③ - 大学設置室

別記様式第2号(その3の1)
(用紙 日本工業規格A4縦型)
授
業
科
目
の
概
要
(人文学部言語芸術学科)
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
備考
キリスト教信仰を支え、西欧文化の大きな背景となっている聖書を読む。絵画等の資料や翻訳
の違いなどを含め、様々な角度から聖書に関する教養と理解とを深め、その文書の全体的な考え
聖書概説
を知ることを目的とする。
キリスト教会が各時代に生み出した思想と造形・絵画と音楽を知り味わい理解する力を養う。
キリスト教の歴史と文 歴史的な事象とその意義を知ると共に、多数の画像・動画資料を通して、それらの文化作品にふ
化
れる事によって、基礎的鑑賞力を身につけることを目指す。
数多くの時代と地域にわたってキリスト教信仰をもって生きた人々の姿を歴史的に考察する。
その事を通して、キリスト教信仰に立って生き、活動する人間存在の具体性を深く知ることを目
キリスト教人間学
標とする。
英語は世界語として約15億の人々に使われている。アジアにおいてもAPEC(アジア太平洋経済
協力)等の国際会議で使用されるのは英語である。国際化が進む社会を生きる私たちにとって、
英語の知識を「持つか持たざるか」は将来の可能性に大きな影響をもたらすと思われる。本学は
「First‐year English」を必修科目として設定し、英語教育研究センターの下で、学生の基礎的
First-year English
英語コミュニケーション能力を育成する。
AⅠ
スピーキング、リスニングに焦点をあてながら4技能の育成を行う。英語でコミュニケーショ
ンを行う際に必要な総合力を育てる。具体的には、様々な状況で使用される日常表現を理解し、
かつ使えるようにする。基本的な語彙力、文法力をつけ、正しい発音・イントネーションで英語
が使えるように練習する。
大
学
共
通
科
目
必 First-year English
修 AⅡ
科
目
First-year English
BⅠ
First-year English
BⅡ
情報リテラシー
「First-year English A I」に引き続き、スピーキング、リスニングに焦点をあてながら4技
能の育成を行う。英語でコミュニケーションを行う際に必要な総合力を育てる。具体的には、
様々な状況で使用される日常表現を理解し、かつ使えるようにする。基本的な語彙力、文法力を
つけ、正しい発音・イントネーションで英語が使えるように練習する。
英語は世界語として約15億の人々に使われていると言われている。その内訳は、英語を母語と
して使う人口が4億人、公用語としての使用人口が4億人、そして外国語としての使用人口が7
億人である。アジアにおいてもAPEC(アジア太平洋経済協力)等の国際会議で使用されるのは英
語である。また、2011年からは小学校の外国語活動問として導入された。このような社会を生き
る私たちにとって、英語の知識を「持つか持たざるか」は大きな影響をもたらすであろう。本学
は「First‐year English」を必修科目として設定し、英語教育研究センターの下で、学生の基本
的英語コミュニケーション能力を育成する。
語彙に焦点をあてながら英語のコミュニケーション力を育成する。語彙力は、英語学習のすべ
ての基礎になるものである。まずは日常生活でよく使う基本的な語彙力を身につけ、その基で抽
象的語彙やビジネス語彙を増やしていく。単語からイディオムそして語と語の結びつき(コロ
ケーション)、そして接続詞や話の展開を示す表現を身につけることで英語の理解を深めてい
く。
「First-year English B I」に引き続き、語彙に焦点をあてながら英語のコミュニケーション
力を育成する。語彙力は、英語学習のすべての基礎になるものである。まずは日常生活でよく使
う基本的な語彙力を身につけ、その基で抽象的語彙やビジネス語彙を増やしていく。単語からイ
ディオムそして語と語の結びつき(コロケーション)、そして接続詞や話の展開を示す表現を身
につけることで英語の理解を深めていく。
入学後の授業受講の基礎となる大学ネットワークシステムの利用方法、メールシステムの利用
方法、インターネットと情報の取り扱い(著作権・真偽判断ほか)、情報倫理について概要を学
ぶ。また、記憶メディアの基礎知識、PCと携帯情報端末の相違点、サイバー犯罪被害等の予防知
識など、就学に必要な情報活用の基礎を学ぶ。
(概要) 大学入学までに習得してきた「読む・書く・聞く・話す」という主要なスタディスキルを
日本語トレーニングⅠ 復習する。百読に指定された図書を用いて、とくに「読む・書く」スキルの習得を徹底的に行
う。
オムニバス方式
(オムニバス方式/全12回)
(1 吉田修作/3回) 百読の一環として多くの書物に接し、それぞれの内容を要約し、それをまとめ
て文章化する技術を鍛える。
(2 岩井眞實/3回) 文章能力やプレゼンテーション能力を向上させるために最も重要なのは、言う
べき事柄にプライオリティ(優先順位)をつけることである。さらに順位をつけた事柄を配列し
なおすことである。そのために文章を要約する能力を徹底的に身につける。題材として、百読に
指定された図書を用いる。
専
門
教
育
科
目
(4 文屋敬/3回) 文章の構成素である句読点の取り扱いおよび修飾語と被修飾語の適切な運用につ
いて学ぶ。また文章を図解して把握する基礎的な方法を習得する。
(7 大島一利/3回) 未知のジャンルに関する「読む・調べる・理解する」日本語能力を養う。福岡
女学院に関する基礎的歴史資料や、橋爪大三郎・大澤真幸「ふしぎなキリスト教」(講談社現代新
書、2011年)をテキストに、キリスト教学系とは異なるキリスト教入門を試みつつ、国語力を養
う。
必
(概要) 「日本語トレーニングⅠ」で習得した「読む・書く・聞く・話す」という主要なスタディス
修
キルを発展させ、こうした主要なスタディスキルに加え、「調べる・整理する・まとめる」とい
科 日本語トレーニングⅡ
う副次的なスタディスキルの習得に努める。とくに討論を通して、「聞く・話す」というスキル
目
習得にに重点を置く。
(オムニバス方式/全12回)
(1 吉田修作/3回) 「日本語トレーニングⅠ」を踏まえ、内容要約と文章化の技術を定着させ、レ
ポート作成の方法を学ぶ。
(2 岩井眞實/3回) 百読に指定された図書のうち、小説や演劇を題材として実際に創作を行い、多
様な表現力を涵養する。また、創作をもとにディスカッションを行い、「聞く・話す」といった
基本的なコミュニケーション能力を培う。
(4 文屋敬/3回) 「話す」スキルの一つとして自分が話す内容を人に納得させるための「説得的コ
ミュニケーション」の手法を学ぶ。
(7 大島一利/3回) 「読む・調べる・理解する」日本語能力を深め、「まとめ・発表する」力を養
う。「日本語トレーニングⅠ」のテキストを基にそれぞれが調査項目を立て、論理的に発表する手
法を学ぶ。
二年次以降の英語・英文学系科目の土台となる基礎力を身につける。基本的文法と辞書の使い
方をマスターし、辞書があれば新聞記事やウェブサイトなど、日常的なレベルの英文を的確に読
英語トレーニングⅠ
みこなせる読解力を身に着ける。また、メールのやりとりなど日常的な英文を書けることを目的
とする。
1
オムニバス方式
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
備考
「英語トレーニングⅠ」の内容をふまえて、さらに基礎力づくりを進める。辞書を使って、文
学の原典や論評など、学術的なレベルの英文も的確に読みこなせることを目的とする。英作文を
英語トレーニングⅡ
他己添削するなど、自分の使う英語を客観的に批判できるような練習も取り入れる。
英語の話しことばやスピーチには、個々の音、リズム、イントネーションに一定の法則があ
る。いわゆる音法である。音法を一つずつ理解し、知識と実践を積み重ねることによって、英語
英語発音スキルⅠ
の正しい発音を身につける。個々の音に焦点を当てる。
「英語発音スキルⅠ」の内容を受け、さらに音法の学びを進める。英語のリズムとイントネー
英語発音スキルⅡ
ションに焦点を当てながら、発音を矯正する。
身体表現ワークショッ こころやあたまの柔軟性は身体の柔軟性とつながっていることが多い。自らの身体を客観的に
知り、身体を開放するための様々なワークショップをゲームをおりまぜながら行う。
プ
思考法(論理的思考、水平思考、批判的思考、創造的思考など)の基礎を学ぶ。学問の場のみ
ならず、日常の生活の場においても、ものごとを偏見なく捉え、多角的に、論理的に、創造的に
シンキングゲームⅠ
分析・整理・伝達する姿勢を学ぶ。
シンキングゲームⅠの内容を受け、それを思考のためのさまざまなツールを使ってさらに発展
させる。まずは思考力の基礎となる脳力開発のためコンピュータゲームを活用する。思考のツー
シンキングゲームⅡ
ルとしてKJ法、マインド・マップなどの図を用いたツールや論理的メモ法などアナログツールと
デジタルツールの両方を駆使して思考を広げる。
必
修
科
目
インプロ・ゲーム
テーマ・シンキング
専
門
教
育
科
目
言語芸術基礎Ⅰ
必
修
科
目
(
総
合
演 言語芸術基礎Ⅱ
習
「インプロ」とは「インプロヴィゼーション(即興)」の略語である。高いコミュニケーショ
ン能力と豊かな表現力・想像力を身につけることを目的とする。簡単なゲームをしたり、即興で
短いシーンを演じたりすることで、他人を受け容れ、的確な反応ができる訓練をする。
(概要) 複雑化した現代社会では1つの現象を特定の領域から分析してもその全体像を理解するこ
とは不可能である。全体像を多角的・複眼的に分析してはじめて全体像が理解され、その現象が
生じた原因を分析することができるようになる。「テーマ・シンキング」では1つのテーマを学科
教員全員が自分の領域から分析し、学生たちに学際的な成果を紹介する。これにより学生たちは
多角的・複眼的な思考方法を習得することができる。
(オムニバス方式/全12回)
(1 吉田修作/1.5回) 時間、自然などに関し、民俗学、日本古典文学、現代のポップカルチャーな
どを素材にして、論理的思考力を鍛える。
(2 岩井眞實/1.5回) 時間、自然などに関し、文芸とくに演劇・芸能を素材にしてその諸問題を整
理し、かつ隣接する他領域との関係について学ぶ。
(3 上田修/3回) 「テーマ・シンキング」のイントロダクションを最初に行う。時間、自然などに
関し、英語・日本語による小説などを題材にして、多角的な視点からの分析を試みる事で、学際
的な視野を身につける。
(4 文屋敬/1.5回) 時間、自然などに関し、社会学の視座から、若者に身近なアニメーションや小
説を題材してテーマを深める目を養う。
(5 道行千枝/1.5回) 時間、自然などに関し、英米の文学、文化、歴史を素材にして、その諸問題
を整理し、分析力と多角的観点で物事を見る目を養う。
(6 上村忠実/1.5回) 時間、自然などに関し、英詩を中心にその諸問題を整理し、文学的な見地か
ら考察する目を養う。
(7 大島一利/1.5回) 時間、自然などに関し、キリスト教的内容を軸にして、広く歴史学、宗教学
的見地から考察を深める。
(概要) 3年次の言語芸術演習、4年次の言語芸術研究で自分がどのような専門領域で研究するかを
検討するために、演習と研究を担当するすべての教員の専門領域の研究にふれる。「テーマ・シ
ンキング」のように学際的な研究に触れることになるが、どちらかといえば「テーマ・シンキン
グ」が結果を知る授業であるのに対し、言語芸術基礎では研究対象の検討、研究のプロセス、方
法論などを知る。
)
(オムニバス方式/全12回)
(1 吉田修作/2回) 民俗学、日本の詩歌、日本の物語、昔話、現代のアニメなどについて、様々な
素材を取り上げ、言語的・芸術的また思想的背景を検証し、文献資料調査の方法、それらを整
理・分析する論理的思考力を鍛え、それをもとにした発表の方法を学ぶ。
(2 岩井眞實/2回) 演劇を題材として、戯曲(ドラマ)がどのような言葉と構造によって成り立って
いるか、その基礎的な知識を学ぶ。
(3 上田修/2回) 英語または日本語の小説を題材として、小説がどのように作られているかを、文
体論、物語論などの点から見る力を養うしなう。そのための、基礎知識を学ぶ。
(4 文屋敬/2回) 代表的な社会学理論が形成された研究のプロセスをレビューすることによって、
社会学の典型的な視点や方法論、研究対象へのアプローチの方法を学ぶ。
(5 道行千枝/2回) 映画を通して社会・歴史・文化を学ぶ。映画と史実との比較研究をし、分析
力、客観性を高める。また、ディスカッションを通して自分の意見をスムーズに伝達するする能
力を身につける。
(6 上村忠実/2回) 英詩を取りあげ、韻律分析、テクスト分析、解釈の仕方など、作品を鑑賞する
ための基本的な方法を学ぶ。
(概要) 言語芸術基礎Ⅰの内容をさらに深め、学生は本格的に自分の研究領域を決定するための検
討を行う。
(オムニバス方式/全12回)
(1 吉田修作/2回) 「言語芸術基礎Ⅰ」で学んだ方法を生かして、学生が各自でテーマを設定し、文
献資料調査をする中で、それらを分析し、発表することを通して、論理的思考力を高め、それら
をレポートにまとめる方法を学ぶ。
(2 岩井眞實/2回) 「言語芸術基礎Ⅰ」で学んだことがらをもとに、演劇の演技・演出およびプロ
デュースがどのように行われるかについて学ぶ。
(3 上田修/2回) 「言語芸術基礎Ⅰ」で学んだ文体論、物語論の基礎知識を実際に応用して、作品の
理解の可能性を見つける力を養う。そうすることで、多角的な思考回路を持たせる事が目的であ
る。
(4 文屋敬/2回) 「言語芸術基礎Ⅰ」ではおもに理論的な議論を行うが、「言語芸術基礎Ⅱ」では小
説、演劇、映画、ゲーム、あるいは実際の町での風景など具体的な題材をとりあげ、それらの現
象を社会学的な視点から分析する。
(5 道行千枝/2回) 「言語芸術基礎Ⅰ」の内容をふまえて、個々の研究の対象をさだめ、自主的に映
画作品を研究し、口頭発表し、レポートにまとめる。
(6 上村忠実/2回) 「言語芸術基礎Ⅰ」での学びを受け、各自で言語芸術作品を分析し、解釈したも
のをレポートにまとめる方法を学ぶ。
2
集中
オムニバス方式
オムニバス方式
オムニバス方式
科目
区分
授業科目の名称
言語芸術演習Ⅰ
言語芸術演習Ⅱ
(
専
門
教
育
科
目
必
修
科
目
総
合
演 言語芸術研究Ⅰ
習
)
専
門
教
育
科
目
講義等の内容
備考
(概要) 「言語芸術基礎Ⅰ Ⅱ」で学んだ事をふまえ、担当教員の指導のもと、文献その他の資料収
集、分析や卒業論文を視野に入れたレポート作成などを行う。その際、各自助言を得ながら、発
表やレポートや制作を実践する上での基礎的な方法を学ぶ。
(1 吉田修作) 民俗学、日本の詩歌、日本の物語、昔話、現代のアニメなどについて、「言語芸術
基礎Ⅰ、Ⅱ」で身につけた能力をさらに高め、学生各自のテーマを確定し、文献資料調査、分析研
究、発表することを通して、論理的な思考を確実にレポートにまとめる方法を学ぶ。
(2 岩井眞實) 演劇を中心に、古今東西の文学・芸術の歴史・技法・思想を学ぶ。さらに、特定の
テーマについてプレゼンテーションとディスカッションと重ね、調査力・分析力・表現力を培
う。
(3 上田修) 「言語芸術基礎Ⅰ」「言語芸術基礎Ⅱ」をふまえ、小説、映画、演劇など創作されたもの
を鑑賞するための基礎的かつ実践的な方法を学ぶ。次に、様々な視点からそれらを眺め、観察・
分析することのできる力を養う。
(4 文屋敬) 映画、アニメーション、マンガ、ライトノベルなど若者を中心に流行するポップカル
チャーを観察・分析する力を養成する。特に製作者の視点と視聴者や読者の視点とを明確に区別
して、それぞれの立場から評論する方法論を学ぶ。
(5 道行千枝) 小説、映画、演劇などを媒体に、その背景となる思想・文化・文学・社会・歴史を
学ぶ。ディスカッションを通して自分の意見をスムーズに伝達する能力と、他者の考えを吸収し
活用する力を養う。
(6 上村忠実) 英詩を中心に作品を鑑賞する方法を学ぶ。研究史と注釈的研究をふまえながら、作
品を解釈し、それをレポートにまとめる。
(概要) 「言語芸術演習Ⅰ」で学んだ事をふまえ、担当教員の指導のもと助言を得ながら、卒業論文
を執筆する。
(1 吉田修作) 「言語芸術演習Ⅰ」でまとめたレポートを基に、さらにしっかりした調査で収集した
資料を論理的に整理することに加え、論文の記述方法を学び、卒業論文をまとめる。
(2 岩井眞實) 「言語芸術演習Ⅰ」をふまえ、特定のテーマについて調査・分析し、卒業論文を執筆
する。
(3 上田修) 「言語芸術演習Ⅰ」をふまえ、各自が観察・発見した事項を、1〜2年次に学んだ思考
方法にもとづき分析・解釈し、その結果を、論文の形で発表する。
(4 文屋敬) 「言語芸術演習Ⅰ」で学んだ方法論を使って自分が関心をもつポップカルチャーを自分
自身で分析して論文にまとめる。あるいは分析した結果を使って自分自身で作品を創作する。
(5 道行千枝) 「言語芸術演習Ⅰ」で学んだことをふまえ、関心のあるテーマを各自選び、研究・分
析して卒業論文にまとめる。クラス内で中間発表を繰り返し、フィードバックを得ながら、自己
の研究を客観的に批判する習慣を身につける。
(6 上村忠実) 「言語芸術演習Ⅰ」での学びを受け、各自で興味・関心のあるテーマを選び、研究史
と注釈的研究をふまえながら、卒業論文を執筆する。
(概要) 担当教員の指導のもと助言を得ながら、「言語芸術演習Ⅰ・Ⅱ」においてまとめた論文内容
をさらに発展させ、外部へ発信するための準備をする。
(1 吉田修作) 言語芸術演習Ⅱで作成した卒業論文を発表し、質疑応答の方法を学び、批評精神を
身につけるとともに、他者の考え方を理解する能力を養う。さらに、論文の加筆訂正を行い、一
層完成度の高いものを目指す。
(2 岩井眞實) 「言語芸術演習Ⅰ・Ⅱ」においてまとめた研究論文をもとに、パフォーマンスを含む
作品制作や、作品をプロデュースするための基礎作業を行う。特に演劇をはじめとするパフォー
マンスが地域社会のつながりにどのような貢献ができるのかを探究する。
(3 上田修) 3年次における論文の内容をもとに、作品制作および発表へ向けた基礎的な作業をす
る。その際、制作過程で生じる諸問題に対しても臨機応変に対処できる能力を養う。
(4 文屋敬) 言語芸術演習で養った観察力や分析力、そして修得したポップカルチャーを評論する
方法論を使って実際に多様なポップカルチャーを取材し、研究する。また自分たちの研究成果を
発表するために電子雑誌を製作・公開していく。電子雑誌の製作・編集の方法やスキルについても
自分たちで取材して修得する。
(5 道行千枝) 「言語芸術演習Ⅰ・Ⅱ」で論文にまとめた研究内容を、作品製作、ウェブサイト製
作、パフォーマンス、ラジオ、映像などの形で発表・発信するための準備を行う。作業を通し
て、自らの興味・関心を広く他者と共有するにはどのような方法があるのかを模索していく。
(6 上村忠実) 「言語芸術演習Ⅰ・Ⅱ」で執筆した論文の内容をさらに発展させ、それを外部へ発信
するための方法を学ぶ。
(概要) 担当教員の指導のもと助言を得ながら、「言語芸術研究Ⅰ」において制作したものを、外部
言語芸術研究Ⅱ
へ発信する。
(1 吉田修作) 「言語芸術研究Ⅰ」を基にして、論文集などを作成し、社会に発信する方法学び、社
会に出る準備を行う。
(2 岩井眞實) 「言語芸術研究Ⅰ」で学んだ事柄をふまえて、パフォーマンスをはじめとする作品を
実際に社会に発信する。
(3 上田修) 「言語芸術研究Ⅰ」において制作したものを、外部へ出版、ネット配信、などの形式で
発信する。その際、制作過程で生じる諸問題に対しても臨機応変に対処できる能力を養う。
(4 文屋敬) 「言語芸術研究Ⅰ」で製作した電子雑誌の運用を続ける。さらに自分たちの研究成果を
コンクールなどに投稿する。
(5 道行千枝) 「言語芸術研究Ⅰ」をふまえて、自らの研究を発表・発信する。発表に対するフィー
ドバックを集め、分析して、さらに表現力と発信力を高めるための材料として活用する。
(6 上村忠実) 「言語芸術研究Ⅰ」で学んだ内容をふまえ、各自の研究成果を外部へ発信する。
海外フィールドワーク (概要) 「海外フィールドワーク(実践)」の事前学習として、英語運用能力の向上と、イギリスの
詩、演劇、小説、文化、英語史を学ぶことで、文学・文化・芸術に対する知識と感性を磨く。
(理論)Ⅰ
選
(オムニバス方式/全12回)
択
(3 上田修/4回) 「海外フィールドワーク(実践)」のための予備的授業とする。英国の歴史と地理
必
的な情報を中心に紹介する。
修
(5 道行千枝/4回) 「海外フィールドワーク(実践)」のための予備的授業とする。フィールドワーウ
科
の仕上げとして行う英語劇の準備を行う。
目
(6 上村忠実/4回) 「海外フィールドワーク(実践)」のための予備的授業とする。フィールドワー
クで実際に訪問する文学ゆかりの地についての情報を共有する。
3
オムニバス方式
科目
区分
専
門
教
育
科
目
選
択
必
修
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
海外フィールドワーク (概要) 「海外フィールドワーク(理論)Ⅰ」の内容を受け、各自のフィールドワークのテーマを絞
り、研修先での研究計画を立てる。また、研修先での生活に必要な知識と技術を身につける。
(理論)Ⅱ
(オムニバス方式/全12回)
(3 上田修/4回) 各自の 「海外フィールドワーク(実践)」において経験した内容をまとめ、紙媒体
または電子ファイルの形で発信する。その際、さらに詳しい調査をインターネットや文献で行
い、理解を深める。
(5 道行千枝/4回) 各自の 「海外フィールドワーク(実践)」において経験した英語劇上演に関する
内容を、紙媒体または電子ファイルの形で発信する。その際、さらに詳しい調査をインターネッ
トや文献で行い、理解を深める。
(6 上村忠実/4回) 各自の「海外フィールドワーク(実践)」において訪問した文学の地と作品、作者
との関係についてまとめ、紙媒体または電子ファイルの形で発信する。その際、さらに詳しい調
査をインターネットや文献で行い、理解を深める。
文学、芸術にゆかりの地を実地踏査し、各自の研究テーマに沿ってフィールドワークを行う。
海外フィールドワーク また、英語による演劇公演を行い、英語運用能力を試すとともに、言語と身体による表現力を高
(実践)
める。
国内フィールドワーク (概要) 「国内フィールドワーク(実践)」の事前学習としてフィールドワークのための各種技法の学
習、民族、文学、宗教などいくつかの側面についての知識と完成を磨く。
(理論)Ⅰ
(オムニバス方式/全12回)
(1 吉田修作/3回) 「国内フィールドワーク(実践)」の事前授業として、実践地の祭りや信仰など
を、その土地と関連ある文化の流れの1つと捉えて調べる。また、民俗学的視点より男女の役割
分担などについて考察する。
(2 岩井眞實/3回) 「国内フィールドワーク(実践)」のための予備授業として、その土地や歴史に深
く関係した文学・作家について調べる。戦争文学などに焦点をおき、ディスカッションを交えて
理解を深める。
(4 文屋敬/3回) 観察する、聞き取る、書き留める、記録する、体験する、文献を調べるといった
フィールドワークに必要なスキルの修得を目指す。特に電子機器を用いた記録収集や現場での記
録の取り方などの手法を身につける。
(7 大島一利/3回) 「国内フィールドワーク(実践)」の事前授業として、実践地の宗教的特性を歴史
学の観点から捉え、それらと文化的営為との関連性を調べる。また、キリスト教を中心軸にその
歴史的経緯を整理し、その特徴を考察する。
国内フィールドワーク (概要) 「国内フィールドワーク(実践)」で行ったフィールドワークによって収集されたデータを各
テーマごとにまとめて、報告し、1冊のポートフォリオを作成する。
(理論)Ⅱ
(オムニバス方式/全12回)
(1 吉田修作/3回) 「国内フィールドワーク(実践)」で実地踏査した祭りや信仰について報告し、1
冊のポートフォリオにまとめる。
(2 岩井眞實/3回) 「国内フィールドワーク(実践)」で実地踏査した文学ゆかりの地について報告
し、1冊のポートフォリオにまとまる。
(4 文屋敬/3回) 「国内フィールドワーク(実践)」で収集した資料、データ、記録をどのように分析
するか、さらに報告書としてまとめる場合にどのように編集するのか、分析の手法や編集方法を
学習する。
(7 大島一利/3回) 「国内フィールドワーク(実践)」で実地踏査した宗教的特性について、歴史的経
緯を示す時間軸を照合しつつ報告を行う。その結果を1冊のポートフォリオにまとめる。
「国内フィールドワーク(理論)Ⅰ」をうけてフィールドワークを行う。文学、芸能、食物、儀礼
国内フィールドワーク など伝統文化の観察と参与観察、生活者への聴き取りなどを通して自分を高める体験をする。
(実践)
集中
オムニバス方式
オムニバス方式
集中
英語が世界語として様々な分野で使われるようになると、英語能力を測定する物差し(テス
ト)も統一化されるようになった。イギリス圏でよく使われるIELTS(International English
Language Testing System)やアメリカ圏で使われるTOEFL(Test of English as a Foreign
Language)がその代表例である。一方、アジアでは近年TOEIC(Test of English for
International Communication)が主流になり、企業がそのスコアを重視している。本コースは、
こうしたテストに対応できる実践的な英語力を育成する。
TOEICに代表される熟達度評価テストの試験スキルを指導すると共に、語彙力・リスニング力・
読解力・文法力の育成を行う。TOEICはビジネス関係の語彙・読解文が中心であるため、ビジネス
表現を理解しておく必要がある。また、テストに使われる英語を瞬時に理解するには、ビジネス
に関する背景知識も必要である。こうした点について、基本から積み上げながら総合力を育成す
る。
リピート
スピーキング能力を育成するために、様々な状況やテーマで一般的に使われる表現を学ぶ。基
本的な語彙を理解するとともに、コミュニケーションを行うために必要な基本表現を身につけ、
まとまった考えを伝えることができるようにする。また、正確な発音とイントネーションで英語
が話せるように内容だけでなく音声面に配慮しながら練習する。実践練習を通して、ことばだけ
でなくジェスチャーも使いながら自然に英語が話せる能力を身につける。
リピート
Speaking Skills B
英語でコミュニケーションを図るためには、スピーキングが最も重要かつ基本的な能力であ
る。本講座では、「Speaking Skills A」に引き続き、基本的なスピーキング能力を育成する。
自分のことについて英語で話し、身近なテーマについては意見を述べることができるような力を
育成する。
リピート
Reading Skills A
英語が世界語として約15億の人々に使われているが、外国語として英語を使う(つまり特別な
用途のみで)日本では、英語で書かれた文書を正確に理解する能力は極めて重要である。そこで
本講座では英語の基本的な読解力を育成する。身近な話題について平易な英語で書かれたテキス
トを正確に理解し、テキスト全体の要約ができる能力を育成する。そのため日常語彙だけでなく
広範な分野の基本語彙もあわせて習得する。
スキャニング、スキミング、推測読みなどの基本的なリーディングスキルの訓練を通して、
様々なジャンルの文章を理解する力を育てる。受講生は、読解力をつけるために、授業外におい
ても多読用テキストを読み、普段から英語に慣れることが望ましい。語彙・読解・一般知識・推
論などを統合しながら総合的に読解力をつける。
リピート
Test Preparation
大
学
共
通
科
目
備考
オムニバス方式
選
Speaking Skills A
択
科
目
4
科目
区分
大
学
共
通
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
備考
Reading Skills B
英語が世界語として約15億の人々に使われているが、外国語として英語を使う(つまり特別な
用途のみで)日本では、英語で書かれた文書を正確に理解する能力は極めて重要である。そこで
本講座では英語の基本的な読解力を育成する。身近な話題について平易な英語で書かれたテキス
トを正確に理解し、テキスト全体の要約ができる能力を育成する。そのため日常語彙だけでなく
広範な分野の基本語彙もあわせて習得する。
スキャニング、スキミング、推測読みなどの基本的なリーディングスキルの訓練を通して、
様々なジャンルの文章を理解する力を育てる。受講生は、読解力をつけるために、授業外におい
ても多読用テキストを読み、普段から英語に慣れることが望ましい。語彙・読解・一般知識・推
論などを統合しながら総合的に読解力をつける。
リピート
Listening Skills
英語でコミュニケーションを図るためには、当然のことながらスピーキング力とリスニング力
がバランス良く習得されていることが求められる。スピーキングは自分の考えを自分が持ってい
る語彙で表現するわけであるが、リスニングは話し手が伝えるままに意味を理解しなければなら
ない。また、話し手の出身地によって異なる音声特徴を持っており、いろいろな話し方や音声特
徴になれなければならない。本講座では、リスニングに関する基本的なスキルを習得すると共に
聞いて理解するための総合的な英語力を育成する。
リスニング能力を育成するために、様々な状況やテーマで一般的に使われる表現を学ぶ。それ
を基に実際に多くの英語を聞いて、英語の発音とリズムに慣れる練習を行う。英語は母語話者だ
けでなく、公用語や外国語として使われているので、多くの英語を聞いて慣れることが重要であ
る。また、英語を聞く際にどの部分に注意して聞けば理解しやすいのかスキルを学ぶ。
リピート
Writing Skills
仕事で英語を使うためには、正確かつ分かりやすい英語を書く能力が求められる。まず文法的
に正しい英語を書くこと、そしてパラグラフの構成やパターンを理解して、わかりやすいまとま
りのある文章を書く能力を身につける。本目標を達成するためには、母語話者によって書かれた
テキストを分析的に読むことも必要となる。したがって、読解力とも連動させながら、書く力を
育成していく。
文法的に正しい文を書くためには基本的な文法力および広範な語彙力が必要である。まず身近
な内容について英語でまとめることから始め、英文パラグラフの構成やパターンに関する知識を
身につける。パラグラフとして通して読んだときにわかりやすい展開になっているか確認し、論
点や繋がりをより明確にする接続語の働きについて学ぶ。ライティングは「習うより慣れろ」の
精神が最も当てはまる技能で、書き続ける中で自ら学ぶ自己発見的学習を学期を通して行う。
リピート
Academic Reading A
英語が世界語として約15億の人々に使われているが、外国語として英語を使う(つまり特別な
用途のみで)日本では、英語で書かれた文書を正確に理解する能力は極めて重要である。本講座
は英語の基本的な文献が読める力を育成する。平易な英語で書かれた専門分野の入門書レベルの
テキストを正確に理解し、内容の要約ができる能力を育成する。そのため日常語彙だけでなく授
業で取り扱う分野の専門語彙もあわせて習得する。
読解の基本的スキル(スキャニング、スキミング、推測読みなど)およびパラグラフの構成に
関する基本的知識があることを前提に、専門分野の入門書レベルの英文を読む。題材やテーマは
できるだけ多くのものを扱い、その分野の背景知識を活用しながら、内容理解をいかに深めるか
という点に焦点をあてて学習する。従って、単に英文を日本語で理解するというだけでなく、書
かれた内容について批判的に読み進める力を育成する。
リピート
「Academic Reading A」と同様、読解の基本的スキル(スキャニング、スキミング、推測読み
など)およびパラグラフの構成に関する基本的知識があることを前提に、専門分野の入門書レベ
ルの英文を読む。題材やテーマはできるだけ多くのものを扱い、その分野の背景知識を活用しな
がら、内容理解をいかに深めるかという点に焦点をあてて学習する。従って、単に英文を日本語
で理解するというだけでなく、書かれた内容について批判的に読み進める力を育成する。
リピート
選
択
科
目 Academic Reading B
中国語Ⅰ
実用的中国語会話を身につけ、中国文化に触れる。
21世紀は、中国語は英語・日本語と並んで、インターナショナル言葉となる。新たな世紀を背
負って立つ若者達にとって、中国語の学びは、未来の異文化交流の流れ中に、もっと大きな意義
が現れる。
「中国語Ⅰ」では、正しい発音を身につけることと易しい中国語が話せることを授業の中心と
する。前期に子音、母音また音節、単語、句のひとまとまりとしての教えを中心に置き、ピンイ
ンによる読み書きが出来るようになることを目指す。ネイティブスビーカーの発音、アクセン
ト、イントネーション・リズムなど重点を置き、特に「四声」という中国語特有の特性をよく理
解する。中国語文を書き、話せる練習を繰り返して行う。中国語の言葉遣い、話し方、習慣の表
現などの特性および日本語との異同点をよく理解する。また、中国の歴史と文化、中国事情を紹
介する。
中国語Ⅱ
「中国語Ⅰ」に引き続き、正しい発音を身につけることと易しい中国語が話せることを授業の
中心とする。ピンインの復習また文のひとまとまりとしての教えを中心に置き、ピンインによる
読み書きが出来るようになることを目指す。「判断動詞構文」「動詞構文」「否定文」「疑問
文」を復習し、更に、「存在動詞構文」「形容詞構文」「助数詞入り構文」「介詞入り構文」な
どを使った表現方法で中国語文を書き、話せる練習を繰り返して行う。さらに、日常定番な中国
語基本表現言葉を身に付ける。
中国語Ⅲ
中国語Ⅳ
「中国語Ⅰ、Ⅱ」に引き続き、やや複雑な会話文章の読解を学習する。進行形の表現、数量尋
ね疑問文の表現、意欲助動詞と可能助動詞構文の表現など十数個の中国語基本表現方法を練習
し、文を書くことを通じて、中国語の表現力を高めることを目指す。
「中国語Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」に引き続き、やや複雑な会話文章の読解を学習する。個人の健康・買い
物・アルバイト・航空券の購入・予約などの場面で使う会話内容をテーマとして、中国での日常
用一般的な生活情景場面を表す多くの会話文章の読解を通じて、中国語言葉遣い、話し方、習慣
の表現などの特性および日本語との異同点を理解する。中国語を話せる実力をさらに高めること
を目指す。
韓国語Ⅰ
韓国の文字(ハングル)を学び、ハングルが読めるようになることを最大の目標とする。ま
た、韓国語で簡単な自己紹介ができるように練習する。主に以下の項目について学習していく。
1.韓国語(ハングル)の成立について学ぶ。2.文字:子音、母音を基本とするハングル文字
を覚える。3.発音のルール:ハングルを読む際のルールについて学ぶ。4.自己紹介とあいさ
つ:個人もしくはグループ単位で会話の練習を行う。5.ビデオなどを利用し、韓国の文化を紹
介する。
韓国語Ⅱ
文法を学びながら、自分および相手について簡単な質問、答えなどができることを目指す。
1.丁寧形・疑問形・否定形などの文型を学ぶ。
2.短文の読解及び作成。
3.日常会話の練習(個人もしくはグループ単位で会話の練習を行う)
4.韓国の文化について紹介する。
5
科目
区分
授業科目の名称
韓国語Ⅲ
韓国語Ⅳ
使用頻度の高い単語や文型を用いて、読解、会話、聴解、作文などの力を養いながら、コミュ
ニケーションの能力を高めて行く。
1.コミュ二ケーションに必要な基本的な文型と単語を学ぶ。
2.各場面の正しい表現方法を練習する。
3.ビデオ及びCDなどを利用し、聞く力を養成する。
4.韓国の大衆文化を紹介する。
フランス語Ⅰ
フランス語Ⅱ
フランス語Ⅲ
フランス語Ⅳ
大
学
共
通
科
目
選
択
科
目
講義等の内容
基本的な文法を身に付けながら、読解能力の完成度を高めていくとともに自分の意思を韓国語
で表現できることを目指す。
授業は聴く・話す・読む・書くという四つの機能を中心に進行し、講義とともに作文の作成、
会話の練習なども行う。その他、韓国の映画や歌謡などを利用して現在の韓国社会、文化などを
紹介して、韓国に対する理解を深めていく。
1.実際のコミュ二ケーションに必要な実用的な文型と単語を学ぶ。
2.場用別によく使われる表現の練習。
3.ビデオ及びCDなどを利用し、聞く力を養成する。
備考
第2外国語としての初級フランス語の習得。
フランス語のコミュニケーションに必要な文法を教科書にそって会話場面によって学び、ペア
による簡単な会話も含めながら、日常生活に最低限必要な動詞、語彙などを習得する。
第2外国語としての初級フランス語の習得
「フランス語Ⅰ」からの継続。フランス語のコミュニケーションに必要な文法を教科書にそっ
て会話場面によって学び、ペアによる簡単な会話も含めながら、日常生活に最低限必要な動詞、
語彙などを習得する。
第2外国語としての初級フランス語の習得。
文法は「フランス語Ⅰ、Ⅱ」で習得したことを繰り返しながらも、未習得の部分を補足しま
す。語彙を増やして様々な場面を想定しながら聞き取り中心の練習問題を行っていく。
第2外国語としての初級フランス語の習得。
「フランス語Ⅲ」と同様に、文法は「フランス語Ⅰ、Ⅱ」で習得したことを繰り返しながら
も、未習得の部分を補足します。聞き取り中心の練習問題をこなし、語彙も増やして様々な場面
を体験することとする。
オーストラリアのサザンクロス大学での英語語学研修。インテンシブに短期間での英語力向上
を目指す。
異文化へのアプローチ 現地では、レベルによりいくつかのクラスに分かれて英語を学ぶ。科目は、スピーキング、リ
スニング、リーディング、グラマーである。クラスでの英語学習に加えて、動物園に出かけたり
(欧米)
など、教室を飛び出しての活動も盛りこむ。研修期間中はオーストラリア人の家庭にホームステ
イをする。
集中
韓国、あるいは台湾での語学研修と文化体験学習を行い、韓国語あるいは中国語を学び、異文
化理解を深めることを目標とする。
異文化へのアプローチ 韓国語の場合は、本学の協定校である、韓国のデグ大学の韓国語短期課程プログラムに参加
し、1クラス10~15人のレベル別クラスで、初級韓国語を身につける。韓国文化授業として、体
(アジア)
験プログラムも用意する。
中国語の場合は、台湾の樹人医護専科学校での語学プログラムに参加する。
集中
本実習では,生涯にわたり健康・体力づくりの実践ができ,かつ積極的に運動・スポーツを愛
好していける態度や能力を養うことを目的とする。体育が苦手な人でも運動・スポーツを好きに
なる,楽しめる態度育成を目指す。
1)スポーツ実習では,ラケット種目,集団球技種目,ニュースポーツ種目を実施する。それ
健康・スポーツ科学実 ぞれの種目を楽しむための基礎技術を習得するとともに,積極的にゲーム形式の練習を実施し,
練習方法や試合運営方法を学び,生涯にわたりこれらのスポーツを楽しむ態度を養う。 2)健
習A
康づくり実習では,体力・肥満度の測定評価,活動量を理解した正しく効果的な肥満解消法,有
酸素性運動の効用について学習する。また,カロリーカウンターや心拍数計を活用し,運動中の
消費カロリー,歩数,心拍数を計測してみて,運動に対する自分自身のからだの反応について学
習する。
本実習では,生涯にわたり健康・体力づくりの実践ができ,かつ積極的に運動・スポーツを愛
好していける態度や能力を養うことを目的とする。体育が苦手な人でも運動・スポーツを好きに
なる,楽しめる態度育成を目指す。
1)スポーツ実習では,ラケット種目,集団球技種目,ニュースポーツ種目を実施する。それ
健康・スポーツ科学実 ぞれの種目を楽しむための基礎技術を習得するとともに,積極的にゲーム形式の練習を実施し,
練習方法や試合運営方法を学び,生涯にわたりこれらのスポーツを楽しむ態度を養う。 2)健
習B
康づくり実習では,体力・肥満度の測定評価,活動量を理解した正しく効果的な肥満解消法,有
酸素性運動の効用について学習する。また,カロリーカウンターや心拍数計を活用し,運動中の
消費カロリー,歩数,心拍数を計測してみて,運動に対する自分自身のからだの反応について学
習する。
社会人入門Ⅰ
社会人入門Ⅱ
社会人入門Ⅲ
インターンシップ
PC演習A(ワード)
企業、経済団体および卒業生等から社会人講師を招き、学生時代から現在までの体験談や、社
会人として活動することを通して「将来の社会人としてどのような資質が求められるか」、「そ
のために大学でどのように学べばよいか」等を話していただく。
これらの講話をもとに、大学で学ぶことの意義と目標を明確にするとともに学生のうちから社
会人基礎力を身につけ、社会人の基礎となる主体性・考え抜く力・チームで働く力を学習する。
企業、経済団体および卒業生等から社会人講師を招き、働くことの動機付けを与えるととも
に、自己のライフプランにあったキャリアを自らデザインできる知識とスキルを修得することを
目標とする。
企業、経済団体および卒業生等から社会人講師を招き、自己を表現する論理的思考力とコミュ
ニケーション能力を高めることを目標とする。
近年の社会・経済構造の変化にともなって雇用慣行が急速に変化し、自主性・創造性をもち、
即企業戦力として有用な人材の育成が要請されている。そうした中で、学生が地域企業におい
て、実習・研修的な就業体験を行なう”インターンシップ”に対する関心が、企業・組織の側で
も急速に高まってきている。大学の教育内容の改善・充実や学生の学習意欲の喚起、主体的な職
業選択の能力や高い職業意識の育成などの観点からインターンシップは大きな意義があると位置
づけ、その推進を図ることを提唱している。このような時代の要請に、学生が積極的に参加でき
るよう支援することが、この科目の目的である。 受け入れ側の企業、団体によって、個別に決
定される。
授業課題で多用されるリポート作成・発表資料作成などに必要な応用ソフトウェアについて、
MSワードを使用し文書処理の基本確認と効果的文書の作成方法・印刷出力等を学ぶ。また、プレ
ゼンテーションツールとして、MSパワーポイント(授業回数3回程度)を使用し、提示方法の基
本と適切な内容把握・伝え方について学ぶ。
6
集中
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
授業課題で必要となるデータ処理・表計算などが作成できる応用ソフトウェアとして、MSエク
PC演習B(エクセル) セルの利用方法を基礎から学び、操作方法の知識・技術の向上を目指す。とくに関数等について
は課題を繰り返すことで、論理的思考を学ぶ。
データ処理・表計算とプレゼンテーション手法、文書処理の各応用ソフトウェアについて基礎
的内容を習得している学生を対象に、MSエクセルとMSパワーポイントを主体に応用・展開した内
PC演習C(応用)
容を学ぶ。また、高学年の授業で必要となる的確な資料等の作成・発表の工夫など、各自の目的
に近づくための実践的な進め方を学ぶ。
大
学
共
通
科
目
教育原理Ⅰ
教育とは何か、何のために、どのように、ということを理解するため、「教育原理Ⅰ」では教育
の意義と目的、教育に関する歴史的な事項、教育に関する様々な思想などについて学習し、教職
に必要となる基礎的な知識や理論の習得と教育に対する姿勢・態度の育成を目指す。
教職に必要となる教育の基礎理論に関する事項を学習する。「教育原理Ⅰ」では、上記の教育目
標にあわせ、教育の理念、歴史、思想、様々な教育理論、教育目標と内容・方法の関係などを学
習する。
教育原理Ⅱ
教育の社会的基盤、教育の目的・内容・方法、経営、教育制度、教育法規などに関する基礎
的・基本的な知識を身に付けることを通して、学校現場に根ざした教育の原理と実践的指導力を
養うことを目的とする。
教育に係わる社会的・制度的または経営的事項に関する科目は教職を履修する上で必修であ
る。教育の社会的背景、社会的基盤などに触れながら経営・制度・法規・学校の危機管理論な
ど、実践に即して講義する。授業によっては、グループ別ディスカッション、レポート発表など
を実施する。
選
択
教育心理学
科
目
教育心理学とは、学校や家庭での教育活動、個人の学習、そしてこれらの相互作用の結果とし
て生じる個人の精神発達や人格形成といった教育過程について心理学的に明らかにし、教育実践
に貢献しようとする心理学の一分野です。この授業では、教育心理学の基礎知識を学習し、ま
た、その知識を自分たちがどのように役立てることができるのかを考えていきたい。
人権教育とは、「人権尊重の精神の涵養を目的とする教育活動」を意味し、「国民が、その発
達段階に応じ、人権尊重の理念に対する理解を深め、これを体得することができるよう」にする
ことを旨とするものである。学校教育においては、児童生徒一人一人が「人権の意義やその重要
性についての正しい知識」(「審議会答申」)を十分に身に付けるとともに、「日常生活の中で人
人権教育の理論と指導 権上問題のある出来事に接した際に、直接的にその出来事はおかしいと思う感性や、日常生活に
おいて人権への配慮がその態度や行動に現れるような人権感覚」を身に付けることが大切であ
法
る。そのための人権教育の理論と指導法について学びを深める。
「人権教育の指導方法等の在り方について(第一次・第二次・第三次とりまとめ)を軸とし
て、歴史的変遷及び法的視点から、人権・同和教育の見直しをする。さらに、日常生活での人
権・同和教育の在り方を考察し、在るべき人権感覚や態度、行動にまでその意識を高めたい。
特別支援教育全般にわたる基礎的な理解とその教育的対応について理解する。特に、自閉症や
軽度発達障害(LD、ADHDなど)の問題、特別支援教育の現状と課題については特別支援学校や特
別支援学級、通級学級の実践事例を通して理解する。特別支援教育の入門的な授業になるよう
に、可能な限り具体的な資料を提示して授業を展開していく。
障害児教育の理論と指 ①「障害」とは、特別支援教育の理念について
②特別支援教育に関係する法令
導法
③視覚障害・聴覚障害・運動障害・知的障害・病弱虚弱・情緒障害・言語障害・及び発達障害
(高機能自閉症・学習障害・注意欠陥多動性障害)など、それぞれの特性と課題及び教育につい
て
④授業演習
人
文
学
部
共
通
科
目
生命科学入門
生命科学の基礎から先端的な分野まで、重要なトピックを概説し、生命科学分野の現在とこれ
からを見つづける基本的な知識と視点を持つことを目的とする。
最近の生命科学分野の急速な進展は、関連領域のみならず、広く一般へ大きな影響を与えてい
る。例えば、医療技術の進歩による「医の倫理・生きることの質」に関する議論、移植医療に関
する問題、クローン技術、遺伝子操作農作物、遺伝子医療などがある。これらは、報道で取り上
げられるだけではなく、現実に我々の生活に浸透しつつあるものである。この授業では、これら
の話題につながる、基礎的な生命科学の知識を講義し、最近の話題との関連を概説する。これに
より、我々の生活に様々な形で影響する生命科学分野を最大限に正確にとらえられるようにして
いきたい。授業内容の主要項目は以下のとおりであるが、実施内容が前後する場合がある。
ヘルシーダイエット
ヘルシーダイエットとは健康な食事を意味する。この授業では健康な食生活を過ごすために必
要な基礎知識を学び、生活習慣病の基となる肥満予防について考え、その実践的な行動について
学習する。
平成17年に施行された「食育基本法」を基に自分の健康と望ましい食生活について理解する。
また自分の体は自分で管理し自分で健康を維持していく事を基本に、そのために必要な食品学、
栄養学、調理学などの基礎的知識を学習する。更に自分の食事を自分で整えることができる力を
培う。
自然と環境
1. 自然環境破壊による生態系の変化が、人間の生活環境と発達、また、人間と共生している
生物の生息環境を脅かしている実態を認知する。これにより、環境に対する人間の意識改革が、
自然環境を保全することを理解する。
2. 自然環境保全のために、ひいては地球を救うために、今、我々が何をなすべきかを考え、
すぐにできることからの実行を促す。
グローバルな自然環境に関して、大昔、地球に大気ができ、海ができて、そこに生命が生まれ
た。大気や海の環境が変化するにつれて、それに対応して、生命も進化していった。その結果と
して「ヒト」が誕生した。ところが、「ヒト」は便利さや豊かさを求めすぎて、自然を破壊しつ
つある。生物は環境にあわせ、環境を巧みに利用して生活を営み、環境に適応することによって
種の保存をはかっている。ところが「ヒト」の活動によって自然本来の環境が破壊され、それに
よって生態系がいかに変化しているかを考え、その保全策について理解する。
ジェンダースタディ
(女性と社会)
「男女共同参画社会」が言われ始めてある程度の時間が経過した。また21世紀も10年を経過し
ますが、現在の社会は皆さん方女性にはどのように変わって来ているだろうか。人歴史的観点か
らすると女性の「社会の中での役割」はどのように考えられ、また現在ではどのような状況に
なっているのか。こうした社会経済的視点から「ジェンダー」を捉え直していくことをとおし
て、自分の性と社会とのあり方を自分で思考する力をつけることを目標とする。
皆さん自身の性である「女性」は、どのようなかたちで歴史に登場し、あるは登場してこな
かったのか、これらを踏まえながら「ジェンダー」をめぐる歴史的状況をみていく。その上で
「ジェンダー」の視点から女性の社会的状況は現在ではどのようなものであるのか。就職活動と
も関連する「社会進出する」女性の現状を捉える。なお根強い性別による固定的役割分担意識や
職業上の性差別の現状。他方で、「男女共同参画」社会の実現が叫ばれている。今後、人間とし
て「ジェンダー」をどうとらえるのかの一つのヒントとなる情報や資料を提示する。
選
択
科
目
7
備考
科目
区分
人
文
学
部
共
通
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
ジェンダースタディ
(女性と性)
生物界では「性」を介さないで「繁殖」を行っているものは想像以上に多い。そうであれば、
増やすという意味では、必ずしも性は必要ではない。では、「性」とは何なのか。なぜ「性」が
出現したのか。男(雄)と女(雌)はどう違い、どのように理解されているかを学んだ上で、人
間と動物の性を比較しながら、「男らしさ」とか「女らしさ」とは何かを考察するとともに、人
類が育んできた文化と性とのかかわりについても触れる。
ジェンダースタディ
(女性と聖書)
聖書とは、人間の本質的な姿、人間とはどういう存在であるかが深く描写されている書物であ
る。ジェンダーとは、女ならばこうあるべき、男ならばこうであってはならない、などという
「作られた」性別のことを言う。それは、社会や文化、時代によって違うもので、いつどこで
あっても変わらない身体的な性別とは別のものである。聖書で語られる女性の姿を読みとり、現
代社会との関連において、女性の生き方を考える。
聖書の時代の文化・歴史的背景を理解し、聖書が、女性をどのような存在だと語っているのか
を読み取る。聖書は女性差別をしているという誤解があるが、深く読み込んでいくと、聖書に現
れる女性思慮深く、しっかりと自分の人生を生きている場合が多い。また、聖書自体は女性を男
性の下には置いていない。聖書に出てくる女性の姿を通して、現代社会や家庭における女性の立
場について考察する。
人権と法(著作権法を
含む)
「人権」という言葉はいろいろな場面で用いられる。様々な人たちが、それぞれに「人権」の
観念を有する。この講義では法律学、特に憲法学における「人権」とは何かを問うことになる。
講義全体を通して、「人権」を具体化し、あるいは制約する法律の存在をも念頭に置く。憲法上
の権利である「人権」と法律上の権利との異同を意識して欲しい(憲法条文と法律の所在につい
ては、その都度確認する)。社会で生ずる様々な問題の中での「人権」の所在、また、ここで当
事者が主張する権利の「人権」性について、各自の理解を深めてもらうことに、この講義の目標
がある。
前期に開講される「日本国憲法」では、日本国憲法の全体像に目を向けて体系的に講じてい
る。後期に開講されるこの講義(「人権と法(著作権法を含む)」)では、日本国憲法のうち、
特に「人権」保障規定に関する部分についてより深く学ぶことを目的とする。ここでは、現代的
な諸問題に焦点をあてながら、以下に示すトピックに内容を絞って講じる。
日本国憲法
受講者自らが「主権者」として、主体的に日本国憲法に向き合う機会にしたい。あくまで法律
学としての憲法学への着想をしっかりと身につけてもらうことが、この講義の目標である。
従来からの学説および判例を踏まえた基礎理論を軸に、過渡期にある日本国憲法の現代的課題
にも目を向けながら、日本国憲法への理解を深める。体系的・網羅的に日本国憲法の内容を講ず
る。
文化人類学
文化人類学は、おもに異文化の人々の生活をフィールドワーク(現地調査)しながら、世界各
地の様々な地域に暮らす人々の文化の普遍性や特殊性について理論化することで、人間の生活文
化の諸相を切り取る視点を提供してきた。この授業では、「他者」の目線を通して自分たちが
「当たり前」だと思っていることをとらえ直す文化人類学的なものの見方を身につけることを目
指す。
文化人類学は私たち人間の生活文化の諸側面を見つめる学問分野である。この授業では、そも
そも「人間」の定義とは何かにはじまって、人とモノの区別、人と人のやり取り、世界の見方、
社会の中での男と女など、私たちの生活に関わる様々な側面について、トピックごとに整理しな
がら解説していく。
社会学入門
社会学の基礎的な理論や方法論を修得する。
社会学は人間関係や集団、社会現象、社会の仕組みなどを対象とする学問である。こうした社
会学の対象は、私たちの日常生活に密接に関係していて、私たちは特にその内容を吟味したり、
説明したりすることなく、「当然のこと」としてあまり深く考えない。社会学では、「当然のこ
と」、「常識」あるいは「自明なこと」として深く考えないことを対象にして、その内容の理解
を深める。本講義ではそうした分析の成果としての理論や方法論を紹介し、それを実際に使って
社会現象を分析していただく。
経済学入門
現代経済社会の基礎的な特徴を学び、その基本的な特徴にかんする理論的把握(ミクロ理論・
マクロ理論)の概要を理解してもらい、「市場社会」を核にした現代社会についての基礎知識を
習得することを目標とする。
現代社会は、その基盤を「商品(他の人に売るために作ったモノ)経済」に負っている。普段
の生活では特に意識することの少ないこの事実が経済社会の法則性をしめす特徴である。現代の
経済社会が一応安定的に機能している原因が、「市場」の調整メカニズムにある点を考えてい
く。その理論的把握である「価格理論(ミクロ理論)」と国民所得理論(マクロ理論)の概要に
ついてDVD教材も大幅に活用しつつ展開していく。これらと並行して現代の「市場社会」の具体的
な制度や状況、その働きの意味なども講義する。
選
択
科
目
国際経済論
政治学入門(国際政治
を含む)
日本は戦後物質的な豊かさを達成してきましたが、それもすべて、国際経済と結びついてのこ
とである。この点を踏まえつつ、国際経済や国際的諸事情についての基本的知識と理論を概説し
ていく。その中で、世界の歴史はいろいろな意味で、経済的問題が国際社会の状況を大きく左右
してきたことを理解してもらう。そこから現在の皆さんの生活がどのように国際経済の問題と接
点をもっているのか、その思考力をつけてもらうことがひとつの目標である。
国際的な経済的関係が形成されてきた歴史を、まず、長い人類の歴史の視点から概観し、とく
に15世紀以降本格的に経済的な結びつきを強めて発展していった世界資本主義社会の展開をみて
いく。その上で、現代国際経済の20世紀以降の特徴を解説していく。それに平行して、国際経済
に関する理論的把握の基本的思考も紹介する。21世紀に入って10年が経過したが、先進国と発展
途上国とのギャップはなお残存しているし、国際金融の世界は非常に複雑怪奇な展開を示してい
る。戦後の日本社会はこうした国際的関係の中でその豊かさを享受してきたわけだが、その過程
の大きな流れも学んでいく。
日本の政治家、マスコミが自分達の役割を果たせないのは、政治に固有の価値基準が、日本の
教育課程において教えられていないところに要因がある。本講では、20世紀最大の社会科学者
と言っても過言ではない、マックス・ウェーバーが語った政治の本質を提示することによって、
政治とは何であるかが理解でき、これまでの政治に対する各自の評価が変わっていくことを目標
とする。
政治を本質的に理解するには、本来あらゆる分野の知識が必要であるが、とりわけ一番重要な
ものが、ウェーバーが言った、「政治は道徳・宗教ではない」という価値基準である。政治学で
取り扱う項目は多岐にわたるが、ウェーバーが語った内容を政治理解の中心に据えると同時に、
政治の特殊性を絶えず念頭に置きながら、各テーマが政治全体からしてどういう位置づけになる
のかを考えることによって、政治学の知識を学習していく中で、政治をより実践的に捉えられよ
う。
8
備考
科目
区分
人
文
学
部
共
通
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
国際法入門
国内法と国際法との違いを知り、国際法についての基礎的な知識を体系的に習得することを目
標とする。
国際社会で実際に起こっている事例の解説を交えながら、国際法とは何か、それが国際社会で
どのような役割を果たしているのかを解説する。必要に応じて日本の国内法(憲法、民法など)の
解説も行う。
国際社会と民族
「アジアに強いグローバル人材」育成が、本講座の目的です。私は「2011,グローバル人
材元年」だと主張しています。グローバル社会と言われ、国境を越えて、大規模に「人・お金・
モノ・情報」が移動する時代になりました。ボーダレス化が進むアジアは、変化の渦の中にあり
ます。そして国境を越えて、歌やファッション・スポーツなども多数移動することは、「iPod」
「Face Book」ですぐに理解できるでしょう。
授業は講義形式で進めますが、出来るだけビジュアルな教材を活用して、「イメージと音響」
にも訴えながら具体的に説明します。教師による一方通行になるのではなく、皆さんと双方向の
コミュニケーションを持つように努力します。「知的刺激に満ちた講義」を展開しながら、瞬時
に動く時代を読み解き、未来を予想し、論理的思考を養成して、学問の醍醐味を伝えたいと思い
ます。
人間形成と教育
大学における人間形成と教育 -イギリスの大学を中心として-
日本においてはじめて大学が開設される際に、研究中心のドイツ型大学と、人間教育中心のイ
ギリス型大学の両方を合わせもつようにしたいと述べられたことがあった。ドイツの大学とイギ
リスの大学についてのこのような理解が正確であるのかは議論の余地がある。しかし、以上の理
解は全く誤りとは言えない。以上のことは、一面の真実を見抜いていると思う。この講義では、
人間形成を行うイギリスの大学を明らかにする。
比較教育A(日本と欧
米)
イギリスとアメリカという2つの国の学校教育の現在を、現代日本の学校教育と比較し、あわ
せて、現代日本の初等教育や就学前教育での英語教育を考察する。
①学校教育の視点から、以上の2つの国と現代日本の学校教育の現在を比較検討する。
②外国の学校教育との比較を通して、受講学生とともに、現代日本の学校教育の改革や改善を
考える。
③単線型学校教育制度と複線型学校教育制度との相異、公立学校と私立学校の社会的位置づけ
の相異、各々の特有な学校の種類、最近の学校教育の動向を述べる。
比較教育B(日本とア
ジア)
現代アジアの諸国の中で、韓国の学校教育を中心として、その学校教育の現在を、現代日本の
学校教育と比較し、あわせて、初等教育や就学前教育での英語教育を考察する。
①韓国では、国際化への対応から、英語教育は、小学校教育の中ですでに実施されている。日
本の小学校で英語教育を行うのか否かが話題になり、結局は、「総合的な学習の時間」の中の
「国際理解に関する学習」で、英会話を中心とした英語教育を行うことになったのだが、一つの
教科としてカリキュラムの中に正規に位置付くということでの本格的な英語教育の実施は、日本
ではまだ中学校以後となる。
②現代の韓国の小学校では、特殊な才能に秀でた子どもの能力を発達させるために、早期の進
級や卒業などとしての飛び級があり、また、特別の高等学校もある。
選
児童文学(英語)
択
科
目
キッズコミュニケー
ション
児童英語教育法
備考
子供時代を大切にした作家たちの作品を読み、子供時代を常にそばに持ち続ける彼らの思いや
姿勢を知る。
ペローやグリムを中心とした昔話の比較と、ユング心理学者の河合隼雄による昔話の解釈を学
ぶ。イギリスの児童文学ではヴィクトリア朝時代を中心にみていき、『不思議の国のアリス』
『ピーターとウエンディ』については、日本語訳で全読してもらう。作品を味わったうえで、
様々な視点から比較を試みる。
この授業では、小学校年代の子どもたちに対し、基本的な英語のスピーキング及びリスニング
スキルを上達させるための技術と方法を学ぶことを目標とする。ペアまたはグループに分かれ、
さまざまなゲームや活動をとおし楽しくかつ活発に英語を教える実践的な授業とする。
本授業では「児童英語指導法演習」や「フィールドワーク」の基礎作りとして、児童英語教育
に関する理論や実践を総合的に学びながら、将来児童英語教育分野に携わる教育者の育成を目指
す。
1)児童英語教育の教授法とその背景理論。
2)児童の学習についての考察。
3)児童の学習を促す活動の目的とやり方。
4)効果的な文字指導とフォニックスの方法。
5)教室運営の方法。
6)児童英語に携わる教師の資質についての考察。
「児童英語教育法」で学んだ理論を踏まえ、児童を対象とした英語の教授法の実践的教育能力を
養う。
児童英語指導法演習Ⅰ 1)児童英語教育で使われる教授法の確認
2)授業計画作成・模擬授業
3)公立小学校の授業見学
「児童英語教育法」で学んだ児童英語教育法の背景理論を踏まえ、児童を対象とした英語の教
授法の実践的教育能力を養う。「児童英語指導法演習I」で取り扱った内容をもとに、効果的な
指導法を学び、実践的な指導力の習得を目指す。
以下の内容を総合的に学ぶと共に、模擬授業を通して実践力を養う。
・児童英語に必要なモデルとしての発音・英語のリズムの体得・基礎的な英語の知識(文法や背景
児童英語指導法演習Ⅱ 文化について)の確認
・児童が楽しく英語を学ぶ為の効果的な指導法と演習・文字指導の効果的な導入方法と演習・授
業計画作成
・模擬授業・振り返りレポート・教室運営(classroom management)の方法と演習・英語での指
示(classroom English)の発音練習と演習 ・効果的なeclectic approachの実践方法など
児童英語フィールド
ワーク
近隣の公立小学校でゲストティーチャーとして英語を教え、自分の教授法や教育に対する姿勢
などを振り返り、その反省をまた実践に生かすという経験を積みながら、児童英語教育における
実践的教育能力を養う。
1)大学の授業内で行う模擬授業
週1回の授業では、模擬授業を通して児童英語教育に必要なスキルは知識を総合的に学びなが
ら、ゲストティーチングに備える。
2)小学校でのゲストティーチング・授業見学
履修学生は大学で授業のない空き時間を利用し、各小学校で授業見学・ゲストティーチングを行
います。用意した指導案を十分自分のものにしてから、小学校でのゲストティーチングに臨む。
児童日本語教育法
児童生徒を対象とした様々な日本語教育の考え方と具体的な方法を知ることが目標である。
児童生徒を対象とした日本語教育のバリエーションとそれぞれにふさわしい方法について学
ぶ。その方法にあった教材作りにも取り組む。
9
リピート
科目
区分
人
文
学
部
共
通
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
日本語コミュニケー
ション技法A
大学での勉学、また、社会で必要とされる日本語コミュニケーション能力を、特に「読む」面
から育成する。すなわち、種々の文章・文書・書籍を読み、その構成・論理構造、語彙・文体等
の特徴を分析・理解し、論旨を的確に把握する能力を養う。大学における諸科目の理解への応用
を図り、同時に、社会において必要な、課題・状況について思考・判断して行動する能力に基づ
く高度なコミュニケーション能力の土台とする。
日本語コミュニケー
ション技法B
大学での勉学、また、社会で必要とされる日本語コミュニケーション能力を、特に「書く」面
から育成する。すなわち、各学科演習科目等で行われるアカデミックライティング訓練の効果を
強め、同時に社会における種々の文章表現の特徴を理解し、目的に応じて、マナーも含めて適切
な文章を作成する能力を養う。図表を含む文書はその目的を理解、効果的に作成できるように
し、手書き文字についても適切な用字法の習得を目指す。
日本語コミュニケー
ション技法C
社会で必要とされる日本語コミュニケーション能力を、特に「聞く・話す」面から育成する。
すなわち、少数との会話、多数に向けた報告・発表、ディスカッション・会議等において、待遇
表現・位相語を含む適切な話し方・発声、質問の仕方・受け答え、会話・議論の展開等を理解
し、実践する能力を養う。各学科演習科目等の成果に加えることで、社会で必要な、多様な状況
を判断し、適切に対応する力の向上を目指す。
日本語教育概論Ⅰ
日本語教育に関する基礎知識を身につけ、日本語を学習者の立場から客観的に見る目を養うこ
とを目標とする。
日本語を外国語として教える前提として、日本語はどんな言語か、日本語教育文法は日本語母
語話者が学ぶ学校文法とどう違うのかなどについて学ぶ。また、日本語教育の現状や歴史につい
ても学ぶ。
日本語教育概論Ⅱ
日本語を教えるということはどういうことかを具体的に学び、理解を深めることを目標とす
る。
日本語を教えるというのはどういうことか、日本語教授法にはどのような方法があるか、日本
語のレベルや技能によって教え方はどう違うかなどを学ぶ。
選
択
科
目 日本語教材研究Ⅰ
日本語教育のさまざまな教材を体系的に理解し、教材選択と教材分析のために必要な基礎を身
につけることを目標とする。
日本語教材の種類、教授法との関連、教材選択の基準、教科書分析の基準、学習者分析の基準
などについての講義に基づき、レベル別の教材、技能別の教材の特徴をつかむために教科書の分
析・検討を行う。初級の教科書に従い、日本語の文型について学ぶ。
日本語教材研究Ⅱ
「日本語教材研究Ⅰ」で学んだことを基に、教科書分析などを通して、教材の用い方を理解し、
補助教材作成の手順などを身につけることを目標とする。
日本語の教科書(特に初級教科書)を教授法、文法、語彙などの観点から分析検討する。とく
に、日本語教材がどのように日本語文法を整理しているかを知る。補助教材の作成を試みる。
日本語教授法演習Ⅰ
日本語教員養成コースの最終段階として、日本語教育概論や教材研究などで学んだ知識をもと
に、模擬授業などを通して、現場で必要とされる実践的な日本語教育の基礎を身につけることを
目標とする。
『みんなの日本語Ⅰ』を使い、各自担当の課を決め、指導案作成と模擬授業を行う。模擬授業
終了後のディスカッションを通して、受講者全員が各課についての理解を深め、授業方法を検討
する。
日本語教授法演習Ⅱ
「日本語教授法演習Ⅰ」で学んだことをもとに、初級後半、中上級の日本語の教え方、および日
本語教育の多様性を学び、さまざまな現場に対応できる力を養うことが目標である。
『みんなの日本語初級Ⅱ』を使い、初級後半の教え方を学ぶ。また、『みんなの日本語』以外
のさまざまな教科書・教材に触れ、中上級の教え方、技能別の教え方、多様な学習者への対応な
どを学ぶ。また、留学生のための日本語クラスの授業見学を行う。
日本語教育実習を行なう。日本語教育現場で実際に教壇に立ち、学習者に日本語を教え、ま
た、日本文化を紹介することなどを通して、実践的教育能力を養う。
実習は、国内、または海外の日本語教育機関の現場が提供している実習プログラムに参加す
日本語教育実習フィー る。
ルドワーク
国内:日本語学校において日本語を教えることを学ぶ実習プログラム
海外:海外の小・中・高等学校・大学や日本語学校などの日本語教育機関において、日本語を
教えることや日本文化を紹介することを学ぶ実習プログラム
演技・演出の基礎を修得し、かつこれを支えている音響・照明・小道具・衣裳・装置や制作の
方法について実践的に学ぶことによって、表現力・想像力を培い、チームワークを養う。
集中・リピート
舞台制作Ⅱ
「舞台制作Ⅰ」で学んだ内容をもとに、実際に舞台作品を制作・上演する。
集中・リピート
映画を商業的にとらえると「アート」と「産業」の2つに類型化できる。「アートとしての映
画」と「産業としての映画」の2つの類型から映画と社会との関係の歴史を分析する。分析結果を
もとに映画と社会とがどのように影響し合っているのか、その意義について考える。
1900年からの日本映画史を概観し、いくつかの時代を代表するような作品を鑑賞して作品群の
特徴を分析する。さらに日本映画がアメリカ映画としてリメイクされた作品を比較することに
映画研究J
よって日本映画の特徴を引き出す。そしてその特徴が形成された原因について探求する。
映画を通して英語圏の文化・文学・社会をひも解く。日常的なユーモアや生活習慣、歴史・政
治など、映画の背景を学ぶことで、英語と英語文化に対する理解と関心を深める。また、映画製
映画研究E
作の手法を芸術的観点から分析し、鑑賞力を養う。
英語ボキャブラリービ 日常生活やビジネスの場で頻用される英単語の知識を増やす。具体的には、日常会話、インタ
ビュー、パンフレット、ビジネスレター、新聞などに頻出する英単語を理解し覚える。
ルディングⅠ
「英語ボキャブラリービルディングI」での知識をベースに、さらに、文学作品やアカデミック
英語ボキャブラリービ な場で頻用される英単語の知識を増やす。具体的には、英語の文学作品、エッセイ、学術論文、
ルディングⅡ
テキストなどに頻出する英単語を理解し覚える。
テレビドラマ、ポップミュージック、漫画、アニメーション、ファッション、お笑い、コスプ
レ、コンピュータゲームなどの日本で生まれたポップカルチャーを研究する。ポップカルチャー
ポップカルチャーJ
は何らかの形で「社会」と結びついている。社会理論を使って、ポップカルチャーと社会との関
係性を分析し、ポップカルチャーの本質を理解する。
音楽をとおして英語圏の文学・文化・芸術の諸相を探る。歌詞の表現技巧や内容、音楽性、歴
ポップカルチャーE
史的・文化的背景などについて研究する。
映画と社会
選
択
科
目
集中
舞台制作Ⅰ
声を使って自分の意思を伝える、または自分を表現する。これは、語る・歌う・演じると手法
は異なっても、声を発するという点では同様である。その目的を達成するには、自分の声をよく
ヴォイストレーニング 認識し、自在に使いこなせなければならない。その為には、正しい発声の方法を会得し熟練する
必要がある。声は個々の体形・骨格により違うため、人との相違を知る上で有効なグループでの
訓練を行う。また日頃の修練のみならず、定期的なチェックも行う。
専
門
教
育
科
目
備考
10
科目
区分
授業科目の名称
古典文化J
古典文化E
名作を読むJⅠ
名作を読むEⅠ
小説のスタイル
講義等の内容
日本の詩歌から名作と言われるものを取り上げ、じっくりと読解し、その作品の制作された時
代の言語的・芸術的また思想的背景を検証することを通して、論理的思考力を鍛える。
イギリス・アメリカ文学史上名作とされている作品を原書に触れる事、洗練された英語表現、
英語圏の知識人の論理展開、世界観、問題意識などについて考える。
英語および日本語による小説をスタイルの面から分析する方法を学び、小説を解釈・鑑賞する
力を養い、ものごとを多角的にかつ論理的に考える能力へと発展させる。作品の表層に具体的に
現れた表現を、音声、語彙、意味、語用などの面から眺め、それらに頻繁にみられる特徴を発
見・分類し、論理的に整理する方法を学び、作品の解釈、鑑賞力を養う。
詩のスタイル
英語および日本語による詩をスタイルの面から分析する方法を学び、詩を解釈・鑑賞する力を
養い、ものごとを多角的にかつ論理的に考える能力へと発展させる。作品の表層に具体的に現れ
た表現を、音声、韻律、語彙、意味、語用などの面から眺め、それらに頻繁にみられる特徴を発
見・分類し、論理的に整理する方法を学び、作品の解釈、鑑賞力を養う。
物語のスタイル
英語および日本語による物語(民話、寓話、小説など)をスタイルの面から分析する方法を学
び、物語を解釈・鑑賞する力を養う。ものごとを多角的にかつ論理的に考える能力へと発展させ
る。名作と言われるものを取り上げ、じっくりと読解し、その作品の制作された時代の言語的・
芸術的また思想的背景を検証することを通して、物語の話型などのスタイルを理解し、論理的思
考力を鍛える。
文化・芸術を見る目を培い、かつその歴史に関する深い洞察力を身につける。福岡の美術館・
美術館・博物館フィー 博物館でその年度に行われている展示から1つを選び、予備学習をし、実際に展示を見、さらに
ルドワーク
それをレポートとしてまとめる。
劇場フィールドワーク 現代の劇場・ホールがどのように運営されているかを実地体験を通して学ぶ。また、劇場の設
備や舞台機構についても学ぶ。
Ⅰ
劇場フィールドワーク 現代劇場の原型ともいえる芝居小屋・能舞台など前近代の劇場を実地体験し、演劇が想像され
る空間とその演技・演出について考える。
Ⅱ
文化の中で宗教の息吹を感じ取る。建築、絵画、音楽などの多岐に文化的営みと宗教がどのよ
うに関わってきたのかについて学ぶ。世界三大宗教(仏教、イスラーム、キリスト教)の特徴とそ
宗教と文化
の文化的所産との関係性を整理し、宗教と文化に関する理解を深める。また九州を中心軸に置い
て、アジア外交や南蛮貿易から生まれた文化を、宗教の視点から考察する。
専
門
教
育
科
目
演劇・芸能研究J
選
択
演劇・芸能研究E
科
目
名作を読むJⅡ
名作を読むEⅡ
NPO入門
備考
日本文化の特徴は、「文化の重層性」にある。この重層性を支えている思想・風土・環境等に
ついて通時的かつ共時的に学ぶ。文学や演劇・芸能の作品数点を題材とし、多角的視点から作品
を見る目を培う。
英国の文化と文学を読み解くための基礎知識を身につけることを目的とする。まず、多くの作
品に援用されている古代ギリシャとローマの文芸作品やルネサンス期に大陸で生まれた文学、さ
らに、深層心理にまで甚大な影響を及ぼしてきたキリスト教文学への理解を促す。加えて、英国
の文学作品をいくつか例に挙げて多様な解釈の可能性を提示することで、学生が自ら考え、口頭
で発表し、文章で表現する力を培うことを目指す。
集中
歌舞伎・人形浄瑠璃・落語といった日本の伝統的な演劇・芸能について、その思想・構造・言
語の特徴について学ぶ。当該年度に博多座等で実際に上演される作品を主な題材として、テキス
トと映像資料によって予備学習をし、実際の舞台を鑑賞する。
英語圏、おもにイギリスにおける演劇・芸能について、その思想・構造・言語の特徴について
学ぶ。舞台または映像作品観賞も含める。作品を読んで観ることにより、理解を深める。
日本の民俗学を考える上で名作と言われるものを取り上げ、じっくりと読解し、その作品の制
作された時代の思想的背景を検証することを通して、論理的思考力を鍛える。
イギリス・アメリカ文学史上名作とされている作品を原書に触れる事、洗練された英語表現、
英語圏の知識人の論理展開、世界観、問題意識などについて考える。「名作を読むE I」で選んだ
作品のレベルをふまえより高度な作品を題材とする。
環境保全・子どもの健全育成・国際協力等、様々な社会的課題に立ち向かおうとするNPO
(民間非営利組織)の活躍がみられるところである。昨年3月に発生した東日本大震災において
も、各種メディアで報道されている通り、各地で志ある人々が被災者に寄り添うような思いで支
援活動を続けている。この科目では、これからの社会づくり・地域づくりの一翼を担うNPOの
概要およびその背景にある社会動向を理解するとともに、演習を通じて、草の根活動のノウハウ
や課題を体得する。
言語芸術ワークショッ 日本の祭りを取り上げ、その祭りが行われる背景や意味を言語的・芸術的また思想的に検証し
て、祭りの民俗学的調査方法を学び、論理的思考力を鍛える。
プA
文化・芸術が地域社会に対して何ができるのかを考える。まずこの課題についてディスカッ
言語芸術ワークショッ ションをし、イベントの企画・立案・実行までのロードマップを作成する。さらに具体的な作品
プB
やイベントの制作に着手する。
言語芸術の鑑賞だけでなく、創造に向けての作業を実際に経験する。中学生、高校生用の英米
言語芸術ワークショッ 文学解説書の作成、英語テキストの作成、音声ドラマの作成、などを通して、実際の「作品」を
プC
つくるための基礎を体験する。
イベントの構想、立案、企画、計画、遂行、コントロールのプロセスを体験し、プロジェクト
言語芸術ワークショッ を管理する方法を学ぶ。構想するイベントは仮想のものではなく、自分たちで実現可能なものと
プD
し、可能な限り実現に向けて計画する。
言語芸術ワークショッ 英語運用能力を使って作品制作を行う。映画や演劇の日本語字幕制作、英文パンフレットの作
成・翻訳、英語ラジオ番組制作、シナリオの翻訳などを通して、英語による表現力を高める。
プE
言語芸術ワークショッ 英語から日本語に翻訳された歌(音楽)を中心に、翻訳の可能性や多様性について学ぶ。ま
た、翻訳をめぐる諸問題について考える。
プF
時空を超えた言語の壁を体感する。1595年長崎にて出版された辞書を手にすると、日本語の味
言語芸術ワークショッ わいも深まる。キリシタン版とよばれる歴史資料を用いる。安易に見えるテキストを手始めに、
プG
試訳に取り組むことにより、言葉の壁を越えた翻訳の豊かさを学ぶ。
「言語芸術ワークショップ」で学んだ内容を踏まえて、主に福岡周辺で行われている祭りの現地
言語芸術フィールド
を訪れて、現場を取材することを通して、理解を深める。
ワークA
「言語芸術ワークショップ」で制作した作品やイベントを実践する。その際、地域社会とコ
言語芸術フィールド
ミュニケーションのとり方、自治体の支援の得方等を総合的に学ぶ。場所は具体的には地域の商
ワークB
店街を予定している。
「言語芸術研究 Ⅰ Ⅱ」や「言語芸術ワークショップC」で制作した「作品」と社会との関わりを
言語芸術フィールド
考える。その際、関係関連分野の作品鑑賞、社会へ向けての自作品の公開・発表、などをキャン
ワークC
パス外のフィールドにおいて計画的に行う。
イベントスタッフとして計画されたイベントを実行する。特定のイベントの運用に徹底的に従
言語芸術フィールド
事することを通して、それを一般化し、プロジェクト全般についての応用力を養う。
ワークD
11
集中・リピート
集中・リピート
集中・リピート
集中・リピート
集中・リピート
集中・リピート
集中・リピート
集中・リピート
集中・リピート
集中・リピート
集中・リピート
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
「言語芸術ワークショップE」で制作した作品を地域や社会に発信する。また、その成果を、パ
フォーマンス、シンポジウム、ワークショップなどの形に発展させ、参加者とのコミュニケー
ションを通して、それぞれの研究に対するフィードバックを行う。
「言語芸術ワークショップF」で学んだ内容をふまえ、ミュージカル公演の観劇などをとおし
言語芸術フィールド
て、翻訳の可能性や翻訳をめぐる諸問題を検証する。
ワークF
「言語芸術ワークショップG」にて体感したキリシタン文化の息吹に触れてみる。実際の歴史的
言語芸術フィールド
事件が発生した舞台(バテレン追放令発布の地である博多など)や、弾圧に耐え抜いた地、また文
ワークG
化的所産の残されている場所を調査し、理解を深める。
芸術と社会を結ぶアートマネジメントが、今何故必要とされるようになってきているのか。日
本のアートマネジメントの現状を知り、地域の文化施設や芸術団体に求められるマネジメントの
アートマネージメント 基礎的な考え方や仕組みを学ぶ。同時に、アートマネジメントを通じて、社会のもつ潜在的な可
能性や能力を引き出し、より豊かな社会を創出するためには、どのような視点が必要かを、文化
政策やまちづくりとの関わりにおいて理解する。
言語芸術フィールド
ワークE
異文化コミュニケー
ション
初級英語音声学
英語学概論
英文法Ⅰ
英文法Ⅱ
専
門
教
育
科
目
選
択 第二言語習得理論Ⅰ
科
目
第二言語習得理論Ⅱ
イギリス文学の変遷Ⅰ
イギリス文学の変遷Ⅱ
イギリス文学Ⅰ
イギリス文学Ⅱ
アメリカ文学の変遷Ⅰ
アメリカ文学の変遷Ⅱ
アメリカ文学Ⅰ
アメリカ文学Ⅱ
教師論
教
職
に
関
す
る
科
目
国際人として健全な人間関係構築に必要なコミュニケーション能力について理解を深め、異文
化との接触場面に対応可能なものの見方、考え方には何が必要かを学ぶ。
英語の音声上の基礎知識を身につけることを目的とする。英語の地域方言に関する知識、発音
記号、調音に関する知識、母音、子音などの個々の音の特徴などを学ぶ。
英語についての基礎知識を身につけることを目的とする。英語の歴史、音声、音韻、形態、統
語、意味、談話、語用などの点から、英語学の分野を概観する。
英語を運用する上で必要とされる文法事項を理解し、「読む・聞く・話す・書く」の四技能の
中で、文法を正確に使えるようになることを目的とする。「英文法Ⅰ」では基礎的な文法事項を
身に着ける。
英語を運用する上で必要とされる文法事項を理解し、「読む・聞く・話す・書く」の四技能の
中で、文法を正確に使えるようになることを目的とする。「英文法Ⅱ」では「英文法Ⅰ」の内容
をふまえて応用力を身に着ける。
第二言語習得の分野における主な理論の基本的な理解を目指す。言語学的、認知的、社会的な
アプローチを幅広くカバーし、最近の第二言語習得の分野における重要な概念や論点、リサーチ
の歴史などを学ぶ。
「第二言語習得Ⅰ」の内容をさらに発展させ、本分野における主な理論の理解を目指す。「第
二言語習得Ⅰ」と同じく、言語学的、認知的、社会的なアプローチを幅広くカバーし、最近の第
二言語習得の分野における重要な概念や論点などにおける理解を深める。
文学作品の背景となる政治・社会・文化を学びながら、イギリス文学のたどってきた道のりを
概観する。後世に残る名作の数々を抜粋で読みながら、時代ごとにみられる特徴や芸術的意義に
ついて考える。
「イギリス文学の変遷Ⅰ」の続編として、文学作品の背景となる政治・社会・文化を学びなが
ら、イギリス文学のたどってきた道のりを概観する。後世に残る名作の数々を抜粋で読みなが
ら、時代ごとにみられる特徴や芸術的意義について考える。
イギリス文学には、その長い歴史をとおして珠玉の作品が多数ある。中でも、イギリス文学の
基本であり、精髄であるといわれているのは英詩である。そこで英詩を読むことによって、イギ
リス文学のエッセンスをつかむ。
「イギリス文学Ⅰ」をふまえ、イギリス文学の華である英詩を読み進める。作品のテーマ、各
時代の思潮、比喩的言語、イメージやシンボル、キリスト教の背景などについて学びながら、イ
ギリス文学の特質を探る。
17世紀から第二次世界大戦までのアメリカの文学作品を通して、作家の目に映じた時代を眺め
ながら、アメリカ社会の現実の姿へのアプローチを試みる。各時代の文化的・社会的背景を概観
し、可能な限り比較論的視点より同時代の日本にも言及する。
第二次世界大戦から1960年以降のアメリカの文学作品、また、映像作品を通して、作家および
制作者の目に映じた時代を眺めながら、アメリカ社会の現実の姿へのアプローチを試みる。各時
代の文化的・社会的背景を概観し、可能な限り比較論的視点より同時代の日本にも言及する。
文学作品を通して、アメリカを創り、支えている精神の理解につとめる。民族的多様性、北部
と南部に代表される異なる地域性や地方性、植民地時代から西部開拓を経た独自の歴史などが、
アメリカにどのような文学作品を生み出したのか、実際に作品に触れながら解説する。
アメリカ文学作品や関連する文献に触れながら、「アメリカ文学 I」で解説した内容の理解を
さらに具体的に深めて行く。その際、作品の背後にある文化や歴史にも注目する。
「教育は人なり」と言われる。人格の完成を目指すこと、それが教育の目的である。生涯学習の
なかでとりわけ基礎・基本を学ぶ学校教育における教師の資質能力が今問われている。特に、変
化への対応が求められている学校教育においては教師の資質向上が不可欠であるという認識に
立って専門職「教師」としての知識・技能の形成をはかることを目的とする。
いつの時代にも教師が求められている資質能力、今後特に教師に求められる具体的資質等につ
いて学生の実態を踏まえながら具体的事例を中心に実践に即して講義する。授業によっては、グ
ループ別ディスカッション等を導入する。
英語科教育法Ⅰ
中学・高校の教師を目指す学生に、英語教師に求められる知識を提供する。本講座を通して、
日本の英語教育政策(戦略構想)を概観し、今日の国際社会で求められる教師の能力・技能、お
よび英語の指導法について理解する。
本講座では、主に次の点について学習する。1. 日本の英語教育政策について、その目的や教師
に求められる能力・技能は何か、2. 英語が世界でどのように使われているか、3. 学習者のかか
える問題点や課題、4. 教師の留意すべき事項、5. 学習環境など。
英語科教育法Ⅱ
中学・高校の教師を目指す学生に、英語教師に求められる知識を提供する。本講座を通して、
コミュニカティブ・アプローチに基づく具体的な指導法を理解する。
主に次の点について学習する。1. 生徒の間違いとその対処法、2. クラスルーム・マネージメ
ント、3. グループと指導法、4. リーディング指導法、5. リスニング指導法、6. スピーキング
指導法、7. 指導案の書き方など。
英語科教育法Ⅲ
中学・高校の教師を目指す学生に、英語教師に求められる知識と実践的技能を教授する。受講
生は模擬授業を通して、「中学校」での指導法を習得する。
模擬授業を通して、コミュニカティブな英語指導法を学ぶ。特に新しい課の導入指導および読
解指導に焦点をあてる。
英語科教育法Ⅳ
中学・高校の教師を目指す学生に、英語教師に求められる知識と実践的技能を教授する。受講
生は模擬授業を通して、「高校」での指導法を習得する。
模擬授業を通して、コミュニカティブな英語指導法を学ぶ。特に新しい課の導入指導および読
解指導に焦点をあてる。
12
備考
集中・リピート
集中・リピート
集中・リピート
集中
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
備考
道徳教育の歴史的変遷(道徳教育はどのようにおこなわれてきたか)を知り、現在の学校現場
における道徳の時間、道徳教育の理論と指導法を探究する。さらに、学生自らが道徳的価値に根
ざした道徳的実践力を身に付けることを目的とする。
道徳教育の理論と指導 学校現場における道徳教育を理解する意味から、実態に即して学習指導案の作成、模擬授業を
法
取り入れ、実践的指導力を養う。実践授業や模擬授業は感動体験を中心に教材を開発し、共通認
識を図る。
特別活動は教科・道徳・総合的な学習の時間とともに教育課程編成における教育活動の一つで
ある。また、この領域は児童・生徒の学校生活全般の充実を図る教育活動であるため内容は幅広
く多岐にわたっている。そこで、特別活動の目標や内容、その特質について理解を深めるととも
に、指導計画の作成・内容の取り扱い等について資質を高め具体的で実践的な指導ができること
を目指すものである。
特別活動の理論と指導 ○ 教育課程における特別活動
法
○ 特別活動の目標と基本的な性格
○ 特別活動の内容
・学級活動 ・生徒会活動 ・学校行事
○ 特別活動と教科、道徳、総合的な学習の時間等との関連
○ 指導計画の作成と内容の取り扱い及び評価
教
職
に
関
す
る
科
目
生徒指導及び進路指導の理論と指導法について学ぶと共に、問題とされる児童(生徒)の行動
などについての理解を深めることを目標とする。後半では「実際に教師はどのように対応すれば
よいのか」等、実態に即して学校現場における生徒指導上の諸問題について、学生自身が主体的
生徒指導の理論と指導 に考えていくことを目標とする。
積極的生徒指導と消極的生徒指導があることを理解させる。社会問題化している諸々の青少年
法
の問題行動等について具体的事例をとおして、その要因等を理解させる。また、自己教育力等の
指導方法について理解を深め、それらに対応する教師としての在り方の基本を理解させる。さら
に、授業内容によってはグループ別ディスカッションを取り入れる。
教育相談
スクールカウンセラーが学校に配置され、大学教育の中でも臨床心理学への注目が際だってい
る。今後、学校における生徒指導・教育相談体制の考え方が、大きく変わってくると考えらる。
本講義では、教員養成カリキュラムの一環として、学校における「生徒指導」「教育相談」にか
かわる児童生徒のこころの動きを臨床心理学的視点で考えていく。学校現場で生じている今日的
課題を具体的に取り上げ、教師の立場で臨床心理学的な視点を学ぶことをねらいとする。児童生
徒とのかかわりは、ロールプレイを通して実践的に体験する。
教育実習Ⅰ
各教職関係科目・各教科教育法等で受講した内容を総合的にまとめ、学校現場における実践的
指導力が発揮できるようにする。そのために教育実習におけるあるべき姿について詳説し、学生
の不安を軽減し、教育実習に対する期待や夢を増幅することに資する。
教育を志すものとしての広い教養と深い専門性、実践的実践力、人間性を育成することに重点
を置く。3年生の後期であることを考慮し、教職全体のまとめと同時に、学校現場の先生の講話
や先輩の体験談を聞かせる。
中学校において3週間の教育実習を行う。
高等学校において2週間の教育実習を行う。
教職課程で学んだ学習知と教育実習等で得られた教科指導力や生徒指導力等の実践知とのさら
なる統合を図り、使命感や責任感に裏づけされた確かな実践指導力を有する教員としての資質の
教職実践演習(中・高) 構築とその確認を、学校現場でのフィールドワーク(授業参観、授業研究等を含む)を取り入れ
ながら行っていく。
教育実習ⅡA
教育実習ⅡB
(注)
1 開設する授業科目の数に応じ,適宜枠の数を増やして記入すること。
2 私立の大学若しくは高等専門学校の収容定員に係る学則の変更の認可を受けようとする場合若しくは届出を行おうとする場合,大学等
の設置者の変更の認可を受けようとする場合又は大学等の廃止の認可を受けようとする場合若しくは届出を行おうとする場合は,この書
類を作成する必要はない。
13
授
業
科
目
の
概
要
(人文学部メディア・コミュニケーション学科)
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
キリスト教信仰を支え、西欧文化の大きな背景となっている聖書を読む。絵画等の資料や翻訳
の違いなどを含め、様々な角度から聖書に関する教養と理解とを深め、その文書の全体的な考え
聖書概説
を知ることを目的とする。
キリスト教会が各時代に生み出した思想と造形・絵画と音楽を知り味わい理解する力を養う。
キリスト教の歴史と文 歴史的な事象とその意義を知ると共に、多数の画像・動画資料を通して、それらの文化作品にふ
化
れる事によって、基礎的鑑賞力を身につけることを目指す。
数多くの時代と地域にわたってキリスト教信仰をもって生きた人々の姿を歴史的に考察する。
その事を通して、キリスト教信仰に立って生き、活動する人間存在の具体性を深く知ることを目
キリスト教人間学
標とする。
英語は世界語として約15億の人々に使われている。アジアにおいてもAPEC(アジア太平洋経済
協力)等の国際会議で使用されるのは英語である。国際化が進む社会を生きる私たちにとって、
英語の知識を「持つか持たざるか」は将来の可能性に大きな影響をもたらすと思われる。本学は
「First‐year English」を必修科目として設定し、英語教育研究センターの下で、学生の基礎的
First-year English
英語コミュニケーション能力を育成する。
AⅠ
スピーキング、リスニングに焦点をあてながら4技能の育成を行う。英語でコミュニケーショ
ンを行う際に必要な総合力を育てる。具体的には、様々な状況で使用される日常表現を理解し、
かつ使えるようにする。基本的な語彙力、文法力をつけ、正しい発音・イントネーションで英語
が使えるように練習する。
大
学
共
通
科
目
First-year English
必
AⅡ
修
科
目
First-year English
BⅠ
講
義
・
演
習
「First-year English AⅠ」に引き続き、スピーキング、リスニングに焦点をあてながら4技
能の育成を行う。英語でコミュニケーションを行う際に必要な総合力を育てる。具体的には、
様々な状況で使用される日常表現を理解し、かつ使えるようにする。基本的な語彙力、文法力を
つけ、正しい発音・イントネーションで英語が使えるように練習する。
英語は世界語として約15億の人々に使われていると言われている。その内訳は、英語を母語と
して使う人口が4億人、公用語としての使用人口が4億人、そして外国語としての使用人口が7
億人である。アジアにおいてもAPEC(アジア太平洋経済協力)等の国際会議で使用されるのは英
語である。また、2011年からは小学校の外国語活動問として導入された。このような社会を生き
る私たちにとって、英語の知識を「持つか持たざるか」は大きな影響をもたらすであろう。本学
は「First‐year English」を必修科目として設定し、英語教育研究センターの下で、学生の基本
的英語コミュニケーション能力を育成する。
語彙に焦点をあてながら英語のコミュニケーション力を育成する。語彙力は、英語学習のすべ
ての基礎になるものである。まずは日常生活でよく使う基本的な語彙力を身につけ、その基で抽
象的語彙やビジネス語彙を増やしていく。単語からイディオムそして語と語の結びつき(コロ
ケーション)、そして接続詞や話の展開を示す表現を身につけることで英語の理解を深めてい
く。
First-year English
BⅡ
「First-year English B I」に引き続き、語彙に焦点をあてながら英語のコミュニケーション
力を育成する。語彙力は、英語学習のすべての基礎になるものである。まずは日常生活でよく使
う基本的な語彙力を身につけ、その基で抽象的語彙やビジネス語彙を増やしていく。単語からイ
ディオムそして語と語の結びつき(コロケーション)、そして接続詞や話の展開を示す表現を身
につけることで英語の理解を深めていく。
情報リテラシー
入学後の授業受講の基礎となる大学ネットワークシステムの利用方法、メールシステムの利用
方法、インターネットと情報の取り扱い(著作権・真偽判断ほか)、情報倫理について概要を学
ぶ。また、記憶メディアの基礎知識、PCと携帯情報端末の相違点、サイバー犯罪被害等の予防知
識など、就学に必要な情報活用の基礎を学ぶ。
現代メディア論
従来のマス・メディア論はもちろん、新しいメディア状況に即した市民のメディア表現に関す
る知見なども取り入れながら、私たちとメディアの関係について、広い社会的コミュニケーショ
ンという視座から考えていくことを目指す。そのための基礎的な知識について、メディア倫理や
法制度、産業論も含め幅広く学ぶ概論。
この授業では、コミュニケーション学を専門的に身につけ、それを最大限に発揮することに
必
よって社会で通用する人材を育成することを主な目的とする。そのため、対人コミュニケーショ
修
ンを科学的に分析し学習するという作業を経て、コミュニケーション能力の深い理解と向上を目
科 コミュニケーション論 指す。人間のコミュニケーションの核となるこの概念を理解することで、学科内の他の専門的な
目
授業への橋渡しの役割をも果たし、コミュニケーション学の魅力を学生に広く紹介することもこ
の授業の特徴である。
近代デザインの成立を、ヨーロッパ、アメリカについて理論・運動の面から捉え、その日本へ
の影響を考察する。また現代デザインの展開について、主に1950年代以降の文化、社会、産業と
関連付けながら考え、デザインが抱える課題と今後の展望を検討する。
学科1年生に対し、「読む・聴く・書く・話す」という作業を通して、高校まで通用した受動
的な「授業を受ける生徒」から積極姿勢が要求される「学業を修める学生」となるために必要最
入門ワークショップⅠ 低限のスキルの養成と習得をめざす。合わせて、大学教育・大学生活への導入教育の観点から、
キャンパスの活用法や大学生としての生活習慣などの助言を行う。前期は大学生活に関する基本
的な留意点について指導を行い、基礎的課題に取り組む。
専
門
教
育
科
目
デザイン論
総
合
演
習
必
学科1年生に対し、「読む・聴く・書く・話す」という作業を通して、高校まで通用した受動的
修
な「授業を受ける生徒」から積極姿勢が要求される「学業を修める学生」となるために必要最低限の
科
スキルの養成と習得をめざす。あわせて前期の大学授業全般を振り返らせ、卒業時の目標の再確
目 入門ワークショップⅡ
認とそれに向けての各自の取り組みを自覚させるための指導・助言を行う。後期は「入門ワーク
ショップⅠ」の成果に基づいて、応用・発展的課題に取り組む。
メディア基礎演習
毎日あちこちで起きる出来事が、テレビ、ラジオや新聞、そしてインターネットなど、どんな
メディアからどのように伝わっているかに注目する。入学早々に出会うメディア系の専門科目の
ひとつで、「メディアって何だ?」という基本の基の疑問に、受講生それぞれの答えを探す。
14
備考
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
備考
(概要) 専門分野に初めて触れる1年生に、入門としての授業を行う。そのため、学生の身近な話 オムニバス方式
コミュニケーション基 題やすでに経験していることを手がかりにし、それらをコミュニケーションの面からみると、ど
う捉えられていくかを示していく。
礎演習
(オムニバス方式/全15回)
(76 二階堂整/8回) 我々は言葉を駆使して伝達する。言葉は誰でも使いこなせるが、必ずしもコ
ミュニケーションがうまくいくとはかぎらない。では、なぜ、うまくいかないのであろうか。こ
うした点を中心に問題を検討する。
(9 Daniel E.Corl/7回) コミュニケーションは必ずしも言葉を要するとは限らない。実は、言葉
以外の手段のほうが圧倒的に情報量が多い。そうした非言語コミュニケーションとその文化的「約
束事」への気づきを、身近な例から考えてゆく。
デザイン基礎演習
卒業研究Ⅰ
専
門
教
育
科
目
総
合
演
習
パーソナルコンピュータを使用しデジタルデザインツールについて、ドロー系ソフト、ペイン
ト系ソフト、CADソフト、動画制作・編集ソフトの操作を学び、コンピュータグラフィックスの基
礎を理解する。
(概要) 卒業論文や卒業制作の形にまとめることを目標として、文献講読や学生のレポート発表、
ディスカッションなど様々な活動を通して、学生各人の研究テーマを探っていく。
(8 清川直人) 3期にわたる卒業研究の初期段階で、学生各人が興味のある数個事柄について文献
調査や予備調査を行う。結果の報告、ディスカッションを通して、ひとつを研究テーマへ具体化
させていく。
(75 金藤完三郎) デザイン要素を中心とした平面表現を展開する。また、新しいメディアあるい
はコミュニケーションの要素として内在するデザインの可能性について、時代の動きまでとらえ
た感性を反映した作品、あるいは論文等の作成の素案作成を目標とする。
(76 二階堂整) コミュニケーション分野の中でも言語を対象とした研究を行う。受講生は、この
段階でどの分野で研究をすすめるか決定していることになる。よって、次の卒業研究、卒業論文
執筆につながるように、本格的研究の準備として、1つの研究のスタイルを学んでいく。具体的
には日本言語地図を対象に、研究の進め方を学んでいく。1つの地図を解釈するため、辞書。文
献の使い方、解釈の仕方などを実地に学習する。
(77 德永至) 卒業論文、卒業制作の前段としての「共同調査リポート」作り。
「メディア演習Ⅱ」の態勢を準用して、いわゆる調査報道の手法によるリポートを共同執筆する。
テーマ設定、問題点の洗い出し、章立てと執筆者の確定などが必要で、全体の主旨を一本化する
ことも、要件の一つとなる。また、「卒業研究Ⅱ」に向けて、テーマの探し方を、あわせて指導す
る。特に卒業制作の場合は、早めの決定が必須である。
必
修
科
目
(9 Daniel E.Corl) 卒業コンサートの企画にむけたゴスペルミュージックの研究。ゴスペル音楽
に関する文献・論文を講読し、実際に曲を聞き込み、ディスカッションを通して理解を深める。
また、上級生の卒業コンサートの公演に協力する。
(78 林田真心子) 卒業論文の執筆、あるいは卒業制作にむけたメディア研究。
メディア論に関する文献・論文の講読と、それをめぐるディスカッション。および、身近なメ
ディアを使った表現活動を織り交ぜながら、社会文化的なメディア論の基層にある概念につい
て、深く理解していくことを目指す。
(概要)
卒業研究Ⅱ
「卒業研究Ⅰ」に続いて、学生各人が自主的に研究テーマの選択や探求を進める。
(8 清川直人) 「卒業研究Ⅰ」で検討し、決定した卒業研究のテーマに従って各人が自ら研究計画を
決め、文献調査や実地調査などの各種調査を行い、成果を論文や制作物にまとめる準備をする。
(75 金藤完三郎) 「卒業研究Ⅰ」で提案したデザイン素案をもとに、制作ではトライアルをおこな
い、調査リポート・論文等では文献調査または先行研究調査をおこなう。また卒業研究の全体構
成と項目建てのラフスケッチを書き出し、必要項目の洗い出しまでを目標とする。
(76 二階堂整) コミュニケーション分野の中でも言語を対象とした研究を行う。「卒業研究Ⅱ」で
は、各自の研究テーマに従って論文を書くことを目的とする。具体的には、日本語、特に現代日
本語を対象に各自がテーマを決めることが初期の重要段階である。テーマが決まれば、参考文献
の収集、その読み込みを行い、各自の研究テーマの方向性を明確にしていく。平行して、論文の
構成・行程を考え、互いに発表し、助言しあうようにしていく。夏に大きな調査ができる段階ま
でたどりついておくようにする。
(77 德永至) 卒業論文または卒業制作が、いよいよ個別にスタートする。テーマ決定を急げ!
テーマのジャンルに制約は設けないが、取り扱いには社会性を強く意識することを条件とする。
つまり、データ収集、比較、検証、判断、といった要素が必須で、論文にふさわしい文章力も求
められる。また、卒業制作の場合、作品そのものの出来ばえ以前に、企画意図を明示した企画書
を重視する。
(9 Daniel E.Corl) 相互の協働とコミュニケーションを図り、演習と「卒業研究Ⅰ」までの学習と
実践をもとに、卒業コンサートの企画に向けた活動に入る。具体的には大まかな年間活動計画の
立案、上演日時と場所の選定、選曲とその歌詞内容の調査、音源作り、歌い手の募集、夏季の活
動日程の立案などの作業に取り組むことになる。
(78 林田真心子) 卒業論文の執筆、あるいは卒業制作にむけたメディア研究。
メディアと社会をめぐり、学生がそれぞれの関心に基づいてテーマを選び、発表を行う。また、
卒業研究にむけた方法論の具体的検討と、作業の展開。
15
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
(概要) 「卒業研究Ⅰ」、「卒業研究Ⅱ」を通して進めてきた研究を論文や制作物の形にまとめる。
卒業研究Ⅲ
(8 清川直人) 「卒業研究Ⅰ」、「卒業研究Ⅱ」を通して進めてきた研究の最終段階で、研究の中間報
告から始まる。研究成果を論文や制作物などの形にまとめ、最後に発表、ディスカッションを行
う。
(75 金藤完三郎) 「卒業研究Ⅱ」でおこなったトライアル、または項目建てを前提として、実制作
あるいは本論執筆に取り組む。また、研究の出発点あるいは検証結果等、目的とするデザインの
有用性についてさらに深く考察し、補完項目の有無について判断をおこなう。とくに本講義は社
会人となる直前に位置し、学業の締め括りとしての役割をもつので、デザインの責任面を通じて
社会人としての素地づくりまでを目標とする。
(76 二階堂整) コミュニケーション分野の中でも言語を対象とした研究を行う。「卒業研究Ⅲ」で
は、「卒業研究Ⅰ」に続いて、各自のテーマによる論文の研究をさらに進めていく。夏休みの資料
収集・分析をもとに、さらに緻密な研究を行う。そのため、各自の発表を通じての互いの助言
や、追加調査などで研究の充実を図っていく。
必
修
科
目
(77 德永至) 夏休みをバランスよく活用し、完成目標は年末に!
いよいよ、卒業論文または卒業制作の仕上げにかからねばならないが、実社会は日々動いてい
る。自分のテーマとの関係を見落とさず、論文や作品に反映させる努力が求められる。
このため授業では、受講生の選んだテーマに関係の深い事象を中心に、指導・助言の一環として
解説を加える時間を設ける。
(9 Daniel E.Corl) 相互の協働とコミュニケーションを図り、卒業コンサートに向けて練習活動
を積み重ねつつ、公演の構成とトークの役割分担の決定、歌詞の対訳とパワーポイントの編集と
作製、解説を交えたプログラムのデザイン・編集・印刷、チラシ・ポスターのデザインと作成な
どに取り組む。最終的には公演を行い、その記録媒体を完成させる。
(78 林田真心子) メディア研究に関する卒業論文の執筆、あるいは卒業制作。
各自のテーマにそった方法に基づき、卒業研究を完成させる。最終的には、発表会を開き、それ
ぞれのテーマをめぐる総合的なディスカッションを交わすことを通して、メディアと社会につい
て、主体的にむきあっていくことを目指す。
メディア演習ⅠA
専
門
教
育
科
目
メディア演習ⅠB
総
合
演
習
メディア演習Ⅱ
情報伝達にふさわしい文章のあり方の研究と書く力の養成。
情報を伝える文章には、いわゆる「5W1H」と「起承転結」の明確さがまず求められる。さらに、
動画、静止画のどちらであれ、映像と文章が補いあう細かな工夫も求められる。授業では、キャ
ンパス周辺で設定可能なテーマについて、取材から執筆までを体験し、実行した工夫の効果を検
証する。
メディア論をもとにした研究、およびメディア実践。
社会文化的なメディア論の学習。その基礎となる理論を学ぶ。また同時に、身近なメディアを
つかった創作活動やメディア遊びを取り入れながら、体感的に学ぶアプローチをとる。
(77 德永至) 班別共同作業による「放送番組制作企画書」作り。
番組ターゲットとテーマのリサーチから決定、番組規模と放送時期の決定、取材先や出演者の想
定など、放送番組の制作に必要な企画書を、無作為に組まれた各班の共同作業で作りあげる。メ
ディア演習Ⅰの成果の応用とともに、えり好みできない班構成の活かし方、リーダーシップの生
み出し方など、付随する体験も見逃せない。
(78 林田真心子) メディア論をもとにした研究、およびメディア実践
「メディア演習Ⅰ」で学んだメディア論の基礎的な知識を応用しながら、メディアの特性や、メ
ディアのある社会について、批判的に受けとめ、より深く理解していくことを目指す。具体的に
は調べ学習やグループワークなどの協同を通して、それぞれの関心のあるものごとや疑問につい
て、主体的にむきあっていくことを目指す。
コミュニケーション分野の中でも言語を対象とした研究を行う。「演習Ⅰ」は言わば研究の入門
段階であり、学生の今後の分野選択の手がかりとなる授業としての位置付けもある。そこで、こ
選 コミュニケーション演 の演習では現代日本語を研究の対象とする。学生が話す言葉や社会の中での言語の動きを研究の
習ⅠA
択
対象に、言語研究ではどういった手段で問題解明にアプローチしていくのかを理解することを目
必
的とする。
修
音楽という多義的なコミュニケーション手段を主要なテーマとして、アフリカ系アメリカ人の
科
目 コミュニケーション演 表現文化と歴史を研究する。「演習ⅠB」ではプリント、ビデオ、音源などを通して、奴隷制時代
から20世紀初頭までの黒人史を概観し、黒人霊歌やブルースなど鑑賞・解釈を中心とした口承文
習ⅠB
化を探究する。
(76 二階堂整) コミュニケーション分野の中でも言語を対象とした研究を行う。「演習Ⅱ」では、
役割語の研究を行う。漫画やテレビ・映画などで脇役の人々はいかにもそれらしい服装・行動や
コミュニケーション演 しゃべりをしている。そのしゃべりに注目する。いかにもそれらしいしゃべり、それがここでい
習Ⅱ
う役割語である。じかし、実際の生活でそういったしゃべりをする人はほとんどいない。漫画に
おける言葉を対象にして、この役割語を研究していく。
(9 Daniel E.Corl) 引き続きアフリカ系アメリカ人の表現文化と歴史を研究する。「演習Ⅱ」では
プリント、ビデオ、音源などを通して、1920年代から20世紀末までの黒人史を概観しつつ、受講
生が各自の関心にそって、音楽や語りなどの口承文化や、ダンスなどの身体表現の研究を行い、
発表する。
デザイン演習ⅠA
デザイン演習ⅠB
デザイン演習Ⅱ
ビジュアルデザインを中心として、制作の基礎となるアイデア表現・色彩の効果ほかデザイン
の入門的内容に重点に学習する。また、アナログ表現の重要性を再認識すると同時にデジタル表
現の有用性について学習し、ビジュアルデザインにつながる基礎づくりを演習目標とする。
私たちの生活環境形成に深く関わっているデザイン行為について理解を深める。主に製品デザ
イン、空間デザインなどの分野から現状の把握、分析を行い、製品、空間を作り出すという一連
のデザイン課題をおこなう。その中で分析、形を作り出す方法、手法の基礎を学ぶ。
広くデザインに関わる文献や研究論文を学生各人が興味のあるものを選択し、輪番で内容を報
告する。これを通して、デザイン分野における研究の広がり、研究方法、研究手法、論文等研究
のまとめ方を学ぶ。
16
備考
科目
区分
大
学
共
通
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
備考
リピート
Test Preparation
英語が世界語として様々な分野で使われるようになると、英語能力を測定する物差し(テスト)
も統一化されるようになった。イギリス圏でよく使われるIELTS(International English
Language Testing System)やアメリカ圏で使われるTOEFL(Test of English as a Foreign
Language)がその代表例である。一方、アジアでは近年TOEIC(Test of English for
International Communication)が主流になり、企業がそのスコアを重視している。本コースは、
こうしたテストに対応できる実践的な英語力を育成する。
TOEICに代表される熟達度評価テストの試験スキルを指導すると共に、語彙力・リスニング力・
読解力・文法力の育成を行う。TOEICはビジネス関係の語彙・読解文が中心であるため、ビジネス
表現を理解しておく必要がある。また、テストに使われる英語を瞬時に理解するには、ビジネス
に関する背景知識も必要である。こうした点について、基本から積み上げながら総合力を育成す
る。
リピート
Speaking Skills A
スピーキング能力を育成するために、様々な状況やテーマで一般的に使われる表現を学ぶ。基
本的な語彙を理解するとともに、コミュニケーションを行うために必要な基本表現を身につけ、
まとまった考えを伝えることができるようにする。また、正確な発音とイントネーションで英語
が話せるように内容だけでなく音声面に配慮しながら練習する。実践練習を通して、ことばだけ
でなくジェスチャーも使いながら自然に英語が話せる能力を身につける。
英語でコミュニケーションを図るためには、スピーキングが最も重要かつ基本的な能力であ
る。本講座では、「Speaking Skills A」に引き続き、基本的なスピーキング能力を育成する。
自分のことについて英語で話し、身近なテーマについては意見を述べることができるような力を
育成する。
リピート
Speaking Skills B
リピート
Reading Skills A
英語が世界語として約15億の人々に使われているが、外国語として英語を使う(つまり特別な
用途のみで)日本では、英語で書かれた文書を正確に理解する能力は極めて重要である。そこで
本講座では英語の基本的な読解力を育成する。身近な話題について平易な英語で書かれたテキス
トを正確に理解し、テキスト全体の要約ができる能力を育成する。そのため日常語彙だけでなく
広範な分野の基本語彙もあわせて習得する。
スキャニング、スキミング、推測読みなどの基本的なリーディングスキルの訓練を通して、
様々なジャンルの文章を理解する力を育てる。受講生は、読解力をつけるために、授業外におい
ても多読用テキストを読み、普段から英語に慣れることが望ましい。語彙・読解・一般知識・推
論などを統合しながら総合的に読解力をつける。
リピート
Reading Skills B
英語が世界語として約15億の人々に使われているが、外国語として英語を使う(つまり特別な
用途のみで)日本では、英語で書かれた文書を正確に理解する能力は極めて重要である。そこで
本講座では英語の基本的な読解力を育成する。身近な話題について平易な英語で書かれたテキス
トを正確に理解し、テキスト全体の要約ができる能力を育成する。そのため日常語彙だけでなく
広範な分野の基本語彙もあわせて習得する。
スキャニング、スキミング、推測読みなどの基本的なリーディングスキルの訓練を通して、
様々なジャンルの文章を理解する力を育てる。受講生は、読解力をつけるために、授業外におい
ても多読用テキストを読み、普段から英語に慣れることが望ましい。語彙・読解・一般知識・推
論などを統合しながら総合的に読解力をつける。
リピート
Listening Skills
英語でコミュニケーションを図るためには、当然のことながらスピーキング力とリスニング力
がバランス良く習得されていることが求められる。スピーキングは自分の考えを自分が持ってい
る語彙で表現するわけであるが、リスニングは話し手が伝えるままに意味を理解しなければなら
ない。また、話し手の出身地によって異なる音声特徴を持っており、いろいろな話し方や音声特
徴になれなければならない。本講座では、リスニングに関する基本的なスキルを習得すると共に
聞いて理解するための総合的な英語力を育成する。
リスニング能力を育成するために、様々な状況やテーマで一般的に使われる表現を学ぶ。それ
を基に実際に多くの英語を聞いて、英語の発音とリズムに慣れる練習を行う。英語は母語話者だ
けでなく、公用語や外国語として使われているので、多くの英語を聞いて慣れることが重要であ
る。また、英語を聞く際にどの部分に注意して聞けば理解しやすいのかスキルを学ぶ。
リピート
Writing Skills
仕事で英語を使うためには、正確かつ分かりやすい英語を書く能力が求められる。まず文法的
に正しい英語を書くこと、そしてパラグラフの構成やパターンを理解して、わかりやすいまとま
りのある文章を書く能力を身につける。本目標を達成するためには、母語話者によって書かれた
テキストを分析的に読むことも必要となる。したがって、読解力とも連動させながら、書く力を
育成していく。
文法的に正しい文を書くためには基本的な文法力および広範な語彙力が必要である。まず身近
な内容について英語でまとめることから始め、英文パラグラフの構成やパターンに関する知識を
身につける。パラグラフとして通して読んだときにわかりやすい展開になっているか確認し、論
点や繋がりをより明確にする接続語の働きについて学ぶ。ライティングは「習うより慣れろ」の
精神が最も当てはまる技能で、書き続ける中で自ら学ぶ自己発見的学習を学期を通して行う。
リピート
Academic Reading A
英語が世界語として約15億の人々に使われているが、外国語として英語を使う(つまり特別な用
途のみで)日本では、英語で書かれた文書を正確に理解する能力は極めて重要である。本講座は英
語の基本的な文献が読める力を育成する。平易な英語で書かれた専門分野の入門書レベルのテキ
ストを正確に理解し、内容の要約ができる能力を育成する。そのため日常語彙だけでなく授業で
取り扱う分野の専門語彙もあわせて習得する。
読解の基本的スキル(スキャニング、スキミング、推測読みなど)およびパラグラフの構成に関
する基本的知識があることを前提に、専門分野の入門書レベルの英文を読む。題材やテーマはで
きるだけ多くのものを扱い、その分野の背景知識を活用しながら、内容理解をいかに深めるかと
いう点に焦点をあてて学習する。従って、単に英文を日本語で理解するというだけでなく、書か
れた内容について批判的に読み進める力を育成する。
リピート
Academic Reading B
「Academic Reading A」と同様、読解の基本的スキル(スキャニング、スキミング、推測読み
など)およびパラグラフの構成に関する基本的知識があることを前提に、専門分野の入門書レベル
の英文を読む。題材やテーマはできるだけ多くのものを扱い、その分野の背景知識を活用しなが
ら、内容理解をいかに深めるかという点に焦点をあてて学習する。従って、単に英文を日本語で
理解するというだけでなく、書かれた内容について批判的に読み進める力を育成する。
選
択
科
目
17
科目
区分
授業科目の名称
中国語Ⅰ
中国語Ⅱ
「中国語Ⅰ」に引き続き、正しい発音を身につけることと易しい中国語が話せることを授業の
中心とする。ピンインの復習また文のひとまとまりとしての教えを中心に置き、ピンインによる
読み書きが出来るようになることを目指す。「判断動詞構文」「動詞構文」「否定文」「疑問
文」を復習し、更に、「存在動詞構文」「形容詞構文」「助数詞入り構文」「介詞入り構文」な
どを使った表現方法で中国語文を書き、話せる練習を繰り返して行う。さらに、日常定番な中国
語基本表現言葉を身に付ける。
中国語Ⅲ
中国語Ⅳ
大
学
共
通
科
目
選
択
科
目
講義等の内容
実用的中国語会話を身につけ、中国文化に触れる。
21世紀は、中国語は英語・日本語と並んで、インターナショナル言葉となる。新たな世紀を背
負って立つ若者達にとって、中国語の学びは、未来の異文化交流の流れ中に、もっと大きな意義
が現れる。
「中国語Ⅰ」では、正しい発音を身につけることと易しい中国語が話せることを授業の中心と
する。前期に子音、母音また音節、単語、句のひとまとまりとしての教えを中心に置き、ピンイ
ンによる読み書きが出来るようになることを目指す。ネイティブスビーカーの発音、アクセン
ト、イントネーション・リズムなど重点を置き、特に「四声」という中国語特有の特性をよく理
解する。中国語文を書き、話せる練習を繰り返して行う。中国語の言葉遣い、話し方、習慣の表
現などの特性および日本語との異同点をよく理解する。また、中国の歴史と文化、中国事情を紹
介する。
「中国語Ⅰ、Ⅱ」に引き続き、やや複雑な会話文章の読解を学習する。進行形の表現、数量尋
ね疑問文の表現、意欲助動詞と可能助動詞構文の表現など十数個の中国語基本表現方法を練習
し、文を書くことを通じて、中国語の表現力を高めることを目指す。
「中国語Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」に引き続き、やや複雑な会話文章の読解を学習する。個人の健康・買い
物・アルバイト・航空券の購入・予約などの場面で使う会話内容をテーマとして、中国での日常
用一般的な生活情景場面を表す多くの会話文章の読解を通じて、中国語言葉遣い、話し方、習慣
の表現などの特性および日本語との異同点を理解する。中国語を話せる実力をさらに高めること
を目指す。
韓国語Ⅰ
韓国の文字(ハングル)を学び、ハングルが読めるようになることを最大の目標とする。ま
た、韓国語で簡単な自己紹介ができるように練習する。主に以下の項目について学習していく。
1.韓国語(ハングル)の成立について学ぶ。2.文字:子音、母音を基本とするハングル文字
を覚える。3.発音のルール:ハングルを読む際のルールについて学ぶ。4.自己紹介とあいさ
つ:個人もしくはグループ単位で会話の練習を行う。5.ビデオなどを利用し、韓国の文化を紹
介する。
韓国語Ⅱ
文法を学びながら、自分および相手について簡単な質問、答えなどができることを目指す。
1.丁寧形・疑問形・否定形などの文型を学ぶ。
2.短文の読解及び作成。
3.日常会話の練習(個人もしくはグループ単位で会話の練習を行う)
4.韓国の文化について紹介する。
韓国語Ⅲ
基本的な文法を身に付けながら、読解能力の完成度を高めていくとともに自分の意思を韓国語
で表現できることを目指す。
授業は聴く・話す・読む・書くという四つの機能を中心に進行し、講義とともに作文の作成、
会話の練習なども行う。その他、韓国の映画や歌謡などを利用して現在の韓国社会、文化などを
紹介して、韓国に対する理解を深めていく。
1.実際のコミュ二ケーションに必要な実用的な文型と単語を学ぶ。
2.場用別によく使われる表現の練習。
3.ビデオ及びCDなどを利用し、聞く力を養成する。
韓国語Ⅳ
使用頻度の高い単語や文型を用いて、読解、会話、聴解、作文などの力を養いながら、コミュ
ニケーションの能力を高めて行く。
1.コミュ二ケーションに必要な基本的な文型と単語を学ぶ。
2.各場面の正しい表現方法を練習する。
3.ビデオ及びCDなどを利用し、聞く力を養成する。
4.韓国の大衆文化を紹介する。
フランス語Ⅰ
フランス語Ⅱ
フランス語Ⅲ
フランス語Ⅳ
備考
第2外国語としての初級フランス語の習得。
フランス語のコミュニケーションに必要な文法を教科書にそって会話場面によって学び、ペア
による簡単な会話も含めながら、日常生活に最低限必要な動詞、語彙などを習得する。
第2外国語としての初級フランス語の習得
「フランス語Ⅰ」からの継続。フランス語のコミュニケーションに必要な文法を教科書にそっ
て会話場面によって学び、ペアによる簡単な会話も含めながら、日常生活に最低限必要な動詞、
語彙などを習得する。
第2外国語としての初級フランス語の習得。
文法は「フランス語Ⅰ、Ⅱ」で習得したことを繰り返しながらも、未習得の部分を補足しま
す。語彙を増やして様々な場面を想定しながら聞き取り中心の練習問題を行っていく。
第2外国語としての初級フランス語の習得。
「フランス語Ⅲ」と同様に、文法は「フランス語Ⅰ、Ⅱ」で習得したことを繰り返しながら
も、未習得の部分を補足します。聞き取り中心の練習問題をこなし、語彙も増やして様々な場面
を体験することとする。
オーストラリアのサザンクロス大学での英語語学研修。インテンシブに短期間での英語力向上
を目指す。
異文化へのアプローチ 現地では、レベルによりいくつかのクラスに分かれて英語を学ぶ。科目は、スピーキング、リ
スニング、リーディング、グラマーである。クラスでの英語学習に加えて、動物園に出かけたり
(欧米)
など、教室を飛び出しての活動も盛りこむ。研修期間中はオーストラリア人の家庭にホームステ
イをする。
集中
韓国、あるいは台湾での語学研修と文化体験学習を行い、韓国語あるいは中国語を学び、異文
化理解を深めることを目標とする。
異文化へのアプローチ 韓国語の場合は、本学の協定校である、韓国のデグ大学の韓国語短期課程プログラムに参加
し、1クラス10~15人のレベル別クラスで、初級韓国語を身につける。韓国文化授業として、体
(アジア)
験プログラムも用意する。
中国語の場合は、台湾の樹人医護専科学校での語学プログラムに参加する。
集中
18
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
備考
本実習では,生涯にわたり健康・体力づくりの実践ができ,かつ積極的に運動・スポーツを愛
好していける態度や能力を養うことを目的とする。体育が苦手な人でも運動・スポーツを好きに
なる,楽しめる態度育成を目指す。
1)スポーツ実習では,ラケット種目,集団球技種目,ニュースポーツ種目を実施する。それ
健康・スポーツ科学実 ぞれの種目を楽しむための基礎技術を習得するとともに,積極的にゲーム形式の練習を実施し,
練習方法や試合運営方法を学び,生涯にわたりこれらのスポーツを楽しむ態度を養う。 2)健
習A
康づくり実習では,体力・肥満度の測定評価,活動量を理解した正しく効果的な肥満解消法,有
酸素性運動の効用について学習する。また,カロリーカウンターや心拍数計を活用し,運動中の
消費カロリー,歩数,心拍数を計測してみて,運動に対する自分自身のからだの反応について学
習する。
本実習では,生涯にわたり健康・体力づくりの実践ができ,かつ積極的に運動・スポーツを愛
好していける態度や能力を養うことを目的とする。体育が苦手な人でも運動・スポーツを好きに
なる,楽しめる態度育成を目指す。
1)スポーツ実習では,ラケット種目,集団球技種目,ニュースポーツ種目を実施する。それ
健康・スポーツ科学実 ぞれの種目を楽しむための基礎技術を習得するとともに,積極的にゲーム形式の練習を実施し,
練習方法や試合運営方法を学び,生涯にわたりこれらのスポーツを楽しむ態度を養う。 2)健
習B
康づくり実習では,体力・肥満度の測定評価,活動量を理解した正しく効果的な肥満解消法,有
酸素性運動の効用について学習する。また,カロリーカウンターや心拍数計を活用し,運動中の
消費カロリー,歩数,心拍数を計測してみて,運動に対する自分自身のからだの反応について学
習する。
社会人入門Ⅰ
社会人入門Ⅱ
社会人入門Ⅲ
インターンシップ
大
学
共
通
科
目
選
択
科
目
PC演習A(ワード)
企業、経済団体および卒業生等から社会人講師を招き、学生時代から現在までの体験談や、社
会人として活動することを通して「将来の社会人としてどのような資質が求められるか」、「そ
のために大学でどのように学べばよいか」等を話していただく。
これらの講話をもとに、大学で学ぶことの意義と目標を明確にするとともに学生のうちから社
会人基礎力を身につけ、社会人の基礎となる主体性・考え抜く力・チームで働く力を学習する。
企業、経済団体および卒業生等から社会人講師を招き、働くことの動機付けを与えるととも
に、自己のライフプランにあったキャリアを自らデザインできる知識とスキルを修得することを
目標とする。
企業、経済団体および卒業生等から社会人講師を招き、自己を表現する論理的思考力とコミュ
ニケーション能力を高めることを目標とする。
近年の社会・経済構造の変化にともなって雇用慣行が急速に変化し、自主性・創造性をもち、
即企業戦力として有用な人材の育成が要請されている。そうした中で、学生が地域企業におい
て、実習・研修的な就業体験を行なう”インターンシップ”に対する関心が、企業・組織の側で
も急速に高まってきている。大学の教育内容の改善・充実や学生の学習意欲の喚起、主体的な職
業選択の能力や高い職業意識の育成などの観点からインターンシップは大きな意義があると位置
づけ、その推進を図ることを提唱している。このような時代の要請に、学生が積極的に参加でき
るよう支援することが、この科目の目的である。 受け入れ側の企業、団体によって、個別に決
定される。
授業課題で多用されるリポート作成・発表資料作成などに必要な応用ソフトウェアについて、
MSワードを使用し文書処理の基本確認と効果的文書の作成方法・印刷出力等を学ぶ。また、プレ
ゼンテーションツールとして、MSパワーポイント(授業回数3回程度)を使用し、提示方法の基
本と適切な内容把握・伝え方について学ぶ。
授業課題で必要となるデータ処理・表計算などが作成できる応用ソフトウェアとして、MSエク
PC演習B(エクセル) セルの利用方法を基礎から学び、操作方法の知識・技術の向上を目指す。とくに関数等について
は課題を繰り返すことで、論理的思考を学ぶ。
データ処理・表計算とプレゼンテーション手法、文書処理の各応用ソフトウェアについて基礎
的内容を習得している学生を対象に、MSエクセルとMSパワーポイントを主体に応用・展開した内
PC演習C(応用)
容を学ぶ。また、高学年の授業で必要となる的確な資料等の作成・発表の工夫など、各自の目的
に近づくための実践的な進め方を学ぶ。
教育原理Ⅰ
教育とは何か、何のために、どのように、ということを理解するため、教育原理Ⅰでは教育の
意義と目的、教育に関する歴史的な事項、教育に関する様々な思想などについて学習し、教職に
必要となる基礎的な知識や理論の習得と教育に対する姿勢・態度の育成を目指す。
教職に必要となる教育の基礎理論に関する事項を学習する。教育原理Ⅰでは、上記の教育目標
にあわせ、教育の理念、歴史、思想、様々な教育理論、教育目標と内容・方法の関係などを学習
する。
教育原理Ⅱ
教育の社会的基盤、教育の目的・内容・方法、経営、教育制度、教育法規などに関する基礎
的・基本的な知識を身に付けることを通して、学校現場に根ざした教育の原理と実践的指導力を
養うことを目的とする。
教育に係わる社会的・制度的または経営的事項に関する科目は教職を履修する上で必修であ
る。教育の社会的背景、社会的基盤などに触れながら経営・制度・法規・学校の危機管理論な
ど、実践に即して講義する。授業によっては、グループ別ディスカッション、レポート発表など
を実施する。
教育心理学
教育心理学とは、学校や家庭での教育活動、個人の学習、そしてこれらの相互作用の結果とし
て生じる個人の精神発達や人格形成といった教育過程について心理学的に明らかにし、教育実践
に貢献しようとする心理学の一分野です。この授業では、教育心理学の基礎知識を学習し、ま
た、その知識を自分たちがどのように役立てることができるのかを考えていきたい。
人権教育とは、「人権尊重の精神の涵養を目的とする教育活動」を意味し、「国民が、その発
達段階に応じ、人権尊重の理念に対する理解を深め、これを体得することができるよう」にする
ことを旨とするものである。学校教育においては、児童生徒一人一人が「人権の意義やその重要
性についての正しい知識」(「審議会答申」)を十分に身に付けるとともに、「日常生活の中で
人権教育の理論と指導 人権上問題のある出来事に接した際に、直接的にその出来事はおかしいと思う感性や、日常生活
において人権への配慮がその態度や行動に現れるような人権感覚」を身に付けることが大切であ
法
る。そのための人権教育の理論と指導法について学びを深める。
「人権教育の指導方法等の在り方について(第一次・第二次・第三次とりまとめ)を軸とし
て、歴史的変遷及び法的視点から、人権・同和教育の見直しをする。さらに、日常生活での人
権・同和教育の在り方を考察し、在るべき人権感覚や態度、行動にまでその意識を高めたい。
19
集中
科目
区分
大
学
共
通
科
目
授業科目の名称
生命科学入門
ヘルシーダイエット
自然と環境
人
文
学
部
共
通
科
目
講義等の内容
特別支援教育全般にわたる基礎的な理解とその教育的対応について理解する。特に、自閉症や
軽度発達障害(LD、ADHDなど)の問題、特別支援教育の現状と課題については特別支援学校や特
別支援学級、通級学級の実践事例を通して理解する。特別支援教育の入門的な授業になるよう
に、可能な限り具体的な資料を提示して授業を展開していく。
選
択 障害児教育の理論と指 ①「障害」とは、特別支援教育の理念について
②特別支援教育に関係する法令
科 導法
③視覚障害・聴覚障害・運動障害・知的障害・病弱虚弱・情緒障害・言語障害・及び発達障害
目
(高機能自閉症・学習障害・注意欠陥多動性障害)など、それぞれの特性と課題及び教育につい
て
④授業演習
ジェンダースタディ
選
(女性と社会)
択
科
目
生命科学の基礎から先端的な分野まで、重要なトピックを概説し、生命科学分野の現在とこれ
からを見つづける基本的な知識と視点を持つことを目的とする。
最近の生命科学分野の急速な進展は、関連領域のみならず、広く一般へ大きな影響を与えてい
る。例えば、医療技術の進歩による「医の倫理・生きることの質」に関する議論、移植医療に関
する問題、クローン技術、遺伝子操作農作物、遺伝子医療などがある。これらは、報道で取り上
げられるだけではなく、現実に我々の生活に浸透しつつあるものである。この授業では、これら
の話題につながる、基礎的な生命科学の知識を講義し、最近の話題との関連を概説する。これに
より、我々の生活に様々な形で影響する生命科学分野を最大限に正確にとらえられるようにして
いきたい。授業内容の主要項目は以下のとおりであるが、実施内容が前後する場合がある。
ヘルシーダイエットとは健康な食事を意味する。この授業では健康な食生活を過ごすために必
要な基礎知識を学び、生活習慣病の基となる肥満予防について考え、その実践的な行動について
学習する。
平成17年に施行された「食育基本法」を基に自分の健康と望ましい食生活について理解する。
また自分の体は自分で管理し自分で健康を維持していく事を基本に、そのために必要な食品学、
栄養学、調理学などの基礎的知識を学習する。更に自分の食事を自分で整えることができる力を
培う。
1. 自然環境破壊による生態系の変化が、人間の生活環境と発達、また、人間と共生している
生物の生息環境を脅かしている実態を認知する。これにより、環境に対する人間の意識改革が、
自然環境を保全することを理解する。
2. 自然環境保全のために、ひいては地球を救うために、今、我々が何をなすべきかを考え、
すぐにできることからの実行を促す。
グローバルな自然環境に関して、大昔、地球に大気ができ、海ができて、そこに生命が生まれ
た。大気や海の環境が変化するにつれて、それに対応して、生命も進化していった。その結果と
して「ヒト」が誕生した。ところが、「ヒト」は便利さや豊かさを求めすぎて、自然を破壊しつ
つある。生物は環境にあわせ、環境を巧みに利用して生活を営み、環境に適応することによって
種の保存をはかっている。ところが「ヒト」の活動によって自然本来の環境が破壊され、それに
よって生態系がいかに変化しているかを考え、その保全策について理解する。
「男女共同参画社会」が言われ始めてある程度の時間が経過した。また21世紀も10年を経過し
ますが、現在の社会は皆さん方女性にはどのように変わって来ているだろうか。人歴史的観点か
らすると女性の「社会の中での役割」はどのように考えられ、また現在ではどのような状況に
なっているのか。こうした社会経済的視点から「ジェンダー」を捉え直していくことをとおし
て、自分の性と社会とのあり方を自分で思考する力をつけることを目標とする。
皆さん自身の性である「女性」は、どのようなかたちで歴史に登場し、あるは登場してこな
かったのか、これらを踏まえながら「ジェンダー」をめぐる歴史的状況をみていく。その上で
「ジェンダー」の視点から女性の社会的状況は現在ではどのようなものであるのか。就職活動と
も関連する「社会進出する」女性の現状を捉える。なお根強い性別による固定的役割分担意識や
職業上の性差別の現状。他方で、「男女共同参画」社会の実現が叫ばれている。今後、人間とし
て「ジェンダー」をどうとらえるのかの一つのヒントとなる情報や資料を提示する。
ジェンダースタディ
(女性と性)
生物界では「性」を介さないで「繁殖」を行っているものは想像以上に多い。そうであれば、
増やすという意味では、必ずしも性は必要ではない。では、「性」とは何なのか。なぜ「性」が
出現したのか。男(雄)と女(雌)はどう違い、どのように理解されているかを学んだ上で、人
間と動物の性を比較しながら、「男らしさ」とか「女らしさ」とは何かを考察するとともに、人
類が育んできた文化と性とのかかわりについても触れる。
ジェンダースタディ
(女性と聖書)
聖書とは、人間の本質的な姿、人間とはどういう存在であるかが深く描写されている書物であ
る。ジェンダーとは、女ならばこうあるべき、男ならばこうであってはならない、などという
「作られた」性別のことを言う。それは、社会や文化、時代によって違うもので、いつどこで
あっても変わらない身体的な性別とは別のものである。聖書で語られる女性の姿を読みとり、現
代社会との関連において、女性の生き方を考える。
聖書の時代の文化・歴史的背景を理解し、聖書が、女性をどのような存在だと語っているのか
を読み取る。聖書は女性差別をしているという誤解があるが、深く読み込んでいくと、聖書に現
れる女性思慮深く、しっかりと自分の人生を生きている場合が多い。また、聖書自体は女性を男
性の下には置いていない。聖書に出てくる女性の姿を通して、現代社会や家庭における女性の立
場について考察する。
人権と法(著作権法を
含む)
日本国憲法
「人権」という言葉はいろいろな場面で用いられる。様々な人たちが、それぞれに「人権」の観念
を有する。この講義では法律学、特に憲法学における「人権」とは何かを問うことになる。講義全
体を通して、「人権」を具体化し、あるいは制約する法律の存在をも念頭に置く。憲法上の権利で
ある「人権」と法律上の権利との異同を意識して欲しい(憲法条文と法律の所在については、その
都度確認する)。社会で生ずる様々な問題の中での「人権」の所在、また、ここで当事者が主張す
る権利の「人権」性について、各自の理解を深めてもらうことに、この講義の目標がある。
前期に開講される「日本国憲法」では、日本国憲法の全体像に目を向けて体系的に講じている。
後期に開講されるこの講義(「人権と法(著作権法を含む)」)では、日本国憲法のうち、特に「人
権」保障規定に関する部分についてより深く学ぶことを目的とする。ここでは、現代的な諸問題に
焦点をあてながら、以下に示すトピックに内容を絞って講じる。
受講者自らが「主権者」として、主体的に日本国憲法に向き合う機会にしたい。あくまで法律学
としての憲法学への着想をしっかりと身につけてもらうことが、この講義の目標である。
従来からの学説および判例を踏まえた基礎理論を軸に、過渡期にある日本国憲法の現代的課題
にも目を向けながら、日本国憲法への理解を深める。体系的・網羅的に日本国憲法の内容を講ず
る。
20
備考
科目
区分
人
文
学
部
共
通
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
文化人類学
文化人類学は、おもに異文化の人々の生活をフィールドワーク(現地調査)しながら、世界各
地の様々な地域に暮らす人々の文化の普遍性や特殊性について理論化することで、人間の生活文
化の諸相を切り取る視点を提供してきた。この授業では、「他者」の目線を通して自分たちが
「当たり前」だと思っていることをとらえ直す文化人類学的なものの見方を身につけることを目
指す。
文化人類学は私たち人間の生活文化の諸側面を見つめる学問分野である。この授業では、そも
そも「人間」の定義とは何かにはじまって、人とモノの区別、人と人のやり取り、世界の見方、
社会の中での男と女など、私たちの生活に関わる様々な側面について、トピックごとに整理しな
がら解説していく。
社会学入門
社会学の基礎的な理論や方法論を修得する。
社会学は人間関係や集団、社会現象、社会の仕組みなどを対象とする学問である。こうした社
会学の対象は、私たちの日常生活に密接に関係していて、私たちは特にその内容を吟味したり、
説明したりすることなく、「当然のこと」としてあまり深く考えない。社会学では、「当然のこ
と」、「常識」あるいは「自明なこと」として深く考えないことを対象にして、その内容の理解
を深める。本講義ではそうした分析の成果としての理論や方法論を紹介し、それを実際に使って
社会現象を分析していただく。
経済学入門
現代経済社会の基礎的な特徴を学び、その基本的な特徴にかんする理論的把握(ミクロ理論・
マクロ理論)の概要を理解してもらい、「市場社会」を核にした現代社会についての基礎知識を
習得することを目標とする。
現代社会は、その基盤を「商品(他の人に売るために作ったモノ)経済」に負っている。普段
の生活では特に意識することの少ないこの事実が経済社会の法則性をしめす特徴である。現代の
経済社会が一応安定的に機能している原因が、「市場」の調整メカニズムにある点を考えてい
く。その理論的把握である「価格理論(ミクロ理論)」と国民所得理論(マクロ理論)の概要に
ついてDVD教材も大幅に活用しつつ展開していく。これらと並行して現代の「市場社会」の具体的
な制度や状況、その働きの意味なども講義する。
国際経済論
日本は戦後物質的な豊かさを達成してきましたが、それもすべて、国際経済と結びついてのこ
とである。この点を踏まえつつ、国際経済や国際的諸事情についての基本的知識と理論を概説し
ていく。その中で、世界の歴史はいろいろな意味で、経済的問題が国際社会の状況を大きく左右
してきたことを理解してもらう。そこから現在の皆さんの生活がどのように国際経済の問題と接
点をもっているのか、その思考力をつけてもらうことがひとつの目標である。
国際的な経済的関係が形成されてきた歴史を、まず、長い人類の歴史の視点から概観し、とく
に15世紀以降本格的に経済的な結びつきを強めて発展していった世界資本主義社会の展開をみて
いく。その上で、現代国際経済の20世紀以降の特徴を解説していく。それに平行して、国際経済
に関する理論的把握の基本的思考も紹介する。21世紀に入って10年が経過したが、先進国と発展
途上国とのギャップはなお残存しているし、国際金融の世界は非常に複雑怪奇な展開を示してい
る。戦後の日本社会はこうした国際的関係の中でその豊かさを享受してきたわけだが、その過程
の大きな流れも学んでいく。
政治学入門(国際政治
を含む)
日本の政治家、マスコミが自分達の役割を果たせないのは、政治に固有の価値基準が、日本の
教育課程において教えられていないところに要因がある。本講では、20世紀最大の社会科学者
と言っても過言ではない、マックス・ウェーバーが語った政治の本質を提示することによって、
政治とは何であるかが理解でき、これまでの政治に対する各自の評価が変わっていくことを目標
とする。
政治を本質的に理解するには、本来あらゆる分野の知識が必要であるが、とりわけ一番重要な
ものが、ウェーバーが言った、「政治は道徳・宗教ではない」という価値基準である。政治学で
取り扱う項目は多岐にわたるが、ウェーバーが語った内容を政治理解の中心に据えると同時に、
政治の特殊性を絶えず念頭に置きながら、各テーマが政治全体からしてどういう位置づけになる
のかを考えることによって、政治学の知識を学習していく中で、政治をより実践的に捉えられよ
う。
国際法入門
国内法と国際法との違いを知り、国際法についての基礎的な知識を体系的に習得することを目
標とする。
国際社会で実際に起こっている事例の解説を交えながら、国際法とは何か、それが国際社会で
どのような役割を果たしているのかを解説する。必要に応じて日本の国内法(憲法、民法など)の
解説も行う。
国際社会と民族
「アジアに強いグローバル人材」育成が、本講座の目的です。私は「2011,グローバル人
材元年」だと主張しています。グローバル社会と言われ、国境を越えて、大規模に「人・お金・
モノ・情報」が移動する時代になりました。ボーダレス化が進むアジアは、変化の渦の中にあり
ます。そして国境を越えて、歌やファッション・スポーツなども多数移動することは、「iPod」
「Face Book」ですぐに理解できるでしょう。
授業は講義形式で進めますが、出来るだけビジュアルな教材を活用して、「イメージと音響」
にも訴えながら具体的に説明します。教師による一方通行になるのではなく、皆さんと双方向の
コミュニケーションを持つように努力します。「知的刺激に満ちた講義」を展開しながら、瞬時
に動く時代を読み解き、未来を予想し、論理的思考を養成して、学問の醍醐味を伝えたいと思い
ます。
人間形成と教育
大学における人間形成と教育 -イギリスの大学を中心として-
日本においてはじめて大学が開設される際に、研究中心のドイツ型大学と、人間教育中心のイ
ギリス型大学の両方を合わせもつようにしたいと述べられたことがあった。ドイツの大学とイギ
リスの大学についてのこのような理解が正確であるのかは議論の余地がある。しかし、以上の理
解は全く誤りとは言えない。以上のことは、一面の真実を見抜いていると思う。この講義では、
人間形成を行うイギリスの大学を明らかにする。
比較教育A(日本と欧
米)
イギリスとアメリカという2つの国の学校教育の現在を、現代日本の学校教育と比較し、あわ
せて、現代日本の初等教育や就学前教育での英語教育を考察する。
①学校教育の視点から、以上の2つの国と現代日本の学校教育の現在を比較検討する。
②外国の学校教育との比較を通して、受講学生とともに、現代日本の学校教育の改革や改善を
考える。
③単線型学校教育制度と複線型学校教育制度との相異、公立学校と私立学校の社会的位置づけ
の相異、各々の特有な学校の種類、最近の学校教育の動向を述べる。
選
択
科
目
21
備考
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
比較教育B(日本とア
ジア)
現代アジアの諸国の中で、韓国の学校教育を中心として、その学校教育の現在を、現代日本の
学校教育と比較し、あわせて、初等教育や就学前教育での英語教育を考察する。
①韓国では、国際化への対応から、英語教育は、小学校教育の中ですでに実施されている。日
本の小学校で英語教育を行うのか否かが話題になり、結局は、「総合的な学習の時間」の中の
「国際理解に関する学習」で、英会話を中心とした英語教育を行うことになったのだが、一つの
教科としてカリキュラムの中に正規に位置付くということでの本格的な英語教育の実施は、日本
ではまだ中学校以後となる。
②現代の韓国の小学校では、特殊な才能に秀でた子どもの能力を発達させるために、早期の進
級や卒業などとしての飛び級があり、また、特別の高等学校もある。
児童文学(英語)
子供時代を大切にした作家たちの作品を読み、子供時代を常にそばに持ち続ける彼らの思いや
姿勢を知る。
ペローやグリムを中心とした昔話の比較と、ユング心理学者の河合隼雄による昔話の解釈を学
ぶ。イギリスの児童文学ではヴィクトリア朝時代を中心にみていき、『不思議の国のアリス』
『ピーターとウエンディ』については、日本語訳で全読してもらう。作品を味わったうえで、
様々な視点から比較を試みる。
キッズコミュニケー
ション
児童英語教育法
備考
この授業では、小学校年代の子どもたちに対し、基本的な英語のスピーキング及びリスニング
スキルを上達させるための技術と方法を学ぶことを目標とする。ペアまたはグループに分かれ、
さまざまなゲームや活動をとおし楽しくかつ活発に英語を教える実践的な授業とする。
本授業では「児童英語指導法演習」や「フィールドワーク」の基礎作りとして、児童英語教育
に関する理論や実践を総合的に学びながら、将来児童英語教育分野に携わる教育者の育成を目指
す。
1)児童英語教育の教授法とその背景理論。
2)児童の学習についての考察。
3)児童の学習を促す活動の目的とやり方。
4)効果的な文字指導とフォニックスの方法。
5)教室運営の方法。
6)児童英語に携わる教師の資質についての考察。
「児童英語教育法」で学んだ理論を踏まえ、児童を対象とした英語の教授法の実践的教育能力を
養う。
児童英語指導法演習Ⅰ 1)児童英語教育で使われる教授法の確認
2)授業計画作成・模擬授業
3)公立小学校の授業見学
人
文
学
部
共
通
科
目
「児童英語教育法」で学んだ児童英語教育法の背景理論を踏まえ、児童を対象とした英語の教
授法の実践的教育能力を養う。「児童英語指導法演習I」で取り扱った内容をもとに、効果的な
指導法を学び、実践的な指導力の習得を目指す。
以下の内容を総合的に学ぶと共に、模擬授業を通して実践力を養う。
・児童英語に必要なモデルとしての発音・英語のリズムの体得・基礎的な英語の知識(文法や背景
児童英語指導法演習Ⅱ 文化について)の確認
選
・児童が楽しく英語を学ぶ為の効果的な指導法と演習・文字指導の効果的な導入方法と演習・授
択
業計画作成
科
・模擬授業・振り返りレポート・教室運営(classroom management)の方法と演習・英語での指
目
示(classroom English)の発音練習と演習 ・効果的なeclectic approachの実践方法など
児童英語フィールド
ワーク
児童日本語教育法
日本語コミュニケー
ション技法A
近隣の公立小学校でゲストティーチャーとして英語を教え、自分の教授法や教育に対する姿勢
などを振り返り、その反省をまた実践に生かすという経験を積みながら、児童英語教育における
実践的教育能力を養う。
1)大学の授業内で行う模擬授業
週1回の授業では、模擬授業を通して児童英語教育に必要なスキルは知識を総合的に学びなが
ら、ゲストティーチングに備える。
2)小学校でのゲストティーチング・授業見学
履修学生は大学で授業のない空き時間を利用し、各小学校で授業見学・ゲストティーチングを行
います。用意した指導案を十分自分のものにしてから、小学校でのゲストティーチングに臨む。
児童生徒を対象とした様々な日本語教育の考え方と具体的な方法を知ることが目標である。
児童生徒を対象とした日本語教育のバリエーションとそれぞれにふさわしい方法について学
ぶ。その方法にあった教材作りにも取り組む。
大学での勉学、また、社会で必要とされる日本語コミュニケーション能力を、特に「読む」面
から育成する。すなわち、種々の文章・文書・書籍を読み、その構成・論理構造、語彙・文体等
の特徴を分析・理解し、論旨を的確に把握する能力を養う。大学における諸科目の理解への応用
を図り、同時に、社会において必要な、課題・状況について思考・判断して行動する能力に基づ
く高度なコミュニケーション能力の土台とする。
日本語コミュニケー
ション技法B
大学での勉学、また、社会で必要とされる日本語コミュニケーション能力を、特に「書く」面
から育成する。すなわち、各学科演習科目等で行われるアカデミックライティング訓練の効果を
強め、同時に社会における種々の文章表現の特徴を理解し、目的に応じて、マナーも含めて適切
な文章を作成する能力を養う。図表を含む文書はその目的を理解、効果的に作成できるように
し、手書き文字についても適切な用字法の習得を目指す。
日本語コミュニケー
ション技法C
社会で必要とされる日本語コミュニケーション能力を、特に「聞く・話す」面から育成する。
すなわち、少数との会話、多数に向けた報告・発表、ディスカッション・会議等において、待遇
表現・位相語を含む適切な話し方・発声、質問の仕方・受け答え、会話・議論の展開等を理解
し、実践する能力を養う。各学科演習科目等の成果に加えることで、社会で必要な、多様な状況
を判断し、適切に対応する力の向上を目指す。
日本語教育概論Ⅰ
日本語教育に関する基礎知識を身につけ、日本語を学習者の立場から客観的に見る目を養うこ
とを目標とする。
日本語を外国語として教える前提として、日本語はどんな言語か、日本語教育文法は日本語母
語話者が学ぶ学校文法とどう違うのかなどについて学ぶ。また、日本語教育の現状や歴史につい
ても学ぶ。
日本語教育概論Ⅱ
日本語を教えるということはどういうことかを具体的に学び、理解を深めることを目標とす
る。
日本語を教えるというのはどういうことか、日本語教授法にはどのような方法があるか、日本
語のレベルや技能によって教え方はどう違うかなどを学ぶ。
22
リピート
科目
区分
人
文
学
部
共
通
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
日本語教材研究Ⅰ
日本語教育のさまざまな教材を体系的に理解し、教材選択と教材分析のために必要な基礎を身
につけることを目標とする。
日本語教材の種類、教授法との関連、教材選択の基準、教科書分析の基準、学習者分析の基準
などについての講義に基づき、レベル別の教材、技能別の教材の特徴をつかむために教科書の分
析・検討を行う。初級の教科書に従い、日本語の文型について学ぶ。
日本語教材研究Ⅱ
「日本語教材研究Ⅰ」で学んだことを基に、教科書分析などを通して、教材の用い方を理解し、
補助教材作成の手順などを身につけることを目標とする。
日本語の教科書(特に初級教科書)を教授法、文法、語彙などの観点から分析検討する。とく
に、日本語教材がどのように日本語文法を整理しているかを知る。補助教材の作成を試みる。
選 日本語教授法演習Ⅰ
択
科
目
日本語教授法演習Ⅱ
日本語教員養成コースの最終段階として、日本語教育概論や教材研究などで学んだ知識をもと
に、模擬授業などを通して、現場で必要とされる実践的な日本語教育の基礎を身につけることを
目標とする。
『みんなの日本語Ⅰ』を使い、各自担当の課を決め、指導案作成と模擬授業を行う。模擬授業
終了後のディスカッションを通して、受講者全員が各課についての理解を深め、授業方法を検討
する。
「日本語教授法演習Ⅰ」で学んだことをもとに、初級後半、中上級の日本語の教え方、および日
本語教育の多様性を学び、さまざまな現場に対応できる力を養うことが目標である。
『みんなの日本語初級Ⅱ』を使い、初級後半の教え方を学ぶ。また、『みんなの日本語』以外
のさまざまな教科書・教材に触れ、中上級の教え方、技能別の教え方、多様な学習者への対応な
どを学ぶ。また、留学生のための日本語クラスの授業見学を行う。
日本語教育実習を行なう。日本語教育現場で実際に教壇に立ち、学習者に日本語を教え、ま
た、日本文化を紹介することなどを通して、実践的教育能力を養う。
実習は、国内、または海外の日本語教育機関の現場が提供している実習プログラムに参加す
日本語教育実習フィー る。
ルドワーク
国内:日本語学校において日本語を教えることを学ぶ実習プログラム
海外:海外の小・中・高等学校・大学や日本語学校などの日本語教育機関において、日本語を
教えることや日本文化を紹介することを学ぶ実習プログラム
メディア史
広告論
映像論
地域メディア論
専
門
教
育
科
目
講
義
・
演
習
テレビやラジオなど、私たちの身近に当たり前のように存在するメディアは、そもそもどのよ
うに生成されてきたのだろうか。社会文化的なメディア論の視座から、その歴史を丁寧に紐解
き、紹介していく。
広告やマーケティングについて、その仕組みや特性について学ぶ。特に、媒体のデジタル化な
ど大きく変容する市場の動向に即し、広告業界の現状も織り交ぜながら授業を展開する。
映画やアニメーションなど映像作品について、その歴史ともに、制作技法や表現技法について
学ぶ。
私たちの地域はメディアにどのように表象されてきたのだろうか。私たちが地域について抱い
ているイメージは、メディアのあり様や、そこからの情報を切り離して考えることはできない。
この授業では、私たちの住むまちや、地域というものについて、メディアとの関係性の中から捉
え直し、これから求められるローカリティ、ローカルメディアとは何なのか、主体的に考えてい
くことを目指す。具体的な例にふれながら、演習形式で議論を深めていく。
マスコミ論
不特定多数の人々(大衆)に、さまざまな情報を伝えることがマスコミ(マスコミュニケー
ション)の役割で、テレビが長くその頂点にあった。インターネットの発達が目覚ましい現在、
情報の流通は双方向が基本になり、テレビなど従来型のマスコミも変貌を求められている。一
方、情報の選び方や価値判断のあり方は、媒体としてのメディアの動きとは別のところにある。
この科目では、取材者と対象者、加害者と被害者、強者と弱者など、さまざまな立場とその
「命」の関係をベースとして、マスコミの在り方を考察する。
実践時事問題研究
世の中の出来事はあらかた知っているつもりが、いざ就職活動で面接、といった大事な時にう
ろたえた経験を、多くの学生が持っている。それは、うろ覚えは役に立たないことを教えている
のであり、きちんとした学びが欠かせないことを示している。この科目では、授業その日の
ニュースを素材として、出来事への接し方から価値判断まで、または取材から報告までの、速さ
と正確さを、体験を通して身につける。
メディアのある社会ですごしていくための、重要なキーワードのひとつである「メディア・リ
選
択 メディア・リテラシー テラシー」について、基礎的な概念を学ぶだけでなく、携帯電話や、カメラ、写真など身近なメ
ディアを使った創作や実習を通して、より深く理解していくことを目指す。
科
目
メディアと文化の関わりは深い。例えば、多くの文化はメディアに媒介されている。また、私
たちの「生活様式のあり方」としての文化の中には、あらゆるかたちでメディアが織り交ざって
メディア文化論
いる。そうした、当たり前のように社会に溶け込んでいるメディア文化を意識化することを通し
て、私たちの日常生活について、批判的に捉え直していく。
メディアとことば
メディアの中で、特に言葉の果たす役割について考えていく。例えば、テレビでは、ラジオな
どと異なり、映像の力が大きいことは誰もが感じていることである。しかし、テレビの中でも言
葉の果たす役割は大きい。例えば。サッカーの試合中継において、同じ映像であっても、解説者
の話し方によって、視聴している我々が盛り上がったり、そうでなかったりする。こうしたこと
を手がかりに、メディアにおける言葉について考えていく。
「メディア表現研究」は、メディアの表現活動について、その特性を理解するための基礎とな
る理論だけでなく、実際のメディアにおける具体例なども交えながら、実践的に学んでいく授業
メディア表現研究A
(放送・映像メディア) である。「A(放送・映像メディア)」では、従来型マスメディアの中心にあったテレビが、イン
ターネット急成長の現代に、どんな役割を得ていくかを中心に、メディアの近未来を考察する。
メディア表現研究B
(新聞・出版)
メディア表現研究C
(広告)
メディア制作ワーク
ショップ
備考
「メディア表現研究」はメディアの表現活動について、その特性を理解するための基礎となる理
論だけでなく、実際のメディアにおける具体例なども交えながら、実践的に学んでいく授業であ
る。「B(新聞・出版)」では、活字メディアに照準し、その成り立ちや仕組みについて学ぶものであ
る。
「メディア表現研究」はメディアの表現活動について、その特性を理解するための基礎となる理
論だけでなく、実際のメディアにおける具体例なども交えながら実践的に学んでいく授業であ
る。「C(広告)」では、広告論等の講義で学習した知識を基礎としながら、具体的な制作実習などを
織り交ぜることで、私たちの日常生活に、特に密着したメディアのひとつである「広告」につい
て、その表現のあり方や、社会との関わりについて、主体的に考えていくことを目指すものであ
る。
雑誌や新聞、ビデオ作品など、私たちの身近にあるメディアを実際に制作することを通して、
その特性を知るとともに、表現力を身につける。体験実習型の授業。
23
集中
集中
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
放送局(テレビ・ラジオ)、番組制作プロダクション、新聞社、出版社といった、代表的なマ
スメディアの数か所を系統立てて訪問し、電波と文字それぞれの制作意図や過程を知る。生放送
マスメディア・フィー 中のTVスタジオや紙面の電子編集の実際はもちろん、携わるスタッフやキャストとの質疑の機
ルドワーク
会も、貴重な体験となろう。この科目は、基礎知識の習得を前提とするため、受講対象年次は2
年生以上とし、集中講義形式で開講する。
コミュニケーションの中で、言葉の果たす役割について考えていく。コミュニケーションの手
段は様々なものがあるが、その中でも言語の占める位置は大きい。日本語を言語学的に観察・分
ことばとコミュニケー 析するのではなく、コミュニケーションの観点から。観察・分析していく。言語学的研究とどう
ション
違った面が見えてくるのか、他のコミュニケーションの手段とはどこが異なっているのかなどを
考えていく。
企業活動の根幹にあるマーケティングについて、その基本を理解する。特に、マーケティン
グ・コミュニケーションについて、インターネットなどによるメディア状況の変容をふまえなが
ら、消費者・ユーザー・顧客とのコミュニケーションについて考えていく。
私たちは、相手とのコミュニケーションを通して様々なことを学び、発見することができる。
共通点を見つけることから何かが生まれ、また、互いの相違点について語り合うことで、発見・
対人コミュニケーショ 成長へとつながっていく。この授業では特に「一対一のコミュニケーション」を深く洞察し、浮
かび上がる課題にどのように対応していけばよいかを考え、さまざまな考え方や手法を学んでい
ン
く。これからの時代を自分らしく生き、そのことでよりよい社会を創りだす「対人力」を養うこ
とを目的としている。
マーケティングとコ
ミュニケーション
組織とは、どのような論理で動いているのであろうか。そして、組織の中で各構成員の協働が
組織コミュニケーショ 効果的に行なわれるには、どのような条件や働きかけが必要なのか。この授業では、組織理論に
関する、様々な事例を参考として取り上げ、特に組織とリーダーシップの関係性をわかり易く理
ン
解できるようにする。そして実際の組織運営に応用できる力を身につけることを目指す。
メディアとコミュニ
ケーション
古くは、紙にしたためた付け文が恋心の伝達手段(メディア)だった。太平洋戦争直後のわが
国では、橋のたもとで再会を約束した恋人同士がすれ違う、悲恋のラジオドラマが大ヒットし
た。インターネットが発達した現代ではケータイが万能選手で、約束の場所での行き違いは起こ
りようがない。しかし、メディアを介さない対面コミュニケーションには、衰退の気配さえあ
る。なぜか?どうすればよいのか?古くて新しいこの問題を考察する。
デザインとコミュニ
ケーション
グラフィックデザインや、プロダクトデザイン、建築デザイン、環境デザインなど幅広いデザ
イン分野を対象に、設計過程を意思疎通という点から考察する。デザイナー個人が行うデザイン
行為を自己内コミュニケーションという観点で考察する、またグラフィック作品や道具、製品を
機能という観点とは別のコミュニケーションの媒体として考察する。
近年、「つながり」という言葉が多用されている。その背景には、携帯電話やSNSの普及など、
情報技術の革新やメディア状況の変容が少なからず関係している。しかし、そもそも「つなが
ネットワーク社会とコ り」とは何か、ネットワークとは何なのか。さまざまな領域で展開されている議論を手がかり
ミュニケーション
に、私たちの日常的なコミュニケーションのあり様を歴史社会的に再考することを通してアプ
ローチする。
専
門
教
育
科
目
講
義
・
演
習
選 文化とコミュニケー
択 ション
科
目
音楽をアイデンティティーの形成・発揚、及びミュニケーションの手段と捉え、アメリカのポ
ピュラー音楽をその社会制度、政治形態、産業構造などの文化的要素とのかかわりにおいて考
え、19世紀のミンストラル・ショウからヒップホップまで、さまざまなジャンルがどのように形
成され、発展したかをたどる。
異文化コミュニケー
ション
健全な国際的人間関係構築に必要なコミュニケーション能力、ものの見方、考え方について理
解を深める。特に「見えない」文化に焦点を置き、コミュニケーションスタイル、身体動作・接
触行動・空間と対人距離・時間の感覚などの意味づけ、文化の基本価値志向、ステレオタイプと
自文化中心主義の問題、カルチャーショックとその適応過程などを、シミュレーションゲームを
取り入れて概観する。
社会言語学
言語と、社会・人間の関係について考えていく。言語研究を言語そのものだけに絞って行うこ
とは、分析の上で有意義な点もある。しかし、本来、言語は人間が使用するものであり、人間の
存在なくして、言語は存在しえない。ここでは、言語を、人間ないし、人間の集団・社会とのか
かわりにおいて観察し、そこから言語のどんな姿が見えてくるかと考えていく。
ビジネスにおいてコミュニケーション能力の重要性は年々高まっている。なぜならコミュニ
ケーションに不備があると、それは信用力の低下、リスクの増大、金銭の支払い齟齬など、事業
ビジネスコミュニケー 継続(ゴーイングコンサーン)という企業が目指すべき目的を根幹から揺るがす問題を発生させ
るからだ。ビジネスのコミュニケーションの対象である、ステークホルダーは今や世界各国に存
ション
在するのが当たり前の世の中となり、多様化している。この授業はビジネスにおけるコミュニ
ケーションの目的、手段手法、とその役割や必要性を学ぶ。
異文化コミュニケーション、メディアコミュニケーション、ポピュラーミュージックとコミュ
コミュニケーション外 ニケーションなどのトピックを取り上げる英語の文献を読み、そうした分野に出がちな語彙を習
得するとともに、英語全般の読解力の向上を図ることを目的とする。「講読Ⅰ」では主要単語数が
書講読Ⅰ
限られた文献を使用する。
異文化コミュニケーション、メディアコミュニケーション、ポピュラーミュージックとコミュ
コミュニケーション外 ニケーションなどのトピックを取り上げる英語の文献を読み、そうした分野に出がちな語彙を習
得するとともに、英語全般の読解力の向上を図ることを目的とする。「外書講読Ⅰ」をふまえ、「講
書講読Ⅱ
読Ⅱ」では主用単語数のより多い文献を使用する。
英語表現とコミュニ
ケーション
アメリカのポピュラーミュージックとそのルーツに触れながら、英語のリスニングの向上を図
り、歌曲のテーマに潜む文化的・社会的背景と価値観を考察し、英語の歌詞の構造を研究する。
また、歌詞の和訳作業を通して日本語の語彙と表現力を伸ばし、指定されたフォーマットでバイ
リンガルの資料作成を仕上げる訓練を目的とする。
二次元の視覚表現のルールを学習することで、ビジュアル表現の入門的内容を説明していく。
視覚コミュニケーショ 視覚コミュニケーションのエッセンスであるピクトグラムについては概略を学習する。視覚的造
形要素を学習するうえで心理的効果は重要な位置を占めるので、造形心理を織り交ぜながら造形
ン論
バランスの学習を講義目標とする。
メディアアート論
現在すそ野を広げつつあるメディアアートについて、近年の作品を主体にデジタルあるいはア
ナログのメディアを縦横に利用した可能性と、アートの介在によるコミュニケーション方法につ
いて学習する。また作品はグローバルな観点から取り上げ、その手法の変遷と広がりを学習する
ことで、新しい着眼点と発想力の学びを講義目標とする。
デジタル表示論
近年のインターネットに代表されるデジタル表示画面の特徴的内容について、従来の伝達方法
との違い、特徴的な構成要素と作成過程にふれながら、デジタル表示の基礎的内容から汎用性の
高い方法論までの概要を学習する。また、現在表示されているデジタルサイト等を素材とするこ
とで実践的な感覚を養うことまでを講義目標とする。
24
備考
集中
科目
区分
授業科目の名称
比較美術表現論
デザイン形成論
デザインが制作されるまでの過程を、時代背景・地域特性・技術的側面・需要と供給の各方面
から横断的にとらえる。そのことからデザインの存在する意味を文化的視点だけではなく、工
学・科学技術との関連をふくめた具体的な視点を学習し、デザイン創造までの知識を深めること
を講義目標とする。
造形表現基礎
各種のデザイン・アイデアを着想・展開するうえで重要な要素である非デジタルで直観的な能
力・領域を対象に、身近な材料・道具を使いこなしながら、直接的な表現を可能とする基礎力を
身につける。スケッチ表現を基礎におき、着想から練り上げまでの各段階で直接的な方法論をみ
つけだし、デザイン等の完成イメージに近づく表現方法を演習形式で学習することを目標とす
る。
デザイン表現研究A
(色彩)
「モノ」と「光」の結びつきから得られる情報である色彩について、現象面では受け手の心理
による影響、理論面では仕組み・影響などを学習する。光の知識、色彩の基本原理、混色と配色
の原理について基礎知識を中心に学習し、それらは人の細やかな感情を表現し感覚に訴えかける
大切な手段であることの理解までを目標とする。
デザイン表現研究B
(印刷)
デザイン表現研究C
(映像)
デザイン表現研究D
(写真)
デザイン表現研究E
(CG)
デザイン表現研究F
(素材)
専
門
教
育
科
目
講
義
・
演
習
講義等の内容
人は皆、個性を持つ存在であり、そのことが社会生活においてどのように活かされてきたの
か、美術作品を通して学習する。人と普遍的な関係をもつ美術作品をテーマにすることで、自己
と他者との関係を考える糸口として、また歴史の批判に耐えて残ってきた、優れた美術作品の意
味を自分なりに感じ取れることを講義目標とする。
備考
ポスター制作や雑誌編集課題を通してDTPソフトやドロー系ソフトを使用した編集デザインおよ
びレイアウトの方法を学ぶ。またさまざまな印刷技術、紙材、製本技術などについて学外実習な
どをおこないながら学ぶ。
動画映像について、表現理論の展開や撮影機器、デジタル映像の基礎を学ぶ。ビデオカメラの
撮影技法やアニメーション映像作成技法およびパーソナルコンピュータを利用したノンリニア映
像編集を、グループ作業による作品制作を通して習得する。
WEBや広告における写真の使われ方・表現について考える。レンズの特性、シャッターと絞りの
相関関係、ライティング、撮影における光と影など写真独自の表現方法を学ぶ。またデジタル技
術を中心とした画像の加工方法について学習する。写真作品制作をおこなう。
デザインを展開する上で、必要な表現力・伝達力・感性力などの諸要素の充実をおこなうために
コンピュータを使用したデジタル感覚を養う。演習として取り組む課題の中でPC(Mac/Windows)
の違いや、デジタルカメラほかのPC接続できる周辺機器活用方法についても多く触れる。C.G.ソ
フトを中心に2次元・3次元のデザイン表現について学習することを目標とする。
(8 清川直人) 使用する素材や制作テーマを設定した造形・デザイン制作演習を通して、紙、木、 リピート
布、プラスチックなどの素材(材料)に固有のテクスチャ(平滑性、硬軟性、弾性、粘性など)
や素材に適した加工法、組み立て方、形態などを実感し、デザイン対象の目的と素材の関係につ *担当者は交
いて学ぶ。
互に隔年で
(75 金藤完三郎) サイン表示で使用される造形素材を中心に、文字表現を各種材料で作成し。素 開講
材による表現の違いを学習する。線材ではアルミ線・金属線・木質線ほか、面材では紙・ベニ
ヤ・アクリルほか、塊材では発砲材ほかを主材料として取り組む。また、材料がもつ既成の合目
的性とは違う使い方の可能性について試行錯誤するなかで、材料に対する加工法の知見が広がる
ことを演習目標とする。
選
択
科
目
メディアアート演習
マスカルチャー論
ビジネス英語
インターネットの活用を主体にメディアアートの基礎的手法について学習する。コミュニケー
ションはどのような状態から発生するのか、あるいはその要因としてどのような情報が利用可能
となるのかなど、行為と結果についてデジタルからの視点を中心にアナログ情報にふれながら学
習することを演習目標とする。
マスカルチャー、あるいはポピュラーカルチャーの批判的検討。音楽やスポーツ、ファッショ
ンなど、当たり前で、身近な文化と、私たちの日常生活との関わりについて、カルチュラル・ス
タディーズの視点などを取り入れながら考える。
最近は、社内公用語を英語に決めた日本の企業もあるほど、ビジネスの世界での英語の受容性
が増しています。そこで、このクラスでは、ビジネスの現場で役に立つような英語を学びます。
ビジネスの現場で使われる語彙や表現、履歴書をはじめとする様々な書類の書き方など、他の英
語のクラスではなかなか学ぶことができない実践的な英語を学びます。
楽譜制作ソフトの実習を通して、五線記譜法について確認し、既存の音楽作品をヒントに、旋
律の作り方、コードネーム、編曲法、楽器編成、音楽の構成法等基礎的作曲法を知り、自分自身
の作品を楽譜として完成させる。
音楽を相互コミュニケーションの一種と捉え、歌唱(声)・舞踊(身体)・演奏(楽器)とい
サウンド表現演習B
うコミュニケーションの手段(媒体)による表現力を考え、広く深い人との関わり方を求める。
変容の大きな音楽ビジネスの現状のなかで、自らの作品を多くの人に届ける(配信する)手法
を学ぶ。作詞、作曲、歌唱、それぞれの音楽手法の基礎を学び、音楽によって自らが伝えたいこ
サウンド表現演習C
とを表現し、音楽表現の可能性を模索する。
インターネットの普及浸透および常識・リテラシーの定義が日々変動する状況を受け、 広告広
報のあり方の転換が求められている。殊に、コピーライティングは単なる作文や言葉遊びではな
コピーライティング研 く、経営や消費の本質を考えるディレクションを射程に含む必要がある。当科目は、刻一刻と移
究
り変わる広告シーンに対応できるコピーライティングの諸相に直に触れ、その礎を育てることを
目的とする。
サウンド表現演習A
情報処理A
デジタルデザインの応用として、高年次講義および広く社会生活で活用できるテクノロジー系
中心の知識について学習する。基礎理論・コンピュータシステム・技術要素などの知識を深める
ことで、デジタル化・インターフェイス・通信ほかの諸要素について現在普及している内容をと
らえることを講義目標とする。
情報処理B
デジタルデザインの応用として、高年次講義および広く社会生活で活用できるマネジメント系
中心の知識について学習する。システム開発プロセス・プロジェクトマネジメント・サービスサ
ポートなどの知識を深めることで、プロジェクトとマネジメントほかの諸要素について現在普及
している内容をとらえるとともに、情報処理領域の主要項目を俯瞰することを講義目標とする。
情報処理C
デジタルデザインの応用として、高年次講義および広く社会生活で活用できるストラテジ系中
心の知識について学習する。企業と法務・マーケティング用語・電子商取引などの知識を深める
ことで、企業と財務・経営戦略ほかの諸要素について現在普及している情報・資源をとらえるこ
とを講義目標とする。
25
集中
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
ワークショップ共
通の 講義内容
ワークショップA~Gの講
義等の内容は以下
に記載
教員ごとに設定したテーマに従って学生グループで資料収集や様々な調査、ディスカッショ
ン、共同作業等を通して、設定されたテーマについての理解の深化や課題の発見、解決策の模索
を行う。
ビジュアルデザインを中心に、何がデザイン要素として成立しているか、または形成される過
程で何が発端と考えられるかなど、現象の背景にあるデザイン要素について学習する。またデザ
インとその他の造形表現の境界を考察し、それぞれの概念をとらえ直すことを目標とする。
グループでの作業に重きを置いて授業を進める。道具や機器、環境について、現状調査やディ
スカッションを通して問題点の洗い出しや検討課題設定を行い、グループでのリデザインを試み
る。
コンテンポラリーゴスペルの歌曲を中心に、英語でゴスペルを歌う。英語の発音やリズムのポ
イントを学び、原曲を聞き込み、メンバーの音域によってパート別練習を行い、全体で歌い込
む。最終的には学内で成果を披露する。「フィールドワークC」の同時履修も望ましい。
どんな分野であれ、広めるべき情報が決まったら、次はそれを、簡明に・正確に・早急に発信
しなければならない。そのために必要な、コンパクトで誤解を生みにくい文章を書く力を、受講
生がお互いに“赤ペン先生”の関係の中で身につける。
学生にとって、身近なコミュニケーションの道具を取り上げ、観察・分析を試みていく。友人
とコミュニケーションをとる方法は様々ある。話し言葉や書き言葉、さらにそれらを伝えるメ
ディアの手段も様々である。我々がいくつかのメディアを使って、ことばを伝える際に、どんな
方法があるのか、どんな工夫をしているのかといったことを、学生のもつメディアの言語資料を
使って、研究していく。
リピート
日本語教育スタンダードと「Can-do」を理解し、日本語コースの方針、目標、目標に沿った学
習内容、学習成果の評価について考え、コースデザインを組み立てる。このコースデザインに合
わせた教材、ポートフォリオを活用するための評価基準シート、自己評価チェックリストなどを
作成したり、学習の記録方法を考える。
リピート
ワークショップF
リピート
ワークショップG
「メディア・リテラシーワークショップ」に関する実践型の授業。私たちの日常生活に当たり
前のように存在しているメディアについて、その特性を理解し、批判的に受けとめるだけでな
く、メディアをつかって表現することをとおして、主体的に新しいコミュニケーションを創出し
ていくことを目指す。そのためにデザインされたメディア遊びや、創作活動など、ワークショッ
プをおこなうもの。
ワークショップA
ワークショップB
ワークショップC
ワークショップD
ワークショップE
専
門
教
育
科
目
講
義
・
演
習
選
択
科
目
備考
フィールドワーク (概要) 担当教員の専門に沿った様々な事柄について実地調査や学外研修を行い、成果をレポート
などにまとめる。
共通の概要
フィールドワークA~Gの講
義等の内容は以下
に記載
ビジュアルデザインを中心として、その成立から役割・実際の効果ほかについて、地域性・環
境による相違点等を見出し、デザイン効果の広がりを歴史・地域などから学習するための実地見
フィールドワークA
学をおこなう。デザイン全般についてその存在意義を確認し、デザインの概念を深めることを目
標とする。
リピート
リピート
リピート
リピート
リピート
我々の身近な環境から、街並み、サインシステム、屋外広告物などについて学外での実地調査
を行い、現状把握や新たな提案などを考えていく。
「ワークショップC」と連動した実践型授業。地域の福祉施設や学校などでゴスペルミュージッ
クのライブイベントを企画・実施する。その一環として、基本的な音響機材の扱い方や舞台上の
演出のポイントを身につける。
たとえば映画宣伝には、試写会、テレビ・ラジオやネットのCM、新聞・雑誌の広告、出演者
等の番組出演、原作本の出版、サイン会、その他、無数のメディアが使われる。こうした、街中
に散在する様々な“メディアミックス”の実際に出会い、収集、整理、考察することがこの科目
の目的で、受講生は数名ずつの班を組織して、共同作業をすすめる。
リピート
我々にとって、一番身近な言語、方言を題材に研究していく。我々は日本語を話しているが、
厳密には、皆、どこかの方言を話している。同じ県内でも、地域によって方言が異なることがあ
る。こうした方言は、いったいどういう言語なのか、実際、フィールドに出て、話し手に対し面
接・調査することによって、明らかにしていく。方言が単に珍しいとか変っているという感想に
とどまることなく、1つの言語としてみたときに、いかなる言語であるかを明らかにする。
リピート
「ワークショップ」の成果を基に、実際の日本語学習者あるいは模擬学習者を対象に授業を行
う。日本語学校や留学生別科の授業中に実施することは難しいが、週1回無料の日本語講座を行う
などの方法や、本学の留学生の協力を得るなどの方法で学習者を確保し、授業を実施、内容を検
討する。
リピート
リピート
フィールドワークG
社会における、さまざまなメディア表現の実際にふれるためのフィールドワーク。マス・メ
ディアだけでなく、市民のメディア表現、コミュニティメディア、私たちの日常的なメディア表
現など、広い社会的なコミュニケーションにおけるメディア表現の現状を紹介し、ときには、そ
うした現場で活躍する人々との交流をもつことで、現在進行形の問題として、メディア表現をう
けとめていくことを目指す。
日本語学概論Ⅰ
日本語とは、どういう言語かを解説する。我々にとって、空気のような当たり前である存在の
日本語を客観的にながめ、どういう言語であるかを考えていく。話せるからといって、その言語
を理解しているとは言えない。それは留学生の日本語に関する質問にすぐには回答できないこと
を考えれば実感できることと思われる。ここでは、日本語がどういう言語か、音声・文字などと
分野をわけて、解説していくこととする。
日本語史Ⅰ
日本語の歴史について講義していく。現代語と古典語、例えば源氏物語の言葉を比べれば、随
分、異なっているようにみえる。しかし、日本語の歴史的変化をたどっていけば、昔と今はつな
がってくる。講義では、各時代ごとに区分して、その変化の道のりをたどっていきたい。古くか
ら残されている文字が書かれた資料を、言語の歴史解明の資料として位置付け、解読していく。
例えば、昔の発音はわからなくとも、書かれた文字は音声とのつながりがあるはずであり、その
文字を手がかりに、当時の発音を推定するといった作業を進めていく。
フィールドワークB
フィールドワークC
フィールドワークD
フィールドワークE
フィールドワークF
リピート
リピート
(注)
1 開設する授業科目の数に応じ,適宜枠の数を増やして記入すること。
2 私立の大学若しくは高等専門学校の収容定員に係る学則の変更の認可を受けようとする場合若しくは届出を行おうとする場合,大学等
の設置者の変更の認可を受けようとする場合又は大学等の廃止の認可を受けようとする場合若しくは届出を行おうとする場合は,この書
類を作成する必要はない。
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