代背景をこの映画により論じることができる。
『ウェイキングライフ(2001)』2
この映画で用いられている映像表現手法について論じることができる。
『ウェイキングライフ(2001)』3
Richard Linklater が描いたアメリカ20世紀末の若者について論じるこ
とができる。
【準備学習】
返却されるレポートをよく見直し、次回のレポート作成に反映させること。
【評価方法】
毎回課されるレポートにより、評価する。
【参考書】
書 名
著 者
Becoming Film Literate: The Vincent LoBrutto
Art and Craft of Motion
出 版 社
Praeger
価 格
5,000円
ISBN
978-0275981440
【備考】
毎回のレポートでは、独自の見方考え方を提示し論じることが求められる。毎回の授業で学んだこ
とを復習し、次回のレポート作成に反映させること。
-299-
教養ゼミⅡ
1 年 後期 選択 2 単位
-神経科学からみた心-
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:黒見 坦
【教育目標】
脳の基本構造、基本機能を説明できる。脳の働きと心の関係を説明できる。神経系、脳、心がどの
ように進化してきたか説明できる。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
脳は何をしている器官なのか?
脳の基礎知識1
脳の基礎知識2
脳の基礎知識3
脳の基礎知識4
脳の基礎知識5
脳の基礎知識6
脳の基礎知識7
脳の基礎知識8
まとめ
睡眠
記憶
情動
学習
発表会
レポート
到 達 目 標
DVDをみて脳の一般的はたらきを説明できる。
神経系の進化と役割を説明できる。
脊髄、延髄、中脳の概略とその機能を説明できる。
視床、視床下部の概略とその機能を説明できる。
大脳辺縁系、大脳皮質の概略とその機能を説明できる。
左右脳の概略とその機能を説明できる。
意志と脳の概略とその関係が説明できる。
ミラーニューロンの概略とその機能を説明できる。
活動電位、シナプスが説明できる。
第1回から第9回までのまとめ。
睡眠の概略とそのメカニズムを説明できる。
記憶の概略とそのメカニズムを説明できる。
情動の概略とそのメカニズムを説明できる。
学習の概略とそのメカニズムを説明できる。
課題について発表する。
課題についてのレポートを提出する。
【準備学習】
脳や心理学についての参考書を事前に読んで授業に出ることが望ましい。
【評価方法】
レポート、授業、発表会の参加態度を総合して評価する。
【参考書】
書 名
脳の探検、上、下
著 者
ブルーム他
出 版 社
講談社
-300-
価 格
各1,800円
ISBN
教養ゼミⅡ -モダン・ジャズの巨人たち-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:久呉 高之
【教育目標】
いまや押しも押されもせぬ「芸術」として認知されているモダン・ジャズ。授業では、その歴史的変遷を
ふまえつつ、モダン・ジャズの「純粋芸術」としての側面を体感する。受講者は、
「巨人」と呼ばれる人々の
演奏などを視聴し、そのさい受けとめたものを言語化する(感想を書く)よう求められる。
〈自由と一回性〉
という際立った特徴を有するジャズ演奏について「語る」という(こうした「言語化」の)試みにより、芸
術表現としての音楽について、思いがけない何かを得ることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
到 達 目 標
モダン・ジャズとは
モダン・ジャズについての多くの(ありがちな)誤解を指摘し、モダン・ジャズ全般の本質的
諸条件について説明できる。
チャーリー・パーカー
モダン・ジャズの創始者たるアルトサックス奏者の生涯や演奏について、自らの視点で言語表
現できる。
セロニアス・モンク
パーカーとともにモダン・ジャズを創始したピアニストの生涯や演奏について、自らの視点で
言語表現できる。
マイルス・デイヴィス
「ジャズの帝王」と呼ばれるトランぺッターの生涯や演奏について、自らの視点で言語表現できる。
ビル・エヴァンス
巨人のなかで唯一の白人であるピアニストの生涯や演奏について、自らの視点で言語表現できる。
ジョン・コルトレーン1 モダン・ジャズの最高峰といわれるテナーサックス奏者の「求道者」たる側面について、自ら
の視点で言語表現できる。
ジョン・コルトレーン2 コルトレーンの「伝道者」たる側面と高度の精神性とについて、自らの視点で言語表現できる。
ソニー・ロリンズ
現存する唯一の巨人たるテナーサックス奏者の生涯や演奏について、自らの視点で言語表現で
きる。
ウェス・モンゴメリー
コルトレーンに匹敵する影響力をもつギタリストの生涯や演奏について、自らの視点で言語表
現できる。
ミンガス&ジャコ
突出して優れた二人のベーシストの演奏から、ジャズにおけるベースの重要性について、自ら
の視点で言語表現できる。
エラ・フィッツジェラルド ジャズ・ヴォーカルの最高峰とされるシンガーの歌から、人間の声がもつ表現力や魅力につい
て、自らの視点で言語表現できる。
日本のジャズ
渡辺貞夫などのベテランから、現在をしょって立つ若手まで、日本人の演奏について、自らの
視点で言語表現できる。
基礎理論
モダン・ジャズのもっとも基本的な音楽理論について実演を交えて解説された内容のポイント
を説明できる。
キース・ジャレット
現代のメイン・ストリーム・ジャズをリードするピアニストの演奏について、自らの視点で言
語表現できる。
モダン・ジャズの現在
1980年代以降の主立ったアーティストの名演について、自らの視点で言語表現できる。
試験は実施しない。
【準備学習】
シラバスにもとづき、参考書やインターネットで、あらかじめアーティストについて調べておく。
【評価方法】
毎回の視聴内容について簡単な感想(専門的知識は不要)を書くよう求め、この「言語化」
(文章表現)
の内容によって評価する。出席を重視する。
【テキスト】
視聴するビデオと配布プリントとを教材とする。
【参考書】
書 名
スイングジャーナル
(現在、休刊中だが、図書館
にバックナンバーがある)
著 者
スイングジャーナル
社編
出 版 社
スイングジャーナ
ル社
【備考】
毎回、図書館地下の視聴覚室でおこなう。
-301-
価 格
ISBN
教養ゼミⅡ -基礎英語研究-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 一昭
【教育目標】
この授業は、基礎英語を習得することを目標にする。教養ゼミⅠの続きである。学生は、比較的や
さしい英語を日本語で表現して、英語と日本語の相違を説明する。授業の進捗状況によっては、高度
な英文を説明できるようにする。英語学習には語彙が重要であるので、その過程で学生は、頻繁に使
用する語彙と関連語彙を説明できるようにする。同時に、基礎英文法を習得し、日本語との相違を説
明できるようにする。方法は、授業のはじめに約20分間、各自の辞書で語彙研究をし、関連する語彙
を習得する。たとえば、名詞から動詞や形容詞などの語彙を習得して、その意味を日本語で説明する。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
教科書、82ページの英文の日本語表現
教科書、83ページの英文の日本語表現1
教科書、83ページの英文の日本語表現2
教科書、84ページの英文の日本語表現1
教科書、84ページの英文の日本語表現2
教科書、85ページの英文の日本語表現1
教科書、85ページの英文の日本語表現2
教科書、86ページの英文の日本語表現
ガーデナーの英文エッセイ「散歩1」の
日本語表現
ガーデナーの英文エッセイ「散歩2」の
日本語表現
ブランデンの英文エッセイ「思い出1」の
日本語表現
ブランデンの英文エッセイ「思い出2」の
日本語表現
ブランデンの英文エッセイ「思い出3」の
日本語表現
リードの英文評論の1部の日本語表現
オーデンの英文評論の1部の日本語表現
学習した範囲の試験
到 達 目 標
英文の中の語彙および動名詞などの英文法を説明できる。
英文の中の語彙および分詞などの英文法を説明できる。
英文の中の語彙および分詞構文などの英文法を説明できる。
英文の中の語彙および不定詞の目的用法などの英文法を説明できる。
英文の中の語彙および不定詞の結果用法などの英文法を説明できる。
英文の中の語彙および比較などの英文法を説明できる。
英文の中の語彙および最上級などの英文法を説明できる。
英文の中の語彙および代名詞などの英文法を説明できる。
英文の中の語彙および指示代名詞などの英文法を説明できる。
英文の中の語彙および現在時制などの英文法を説明できる。
英文の中の語彙および過去時制などの英文法を説明できる。
英文の中の語彙および現在進行形などの英文法を説明できる。
英文の中の語彙および関係代名詞の限定用法などの英文法を説明できる。
英文の中の語彙および関係代名詞の継続用法などの英文法を説明できる。
英文の中の語彙および受動態などの英文法を説明できる。
日本語との比較および語彙の知識を確認する。
【準備学習】
予習、復習をすること
【評価方法】
授業態度、授業参加、試験による総合評価
【テキスト】
書 名
著 者
英語・日本語コミュニケーション、 佐藤一昭
および英文コピー。
出 版 社
学文社
【参考書】
各自の持っている英和辞典
【備考】
必ず英和辞典を持参すること。
-302-
価 格
3,500円
ISBN
978-4-7620-1787-2
教養ゼミⅡ -古典に見る恋-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:土田 節子
【教育目標】
日本の古典の世界で和歌に詠まれた恋、散文に描かれた恋、伝説の中の恋、それらの作品を読むこ
とから作者や時代を知り、
描かれた恋の諸相を鑑賞する。いつの時代にも男と女の恋物語は生まれる。
遠い昔の恋の様相に男と女の生き様を垣間見たい。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
万葉集
到 達 目 標
万葉集の恋の歌は、老若男女を問わずかけがえのない愛しい人を思う歌である。人を恋う
ることの尊さ、素晴らしさを作品をもとに説明できる。
古今和歌集
勅撰集の成立で恋という私的な世界の和歌が、宮廷の文芸として発展していく。平安初期
の恋の諸相と時代について説明できる。
小町集
六歌仙の一人である小野小町には、恋に纏わる数々の伝説がある。小町の歌は恋歌が多い。
伝説と歌から小町の人生を垣間見、作品について説明できる。
伊勢物語
色好みの一人の男を主人公とした歌物語。人々はその物語の世界に美的論理である「みや
び」の心を読み取った。その世界を鑑賞し、作品について説明できる。
竹取物語
物語文学の祖。貴族たちの求婚譚の結末は、姫の月界への昇天であった。貴族社会を軽快
に戯画化した作品に現代にも通じる何かを読み取ることができる。
蜻蛉日記
兼家(道長の父)という高い家柄の男の妻となった一人の女の生涯の日記に、後の平安女
流文学の源流について学び、作品を説明できる。
和泉式部日記 「浮かれ女」と言われた女の恋の世界は、余りにも傷心の連続であった。恋の歌人として
不滅の名をとどめる式部の日記文学を読み、日記文学について説明できる。
源氏物語(1) 光源氏の誕生からその生涯、さらに彼の死後その子孫の世界までと70余年の人生を虚構し
た物語。数多い恋物語から数話を選び、作者が描こうとした男と女、人生を知る。
源氏物語(2) 同上。
枕草子
後宮を舞台にその学才と機知を多いに発揮した一人の女性の随筆、記録。随筆文学の始祖
といわれるこの作品に描かれた恋愛模様を読み、作品について説明できる。
更科日記
源氏物語を憧憬して止まなかった少女の恋、結婚、出産、愛する人々との別れ、死別、そ
して迎えた晩年、現実と物語の隔たりに気がついた作者が次に傾倒した世界は何かを探り、
作品について説明できる。
讃岐典侍日記
堀河天皇に仕え、天皇の発病から死、そしてその後の世界を克明に記録した日記。そこには、
単なる記録ではなく哀切な慕情、情愛関係が読み取れる。特異な作品の世界の恋愛を読み、
作品について説明できる。
曾根崎心中
道ならぬ恋の果ては心中でしかなかった時代、複雑な人間関係の男と女の恋の進展に人間
の性を見、作品の時代を理解する。
経つくゑ
樋口一葉の短編。西鶴の影響のある雅俗折衷の文体の世界は、作家としての成長過程が窺
える。明治26年という時代の恋の物語を理解する。
まとめ
これまでの作品から各自のテーマでレポートを作成し提出。
試験は実施しない。
【準備学習】
配布資料を中心に予習。可能であれば該当作品を読んでくる。
【評価方法】
毎回の提出物とレポートで評価する。
【テキスト】
プリント資料を配布。
【備考】
現代語訳でもよいから、日本の古典作品に多く接し読んで欲しい。
-303-
教養ゼミⅡ -筋肉を付けるためのトレーニング実践-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:五十嵐幸一
【教育目標】
メタボリックシンドロームが叫ばれている今、私たちは動かなくても不自由しない生活に慣れきって
いる。そこで、トレーニングについての基礎知識を理解し、実践するとともに、各自の身体状況、ライ
フスタイルに合ったプログラムを作成し、生活の一部に取り入れることが出来ることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
トレーニングの基礎知識(1)
3
トレーニングの基礎知識(2)
4
トレーニングの基礎知識(3)
5
トレーニングの基礎知識(4)
6
からだを伸ばそう
7
8
自分のからだを重りにしよう
ウエイトトレーニングの実際(1)
9
ウエイトトレーニングの実際(2)
10
11
12
13
14
15
試験
トレーニング計画作成
食事について
トレーニングをやってみよう(1)
トレーニングをやってみよう(2)
ドーピングについて考える
まとめ
到 達 目 標
授業内容とトレーニングの目的を説明できる。
筋線維の種類、筋肥大の仕組み、筋肉痛の原因などについて仕
組みや違いを説明できる。
効果的なトレーニングの負荷、回数、頻度について仕組みや違
いを説明できる。
個人にあったトレーニングの方法、トレーニング効果の発現な
どについて、仕組みや違いを説明できる。
身体各部の名称や筋肉の名称について、仕組みや違いを説明で
きる。
ストレッチングを実践し、自分にあったストレッチングを行う
ことができる。
器具を使わない筋力トレーニングを実際に行うことができる。
バーベルを使用した上半身のウエイトトレーニングを実際に行
うことができる。
バーベルを使用した下半身のウエイトトレーニングを実際に行
うことができる。
生活の中で実践できるトレーニングプログラムを作成できる。
筋肥大に有効な食事について仕組みや違いを説明できる。
自分が作成したトレーニングプログラムを実際に行うことができる。
他人の作成したトレーニングプログラムを評価することができる。
ドーピングの種類、副作用について仕組みや違いを説明できる。
今までの授業内容をレポートとしてまとめることができる。
行わない。
【準備学習】
筋肉の発達には実際に動くことが必要なので、自宅でエクササイズを必ず行うこと。
【評価方法】
出席を重視する。毎回の授業での小テスト、まとめのレポート、トレーニング計画の内容、授業態
度について総合的に評価する。
【参考書】
書 名
図解スポーツトレーニングの
基礎理論
著 者
若松範彦
出 版 社
西東社
-304-
価 格
1,575円
ISBN
978-4-7916-1461
教養ゼミⅡ -映画から「家族」を考える-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:上野 俊一
【教育目標】
映画表現への理解から、映画を通して「家族」について考え、論じることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
『普通の人々(1980)』
(1) アメリカ70年代の家族を取り巻く時代背景をこの映画を通して、論じ
ることができる。
2
『普通の人々(1980)』
(2) この映画に用いられる映像表現を論じることができる。
3
『普通の人々(1980)』
(3) アメリカ70年代の核家族の崩壊を映画を通して論じることができる。
4
『ギルバート・グレイプ アメリカ80年代の家族を取り巻く時代背景をこの映画を通して、論じ
(1993)』(1)
ることができる。
5
『ギルバート・グレイプ この映画に用いられる映像表現を論じることができる。
(1993)』(2)
6
『ギルバート・グレイプ 中西部アメリカ80年代の家族をこの映画を通して、論じることができ
(1993)』(3)
る。
7
『 エ イ プ リ ル の 七 面 鳥 前作と同じ原作者の意図を理解し、比較しながら論じることができる。
(2003)』(1)
8
『 エ イ プ リ ル の 七 面 鳥 「家族と母親」について、他の映画と比較しながら論じることができる。
(2003)』(2)
9
『A.I.(2001)』(1)
SF映画の手法をこの映画を通して、論じることができる。
10 『A.I.(2001)』(2)
スピルバーグの映像表現を通して、家族とは何かについて論じることが
できる。
11 『A.I.(2001)』(3) 「家族と母親」について、他の映画と比較しながら論じることができる。
12 『ジョイ・ラック・クラ アジア系移民の歴史をこの映画を通して、論じることができる。
ブ(1993)』(1)
13 『ジョイ・ラック・クラ 中国文化における家族制度をこの映画を通して、論じることができる。
ブ(1993)』(2)
14 『ジョイ・ラック・クラ 映画で描かれた4つの中国系アメリカ人のケースを比較し、論じること
ブ(1993)』(3)
ができる。
15 『ジョイ・ラック・クラ 中国系アメリカ人を描いた映画を通して、東西の家族を比較し、論じる
ブ(1993)』(4)
ことができる。
試験
【準備学習】
毎回学んだ事項を復習し、次回のレポート作成に反映させること。
【評価方法】
毎回課されるレポートにより評価する。
【参考書】
書 名
著 者
Becoming Film Literate: The Vincent LoBrutto
Art and Craft of Motion
出 版 社
Praeger
価 格
5,000円
【備考】
毎回のレポートでは、独自の見方考え方を提示し論じることが求められる。
-305-
ISBN
978-0275981440
中国語1
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:中国語(初級Ⅰ)
担当教員:蔡 暁軍
【教育目標】
発音と「四声」を勉強しながら、中国語と日本語の相違点を理解し、その仕組みや違いを説明でき
る。短文の練習を通じて、中国語の基本を身につける。
【授業計画】
No.
項 目
1
中国語の基本、標準語、ピ
ンイン、四声などを習う。
2
発音1 母音24
3
発音2 子音と声調
4
発音のテスト
5
第一課 文法説明
断定表現 ‥‥是‥‥。
6
本文の説明と単語の暗唱
7
第二課 文法説明 存在文
と所有文 ‥‥有‥‥。
8
本文の説明と単語の暗唱
9
第三課 文法説明 居場所
を表現する文型
‥‥在‥‥。
10
本文の説明と単語の暗唱
11
第四課 文法説明
12
本文の説明と単語の暗唱
13
第五課 形容詞の使い方
14
15
試験
本文の説明と単語の暗唱
まとめ
定期試験
到 達 目 標
中国語を勉強するには、漢字の便利さと異なる発音、文法構造を理解
し、正しく発音することができる。
中国語の母音と日本語の母音との区別を理解し、綺麗に発音できる。
母音と子音の組み合わせを身に付け、中国語で名前を話すことができる。
単語別に母音、子音を覚え、正確に四声を発声できる。
‥‥は‥です。
基本文型を覚え、
自分で文作りをし、
話すことができる。
第一課の内容を理解し、簡単な会話ができる。
‥‥があります(います)
。基本文型を覚え、自分で文作りをし、話
すことができる。
第二課の内容を理解し、 簡単な会話ができる。
基本文型と基本単語を覚える。
第三課の内容を理解し、簡単な会話ができる。
年、月、日、曜日の表現と動作動詞について説明できる
第四課の内容を理解し、簡単な会話ができる。
形容詞文型を覚え、日本語の形容詞との違いを理解し、自分で文作り
をし、話すことができる。
第五課の内容を理解し、簡単な会話ができる。
第3、4、5課の内容を重点的に復習し、前半の中国語を正しく理解
し、自分で正しい文を作れる。
試験を実施しない。
【準備学習】
毎回の文法ポイントを予習する、正確に発音すること。
【評価方法】
授業態度、小テストと定期試験を含めて、総合的に判断する。出席も重視する。
【テキスト】
書 名
ミニ会話の中国語
著 者
蔡 暁軍
出 版 社
国際語学社
-306-
価 格
800円
ISBN
中国語2
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:中国語(初級Ⅱ)
担当教員:蔡 暁軍
【教育目標】
発音と「四声」を勉強しながら、中国語と日本語の相違点を理解し、その仕組みや違いを説明する
ことができる。短文の練習を通じて、中国語の基本を身につける。
【授業計画】
No.
項 目
1
第六課 文法説明 動詞の
現在進行形
‥‥在+動詞‥‥。
2
本文の説明と単語の暗唱
3
第七課 文法説明 動詞の
完了表現 ‥‥ 了。
4
本文の説明と単語の暗唱
5
第八課 文法説明 願望を
表す助動詞 想+動詞
6
本文の説明と単語の暗唱
7
小テスト
8
第九課文法説明 動詞の経
験表現 ‥‥動詞+過
9
本文の説明と単語の暗唱
10
第十課 文法説明 可能、
能力の表現 ‥‥能+動詞
11
本文の説明と単語の暗唱
12
第十一課 文法説明 受
身文 ‥‥被+人+動
詞‥‥
13
本文の説明と単語の暗唱
14
第十二課 文法説明 使役文
‥‥叫+人+動詞
15
本文の説明と単語の暗唱
試験 定期試験
到 達 目 標
‥しています。基本文型を覚え、自分で文作りをし、また話すことが
できる。
第六課の内容を理解し、簡単な会話ができる。
‥‥しました。基本文型を覚え、自分で文作りをし、また話すことが
できる。
第七課の内容を理解、簡単な会話ができる。
‥‥したい。基本文型を覚え、自分で文作りをし、話すことができる。
第八課の内容を理解し、簡単な会話ができる。
第六、七、八課で習った内容を中心にテストを行う。
‥‥したことがあります。基本文型を覚え、自分で文作りをし、話す
ことができる。
第九課の内容を理解し、簡単な会話ができる。
‥‥することができる。基本文型を覚え、自分で文作りをし、話すこ
とができる。
第十課の内容を理解し、簡単な会話ができる。
‥‥(さ)れます。基本文型を覚え、自分で文作りをし、話すことが
できる。
第十一課の内容を理解し、簡単な会話ができる。
‥‥に‥‥をさせます。基本文型を覚え、自分で文作りをし、話すこ
とができる。
第十二課の内容を理解し、簡単な会話ができる。
試験を実施しない。
【準備学習】
毎回の文法ポイントを予習する、正確に発音すること。
【評価方法】
授業態度、小テストと定期試験を含めて、総合的に判断する。出席も重視する。
【テキスト】
書 名
ミニ会話の中国語
著 者
蔡 暁軍
出 版 社
国際語学社
-307-
価 格
800円
ISBN
ドイツ語1
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:ドイツ語(初級Ⅰ)
担当教員:川上 博子
【教育目標】
ドイツ語の基礎を習得することを目標とする。文法知識を詰め込むだけでなくその知識を活かして
実際にドイツ語が使いこなせるように、できるだけ基本的な身近な表現を使って練習する。辞書を使
いながら、平易な文章を読むための読解力も養成する。さらにテキストをとおしてドイツ人の物の考
え方、生活、文化に触れ、異文化への関心と理解を深めることをめざす。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
ガイダンス
授業の進め方、授業にのぞむ心構え、ドイツ語のあらましについて知説
明できる。
2
発音の習得1
ドイツ語のつづりと発音の関係について説明でき、ドイツ語のアルファ
ベット、母音の発音をマスターし、発音することができる。
3
発音の習得2
ドイツ語のつづりと発音の関係について説明でき、子音の発音をマスター
し、発音することができる。
4
発音の習得3
12までの数字と外来語の読み方をマスターし、発音することができる。
簡単な挨拶表現ができる。
5
動詞の変化〈規則変化動詞〉
主語になる代名詞をマスターする。主語の種類によって変化する動詞の
形を表現できる。
6
語順について
〈平叙文、疑問文の作り方〉
動詞はどこに置くのか?文の種類により違う動詞の位置について説明す
ることができる。
7
名詞の種類について
3種類のタイプがあるドイツ語の名詞、定冠詞、不定冠詞の形をマスター
〈男性名詞・女性名詞・中性名詞〉 し、表現できる。
8
複数形・いろいろな冠詞・否定
文
名詞の複数形はどんな形をしているのか?複数形の形、所有冠詞、否定
文の作り方をマスターし表現できる。
9
テキストを読む
繰り返し発音練習をし、ドイツ語の文が発音できるようになる。動詞の
変化を確認しながら辞書を使ってテキストを日本語に訳すことができる。
10
動詞の変化
〈不規則変化動詞〉
語尾だけでなく語幹の母音も変化する動詞の形を身につける。疑問代名
詞を使った疑問文を作ることができる。
11
名詞の格変化
どの名詞が主語?目的語なのか?文中での名詞の役割を表す格について、
説明することができる。
12
テキストを読む
繰り返し発音練習をし、ドイツ語の文が発音できるようになる。名詞の
格を確認しながら辞書を使ってテキストを日本語に訳すことができる。
13
冠詞類の変化
名詞の種類、
数、
格を示す役をする冠詞について学ぶ。冠詞の形をマスター
し、表現できる。
14
前置詞について
〈前置詞の格支配1〉
前置詞によって結び付く名詞の格が決まる前置詞の使い方を練習する。
15
前置詞について
〈前置詞の格支配2〉
「~にいる」か「~に行く」か、意味によって名詞の格が変わる前置詞の
使い方を練習する。
試験
試験
試験を実施する。
【準備学習】
学習した文法事項を繰り返し復習し、ドイツ語の基礎をマスターする。テキストを読む前には予習
してくること。
【評価方法】
定期試験、平常の学習態度、小テスト、課題など総合的に評価する。授業への積極的な参加を高く
評価する。
【テキスト】
書 名
すすめ!アンペルマン
著 者
森田 悟
出 版 社
朝日出版
-308-
価 格
2,400円
ISBN
978-4-255-25346-6 C1084
ドイツ語2
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:ドイツ語(初級Ⅱ)
担当教員:川上 博子
【教育目標】
ドイツ語の基礎を習得することを目標とする。文法知識を詰め込むだけでなくその知識を活かして
実際にドイツ語が使いこなせるように、できるだけ基本的な身近な表現を使って練習する。辞書を使
いながら、平易な文章を読むための読解力も養成する。さらにテキストをとおしてドイツ人の物の考
え方、生活、文化に触れ、異文化への関心と理解を深めることをめざす。ドイツ語1の続き行う。
【授業計画】
No.
1
項 目
到 達 目 標
前期の復習
前期に学習した重要なポイントを復習する。動詞の変化、名詞類の変化を
再確認する。
2
人称代名詞の変化
代名詞の変化について説明できる。
3
非人称表現、命令形の作り方
誰がしたのかわからない時の主語、非人称表現、および命令形をマスター
し表現できる。
4
テキストを読む
発音練習をし、ドイツ語の文が発音できるようになる。代名詞を確認しな
がら辞書を使ってテキストを日本語に訳すことができる。
5
話法の助動詞、未来形:助動
詞構文の作り方 助動詞の入った文の構造を説明でき、心の動きを表す助動詞の意味と助動
詞構文をマスターし表現できる。
6
接続詞の種類と役割
接続詞の種類と役割について説明できる。それぞれの接続詞による文の構
造の違いを説明し、練習することにより表現できる。
7
テキストを読む
発音練習をし、ドイツ語の文が発音できるようになる。助動詞と接続詞を
確認しながら辞書を使ってテキストを日本語に訳すことができる。
8
熟語動詞、2つに分離する動
詞と分離しない動詞
動詞を中心として作られるドイツ語の文の基本構造について説明し表現で
きる。
9
zu不定詞の用法
zu不定詞の用法を学習し練習することにより表現できる。
10
テキストを読む
発音練習をし、ドイツ語の文が発音できるようになる。助動詞と接続詞を
確認しながら辞書を使ってテキストを日本語に訳すことができる。
11
動詞の三つの形
12
過去形、現在完了形
13
テキストを読む
発音練習をし、ドイツ語の文が発音できるようになる。過去形、現在完了形
を確認しながら辞書を使ってテキストを日本語に訳すことができる。
14
再帰表現
主語と同じものを表わす代名詞、再帰代名詞について説明できる。再帰代
名詞と共に使う再帰動詞の使い方を説明し表現できる。
15
能動態・受動態について
試験
試験
[不定詞・過去基本形・過去分詞]の動詞三つの基本形をマスターし表現できる。
「~しました」過去のことを言うときの表現、過去形・完了形の作り方がで
きる。
「~される」の表現、受動態の文の作り方ができる。
試験を実施する。
【準備学習】
学習した文法事項を繰り返し復習し、ドイツ語の基礎をマスターする。テキストを読む前には予習
してくること。
【評価方法】
定期試験、平常の学習態度、小テスト、課題など総合的に評価する。授業への積極的な参加を高く
評価する。
【テキスト】
書 名
すすめ!アンペルマン
著 者
森田 悟
出 版 社
朝日出版
-309-
価 格
2,400円
ISBN
978-4-255-25346-6 C1084
スペイン語1
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:スペイン語(初級Ⅰ)
担当教員:糟谷知香江
【教育目標】
スペイン語は、スペインとラテンアメリカを中心に20以上の国と地域で用いられている言語であ
る。この授業では、スペイン語でのコミュニケーションに必要な知識を学ぶ。文法はもちろん、スペ
イン語が用いられている国々の文化にも触れ、スペイン語圏の人々とコミュニケーションできるよう
になることを目標とする。授業へ積極的に参加する者の履修を期待する。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
ガイダンス
アルファベットと発音
注意の必要な綴り
名詞の性と数
定冠詞、主語代名詞
動詞ser(直説法現在)
不定冠詞、形容詞
動詞tener(直説法現在)
疑問詞(1)
動詞estar(直説法現在)
動詞haberの用法
指示形容詞と指示代名詞
規則動詞(直説法現在)
まとめ(1)
まとめ(2)
試験
到 達 目 標
授業の進め方について理解する。
アルファベットと発音について理解し、基礎的な単語を読むことができる。
注意の必要な綴りを理解し、発音できる。1-10の数字を覚える。
名詞の性と数について判断できる。
定冠詞と主語代名詞を覚える。11-30の数字を言える。
動詞serの直説法現在の活用を覚える。職業を言える。
不定冠詞を覚え、形容詞を用いることができる。31-99の数字を言える。
動詞tenerの直説法現在の活用を覚える。親族を表す言葉を言える。
疑問詞を用いることができる。
動詞estarの直説法現在の活用を覚える。位置関係を言える。
動詞haberを用いることができる。100-999,999の数字を言える。
指示形容詞と指示代名詞を覚える。序数を言える。
規則動詞の直説法現在の活用を覚える。
これまでに学習した動詞の用法について理解を深める。
これまでに学習した文法事項について理解を深める。
試験を実施する。
【準備学習】
授業の時は辞書を用意すること(参考書に挙げたもの以外でも可)
。前回の授業内容を中心とした
小テストを実施するので、テスト範囲を必ず確認し、十分に準備して授業に臨むこと。
【評価方法】
期末試験、小テスト、レポート、授業態度から総合的に評価する。出席を重視する。
【テキスト】
書 名
Entre amigos
著 者
出 版 社
Equipo para la elaboracion de 朝日出版社
manuales de espanol
価 格
ISBN
2,400円
(税別) 978-4-255-55032-9
【参考書】
書 名
プログレッシブスペイン語辞典
著 者
出 版 社
小学館
-310-
価 格
ISBN
4-09-515522-1
スペイン語2
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:スペイン語(初級Ⅱ)
担当教員:糟谷知香江
【教育目標】
初級Ⅰに続いて、スペイン語でのコミュニケーションに必要な知識を学ぶ。文法はもちろん、スペ
イン語が用いられている国々の文化にも触れ、スペイン語圏の人々とコミュニケーションできるよう
になることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
授業の進め方について理解する。スペイン語初級Ⅰで学んだことを確
認する。
動詞hacer, ir(直説法現在) 動詞hacer, irの直説法現在の活用を覚える。日常生活を表す動詞を覚
える。
曜日、頻度を表す副詞
曜日を言えるようになる。頻度を表す言葉を使える。
疑問詞(2)
疑問詞を使って表現できる。
前置詞
主な前置詞を覚える。時間を言える。
未来を表す表現
未来のことを言える。月の名前と季節を言える。
語幹変化動詞(1)
語幹変化動詞の直説法現在の活用を覚える。
交通機関について言える。
語幹変化動詞(2)
語幹変化動詞を使った表現を用いることができる。住居を表す言葉を
覚える。
再帰動詞
再帰動詞を使って表現できる。
天候を表す表現
天候について話せる。
目的格人称代名詞(1)
直接目的格人称代名詞を用いることができる。食べ物と飲み物を表す
言葉を覚える。
動詞saber, conocer
動詞saber, conocerを用いることができる。
動詞poder, querer
動詞poder, quererを用いることができる。
まとめ(1)
これまでに学習した表現について理解を深める。
まとめ(2)
これまでに学習した文法事項について理解を深める。
期末試験
期末試験を実施する。
【準備学習】
前回の授業内容を中心とした小テストを実施するので、テスト範囲を必ず確認し、十分に準備して
授業に臨むこと。
【評価方法】
期末試験、小テスト、レポート、授業態度から総合的に評価する。出席を重視する。
【備考】
スペイン語1の単位取得者を対象とする。
-311-
フランス語1
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:フランス語(初級Ⅰ)
担当教員:楠瀬 正浩
【教育目標】
日常的なフランス語テキストのヒヤリング、講読を通じて、フランス語の基本的な会話能力、文法
的知識、読解力を身につける。あわせてフランス文化一般にたいする理解を深める。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
Lecon 1 Nous sommes amis !
Lecon 1 Nous sommes amis !
Lecon 2 Qu'est-ce que c'est?
Lecon 2 Qu'est-ce que c'est?
Lecon 3 Je ne trouve pas les
billets
Lecon 3 Je ne trouve pas les
billets
Lecon 4 Ce train est direct!
Lecon 4 Ce train est direct!
Lecon 5 Nous venons de Paris.
Lecon 5 Nous venons de Paris.
Lecon 6 Quel age avez-vous ?
Lecon 6 Quel age avez-vous ?
Lecon 7 J'ai soif, j'ai faim.
Lecon 7 J'ai soif, j'ai faim.
まとめ
到 達 目 標
主語人称代名詞とetreの活用を覚える。
国籍・身分の言い方を習得する。挨拶の仕方を身につける。
名詞の性と数、
不定冠詞の用法を説明できる。Avoirの活用を覚える。
形容詞の性数変化を説明できる。
持ち物を尋ねる言い方を習得する。
定冠詞を覚える。
第一群規則動詞の直説法現在の活用を身につける。
否定文の作り方を説明できる。趣味の尋ね方を覚える。
指示形容詞、強勢形人称代名詞の形態と用法を習得する。
faire, descendreの活用を覚える。Onを使った表現を身につける。
aller, venirの活用を覚える。疑問文の作り方を身につける。
命令形に作り方を説明できる。体調を尋ねる言い方を学ぶ。
疑問形容詞、所有形容詞の形態と用法を身につける。
数詞を覚える。年齢、名前、好みを言う言い方を身につける。
部分冠詞の意味を説明できる。Ir動詞の活用を記憶する。
vouloirの活用を記憶する。飲み物の頼み方を覚える。
これまでの授業を総括し、授業内容についての習熟度を確認する。
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回予習復習を怠ることなく、また随時配布する予定のプリント類にも確実に目をとおしておくこと。
【評価方法】
各課ごとの練習問題に基づいた小テストと、会話練習の成果を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
ピエールとユゴー
著 者
小笠原洋子
出 版 社
白水社
価 格
2,500円
ISBN
978-4-560-06100-8
著 者
新倉 俊一 ほか六名
出 版 社
白水社
価 格
3,500円
ISBN
978-4-560-00230-8
【参考書】
書 名
フランス語ハンドブック
【備考】
新聞、テレビなどで報道されるフランス関係のニュースや番組には積極的に目を通しておいてくだ
さい。
-312-
フランス語2
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:フランス語(初級Ⅱ)
担当教員:楠瀬 正浩
【教育目標】
日常的なフランス語テキストのヒヤリング、講読を通じて、フランス語の基本的な会話能力、文法
的知識、読解力を身につける。あわせてフランス文化一般にたいする理解を深める。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
Unite 8 Nous pouvons t'aider.
Unite 8 Nous pouvons t'aider.
Unite 9 Je vous la presente.
Unite 9 Je vous la presente.
Unite 10 Je vais demander…
Unite 10 Je vais demander…
Unite 11 Je roule plus vite que
toi !
Unite 11 Je roule plus vite que
toi !
Unite 12 Vous avez bien travaille.
Unite 12 Vous avez bien travaille.
Unite 13 Je suis ne…
Unite 13 Je suis ne…
Unite 14 J'entendais la mer.
Unite 14 J'entendais la mer.
まとめ
到 達 目 標
非人称構文を説明できる。Pouvoirの活用を覚える。
直接目的語の人称代名詞を習得する。時刻の表現を覚える。
prendreの活用を覚える。間接目的語の人称代名詞を習得する。
代名動詞の直説法現在を説明できる。人を紹介する表現を身につける。
近接未来と近接過去の言い表し方を理解し、表現できるようにする。
中性代名詞enの意味と用法を説明できる。カフェでの注文の仕方を覚える。
比較級と最上級の形態と用法を理解し、表現できるようにする。
序数詞を覚える。C'est+形容詞の言い方を習得する。
複合過去の作り方と活用を理解し記憶する。
複合過去の用法を説明できる。疑問代名詞を覚える。
中性代名詞yの意味と用法を理解し、表現できるようにする。
10000までの数詞の言い表し方を説明できる。値段、年月日の表現を習得
する。
半過去の形態と用法を理解し、表現できるようにする。
大過去の意味と用法を説明できる。Mondeを使った表現を身につける。
これまでの授業を総括し、授業内容についての習熟度を確認する。
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回予習復習を怠ることなく、また随時配布する予定のプリント類にも確実に目をとおしておくこと。
【評価方法】
各課ごとの練習問題に基づいた小テストと、会話練習の成果を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
ピエールとユゴー
著 者
小笠原洋子
出 版 社
白水社
価 格
2,500円
ISBN
978-4-560-06100-8
著 者
新倉 俊一 ほか六名
出 版 社
白水社
価 格
3,500円
ISBN
978-4-560-00230-8
【参考書】
書 名
フランス語ハンドブック
【備考】
新聞、テレビなどで報道されるフランス関係のニュースや番組には積極的に目を通しておいてくだ
さい。
-313-
コリア語1
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:コリア語(初級Ⅰ)
担当教員:金成 綾
【教育目標】
「コリア語」の文字や発音を学び、文の構成の基本について学習する。挨拶表現や簡単な日常会話
表現について、文字・発音と並行しながら習得することを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
2
3
4
コリア語とは
文字と発音・母音(1)
文字と発音・母音(2)
文字と発音・子音(1)
5
6
文字と発音・子音(2)
文字と発音・母音(3)
7
日本語のハングル表記
8
9
終声(パッチム)(1)
終声(パッチム)(2)
10
発音ルール
11
名詞文
12
名詞文の否定
13
14
自己紹介(1)・丁寧な表
現
存在詞・位置を表す表現
15
まとめ
試験
試験
到 達 目 標
コリア語の仕組み・日本語との類似性や違いを説明することができる。
文字の組合わせ、および基本母音の発音や文字を習得する。
合成母音の発音や文字について、基本母音と関連付けながら暗記する。
基本子音の文字や発音について繰り返し練習して暗記する。カナダラ表の見
方がわかるようになる。
濃音の文字や発音を習得し、平音や激音と区別できるようになる。
合成母音について詳しく学び、子音との組み合わせを繰り返し練習すること
で暗記できるようになる。
ハングル表記で日本語を書き表す練習をし、日本語のハングル表記で日記が
書けるようになる。
終声(響くパッチム)について、仕組みや発音の違いを区別できるようになる。
終声(消えるパッチム)について、仕組みや発音の違いを区別できるように
なる。
連音化、濃音化に注目し、なめらかに発音できるようにする。鼻音化について、
繰り返し練習することによって発音が上手にできるようになる。
基本的な助詞について、終声(パッチム)との関係に注意しながら使い方を
身につけ、実際基本文を作ることができる。
名詞文の否定表現について、終声(パッチム)との関係に注意しながら使い
方を身につけ、違いを説明できるようになる。
丁寧な表現を身につけ、今まで学んだ表現を用いて簡単な自己紹介ができる
ようになる。
位置を表す表現について、絵や写真を見ながら状況説明できるようになる。
様々な表現による豊かな表現力を身につける。
これまで学習してきた内容について、特に文字と発音について総括的にまと
める。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回必ず予習-復習をしてくること。授業で出された課題は必ず提出すること。
【評価方法】
期末試験と授業態度(課題提出を含む)
・小テストに基づいて総合的に評価する。また、出席も重
視する。
【テキスト】
書 名
新・チャレンジ!韓国語
著 者
金 順玉、阪堂千津子
出 版 社
白水社
【備考】
前期・後期続けて履修することが望ましい。
-314-
価 格
ISBN
2,415円(税込) 978-4-560-01783-8
コリア語2
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:コリア語(初級Ⅱ)
担当教員:金成 綾
【教育目標】
前期で学習した文の構成についてさらに理解を深め、簡単な会話表現を身につけることにより、文
の構成の復習を図ることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
指示詞
2
3
疑問詞
自己紹介(2)・敬語表現
4
5
6
ヘヨ体の叙述・疑問(1)
ヘヨ体の叙述・疑問(2)
固有数詞の使い方・時刻の表現
7
漢数詞の使い方・月日の表現
8
9
動詞・形容詞の否定表現、会話
動詞の過去表現
10
願望を表す表現・会話
11
12
自分の予定・推測を表す表現
動作の進行・状態の継続を表わ
す表現・会話
動詞・形容詞の並列・反対・比
較表現、会話
13
14
15
試験
可能・不可能・相手の意思をた
ずねる表現
まとめ
試験
こそあどを中心に指示詞について具体的に説明できる。指示詞による表現力を身に
つける。
疑問詞を会話の中で的確に使いこなせるようになる。
自己紹介に必要な語彙を重点的に増やしながら会話力を身につける。簡単な自己紹
介文が作成できるようになる。尊敬の表現について、終声(パッチム)との関係に
注意しながら使い方を身につける。
パッチムで終わる用言語幹のヘヨ体を使って会話できるようになる。
パッチムなしの用言語幹のヘヨ体を使って会話できるようになる。
固有数詞の使い方、時刻の表現について説明でき、固有数詞を使った様々な表現が
できるようになる。
漢数詞の使い方、月日の表現について説明でき、漢数詞を使った様々な表現ができ
るようになる。
動詞・形容詞の否定表現を具体的に会話の中で使えるようになる。
動詞の過去表現を会話の中で応用できるようになる。動詞の語彙を増やして、具体
的に会話の中で使えるようになる。
語尾活用を通して豊かな表現力を身につける。時間を表わす表現を習得し、日記が
書けるようになる。
語尾活用を通して豊かな表現力を身につける。
語尾活用を通して豊かな表現力を身につける。買い物の表現を通して、数字の使い
方を復習する。
動詞・形容詞の並列・反対・比較表現を通して、自分の気持ちや周りの様子を上手
に表現できるようになる。形容詞の語彙を増やして、具体的に会話の中で使えるよ
うになる。
可能・不可能・相手の意思をたずねる表現を具体的に会話の中で使えるようになる。
これまで学習してきた内容について、特にヘヨ体・数字の使い方について総括的に
まとめる。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回必ず予習-復習をしてくること。授業で出された課題は必ず提出すること。
【評価方法】
期末試験と授業態度(課題提出を含む)
・小テストに基づいて総合的に評価する。また、出席も重
視する。
【テキスト】
書 名
新・チャレンジ!韓国語
著 者
金 順玉、阪堂千津子
出 版 社
白水社
【備考】
コリア語1を履修していることが望ましい。
-315-
価 格
ISBN
2,415円(税込) 978-4-560-01783-8
選択スポーツⅠ(ゴルフ)
1 年 通年 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:健康・スポーツ演習 (ゴルフ)
担当教員:五十嵐幸一
【教育目標】
「紳士のスポーツ」といわれるゴルフは、マナー・エチケットを重視する歴史あるスポーツである。
広大な緑の芝生に白球を打ち込む爽快感は、何物にも代え難いものがある。しかし、ゴルフを楽しむ
には、ボールを狙った場所に運ぶ技術を身に付けることが必要である。
この授業では、ゴルフクラブを使って、ボールを真っ直ぐに飛ばすための技術を理解し、実際に行
うことにより、ゴルフスイングの基礎を身につけることを目標とする。また、身につけた技術を実際
のゴルフ場で使ってプレーする中で、ルールやマナーを学び、ゴルフ文化の一端を理解する。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
アイアンクラブの使い方
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
アイアンクラブのスイン
グ練習
シ ョ ー ト ア イ ア ン
(SW,PW,9I)の練習
ミドルアイアン(7I,5I)
の練習
ドライバー、パターの使
い方
ド ラ イ バ ー の 練 習
(1W,3W)
アイアンクラブの練習⑴
アイアンクラブの練習⑵
ショートアイアンからド
ライバーへの練習⑴
ショートアイアンからド
ライバーへの練習⑵
ショートアイアンからド
ライバーへの練習⑶
ラウンドを想定した練習
(様々なクラブの使い方)
⑴
ラウンドを想定した練習
(様々なクラブの使い方)
⑵
ラウンドのマナー・ルー
ルなど
到 達 目 標
ゴルフクラブの構造を説明できる。
クラブのグリップ、アドレスの仕方をもとに、練習ボールを前方に飛ば
すことができる。
ボディターンの仕方をもとに練習ボールを打つことができる。
ショートアイアンを使って、実際のゴルフボールを前方へ打つことがで
きる。
ミドルアイアンを使って、実際のゴルフボールを前方へ打つことができる。
ウッドクラブ、パターのアドレス、スイングの方法をもとに、ボールを
打つことができる。
ドライバーを使って、実際のゴルフボールを前方へ打つことができる。
アイアンクラブを使ってボールを真っ直ぐに飛ばすことができる。
アイアンクラブを使ってさらに精度の高いボールを打つことができる。
ショートアイアンからドライバーまで順に番手をあげ、アドレスの違い
やボールの球筋の違いを把握し、実際に打ち分けができる。
前回の結果をもとに、より正確なボール運びが出来るようなスイング方
法を考え、実際に行うことができる。
今までの結果から、クラブに応じた適切なアドレス、スイングを実際に
行うことができる。
実際のラウンドを想定し、グリーンのまでの距離から使うクラブを選択
し、狙った場所に適切に打つことができる。
前回の結果をもとに、より正確なボール運びが出来るようなスイング方
法を考え、実際に行うことができる。
ラウンドを行うのに必要な基本的なゴルフのルール、マナーを説明できる。
試験は行わない。
-316-
No.
項 目
16
グリーンでのパター練習
⑴
17
グリーンでのパター練習
⑵
18
様々なクラブを用いた打
撃練習⑴
19
様々なクラブを用いた打
撃練習⑵
20
様々なクラブを用いた打
撃練習⑶
21
様々なクラブを用いた打
撃練習⑷
22
様々なクラブを用いた打
撃練習⑸
23
ティーショットでの打撃
24
25
26
27
28
29
30
試験
到 達 目 標
パターのアドレス、スイングをもとに、ボールを真っ直ぐに打ち出すこ
とができる。
実際にボールを打つ中で、ボールの位置とカップとの距離感を把握する
ことができる。
ウッドクラブ(1W,3W)を用いた場合の飛距離、方向性を把握することが
できる。
ミドルアイアン(5I,7I)を用いた場合の飛距離、方向性を把握することが
できる。
ショートアイアン(9I)を用いた場合の飛距離、方向性を把握することが
できる。
ウェッジ(PW,SW)を用い、アプローチでのアドレス、スイングを実際
に行うことができる。
サンドウェッジを用い、バンカーでのアドレス、スイングを実際に行う
ことができる。
実際のゴルフ場での第一打目のアドレス、ルール、マナーを実際に行う
ことができる。
ゴルフの戦略⑴
ラウンドする中で、
フェアウェイのどこにボールを打てばよいかを考え、
実際に行うことができる。
ゴルフの戦略⑵
ラウンドする中で、グリーンのどこにボールを打てばよいかを考え、実
際に行うことができる。
ゴルフの戦略⑶
グリーン上で、どこを狙ってボールを打てばカップに入るかを考え、実
際に行うことができる。
ミドルホールでのラウンド 実際のゴルフ場で、400ヤード前後のホールを8打以内でホールアウト
することができる。
ショートホールでのラウン 実際のゴルフ場で、150ヤード前後のホールを6打以内でホールアウト
ド
することができる。
ロングホールでのラウンド 実際のゴルフ場で、500ヤード前後のホールを10打以内でホールアウト
することができる。
まとめ
ホール毎のショット数、パット数を整理し、自分のラウンドの傾向を分
析することができる。
試験は行わない。
【準備学習】
ゴルフのスイングは週1回程度の練習では身につかないので、ボールをきちんと打つことができる
ように毎日必ずスイング練習を行うこと。
【評価方法】
出席を特に重視する。ラウンドでの成績、授業参加への意欲、ルール・マナーテストの成績、ラウ
ンドレポートの内容を加味し、総合的に評価する。
-317-
選択スポーツⅠ(ボウリング)
1 年 集中 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:健康・スポーツ演習(ボウリング)
担当教員:五十嵐幸一
【教育目標】
ボウリングは誰もが手軽にできるスポーツであると考えられているが、実際は奥深い内容を持って
いる。授業では、自分が設定したスコアをクリアすることを目標とし、そのためにスタンダードな投
球フォームを学習する。また、自分の投球フォームのチェックを行って技術の改善を行い、さらなる
スコアアップを目指す。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
ガイダンス
授業の進め方、履修上の注意について理解し、適切に行動できる。
2
ボウリングのイメージをつくる1
日本の女子プロボウラーの映像を見て、フォームに関するイメージをつくることができる。
3
ボウリングの基礎知識1
ボウリングの特質、道具と設備、マナーとエチケットを説明できる。
4
ボウリングの基礎知識2
投球の基本、ゲームの形式(アメリカン方式)を説明できる。
5
投球の基本1
助走での足の運び方、腕の振り方を実際に行うことができる。
6
投球の基本2
ボールを持って、助走を行い、足の運び方、腕の振り方が正しくできる。
7
投球の基本3
レーンに張られた目印をめがけて投球することができる。
8
記録会1
学習した投球方法を使って投球し、ゲームを行うことができる。
(2ゲーム)
9
スポーツを取り巻く世界
スポーツがわれわれの生活とどのように関わっているかを説明できる。
10
運動が身体に及ぼす影響
ボウリングという運動が身体にどのような影響を与えているのかを説明できる。
11
ピンを倒す条件
ストライクが出るためにはどのような条件をクリアしなければならないかを説明できる。
12
フックボール
フックボールの意味、必要性、投げ方について説明できる。
13
フックボールの投球
フックボールのボールの持ち方、手首の使い方などを実際に行うことができる。
14
スパットボウリング
スパットを活用し、投球することができる。
15
アジャストメント
ストライクを取るために、助走時の自分の立つ位置の調整を実際に行うことができる。
16
記録会2
学習した投球方法、
アジャストメントを利用してゲームを行うことができる。
(3ゲーム)
17
ボウリングのイメージをつくる2
世界一流ボウラーの映像を見て、技術的特徴、自己の改善点を把握する。
18
投球フォームのチェック1
自己の投球フォームを見ることによって、運動感覚との違いを認識し、言語として表
現できる。
19
スペア
スペアのねらい方、キーピンの見つけ方について理解し、実際に行うことができる。
20
スコアのつけ方
スコアに関する記号、計算のルールをもとに、自分のスコアの計算ができる。
21
ハイフレーム
ハイフレームの方法をもとに、スコア計算ができる。
22
スペアピンの投球練習
7ピン、10ピンに向けて投球する方法を実際に行うことができる。
23
記録会3
学習した方法を利用して、スペアを取ることができる。
(3ゲーム)
24
投球フォームのチェック2
投球フォームを視覚で確認し、前回のフォームとの修正点を言語として表現できる。
25
ハンディキャップ
アベレージ、ハンディキャップとその計算方法を利用し、自分のハンディキャップを
計算することができる。
26
レーンコンディションとアジャ
スティング
ボールの曲がりとその修正方法を実際に行うことができる。
27
記録会4
今まで学習した知識、技術を利用して自分の記録の向上を図ることができる。
28
記録会5
自分の班全体のスコアアップが図れるような戦略を考え、実際に行うことができる。
29
まとめ1
今までの記録会のスコアをまとめ、分析することができる。
30
まとめ2
講義、実技を含めた学習の総まとめをレポートとして提出することができる。
試験
試験は行わない。
【準備学習】
テレビのボウリング番組を見て、イメージを付けておくこと。
【評価方法】
出席は特に重視する。
記録会での成績、
講義時の小テスト、レポートの内容などを総合的に評価する。
-318-
選択スポーツⅠ(ニュースポーツ)
1 年 集中 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:健康・スポーツ演習(ニュースポーツ)
担当教員:五十嵐幸一
【教育目標】
自分の健康や体力に応じて行えるスポーツとして “楽しさ” を実感させたい。ニュースポーツの特
性を十分理解させて、ルールやマナーを習得し、参加学生に運動の必要性を認識させたい。
また、生涯スポーツとして卒業後も楽しんでほしい。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
ガイダンス
2
①ウッドボール
①基本のルールを理解できる。 ②打ち方を理解できる。
①~②について説明し、実際のボールの行方や距離感を実践できる。 3
②ウッドボール
①各ゲートの攻略方法を理解できる。 ②ミニゲームで楽しさを理解できる。
①~②について説明して、ボールの寄せ方、打ち方を知りゲームを理解し実践できる。
4
③ウッドボール
①試合:4人1組でのラウンド。 ②班内対抗戦でゲート攻略を説明できる。
①~②について説明して、審判をしながらゲートにより近づける技を実践できる。 5
④ウッドボール
①試合:4人1組でのラウンド。 ②レベル別対抗戦でゲート攻略を説明できる。
①~②について理解して、審判をしながらゲート通過方法を実践できる。 6
①バードゴルフ
①基本のルールを説明できる。 ②打ち方を理解できる。
①~②について説明して、実際のバードの行方を確認し、距離感を実践できる。 7
②バードゴルフ
①各ホールの攻略方法を理解できる。 ②ミニゲームで楽しさを理解できる。
①~②について理解して、シャトルボールの打ち方、寄せ方を理解し、ゲームを実践するこ
とができる。
8
③バードゴルフ
①試合:4人1組でラウンド。班内対抗戦でホール攻略を理解し、①について、審判をしなが
らアドバンテージホールへ近づける方法を実践できる。
9
④バードゴルフ
①試合:4人1組でのラウンド。 ②レベル別対抗戦でホール攻略を理解できる。
①~②について理解し、審判をしながらアドバンテージホールイン方法を実践できる。
10
①ディスクゴルフ
①基本のルールを理解できる。 ②打ち方を理解できる
①~②について理解して、ディスクの投げ方・飛び方を確認して、距離感を実践する。
11
②ディスクゴルフ
①各ホールの攻略方法を理解できる。 ②ミニゲームで楽しさを理解する。
①~②について理解して、ディスクの打ち方、寄せ方を習得し、ゲームを実践できる。
12
③ディスクゴルフ
①試合:4人1組でラウンド。②班内対抗戦でホール攻略を理解できる。
①~②について理解して、審判をしながらゴールへ近づける方法を習得して、ゲームを実践
できる。
13
④ディスクゴルフ
①試合:4人1組でラウンド。 ②レベル別対抗戦でホール攻略を理解できる。
①~②について理解して、審判をしながらゴールインへの方法を実践できる。
14
①ソフトバレーボール
①基本のルールを理解できる。 ②ミニゲームで楽しさを理解する。
①~②について理解し、ボールの飛び方、弾み方を習得して試合方法を理解する。
15
②ソフトバレーボール
①試合:1コート4人でゲームを理解できる。
①~②について理解して、ボールの扱い方や打ち方を習得して試合を実践できる。
1種目選択
最小打数が高得点となる。その時点のコースの戦略をみる。
試験
受講の仕方・実施種目の仕組みや違いを理解できる。
(ウッドボール、バードゴルフ、ディスクゴルフ、ソフトバレーボール)
【準備学習】
誰でも気楽にできる種目なので、身体慣らしをしておいてください。
【評価方法】
最小打数が高得点となるが、
休まず参加することが大事である。積極的な態度も評価の対象になる。
実習帳の内容は重視する。
【参考書】
書 名
NEW SPORTS 100
著 者
自由時間デザイン研究会
出 版 社
評言社
【備考】
必要な資料は準備します。また、必要なプリントは配布します。
-319-
価 格
6,800円
ISBN
4-8282-0279-x
選択スポーツⅠ(バドミントン)
1 年 集中 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:健康・スポーツ演習(バドミントン)
担当教員:五十嵐幸一
【教育目標】
授業ではバドミントンの特性を生かし、瞬発力、金持久力、調整力等の総合的な体力の必要性を体
感し、授業を通してコミュニケーション能力を身につけ生涯スポーツに進むことを目標にしたい。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
ガイダンス(スケジュール、 受講の仕方、授業の進み方、ルール、マナーなどを習得して、バドミントンの楽しさを理
種目内容の説明)
解できる。
2
基本技術(①ラケット操作、
ストローク)
3
基本技術(②ストローク中心) 基本技術:ラケットの打ち方(ハイクリアー、ドライブ、ドロップ、スマッシュ、ネット
ショットなど)等通してシャトルのとらえ方、打ち方、フォームを理解し実践できる。
4
基本技術(③サーブ中心)
基本技術:サーブの打ち方(ショート、
ロング)を知り、
シャトルのとらえ方、
打ち方、
フォー
ムを理解し実践できる。
5
基本技術(④ハイクリアー、
スマッシュ中心)
基本技術:ハイクリアー、スマッシュの打ち方を知り、シャトルのとらえ方、打ち方、シャ
トルの角度などを理解し実践できる。
6
基本技術(⑤ドライブ、
ドロッ
プ、ネットショット中心)
基本技術:ドライブ、ドロップ、ネットショットの打ち方を知り、自分の思う方向にシャ
トルを飛ばせる技を理解し実践できる。
7
応用技術(前回までの総復習:
ストローク、サーブ、ハイク
リ ア ー、 ド ラ イ ブ、 ス マ ッ
シュ)
応用技術:今までの打ち方を使った練習方法を知り、一連の動作を頭で考えるのではなく、
身体で考える打ち方を理解し実践できる。
8
応用技術:パターン練習①
応用技術:今までの打ち方を使った練習方法を知り、オールラウンドに一連の動作を使い、
シャトルを思う方向に打てる技を理解し実践できる。
9
応用技術:パターン練習②
応用技術:サービス、ハイクリアー、スマッシュ、ミニゲームで習得して、シャトルを思
う方向に打てる技を理解し実践する。
10
ゲームを楽しむ(シングルス)
班内対抗戦でゲームの展開を通して、審判方法も理解し実践する。
11
ゲームを楽しむ(シングルス)
班別対抗戦でゲームの展開を通して、覚えた技術を使って試合の流れを理解し実践する。
12
ゲームを楽しむ(シングルス)
班別対抗戦でゲームの展開を通して、覚えた技術を使って試合の流れを理解し実践する。
13
ゲームを楽しむ(ダブルス)
班内対抗戦でゲームの展開を通して、覚えた技術を使って試合の流れを理解し実践する。
14
ゲームを楽しむ(ダブルス)
班別対抗戦でゲームの展開を通して、覚えた技術を使って試合の流れを理解し実践する。
15
ゲームを楽しむ(ミックスダブ
ルス、または、男女対抗戦)
対抗戦(ミックスダブルス、または、男女対抗戦)でゲームの展開の中、覚えた技術を使っ
て試合の流れを理解し実践する。
実技テスト
ハイクリアー、スマッシュ、ドロップ、ネットショットなどの理解を確認する。シャトル
の直接受け取りやシャトル拾い等を確認する。
試験
基本技術:ラケットの打ち方(フォアハンド、バックハンド)を知り、実際にラケット遊
びからバドミントンの技術を理解し実践できる。
【準備学習】
誰でも気軽にできるので、普段から体育館で用具を借りて練習して下さい。
【評価方法】
個人技能の評価より、真面目に休まず、意欲的に参加することを重視したい。積極的な態度やコー
トづくりも評価したい。実習帳の内容は重視する。
【参考書】
書 名
バドミントン教本
著 者
バドミントン教本
出 版 社
(株)ベースボー
ルマガジン社
価 格
2,000円
【備考】
必要な資料は準備いたします。実技に必要なプリントは配布いたします。
-320-
ISBN
4-583-03636-1
選択スポーツⅠ(乗馬ふれあい)
1 年 集中 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:健康・スポーツ演習(乗馬(ふれあい))
担当教員:田嶋 一夫
【教育目標】
馬とふれあう(馬の世話をする)
、馬に乗る事によって、人と動物との関係のあり方(自分と他と
の関係)を学ぶこと。また乗馬による身体的、精神的癒し効果を楽しむ。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
馬という動物についての講義
馬の性格、馬の種類、馬の個体識別、人間との関係、飼育・管理方法等を学ぶ。
2
馬の世話と乗馬
馬の世話(ブラッシング、
餌付け、
厩舎の掃除)と乗馬(馬装、
乗馬、
下馬の練習)
常足歩行。
3
馬の世話と乗馬
馬の世話(ブラッシング、
餌付け、
厩舎の掃除)と乗馬(馬装、
乗馬、
下馬の練習)
常足歩行ができる。
4
馬の世話と乗馬練習
常足を中心に反復練習
常足で乗馬ができる。
5
馬の世話と乗馬練習
常足と速足を中心に反復練習
速足ができる。
6
馬の世話と乗馬練習
常足・速足
常足で方向転換ができる。
7
馬の世話と乗馬練習
常足・速足・軽速足
速足で方向転換ができる。
8
馬の世話と乗馬練習
常足・速足・軽速足・扶助
馬への合図の送り方(扶助=拳・脚・騎座・声)及び扶助ができる。
9
馬の世話と乗馬練習
常足・速足・軽速足・馬への指示
馬への指示と制御(巻乗り、輪乗り、手前変換等)ができる。
10
馬の世話と乗馬練習
常足・速足・扶助
馬を自分の意志で動かすことができる。
11
馬の世話と乗馬練習
常足・速足・軽速足・扶助と学
内での外乗体験
爽快感を味わうことができる。
12
馬の世話と乗馬練習
常足・速足・軽速足・扶助
乗馬技術の習得と乗馬による身体的、精神的効果の確認ができる。
13
馬の世話と乗馬練習
常足・速足・軽速足・扶助
乗馬技術の習得と乗馬による身体的、精神的効果の確認、乗馬セラピーの確
認ができる。
14
馬の世話と乗馬練習
常足・速足・軽速足・扶助と乗
馬スポーツ
技術の習得と乗馬セラピーを理解し、乗馬の楽しさを説明できる。
15
総括
1~ 14までを習得し、乗馬の楽しさを説明できる。
試験
各自の体力に応じた習得度で評
価する
【準備学習】
事前授業を行う。
【評価方法】
馬の理解度、技術の習得・克服度(体力に応じた技術)を中心に総合的に評価する。
【テキスト】
書 名
著 者
LET'S ENJOY RIDING
全国乗馬倶楽部振興
(初心者のための乗馬テキスト) 協会
出 版 社
全国乗馬倶楽部
振興協会
【備考】
8月初から9月中に4日間、学内の馬場において行う。
-321-
価 格
ISBN
選択スポーツⅠ(弓道初級)
1 年 通年 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:健康・スポーツ演習(弓道(初級)
)
担当教員:橋本 眞也
【教育目標】
弓道は日本文化の上に立って、人格形成を主眼として展開されている。また、弓道を学ぶことは国
際人としての日本文化理解のためにもきわめて有効である。現在は、弓道そのものも国際的に普及さ
れつつあり、弓道の科学的な説明が要求される時代となっている。本演習では、伝統を守りつつも、
旧来の指導法に固執せず、技術力、精神性さらには芸術性に至るまで総合的に具体的な指導をする。
これによって、受講生は現代生活を日本文化と密接に関係付け、行動原理を科学的に説明ができる能
力を身に付け、文化的社会人として行動できることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
ガイダンス(授業の目的と
方法、危険防止)
到 達 目 標
履修の動機を発表し合い、その動機をどのように発展させ得るかを、指導を
受けながら議論する。さらに、弓道における実際的な危険防止の概念を学び、
それを説明できる。
弓道の基礎知識、道衣の寸 弓道衣・袴で稽古をするので、その注文に当たって弓道衣、帯、袴、足袋な
法合わせ
ど寸法の取り方を学び、自分の寸法に基づいて発注書を書く。経験者も共に
寸法の取り方を実習し、弓道未経験者の採寸の指導にあたる。
道衣の着付け
弓道衣の着付け(足袋の履き方、道衣の着方、帯の締め方、袴の着け方など)
を正しくできる。とくに、市販の弓道衣に一般的に付いている紐は使用しな
いので、その理由を理解し、それを切り取る。
道場における作法と基本体 道場の構造と機能を説明できる。神前礼拝をはじめとする道場における起居
進退の作法を学び、稚拙なりにも正しく実行できる。
肩甲骨と伸展筋の使い方
行射で最も難しい肩甲骨の使い方を実習し、その方法を説明できる。伸展筋・
屈曲筋の役割を知り、それを説明できる。肩甲骨、伸展筋の使い方を学ぶに
は弓を持たないで行うことが良いことを説明できる。
素引きによる左手の内の稽 弓の形状を手の当りで感じ、弓力を拇指で受ける稽古をし、その感覚を説明
古
できる。
ピンチ射法による左手の内 的のごく近く(3.5m)に立ち、ゆがけを差さずに矢を放つピンチ射法で、手
の稽古
の内の整え方、力の受け方を稚拙なりにも正しく実行できる。
ピンチ射法による左肩の稽 ピンチ射法で、ほぼ肩の高さで操作を行うと、肩甲骨の置き方に無理が掛ら
古
ないので、ピンチ射法は肩の感覚を掴むためにも有効である。この段階で肩
の使い方を正しく実行できる。
ピンチ射法による左手の内 ピンチ射法によって、手の内と肩の整え方を同時に念頭において稽古する。
と左肩の稽古
これによって正しい手の内と肩根を総合的に作ることができる。距離は10 ~
15mとする。
素引きによる打起しの稽古 ピンチ射法では、打起しをしないで弓を引いたが、実際の射法では、高く打
ち起すことになる。その準備として、打起しを正しく実行できる。
素引きによる引分け(大三) 素引きよって、大三までの感覚を掴む。これによって、大三での手の内、肩
甲骨の位置、右手の張り方を正しく実行できる。
ゆがけの取り扱い、ゴム弓 弓射に入る前段階として、ゆがけの差し方を学び、自分自身で正しく差すこ
射法
とができる。また、ゴム弓を用いて大三から、恐怖心なしに、離れを模擬的
に実行できる。
矢番え、取懸け、大三、引 ゆがけを差し、的から15 ~ 20mの位置に立ち、弓に矢を番え、大三まで引き、
取りからの離れ
そこから矢を射放つ。これによって、両腕の張り方、ゆがけの使い方、離れ
の出し方を正しく実行できる。
素引きによる会
会における筋骨の使い方は、矢を的に中てるという目的がはっきりしていな
いこの段階で身に付けておくことが大事である。特に肩甲骨周辺の骨格、筋
肉を正しく使うことができる。
標準距離からの行射
標準の距離で矢を放ってみる。28mの距離になると、的は随分小さく見えるの
で、狙いの誘惑が心に涌き起る。これに耐えて、習いのごとく実行すること
が大切であり、誘惑に耐え、正しく弓を引くことができる。
-322-
No.
項 目
16
前期の復習
17
一手を持った行射
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
試験
到 達 目 標
射込み稽古(1)
射法八節の運行 射込み稽古(2)
体配に則った射技
射込み稽古(3)
本座から退場まで
射込み稽古(4)
入場から退場まで
審査形式の稽古(1)
5人立の入場 審査形式の稽古(2)
5人立の矢番え
審査形式の稽古(3)
立ち順による違い
弓の張り方/射込み稽古
(目遣い)
失の処理/射込み稽古
(弓懐)
競技形式の行射(1)
5人立
射込み稽古/競技形式の行
射(2)3人立
射込み稽古/競技形式の行
射(3)完成
仕上げ行射
試験なし
この回から数えて9回分は夏期集中授業であり、
「上級クラス」と合同で行う。
授業の空白を取り戻すため、この1回では前期の復習をして次の段階への基
礎とする。結果として標準距離からの行射ができる。
初心者には、矢番えと取懸けは特に難しいので、ここではそれらを取り上げ
て稽古をする。一手(ひとて= 2本)の矢をもち、甲矢(はや)の矢番え、取
懸けの仕方を実習し、それが円滑に実行できる。
体配の手順を度外視してかまわないので、その範囲で射法八節を正しく実行
できる。
射位において行射に関わる体配に則り、射法八節を稚拙なりにも正しく実行
できる。
本座からの体配に則り、射法八節を稚拙なりにも正しく実行できる。また、
退場の所作を正しく行うことができる。
入場から体配に則り、行射、退場を正しく実行できる。また、矢取りができる。
審査では5人揃って行射をするので、その方法を実習する。第一段階として、
揃って整然と入場することができる。
5人が揃って入場して本座に着き、5人同時に矢番えをする間合いの稽古を
重点的に行い、全員がきれいに揃って実行できる。
立ち順を入れ替えながら行射し、各人が大前、大後などの異なる所作を正し
く実行できる。この回で夏期集中授業を終了する。
弓は繊細な道具であり、弦の掛け外しによって形が崩れることが多い。形を
崩さず、場合によっては、形を整えるための弓の張り方を実行できる。この
回の後半の射込み稽古において目遣いを正しくできる。
失の処理の仕方を正しく実行できる。この回の後半の射込み稽古では円相の
弓懐を完成させる。
5人立の競技における立つ時期、打ち起す時期など、審査形式とは異なる個
所を説明できると同時に実行できる。
射技を鍛練するために矢数をかける。これによって、きちんと十分な矢尺で
離すことができる。この回の後半では3人立の競技形式の行射ができる。
射技を鍛練するために矢数をかける。これによって、矢所を安定させること
ができる。この回の後半では3人立の競技形式の行射法を完成する。
審査形式および競技形式の行射を美しく実行できる。これを通年授業の
仕上げとする。
【準備学習】
技術的な訓練が必要であるから、毎日、日常的に反復練習をするように心掛ける。
【評価方法】
技術の向上によって評価するが、受講態度も重視する。①夏休みレポート、②実習ノート、③感想
文の提出を義務づける。
【テキスト】
書 名
弓道教本 第一巻
著 者
全日本弓道連盟編集
出 版 社
全日本弓道連盟発行
価 格
1,220円
ISBN
【備考】
弓具は揃っているので、自分で用意する必要はないが、自分のものを使うことも妨げない。近隣高
校の道場を利用することから、社会性を重視し、社会秩序に則した行動を取るようにしてもらいたい。
夏休みに約10コマ分を集中して実施し、後期後半をその分切り詰める。教科書は授業開始後購入。教
科書代は納入金に含まれない。
-323-
選択スポーツⅡ(チームスポーツ)
1 年 通年 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:健康・スポーツ演習(チームスポーツ)
担当教員:五十嵐幸一
【教育目標】
チームで行えるスポーツ種目を中心としたゲームを行う中で、自分の各種スポーツ技術の向上を図
る。また、ゲームと自己との関わり合いの中で、現状に即したルール作りを提案し、それに合わせた
戦略やチームのメンバーの能力活用などを考え、実行することにより、スポーツの価値を考えること
を目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
体力測定
3
ソフトボールの基礎練習
4
5
チーム編成・練習ゲーム
ソフトボール リーグ戦(1)
6
ソフトボール リーグ戦(2)
7
ソフトボール リーグ戦(3)
8
ソフトボール リーグ戦(4)
9
ソフトボール リーグ戦(5)
10
11
12
サッカーの基礎練習
サッカー リーグ戦(1)
サッカー リーグ戦(2)
13
サッカー リーグ戦(3)
14
まとめ1
15
まとめ2
試験
到 達 目 標
授業内容、評価方法、注意事項等の説明から、適切に行動できる。
体力測定により自己の体力の現状を理解し、以前の数値と比較する
ことができる。
自分の持っている技術に工夫を加えながらキャッチボール、バッティ
ングを行うことができる。
チーム編成をし、練習試合ができる。
試合に勝つために、チームのメンバーが相談しながら戦術を立て、
対戦をすることができる。
前回の結果をもとに、各自がチームが勝つための戦術の工夫をし、
対戦をすることができる。
チームが勝つための戦術の話し合いをし、それをもとに対戦をする
ことができる。
既存ルールの変更案を出し合い、それを適用しながら対戦をするこ
とができる
ルール変更の問題点を話し合い、修正を加えた上で対戦をすること
ができる。
基礎的な技術の確認をし、練習ゲームで生かすことができる。
自分の技術に工夫を加え、対戦をすることができる。
既存ルールの変更案を出し合い、それを適用しながら対戦をするこ
とができる。
ルール変更の問題点を話し合い、修正を加えた上で対戦をすること
ができる。
ソフトボールのゲームにおけるルールとチーム運営の方法を工夫し、
実際に行うことができる。
サッカーのゲームにおけるルールとチーム運営の方法を工夫し、実
際に行うことができる。
試験は行わない。
-324-
No.
項 目
16
体力測定2
17
バドミントンの基礎練習
18
20
バドミントン
リーグ戦(シングルス)
バドミントン
リーグ戦(ダブルス)
バレーボールの基礎練習
21
バレーボール リーグ戦(1)
22
バレーボール リーグ戦(2)
23
24
28
バレーボール リーグ戦(3)
バスケットボールの基礎練
習
バスケットボール
リーグ戦(1)
バスケットボール
リーグ戦(2)
バスケットボール
リーグ戦(3)
まとめ(1)
29
まとめ(2)
30
まとめ(3)
19
25
26
27
試験
到 達 目 標
自己の体力の現状を把握し、以前の数値と比較することができる。
ラケットの握り方、打ち方、ルールなどの説明をもとに、ゲームを
行うことができる。
能力別グループに分かれてシングルスのリーグ戦を行うことができ
る。
能力別グループに分かれてダブルスのリーグ戦を行うことができる。
パス、レシーブ、サーブなど基礎技術を理解し、実際に行うことが
できる。
チームが勝つために自分の技術に工夫を加え、対戦をすることがで
きる
チームが勝つための戦術を話し合い、実際に対戦をすることができ
る。
既存のルールに工夫を加え、実際に対戦をすることができる。
パス、ドリブル、シュートなどの基礎技術の説明をもとに、実際に
行うことができる。
チームが勝つために自分の技術に工夫を加え、対戦をすることがで
きる。
チームが勝つための戦術を話し合い、実際に対戦をすることができ
る。
既存のルールに工夫を加え、実際に対戦をすることができる。
バドミントン・バレーボール・バスケットボールから自分に適した
スポーツ種目を選択し、集まったメンバーで実際にゲームの運営を
行うことができる。
バドミントン・バレーボール・バスケットボールから自分に適した
スポーツ種目を選択し、勝てるための戦術を立案し、実際に行うこ
とができる。
バドミントン・バレーボール・バスケットボールから自分に適した
スポーツ種目を選択し、ルールに工夫を加えながら、実際にゲーム
を行うことができる。
試験は行わない。
【準備学習】
個人の技能がゲームでの成績や評価に影響するので、キャッチボール、サッカーのパスなどの技術
が向上するように必ず練習をすること。個人の技能がゲームでの成績や評価に影響するので、バドミ
ントンのラリー、バレーのパス・サーブ、バスケットボールのバス・ドリブル・シュートなどの技術
が向上するように必ず練習をすること。
【評価方法】
出席を特に重視する。ゲームでの成績、チームへの貢献度などを総合的に評価する。
【備考】
履修者数、個人の技術レベルの差違によっては内容を変更することもある。
-325-
選択スポーツⅡ(硬式テニス)
1 年 集中 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:健康・スポーツ演習(硬式テニス)
担当教員:根本 昌樹
【教育目標】
身体活動を正しく実践させることの意義や効果について「硬式テニス」という種目を通して運動技
能、協調性、ルール、マナーなどを体得させたい。普段の生活の中で硬式テニスを通して自分の健康
を意識させたい。また、実践する体力を養い、生涯スポーツへの足がかりになることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
ガイダンス(スケジュール、 受講の仕方、授業の進め方、ルール、マナーを学び、テニスの楽しさを理解する。
種目内容の説明)
2
基本技術(①ラケット操作、 基本技術:ラケット操作を習得する。フォアハンドストローク、バックハンドストローク
ストローク)
を確実にうてるようになり、実際にラケット遊びからテニスの技術を確認し実践できる。
3
基本応用(②ラケット技術、 基本技術:ラケット技術を習得する。クロス打ちでフォーハンドストローク、バック
ストローク)
ハンドストロークを知り、ボールのとらえ方、打ち方、フォームを確認し実践できる。
4
基本応用(③ラケット技術、 基本技術:ラケット技術を習得する。ストレート、クロス打ちをマスターし、ボール
ストローク)
のとらえ方、打ち方、フォームを確認し実践できる。
5
基本技術(④ボレー、スマッ
シュ、サーブ)
基本技術:ボレー、スマッシュ、サーブの打ち方を習得して、ボールのとらえ方、打ち方、
ボールの角度などを理解し実践できる。
6
基本技術(⑤ボレー、スマッ
シュ、サーブ)
基本技術:確実にボレー、スマッシュ、サーブの打ち方を習得して、自分の思う方向
にラケットを向けて振り切ることを確認し実践できる。
7
総合練習:
(前回までの総復
習:ストローク、ボレー、ス
マッシュ、サーブ)
基本技術:今までの打ち方を使った練習方法を通して、一連の動作を頭で考えるので
はなく身体で考える打ち方を確認し実践できる。
8
総合技術:前回までの総復習
総合技術:ネットプレー、パターン練習を習得して、オールラウンドに一連の動作を
使い、ボールを思う方向に打てるような技術を再認識し実践できる。
9
総合技術:前回までの総復習、 総合技術:ミニゲームでテニスの動きを習得して、審判法を理解し実践できる。
審判法、
10
ゲームを楽しむ(シングルス) 班内対抗戦でゲーム展開を習得して、覚えた技術を使って試合の流れを確認し実践で
きる。
11
ゲームを楽しむ(シングルス)
班別対抗戦でゲーム展開を習得して、覚えた技術を使って試合の流れを確認し実践で
きる。
12
ゲームを楽しむ(シングルス)
班別対抗戦でゲーム展開を習得して、覚えた技術を使って試合の流れを再認識し実践
できる。
13
ゲームを楽しむ(ダブルス)
班内対抗戦でゲーム展開を習得して、覚えた技術を使って試合の流れを理解し実践で
きる。
14
ゲームを楽しむ(ダブルス)
班別対抗戦でゲーム展開を習得して、覚えた技術を使って試合の流れを再認識し実践
できる。
15
ゲームを楽しむ(ミックスダブ
ルスまたは、男女対抗戦)
)
対抗戦(ミックスダブルスまたは、
男女対抗戦)でゲーム展開を知り、
覚えた技術を使っ
て試合の流れを再確認して実践できる。
実技テスト
ストローク、ボレー、スマッシュ、サーブの打ち方の技術を確認する・楽しんでいる
テニスを確認する。
試験
【準備学習】
大学には10面コートがあり、用具も準備されているので大いに練習することを望む。
【評価方法】
個人技能の評価よりも、真面目に休まず、意欲的に参加することを重視したい。積極的な態度、ボー
ル拾いも評価の対象になる。また、実習帳の内容も重視する。
【参考書】
書 名
いちばんやさしいテニスレッスン
著 者
田中 信弥
出 版 社
大泉書店
価 格
1,100円
【備考】
必要な資料は準備します。また、実技に必要なプリントは配布します。
-326-
ISBN
4-278-04689-9
選択スポーツⅡ(弓道上級)
1 年 通年 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
振替科目:健康・スポーツ演習(弓道(上級)
)
担当教員:橋本 眞也
【教育目標】
「選択スポーツⅠ/弓道初級」を履修した者および既に初段程度の技量をもつ者にレベルを合わせて実施す
る。稽古による射術変化は、物事の捉え方、考え方によって方向付けがなされるものである。稽古量を増せ
ば技術も改まるが、誤った方向であれば過ちを助長してしまう。好ましい弓道観を確立するための授業と捉
えて学ぶことが大切である。レベルは全日本弓道連盟の三段を標準とするが、受講生が持つ段位がそれ以上
であれば一段あるいは二段上を目標とする。このレベルの受講生はクラブ活動などでは指導的な立場にあり、
指導法、競技規則、弓具の知識も要求されるから、これらの能力を身に付けることも目的とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
ガイダンス
到 達 目 標
上級者としての態度および授業の履修内容について理解する。これによって
授業の目的、計画について説明できる。
弓道の流派と歴史
弓道には伝統的な流派があり、それぞれに射法が異なる。歴史的、文化的な
観点から全日本弓道連盟の方向性を理解し、自分の流儀を説明できる。強要
するものではないが、礼射系での行射を勧める。
道衣の着付け
弓道衣の着付けを正しくできる。とくに、市販の弓道衣に縫い付けてある紐
は使用しないので、その理由を理解し、それを切り取る。受講生相互に着付
けを見て注意し合うことができる。
道場と道具の知識・基本体 弓道場および弓具の構造と機能を知り、これらを指導できる。同時に、基本
体(特に、「立ち方」)の稽古をし、正しく実行できる。
肩甲骨・伸展筋の使い方/ 高校時代に弓道経験をもつ者でも、肩甲骨、伸筋の使い方が曖昧である場合
射癖
が多い。それらの役割を知り正しく使うことができる。この回の後半では、
弓を引き、自分の射癖を説明できる。
素引きによる手の内の確認 手の内には個性的な癖が顕著に現れる。癖を明らかにし、矯正する必要があり、
素引きはそのために有効である。素引法を癖矯正に役立てるとともに、それ
を指導できる。
ピンチ射法による手の内の ゆがけを差さず、矢尺も大きく取らず矢を放つピンチ射法によって、手の内
確認
の整え方、力の受け方を正しく実行できる。ピンチ射法の効果を考えてその
指導ができる。
ピンチ射法による押し手肩 ピンチ射法で、ほぼ肩の高さで操作を行うと、肩甲骨の置き方に無理が掛ら
の確認
ないので、ピンチ射法は肩の感覚を掴むためにも有効である。この効果を理
解しピンチ射法の指導ができる。
ピンチ射法による左手の内 ピンチ射法によって、手の内と肩の整え方を同時に念頭において稽古する。
と左肩の稽古
これによって正しい手の内と肩根を総合的に作ることができ、同時に指導が
できる。
素引きによる打起しの確認 ここまで、ピンチ射法では打起しをしないで弓を引いたが、実際の射法では、
高く打ち起すことになる。その準備として、打起しを正しく実行でき、指導
もできる。
素引きによる引分け(大三) 角見の効かせ方を実感する最も良い段階は大三である。拇指に弓力全体を掛
け、外の四指を開き、ギターを弾くように自由に動かすことができる。この
とき、人差し指と小指の付け根を弓に付けておくことができる。
ゴム弓による離れの練習
ゴム弓はウォーミングアップ等にも有効であり、その正しい使い方を学び、
指導できる。
矢番え、取懸け、大三、引 ゆがけを差し、的から15 ~ 20mの位置に立ち、弓に矢を番え、大三まで引き、
取りからの離れ
そこから矢を射放つ。これによって、両腕の張り方、ゆがけの使い方、離れ
の出し方を正しく実行でき、指導もできる。
素引きによる射法八節(会) 会における筋肉は、中てたいという欲求によって変化しがちである。的中の
目的がはっきりしていない素引き法によって揺るぎない技法を身に付ける。
同時に、この点の指導ができる。
標準距離(28m)での行射 手の内、肩根を学んできたところで、普通の近的行射を行う。旧来の自分の
射癖に戻る可能性が高いので、それを克服して実践でき、同時に指導、範示
できる。
-327-
No.
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
試験
項 目
到 達 目 標
前期の復習
この回から数えて9回分は夏期集中授業であり、
「初級クラス」と合同で行う。
手の内、肩根に注意をして近的行射を行う。旧来の自分の射癖に戻る可能性
が高いので、それを克服して実践でき、同時に指導、範示できる。
矢番え(坐射、立射)/取 矢番え・取懸けは、弦や矢とが関わり合うので、初心者にとってはなかなか
懸け
思うようにいかないものである。この指導ができる。また、正しい矢番え・
取懸けを範示できる。
射込み稽古(1)射法八節 体配に捕らわれず自由に射法八節を実行する。この段階での稽古の目的は、
の運行 手の内、肩根が習いのごとくできていることである。これらを正しく実行でき、
指導もできる。
射込み稽古(2)体配に則っ 射位において行射に関わる体配に則って射法八節を正しく実行できる。また、
た射技
指導できる。
射込み稽古(3)本座から 本座からの体配に則り射法八節を正しく実行できる。さらに、退場の所作を
退場まで
正しく行うことができる。また、これらを指導できる。
射込み稽古(4)入場から 入場から体配に則り射法八節を正しく実行できる。さらに、矢取りを正しく(矢
退場まで
に傷を付けないように)できる。また、これを指導できる。
審査形式の稽古(1)5人 審査に限らず、弓道では、5人が揃って行射をすることが多い。その方法を
立の入場 実習する。第一段階として、揃って入退場ができる。また、指導できる。
審査形式の稽古(2)5人 入場から本座に着き、5人が揃って矢番えをする間合いの稽古を重点的に行
立の矢番え
い、全員がきれいに揃って実行できる。また、指導できる。
審査形式の稽古(3)立ち 立ち順を入れ替えながら行射し、各自が大前、大後などの異なる所作を正し
順による違い
く実行できる。また、指導できる。
弓の張り方/射込み稽古(目 弓は繊細な道具であり、弦の掛け外しによって形が崩れることが多い。形を
遣い)
崩さず、場合によっては形を整えるための弓の張り方を実行できる。この回
の後半の射込み稽古では目遣いを乱さない。また、これを指導できる。
失の処理/射込み稽古(弓 失の処理(弦があがった場合、弓を取り落とした場合、筈こぼれをした場合、
懐)
それらを複合した失の場合)の仕方を合理的に実行できる。また、範示できる。
この回の後半の射込み稽古では円相の弓懐を完成させる。
競技形式の行射(一手行射・ 5人立の競技の間合いの行射を、一手行射の場合と四矢行射の場合に分けて
四矢行射)
実行できる。また、これを指導できる。
射込み稽古/競技形式の行 射技を鍛練するために矢数をかける。これによって、きちんと十分な矢尺で
射(3人立)
離れることができる。これを指導できる。3人立の競技形式の行射の指導が
できる。
射込み稽古/競技形式の行 射技を鍛練するために矢数をかける。これによって、的中率を高める。この
射(完成)
回の後半では3人立の競技形式の行射法を完成する。
仕上げ行射
審査形式および競技形式の行射を美しく実行できる。これを通年授業の仕上
げとする。
試験なし
【準備学習】
技術的な訓練が必要であるから、毎日、日常的に反復練習をするように心掛ける。
【評価方法】
技術の向上によって評価するが、出席、受講態度も重視する。感想文の提出を義務づける。
【テキスト】
書 名
弓道教本 第一巻
著 者
全日本弓道連盟編集
出 版 社
全日本弓道連盟発行
価 格
1,220円
ISBN
【備考】
弓具は揃っているので、自分で用意する必要はないが、自分のものを使うことも妨げない。近隣高
校の道場を利用することから、社会性を重視し、社会秩序に則した行動を取るようにしてもらいたい。
夏休みに約10コマ分を集中して実施し、後期後半をその分切り詰める。教科書代は納入金に含まれ
ない。
-328-
健康・スポーツ科学概論
1 年 前期/後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:上野 直紀
【教育目標】
現代社会は豊かさを求める時代から豊かさを享受する時代へとシフトしている。現在、社会環境の
変化は、運動不足、栄養過多、肥満、AIDS、ストレス、生活習慣病などにより、個人の生活環境
に大きな影響を与え、健康の危機に直面していることを自覚させる。学生が抱える健康問題に対して
理解を深め、救急救命法も取り入れ、自己及び他人の健康、体力づくり、飲酒、喫煙、生涯スポーツ
などの内容について、“真の健康とは” を目標にして話を進めていきたい。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
健康とは
1)健康&不健康・半健康について説明できる。2)高齢化社会について説明できる。
3)WHO憲章 “健康” について説明できる。4)健康観について知る。
1)~4)について仕組みや違いを説明できる。
2
新しい健康の理念
1)誤った生活を知る。2)健康の確保とは。3)健康を増進させる方法を説明できる。
1)~3)について仕組みや違いを説明できる。
3
健康への危機
(①ストレス)
1)誤った生活の仕方を知る。2)ストレスを説明できる。
3)食生活のチェックの必要性を知る。
1)~3)について仕組みや違いを説明できる。
4
健康への危機
(②酒)
1)
誤った生活の仕方を知る。2)
アルコールと肝臓の関係を知る。3)
適量、
適酒を知る。
1)~3)について仕組みや違いを説明できる。
5
健康への危機
(③たばこ)
1)誤った生活の仕方を知る。2)“百害あって一利なし” を説明する。
3)嗜好品としてたばこ等を説明する。
1)~3)について仕組みや違いを説明できる。
6
健康への危機
(④肥満)
1)誤った生活の仕方を知る。2)肥満の原因を説明する。
3)健康と肥満の関係を説明する。
1)~3)について仕組みや違いを説明できる。
7
健康への危機
(⑤運動不足)
1)誤った生活の仕方を知る。2)健康阻害要因を説明する。
3)運動不足病を説明する。4)今後の対策を説明する。
1)~4)について仕組みや違いを説明できる。
8
健康への危機
(⑥食生活)
1)誤った生活の仕方を知る、2)バランスのとれた食生活を説明する。
3)栄養のアンバランスを説明する。4)食生活の改善を説明する。
1)~4)について仕組みや違いを説明できる。
9
健康への危機
(⑦生活習慣病)
1)誤った生活の仕方を知る。2)“生活習慣病” を説明する。
3)生活習慣病の要因を説明する。4)健康的な生活を説明する。
1)~4)について仕組みや違いを説明できる。
健康日本21
(21世紀の国民健康づくり)
1)21世紀の課題を説明する。2)21世紀における健康づくりを説明する。
3)具体的な目標を理解する。
1)~3)について仕組みや違いを説明できる。
10
11
生涯現役のために
1)生涯スポーツを説明する。2)人生80年時代を説明する。
3)総合型地域スポーツクラブを説明する。
1)~3)について仕組みや違いを説明できる。
12
救急法・救助法
1)救急法を説明する。2)救命法を説明する。3)救急・救命処置を説明する。
1)~3)について仕組みや違いを説明できる。
13
エイズ教育①
1)エイズの現状を知る。2)エイズのことを説明する。3)感染防止を説明する。
1)~3)について仕組みや違いを説明できる。
14
エイズ教育②
4)エイズ治療を説明する。2)エイズ検査でわかることを説明する。
3)共に生きることを説明する。
1)~3)について仕組みや違いを説明できる。
15
トレーニング
1)体力を説明する。2)筋力トレーニングを説明する。
3)トレーニングの原理・原則を説明する。
1)~3)について仕組みや違いを説明できる。
試験
試験
【準備学習】
一番身近な健康について学習します。毎週のテーマについてはシラバス参照して下さい。自分の生
活態度を再確認する。
【評価方法】
出席率は重視します。毎回の授業終了時に小テストを実施する。ノート提出、定期テストの内容な
どを換算して評価します。
【備考】
必要な教材(プリント、資料など)は、準備します。
-329-
健康・スポーツ科学概論
1 年 前期/後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:松﨑 博光
【教育目標】
「生きるとは」
「健康とは」を、個の発達成長と共に他者(社会)との関係性の面から理解し、生活、
行動できることを目標とする。メンタルヘルス不全現象の個々の事例を科学の知、臨床の知の双方か
ら具体的、統括的に了解し、現代社会をたくましく、しなやかに生きる術を身につけることをめざす。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
ガイダンス
1、講義の進め方、講義の仕方、評価の方法を理解する。2、自己防衛の一
般的対処行動を理解し、実践できる。
2
臨床の知を学ぶ
1、臨床の知と科学の知の異同と統合の可能性を理解する。2、ストレスと
メンタルヘルスの観点から生活習慣病について説明することができる。
3
現代病へのアプローチ
ラカンの象徴界、想像界、現実界の三界構造論を基に、人間社会、現代社会
の特質を考え、ライフスタイルと疾病の関係を説明することができる。
4
ストレス病の特徴
自律神経失調症を例に、身体のしくみ、反応系、心身の相関、ストレス応答
による症状などを説明することができる。
5
心とは、心の仮説
自我心理学、自己心理学、交流分析などの諸学説を基に心のしくみと成り立
ちを説明することができる。
6
今、ここの私を知る
交流分析のエゴグラムを用い、自我構造分析を行い、各自の性格行動特性を
評価することができる。
(実習)
7
認知、行動と疾病の関係
心身症、神経症モデルの特徴。うつ病者に特徴的な認知、依存症の心理背景
などを説明することができる。
8
ライフサイクル論と青年期
自我の成熟度と青年期の発達課題を学び、自己同一化と脱同一化の意義を説
明することができる。
9
現実への適応
自己と他者の関係性の観点から適応の問題を考える。不適応、過剰適応の事
例から健康な心の条件を説明することができる。
10
自己成長を促進させる関係
性
自己心理学の自己対象機能の要件を学び、さらに、共同性の観点から間主観
的関係性の意義と重要性を説明することができる。
11
治療理論に学ぶ(Ⅰ)
交流分析により、対人コミュニケーションの諸相を学び、ストロークの法則
を実践できる。
12
治療理論に学ぶ(Ⅱ)
行動療法のオペラント技法と系統的脱感作を学ぶことにより生活習慣の改善
方法を説明することができる。
13
現代思想と精神病理
フロイト、ラカンの精神分析、構造主義、ポスト構造主義を学び、私とは何
かという主体問題について説明できる。
14
ネオリベラリズムと健康
再帰的社会における恒常性の危機について考察、対応することができる。
15
まとめ
第1回から第14回までの理解度を確認する。
試験
筆記試験を実施する。
試験
【準備学習】
教科書、参考書を一読しておくこと。社会病理現象に関心を向け、構造的視点を養うこと。
【評価方法】
学期末におこなう筆記試験を主とするが、授業中に課したレポートの内容も加味して評価する。
【テキスト】
書 名
マジメすぎて、苦しい人たち
著 者
松﨑 博光
出 版 社
WAVE出版
価 格
1,400円
ISBN
4-87290-209-2
著 者
松﨑 博光
出 版 社
新星出版社
価 格
1,300円
ISBN
4-405-09591-4
【参考書】
書 名
自律神経失調症
【備考】
参考図書:
「ネオリベラリズムの精神分析」光文社新書 314
-330-
健康・スポーツ科学演習1 -屋外スポーツ-
1 年 前期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:五十嵐幸一
【教育目標】
様々なスポーツ種目を実際に行うことにより、
健康を維持する上で必要な運動量を確保する。また、
スポーツにおけるゲームを戦う過程で、他のチームに勝つための戦略や、自分はもとより、チームの
メンバーの能力活用などの工夫から、スポーツの楽しさを体感し、日常生活の中での「するスポーツ」
の実践を目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
2
ガイダンス
体力測定
3
4
トレーニングルーム講習会
ソフトボールの基礎練習
5
ソフトボール投げ測定
6
チーム編成・練習ゲーム
7
10
ソ フ ト ボ ー ル リ ー グ 戦
(1)
ソ フ ト ボ ー ル リ ー グ 戦
(2)
ソ フ ト ボ ー ル リ ー グ 戦
(3)
まとめ(1)
11
サッカーの基礎練習
12
サッカー リーグ戦(1)
13
サッカー リーグ戦(2)
14
サッカー リーグ戦(3)
15
まとめ(2)
8
9
試験
到 達 目 標
授業内容、評価方法、注意事項等の説明を聞き、適切に行動できる。
体力測定により自己の体力の現状について、以前の数値と比較することがで
きる。
トレーニングルームの器具を正しく使うことができる。
ボールの握り方、投げ方、捕り方、打撃の方法などを知り、実際に行うこと
ができる。
ソフトボール投げとベースランニングを行い、自分の現状を把握することが
できる。
監督を選出し、データをもとに、学生同士が相談しながらチーム編成をし、
練習試合ができる。
試合に勝つために、チームのメンバーが相談しながら戦術を立て、対戦をす
ることができる。
前回の結果をもとに、チームが勝つための戦術の工夫をし、対戦をすること
ができる。
今までの結果をもとに、チームが勝つための戦術の工夫をし、対戦をするこ
とができる。
ソフトボールのルールとチーム運営の方法を考慮し、実際にゲームを行うこ
とができる。
ボールの蹴り方などの基礎的な技術の説明を聞き、練習ゲームで生かすこと
ができる。
試合に勝つために、チームのメンバーが相談しながら戦術を立て、対戦をす
ることができる
前回の結果をもとに、チームが勝つための戦術の工夫をし、対戦をすること
ができる。
今までの結果をもとに、チームが勝つための戦術の工夫をし、対戦をするこ
とができる。
サッカーのゲームにおけるルールとチーム運営の方法を理解し、実際に行う
ことができる。
試験は行わない。
【準備学習】
個人の技能がゲームでの成績や評価に影響するので、キャッチボール、サッカーのパスなどが確実
にできるように必ず練習をすること。
【評価方法】
出席を特に重視する。ゲームでの成績、チームへの貢献度などを総合的に評価する。
-331-
健康・スポーツ科学演習1 -屋外スポーツ-
1 年 前期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:根本 昌樹
【教育目標】
各自の特性を生かし高度な実践的運動技術を習得し、生涯を通じて継続的にスポーツを実践しなが
ら健康的な生活を営むことができることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
オリエンテーション
2
体力テスト
3
トレーニング室の使用及び
トレーニング器具の説明
4
テニス1
5
テニス2
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
テニス3
テニス4
テニス5
テニス6
テニス7
テニス8
テニス9
テニス10
テニス11
まとめ
到 達 目 標
授業の進め方、実施場所の説明をもとに適切な行動が取れる。
現在の体力の状況を把握し、今後の生活に生かすことができる。
トレーニング室の利用及び器具の説明をもとに、安全に器具を使うこ
とができる。
ラケットの握り方の説明をもとに、フォアハンドのストロークができる。
ラケットの握り方の説明をもとに、フォアハンド及びバックハンドで
のストロークができる。
ストロークを実践しながら、ボレー(フォア、バック)ができる。
安定したトスからサーブができる。
サーブ、ストローク、ボレーの総合的な練習をゲーム形式でできる。
ルールの説明をもとに、ダブルスのゲームが実践できる。
ルールの説明をもとに、ダブルスのゲームが実践できる。
ルールの説明をもとに、ダブルスのゲームが実践できる。
ルールの説明をもとに、シングルスのゲームが実践できる。
ルールの説明をもとに、シングルスのゲームが実践できる。
ルールの説明をもとに、シングルスのゲームが実践できる。
テニスのルール、ストローク、ボレー、サーブの技術を確認する。
【準備学習】
テニス関連の書籍を読んでおくこと。
【評価方法】
授業の出席の状況を重視しながら、活動状況・実技到達度を総合的に評価する。
-332-
健康・スポーツ科学演習1 -屋外スポーツ-
1 年 前期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:柴野 照夫
【教育目標】
スポーツ種目を通じて健康を維持する上で必要な運動量を確保する。また、ゲームの中で他のチー
ムに勝つための戦略や、戦術などの工夫から、スポーツの楽しさを体感し、生涯スポーツにつなげる
ことを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
体力測定
3
4
トレーニングルーム講習会
ソフトボールの基礎練習(1)
5
6
ソフトボールの基礎練習(2)
ソフトボール リーグ戦(1)
7
ソフトボール リーグ戦(2)
8
ソフトボール リーグ戦(3)
9
ソフトボール リーグ戦(4)
10
テニスの基礎練習(1)
11
12
13
14
15
試験
テニスの基礎練習(2)
テニス リーグ戦(1)
テニス リーグ戦(2)
テニス リーグ戦(3)
テニス リーグ戦(4)
到 達 目 標
授業内容、評価方法、注意事項等の説明を聞き、適切に行動できる。
体力測定により自己の体力の現状について、以前の数値と比較する
ことができる。
トレーニングルームの器具を正しく使うことができる。
ボールの握り方、投げ方、捕り方、打撃の方法などを知り、実際に
行うことができる。
様々な場合における捕球後のボール送球処理が適切にできる。
監督を選出し、データをもとに、学生同士が相談しながらチーム編
成をし、練習試合ができる。
試合に勝つために、チームのメンバーが相談しながら戦術を立て、
対戦をすることができる。
前回の結果をもとに、チームが勝つための戦術の工夫をし、対戦を
することができる。
今までの結果をもとに、チームが勝つための戦術の工夫をし、対戦
をすることができる。
ラケットの握り方の説明をもとに、フォアハンド及びバックハンド
でのストロークができる。
安定したトスからサーブができる。
ルールの説明をもとに、ダブルスのゲームが実践できる。
ルールの説明をもとに、ダブルスのゲームが実践できる。
ルールの説明をもとに、シングルスのゲームが実践できる。
ルールの説明をもとに、シングルスのゲームが実践できる。
【準備学習】
個人の技能がゲームでの成績や評価に影響するので、キャッチボール、サッカーのパスなどが確実
にできるように必ず練習をすること。
【評価方法】
出席を重視する。ゲームでの成績、チームへの貢献度によって評価する。
【備考】
状況によって、授業内容を変更する場合がある。
-333-
健康・スポーツ科学演習1 -バドミントン-
1 年 前期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:千葉 陽子
【教育目標】
バドミントンの基礎的な技術を習得するとともに基本的な概要と競技ルールも学習する。生涯ス
ポーツの一つとして人気のあるバドミントンを通して、学生自身の体力・健康増進のために楽しみな
がら積極的に動ける生涯スポーツ実践能力を養うことを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
体力測定
3
トレーニングルーム講習会
4
5
バドミントンの概要
バドミントンの基礎知識
6
バドミントンの基本フライト
7
バドミントンの基本ストローク
8
9
バドミントンの基本フットワーク
バドミントンの基本ストロークの
練習と応用(サービス)
バドミントンの基本ストロークの
練習と応用(ヘアピン)
バドミントンの基本ストロークの
練習と応用(ドライブ)
バドミントンの基本ストロークの
練習と応用(ハイクリアー)
バドミントンの基本ストロークの
練習と応用(カット)
バドミントンの基本ストロークの
練習と応用(スマッシュ)
まとめ
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
授業方針と授業内容の説明から、適切な行動が取れる。
入学時における自己の身体的能力を把握する
トレーニング室の使用及びトレーニング器具の使用方法の説明
をもとに、適切な行動が取れる。
バドミントンの歴史と文化を説明できる。
バドミントンの用具(ラケット・シャトル・ネット等)の扱い
方の説明ができる。
フライト(サービス・クリアー・ドライブ・ヘアピン・カット・
スマッシュ)の打ち分けができる。
ストローク(フォアハンド・バックハンド・オーバーヘッド・
アンダーハンド)の打ち分けができる。
簡単な前後左右へのフットワークが実際にできる。
サービスの打ち方とコース取りが適切にできる。
バドミントンの独特な技であるヘアピンが実際にできる。
グリップを変化させながら連続したドライブの打ち分けができ
る。
腕の回内・回外運動を理解してシャトルを高く遠く飛ばすこと
ができる。
ラケットの面の使い方を工夫してシャトルを打つことができ
る。
体重を利用して角度をつけたスマッシュが打てる。
前期で習得した基本ストロークの打ち分けができる。
【準備学習】
バドミントンのストローク習得のため、各自練習をしておくこと。
【評価方法】
授業態度や実技点で総合的に評価を行う。出席を重視する。
【備考】
必要に応じて資料などを配布する。事故防止のためにも体育館シューズは必ず持参すること。
-334-
健康・スポーツ科学演習2 -屋内スポーツ-
1 年 後期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:五十嵐幸一
【教育目標】
様々なスポーツ種目を実際に行うことにより、
健康を維持する上で必要な運動量を確保する。また、
スポーツにおけるゲームを戦う過程で、他のチームに勝つための戦略や、自分はもとより、チームの
メンバーの能力活用などの工夫から、スポーツの楽しさを体感し、日常生活の中での「するスポーツ」
の実践を目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
体力測定
2
卓球の基礎練習・ゲーム
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
卓球 リーグ戦
(シングルス)
卓球 リーグ戦
(ダブルス)
バドミントンの基礎練習
バドミントン
リーグ戦(シングルス)
バドミントン
リーグ戦(ダブルス)
バレーボールの基礎練習
バレーボール
リーグ戦(1)
バレーボール
リーグ戦(2)
バレーボール
リーグ戦(3)
バスケットボールの基礎
練習
バスケットボール
リーグ戦(1)
バスケットボール
リーグ戦(2)
バスケットボール
リーグ戦(3)
到 達 目 標
現状と過去の数値を比較し、対策を考えることができる。
ラケットの種類、打ち方、ルールなどの説明から、ゲームを行うことが
できる。
10名程度のグループでシングルスのリーグ戦を行うことができる。
10チーム程度のグループでダブルスのリーグ戦を行うことができる。
ラケットの握り方、打ち方、ルールなどの説明から、ゲームを行うこと
ができる。
10名程度のグループでシングルスのリーグ戦を行うことができる。
10チーム程度のグループでダブルスのリーグ戦を行うことができる。
パス、レシーブ、サーブなどの基礎技術の説明をもとに、実際に行うこ
とができる。
ゲーム勝利するために、チームのメンバーが相談しながら戦術を立て、
対戦をすることができる。
前回の結果をもとに、チームが勝つための戦術を立て、実際に対戦をす
ることができる。
今までの結果をもとに、チームが勝つための戦術を立て、実際に対戦を
することができる。
パス、ドリブル、シュートなどの基礎技術を理解し、実際に行うことが
できる。
ゲーム勝利するために、チームのメンバーが相談しながら戦術を立て、
対戦をすることができる。
前回の結果をもとに、チームが勝つための戦術を立て、実際に対戦をす
ることができる。
今までの結果をもとに、チームが勝つための戦術を立て、実際に対戦を
することができる。
試験は行わない。
【準備学習】
個人の技能がゲームでの成績や評価に影響するので、卓球・バドミントンのラリー、バレーのパス・
サーブ、バスケットボールのドリブル・シュートなどが確実にできるように必ず練習をすること。
【評価方法】
出席を特に重視する。ゲームでの成績、チームへの貢献度などを総合的に評価する。
-335-
健康・スポーツ科学演習2 -屋内スポーツ-
1 年 後期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:根本 昌樹
【教育目標】
各自の特性を生かし高度な実践的運動技術を習得し、生涯を通じて継続的にスポーツを実践しなが
ら健康的な生活を営むことができることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
体力テスト
2
3
バスケットボール1
バスケットボール2
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
バスケットボール3
フットサル1
フットサル2
フットサル3
バドミントン1
バドミントン2
バドミントン3
バドミントン4
バレーボール1
バレーボール2
バレーボール3
まとめ
試験
到 達 目 標
前期の体力と比較し、現状を把握しながら今後の生活に生かすことがで
きる。
説明をもとにパス・ドリブル・シュートができる。
パス・ドリブル・シュートの技術の精度を上げるとともに、ゲームのルー
ルが説明できる。
ルールの説明をもとに、ゲームを実践できる。
リフティング等の技術ができる。
安定したパス回しや、シュートが撃つことができる
ルールの説明をもとに、簡易コートによるゲームを実践できる。
ラケットの握り方の説明をもとに、安定したストロークができる。
ハイクリア、ヘアピン等のストローク技術ができる。
ルールの説明をもとに、ダブルスのゲームを実践できる。
ルールの説明をもとに、シングルスのゲームを実践できる。
説明をもとにパス・レシーブ・スパイク・サーブができる。
ルールの説明をもとに、ゲームを実践できる。
ルールの説明をもとに、ゲームを実践できる。
バスケットボール、フットサル、バドミントン・バレーボールの技術を
確認する。
【準備学習】
バスケットボール、フットサル、バドミントン・バレーボールに関連する書籍を読んでおくこと。
【評価方法】
授業の出席の状況を重視しながら、活動状況・実技到達度を総合的に評価する。
-336-
健康・スポーツ科学演習2 -屋内スポーツ-
1 年 後期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:柴野 照夫
【教育目標】
スポーツ種目を通じて健康を維持する上で必要な運動量を確保する。また、ゲームの中で他のチー
ムに勝つための戦略や、戦術などの工夫から、スポーツの楽しさを体感し、生涯スポーツにつなげる
ことを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
体力測定2
2
バドミントンの基礎練習
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
現状と過去の数値を比較し、対策を考えることができる。
ラケットの握り方、打ち方、ルールなどの説明から、簡易ゲームを
行うことができる。
ルールの説明をもとに、シングルスのリーグ戦を行うことができる。
バドミントン
リーグ戦(シングルス)
バドミントン
ルールの説明をもとに、ダブルスのリーグ戦を行うことができる。
リーグ戦(ダブルス1)
バドミントン
ルールの説明をもとに、ダブルスのリーグ戦を行うことができる。
リーグ戦(ダブルス2)
バレーボールの基礎練習(1) パス、レシーブ、サーブなどの基礎技術の説明をもとに、実際に行
うことができる。
バレーボールの基礎練習(2) 協力してレシーブ、トス、スパイクの攻撃を行うことができる。
バレーボール リーグ戦(1) ゲームに勝利するために、チームのメンバーが相談しながら戦術を
立て、対戦をすることができる。
バレーボール リーグ戦(2) 前回の結果をもとに、チームが勝つための戦術を立て、実際に対戦
をすることができる。
バレーボール リーグ戦(3) 今までの結果をもとに、チームが勝つための戦術を立て、実際に対
戦をすることができる。
バスケットボールの基礎練習
パス、ドリブル、シュートなどの基礎技術を理解し、実際に行うこ
とができる。
バスケットボールの基礎練習
ディフェンス、オフェンスの位置を理解し、実際に行うことができる。
バスケットボール
ゲーム勝利するために、チームのメンバーが相談しながら戦術を立
リーグ戦(1)
て、対戦をすることができる。
バスケットボール
前回の結果をもとに、チームが勝つための戦術を立て、実際に対戦
リーグ戦(2)
をすることができる。
バスケットボール
今までの結果をもとに、チームが勝つための戦術を立て、実際に対
リーグ戦(3)
戦をすることができる。
【準備学習】
個人の技能がゲームでの成績や評価に影響するので、バドミントンのラリー、バレーのパス・サー
ブ、バスケットボールのドリブル・シュートなどが確実にできるように必ず練習をすること。
【評価方法】
出席を特に重視する。ゲームでの成績、チームへの貢献度によって評価する。
【備考】
状況によって、授業内容を変更する場合がある。
-337-
健康・スポーツ科学演習2 -バドミントン-
1 年 後期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:千葉 陽子
【教育目標】
バドミントンの基礎的な技術を習得するとともに基本的な概要と競技ルールも学習する。生涯ス
ポーツの一つとして人気のあるバドミントンを通して、学生自身の体力・健康増進のために楽しみな
がら積極的に動ける生涯スポーツ実践能力を養うことを目標とする
【授業計画】
No.
1
2
項 目
4
体力測定
バ ド ミ ン トン競技の説明
(シングルス)
バ ド ミ ン トン競技の説明
(ダブルス)
基本ストロークの復習
5
バックハンドストローク
6
シングルスゲーム
(リーグ戦1)
シングルスゲーム
(リーグ戦2)
シングルスゲーム
(リーグ戦3)
シングルスゲーム
(リーグ戦4)
シングルスゲーム
(リーグ戦5と技能評価)
ダブルスゲーム
(リーグ戦1)
ダブルスゲーム
(リーグ戦2)
ダブルスゲーム
(リーグ戦3)
ダブルスゲーム
(リーグ戦4と技能評価)
まとめ
3
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
後期時における自己の身体的能力を把握する。
シングルスゲームのルールの説明をもとに、審判ができる。
ダブルスゲームのルールの説明をもとに、審判ができる。
クリアー・カット・ドライブ・ヘアピン・スマッシュをフォアハンドストロー
クで打つことができる。
サービス・カット・ヘアピン・ドライブをバックハンドストロークで打つこ
とができる。
習得した基礎技術を使い、楽しみながらシングルスゲームを行うことができる。
習得した基礎技術を使い、楽しみながらシングルスゲームを行うことができる。
習得した基礎技術を使い、楽しみながらシングルスゲームを行うことができる。
習得した基礎技術を使い、楽しみながらシングルスゲームを行うことができる。
シングルスゲームを行い、技能評価を受ける。
習得した基礎技術を使い、パートナーとのコミュニケーションを図りながら
ダブルスゲームを行うことができる。
習得した基礎技術を使い、パートナーとのコミュニケーションを図りながら
ダブルスゲームを行うことができる。
習得した基礎技術を使い、パートナーとのコミュニケーションを図りながら
ダブルスゲームを行うことができる。
ダブルスゲームを行い、技能評価を受ける。
バドミントンの技術、ルール、マナーを総括し、自分たちでゲームの運営が
できる。
【準備学習】
バドミントンのストローク習得のため、各自練習をしておくこと。
【評価方法】
態度や実技点で総合的に評価を行う。出席を重視する。
【備考】
必要に応じて資料などを配布する。事故防止のためにも体育館シューズは必ず持参すること。
-338-
一
般
教
育
科
目
【科学技術学部・人文学部 平成22年度以前入学生】
英会話(Level 1)
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:菅波ミッシェル
【教育目標】
海外旅行でのいろいろなシチュエーションでの会話を学び、ペア・アクティビティーを通して英語
表現(International Communication)を体得することを目標とする。(入門レベル)
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
Introduction1-Would you like
chicken or fish?
2-Can I have your passport
3-My mother has her own
4-Can I check my email?
5-Are you ready to order?
Review Units
1-5Destination: The U.K.
6-Where's the station?
7-Can I use my card in this
8-Do you have a non-smoking
room?
9-Stomachache
10-I'm from Japan.
Destination: New Zealand
Review: 6-10
11-What time does it start?
12-Have you been to
13-I really like rugby!
14-Where should we meet
15-How about 400 baht for
two?Thailand
16-I'd like to sent this
17-We're staying five
18-I lost my bag!
19-Which bus goes to
20-What did you like the
best?Ireland
Review Units 11-20
到 達 目 標
授業の進め方、受講の仕方、予習復習について理解する。Personal
Informationと Items on a plane に関する会話表現ができる。
Describing Jobs と Hobbies and Transportation に関する会話表現が
できる。
Household objects と Food and drink に関する会話表現ができる。
Unit 1-5 の学習内容の理解度を確認する。
Places around town と Numbers and Currencies に関する会話表現
ができる。
Hotel facilities と病気やけがに関する会話表現ができる。
Describing Cities and Placesに関する会話表現ができる。
Unit 6-10 の学習内容の理解度を確認する。
Tourist attractions and activitiesに関する会話表現ができる。
Sports, Music, Food と Times and Places に関する英語表現ができる。
Bargaining expressions に関する英語表現ができる。
Sending mail と Suggesting に関する英語表現ができる。
Reporting と Transportation and numbers に関する英語表現ができる。
Vacation experiences について英語で表現できる。
Unit 11-20 の学習内容の理解度を確認する。
【準備学習】
毎回の授業の予習復習を行うこと。特に予習では、付属CDを利用して、授業の準備を十分に行う
こと。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
Passport: 2nd Edition (1)
著 者
Angela Buckingham,
Lewis Lansford
出 版 社
Oxford
価 格
2,600円
ISBN
97801947816-5
【備考】
授業はすべて英語で行われる。
教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-341-
英会話(Level 2)
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:菅波ミッシェル
【教育目標】
海外旅行でのいろいろなシチュエーションでの会話を学び、ペア・アクティビティーを通して英語
表現(International Communication)を体得することを目標とする。(初級レベル)
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
Introduction1-What's the
purpose of your visit?
2-How much is it?
3-When is the next train?
4-The TV is broken.
5-What is there to see?
Review Units
1-5Destination: The U.S.A.
6-I'd like to ... , please.
7-Tell me about ..
8-How was your weekend?
9-Does it hurt?
10-I'd like a cup of coffee, please.
Review: 6-10
11-Would you like to visit .. ?
12-I want to send
13-I'd like ... , please.
14-Go Straight along
15-Have you been to ... ?
Destination: China
16-Excuse me. Can you help us?
17-I don't think
18-Keep in touch!
19-Did you pack this
20-Are you going snowboarding
again?
Review Units 11-20
到 達 目 標
授 業 の 進 め 方、 受 講 の 仕 方、 予 習 復 習 に つ い て 理 解 す る。
Personal Informationに関する会話表現ができる。
Prices と Transportation に関する会話表現ができる。
Services and Facilities and Attractions に関する会話表現ができ
る。
Unit 1-5 の学習内容の理解度を確認する。
Rental words と Countries に関する会話表現ができる。
Places と病気やけがに関する会話表現ができる。
Food に関する会話表現ができる。
Unit 6-10 の学習内容の理解度を確認する。
Tourist attractions and activities と Computerに関する会話表現が
できる。
Food and drink と Directions に関する英語表現ができる。
Talking about experiences に関する英語表現ができる。
Asking for help と Hotel services に関する英語表現ができる。
Correspondence words と Hotel services に関する英語表現がで
きる。
Vacation activities について英語で表現できる。
Unit 11-20 の学習内容の理解度を確認する。
【準備学習】
毎回の授業の予習復習を行うこと。特に予習では、付属CDを利用して、授業の準備を十分に行う
こと。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
Passport: 2nd Edition (2)
著 者
Angela Buckingham,
Lewis Lansford
出 版 社
Oxford
価 格
2,600円
ISBN
978019471822-6
【備考】
授業はすべて英語で行われる。教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-342-
インターネット英語
1 年 前期/後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:日向 重夫
【教育目標】
この授業では、パソコンを知るために英語を学習し、英語学習のためにパソコンを利用する。学生
が英語の用語の意味を理解し、パソコンを活用できることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
パソコンの基本操作
2
メールソフト1
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
パソコンの基本的な用語を英語で理解でき、基本操作ができる。
電子メールを行うための用語を英語で理解でき、メールソフトを使うこ
とができる。
メールソフト2
電子メールを行うための用語を英語で理解でき、メールソフトを使うこ
とができる。
インターネット1
インターネット上の辞書を用いて、辞書の利用法・活用法を理解し、使
うことができる。
インターネット2
インターネット辞書を用いて、英語のパソコン用語・インターネット用
語を調べ、インターネット辞書が活用できる。
パソコンの仕組
パソコンについて、英語で説明できる。
ワープロソフト1
Wordを用いて、ソフトウエア利用のための基本事項を理解し、活用す
ることができる。
ワープロソフト2
ワープロソフトの英語の用語を理解し、基本操作を習得し、見やすく、
説得力のある文書が作ることができる。
表計算ソフト1
表計算ソフト Excel を用いて、基本事項を理解し、操作できる。
表計算ソフト2
表計算ソフトの英語の用語を説明できる。
表計算ソフト3
表計算ソフト Excel を用いて、応用的な操作ができる。
CD化された辞書・事典 英辞郎とフリーの辞書閲覧ソフト・DDwinを用いて、その利用方法を
と辞書閲覧ソフト1
活用できる。
CD化された辞書・事典 カタカナ・アルファベットのパソコン用語・インターネット用語を理解
と辞書閲覧ソフト2
し、説明できる。
CD化された辞書・事典 カタカナ・アルファベットのパソコン用語・インターネット用語を理解
と辞書閲覧ソフト3
し、説明できる。
まとめ
いままでの学習内容を復習し、課題を提出する。
【準備学習】
受講にあたり専門知識は必要ないが、習得した操作などを各自がコンピュータ自習室などで復習す
ること。
【評価方法】
授業時の提出課題によって評価する。
【テキスト】
書 名
著 者
いわき明星大学コンピュータシ いわき明星大学 情報
ステム IMUCS7利用の手引き
科学教育研究センター
-343-
出 版 社
価 格
ISBN
総合英語(Level 1)
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 一昭
【教育目標】
文法・単語・発音を中心に、スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの4技能を
総合的に学習し、英語による円滑なコミュニケーションができることを目標とする。(入門レベル)
【授業計画】
No.
項 目
1
1-I'm a student.
2
2-What's your phone number?
3
4
5
6
7
8
3-My family
4-Do you like hip-hop?
Review Units 1-4
5-What do you do for fun?
6-Can you play the guitar?
7-What is she wearing?
9
10
11
12
13
8-Is there a desk?
Review Units 5-8
9-The bank is on the corner.
10-Do we have any milk?
11-Where were you all day?
14
15
試験
12-What did you do?
Review Units 9-12
到 達 目 標
自己紹介、仕事に関する英語表現の語彙や文法を用い、英語でコ
ミュニケーションできる。
Personal Information に関する英語表現を使って、コミュニケー
ションできる。
Family をテーマに英語でコミュニケーションできる。
音楽をテーマに英語でコミュニケーションできる。
Unit 1-4の学習内容の理解度を確認する。
Daily Activities をテーマに英語でコミュニケーションできる。
Ability をテーマに英語でコミュニケーションできる。
Present Activities やClothingについて、英語でコミュニケーション
できる。
身の回りのものについて英語でコミュニケーションできる。
Unit 5-8の学習内容の理解度を確認する。
道案内や場所、建物などについて英語でコミュニケーションできる。
食べ物飲み物をテーマに英語でコミュニケーションできる。
The pastやEveryday Placesをテーマに英語でコミュニケーション
できる。
過去の出来事や余暇について英語でコミュニケーションできる。
Unit 9-12の学習内容の理解度を確認する。
【準備学習】
このテキストには、自学習用のCD-ROMが付属しているので、各自、毎回の授業の予習復習を行
うこと。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し、評価する。
【テキスト】
書 名
First CHOICE
著 者
Ken Wilson, Thomas Healy
出 版 社
Oxford
価 格
2,600円
【備考】
授業を英語によるコミュニケーションの場にするよう各自努めること。
-344-
ISBN
978019430561-7
総合英語(Level 2)
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:猪又 久夫
【教育目標】
文法・単語・発音を中心に、スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの4技能を
総合的に学習し、英語による円滑なコミュニケーションができることを目標とする。(初級レベル)
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
到 達 目 標
1-Nice to meet you!
自己紹介や Celebrities について英語で書いたり、ディスカッションすること
ができる。
2-What do you do?
Personal Information やJobに関する英語表現を使って、コミュニケーションで
きる。
3-Do you like noodles?
「好き嫌い」や食べ物をテーマに英語でコミュニケーションできる。
4-How often do you do Habitsや Routinesや Exercise(Sport)について英語でコミュニケーションでき
yoga?
る。
Review Units 1-4
Unit 1-3の学習内容の理解度を確認する。
5-What are you watching?
Present Event or Daily Activitiesについて英語でコミュニケーションできる。
6-Where were you yester- Past Eventsについて英語でコミュニケーションできる。
day?
7-Which one is Cheaper?
比較 やClothingに関する英語表現の語彙や文法を使い、英語でコミュニケー
ションできる。
8-What's she like?
Personality, Appearance, hobbiesについて英語でコミュニケーションできる。
Review Units 5-8
Unit 5-8の学習内容の理解度を確認する。
9-What can you do there?
Citiesについて英語でコミュニケーションできる。
10-Is there a bank near Placesをテーマに英語でコミュニケーションできる
here?
11-Did you have a good Vacations をテーマに英語でコミュニケーションできる。
time?
12-I'm going to study law.
Future Plans について英語でコミュニケーションできる。
Review Units 9-12
Unit 9-12の学習内容の理解度を確認する。
【準備学習】
このテキストには、自学習用のCD-ROMが付属しているので、各自、毎回の授業の予習復習を行
うこと。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し、評価する。
【テキスト】
書 名
Smart CHOICE(1)
著 者
Ken Wilson
出 版 社
Oxford
価 格
2,600円
【備考】
授業を英語によるコミュニケーションの場にするよう各自努めること。
-345-
ISBN
978019430562-4
イタリア語(初級Ⅰ)
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:楠瀬 正浩
【教育目標】
日常的なイタリア語テキストのヒヤリング、講読を通じて、イタリア語の基本的な会話能力、文法
的知識、読解力を身につける。あわせてイタリア文化一般に対する理解を深める。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
Introduzione
イタリア語のABCを学び、イタリア語の綴り字と発音の仕方を習得する。名
詞の性と数、また冠詞の概念を理解し、その形態を記憶する。
2
Lezione 1 Buongiorno !
基本的な挨拶の仕方を身につける。 are動詞の活用を覚え、例文を作成するこ
とができる。
3
Lezione 1 Buongiorno !
疑問文、否定文の作り方を理解し、いくつかの表現のパターンを記憶する。
挨拶の仕方と、動詞の直説法現在形の形態を記憶する。
4
Lezione 2 In un bar
Ere動 詞 とIre動 詞 の 活 用 を 覚 え、 具 体 的 な 表 現 を 身 に つ け る。 不 規 則 動 詞
andareを活用することができる。
5
Lezione 2 In un bar
イタリア語の主要な前置詞を学習し、使用法を身につける。規則動詞と不規
則動詞の活用を復習し、複数の使用例を記憶する。
6
Lezione 3
In un'aula
dell'universita
essereとavereの活用を覚え、いくつかの短文を記憶する。 家族関係と国籍に
関する語彙を習得し、使用可能にする。
7
Lezione 3
In un'aula
dell'universita
存在の表現の仕方、ならびに指示代名詞の用法を習得する。essereとavereを
用いた文の作り方を身につける。
8
Lezione 4 In un albergo
定冠詞、不定冠詞類の形態、機能を総合的に理解し、使用法を習得する。定
冠詞と前置詞の結合形を理解し、その形態を記憶する。
9
Lezione 4 In un albergo
所有形容詞の性数変化の構造を理解し、習得する。冠詞類、所有形容詞類に
関する知識を深め、その使用法を習得する。
10
Lezione 5 In una trattoria
従属動詞 dovere, potere, volere, sapere の活用を記憶し、用法を習得する。
11
Lezione 5 In una trattoria
三人称の直接目的補語人称代名詞の形態と機能を理解し、使い方を身につけ
る。レストランでよく使われる表現を覚えて使えるようにする。
12
Lezione 5 In una trattoria
従属動詞と直接目的補語人称代名詞の用法を理解し、使用法を習得する。
13
Lezione 6
Chiara
Per la festa di
不規則動詞 fare, dare, dire,venire, uscire, bere の活用を記憶し、
用法を習得する。
14
Lezione 6
Chiara
Per la festa di
間接直接目的補語人称代名詞の形態と用法を習得し、いくつかの表現パターン
を記憶する。piacere の用法を理解し、いくつかの表現パターンを身につける。
15
Lezione 6
Chiara
Per la festa di
不規則動詞と間接目的補語の用法を習得し、例文を作成する。これまでの授
業を総括し、授業内容についての習熟度を確認する。
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回予習復習を怠ることなく、また随時配布する予定のプリント類にも確実に目をとおしておくこと。
【評価方法】
各課ごとの練習問題に基づいた小テストと、会話練習の成果を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
新 ア・ゾンゾ
著 者
一ノ瀬俊一
出 版 社
朝日出版社
価 格
2,100円
ISBN
978-4-255-55302-3
著 者
小林 惺
出 版 社
白水社
価 格
2,400円
ISBN
978-4-560-00392-3
【参考書】
書 名
イタリア語文法ハンドブック
【備考】
新聞、テレビなどで報道されるイタリア関係の番組やニュースには積極的に目を通しておいてくだ
さい。
-346-
イタリア語(初級Ⅱ)
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:楠瀬 正浩
【教育目標】
日常的なイタリア語テキストのヒヤリング、講読を通じて、イタリア語の基本的な会話能力、文法
的知識、読解力を身につける。あわせてイタリア文化一般に対する理解を深める。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
Lezione 7 La visita alla
Galleria degli Uffizi
近過去の作り方と意味を理解し、avereとessereの使い分けを身につける。いくつかの
動詞を近過去で活用をすることができる。
2
Lezione 7 La visita alla
Galleria degli Uffizi
関係代名詞cheの使い方を習得し、主語の場合と直接目的語の場合の基本的な文例を
作ることができる。
3
Lezione 8 I saldi
再帰動詞の意味を理解し、alzarsiの活用を身につける。再帰動詞の近過去における過
去分詞の性数一致の原則を習得する。
4
Lezione 8 I saldi
再帰代名詞が直接目的語である場合と間接目的語である場合の区別を説明できる。相
互的用法の使い方に習熟する。
5
Lezione 9 Un viaggio virtuale
半過去の意味と用法を説明できる。essere,avere,fareを半過去で活用させることができる。
6
Lezione 9 Un viaggio virtuale
大過去の意味と用法を説明できる。近過去と大過去の組み合わせによる複数の表現パ
ターンを身につける。
7
Lezione 10 Un'opera lirica
直接法未来の作り方を習得する。essere,avereなど基本的な不規則動詞を未来時制で活
用することができる。
8
Lezione 10 Un'opera lirica
予定・意志あるいは推量・推測の意味における未来時制の用法を理解し、それぞれの
場合における基本的な例文を身につける。
9
Lezione 10 Un'opera lirica
基本的な優等比較級の作り方を習得し、例外的な比較級を有する形容詞buonoと副詞
beneの使用例を覚える。preferireを使うことができる。
10
Lezione 11 Per la strada
命令法の作り方と使用例を身につける。命令法に接続法の形を使用する基本的な動詞
の使用例を身につける。
11
Lezione 11 Per la strada
否定命令の基本的なパターンを身につける。tuに対する命令形とtu以外の人称に対す
る命令形の作り方の違いを説明できる。
12
Lezione 11 Per la strada
ジェルンディオの意味と用法を説明できる。ジェルンディオを使用した現在進行形の
例文を作ることができる。
13
Lezione 12 Dal medico
条件法の意味と用法を理解し、基本的な不規則動詞の条件法の活用を記憶する。
14
Lezione 12 Dal medico
語気の緩和、実現の困難性あるいは不可能性、個人的見解あるいは推測のために使用
される条件法の用法を習得する。
15
Lezione 12 Dal medico
volereとpiacereの条件法の形態に習熟し、それぞれの場合における例文を作ることが
できる。
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回予習復習を怠ることなく、また随時配布する予定のプリント類にも目をとおしておくこと。
【評価方法】
各課ごとの練習問題に基づいた小テストと、会話練習の成果を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
新 ア・ゾンゾ
著 者
一ノ瀬俊一
出 版 社
朝日出版社
価 格
2,100円
ISBN
978-4-255-55302-3
著 者
小林 惺
出 版 社
白水社
価 格
2,400円
ISBN
978-4-560-00392-3
【参考書】
書 名
イタリア語文法ハンドブック
【備考】
新聞、テレビなどで報道されるイタリア関係のニュースや番組には積極的に目を通しておいてくだ
さい。
-347-
資格英語Ⅴ
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:野田眞佐枝,日向 重夫
【教育目標】
中級レベルの学生を対象とし、4技能(Listening, Reading, Writing, Speaking)を総合的に強化し、
資格テストでより高い得点をとることを目標とします。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
1A-Q & A
Question formation を使って英語でコミュニケーションできる。
4
Review and Check: p.16-19
Unit 1の学習内容の理解度を確認する。
2
3
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
1B-Do you believe it?
1C-You're the doctor!
Personalityについて英語でコミュニケーションできる。
Present perfect を用い、Illness and Treatmentについて英語でコミュニケーションできる。
2A-National stereotypes:truth
or myth?
2B-Air travel: the inside story
2C-Incredibly short stories
Review and Check: p.32-p.35
3A-The one place a burglar
won't look
3B-Stormy weather
3C-Taking a risk
Review & Check: p.48-p.51
4A-Would you get out alive?
4B-How I trained my husband
4C-Let your body do the
talking
Adjectives を用い、Clothes and Fashionについて英語でコミュニケーションできる。
Narrative tenses や Past perfect continuous を用い、Travelについて英語でコミュニケー
ションできる。
Adverbs and Adverbial phrases を用い、英語でコミュニケーションできる。
Unit 2の学習内容の理解度を確認する。
Crime and Punishment について英語でコミュニケーションできる。
Future tensesを用い、Weather について英語でコミュニケーションできる。
Conditionals や Future time clauses を用いて、英語でコミュニケーションできる。
Unit 3の学習内容の理解度を確認する。
Unreal conditionals を用いて、Feelingsについて英語でコミュニケーションできる。
Past modals を用いて、英語でコミュニケーションできる。
Body について英語でコミュニケーションできる。Unit 4の学習内容の理解度を確認す
る。
【準備学習】
必 ず、 毎 回 の 授 業 の 予 習 復 習 を 行 う こ と。 こ の テ キ ス ト の ウ ェ ブ サ イ ト(www.oup.com/elt/
americanenglishfile)も活用すること。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し、評価する。
【テキスト】
書 名
American English File(4)
著 者
Clive Oxenden
出 版 社
Oxford
価 格
3,200円
ISBN
978019477464-2
著 者
Educational Testing
Service
出 版 社
価 格
国 際 ビ ジ ネ ス コ 2,940円
ミュニケーション
協会
ISBN
978-4906033386
【参考書】
書 名
TOEICテ ス ト 新 公 式 問 題 集
〈Vol.3〉
【備考】
教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-348-
資格英語Ⅵ
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:野田眞佐枝,日向 重夫
【教育目標】
中級レベルの学生を対象とし、4技能(Listening,Reading, Writing, Speaking)を総合的に強化し、
資格テストでより高い得点をとることを目標とします。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
5A-The psychology of music
Gerunds や Infinitives を用い、英語でコミュニケーションできる。
4
Review & Check: p.80-83
Unit 5の学習内容の理解度を確認する。
2
3
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
5B-Counting sheep
5C-Breaking news
6A-Speaking to the world
6B-Bright lights, big city
6C-Eureka!
Review & Check: p.96-99
7A-I wish you wouldn't . . . !
7B-A test of honesty
7C-Tingo
Review & Check: p.112-115
Recap 1: p.116-121
Recap 2: p.130-159
Recap 3: p.130-159
Used to や Be used to を用い、英語でコミュニケーションできる。
Reporting verbs を用い、the media について英語でコミュニケーションできる。
Articles や Collocation を用い、英語でコミュニケーションできる。
Cities and Towns について英語でコミュニケーションできる。
Quantifiers を用い、Science について英語でコミュニケーションできる。
Unit 6の学習内容の理解度を確認する。
Structures after wish を用いて、英語でコミュニケーションできる。
Clauses of contrast and purposeを用いて、Business について英語でコミュニケーショ
ンできる。
Relative clauses や Prefixes を用いて、英語でコミュニケーションできる。
Unit 7 の学習内容の理解度を確認する。
Conversation Activities を通して、テキスト全範囲の理解度を確認する。
文法や語彙や発音を通して、テキスト全範囲の理解度を確認する。
文法や語彙や発音を通して、テキスト全範囲の理解度を確認する。
【準備学習】
必 ず、 毎 回 の 授 業 の 予 習 復 習 を 行 う こ と。 こ の テ キ ス ト の ウ ェ ブ サ イ ト(www.oup.com/elt/
americanenglishfile)も活用すること。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し、評価する。
【テキスト】
書 名
American English File(4)
著 者
Clive Oxenden
出 版 社
Oxford
価 格
3,200円
ISBN
978019477464-2
著 者
Educational Testing
Service
出 版 社
価 格
国 際 ビ ジ ネ ス コ 2,940円
ミュニケーション
協会
ISBN
978-4906033409
【参考書】
書 名
TOEICテ ス ト 新 公 式 問 題 集
〈Vol.4〉
【備考】
教室を英語によるコミュニケーションの場にするように各自つとめる。
-349-
ドイツ語(中級Ⅰ)
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:杉田 芳樹
【教育目標】
初級で学んだ知識をいかして、語彙・文法・表現・読解のステップアップをはかる。教科書による
学習の他、資料を用いて資格試験問題(独検過去問題)や長文読解(社会問題に関するテキストやグ
リム童話等々)を学ぶ。外国語を理解することで、異文化理解を深めることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
ガイダンス、初級文法の確認
到 達 目 標
授業内容、履修上の注意点を確認する。初級で学んだ語彙・文法・表現について
説明できる。
2
人称代名詞、動詞の現在人称変化
(規則変化)
、定動詞の位置、sein
の変化
人称代名詞、動詞の現在人称変化(規則変化)
、定動詞の位置、seinの変化につい
て説明できる。
3
名詞の性/定冠詞と不定冠詞、名
詞の格変化、habenとwerdenの現
在人称変化
名詞の性、定冠詞と不定冠詞、名詞の格変化、habenとwerdenの現在人称変化に
ついて説明できる。
4
名詞の複数形と格変化/男性弱変
化名詞、動詞の現在形(不規則変
化)
、命令形
名詞の複数形と格変化/男性弱変化名詞、動詞の現在形(不規則変化)
、命令形
について説明できる。
5
人称代名詞の3格と4格、疑問代名
詞、前置詞の格支配
人称代名詞の3格と4格、疑問代名詞、前置詞の格支配について説明できる。
6
定冠詞類、不定冠詞類、不定冠詞
keinとnicht、否定疑問への答え方
定冠詞類、不定冠詞類、不定冠詞keinとnicht、否定疑問への答え方について説明
できる。
7
分離動詞、非分離動詞、従属接続
詞と副文
分離動詞、非分離動詞、従属接続詞と副文について説明できる。
8
話 法 の 助 動 詞、 未 来 の 助 動 詞
werden
話法の助動詞、未来の助動詞werdenについて説明できる。
9
動詞の三基本形、過去人称変化、 動詞の三基本形、過去人称変化、年号について説明できる。
年号
10
現在完了形、受動態、状態受動
現在完了形、受動態、状態受動について説明できる。
11
形容詞の格変化、比較変化
形容詞の格変化、比較変化について説明できる。
12
再帰代名詞/再帰動詞、zu不定詞、 再帰代名詞/再帰動詞、zu不定詞、非人称esの用法について説明できる。
非人称esの用法
13
関係代名詞、不定関係代名詞wer
とwas、指示代名詞
関係代名詞、不定関係代名詞werとwas、指示代名詞について説明できる。
14
接続法第1式、接続法第2式
接続法第1式、接続法第2式について説明できる。
15
まとめ
基本的な語彙・文法・表現について説明できる。
試験
試験を実施する。
試験
【準備学習】
毎回必ず予習、復習をしてくること。
【評価方法】
小テストおよび期末試験の結果から総合的に評価する。出席も重視する。
【テキスト】
書 名
ドイツ文法 型から型へ
著 者
荻野蔵平・Andrea
Raab
出 版 社
朝日出版
価 格
2,300円
ISBN
978-4-255-25322-0
【備考】
毎回課される宿題をしっかり行い、授業に積極的に参加すること。そのためにはまず授業中に説明
する独和辞典の引き方を理解しなければならない。
-350-
ドイツ語(中級Ⅱ)
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:杉田 芳樹
【教育目標】
初級で学んだ知識をいかして、語彙・文法・表現・読解のステップアップをはかる。教科書による
学習の他、資料を用いて資格試験問題(独検過去問題)や長文読解(社会問題に関するテキストやグ
リム童話等々)を学ぶ。外国語を理解することで、異文化理解を深めることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
前期試験の解答及び説明
独検対策
独検対策
環境問題に関するテキス
ト講読
介護問題に関するテキス
ト講読
健康問題に関するテキス
ト講読
政治問題に関するテキス
ト講読
養育問題に関するテキス
ト講読
教育問題に関するテキス
ト講読
グリム童話講読
グリム童話講読
グリム童話講読
グリム童話講読
グリム童話講読
まとめ
試験
到 達 目 標
前期の授業内容の復習を通じて、
基本的な語彙・文法・表現を再確認する。
独検過去問題について説明できる。
独検過去問題について説明できる。
環境問題に関するテキストについて説明できる。
介護問題に関するテキストについて説明できる。
健康問題に関するテキストついて説明できる。
政治問題に関するテキストについて説明できる。
養育問題に関するテキストについて説明できる。
教育問題に関するテキストについて説明できる。
過去形を含む文について説明できる。
完了形を含む文について説明できる。
形容詞の付加語的用法を含む文について説明できる。
従属接続詞や関係代名詞を含む文について説明できる。
主文と副文の相違について説明できる。
前後期の学習内容について説明できる。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回必ず予習、復習をしてくること。
【評価方法】
小テストおよび期末試験の結果から総合的に評価する。出席も重視する。
【テキスト】
書 名
ドイツ文法 型から型へ
著 者
荻野蔵平・Andrea
Raab
出 版 社
朝日出版
価 格
2,300円
ISBN
978-4-255-25322-0
【備考】
毎回課される宿題をしっかり行い、授業に積極的に参加すること。そのためにはまず授業中に説明
する独和辞典の引き方を理解しなければならない。
-351-
フランス語(中級Ⅰ)
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:楠瀬 正浩
【教育目標】
初級に続き、日常生活に密着したフランス語テキストの講読を通じて、フランス語文法をより深く
理解し、あわせてより高度な読解力と会話能力を習得する。同時にフランス文化一般にたいするより
多くの知識を身につける。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
到 達 目 標
Unite 1 Bonjour Madame
Unite 1 Dans le Quartier Latin
Unite 1 Dans le Quartier Latin
Unite 2
2
2
3
3
3
4
4
4
5
5
5
Unite
Unite
Unite
Unite
Unite
Unite
Unite
Unite
Unite
Unite
Unite
Les deux amis
Un Anglais a Paris
Un Anglais a Paris
Philippe a la poste
La jolie robe
La jolie robe
Nathalie appelle un taxi
Dans le taxi
Dans le taxi
L'addition, s'il vous plait
L'addition, s'il vous plait
L'addition, s'il vous plait
不定冠詞、定冠詞、名詞の性数を習得する。
主語人称代名詞、動詞etre、の用法を習得する。
リエゾン、アンシェヌマン、エリジョンを習得する。数字の発音を覚える。
疑問文の作り方、強勢形人称代名詞、形容詞の性数を習得する。
否定文の作り方、否定のdeの使い方を習得する。
色、特徴、国籍に関する表現を身につける。
第一群規則動詞、指示形容詞の形態と用法を習得する。
第二群規則動詞、所有形容詞の形態と用法を習得する。
数詞の復習と文具、郵便に関する表現を身につける。
代表的不規則動詞の活用を身につける。
非人称主語、命令法の用法を身につける。
天候と気候、ならびに公共施設に関する表現を身につける。
直接目的格人称代名詞と比較級を習得する。
間接目的格人称代名詞と最上級を習得する。
暦と食事に関する表現を身につける。
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回予習復習を怠ることなく、また随時配布する予定のプリント類にも確実に目をとおしておくこと。
【評価方法】
各課ごとの練習問題に基づいた小テストと、会話練習の成果を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
アミカルマン
著 者
澤田 直之
リリアンヌ・ラタンジオ
黒川 学
出 版 社
駿河台出版社
価 格
2,500円
ISBN
978-4-411-01093-3
出 版 社
白水社
価 格
3,500円
ISBN
978-4-560-00230-8
【参考書】
書 名
フランス語ハンドブック
著 者
新倉 俊一 ほか六
名
【備考】
新聞、テレビなどで報道されるフランス関係のニュースや番組には積極的に目を通しておいてくだ
さい。
-352-
フランス語(中級Ⅱ)
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:楠瀬 正浩
【教育目標】
初級に続き、日常生活に密着したフランス語テキストの講読を通じて、フランス語文法をより深く
理解し、あわせてより高度な読解力と会話能力を習得する。同時にフランス文化一般にたいするより
多くの知識を身につける。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
Unite 6
L'interview d'un
champion
Unite 6 Le cours de tennis
Unite
Unite
Unite
Unite
Unite
Unite
Unite
Unite
Unite
Unite
Unite
Unite
Unite
6 Le cours de tennis
7 A la cinematheque
7 Apres le film
7 Apres le film
8 Philippe a Nancy
8 Cher Philippe
8 Cher Philippe
9 Le programme des visites
9 Le diner en famille
9 Le diner en famille
10 Une invitation
10 La fin des vacances
10 La fin des vacances
到 達 目 標
代名動詞と疑問形容詞について形態と用法を習得する。
スポーツならびに事務手続きに関する表現を習得する。
勧誘、質問、許可に関する表現を身につける。
助動詞avoirを用いる複合過去の形態と用法を身につける。
助動詞etreを用いる複合過去の形態と用法を身につける。
メディア、スペクタクルに関する表現を習得する。
半過去、関係代名詞の形態、用法を身につける。
強調構文の構造、受動態の形態と用法を身につける。
大学生活、またコンピュータに関する表現を習得する。
単純未来形の形態と用法を身につける。
ジェロンディフ、感嘆文の作り方、用法を身につける。
観光ならびに家庭生活に関する表現を習得する。
条件法現在の形態と用法を理解し、いくつかの表現形態を身につける。
接続法の形態と用法を理解し、いくつかの表現形態を身につける。
ホテル利用、仕事に関する表現を習得する。
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回予習復習を怠ることなく、また随時配布する予定のプリント類にも確実に目をとおしておくこと。
【評価方法】
各課ごとの練習問題に基づいた小テストと、会話練習の成果を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
アミカルマン
著 者
澤田 直之
リリアンヌ・ラタンジオ
黒川 学
出 版 社
駿河台出版社
価 格
2,500円
ISBN
978-4-411-01093-3
出 版 社
白水社
価 格
3,500円
ISBN
978-4-560-00230-8
【参考書】
書 名
フランス語ハンドブック
著 者
新倉 俊一 ほか六
名
【備考】
新聞、テレビなどで報道されるフランス関係のニュースや番組には積極的に目を通しておいてくだ
さい。
-353-
中国語(中級Ⅰ)
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:劉 素英
【教育目標】
この授業では、一年生の時に習得した中国語の基礎知識をふまえて、中国語の常用会話の勉強をす
る。
「話す」
「聞く」
「訳す」などの練習を通じて、
中国語の表現力を高め、中国語の基礎知識を身につけ、
中国の文化にふれることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
項 目
ガイダンス及び基礎知識の
復習
第一課 中国に行こう
(本文とポイント)
第一課 中国に行こう
(会話と練習問題)
第二課 ウーロン茶を飲も
う(本文とポイント)
第二課 ウーロン茶を飲も
う(会話と練習問題)
第 三 課 友 達 を つ く ろ う
(本文とポイント)
第 三 課 友 達 を つ く ろ う
(会話と練習問題)
復習
第四課 長城に登ろう
(本文とポイント)
第四課 長城に登ろう
(会話と練習問題)
第 五 課 漢 字 を 覚 え よ う
(本文とポイント)
第 五 課 漢 字 を 覚 え よ う
(会話と練習問題)
第六課 街を歩こう
(本文とポイント)
第六課 街を歩こう
(会話と練習問題)
まとめ
試験
到 達 目 標
授業内容や目的、進み方、履修上の注意、用意するものを確認する。さらに
中国語の発音と基礎知識を復習し、正しくピンインを読める。
本文を正確な発音で読める上、可能・義務を表す助動詞、主述述語文の使い
方を覚える。
正確な発音で流暢に会話することができ、ポイントに関する練習問題を完成
する。
本文を正確な発音で読める上、原因と逆接の接続詞、文末助詞の使い方を覚
える。
正確な発音で流暢に会話することができ、ポイントに関する練習問題を完成
する。
本文を正確な発音で読める上、「是~的」、方法と理由を表す疑問詞の使い方
を覚える。
正確な発音で流暢に会話することができ、ポイントに関する練習問題を完成
する。
第一、二、三課で習った重要語句・文法などを復習し、さらに理解を深め、
覚える。
本文を正確な発音で読める上、
「了」の三つの用法、副詞「就」の使い方を覚える。
正確な発音で流暢に会話することができ、ポイントに関する練習問題を完成
する。
本文を正確な発音で読める上、結果補語、仮定表現、感覚表現の使い方を覚
える。
正確な発音で流暢に会話することができ、ポイントに関する練習問題を完成
する。
本文を正確な発音で読める上、存現文、「又~又~」、「~ながら」の表現の使
い方を覚える。
正確な発音で流暢に会話することができ、ポイントに関する練習問題を完成
する。
これまで習った内容、特に各課のポイントをまとめて復習し、練習問題を解
くなどを通じて、理解を深めて覚える。
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回授業の終了時に授業内容に応じて予習・復習内容を指示するので、次回の授業までに指示した
内容を必ず完成しておくこと。
【評価方法】
期末試験の成績と勉強姿勢(授業参加の積極性、小テストの成績、宿題の完成状況など)で総合評
価する。
【テキスト】
書 名
『中国語さらなる一歩』
著 者
尹 景春他
出 版 社
白水社
-354-
価 格
2,200円
ISBN
978-4-560-06905-9 C3887
中国語(中級Ⅱ)
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:劉 素英
【教育目標】
この授業では、一年生の時に習得した中国語の基礎知識をふまえて、中国語の常用会話の勉強をす
る。
「話す」
「聞く」
「訳す」などの練習を通じて、
中国語の表現力を高め、中国語の基礎知識を身につけ、
中国の文化にふれることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
項 目
ガイダンス及び基礎知識の
復習
第七課 映画を見よう(本
文とポイント)
第七課 映画を見よう(会
話と練習問題)
第 八 課 シ ル ク を 買 お う
(本文とポイント)
第 八 課 シ ル ク を 買 お う
(会話と練習問題)
第 九 課 中 華 を 食 べ よ う
(本文とポイント)
第 九 課 中 華 を 食 べ よ う
(会話と練習問題)
復習
第 十 課 太 極 拳 を 習 お う
(本文とポイント)
第 十 課 太 極 拳 を 習 お う
(会話と練習問題)
第十一課 水滸伝を楽しも
う(本文とポイント)
第十一課 水滸伝を楽しも
う(会話と練習問題)
第十二課 春節を過ごそう
(本文とポイント)
第十二課 春節を過ごそう
(会話と練習問題)
まとめ
試験
到 達 目 標
授業内容や目的、進み方、履修上の注意、用意するものを確認。さらに中国
語の発音と基礎知識を復習し、それを再確認し、覚える。
本文を正確な発音で読める上、状態持続の「着」、副詞「再」、部分否定の使
い方を覚える。
正確な発音で流暢に会話することができ、ポイントに関する練習問題を完成
する。
本文を正確な発音で読める上、方向補語、使役表現、疑問詞の不定法の使い
方を覚える。
正確な発音で流暢に会話することができ、ポイントに関する練習問題を完成
する。
本文を正確な発音で読める上、可能補語、強調表現の使い方を覚える。
正確な発音で流暢に会話することができ、ポイントに関する練習問題を完成
する。
第七、八、九課で習った重要語句・文法などを復習し、さらに理解を深め、
覚える。
本文を正確な発音で読める上、推測を表す「会」、「~了~了」の表現などの
使い方を覚える。
正確な発音で流暢に会話することができ、ポイントに関する練習問題を完成
する。
本文を正確な発音で読める上、結果補語、受け身表現 の使い方を覚える。
正確な発音で流暢に会話することができ、ポイントに関する練習問題を完成
する。
本文を正確な発音で読める上、
「快~了」の用法、前置詞「把」の使い方を覚える。
正確な発音で流暢に会話することができ、ポイントに関する練習問題を完成
する。
これまで習った内容、特に各課のポイントをまとめて復習し、練習問題を解
くなどを通じて、理解を深め、覚える。
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回授業の終了時に授業内容に応じて予習・復習内容を指示するので、次回の授業までに指示した
内容を必ず完成しておくこと。
【評価方法】
期末試験の成績と勉強姿勢(授業参加の積極性、小テストの成績、宿題の完成状況など)で総合評
価する。
【テキスト】
書 名
『中国語さらなる一歩』
著 者
尹 景春他
出 版 社
白水社
-355-
価 格
2,200円
ISBN
978-4-560-06905-9 C3887
イタリア語(中級Ⅰ)
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:楠瀬 正浩
【教育目標】
平易なイタリア語のテキストのヒヤリング、講読を通じて、イタリア語の基本的な会話能力、文法的
知識、読解力の養成を図る。あわせてイタリア文化一般に対する理解を深める。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
Lezione 9 Un viaggio virtuale
半過去の意味と用法を説明できる。essere,avere,fareを半過去で活用させることができる。
2
Lezione 9 Un viaggio virtuale
大過去の意味と用法を説明できる。近過去と大過去の組み合わせによる複数の表現パ
ターンを身につける。
3
Lezione 9 Un viaggio virtuale
インターネットを使用する上で頻繁に使われるイタリア語の語彙を身につける。半過
去と近過去の使い分けの原理を説明できる。
4
Lezione 10 Un'opera lirica
直接法未来の作り方を習得する。essere,avereなど基本的な不規則動詞を未来時制で活
用することができる。
5
Lezione 10 Un'opera lirica
予定・意志あるいは推量・推測の意味における未来時制の用法を習得し、それぞれの
場合における基本的な例文を身につける
6
Lezione 10 Un'opera lirica
基本的な優等比較級の作り方を習得するとともに、例外的な比較級を有する形容詞
buonoと副詞beneの使用例を覚える。preferireを使うことができる。
7
Lezione 10 Un'opera lirica
オペラを観劇する上で必要となる表現と語彙を身につける。prendere, partireを未来形
で活用することができる。
8
Lezione 11 Per la strada
命令法の作り方と使用例を身につける。命令法に接続法の形を使用する基本的な動詞
の使用例を身につける。
9
Lezione 11 Per la strada
否定命令の基本的なパターンを身につける。tuに対する命令形とtu以外の人称に対す
る命令形の作り方の違いを説明できる。
10
Lezione 11 Per la strada
ジェルンディオの意味と用法を説明できる。ジェルンディオを使用した現在進行形の
例文を作ることができる。
11
Lezione 11 Per la strada
道の尋ね方を身につける。エコロジー、環境問題に関する表現と語彙を記憶する。
parlare,fare, avereのジェルンディオの例文を作ることができる。
12
Lezione 12 Dal medico
条件法の意味と用法を習得し、基本的な不規則動詞の条件法の活用を記憶する。
13
Lezione 12 Dal medico
語気の緩和、実現の困難性あるいは不可能性、個人的見解あるいは推測のために使用
される条件法の用法を習得する。
14
Lezione 12 Dal medico
volereとpiacereの条件法の形態に習熟し、それぞれの場合における例文を作ることが
できる。
15
Lezione 12 Dal medico
事故、病気などのトラブルに対処するためのイタリア語の表現を身につける。条件法
を用いて人と対話をすることができる。
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回予習復習を怠ることなく、また随時配布する予定のプリント類にも目をとおしておくこと。
【評価方法】
各課ごとの練習問題に基づいた小テストと、会話練習の成果を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
新 ア・ゾンゾ
著 者
一ノ瀬俊一
出 版 社
朝日出版社
価 格
2,100円
ISBN
978-4-255-55302-3
著 者
小林 惺
出 版 社
白水社
価 格
2,400円
ISBN
978-4-560-00392-3
【参考書】
書 名
イタリア語文法ハンドブック
【備考】
新聞、テレビなどで報道されるイタリア関係のニュースや番組には積極的に目を通しておくこと。
-356-
イタリア語(中級Ⅱ)
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:楠瀬 正浩
【教育目標】
平易なイタリア語のテキストのヒヤリング、講読を通じて、イタリア語の基本的な会話能力、文法
的知識、読解力の養成を図る。あわせてイタリア文化一般に対する理解を深める。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
Unita 6 I giovani e lo studio
単純未来形と先立未来形の形態と用法を習得する。sapereとconoscereの活用を覚える。
それぞれの動詞の使い分けることができる。
2
Unita 6 I giovani e lo studio
近い未来における計画、予想、約束をイタリア語で表現することができる。電話での
応答の仕方を習得する。
3
Unita 6 I giovani e lo studio
前置詞と定冠詞の縮約の仕方を説明し、そのさまざまなパターンに対応することがで
きる。天候を言い表すことができる。
4
Unita 7 Abitudini quotidiane
再帰動詞の再帰的用法と相互的用法を学び、それぞれの表現のパターンを身につける。
5
Unita 7 Abitudini quotidiane
日常生活の習慣的な行為の言い表し方を習得する。イタリア語で人に助力を求める、
あるいは助力を申し出ることができる。
6
Unita 7 Abitudini quotidiane
レストランでの注文の仕方を会話を身につける。イタリア料理に関する語彙を習得する。
7
Unita 8 Ricordi
半過去の形態と意味を習得し、回想による過去の記述的表現を身につける。基本的な
動詞 andare, essere, tornareなどの活用を記憶する。
8
Unita 8 Ricordi
大過去と半過去あるいは近接過去との関係を説明できる。過去の習慣について語るこ
とができる。
9
Unita 8 Ricordi
とりわけ工業製品の分野におけるイタリアの過去と現在について、現在形と半過去を
使用して変化を語ることができる。
10
Unita 9 Negozi-Vestiti
単純時制における直接目的補語の使い方を身につける。意志の表現、要求の表現を習
得する。
11
Unita 9 Negozi-Vestiti
複合時制における直接目的補語の使い方を身につける。疑いの表現、仮定の表現を習
得する。
12
Unita 9 Negozi-Vestiti
部分代名詞neの意味と用法を説明できる。人に抗議するためのイタリア語の表現を身
につける。
13
Unita 10 Tempo libero
間接目的補語人称代名詞の形態を習得する。動詞piacereの使い方を習得し、さまざま
な状況下での使い方を身につける。
14
Unita 10 Tempo libero
動詞dispiacereの使い方を習得し、さまざまな状況下での使い方を身につける。判断、
感謝に関するイタリア語の言い回しを習得する。
15
Unita 10 Tempo libero
嗜好に関する言い回しを身につけ、条件法を使用して丁寧に人に好意的な行為を求め
るための表現を習得する。
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
毎回予習復習を怠ることなく、また随時配布する予定のプリント類にも目をとおしておくこと。
【評価方法】
各課ごとの練習問題に基づいた小テストと、会話練習の成果を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
新 ア・ゾンゾ
著 者
一ノ瀬俊一
出 版 社
朝日出版社
価 格
2,100円
ISBN
978-4-255-55302-3
著 者
小林 惺
出 版 社
白水社
価 格
2,400円
ISBN
978-4-560-00392-3
【参考書】
書 名
イタリア語文法ハンドブック
【備考】
新聞、テレビなどで報道されるイタリア関係のニュースや番組には積極的に目を通しておくこと。
また教科書が終了した段階でプリントを多く使用する予定です。
-357-
スペイン語(中級Ⅰ)
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:糟谷知香江
【教育目標】
スペイン語でのコミュニケーションに必要な知識を学ぶ。文法はもちろん、スペイン語が用いられ
ている国々の文化にも触れ、スペイン語圏の人々とコミュニケーションできるようになることを目標
とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
ガイダンス
間接目的格人称代名詞
動詞dar, traer, decir
比較表現(1)
比較表現(2)
動詞gustar
gustar型動詞
比較表現(3)
動詞doler
動詞estarの用法をまとめる
動詞serの用法をまとめる
感嘆文
義務を表す表現
不定語と否定語
まとめ
期末試験
到 達 目 標
授業の進め方について理解する。スペイン語初級Ⅱで学んだことを確認する。
間接目的格人称代名詞を使えるようになる。
動詞dar, traer, decirの直説法現在の活用を覚える。
形容詞の比較表現を使えるようになる。衣服について言うことができる。
最上級の表現を使えるようになる。色について言うことができる。
動詞gustarを使えるようになる。
gustar型動詞を使えるようになる。
副詞の比較表現を使えるようになる。余暇活動について言うことができる。
動詞dolerを使えるようになる。体の部分の名称を言うことができる。
動詞estarの用法を整理する。体調・感情について表現できるようになる。
動詞serの用法を説明できる。
感嘆文を使えるようになる。
義務を表す表現を使えるようになる。
不定語と否定語を使えるようになる。
これまでの文法事項を整理して覚える。
期末試験を実施する。
【準備学習】
前回の授業内容を中心とした小テストを実施するので、テスト範囲を必ず確認し、十分に準備して
授業に臨むこと。
【評価方法】
期末試験、小テスト、レポート、授業態度から総合的に評価する。出席を重視する。
【テキスト】
書 名
Entre amigos
著 者
Equipo para la elaboracion
de manuales de espanol
出 版 社
朝日出版社
価 格
ISBN
2,400円
(税別) 978-4-255-55032-9
【参考書】
書 名
プログレッシブスペイン語辞典
著 者
出 版 社
小学館
【備考】
スペイン語初級Ⅱの単位取得者を対象とする。
-358-
価 格
ISBN
4-09-515522-1
スペイン語(中級Ⅱ)
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:糟谷知香江
【教育目標】
スペイン語でのコミュニケーションに必要な知識を学ぶ。文法はもちろん、スペイン語が用いられ
ている国々の文化にも触れ、スペイン語圏の人々とコミュニケーションできるようになることを目標
とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
直説法点過去(1)
直説法点過去(2)
所有詞後置形
直説法線過去(1)
直説法線過去(2)
関係代名詞
不定詞の用法
進行形
直説法現在完了
直説法未来
命令形
接続法(1)
接続法(2)
まとめ
期末試験
到 達 目 標
授業の進め方について理解する。スペイン語中級Ⅰで学んだことを確認
する。
直説法点過去の規則活用を覚える。
直説法点過去の不規則活用を覚える。
所有詞の後置形を使えるようになる。
時を表す表現を言えるようになる。
直説法線過去の規則活用を覚える。
直説法線過去の不規則活用を覚える。
関係代名詞を使えるようになる。
不定詞を使えるようになる。
現在分詞と進行形を使えるようになる。
過去分詞と直説法現在完了を使えるようになる。
直説法未来の規則活用を覚える。
命令形を使えるようになる。
接続法現在の規則活用を覚える。
接続法過去の規則活用を覚える。
これまでに学習した文法事項について理解を深める。
期末試験を実施する。
【準備学習】
前回の授業内容を中心とした小テストを実施するので、テスト範囲を必ず確認し、十分に準備して
授業に臨むこと。
【評価方法】
期末試験、小テスト、レポート、授業態度から総合的に評価する。出席を重視する。
【テキスト】
書 名
Entre amigos
著 者
Equipo para la elaboracion
de manuales de espanol
出 版 社
朝日出版社
価 格
ISBN
2,400円
(税別) 978-4-255-55032-9
【参考書】
書 名
プログレッシブスペイン語辞典
著 者
出 版 社
小学館
【備考】
スペイン語(中級Ⅰ)の単位取得者を対象とする。
-359-
価 格
ISBN
4-09-515522-1
コリア語(中級Ⅰ)
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:金成 綾
【教育目標】
用言の活用について理解を深めるとともに、今まで学習してきた基礎知識をさらに活用するための
力を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
到 達 目 標
動詞・形容詞の終止形
基本的な動詞・形容詞の終止形について、終声(パッチム)との関係に
注意しながら使い方を習得し、活用できるようになる。
[U]変則
U変則の仕組みについて説明できる。
[T]変則
T変則の仕組みについて説明できる。
[P]変則
P変則の仕組みについて説明できる。
[RU]変則・その他変則
RU変則・その他変則の仕組みについて説明できる。
L語幹の用言
「L語幹の用言」の活用について他語幹用言と比較し、仕組みについて説
明できる。
用言の過去表現(1)
語幹末の母音が陽母音の場合の過去表現を会話の中で応用できるように
なる。動詞の語彙を増やして、具体的に会話の中で使えるようになる。
用言の過去表現(2)
語幹末の母音が陽母音以外の場合の過去表現を会話の中で応用できるよう
になる。動詞の語彙を増やして、具体的に会話の中で使えるようになる。
願望を表す表現・会話
語尾活用を通して豊かな表現力を身につける。時間を表わす表現を習得
し、日記が書けるようになる。
自分の予定・推測を表す表現
語尾活用を通して豊かな表現力を身につける。
動作の進行・状態の継続を表わ 語尾活用を通して豊かな表現力を身につける。
す表現・会話
買い物の表現
買い物の表現を通して、数字の使い方を復習する。
動詞・形容詞の並列・反対表現 動詞・形容詞の並列・反対表現を通して、自分の気持ちや周りの様子を
上手に表現できるようになる。
動詞・形容詞の比較表現、会話 動詞・形容詞の比較・否定表現を通して、上手に会話できるようになる。
形容詞の語彙を増やして、具体的に会話の中で使えるようになる。
まとめ
これまで学習してきた内容について、特に変則について総括的にまとめる。
試験
試験を実施する。
【準備学習】
毎回必ず予習・復習をしてくること。授業で出された課題は必ず提出すること。
【評価方法】
期末試験と授業態度(課題提出を含む)
・小テストに基づいて総合的に評価する。また、出席も重
視する。
【テキスト】
書 名
新・チャレンジ!韓国語
著 者
金 順玉、阪堂千津子
出 版 社
白水社
【備考】
コリア語(初級Ⅰ,Ⅱ)を履修していることが望ましい。
-360-
価 格
ISBN
2,415円(税込) 978-4-560-01783-8
コリア語(中級Ⅱ)
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:金成 綾
【教育目標】
前期で学習した用言の活用についてさらに理解を深める。日本語とは異なる連体形について、動詞・
形容詞を比較しながら、会話の中で活用できることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
到 達 目 標
相手の意思をたずねる表現
丁寧な命令表現
相手の意思をたずねる表現を具体的に会話の中で使えるようになる。
母音語幹・子音語幹を区別しながら丁寧な命令表現の違いを説明することが
できる。丁寧な命令表現を具体的に会話の中で使えるようになる。
可能・不可能表現
可能・不可能表現を具体的に会話の中で使えるようになる。
発音ルール(5)
口蓋音化、N挿入について、繰り返し練習することによって発音が上手にでき
るようになる。
[S]変則
S変則の仕組みについて説明できる。
[H]変則
H変則の仕組みについて説明できる。
語尾活用(1)
様々な語尾活用を具体的に会話の中で使えるようになる。
語尾活用(2)
様々な語尾活用を通して豊かな表現力を身につける。
原因・理由・根拠の表現
原因・理由・根拠を表す表現についての学習を通して変則表現を身につけ、
会話の中で使いわけることができる。
動詞・存在詞の連体形(1) 動詞・存在詞の現在連体形の表現を具体的に会話の中で使えるようになる。
動詞・存在詞の連体形(2) 動詞・存在詞の過去連体形の表現を具体的に会話の中で使えるようになる。
動詞・存在詞の連体形(3) 動詞・存在詞の未来・回想連体形の表現を具体的に会話の中で使えるように
なる。
形 容 詞・ 指 定 詞 の 連 体 形 形容詞・指定詞の現在連体形を具体的に会話の中で使えるようになる。
(1)
形 容 詞・ 指 定 詞 の 連 体 形 形容詞・指定詞の過去連体形を具体的に会話の中で使えるようになる。
(2)
まとめ
これまで学習してきた内容について、特に連体形について総括的にまとめる。
試験
試験を実施する。
【準備学習】
毎回必ず予習・復習をしてくること。授業で出された課題は必ず提出すること。
【評価方法】
期末試験と授業態度(課題提出を含む)
・小テストに基づいて総合的に評価する。また、出席も重
視する。
【テキスト】
書 名
新・チャレンジ!韓国語
著 者
金 順玉、阪堂千津子
出 版 社
白水社
【備考】
コリア語(中級Ⅰ)を履修していることが望ましい。
-361-
価 格
ISBN
2,415円(税込) 978-4-560-01783-8
資格英語Ⅶ
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:菊池 武
【教育目標】
中級レベルの学生を対象とし、多くの演習問題を解きながら、Test Tips and Strategies を身につけ、
資格テストでより高い得点をとることを目標とします。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
項 目
1-Listening Part 1
2-Listening Part 2
3-Listening Part 3
4-Listening Part 4
5-Reading Part 5
6
7
6-Reading Part 6
7-Reading Part 7
8
9
8-Listening Part 1
9-Listening Part 2
10
11
12
13
14
15
試験
10-Listening Part 3
11-Listening Part 4
12-Reading Part 5
13-Reading Part 6
14-Reading Part 7
Review & Check
到 達 目 標
Photographs Using the photo to predict what you will hear
Question-Response Thinking about the meaning of factual questions
Conversations Skimming to predict the context before listening
Talks Skimming to predict the context before listening
Incomplete Sentences Identifying the part of speech and Using your time
wisely
Text Completion Using context to choose the correct verb form and meaning
Part 7: Reading Comprehension Scanning the questions to decide which ones
to answer first
Photographs Listening for the correct verb
Question-Response Becoming familiar with different ways of answering direct
questions
Conversations Being aware of same word distractors
Talks Becoming familiar with different kinds of "what' questions
Incomplete Sentences Choosing gerunds and infinitives correctly
Text Completion Choosing the correct part of speech: adjectives and adverbs
Reading Comprehension Using context to answer vocabulary questions
Unit 1-14 Unit 1-14 の学習内容の理解度を確認する。
【準備学習】
必ず予習をして、解答しておくこと。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し、評価する。
【テキスト】
書 名
著 者
Tactics for TOEIC: Listening Grant Trew
and Reading Test
出 版 社
Oxford
価 格
2,600円
ISBN
978019452953-2
出 版 社
国際ビジネスコミュ
ニケーション協会
価 格
2,940円
ISBN
978-4906033386
【参考書】
書 名
TOEICテ ス ト 新 公 式 問 題 集
〈Vol.3〉
著 者
Educational Testing
Service
【備考】
予習の際、前回のFurther Study を必ずやっておくこと。
-362-
資格英語Ⅷ
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:菊池 武
【教育目標】
中級レベルの学生を対象とし、多くの演習問題を解きながら、Test Tips and Strategies を身につけ、
資格テストでより高い得点をとることを目標とします。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
項 目
15-Listening Part 1
16-Listening Part 2
17-Listening Part 3
18-Listening Part 4
19-Reading Part 5
20-Reading Part 6
21-Reading Part 7
22-Listening Part 1
23-Listening Part 2
24-Listening Part 3
25-Listening Part 4
12
13
14
26-Reading Part 5
27-Reading Part 6
28-Reading Part 7
15
試験
Review & Check
到 達 目 標
Photographs Listening carefully to every detail
Question-Response Becoming familiar with time and location structures
Conversations Using vocabulary clues to infer meaning
Talks Becoming familiar with re-statements
Incomplete Sentences Improving your knowledge of suffixes and prefixes
Text Completion Using clues in the question to help you choose
Reading Comprehension Learning how to answer "not" questions
Photographs Listening for the correct prepositions
Question-Response Becoming familiar with language used in offers
Conversations Becoming familiar with polite ways of saying "no"
Talks Becoming familiar with restatements involving "how" and "why"
questions
Incomplete Sentences Improving your knowledge of pronouns
Text Completion Choosing the correct word: prepositions and conjunctions
Reading Comprehension Learning how to answer questions dealing with
charts
Unit 15-28 Unit 15-28 の学習内容の理解度を確認する。
【準備学習】
必ず予習をして、解答しておくこと。
【評価方法】
授業での参加度(積極的に英語でコミュニケーションしようとする態度)、QUIZ(授業内に行われ
る小テスト)と各授業での目標達成度を総合的に判断し評価する。
【テキスト】
書 名
著 者
Tactics for TOEIC: Listening Grant Trew
and Reading Test
出 版 社
Oxford
価 格
2,600円
ISBN
978019452953-2
出 版 社
国際ビジネスコミュ
ニケーション協会
価 格
2,940円
ISBN
978-4906033409
【参考書】
書 名
TOEICテ ス ト 新 公 式 問 題 集
〈Vol.4〉
著 者
【備考】
予習の際、前回のFurther Study を必ずやっておくこと。
-363-
自由論(意志と行為)-自由な行為の可能性-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:久呉 高之
【教育目標】
人間は、
意識を有するかぎり、
必ず何かを「して」いる(身体の静止や心の活動を含めて)が、
「行為」
と呼ばれるに値するのは「自由な行為」だけであろう。しかし、行為を定める「意志」それ自身が自
由でなければ、どんな行為も(厳密な意味では)
「自由」でない。本講義は、哲学的な自由論として、
いかなる意味で自由は可能であるかを考え、見定めることを目標とする。それは取りも直さず「生き
ることの意味への問い」なのだ。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
自由と「べき」(序論)
「自由」の哲学的意味と他の意味との区別にもとづき、自由の欠如とはどのような事態で
あるかを説明できる。
2
日常的意味における
「自由」 常識で「自由」の意味として通用している「したいようにしうる」が、かえって「強制」
を含意することを説明できる。
3
意志の自由
前項をふまえて、真の自由は意志それ自身の自由であることとその含意とを説明できる。
4
行為の本質
意図的行為に「意志」は必要でないとする現代哲学の考え方を説明し、それについて批
判的に論ずることができる。
5
意志の内的行為
6
行為の原因
意志の内的行為がそれ自身、他の意図的行為の原因をなすような意図的行為であること
を説明できる。
7
他行為可能性 1
意志の「無原因性」から帰結する他行為可能性について、それが自由の必要条件である
かどうかについて論ずることができる。
8
他行為可能性 2
他行為可能性の原理を打ち破るかにみえる近現代の哲学的議論について、批判的に論ず
ることができる。
9
無差別の自由
意志の無原因性から帰結する無差別的選択について、それが真の自由には程遠いことを
説明できる。
10
意志の自己立法 1
無差別の自由でない自由がいかにして可能であるか、カント自由論を手がかりに論ずる
ことができる。
11
意志の自己立法 2
カントにおける「意志の自己立法」の概念を説明し、そこから生ずる諸問題について論
ずることができる。
12
自律としての自由 1
前項で見定めた諸問題を、
「無差別の自由」
に陥らない仕方で解決しうることを説明できる。
13
自律としての自由 2
自律における他行為可能性を確保しつつ、他律における自由という最後の問題の解決に
ついて説明できる。
14
まとめ 1
授業で扱った諸問題(第1回~第8回)の要点について説明し、自らの視点で論ずるこ
とができる。
15
まとめ 2
授業で扱った諸問題(第9回~第13回)の要点について説明し、自らの視点で論ずるこ
とができる。
試験
「しようとする」の言語分析をふまえて、意志の内的行為が意図的行為の本質であること
を説明できる。
試験は実施しない。
【準備学習】
シラバスにもとづき、次の授業のテーマに関連ある箇所を参考書で調べておく。
【評価方法】
受講態度と、毎回配布するプリントへの書き込みとで評価する。出席を重視する。
【テキスト】
毎回配布するプリントを教材とする。
【参考書】
書 名
自由と行為
(現代カント研究6)
著 者
久呉高之
湯浅正彦編著
出 版 社
晃洋書房
価 格
3,200円(税別)
ISBN
4-7710-0953-8
【備考】
授業内容について不明な点を参考書等で調べ、それでも不明な場合は質問すること。
-364-
日本の思想と文化 ―古代の神社と仏教―
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:斎藤 正昭
【教育目標】
日本の思想と文化の形成に際して、大きな影響力をもった古代を代表する神社・寺・始祖について
の基礎知識を習得した上で、その内容、及び背景の一端を説明できることを目標とする。また、ビデ
オ・写真等の副教材を見ることで、古代世界をより身近に認識する一助とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
思想・文化とは何か
2
出雲大社と鉄
3
天照大神と三種の神器
4
伊勢神宮と伊勢斎宮
5
聖徳太子信仰と法隆寺
6
菅原道真と天神信仰
7
賀茂神社と葵祭
8
吉野信仰と藤原道長
9
住吉信仰と住吉大社
10
塩釜神社と塩
11
13
仏教とは何か
―釈迦の教え―
仏教の悟りとは何か
―禅の教え―
真言宗と空海
14
天台宗と智者大師
15
天台宗と最澄
12
試験
試験
到 達 目 標
思想・文化とは何かを辞書的に確認し、説明できる。人類発生の歴史のビデオを見て、
思想・文化に対する認識を深める。
古代における鉄の意味を出雲大社の例を通し、板書内容に即して説明できる。また鈴に
隠された意味も説明できる。
天照大神信仰と三種の神器について、古事記の記述等を参考にしつつ基本的知識を習得
し、その成立の背景に隠された思想の一端に触れることができる。
伊勢神宮と伊勢斎宮について、ビデオを参照しつつ基本的知識を習得し、伊勢信仰成立
の背景の一端に触れることができる。
法隆寺について基礎的知識を習得し、聖徳太子信仰確立に法隆寺建立が如何に大きな影
響を及ぼしたか、板書内容に即して説明できる。
菅原道真と天満宮についての基本的知識を習得した上で、道真は如何にして神格化され
たか、天満宮創建の由来と関連させながら、その謎の一端に触れることができる。
賀茂神社と葵祭についての基礎知識をビデオを鑑賞しながら習得し、賀茂信仰成立の背
景の一端に触れることができる。
吉野信仰について、ビデオを参照しつつ基本的知識を習得し、その成立の背景に隠され
た謎に迫る。また、王朝時代大流行した御嶽精進について、道長の吉野詣を介してその
一端に触れることができる。
住吉大社についての基礎知識を確認した上で、住吉信仰成立の背景の謎の一端に触れる
ことができる。
塩釜神社についての基礎知識を確認した上で、藻塩刈神事を手がかりとして、古代にお
ける塩の重要性の一端に触れることができる。
仏教の開祖釈迦の教えは何であったか、釈迦の生涯を辿りながら認識を深めることがで
きる。
仏教の悟りとは何か、ダルマから始まる禅宗の流れを通して認識を深めることができる。
平安時代における二大仏教となった天台宗と真言宗のうち、真言宗について、そのルー
ツと空海の人生を踏まえつつ、その成立の背景の一端に触れることができる。
平安時代における二大仏教となった天台宗と真言宗のうち、天台宗について、智者大師・
天台山等を踏まえつつ、天台宗成立の背景の一端に触れることができる。
平安時代における二大仏教となった天台宗と真言宗のうち、天台宗について、最澄・比
叡山等を踏まえつつ、天台宗成立の背景の一端に触れることができる。
試験を実施する。
【準備学習】
授業のテーマやキーワードについて調べて、常識的な予備知識を確認する。さらに図書館等を利用
し、自分なりの考え方を深めておく。
【評価方法】
持ち込み不可で行う期末試験の結果から評価する。
【参考書】
書 名
①古代の鉄と神々
②よみがえった古代の色
―万葉・風土記の黄と赤―
著 者
①真弓常忠
②金子 晋
出 版 社
①学生社
②学生社
-365-
価 格
①1,800円
②1,800円
ISBN
①0021-201100-1017
②4-311-20155-9
小説論 -小説の登場人物、語り手、作者-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:大内 和子
【教育目標】
小説とはどのような芸術ジャンルであり、どんな歴史的展開を辿り、どんな傑作群によって特徴づ
けられるのかを理解する。特に、小説の重要な要素の一つである「語り手」について、小説の語り手
の種類や役割、異なる語り手を組合わせる効果、語り手と作者および読者との関係などを、18世紀ヨー
ロッパから現代日本までの小説を視野に入れて実例に基づいて考察し、小説への理解を深める。
【授業計画】
No.
項 目
1
イントロダクション
3
小説の語り手
4
5
一人称小説の面白さ
告白のレトリック
6
怪奇小説と告白体
7
書簡体小説
8
多数の書き手による書簡体小
説
9
10
三人称小説の多様性
何でも知っている語り手
11
特定の人物についてのみ知っ
ている語り手
12
どの人物についてもよく知ら
ない語り手
13
語り手を組合わせる
14
語り手の選択と小説世界の関
係
まとめ
試験
2
15
試験
小説の諸要素
到 達 目 標
小説について各自の持っているイメージや経験を説明できる。
小説はどのような要素から成り立っているか、必要不可欠な要素は何かについて説明
できる。
小説の語り手とは何か、どのような種類があるか、作者と語り手はどう違うかについ
て、具体例に即して説明できる。小説にとって語り手は必須かつ強力な道具である理
由を説明できる。
一人称小説の具体例に即し、その面白さやヴァラエティについて説明できる。
身の上話、回想、告白といった代表的な一人称の語りについて、その特色や可能性を、
具体例に即して説明できる。
多くの怪奇小説が身の上話の形態をとっている理由を、これまで学んだ一人称小説の
特徴を踏まえて説明できる。
手紙文だけで構成されるいわゆる書簡体小説の、一人称小説としての特質を、これま
で学んだ一人称小説との対比において説明できる。
多数の書き手が色々な組合せで交わす手紙からなる書簡体小説において、人物それぞ
れの思惑が成就したり挫折する過程を観察し、言葉と手紙の揮うさまざまな力を説明
できる。
自分の読書経験に照らして、三人称の語り手のさまざまな類型を挙げることができる。
三人称の語り手のうち、いわゆる全知の語り手が提示する小説世界の特徴を、具体例
に即して説明できる。
三人称の語り手のうち、特定の人物についてのみ知っている語り手の提示する小説世
界の特徴を、具体例に即して説明できる。この型の語り手と一人称の語り手との関係
について説明できる。
どの人物についてもよく知らない三人称の語り手を起用することによって生じる効
果、およびそのような語り手によって提示される小説世界の特徴を、具体例に即して
説明できる。
これまで学んだ語り手をいくつか組合わせた小説を読んで、語り手を組合わせること
から生じる効果を説明するとともに、それによって提示できる世界観やテーマについ
て、意見を述べる。
小説は語り手の選び方次第でいかに変容するか、人間関係や世界についていかに性格
の異なるモデルを提示できるかを説明できる。
小説の登場人物、語り手、作者についてこれまで学習した内容をまとめる。
試験を実施する。
【準備学習】
必ず前もって作品や資料を読んで、要点を確認し、疑問点を整理した上で、授業に臨むこと。
【評価方法】
学期末試験の成績、授業中に課す小レポート、受講態度をあわせて、総合的に評価する。
【テキスト】
なし。授業中に適宜、プリントを配布する。
【参考書】
適宜、指示する。
-366-
メルヘン論 -グリム童話を読む-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:川上 博子
【教育目標】
メルヘンは、従来文学としては二流とされてきた。しかし文学の源流のひとつである。人間の喜怒
哀楽、さまざまな経験、夢と願望などから生れ出たものである。その中には人間の核心に関わるもの
が端的に描かれている。講義では、グリム童話集の中の日本でも馴染み深いメルヘンを中心に取り上
げる。多くの人々の口から口へと語り継がれ、長い年月を生き続けてきた文芸の魅力の本質について
考察するとともに、文芸を読み解く力を養うことを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
ガイダンス・メルヘンについ 「メルヘン」という言葉の概念について考察する。小説と童話を比較し、その特徴につい
て
て説明できる。
2
ドイツの文学史におけるメル
ヘンの位置づけ
ゲーテとシラーを中心にロマン派までの歴史的背景を概観し、グリムのメルヘン集が生ま
れるまでのヨーロッパにおける文学史的流れを説明できる。
3
グリムメルヘンついて
グリム・メルヘンの特徴について解説する。グリムは誰から話を聞いたのか。グリム・メ
ルヘンの功罪について具体例を通して意見を述べることができる。
4
赤ずきんを読む(1)
グリムとペローの「赤ずきん」を比較、検討し、それぞれの結末についてし、自分の考え
を述べることができる。
5
赤ずきんを読む(2)
他の類話との比較を通じて、赤ずきん像の変遷について考察する。時代の流れとともに変
化する「赤ずきん」のパロディーの特性を検証することができる。
6
シンデレラを読む(1)
グリム・メルヘンにおける反復の手法について、具体例を挙げて説明できる。
7
シンデレラを読む(2)映画
上映
グリムとディズニーのシンデレラ像を比較、検討する。メルヘンにおけるモチーフの意味
について意見を述べることができる。
8
白雪姫を読む(1)
物語の構造を多角的に考察する。
メルヘンで好まれる色と数字の特徴について説明できる。
9
白雪姫を読む(2)映画上映
登場人物の描かれ方をディズニー映画との比較を中心に意見を述べることができる。
10
いばら姫を読む(1)
白雪姫の仮死といばら姫の眠りについて比較し、
その特徴についてを述べることができる。
11
いばら姫を読む(2)
メルヘンにおける時間の概念について考察し、自分の意見を述べることができる。
12
蛙の王様を読む
動物と人間の異類婚について考察し、メルヘンにおける人間と自然の関係について説明す
ることができる。
13
ヘンゼルとグレーテルを読む
登場人物の態度の豹変と物語の展開の関連性について分析することができる。
14
死神のいるグリム童話
日本人と西洋人の死生観の違いについて説明できる。
。
15
まとめ
メルヘンの機能・様式について総合的に考える。
試験
授業内容の理解度テストを行う。メルヘンを自分で解釈し、自分の言葉で的確に表現でき
るかを確認する。
試験
【準備学習】
自分の興味のある日本の昔話や世界の民話を日頃から読むように心がけること。
【評価方法】
適時、小レポートを提出してもらう。小レポートと試験でのみ評価する。
【テキスト】
授業中適宜、プリントを配布する。
【参考書】
書 名
エロティックメルヘン3000年
著 者
金成 陽一
出 版 社
講談社
【備考】
毎回の授業の要点を確認し、ノートを整理しておくこと。
-367-
価 格
1,575円
ISBN
映画論 -「演出」とはなにか-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:三浦 哲哉
【教育目標】
本講義では、映画が、その成り立ちから、サイレント時代、トーキーを経て、現代に至るまでどの
ように発展してきたか理解することを目標とする。誕生と成長、飽和と衰退という大きな流れが映画
にあったことを知り、そのうえで、現代の映像文化の特徴を理解する。とりわけ、
「演出」の概念に
着目し、俳優をいかに映し、光線をいかに捉えるかにおいて、映画がいかに多様でありえるかを様々
な具体例を通して理解し、自分で説明できるようにする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
映 画 の 誕 生: エ ジ ソ ン と
リュミエール兄弟
映画が誕生した19世紀末における西洋近代の歴史的文脈を知り、最初期の映画がどのよ
うな姿であったかを自分で説明できる。
2
映画の父、デイヴィッド・
W・グリフィス
映画の父と呼ばれ、物語映画の基礎を作ったと考えられるデイヴィッド・W・グリフィ
スの作品、
『ドリーの冒険』
『散りゆく花』を通して、映画が「モンタージュ」という編
集操作から成り立つことを自分で説明できる。
3
無声喜劇映画
第一次世界大戦後のアメリカで隆盛をみる無声喜劇映画の代表作として、チャップリン、
キートン、ロイドらの作品を通し、映画における身体的アクションの意味を説明できる。
4
1930年代のアメリカ映画
トーキー化した後のアメリカ映画が、
「夢の工場」として、優れた娯楽ジャンル映画を
作り出す過程を、フォードの西部劇、ホークスのコメディを例として説明できる。
5
戦争とプロパガンダ映画
映画が、大衆を心理的に操作する装置として国家に利用された事実をナチス・ドイツの
実例に即して説明できる。映像が観客に与える力について自分の考えをまとめ、レポー
トとして提出する。
6
リアリズム
第二次大戦後の荒廃したイタリアで花開いたネオ・レアリスモについて、代表作を見な
がらその特徴を説明できる。
7
フランス映画の巨匠
フランスの巨匠、ロベール・ブレッソンとジャン・ルノワールの映画における両極端な
「演出」がそれぞれどのような特徴を持つのか説明できる。
8
「ヌーヴェル・ヴァーグ」1
フランスで1950年代末に現れた「ヌーヴェル・ヴァーグ」がどのような運動であるか、
特に、ジャン=リュック・ゴダールの映画に即して説明できる。
9
「ヌーヴェル・ヴァーグ」2
フランスで1950年代末に現れた「ヌーヴェル・ヴァーグ」がどのような運動であるか特
にフランソワ・トリュフォーの映画に即して、理解し、自分で説明できるようにする。
10
ジョン・カサヴェテス
ジョン・カサヴェテスの映画について、スタジオの映画との違いを、
「インディペンデ
ント映画」という観点から説明できる。
11
映画とテレビとDVD
1950年代におけるテレビの普及が映画をどのように変容させたかについて、また、DVD
や衛星放送が普及する現代のメディア環境の特徴について説明できる。
12
ニュー・ハリウッド 1
1970年代以降のハリウッド映画について、ジョージ・ルーカスやスティーヴン・スピル
バーグの作品を見ながら、その特徴を説明できる。
13
ニュー・ハリウッド 2
1980年代以降のハリウッド映画について、デヴィッド・リンチやジム・ジャームッシュ
の作品を見ながら、その特徴を説明できる。
14
現代の日本映画
現代の日本映画の代表作を見て、それがわたしたちの住む社会をどのように映している
かを説明できる。
15
まとめ
これまでの講義で学んだことを、歴史の軸に沿って整理、理解し、自分の言葉で説明で
きるようになる。映画において「演出」とはなにかを、改めて考察し、レポートとして
提出する。
試験
【準備学習】
参考書を事前に読んで授業に臨むこと
【評価方法】
試験によって評価する。出席も重視する。
【テキスト】
パワーポイント資料を使用する。
【備考】
授業に出席するだけでなく、優れた映画を自分から進んで探し、DVDや映画館で積極的に鑑賞す
ることが望ましい。
-368-
史学概論 -歴史学を学ぶ意味を考える-
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:上白石 実
【教育目標】
この授業では、
歴史学の基本的な思考方法を学んだうえで、
「世界」とは何か、
「世界史」とは何か、
「世
界の中の日本」とは何か、という課題について考え、総合的な歴史知識や普遍的な歴史認識の習得を
めざす。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
史料批判を学ぶ
3
国民国家の見直し
4
5
6
7
8
9
10
11
西欧世界の相対化
世界史の始まり
大航海時代
モロ戦争
「鎖国」を見直す
倭寇的状況
「開国」を見直す
日本の近代
12
13
14
15
試験
戦後補償
歴史の記憶
歴史認識の多様性
まとめ
試験
到 達 目 標
歴史とは何か、歴史学とはどういう学問なのかを説明できる。
遣隋使に関する日本・中国の記録を素材に、史料批判について説明できる。
国民国家ともいわれる近代国家は、どのようにして作られるものなのかを説明
できる。
十字軍の事件を素材に、西欧に偏った歴史認識の危険性を説明できる。
モンゴル帝出現の意義について説明できる。
ヨーロッパ諸国のアジア「発見」
「出会い」
「侵略」について説明できる。
フィリピンにおけるキリスト教徒とイスラム教徒の対立を説明できる。
17世紀江戸幕府が採った対外政策について説明できる。
東アジア世界の民間貿易と日本への鉄炮伝来について説明できる。
ペリー来航から明治維新にかけての幕府・明治政府の対外政策を説明できる。
近代化をめざす明治政府が採った政策と、そこにおける教育の役割について説
明できる。
第二次世界大戦後、日本が行った戦後補償の実態と問題点を説明できる。
松代大本営を素材に、聞き取り調査の成果が歴史の素材になるかを説明できる。
ひとつの歴史事象に対する、複数の者の認識の違いについて説明できる。
歴史的思考方法について説明できる
試験を実施する。
【準備学習】
授業後、授業に対する自分の意見をまとめる。
【評価方法】
期末のレポート(50%)と試験(50%)で評価を出す。レポートは課題図書の報告とし、課題図
書については1回目ガイダンスの時に指示する。
【テキスト】
使用しない。授業中プリントを配布する。
【参考書】
授業中適宜指示する。
【備考】
毎回の復讐を大切にしてください。また、
レポート作成にあたっては真剣に取り組むことを求めます。
-369-
近代日本の成り立ち -海防と開港-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:上白石 実
【教育目標】
19世紀を一つの時代ととらえ、
「海防」と「開港」をキーワードに、近代化への日本の主体的対応
を考察し、近代化の成果と問題点について学ぶ。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
2
3
4
5
ガイダンス
異国船取扱いの原則
異国船の接近と寛政期
日露の国境紛争
異国船打払令
6
7
モリソン号事件
三方領知替事件における川
越藩
阿部正弘の苦悩
開港期幕臣の危機意識
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
ペリー来航と日米和親条約
幕府の貿易構想と日米修好
通商条約
万延元年アメリカ大統領宛
て国書
新潟開港問題
「開国」神話の検証
まとめ
試験
江戸幕府が採った国際関係について説明できる。
漂流の異国船が漂着した時の対応方法について説明できる。
日本に接近する漂流ではない異国船への正体とその対応について説明できる。
19世紀初めに発生したロシアとの国境紛争とその解決方法について説明できる。
いわき沖に出現する異国船の正体と、その対応策である異国船打払令の本質
について説明できる。
1837年のモリソン号事件の実体とそれが幕府に与えた影響について説明できる。
1840年におきた三方領知替事件について、その背景に海防の問題があったこ
とを説明できる。
ペリー来航直前の幕府の政策について説明できる。
阿部正弘の側近である筒井政憲を取り上げ、幕府官僚の危機意識について説
明できる。
日米和親条約の交渉から調印に至る過程と条約の特色について説明できる。
幕府に貿易構想があったことと、日米修好通商条約の特色について説明でき
る。
1860年アメリカに派遣した使節が持参した将軍の国書が、初めて和文で書か
れたことの意味について説明できる。
新潟が開港場に決まる過程を理解し、開港場の役割を説明できる。
「開国」という言葉から日本の近代化について説明できる。
幕府から明治政府への対外政策の連続性について説明できる。
試験を実施する。
【準備学習】
毎回の復習を大切にしてください。
【評価方法】
期末のレポート(50%)と試験(50%)で評価を出します。レポートの課題については、1回目
ガイダンスの時に指示します。
【テキスト】
使用しません。授業中プリントを配布します。
【参考書】
書 名
『幕末の海防戦略』
(2011年1月出版)
著 者
上白石 実
出 版 社
吉川弘文館
価 格
1,785円
(予定)
【備考】
毎回の復習を課します。レポート作成については真剣に取り組むこと。
-370-
ISBN
インターネット文化
1 年 後期 選択 2 単位
-インターネット社会を生きるために-
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹内 良亘
【教育目標】
コンピュータ社会は、インターネットで結ばれた地球規模の単一社会へ向かうグローバル化の波に
曝されており、それがディスプレイの枠中にサイバー社会として具現化される。さらに住居や衣服ま
でもがインテリジェント化される。このような時代の流れを捕える視点を身に着けることを目標とする。
【授業計画】
No。
項 目
到 達 目 標
1
言 葉、 文 字、 印 刷 技 術、 コ
ンピュータ
人間の扱う情報が、脳から外部へ蓄積されていった歴史を振り返り、人間の記憶力や
直感力への影響と、電磁環境が人体へ及ぼす影響を捕えることができる。
2
文字コード
文字がどのようにコンピュータ内に保存されるか、文字コード、2進数、16進数、16進
数同士の足し算、を扱うことができる。
3
ソフトウェアシステム
コンピュータの基本ソフトであるOSは、ユーザが応用ソフトを使って仕事をするより
良い環境を提供するものであることを説明することができる。
4
ヒューマンインタフェース
(1)
漢字入力のキーボード操作が、文章作成へ及ぼす影響と、オブジェクトへ進化した解
りにくいアイコンが理想の電子文房具へ変るには、を課題にすることができる。
5
ヒューマンインタフェース
(2)
携帯端末で情報を見るのを便利にするには、あるいはパソコンで映画を見るときにシー
ン目次表示などを便利にするには、について考えることができる。
6
ネットワーク社会の構想
世界的規模で起こりつつあるディジタル革命の出現の背景と、世界の一流企業が進め
ているサイバー社会の構想を説明することができる。
7
メディアの動向
バーチャルな世界を作る基となるメディアの特徴について、それが社会に現われる効
果と課題について考察を深めることができる。
8
モデル化する
現象を理解するにはモデル表示が有効である。京都祇園祭のモデルや、アボリジニ絵
画とオブジェクト指向モデルを例に納得することができる。
9
画像の整理法
画像を整理するのに、図書の十進分類法では不充分である。記号論とオブジェクト指
向を援用した分類法を提案することができる。
10
知的財産権
法律的な全体像のうち、特に著作権において、何が著作物か、著作物を利用するには
どうすればよいかを言うことができる。
11
ITの著作権
ソフトウェア保護とビデオ録画のコピープロテクションに的を絞って、著作権保護の
現状を説明することができる。
12
情報システムのセキュリ
ティ対策(1)
コンピュータやネットワークへの不正アクセスの方法と、それに対する情報システム
のセキュリティ耐性評価とは、不可欠な学習項目であることを説明することができる。
13
情報システムのセキュリ
ティ対策(2)
情報セキュリティ対策として暗号と電子署名の働きの重要さを説明することができる。
14
インターネットは空っぽの
洞窟か
インターネットの光と影について、筋道をたてることと近未来を予測することを課題
にすることができる。
15
どこにでも埋め込まれるコ
ンピュータ
我々の環境のあらゆるところにコンピュータチップが埋め込まれ、それらの知的になっ
た環境にどっぷりつかる時代が、まもなく来ようとしていることを実感として捉える
ことができる。
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
講義の中でいくつかの電子博物館やサイバー空間の事例を紹介する。それを後で各自実際に確かめ
る作業を行うと実感を持って捉えることができる。
【評価方法】
数回のレポート課題を本学授業支援システムに提示する。システムに提出された内容で評価する。
【参考書】
書 名
1.クラウド・コンピューティング
2.文化系のコンピュータ概論
著 者
1.西田宗千佳
2.有澤 誠
出 版 社
1.朝日新聞出版
2.岩波書店
-371-
価 格
1.777円
2.2,310円
ISBN
1.978-4-0227-3254-5
2.4-00-005940-8
地球の科学Ⅱ -大陸は動く-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:梅津 実
【教育目標】
大陸移動は現代の地球科学の基本である。その大陸移動論が、約100年前にウェゲナーによって提
唱されてからの発展や、現在の大陸移動の観測や理論的な研究結果の大要を説明できるようにするこ
とが目的である。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
2
3
ウェゲナーの大陸移動説
岩石の年代測定
氷河や岩石の分布
4
地震
5
6
7
地球の内部
地球の磁場
地磁気の化石
8
地底からの熱
9
海底の地形
10
海底の地磁気異常
11
プレートテクトニクス
12
ホットスポットとトラン
スフォーム断層
VLBI
プリュームテクトニクス
ウイルソンサイクル
試験
13
14
15
試験
ウェゲナーの大陸移動論の梗概と、それを唱えた理由を述べることができる。
岩石の年代を測定する原理を述べることができる。
3億年程度前の氷河や岩石などの分布が大陸移動を支持するという、ウェゲナー
の論理を説明できる。
地震の基本的な性質と、それにより、地面の下深くの物理的状態を調査するこ
とができることを説明できる。
地震の観測によりわかる、地球の内部の状態を説明できる。
地磁気の性質と、その変動の特徴を説明できる。
古地磁気学の手法と、それによる地磁気の極の反転史の主な特徴を述べること
ができる。
地中から宇宙空間に出ていく熱の測定方法や、その熱流の性質の概要を述べる
ことができる。
海の底は平坦でなく、海溝や、海底山脈、海膨など、大きな起伏があることと、
それらの主な位置を述べることができる。
海底の地磁気異常の縞により、大陸移動が、確立された理由を述べることがで
きる
大陸がマントル内の対流によって動いていること、地表はいくつかのプレート
に分かれていて、それらのプレートによって、大きな地質構造が説明できるこ
とを述べることができる。
ホットスポットとトランスフォーム断層について、プレートテクトニクスの立
場からの説明できる。
大陸移動を直接検出できる方法の一つのVLBIの原理と、その結果を説明できる。
3次元地震波トモグラフィーとそれによる、マントル内の対流の様子を説明できる。
現代の大陸移動論と、大陸の変遷の大要を述べることができる。
試験を実施する。
【準備学習】
テキストや参考書の関連する部分を読んでくること。
【評価方法】
主に期末試験の結果から判定する。出席を重視する。
【テキスト】
書 名
地球の科学 大陸は移動する
著 者
竹内 均/上田 誠也
出 版 社
価格
日本放送出版協会 1,019円
ISBN
978-4-14-001006-8
【参考書】
書 名
地震・プレート・陸と海
著 者
深尾 良夫
出 版 社
岩波書店
-372-
価 格
819円
ISBN
4-00-500092-4
自然科学概論Ⅱ -環境問題から健康と薬まで-
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中田 芳幸,佐藤 健二,梅村 一之
【教育目標】
理系・文系にかかわらず日常生活を営む上で誰しもが必ず出合い、そして考えて行かなくてはなら
ない話題の中から、最初の10回は主に化学に関するもの、後の4回は物理に関係するものついて理解
を深めることを目的とする。さらに、人類が様々な問題をどのように捉えどのように理解してきたの
か、具体的事例に基づいて学び、自然科学的なものの見方や考え方を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
科学技術の発展と近代化学の
成立(佐藤健二)
到 達 目 標
イギリスの産業革命前後における人口の推移と科学技術の変遷との関係について説明
できる。また、物質とは何か?この命題に対する古代から現代までの考え方の移り変
わりを説明できる。
科 学 技 術 と 化 学 工 業 の 発 展 生活の質の向上をもたらした科学技術、その中の我々の生活に直接、或いは間接的な
(佐藤健二)
関わりのある化学品の製造法が環境との関わりの中で変遷した経緯を説明することが
できる。
エネルギーの種類とその問題 化石燃料や原子力等、一次エネルギーの種類について概説でき、また、それぞれが抱
点(佐藤健二)
える問題点について説明できる。
身近な環境問題(佐藤健二) 日本における公害問題の多くが、有害物質、特に重金属によるものであったこと、また、
現在においても我々の身近な生活の中において化学物質が環境問題を引き起す可能性
があることについて説明できる。
身近に忍びよる有害な化学物 「食の安全・安心」に関わる問題点や我々の身近な生活空間の中で様々な化学物質が
質(佐藤健二)
もたらす社会的な影響などについて説明できる。
身 近 な 薬 と 毒 に ま つ わ る 話 私たちが利用する"薬"はどのような経緯で発見・開発されてきたのか、古代エジプト
(梅村一之)
の治療の様子やアスピリン開発などの"薬"にまつわる歴史やエピソード、さらに薬と
毒について説明することができる。
ビタミン発見とその作用I(梅 私たちの健康に欠かせないビタミンについて、江戸煩いと呼ばれた脚気に纏わるエピ
村一之)
ソードからビタミンB1発見にいたる経緯について説明することができる。
ビタミン発見とその作用II(梅 私たちの健康に欠かせないビタミンについて、コロンブスやマゼラン達の大航海時代
村一之)
の壊血病からビタミンC発見に至る経緯とビタミン欠乏症の恐さについて説明するこ
とができる。
抗生物質発見(梅村一之)
1928年フレミングにより初めての抗生物質ペニシリンが発見され、これにより人類は
伝染病など多くの感染症の恐怖から解放された。このペニシリン発見の経緯と抗生物
質について説明することができる。
抗生物質の作用と新たな感染 ペニシリンに代表される抗生物質作用の仕組みと、耐性菌やエイズ、新型インフルエ
症(梅村一之)
ンザなど21世紀の新たな感染症の問題について説明することができる。
仕事とエネルギー(中田芳幸) 仕事とは何か。エネルギーとは何かを理解し、具体的な事例についてエネルギーが保
存していることを説明できる。
電磁誘導(中田芳幸)
電磁誘導とは何かが説明できる。また、私たちの生活に欠くことのできない電気の供
給に関して、電磁誘導がどのようにかかわっているか説明できる。
原子力とその将来(中田芳幸) 原子力とは何か。また、原子力発電の抱える問題点について説明できる。
電磁波と光(中田芳幸)
電磁波がどのようにして発生するのか。また、光との関連性について説明できる。さ
らに、違った色の光は何がどう違うのかなど様々な事柄に関して説明できる。
まとめ
これまで学んだ講義内容を基に、様々な問題に対して人類はどのように取り組んでき
たのかをまとめることができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
講義ごとにその内容を復習し、不明な点についてはさらに調査する。
【評価方法】
担当教員から出された課題に対するレポートの内容によって評価する。授業への出席状況を重視する。
【備考】
必要に応じてプリントを配布する。
-373-
キャリアデザインⅡ
-自身の見直し、興味や志向からの将来デザイン-
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中尾 剛,川口美岐男
【教育目標】
大学は有能な職業人を輩出するという大切な役割があり、大学卒業生への社会の期待も大きい。し
たがって、大学生はそれに応えるべく社会人基礎力を培う必要がある。とりわけ、2・3年次は、職
業選択の重要な位置であり、現実に即したキャリアデザインを行うことは、非常に重要である。本講
義では、自分自身を見直して興味や志向から将来の展望を概観し、キャリアデザインの意味、社会人
基礎力の習得、初期段階のキャリアデザインが描けることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
現代の就業問題とキャリ
アデザイン
2
自己概念の確立
3
キャリア論入門
4
インターンシップ論I
5
6
7
社会人基礎力I
社会人基礎力II
社会人基礎力III
8
9
10
11
12
13
14
アセスメント
PCスキルI
PCスキルII
プレゼンテーションI
プレゼンテーションII
インターンシップ論II
ケーススタディ I
15
ケーススタディ II
試験
到 達 目 標
フリーター、ニート、非正規雇用の問題等からキャリアデザインの必要
性を認識することができる。
過去の振り返り、興味・志向から自己の将来を展望できる。
キャリアの意味を問い直す、キャリア論の基礎を学習し、内容を説明す
ることができる。
インターンシップとは、歴史、意義等を認識し、内容を説明することが
できる。
社会人基礎力の概念を身につけ、実践できる。
実践的なビジネスマナーを身につけ、実践できる。
グループディスカッションを行い、複数の意見をまとめ、述べることが
できる。
職業選択の参考として、志向性の焦点を絞り、述べることができる。
PCを使ったビジネス文書の基礎を学習し、資料を作成できる。
PCを使ったビジネス文書の応用を学習し、資料を作成できる。
パワーポイントを使ったプレゼン資料を作成できる。
パワーポイントを使ったプレゼンを実践をできる。
海外・国内におけるインターンシップの実際を学習し、説明できる。
インターンシップ受け入れ企業側の講演とディスカッションを行い、意
見を述べることができる。
先輩のインターンシップ体験の講演とディスカッションを行い、意見を
述べることができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
次回の講義テーマについて説明するので、テーマについての自分の考えをまとめてから講義に臨む
こと。
【評価方法】
出席を重視する。ディスカッションへの参加状況、課題への取り組み、レポートなどを総合的に判
断する。
-374-
国際コミュニケーションⅠ
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 一昭
【教育目標】
コミュニケーションとは、伝達のことである。国際とは、外国交際の省略である。現代の国際化時
代には、日本のことを世界に伝達する必要がある。それゆえに、ここでは、日本語と観光研究の一分
野でもある日本文化を国際語としての英語で適切に表現することを目標にする。同時に、外国人に対
する日本語教育の方法の基礎を習得し、適切に表現する。方法としては、日本語・日本文化の英語表
現、および日本語と英語の比較研究をし、適切に表現できるようにする。その過程で、語彙や基礎英
文法を習得する。教育経営学では、実践を重視するので、学生の積極的な授業参加を求める。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
項 目
日本の文化と童謡1
日本の文化と童謡2
日本の文化と童謡3
日本の文化と童謡4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
日本の文化と童謡5
日本の文化と童謡6
日本の文化と童謡7
日本の四季の英語表現 春
日本の四季の英語表現 夏
日本の四季の英語表現 秋
日本の四季の英語表現 冬
日本の大衆文化の英語表現1
日本の大衆文化の英語表現2
日本の大衆文化の英語表現3
日本の詩歌の英語表現
試験
授業で学習した範囲の理解度
到 達 目 標
英語表現と春の歌(春の小川など)について適切に表現できる。
英語表現と春の歌(花など)について適切に表現できる。 英語表現と夏の歌(茶摘など)について適切に表現できる。 英語表現と夏の歌(みかんの花の咲く丘など)について適切に表現
できる。
英語表現と秋の歌(紅葉など)について適切に表現できる。 英語表現と秋の歌(里の秋など)について適切に表現できる。 英語表現と冬の歌(雪など)について適切に表現できる。 春の歌(早春賦など)の英語表現について適切に表現できる。 夏の歌(朧月など)の英語表現について適切に表現できる。
秋の歌(夕焼け小焼けなど)の英語表現について適切に表現できる。
冬の歌(お正月など)の英語表現について適切に表現できる。
学校唱歌(春が来たなど)の英語表現について適切に表現できる。
学校唱歌(故郷の空など)の英語表現について適切に表現できる。
学校唱歌(仰げば尊しなど)の英語表現について適切に表現できる。
日本の詩人の詩歌(小諸なる古城のほとりなど)の英語表現につい
て適切に表現できる。 語彙を日本語と英語で適切に表現できる。
【準備学習】
予習、復習をすること。
【評価方法】
授業態度、発表および試験による総合評価 。
【テキスト】
書 名
英語・日本語コミュニケーション
著 者
佐藤一昭
【備考】
各自の英和辞典を持参すること。
-375-
出 版 社
学文社
価 格
3,500円
ISBN
978-4-7620-1787-2
国際コミュニケーションⅡ
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 一昭
【教育目標】
コミュニケーションとは、伝達のことである。国際とは、外国交際の省略である。それゆえに、こ
こでは、日本語・日本文化を国際語である英語で表現することを目標にする。同時に、外国人に対す
る日本語教育の方法の基礎も習得し、日本語教育ができることを目標にする。方法としては、日本語・
日本文化の英語表現、および日本語と英語の比較研究をし、適切に表現できるようにする。その過程
で、語彙や基礎英文法も習得する。英文を読解しながら、手本となった日本語を考察し適切な表現を
試みる。教育経営学では、実践を重視するので、学生の積極的な授業参加を求める。
【授業計画】
No.
1
項 目
7
基礎
日本語・観光インセンティブの英語表現1
日本語・観光インセンティブの英語表現2
日本語・観光インセンティブの英語表現3
日本語・観光インセンティブの英語表現4
日本語・観光インセンティブの英語表現5
中級
日本語・異文化理解の英語表現1
日本語・異文化理解の英語表現2
8
日本語・異文化理解の英語表現3
9
日本語・異文化理解の英語表現4
10
日本語・異文化理解の英語表現5
11
上級
日本語・日本学の英語表現1
日本語・日本学の英語表現2
日本語・日本学の英語表現3
日本語・日本学の英語表現4
日本語・日本学の英語表現5
授業で学習した範囲の理解度
2
3
4
5
6
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
観光文化および、関係する語彙について適切に表現できる。
生活観光および、関係する語彙について適切に表現できる。
自然観光および、関係する語彙について適切に表現できる。
国際空港および、関係する語彙について適切に表現できる。
サービス産業および、関係する語彙について適切に表現できる。
日本人と外国人との人間関係(出会い)をとおして、異文化
について適切に表現できる。 日本人と外国人との人間関係(交流)をとおして、異文化に
ついて適切に表現できる。
日本人と外国人との人間関係をとおして、異文化(食文化)
について適切に表現できる。 日本人と外国人との人間関係をとおして、異文化(価値観)
について適切に表現できる。 日本人と外国人との人間関係(別れ)をとおして、異文化に
ついて適切に表現できる。 英語で学ぶ日本学(1)として、文化について適切に表現できる。
英語で学ぶ日本学(2)として、生活について適切に表現できる。
英語で学ぶ日本学(3)として、家について適切に表現できる。
英語で学ぶ日本学(4)として、思想について適切に表現できる。
英語で学ぶ日本学(5)として、産業について適切に表現できる。
日本語と英語の相違について適切に表現できる。
【準備学習】
予習、復習をすること。
【評価方法】
授業態度、発表および試験による総合評価。
【テキスト】
書 名
英語・日本語コミュニケーション
著 者
佐藤一昭
【備考】
各自の英和辞典を持参すること。
-376-
出 版 社
学文社
価 格
3,500円
ISBN
978-4-7620-1782-2
西洋古典学入門
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:河島 思朗
【教育目標】
古代ギリシア・ローマを研究対象とする西洋古典学を学ぶ。ギリシア・ラテン文学作品を中心に読
解し、
作品の理解を深めるとともに、
それぞれの文化的背景、社会における文学の意義を考察する。ヨー
ロッパ文化の基礎である西洋古典を広く理解することを目標とする。
【授業計画】
No.
1
導入
項 目
到 達 目 標
西洋古典学の研究対象、ヨーロッパ文化の基礎、神話・伝説などに
ついて説明できる。
2
ホメロス『イーリアス』
(1)
口承叙事詩の特徴、
『イーリアス』の背景となる神話・伝説、文学
形式について説明できる。
3
ホメロス『イーリアス』
(2)
『イーリアス』の具体的な箇所を読解し、内容と特徴を説明できる。
4
ホメロス『オデュッセイア』
『オデュッセイア』の特徴、
背景、
物語の性質を具体的に説明できる。
5
ギリシア悲劇
古代ギリシアの民主政、ギリシア悲劇の性質などについて説明できる。
6
ソフォクレス『オイディプス王』 オイディプスをめぐる神話・伝説、
『オイディプス王』の特徴につ
いて説明できる。
7
ソフォクレス『アンティゴネー』『アンティゴネー』の背景となる神話・伝説を説明できる。
(1)
8
ソフォクレス『アンティゴネー』『アンティゴネー』の主題、問題提起について説明できる。
(2)
9
プラトン
プラトンの作品の意図、特徴について説明できる。
10
ヘレニズム文学
テオクリトスと牧歌について具体的に説明できる。
11
ラテン文学
ラテン文学の特徴、時代背景などについて説明できる。
12
ウェルギリウス『牧歌』
『牧歌』を読解し、主題や特徴を具体的に説明することができる。
13
オウィディウス『変身物語』
(1)『変身物語』の特徴、時代背景、後代への影響などを説明すること
ができる。
14
オウィディウス『変身物語』
(2)『変身物語』を具体的に読解し、主題などを説明することができる。
15
まとめ
1回から14回までの講義を総合的にまとめ、説明することができる。
試験 試験
試験を実施する。
【準備学習】
毎回必ず関連事項を予習し、作品を実際に読むこと。
【評価方法】
随時課すレポート及び期末試験の結果に基づき評価する。
【テキスト】
毎回配布するプリントを教材とする。必要な教材がある場合には適宜指示する。
【参考書】
書 名
ギリシア・ローマ古典文学案
内(岩波文庫別冊4)
著 者
高津春繁、斎藤忍随
出 版 社
岩波書店
-377-
価 格
630円
ISBN
4003500040
文化人類学
2年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:溝口 大助
【教育目標】
本講義の教育目標は、文化人類学の基礎概念と分析概念を同時に習得する点にある。その際、文化
人類学の中で主題とされてきた、聖俗論、贈与論、供儀論、死の人類学、合理性論争などの基礎知識
を身につけることが要請される。文化人類学のもっとも重要な著作を毎回取り上げ、各主題ごとの基
本的な研究領域と現代的主題を包括的に考察することにより、各地域社会の問題を比較検討する。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
到 達 目 標
はじめに
―文化人類学とは
文化人類学への導入部として、「死」の問題を扱う。意識的に「死」の主題
に取り組むことで、「人類」が「文化」的特徴を帯びる点を説明できる。主
に池上良正著『死者の救済史』を対象とする。
人類学の源流①
「宗教現象の定義について」(一八九九年)から『宗教生活の原初形態』(一
―デュルケム
九一二年)にいたるまでの「聖なるもの」をめぐるデュルケムの社会学的
思考を説明できる。
人類学の源流②
人類学におけるモラルの主題を探求するために、
『社会学講義』における「契
―デュルケム
約」、「所有」と『自殺論』における自殺の類型を説明できる。
人類学の源流③
人類学の先駆者のひとりマルセル・モース。彼の主論文、『供犠論』(一八
―モース
九九年『社会学年報』第二号)を対象とすることで、人類学の宗教研究の
主題を説明できる。
人類学の源流④
人類学でもっとも影響力のある論文『贈与論』
(一九二六年『社会学年報』第二期)
―モース
を対象とすることで、人類学における聖性、マナの観念などの主題を説明できる。
人類学の源流⑤
『贈与論』を対象とすることで、人類学における贈与、法、契約、交換、生
―モース
産などの主題を説明できる。
人類学の展開①
ロベール・エルツの論文「死の集合表象」およびモースの中期の論文「集
―エルツ
合体により暗示された死の観念の個体への身体的効果」(一九二六年)を説
明できる。
人類学の展開②
ロベール・エルツの論文「死の集合表象」およびモースの中期の論文「集
―マリノフスキー
合体により暗示された死の観念の個体への身体的効果」(一九二六年)を説
明できる。
人類学の展開③
文化人類学が大きく発展していく中で、もっとも有名な論争のひとつであ
―レヴィ=ブリュル
る合理性論争をひきおこした『未開社会の思惟』を検討することで、人類
学的思考を説明できる。
人類学の展開④
英国人類学の基礎を磐石なものにしたエヴァンズ=プリチャードの『ヌアー
―エヴァンズ=プリチャード 族の宗教』と『ヌアー族』における供犠の問題を説明できる。
人類学の展開⑤
英国人類学の基礎を磐石なものにしたエヴァンズ=プリチャードの『ヌアー族
―エヴァンズ=プリチャード の宗教』と『ヌアー族』における供犠の問題を説明できる。
人類学の進展①
ヴィクター・ターナーの著書『儀礼の過程』およびファン・へネップの儀礼の
―ターナー
三段階論(分離・過渡・統合)を論じた『通過儀礼』を説明できる。
山下晋司、内堀基光『死の人類学』およびメトカーフ&ハンティントン『死
人類学の進展②
―山下、内堀、メトカーフ& の儀礼』を対象として、宗教人類学の発展を説明できる。
ハンティントン
人類学の進展③
ピエール・ブルデューの『資本主義のハビトゥス』を検討することにより、資本
―ブルデュー
主義と慣習の主題を説明できる。
人類学の進展④
マルク・オジェの『国家なき全体主義』を検討することにより、現代における
――オジェ
人類学的問題を説明できる。
試験
試験を実施する。
【準備学習】
授業毎に配布するレジュメと資料を熟読して授業にのぞむこと。なお、毎回コメントペーパーを書
いてもらうだろう。
【評価方法】
期末試験の結果から評価する。当然出席も重視する。
-378-
生涯スポーツ論
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:五十嵐幸一
【教育目標】
「スポーツ」を歴史、政治、地域社会、ビジネスという、「するスポーツ」とは異なる観点からみる
ことによって、スポーツのもつ価値・意味について理解し、今後の生活とスポーツの関わりについて
実感出来るようになることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
現代社会とスポーツ
3
4
5
6
7
8
9
「スポーツ」とは何か
体育とスポーツの変遷
スポーツと政治
日本のスポーツ政策
10
総合型地域スポーツクラブ
スポーツの指導
生涯スポーツ活動の可能
性
商業型スポーツクラブ
11
スポーツ用品産業
12
スポーツイベント
13
14
スポーツビジネス
スポーツと地域活性化
15
試験
まとめ
到 達 目 標
授業内容と進め方、注意事項についての説明を聞き、適切に行動できる。
スポーツとメディアや経済との関係、余暇時間とスポーツの概観を説明
できる。
スポーツのとらえ方、スポーツのもつ価値について説明できる。
歴史的観点からみたスポーツ、体育とスポーツの違いについて説明できる。
オリンピックとスポーツの政治利用について説明できる。
スポーツ振興法の施策と問題点について理解し、仕組みや違いを説明で
きる。
総合型地域スポーツクラブの概略と運営上の問題点を説明できる。
日本の指導者制度と問題点について説明できる。
高齢者のスポーツ活動が身体的、また社会的にどのように影響している
のかを説明できる。
フィットネスクラブの経営戦略を地域のスポーツクラブと比較し、違い
を説明できる。
スポーツ用品のCMやマーケティングなどから、メーカーの戦略につい
て説明できる。
サッカー W-Cupを例にとりスポーツイベントの経済効果や問題点につ
いて説明できる。
スポーツビジネスの戦略やこれからの方向性について説明できる。
スポーツと地域活性化を例にとりながら、将来のスポーツのあり方につ
いて説明できる。
今までの授業内容の理解をレポートとして表現できる。
【準備学習】
毎日のスポーツニュースやスポーツの中継など、スポーツに関する情報を得ておくこと。
【評価方法】
出席を重視する。毎回の小テスト、およびレポートの結果などを総合的に評価する。
【参考書】
書 名
スポーツ産業論第4版
著 者
原田宗彦
出 版 社
杏林書院
-379-
価 格
2,625円
ISBN
978-4764415751
中国文芸論
2 年 後期 選択 2 単位
-文芸作品に中国文化の神髄を求める-
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:叢 小榕
【教育目標】
中国数千年の歴史の中で生まれた多彩な文化を文学芸術作品に見る。詩、小説、音楽、映画などさ
まざまなジャンルの作品の鑑賞を通して、中国文化の神髄を追求する。
【授業計画】
No.
項 目
1
古代文明と芸術の萌芽
2
詩歌のスタイルの変遷
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
中華文明と芸術発生の過程を説明できる。
詩経から近体詩への発展におけるスタイルの変化とそれぞれの時代の詩
の特徴を説明できる。
中国音楽の源流を説明できる。
東西音楽交流と融合の歴史を説明できる。
小説の由来と古典名作について説明できる。
中国のクラシック音楽の系譜を説明できる。
古代の音楽と楽器
東西音楽の接点
四大古典名作
西洋音楽スタイルに基づ
く中国の音楽作品
イデオロギーと芸術
芸術作品におけるイデオロギーの影響を説明できる。
文化大革命中の文芸作品 プロパガンダとしての文芸の実態を説明できる。
中国における日本映画
日本映画の受容と政治的意味を説明できる。
中国映画(1)
「覇王別姫」を通して中国現代史を説明できる。
中国映画(2)
「覇王別姫」を通して中国現代史を説明できる。
中国映画(3)
今日におけるすぐれた作品について説明できる。
中国映画(4)
今日におけるすぐれた作品について説明できる。
脱イデオロギーの芸術
純芸術へのアプローチの現状を説明できる。
中国文芸の最新動向
最新動向を説明できる。
【準備学習】
関連文献や資料を調べ、予習して授業に臨むこと。
【評価方法】
学習状況に基づく総合評価
【テキスト】
随時指示またはプリント配布
【参考書】
随時指示またはプリント配布
【備考】
積極的に質問すること。
-380-
ヨーロッパの言語
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:河島 思朗
【教育目標】
この授業では、ヨーロッパの諸言語の概要を学ぶ。また言語の背景となる文化、宗教、歴史、政治、
民族、国家等に関する知識を身につける。言語とそれを取り巻く背景を学習し、ヨーロッパ理解を深
めることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
項 目
導入
ゲルマン語派の言語(1)
ゲルマン語派の言語(2)
ゲルマン語派の言語(3)
イタリック語派の言語
(1)
6
イタリック語派の言語
(2)
7
イタリック語派の言語
(3)
8
イタリック語派の言語
(4)
9
ギリシア語派の言語(1)
10
ギリシア語派の言語(2)
11
スラブ語派の言語(1)
12
スラブ語派の言語(2)
13
その他の言語(1)
14
その他の言語(2)
15
まとめ
試験 試験
到 達 目 標
印欧語族、言語の歴史、地域関係などを説明できる。
ゲルマン語派、英語について説明できる。
ドイツ語の概要について説明できる。
オランダ語、北欧諸語の概要を説明できる。
イタリック語派、ラテン語、ローマ文化の概要を説明できる。
ロマンス諸語、イタリア語の概要を説明できる。
フランス語の概要を説明できる。
スペイン語、ポルトガル語、その他のロマンス語の概要を説明できる。
ギリシア語派、古代ギリシア文化について説明できる。
古典ギリシア語、ギリシア語の歴史について説明できる。
スラブ語派、キリル文字、ロシア語の概要を説明できる。
その他のスラブ語の概要を説明できる。
ケルト語派、バルト語派などの概要を説明できる。
その他の言語、非印欧語族の言語について説明できる。
1回から14回までの講義を総合的に捉え、説明できる。
試験を実施する。
【準備学習】
各言語とその背景となる文化について事前に調査しておくこと。
【評価方法】
随時課すレポート及び期末試験の結果に基づき評価する。
【テキスト】
毎回配布するプリントを教材とする。必要な教材がある場合には適宜指示する。
【参考書】
書 名
ベルリッツの世界言葉案内
著 者
チャールズ・ベルリッツ
(谷口伊兵衛訳)
出 版 社
而立書房
-381-
価 格
1,575円
ISBN
4880592897
歴史社会学
3 年 前期 選択 2 単位
-いわゆる「社会学」に対する歴史社会学の特性はどのようなものか、原則的に考察しよう。
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:茨木 竹二
【教育目標】
近年アメリカやドイツ、また我国の社会学においても、歴史社会学への復帰が主張される傾向にあ
る。但し、その視座(見方)や方法が、共通に理解されているわけではない。しかし、M.ヴェーバー
の社会学は、歴史社会学の最も代表的な業績と見なされている。そこで、特に彼の視座や方法を取上
げ、歴史社会学の特性を把握することを目指す。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
歴史学と社会学の視座・方法
到 達 目 標
歴史社会学の社会学に対する原則的な相異を、M.ヴェーバーの視座・方法に基づいて、
考察し把握できる。
歴史社会学の意義を把握し、一般にどのような問題を伴っているか、概括し考察でき
る。
歴史学的方法から社会学的方法へと、どのように移行していったのか、歴史と社会の
捉え方の関係から考察できる。
M.ヴェーバーの視座・方法が生み出された背景として、19世紀転換期ドイツの “文化・
社会的問題” との取組みを概観できる。
様々な文化史から文化社会学へと、どのように展開していったか、概括し考察できる。
歴史[学的文化]社会学の意義
と特性
歴史学から社会学へ―歴史と
社会
19世紀転換期ドイツにおける
“文化・社会的問題”
文化史から文化社会学へ―文
化と社会
ヴェーバーにおける「価値関 ヴェーバーにおける重要な方法的態度として、
「価値関係」と「価値自由」を理解できる。
係」と「価値自由」
「理想型」の構成とその “適 「理想型」の構成とその適用について、問題を考察できる。
用問題”
「近代資本主義の精神」と「禁 近代資本主義の精神が、およそどのように生まれてきたのか、歴史社会学的に考察で
欲的ピューリタニズム」
きる。
中間総括
それまでの授業における主要な概念やその範例について、概念の習得を確認できる。
「世界宗教の経済倫理」と「近 ヴェーバーの宗教社会学における「近代西洋の合理化」の視座を、概括し考察できる。
代西洋の合理化」
「使命としての職業」と「工 ヴェーバーの宗教社・経済社会学における「官僚制」の成立を、概括し考察できる。
業化」及び「官僚制」
“内容主義的実在科学” と「形 “内容主義的実在科学” と「形式主義的現実科学」との原理的相異を、区別し考察できる。
式主義的現実科学」
“自然・実証主義” の克服にむ いわゆる “自然・実証主義” 的な社会科学の克服として、ヴェーバーの歴史社会学の成
けて
立を把握できる。
歴史社会学と生の意味付与
歴史社会学の根本的意義として、生の意味付与を考察できる。
歴史社会学の意義と特性
特に、現在がなぜかくなって、他とならなかったかを認識する、歴史と社会学の総合
的視座を理解できる。
レポート採点・返却
評価表(基準)とその適用による採点の仕方を理解し、各自の成績を確認する。
【準備学習】
抽象的で複雑な用語を使うことが多いため、各自前回の授業ノートを読返して、次の授業に臨むこと。
【評価方法】
レポート(評価や採点の仕方を説明し、返却する。)
【参考書】
書 名
著 者
プロテスタンティズムの倫理 M.ヴェーバー
と資本主義の精神
[大塚訳]
出 版 社
岩波文庫
-382-
価 格
ISBN
環境社会学 -「環境」と「社会」との関係を考える-
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:高木 竜輔
【教育目標】
この授業では環境問題を社会学の視点から理解するための知識ならびに分析枠組みの習得を目的と
する。21世紀に入って環境問題が重大な社会問題として認識されるようになった。この授業では、こ
れまでの環境問題の発生や対応の歴史について理解するとともに、環境問題についてどのように考え
たらよいか、その指針としての環境社会学の考え方について理解し、応用することを目的とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
イントロダクション
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
講義の進め方、受講に際しての注意点について理解する。授業支援
システムの使い方について理解する。
環境問題の社会史(1)
日本の事例を参考に、主として高度経済成長期までの環境問題の歴
史を理解する。
環境問題の社会史(2)
高度経済成長期における時期を取り上げ、公害から環境問題への歴
史的変化について理解する。
水俣病―戦後最大の公害
戦後最大の公害といわれる水俣病について、映像資料を用いながら
その歴史的経緯を理解する。
環境問題と被害のメカニズ 水俣病の事例をもとに、被害がどのように作られるのかを被害構造
ム(1)―さまざまな被害
論を用いて理解する。
環境問題と被害のメカニズ 公害被害がなぜ解決しづらいのかを、受益圏と受苦圏という概念を
ム(2)―受益圏と受苦圏
導入することによって理解する。
社会的ジレンマと環境問題 共有地の悲劇という考え方を通じて、社会的ジレンマ論について理
解する。
人間と自然との関係(1)
田園風景や森林についての事例を参考に、自然環境主義とも近代技
――生活環境主義
術主義とも異なる生活環境主義という考え方について理解する。
人間と自然との関係(2)
獣害問題を通じて、人間と自然との関係の難しさについて理解する。
――「自然保護」の難しさ
市場経済と環境問題(1)
ハイブリッドカーなど近年の環境問題への対応をエコロジー近代化
という視点からとらえ、その可能性と限界について理解する。
市場経済と環境問題(2)
海外における開発や公害による環境問題について取り上げ、それら
がわれわれの生活といかに関連しているのかについて理解する。
市場経済と環境問題(3)
産業主義パラダイムを乗り越えたところに環境問題の解決方法を打
ち立てることができるのかを、いくつかの活動実践例を通じて理解
する。
公共事業と政府の失敗(1)
全国各地でおこなわれている開発事業問題の解決困難性について、
政府の失敗という考え方を通じて理解する。
公共事業と政府の失敗(2)
90年代後半におこなわれた住民投票運動を事例に、開発事業と意志
決定の問題を「公共性とは何か」という視点から理解する。
まとめ
これまでの講義を総括し、講義内容についての理解を深める。
試験はしない。
【準備学習】
授業支援システムを通じて配布する各回の資料に目を通しておくこと。
【評価方法】
授業ことのリアクションペーパー及び最終レポートの内容によって評価する。出席も重視する。
-383-
余暇社会学
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:神山 敬章
【教育目標】
社会変動が進む中、日本は高度な産業、工業立国として君臨しているが、こと余暇に関しては、ま
だ欧米の水準には及ばない。 働きバチ、企業戦士という言葉も存在し、仕事中心の生活を社会人は
送っている。この数年生涯学習体系の中、余暇に関する時間の有効利用や、レジャー・スポーツへの
関心が高まり様々な生活時間における自由時間つまりは余暇活動に対し、人々は積極的になりつつあ
る。このような状況を歴史的観点や生活実態から変化しつつある「余暇活動」をどう取り組むか現状
と課題を事例を挙げながら分析する。
【授業計画】
No.
項 目
1
余暇社会とは
2
3
4
高度産業社会における余
暇
第二の人生活動と余暇
青少年の余暇活動
5
成人の余暇活動
6
高齢者の余暇活動
7
8
9
10
11
12
青少年における余暇動向
の特徴
余暇教育 1
余暇教育 2
余暇教育 3
子どもの遊びの変化
若者の遊びの変化
13
14
マンガ
ビデオ・DVD
15
試験
まとめ
試験
到 達 目 標
社会学における余暇社会学の位置づけと内容について学び、今後の授業
計画についても理解する。
現代日本社会における余暇の中で特に高度産業社会の現代の中の余暇に
ついて理解し説明できる。
人生80年90年時代を迎え、高齢期の余暇活動について理解し説明できる。
青少年の生活の中から余暇のあり方・必要性を論じ、青年期の余暇活動
も理解し説明できる。
成人期の生活の中から余暇のあり方・必要性を論じ、成人期の余暇活動
も理解し説明できる。
高齢者の生活の中から余暇のあり方・必要性を論じ、高齢期の余暇活動
も理解し説明できる。
現代社会における青少年の余暇活動を通し、その特徴を理解し説明できる。
現代社会における余暇教育の必要性について理解し説明できる。
現代社会における余暇教育の必要性について理解し説明できる。
社会教育・日常生活における余暇教育の必要性について理解し説明できる。
現代子どもの遊びを通し余暇教育のあり方を論じ説明できる。
現代の若者の意識を分析し、若者文化と余暇の関係について理解し説明
できる。
現代のマンガについて論じ文化としてマンガとは何か等理解し説明できる。
余暇生活を送る中でのTVやビデオ・DVDの位置づけ、あり方を論じ
理解し説明できる。
現代社会の余暇社会のあり様をまとめて説明できる。
試験を実施する。
【評価方法】
出席点、レポート、試験等を総合的に評価する。
【テキスト】
随時指示する。プリント配布。
【参考書】
随時指示する。プリント配布。
-384-
ボランティア社会論
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:鎌田真理子
【教育目標】
新しい公共として市民活動やボランティア活動が注目されて久しい。その現状と課題についても言
及していく。内容としてはボランティア・NPO・NGOといった市民公益活動による環境・教育・ま
ちづくり・災害援護などの活動について実践あり方を問いながら、地域や社会とのつながりにも注目
し理解を深める。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
オリエンテーション、現代社 現代社会におけるボランティアの意義や役割について概説できる。
会とボランティア
2
ボランティアの意味と原則
ボランティアの歴史を理解し、その意味と原則について概説できる。
3
社会福祉施設とボランティア
社会福祉施設の特性を理解し、福祉施設ボランティアの役割・機能に
ついて概説できる。
4
地域社会とボランティア
地域社会でのボランティアの重要性を理解し、その役割・機能につい
て概説できる。
5
教育とボランティア①
教育をキーワードに関係するボランティア活動の種類や機能と役割に
ついて概説できる。同時に適切なボランティア教育プログラムを企画
できる。
6
教育とボランティア②
福祉教育とボランティアについて疑似体験を行い、福祉教育や支援に
ついて理解し、概説できる。ユニバーサルデザインやバリアフリーの
視点で環境を点検し、あるべき環境や支援体制を提言できる。
7
医療とボランティア
医療の現場の特性を理解し、医療現場や地域社会におけるボランティ
アの役割と機能について概説できる。
8
文化、芸術とボランティア
文化・芸術領域のボランティアの現状や課題を理解し、これらについ
て概説できる。
9
スポーツとボランティア
障がい者スポーツなどを中心としたボランティア活動の現状と課題を
理解し、これらについて概説できる。
10
環境とボランティア
環境問題のこれまでを理解し、各種代表的なモデル的取り組みを学び、
今後の環境問題のボランティアについて概説できる。
11
企業とボランティア
企業がボランティア活動にどのような支援組織・体制・財団を形成し
てきたかを理解し、今後の企業とボランティアについて概説できる。
12
ODA、NPO、NGOと
非営利・非政府組織などで行われているボランティア活動について概
ボランティア
説し、現状と課題について理解するとともに社会的位置づけ役割を説
明できる。
13
身近にできるボランティア
収集ボランティアを中心に身近にできるボランティアの現状と課題に
ついて理解し、日常の中の活動を説明できる。
14
災害とボランティア
災害時・非常時・有事等のボランティア活動の支援体制と活動につい
て理解し、その機能と役割や新しいシステムについて概説し企画でき
る。
15
ボランティア実践について
ボランティア活動の実際について視察・同行し、ボランティア活動の
重要性や意義などについて概説できる。
試験 レポート試験
講義時間に知らせる。
【評価方法】
出席40%、課題30%、積極的参加度30%
【参考書】
講義内で示す。
-385-
学習心理学特講Ⅰ
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:末次 晃
【教育目標】
学校での勉強といった新しい知識の獲得から自転車の乗り方を身につけるといった新しい身体の使
い方の習得まで、私たちの日常での活動は学習によって支えられている。日常生活では「モノを覚え
る」ことに対して「学習」と「記憶」という言葉がほぼ同じ意味で使われることもある。これらは密
接に関連しているため、それぞれを完璧に区別することは難しいが、心理学では記憶と学習とを一応
分けて考える。本講義では主として、学習について諸問題を概説する。ここで学習心理学の基本的な
理解と知識の習得を目指す。
【授業計画】
No.
1
項 目
学習とは何か
2
古典的条件づけI
3
古典的条件づけII
4
オペラント条件づけ
I
オペラント条件づけ
II
オペラント条件づけ
III
5
6
7
8
9
10
二つの条件づけの異
同
学習の諸理論
条件づけの制約
11
12
条件づけの日常への
応用
社会的学習
さまざまな学習I
13
さまざまな学習II
14
熟達化
15
知覚学習
試験
到 達 目 標
心理学における「学習」とはどのようなものを対象としているのか、また、
学習研究(学習観)はどのように変遷してきたのか、について述べること
ができる。
図式や用語を適切に使いながら古典的条件付けが形成されるまでの手続き
および用語を説明できる。
古典的条件付けに関連する諸現象(消去、自然回復、高次条件づけなど)
を列挙することができる。
ソーンダイクの試行錯誤学習、効果の法則、道具的条件づけ、回避条件づ
けについて基本的な用語や現象を述べることができる。
嫌悪刺激(電気ショックなどの不快な刺激)
、逃避学習、回避学習や学習性
無力感、また古典的条件付けとオペラント条件づけの異動などを説明できる。
オペラント条件づけの諸事項(スキナー箱、強化、強化スケジュール、シェ
イピング、迷信行動、正の強化、負の強化、三項随伴性など)について述
べることができる。
古典的条件づけとオペラント条件づけとの違いと類似とを具体的に述べる
ことができる。
S-R、S-S、強化、接近などの用語を使って諸学習理論の概要を説明できる。
生得的行動傾向の事例、味覚嫌悪学習について触れながら、学習における
制約について述べることができる。
心理臨床場面などで学習倫理学がどのように適用されているか、事例を挙
げながら述べることができる。
諸研究例を挙げながら社会的学習研究の概略を述べることができる。
運動技能を対象とした研究を中心に、関連する諸要因(技能の学習曲線、
結果の知識(KR)や練習条件の効果など)について述べることができる。
系列学習、確率学習、潜在学習、概念学習それぞれについて、具体的事例
を挙げて、述べることができる。
チェスやスポーツなどのエキスパートを対象とした研究事例に触れ、熟達
化したパフォーマンスの特徴を列挙できるようになる。
知覚もまた、経験による学習に依存する面がある。そうした知覚学習につ
いて学ぶ。初期経験の役割を示す感覚遮断実験などの研究を紹介する。
期末定期試験は実施しない。
【評価方法】
確認テストを講義中に実施し(3回を予定)
、それらの平均得点で評価する(確認テスト実施につい
ては講義の中で指示する)
。
【テキスト】
テキストは使用せず、資料を配付する。
【参考書】
適宜、講義内で紹介する。
-386-
学習心理学特講Ⅱ
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:末次 晃
【教育目標】
「記憶」に焦点を絞って講義を行う。情報処理の考え方を取り入れた認知心理学では、情報の貯蔵、
符号化、検索などのコンピュータ・アナロジーを使って人間のこころの働きや構造を理解しようとし
てきた。本講では、認知心理学が明らかにしてきた人間の記憶の働きや構造について、具体的な実験
例の紹介を通して基礎的な知識の習得を目指す。
【授業計画】
No.
1
2
項 目
記憶について-心
理学における研究
の歴史-
記憶研究法
3
感覚貯蔵庫
4
5
短 期 記 憶と 長 期
記憶穂の区別
短期記憶
6
長期記憶I
7
長期記憶II
8
長 期 記 憶の多様
性
忘却
9
10
11
優れた記憶能力を
示す人々
健忘症I
12
健忘症II
13
記憶の錯誤・変容
14
記憶と意識
15
加齢と記憶
試験
到 達 目 標
科学的記憶研究の始祖であるエビングハウスの研究から二貯蔵庫モデルまで、記
憶研究の歴史を概観した中から、代表的なトピックを列挙し、その位置づけが説
明できるようになる。
記憶研究の主な実験方法を列挙し、それらについて具体的な手続きを説明できる
ようになる。
感覚貯蔵庫を調べる実験方法、およびその結果を用いて、感覚貯蔵庫の諸特徴
を説明できるようになる。
根拠となる行動実験および神経心理学的事実を挙げながら、短期記憶と長期記
憶の区分を具体的に説明できるようになる。
ブラウン・ピーターソンパラダイムおよびスタンバーグの実験方法を理解し、実験
結果に触れながら容量、保持時間など短期記憶の諸特徴を説明できるようになる。
短期から長期への情報転送に関わるとされるリハーサルの種類とその役割につい
て、具体的な実験を挙げながら説明できるようになる。
処理水準、符号化特定性原理、文脈効果など、長期記憶にまつわる諸現象を列
挙し、データに基づいて解説できるようになる。
長期記憶を分類する根拠とされた研究に触れながら、それぞれの記憶の特徴に
ついて述べることができる。
代表的な研究を挙げながら、記憶痕跡減衰、干渉、検索失敗のそれぞれの立場
から、忘却について説明できる。
平均的なヒトより格段に優れた記憶能力を示す人々がいるが、それらの特異な記憶
能力について、それぞれの特徴と記憶力を支える能力やスキルについて説明できる。
高次脳機能障害である器質的健忘症は損傷部位によって幾つかのタイプに分類さ
れているが、損傷部位について触れながらそれらの特徴を列挙することができる。
健忘症患者の生活を記録したビデオを視聴し、記憶が日常において果たしている
役割について、具体的な事例を挙げながら述べることができる。
記憶の錯誤、変容を示した代表的な実例や実験例を挙げながら、どのような現
象かを述べることができる。
潜在記憶の概念、存在を示唆する実験的・神経心理学的研究に触れながら、記
憶と意識の関連について述べることができるようになる。
加齢に伴って記憶がどのように変わるのかについて、研究事例を挙げながら説明
することができる。
学期末定期試験は実施しない。
【評価方法】
確認テストを講義中に実施し(3回を予定)
、それらの平均得点で評価する(確認テスト実施につい
ては講義の中で指示する)
。
【テキスト】
テキストは使用せず、資料を配付する。
【参考書】
適宜、講義内で紹介する。
-387-
比較心理学特講
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:大原 貴弘
【教育目標】
本講では、ヒトと他の動物たちの行動の比較を通して、進化の観点から動物たちの心理・行動につ
いて説明できるようになることを教育目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
進化という観点からの心
と行動の理解
2
動物たちの心の理解
3
動物たちの知覚世界
4
霊長類の他者理解1
5
霊長類の他者理解2
6
霊長類の自己理解
7
ボノボの社会的能力
8
動物たちの模倣行動
9
動物たちの道具使用行動
10
動物たちの言語使用行動
11
動物たちの攻撃行動
12
動物たちの異性間行動
13
動物たちの親子関係・子
育て行動
進化という視点から見た
人間1
進化という視点から見た
人間2
14
15
試験
到 達 目 標
進化の観点から人間の心理・行動について考えることの重要性について
説明できる。
ティンバーゲンなどの思想に触れながら、動物たちの心を推測するとい
う行為について説明できる。
ユクスキュルなどの思想に触れながら、動物たちがどのように世界を知
覚しているかについて説明できる。
「心の理論」についての実験例に触れながら、霊長類による他者の心理
状態の理解について説明できる。
「視線の理解」についての実験例に触れながら、霊長類による他者の心
理状態の理解について説明できる。
「ルージュテスト」についての実験例などに触れながら、霊長類がどの
ように自己を認識しているのかについて説明できる。
ヒトに進化的に近いとされるボノボがどのような社会的能力を獲得して
いるかについて説明できる。
ヒト以外の動物たちがどのように他者の行動を「模倣」するのかについ
て説明できる。
ヒト以外の動物たちがどのように「道具」を使用するのかについて説明
できる。
ヒト以外の動物たちがどのように「言語」を使用するのかについて説明
できる。
動物たちがどのような状況で、どのようにして他者を攻撃するのかにつ
いて説明できる。
動物たちがどのような方法で異性に求愛し、繁殖するのかについて説明
できる。
「刷り込み」などの実験例に触れながら、動物たちの親子関係・子育て
行動について説明できる。
人間の道徳行動・協力行動が持つ進化的な意味について説明できる。
心理機能の男女差が持つ進化的な意味について説明できる。
期末試験は実施しない。
【準備学習】
小テストへの解答後、解答例を配布するので、内容や表現方法について必ず復習し、次回の小テス
トに備えること。
【評価方法】
毎回、実施する小テストの成績の集計に基づいて評価する。
-388-
生涯発達心理学特講
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:林 洋一
【教育目標】
発達心理学基礎論Ⅰ、Ⅱの履修を前提にして、主として青年期以降の発達上の諸問題についての理
解をより深める。成人期以降の発達心理学的な諸問題を整理し、説明できる。
【授業計画】
No.
項 目
1
生涯発達的視点から
みた成人期
2
成人期の発達 ①
3
成人期の発達 ②
4
成人期の発達 ③
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
成人期までの発達について生涯発達的視点から考察し、その心理的な問題
について説明できる。
成人期の発達、とくに成人に生じる身体的変化について、整理し説明できる。
成人期の発達、とくに対人関係の発達について、整理し説明できる。
成人期の発達、とくに仕事や自己実現に関連する諸問題について、整理し
説明できる。
成人期の発達 ④
成人期の発達、とくに配偶者や子どもとの関係について整理し、説明できる。
成人期の発達 ⑤
成人期の発達と心理臨床的な問題について、整理し説明できる。
成人期の発達 ⑥
成人期の発達と心理臨床的な問題について、整理し説明できる。
生涯発達的視点から 老年期の発達について生涯発達的視点から考察し、その心理的な問題につ
みた老年期
いて整理し説明できる。
老年期の発達 ①
成人期から老年期への移行について、整理し説明できる。
老年期の発達 ②
老年期の発達、とくに心身の変化が高齢者の心理に与える影響について整
理し説明できる。
老年期の発達 ③
老年期の発達、とくに家庭生活や家族との関係に関連する心理的な問題に
ついて、整理し説明できる。
老年期の発達 ④
老年期の発達、とくに生きがいと自己実現に関する諸問題を整理し説明で
きる。
老年期の発達 ⑤
老年期の発達、とくに生きがいと自己実現に関する諸問題を整理し説明で
きる。
まとめ ①
成人期についてこれまでに学習してきた内容をまとめ、整理する。
まとめ ②
老年期についてこれまでに学習してきた内容をまとめ、整理する。
試験
試験を実施する。
【準備学習】
配付資料等を講義前に精読しておくこと。
【評価方法】
学期末試験、小レポート、授業態度等を総合的に評価する。
【テキスト】
使用しない。講義時に資料を配付する。
【参考書】
書 名
中年期・老年期の臨床心理学
著 者
永井撤監修
出 版 社
培風館
【備考】
授業テーマに関連するDVD等を、随時視聴する。
-389-
価 格
2,700円
(税別)
ISBN
978-4-563-05813-5
資
格
関
連
科
教職課程
(科学技術学部)
目
教師論
1 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井澤 直也
【教育目標】
この授業は教育職員免許法に定められた教職関連科目の必修単位となっている。授業では教師の職
務について体験を通して教師のあり方や教師の仕事について考えていく授業としたい。また具体的な
教師像を明確にするために教科書を用いて自分の理想的な教師像を形成していくことを目指す。
また現代の教師は非常に雑用が多いと言われているが、その中でどういう力をつけていくことが大
切なのかについて討議式で考えていく。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
項 目
授業のガイダンス
教師の喜びと苦しみ
新人教師たちの実践に学ぶ
教師のあり方
(教科指導と生活指導)
教師の仕事について考える-
(1)子どもとの関係、先生同士
教師の仕事について考える-
(2)教育委員会との関係、地域
教師の専門性とは何か
(グループディスカッション)
グループディスカッションの発
表
教師と体罰を考える。
生徒指導の諸問題と教師の役割
(討議)
現代の進路指導と教師のあり方
新生日本を切り開いた教師たち
学力の保障と教師たち
教員採用試験
(養成、採用、研修、再教育)
まとめ
試験
到 達 目 標
授業の進め方と参加のしかたについて説明できる。
喜びと苦しみの中身について説明できる。
新人教師たちはどう努力しているか学ぶ。
教科指導と生活指導の関係について考える。
教師は子どもとどう接するべきなのかについて考える。
教師と教育委員会、父母との関わりについて考える。
専門性とは何かについて考える。
専門性について自分の見解をまとめる。
体罰についての考え方を学ぶ。
生徒指導の歴史とあり方について考える。
これからの進路指導のあり方について考える。
無着成恭と綴り方 斉藤喜博と授業の創造について購読し理解する。
仮説実験授業 落ちこぼれを出さない実践について説明できる。
採用試験、研修などについて概観し、説明できる。
現代社会の中の教師の在り方について自分の考えをまとめる。レポートを提
出する。
特に試験は実施しない。
【準備学習】
事前の学習と問題意識の形成に努め、積極的に質問すること。
【評価方法】
授業内でのレポートと最終レポートなどを双方的に評価する。
【テキスト】
書 名
著 者
『時代を拓いた教師たち』 田中耕治編著
2005.9
出 版 社
日本標準
-393-
価 格
1,800円
ISBN
978-4-8208-0256-3 C3037
教育原理
2 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:大橋 保明
【教育目標】
本科目では、教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想、教育課程の意義及び編成の方法等について、
現代における教育の現況に関連づけて幅広く学びながら、
「教育とは何か」という根源的な問いに向き合い、
今後の教育の在り方について自らの考えを構築できることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
項 目
「教育原理」の概要(はじめに)
教育とは何か-教えることと学ぶこと
西洋教育史概説(1)-古代・中世の教育
4
西洋教育史概説(2)-啓蒙期の教育思想
6
日本教育史概説(2)-近代の教育
5
7
日本教育史概説(1)-近世の教育
学校とは何か-近現代学校教育史概説
到 達 目 標
本科目の内容と計画について確認し、受講への意欲と目的を明確にする。
教育の意義と目的、またそれらの時代的な変化について説明することができる。
古代・中世の教育を3期に分けて学習し、それらの共通点や相違点について説明す
ることができる。
フランスやドイツの近代教育思想家の考え方について、簡潔にまとめることができる。
江戸時代までの教育形態について、その変遷等を説明できる。
明治期以降の教育の在り方や特徴について、近世の教育との対比の中で説明できる。
日本の近代学校制度の変遷や現代における教育課程の意義や編成の方法について
説明することができる。
8
学力とは何か-試験制度と学習指導要領
9
現代における授業改革-カリキュラム開発 総合的な学習の時間、キャリア教育、個性化・個別化教育、習熟度別学習の在り
の現状と課題
方等について、実践例を含めて説明することができる。
10
11
12
13
14
15
試験
学習指導要領の内容や「隠れたカリキュラム」の内実を学び、教科カリキュラムの編
成に関連づけて考えることができる。
現代における学校改革-特色ある学校づく コミュニティ
・スクール
(学校運営協議会)
や学校支援地域本部の現代的意義について、
りの現状と課題
実践例を含めて説明することができる。
教育評価とは何か
教育評価の定義や方法等について、自らが教師になった際の方針等について考える。
学校・家庭・地域の連携
三者の連携・融合の在り方について自らの見解をまとめ、レポート等で提示できる。
教師とは何か-教師の専門性
現代における社会教育-公民館と図書館
生涯学習と学習の権利
試験
教師の専門性について自らの見解をまとめ、発表等でわかりやすく提示できる。
社会教育施設の現状と課題を学び、学校との連携・融合の方策について見通しを持てる。
生涯学習社会の在り方について学習し、意見交流等により自らの学ぶ意欲を高める。
また、これまでの学習内容を整理し、理解度を確認する。
学習到達度を確認するために試験を行う。
(持ち込み不可)
【準備学習】
必ず予習復習を行うこと。特に、テキストの該当箇所を事前に熟読し、質問事項を持って授業に臨むこと。
【評価方法】
平常点(授業態度、課題レポートの提出状況等)および理解度テスト(持ち込み不可)の結果を総合的に
判断し、評価を行う。授業への出席も重視する。
【テキスト】
書 名
著 者
出 版 社
価 格
ISBN
『やさしい教育原理(新版)』 田嶋一・中野新之祐・ 有斐閣
1,900円
(税別) 978-4-641-12336-6
福田須美子・狩野浩二 (有斐閣アルマ)
【参考書】
書 名
著 者
①『教育六法
①解 説 教 育 六 法 編
〈2011(平成23年度版)〉』
修委員会編
②『新・教育原理』
②柴田義松編
出 版 社
①三省堂
価 格
①2,600円
(税別)
②有斐閣
②1,800円
(有斐閣双書) (税別)
【備考】
ISBN
①978-4-385-15658-3
②641-11237-1
○チャイムと同時に授業を開始するので、それまでにカードリーダーを通し、着席しておくこと(学生証
を忘れた場合は欠席扱いとなるので注意すること)
。
○私語や携帯メール等の使用は一切禁止する。該当者へは一度の警告ののち、履修取り消し(失格)処置
をとるので注意すること。
-394-
道徳教育の研究
2 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井澤 直也
【教育目標】
この授業の目的は、現代の中学生や高校生に見られる道徳意識の現実を把握すると同時に、将来教
職についた場合、どのような道徳教育を行うことが重要なのかについて討議すること。最終的には道
徳教育の指導案について共同で討議し自らが作成する。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
道徳とは何か、道徳教育の概念、
道徳はなぜ必要か?
中高時代の道徳教育体験を想起
する。
モラルの復権について考える。
道徳教育は学校だけの責任か?
道徳教育の課題を考える。
道徳教育の歴史(1)
道徳教育の歴史(2)
教師による模擬授業(1)
教師による模擬授業(2)
道徳の資料を収集する(1)
道徳の資料を収集する(2)
道徳の資料を収集する(3)
プレゼンテーションと合評(1)
到 達 目 標
授業の概要と評価の方法について説明し、道徳とは何かを考える。
中高時代の体験から道徳教育について思い出し、道徳教育の在り方について
考えるきっかけとする。
近代と現代のモラルの状況について理解する。
学校・地域・家庭での連携について考える。
今日の道徳教育の課題とはどのようなことかを考える 。
道徳教育の歴史を把握し、学校教育の権力性と普遍性について理解する。
道徳教育の歴史を把握し、学校教育の権力性と普遍性について理解する。
教師による模擬授業を受けて、学生自身の道徳教育に対する課題を認識する。
教師による模擬授業を受けて、学生自身の道徳教育に対する課題を認識する。
道徳教育の教材として、文献や絵本、体験などを通してどう伝えるかを考える。
道徳教育の教材として、文献や絵本、体験などを通してどう伝えるかを考える。
道徳教育の教材として、文献や絵本、体験などを通してどう伝えるかを考える。
学生自身による模擬授業を行い、自分の到達度を理解する。また評価する姿
勢を養う。
プレゼンテーションと合評(2) 学生自身による模擬授業を行い、自分の到達度を理解する。また評価する姿
勢を養う。
まとめ
全体のまとめを行い。指導案作成を準備する。
特に試験は行わない。
【準備学習】
事前の学習や発表について十分準備しておくこと。
【評価方法】
最終的には全員が道徳教育の指導案について提出する。その内容によって評価する。
【テキスト】
テキストは特に指定しないが、授業時にプリントを配布する。
-395-
介護体験(事前指導)
2 年 後期 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井澤 直也,福田 幸夫,糟谷知香江
【教育目標】
この授業は教職履修者のうち、特に中学校教諭免許を取得希望するものが必ず受講しなければなら
ない講義と実習である。
介護等体験特例法で「義務教育に従事する教員が個人の尊厳及び社会連帯の理念に関する認識を深
めることの重要性にかんがみ、教員としての資質を図り、義務教育の一層の充実を期する観点から、
小学校又は中学校の教諭の普通免許状の授与を受けようとするものに、障害者、高齢者等に対する介
護、介助、これらの者との交流等の体験を行わせる措置を講ずる」ことが介護等体験の目的と指定さ
れています。この目的に従い介護等体験の実習で何をどのように学ぶのかを考えていく。
【授業計画】
No.
1~2
項 目
介護等体験の概要とガイダ
ンスのルール
3~4
介 護 等 体 験の意義の理解
(フィリア)養護学校、盲
聾学校について
5~6
介護等体験ハンドブックの
解説
7~8
介護等体験の模擬訓練(介
護等体験の留意事項)
9 ~ 10 福祉施設実習での注意事項
と何を学んできてほしいか
11 ~ 12 社会福祉施設での介護等体
験について
13 ~ 14 盲・聾・養護学校での介護等
体験 について
15
まとめ
試験
到 達 目 標
介護体験事前指導についてのルール説明をし、理解し説明できる。
養護学校等についての概観し、理解し説明できる。
福祉施設等での実習の注意の把握する。
介護機器等にふれ、実習のシミュレーションし、事前準備を行う。
福祉施設で何を学んでくるのかについて明らかにする。
福祉施設での体験をまとめる。
盲・聾・養護学校での体験をまとめる
社会福祉施設および特別支援学校での介護等体験についてレポート
にまとめる。
【準備学習】
『介護等体験ハンドブック』
『フィリア』は事前に購読して授業に臨むこと。
【評価方法】
レポート(1回でも無断欠席した場合は翌年度の介護等体験はできない)をもって評価に換える。
【テキスト】
書 名
著 者
①
『介護等体験ガイドブック-フィリア』 全国特殊学校
②『教師をめざす人の介護等体験ハンド 長会
ブック』
-396-
出版社
①ジアース社
②大修館書店
価 格
ISBN
①4-921124-14-0
②4-469-26534-9 C3036
教育心理学
3 年 通年 必修 4 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:糟谷知香江
【教育目標】
この講義では、教育にかかわる心理学の知見について理解することを目指す。教職用の心理学の基
礎知識に一通り触れつつ、様々な側面から子どもの「こころ」に目を向けた教育について考えていく。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
試験
項 目
ガイダンス
発達1
発達2
発達3
発達4
発達5
発達6
発達7
学習1
学習2
学習3
学習4
学習5
学習6
学習7
到 達 目 標
講義の進め方について理解する。
学習と発達の関係について説明できる。
発達に影響を与える要因について説明できる。
発達をとらえる方法について説明できる。
ピアジェの認知発達論を説明できる。
発達段階、発達課題について説明できる。
アイデンティティ、モラトリアムについて説明できる。
愛着関係の形成について説明できる。
条件づけについて説明できる。
外発的動機づけ、内発的動機づけについて説明できる。
原因帰属、学習性無力感について説明できる。
レディネス、発達の最近接領域について説明できる。
学習の転移について説明できる。
知識の獲得過程について説明できる。
様々な学習指導方法について説明できる。
学習8
教育評価1
教育評価2
教育評価3
教育評価4
教育評価5
性格と適応1
性格と適応2
性格と適応3
性格と適応4
性格と適応5
性格と適応6
生徒指導1
生徒指導2
まとめ
創造性、知能について説明できる。
様々な評価方法について説明できる。
評価に影響を与える要因について説明できる。
テストの信頼性と妥当性について説明できる。
学力について説明できる。
代表値、標準偏差、相関について説明できる。
性格の類型論・特性論を説明できる。
知能検査、性格検査について説明できる。
行動療法について説明できる。
適応機制について説明できる。
障害とは何かを考える。
自閉症、LD、ADHDについて説明できる。
生徒指導上の重要課題について説明できる。
集団の分類、リーダーシップについて説明できる。
これまでの講義を総括し、講義内容についての理解を深める。
期末試験は行わない。
【準備学習】
毎回、小テストを実施する。テスト範囲を必ず確認し、十分に準備して授業に臨むこと。
【評価方法】
小テスト、レポート、授業態度から総合的に評価する。出席を重視する。
-397-
理科教育法Ⅰ
3 年 通年 必修 4 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:石川 哲夫
【教育目標】
自然に触れ、自然を探究し、自然認識を深めていくことにより人間的成長を図る理科教育の目標・
内容・方法について、中学校・高等学校学習指導要領に則ってその原理を習得する。また、基本的な
授業設計の方法や学習指導案の作成等ができるようにする。
【授業計画】
No.
項 目
1
理科教育概観と年間授業
計画ガイダンス
2
これからの理科教育のあ
り方
3
楽しくわかる理科授業の
条件
4
理科教育の目的・目標
5
物理・化学分野の目標及
び内容
6
生物・地学分野の目標及
び内容
7
指導計画の作成と内容の
取り扱い
8
年間指導計画案作成の実
際
9
授業のマネジメント機能
10
理科教育における探究活
動
11
理科教育の教材研究
12
教材開発の実際
13
授業における安全管理①
14
授業における安全管理②
15
まとめ
試験
到 達 目 標
理科教育を概観し、年間学習を通した総括目標の理解と年間学習計画に
ついて理解する。
学力調査から見える日本の理科教育の実態や理想とする理科教育の在り
方について理解することができる。
楽しくわかる理科授業の条件について理解し、説明できる。
理科教育の目的や目標について理解し、概要を説明できる。
物理・化学領域の目標や内容について説明できる。
生物・地学領域の目標や内容について説明できる。
指導計画作成上の配慮事項及び各分野の内容の指導重点について説明で
きる。
年間指導計画案作成の手順を理解し実際に作成することができる。
授業計画・実践・評価というマネジメントサイクルを理解し説明できる。
生徒の主体性を育む探究活動とはどのようなものか理解し説明できる。
基本的な理科教材研究の進め方を習得することができる。
各領域における効果的な教材開発例を取り上げ、
説明することができる。
理科教員の役割について理解し、説明することができる。
理科室等の効果的な運営と安全管理について説明できる。
理科教育法Ⅰ前期講義内容について要点を整理し、まとめることができ
る。
試験は実施しない。
-398-
No.
項 目
16
理科の授業と観察・実験
17
20
事象提示・演示実験の役
割
理科の授業と情報機器・
情報教材①
理科の授業と情報機器・
情報教材②
理科の授業と指導技術
21
理科授業の進め方
22
理科の授業と野外学習
23
理科の授業と環境教育
24
27
理科教育と環境エネル
ギー
理科の授業と課題研究的
学習
理科の授業と総合的な学
習
理科課外活動の実際
28
理科の授業と評価
29
理科の授業研究
30
まとめ
18
19
25
26
試験
到 達 目 標
観察・実験の意義について理解し、望ましい観察・実験について事例を
挙げて説明できる。
事象提示・演示実験の役割と在り方について説明できる。
主な情報機器・教材の特性と扱い方について理解し、説明することがで
きる
情報機器・教材の利用上の留意点、問題点を挙げ、説明できる。
発問や板書、ノート指導等指導技術について理解し、在り方について説
明できる。
授業の計画に基づく実際の授業の進め方について、大切なポイントを説
明することができる。
野外学習の意義、進め方を習得する。野外学習の問題点と対策について
例を挙げて説明できる。
環境教育の目標を理解し、理科の授業における「環境教育」の取り扱い
について理解し、事例をあげて説明できる。
地球温暖化の仕組みや防止策について理解する。また、理科教育との関
連性を図った事例について発表することができる。
課題研究の事例から指導の在り方について理解し、指導構想を立てるこ
とができる。
理科の授業と総合的な学習の共通点、相違点を理解し、融合を図った授
業を構想できる。
生徒が意欲的に取り組む具体的実践例を挙げ、その活動の意義と理科教
育との関連について説明することができる。
評価の機能、手順、評価観点、評価の場面、評価方法等について理解し、
評価概要を説明することができる。
目的・進め方、研究授業の実際について理解し、要点を述べることがで
きる
理科教育法Ⅰ後期講義内容について要点を整理し、まとめることができ
る。
試験は実施しない。
【準備学習】
講義に関連する内容について事前に予習を行い、わかることとわからないことを明確にして講義や
演習に望むこと。まとめの演習等を行い、結果を提出するので、毎回の授業内容について復習をして
おくこと。
【評価方法】
課題演習、レポート等により総合的に評価する。出席も重視される。
【テキスト】
書 名
著 者
出 版 社
①中学校学習指導要領解説理 ①②文部科学 ①(中学校編)
科編(平成20年9月)
省
大日本図書
②高等学校学習指導要領解説
②(高等学校編)
理科編理数編(平成21年2月)
実教出版株式会社
価 格
①中学校編
110円
②高等学校編
336円
ISBN
①中学校編
978-4-477-01979-6
②高等学校編
978-4-407-31926-2
【参考書】
書 名
授業に生かす!理科教育法 中学・高等学校編
著 者
左巻健男
出 版 社
東京書籍
-399-
価 格
2,310円
ISBN
978-4-487-80335-4
情報科教育法
3 年 通年 必修 4 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:中尾 剛
【教育目標】
高等学校情報科の目標と内容を理解し、目標を実現するために情報科の各科目をどのように教える
かを考える。また、様々な学習者を想定し、それに対応した指導法についてディスカッションや模擬
授業などの演習を交えながら検討し、実践的な指導法の習得を目指す。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
到 達 目 標
情報科教育法を学ぶ目的と内容について確認を行い、説明することがで
きる。
2
情報科とは
各学科に共通する教科「情報」が設置された背景および概要について、
説明することができる。
3
各 学 科 に 共 通 す る 教 科 情報教育の中での共通科目情報科の位置づけおよび、中学校技術科・家
「情報」学習指導要領に 庭科との関係について説明できる。
ついて
4
共通教科情報科の各科目 共通教科情報科の学習指導要領と教育のねらいについて、説明すること
について
ができる。
5
科目「社会と情報」につ 共通教科情報科の設置科目である「社会と情報」について、目標、内容
いて
とその取扱いについて説明することができる。
6
科目「情報の科学」につ 共通教科情報科の設置科目である「情報の科学」について、目標、内容
いて
とその取扱いについて説明することができる。
7
学習指導計画・学習指導 共通教科情報科における実習の指導法、留意点について理解し、指導案
案の作成
を作成し、説明することができる。
8
共通教科情報科における 共通教科情報科における課題選択の観点を確認し、教材化の工夫につい
課題選択の観点、教材化 て考え、説明することができる。
の工夫
9
共通教科情報科における 共通教科情報科における問題解決の方法、進め方、留意点について理解
問題解決の方法、進め方、 し、説明することができる。
留意点
10
生徒の前で話すときに注 授業として生徒の前で話すときに注意すべきことについて理解し、説明
意すべきこと
することができる。
11
共通教科情報科における 授業研究および模擬授業実施を行い、授業内容の評価および反省点を説
授業研究(模擬授業)1 明することができる。
12
共通教科情報科における 授業研究および模擬授業実施を行い、授業内容の評価および反省点を説
授業研究(模擬授業)2 明することができる。
13
共通教科情報科における 授業研究および模擬授業実施を行い、授業内容の評価および反省点を説
授業研究(模擬授業)3 明することができる。
14
共通教科情報科における 授業研究および模擬授業実施を行い、授業内容の評価および反省点を説
授業研究(模擬授業)4 明することができる。
15
共通教科情報科における 授業研究および模擬授業のまとめを行い、授業内容の評価および反省点
授業研究(模擬授業)ま を説明することができる。
とめ
試験
試験は実施しない
-400-
No.
項 目
16
専門教科情報科の学習指
導要領について
17
各科目の目標と内容1
18
各科目の目標と内容2
19
各科目の目標と内容3
20
各科目の目標と内容4
21
各科目の目標と内容5
22
各科目の目標と内容6
23
学習指導計画・学習指導
案の作成
専門教科情報科における
課題選択の観点、教材化
の工夫
専門教科情報科における
問題解決の方法、進め方、
留意点
専門教科情報科における
授業研究(模擬授業)1
専門教科情報科における
授業研究(模擬授業)2
専門教科情報科における
授業研究(模擬授業)3
専門教科情報科における
授業研究(模擬授業)4
専門教科情報科における
授業研究(模擬授業)ま
とめ
24
25
26
27
28
29
30
試験
到 達 目 標
主として専門学科において開設される教科「情報」の学習指導要領、教
育のねらいについて、内容を説明することができる。
科目「情報産業と社会」
、
「課題研究」について、目標と内容の構成及び
取り扱いについて、説明することができる。
科目「情報の表現と管理」
、
「情報と問題解決」について、目標と内容の
構成及び取り扱いについて、説明することができる。
科目「情報テクノロジー」
、
「アルゴリズムとプログラム」について、目
標と内容の構成及び取り扱いについて、説明することができる。
科目「ネットワークシステム」
、
「データベース」について、目標と内容
の構成及び取り扱いについて、説明することができる。
科目「情報システム演習」
、
「情報メディア」について、目標と内容の構
成及び取り扱いについて、説明することができる。
科目「情報デザイン」
、
「表現メディアの編集と表現」
、
「情報コンテンツ
演習」について、目標と内容の構成及び取り扱いについて、説明するこ
とができる。
専門教科情報科における実習の指導法、留意点について理解し、指導案
を作成し、説明することができる。
専門教科情報科における課題選択の観点を確認し、教材化の工夫につい
て考え、説明することができる。
専門教科情報科における問題解決の方法、進め方、留意点について理解
し、説明することができる。
授業研究および模擬授業実施を行い、授業内容の評価および反省点を説
明することができる。
授業研究および模擬授業実施を行い、授業内容の評価および反省点を説
明することができる。
授業研究および模擬授業実施を行い、授業内容の評価および反省点を説
明することができる。
授業研究および模擬授業実施を行い、授業内容の評価および反省点を説
明することができる。
授業研究および模擬授業のまとめを行い、授業内容の評価および反省点
を説明することができる。
試験は実施しない
【準備学習】
学習指導要領の該当単元部分を熟読し講義に臨むこと。
【評価方法】
平素の講義への姿勢を重視し、レポート、模擬授業、教材研究への取り組みなどの成績を総合的に
判断する。
【テキスト】
書 名
高等学校学習指導要領解説 情報編
著 者
文部科学省
出 版 社
開隆堂
-401-
価 格
221円
ISBN
978-4-304-04165-5
技術科教育法Ⅰ
3 年 通年 必修 4 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:山口 真一
【教育目標】
第7次中学校学習指導要領の改訂における技術・家庭科及び技術分野(技術科)の目標、学習内容
の取扱い、指導計画の作成等について習得する。さらに、多くの中学校で採用している「技術・家庭
科の教科書」で、学習内容の趣旨を習得し、授業分析を行う。あわせて、学習指導案の作成の意義と
事例、自作の仕方を習得する。
また、技術分野の関係課題の検討と発表、新しい学習評価のあり方等について習得することを目的
とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
技術分野(技術科)の改訂
1第7次学習指導要領の
改訂
技術分野(技術科)の改訂
2「技術分野」の変遷
技術分野(技術科)の改訂
3技術分野改訂の趣旨
技術分野(技術科)の改訂
4技術分野の目標
技術分野(技術科)の改訂
5技術分野の学習内容
技術分野(技術科)の改訂
6指導計画作成と内容の
取扱い
技術分野(技術科)の改訂
7総合的な学習の時間と
の関連
学習内容の検討
1「ものづくり」教育
学習内容の検討
2技術分野における「情
報教育」
学習内容の検討
3生物の育成と作物の栽
培
学習内容の検討
4安全管理と施設・設備
管理
関係課題の発表
1課題の選定と内容の検
討
関係課題の発表
2課題の発表
まとめ(1)
まとめ(2)
前期末試験
到 達 目 標
第7次中学校学習指導要領の改訂が告示されたが、中学校学習指導要領の基
本的な説明と、第6次学習指導要領との比較等について説明することができ
る。
昭和22年度からの学習指導要領改訂にあわせて、技術・家庭科が職業科の名
称から現在に至るまでの歴史的な変遷について説明することができる。
学習内容の11領域から2分野構成への改善と、第5次から第7次要領改訂に至
る技術・家庭科の分野別内容について説明することができる。
第5次指導要領から第7次要領に至るまでの、技術分野の目標の変遷につい
て説明し、あわせて技術・家庭科学習の心構えについて説明することができる。
学習内容の改訂の概要を第6次と第7次改訂時について説明し、改善のポイ
ントと、第7次改訂時の学習内容(A~D)について説明することができる。
指導計画の作成と内容の取扱いについて説明し、3学年間を見通した全体的
な指導計画の作成にあっての、手順と配慮事項について説明することができ
る。
技術分野と総合的な学習の時間との関連について、その目標と学習内容、授
業時数、指導例等から説明することができる。
技術分野における「ものづくり」の学習内容について説明し、さらに幼・小・
中学校の各教科におけるものづくりの取組みについて説明することができる。
技術分野おける「情報教育」について、第6次と第7次学習指導要領の改訂
による学習内容の取組みについて説明することができる。
技術分野における「生物の育成」の学習内容について、作物の栽培、動物の飼育、
水産生物の栽培等から説明することができる。
技術分野の実習等における安全管理と事故防止策についてと、実習室内と機
器類との施設・設備管理について説明することができる。
技術分野における関係課題の選定を行い、インターネット等により資料を収
集し、発表資料を検討・作成することができる。
前回行った資料の収集が終わり、資料の整理が済んだ、技術分野における関
係課題について発表することができる。
第1回から第7回までの授業の内容の要点をまとめることができる。
第8回から第13回までの授業の内容の要点をまとめることができる。
前期末試験を実施する。
-402-
No.
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
試験
項 目
学習指導の実際 1技術科
教師による授業実践例
学習指導の実際
2教科書1章「製品の設
計」の授業分析
学習指導の実際
3教科書2章「製品の製
作」の授業分析
学習指導の実際
4教科書3章「機器のし
くみ」の授業分析
学習指導の実際
5教科書5章「栽培と生
活」の授業分析
学習指導の実際
6教科書2編「情報と生
活」の授業分析
学習指導の実際
7教科書2編情報「実習
例 “名刺”」の作成
学習指導案の作成
1学習指導案作成の意義
と手順
学習指導案の作成
2学習指導案作成の事例
学習指導案の作成
3「 自 作 学 習 指 導 案 」
の作成
学習指導案の作成
4「 自 作 学 習 指 導 案 」
の発表
学習評価のあり方
1新しい学習評価と評定
学習評価のあり方
2生徒指導要録とその取
扱い
まとめ(1)
まとめ(2)
学年末試験
到 達 目 標
技術科教師により行われた、生徒にやる気を起させる授業のあり方と、実習
において問題解決能力を育てる方策について説明することができる。
技術分野の教科書(東京書籍編)の1編(技術とわたしたちの生活)の1章「製
品の設計」について、項目別の趣旨と学習内容の説明と、授業分析ができる。
技術分野の教科書の1編(技術とわたしたちの生活)の2章「製品の製作」に
ついて、項目別の趣旨と学習内容の説明と、授業分析ができる。
技術分野の教科書の1編の3章「機器のしくみと保守点検」について、項目別
の趣旨と学習内容の説明と、授業分析ができる。
技術分野の教科書の1編の5章「栽培とわたしたちの生活」について、項目別
の趣旨と学習内容の説明と、授業分析ができる。
技術分野の教科書(東京書籍編)の2編(情報とわたしたちの生活)の1章、2章、
3章のコンピュータのしくみと利用等について、説明と授業分析ができる。
教科書の2編の2章「コンピュータの利用」の、実習例「自分らしさを表現しよう」
における “名刺の作成” について、事例に従って作成することができる。
学習指導案の作成につき、作成の意義と記載内容・様式等について説明し、
学習指導案の作成の手順について説明することができる。
学習指導案の記載内容の「本時の学習展開」について、教師の指導と生徒の
学習がよく組み合って授業展開ができるよう事例研究をすることができる。
提示された「自作学習指導案」
(自分で作成した学習指導案)の内容について、
例示に従い、示された学習内容について、学習指導案を作成することができる。
前週までに作成した「自作学習指導案」について発表し、あわせて授業研究
を行うことができる。
新しい学習評価と評定のあり方について、生徒指導要録の観点別学習状況の
評価と評定との関係から説明することができる。
生徒指導要録に記載する学習評価と評定について、生徒指導要録の様式1(学
籍)と様式2(指導)との関係等から説明することができる。
第1回から第7回(第16回から第22回)までの授業内容の要点をまとめる。
第8回から第13回(第23回から第28回)までの授業内容の要点をまとめる。
学年末試験を実施する。
【準備学習】
毎回、授業終了10分前に、本日の学習成果を知るため、「本日の課題」(小テスト)を実施する。
【評価方法】
期末試験及び毎回の「本日の課題」
(小テスト)の結果から評価する。
【テキスト】
書 名
著 者
中学校 教科書
加藤 幸一、
「新編 新しい技術・家庭 技術分野」 永野 和男 ほか
出 版 社
東京書籍
価 格
585円
ISBN
4-487-12137-X
【参考書】
書 名
①中学校 学習指導要領
②中学校 学習指導要領 解説
「技術・家庭編」
著 者
①文部科学省
②文部科学省
出 版 社
①東山書房
②教育図書
-403-
価 格
①244円
②480円
ISBN
①978-4-8278-1461-3
②978-4-87730-234-4
工業科教育法
3 年 通年 必修 4 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:東 之弘
【教育目標】
著しい工業技術の進展に対応できるための先端技術の調査・研究、マルチメディア教材の活用、工
業技術教育のための教材・教具の開発や、新しい高等学校学習指導要領に沿った教育課程の編成や具
体的な模擬授業の実践を体験し、新しい学力観にたった学習指導者としての知識を身につけることを
目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
工業科教育概説
2
大学工学教育と高校工業
教育
3
教員免許
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
工業技術の変遷
到 達 目 標
高校工業の教科科目の概要を説明できる。
高校工業教育を学ぶにあたり、
大学での教科科目との関連が説明できる。
教員免許の仕組み、大学における単位取得、および取得上の事務的手続
き等を修得する。
我が国の工業の基幹産業について、近年の発展過程をDVDを使って学
習し、歴史的変遷が説明できる。
工業高校において現在進められている授業の流れを認識する。
学校教育現場における現
状
学習指導要領要旨(総則) 学習指導要領要旨の総則より、生徒に授業する上で重要となる視点を修
得する。
学習指導要領要旨
学習指導要領要旨の全般より、生徒に授業する上で重要となる視点を修
得する。
教科「工業」の各科目
工業高校の授業科目について、全教科の内容を総括的に説明できる。
教科「工業技術基礎」
工業高校の教科科目「工業技術基礎」の内容を説明できる。
教科「課外研究」
工業高校の教科科目「課外研究」の進め方および内容を説明できる。
教科「総合的な学習」
工業高校の教科科目「総合的な学習」の意義および内容を説明できる。
工業:機械系の専門科目 工業高校の機械系学科の教科科目「製図」
「実験」の内容を説明できる。
「製図・実習」
工業:機械系の専門科目 工業高校の機械系学科の教科科目「機械工作」の内容を説明できる。
「機械工作」
工業:機械系の専門科目 工業高校の機械系学科の教科科目「機械設計」の内容を説明できる。
「機械設計」
工業:機械系の専門科目 工業高校の機械系学科の教科科目「原動機」の内容を説明できる。
「原動機」
-404-
No.
項 目
到 達 目 標
16
共通履修科目
共通履修科目の種類と内容を説明できる。
17 「工業科」の教育課程の 「工業科」の3年間の授業科目の構成を説明できる。
編成
18 「工業科」の教育課程の 各専門学科の教育課程編成案が作成できる。
編成演習
19 「工業科」の共通基礎科 1年間にわたる授業の構成、また卒業単位資格を満たすための3年間の
目学習指導年間計画表の 科目構成案を作成できる。
作成
20 「工業科」の科目の授業 1時間(1コマ)の授業の構成について説明できる。
展開
21
学習指導案・授業指導案 1コマ分の学習指導案・授業指導案(50分)の作り方を修得する。
の作成
22
授業実施における心構え 教壇に立って授業を行う上で重要となる事項を認識できる。
とテクニック
23
模擬授業(1)授業案の構 1コマ分の学習指導案・授業指導案(50分)が作成できる。
築
24
模擬授業(1)授業の練習 授業案に基づいて1コマ分の模擬授業(50分)を行い、修正を行う。
25
模擬授業(1)授業演習
授業案に基づいて1コマ分の模擬授業(50分)を行う。
26
模擬授業(2)授業案の構 前回とは別の科目で、1コマ分の学習指導案・授業指導案(50分)が
築
作成できる。
27
模擬授業(2)授業の練習 授業案に基づいて1コマ分の模擬授業(50分)を行い、修正を行う。
28
模擬授業(2)授業演習
授業案に基づいて1コマ分の模擬授業(50分)を行う。
29
学習指導要領の変遷
新学習指導要領の旧学習指導要領の違いを理解する。
30
まとめ
これまで学習してきた内容が説明できる。
試験
試験は実施しない
【準備学習】
高校の教科は種類が多いので、授業時間以外の時間で各教科に関して学習をしておく必要がある。
また学習指導案やカリキュラム編成等はいろいろな高校のシラバスをインターネット等で調べておく
こと。
【評価方法】
授業態度や演習点、模擬授業の成果から総合的に評価を行う。出席も重視する。
【テキスト】
資料を適宜配布する。
-405-
特別活動研究
3 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:神山 敬章
【教育目標】
家庭や学校での教育力の低下は呼ばれて久しいが、生涯学習時代を迎え、地域・学校・家庭の三者
の連携がますます有機的に関連づけられる必要がある。また、学校内外の組織や関わりでは、特別活
動の重要性はますます高まっている。生徒自身による自主的な活動としての教科外活動とは何かにつ
いて、基本例をあげながら理解に努める。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
到 達 目 標
特別活動研究とは
教職課程における特別活動研究の位置づけを理解し説明できる。
人間形成と特別活動
学校における人間形成のあり方と特別活動について論じ説明できる。
人間形成とは‐今日的課題‐ 教育上、人間形成のあり方から教育課程・教育方法からみた今日的課題を理
解し説明できる。
特別活動の歴史的変遷
明治以降の日本の学校教育の歴史をふまえ特別活動が今日どう位置づけられ
ているか理解し説明できる。
特別活動の歴史的変遷
戦後の教育改革におけるカリキュラム上の自由研究と特別活動研究を理解し
説明できる。
特別活動の歴史的変遷
特別教育改正から特別活動への変更と学習指導領域の改正における内容を理
解し説明できる。
強化と特別活動
教科活動と特別活動の関係について事例を理解し説明できる。
教科と特別活動
学校カリキュラム上での特別活動が教科との関連での存在意義を理解し説明
できる。
道徳と特別活動
教職課程の道徳と特別活動の関係と今後の課題について理解し説明できる。
生活指導と特別活動
生活指導上の生活指導と関係と今後の課題について理解し説明できる。
特別指導の指導と人間形成 人間形成に重点をおいた特別活動のあり方を理解し説明ができる。
の視点
特別指導の指導と人間形成 学校教育の本来の目的である人格の完成をめざす人間形成の視点について理
の視点
解し説明ができる。
特別活動と人間形成
学校における基層集団としての学級における人間形成としての特別活動につ
いて理解し説明できる。
特別活動と人間形成
学校における基層集団としての学級における人間形成としての特別活動につ
いて理解し説明できる。
まとめ
学校の教育課程上特別活動の重要性を総括し、まとめられる。
試験
試験を実施する。
【評価方法】
出席重視。試験と出席点と授業毎の小レポートにて評価。
【テキスト】
書 名
著 者
『特別活動と人間形成』改定 山口 満
新版
出 版 社
学文社
-406-
価 格
2,500円
ISBN
教育方法論
3 年 通年 必修 4 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:大橋 保明
【教育目標】
本科目では、教育の方法及び技術等について、現代の教育改革・授業改革の流れに沿って幅広く学
びながら、今後の教育や授業の工夫・改善の在り方について自らの考えや具体的な方法を習得するこ
とを目標とする。
基礎的・基本的な知識・技能の習得に加えて、習得した知識・技能の活用、学習意欲の喚起が重視
され、各教科及び総合的な学習における授業改善が求められている現状を踏まえ、前期は、授業改革
の歴史的背景や具体的な授業実践等の検討から授業構成要素(目標、内容、方法、形態、環境・メディ
ア、評価など)について学習し、説明できるようにする。
【授業計画】
No.
項 目
1
「教育方法論」の概要(は
じめに)
2
欧米における授業の史的
検討(1)
3
欧米における授業の史的
検討(2)
4
日本における授業の史的
検討(1)
5
日本における授業の史的
検討(2)
6
教室という場所(1)
7
教室という場所(2)
8
授業の様式
9
授業の設計(1)
10
授業の設計(2)
11
授業の評価
12
授業の研究(1)
13
授業の研究(2)
14
個性をどう育てるか
15
講義のまとめ
試験
到 達 目 標
本科目の内容と計画について確認し、
受講への意欲と目的を明確にする。
コメニウス、ペスタロッチらの教育方法を学び、それらの特徴等につい
て正確に説明することができる。
デューイ、ブルーム、ブルーナーらの教育方法を学び、それらの特徴等
について正確に説明することができる。
明治期における近代学校教育の成立過程について、明治以前の教育との
違いを意識しながら正確に説明することができる。
明治後期以降の近代学校教育の変遷について、現代までの時期区分を意
識しながら正確に説明することができる。
教室の歴史的変遷や日本と世界の教室の違いを認識し、自らの授業計画
に活かすことができる。
教師や子どもが教室において抱えるジレンマについて、隠れたカリキュ
ラムとも関連づけて説明することができる。
模倣的様式と変容的様式、一斉授業と個別指導を理解し、それらの対比
の中で授業実践を捉えることができる。
学びの経験の総体としてカリキュラムを捉え、具体的な単元構成や教科
学習と教科外学習との関連について説明することができる。
授業構成要素(目標や内容、方法等)を意識した授業設計の方法につい
て学び、授業設計の具体的なイメージを持つことができる。
授業評価の方法とその多様性を学び、授業実践例の検討と批評を行うこ
とができる。
メイハンによる会話分析の方法とその研究成果について説明することが
できる。
キャズデンによるディスコース分析の方法とその研究成果について説明
することができる。
「個に応じた教育」の実践例を検討し、個性を育てることについて考え
を深める。
第1回~第14回までの講義の総括を受け、講義内容についての理解を
深める。
-407-
No.
項 目
16 「教育方法論」後期の概
要
17
コンピュータと教育
18
19
20
21
22
23
ガニェの9教授事象
学習教材と評価法
学習教材と形成的評価
学習教材のイメージ
学習教材づくりのイメー
ジ
学習教材の責任範囲
24
テストの作成
25
学習教材の構造
26
28
学習教材パッケージの作
成(1)
学習教材パッケージの作
成(2)
形成的評価の実施
29
学習教材の改善
30
講義のまとめ
27
試験
到 達 目 標
後期授業の内容と計画について確認し、学習教材作成の意義や目的を明
確にする。
CAIやCALなど学校教育におけるコンピュータ活用の現状について学ぶ
とともに、学習教材作成の意図や手順を実践できる。
教材の構成をガニェの9教授事象との関係で説明できる。
評価法の基本である絶対評価と相対評価の違いを説明できる。
形成的評価の手順と留意点について説明できる。
独学を支援する学習教材とは何かについて、自らの言葉で説明できる。
システム的な教材設計・開発の手順(要素)を5つに分けて正確に説明
できる。
学習教材の出入り口を明確化するために用いる3つのテストについて学
び、それぞれの役割を簡潔に説明できる。
学習目標の性質に適した事前・事後テスト、前提テストのテスト問題を
作成することができる。
課題分析図に示されている学習目標の学習順序を指摘でき、学習課題に
適した課題分析図を作成できる。
与えられた指導方略表に基づいて、学習教材を準備できるようになる。
学習教材をパッケージ化し、教材の出来具合を確かめるための7つの道
具を準備できるようになる。
第20回講義で学んだ手順と留意点を確認し、形成的評価を適切に実施
することができる。
前回講義で実施した形成的評価の結果から、学習教材の改善点や改善方
法を具体的に提案できる。
第16回~第29回までの講義の総括を受け、講義内容についての理解を
深める。
【準備学習】
必ず予習復習を行うこと。特に、テキストの該当箇所を事前に熟読し、質問事項を持って授業に臨
むこと。
【評価方法】
前後期を通じた平常点(授業態度、課題レポートの提出状況等)
、前後期の学期末レポートの結果
等を総合的に判断し、評価を行う。授業への出席も重視する。
【テキスト】
書 名
『改訂版 教育の方法』
著 者
佐藤学
出 版 社
放送大学教育振興会
価 格
ISBN
1,900円
(税別) 4-595-23713-8
【参考書】
書 名
著 者
①『中学校学習指導要領(最新版)』 ①②文部科学省
②『高等学校学習指導要領(最新版)』
③『教育方法学』
③佐藤学
出 版 社
①②東山書房
③岩波書店
価 格
ISBN
①244円
①4-8278-1461-3
②588円
②4-8278-1478-1
③2,200円
(税別) ③4-00-026005-7
【備考】
○チャイムと同時に授業を開始するので、それまでにカードリーダーを通し、着席しておくこと(学
生証を忘れた場合は欠席扱いとなるので注意すること)。
○私語や携帯メール等の使用は一切禁止する。該当者へは一度の警告ののち、履修取り消し(失格)
処置をとるので注意すること。
-408-
生徒指導研究
3 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:神山 敬章
【教育目標】
今日の教育現場での生徒指導のあり方が問い直されている。管理主義的な生活指導を超えて個の教
育の原点に戻り、人間の発達上必要な生活指導のあり方について、具体的事例を挙げながら研究を進
める。
【授業計画】
No.
項 目
1
生徒指導とは
2
生徒指導の教育的意義
3
4
5
生徒指導の教育的意義
生徒指導の機能と方法
生徒指導の機能と方法
6
教育相談
7
進路相談
8
基本的生活習慣の指導
9
基本的生活習慣の指導
10
12
非社会的行動における生
徒指導
反社会的行動における生
徒指導
学習困難な生徒の指導
13
不登校の生徒の指導
14
いじめ
15
試験
まとめ
試験
11
到 達 目 標
学校教育上の生徒指導とは何かを事例をあげ理解し説明できる。
生徒指導の定義を文部科学省の指導書より運営上その必要性を理解し説
明できる。
生徒指導の事例より指導方法の分析や分類を理解し説明できる。
生徒指導の機能を様々なパターンより分析し説明できる。
生徒指導の機能よりその具体的方法とはどういうものがあるか理解し説
明できる。
生徒指導の1つである教育相談について事例より具体的指導方法を理解
し説明できる。
生徒指導の1つである進路相談について事例より具体的指導方法を理解
し説明できる。
家庭のみならず学校における生徒の基本的的指導の具体的指導方法につ
いて現状と課題について理解し説明できる。
学校における基本的生活習慣の指導の事例(早寝、早起き、朝ご飯等)
をあげ説明ができる
各種事例研究を参考にして解説し、社会病理としての若者の行動様式に
もふれ、具体的な指導を理解し説明できる。
各種事例研究を参考にして解説し、道徳的・倫理的規範をどう指導する
か理解し説明できる。
各種事例研究を参考にして解説し、学習における様々な問題とその解決
策、指導方法を理解し説明できる。
様々な要因から不登校になる生徒の事例から学校における対応策、指導
方法を理解し説明できる。
いじめの解明とその具体的事例からいじめの実態、指導方法を理解し説
明できる。
生徒指導の必要性を総括しまとめられる。
試験を実施する。
【評価方法】
後期に1回の試験と出席点と授業毎の小レポートを総合的に評価。
【テキスト】
書 名
『生徒指導』
著 者
小林利宜・倉田侃司
出 版 社
ミネルヴァ書房
-409-
価 格
2,200円
ISBN
教育相談
3 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:下田 章子
【教育目標】
学校における教育相談の理論や方法について理解し、実践できるようにする。学校におけるカウン
セリングの意義を認識し、児童生徒の理解をはかることをめざす。児童生徒に関するさまざまな問題
やその背景についての理解を深め、児童生徒との相談を効果的にできるようにする。児童生徒の問題
は保護者や関係者とも協力しながら対応しなければならないことも多いので、保護者や関係者との相
談や連携を効果的に行えるようにする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
項 目
学校における教育相談の
意義と役割
教師に望まれるカウンセ
リングマインド
パーソナリティーとその
理解
心理検査とその利用
カウンセリングの技法
不登校の理解と対応
いじめの理解と対応
非行の理解と対応
性に関する問題の理解と
対応
障がい児の理解と援助
生徒の進路についての指
導と援助
保健室の養護教諭の役割
り
スクールカウンセラーの
役割り
教育相談関係機関とその
利用
全体のまとめ
試験
到 達 目 標
学校において今日の教育相談が担う意義と役割について理解する。
また、
保護者との面接の進め方について考える。
教師に必要とされるカウンセリングマインドについて理解し、説明でき
るようにする。
パーソナリティーと発達について理解し、説明できるようにする。
心理検査について理解し、利用の仕方について身につける。
カウンセリングについての理解を深め、相談に生かせるようにする。
不登校について理解し、対応や相談ができるようにする。
いじめや対人関係について理解し、対応や相談ができるようにする。
非行や問題行動について理解し、対応や相談ができるようにする。
性に関する問題を理解し、対応や相談ができるようにする。
さまざまな障がいについて理解し、対応や相談ができるようにする。
進路指導の意義と方法について理解し、生徒の進路の相談ができるよう
にする。
保健室を訪れる生徒についての理解を深める。養護教諭や教職員との連
携について理解し、実践できるようにする。
スクールカウンセラーの役割りや連携について理解し、実践できるよう
にする。
教育相談機関について知り、連携の在り方について考え、実践できるよ
うにする。
講義中のレポートによる評価を中心とする。授業態度や出席状況も加味
する。
試験は実施しない。
【準備学習】
講義内容に関する予習復習を行い、理解を深めることが望ましい。
【評価方法】
講義中のレポートによる評価を中心とする。授業態度や出席状況も加味する。
【テキスト】
書 名
学校教育相談心理学
著 者
中山 巖 編著
出 版 社
北大路書房
価 格
2,600円
ISBN
978-4-7628-2209-4C3011
【備考】
授業ではグループワークなどを通して、コミュニケーションの力をつけることを重視する。グルー
プワークへの積極的な参加を期待する。
-410-
総合演習Ⅰ
3 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井澤 直也
【教育目標】
この授業は、教職に将来就く者が、中高等学校において実施する「総合学習」を行うに足りうる力
量を身につけることを目的としている。
「総合学習」というのは、従来の教科の学習の枠にとらわれ
ないものであり、中高生にどのように問題意識や課題意識を持たせるかということである。そこで受
講者が教員になったつもりで取得する教員免許(公民、理科など)の教科の枠にとらわれることなく、
総合学習の授業企画を行う。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
「総合的な学習の時間」とは何か?
情報と知恵。生きた知識とは何か?
総合的な学習の実績例の検討(1)
総合的な学習の実績例の検討(2)
総合的な学習の実績例の検討(3)
模擬授業「高齢化と医療費を考え
る」
模擬授業「開発途上国の中の子ど
も」
総合的な学習時間を企画する(1)
総合的な学習時間を企画する(2)
総合的な学習時間を企画する(3)
企画案に対する意見交換(1)
企画案に対する意見交換(2)
企画案に対する意見交換(3)
全体の総括(1)
全体の総括(2)
到 達 目 標
授業のガイダンス及び総合学習導入の導入と背景について学ぶ。
知識と知恵、情報との関連について学ぶ。
学習の実績例を概観し、自らの課題設定を考える。
学習の実績例を概観し、自らの課題設定を考える。
学習の実績例を概観し、自らの課題設定を考える。
教授者の模擬授業により学生が学び、総合学習のイメージを広げる。
教授者の模擬授業により学生が学び、総合学習のイメージを広げる。
学生が自分で綜合学習指導案を作成する。
学生が自分で綜合学習指導案を作成する。
学生が自分で綜合学習指導案を作成する。
グループで討議し、作成をねり直す。
グループで討議し、作成をねり直す。
グループで討議し、作成をねり直す。
実際に模擬授業を行い、総合的に評価する。
実際に模擬授業を行い、総合的に評価する。
特に試験は実施しない。
【準備学習】
事前の準備や発表に向けて十分準備すること。
【評価方法】
総合演習の指導案及び模擬授業を持って評価にかえる。
【備考】
毎回出席用紙シートに感想や意見を記入し、
毎回提出すること。遅刻などには十分気をつけること。
-411-
総合演習Ⅰ
3 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:大橋 保明
【教育目標】
本科目では、一市民として生きていくうえで必ず直面する諸問題についての理解を深めるために、現代社会(近
代成熟期)の諸特徴に関する考察を様々な角度から行い、そこで培われる認識を教育に関する理論的考察および
その実践的応用に結びつけ、実践的に表現できるようになることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
項 目
到 達 目 標
学校統廃合とコミュニティ ・ス
クール(1)
近年の学校統廃合をめぐる現状を正確に把握し、地域によって抱える課題等が異な
ることを学ぶ。
「総合演習Ⅰ」
の概要
(はじめに) 本科目の内容と計画について確認し、受講への意欲と目的を明確にする。
学校統廃合とコミュニティ ・ス
クール(2)
4
いのちの授業(1)
5
いのちの授業(2)
:ディベー
ト
6
保護者のイチャモン(1)
7
保護者のイチャモン(2)
:ロー
ルプレイ
8
9
10
11
12
13
14
15
プレゼンテーション実施要領の
提示と説明
平成16年度以降法制化された学校運営協議会(コミュニティ ・スクール)の概要に
ついて、学校統廃合問題との関連でその意義等を考えることができる。
「いのちの授業」の授業実践例を通じて、いのちをテーマとした授業の意義や成果等
について説明することができる。
前時に視聴した実践例を題材としてディベートを行い、他者の意見等を取り入れな
がら自らの考えを深めることができる。
保護者から学校へ寄せられるイチャモンの現状について正確に把握し、それぞれの
立場からこの問題の改善策等を提案することができる。
保護者、教師、地域住民、児童・生徒など様々な立場からイチャモンの実例を題材
としたロールプレイを行い、この問題を多様な観点から捉えることができる。
第12回以降に受講者全員が実施するプレゼンテーション実施要領を理解し、各自の
問題意識やプレゼンテーション方法を構想できる。
プレゼンテーションの準備
(1) プレゼンテーションで取り上げるテーマの妥当性について検討し、問題意識等を分
かりやすく説明できる。
プレゼンテーションの準備
(2) プレゼンテーションの方法について検討するとともに、発表用ソフトウェアPower
Pointを使いこなすことができる。
プレゼンテーションの準備
(3) 発表者相互に進捗状況を確認し、プレゼンテーション本番に向けた最終確認(予行
練習を含む)を確実に行うことができる。
プレゼンテーションの実施
(1) 実施要領に基づきプレゼンテーションを行い、フロアからの質疑に対して的確に応
答することができる。
プレゼンテーションの実施
(2) 実施要領に基づき双方向性を意識したプレゼンテーションを行い、フロアからの質
疑に対して的確に応答することができる。
プレゼンテーションの実施
(3) 実施要領に基づき双方向性を意識したプレゼンテーションを行い、フロアからの質
疑に対して的確に応答するとともに、議論を深めるための発問を行うことができる。
講義のまとめ
試験
第1回~第14回までの学習内容について「テーマ」と「方法」の2つの観点から整理し、
まとめを行う。
【準備学習】
必ず予習復習を行うこと。特に、事前に配布される資料等には必ず目を通し、疑問点を載って授業に臨む
こと。
【評価方法】
平常点(授業態度、課題レポートの提出状況等)、プレゼンテーションの内容等を総合的に判断し、評価を
行う。授業への出席も重視する。
【テキスト】
特に指定しない。必要に応じて、プリント等を配布する。
【参考書】
書 名
著 者
①
『学校統廃合の社会的研究』 ①若林敬子
②『ブタがいた教室』
(DVD) ②「ブタがいた教
室」製作委員会(前
田哲監督)
③『イチャモン研究会』
③小野田正利編
出 版 社
①御茶の水書房
②日活
価 格
ISBN
①8,400円
(税別) ①978-4-275-01746-8
②3,990円
(税別)
③ミネルヴァ書房
③1,400円
(税別) ③978-4-623-05581-4
【備考】
○改正教育職員免許法施行規則における「総合演習」の趣旨:人類に共通する課題又は我が国社会全体に
かかわる課題のうち一以上のものに関する分析及び検討並びにその課題について幼児、児童、又は生徒
を指導するための方法及び技術を含むものとする。
○グループワーク等が中心となるので、積極的・主体的な姿勢で臨むこと。
-412-
総合演習Ⅰ
3 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 一昭
【教育目標】
この授業の目標は、教育経営学の中の学級経営について学習することです。教育経営学には、理論
と実践があります。目標を立て、学習者のモチベーションを高揚させ、実行して、統制、すなわち反
省することです。そして、次の目標を立てます。こうした一連の授業の実践を、履修者にしていただ
きます。皆さんが、教師でもあり、学生でもあります。他人を見て、自分の実践する授業学に生かす
ことを目標にします。
【授業計画】
No.
項 目
1
教育経営と授業学
2
各科目の実践
(国語、英語、社会など)
3
中学校の社会教育1
4
中学校の社会教育2
5
中学校の社会教育3
6
高校の歴史教育1
7
高校の歴史教育2
8
高校の地理教育Ⅰ
9
高校の地理教育2
10
高校の公民教育
11
中学校の国語教育1
12
中学校の国語教育2
13
高校の国語教育1
14
高校の国語教育2
15
高校の国語教育3
試験 各自の専門科目の発表
到 達 目 標
計画‐実践‐統制のシステムの理解
各人の専門科目の実践と評価
日本の歴史の理解
日本の地理の理解
現代の社会・経済問題の理解
日本史の理解
世界史の理解
日本地理の理解
世界地理の理解
現代の政治・経済、社会問題および国際関係の理解
文学と古文の理解
基礎的な評論とエッセイの理解
評論の理解
文学と古文の理解
日本文学史の理解
専門分野を口頭で、他の人が理解できるように発表できる。
【準備学習】
普段から専門分野について知識を深めること。
【評価方法】
授業態度と発表 。
【備考】
テキストは、各自の専門により自分で決める。
-413-
総合演習Ⅰ
3 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:三具 淳子
【教育目標】
この科目は、
「総合的な学習の時間」設置の主旨を理解し、中学校・高等学校の教育現場において、
生徒の問題意識を発展させながら生徒自身による主体的学習を支援することが出来るように、教員と
しての基本的な考え方や実践方法を身につけることを目的とする。
本演習では、より実践的に学ぶために「ジェンダー」をテーマとした学習プログラムを作成する。
講義、発表、ディスカッション等を組み合わせて進めていく。
ジェンダー論を履修していることが望ましい。
【授業計画】
No.
項 目
1
イントロダクション
2
「 総 合 的 な学習の時間」
について
3
生徒の問題関心と学習課
題
4
総合的な学習の実践例か
ら学ぶ(1)
5
総合的な学習の実践例か
ら学ぶ(2)
6
ジェンダーという視点
(1)
7
ジェンダーという視点
(2)
8
学習プログラム作成(1)
9
学習プログラム作成(2)
10
学習プログラム作成(3)
11
学習プログラム作成(4)
12
学習プログラム作成(5)
13
学習プログラム作成(6)
14
学 習 プ ロ グ ラ ム 発 表・
ディスカッション
15
まとめ
試験
到 達 目 標
授業の目的と方法について説明する
学習指導要領に基づいて「総合的な学習の時間」の目的、内容等を学ぶ
生徒の問題関心をどのように引き出すのか、それを発展させるにはどう
したらよいかを考え議論する
中学校の実践例を学ぶ
高等学校の実践例を学ぶ
ジェンダーという視点のもつ意味について理解し、具体的事象を分析す
る力を養う
私達を取り巻くさまざまな生活場面をジェンダーという視点から捉え、
各自の意見を交換する
テーマ設定の注意点を踏まえながらテーマ設定のためのサーベイを行う
テーマの絞込み、資料収集
方針の検討(内容、教材、構成など)
資料収集、情報交換、方針の再検討
発表準備
発表準備
各自の作成した学習プログラムを発表し、それについて相互に意見を交
換する
本演習のポイントを確認し、自らの課題を明らかにする
試験は実施しない
【評価方法】
演習での活動状況を重視する。作成した学習プログラムのプレゼンテーションおよびレポートによ
り評価する。
【参考書】
授業で適宜示す。
-414-
総合演習Ⅱ
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:三具 淳子
【教育目標】
この科目は、
「総合的な学習の時間」設置の主旨を理解し、中学校・高等学校の教育現場において、
生徒の問題意識を発展させながら生徒自身による主体的学習を支援することが出来るように、教員と
しての基本的な考え方や実践方法を身につけることを目的とする。
本演習では、より実践的に学ぶために「現代社会と福祉」をテーマとした学習プログラムを作成す
る。講義、発表、ディスカッション等を組み合わせて進めていく。社会福祉関連科目を履修している
ことが望ましい。
【授業計画】
No.
項 目
1
イントロダクション
2
「 総 合 的 な学習の時間」
について
3
生徒の問題関心と学習課
題
4
総合的な学習の実践例か
ら学ぶ(1)
5
総合的な学習の実践例か
ら学ぶ(2)
6
社会福祉とは何か
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
なぜ、今、社会福祉なの
か?
学習プログラム作成(1)
学習プログラム作成(2)
学習プログラム作成(3)
学習プログラム作成(4)
学習プログラム作成(5)
学習プログラム作成(6)
学 習 プ ロ グ ラ ム 発 表・
ディスカッション
まとめ
到 達 目 標
授業の目的と方法について説明する
学習指導要領に基づいて「総合的な学習の時間」の目的、内容等を学ぶ
生徒の問題関心をどのように引き出すのか、それを発展させるにはどう
したらよいかを考え議論する
中学校の実践例を学ぶ
高等学校の実践例を学ぶ
社会福祉の理念、日本の社会福祉制度について基本的事項を学び、具体
的事象を福祉的視点から考える力を養う
現代日本が置かれている状況を知り、私たちの身近にある社会福祉にか
かわる問題について考え議論する
テーマ設定の注意点を踏まえながらテーマ設定のためのサーベイを行う
テーマの絞込み、資料収集
方針の検討(内容、教材、構成など)
資料収集、情報交換、方針の再検討
発表準備
発表準備
各自の作成した学習プログラムを発表し、それについて相互に意見を交
換する
本演習のポイントを確認し、自らの課題を明らかにする
試験は実施しない
【評価方法】
演習での活動状況を重視する。作成した学習プログラムのプレゼンテーションおよびレポートによ
り評価する。
【参考書】
授業で適宜示す。
-415-
介護体験(実習・事後指導)
3 年 集中 必修 1 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井澤 直也,福田 幸夫,糟谷知香江
【教育目標】
この授業は教職履修者のうち、特に中学校教諭免許を取得希望するものが必ず受講しなければなら
ない講義と実習である。
介護等体験特例法で「義務教育に従事する教員が個人の尊厳及び社会連帯の理念に関する認識を深
めることの重要性にかんがみ、教員としての資質を図り、義務教育の一層の充実を期する観点から、
小学校又は中学校の教諭の普通免許状の授与を受けようとするものに、障害者、高齢者等に対する介
護、介助、これらの者との交流等の体験を行わせる措置を講ずる」ことが介護等体験の目的と指定さ
れています。養護学校2日、社会福祉施設5日の実習を行う。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
施設等での合計7日間の介護等体験
施設等での合計7日間の介護等体験
施設等での合計7日間の介護等体験
施設等での合計7日間の介護等体験
施設等での合計7日間の介護等体験
施設等での合計7日間の介護等体験
施設等での合計7日間の介護等体験
施設等での合計7日間の介護等体験
施設等での合計7日間の介護等体験
施設等での合計7日間の介護等体験
施設等での合計7日間の介護等体験
施設等での合計7日間の介護等体験
施設等での合計7日間の介護等体験
施設等での合計7日間の介護等体験
まとめ
到 達 目 標
実習 自習での反省点、学んだことをまとめる。
実習 自習での反省点、学んだことをまとめる。
実習 自習での反省点、学んだことをまとめる。
実習 自習での反省点、学んだことをまとめる。
実習 自習での反省点、学んだことをまとめる。
実習 自習での反省点、学んだことをまとめる。
実習 自習での反省点、学んだことをまとめる。
実習 自習での反省点、学んだことをまとめる。
実習 自習での反省点、学んだことをまとめる。
実習 自習での反省点、学んだことをまとめる。
実習 自習での反省点、学んだことをまとめる。
実習 自習での反省点、学んだことをまとめる。
実習 自習での反省点、学んだことをまとめる。
実習 自習での反省点、学んだことをまとめる。
レポートにして提出する。
特に試験は実施しない。
【評価方法】
前年度の介護等体験事前指導を受けていないと実習は受けられない。また途中での辞退など常識を
欠く場合は認められない。実習先での評価も重視する。
-416-
教育実習指導(事前)
(高校・中学校)
3 年 後期 必修 0 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井澤 直也,大橋 保明
【教育目標】
1.中学校・高等学校という職場を理解し、実習の心構えをする。
2.学校に集う生徒たちの現状について事前に把握する。
3.実習での基本的なマナーや日誌の書き方、指導案の書き方を理解する。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
到 達 目 標
学校という職場と組織階層
近年の生徒理解と指導
学校という職場と階層について理解し、実習へ向けての心構えを行う。
青少年の発達の特徴とコミュニケーションの在り方について理解し説明で
きる。
授業観察の着眼点と方法
授業課程観察の具体的着眼点などについて理解し説明できる。
教育実習手引きの解説(1)
教育実習の意義、実習直前の留意点、教育実習の内容、学習指導案を理解
する。
教育実習手引きの解説(2)
教科外活動、教員の職務と服務、実習記録の書き方などについて理解する。
指導案の作成(準備)指導案 学習指導要領について理解し分析する。自習日(模擬授業の担当者とイン
とは何か、教案の書き方(1) ストラクション)
指導案の作成(準備)指導案 学習指導要領について理解し分析する。自習日
とは何か、教案の書き方(2)
指導案の作成(準備)指導案 学習指導要領について理解し説明できる。自習日
とは何か、教案の書き方(3)
指導案作成と共同討議
実際に指導案を作成し、グループで討議する。
(グループ)(1)
指導案作成と共同討議
実際に指導案を作成し、グループで討議する。
(グループ)(2)
卒業生を囲んで
卒業生を囲み率直な意見交換や質問を行う。
模擬授業(1)
実際に授業を行い、どのような点が課題であるかを認識する。
模擬授業(2)
実際に授業を行い、どのような点が課題であるかを認識する。
模擬授業(3)
実際に授業を行い、どのような点が課題であるかを認識する。
まとめ
授業全体を振り返り、学習指導案を作成する。全員提出
特に試験は行わない
【準備学習】
可能な限り模擬授業を行い相互に論評しあい必要な準備は何かについてシミュレーションしておく
こと。
【評価方法】
教育実習指導案(学習指導案)の提出を必須とし、授業態度も重視する。
【テキスト】
書 名
著 者
①『教育実習ハンドブック』 ①柴田義松・木内剛
②『教育実習の手引き』
②いわき明星大学教
職課程委員会
出 版 社
学文社
価 格
1,400円
ISBN
978-4-7620-1858-9 C3037
【備考】
4年次の実習を控えて、教育的な力量の形成を図る上で重要な授業である。
-417-
教育実習(2週間)
(高校)
(3週間)
(中学校)
4 年 集中 必修 3 単位
4 年 集中 必修 5 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井澤 直也,大橋 保明
【教育目標】
教育課程や専門科目で履修した教科指導について自ら取得する科目について中学校ないし高等学校
で行う教育実習である。実習前の事前指導はもちろん、実習後の事後指導を必ず履修し、自己の研鑽
に努めること。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
観察実習
観察実習
観察実習
観察実習
参加実習
参加実習
参加実習
参加実習
部分責任実習
部分責任実習
部分責任実習
部分責任実習
責任実習
責任実習
研究授業
到 達 目 標
先生方の授業を観察する。
先生方の授業を観察する。
先生方の授業を観察する。
先生方の授業を観察する。
授業に参加するきっかけづくり。
授業に参加するきっかけづくり。
授業に参加するきっかけづくり。
授業に参加するきっかけづくり。
部分的に授業に参加し、責任を負う。
部分的に授業に参加し、責任を負う。
部分的に授業に参加し、責任を負う。
部分的に授業に参加し、責任を負う。
全ての授業について責任をもって臨む。
全ての授業について責任をもって臨む。
公開の場で、実習の仕上げとなる研究授業を行う。
【評価方法】
実習校の評価を基礎にしつつ、評価を行う。実習日誌は教務に一端提出すること。
-418-
教育実習指導(事後)
(高校・中学校)
4 年 前期 必修 0 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:井澤 直也,大橋 保明
【教育目標】
この授業は、5~7月までに終了する教育実習での体験を基礎に、実習校での体験したことを交流
し、教員採用試験に向けた準備を行う。とくに、実習で味わった、生徒の現状などについて学校毎に
出し合い、今後どのような力量をつけていくことが重要なのかについて検討する。なお毎年事後指導
や教育実習の履修登録をしていない学生があるが、そういう場合は単位認定は行わないので十分注意
すること。実習が終わった2週間以内に指導案(略案)を井澤のアドレスまで送付すること。
[email protected]
【授業計画】
No.
項 目
1
実習日誌の記入のあり方
2
教育実習に向けて
(大橋先生)
3
教育実習(2~3週間)
4
教育実習(2~3週間)
5
教材づくり論(1)
6
教材づくり論(2)
7
教材づくり論(3)
8
教育実習の要素分析
9
授業分析
10
実習者へのアンケート
11
実習体験の交流
12
研究授業
13
研究授業
14
研究授業
15
まとめ
試験
到 達 目 標
日誌の書き方について理解し説明できる。
実習の準備段階から生徒理解を進め、指導案の作成を行い研究授業を行う。
実習の準備段階から生徒理解を進め、指導案の作成を行い研究授業を行う。
実習の準備段階から生徒理解を進め、指導案の作成を行い研究授業を行う。
教材とは何かを考える。
教材とは何かを考える。
教材とは何かを考える。
生徒観、学校観をまとめる 生徒観、学校観をまとめる。
生徒観、学校観をまとめる 生徒観、学校観をまとめる。
アンケートに回し、客観的に実習の評価を行う。
実習生同志の交流をしながら、相互に視野を広げる。
研究授業を行い、自らの成果と課題について認識する。
研究授業を行い、自らの成果と課題について認識する。
研究授業を行い、自らの成果と課題について認識する。
今後の教職に対する自らの方向性を明らかにする。
【評価方法】
実習終了後、
実習日誌を速やかに教務に提出し、
実習校に礼状を出すこと。実習中の研究授業で行っ
た学習指導案を事後指導に必ず提出すること。
([email protected])
実習先での評価と合わせて評価する。
【テキスト】
書 名
『教育実習等報告書』教職課程委員会編
著 者
出 版 社
価 格
ISBN
【備考】
実習を終え、自分自身の課題について「教育実習の成果と課題」についてレポートを提出するA4
で1枚。7月30日持参する。また実習での指導案をA4× 2枚で提出する。
メール提出先:[email protected]
-419-
理科教育法Ⅱ
4 年 通年 選択 4 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:石川 哲夫
【教育目標】
理科教育の目標や理科教育思潮を概観し、
理論と実践の融合を図ることの大切さを理解する。また、
理科教育改革動向を踏まえ、新学習指導要領の特色とその背景を考察し、これから大切にすべき理科
の学習指導法について理解を図り、理科学習指導の実践的指導力を高める。
【授業計画】
No.
項 目
1
理科教育の現状と課題Ⅰ
2
3
5
理科教育の現状と課題Ⅱ
新学習指導要領の特色と
背景
学習指導要領の変遷と理
科教育
戦後の教育改革
6
理科における生徒理解
7
理科における学びの特徴
8
新学習指導要領と学ぶ力
9
教育課程の実際
4
10
11
12
13
14
15
試験
理科授業研究の実際Ⅰ
(目標分析)
理科授業研究の実際Ⅱ
(授業案構成)
理科授業研究の実際Ⅲ
(模擬授業)
理科授業研究の実際Ⅳ
(考察・反省)
理科教育研究集録・論文
の構成
まとめ
到 達 目 標
IEATIMSSやPISA調査結果等をもとに理科教育課題をとらえ
説明できる。
知識・探究・活用を一本化する理科教育の重要性について説明できる。
新学習指導要領により理科はどのように改善され、どのような方向性を
もつのか説明できる。
昭和20年代以降の変遷と理科教育について概要をとらえ、その時代の
理科的特徴を説明することができる。
理科に関わる戦後の教育改革について理解し、内容について説明するこ
とができる。
生徒がとらえる自然観や科学観について例を挙げ、生徒理解が理科教育
の出発点であることを説明することができる。
生活世界における子どもの学びの特徴をとらえ、理科教育の視点から学
習の導入や動機づけが大切であることを説明できる。
新学習指導要領が求める「理科を学ぶ力」について説明することができ
る。
学校現場における教育課程編制事例を基に教育課程概要を考察すること
ができる。
物理・化学領域における授業研究の実際として、目標分析を習得し推進
の要点を挙げ説明することができる。
授業研究の実際として授業デザインのし方を習得し、推進の要点を説明
することができる。
授業研究の実際として模擬授業を体験し、授業推進の要点を説明するこ
とができる。
授業研究の実際として実践について考察・反省を行い、推進の要点を説
明することができる。
実践研究の成果を集録や論文にまとめる手順や構成方法を習得し、要点
を説明することができる。
理科教育法Ⅱ 前期の講義内容について要点を整理し、まとめることが
できる。
試験は実施しない。
-420-
No.
項 目
16
実生活と結びつく学習の
構成法Ⅰ
17
実生活と結びつく学習の
構成法Ⅱ
18
帰納法的理科観察・実験
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
試験
到 達 目 標
実生活と理科学習とのつながりや、
今、
求められている科学的リテラシー
について理解し、自己体験と重ね合わせて説明ができる。
最近の新聞記事にある社会問題の中から、中学校・高等学校の理科の授
業につながる話題を探し出し、授業に取り上げる方法を説明できる。
教科書事例から帰納法的展開事例をあげ、その効果について説明するこ
とができる。
演繹法的理科観察・実験 教科書事例から演繹法的展開事例をあげ、その効果について説明するこ
とができる。
探究活動構築法
探究能力を育成する「仮説の演繹型の授業形態」を理解するために、ふ
りこの実験を行い、探究活動構築の仕方を習得する。
実験を組み込む授業構成 論理的思考や実験方法の工夫など、楽しく追究できる実験の授業構成の
の視点
視点を理解し、説明できる。
体験活動を通した生物・ 体験活動を伴う生物・地学教材を通して、生徒に目的意識を育む事例に
地学指導
ついて、説明することができる。
理科授業における機器操 理科観察・実験に使用する機器の正しい使用について、理科ライセンス
作
カードの活用法を習得し、使用法について説明できる。
新指導要領とエネルギー エネルギー教材の実際を知り、
それぞれの特性を説明することができる。
Ⅰ
新指導要領とエネルギー エネルギー教材の実際を知り、体験を組み入れた効果的な指導法を考案
Ⅱ
することができる。
エネルギー環境教育
持続可能な社会をめざし、エネルギー資源の利用について、理科的視点
や環境問題と関連づけて説明することができる。
理科における発展的学習 酸・アルカリ単元学習等を通し、習得から活用へ発展させる学習活動に
Ⅰ
ついて理解し、事例を挙げて説明できる。
理科における発展的学習 圧力や燃焼を利用したロケット等ものづくりを通して実感する理科の在
Ⅱ
り方について習得し、簡単な実験を範示することができる。
評価の心理的影響と教育 理科指導における評価の在り方について考察し、心理的影響や教育的機
的機能
能について説明できる。
まとめ
理科教育法Ⅱ 後期の講義内容について要点を整理し、まとめることが
できる。
試験は実施しない。
【準備学習】
講義に関する内容について事前に予習を行い、課題意識をもって講義や演習に望むこと。まとめの
演習等を行い、結果を提出するので、毎回の授業内容について復習をしておくこと。
【評価方法】
課題演習、レポート等により総合的に評価する。出席も重視される。
【テキスト】
書 名
新学習指導要領に応える理科教育
著 者
理科教育研究会
出 版 社
東洋館出版社
価 格
2,200円
ISBN
978-4-491-02446-2
出 版 社
②(中学校編)
大日本図書
②(高等学校編)
実教出版株式会社
価 格
①中学校編
110円
②高等学校編
336円
ISBN
①中学校編
978-4-477-01979-6
②高等学校編
978-4-407-31926-2
【参考書】
書 名
①中学校学習指導要領解説理科
編(平成20年9月)
②高等学校学習指導要領解説理
科編理数編(平成21年2月)
著 者
①②文部科学省
-421-
技術科教育法Ⅱ
4 年 通年 選択 4 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:山口 真一
【教育目標】
技術分野(技術科)における授業実践のあり方についてと、授業づくりの各論と、学習指導案の作
成、模擬授業の実施について、教育実習の取組みとあわせて習得することを目的とする。また、第7
次中学校学習指導要領(新要領)と第6次要領(旧要領)の比較に関し、新要領の「総則」と「技術
分野」
「総合的な学習の時間」の内容等を習得する。さらに、関係する教育法規について習得する。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
教育実習と授業づくり
1教育実習の実践
教育実習と授業づくり
2教育実習への取組みの事例
到 達 目 標
教育実習の目的と指導計画、中学校の受け入れ態勢、教育実習に臨む心構
え、教育実習における留意点等について説明することができる。
教育実習に対する諸準備、授業の後の反省会の持ち方、SHR、LHRの実
施のしかた、教育実習によって得られるもの等について説明することがで
きる。
教育実習における授業の流れの3段階(導入・展開・終結)設定、発問の工夫、
効果的に板書する手法、机間指導の技術等について説明することができる。
教育実習と授業づくり
3教育実習における授業づく
り
教育実習と授業づくり
「白ボク人生心得帖」と題して発刊された先達(せんだつ)の経験談につ
4 “教えること” 今日から先生 いて、“つとめ・すがた・おしえの巻き” の一部を説明することができる。
学習指導案の作成 №1-1〔課 学習指導案について、教科書1編、1章の4「製品をじょうぶで、使いやす
題1〈教科書1編1章の4〉〕
くしよう」についての学習指導案の作成方法を説明することができる。
学習指導案の発表 №1-2〔課 教科書1編、1章「製品の設計」の4「製品をじょうぶで、使いやすくしよう」
題1〈教科書1編1章の4〉〕
についての学習指導案の発表を行うことができる。
模擬授業の準備 №1-3〔課 教科書1編、1章「製品の設計」の4「製品をじょうぶで、使いやすくしよう」
題1〈教科書1編1章の4〉〕
についての模擬授業を実施するにあたり、その準備をすることができる。
模擬授業の実施 №1-4〔課 教科書1編、1章「製品の設計」の4「製品をじょうぶで、使いやすくしよう」
題1〈教科書1編1章の4〉〕
についての模擬授業を実施し、授業研究を行うことができる。
学習指導案の作成 №2-1〔課 教科書1編、2章「製品の製作」の2「けがきをしよう」についての学習指
題2〈教科書1編2章の2〉〕
導案の作成と、発表の準備をすることができる。
学習指導案の発表 №2-2〔課 教科書1編、2章「製品の製作」の2「けがきをしよう」についての学習指
題2〈教科書1編2章の2〉〕
導案の発表をすることができる。
模擬授業の準備 №2-3〔課 教科書1編、2章「製品の製作」の2「けがきをしよう」についての模擬授
題2〈教科書1編2章の2〉〕
業を実施するにあたり、その準備をすることができる。
模擬授業の実施 №2-4〔課 教科書1編、2章「製品の製作」の2「けがきをしよう」についての模擬授
題2〈教科書1編2章の2〉〕
業を実施し、授業研究をすることができる。
模擬授業の反省〔授業研究〕
今年度の前期に行った学習指導案の作成と模擬授業の実施についての反省
を行い、後期につなげることができる。
まとめ(1)
第1回から第7回までの授業の内容をまとめことができる。
まとめ(2)
第8回から第13回までの授業の内容をまとめことができる。
前期末試験
前期末試験を実施する。
-422-
No.
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
試験
項 目
学習指導案の作成と発表の準
備 №3-1
〔課題3〈教科書1編2章の4〉〕
学習指導案の発表と模擬授業
の準備 №3-2
〔課題3〈教科書1編2章の4〉〕
模擬授業の実施とその反省 №3-3
〔課題3〈教科書1編2章の4〉〕
学習指導案の作成と発表の準
備 №4-1
〔課題4〈教科書2編1章の2〉〕
学習指導案の発表と模擬授業
の準備 №4-2
〔課題4〈教科書2編1章の2〉〕
模擬授業の実施とその反省 №4-3
〔課題4〈教科書2編1章の2〉〕
「新要領(第7次要領)」と「旧
要領(第6次要領)」の比較 1 演習の準備
「新要領(第7次要領)」と「旧
要領(第6次要領)」の比較 2 演習「総則」
「新要領(第7次要領)」と「旧
要領(第6次要領)」の比較 3 演習「技術分野」
「新要領(第7次要領)」と「旧
要領(第6次要領)」の比較 4 演習「総合学習」
技術分野における教育法規の
理解 1「懲戒と体罰」
技術分野における教育法規の
理解 2「校務の運営」
技術分野における教育法規の
理解 3「職務と服務の義務」
まとめ(1)
まとめ(2)
学年末試験
到 達 目 標
教科書1編、2章「製品の製作」の4「部品を正確に加工しよう」について
の学習指導案の作成と、発表の準備をする。
教科書1編、2章「製品の製作」の4「部品を正確に加工しよう」について
の学習指導案の発表と、模擬授業の準備をする。
教科書1編、2章「製品の製作」の4「部品を正確に加工しよう」について
の模擬授業の実施とその反省をする。
教科書2編、1章の2「コンピュータの使い方を身につけよう」についての
学習指導案の作成と、発表の準備をする。
教科書2編、1章の2「コンピュータの使い方を身につけよう」についての
学習指導案の発表と、模擬授業の準備をする。
教科書2編、1章の2「コンピュータの使い方を身につけよう」についての
模擬授業の実施とその反省をする。
「新要領」と「旧要領」の技術・家庭科及び技術分野の目標と学習内容等
の比較演習を行うための準備をする。
「新要領」と「旧要領」について、「総則」記載に関する技術・家庭科及び
技術分野についての比較・検討をする。
「新要領」と「旧要領」について、技術・家庭科及び技術分野についての
目標と指導計画の比較・検討をする。
「新要領」と「旧要領」について、「総合的な学習の時間」と技術・家庭科
及び技術分野の学習内容の比較・検討をする。
教育法規に記載されている、「懲戒と体罰」について、その性格や事実行
為について、実例をもとに説明することができる。
教育法規に記載されている、職員会議の法的根拠、校務分掌の組織表、学
校事故の事例、概要等について説明することができる。
教育法規に記載されている、教諭の主たる職務、教職員の服務の義務、教
員の勤務条件等について説明することができる。
第1回から第7回(第16回から第22回)までの授業の内容の要点をまとめる。
第8回から第13回(第23回から第28回)までの授業の内容の要点をまとめる。
学年末試験を実施する。
【準備学習】
毎回、授業終了10分前に、本日の学習成果を知るため、「本日の課題」(小テスト)を実施する。
【評価方法】
期末試験及び毎回の「本日の課題」
(小テスト)の結果から評価する。
【テキスト】
書 名
著 者
中学校 教科書
加藤 幸一、
「新編 新しい技術・家庭 技術分野」 永野 和男 ほか
出 版 社
東京書籍
価 格
585円
ISBN
4-487-12137X
【参考書】
書 名
①中学校 学習指導要領
②中学校 学習指導要領 解説
「技術・家庭編」
著 者
①文部科学省
②文部科学省
出 版 社
①東山書房
②教育図書
-423-
価 格
①244円
②80円
ISBN
①978-4-8278-1461-3
②978-4-87730-234-4
地学概論
2 年 通年 必修 4 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:梅津 実
【教育目標】
最近発展の著しい、銀河系や銀河団、ビッグバンや宇宙の大規模構造について、および、日常生活
に密接に関係する気象現象の基本となる事項について、述べることができるようになることが目的で
ある。地球の個体部分を形成する岩石、鉱物の基本的な性質、地震とそれによる地球内部の探査、そ
の他に現在の地質学の基本となっている、マントル対流による大陸移動つまり、プレートテクトニク
ス、および3次元地震波トモグラフィーによるマントル内の対流の様子、さらには、発見の著しい太
陽系以外の惑星や、太陽系形成論、地球の進化などについて、述べることができることを目的とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
地学の特徴、天の川、超
新星残骸
2
惑星状星雲、散光星雲
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
地学が他の学問と異なる点を述べ、天の川が恒星から成り立っているこ
と、超新星残骸などの、基本的なことを説明できる。
恒星以外のガス状の天体が存在することや、それらの仲間である、惑星
状星雲、散光星雲などの基本的な性質を述べることができる。
暗黒星雲、星間分子雲、 暗黒星雲と星間分子雲との関係、ダストの宇宙空間における存在につい
ダスト
て、述べることができる
恒星の誕生、オリオン大 恒星の誕生しているその現場として、オリオン大星雲について述べるこ
星雲
とができる。
原始星、林フエイズ、ケ 恒星が誕生した初期の状態と、脈動変光星の一種であるケファイドの基
ファイド
本的性質について述べることができる。
銀河系、三本の腕
ケファイドと銀河系の中心の位置の関係と、銀河系は少なくとも三本の
腕があることを説明できる。
電波、銀河回転、ダーク 銀河系の腕を探るには波長21cmの電波が使われたことと、銀河の回転
マター
速度と、ダークマターの関係について述べることができる。
銀河の分類、銀河群と銀 銀河の分類と、銀河団、銀河群について、その基本的な性質を述べるこ
河団
とができる。
銀河の相互作用と宇宙背 銀河の相互作用や宇宙背景放射の存在について説明することができる。
景放射
宇宙の大規模構造とビッ ボイド等の宇宙の大規模構造と、宇宙の始まりであるビッグバンについ
グバン
て述べることができる。
大気の構造
大気の温度分布と成層構造、大気の成分、大気圧について、説明できる。
太陽エネルギーと熱収支 黒体放射と太陽の放射、大気の吸収、夏や冬の太陽放射との関係が説明
できる。
コリオリ力と低気圧
コリオリ力の大気の運動への影響と、低気圧や高気圧の回転の向きの関
係について、簡単な例により述べることができる。
大気大循環とジェット気 地球の熱収支と、大気大循環の関連、ジェット気流について述べること
流
ができる。
雨、雲、雪
雨、雪などの成因について、説明することができる。
試験
試験を実施する。
-424-
No.
項 目
16
造岩鉱物
17
いろいろな珪酸塩鉱物
18
火成岩
19
火成岩の分類
20
21
堆積岩
変成岩
22
地震
23
地球の内部
24
大陸移動説
25
プレートテクトニクス
26
プリュームテクトニクス
27
太陽系の誕生
28
地球の誕生
29
30
試験
大気海洋の誕生
生命の発生
試験
到 達 目 標
岩石は鉱物より成立していること、鉱物の基本的な性質を述べることが
できる。
岩石を構成している鉱物のうち、最も重要な珪酸塩鉱物について、その
種類、基本となる珪酸塩の組織、元素組成について、説明できる。
火成岩の成立の仕方や、その組織構造や、化学組成の特徴などを、説明
できる。
火成岩の分類の仕方、およびそれぞれの火成岩の名前とその特徴、また、
ボーエンの反応原理について説明できる。
風化作用と、堆積岩の種類とその特徴などについて説明できる。
変成作用や、造山運動、変成岩の種類や、岩石のサイクルについて説明
できる。
地震波の性質、震源までの距離の求め方、地震波の速度と密度との関係、
地震波が地中で曲がって伝搬すること等を説明できる。
地震波の研究により分かった、地球内部の構造や、アイソスタシーにつ
いて、説明できる。
ウェゲナーの大陸移動説、VLBIとそれによる大陸移動の検証について
述べることができる。
マントル対流によって、地球の大規模な地質構造が説明できることを述
べることができる。
3次元地震波トモグラフィーによる、
マントル内の対流の詳しい挙動と、
それによる現代的な大陸移動の考え方を述べることができる。
原始太陽系星雲より、
惑星が形成されていく過程についての標準理論と、
現在発見が続く、太陽系以外の惑星系について、述べることができる。
地球という惑星が誕生するプロセスと、最古の岩石等について述べるこ
とができる。
大気や海洋などの誕生に関するプロセスの基本を述べることができる。
最古の生命はいつ誕生したかについて、その根拠をあげて説明できる。
試験を実施する。
【準備学習】
テキストや参考書の関連部分を読んでくること。
【評価方法】
学期末試験と、出席状況、授業でのクイズで判定する。
【テキスト】
書 名
地球 学 入 門 惑 星 地 球 と 大
気・海洋のシステム
著 者
酒井 治孝
出 版 社
東海大学出版会
価 格
2,940円
ISBN
4-486-01615-7
著 者
谷口 義明
出 版 社
中央公論社
価 格
1,029円
ISBN
978-4-12-101856
【参考書】
書 名
宇宙を読む
-425-
職業教育
3 年 通年 必修 4 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:八巻 茂雄
【教育目標】
高等学校教諭として、職業や勤労について深く理解し、高校生の進路選択にあたっては指導を適切
に、確実に実施しなければならない。
働く環境について理解し、
教職を目指すものにふさわしい進路知識を身に付けることを目標とする。
教科「情報」の学習者は、上級校進学希望者であることが多いことから、職業指導は上級校選択に
役立つ視点で行うべきものであるとの認識を身につける。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
授業ガイダンス自己紹介等 年間の計画と学習目標について確認する
2
産業社会の変遷
「第三の波」を知り、産業社会の進展と人間の営みの変遷を理解し、
説明できる。
3
情報と職業(1)
ICTの進展は社会に大きな影響を及ぼし、産業構造へ与えた大変遷
を知り、説明できる。
4
情報と職業(2)
知的財産権(知的所有権)などの重要性を学び、説明できる。社会の
ICTの進展に伴う『光と影』を改めて考えを発表できる。
5
職業と就職
現代社会における事業・職業について考え、就職・就業の実態を探る。
6
企業研究(1)企業の社会 企業の存続する目的・意義を考え、
企業風土(企業文化)
、
企業倫理(コ
的役割
ンプライアンス)について学び理解し、説明できる。
7
企業研究(2)勤労者(社 企業における勤労者の現状を調べ、職業倫理について理解し、説明で
員等)の役割
きる。
8
企業研究(3)求人の意味 多様な雇用形態(求人制度)について検証し、発表できる。
9
職業安定法、労働基準法な 労働諸法の目的とその概要を学び、説明できる。
どの法制度
10
各種の社会保障制度
年金、休業補償、失業補償等の勤労者の福利厚生の目的、課題等につ
いて知り、説明できる。
11
ワーク・ライフ・バランス 労働時間と余暇、仕事と生活の調和とはどういうことかを知り、説明
できる。
12
職場の環境
ジェンダー・男女共生参画社会の意義を知り、説明できる。賃金形態、
終身雇用について考え、発表できる。
13
勤労者にかかる諸課題
ワーキングプアなど勤労者の実態を知り、その課題について考え、意
見を言える。
14
ホームルーム活動での進路 あるホームルームの進路指導の指導例を調査し、発表できる。
指導
15
前期のまとめ
前期を総括し、理解の程度を確認する。
試験
-426-
No.
項 目
到 達 目 標
16
高校における専門教育の役 日本における産業教育の歴史を学び、その中での職業教育の果たす役
割
割を検証、発表できる。
17
高校卒業者の就職の現状
「7・5・3」と意味と、その課題を検証し、発表できる。
18
高校生の職業観・勤労観
『職業観・勤労観』を理解し、高校生の実態を調べ、その育成につい
て学び、説明できる。
19
求職の意味・職業選択の意 職業観・勤労観の具体的行為としての求人、就職の意味を高校生に説
義
明できる。
20
職業指導の必要性
職業指導の基礎理論を学び、説明できる。
21
職業と資格(1)
職業と資格についてその意義を考え、説明できる。
22
職業と資格(2)
高等学校で取得できる職業資格について調査・整理し、発表できる。
23
職業指導の変遷
国内外の職業指導に関する社会背景を探り、その変遷をまとめる。
24 「職業指導から進路指導へ、 学習指導要領での進路指導の位置付けを知り、キャリア教育の重要性
そしてキャリア教育へ」
を理解し、説明できる。
25
進路指導(1)(何を高校 高等学校での職業指導を調査・検討し、応用できる。
(BS法、KJ法)
生に伝えるか)
26
進路指導(2)(何を高校 高等学校で担任を想定して、3年間の進路指導の事例をExcelで作表
生に伝えるか)
し、まとめ、提言する。
27
進路指導(3)
進路相談・キャリアカウンセリングの基本的技法を知り、応用できる。
28
勤労者にかかる諸課題
ワーキングプアなど勤労者の実態を知り、その課題につて考える。
29
進路指導(4)
就職指導、進学指導におけるホームルーム担任の役割を学び、教師を
想定し、抱負。心構えを発表できる。
30
後期のまとめ
第1回から第29回までの講義を総合的にまとめ、自身の考える教員
の在り方を述べる。
試験 考査
筆記試験を実施する。
【評価方法】
通年3回程度実施する課題演習及び後期に行う試験により総合的に評価する。
【テキスト】
随時資料を配布し、テキストとする。WEBを活用した最新の資料を教材とする。
-427-
木材加工
3 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:鈴木 彰
【教育目標】
木製品の製作を通して、木材の特徴や基本的な加工原理、加工法及び材料や構造の加重との関係に
ついて理解を深め、製作品の設計から完成に至るものづくりの基本的な流れと加工技術を習得すると
ともに社会や自然環境とのかかわりから材料の利用と加工技術を新たな視点で評価し、活用する態度
を身につけ、
「材料と加工に関する技術」の題材として適切な課題設定ができることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
概論1・木とものづくり
2
概論2・組織と特性
3
概論3・加工法①・作業工程
と加工方法
4
5
概論4・加工法②・ものづく
りと作業の安全
設計製図1・構想のまとめ
6
設計製図2・構想図①
8
設計製図4・製作図
7
9
10
日常生活の中で果たす木材の役割を理解し、木材の特性、加工技術の変遷から新たな
利用の可能性を探ることができる。
各工程で使用する工具・工作機械・加工方法などの製作の概要を知り、製作品の決定
に役立てることができる。
製作手順を確認し、工程での安全指導の留意点、通知・通達・法規の概要を理解した
うえで、加工技術を再評価し製作過程で生かすことができる。
使用目的や使用条件に即したアイディアを機能・材料・構造・加工法・費用などの観
点から検討し、構想をまとめることができる。
等角投影法の描法を理解し、構想を等角図でかくことができる。
設計製図3・構想図②
斜投影法の描法を理解し、構想をキャビネット図でかくことができる。
構想図を基に尺度を選定し、線を使い分け、寸法を記入し第三角法で製作図・部品図
をかくことができる。
製作実習1・けがき
けがき工具を適切に使って、正確なけがき作業ができる。
製作実習2・切 断
両刃のこぎりの構造、あさりの必要性など切削のしくみが説明でき、材料の支持・固定、
用具の保持に留意し、適切な切断ができる。
11
製作実習3・部品加工①
12
製作実習4・部品加工②
13
製作実習5・組み立て
14
製作実習6・仕上げ(塗装)
15
まとめ
試験
木材の種類やその特性を他の材料と比較し、加重方向や含水率と木材の強度、丈夫な
構造を実験で確かめ設計に生かすことができる。
かんなの構造と切削のしくみが説明でき、刃先を適切に調整し、木口、木端けずりが
できる。
部品加工の正確さがものづくりの基本であることを理解し、さしがね、直角定規、
(ス
コヤ)などの測定用具を用いて検査、修正が適切にできる。
接合用具を適切に使って、材料の特徴を生かし、手順に従って順序よく組み立てがで
きる。
素地みがき、目止め、塗装の目的と方法が危険性も含め説明でき、手順に従って、安
全且つ能率的に一連の仕上げ作業ができる。
技能教科の評価方法について理解し、自己評価、相互評価ができる。技術科の「もの
づくり」に関する適切な題材選定ができる。
【評価方法】
授業課題プリント、実習態度 作品等から評価する。
【テキスト】
書 名
中学校技術・家庭科教科書
著 者
加藤幸一ほか
出 版 社
東京書籍
価 格
588円
ISBN
4-487-12137-X
著 者
宮崎拡道、井上裕之
ほか
出 版 社
開隆堂
価 格
1,330円
ISBN
974-4304020056
【参考書】
書 名
木材の性質と加工(技術研究
選書)
【備考】
授業ごとに課題プリントで要点をまとめ提出する。
-428-
電気工学概論
3 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:安野 拓也
【教育目標】
工学の各分野で広く電気・電子に関する知識と技術が必要とされている。そこで、電気工学の基礎
となる直流回路、磁気と静電気、交流回路について習得する。また、その応用として、制御の基礎と
コンピュータを用いた制御について、その知識と技術を身に付けることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
項 目
電気回路
オームの法則
3
複雑な電気回路
4
抵抗の性質
5
電流の熱作用と電力
6
7
まとめ1
磁石とクーロンの法則
8
電流による磁界
9
電磁力と直流電動機
10
電磁誘導と直流発電機
11
交流回路と交流電流
12
13
14
まとめ2
制御の基礎
シーケンス制御とフィー
ドバック制御
15
コンピュータによる制御
試験
到 達 目 標
直流と交流、電気回路の基本的な内容を説明できる。
オームの法則、電圧降下、電池の接続方法と内部抵抗、抵抗の接続と簡
単な直列回路の計算について説明できる。
キルヒホッフの第一法則、第二法則を説明できる。さらに、複雑な電気
回路の計算を行うことができる。
抵抗率および温度による抵抗の変化と固定抵抗、可変抵抗、半固定抵抗
などの代表的な抵抗器を説明できる。
ジュール熱と電力、電力量やヒューズと許容電流や熱電気現象を説明で
きる。
第1回から第5回までの講義の要点をまとめる。
磁石のN極とS極を向き合わせると吸引力が生じる。この吸引力につい
て、磁石の力および二つの磁石の間の距離との関係を説明できる。
導線に電流を流すと導線のまわりに磁界が発生すること、さらには、鉄
心に巻き付いたコイルに電流を流すと鉄心の中心に磁界が生じることを
説明できる。
磁界の中にコイルを置き、そのコイルに電流を流すと電磁力が生じるこ
と、さらには、この原理の応用として直流電動機について説明できる。
導線が磁束を切ると誘導電流が発生すること、さらには、この原理の応
用として直流発電機について説明できる。
交流電流を妨げるインピーダンス、交流回路におけるオームの法則、交
流回路の計算方法、共振現象について説明できる。
第7回から第11回までの講義の要点をまとめる。
制御系の構成を理解し、自動制御の種類について説明できる。
リレーのしくみ、リレー式シーケンスと無接点シーケンス、シーケンス
制御、フィードバック制御とは何か、どのような種類があるかを説明で
きる。
種々の物理量を電気信号に変換するセンサやアクチュエータとは何か、
さらには、これらを利用したコンピュータ制御について説明できる。
試験は実施しない。
【準備学習】
ほぼ毎回小テストを行う。よって予習は必ずおこない、さらにテキスト中の例題を理解しておくこ
と。また、復習としてテキスト中の演習問題を必ず解いておくこと。
【評価方法】
講義中に行う小テストおよび出席状況から評価する。
【テキスト】
書 名
電気・電子概論
著 者
伊理正夫
出 版 社
実教出版
【備考】
本講義は、それぞれの担当教員がオムニバスで開講する。
-429-
価 格
2,000円
ISBN
4-407-03151-4
電気工学実験
3 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:安野 拓也
【教育目標】
実験を通して電気電子情報工学を応用展開する技術を習得することを目的とする。また、器具の取
り扱い方法や計測器の使用方法も含めて基礎的な実験から始め、最終的には電子回路を作製すること
を目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
計測器の基礎
2
8
電池の起電力と内部抵抗
の計測1
電池の起電力と内部抵抗
の計測2
交流インピーダンス、力
率の計測1
交流インピーダンス、力
率の計測2
オシロスコープによる波
形観測1
オシロスコープによる波
形観測2
電子回路設計・製作
9
電子回路特性試験1
10
11
電子回路特性試験2
LCR回路の特性計測1
12
LCR回路の特性計測2
13
論理回路の特性試験1
14
15
論理回路の特性試験2
実験のまとめ
3
4
5
6
7
試験
到 達 目 標
デジタルマルチメータ、直流電流計、交流電流計、ファンクションジェ
ネレータ、低周波発振器、直流電源、オシロスコープの名称と機能を説
明できる。
電池の内部抵抗と起電力を求める原理を理解し、実験によりデータを取
得することができる。
実験データを解析して、電池の内部抵抗と起電力を計算することができ
る。
電球のインピーダンス、力率を求める原理を理解し、実験によりデータ
を取得することができる。
実験データを解析して、電球のインピーダンス、力率を計算することが
できる。
オシロスコープの原理を理解し、基本的な操作方法を説明できる。
オシロスコープを用いて、基本的な波形の観測を行うことができる。
反転・非反転増幅回路を理解し、電子回路の設計・製作を行うことがで
きる。
製作した電子回路の特性を理解し、実験によりデータを取得することが
できる。
実験データを解析し、電子回路の特性を説明できる。
L(コイル)、C(コンデンサ)
、R(抵抗)により構成する基本回路の
周波数特性と過渡現象を説明できる。
周波数特性と過渡現象の観測結果を理解し、LCRによる回路の特徴を説
明できる。
ブレッドボードを使用し、抵抗値・LEDの特性、OR回路、AND回路、
セグメントLED回路の製作を行うことができる。
ブレッドボードにより製作した回路の動作試験を行うことができる。
提出されたレポートについて講評することで実験内容の理解度を確認す
る。
試験は実施しない。
【準備学習】
全ての実験テーマについてレポートを提出する。そのために毎回必ず実験内容の予習さらには必要
な資料を準備しておくこと。また、レポート作成のために実験の復習と必要と思われる文献を検索す
ること。
【評価方法】
毎回提出するレポートの内容から評価する。
【テキスト】
随時資料を配布する
-430-
栽培
3 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:鈴木 彰
【教育目標】
作物の栽培実習や基礎実験を通して、生育環境と育成技術とのかかわりについての理解を深め、計
画を立て環境を適切に管理し、栽培する知識及び技術を習得するとともにそれらを評価・活用する態
度を身につけ、作物育成題材として意欲づけにつながる課題設定ができることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
到 達 目 標
概論1・作物の栽培と私た
ちの生活
自然と人間のかかわりから栽培の意義を理解し、生育環境と栽培技術の工夫
について自然の生態系のしくみをもとに説明できる。
概論3・栽培計画と栽培記
録
作物の生育時期を考えながら環境にやさしい栽培計画を立てることができる。
栽培計画表・栽培記録表が作成できる。
概論2・作物の種類と植物
体のしくみ
概論3・作物の生育1
~たねまきと発芽~
概論4・作物の生育2
~生育環境~
概論5・作物の生育3
~土と肥料~
概論6・作物の生育4
~病虫害と防除~
実習1・栽培基礎実験①
~培養土の品質試験~
実習2・栽培基礎実験②
~作物の発芽試験~
実習3・①の生育管理
実習4・栽培基礎実験③
~保水性・透水性試験~
作物の種類、品種、植物体のしくみや環境要素について理解を深め、栽培の
ポイントが説明できる。
たねまきと発芽の条件、栽培する作物の特性と生育の規則性について説明で
きる。たねまきと発芽管理ができる。
水の必要性、光合成、日長と開花、温度障害等の作物の生育環境と栽培技術
とのかかわりが説明できる。
土の成り立ち、種類と性質、肥料の成分について理解し、作物の特性に応じ
た土づくり、適切な施肥ができる。
作物の主な病虫害と農薬等についての知識を身につけるとともに環境にも配
慮し、コンパニオンプランツなど様々な対処法も工夫することができる。
生育条件等を適切に整えて試験栽培を行い、各種培養土の優劣が判別できる。
(継続試験とする。8~ 14)
発芽に必要な条件を与え、発芽率、発芽勢を求め、様々な要因による発芽の
仕方の違いを調べることができる。
生育状況を観察し、状況に応じ、適切に育成環境を改善することができる。
用土の水に対する性質の違いを実験によって確かめることができる。
生育状況を観察し、中耕、土寄せ、追肥等の生育管理ができる。
実習5・①の生育管理
各種の測定法で土のpH測定ができ、土壌改良のめやすにすることができる。
実習7~作物の収穫~
作物の生育観察の記録と栽培基礎実験のまとめをする。
実習6・栽培基礎実験④
~土のpH測定試験~
まとめ
開花、結実に至る作物の1サイクルの生育過程を体験し、その喜びを味わう
ことができる。加えて栽培題材として適切な作物の種類を選定できる。
【評価方法】
概論のまとめプリント、実験・実習での技能、関心・意欲・態度、レポート等から評価する。
【テキスト】
書 名
中学校技術・家庭科教科書
著 者
加藤幸一ほか
出 版 社
東京書籍
価 格
588円
ISBN
4-487-12137-X
価 格
1,850円
ISBN
978-4-540-02270-8
【参考書】
書 名
著 者
出 版 社
新版 農業の基礎
生井兵治、相馬 暁、 農山漁村文化協会
(作物の生育観察の記録と栽 上松信義
培基礎実験のまとめをする。)
【備考】
授業ごとに課題プリントに要点をまとめ提出する。
-431-
職業指導
4 年 通年 必修 4 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:八巻 茂雄
【教育目標】
高等学校教諭として、職業や勤労について深く理解し、高校生の進路選択にあたっては指導を適切
に、確実に実施しなければならない。 働く環境について理解し、教職を目指すものにふさわしい進
路知識を身に付けることを目指す。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
授業ガイダンス自己紹介等 年間の計画と学習目標について確認する
2
産業社会の変遷
「第三の波」を知り、産業社会の進展と人間の営みの変遷を理解し、
説明できる。
3
工 業 産 業 の 情報化の影響 産業の発展、撤退、新興など企業の構造・存続にまでもICTが多大
(1)
な変革を及ぼしていることを考え、発表できる。
4
工 業 産 業 の 情報化の影響 いわゆる『情報社会の光と影』を改めて考え、発表できる。
(2)
5
職業と就職
現代社会における事業・職業について考え、就職・就業の実態を探る。
6
企業研究(1)企業の社会 企業の存続する目的・意義を考え、
企業風土(企業文化)
、
企業倫理(コ
的役割
ンプライアンス)について学び理解し、説明できる。
7
企業研究(2)勤労者(社 企業における勤労者の現状を調べ、職業倫理について理解し、説明で
員等)の役割
きる。
8
企業研究(3)求人の意味 多様な雇用形態(求人制度)について検証し、発表できる。
9
職業安定法、労働基準法な 労働諸法の目的とその概要を学び、説明できる。
どの法制度
10
各種の社会保障制度
年金、休業補償、失業補償等の勤労者の福利厚生の目的、課題等につ
いて知り、説明できる。
11
ワーク・ライフ・バランス 労働時間と余暇、仕事と生活の調和とはどういうことかを知り、説明
できる。
12
職場の環境
ジェンダー・男女共生参画社会の意義を知り、説明できる。賃金形態、
終身雇用について考え、発表できる。
13
勤労者にかかる諸課題
ワーキングプアなど勤労者の実態を知り、その課題について考え、意
見を言える。
14
ホームルーム活動での進路 あるホームルームの進路指導の指導例を調査し、発表できる。
指導
15
前期のまとめ
前期を総括し、理解の程度を確認する。
試験
-432-
No.
項 目
到 達 目 標
16
高校における専門教育の役 日本における産業教育の歴史を学び、その中での職業教育の果たす役
割
割を検証、発表できる。
17
高校卒業者の就職の現状
「7・5・3」と意味と、その課題を検証し、発表できる。
18
高校生の職業観・勤労観
『職業観・勤労観』を理解し、高校生の実態を調べ、その育成につい
て学び、説明できる。
19
求職の意味・職業選択の意 職業観・勤労観の具体的行為としての求人、就職の意味を高校生に説
義
明できる。
20
職業指導の必要性
職業指導の基礎理論を学び、説明できる。
21
職業と資格(1)
職業と資格についてその意義を考え、説明できる。
22
職業と資格(2)
高等学校で取得できる職業資格について調査・整理し、発表できる。
23
職業指導の変遷
国内外の職業指導に関する社会背景を探り、その変遷をまとめる。
24 「職業指導から進路指導へ、 学習指導要領での進路指導の位置付けを知り、キャリア教育の重要性
そしてキャリア教育へ」
を理解し、説明できる。
25
進路指導(1)(何を高校 高等学校での職業指導を調査・検討し、応用できる。
(BS法、KJ法)
生に伝えるか)
26
進路指導(2)(何を高校 高等学校で担任を想定して、3年間の進路指導の事例をExcelで作表
生に伝えるか)
し、まとめ、提言する。
27
進路指導(3)
進路相談・キャリアカウンセリングの基本的技法を知り、応用できる。
28
勤労者にかかる諸課題
ワーキングプアなど勤労者の実態を知り、その課題につて考える。
29
進路指導(4)
就職指導、進学指導におけるホームルーム担任の役割を学び、教師を
想定し、抱負。心構えを発表できる。
30
後期のまとめ
第1回から第29回までの講義を総合的にまとめ、自身の考える教員
の在り方を述べる。
試験 考査
筆記試験を実施する。
【評価方法】
通年3回程度実施する課題演習及び後期に行う試験により総合的に評価する.
【テキスト】
随時資料を配布し、テキストとする。WEBを活用した最新の資料を教材とする。
-433-
地学実験
3 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐藤 健二,佐々木秀明,梅津 実
【教育目標】
地層、岩石、化石、気象、海洋、天文など地球科学に関わる現象について、実験や観察とその結果
を処理する方法などを習得する。教職課程(理科)を履修する学生を対象とし、以下の項目について
実習を行う。
【授業計画】
No.
項 目
1
ガイダンス
2
二重拡散対流
3
二重拡散対流の構造
4
回転流体での蛇行
5
回転流体での蛇行の条件依
存性
恒星の構造と進化
6
7
10
恒星の進化と散開星団の年
齢
岩石薄片プレパラートの観
察(1)
岩石薄片プレパラートの観
察(2)
地層の観察
11
12
岩石の密度測定
岩石の分類
13
岩石・鉱物の鑑定
14
考古学・化石資料館見学
15
まとめ
8
9
試験
試験
到 達 目 標
地学実験の目標と進め方を説明できるとともに、安全および環境に配慮して
実験を進めることができる。(担当:梅津実、佐々木秀明、佐藤健二)
海中で起こる二重拡散対流を実験装置の中で発現させることができる。
(担当:
梅津実)
二重拡散対流の成立する条件やその詳しい構造を実験により、観察し、述べ
られる。(担当:梅津 実)
回転流体の実験装置のなかで、ジェット気流に似た、蛇行する流れを発現さ
せることができる。(担当:梅津 実)
回転流体でのの蛇行の様子が、温度差、回転速度、深さ、熱源の非一様性な
どにどのように依存しているか述べることができる。(担当:梅津 実)
パソコン用のヘニエイ法による計算をして、その結果により、恒星の主系列
進化の特徴を述べることができる。(担当:梅津 実)
恒星の進化計算の結果を用いて、等時曲線を計算し、それと散開星団のHR図
とを比較することによって、散開星団の年齢を推定できる。(担当:梅津 実)
偏光顕微鏡による岩石薄片プレパラートの観察を通して、火成岩および堆積
岩の特徴を説明することができる。(担当:佐々木秀明)
偏光顕微鏡による岩石薄片プレパラートの観察を通して、変成岩の特徴を説
明することができる。(担当:佐々木秀明)
いわき公園において露頭を探索するとともに、クリノメーターを用いて露頭
の走向・傾斜を測定することができる(担当:佐々木秀明)
地球表面から最深部に至る各種岩石の密度を測定できる。(担当:佐藤健二)
代表的な岩石20種類について、その色、光沢、割れ口の具合、そして硬さな
どから大まかに分類できる。(担当:佐藤健二)
岩石・鉱物18種類について、ルーペを用いこれら石の組成を調べながら條痕
板への色の付き具合やナイフで傷が付くかなど調べることで鑑定できる。(担
当:佐藤健二)
いわき市の考古学資料館、或いは化石資料館を見学し、それらから地質・環境・
生物情報を得ることができる。(担当:佐藤健二)
天文、気象、化石、岩石、鉱物に関するこれまでの実験内容についてまとめ
ることができる。(担当:梅津 実、佐々木秀明、佐藤健二)
試験は実施しない
【準備学習】
普段から、これらの実験に関することについて、興味を持ち、積極的に学習しておくこと。
【評価方法】
実験への参加および実験報告書の内容などにより総合的に評価する。項目を全て実習し、全ての報
告書を提出した者を対象とする。遅刻がある場合は減点し、また、実習に支障をきたす場合は参加を
認めない。欠席の場合、合理的理由がある場合は担当者の判断に従うものとする。
【テキスト】
担当者が作成したテキストを配付する。
-434-
資
格
関
連
科
目
図書館司書・学校図書館司書・学芸員
社会教育主事・環境エネルギー教育リーダー
図
書
館
-437-
司
書
図書館概論
1 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:土田 節子
【教育目標】
公共図書館は身近にある生涯学習の場であり、年齢を問わずに誰でも利用できる公的施設である。
図書館の果たす役割や機能、技術、図書館員の職務などを学び、これらの図書館がどのような新展開
が可能か考える。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
図書館について
図書館の意義と役割(1)
図書館の意義と役割(2)
図書館のしくみ
図書館の種別と機能(1)
図書館の種別と機能(2)
図書館関係法規
図書館ネットワーク(1)
図書館ネットワーク(2)
図書館の歴史(1)
図書館の歴史(2)
図書館職員と図書館専門
団体
図書館学について
これからの図書館
まとめ
試験
到 達 目 標
図書館概論の学習の概要を知る。
図書館とは何か、図書館の意義と機能とは何かを学ぶ。
図書館の位置、コミュニティーとしての図書館の役割を学ぶ。
図書館のシステムとこれからの図書館のあり方を学ぶ。
公立図書館と大学図書館の機能について学ぶ。
学校図書館、専門図書館、国立国会図書館の機能について学ぶ。
図書館関係法規と図書館行政について学習する。
図書館協力とはどのようなことかを理解する。
対象業務の具体例には、どんな仕事があるかを学ぶ。
古代から中世の図書館について学ぶ。
近代から現代の図書館について学ぶ。
資格付与制度と図書館員養成の問題について学ぶ。
図書館情報学、図書館学とは、どのような学問かを学ぶ。
21世紀の図書館の課題と方向について学ぶ。
これまでの講義内容をまとめ、理解を深める。
試験を実施する。
【準備学習】
テキストを中心に予習・復習をする。
【評価方法】
試験結果を評価する。
【テキスト】
書 名
図書館概論
著 者
松村貞夫他著
出 版 社
樹村房
【備考】
日頃、図書館に関する記事や報道に注意する。
-438-
価 格
1,995円
ISBN
978-4-88367-081-9
図書館資料論
1 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:土田 節子
【教育目標】
図書館サービスを成り立たせる最も重要な要素は図書館資料である。図書館員にとって図書館資料
に関する知識、理解は必須である。図書館資料の種類を学ぶことは資料の収集、整理、利用、保存を
学ぶことでもある。
【授業計画】
No.
項 目
1
図書館資料論について
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
図書館資料について学習することは、図書館全体の仕事のシステムを学
ぶことであるということを理解する。
図書館資料とは何か(1) 情報と記録化の歴史について学ぶ。
図書館資料とは何か(2) 図書館資料の類型にはどのようなものがあるかを学ぶ。
図書館資料の種類と特質 図書についてその定義、特徴について学ぶ。
(1)
図書館資料の種類と特質 逐次刊行物についてその定義、特徴について学ぶ。
(2)
図書館資料の種類と特質 ファイル資料、マイクロ資料についてその定義、特徴について学ぶ。
(3)
図書館資料の種類と特質 視聴覚資料についてその定義、特徴について学ぶ。
(4)
図書館資料の種類と特質 政府刊行物、地域資料についてその定義、特徴について学ぶ。
(5)
図書館資料の収集とコレ コレクション構築の意義とそのプロセスについて学ぶ。
クション構築(1)
図書館資料の収集とコレ 資料選択のプロセスについて学習する。
クション構築(2)
図書館資料の収集とコレ 資料の収集、保存、評価、再編の技術について学ぶ。
クション構築(3)
出版をめぐる問題(1) 日本の出版流通の特徴と問題点について学ぶ。
出版をめぐる問題(2) 「知る自由」と「図書館の自由」とはどのようなものかを学ぶ。
出版をめぐる問題(3) 今日の出版の動向と世界の出版事情について学ぶ。
まとめ
これまでの講義内容をまとめ、理解を深める。
試験
試験を実施する。
【準備学習】
テキストを中心に予習・復習をする。
【評価方法】
試験結果を評価する。
【テキスト】
書 名
図書館資料論
著 者
平野英俊他著
出 版 社
樹村房
【備考】
大学図書館や公共図書館で図書以外の資料の利用をしてみる。
-439-
価 格
1,900円
ISBN
978-4-88367-079-6
生涯学習論Ⅰ
2 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:神山 敬章
【教育目標】
今日の日本における生涯学習体系の中で、生涯学習および社会教育のあり方について、理論的・実
践的な視点により本質を理解させることに努める。社会教育の歴史、生涯学習論の成立に伴い、生涯
学習政策の背景など事例を入れて理解させる。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
生涯学習とは
2
4
5
6
生涯学習社会における現代
的課題
生涯学習社会における現代
的課題
社会教育の法規・歴史
社会教育の法規・歴史
生涯学習の概念
7
生涯学習の概念
8
日本における生涯学習
9
日本における生涯学習
10
11
変動社会における社会教育
の課題
社会教育政策
12
社会教育行政の特性
13
14
学校連携、融合
今後の生涯学習政策
3
15
試験
まとめ
試験
専門選択や諸資格としてのこの科目の位置づけを説明し、前期の授業内容を理解
する。
教育法制上の生涯学習のあり方を理解し説明できる。
ポール・ラングラン以降、生涯教育から生涯学習への日本的動きについて理解し
説明できる。
戦前からの日本の社会教育の歴史について法制上からみた現状を理解し説明できる。
戦後の民主教育の歴史を法制上より理解し説明できる。
生涯学習の理論の展開について世界の流れから日本に導入される経緯を理解し説
明できる。
日本的な生涯学習論の動向について法制と教育改革の視点と支部行政としてのあ
り方を理解し説明できる。
前回学んだことを基礎に日本の生涯学習の実状を事例、法制上から理解し説明で
きる。
中央教育審議会答申、臨時教育審議会答申による生涯学習のあり方から今日の現
状を述べられる。
今日の変動社会の実状を分析し、社会教育の必要性について理解し説明できる。
今日の社会教育行政の連携と融合について生涯学習体系の現状と課題を理解し説
明ができる。
日本における社会教育行政の現状と課題について法制や事例を交えて理解し説明
できる。
学校教育と社会教育の連携と融合について法制や事例を交えて理解し説明できる。
歴史的にみてきた生涯学習は社会変動の下、ますます必要になってきている。法
制上の整備も含め理解し説明できる。
日本の生涯学習を法制上総括できまとめられる。
試験を実施する。
【評価方法】
前期試験と出席により評価。授業重視で各自の考え方を確立させるために試験で論述式を実施。
【テキスト】
書 名
『生涯学習論』
著 者
神山敬章 高島秀樹編
出 版 社
明星大学出版部
価 格
ISBN
書 名
著 者
出 版 社
『生涯学習・社会教育行政必携』 生涯学習・社会教育行政研究会編 第一法規
『生涯学習の時代をひらく』
月刊社会教育研究会編 国土社
『社会教育の現代的課題』
高島秀樹 神山敬章編 明星大学出版部
価 格
ISBN
【参考書】
【備考】
前期・後期を通じて受講することが望ましい。
-440-
生涯学習論Ⅱ
2 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:神山 敬章
【教育目標】
生涯学習論Ⅰのつづきである。事例研究をとりいれるので、より具体的に生涯学習を理解させる。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
現代の子どもと社会教育
3
女性を対象とする社会教育
4
女性を対象とする社会教育
5
女性を対象とする社会教育
6
9
男女共同参画社会における社
会教育
男女共同参画社会における社
会教育
男女共同参画社会における社
会教育
高齢者を対象とする社会教育
10
高齢者を対象とする社会教育
11
高齢者を対象とする社会教育
2
7
8
12
13
14
15
試験
現代社会における行動様式と生活様式を分析し理解し説明できる。
現代の子どもと社会教育
生涯学習とボランティア
生涯学習とボランティア
公民館活動
公民館活動・まとめ
試験
子どもの社会化における事例と現代社会の社会理論が子どもに与える影響について理
解し説明できる。
現代女性の生活と学習要求について、男女の役割・分担・就業構造等を分析し理解し
説明できる。
現代の女性問題にはどの様なものがあるか事例をあげ計画的学習の必要性を理解し説
明できる。
現代女性の学習課題としての必要性と活動状況を生活の変化に伴う今後の課題につい
て理解し説明できる。
男女共同参画社会とは何かについて国際的取り組みと日本における現状を理解し説明
できる。
男女共同参画社会の実現に向けた自治体の取り組みを福島県いわき市の事例を中心に
理解し説明できる。
ジェンダー論の解説と男女平等教育について事例をあげ理解し説明できる。
高齢社会の到来とその意義について、高齢者人口の推移とその特徴と高齢化の要因に
ついて理解し説明できる。
高齢者の学習課題の今日的意義について、高齢者の社会教育の実態・学習の意義・学
習内容について理解し説明が出来る。
高齢者の学習課題としての新しい高齢者観の確立と福祉との連動・人権尊重と施策の
展開について理解し説明できる。
生涯学習とボランティアの関係を論じ、その活動内容について解説できる。
ボランティア活動と生涯学習について理解し説明ができる。
公民館の歴史とその存在意義について理解し説明できる。
公民館の事業内容・活動内容を事例をあげ解説でき、また、生涯学習論の総括ができる。
試験を実施する。
【評価方法】
学期末試験と出席により評価。授業重視で各自の考え方を確立させるため試験で論述式を実施。
【テキスト】
書 名
『生涯学習論』
著 者
神山敬章 高島秀樹編
出 版 社
明星大学出版社
価 格
ISBN
書 名
著 者
出 版 社
『生涯学習・社会教育行政必携』 生涯学習・社会教育行政研究会編 第一法規
『生涯学習の時代をひらく』
月刊社会教育研究会編 国土社
『社会教育の現代的課題』
高島秀樹 神山敬章編 明星大学出版部
価 格
ISBN
【参考書】
【備考】
前期・後期を通じて受講することが望ましい。
-441-
児童サービス論
2 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:鈴木 史穂
【教育目標】
図書館における児童サービスの基本的理念を学び、子どもの発達における読書の役割、具体的な図
書館サービス、図書館資料、学校や関連機関との連携・協力等について総合的に理解する。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
授業の概要及び進め方
児童サービスの意義と基本
子どもの発達と成長
子どもの資料の種類と評価1
子どもの資料の種類と評価2
子どもの資料の種類と評価3
子どもの資料の種類と評価4
到 達 目 標
「児童サービス論」の概要を把握する。
児童サービスの理念と意義を示すことができる。
発達段階に合わせた資料について説明できる。
絵本の種類を学び、具体的に説明できる。
児童文学の種類を学び、具体例をに説明できる。
昔話、伝承文学、詩について具体的資料を挙げて説明できる。
ノンフィクション、知識の本、レファレンスブックについて具体
的資料を挙げて説明できる。
子どもの資料の種類と評価5
児童資料の出版と流通の概要を理解し、説明できる。
コレクションの構築
選書や蔵書構成の必要性を理解し、説明できる。
子どもと本を結びつける活動
ストーリーテリング、読み聞かせ、ブックトークなどの具体的な
方法を理解し、説明できる。
児童サービス図書館員
児童サービス図書館員の専門性について理解し、示すことができる。
環境づくり
児童サービスに適した設備・レイアウトなどについて説明できる。
他機関や組織とのネットワーク 学校・幼稚園・保健所・保育所等との連携・協力の具体例から、
地域社会とのネットワークの重要性について説明できる。
ヤングアダルトサービス
ヤングアダルトサービスの意義・内容・課題について理解し、示
すことができる。
これからの児童サービス
オンライン情報の提供や活用を視野にいれたこれからの児童サー
ビスについて考える。
試験は実施しない。
【準備学習】
テキストの該当箇所を熟読して授業に臨むこと。
【評価方法】
最終レポート(25%)
、小レポート(70パーセント)
、授業態度(5%)で評価する。※小レポート
は毎回実施する。
【テキスト】
書 名
児童サービス論
著 者
堀川照代
出 版 社
日本図書館協会
価 格
1,200円
ISBN
978-4-8204-0821-5
【備考】
大学のメールアドレスで大学からE-mailを送信できるようにしておいてください。
-442-
図書館サービス論
2 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:玉手 匡子
【教育目標】
図書館の種類には、国立国会図書館、公共図書館、学校図書館、大学図書館、専門図書館、病院図
書館などがある。それぞれの図書館におけるサービスの違いについて理解を深め、インターネットの
普及によってサービスが様変わりしたことを解説する。この講義では主に公共図書館について理解し、
説明できることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
項 目
図書館とは
図書館サービスの意義
図書館サービスの要素
図書館サービスの種類
7
公共図書館の協力ネット
ワーク
公共図書館サービスと図
書館政策
公共図書館と図書館行政
8
図書館の種類とサービス
9
図書館協力の意義と必要
性
サービスにおける類縁機
関との関係
図書館利用者の分析とア
ウトリーチサービス
図 書 館 活 動 普 及・ 促 進
サービス
複写サービスと著作権
図書館サービスの測定と
評価
まとめ
試験
6
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
図書館の種類について説明できる。
各種図書館の意義とそのサービスを支える理念について説明できる。
図書館の資料・職員・利用者などについて説明できる。
図書館サービスの類型とその相互関係を理解し、資料・情報提供サービ
スを説明できる。
第一線図書館(市町村立図書館)と第二線図書館(県立図書館)との関
係を学び、ネットワークの現状を概説できる。
「日本国憲法」、
「教育基本法」
「社会教育法」
、
との関係における
「図書館法」
を説明できる。
「図書館法」、「図書館設置条例」
、
「PFI法」
、
「指定管理者制度」と図
書館行政について説明できる。
各種図書館の蔵書構成や利用者の違いとそのサービスについて説明する
ことができる。
資料・利用者の増大をはじめ、周辺機器などによる図書館の環境変化を
説明することができる。
レフェラルサービスの意義と必要性を説明できる。
図書館サービス圏内の社会的弱者に対する支援の仕方を説明できる。
ブックスタートをはじめ、児童やヤング・アダルトへのサービスについ
て説明できる。
図書館における複写サービスと著作権との関係を説明できる。
公立図書館と行政評価、大学図書館における自己点検・評価、外部評価
などの評価方法を説明できる。
上記の講義を総括し、その要点をまとめる。
試験を実施する。
【評価方法】
学期末に行う筆記試験を主とするが、受講態度やレポートの内容も加味して総合的な評価をする。
【テキスト】
書 名
図 書 館 サ ー ビ ス 論 改 訂 (新・図書館シリーズ;3)
著 者
高山正也編、池内淳
ほか共著
出 版 社
樹村房
【備考】
身近な図書館を出来るだけ利用して、授業に生かすこと。
-443-
価 格
1,990円
(税別)
ISBN
978-4-88367-082-6
レファレンスサービス演習
2 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:玉手 匡子
【教育目標】
図書館サービスの大きな柱であるレファレンスサービス。そのサービスを完璧なものにするために、
レファレンスコレクションを理解し、レファレンスブックに精通し、図書館に寄せられた質問に迅速、
的確に回答できるような力を身につけ、実習を通してそのスキルを獲得することを目指したい。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
レファレンスサービス
レファレンスサービスとはどのようなサービスか。同じく、レフェラル
サービスやカレントアウェアネスサービスについて説明できる。
2
レファレンスプロセス
利用者からの質問を受付、質問の内容を確認分析して、どのようなツー
ルを使えば的確な回答を提供できるかを説明できる。
3
レファレンス質問・回答
の記録化
レファレンスの質問の内容を把握し、回答結果をフォーマットに記録化
することを説明できる。
4
質問例と回答手順の演習
質問例と回答を得るための手順を学ぶ。まず、質問の特徴を捉え、キー
ワードを探し、情報源の種類と使用について説明できる。
5
レファレンスコレクショ
ンとレファレンスツール
について
レファレンスツールの事実解説型と案内指示型の違いを説明できる。
6
演習の目的とその注意事
項
レファレンス質問に対して、調査プロセスとどのレファレンスツールを
使用して回答するのか、そのツールの特徴や構成を説明できる。
7
プロセスの確認とレポー
トの作成
調査プロセスの記録化を学び、調査結果を作成することができる。
8
演習の具体例 1
レファレンス質問に対して、
辞書、
事典などの事実解説型のツールを使っ
ての例を実際に行ったうえで、説明できる。
9
演習の具体例 2
案内指示型レファレンス質問について、実際に利用者から寄せられた質
問について、回答を得るための演習をして説明できる。
10
Webを使っての質問と回
答例
実際の質問をWebを使って、どのくらい正確な回答を得られるのかを示
すことができる。
11
レファレンス質問と情報
源 その1
言葉、事柄、事象、データなどを使って質問に答える。小項目主義と大
項目主義をとっている百科事典について説明できる。
12
レファレンス質問と情報
源 その2
歴史、時、場所、地理、地名に関する質問について調べて、回答をする
ことができる。
13
レファレンス質問と情報
源 その3
人物、
団体、
企業に関する質問について調べて、
回答をすることが出来る。
14
レファレンス質問と情報
源 その4
図書、出版に関する質問について調べて、回答をすることができる。
まとめ
これまでの講義・演習を総括して、説明することができる。
試験
試験を実施する。
15
試験
【評価方法】
学期末に行う筆記試験を主とするが、レポートの内容を加味して総合的な評価をする。
【テキスト】
書 名
著 者
レファレンスサービス演習 改 木本幸子ほか共著
訂(新・図書館学シリーズ;5)
出 版 社
樹村房
価 格
1,990円
(税別)
ISBN
978-4-88367-077-2
【備考】
インターネットの検索と紙媒体情報との比較をし、信用できる情報を見極める力を身につけること。
課題は必ず提出期限を守ること。返却されたものは見直して、自分の物にすること。この積みかさね
が重要。
-444-
図書及び図書館史
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:土田 節子
【教育目標】
人が文字と記録媒体を持った時から図書と図書館の歴史が始まったと考えれば、その刻んだ時間は
長い。その時代の図書、図書館の様子を学び、その変化と歴史から現代の図書館の課題、目指すもの
は何かを知る。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
概説
記録メデイアの歴史(1)
記録メデイアの歴史(2)
記録メデイアの歴史(3)
図書館の歴史(1)
図書館の歴史(2)
図書館の歴史(3)
図書館の歴史(4)
図書館の歴史(5)
図書館の歴史(6)
図書館の歴史(7)
図書館の歴史(8)
図書館の歴史(9)
図書館の歴史(10)
まとめ
試験
到 達 目 標
図書及び図書館史を学ぶ意味を理解する。
文字と紙の発生と歴史、図書の形態史について学ぶ。
印刷術の発明、印刷の種類について学ぶ。
大量印刷、新しいメディアについて学ぶ。
西洋の古代の図書館の歴史について学ぶ。
西洋の中世、近世の図書館の歴史について学ぶ。
アメリカの図書館の発達史について学ぶ。
イギリスの図書館の発達史について学ぶ。
フランス、ドイツの図書館の発達史について学ぶ。
日本の古代、中世の図書館 について学ぶ。
日本の近世、近代の図書館について学ぶ。
戦後の図書館改革、市民の図書館の時代の歴史を学ぶ。
図書館の自由と図書館活動、図書館政策の推移と課題について学ぶ。
科学技術の発展と図書館について学ぶ。
これまでの講義内容をまとめ、理解を深める。
試験を実施する。
【準備学習】
テキストを中心に予習・復習をする。
【評価方法】
期末試験の結果。
【テキスト】
書 名
図書及び図書館史
著 者
小黒浩司著
出 版 社
日本図書館協会
【備考】
図書館の歴史から、今日の図書館の課題解決のヒントを探る。
-445-
価 格
1,200円
ISBN
978-4-8204-0919-1
情報分析法及び演習
2 年 前期 選択 3 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:江尻陽三郎
【教育目標】
情報処理に必要な統計学の基礎概念を正しく理解し、表計算ソフト “Excel” を用いたデータ分析
の基礎的技法を習得する。毎回2コマ続きの授業とし、原則として1時限目は講義、2時限目は実習、
という講義形態で行う。
【授業計画】
No.
1
項 目
グラフの作成(講義、実習)
到 達 目 標
グラフの作成技法を活用しうる。
2
対数グラフ(講義、実習)
対数グラフの作成技法を活用しうる。
3
論理関数(講義、実習)
論理関数を成績評価等に活用できる。
4
産業連関表(講義、実習)
総務省統計局のHPより産業連関表をダウンロードし、加工で
きる。
5
国際産業連関表(講義、実習)
総務省統計局のHPより日米国際産業連関表をダウンロードし、
加工できる。
6
直線回帰と決定係数その1
(講義、 組み込み関数により回帰係数等を計算できる。
実習)
7
直線回帰と決定係数その2
(講義、 回帰分析に関する諸種の組み込み関数を活用できる。
実習)
8
VBAプログラムその1―カレン
ダーの作成― (講義、実習)
VBAプログラムにより簡単なカレンダーを作成することがで
きる。
9
VBAプログラムその2―斜方投
射― (講義、実習)
斜方投射のシミュレーションを行うVBAプログラムを作成す
ることができる。
10
VBAプログラムその3―表の統
合― (講義、実習)
表の行(または列)の統合を行う配列型変数を利用したVBA
プログラムを作成することができる。
11
VBAプログラムその4―産業連
関表の統合1― (講義、実習)
産業連関表の行の統合を行うVBAプログラムを作成すること
ができる。
12
VBAプログラムその5―産業連
関表の統合2― (講義、実習)
産業連関表の行と列の統合を同時に行うVBAプログラムを作
成することができる。
13
発表用ソフト(パワーポイント) 発表用ソフト(パワーポイント)により、発表用ファイルを作
によるファイルの作成(講義、実 成することができる。
習)
14
情報倫理(実習)
情報倫理の問題を扱った映画を鑑賞し、自分なりの問題意識を
表明できる。
15
総括
全体の総括が行える。
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
到達目標の欄に挙げた各事項について、教科書または図書館の関連する図書により、あるいはホー
ムページ等により、調査し、その概要を把握しておくこと。
【評価方法】
出席状況および提出課題の成績の2つで評価する。
実習においては原則として毎回、
提出課題を課す。
【テキスト】
書 名
WindowsVistaと情報活用
著 者
前田功雄 他 著
出 版 社
共立出版
価 格
出 版 社
価 格
ISBN
4-320-12232-1
【参考書】
書 名
IMUCS7利用の手引き
著 者
いわき明星大学情報
科学教育センター
-446-
ISBN
図書館経営論
3 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:鈴木 史穂
【教育目標】
公共機関・施設としての図書館という視点を重視し、具体的な図書館の事例をもとに、図書館の機
能、サービス、運営、評価、地域計画について学び、図書館の将来像について自分の考えや意見を述
べられるようになることを目指したい。
【授業計画】
No.
項 目
1
授業の概要及び進め方
2
公立図書館の役割と要件
3
公立図書館の経営
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
授業の概要を理解し、小レポート提出のためにE-mailの送受信ができる。
公立図書館の役割について基本的な事項を説明できる。
図書館経営の理念・職員・経費・施設・について公立図書館としての任
務と目標を示すことができる。
図書館の自由
「図書館の自由に関する宣言」について理解し、説明できる。
図書館サービスの管理
図書館が提供するサービスの要素を理解し、説明できる。
資料の管理
選書・受入れ・整理・除籍など、図書館資料の管理について説明できる。
出版流通と図書館
出版流通と図書館の関係について説明できる。
図書館職員
図書館職員の役割を理解し、現状を把握する。
図書館の財務
図書館の財務管理につて示すことができる。
施設管理と運営
安全管理を中心とした施設管理について理解し、要点を示すことができる。
図書館の広報活動、図書 広報活動の具体的な事例と図書館計画・評価方法を学び、説明すること
館計画と評価
ができる。
多様化する図書館経営
PFI、指定管理者制度など、多様化する図書館経営について学び、その
経営の概要について説明できる。
図書館を支える市民の力 先進地の事例から市民の図書館活動について学び、自分の意見を述べる
ことができるようにする。
これからの図書館
図書館経営論について総括的に理解し、これからの図書館について自分
の意見を述べることができるようにする。
まとめ
上記講義内容を踏まえ、図書館経営をテーマとした最終レポートを作成
することができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
テキストを熟読して授業に臨むこと。
【評価方法】
最終レポート(25%)
、小レポート(70パーセント)
、授業態度(5%)で評価する。※小レポート
は毎回実施する。
【テキスト】
書 名
公立図書館の任務と目標 解
説 改訂版増補
著 者
日本図書館協会図書
館政策特別委員会
出 版 社
日本図書館協会
価 格
892円
ISBN
978-4-8204-0900-7
【備考】
大学のメールアドレスで大学からE-mailを送信できるようにしておいてください。
-447-
情報サービス概説
3 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:竹内 良亘
【教育目標】
図書館司書課程の科目群には、書誌情報やサービス業務について充分に履修ができる他のいくつか
の科目がある。本講義では、図書館をインターネットWeb検索と対比させる形で、図書館で考えるべ
き電子情報技術的な検討課題を扱うことができることを目標にする。
【授業計画】
No.
項 目
1
コンピュータにおける情
報の表現
2
3
情報の蓄積媒体における
情報表現
情報の入出力媒体
4
5
データベースシステム
情報検索システムの課題
6
図書館システム設計上の
留意点
知識とは何か
7
8
9
10
11
ディジタル図書館
ディジタル図書館の情報
構造
知的財産権(1)
知的財産権(2)
12
個人情報
13
情報セキュリティ
14
15
試験
人文学とイメージ処理
(1)
人文学とイメージ処理
(2)
到 達 目 標
コンピュータ内部は0と1の世界であり、テキスト、画像などがどのよ
うに保持されているか、また処理をしたい仕事がどのようにモデル化さ
れて扱われるかを説明することができる。
文字を表現するコードと画像を蓄積するフォーマットを扱うことができ
る。
コンピュータから情報を入出力する周辺機器について、使う立場からの
インタフェースの問題点を指摘することができる。
データベースシステムの基本動作を説明することができる。
検索要求を持つユーザが有効かつ効率的な検索を実行できるために、再
現率と精度の観点から情報検索システムがどうあるべきか説明すること
ができる。
図書館向け情報システムがどのように設計されるか説明することができ
る。
コンピュータ内部で言語的な論理がどのように展開されるか説明するこ
とができる。
インターネットを介した電子図書館の動向を把握することができる。
図書館のもつ情報をマルチメディア化して提供する場合の問題点を指摘
することができる。
著作権を中心として法律の枠組みを概観することができる。
著作隣接権を中心にディジタル著作物の法的保護、技術的保護手段の仕
組みを説明することができる。
個人情報と情報倫理について、法制化とニーズの立場から説明すること
ができる。
インターネットを介した不正アクセスの方法と情報システムのセキュリ
ティ対策を説明することができる。
劣化のひどい古文書、古画像などのイメージ修復技術を説明することが
できる。
コンピュータに自動生成させた画像が何処まで芸術作品に近づいている
か評価する方法を説明することができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
本学図書館のみならず、国立国会図書館などの検索ページへ頻繁にアクセスし、検索のプロを目指
そう。
【評価方法】
数回のレポート課題を本学授業支援システムに提示する。システムに提出された内容で評価する。
【参考書】
書 名
1. 情報機器論
2. 情報検索の考え方
3. 2007年版講義ノート
著 者
1. 田畑孝一
2. 緑川信之
3. 田嶋一夫
出 版 社
1. 東京書籍
2. 勉誠出版
-448-
価 格
1. 2,100円
2. 1,890円
ISBN
1. 4-487-71486-9 c3337
2. 978-4585-002161
情報検索演習
3 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:鈴木 史穂
【教育目標】
情報検索の基本原理、検索のための主題分析、アクセスのための検索語を理解し、実践的な検索方
法を身につけることを目指したい。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
項 目
授業の概要及び進め方
情報検索の理論
データベース
検索エンジン
Web-OPACの検索1:
大学図書館・公共図書館
Web-OPACの検索2:
国立国会図書館
Web-OPACの検索3:
その他
著作権
雑誌記事情報の検索
新聞記事情報の検索
Web情報資源リンク集の
活用
辞書・百科事典・専門用
語・地図などの検索
法律・統計情報などの検
索
総合演習
データベースの比較
試験
到 達 目 標
授業の概要を理解し、演習提出のためにE-mailの送受信ができる。
情報検索の理論について理解する。
データベースの概要について理解し、説明できる。
様々な検索エンジンの特徴を知り、検索できる。
大学図書館・公立図書館の資料・情報検索ができる。
国立国会図書館の資料・情報検索ができる。
研究機関の資料・情報検索ができる。
デジタル・ネットワーク社会における著作権について理解する。
雑誌記事の検索ができる。
新聞記事の検索ができる。
リンク集を活用した検索ができる。
用途に合わせた検索ができる。
法律情報を中心とした検索ができる。
総合的な検索ができる。
Web-OPACの比較をとおしてアクセシビリティやユーザビリティについ
て自分の意見を述べることができる。
試験は実施しない。
【評価方法】
演習課題の提出による。
【テキスト】
開講時に指示する。
【備考】
大学のメールアドレスで大学からE-mailを送信できるようにしておいてください。
-449-
専門資料論
3 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:玉手 匡子
【教育目標】
人文科学、社会科学、自然科学、工学・工業技術の各専門分野の特性を理解して、それぞれの分野
における主要文献の種類について学び、一次資料とは何か、二次資料の種類はどのようなものがある
か。それらを利用して一次資料検索の仕方を身につけることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
項 目
専門分野の特性概念
2
専門分野の特性
3
5
人文科学、社会科学の文
献の特性と種類
自然科学技術情報の種類
と特性
科学技術の流通過程
6
工学・工業技術情報
7
8
工学・工業技術情報の入
手方法
人文科学全般の二次資料
9
社会科学全般の二次資料
10
自然科学全般の一次資料
の解説
自然科学全般の二次資料
の解説
自然科学分野の二次資料
4
11
12
13
14
15
試験
工学・工業技術分野の全
般的な一次・二次資料
専門資料とメディアの多
様化
まとめ
試験
到 達 目 標
専門分野は「人文科学」
「社会科学」
「自然科学」の三分野とし、さらに
「工学・工業技術」を加えて概説できる。
人文科学、社会科学の概念と特性、自然科学の領域と特性、工学・工業
技術の歴史と領域・特性について説明できる。
一次資料の図書、雑誌、会議資料、学位論文など、および二次資料の書
誌、目録、抄録、索引について示すことができる。
自然科学と技術の分野では研究最前線から脱落しないように、努力しな
ければならない。その研究方法を説明できる。
インフォーマルコミュニケーションとフォーマルコミュニケーションの
違いおよび出版されるものとされないものについて説明できる。
工学・工業技術は新しい物を作り出すことを目的とし、研究者間のイン
フォーマルコミュニケーションを大事にすることうを説明できる。
テクニカル・レポートや特許資料、会議資料などの灰色文献について学
び、その入手方法などについて説明できる。
人文科学分野における文献案内、書誌、目録、索引などの二次資料を学
び、演習を通し、実際にそれらを活用する方法などを説明できる。
社会科学全般について、文献案内、書誌、目録、索引、抄録と百科事典、
団体・人名情報源、データベースなどについて説明できる。
自然科学では、一次資料である原著論文、レター、レビューや学位論文、
テクニカル・レポートについて説明できる。
研究者や学術雑誌が増加している自然科学分野において、一次資料を検
索するための二次資料について、形態別、分野別に説明できる。
二次資料の代表的なケミカルアブストラクトをはじめとして、自然科学
の各分野における代表的な抄録誌と索引誌を説明できる。
テクニカル・レポート、特許資料、会議資料、規格などについて学び、
それらを検索するための二次資料について説明できる。
電子化時代の専門資料は今後どのように変わっていくのか、専門資料と
ネットワークとの関係について概説できる。
上記の講義を総括し、その要点をまとめる。
試験を実施する。
【評価方法】
学期末に行う筆記試験を主とするが、受講態度やレポートの内容も加味して総合的な評価をする。
【テキスト】
書 名
専門資料論 改定(新・図書
館学シリーズ;8)
著 者
戸田光昭編
出 版 社
樹村房
価 格
1,990円
(税別)
ISBN
978-4-88637-075-8
【備考】
特に科学分野は欧文雑誌などの例を挙げての講義が多いので、英語力を身につけること。
-450-
資料組織概説
3 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:土田 節子
【教育目標】
図書館における資料組織化の方法は、個々の図書館の仕事を越えて全国的、国際的な規模でなされ
ている。その背景と環境、書誌コントロールの必要性と意義を学び理解できる。
【授業計画】
No.
項 目
1
資料組織概説の学習内容
について
2
資料組織について
3
書誌コントロール
4
目録法(1)
5
目録法(2)
6
目録法(3)
7
目録法(4)
8
目録法(5)
9
主題コントロール
10
分類法(1)
11
分類法(2)
12
分類法(3)
13
件名法
14
目録データーベ-ス
15
まとめ
試験 試験
到 達 目 標
講義の全様について学び、後期の演習の基礎知識を身につけることを理
解する。
その目的と意義、必要性について学び理解できる。
書誌コントロールの意義と歴史について学び、
その必要性を理解できる。
目録と目録法の意義と機能を学び理解できる。
目録法と目録規則について学び理解できる。
記述とその標準化とは何かを学び理解できる。
目録法の歴史と動向について学び理解できる。
NCRについてその構造を学び理解できる。
主題組織法の意義と目的を学び理解できる。
分類の基本原理と種類について学び理解できる。
分類の歴史について学び理解できる。
NDCについてその構造を学び理解できる。
BSHについてその構造を学び理解できる。
目録データーベースについてその機能と種類について学び理解できる。
これまでの講義内容についてまとめ、理解を深める。
試験を実施する。
【準備学習】
テキストを中心に予習・復習をする。
【評価方法】
毎回の小問題の提出と試験
【テキスト】
書 名
資料組織概説
著 者
大城善盛他著
出 版 社
樹村房
【備考】
毎回の授業のまとめをきちんとする。
-451-
価 格
1,900円
ISBN
978-4-88367-135-9
資料組織演習
3 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:土田 節子
【教育目標】
資料組織の実践的な能力の習得を目的とする。各規則の理解と演習を通して書誌コントロールの必
要を学び、規則・ルールを覚え資料の組織化ができる技術を身に付ける。
【授業計画】
No.
項 目
1
概説
2
3
4
5
目録編(1)
目録編(2)
目録編(3)
目録編(4)
6
7
8
9
10
11
12
13
14
目録編(5)
目録編(6)
分類・件名編(1)
分類・件名編(2)
分類・件名編(3)
分類・件名編(4)
分類・件名編(5)
分類・件名編(6)
外部データベースについ
て
まとめ
15
試験
試験
到 達 目 標
書誌コントロールの必要性を学び、そのためのルールには何が有るかを
理解する。
目録作成の必要性、分類・件名作業について学び理解する。
和書目録作成の実際について学び理解する。
タイトルと責任表示の記載と方法の規則を学び書誌を作成できる。
版、出版、形態、シリーズ、注記に関する記載と方法の規則を学び書誌
を作成できる。
標目、排列の規則を学び標目作成、排列ができる。
洋書目録作成の実際を学び書誌を作成できる。
資料の主題決定の方法・規則を学び主題決定ができる。
相関索引、一般補助表の使い方を学び分類番号を付与できる。
一般補助表の使い方を学び分類番号を付与できる。
一般補助表の使い方を学び分類番号を付与できる。
一般補助表の使い方を学び分類番号を付与できる。
基本件名標目表について学び理解し件名を付与できる。
いろんなデーターベースについて学び理解し、それらを使うことができ
る。
書誌コントロールのための各規則について理解を深め、いろんな書誌を
作成する。
試験を実施する。
【準備学習】
テキストを中心に、予習・復習をする。
【評価方法】
毎回の演習の結果と試験を評価する。
【テキスト】
書 名
資料組織演習
著 者
岡田清他著
出 版 社
樹村房
【備考】
毎回の演習問題にしっかりと取り組むこと。
-452-
価 格
1,995円
ISBN
978-4-88367-136-6
資料特論
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:玉手 匡子
【教育目標】
公共図書館、大学図書館、専門図書館等の利用者にとって、利用頻度の高い、かつ重要な資料であ
る「郷土資料」
「行政資料」
「視聴覚資料」
「逐次刊行物資料」について理解を深め、各資料の特性、収集、
提供などが出来ることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
郷土資料の定義
到 達 目 標
図書館法における郷土資料の位置づけについて学び、郷土史、地方史、
地域史の用語について説明することができる。
郷土資料の構成要素につ 郷土資料の基礎資料となった「公文録」と「太政類典」についての概要
いて
を説明できる。
地方行政における郷土資 文化行政と地域図書館の実態について、生涯学習振興法とを関連づけて
料の扱いについて
説明できるようにする。
郷土資料総合目録の編纂 「郷土資料総合目録」の具体例をいくつか学び、その特徴について、説
明することができる。
郷土資料の収集・整理・ 郷土資料の収集方針やその整理規程の要点、および保管についての注意
保管・運用
事項などを学び、説明できる。
官庁(行政)資料
国際図書館連盟(IFLA)
、ユネスコ、国立国会図書館における定義
について学び、官庁資料の類型を説明できる。
官庁(行政)資料の収集 官庁資料の流通形態およびその代表的収集機関について概説できる。
法令資料
法令資料とは何か。官報をはじめとした逐次刊行物や、現行法規や都道
府県の条例・規則集などの加除式の資料について、説明できる。
議会資料
議会資料の範囲はどのようなものか、法律案および条約とはどのような
ものかを学び、それらの目録、索引の使い方を説明できる。
訴訟記録および判例集
訴訟記録とはどういう内容か、判例集とは何か、その種類について説明
できる。
議会資料
議会資料の範囲はどのようなものか、法律案および条約とはどのような
ものかを学び、それらの目録、索引の使い方を説明できる。
訴訟記録および判例集
訴訟記録とはどういう内容か、判例集とは何か、その種類および調べる
方法について説明できる。
視聴覚資料
絵はがき等の簡易視覚資料、スライド・ビデオテープ・映画フィルム等
の映像資料、レコード等の音声・音響資料について説明できる。
視聴覚資料の収集、
整理、 整理、保管についての注意や形態がそれぞれちがうための収納や湿気に
保管
配慮が必要なので、その点を説明できる。
まとめ
上記の講義を総括し、その要点をまとめる。
まとめ
試験を実施する。
【評価方法】
学期末に行う筆記試験を主とするが、受講態度および授業中に課したレポートの内容も加味して評
価する。
【テキスト】
書 名
資料特論(新現代図書館学講
座;14)
著 者
木野主計ほか編著
出 版 社
東京書籍
【備考】
その都度、授業で指示する参考資料を熟読すること。
-453-
価 格
2,000円
(税別)
ISBN
978-4-487-71484-1
図書館特論
4 年 後期 選択 2単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:土田 節子
【教育目標】
今日の図書館の諸問題について取り上げ学ぶ。高度情報化の環境の中、生涯学習の場として身近に
ある図書館は今、ある意味で岐路にある。図書館が抱える問題や課題について学び、解決策は何かあ
るだろうかを各自の意見としてまとめる。今日の図書館への問題意識を持つこと。
【授業計画】
No.
1
概説
項 目
2
3
4
5
6
資料・情報へのアクセス
図書館と古典資料(1)
図書館と古典資料(2)
図書館と古典資料(3)
今日の図書館の問題を読む(1)
7
8
9
10
11
図書館とボランティア活動(1)
図書館とボランティア活動(2)
図書館建築について(1)
図書館建築について(2)
今日の図書館の問題を読む(2)
12
13
14
15
試験
21世紀の図書館
全国図書館大会について
レポート発表
レポート発表とまとめ
到 達 目 標
これまでに学習した図書館関係の知識を基に、課題としたい事や
調査したい事柄を各自提示し、学習の計画を立てる。
いろいろな分野の書誌について学ぶ。
古典資料の定義と資料形態について学ぶ。
図書館における古典資料の位置について学ぶ。
古典資料の収集、整理、利用、保存の技術を学ぶ。
図書館雑誌や関係図書を読み、今日の図書館の問題を知り学習す
る。意見、考えをまとめ発表する。
図書館ボランティアの現状と課題について学ぶ。
大学図書館でどんなボランティアが可能かを考える。
図書館建築といろんな災害例について学び、防災対策を学ぶ。
地域複合化施設での図書館の役割について学ぶ。
図書館雑誌や関係図書を読み、今日の図書館の問題を知り学習す
る。意見、考えをまとめ発表する。 L21プラン、電子図書館、ネット時代の図書館について学ぶ。
今年度の大会の話題と課題について学ぶ。
調べたことを配布資料にまとめ、発表・説明する。
これまでの講義内容をまとめ、理解を深める。
試験は実施しない。
【準備学習】
配布資料を中心に予習をする。
【評価方法】
レポート発表。
【テキスト】
資料を配布する。
【備考】
図書館について問題意識を持ち、その解決策を考える。
-454-
学 校 図 書 館 司 書
-455-
学校経営と学校図書館
2 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:土田 節子
【教育目標】
学校教育の場における図書館の位置、
意義、
必要性を学び学校図書館の基本的構成要素であるメディ
アの種類と特性、選択と組織化を学習する。学校図書館の活動と司書教諭、学校司書の任務について
も学ぶ。
【授業計画】
No.
項 目
1
学校教育と学校図書館
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
学校図書館の形成と発達
学校図書館経営(1)
学校図書館経営(2)
学校図書館経営(3)
学校図書館経営(4)
学校図書館活動(1)
学校図書館活動(2)
学校図書館活動(3)
学校図書館活動(4)
学校図書館活動(5)
12
学校図書館活動(6)
13
学校図書館活動の評価と
改善
学校図書館の課題と展望
14
15
試験
まとめ
試験
到 達 目 標
学校図書館の目的と役割、教育課程と学校図書館の関わりを学び理解で
きる。
学校図書館の歴史と法制化について学び理解できる。
学校図書館職員と経営組織について学び理解できる。
学校図書館メディアと施設、設備について学び理解できる。
学校図書館の予算編成、会計のあり方について学び理解できる。
学校図書館経営計画の必要性と課題について学び理解できる。
学校図書館活動とは何か、その原則について学び理解できる。
閲覧、資料提供活動の意義と目的、その課題について学び理解できる。
情報提供活動の意義と目的、内容、留意点について学び理解できる。
広報活動、行事、集会活動について学び理解できる。
学校図書館ボランティア活動について、その導入と現状、課題について
学び理解できる。
学校図書館のシステム化とネットワークの必要性について学び理解でき
る。
評価の意義、種類、方法について学び、全国調査結果から問題点を考え
ることができる。
学校図書館の理想と現実から、課題と展望を考え意見をまとめることが
できる。
これまでの講義内容についてまとめ、理解を深める。
試験を実施する。
【準備学習】
テキストを中心に予習、復習をする。
【評価方法】
試験の結果を評価する。
【テキスト】
書 名
学校経営と学校図書館
著 者
福永義臣編
出 版 社
樹村房
価 格
1,800円
【備考】
学校図書館の運営には、いろんな人の協力が必要であることを学んで欲しい。
-456-
ISBN
978-4-88367-132-8
学習指導と学校図書館
2 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:土田 節子
【教育目標】
生涯学習時代といわれる現代において、子ども達が生涯に渡って学習が出来る知識と技術を学ぶこ
とは今日の学校教育の目指すものの一つでもある。学校図書館は教師や生徒に対し、その事への支援、
援助、指導に大きく働きかけるものである。それらについての具体的な仕事を学ぶと同時に実際に指
導のための資料を作ってみる。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
教育課程の展開と学校図書館(1) 学校の中の図書館の位置と意義、学校教育のための図書館につい
1
て学び理解できる。
教育課程の展開と学校図書館(2) カリキュラム編成と学校図書館の役割について学び理解できる。
2
教育課程の展開と学校図書館(3) 学習センターとしての学校図書館の機能について学び理解できる。
3
教育課程の展開と学校図書館(4) 生涯学習時代における学校と学校図書館の役割について学び理解
4
できる。
5
メディア活用能力の育成 (1) 学校図書館がメディア活用能力の育成の環境であることを学び理
解できる。
6
メディア活用能力の育成 (2) 図書館利用の指導の目的と理念、内容について学び理解できる。
7
メディア活用能力の育成 (3) 図書館利用の指導事項のいろいろについて学び理解できる。
8
メディア活用能力の育成 (4) 図書館利用指導の方法と評価、課題について学び理解できる。
9
学校図書館における情報サービ 学校図書館における情報サービスとは何かを学び理解する。
ス (1)
10
学校図書館における情報サービ 学校図書館におけるレファレンス・サービスの実際について学び
ス (2) 理解できる。
11
学校図書館における情報サービ どのような情報を扱うのか、情報の収集と提供について学び理解
ス (3) する。
12
学校図書館における情報サービ 学校図書館と公共図書館のネットワーク活用について学び理解で
ス (4) きる。
13
学校図書館における情報サービ 学習リソースセンターを目指す学校図書館について学び理解できる。
ス (5)
14
まとめの発表
学習した内容から、各自のテーマに基づいた資料を作成し発表する。
15
まとめ
これまでの講義内容をまとめ理解を深める。
試験 試験
試験を実施する。
【準備学習】
テキストを中心に予習・復習をする。
【評価方法】
資料作成と発表、試験の結果を評価する。
【テキスト】
書 名
学習指導と学校図書館
著 者
朝比奈大作他著
出 版 社
樹村房
【備考】
学校教育の場に学校図書館の必要性を理解して欲しい。
-457-
価 格
1,800円
ISBN
978-4-88367-045-1
視聴覚教育メディア論
3 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:奥村 賢
【教育目標】
今日、視聴覚メディア抜きで、コミュニケーションについて語ることは不可能になりつつある。本
講座は、視聴覚メディアの多角的な検討をとおして、その豊かな世界について理解を深めることを教
育目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
授業の概要
視聴覚メディア原論①
視聴覚メディア原論②
視聴覚メディア原論③
視聴覚メディアの歴史
写真とコミュニケーショ
ン①
写真とコミュニケーショ
ン②
映画とコミュニケーショ
ン①
映画とコミュニケーショ
ン②
映画とコミュニケーショ
ン③
映画とコミュニケーショ
ン④
映画とコミュニケーショ
ン⑤
映画とコミュニケーショ
ン⑥
電子映像とコミュニケー
ション
総括
到 達 目 標
授業内容や授業方式を確認する。
視聴覚メディアの概念についてみずからの視点で論じることができる。
視聴覚メディアの種別についてみずからの視点で論じることができる。
視聴覚メディアの機能についてみずからの視点で論じることができる。
視聴覚メディアの全体史についてみずからの視点で論じることができ
る。
初期写真とコミュニケーションについてみずからの視点で論じることが
できる。
20世紀写真とコミュニケーションについてみずからの視点で論じるこ
とができる。
初期映画と教育の関係についてみずからの視点で論じることができる。
ドイツの文化映画についてみずからの視点で論じることができる。
イギリス・ドキュメンタリー運動についてみずからの視点で論じること
ができる。
日本の科学映画についてみずからの視点で論じることができる。
戦争と映画の関係についてみずからの視点で論じることができる。
日本の教育映画についてみずからの視点で論じることができる。
高度情報化社会における視聴覚メディアの特性についてみずからの視点
で論じることができる。
学習効果を確認する。
試験は実施しない。
【準備学習】
ドキュメンタリーやメディアについての映像資料や文献によく目を通すこと。
【評価方法】
レポートによる採点。
【参考書】
書 名
日本映画論言説大系〈第1期
(戦時下の映画統制期)〉映画
教育の理論 関野嘉雄
著 者
出 版 社
ゆまに書房
-458-
価 格
17,850円
ISBN
978484330914
学
芸
-459-
員
博物館学概論 2 年 通年 必修 4単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐々木吉晴
【教育目標】
博物館の理念と実際について、歴史、条約や法令、各社会における位置づけ等を踏まえながら総論・
各論の両面から概説。エコ・ミュゼなど新しい理念と実際の活動についても紹介。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
博物館の歴史、
理念、
定義、 「博物館」について、正しい基本的な知識を身につける。
分類
博物館の歴史、
理念、
定義、 「博物館」について、正しい基本的な知識を身につける。
分類
博物館の機能
博物館の基本的な機能―収集、
保管、
展示、
調査研究、
教育普及、
及び管理運営について概説。
博物館の機能
博物館の基本的な機能―収集、
保管、
展示、
調査研究、
教育普及、
及び管理運営について概説。
博物館の機能
博物館の機能
博物館の機能
博物館の機能
博物館の機能
博物館の機能
博物館に関係する国際条
約、国内法、条例
博物館に関係する国際条
約、国内法、条例
博物館の基本的な機能―収集、
保管、
展示、
調査研究、
教育普及、
及び管理運営について概説。
博物館の基本的な機能―収集、
保管、
展示、
調査研究、
教育普及、
及び管理運営について概説。
博物館の基本的な機能―収集、
保管、
展示、
調査研究、
教育普及、
及び管理運営について概説。
博物館の基本的な機能―収集、
保管、
展示、
調査研究、
教育普及、
及び管理運営について概説。
博物館の基本的な機能―収集、
保管、
展示、
調査研究、
教育普及、
及び管理運営について概説。
博物館に関する国際条約、博物館法等の法令、各地方自治体で制定された条例等について、
よってきたる精神と基本的な特徴について概説。
博物館に関する国際条約、博物館法等の法令、各地方自治体で制定された条例等について、
よってきたる精神と基本的な特徴について概説。
国内各地の博物館の活動と運営を比較し、日本の地域博物館の抱える課題をあぶりだす。
国内の博物館―歴史と現
況(試験は行わない)
国内各地の博物館の活動と運営を比較し、日本の地域博物館の抱える課題をあぶりだす。
世界各地の博物館
17
世界各地の博物館
18
世界各地の博物館
19
世界各地の博物館
20
世界各地の博物館
21
世界各地の博物館
22
世界各地の博物館
23
世界各地の博物館
24
世界各地の博物館
25
博物館の基本的な機能―収集、
保管、
展示、
調査研究、
教育普及、
及び管理運営について概説。
国内の博物館―歴史と現況
国内の博物館―歴史と現況
16
26
到 達 目 標
博物館の歴史、
理念、
定義、 「博物館」について、正しい基本的な知識を身につける。
分類
エコ・ミュゼについて
国内各地の博物館の活動と運営を比較し、日本の地域博物館の抱える課題をあぶりだす。
ヨーロッパ各国、トルコや中央アジア、アジア、アメリカなど世界各国の博物館について、
それぞれの歴史、社会的な背景を踏まえながら紹介。
ヨーロッパ各国、トルコや中央アジア、アジア、アメリカなど世界各国の博物館について、
それぞれの歴史、社会的な背景を踏まえながら紹介。
ヨーロッパ各国、トルコや中央アジア、アジア、アメリカなど世界各国の博物館について、
それぞれの歴史、社会的な背景を踏まえながら紹介。
ヨーロッパ各国、トルコや中央アジア、アジア、アメリカなど世界各国の博物館について、
それぞれの歴史、社会的な背景を踏まえながら紹介。
ヨーロッパ各国、トルコや中央アジア、アジア、アメリカなど世界各国の博物館について、
それぞれの歴史、社会的な背景を踏まえながら紹介。
ヨーロッパ各国、トルコや中央アジア、アジア、アメリカなど世界各国の博物館について、
それぞれの歴史、社会的な背景を踏まえながら紹介。
ヨーロッパ各国、トルコや中央アジア、アジア、アメリカなど世界各国の博物館について、
それぞれの歴史、社会的な背景を踏まえながら紹介。
ヨーロッパ各国、トルコや中央アジア、アジア、アメリカなど世界各国の博物館について、
それぞれの歴史、社会的な背景を踏まえながら紹介。
ヨーロッパ各国、トルコや中央アジア、アジア、アメリカなど世界各国の博物館について、
それぞれの歴史、社会的な背景を踏まえながら紹介。
1970年代に導入されたエコ・ミュゼの理念について概説。
エコ・ミュゼについて
エコ・ミュゼの日本における展開(エコ・ミュージアム)について概説。
28
マーケティングと管理運営
29
マーケティングと管理運営
地域の文化活動の中核施設としての博物館の健全な運営のあり方について、マーケティン
グの視点から概説。
30
マーケティングと管理運営
27
試験
世界文化遺産と野外博物館
世界文化遺産制定の理念・歴史と博物館学的なアプローチの関係性について概説。
地域の文化活動の中核施設としての博物館の健全な運営のあり方について、マーケティン
グの視点から概説。
地域の文化活動の中核施設としての博物館の健全な運営のあり方について、マーケティン
グの視点から考察。
まとめ(試験は行わない) 博物館学の視点から、博物館が地域に貢献しうるさまざまな可能性について考察し、講義
のまとめとする。
【評価方法】
出席点及びレポートによる得点の合算で評価する。レポートを提出しない者は、
評価の対象外とする。
-460-
日本思想史Ⅰ
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:門屋 温
【教育目標】
日本思想史において神がどのように表現されてきたのかについて学ぶことが目標です。日本神話は、
単に「神様が登場する物語」ではなく、歴史イデオロギーに他なりません。古事記・日本書紀の成立以
来、近代に到るまで、神話は時代ごとに様々な解釈を施されながら、世界観・天皇観・国家観を語る
イデオロギーとして常に日本思想の中核を担ってきました。本講座では、神話がいかに読まれ、いか
に語られてきたかを知り、日本人が神をどのように理解してきたのかを知ることが目標です。
【授業計画】
No.
項 目
1
「神話の思想史」概説
2
古事記・日本書紀の成
立~作られた神話世界
3
もうひとつの神代巻~
古語拾遺・旧事本紀
古今注の世界~和歌の
はじまり
中世日本紀の世界1~
第六天の魔王登場
中世日本紀の世界2~
神器をめぐる変奏
中 世神道 書の世界~
神話から神道へ
正統なる神話~慈円と
親房
書紀注釈の世界~兼良
と兼倶
キリスト教と神 話~切
支丹の記紀神話批判
儒 学 者の 神 話 理 解 ①
~羅山と蕃山
儒 学 者の 神 話 理 解 ②
~闇斎と白石
国学者による神話再発
見~宣長と篤胤
近代国民国家イデオロ
ギーとしての神話
まとめ
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
古事記・日本書紀に始まった日本神話が、近代の皇国史観まで、どのように
扱われてきたのか概観を説明できるようになることを目標とする。
古事記・日本書紀が作られた当時の日本の置かれた国際状況から、いわゆ
る記紀神話がどのような政治的要請の元に作れたのかを説明できるようにな
ることを目標とする。
記紀神話の成立から一世紀後、記紀神話を相対化するような別系統の神話
が作られたことを説明できるようになることを目標とする。
中世神話の始まりである、古今注における和歌の起源神話を読んで、歌と神
の関係について説明できるようになることを目標とする。
中世神話のメインキャラクターである第六天魔王神話を読み、中世の世界観
について説明できるようになることを目標とする。
中世神話の主題である「三種の神器」に関する神話を読み、中世の天皇王
権の変化について説明できるようになることを目標とする。
中世神道書において、神話がいかに解釈されていったかを読み、神道が起
源を求めて生まれたことを説明できるようになることを目標とする。
南北朝時代に皇統の危機に際して、天皇の正統性を語るモノガタリとして神
話が復興したことを説明できるようになることを目標とする。
中世の記紀注釈がどのように展開したかを説明できるようになることを目標と
する。
キリシタンによって我が国最初の本格的神話批判が行われたことを知り、キリス
ト教が日本にもたらした衝撃について説明できるようになることを目標とする。
江戸時代に入って出版システムの完成や学問の方法の変化によって、知識に
革命が起きたことを説明できるようになることを目標とする。
江戸時代の儒学者たちが神話研究から神道へ傾斜したことや、テキストクリ
ティックの方法論が成立したことを説明できるようになることを目標とする。
国学者の登場によって、神話が日本人のオリジナリティやアイデンティティと結
び付けられるようになっていったことを説明できるようになることを目標とする。
明治政府が、天皇を中心とする新しい国家の建設に当たって、神話を国家イデ
オロギーとして利用していったことを説明できるようになることを目標とする。
神話とは固定不変のものではなく、時代時代の知的状況によって様々な解釈
を加えられてきたことを説明できるようになることを目標とする。
試験は実施しない。
【準備学習】
日本神話がテーマです。現代語訳でよいので、古事記や日本書紀の神話を読んで、毎回扱う神話の
あらすじを予習しておくことが必要です。
【評価方法】
レポートと出席によって評価します。
【テキスト】
特に指定しない。毎回プリントを配布します。
-461-
日本思想史Ⅱ
2 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:門屋 温
【教育目標】
日本人が、神をどのように造形表現してきたかを知ることが目標です。本来、姿の見えない神をど
のように描くかは、神をどう理解したかということでもあります。日本人が神をどのような姿で描い
てきたのか、古代から近代までの様々な絵画や彫刻などを実際に見て、日本人の神観念の変化を理解
することを目標とします。
【授業計画】
No.
1
項 目
「神の表現史」概説
到 達 目 標
まず最初に、自分の神について抱いているイメージを実際に描いて確認
してみます。その上で、日本人が神をどう描いてきたかについて、問題
の所在について説明できるようになることを目標とする。
2
神を描くということはど
ういうことか
そもそも、人間にとって、神を描くというのはどういう行為なのかを考
え、神と人間の関係について説明できるようになることを目標とする。
3
最初に作られた神~神像
彫刻の始まり
神の造形の最初期は、仏像の影響を受けた神像彫刻から始まったことを
説明できるようになることを目標とする。
4
多様化する神~中世以降
の神像彫刻
中世以降、神像彫刻がどのように変貌を遂げていったかを説明できるよ
うになることを目標とする。
5
描かれる神~神影図・影
向図の成立(1)
大和絵の影響を受けて、神が絵に描かれるようになっていったことを説
明できるようになることを目標とする。
6
描かれる神~神影図・影
向図の成立(2)
縁起絵巻に見られる神の表現について知り、神の姿の変化について説明
できるようになることを目標とする。
7
神々のコスモス~神道曼
陀羅の世界(1)
密教の曼荼羅の影響を受けて、神道曼荼羅が誕生することと、その種類
について説明できるようになることを目標とする。
8
神々のコスモス~神道曼
陀羅の世界(2)
本地垂迹説に基づいて、様々なスタイルの神道曼荼羅が作成されたこと
について説明できるようになることを目標とする。
9
神から人へ~参詣曼荼羅
の世界(1)
中世末に登場した社寺参詣曼荼羅を見て、信仰の主体が神から人へと変
化したことを説明できるようになることを目標とする。
10
神から人へ~参詣曼荼羅
の世界(2)
那智参詣曼荼羅を中心に、参詣曼荼羅が人々の社寺参詣に果たした役割
について説明できるようになることを目標とする。
11
祭と神~近世の祭礼図
(1)
江戸時代に入って、描かれるようになった都市祭礼について、祭礼図や
絵巻を見て説明できるようになることを目標とする。
12
祭と神~近世の祭礼図
(2)
祇園祭を具体例に、都市祭礼を描くことの意味について説明できるよう
になることを目標とする。
13
庶民と神~絵馬の世界
神社の絵馬に描かれた神々の意味について説明できるようになることを
目標とする。
14
描かれる神話~近代絵画
のモチーフとしての神話
幕末以降、国学の影響を受けて、記紀神話をモチーフにした絵画が描か
れるようになった状況について説明できるようになることを目標とする。
15
まとめ
日本人がどのように捉え、造形化してきたかについて、時代を追って説
明できるようになることを目標とする。
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
登場する神の名前や性格について、調べてくる。
【評価方法】
レポートと出席によって評価します。レポートは、実際にフィールドワークをして、絵馬やお札等、
神が描かれたものを探して、それについて説明することを課題とします。
【テキスト】
特に指定しない。毎回スライド等で彫刻や絵画資料を見ながら話をしてゆきます。
【参考書】
書 名
奈良国立博物館特別展図録『神仏習合』
著 者
出 版 社
-462-
価 格
ISBN
書誌学
2 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:纓片 真王
【教育目標】
学芸員に必要な書誌学の基礎を学び、書誌学的なものの考え方と主に江戸時代以前の書物に関する
知識と、実際に書物を扱う技法と、書誌を記述する方法を身につけることを目標とする。書誌学は書
物を対象にした考古学のような学問である。書物を観察し、比較し、認識した事実を系統付けて、術
語を用いて記述していき、さらにはその書物が生まれた時代の文化を研究することを目的とするもの
である。
授業では、聴講することに加え、できるだけ江戸時代刊本の実物等に触れながら、書物の扱い方や、
書誌記述法を身につける。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
書誌学とはどのような学問か
書誌学という学問の特質や、書誌学に必要な研究態度につい
て、説明することができる。冊子本の正しい扱い方を身につ
ける。
2
書物とは何か、書物の分類
書物の定義、写本と刊本という書物の分類について考察し、
書誌学的に説明することができる。巻子本の正しい扱い方を
身につける。
3
書物の書誌学的処理―写本の場合1
写本とは、写本の系統
写本の定義と種類、書誌学的な処理の仕方、写本の系統等に
ついて、書誌学的に説明することができる。
4
書物の書誌学的処理―写本の場合2
写本の特徴
古写本の影印本や江戸時代の写本に触れるなどして、写本全
般の特徴を説明することができる。
5
書物の書誌学的処理―刊本の場合1
刊本とは、刊本の特徴、古版本①
刊本の定義と基本的な特徴、刊本の系統等について説明する
ことができる。刊本出版の動機から、春日版・高野版等の意
義について説明することができる。
6
書物の書誌学的処理―刊本の場合2 刊本出版の動機から、五山版・阿佐井野版等の意義について
古版本②(五山版・阿佐井野版など) 説明することができる。また、書誌記述法として書名の採り
方と「刊・印・修」の概念について説明できる。
7
書物の書誌学的処理―刊本の場合3
古版本③(古活字版など)
キリシタン版・朝鮮活字版と比較して、日本の古活字版の特
徴について説明することができる。
8
書物の書誌学的処理―刊本の場合4
江戸時代刊本①(出版動機など)
出版動機などを古版本と比較して、江戸時代刊本の特徴を説
明することができる。
9
書物の書誌学的処理―刊本の場合5
江戸時代刊本②(嵯峨本など)
江戸時代初期の刊本における古活字本の意義について説明す
ることができる。また、整版本と古活字本の見分け方を身に
つける。
10
書物の書誌学的処理―刊本の場合6
江戸時代刊本③(諸問題)
、書誌目
録
江戸時代刊本の諸問題について考えることができる。写本と
比較しての刊本の特徴を説明できる。書誌記述法と関連付け
て書誌目録のあり方について説明することができる。
11
書誌記述法―概略と目録事項1
(目録事項とは、書名、巻数、著者
名など)
書誌記述法の概略、目録事項のうち、書名、著者名などの各
事項について説明し、
実際に書名等を書誌学的に記述する
(書
誌ノートを取る)ことができる。
12
書誌記述法―目録事項2
(書型、冊数など)
目録事項のうち、書型・冊数などの各事項について説明し、
実際に書型等を見分け、書誌学的に記述することができる。
13
書誌記述法―書誌事項1
書誌事項のうち、表紙、外題、封面題、首目等など各事項に
(調査法の実際、表紙、外題、封面題、 ついて説明することができる。また、
実際に表紙等を調査し、
首目など)
書誌学的に記述することができる。
14
書誌記述法―書誌事項2
(本文巻頭内題、版式・書式、尾題
など)
15
書誌記述法―書誌事項3
書誌事項のうち。跋・刊語、刊記・奥付・奥書などの各事項
(跋・刊語等、刊記・奥付・奥書など) について説明することができる。また、刊記を見分ける時の
要点について説明することができる。
試験
レポート
書誌事項のうち、本文巻頭内題、版式・書式、尾題などの各
事項について説明することができる。また実際に版式等を調
査し、書誌学的に記述することができる。
書物の書誌学的な処理と書誌記述法及び授業中に質問した事
項に関するレポートを提出する。
-463-
【準備学習】
授業回数が少なく基礎的な内容が中心となるので、復習をしたうえで、より詳細な事柄や授業で扱
い切れなかった問題については、指定された参考文献を読むなどして知識を増やし、考察すること。
【評価方法】
レポートと授業態度・授業参加状況(教員の出題に答えたり、教員に質問したりできる積極性等)
で評価する。
【テキスト】
教員が作成するプリントを使用する。
【参考書】
授業各回の内容に従い、紹介していく。
【備考】
江戸時代以前の書物が、博物館や図書館で展示される機会があったら積極的に訪れ、古本屋の店頭
や古本市に並ぶのを見かけたら手にとって、いずれもよく観察してみてください。
-464-
博物館学各論
3 年 通年 必修 4 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:馬目 順一
【教育目標】
博物館に出向き、実物資料と対話するという刺激的な場は、いかに情報機器が発達しても消滅する
ことはない。これこそが、文化創造の装置としての博物館の原点だからである。
「概論」で習得した
知識をさらに深化し、その特性を専門的に学習する。多重な利用者層を基軸に据えた新しい博物館を
創出する知の枠組に向かって、生涯学習機関の博物館と地域社会との関連を探求する。資料論、経営
論、情報論を有機的に連動させ、理解を確かなものとする。
【授業計画】
No.
項 目
1
博物館と学藝活動に関す
る用字用語
2
博物館の機関としての理
解と生涯学習の理念と文
化財(1)
3
博物館の機関としての理
解と生涯学習の理念と文
化財(2)
4
先進博物館にみる教育と
経営(1)
5
先進博物館にみる教育と
経営(2)
6
新パラダイムの構想と経営
の転換(1)
7
新パラダイムの構想と経営
の転換(2)
8
地域博物館とロジスティック
ス
9
市民のための情報伝達と
展示法(1)
10
市民のための情報伝達と
展示法(2)
11
展 示 物 の 観 察と表 現 法
(1)
12
展 示 物 の 観 察と表 現 法
(2)
13
見せるための展示工夫
14
15
試験
到 達 目 標
博物館関係の文字(漢字)の語源的説明と関連文字の解説を理解する。ノー
ト記述への手助けとなる。板書せずとも、話しことばで筆記できるまでになる。
博物館と収納する遺産の重要性を法的に理解し、「各論」の第一義導入を
計る。大学正門近くに立つエリーニ平和の像にも触れる。
生涯活動と学習の場としての博物館がもつ社会的使命を感得し、文化遺産
の保存、保護への心を養う。観光名所の宝物館と博物館との差異を見極める。
旧来の日本の博物館の陳列と先進諸外国の博物館の差を明確にする。
先進諸外国における国民の博物館に対する高い意識を学び、リカレント教育
を習得する。
今日よりは明日をよくしようとの日々の努力的精神を学び、博物館経営に対処
する。
管理者制度の導入による新しい国民的意識の期待に即応する、未来志向の
教育システムを学ぶ。
ミューゼアムコミュニティの在り方を学ぶ。地域博物館と地元主義、地産的現
地主義を理解し、地方の時代をリードする博物館への後方支援を学習する。
博物館特有の展示教育とその情報伝達の各種を学ぶ。
展示法の分類、人の流れ(空間移動)、目立つ展示など、具体的事例を引
いて学びとる。
展示物そのものをよく理解しなくては、いい展示は不可能。展示シナリオづく
りを展示物のこまかい観察と科学的理解から学ぶ。
観賞者に、いかに展示物への知的好奇心をおこさせるかのキーワードを考え
る。
新聞記者のように、見出し(キャッチフレーズ)→前文(概要)→本文内容
への視点の高まりを展示への活用に導入し、ケース展示、露出展示、接触
展示の在り方を学ぶ。
校外における野外施設の 校外に出向き、室内展示以外の野外施設の実物回帰を理解する。保存の
見学
重要性を体得する。
まとめ
前期のまとめとこれまで学習してきた内容の理解度を確認する。
-465-
No.
項 目
16
一次資料と二次資料の意
義(1)
17
一次資料と二次資料の意
義(2)
18
20
室内展示と屋外施設の活
用(1)
室内展示と屋外施設の活
用(2)
資料の収集と研究(1)
21
資料の収集と研究(2)
22
24
資料の素地分類と保存対
策
資料の被害、災害の予防
対策
校外視察と情報機器(1)
25
校外視察と情報機器(2)
26
主要テーマによる展示と情
報活用の実例(1)
主要テーマによる展示と情
報活用の実例(2)
博物館に関わる各法規
19
23
27
28
29
30
試験
まとめ(1)
まとめ(2)
到 達 目 標
博物館収蔵、展示の本物の凄さ、美しさ、一次資料の絶対的価値。観賞
者をストレートに感嘆の渦に巻き込む、この力の本質を学ぶ。
展示資料としての二次資料の重要性を理解する。本物と偽物の相関から贋
物論にまで及ぶ。一次と二次資料の有機的組合せ展示の重要性やレプリカ
の製作を学ぶ。
パノラマによる背景活用法、ジオラマによるグランド展開の陳列法、そして野
外建築物としての移動設置など、人々を吸引する多元的方法を学ぶ。
歴史の町並や歴史的街道、歴史的景観など地元のありのままの姿が文化遺
産保存継承につながる思想を学ぶ。
研究資料や展示資料が博物館に収蔵される過程を学ぶ。採集、発掘、購入、
借入、寄託、交換の諸例を把握する。
博物館の登録台帳の実例と収蔵分類、そして資料の比較研究、理化学的分
析を取り込んでの展示にいたる過程を詳しく検討する。
資料の耐久性は博物館の重要課題。保存と活用の両輪をどう調和調整する
かを学ぶ。資料素材の違いを熟知し、その保全に生かす方法を認識する。
生物加害と自然による経年変化、それに火災、天災、水害、地震そして盗
難などの対策を考える。
いわき市内にある施設、あるいは文化財調査の現場を回り、情報機器をつ
かっての保存の実際的在り方を学ぶ。
校外の関連施設を訪問し、展示用メッセージ、解説小カード、投光、導線な
どを現地で理解し説明できる。
日本人の歴史的関心のトップに位置づけられる「邪馬台国」を取り上げ、博
物館としての展示法を具体的に考える。
日本人はその言葉のみでも酔うという「シルクロード」を取りあげ博物館とし
ての展示と集落論を加え学ぶ。
博物館法、文化財保護法、自然公園法、自然環境保全法や生物関係の諸
法を学ぶ。
後期の回顧と展望。
後期のまとめとこれまで学習して来た内容の理解度を確認する。
【準備学習】
前回授業の復習とシラバスの予定目標の予習を必ずしてくるようにすること。
【評価方法】
期末の教場テスト、授業態度、レポート提出、出席など総合的に評価する。
【参考書】
書 名
概説博物館学
著 者
全国大学博物館学講座協議会
西日本部会編
出 版 社
芙蓉書房出版
価 格
1,900円
(税別)
【備考】
授業は口述、板書をもっておこなうので、よく記録することが肝要です。 -466-
ISBN
4-8295-0311-4
考古学
3 年 通年 選択 4 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:馬目 順一
【教育目標】
人間行動の残存物は、ただ沈黙するのみであるが、或る一定の手続きをとると、その行動形態の元
の条件に謙虚ながら翻訳できる。ここに考古学の成立がある。科学としての考古学が近代社会に受け
入れられ、どう歩んで来たかを学び、現代における学際研究の成果によって、どれだけ人類史が解明
されたかを理解し、歴史学の一分野たる考古学の基礎概念を習得する。
【授業計画】
No.
項 目
1
考古学の世界
2
考古学の用語(1)
3
考古学の用語(2)
4
前文字社会と考古学
5
文字社会と考古学
6
関連諸科学との連携(1)
7
関連諸科学との連携(2)
8
関連諸科学との連携(3)
9
考古学諸分野(1)
10
考古学諸分野(2)
11
考古学諸分野(3)
12
考古学の発達(1)
13
考古学の発達(2)
14
考古学の発達(3)
15
試験
まとめ
到 達 目 標
考古学とはどういう科学かを理解する。土中の歴史的資源を掘り起こし、分
析し、一定の理解を踏まえ、歴史を復原する手順を学ぶ。
考古学には特有の用語が多い。とりわけ基礎となるべき用語を的確に理解す
る。アラビア数字、ローマ数字、漢数字の暦年表記、縄紋と縄文、紋様と文様、
様式、型式、形式を理解し説明できる。
暦(紀元前、紀元後)世紀など、中国表記、西洋表記の違いをマスターする。
金属カラットと宝石カラット(KとC)の意味、遺物、遺構、遺跡、掘ると
堀などの基本用字も認識する。
文字記録以前の歴史を探求することから出発した考古学の成り立ちを学ぶ。
文字に寄りかからない歴史の復原を埋蔵物の検出からはじめ、遺物や遺跡に
語らせる方法の数々を習得する。
文字資料の限界性(虚偽性も含めて)を知り、土中資料を扱って時代の特徴
を把握する方法を学ぶ。一方、文字資料との相互考証も不可欠なことを理解
し説明できる。
考古学は土中資料の分析が中心となるので、それに対応するために関連する
分野の研究も大幅に取り込まねばならない。人の生態を研究する人類学との
関係を学習する。
未開、あるいは開発途上国の民族誌を調べ、そこで得た知識を考古学の展開
に活用し、適正な歴史叙述への道を学ぶ。日本の旧い習慣、信仰を研究する
民俗学も同時に学ぶ。
自然科学と考古学との関連は、今日では不可欠なものである。古環境復原、
出土石器の原材質同定、保存科学の活用、年代測定(理化学の助力)などを
中心に利用の方法を学ぶ。
考古学は多様化が急激に進行している。この細分化された研究と歴史を復原
する、あるいは再構成する統合力とが今問われている。この問題を解決する
前提として考古学の裾野とその広がりを把握する。
先史考古学(旧・新石器時代)の世界史的視点を学ぶ。動物考古学、植物考古学、
実験考古学の特有研究法を理解し説明できる。
東洋における歴史考古学(古墳、奈良、平安、中世、近世)とヨーロッパに
おける古典考古学の道筋を学び、その足跡の違いを文化史的に習得する。
考古学は西洋において花咲く。ギリシャ・ローマ以前の文化は欧州内陸で確
立する。今日的基礎が成立した経緯を、石器、金属器の型式的展開に裏打ち
された様相を学ぶ。
日本考古学の出発点は、明治初期の大森貝塚の調査にあるが、それ以前の古
物趣味段階から、進化論の導入による近代考古学の成立までを学習する。
日本考古学最大の関門だった「ミネルヴァの論争」によって、新旧考古学の
交代と科学的精神の胎頭をみるが、この間の事情を知る。
前期のまとめとこれまで学習してきた内容の理解度を確認する。
-467-
No.
項 目
16
埋蔵文化財法と野外調査の
方法
17
遺跡の認定と発掘調査の実
例
18
定住と狩猟、漁撈、採集活
動の縄文文化論(1)
定住と狩猟、漁撈、採集活
動の縄文文化論(2)
定住と狩猟、漁撈、採集活
動の縄文文化論(3)
稲作と金属器と大陸思想の
弥生文化論(1)
19
20
21
22
27
稲作と金属器と大陸思想の
弥生文化論(2)
稲作と金属器と大陸思想の
弥生文化論(3)
倭王権と東アジア世界の古
墳文化論(1)
倭王権と東アジア世界の古
墳文化論(2)
倭王権と東アジア世界の古
墳文化論(3)
校外実習(1)
28
校外実習(2)
29
まとめ(1)
30
試験
まとめ(2)
23
24
25
26
到 達 目 標
考古学は発掘という野外調査を実施することから出発する。日本ではこの調
査は埋蔵文化財という名称で、文化財得獲法の網の中にある。この法律の成
立と内容を学習する。
遺跡所在調査、遺物散布状況、調査区の設定、グリットの組み方、表土剥き、
遺物包含層の掘り進め方などを習得する。遺物収納の手続きから、整理方法
もあわせて学ぶ。
移住生活を送っていた旧石器時代人は気候の温暖化にともない、列島内に定
住するようになる。定住の意義と食生活の変化を地球環境から学ぶ。
生業活動を中心に学ぶ。陸獣の狩猟対策、海産資源の獲得、植物質食料の採
集という点を道具と残存遺体から知る。
信仰、埋葬を中心に学ぶ。縄文社会を維持しつづけた等質性や非階層性を埋
葬からさぐり、集落内の祭祀を理解し説明できる。
数千年前、大陸からの移住民(渡来人)によって弥生文化が形成された。縄
文時代には主体的とならなかった稲作り、青銅器、鉄器の生産、階級社会の
成立という新時代を迎えた日本列島。弥生農村の風景を学ぶ。
金属器使用により人々はどう変化し、列島内に鉄器の波及する姿を具体的に
感得する。
列島内部と沖縄、北海道の様相を学ぶ。日本にも都鄙の差がついに出現した
弥生社会。大陸文化と結びついた権力者の誕生を理解し説明できる。
中央政府として君臨した倭王権の成立と、中国、朝鮮との対応。激動の情勢
のなかで日本が切り拓いた前方後円墳社会を学ぶ。
墓を中心に邪馬台国から倭王権(大和朝廷)へと新時代の画期をいわき地方
をからめて学習し、政治と遺物の分布の在り方を知る。
黄金に飾られた馬具と支配者の装飾品の源流を三国朝鮮、中国に探り、伝来
時期と政治的対応をいわき地方も含めて理解し説明できる。
市内には考古学的に目を見張る遺跡が多い。そこを訪ね、遺跡と開発、保存、
指定文化財などを現地で学ぶ。
展示されている遺物の実物を見学し、古代人の素晴しき知恵を体得する。埋
蔵文化財整理室を訪ね、作業している実際を見ることで、国民共有の文化財
の保護精神を養う。
高度経済成長期という社会的環境の下で考古学は今日の基礎が導かれたが、
これからの学問の新時代への対応を学ぶ。
後期のまとめとこれまでの学習内容の理解度を確認する。
【準備学習】
前回の授業内容の復習とシラバス予定の予習を必ずおこなってくること。
【評価方法】
出席を重視し、授業態度やレポート提出、期末の教場テストなどを総合して評価する。
【テキスト】
教員が作成した大型図録(B4判横組)といわきの考古学をまとめた中型図録(B5判)との2冊
配布。
【備考】
授業はテキストを中心に、口述、板書をもっておこなうので、よく記録することが肝要である。文
字記録があっても、それは記述者あるいは体制側の思惑の産物であって、多くのなかから捨象、選別
されたものである。この枠を破って失われた社会や文化の残映を求明するのが考古学だということを
念頭に授業を進める。
-468-
文献研究Ⅰ(写本)
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:清水 素子
【教育目標】
古典作品は変体仮名で表記された写本・版本により伝わるので、変体仮名が読めれば研究対象が広
がる。基本となる字のくずし方を学習し変体仮名を読む実習をすることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
変体仮名への理解
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
くずし字の学習①
くずし字の学習②
くずし字の学習③
くずし字の学習④
くずし字の学習⑤
連続した変体仮名の学習①
連続した変体仮名の学習②
連続した変体仮名の学習③
連続した変体仮名の学習④
古典作品の判読①
古典作品の判読②
古典作品の判読③
古典作品の判読④
古典作品の判読⑤
試験
到 達 目 標
変体仮名とは何かを説明できる。用語等を説明でき、これらについて
適切に表現しうる。
字母のくずし字ア行カ行について適切に表現しうる。
字母のくずし字サ行タ行について適切に表現しうる。
字母のくずし字ナ行ハ行について適切に表現しうる。
字母のくずし字マ行ヤ行について適切に表現しうる。
字母のくずし字ラ行ワ行について適切に表現しうる。
ひらがなの熟語について適切に表現しうる。
ひらがなの熟語、踊り字、連字について適切に表現しうる。
ひらがなの熟語、踊り字、連字について適切に表現しうる。
ひらがなの熟語、踊り字、連字について適切に表現しうる。
漢字混じり文について適切に表現しうる。
漢字混じり文について適切に表現しうる。
漢字混じり文について適切に表現しうる。
漢字混じり文について適切に表現しうる。
漢字混じり文について適切に表現しうる。
試験を実施する。
【準備学習】
覚えるために家でも継続的に練習して下さい。
【評価方法】
提出物、期末試験による総合評価。出席を重視する。
【テキスト】
書 名
変体仮名の手引
著 者
中野幸一
出 版 社
武蔵野書院
価 格
630円
ISBN
4-8386-0626-5
【備考】
鉛筆・消しゴム・練習用ノートを持参する。できるだけ古語辞典を持参して下さい。
-469-
文献研究Ⅱ(版本)
3 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:土屋 順子
【教育目標】
古典文学の原本に触れ、当時の出版について理解を目標とする。近世初頭、我が国における印刷事
業が確立した。一度に多量の書物が、印刷されて多数の読者の手に渡り、文学のマスコミ化を招来す
ることとなった。中世までの、限られた人々にしか享受されなかったことと比較すると、画期的な出
来事であるといえる。本講座では、近世版本(板本)を中心に、印刷方法、出版事業、書誌等の講義
から、近世版本への理解を深めることを目的とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
授業の進め方及び近世版
本等古典籍原本の取り扱
いについて
2
近世の時代の特色
3
出版文化の発生について
4
文学のマスコミ化につい
て
5
出版制度について
6
印刷形態について(1)
7
印刷形態について(2)
8
9
10
11
和本作製
書誌について(1)
書誌について(2)
刊・印・摺。後印本・覆
刻本(覆せ彫り)
・改題本・
改竄本について
ジャンルと書型について
蔵書印・書入れ・識語・
落書きなど
実習・見学
まとめ
試験
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
古典籍取り扱い上の注意を説明し、説明できる。
近世以前と近世の文化的な違いを理解し、
その一端について説明できる。
近世に確立した出版事業について理解し、適切に説明できる。
文学の商品化に伴う社会的な変化についての解説を受け、その一端につ
いて説明できる。
近世に始まる出版制度についての解説を受け、それについて適切に説明
できる。
古活字版、整版、近世活字版等印刷の種類を理解し印刷物について理解
し、その一端について説明できる。
古活字版、整版、近世活字版等印刷の種類についての解説を受け、それ
について正しく表現しうる。
当時と同じ方法で「和本」を作成できる。
1.書型、2.書名、3.柱刻、4.刊記、5.その他書誌的事項について、説明できる。
1.書型、2.書名、3.柱刻、4.刊記、5.その他書誌的事項について、説明できる。
版本独特の印刷について、区別できる。
文学作品が商品として規格化された経緯を説明できる。
版本から得られる様々な情報の一端を説明できる。
実際に多種の和古書を閲覧し、その本の情報について説明できる。
第1回から第14回までの講義の要点をまとめる。
試験を実施する。
【評価方法】
期末の試験の結果から評価する。
【テキスト】
書 名
著 者
出 版 社
『日本書誌学を学ぶ人のために』 広庭基介・長友千代治 世界思想社
価 格
ISBN
1,900円(税別) 4-7907-0710-5
【参考書】
書 名
『江戸の版本』
著 者
中野三敏
出 版 社
岩波書店
-470-
価 格
ISBN
博物館実習
4 年 通年 必修 3 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:馬目 順一
【教育目標】
驚きと疑いこそ知への情熱。この精神を標榜する博物館は専門の科学を深く修得しえるところまで
成長した。
「博物館学概論」
「博物館学各論」で学んだ博物館の基礎理論を実際の博物館事業とリンク
させ、諸学藝活動を習得する。 教員引率により各機関を訪問し、機能の全容を理解し、ポスター図
録などの製作技術や特別展の開催仕様(予算、展示)を体得する。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
博物館建設に伴う実務教程(1) 新博物館建設準備(文化振興の提言)基本構想の策定。建設目的、
性格、機能、組織などの大枠を学ぶ。
2
博物館建設に伴う実務教程(2) 博物館の展示計画と建築設計(プロポーサル方式の採用)収集、
展示の基礎設計、展示装置や建築物と環境の関係を学ぶ。
3
博物館の事業概要
博物館での各種事業内容を学ぶ。展観、調査研究、資料収集、普
及、組織、施設、日誌、利用案内等。
4
特別展の企画と留意点(1)
平常展とは別の特別展開催について、内部企画からはじまり、そ
の調整、担当者の決定、資料収集などを学ぶ。
5
特別展の企画と留意点(2)
特別展のテーマ、タイトルの決定、借用展示物の依頼搬入、パン
フ、ポスター、図録作成の手順を学ぶ。
6
特別展開催のスケジュール(1) 実施計画書の作成、展示リストの確定、借用品の対応陳列を習得
する。
7
特別展開催のスケジュール(2) 図録ポスター等の発送、特別講演会に伴う講師の外部依頼、マス
コミ対応、展示終了後の搬送、文化財公開の申請などを習得する。
8
特別展「正倉院」の実例
世界最古の木造建築であり、伝世品の収蔵庫たる正倉院は博物館
の原点。檜木の校倉造り、杉材の唐櫃など文物の保存維承の素晴
らしさを理解し説明できる。
9
特別展「銅銭の鋳造」
日本最古の鋳造貨幣の成立。国産貨幣最大の流通を示す寛永通宝
と渡来銭の消滅をリンクさせ、仮想特別展の開催を考える。
10
特別展「病・眼窩篩」
健康はヒトの願い。原始から現代にわたり骨にあらわれる病歴の
なかで眼窩篩に焦点をしぼり、特別展を想定し、その実際展示を
考える。
11
特別展「農耕の伝播と健康」
ヒトに欠かすことのできない食料資源のうち計画栽培たる農業が
世界に拡散する過程や、農耕の功罪を特別展を想定し考える。
12
歳入、歳出などの会計予算借置 議会や理事会で承認を得なければならない年度予算について、博
(1)
物館事業にかかわる歳入、歳出の計画書作成を学ぶ。
13
歳入、歳出などの会計予算借置 博物館事業の印刷製本費、運搬料、保険料、賃金など支出関係の
(2)
詳細を理解し説明できる。
14
校外実習(1)
東京にある大学の博物館施設を見学する。知の殿堂としての大学
博物館の展示内容を把握する。
15
校外実習(2)
東京にある国立博物館施設を見学する。地方と中央の博物館の展
示物の相違や展示法の差違を学ぶ。
試験
-471-
No.
項 目
16
ポスター、図録用紙の歴史と製
法
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
試験
到 達 目 標
博物館では実に多くの印刷刊行物がある。紙の種類(和紙、
洋紙)
の出現の歴史を、東洋と西洋の双方から学ぶ。表現力、再現力の
優れた洋紙や耐久性の優れた和紙の違いを理解し説明できる。
ポスター、図録用紙の種類と規 洋紙のうち普通紙、上質紙、アート紙、コート紙などの特性を把
格
握し、丁、葉、連や規格のA列、B列、四六判、菊判などの大き
さを実際に寸法を測り調べる。
印刷の方法と表現の特徴
現代の印刷法を理解し、博物館刊行物との親和性を把握する。凸
(活)版、凹(グラビア)版、平版(オフセット)
、孔版(スクリー
ン)の四大印刷法の表現力の違いと刷版耐用を理解し説明できる。
写真印刷や文字印刷の仕様
写真印刷に必要な基礎的理解をはたし、ポスターや図録の網点分
解やコロタイプ印刷の効用性も学ぶ。
ポスターなど印刷物の文選、地 図録やポスターの効果的文字の書体やバックに入れる地紋の種類
紋の適切性
などを学ぶ。号数、Q数、P数などの大きさ、長体、扁体、字詰、
行間などマージナルゾーンの関連をも理解し説明できる。
拓本の歴史と原理
中国で発達し日本へも早い時期に伝来した拓本。簡単に誰でも自
由にとれる拓本、しかも原寸表現。これらの歴史を探り、湿拓の
優れている点を把握する。二次資料作成の主要法を知る。
展示物の扱い方と拓本実技(1) 学生は自から持参したものを実際に拓本にする。水を張り、タン
ポに墨をつけ、打つことを実践する。グループに編成し、実習活
動をおこなう。難しい球体のものまで採択する。
展示物の扱い方と拓本実技(2) 博物館に展示する文物の取り扱いを学び、それらを図録などに収
録するための拓本どりをおこなう。凸凹のあるものなら、写真よ
りもすぐれた効果を発揮する点を理解し説明できる。
展示物の撮影技法(1)
博物館活動における必須アイテムたる銀塩フィルム。カメラの種
類、フィルムの種類、印画紙の種類を実物をみて体得する。
展示物の撮影技法(2)
写真でのライティング法、バックの抜け、陰付け、紫外線、赤外
線、X線撮影の効果を文化財研究に生かす方法も学ぶ。
図録の造本技術(1)
博物館発行の図録は欧米では高い評価をえているが日本でも印刷
技術の向上により、観覧者の需要は増加の一途をたどっている。
図録本の構成、原色版の再現力、モノクロ版ならではの美しさを
学ぶ。
図録の造本技術(2)
欧米のキュレイターは図録の良し悪しで評価されることが多いの
で、その製作には真剣に取り組む。図録本の割り付け、折り込み、
写真Cut、本としての体裁を実物本をみながら理解し説明できる。
校外実習(3)
博物館に関連する施設を巡り、
文化財保護活動の実際を体得する。
校外実習(4)
博物館に展示する以前の文物の整理の実際を関連施設で体得する。
まとめ
博物館の学藝活動を総点検する。
【準備学習】
受講者は、機会あるごとに多くの博物館を観賞するように心掛けること。
【評価方法】
実習という授業内容から出席を重視し、授業態度、レポート提出、期末の教場テストなどを総合的
評価する。
【テキスト】
実習授業なので、その都度多くの資料を配布する。
【備考】
夏季休暇のはじめに一泊二日(自費)で東京方面の博物館を見学する。受講者必須。
-472-
社
会
教
育
-473-
主
事
国際社会論
1 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:石丸 純一
【教育目標】
今日、国民国家の枠組みが大きくゆらいでいる。地球温暖化や人口問題など、 地球規模での問題や民族紛
争の多発に加えて、外国人労働者や NGO など国境を越える人々の活動が盛んである。こうしたグローバル
化の諸相を具体的に把握し、これらの現象にアプローチする基本的視点を身につける。特に普遍化と特殊化
という2つのベクトルの拮抗関係でこの世界的な社会プロセスを捉える。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
生活の中の国際化
授業の導入として各人が日常生活の中で経験した「ヒト・モノ・カネ・情報」の国際化を取り上げ、
グローバル化の現状を再確認し、問題意識の共有化を図る。
2
エスニシティの復活と変容
90年代以降のエスニシティの復活と変容をめぐって展開されたエスニシティについての主要なアプ
ローチを説明できる。
3
ネーションとナショナリズム
近代における国民国家とナショナリズムの成立に関する主要な4つの理論を理解し、近代化とナショ
ナリズムの関連を説明できる。
4
ナショナル・アイデンティ
ティの現代的創出
現代におけるナショナル・アイデンティティの再生産過程をカルチュラル・スタディーズの視点を導入して、
その言説の生産者・再生産者・消費者の相互作用から説明できる。
5
EUの成立と文化的多様性
EUの成立は均質なヨーロッパの形成を促すが、他方でトランスナショナリズム・ナショナリズム・サ
ブナショナリズムの並存状況と文化的多様性を生み出していることを理解し、この3ベクトルの拮抗
関係を説明できる。
6
国際人口移動(1)
:近代史の中の国際移動
国際的なヒトの移動を世界的な資本主義の発展の過程に位置づけて捉えていく。ここでは戦前まで
の動向を把握し、その概要と特徴を説明できる。
7
国際人口移動(2)
:多元化する国際移動
第2次大戦後の開発途上国から先進国への労働力移動の動向とその社会的要因を把握し、近年
顕著となって来た移民集団の構造的多元化の状況を説明できる。
8
国際人口移動(3)
:移民の社会的インパクト
西欧諸国における移民の定住化に伴う諸問題、とりわけ移民2・3世のアイデンティティ問題やトラン
スナショナルなコミュニティの出現等、受け入れ社会の新たな対応を要求する事態を把握する。
9
EUとイスラーム
移民第二・第三世代のイスラーム回帰の個人主義的性格と公共空間への登場
(
「移植されたイスラー
ム」
)がもたらすフランス社会のジレンマを説明できる。
10
グローバル化の諸理論
グローバル化を説明する主要な理論的枠組みとして、
従属論、
世界システム論、
ギデンズの理論、
ハー
ヴェイの理論等の要点を把握し、グローバル化をとらえる基本的視点を身につける。
11
グローバル化と世界都市
グローバル化の結節点である世界都市の内部では都市空間の再編成と社会構造の分極化が進行
していることを確認し、
「都市の世界化」すなわち文化的多元性と内部の「中心―周辺」化を説
明できる。
12
世界都市東京の現状
日本経済の沈滞と周辺諸国の経済発展により世界都市としての東京の地位が揺らいでいる現状を
把握し、この状況に対して東京都がとろうとしている政策(世界都市戦略)の方向性を検討する。
13
メディアの国際化と脱中
心化
グローバル化と情報技術の発達はメディアの多極化とトランスナショナルなメディア文化を生み出し、
個人や地域の自由度を拡大する反面、それが多国籍メディアの巨大化と市場支配と背中合わせで
あることを説明できる。
14
国境を越える人々の連帯
WTOの市場経済至上主義に反対する運動や地球環境問題・対人地雷全面禁止条約締結等での
NPOの存在など、国境を越えた人々の連帯や社会運動の高まりが持つ可能性について検討する。
15
総括
グローバル化とはどのような事態かについて、各自の見解を確認する。
試験
試験は実施しない
【準備学習】
かなり難しいテーマを扱っているので、予習復習をしっかりやっておかないと授業についていけない。事
前にテキストをよく読んでおくように。
【評価方法】
レポートと授業参加度を加味して総合的に評価する。出席票への質問等の記述と授業期間に課せられる課
題提出とにより授業参加度を判断する。
【テキスト】
書 名
新・国際社会学
著 者
梶田孝道(編)
出 版 社
名古屋大学出版会
価 格
ISBN
2,800円(税別) 4-8158-0520-2
著 者
アンソニー・ギデンズ
出 版 社
而立書房
価 格
ISBN
2,500円(税別) 88059-181-5
【参考書】
書 名
近代とはいかなる時代か?
-474-
社会福祉原論Ⅰ
1 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:福田 幸夫
【教育目標】
わが国の社会福祉の基本的な考え方や歴史的発展、援助の対象者や福祉ニーズについて理解を深め
る。後期の社会福祉原論Ⅱと連携し、社会福祉の理論と制度を理解し、その内容について説明するこ
とができるようになることを目的とする。 【授業計画】
No.
項 目
1
2
社会福祉原論Ⅰの授業の進め方
社会福祉の概念①
3
社会福祉の概念②
4
5
6
社会福祉の範囲①
社会福祉の範囲②
社会福祉の対象①
7
社会福祉の対象②
8
9
社会福祉の理念と関連施策①
社会福祉の理念と関連施策②
10
欧米における社会福祉の発展
11
12
13
わが国における社会福祉の発展
社会福祉の制度体系①
社会福祉の制度体系②
14
社会福祉の機関
15
試験
まとめ
到 達 目 標
授業のすすめ方、受講の仕方等を理解しその内容を説明することができる。
社会福祉の基本的な考え方の社会的背景を理解するとともに、その内容について説明
することができる。
社会福祉のシステムと臨床の問題を理解するとともに、その内容について説明するこ
とができる。
社会福祉の類型について理解するとともに、その内容について説明することができる。
社会福祉の様々な実践活動を理解するとともに、その内容を説明することができる。
社会福祉の対象についてその歴史的変化と認識の違い等を理解するとともに、その内
容を説明することができる。
社会福祉の対象について、人間理解の視点から考察・理解するとともに、その内容に
ついて説明することができる。
社会福祉と社会保障の関連性を理解し、その内容について説明することができる。
社会福祉の理念の発展に影響を与えた思想等を理解し、その内容について説明するこ
とができる。
ヨーロッパにおける社会福祉の歴史的発展について理解し、その内容を説明すること
ができる。
わが国における社会福祉の発展について理解し、その内容を説明することができる。
社会福祉に関連する法制度等を理解するとともに、その内容を説明することができる。
社会福祉制度とその供給システムを理解するとともに、その内容を説明することがで
きる。
社会福祉に関連する機関と運営方法について理解するとともに、その内容を説明する
ことができる。
これまでの授業内容を総括し、その内容について説明することができる。
試験は実施しない。
【準備学習】
身近な社会福祉の問題について、常に見聞をひろめておくこと。
【評価方法】
最終レポート(60%)
、小レポート(30%)
、受講態度(10%)で総合的に評価する。
【テキスト】
書 名
社会福祉士シリーズ4.
現代社会と社会福祉
著 者
塩野敬祐・福田幸夫編
出 版 社
弘文堂
価 格
2,500円
(税別)
ISBN
978-4-335-61074-5
著 者
ミネルヴァ書房編集部編
出 版 社
ミネルヴァ書房
価 格
1,600円
(税別)
ISBN
978-4-623-05624-8
【参考書】
書 名
社会福祉小六法2011
(平成23年版)
【備考】
社会福祉士国家試験受験指定科目
-475-
社会福祉原論Ⅱ
1 年 後期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:福田 幸夫
【教育目標】
前期の社会福祉原論Ⅰの授業をふまえて、社会福祉の具体的な援助方法とその内容、関連サービス
との連携について理解を深める。
前期の社会福祉原論Ⅰと連携し、社会福祉の実践体型であるソーシャ
ルワークを理解し、その内容について説明することができるようになることを目的とする。 【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
社会福祉原論Ⅱの授業の進め方
授業のすすめ方、受講の仕方等を理解しその内容を説明することができる。
2
社会福祉の実施体制①
行政による公的福祉サービスの供給体制を理解するとともに、その内容について説
明することができる。
3
社会福祉の実施体制②
NPOやボランティア活動等を理解するとともに、その内容について説明することが
できる。
4
社会福祉の実施体制③
地域社会における公私の福祉活動の連携について理解するとともに、その内容につ
いて説明することができる。
5
社会福祉援助方法とその内容①
社会福祉援助の類型を理解するとともに、その内容を説明することができる。
6
社会福祉援助方法とその内容②
社会福祉援助の制度体系について理解するとともに、その内容を説明することがで
きる。
7
社会福祉援助方法とその内容③
直接援助技術、間接援助技術、関連援助技術を理解するとともに、その内容につい
て説明することができる。
8
社会福祉関連諸サービスとの連携
社会福祉関連の専門職種間の連携を理解し、その内容について説明することができ
る。
9
社会福祉の専門性①
社会福祉の専門性とその課題を理解し、その内容について説明することができる。
10
社会福祉の専門性②
社会福祉士等の社会福祉専門職の法規定について理解し、その内容を説明すること
ができる。
11
社会福祉の専門性③
社会福祉士等の社会福祉専門職の役割とサービス利用者等との関わりについて理解
し、その内容を説明することができる。
12
社会福祉の国際動向①
欧米先進諸国の社会福祉の動向と課題を理解するとともに、その内容を説明するこ
とができる。
13
社会福祉の国際動向②
開発途上諸国の社会福祉の動向と課題を理解するとともに、その内容を説明するこ
とができる。
14
社会福祉の課題
現代社会における社会福祉に関連する課題について理解するとともに、その内容を
説明することができる。
15
まとめ
これまでの授業内容を総括し、その内容について説明することができる。
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
身近な社会福祉の問題について、常に見聞をひろめておくこと。
【評価方法】
最終レポート(60%)
、小レポート(30%)
、受講態度(10%)で総合的に評価する。
【テキスト】
書 名
社会福祉士シリーズ4.
現代社会と社会福祉
著 者
塩野敬祐・福田幸夫編
出 版 社
弘文堂
著 者
山縣文治・柏女霊峰編
出 版 社
ミネルヴァ書房
価 格
2,500円
(税別)
ISBN
978-4-335-61074-5
【参考書】
書 名
社会福祉用語辞典(第8版)
【備考】
テキストは社会福祉原論Ⅰと共通
-476-
価 格
ISBN
2,200円(税別) 978-4-623-05627-9
比較社会論
2 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:石丸 純一
【教育目標】
この授業では、社会学における比較研究の方法論上の諸問題を検討していく。比較はいろいろのレ
ベルで可能であるが、ここでは国際比較に焦点をおき、具体的事例を通して国際比較に伴う問題点を
検討し、異質の社会を理解する基本的視座を身につける。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
比較社会論の視座
グローバル化時代における国際比較研究の必要性を確認し、異なる社会を理解する上での基本
的スタンスと比較研究の方法論上の条件並びに困難について認知する。
2
家族観の日米比較
アメリカ人研究者の日本家族研究の問題点を取り上げ、その暗黙の前提となっているアメリカ人の
家族観を浮き彫りにする。特に日米の親子関係の違いを説明できる。
3
異文化経営とビジネストラブ
ル
中国へ進出した日本企業の日本人管理者と現地スタッフとの軋轢を取り上げる。両者の文化の
違いから説明されがちであるが、制度的・社会学的視点から見るとどのような様相が現れるか
具体的に見て行く。
4
学歴社会の国際比較
学歴とはどういうことなのかをまず皆で考えてみる。その上で、日本は学歴社会と言われるが本
当にそうなのか、どの程度学歴社会なのかについて学歴主義指数の国際比較によって検証する。
5
「学歴社会論」と日本社会
日本では「学歴社会論(学歴社会批判)
」が盛んであるが、欧米ではどうなのか。アメリカとイ
ギリスで学歴社会が問題とされる場合を検証し、日本の「学歴社会論」との相違を説明できる。
6
主婦と女性の就労:アジア
3カ国比較
韓国と台湾と日本の専業主婦と就労女性の状況を比較検討し、この3カ国の女性就業率の違い
の社会的背景を説明できる。
7
文 化 活 動と商 業 主 義の日
米比較
日米の小劇場運動を取り上げ、芸術・文化活動における商業主義の問題点を把握し、文化活
動と商業主義のジレンマの日米の相違を説明できる。
8
公正を巡る日米欧の比較
9
ハイコンテクストの 社 会と
ローコンテクストの社会
コミュニケーションは、
「コード」と「コンテクスト」とから成り立つが、コンテクストへの依存度が
高い社会と低い社会における人々のコミュニケーションの違いを明らかにし、日本社会はどのタイ
プかを検討する。
10
フランシス・シュウの比 較
文明社会論
フランシス・シュウのインド・アメリカ・中国・日本の比較研究を概観し、この4つの文明社会の
特徴を説明できる。
11
フランシス・シュウの比 較
文明社会論(続き)
フランシス・シュウの分析の基本フレームを説明できる。
12
世界宗教の比較研究
マックス・ヴェーバーの宗教の比較研究を概観し、それに基づいて宗教(ないし信仰形態)の
類型化と分析フレームをつくる。
13
イスラーム信仰の諸形態
イスラームの厳格な一神教の原理と律法主義的教義の下での豊かな宗教的経験の諸相をチュニ
ジアの信仰形態を事例に考察し、イスラーム社会を見る目を養う。
14
15
試験
「日本人論」の検討
「公正(フェア)
」の観念をめぐっては日米でかなりの違いが見られるが、ヨーロッパの国々を加え
て比較することによって、日本以上にアメリカがかなり特異な国であることを説明できる。
「日本人論」
という日本特有のジャンルの代表的著作を4つ(
「菊と刀」
「タテ社会の人間関係」
「甘
えの構造」
「日本人とユダヤ人」
)取り上げ、それぞれの立論の仕方とその問題点を説明できる。
総括(比較研究の諸問題) 本授業のまとめとして、比較研究における方法論上の諸問題を再考する。
試験は実施しない
【準備学習】
自主学習として参考図書一覧から最低1冊の図書を選び読むこと。
【評価方法】
レポートの評価に授業参加度を加味して総合的に評価する。出席票への質問等の記述と授業期間に
課せられる課題提出とにより授業参加度を判断する。
【テキスト】
特定のテキストは用いず、プリントを配布する。
【参考書】
最初の授業の時に参考図書一覧を配布する。
【備考】
確認学習として随時レポート課題がある。
-477-
社会教育計画Ⅰ
3 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:神山 敬章
【教育目標】
社会教育主事関連の必修科目として、社会教育課題研究に対応し、社会教育計画の意義と方法論に
ついて、学ぶ。社会教育主事関連科目であるので、後期、社会教育計画Ⅱを必ず履修し、グループ学
習に向けての積極的な研究を望む。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
社会教育計画とは
社会教育を実施するにあたり、その計画はどの様なものなのかを総論的に理解する。
4
社会教育計画の作成と方法
どの様にプログラムを作成するかを事例にあげ、方法と実践の研究を行い具体的に説
明できる。
どの様にプログラムを作成するかを事例にあげ、方法と実践の研究を行い具体的に説
明できる。
社会教育計画の立案に際し、計画の前提と概要について解説できる。
社会教育計画の立案に際し、その対象となる人の実態把握と分析の必要性について解
説できる。
社会教育計画の立案に際し、住民主体の学習課題の分析とその事例研究を解説できる。
社会教育を実施するにあたり、住民主体の学習目標はどうあるべきなのか解説できる。
社会教育を実践するにあたり、行政主体ではない住民主体の学習目標設定について解
説できる。
社会教育における学習課題の内容について、子ども、大人を対象とする事例を解説出
来る。
社会教育における学習課題の内容について、女性、高齢者を対象とする事例を解説出
来る。
社会教育を実施するにあたり、その目標決定をどうするかを手順を含め解説できる。
社会教育を実施するにあたり、その目標決定をどうするかを手順を含め解説できる。
社会教育を実施するにあたり、その計画の必要性を総括し、まとめられる。
試験を実施する。
2
3
社会教育計画の意義
社会教育計画の役割
社会教育内容について解説し、その意義について理解し説明できる。
社会教育を実践するにあたり、その計画の必要性について理解し説明できる。
5
社会教育計画の作成と方法
6
7
社会教育計画における学習課題
社会教育計画における学習課題
8
9
10
社会教育計画における学習課題
社会教育計画における学習課題
社会教育計画における学習課題
11
学習課題
12
学習課題
13
14
15
試験
社会教育の目標の設定と手順
社会教育の目標の設定と手順
まとめ
試験
【評価方法】
試験、出席点、レポートを総合的に評価。
【テキスト】
書 名
『現代社会教育論』
著 者
福永安祥編
出 版 社
価 格
ISBN
価 格
ISBN
【参考書】
書 名
『社会教育の現代的課題』『生
涯学習概論』
著 者
高島秀樹・神山敬章
編
出 版 社
明星大学出版部
【備考】
前期・後期を通じて受講することが望ましい。
-478-
社会教育計画Ⅱ
3 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:神山 敬章
【教育目標】
社会教育計画Ⅰにつづくもので、社会教育主事関連の必修科目である。特に、社会教育計画Ⅱは、
前期のⅠの意義と方法論をふまえてグループ学習による調査、及びプログラム作成を行う予定である。
専門職としての社会教育主事のあり方ともつながるので、各自がプログラム作成を理解し、企画・立
案できるよう講義する。社会教育主事関連科目であるので事例研究、グループ学習を社会教育計画Ⅰ
につなげて行う。
【授業計画】
No.
1
2
項 目
4
5
社会教育計画の意義
学級・講座開設の意義と
役割
学級・講座開設の意義と
役割
社会教育総合評価
社会教育施設調査
6
社会教育施設調査
7
社会教育施設調査
8
9
10
調査報告
調査報告
プログラム作成 グルー
プ学習
プログラム作成 グルー
プ学習
プログラム作成 グルー
プ学習
プログラム作成
プログラム作成
まとめ
試験
3
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
前期のまとめと社会教育計画の必要性を理解できる。
住民主体の社会教育計画とは何かを論じ、国民の学習権を解説できる。
前回の続きと社会教育計画の構造を法制と事例をあげ解説できる。
社会教育計画の視点からその作成の手順と社会教育計画の役割について理解できる。
地域における社会教育施設を訪問し、社会教育施設の実態と事業計画を専門職員より
ヒアリング調査する。
地域における社会教育施設を訪問し、社会教育施設の実態と事業計画を専門職員より
ヒアリング調査する。
地域における社会教育施設を訪問し、社会教育施設の実態と事業計画を専門職員より
ヒアリング調査する。
各グループで調査した各施設の実態と事業計画を発表し情報交換を行う。
各グループで調査した各施設の実態と事業計画を発表し情報交換を行う。
社会教育事業計画をグループで作成する。机上案であるが幅広く研究し実践可能なも
のを案として作成する。
社会教育事業計画をグループで作成する。机上案であるが幅広く研究し実践可能なも
のを案として作成する。
社会教育事業計画をグループで作成する。机上案であるが幅広く研究し実践可能なも
のを案として作成する。
各グループで作成した事業計画を発表し、質疑応答の中から更なる作成案を完成する。
各グループで作成した事業計画を発表し、質疑応答の中から更なる作成案を完成する。
社会教育施設や事業計画作成案を総括し、社会教育計画の必要性を解説できる。
試験は実施しない。授業発表のまとめレポートを作成する。
【評価方法】
グループ学習の発表、各自のレポート、調査分析、出席点を総合的に評価。
【テキスト】
書 名
『現代社会教育論』
著 者
福永安祥編
出 版 社
価 格
ISBN
価 格
ISBN
【参考書】
書 名
『社会教育の現代的課題』『生
涯学習概論』
著 者
高島秀樹・神山敬章
編
出 版 社
明星大学出版部
【備考】
前期・後期を通じて受講することが望ましい。
-479-
社会教育課題研究Ⅰ
3 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐々木吉晴
【教育目標】
「社会」の定義と変容の歴史を踏まえ、
今日の社会における教育をハード・ソフトの両面から検証し、
社会教育の多様な現場における課題を抽出して考察する。
「課題研究1」では、主に、フランスやア
メリカなど、海外の博物館等社会教育施設における現況と課題について考える。
【授業計画】
No.
項 目
1
「人間は社会的動物である」
2
3
4
5
6
7
15
「人間は社会的動物である」
「人間は社会的動物である」
「社会の変容」
「社会の変容」
「社会の変容」
「社会教育施設としての博物
館とその課題」フランス
「社会教育施設としての博物
館とその課題」フランス
「社会教育施設としての博物
館とその課題」デンマーク
「社会教育施設としての博物
館とその課題」ドイツ
「社会教育施設としての博物
館とその課題」イギリス
「社会教育施設としての博物
館とその課題」アメリカ
「社会教育施設としての博物
館とその課題」アメリカ
社会教育施設としての博物
館とその課題」アメリカ
まとめ
試験
まとめ(試験は行わない)
8
9
10
11
12
13
14
到 達 目 標
文明の発生と社会との関係をたどりながら、社会の文明論的な意味
について考える。
同上
同上
ヨーロッパ史を中心に「社会」の変容、多様化について考える。
同上
同上
各国における博物館等施設の社会教育施設としての現況と課題を抽
出して考察する。
各国における博物館等施設の社会教育施設としての現況と課題を抽
出して考察する。
各国における博物館等施設の社会教育施設としての現況と課題を抽
出して考察する。
各国における博物館等施設の社会教育施設としての現況と課題を抽
出して考察する。
各国における博物館等施設の社会教育施設としての現況と課題を抽
出して考察する。
各国における博物館等施設の社会教育施設としての現況と課題を抽
出して考察する。
各国における博物館等施設の社会教育施設としての現況と課題を抽
出して考察する。
各国における博物館等施設の社会教育施設としての現況と課題を抽
出して考察する。
各国の博物館が、社会教育施設としてどのような課題を抱えている
か、これまでの考察から比較し、総括する。
各国の博物館が、社会教育施設としてどのような課題を抱えている
か、これまでの考察から比較し、総括する。
【評価方法】
出席点及びレポートによる得点の合算で評価する。レポートを提出しない者は、
評価の対象外とする。
-480-
社会教育課題研究Ⅱ
3 年 後期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:佐々木吉晴
【教育目標】
国内の地域博物館における社会教育の活動を具体的にとりあげて、関係法、制度、条例,行政的な
予算配分、運営形態などから方法論にいたるまでの総合的な見地から、現在抱える課題を抽出して考
察する。
【授業計画】
No.
項 目
1
日本の地域博物館/ハコ
乱立の背景
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
到 達 目 標
社会教育施設のひとつである博物館施設について、特に1980年代以降
の乱立の背景に何があったのか、関係法、制度、社会状況等を踏まえて
考察する。
日本の地域博物館/ハコ 社会教育施設のひとつである博物館施設について、特に1980年代以降
乱立の背景
の乱立の背景に何があったのか、関係法、制度、社会状況等を踏まえて
考察する。
日本の地域博物館/ハコ 社会教育施設のひとつである博物館施設について、特に1980年代以降
乱立の背景
の乱立の背景に何があったのか、関係法、制度、社会状況等を踏まえて
考察する。
日本の地域博物館/ハコ 社会教育施設のひとつである博物館施設について、特に1980年代以降
乱立の背景
の乱立の背景に何があったのか、関係法、制度、社会状況等を踏まえて
考察する。
ソフトの社会資本として 各地の地域博物館を具体的にとりあげて、社会教育施設してのソフト活
の博物館
動の実施、効果などに見られる課題を抽出して考える。
ソフトの社会資本として 各地の地域博物館を具体的にとりあげて、社会教育施設してのソフト活
の博物館
動の実施、効果などに見られる課題を抽出して考える。
ソフトの社会資本として 各地の地域博物館を具体的にとりあげて、社会教育施設してのソフト活
の博物館
動の実施、効果などに見られる課題を抽出して考える。
ソフトの社会資本として 各地の地域博物館を具体的にとりあげて、社会教育施設してのソフト活
の博物館
動の実施、効果などに見られる課題を抽出して考える。
ソフトの社会資本として 各地の地域博物館を具体的にとりあげて、社会教育施設してのソフト活
の博物館
動の実施、効果などに見られる課題を抽出して考える。
民間とのタイアップと指 指定管理者制度について、博物館施設における具体的な運営例から、課
定管理者
題を抽出して考察する。
民間とのタイアップと指 指定管理者制度について、博物館施設における具体的な運営例から、課
定管理者
題を抽出して考察する。
民間とのタイアップと指 指定管理者制度について、博物館施設における具体的な運営例から、課
定管理者
題を抽出して考察する。
民間とのタイアップと指 指定管理者制度について、博物館施設における具体的な運営例から、課
定管理者
題を抽出して考察する。
民間とのタイアップと指 指定管理者制度について、博物館施設における具体的な運営例から、課
定管理者
題を抽出して考察する。
まとめ
指定管理者制度と博物館施設運営の現況から抽出された課題を総括し、
総合的に課題を考察する力を身につける。
まとめ(試験は行わない) 指定管理者制度と博物館施設運営の現況から抽出された課題を総括し、
総合的に課題を考察する力を身につける。
【評価方法】
出席点及びレポートによる得点の合算で評価する。レポートを提出しない者は、
評価の対象外とする。
-481-
マスコミ論
3 年 前期 選択 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:吉田 隆治
【教育目標】
人間は情報社会の中で暮らしている。新聞を読まない、テレビを見ない、情報はインターネットで
――という若者が増えているとはいえ、インターネットの情報も多くは新聞・テレビに依拠している。
情報社会の基盤をなすマスコミ、とりわけ新聞ジャーナリズムへの理解を深めつつ、情報社会を生き
る市民としての情報収集・分析力を磨き、正確な情報伝達力を高めることを目標とする。
【授業計画】
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
試験
項 目
到 達 目 標
マスコミとは何か
ニュースとは何か
新聞製作の流れ(1)今昔
新聞製作の流れ(2)編集
新聞製作の流れ(3)広告
新聞製作の流れ(4)販売
基礎的な用語を知り、既存メディアの多様な形、現状を説明することができる。
ニュースを成り立たせる要素を知り、それを説明することができる。
新聞製作の仕組み、その変遷について説明することができる。
取材・記事入力・編集・組版の流れを知り、それについて説明することができる。
新聞社の経営基盤をなす広告の現状、課題について述べることができる。
新聞社のもう一つの経営基盤である販売部門の現状、課題を述べることがで
きる。
いわきの新聞史(1)
戦前、いわき地方で発行された新聞の歴史について述べることができる。
いわきの新聞史(2)
戦前の新聞の特徴の一つ、「文芸欄」が果たした役割を述べることができる。
地域メディアの「現在」
多様化する地域メディアの現状、課題について説明することができる。
記者は「考える葦」
「慎み深く考え深い記者とは」について説明することができる。
新聞の文章(1)
簡潔で正確な文章を書くための留意点、技術などを身につけることができる。
新聞の文章(2)
実際に「記事」を書くことで初歩的な伝達・表現力を身につけることができる。
著作権を考える
著作権について理解し、日常生活にその精神を生かすことができる。
市民ジャーナリズムの可能 ブログの先に広がる市民ジャーナリズムの可能性について述べることができ
性
る。
まとめ
第1回から第14回までの講義の要点をまとめる。
試験は実施しない。
【準備学習】
授業の前に新聞を読み、
興味のある記事を頭に入れておく。授業のあとにもう一度、新聞を読み直す。
【評価方法】
授業態度や演習点などを総合的に見て評価する。出席も重視する。
【テキスト】
その都度資料を配布。
【参考書】
書 名
著 者
『報道再生』(角川oneテーマ21) 河内孝・金平茂紀
出 版 社
角川書店
-482-
価 格
ISBN
724円(税別) 978-4-04-710267-5
環境エネルギー教育リーダー
-483-
環境エネルギー教育実習指導
4 年 前期 必修 2 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:東 之弘,安野 拓也
【教育目標】
小学校・中学校・高等学校という職場や地球環境・エネルギーに関して「生徒・児童に教える」と
いうことを理解することを目的とする。また、環境エネルギー教育実習で対処する準備事項、さらに
は実習での基本的なマナーや「環境エネルギー教育実習日誌」の書き方を身に付けることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
到 達 目 標
1
環境エネルギー教育
実習指導について
講義の進め方、講義内容の概略を理解し、環境エネルギー教育実習で何をするかを
説明できる。
2
環境エネルギー教育
実習の心得1
E3 Leader資格取得について、さらには児童・生徒に学びともに育つこと、学習課題
の設定の仕方を説明することができる。
3
環境エネルギー教育
実習の心得2
環境エネルギー教育実習の実施に当たり、服装・容姿、言語・動作、挨拶、記録、
服務などを説明できる。
4
環境エネルギー教育
実習日誌について1
実習日誌を作成するに当たり、実習日誌の必要性、自己の成長を記録する、自己の
成長を助ける、実習教員に自己を語り、教えを受けることについて説明できる。
5
環境エネルギー教育
実習日誌について2
環境エネルギーに関する模擬授業を行い、その内容について教育実習日誌を作成す
ることができる。
6
環境エネルギー教育
実習報告書について
実施した環境エネルギー教育実習やエネルギー教室などに関する報告の仕方につい
て説明できる。
7
実習事前打ち合わせ
について
実施する環境エネルギー教育実習やエネルギー教室、自然体験プログラムのTAなど
に関する事前準備について説明できる。
8
実習における指導プ
ランについて
実施する環境エネルギー教育実習やエネルギー教室、自然体験プログラムのTAなど
に関する指導プランについて説明できる。
9
環境エネルギー教育
実習報告について1
実施した野外実習のTAに関して、
実習事前打ち合わせ記録、
実習における指導プラン、
実習活動報告を記入し、環境エネルギー教育実習報告書を作成することができる。
10
環境エネルギー教育
実習報告について2
実施した自然体験活動のTAに関して、実習事前打ち合わせ記録、実習における指導プ
ラン、実習活動報告を記入し、環境エネルギー教育実習報告書を作成することができる。
11
環境エネルギー教育
実習報告について3
実施したエネルギー教室に関して、実習事前打ち合わせ記録、実習における指導プラン、
実習活動報告を記入し、環境エネルギー教育実習報告書を作成することができる。
12
環境エネルギー教育
実習報告について4
実施したエネルギー施設見学のTAに関して、実習事前打ち合わせ記録、実習におけ
る指導プラン、実習活動報告を記入し、環境エネルギー教育実習報告書を作成する
ことができる。
13
環境エネルギー教育
実習報告について5
実施した森林教育活動に関して、実習事前打ち合わせ記録、実習における指導プラン、
実習活動報告を記入し、環境エネルギー教育実習報告書を作成することができる。
14
野外実習・自然体験
活動のまとめ
野外実習や自然体験活動、森林教育活動の所感や反省点についてディスカッション
を行い、今後の実習活動で何が重要になるかを説明できる。
15
エ ネル ギ ー 施 設 見
学・エネルギー教 室
のまとめ
エネルギー施設見学会やエネルギー教室の所感や反省点についてディスカッション
を行い、今後の実習活動で何が重要になるかを説明できる。
試験
試験は実施しない。
【準備学習】
ほぼ毎回レポートあるいは模擬実習報告書を提出してもらうので、関連する項目に関して事前に予
習しておくこと。
【評価方法】
毎回提出するレポートあるいは模擬実習報告書の内容から評価する。
【テキスト】
環境エネルギー教育実習日誌、さらには必要に応じてプリントを配布する。
環境エネルギー教育実習日誌は無料で配布する。
【備考】
環境エネルギー教育実習を履修する場合には、必ず本実習指導を履修すること。さらに、教職科目
である教育原理、教師論、各教科教育法Ⅰを履修しておく必要がある。
-484-
環境エネルギー教育実習
4 年 集中 必修 4 単位
【※学年、必修・選択、単位は、学科、入学年度、科目分野等によって異なる場合があります。
必ず履修の手引きで確認してください。
】
担当教員:関口 武司,東 之弘,安野 拓也
【教育目標】
「環境エネルギー教育者」の育成の一環として、地域の教育機関や生涯学習施設において環境エネ
ルギー教育に関する講演会などで発表できる知識・技術を習得することを目的とする。また、環境・
エネルギーに関するテーマを作り、地域の学校などとの連携により児童・生徒を対象に授業を行う、
あるいは関連する講演会などの講師やTAを務めるための知識を身に付けることを目標とする。
【授業計画】
No.
項 目
1
地域連携による環境エネ
ルギー教育者の養成につ
いて
2
環境エネルギー教育実習
について1
3
環境エネルギー教育実習
について2
4
環境エネルギー教育実習
について3
5
実習テーマの選定
6
9
テーマに関する情報・資
料の収集1
テーマに関する情報・資
料の収集2
テーマに関する情報・資
料の収集3
講義資料の作成1
10
講義資料の作成2
11
講義資料の作成3
12
講義資料の作成4
13
講義用の教材の作製1
14
講義用の教材の作製2
15
講義資料の発表1
7
8
試験
到 達 目 標
科学技術学部で取り組んでいる「地域連携による環境エネルギー教育者
の養成」の内容を説明できる。
自然体験プログラムの野外実習やエネルギー施設見学の内容を理解し、
環境教育、エネルギー教育の基盤となる知識について説明できる。
環境・エネルギーに関する実験・実習・講義の内容を理解し、教材開発
の重要性、教材の使い方、実験の原理について説明できる。
環境問題、エネルギー問題に関する最新の情報・知識を収集できる技術、
さらに「人に伝える」というコミュニケーション技術について説明でき
る。
地球環境問題とエネルギー問題をキーワードとして、環境エネルギー教
育実習で取り組むテーマを選定することができる。
選定した実習テーマに関して、図書館で関連する最新の情報を収集し、
講義に必要な資料を作成することができる。
選定した実習テーマに関して、関連する教育機関に出向き、最新の情報
を収集し、講義に必要な資料を作成することができる。
選定した実習テーマに関して、関連するエネルギー施設に出向き、最新
の情報を収集し、講義に必要な資料を作成することができる。
収集した情報や資料を基にして、教育実習の授業で必要なパワーポイン
ト資料を作成することができる。
収集した情報や資料を基にして、教育実習の授業で必要な講義ノートを
作成することができる。
収集した情報や資料を基にして、エネルギー教室で必要なパワーポイン
ト資料を作成することができる。
収集した情報や資料を基にして、エネルギー教室で必要な講義ノートを
作成することができる。
教育実習の授業で必要となる実験・実習用の教材を作製することができ
る。
エネルギー教室で必要となる実験・実習用の教材を作製することができ
る。
教育実習のために準備したパワーポイント資料を使用して発表すること
で、今後の実習活動で何か重要になるかを説明できる。
-485-
No.
項 目
16
講義資料の発表2
17
講義資料の発表3
18
講義資料の発表4
19
環境エネルギー教育実習
日誌の記入方法1
環境エネルギー教育実習
日誌の記入方法2
環境エネルギー教育実習
1
20
21
22
23
24
25
26
27
28
環境エネルギー教育実習
2
環境エネルギー教育実習
3
環境エネルギー教育実習
4
環境エネルギー教育実習
5
環境エネルギー教育実習
6
環境エネルギー教育実習
7
29
環境エネルギー教育実習
日誌の作成と提出
実習に対する意見交換
30
まとめ
試験
到 達 目 標
教育実習のために準備した講義ノートを使用して模擬授業を行うこと
で、今後の実習活動で何か重要となるかを説明できる。
教育実習のために準備した実験教材を使用して模擬実験を行うことで、
今後の実習活動で何が重要となるかを説明できる。
教育実習のために準備した実習教材を使用して模擬実習を行うことで、
今後の実習活動で何が重要となるかを説明できる。
環境エネルギー教育実習日誌の「実習前打ち合わせ記録」と「実習にお
ける指導プラン」の記入方法を説明できる。
環境エネルギー教育実習日誌の「実習活動報告」と「環境エネルギー教
育実習報告」の記入方法を説明できる。
「環境資源を活用した環境教育プログラム作り」にTAとして参加し、小
学生を対象とした自然体験授業の体験学習プログラムを作成することが
できる。
「自然体験プログラム」にTAとして参加し、小学校高学年を対象とした
フィールドワークの実践的指導方法について説明できる。
「森林環境ゼミナール」に指導員として参加し、ゼミ受講者を対象とし
た環境エネルギー教育リーダーとしての指導方法を説明できる。
「エネルギー施設見学」にTAとして参加し、小・中学生を対象としたワー
クシート作成に関する指導方法を説明できる。
地域の小・中学生を対象とした「エネルギー教室」に指導者として参加
し、さまざまな発電方法や燃料電池のしくみなどを説明できる。
地域の中学生を対象とした「森林環境学習」に指導者として参加し、公
園の自然を題材に森林のしくみや植物の様子を説明できる。
地域の小学校の「エネルギー授業公開」のためのTeam Teaching役割と
して児童への事前学習、発表用資料作成を担当し、実践指導することが
できる。
担当した授業や実験・実習に関する内容、所感、反省点などを記入した
実習日誌を作成することができる。
提出された実習日誌を基にして、実習内容についてディスカッションを
行い、今後の環境エネルギー教育では何が重要になるかを説明できる。
提出された環境エネルギー教育実習日誌について講評することで実習内
容をまとめる。
試験は実施しない。
【準備学習】
実習毎に環境エネルギー教育実習日誌を提出してもらうので、毎回きちんと記入しておくこと。
【評価方法】
講義資料の内容、学校での授業内容、エネルギー教室での実習内容、さらに環境エネルギー教育実
習日誌の内容から評価する。
【テキスト】
環境エネルギー教育実習日誌、さらには必要に応じてプリントを配布する。
環境エネルギー教育実習日誌は無料で配布する。
【備考】
この教育実習を履修する場合には、
必ず環境エネルギー教育実習指導を履修しておくこと。さらに、
教職科目である教育実習指導、教育原理、教師論、各教科教育法を履修しておく必要がある。
-486-