きれいな水を 次の世代へ

上下水道局ホームページ(http://www.city.yokkaichi.mie.jp/ yk-water/)上でカラーで
ご覧いただけます。
広報よっかいち8月上旬号 別冊
きれいな水を
次の世代へ
四日市市における生活排水処理方法別の内訳
平成24年度版
生活排水特集号
平成24年8月5日発行
編集・発行/四日市市上下水道局
生活排水課
℡ 059−354−8221
〒510-0076 四日市市堀木一丁目 3 番 18 号
家庭から出る生活排水には、トイレ排水(し尿)のほかにお風呂や台所、洗面所などから出る生活雑
排水があります。河川や海など身近な水環境を守る上でこうした生活排水を処理する排水処理施設がと
ても重要な役割を果たしています。お子さんやお孫さんなど次の世代へきれいな水環境を引き継ぐため
に、生活排水処理施設の整備や適切なご利用にご理解とご協力をお願いします。
あなたの家ではどういう方法で排水を処理していますか?
し尿
(トイレ排水)
年度
平成 21 年 平成 22 年 平成 23 年
行政人口(人)
313,890
314,162
313,683
水洗化・生活雑排水処理人口
260,868
263,887
266,460
(汚水衛生処理率)
(%)
83.1%
84.0%
84.9%
公共下水道処理人口
200,783
203,486
205,156
(処理率)
(%)
64.0%
64.8%
65.4%
農業集落排水処理人口
5,391
5,522
5,633
(処理率)
(%)
1.7%
1.8%
1.8%
コミ・プラ処理人口
3,265
3,200
3,136
(処理率)
(%)
1.0%
1.0%
1.0%
合併処理浄化槽人口
51,429
51,679
52,535
(処理率)
(%)
16.4%
16.4%
16.7%
単独処理浄化槽人口
35,749
34,861
33,737
(処理率)
(%)
11.4%
11.1%
10.8%
汲み取りし尿人口
17,273
15,414
13,486
(処理率)
(%)
5.5%
4.9%
4.3%
下の図は、四日市市における
生活排水処理施設別の利用人
口割合をパーセントで表した
ものです。図の中で公共下水
道、農業集落排水、コミニテ
ィ・プラント及び合併処理浄化
槽はトイレ排水と雑排水を合
わせた生活排水全般を処理し
ており、その割合を汚水衛生処
理率と言います。四日市市では
この割合が 84.9 パーセントと
なっています。残りの 15.1 パ
ーセントはトイレ排水以外の
排水を処理しておらず、公共下
水道や合併処理浄化槽への転
換が非常に重要となっていま
す。
汲み取り
4.3%
生活雑排水
(トイレ排水以外の
すべての生活排水)
汲み取り
7.2%
単独処理浄化槽
10.8%
単独処理浄化槽
16.6%
公共下水道
56.0%
A
?
合併処理浄化槽
18.0% D
生活排水全体を浄化処
理して放流している割
合(A∼Dまでの合計)
平成18年 76.2%
平成23年 84.9%
合併処理浄化槽
16.7% D
公共下水道
65.4% A
公共下水道
農業集落排水
コミニティ・プラント
浄化槽
生活排水処理施設には大きく分けて、終末処理場で汚水を集中的に
処理するタイプ(①公共下水道、②農業集落排水、③コミニティ・プ
ラント)と建物の敷地の中で個別に排水を処理するタイプ(④合併処
理浄化槽、⑤単独処理浄化槽、⑥汲み取りトイレ)があります。さら
にトイレ排水のみ処理するものと生活排水全般を処理するものとに
分けられます。上の番号⑤と⑥はトイレ排水のみ処理し、残りの生活
雑排水は無処理のまま放流しているので、水環境がきれいになりませ
ん。
コミニティ・プラント
1.0%
C
コミニティ・プラント
1.0%
C
農業集落排水
1.2% B
平成18年度
農業集落排水
1.8%
B
平成23年度
生活排水全体を衛生的に浄化処理している人々の割合は、平成18年の 76.2%から平成 23 年の 84.9%
へと増加していることが分かります。一方でトイレ排水以外の生活雑排水を無処理で放流している割合は
23.8%から 15.1%へと減少しており、
今後も継続的に減らしていくことが重要です。
生活排水施設には様々
なものがありますが、この特集号ではその代表的なものとして公共下水道と合併処理浄化槽についてご紹
介しています。
電源は切らないで!
浄化槽を快適にお使いいただくために
図解 浄化槽(標準的な合併処理浄化槽)
浄化槽は下水道などの汚水処理施設が未整備の区域で、敷地内に埋設され生活排水を処理する施設
です。浄化槽内部では、微生物の働きにより汚水を浄化処理しています。このため微生物が汚水中の
汚れを分解しやすい環境を整えてやるため、日常の維持管理がとても重要です。浄化槽をお使いの方
には次の3つのことを行っていただくことが法律で定められています。
1
送風機
浄化槽に空気を送り込
んで好気性微生物を活
発にします。
保守点検
浄化槽は槽本体、その内部を区分けしている仕切り板、微生物を付着させるろ材な
どの各種素材でできた構造物と送風機などの機械部分が組み合わさってできていま
す。そうした構造や機械の稼動状態に欠損や故障がないか日常的な維持管理を行うの
が保守点検です。また同時に消毒剤などの消耗品の補充も行います。
浄化槽のタイプにもよりますが、4 ヶ月に1回以上実施することが必要です。保守
点検には専門的な道具や知識が必要になりますので、上下水道局に登録している保守
点検業者に依頼してください。
2
浄化槽上部に重いも
のを置かないで!
浄化槽本体
点検、清掃時に蓋を開けま
す。重いものでふさぐと浄
化槽が破損することも。
清掃
強化プラスチック製。内部
はいくつかの小部屋に分
かれていて、それぞれ機能
が違います。
長期間浄化槽を使用していると内部に分解されなかった固形物や微生
物の死骸が汚泥となって溜まってきます。そのまま放置しておくと浄化
槽の機能が低下して悪臭が発生したり、処理しきれない汚物が流れ出て
しまうことがあります。このため 1 年に 1 回以上、この汚泥を引き抜く
清掃が必要になります。清掃は四日市市の許可を受けた業者に依頼して
ください。
3
微生物が死滅して悪臭の
原因になります。
法定検査
保守点検や清掃が適切に実施されているか、浄化槽が性能を発揮し良好な処理水の水準を満た
す状態になっているかを確認するため三重県知事指定の検査機関(一般財団法人三重県水質検査
センター)が実施する検査を受けていただくことになっています。この検査は、浄化槽の使用開
始後 3 ヶ月から 8 ヶ月の間に受けていただく7条検査と、その後 1 年に 1 回受けていただく 11
条検査があります。私たちが安心な生活を送る上で欠かせない健康診断と同じようなものです。
日常の保守点検とは異なる検査機関が、また違った目であなたの浄化槽をお調べすることで漏水
などの不具合が見つかることもあります。浄化槽を長く、快適にお使いいただくためにも法定検
査の受検にご協力をお願いします。
消毒槽で殺菌処理し
てから放流
消毒用の塩素剤を定期的
に補充することが重要で
す。
放流先
処理してきれいになった
水を道路側溝や水路など
に放流しています。
<処理した後の水質はどのくらい?>
新しいタイプの浄化槽
汚れを 90%程度除去
し尿 13g
生活雑排水 27g
合併処理浄化槽
古いタイプの浄化槽
汚れを 65%程度除去
5g
し尿 13g
単独処理浄化槽
<地域啓発活動へのご理解・ご協力のお願い>
四日市市上下水道局では、皆さんに浄化槽の保守点検、清掃や法定検査の必要性へのご理解を呼び
かけたり、単独処理浄化槽をお使いの方々に合併処理浄化槽への転換をご提案するため、シルバー人
材センターに委託契約して、地域を巡回しております。担当者は身分証明書を携帯し、皆さんにお渡
しする啓発資料を携えて地域を戸別に訪問して、アンケートを取りながらお話を伺っています。
保守点検や清掃業者は別紙一覧の中からお選びください。
1 人 1 日当たりの生活排
水に含まれる汚れの量
をグラムに置き換えて
放流水 表しています。
4g
生活雑排水 27g
放流水
32g
合併処理浄化槽への転換をお願いします
四日市市上下水道局では合併処理浄化槽の設置に対して補助制度をご用意しています。特に特集
号裏面の緑線の外側の区域(下水道事業計画区域外)で単独処理浄化槽から合併処理浄化槽に転換
していただける場合には、基本の補助金に加えて浄化槽の大きさに応じた普及促進補助金の上乗せ
を行っています。きれいな水を次世代に引き継ぐため合併処理浄化槽への転換をお願いします。補
助要件等詳細は上下水道局生活排水課浄化槽指導係(354-8402)までお問い合わせください。
下水道工事にご理解とご協力をお願いします
受益者負担金のご請求
4
この生活排水特集号の裏面では、下水道整備の予定箇所などをご確認いただけます。地図中の緑線は
当面の下水道整備の対象区域である「下水道事業計画区域」です。また水色に塗られた区域は「現在下
水道をお使いいただける区域」
、赤線は「平成 24 年度の工事予定箇所」
、黄色に塗られた区域は「平成
24 年度から平成 25 年度に下水道が使えるようになる予定の区域」を示しています。
ここでは下水道事業により皆さんに下水道をお使いいただけるようになるまでの流れをご説明します。
下水道を皆さんにお使いいただけるようになるまでの事業の流れ
地元説明会の開催
1
説明会で皆さんにお伝えしたい大切なこと
・公設汚水ます(図中の☆)の位置を決めていただくこと
・工事の進捗の見通し
・その他書類の書き方や受益者負担金のこと
トイレ
台所
風呂
市では皆さんにより下水道をご利用いただきやすいよう、いろいろな制度をご用意していま
す。ここでは概略をご紹介しますので、申請要件など詳細は上下水道局生活排水課水洗化普及
係(354-8221)までお問い合わせください。
宅内排水設備工事費についてお考えの方へ
融資斡旋と積み立て奨励金の2つの制度があります。
測量調査実施前や下水道工事着工前に地
区市民センターや集会所などにお集まり
いただき、説明会を開催しています。
☆
下水道本管
宅内排水工事の実施
2
公設汚水ます
下水道工事は、市街地などの道路の下に管を埋設することか
ら、工事期間中、地域の皆さまには、交通渋滞や騒音・振動な
どで大変ご迷惑をおかけすることになります。上下水道局では
交通安全の確保を図るとともに、騒音、振動の少ない機械を積
極的に採用し、少しでもご迷惑のかからないように工事を進め
ていきますので、皆さんのご理解・ご協力をお願いします。
・水洗便所改造資金融資あっせん利子助成制度
くみ取り便所の水洗化や浄化槽から下水道への切り替えに伴い必要な工事費の融資を
金融機関にあっせんするほか、利子分を上下水道局から助成する制度です。実質無利子で
融資が受けられます。
・らくらく水洗化積み立て制度
下水道への接続工事に必要な資金とするため、事前に上下水道局への届出の上積み立て
預貯金をしていただき、工事を実施した場合に奨励金を交付する制度です。
下水道を引きたい場所が私道の場合
次の2つの制度があります。
・私道への公共下水道布設制度
私道への水洗化の普及促進を図ることを目的として私道の全ての土地所有者の同意
がある場合、一定の条件を満たしていれば市の負担で公共下水道を布設する制度です。
・私道への共同排水管設置費補助制度
上記の制度をご利用いただける条件を満たさない場合にも、皆さんが自己負担で私道
に排水管を埋設する際に、工事費の一部を補助する制度があります。
3
公設汚水桝
市の下水道工事が完了したら、お客様
ご自身で宅内の排水管を下水道管へ接
続する工事を実施していただきます。
市の下水道工事が完了し、皆さんに下水道をお使
いいただけるようになった段階で市が下水道整備
に使った費用の一部をお持ちの土地の面積に応じ
て皆さんにご負担いただくものです。下水道は、公
共施設ですが、道路や公園などと異なり整備が完了
した道路に面した土地を持つ方々が専ら利用する
ものです。このため整備費用の全部を税金からまか
なうのではなく、その一部を下水道が利用できる皆
さんにご負担いただくしくみをとっています。
下水道をご利用いただくための各種制度
玄関
市の下水道工事実施
下水道が整備されたら受益者負担金を
ご請求します。将来の下水道工事費に
充てるものですので、納付にご協力を
お願いします。
受益者負担金の納付にもご協力をお願いします。
排水設備
(お客さまの管理)
公共下水道
(市の管理)
アパートやマンションなどの下水道接続工事をお考えの場合
・共同住宅排水管設置費補助制度
多くの方が入居し、排水量が多く汚濁負荷が大きい共同住宅の下水道
接続を進めるため宅内排水設備工事費の一部を補助する制度がありま
す。
生活排水に関係した上下水道局の活動
上下水道局では皆さんに公共下水道をはじめとする生活排水処理施設の役割などに
ついて知っていただくため、いろいろな取り組みを進めています。夏休みに取り組んで
いただけるポスターコンクールの作品募集もあります。ご家族で一度身近な排水のこと
について考えてみませんか。
■第10回下水道普及促進ポスターコンクール
下水道は、豊かで快適な生活のため欠かせない公共施設です。上下水
道局では、下水道事業への関心や理解を深めることを目的にポスターコ
ンクールを実施しています。
詳細は下記のとおりですのでご応募ください。
●テーマ/下水道事業に関すること全般
●対象/市内小学校の4年生から6年生まで
●作品の提出は、2学期の始業日に各小学校へご提出ください。
●作品展示/最優秀賞、優秀賞及び佳作の計10点を次のとおり掲示
〔日永カヨー1階 中央広場前〕 9月21日(金)∼30日(日)
〔ララスクエア四日市 1 階 〕 10月1日(月)∼10月6日(土)
※最優秀作品は下水道事業のパンフレットに約1年間掲載します。
■生活排水対策キャンペーン
「下水道工事が始まるので汚水ますの位置を決めるように聞いたが、
どこにしたら良いのか分からない」
。また、
「下水道への接続を考えてい
るが、どうすればいいか分からない」、
「浄化槽の調子が悪いがどう対応
したらいいのか分からない」ということはありませんか。
公共下水道や浄化槽など身近な生活排水処理施設についてご提案し
たり、皆さんと一緒に考えるため、上下水道局職員による無料相談会を
開催します。
生活排水対策PRのため、風船や粗品の配布などもありますので、是
非みなさまでお立ち寄りください。
〔第1回相談会〕
〔第2回相談会〕
日時:9月30日(日)
日時:10月6日(土)
午前9時∼午後6時まで
午前9時∼午後6時まで
場所:日永カヨー 1階
場所:ララスクエア四日市 1階
中央広場前
(アピタ四日市)
第9回
(入選者の皆さんの学校・学年は昨年度のものです)
[優秀賞]
[最優秀賞]
常磐西小学校 6年
中山 諒祐さん
羽津小学校 6年
園田 藍子さん
―お知らせ―
●下水道を利用していただくには、工事を行う前に届出が必要です。
新築や水洗化工事(排水設備工事)をするときは、お客様から指定業者を通じ工事
を行う前に排水設備工事の届出が必要となります。
指定業者でない者が排水設備工事を行うことや、無届で排水設備工事を行うことは
条例違反となりますので行わないでください。
●アンケート調査にご協力をお願いします。
上下水道局では、下水道を利用し住み良い環境をつくるために、まだ下水道を使用
していただいていない家屋を対象に各戸を訪問し利用状況の調査を行い、利用してい
ただくようお願いしております。調査には協力をお願いします。
下水道普及促進ポスターコンクール優秀作品
富田小学校 6年
山本 茜音さん
[佳作]
富洲原小学校 6年
澤田 葵衣さん
八郷小学校 6年
藤井 柚希さん
四郷小学校 4年
梅田 航希さん
三重西小学校 5年
加藤 風香さん
大矢知興譲小学校 4年
伊左治 史佳さん
下野小学校 6年
松田 結衣さん
大矢知興譲小学校 5年
松永 泰征さん