応用・各論科目 看護展開科目 授業科目の名称 成人急性期看護援助論 講義等の内容 成人を対象に健康状態が急激に変化する急性期、特に手術療法を受ける成人患者に対 する看護援助方法を学習する。 周手術期・急性期看護の定義を学び、周手術期看護の専門性及び機能と役割を理解す る。成人患者が手術に伴う精神的な変化を理解する。 全身麻酔で手術を受ける患者に対する手術侵襲及び麻酔の影響を理解し、術前指導、 手術中の看護、手術後の合併症予防と早期発見及び周手術期を通しての身体的変化に伴 う日常生活援助の方法を修得する。 成人リハビリテーション期看護援助論 成人を対象に受傷から社会復帰に向けてのリハビリテーション期にある患者への看護援助方法 を学習する。 リハビリテーション看護の定義を学び、リハビリテーション看護の専門性及び機能を 理解する。障害を持った対象を理解するために有用な理論や概念を学ぶ。また、二次障 害の予防や早期離床を理解し、日常生活援助の評価方法やセルフケアについて学ぶ。 リハビリテーション期にある患者の筋力増強訓練、歩行訓練、呼吸訓練の指導方法を 習得する。また、行動変容が必要な患者への指導の方法論について学ぶ。 成人慢性期看護援助論A 成人慢性期看護援助論B [慢性的な健康課題をもつ患者の看護] 成人を対象に慢性疾患および慢性的な健康課題をもちながら生活する患者と家族の特 徴を理解し、疾病管理、療養生活への看護ケアに必要な理論と方法を講義と演習におい て教授する。 [終末期にある患者の看護] 終末期にある成人患者と家族の特徴を理解し、終末期の看護援助に必要な理論と方法 を講義と演習において教授する。 [呼吸器・消化器系の健康課題をもつ患者への看護] 成人慢性期看護援助論Aで学んだ知識に基づき、慢性呼吸不全・慢性肝炎等の消化器系 疾患をもちながら生活する患者の治療と疾病管理・療養生活への看護に必要な知識を学 習する。さらに看護実践において必要となる栄養管理の技術、身体症状のコントロール のために行う技法やリラクセーション法等の援助について実践的に習得する。 [代謝内分泌系の健康課題をもつ患者への看護] 成人慢性期看護援助論Aで学んだ知識に基づき、糖尿病をもちながら生活する患者の治 療と疾病管理・療養生活への看護に必要な知識を学習する。さらに看護実践において必 要となるセルフケア能力を高めるための患者教育方法・インスリン自己注射等の技術に ついて実践的に習得する。 がん看護援助論 [がん患者の受ける治療とその看護] 人は、がんの診断と病名告知を受けてから、治療や療養生活の過程で身体的・心理 的・社会的・スピリチュアルな苦痛を体験する。全人的な人間理解を基盤としてがん治 療を受ける人への看護とその人らしく生きるために必要な援助を学習する。また、適切 で効果的な看護援助を提供するために、事例を通して、患者に関する必要な情報の収集 と整理、その情報に対するアセスメント、看護における問題点を明確にし、看護ケアの 計画を立案するための看護過程の展開方法を修得する。 [緩和ケア] 身体的・心理的・社会的・スピリチュアルな苦痛を理解し、様々な苦痛を抱えるがん 患者とのコミュニケーション方法についてロールプレイで学習する。 精神看護援助論A こころのしくみと保健医療で学んだ精神疾患の疾患概念,症状,経過,治療について の知識を基盤とし,精神に健康問題を抱える人と家族に必要な基本的な看護援助につい て学習する。 対象理解,関係の成立に必要な看護援助について学習する。 日常生活を維持・改善のために必要な看護援助について学習する。 1 応用・各論科目 看護展開科目 授業科目の名称 精神看護援助論B 講義等の内容 精神看護援助論Aで学んだ知識を基盤とし,精神に健康問題を抱える人と家族を理解 し,個別的・具体的な看護援助について考える基礎的能力を養う. 薬物療法と精神科リハビリテーションの援助技術,退院促進と生活支援技術について 学習する.また精神の健康問題を抱える人と家族の事例を用いて看護過程を展開する 症状マネジメント技術について学習する. 小児看護援助論A 子どもの成長・発達を理解し、各発達段階の特徴に応じた日常生活のあり方や支援方法 を多角的に学習する。また、子どもに特徴的な健康問題を理解し、それが子供や家族に 及ぼす影響を考えるとともに、様々な健康レベルにある子供とその家族に必要な看護の 在り方を学習する。 小児看護援助論B 子どもの成長発達や様々な健康レベルを考え、小児に特有な看護技術について学習す るとともに、看護を受ける子どもやその家族の思いについて理解する。また、子どもと その家族の健康問題に対するアセスメント能力を習得するために、看護過程の展開につ いて学ぶ。 ウイメンズヘルス援助論A 思春期から更年期にわたる女性のライフステージにおける健康問題を理解し、一生涯 にわたる女性の健康とQOLの向上を目指した具体的な支援方法について学ぶ。ここで は、性感染症、子宮頸がん、望まない妊娠、不妊症、出生前診断、更年期障害、骨粗鬆 症の健康問題を取り上げる。さらに、月経周期やライフスタイルのセルフモニタリング を通して、思春期から成熟期における自己管理能力の育成方法を学ぶ。 ウイメンズヘルス援助論B 周産期~育児期にある母子の生理的、心理的、社会的変化や特徴、母子を取り巻く環 境について理解し、ウェルネスの視点から援助方法を学ぶ。看護過程の展開や沐浴・新 生児のフィジカルアセスメントなどのシミュレーション学習により援助方法を習得す る。さらにハイリスク妊娠やハイリスク新生児の特徴と家族を含めたケアの基本を学 ぶ。 高齢者看護援助論A 高齢期における加齢変化や疾病等により生じうる生活機能の低下について、低下のメ カニズムや日常生活への影響などを理解し、その予防や回復のために必要な看護方法を 学ぶ。高齢者看護援助論Aでは、生活機能低下を予防し、自立した生活拡大のための介 護予防を中心に、あわせて機能低下回復に向けての基本的な看護や家族介護者への看護 について学ぶ。 高齢者看護援助論B 高齢期における加齢変化や疾病等により生じうる生活機能の低下について、低下のメ カニズムや日常生活への影響などを理解し、その回復のために必要な看護方法を学ぶ。 高齢者看護援助論Bでは、生活機能低下回復に向けての具体的な看護、認知症高齢者へ の看護などについてを看護過程展開を中心に、グループワークや演習により学ぶ。 在宅看護援助論A 社会的背景を理解し、在宅で療養する人とその家族を対象に、療養生活を支える在宅 看護の特徴、看護過程の展開、基本技術について学ぶ。 ケアとキュアを統合した訪問看護師の役割と機能、地域包括ケアシステムや看護援助 に必要な理論とアプローチ方法、ケアマネジメント、チームケア、社会資源について学 習する。 在宅看護援助論B 在宅で療養する人と家族を対象に、病院・施設からの退院支援(移行支援)、医療依存 度の高い療養者の健康管理と医療的処置の技術、介護・福祉用具や住環境、介護家族へ の指導並びに意思決定支援等の相談援助技術、在宅における災害時の備えや感染予防に ついて理解できる。 また、超高齢社会における日本と諸外国の在宅ケアの現状を比較検討できる。 2 応用・各論科目 看護展開科目 授業科目の名称 健康教育論 講義等の内容 健康教育の理念、目的を理解し、個人および集団の保健行動獲得にむけた支援の実際 を学ぶ。 健康教育の意義や基盤となる保健行動の理論、方法論を学習し、健康教育の企画、実 施、評価の一連のプロセスを通して、対象の特性や健康レベルに応じた具体的な展開方 法を学ぶ。 国際保健 世界の人々の健康と保健医療の現状について理解を深め、人々の健康に影響を及ぼす 人口学的、社会経済的、文化的な要因について考える。また、国際保健の概念と国際協 力の組織、具体的なプログラムを知り、国際保健医療協力について考える。さらに、開 発途上国が抱える母子保健分野の問題をとりあげ、 国際保健におけるわが国の役割を考 える。 国際看護活動論 国際保健・看護協力における国や地域のアセスメントについて具体的に学ぶとともに 国際協力・開発の手法として用いられる参加型学習活動法の演習を通して開発援助のあ り方を考える。 3
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