生産管理分野で新ビジネススクール(短期集中型)を開講します。

2008.2
生産管理分野で新ビジネススクール(短期集中型)を開講します。
本スクールのねらい
■生産管理分野におけるトーイク・ビジネススクール「工場革新リーダー養成コース」(現在開講中)
に加えて、新たに「品質管理マスターコース」(3ヵ月6回)を開講いたします。(注)
品質とは企業経営そのものです。しかしながら生産の海外移転、熟練社員退職等の諸事情から、
企業における品質の維持向上、品質保証活動の脆弱化が懸念される一方、需要者(ユーザー)
からの品質保証への要望はますます高まっています。
また、慢性的な品質問題を抱えているとするなら、企業は経営資源の浪費を招いていることにな
ります。この場合、品質を改善する活動は、即大きな企業業績の改善につながります。
以上から、品質管理・改善を進めるための人材養成が緊急の課題ととらえ、本スクールでは、生
産(製造)、品質保証(検査)、生産技術、購買・外注管理部門のスタッフから責任者までの各層
の方々に、品質管理に必要な正しい手法や理念を習得いただくことをねらいとしています。
(注)現在開講中の「工場革新リーダー養成コース」は3月に終了しますが、8月から次期シリー
ズ開講の予定です。同スクールは5月頃にご案内の予定です。
研修内容と特長
■品質改善活動の「原理・原則」の体得のために、仕事の質を高める品質管理の考え方(コンセプト
マインド)、問題解決の進め方(アプローチ)、品質改善の統計的手法(ツール)、を三位一体で身
につけた「人財」育成を目指します。常に、カリキュラム全体像の中で、今どの段階で何を学んで
いるかをナビしながら、あたかも山登りをしていくように、知識の理解と実践力を高めていきます。
■受講生が実際に職場で活用できるという自信をつけていただくために、「事例演習」を豊富に組み
込んだ内容としています。具体的には、受講生が演習の思考プロセスと PC の手順をわかりやす
く学んでいただけるように、かつ、職場で Excel を使って簡単にできるということを理解してもらえる
ように講師が演習を実演します。演習例題は、受講生が理解した理論を自社職場の課題に当て
はめやすいよう、生産現場の身近な事例を取り上げています。
■最終的には、受講生各人が自社職場における改善・課題解決を目指していただくことをねらいと
しています。そのため、毎回、前回のおさらいの中で、講師が受講生の質疑に応えることで実践
的に学んでいただきます。最終回では自社職場で活用するイメージ構築を課題に掲げています。
1
プ ロ グ ラ ム
モノづくりは人づくり
第1日目( 5月8日(木) )
問題発見・解決能力の質を高める原理・原則
時間
10:00
内 容
イントロダクション
コース全容説明、受講者自己紹介・(課題紹介)
何故、品質管理活動が重要なのか
12:00
13:00
( 品質とは経営そのものではないか、モノづくりの中の品質の捉え方
品質は仕事の結果、 結果を左右する固有技術と管理技術
仕事の質を高める考え方、 問題解決のための論理的思考、 )
演習
品質管理的ものの見方、考え方
( 管理するということ、PDCAサイクル、後工程はお客様の考えを持って 演習
仕事をする、事実に基づく管理、データは語りかけている、故に読み取る
能力を身につける、5ゲン主義、再発防止と未然防止、グループ活動 )
改善アプローチの方法
( 着眼大局・着手小局、 着眼・着想・着手、 何が問題なのかを把握する
問題解決型QCストーリー、課題達成型QCストーリー
)
問題解決の考え方・考えるということの中身は
17:00
演習
( 現状の理解、原因の特定、対策の決定、対策の実行、分解の木、
原因の仮説を立てる、情報の収集、分析、アイデアの木、最適実行案 )
品質管理セミナー- 2
第2日目( 5月21日(水) )
QC7つ道具 / 新QC7つ道具
時間
10:00
モノづくりは人づくり
内 容
第1日目のおさらい (受講生との質疑応答を含む)
QC7つ道具/新QC7つ道具
( ツールのTPO・・・どんな場面で、何を狙って、どう使うか )
12:00
13:00
( QC7つ道具・・・
演習
グラフ、パレート図、チェックリスト、ヒストグラム、
演習
散布図、 相関・回帰、特性要因図、管理図、
(層別))
( 新QC7つ道具・・
演習
親和図法、連関図法、マトリックス図法、
系統図法, PDPC,アローダイヤグラム法、
マトリックスデータ解析法 )
主成分分析の事例紹介
QC7つ道具/新QC7つ道具の応用例・・・CEDAC
「技術の質」を高める、その先の品質管理ツールの全体像
( 実験計画法、重回帰分析、バラツキの組合せ、コンジョイント分析)
17:00
これらを使うとどんないいことがあるのか
事例紹介
品質管理セミナー- 3
2
第3日目( 6月6日(金) )
統計的品質管理手法の活用
時間
10:00
モノづくりは人づくり
その1
内 容
第2日目のおさらい (受講生との質疑応答を含む)
管理技術に欠かせない「統計」の重要性
“分布”の基礎知識・・・いろいろな分布の性質
12:00
13:00
演習
分布の基本・・・正規分布の性質と使い方
二項分布、ポアソン分布の性質と使い方
平均値の分布
統計の基本原則となる重要な性質を理解する
演習
統計的仮説検定・・・客観的な統計判断とは
17:00
改善した効果をどのように分析し、判断するのか
仮説検定の考え方、考え方の6ステップ、判断基準
● 連続データ
◎ 改善活動の結果、従来の母平均やバラツキを変えることができたか、
演習
サンプルで判断する
◎ 二つの母集団の平均値の違いを二つのサンプル解析し、改善活動
演習
の効果があったか否か統計的に判断する
品質管理セミナー- 4
第4日目( 6月30日(月) )
統計的品質管理手法の活用
時間
10:00
12:00
13:00
モノづくりは人づくり
その2
内 容
第3日目のおさらい (受講生との質疑応答を含む)
演習
● 離散データ
不良率、稼動率などの離散データの検定
● 適合度の検定
データをある分布とみなしてよいか、当てはめの検定
統計的推定(区間推定)
演習
点推定を卒業
平均値、バラツキ、不良率を信頼できる確率で幅を持って予測する
サンプルはいくつぐらい採ったらいいのだろうか
検定・推定を組み合わせた
現実的な例題演習と解説
管理図
工程の異状を知らせる目覚まし時計の役割りをする管理図
演習
工程能力指数
工程の実力は顧客の要望(規格幅)への実現度合いで評価される
演習
測定システム分析
17:00
私達が手にするデータに含まれる測定のバラツキを分離・評価する
品質管理セミナー - 5
3
第5日目( 7月8日(月) )
要因分析・予測のための解析手法
時間
10:00
モノづくりは人づくり
内 容
第4日目のおさらい (受講生との質疑応答を含む)
相関・単回帰
12:00
13:00
演習
二つのデータのかかわり具合をみる尺度、散布図、相関、単相関係数
朝食をとる子供は成績が良いって本当?
統計にごまかされないために
擬似相関と偏相関係数
比率データの回帰分析・・・ロジスティック回帰
分散分析
演習
実験データから最適条件を見つけるための解析方法
(重回帰分析や実験計画法を学ぶための重要な基礎知識)
重回帰分析
演習
世の中の現象はいろいろな要因が絡み合って成り立っている。その中の
いくつかの効果のある要因で結果を予測できないか
どの要因が結果に対して影響が一番大きいのか
重回帰分析演習
演習
現実的な生データで実際に解析してみよう
抜取り検査の理論と応用
17:00
演習
抜取り検査のしくみの理解と自職場に合った方法の設計
計数抜取り検査、計量抜取り検査
品質管理セミナー- 6
モノづくりは人づくり
第6日目( 7月29日(火) )
商品企画・顧客満足等分析手法への展開・まとめ
時間
10:00
内 容
第5日目のおさらい (受講生との質疑応答を含む)
数値データと異なる属性データの場合の解析
12:00
13:00
演習
ちょっと高度な重回帰分析の知識
アンケート情報のような属性データの扱い方・・・ダミー変換
最適条件を見出すためのコンジョイント分析
バラツキの組合せ
演習
バラツキのある部品を組み合わせたら、その結果
全体のバラツキはどのようになるだろうか 予測しよう
ストレス・ストレングスモデル
自作計算ソフト
差し上げます
受講生各自の職場の課題に対する質疑応答
学習のまとめと自職場での活用イメージ構築
17:00
解散
品質管理セミナー- 7
4
スクールコンセプト
管理・監督者のための仕事の質を高める品質管理セミナー モノづくりは人づくり
慢性的な品質問題で経営資源を浪費していませんか?
品質改善活動は即利益改善に繋がります。
品質改善活動を効率的に実践・推進するには改善活動の「原理・原則」の習得が
欠かせません。
本セミナーでは、「原理・原則」の体得のために仕事の質を高める品質管理の考え方・マインド
改善アプローチの方法、各種の改善ツールを三位一体として身につけた人財を育成します。
品質管理は三位一体で実践
高い山に登って初めて、更に
高い山が見えてくるように基礎を
コンセプト
マインド
積み重ねて高い山を目指す
仕事の質を重視する
考え方
山登りのように学習を進めます。
アプローチ
ツール
問題解決の進め方
QCストーリー
QC7つ道具、新QC7つ
道具、統計的品質管理
理解したことを実際に使え、職場
に戻ってできるという自信に変え
るために、Excelを使った演習を行
います。
品質管理セミナー- 2
本セミナーで考える「品質」の領域
方針管理、Top診断
経営品質
TQM
階層
ISO9000/QMS
・ベンチマーキング
コンセプト
回帰分析
散布図・相関
現場力
原理力
検定
分散分析
測定システム分析
推定
中心極限定理
実務課題の 実行・実現
確率分布
・故障率、MTTF
・ワイブル解析
管理図
Cpk
・抜取検査の理論
・確率紙
アプローチ 問題解決型QCストーリー、課題達成型QCストーリー
ツール
グラフィカルツール
統計の必要性
階層
クォリティ エンジニア軸
クォリティ マネージャー軸
・信頼性工学の基礎
プロジェクトマネージメント
(係長)
・重回帰分析、数量化Ⅰ類
・主成分・因子分析、Ⅲ類、他
DOE
(実験計画法)
方針展開(課題を実務課題に展開)
(ブレイクダウン)する)
現場・現物・現実
原理・原則
・多変量解析
商品企画7つ道具
問題点抽出力
(課長)
モノづくりは人づくり
経営品質クライテリア
・SWOT分析
・バランススコアカード
“品質の視点で経営を考える” 方針決定
(部門長、部長)
三位一体
(QC7つ道具)
着眼、着想、着手の改善意識
(一般)
マインド
5S 標準化
QCサークル活動
品質を重視する考え方 品質に対する責任感
企業風土
技術者の倫理観
知っていることと、やっていることは まったく別物
品質管理セミナー- 3
5
募 集 要 項
(1)開催期間
平成 20 年 5 月~平成 20 年 7 月
計 6 回(6 日間)コース
毎回 午前 10 時~午後 5 時まで
日 程
第1回
2008
5月
テーマ
8日 (木)
問題発見・解決能力の質を高める原理・原則
第2回
5月 21日 (水)
QC7つ道具/新QC7つ道具
第3回
6月
6日 (金)
統計的品質管理手法の活用 その1
第4回
6月 30日 (月)
統計的品質管理手法の活用 その2
第5回
7月
要因分析・予測のための解析手法
第6回
7月 29日 (火)
8日 (火)
商品企画・顧客満足等分析手法への展開 ・ まとめ
(2)会 場
●大阪中小企業投資育成株式会社 セミナールーム
[住所]大阪市北区堂島浜 1-2-6 新ダイビル 8F
[交通]JR 大阪駅から徒歩 15 分、地下鉄淀屋橋駅から徒歩 8 分
※ 参加者には別途会場案内図を送付いたします。
(3)講 師
宝島 一雄 氏
ソニー・ヒューマンキャピタル(株) コンサルティングビジネスセンター コンサルタント
カラーテレビの品質管理およびカムコーダーの品質管理、品質保証部の責任者を経て、ソニ
ーシックスシグマグローバルヘッドオフィスコーポレートトレーナーとしてテキスト作成、国内外
のトレーナーを養成し、現在、ソニーを含む多くの企業の品質教育を実施中。
(4)定 員
20 名 (定員になり次第締め切らせていただきますのでご了承ください。)
(5)対 象
・ 生産(製造)、品質保証(検査)、生産技術、購買・外注管理部門等の方々
・ スタッフの担当者から班長、リーダー、監督者、係長、責任者、課長等まで各層の方々
・ 他部門でも社内監査に携わる方、今後上記の職種、職務に携わる予定の方々
・ 一から基礎力を身につけようという方、既に知識としてあるが応用スキルを高めたい方々
6
(6)受講料
投資育成会員企業
126,000 円/人
(テキスト・消費税を含む。昼食含まず。)
一般企業
157,500 円/人
(テキスト・消費税を含む。昼食含まず。)
(7)申込方法
下の参加申込書に必要事項をご記入の上、FAXにてお申込みください。
申
込
書
■下記欄に必要事項をご記入の上、 FAX
06-6341-7687
に送信してください。
後日、会場案内図を同封して、受付書を送付申し上げます。
参加費用は受付書到着後、受付書に記載の指定口座にお振込ください。
■当該参加申込の情報は本スクール講師企業と共有利用いたしますが、本スクール以外の目的で
利用することはありません。
トーイク・ビジネススクール「品質管理マスターコース」申込書(中島行)
会社名
ふ
所属・役職名
り
が
な
ご参加者名
年 齢
ご連絡担当者の部署・ご氏名
住所 〒
TEL
FAX
E-mail(本件に関して、ご連絡担当者が、今後E-mailで連絡をご希望される場合に、ご記入くだ
さい。)
☆ お問い合わせ先は、株式会社トーイク・ビジネスサポート
TEL:06-6341-1701
〒530-0004
担当:三田村
FAX:06-6341-7687
大阪市北区堂島浜 1-2-6 新ダイビル 8 階
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