News ChiCago Published Monthly by the Japanese Chamber of Commerce & industry of Chicago 1 2 2010 No. 98 2010 年度会頭ご挨拶 シカゴ日本商工会議所 会頭 What’s InsIde 2010 年度会員総会・新年会開催報告 . . 2 – 3 2010年度JCCC役員・担当 . . . . . . . . . . . 4 2010 年度 JCCC 主要事業報告 . . . . . . . . . 5 2009 年度 JCCC 主要事業報告 . . . . . . . . 6 –8 2009年度決算 2010年度予算. . . . . . . . . . . . . 9 2010年度JCCC基金理事会役員 . . . . . . . . . 10 2010年度JCCC基金事業の流れ . . . . . . . . . . 10 本 年 1月17 日の会 による教育環境の整備を行なって参る所存で 員総会におきまし ございます。 て 2010 年度シカゴ 2010 年度会頭ご挨拶 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 2010 年度 JCCC 主要日程 . . . . . . . . . . . . . . . . 8 井 上 俊 和(三井物産) また、1991年より設立されたJCCC 基金は、 日本商工会議所の シカゴ及び近郊の教育関係機関、NPO 団体に 会頭職を拝命する 対し様々なプロジェクト等への資金援助を続 ことになりました けています。寄付の累計は 2009 年度で総額 三井物産の井上で 270 万ドルを超え、総計 437 機関に基金を交 ございます。会員 付、地域企業市民としての役割を果たしてき の皆様方のご指導・ご鞭撻により重職を務め て参りたいと存じますので、何卒よろしくお 願い申し上げます。 ております。 このように現在の JCCC は一つの組織であ りながら、商工会議所、日本人会、日本語学 皆様ご存知のとおり、本会議所は本年、創立 校、基金などの様々な役割を担っており、そ 2009年2010年度 JCCC基金収支予決算 . . . . . 11 44 周年を迎えました。1966 年にわずか 58社・ の事業内容は、質、量ともに米国他都市と比 双葉会会長・校長からのご挨拶 . . . . . . 12 –13 機関のメンバーでスタートした本会議所が 較しても抜きん出た実績を示しております。 JCCC 会員様出版物紹介 . . . . . . . . . . . . . . 13 現在では約 500 件に及ぶメンバーにまで発 本年度の執行部におきましても、こうし 展することができましたのも、ひとえに会員 た良き伝統を引継ぐとともに、さらなる飛 の皆様のご理解、ご支援のお陰と心より感謝 躍を遂げるべく、会員の皆様の視点に立っ 申し上げます。 た事業を着実に実践して参りたいと存じま グランドキャニオン川下り 自動車産業セミナー 2009 報告 . . . . . . . . . . 14 ビジネス支援コーナー主催 企業戦略セミナー 報告 . . . . . . . . . . . . . . 15 JETRO・JCCC 共催 会議所設立後これまでの歩みを振り返りま す。会員の皆様及び地域社会に対するより JCCC 新年会協賛企業一覧 ................. 24 すと、その時代のニーズに合致した事業を企 よい事業、貢献活動の実施を図るとともに、 COMING UP !. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24 画・実施し、会員サービスに務めて参りまし 本会議所の活動を地域のより多くの方々に た。その結果、会員ならびに地元経済界との 知って頂き、ご理解を頂戴して、日系企業、 ビジネス交流事業はもちろん、多様な事業を 及び 「 日本 」 の当地域におけるプレゼンスの 実施するに至っております。 向上に努めて参りたいと存じます。 JCCC は、日米友好の促進に努め、会員皆様のビジ ネス支援、文化、スポーツ等の交流、日本語教育 環境の整備、充実等を通じ、皆様のお役に立つ 「場」を提供します。 会員ならびに地元経済界とのビジネス交流 会員各位におかれましては、引続き格別の 事業はもちろん、1966 年には双葉会日本語学 ご支援ご協力を賜りますよう改めてお願い申 校・補習校を設立したほか、78 年に設立した し上げます。 全日校は今年 32 周年を迎えるに至ります。ま Visit our Web Site at www.jccc-chi.org た、2008 年 4 月に開園いたしました全日制幼 稚園「すみれ幼稚園」 (年中・年長)も好評を 頂戴しており、本年度は更に年少組も新設さ れる予定で、従来にも増して、シカゴで生活 する会員子弟に対し、高いレベルでの日本語 ACTIVITY REPORT JCCC2010 年度会員総会・新年会開催される! 会員総会・基金総会 ナポレオンズさんを招いての新年会 会 員 総 会 ・ 基 金 総 会 Renaissance 会員総会・基金総会に引き続き、恒例の Schaumburg Hotel & Convention Center 新年会を開催しました。同会はシカゴエリ にて、会員総会および JCCC 基金総会を アの日本人コミュニティでは最大のイベン 開催しました。 トとしても知られ、今年も多くのご家族連 総会では梅津議長(あいおい損害保険) れを含む約 850 名のご参加を頂きました。 による進行の下、2009 年度事業報告・決 算案、2010 年度事業計画・予算案、2010 年 後藤義郎氏(後藤インターナショナル) 産)による主催者挨拶の後、来賓である久 度役員・理事案等が提案され、全議件と 斉唱、斉藤緑氏伴奏による日米国歌斉唱 枝譲治在シカゴ日本国総領事によるご挨 も 満 場 一 致 で 承 認 さ れ ま し た(詳 細 は により開会した新年会は、2010 年度会頭 拶が行われました。 その後、Al Larsonシャ 4 – 11 ページご参照)。 に就任した井上俊和 JCCC 会頭(三井物 ンバーグ市長による挨拶ならびに乾杯の ご発声とともに昼食が始まり、実行委員 会メンバーが事前に吟味を重ねて選んだ 豪華料理の品々をお楽しみ頂きました。 続く第 2 部では、2010 年度新年会の豪華 ゲストであるナポレオンズさんのショー を行いました。あっと驚くマジックから、 ちょっと考えるとトリックがばれてしま う面白マジックまで、痛快なトーク & ギャ グとともに次々と披露され、会場は一気に シカゴ商工会議所の皆様へ オヘア空港で和製デニーロ様に薦められて買った G 社のポップコーン(チーズ 味)を旨い美味しいといただきながら、めくるめくようなシカゴの日々を思い出 しております。大歓迎で迎えてくれた地元の小学校、日本語補習校の生徒さんた ち、日本国総領事公邸でのパーティ、新年会での公演、初めて尽くしの体験ばか りでした。加えて、まさかいただけるとは思わなかったシカゴでの日本食の数々。 シカゴで味わうきつねうどん、寿司、しょうが焼き、更には総領事公邸でいただ いたおせち、雑煮!あまりに本格的な和食ばかりをいただいたため、日本に帰っ てからステーキ、ハンバーグ等を食べてばかりいます。次回は、シカゴでステー キをぜひともいただきたいと願っております。シカゴ滞在中、お世話になったす べての皆様方に感謝しつつ、See You Again Soon!!! 2 JCCC NeWS ChiCago The Napoleons JaPaNeSe ChaMber of CoMMerCe & iNduStry of ChiCago ヒートアップ!子供から大人まで笑いに 2010 年度JCCC 新年会実行委員会 委員名簿 笑った楽しいショーとなりました。 担当 委員名 会社名 委員長 林 潤二 Mizuho Corporate Bank, Ltd. 企画・全体運営 田付 篤慶 A2 NOIR, Inc. 飯田 和晴 * I.T.A. Inc. 大春 敬 White Cube Real Estate Solution Services 今村 奈津子 Sumitomo Corporation of America 会場 柴田 剛志 Mitsubishi Electric Automation, Inc. 小澤 智之 Mizuho Corporate Bank, Ltd. 中野 正廣 * Sumitomo Metal USA, Inc. 清水 雅朗 Kikkoman Foods, Inc. 大久保 聡 Toshiba Machine Co., America 受付 三谷 哲郎 * Japan Airlines International Co., Ltd. また、公演の後の第 3 部では、JCCC 新 年会・初チャレンジとなる、テーブル対 抗クイズ大会を行い、シカゴにまつわる クイズ(選択式)にそれぞれテーブル毎に お答え頂きました。見事優勝したテーブ ルの方々には JCCC より Macy’ s の商品券 がそれぞれ配られました。また、クイズ大 敬称略・社名順不同、* チーフ 西本 邦夫 Sunstar Americas, Inc. 会に引き続き、JCCC メンバー企業等から 畑尻 郷 KIE/Kintetsu International 嶋田 隆雄 Nippon Express USA., Inc. 提供頂いた豪華賞品があたる「福引大会」 芝田 景 Nippon Life Insurance Company of America が行われました。今年も計 233 点もの賞品 清水 優 Nippon Life Insurance Company of America 賞品 中川 義継 Ark Technologies Inc. 池田 博光 Astellas Pharma Us, Inc Komatsu America Corp. を各社よりご提供頂き、賞品受賞者から 喜びの声が会場から溢れ、大盛況のうち 冨岡 周一 * に 2010 年度新年会は閉幕となりました。 小澤 慶二 Mitsubishi International Corporation 灘波 弘樹 Mitsui Rail Capital, Llc 山川 雅代 Nippon Steel U.S.A., Inc. 鍋本 淳一 Omron Management Center of America, Inc. 植谷 誠 The Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ. Ltd. 託児受付 ラーソン 有美 All Nippon Airways Co., Ltd. 前田 絢子 * Mitsubishi Engine North America, Inc. クラブドリー 昭江 NYK Line (North America), Inc. 米倉 美貴 JCCC ( 企画・全体運営 / 会場 ) 大植 リアン JCCC( 会場 / 託児) 山田 芳江 JCCC(総会 / 受付 / 賞品) 岡村 ホサナ JCCC(受付) 村上 りえ JCCC(賞品) 菅野 将弘 Eye from the Sky Inc. 事務局 カメラ ※JCCC 新年会の運営にあたり、企画・広報、受付、会場、賞品、託児班のメンバーとして、正副会頭会社様ならびに部会長会 社様を中心に「新年会実行委員」をご派遣頂きました。社業ご多忙の中、新年会当日だけでなく、事前の打合せミーティン グなど全てボランティアでご協力頂きました。ご協力頂きまして誠にありがとうございました。 JaNuary february 2010 3 ACTIVITY REPORT 2010 年度 JCCC 役員・担当 名誉会頭 久枝 譲治 渉外 PR 委員会副委員長 岸岡駿一郎 双葉会会長 岩下 重彦 在シカゴ日本国総領事 ITA, Inc. 日本通運 会頭 井上 俊和 渉外 PR 委員会副委員長 林 哲 双葉会副会長 山本 卓二 三井物産 三菱商事 オムロン 専務理事 新年会実行委員長 若宮 正吾 渉外 PR 委員会副委員長 加藤 仁 イリノイ会会長 壁下 新 住友金属工業 アークテクノロジーズ 商工業政策運営委員会委員長 石村 治 渉外 PR 委員会副委員長 文化運動部長 顧問 藤本 ラルフ 住友商事 髙橋 幸男 日本郵船 日米評議会 商工業政策運営副委員長 寺崎 直道 基金理事長 青木 文彦 顧問 舟井 勝 全日本空輸 三菱東京 UFJ 銀行 増田舟井アイファートミッチェル法律事務所 商工業政策運営副委員長 南 公敏 基金副理事長 イリノイ会副会長 篠塚 久志 顧問 後藤 義郎 日本航空 三菱電機 後藤インターナショナル コマツ 基金副理事長 林 潤二 顧問 高士 宗朗 みずほコーポレート銀行 日本貿易振興機構 渉外 PR 委員会委員長 青山 健郎 基金副理事長 清水 和生 常任監事 梅津 勝 新日本製鐵 キッコーマン・フーズ あいおい損害保険 渉外 PR 委員会副委員長 柴崎 亨 基金副理事長 樫井 正剛 会計担当役員 金 栄進 三菱重工 アステラス製薬 プライスウォーターハウスクーパース 商工業政策運営副委員長 文化運動部副部長 石田 浩章 東京海上日動火災保険 (敬称略 、 同一役職内氏名 ABC 順) 4 JCCC News ChiCago ACTIVITY REPORT JaPaNeSe ChaMber of CoMMerCe & iNduStry of ChiCago 2010 年度 JCCC 主要事業 基本方針 • 会員に役立つビジネス支援活動の充実 • 双葉会を通じた日本語による教育環境の充実 • JCCC、JCCC 基金による地域貢献・地域交流活動 の継続的実施 重点事業 1 . 組織基盤の強化 2 . ビジネス支援事業の充実 3 . 会員企業ならびに地域交流に資する事業の実施 4 . 戦略的 PR 活動の継続実施 会合、委員会、部会等 1 . 会員総会 / 定期理事会、新年会 1 月 17 日(日)新年会特別ゲスト : ナポレオンズさん 2 . 正副会頭会議 / 理事会(各 6 〜 9 回程度) 3 . 商工業政策運営委員会 : 年 2 〜 3 回開催予定 • JCCC ビジネスフォーラム(JBF)2010 の開催 • 2010 年版・中西部イリノイ州の経済の作成・情報提供 • 会員企業経営・業況調査の実施・情報提供 • その他ビジネス関連事業の実施 4 . 渉外 PR 委員会 • 日本語スピーチ・コンテスト (在シカゴ日本国総領事館との共催 : 3 月下旬) • 米国教師等日本派遣事業 JEEP (JCCC Educational Exchange Program) – JCCC 基金の事業としても位置づけ • ミシガン湖岸清掃ボランティア活動への参加 • さくらの木 3000 本プロジェクトの推進 • 双葉会交流プログラムの企画・実施 • 戦略的 PR 活動の実施 5 . 部会 : 各部会自主運営による見学会等の開催 6 . 文化運動部事業 • JCCC ゴルフ : 4 〜 9 月の開催 • 内閣総理大臣杯争奪 JCCC オープンゴルフの開催 • テニス部 : トーナメント開催支援(2 月下旬) 7 . 会員等向け情報提供・ 出版事業 • 会員企業向け E メールニュースの配信 • JCCC NEWS CHICAGO の発行(年 10 回発行) • 2010 〜 2011 年版会員名簿(DIRECTORY)発刊 • ホームページの運営 • ビジネス支援情報の提供 教育支援、地域貢献関連 1 . シカゴ双葉会(1966 年設立) • 学校運営費として 10 万ドル補助の実施 • 双葉会交流プログラムへの支援枠(5 ,000 ドル)の確保 • 双葉会会長、副会長を JCCC 会頭が指名 • 双葉会予算決算等を JCCC 理事会にて審議 2 . JCCC 基金(1991 年設立) • 募金呼びかけの継続 • JCCC 会費の一定割合 8 % の寄付実施 • 各種 FUND-RAISING イベントの企画・開催への協力 新年会、チャリティ・ゴルフ大会、その他イベント • 基金贈呈式開催と運営事務への協力 • JEEP 事業等の実施協力 3 . シカゴ日米評議会 • 隔月の例会開催と各日系人団体の活動支援 • 日米評議会会計実務、連絡運営等協力 4 . シカゴ日米協会 組織運営・各種事業への協力 • その他 JaNuary february 2010 5 ACTIVITY REPORT 2009 年度 JCCC 主要事業報告(案) 各種会合等 会員総会・定期理事会 1 月 11 日(日) 正副会頭会議(年 9 回) 2 月 10 日・3 月 10 日・4 月 14 日・6 月 9 日・7 月 28 日・9 月 18 日・ 10 月 22 日・11 月 19 日・12 月 18 日 定例理事会(年 6 回) 3 月 10 日・4 月 14 日・6 月 9 日・9 月 18 日・10 月 22 日・11 月 19 日 代表役員会 12 月 1 日(火) (代表役員選挙期間 : 10 月 19 日〜 10 月 30 日 / 開票日 : 11 月 4 日) 商工業政策運営委員会 3 月 10 日・11 月 19 日 渉外 PR 委員会 2 月 24 日・8 月 20 日 (2009 年度新年会)1月 11日、 (2010 年度新年会)11 月 3 日・12 月 3 日 新年会実行委員会 1 月 11 日(日)ゲスト : いっこく堂さん 新年会 (会員企業関係者、招待者、託児所等計 1 ,043 名) 2009年度新年会 ゲストのいっこく堂さん 部会(主な事業のみ) 金属部会 1 月 16 日 総会 5月〜7月 懇親ゴルフ (5 月 2 日・5 月 30 日・6 月 20 日・7 月 11 日・10 月 3 日) 電子部会 10 月 30 日 ビジネスインテリジェンス講座 金融部会 3 月 12 日 オバマ新政権の医療制度改革セミナー 12 月 11 日 総会 運輸・観光部会 シカゴ美術館日本語ツアー 機械部会 機械部品部会 物資・食糧部会 1 月 12 日 正副部会長引継ぎ 5 月 15 日 総会 9 月 26 日 シカゴ美術館日本語ツアー 2 月 11 日 正副部会長会議 6 月 18 日 国際会計基準セミナー 2月6日 正副部会長会議 4 月 10 日 正副部会長会議 6 月 25 日 債権回収セミナー 6月9月 懇親ゴルフ(6 月 14 日・9 月 20 日) 8月7日 キッコーマンフーズ工場見学 12 月 16 日 総会・忘年会 開発・文化・サービス部会 2 月 4 日 シカゴ建築ボートツアー 総会 5 月 22 日 異文化理解セミナー 8 月 30 日 シカゴ建築ボートツアー 過去10 年間の会員数の推移 01 年 02 年 03 年 04 年 05 年 06 年 07 年 08 年 09 年 389 385 363 359 354 361 375 375 376 356 賛助会員 44 38 33 34 33 34 32 34 34 28 個人会員 95 98 101 101 98 105 113 114 105 108 名誉会員 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 529 522 498 495 486 501 521 524 516 493 正会員 合計 6 (会員種別) 00 年 JCCC NeWS ChiCago 自動車産業政策と日系企業の対応セミナー 米国教師等日本派遣事業(JEEP) 事業などの実施 各種セミナー・懇談・見学会等の開催、協力、参加 商工業政策運営委員会 3 月 26 日 • 「2009 年版中西部・イリノイ州の経済」発刊 • 「第 16 回会員企業経営・業況調査」実施 (JETRO 共催・Harper College) 7 月 31 日 9 月 25 日 牛田彰氏セミナー(盛和塾主催 Doubletree Chicago Arlington Heights) 会場 : Doubletree Chicago Arlington Heights テーマ :『金融クライシスを生き抜くグローバルな企業経営』 税務戦略セミナー(JETRO/JAPIA 共催 Doubletree Chicago Arlington Heights) • JBF 2009(JCCC Business Forum 2009)開催(JETRO 共催) 会期 : 11 月 20 日(金) 自動車産業政策と日系企業の対応セミナー 10 月 27 日 プログラム : 米国における公的助成金の活用セミナー (JETRO 共催・Harper College) 【講演Ⅰ】 「アメリカの新国家戦略と今後の日米関係」 11 月 5 日 – ハドソン研究所 主席研究員 日高 義樹 氏 【講演Ⅱ】 「環境への挑戦 –ミーブ (Mitsubishi Innovative Electric Vehicle) 」 (Hilton Garden Inn Schaumburg) 11 月 14 日 President & CEO 栗原 信一 氏 今野華都子講演会(盛和塾共催 Doubletree Chicago Arlington Heights) – ミツビシ・モータース・ノース・アメリカ 【講演Ⅲ】 「リーマンショックから一年経って。 自動車産業セミナー 12 月 17 日 企業戦略セミナー (JETRO 共催・Harper College) 『強欲資本主義』は死なず。」 – ロバーツ・ミタニ LLC 創業者兼マネージング ・ ディレクター 神谷 秀樹 氏 会員等向け情報提供・出版事業 • JCCC E-mail News の発行 • JCCC NEWS CHICAGO の発行(年 10 回) • 2009 -2010 年度版「会員名簿(DIRECTORY)」発刊 渉外 PR 委員会 • ホームページによる会員向け各種イベントに関する情報提供 2 月 24 日 第 1 回会合 • シカゴビジネス支援コーナーにおけるビジネス情報提供 3 月 21 日 日本語弁論大会(在シカゴ日本国総領事館との共催) 6 月 14 日 林真理子講演会 6月16日–29 日 米国教師等日本派遣事業 (JEEP: JCCC Educational Exchange Program) 派遣者 : シャーンバーグ第 54 学校区、CPS より教 育関係者 4 名参加(事務局 1 名含む) 訪問先 : 新潟、大阪、広島、横浜、京都 9 月 19 日 ミシガン湖岸清掃活動への参加(参加者用 T シャ ツ作成し PR) 12 月 さくらの木 3 ,000 本プロジェクト 種子入荷予定 ビジネス支援コーナー関係者によるビジネス情報提供 HP、JCCC ニュース、セミナー 文化運動部事業 • JCCC ゴルフ(男子、女子) ゴルフ運営委員会 : 2 月 24 日 – 男子 : 4 月 12 日・5 月 10 日・6 月 14 日・7 月 12 日・ 8 月 9 日・9 月 13 日 – 女子 : 5 月 4 日(4 月 分 )・5 月 18 日・6 月 15 日・7 月 13 日・ 8 月 24 日・9 月 14 日・10 月 5 日 – JCCC オープンゴルフ : 10 月 4 日 – マッチプレー選手権 9 月 26 〜 27 日 • JCCC テニス・トーナメント開催 オープンダブルス : 2 月 22 日・混合ダブルス+ α: 3 月 1 日 – 1 月 23 日 USPGA ゴルフセミナー(オムロン) – 9 月 13 日 シカゴカブス観戦ツアー(Wrigley Field) January February 2010 7 ACTIVITY REPORT 2009 年度 JCCC 主要事業報告 • 各種 FUND-RAISING イベントの企画・開催への協力 関連団体活動支援等 シカゴ双葉会 1 月 11 日 : 新年会(シャンバーグ・コンベンションセンター) • JCCC からの 10 万ドルの学校運営費補助の実施 5 月 3 日 : 桂三枝創作落語独演会 • 双葉会会長(加藤仁氏) ・副会長(岩下重彦) を JCCC 会頭が指名 • 双葉会予算決算を JCCC 理事会にて承認 (Donald E. Stephens Convention Center) 7 月 19 日 : チャリティゴルフ(Whisper Creek G.C.) • 新規会員による「学校施設費」寄付の継続実施 • 運営委員会 / 理事会 : 1 月 27 日・2 月 26 日・9 月 29 日・12 月 2 日 • 基金贈呈式(10 月 22 日)の実施と運営事務協力(基金交付希 望先の募集並びに選考実施) • 米国教師等日本派遣事業(JEEP)の共催実施(渉外 PR 委員会 JCCC 基金 との共管) • JCCC 基金総会 : 1 月 11 日 • 理事会の開催 : 2 月 10 日・6 月 9 日・9 月 18 日・12 月 18 日 イリノイ会 • JCCC 会費 8 % 相当の寄付実施 • 1 月 11 日 : 新年会ゲスト歓迎パーティ開催 • 2 月 14 日 –16 日 : 冬のツアー企画(Napa Valley) • イリノイ会ゴルフ : 4 月 25 日・5 月 23 日・6 月 27 日・7 月 25 日・ 8 月 22 日・9 月 26 日 • 6 月 14 日 : 林真理子さん歓迎パーティ開催 • 9 月 27 日 : BBQ &ポットラックパーティ開催 シカゴ日米評議会 • 隔月の例会開催と各日系人団体の活動支援 • JCCC 基金からの 1 万ドル寄付協力 • 日米評議会会計実施、連絡運営など協力 • 定例会合 : 1 月 21 日・3 月 18 日・5 月 20 日・7 月 15 日・ 林 真理子氏 特別講演会 9 月 17 日・11 月 18 日 2010 年度 JCCC 主要日程(案) 現時点で年間スケジュールは下記の通り予定しております。但し都 正副会頭会議 / 理事会他(会場・日程 : 調整中) 合により日程が変更になることもございますので予めご了承下さい。 1 月 17 日(日) 会員総会(定期理事会) ・基金総会(10 :30 –) (シャンバーグ・コンベンション・センター) 主要行事 1 月 17 日(日) 会員総会・新年会 (シャンバーグ・コンベンション・センター) 3 月 6 日(土) 日本語弁論大会(総領事館) 5 月 16 or 23 日 * JCCC 基金主催チャリテイ・ゴルフ(調整中) 6 月中旬 –下旬 JEEP(米国教育関係者)一行による日本訪問 8 月下旬 * JCCC 基金主催 チャリティイベント 9 月 25 日(土) JCCC 渉外 PR 委員会ボランティア活動 10 月 3 日(日) 内閣総理大臣杯 JCCC オープン (場所 : チェビイ・チェイス) 3 月 9 日 (火) 正副会頭会議/理事会/商工業政策運営委員会 4 月 14 日(水) 正副会頭会議 / 理事会 6 月 8 日 (火) 正副会頭会議 / 理事会 / 基金理事会 7 月 26 日(月) 正副会頭会議 9 月 14 日(火) 正副会頭会議 / 理事会 / 基金理事会 10 月 19 日(火) 正副会頭会議 / 理事会 / 基金贈呈式 11 月 16 日(火) 正副会頭会議/理事会/商工業政策運営委員会 12 月 14 日(火) 正副会頭会議 / 基金理事会 10月 19 日(火)* JCCC 基金贈呈式(場所未定) イリノイ会 11 月初旬 ゴルフ JCCC ビジネスフォーラム(会場調整中) * JCCC 基金事業 8 2 月 9 日 (火) 正副会頭会議 / 基金理事会 JCCC NeWS ChiCago (5 月・7 月・9 月の原則第 4 土曜日) 5 月 22 日、7 月 24 日、9 月 25 日 パーティー 冬 : 1 月 16 日(土) ・夏 : 8 月初旬(予定) 冬のツアー 最小催行人数に達しないため今年度は実施なし JaPaNeSe ChaMber of CoMMerCe & iNduStry of ChiCago ACTIVITY REPORT 2009 年度決算 2010 年度予算 2009 年度収支決算 収入項目 (1) 会費収入(会費の 92%相当) 2009 予算(a) 2009 決算案(b) (b)–(a) 670 ,000 658 ,991 (2) 広告 / 販売収入 70 ,000 61 ,710 -8 ,290 (3) 運用利子収入 8 ,000 2 ,662 -5 ,338 25 ,000 23 ,221 -1 ,779 (4) JCCC 基金からの繰入れ(JEEP 事業費等) (5) 雑収入 単年度収入(1)+(2)+(3)+(4)+(5)=(d) 前年度繰越金 収入計(単年度収入+前年度繰越金) 支出項目 -11 ,009 0 2 ,000 2 ,000 773 ,000 748 ,584 -24 ,416 828 ,121 828 ,121 0 1 ,601 ,186 1 ,576 ,705 -24 ,480 2009 予算(a) 2009 決算案(b) (b)–(a) (6) 理事会等会合費 18 ,000 18 ,375 375 (7) 部会 ・ 委員会費 45 ,000 42 ,569 -2 ,431 120 ,000 121 ,916 1 ,916 (8) 出版 ・ セミナー / 新年会 / 運動部等活動費 2008 年度決算報告修正のご報告 2009 年1 月11日に開催されましたシカゴ日本 商工会議所(JCCC)会員総会における 2008 年度収支決算報告について一部誤りがござい ました。2008 年度中に Petty Cash(小口現金) (9) 双葉会運営補助 100 ,000 100 ,000 0 (10)事務局員人件費 300 ,000 263 ,829 -36 ,171 (11)オフィス賃貸料 68 ,000 71 ,194 3 ,194 (12)各種税金 ・ 保険 ・FICA 等 60 ,000 40 ,612 -19 ,388 なります。 (13)事務局経費(事務機器、旅費、郵送、通信費他) 60 ,000 61 ,905 1 ,905 (5)雑収入 : 支出計(6)〜(13)の合計 =(e) 単年度収支(d)–(e) 次年度繰越金(収入計 - 支出計) JCCC 基金への繰入金(会費の 8 % 相当) 771 ,000 720 ,399 -50 ,601 2 ,000 28 ,185 26 ,185 830 ,186 856 ,306 26 ,120 58 ,000 56 ,709 -1 ,291 からメインバンク口座へ $65 .04 の資産移動を 行いましたが、誤って収入として計上されて おりました。なお、修正内容は以下の通りと 誤 $4 ,065 正 $4 ,000 誤 $828 ,697 正 $828 ,632 次年度繰越金 : 誤 $828 ,186 正 $828 ,121 単年度収支 : 改めまして 2008 年度収支決算報告修正内容 を確認し、上記で相違ないことを会員各位に ご報告申し上げます。 2010 年度収支予算 収入項目 (1) 会費収入(会費の 92%相当) 2009 決算(a) 2010 予算案(b) (b)–(a) 658 ,991 640 ,000 (2) 広告 / 販売収入 61 ,710 62 ,000 290 (3) 運用利子収入 2 ,662 4 ,000 1 ,338 23 ,221 25 ,000 1 ,779 (4) JCCC 基金からの繰入れ(JEEP 事業費等) (5) 雑収入 単年度収入(1)+(2)+(3)+(4)+(5)=(d) 前年度繰越金 収入計(単年度収入+前年度繰越金) 支出項目 -18 ,991 2 ,000 0 -2 ,000 748 ,584 731 ,000 -17 ,584 828 ,121 856 ,306 28 ,185 1 ,576 ,705 1 ,587 ,306 10 ,601 2009 決算(a) 2010 予算案(b) (b)–(a) (6)理事会等会合費 18 ,375 20 ,000 (7)部会 ・ 委員会費 42 ,569 47 ,000 4 ,431 (8)出版 ・ セミナー / 新年会 / 運動部等活動費 121 ,916 120 ,000 -1 ,916 (9)双葉会運営補助 100 ,000 105 ,000 5 ,000 (10)事務局員人件費 263 ,829 280 ,000 16 ,171 (11)オフィス賃貸料 71 ,194 72 ,000 806 (12)各種税金 ・ 保険 ・FICA 等 40 ,612 52 ,000 11 ,388 (13) 事務局経費 (事務機器 、 旅費 、 郵送 、 通信費他) 支出計(6)〜(13)の合計 =(e) 単年度収支(d)–(e) 次年度繰越金(収入計 - 支出計) JCCC 基金への繰入金(会費の 8 % 相当) 1 ,625 61 ,905 60 ,000 -1 ,905 720 ,399 756 ,000 35 ,601 28 ,185 -25 ,000 -53 ,185 856 ,306 831 ,306 -25 ,000 56 ,709 55 ,000 -1 ,709 JaNuary february 2010 9 ACTIVITY REPORT 2010 年度 JCCC 基金理事会役員 2010 年度 JCCC 基金事業の流れ 理事長 青木 文彦 三菱東京 UFJ 銀行 副理事長 林 潤二 みずほコーポレート銀行 副理事長 樫井 正剛 アステラス製薬 第 19 回 JCCC 基金贈呈式 副理事長 清水 和生 1 月 17 日(日) JCCC 基金総会開催 (JCCC 会員総会と併催) キッコーマンフーズ • 2009 年度主要事業報告並びに決算報告 • 2010 年度役員選任並びに事業計画等 副理事長 篠塚 久志 コマツ 1 月 17 日(日)* 新年会開催 (新年会参加費の一部 $5 を基金へ繰り入れ) 2 月 9 日(火) 第 1 回 JCCC 基金理事会 • 2010 年度活動計画 理事 原 コーリン 増田・舟井法律事務所 (ファンドレイジング事業実施について等) 基金交付先、申請書の見直し、収支見通し等 4 月上旬 教育関連プログラム 2009 年度交付希望先への申請 書の配布(約 600 件) 理事 田島 晃 日本国総領事館 • シカゴ市内及びイリノイ州近郊の学校区 • 寄付要請のあった団体等 5 月16、 23 or 30 日 (日)* JCCC 基金チャリティゴルフ (場所 : Indian Lakes or Whisper Creek 予定) 理事 高士 宗朗 6 月 8 日(火) 第 2 回 JCCC 基金理事会 8 月下旬 * チャリティイベント(内容調整中) 日本貿易振興機構 7 月 9 日(金) 教育関連プログラム応募申込締切 8 月〜 9 月上旬 応募案件の評価・審査を依頼 9 月 14 日(火) 3 回基金理事会開催 理事 鳥山 孝之 • 基金収支見込み報告 • 2010 年度基金交付先の選考 大阪市シカゴ事務所 10 月 19 日(火) 第 20 回 JCCC 基金贈呈式 12 月 14 日(火) 第 4 回基金理事会開催 • 2010 年度の活動報告 • 2011 年度活動方針等 (敬称略・同一役職内氏名 ABC 順) 10 JCCC NeWS ChiCago * JCCC 基金ファンドレイジング事業 Japanese Chamber oF CommerCe & Industry oF ChICago ACTIVITY REPORT 2009 年 2010 年度 JCCC 基金収支予決算 2009 年度JCCC 基金収支決算 収入の部 2008 予算 2008 決算 60 ,000 64 ,009 (1)会員等からの寄付 • 会費額の 8 % 相当部分 備考 56 ,709 • 寄付など 7 ,300 12 ,500 (2)ファンドレイジング事業 19 ,379 • 新年会 4 ,000 5 ,115 • 桂三枝 3 ,500 10 ,092 • チャリチィーゴルフ 5 ,000 4 ,172 34 ,500 27 ,141 107 ,000 110 ,529 (3)積立金利息 合計(1)+(2)+(3) 230 万ドル × 平均年利 1 .5 % 支出の部 110 ,000 119 ,221 • 人材育成分野 40 ,000 42 ,500 • 日本語教育関連 35 ,000 33 ,500 • 日米交流枠 35 ,000 43 ,221 (1)教育・交流関連事業への寄付 – JEEP 事業分担金 25 ,000 23 ,221 2003年度より渉外PR委員会と共管事業 – その他 10 ,000 20 ,000 日米評議会10 ,000/Holocaust Musuem10,000 (2) 事務経費 (監査費用、基金贈呈式他) 10 ,000 11 ,082 合計(1)+(2) 120 ,000 桂三枝チャリティ落語会 130 ,304 単年度収支 (13,000) (19 ,775) JCCC 基金積立金 2,296,550 2 ,289 ,775 Net Assest FY2008 were 2 ,309 ,550 2010 年度JCCC 基金収支予算 収入の部 (1)会員等からの寄付 • 会費額の 8 % 相当部分 • 寄付など (2)ファンドレイジング事業 金額 55 ,000 5 ,000 27 ,650 • 新年会 4 ,150 • 桂三枝 14 ,500 • チャリチィーゴルフ (3)積立金利息 合計(1)+(2)+(3) 備考 60 ,000 ミシガン湖岸清掃ボランティア 9 ,000 34 ,350 229 万ドル × 平均年利 1 .5 % 122 ,000 支出の部 (1)教育・交流関連事業への寄付 112 ,000 • 人材育成分野 40 ,000 • 日本語教育関連 35 ,000 • 日米交流枠 37 ,000 – JEEP 事業分担金 – その他 事務経費 (監査費用、基金贈呈式他) (2) 合計(1)+(2) 単年度収支 JCCC基金積立金 24 ,500 12 ,500 2003 年度より渉外 PR 委員会と共管事業 チャリチィーゴルフ 10 ,000 122 ,000 0 2 ,289 ,775 January February 2010 11 EDUCATION 双葉会会長からのご挨拶 会長 学校全日校・補習校はシカゴ日本商工会議 来年度 4 月より新たに年少組(3 歳児クラ 岩 下 重 彦 日本通運 所(JCCC)の日本語教育支援事業の一環と ス)が新設されることとなりました。更な して開校し、シカゴに生活する JCCC 会員 る教育環境の充実とともに、より優れた教 ご子弟への、高い教育レベルでの豊かな人 職員による一貫した教育体制の充実を目指 この度、2010 年シカ 間性を持った幼児・児童・生徒の育成を目 しております。 ゴ双葉会会長にご選 指しております。 今後も、シカゴ双葉会を巣立った多くの 任頂きました日本通運の岩下でございま 1966 年に補習校、そして 1978 年に全日校 方々が築いた歴史と伝統を守りつつ、シカ す。会員の皆様方のご指導・ご鞭撻により が設立されました。昨年は、補習校が 44 年 ゴにおける日本語による教育環境整備を双 重職を務めて参りたいと存じますので何卒 を超え、全日校は 32 年を迎えるに至りまし 葉会理事役員一同で図って参る所存でおり 宜しくお願い申し上げます。 た。また、一昨年 4 月開校した全日校幼稚部 ます。皆様の変わらぬご支援ご協力を賜り 皆様ご承知の通り、シカゴ双葉会日本語 「すみれ幼稚園」は、年中・年長組に加え、 ますようお願い申し上げます。 シカゴ双葉会 日本語学校 全日校 –「やさしさ」をはぐくむ 校長 松平 昭二 失ってしまうことにもなりかねません。 しかし、 「生きる力」をはぐくむためには、 「自 そんな「やさしさ」が行きすぎ、過剰にな らを律しつつ、他人と協調し、他人を思いや ると、社会問題ともなってきます。大平健著 る心や感動する心をはぐくむ」ことが大切で 新年明けましておめ 『やさしさの精神病理』には、そんな過剰な若 す。 「他人との協調性や思いやりの心、感動 で と う ご ざ い ま す。 者の「やさしさ」が症例としていくつも紹介 する心」とは、すなわち、かつての私どもの 昨年中は、本校の教 されています。 「やさしさ」そのものだと思います。その背 育活動に多大なご支援とご協力をいただき 例えば、電車の中で目の前にお年寄りが 景には、 「頻発するいじめや子どもの自殺等 まして誠にありがとうございます。また、開 立っていても、若者は席を譲ろうとしませ の教育問題を克服するには、あらためて人間 校 30 周年を記念して併設された「すみれ幼 ん。 「やさしさ」の故からです。相手を年寄り らしい心の回復こそが出発点だ」とする考え 稚園」も、まもなく 2 周年を迎えようとして 扱いしないことが、 「やさしさ」なのです。相 が込められています。 います。4 月からは年少組もスタートします。 手が「席を譲ってほしい」と申し出たら、席 幼小中の一貫校として、補習校とも手を携え を空ければいいと考えるわけです。 本校においても、 教育目標に 「責任と強調と奉 仕の精神を重んじる子」 「豊かな心をもち、 たくま ながら更なる飛躍を目指す決意でおります。 つまり、今日の若者の「やさしさ」とは、他人 しく生きる子」を掲げています。お互いに思い 現代の若者を、 「やさしさの世代」と称する の心の中に入り込まないこと、相手をそっとし やり、助け合い、学びあっていくことこそ教育 ことがあります。といっても、必ずしもほめて ておくことにあります。席を譲ってくれとも言わ の基本だと考えてきたわけです。 いるわけではありません。むしろ、そこにはマ ないのに「席をどうぞ」と譲るのは、相手の心を 自分自身で考え、自分のことは自分でやろ イナスのイメージが込められています。 かき乱し、余計なおせっかいになるという考 うとがんばることを土台にして、お互いもて そのイメージとは、「過度の同調主義」と えです。 黙っていることこそ、 やさしいわけです。 る力を出し合って切磋琢磨していく中に、友 言い換えてもよいかと思います。自己主張 少なくとも、私が育ったころの「やさしさ」 だちを思いやり、助け合い、お互いを高める せず、他人と決して張りあうことをしない。 とは、他人の心を慮り、気遣って、その人の 本物の「やさしさ」が育っていくものだと考え もちろん、他人との同調、協調は社会生活を 気持ちになることでした。今の若者の「余計 ています。 「やさしさ」が、人と人とをつなぐ 送る上で必要であり、望ましいことですが、 なおせっかい」こそが、かつての「やさしさ」 架け橋として働くことこそ、最も大事な実践 行き過ぎると困りものです。主体性を失い、 だったわけです。 課題だと受け止めています。 こんな「やさしさ」をめぐっての価値観の 本年も、子どもたちの健やかな成長のた 今日のように世の中の変化が激しくなって 逆転もあってか、 「やさしさ」を正面から取 めに、皆様の絶大なるご支援とご協力をお くると、その変化に押し流され、自分を見 り上げる論調は少なくなっているようです。 願いいたします。 人の言いなりになってしまいます。まして、 12 JCCC NeWS ChiCago JaPaNeSe ChaMber of CoMMerCe & iNduStry of ChiCago シカゴ双葉会 日本語学校 補習校 校長 の時代にあっても,未来を担う子どもたち また,変化の激しい時代でありますが,こ 永山 光義 への教育は,その国の歴史を変えるほどの ういう時こそ,心新たに年頭五計の教えを 力を発揮してきましたし,それに情熱を注 一つの知恵として,新しい年の初めを踏み いだ多くの素晴らしい先人たちがいました。 出していってみたいものであります。 謹んで新春のお喜び を申し上げます。昨 私たちは,常に前を見て,次代を生きる子 その時,常に考慮したいことは,それぞれ 年中は本校の教育活 どもたちのために何かできるかを考え,確 の分野で先を見極める多様な見方と柔軟な発 動に対しまして,深いご理解と多大のご支援 実に実行していくことこそ,今を生きる大 想を持つことが大事であり,叡智の集約と不 を賜り,誠にありがとうございました。教職 人たちに課せられた命題であると思います。 断の努力を行うことが私たちの未来を輝かし 員一同,更なる教育の充実を目指してより一 そういった意味においても,人は新しい 層の努力をしてまいる所存でございます。本 年が巡りくるたびに,昨年までを振り返り, 年も何卒よろしくお願い申し上げます。 今年はどう生きるかを考えることは大事な と叡智を絞り,汗を流しながら, 本校は皆様ご承知のとおり 1966 年(昭和 ことではないかと思います。昭和を指導し 子どもたちが国際人として健や 41 年)に設立され,今年で開校 44 年目を迎 た漢学者安岡正篤は,次のような年頭五計 かに成長していけるよう,働き える歴史と伝統を誇る補習校であります。 を著していますが,新年を考えるよりどこ かけていきたいと思います。皆 その間,多くの方々のご努力と各方面から ろにしたいものです。 様方の温かいご理解とご支 の支えがあって,今日の確立された教育活 ① 年頭まず自らの意気を新たにすべし。 援・ご協力を賜りますよう 動が展開されていることに,深く感謝の意 ② 年頭まず古き悔恨を棄つべし。 重ねてお願い申し上げます。 を表します。 ③ 年頭まず決然滞事を一掃すべし。 私たちはそうした過去の変遷の中で築き いものにしてくれるものと信じています。 今年も学校を取り巻く多くの関係者の方々 ④ 年頭まず新たに一善事を発願すべし。 上げられてきた財産を大事にしながら,未 ⑤ 年頭まず新たに一佳書を読み始むべし。 来を見つめて生きるべきであり,とりわけ 時代は変わっていっても,人々の生き様 教育は国歌百年の計と言われるほど,極め に普遍的に働きかける教えは尊いもので て重要な役割を担うものであります。いつ す。今,世界は厳しい経済状況の中にあり, JCCC 会員様の出版物ご紹介 米国駐在ファミリーの『グランドキャニオン川下り』 – 泥まみれの谷底旅行記 向井 淳一 著 米国駐在中に一度は行っておきたい名所として、グランドキャニ 課題をもちながらも、果敢にチャレンジし、 人生で最高の思い出を手に入れたという内 容になっています。 人によって作られたものの歴史が浅い アメリカでも、自然が作り上げたものの オン国立公園をあげない人は少ないと思います。今月ご紹介する書 素晴らしさに、少しでも多く子供たちが 籍の著者、向井淳一氏は、ただ谷の上からの絶景を見ることだけで 接する機会を作ってあげたいと向井氏の弁。本書は冒 は飽き足らず、家族を連れて 300 マイル弱からなるグランドキャニ 険、家族愛、自然の美しさ、人との出会いなどさまざまな切り口の描 オン全部をボートで下るツアーに参加し、その 7 日間にわたる旅程 写となっているほか、地質学、天文学、歴史、グランドキャニオンの における谷底の名所、ボートのクルーや、他の乗客との出会いなど 観光ガイドとしても楽しめる構成。川下り自体に興味のない人でも、 事細かく記した旅行記を出版しました。 大自然の恩恵を浴びながら、家族の絆を育てたい読者には、多くの 向井夫妻と当時 10 歳の長男と、7 歳の長女の四人が、電気、ガス、 水道、携帯電話、インターネットといったライフラインのない谷底 部分で共感できる内容となっています。 ぜひ一度、お手にとって読んでみてください。 で、他の 21 人の乗客と 4 人のクルーと転々と野宿をしながら、雄大 なグランドキャニオンをゆっくり旅するストーリー。最初は乗り気 お取扱いは、ミツワ三省堂か、品切れの場合は向井氏に直接お問 でなかった奥さんをどのように説得するか、小さな子供たちがそん い合わせください。 な過酷な旅行に耐えられるか、向井氏本人の船酔いなどさまざまな [email protected] JaNuary february 2010 13 ACTIVITY REPORT JCCC ビジネス支援コーナー主催 自動車産業セミナー 2009 「米国自動車産業の最新市場動向 – ビッグ 3 の再建状況と業界分析」開催報告 プライスウォーターハウスクーパーズ また、事業の抜本的見直し Autofacts シニアアナリスト を迫られている企業も多 渡辺 司氏 いのではないでしょうか。 2008 年後半からの全 米国政府の関与 世界を巻き込む非常 苦境に陥った自動車産 に深刻な金融危機が 業に対し、米国政府は自 引き金となり、2009 年 動車メーカーや部品会社 の米国自動車市場は に大規模な公的資金の投 未曾有の危機的状況 入を行うことになりまし に陥りました。米国自動車産業は、これ た。特に GM およびクライ まで長い間、微調整を繰り返すことで直 スラーには大規模な政府 面する課題を乗り切ってきましたが、今 資本の注入というこれまでにない状況と フィスカーなどが開発競争を繰り広げる 回の状況を乗り切るため、消費者、自動 なりました。米政府はこれら 2 社への出 ことになるでしょう。 車関連企業、さらに、米国政府も含む非 資をできるだけ短期で終了させる予定で 常に大きな変化を必要としています。 すが、その後も燃費規制等などで自動車 今後の回復の見込み 産業に対して厳しい目を光らせ、米国の 米国の自動車市場は底を打ったように 販売台数の激減と小型車への関心の 自動車産業の将来を大きく左右すること 見え、2010 年からゆっくりと回復に向か 高まり になるでしょう。 うと予測されます。一方で経済指標の中 には失業率の高止まり等懸念される要因 今回の景気後退は 2007 年 12 月に始ま り、すでに米国の消費者はほぼ 2 年間に デトロイト3 の今後 が見られ、今後の動きを注視していく必 要があります。 渡る景気後退を経験し、2008 年後半には 今回の景気後退と金融危機で、米国の 信用市場と証券市場の崩壊を目の当たり 自動車産業、特にデトロイト 3 は、非常 にしました。その結果、これまで比較的容 に大きな変化を経験することになりま 易だった自動車の購入が困難となり、消 した。今後は 3 社とも、引き続きリスト 販売台数は 1040 万台で、1982 年以来最 費者は価格と使用目的をしっかりチェッ ラを進め、北米で今後成長が見込まれる 低の水準に落ち込みました。今年もまだ クしてから自動車を購入するようになっ 「カー」および「CUV」のセグメントの生 まだ手放しで楽観できる状況ではなく、 ています。さらに、比較的低い車両価格、 産比率を高めて行くことになるでしょ 弊社では今年の米国の新車総販売数を ガソリン価格の上昇、環境意識の高まり、 う。その際に、今後 2 – 3 年間に、いくつ 1140 万台と予測しております。 更に自動車買い替え奨励金により、消費 かの世界戦略車の生産が北米で開始され 者の小型車への関心が高まりました。 る予定です。 米国自動車産業におけるリストラ 燃費向上 / 電気自動車の試み 需要の劇的な減少と人気セグメント変 米国では 2016 年からの厳しい燃費基 化により、ここ 1 年間で米国自動車産業 準が導入されるため、エンジンや変速機 のリストラが加速しました。自動車メー の改良などを含め様々な燃費向上の技 カーと部品会社の生産能力の合理化、ノ 術が投入されて行くことになるでしょ ンコア事業の売却、さらに、広範囲にわ う。その中には台数的にはまだまだで たる倒産が起こり、自動車産業のサプラ すが最近非常に注目を集めている、PEV イチェーン全体に大混乱が起こりまし や PHEV などの電気自動車もあり、大手 た。現在も組織の再編成、資本の再構成、 自動車メーカーに加え、新興のテスラや 14 JCCC NeWS ChiCago 最終的に、2009 年通年の米国の新車総 日 時 : 2009 年 11 月 5 日(木) 2 :00 – 4 :30 P.M. 場 所 : Hilton Garden Inn Schaumburg 参加者 : 約 150 名 講 師 : 渡辺 司氏(PwC Autofacts) ご質問等は、PricewaterhouseCoopers LLP Detroit 事務所 Autofacts 渡辺 司まで T E L : 313 -394 -6796 E-mail: [email protected] Japanese Chamber oF CommerCe & Industry oF ChICago 事務局からのお知らせ JETRO・JCCC 共催セミナー報告 企業戦略セミナー「BICs セミナー」 会員登録変更について JCCC の事業活動やサービスは、登録者(会員名簿に記 載されている方、変更届該当者)及び同家族のみを対象に 行っており、名簿に記載されていない方は会社が会員で あっても非会員扱いになります。また、本会議所が設置者 であるシカゴ双葉会日本語学校(全日校・補習校)には、 登録者の子弟のみが入学・通学することができます。つき JCCC 及び JETRO シカゴセンターでは、JETRO の当該国駐在 員及び東京本部担当者を講師として招いた「BICs セミナー」を開 催いたしました。在米日系企業支援の一環として、それぞれの講 師より、新興国の代表格とされるブラジル、インド、中国(BICs) ましては、登録者変更(抹消や新規登録など)はじめ、住 所・連絡先等の登録変更がございます場合は、下記掲載の 「変更届」に必要事項をご記入の上、事務局へファックス またはご郵送下さい。 の最新経済動向等に詳しく解説頂きました。 日 時 : 2009 年 12 月 17 日 ( 木)2 :00 –5 :00 PM 場 所 : DoubleTree Chicago – Arlington Heights 会員登録「変更届」 • JCCC DIRECTORY (会員名簿)3 ページ 主 催 : 日本貿易振興機構(JETRO)シカゴセンター • www.jccc-chi.org/docs/JCCC/ シカゴ日本商工会議所(JCCC) MemberChangeNotice.doc 講 師 : 河野 敬氏(JETRO ニューデリー・センター) 中井 邦尚氏(JETRO海外調査部・中国北アジア課) 大岩 玲氏(JETRO サンパウロ・センター) 参加者 : 44 名 Smart Technology Solutions 次世代のITソリューション Certified MCSE, CISCO, DELL and ORCLE professionals on staff. System Integration Services • システム構築支援 • 業務システムの開発(AS/400 サーバ、PC サーバ) ロジスティックスシステム・受発注、管理システム・EDI システム 在庫、出荷管理システム・バーコード / スキャナーシステム • WEB ページ及び WEB DB の開発 • ロータスノーツ DB の開発 • ネットワークの構築およびメンテナンス • 各種コンピュータ機器の販売、設置 System Maintenance Services • ヘルプデスクサポート • システム移設サポート パッケージ販売(PC Base) • 受発注管理システム 受注・発注・インボイス(パッキングリスト印刷機能含む) • 販売管理システム 受注・ 発注・返品・在庫・ピッキング・パッキング・経理 511 West Golf Road, Arlington Heights, IL 60005 Tel: 847-806-1613・Fax: 847-806-1527(担当 : 平野・チャールス) www.tchinter.com January February 2010 15 JCCC 新年会協賛企業一覧 参加賞提供会社 サンスター提供: 歯ブラシ MGA提供: ぷれ〜り〜/住むトコ・ドライビングマップ 現金協賛企業(カテゴリー別、同カテゴリー内社名あいうえお順) THフーズ提供 : チップス/クラッカー Platinum Sponsors 商船三井 開催協力 タケダ ファーマシューティカルズ ソディック 卓上しょうゆ提供:キッコーマン・フーズ Gold Sponsors 大同特殊鋼 賞品・装飾品等運搬:日本通運 アークテクノロジーズ 竹中工務店 チラシ折り込み: OCS AMERICA オムロン 椿本チエイン ゲスト招聘協力 コマツアメリカ Nisshin Steel USA 全日本空輪 J-Power USA 日本ビー・リサーチ・アメリカ コスモリムジン 住友商事 米国岡谷鋼機 米国新日鐵 米国日本車輌 米国日本通運 ミツトヨアメリカ 増田・舟井・アイファート&ミッチェル法律事務所 三菱東京 UFJ 銀行 ComIng Up みずほコーポレート銀行 山善 2月 三井物産 郵船航空サービス 三菱重工業 Friends Silver Sponsors 海外新聞普及 アステラス製薬 Kyowa Industrial 住友金属工業 ジーシー アメリカ 米国日本生命(Nippon Life Benefits) 新電元アメリカ メタルワンホールディングスアメリカ 住友電気工業 Bronze Sponsors 東京海上日動火災保険 アイリス USA 西日本鉄道 伊藤忠丸紅鉄鋼 ニチコン イビデン 日東工器 USA オーエスジー 日発販売 岡部 米国安川電機 クボタエンジンアメリカ WHITE CUBE Commercial Real Estate コモリ ・ アメリカ 理研ビタミン 金属部会総会 2 月5日 (金) メタルワン 機械部品部会総会 2 月5日 (金) 桜レストラン 正副会頭会議・基金理事会 2 月9日 (火) オムロン社 JCCC・JETRO・ 総領事館事務局情報交換会 2 月23日 (火) JCCC シスメックスアメリカ 賞品協賛企業(順不同) 日本航空 日本郵船 全日本空輸 住友電気工業 パナソニックノースアメリカ フタバコーポレーションオブアメリカ 三菱電機 TDK Corporation of America アークテクノロジーズ I.T.A. オムロン タニタ KDDI アメリカ PASONA MIC 富士フイルム TAS エクスプレスアメリカ 米国三菱商事 コマツアメリカ キッコーマン・フーズ 山正 KNT! 近畿日本ツーリスト 京都アメリカ Fifth Third Bank Barnes & Thornburg LLP ノリタケカンパニー 一統寿司 中村カイロプラクティック&アキュパンクチャー K. 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