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公園仕様書
東京都立公園指定管理者共通仕様書
1
目的
本共通仕様書は、東京都立公園の指定管理者が行う業務の内容及び履行方法等を定め
ることを目的とする。
2
公園概要
(1) 所在地・面積等
別紙1「公園概要一覧」
、別紙2「公園平面図」を参照すること。
(2) 主要公園施設
各公園の施設の詳細については、別紙3「主要公園施設一覧」、別紙4「主要建築物
調書」を参照すること。
3
管理運営方針
(1) グループ別管理運営方針と公園別特性
それぞれのグループや各公園の特性を十分理解し、指定管理者のノウハウを発揮し
ながら、その特性をふまえた管理運営を行うことで、適切な管理水準を確保すること。
各公園の特性については、別紙5「公園別特性一覧」を参照すること。
<A「防災公園」グループ>
スポーツ施設や広場等を適切に管理し、身近なスポーツから自然観察まで多彩な
レクリエーションが楽しめる公園とする。
震災時において救援・復興の活動拠点として適切に機能するため、指定管理者は
「東京都地域防災計画」における位置付けや「震災対策の手引き」等をふまえ、必
要な体制づくりに努めなければならない。
<B「都市部の公園」グループ>
都民がやすらぎを実感できる緑の拠点として管理運営を図る。都立公園にある豊
かな樹林、歴史的な遺産など公園の貴重な資源の価値を積極的に掘り起こす事業を
実施し、楽しさあふれる公園を目指す。
都民が安全で快適に公園を利用できるよう、適切な維持管理を行うとともに、ホ
ームレスなどの不適正な利用により公園本来の機能が阻害されないよう取り組む。
<C「狭山丘陵」・D「多摩丘陵」グループ>
都県境を越えた緑の回廊として連なる丘陵地として、自然環境の保全・回復を図
る。里山の自然あふれる丘陵地公園の特性を活かしながら、都民との協働により動
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植物の生息地の保全に取り組み、自然学習や作業を通じて自然の大切さなどの普及
啓発を進める。
<E「武蔵野の公園」グループ>
都立公園にある豊かな樹林、歴史的な遺産など公園の貴重な資源の価値を積極的
に掘り起こす事業を実施し、楽しさあふれる公園を目指す。武蔵野の自然やスポー
ツが楽しめるレクリエーション機能を確保する。
<F「文化財庭園」グループ>
貴重な文化財として保存管理計画に基づき保存や修復・復元等を進め、その価値を
高めるとともに、重要な観光資源として、良好な庭園景観を適切に管理し魅力を一
層高め、将来に継承していく。
(2) 維持管理方針
維持管理業務については、下記に配慮するとともに、各公園の特性や基本方針、別
紙6「土地利用方針図」
、別紙7「植栽管理区分図」等をふまえ適切な維持管理を行う。
なお、別紙6「土地利用方針図」の区分については別添資料を参照すること。
①
植栽地管理(植込地、芝生、樹木、草地等管理)については、当初の植栽意図を
踏まえ、各植物の特性に配慮したうえで、適正に持続・育成するよう必要な管理を
行う。
②
施設や設備については、各種施設の位置、機能、特性を充分に把握したうえで、
すべての施設を清潔かつその機能を正常に保持し、来園者の快適かつ安全な利用を
図るよう適正な維持管理を行い、必要に応じて保守点検を行う。
(3) 運営方針
①
多様なニーズに応えるため、常にお客様である利用者の要望等を聴取し、管理運
営に反映させるとともに、管理所を利用者への情報の受発信基地として運営する。
②
各公園において都民との協働を積極的に推進し、公園の運営や維持管理、環境教
育や環境保全等に寄与する活動を推進する。
③
常に公園利用の促進に努めるとともに、管理運営にあたっては、特に地元自治体・
団体等との連携を図る。
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法令等の遵守
指定管理者は、公園を管理運営し以下の業務を行うにあたっては、本共通仕様書のほ
か、次の各項に掲げる法令等に基づかなければならない。
(1) 都市公園法、同施行令、同施行規則
(2) 文化財保護法
(3) 地方自治法、同施行令
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(4) 労働基準法
(5) 東京都立公園条例、同施行規則、東京都会計事務規則
(6) 東京都文化財保護条例
(7) 東京都海上公園条例、同施行規則(葛西海浜公園の場合)
(8) 東京都震災対策条例
(9) 別に定める以下の基準・手引き等
①
都立公園条例に基づく処分の基準
②
委託施設管理運営業務の実施に係わる手引集
③
写真撮影等による占用許可の取扱い
④
写真撮影等による占使用料の減免基準、同実施要領
⑤
有料公園、有料施設の取扱基準及び通知等
⑥
東京都公園緑地及び霊園関係法令集
(10)施設維持、設備保守点検に関する法規。
①
建築基準法
②
電気事業法
③
水道法
④
消防法
⑤
浄化槽法
⑥
建築物における衛生的環境の確保に関する法律
以上のほか、施設維持管理に関する関連法規。
(11)工事に関する法規、規定
①
建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律
②
建設業法
以上のほか、工事に関する関連法規
(12)東京都情報公開条例、同施行規則
(13)東京都個人情報の保護に関する条例、同施行規則
(14)東京都物品管理規則、物品取扱要領
(15)公園運営の指針とすべき基準類
①
都市公園法に基づく処分の基準
②
「集会・イベント等のための公園地の占用に関する取扱い」ほか占用関係の基準
及び通知
③
「東京都立公園条例で規定する既納の使用料及び占用料の還付並びに使用料及び
占用料の減免に関する取扱基準」ほか占使用料関係の基準及び通知
④
「自動販売機を公園に設置する場合の取扱い」ほか公園施設の設置関係の基準及
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び通知
⑤
「都立公園キャンプ広場の管理運営について」ほかの基準及び通知
⑥
都立公園管理マニュアル(事例集)
⑦
都立公園ボランティアの設置・運営に関する要綱
⑧
「環境省レッドデータブック」ほか希少動植物に関する基準
⑨
「猛禽類保護の進め方」(環境庁自然保護局野生生物課編)
⑩
東京における自然の保護と回復に関する条例及び開発許可の手引き(都環境局)
⑪
東京都地域防災計画、東京都震災復興マニュアル、震災対策の手引き
⑫
その他、都の指示する基準等
(16)公園維持管理の指針とすべき関係仕様書類
①
都立公園の維持管理技術指針
②
公園維持標準仕様書(公園緑地部)
③
設備保守標準仕様書
④
維持保全業務標準仕様書
⑤
建設リサイクルガイドライン
なお、施設の維持補修にあたり、利用者の安全な利用及び都有財産の適切な管理を行
ううえで配慮が必要な施設については、以下の仕様等に基づき施工すること。
①
東京都土木工事標準仕様書
②
東京都建築工事標準仕様書
③
東京都電気設備工事標準仕様書
④
東京都機械設備工事標準仕様書
⑤
東京都電気通信設備工事標準仕様書
⑥
土木材料仕様書
⑦
土木工事施行管理基準
⑧
工事記録撮影基準
このほか、福祉のまちづくりの観点から誰もが安心して快適に利用できるよう、関連
施設の補修等に当たっては東京都福祉のまちづくり条例施設整備マニュアルに従い施工
すること。
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業務内容
(1) 業務の対象となる公園施設
対象公園の開園区域内に位置する都市公園法第2条第2項で規定された各種施設
(以下「公園施設」という。ただし都市公園法第5条及び第6条の許可による施設及
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び物件を除く)。各公園別の詳細については、別紙3「主要公園施設一覧」
、別紙4「主
要建築物調書」、別紙 10「主要設備一覧」を参照すること。
(2) 管理運営業務
①
運営体制の確保
ア. 以下に掲げる業務に支障のないように管理組織及び管理要員を配置し、運営に
あたること。
イ. アのための組織体制を保持し、職員の育成及び運営に必要な研修を実施するこ
と。
ウ.有料公園及び有料施設の休園日または休場日、開園時間もしくは使用時間また
は入場時間は、条例規則に従うこと。
②
管理所の運営業務
ア. 管理所には、管理所長を 1 名配置すること。
イ.管理所の開所時間は、原則として午前8時 30 分から午後5時 30 分までとする。
ただし、利用者対応等の業務がある場合は、必要に応じて随時延長するものとす
る。
ウ.窓口及び事務室は、常に利用者に開かれたものとするとともに、以下の業務を
行うものとする。なお、各公園の業務内容については、別紙8「公園別管理の留
意事項」を参考にすること。
・公園利用者の接遇
・園内施設の管理と利用促進
・地元自治体・団体等への利用促進活動と連絡調整
・都民やボランティア等との協働事業の推進
・自主事業の推進
・公園に関する要望及び苦情の処理
・都立公園条例第 24 条の7第2項による使用の制限と使用承認
・有料施設及び有料公園利用者への案内・受付・予約管理業務
・有料施設の使用料の徴収及び都への納付
・写真撮影等軽微な占用の案内・受付・交付及び連絡調整
・上記占用料の徴収および都への納付
・公園緑地事務所への業務報告および連絡調整
・事故等緊急時の対応
・台風や大雨、大雪、震災等の自然災害への対応
(3) 維持管理業務
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①
実施業務
維持管理業務の対象となる業務は、(1)に示す各公園施設の維持管理(保守点検、
補修修繕を含む。)とする。具体的な管理作業等については、別紙9「公園別管理数
量一覧」、別紙 10「主要設備一覧」を参照すること。
②
実施方法
ア.維持管理業務に当たっては下記に留意するとともに、4(16)に示す関係仕様書
を指針とすること。
イ.国指定庭園については関係法令及び「東京都における文化財庭園の保存管理計
画書」及び「旧岩崎邸保存活用計画」を、また、その他の文化財については、関
係法令及びこれら計画書の主旨に準じて維持管理を行うこと。
「周知の埋蔵文化財
包蔵地」においては、地下部分の改変を行う場合に所定の手続きが必要になるの
で留意すること。
(埋蔵文化財包蔵地については東京都教育庁のホームページ等を
参照のこと。)
ウ.設備等の保守点検業務や植物等の維持管理業務を専門業者等へ委託する場合に
は、作業内容を掌握するとともに作業の完了確認を的確に行うこと。
エ.維持管理に伴って施設数量の増減等が生じた場合には、東京都が貸与する施設
数量調書等を更新すること。
1 植物管理業務
(1) 留意事項
① 各植栽地の管理に当たっては、来園者の公園利用と安全性を確保しつつ、清掃、病害
虫防除、施肥、剪定、刈り込み、草刈り、控え木撤去・取替え、こも巻き、花壇管理、
菖蒲田管理等、植物の生育や育成に必要な作業を、適切な時期や方法を選び実施するこ
と。
② 除草剤は原則として使用してはならない(使用にあたっては事前に都と協議するこ
と)。
③ 危険防止のため、枯損木や枯枝の早期発見と除去を行う。
④ 発生した枝葉は所定の場所に集積し、建設リサイクルガイドラインに従い、原則とし
て全てリサイクルする。
⑤ すべての作業において、危険防止のため作業エリアをバリケード等で囲い作業中であ
ることを明示する。
(2) 管理の水準
維持管理の仕様は、下記の他、建設局公園緑地部編「公園維持標準仕様書」を指針とす
ること。
① 芝生地管理
・刈り残しやムラがないよう均一に刈込み、除草を行う際には芝生を傷めないよう丁寧
に抜き取る。
・必要に応じて刈芝を所定の場所に集積し、適正に処分する。
・必要に応じて目土かけやブラッシング、エアレーション、補植等を適切に行う。
② 植込地及び草地管理
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ア.除草清掃
・雑草は根ごと除去し、除草跡はきれいに清掃する。
イ.草刈り
・均一に刈り払い、ツル性雑草は除去する。刈り跡はきれいに清掃する。
・必要に応じて刈草を所定の場所に集積し、適正に処分する。
③ 樹木管理
ア.樹木剪定
・基本剪定および軽剪定等を、剪定の必要性や樹種特性に応じて、最も適切な時期と
方法で行う。
....
・公園樹木の剪定は、通常、自由形仕立てとし、原則としてぶつ切りは行わない。
・花木類の剪定は、花芽の分化時期や着生位置に注意する。
イ. 生垣手入れ
・樹木の特性に応じて切詰め、中透かし等を適切に行う。
ウ.株物刈込み
・密生箇所を刈り透かし、刈地原形を考慮しつつ適切に刈り込む。
エ.施肥
・施肥を行う際は、樹木特性や施肥の種類(寒肥、追肥等)を配慮し、最も効果的な
方法で行う。
オ.病害虫防除
・病虫害発生の早期発見に努め、極力、薬剤を使用しない方法(剪定防除、捕殺等)
により防除を行う。
・薬剤防除にあたっては、農薬取締法等の関連法規やメーカーの使用安全基準を遵守
するとともに、使用量を最小限にとどめるよう努める。
・散布に際しては近隣住民や公園利用者に事前周知を行うとともに、健康被害の防止
に充分配慮する。
カ.枯損木撤去
・原則として地上部のみを撤去する。
・支障樹木は原則的に移植により対処する。
・生育不良樹等については、樹勢回復や延命措置を総合的に考えあわせ、真にやむを
得ない場合に限り伐採を行う。また、伐採にあたっては来園者等に事前周知を行う
こと。
キ.支柱管理
・不要になった支柱は速やかに撤去する。
④ 樹林地管理(主として丘陵地公園の場合)
作業に当たっては、公園利用者の安全に充分留意するとともに、皆伐や択伐を行う際
は、公園全体の植生管理方針等にもとづき、周辺住民や自然保護団体へ充分な配慮を行
ったうえで行うこと。
ア 皆伐
・根元から 20cmほどを残して伐採し、幹は長さ 90cmに玉切りして、指定箇所に集
積する。発生材は、しがらみ柵を施工するなど、園内での有効利用に努める。
イ 択伐
・伐採に当たっては周辺樹木を損傷しないように行う。
ウ 林床整理
・利用者に支障となる枯れ木やつる植物、ゴミ(必要に応じて笹や常緑低木)などを
除去する。
エ 下草刈り
・樹木や希少植物を損傷しないように注意してきれいに刈り取る。
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公園仕様書
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施設管理業務
(1) 留意事項
① 安全面、衛生面、機能面の確保がなされるよう各施設を適切に管理する。
② 日常及び定期的な施設の点検と補修修繕、清掃などの保守管理を適切に行う。
③ 設備の故障等、緊急時には迅速に対応できる体制を確保すること。
④ 小規模な補修等においても、来園者等の安全確保に万全を期すこと。
(2) 管理の水準
施設管理業務の仕様は下記の他、建設局公園緑地部編「公園維持標準仕様書」・「設備保
守標準仕様書」
・
「都立公園の維持管理技術指針」、東京都編「維持保全業務標準仕様書」を
指針とすること。
① 園地清掃
・拾い清掃や掃き清掃を適宜組み合わせ、園路や側溝、園地をきれいな状態に保つとと
もに、ゴミは分別を行ったうえ所定箇所へ集積し、散乱を防ぐ。
② 便所清掃
・作業中は利用者の利便性に配慮すること。
・衛生器具(便器、手洗い器等)、床、壁、鏡、窓ガラス、照明器具等を適切な方法と頻
度で清掃し清潔に保つとともに、詰まり等にはすぐに対処する。
・ホルダー内に常時ペーパーがあるように補充する。
③ 管理所清掃
・床ワックス清掃、窓ガラスやブラインド、照明器具等の清掃を適切な方法や頻度で実
施し、管理所を適切な状態に維持する。
④ 排水設備清掃
・U 型溝、排水桝、浸透桝、汚水桝,人孔等の排水設備の性能を維持するため適宜点検
を行うとともに溜まった土砂等を除去する。
⑤ 池清掃等
・水面のゴミや落葉等を網等で随時除去すること。
・東京都で指導する簡易水質検査を毎月実施すること。
⑥ 桜花期対応
・桜花期清掃を行う際は、午前 10 時 30 分までに作業を完了する。
・散乱したゴミや、ゴミ箱、水飲場周辺等をきれいに清掃する。
・必要に応じて仮設の便所やごみ集積場を設ける。
⑦ 運動施設維持
・利用料を徴収していることも踏まえ、野球場、テニスコート、陸上競技場、ゲートボ
ール場など各運動施設の機能性や安全性、快適性に配慮し、常に良好な状態を維持す
るように努める。
⑧ 電気設備保守
・電気設備を点検調整し良好な状態を維持するとともに、故障時については適切に対処
すること。なお、電気事業法に基づく電気工作物の定期点検は都が実施する。
⑨ 受水槽、加圧水槽等保守
・飲料水用の受水槽等の保守点検及び水質検査は、水道法、同法施行規則、水質基準に
関する省令、建築物における衛生的環境の確保に関する法律、同法施行規則及びこれ
にもとづく厚生労働省告示、東京都維持保全業務標準仕様書等に定めるところによる。
故障等については適切に対処すること。
⑩ 給水設備保守
・受水槽、揚水ポンプ、制御盤、滅菌器、井戸設備等の給水設備を定期的に点検調整す
るとともに、故障等について適切に対処すること。
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公園仕様書
⑪ 消防設備保守等
・消防法第 17 条の3の3の規定にもとづき、自動火災報知設備や消火器など、点検報告
書を所轄消防署に定期的に提出又は提示する義務のある設備について点検を行う。
・法令等の定めに沿って、専門業者による点検を適切に実施すること。
・点検結果報告書は、所轄消防署へも提出すること。
・故障等については適切に対処すること。
⑫ 自動扉設備保守
・ドアサッシ、懸架部、駆動装置、制御装置、センサー、電気関連装置等について、年
3回以上の点検調整を行い、故障等については適切に対処すること。
⑬ 放送設備保守
・電力増幅器や周辺機器、通信機器等の点検を適切に実施し、良好な状態を保つととも
に、故障等については適切に対処すること。
⑭ 空気調和設備保守
・所定の点検要項にもとづき、専門業者による点検を適切に実施し、良好な状態を保つ
とともに、故障時については適切に対処すること。
⑮ ボイラー設備、給湯設備等保守
・所定の点検要項にもとづき、専門業者による点検を適切に実施し、良好な状態を保つ
とともに、故障時については適切に対処すること。
⑯ 浄化槽保守点検
・屎尿浄化槽設備を良好な状態に維持し、その機能を最大限に発揮するよう、浄化槽法
等関連法令や仕様書に従い、専門業者による点検調整試験及び清掃等の保守点検を的
確に行い、故障等については的確に対処すること。
⑰ 噴水、流水設備、池浄化設備保守点検等
・設備を所定の方法で点検調整するとともに、故障等については適切に対処すること。
・夏期に徒渉池等を開放する際は、残留塩素濃度の測定・記録、塩素の補充等の水質管
理と安全確保を適切に行う。
⑱ 遊具点検
・日常点検のほか、都市公園における遊具の安全確保に関する指針(国土交通省)及び
「遊具の安全に関する基準案」
(日本公園施設業協会)に基づき専門業者による点検を
年2回以上行う。
⑲ 廃棄物処理
・清掃等で発生した廃棄物は、分別を行ったうえ公園内に集積した後、廃棄物の処理及
び清掃に関する法律など関係諸規定に準じて適切に処理する。
・資源廃棄物はリサイクルを行い資源の再生化を行う。
⑳ 巡回警備
・夜間警備、園内パトロール、桜花期警備等各公園の必要性に応じて、適切な巡回警備
を行う。業務従事者は日赤、消防署等の実施する救急救命訓練を受けた者とし、公園
管理に知識等を有していること。
21 その他
上記に記載のない施設や設備(管理許可・占用許可物件等を除く)についても、関係
仕様書や東京都の指導等にもとづき適切な保守点検、維持管理業務を行うこと。
③
年間作業実施計画書及び作業実施報告書の提出
ア.業務実施に先立ち、年間作業実施計画書を作成し、都の承認を得ること。
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公園仕様書
イ.各月の作業実施報告書はグループ毎にとりまとめて作成し都に提出すること。
また、下記の資料を備えておくこと。(作業実施報告書や各種記録の詳細は都と
協議すること。)
・作業実施数量等の記録
・保守点検の記録
・作業日誌
・安全衛生点検の記録
・修繕等の記録
・作業記録写真
(写真撮影の頻度、方法等は都と調整し、あらかじめ写真撮影計画書を作成し
て都の承諾を得ること。)
・指定管理者における検査担当者が作業の完了を確認した記録
・その他、都が指示する資料
ウ.計画に変更がある時はその内容を変更届により提出し、あらかじめ承諾を得る
こと。
④
施設補修・修繕
施設および設備は正常に保持し、適正な利用に供するよう日常的な保守点検を行
うとともに、部品交換や施設の補修修繕を行うこと。
指定管理者の行う業務の範囲は以下のとおり。
ア.室内電球、公園灯ランプ等の日常的な管理で必要となる消耗品や部品の交換。
イ.1基(1 件)あたり 30 万円未満の施設補修修繕(破損または故障した施設や設
備、物品を現状に復旧する行為)。
ウ.都の協議のもと執行される緊急対応等経費の執行業務(台風等災害時の応急措
置等で緊急に対応を要する行為及び都との協議により行う補修修繕等)。
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物品の使用等
(1) 物品の使用
管理業務の実施に必要な都の所有物品を指定管理者に使用させるものとする。
(2) 物品の管理
指定管理者は、使用する都の所有物品について、善良な管理者の注意をもって管理
にあたるよう、次に掲げる事務を行うものとする。
①
都所有物品の数量、使用場所、使用状況等の把握
別紙 11「都所有物品一覧」に基づき、都の所有物品の数量、使用場所、使用状況
等を把握すること。
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公園仕様書
②
物品取扱責任者の設置
都の所有物品の管理を適正に行うため、物品取扱責任者を設置すること。
③
報告義務
ア.都の所有物品のうち、本来の用途に供することができないと認められるものが
生じたときは、都に報告し、その指示があるまで当該物品を適正に保管すること
イ.都の所有物品について、亡失又は損傷があったときは、直ちに都に報告する。
ウ.都が作成した供用備品の状況確認実施計画に基づき、都の所有物品を照合した
上、状況を確認し、報告する。
なお、照合による状況確認は、指定期間終了時等に行う都の所有物品の現在高
確認に合わせて実施することができる。
④
指定期間終了時の引渡し
指定管理者に使用させた都の物品については、指定期間終了の日に、物品現在高
調書により都に報告し、返還しなければならない。
(3) 物品の帰属等
指定管理者が委託代金により購入した物品のうち、指定期間終了の日に残存するも
のについては、当該日に物品現在高調書により都に報告し、引き渡すものとする。
(4) その他
都の所有物品について、次のようなことを行ってはならない。
①
他の用途に使用すること。
②
加工、改良を加えること。
③
第三者に貸与又は譲渡すること。
ただし、事前に協議を受け、承認したものを除く。
7
有料施設等の管理運営
(1) 使用承認と徴収
①
使用料等の帰属
ア.庭園を除く公園
有料施設の使用料、有料公園の使用料(入園料)及び公園の占用料は、東京都
の収入とする。
イ.庭園
有料公園の使用料及び有料施設の使用料は、指定管理者の収入となるが、公園
の占用料は東京都の収入とする。
②
徴収事務受託者
指定管理者は、都の収入となる使用料、占用料等の徴収事務を行う徴収事務受託
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公園仕様書
者とする。なお、それを証する書面を別途交付する。
③
有料施設の使用承認等と徴収事務(庭園を除く。)
別に定める手引に基づき、使用承認等の事務を行うとともに、使用者等から使用
料を徴収し、原則として当該徴収の日またはその翌日に、都の指定する金融機関等
に払い込むこと。
④
占用等に係る許可事務と徴収事務
別に定める手引に基づき、許可に係る事務を行うとともに、占用者から占用料を
徴収し、原則として当該徴収の日またはその翌日に、都の指定する金融機関等に払
い込むこと。
⑤
徴収状況の報告
別に定める手引に基づき、徴収状況を都に報告すること。
⑥
使用料等の保管方法
徴収した使用料等は、金庫に確実かつ安全に保管すること。
⑦
留意事項
ア.地方自治法施行令第 158 条第4項及び第 165 条の3第3項に基づく東京都出納
長室の検査を受けることがある。
イ.歳入の徴収及び支出にかかる都からの事務委託については、第三者に再委託す
ることはできない。
ウ.これらの事務については、地方自治法施行令及び東京都会計事務規則等の規定
に基づいて行うこと。
(2) 利用料金の減免、無料公開(庭園のみ)
①
以下の場合、利用料金の一部または全額を免除しなければならない。
ア.国または地方公共団体が利用するとき。
イ.公園事業に寄与する催しを行うため利用するとき(ただし、都が共催・後援す
るものに限る)。
ウ.身体障害者福祉法第 15 条第4項の規定により身体障害者手帳の交付を受けてい
る者が利用するとき。
エ.その他、利用料金の減免に関する取扱基準に定める場合
②
4月 29 日(みどりの日)及び 10 日1日(都民の日)の有料公園の入場料は無料
とする。
(3) スポーツ施設予約管理システム
東京都スポーツ施設予約センターが管理するスポーツ施設予約管理システムの運用
マニュアルに従い、スポーツ施設の管理運営を行うこと。
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事業報告書の提出
指定管理者は、年度終了後、次に掲げる事項を記載した事業報告書を作成し、速やか
に都へ提出しなければならない。
①
管理運営業務の実施状況報告書(様式は別途協議)
②
公の施設の利用状況
③
決算報告(庭園においては、収支報告)、管理経費の支出内訳、利用料金収入内訳
(庭園のみ)
④
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その他、都が別途協定等に定める事項
その他留意事項
(1) 記録等の作成及び保存
①
管理運営ならびに計理状況に関する帳簿類は常に整理し、都からこれらに関する
報告や実地調査を求められた場合には、速やかに都担当者の指示に従い、誠実に対
応すること。
②
①の帳簿類や5(3)③ イ.にもとづく維持管理業務(作業状況等)の記録類及び
作業記録写真は5年間保存し、都から請求のあった際は、速やかに提示できるよう
にすること(指定期間終了時には都へ引き継ぐこと)
。
(2) 都からの要請への協力
①
都から、公園の管理運営ならびに公園の現状等に関する調査または作業の指示等
があった場合には、迅速、誠実かつ積極的な対応を行うこと。
②
その他、都が実施または要請する事業(例:緊急安全点検、防災訓練、行催事イ
ベント、要人案内、当該公園の管理に関する会議、監査・検査等)への参加・支援・
協力・実施を、積極的かつ主体的に行なうこと。
(3) 都と指定管理者で協議・調整を要する事項
これまでの規定のほか、次の事項に関することがらは、都と指定管理者が調整また
は協議を行うこと。
①
施設の管理運営に係る各種規定・要綱等を作成する場合
②
追加開園等により指定期間中に管理運営内容が変更される場合。
③
その他、本共通仕様書等に記載のない事項
(4) 第三者への包括的委任の禁止
指定管理者は、第三者に対し受託業務の包括的委任を行なってはならない。
(5) 他の管理者との連絡調整
管理運営を適切に行うために、公園内の他の管理者と必要な連絡調整を行うこと。
(6) 個人情報の保護
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公園仕様書
指定管理者は業務上知りえた個人情報を目的外に使用したり、第三者へもらしては
ならない。また個人情報の保管についても適正な管理を行い、漏洩、紛失、棄損等が
ないよう必要な措置を講じなければならない。正当な理由なく、または不正な利益を
図る目的で個人情報を提供したり盗用した場合は、条例に基づき罰則が科せられる。
(7) 守秘義務の遵守
指定管理者は業務上知りえた秘密について第三者へもらしてはならない。
(8) 情報公開
文書の開示等情報公開については東京都情報公開条例の規定に準じて取り扱うこと。
(9) 行政手続条例の適用
公の施設の管理運営にあたり、施設利用の許認可等の処分を行う場合、東京都行政
手続条例が適用され、指定管理者はその範囲において行政庁として行政手続条例に規
定する責務を負う。
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土地利用方針図凡例解説
土地利用区分の意図を踏まえ、各ゾーンの特性を充分に把握したうえで、その機能を正
常に保持し、来園者の快適かつ安全な利用を図るよう維持管理を行い、必要に応じて保守
点検等を行う。
記号
区
分
A 多目的広場ゾーン
主な特性・機能
多目的広場、草地広場、芝生広場、運動広場など、多目的な利用が
できるゾーン。(バーベキュー広場、キャンプ広場、デイキャンプ
広場などを含む。)
児童遊具、健康遊具など、各種の遊具を中心としたゾーン。
B 遊具広場ゾーン
イベント利用に適した広場や施設などがあるゾーン。
C イベント広場ゾーン
シンボル的な入口広場として集散の場となるゾーン。
D 入口広場ゾーン
E 休息・散策ゾーン
散歩道、遊歩道、プロムナードなど、休息・散策の場となるゾー
ン。
丘陵地の尾根道など、散策の場となるゾーン。
F 尾根道散策ゾーン
G スポーツゾーン
野球場、テニスコート、サッカー場、各種競技場、プール、体育館
など、各種のスポーツの場となるゾーン
美術館、資料館、遺跡、城址など、各種の教養の場となるゾーン
H 展示・学習ゾーン
I 修景ゾーン
修景池、展望広場などの修景施設、または、草花、花壇、桜並木な
どの修景機能があるゾーン。
外周部の樹林など、遮蔽機能等があるゾーン。
J 樹林ゾーン
K 環境共生・保全ゾーン
多様な動植物が生息している豊かな自然環境を形成しているゾー
ン。
流れ、池、じゃぶじゃぶ池など、水に親しむことができるゾーン。
L 水辺・親水ゾーン
駐車場があるゾーン。
M 駐車場ゾーン
管理ヤードとして利用するゾーン
N 管理ヤードゾーン
宿泊を目的とした施設があるゾーン
O 宿泊ゾーン
植物園(有料)として運営しているゾーン
P 植物園ゾーン
(庭園関係)
「大泉水景観ゾーン」「芝生広場景観ゾーン」「富士山景観ゾー
ン」「山中の景観ゾーン」「田園景観ゾーン」など、各庭園に各種
のゾーンがある。