オンラインゲームのトラブルにご注意!!

オンラインゲームのトラブルにご注意!!
●パソコンや携帯電話・スマートフォン等を利用して遊ぶオンラインゲームに関して、
高額な金額を請求されてしまうケースがあります。
1. 子どもにオンラインゲームを利用させる場合には、利用方法等を子どもと十分に話し合う。
2. クレジットカードやその情報を登録しているサイト ID 等の管理には細心の注意を払う。
3. 大人の携帯電話やスマートフォン、大人が会員登録した ID を未成年者には利用させない。
4. オンラインゲームを子どもに利用させる場合には、ゲームの内容や課金の仕組み、利用す
る機器の機能を十分に確認する。
5. トラブルにあった場合は、最寄りの消費生活センターに相談する。
(※)
「無料」とうたっていても利用料や通信費がかかることがあるので注意する無料と
うたっているオンラインゲームでも、ゲームやアバターで使うアイテムが有料であ
る場合も多く、また、利用に際しては通信費がかかるので注意すること。
特に、子どもが利用した際のトラブルが多いので、親等保護者(祖父母等がせがま
れて登録ケースも多い)が子どもにオンラインゲームを利用させるときには必ず利
用規約等に目を通し、有料コンテンツが含まれることがないのか、どのような場合
に料金が発生するのか等を確認し、子どもにもきちんと伝えること。
さらに、子どもに携帯電話を与えてゲーム等に使わせるときは、保護者が使ってみ
るなどして、子どもがその内容を理解しているかどうかを確認しその管理を適正に
行うこと。
課金時にパスワードが必要ない場合がある。スマートフォン等の機器の決済におけ
る、パスワードの仕組み等について大人が十分に理解せず、子どもに利用させるこ
とで思わぬ高額な請求につながっている。
(※)最近の携帯型ゲーム機は、インターネットに接続でき、またクレジットカードや
プリペイド型電子マネーを用いて、ゲームの購入ができる。
携帯型ゲーム機やスマートフォン、タブレット端末を利用する際に、それぞれの機
器の ID にクレジットカード情報を 1 回登録することでアプリやアイテムを継続し
て購入することができてしまい、削除するまでクレジットカード情報の登録がなく
ならない。
また、クレジットカードの限度額まで使えてしまうため、高額化するケースがある。
クレジットカードや機器の管理を徹底し子どもが勝手に利用することが無いよう
に留意し、パスワード等の設定(有り・無し)等を、大人が十分に理解したうえ
で利用させることが求められる。
(※)最近では、未成年者の利用による高額請求のトラブルを防ぐため、オンラインゲ
ーム会社においても年齢の確認画面や、利用金額の上限設定などの仕組みを講じ
ている例が増えてきている。ただし、この仕組みを活用するためには、利用者の
年齢を正確に入力することや選択することが必要であるが、消費者とりわけ子ど
もはそれほど深刻に考えず、正確でない年齢でサイトに登録し、トラブルとなる
場合もみられる。
オンラインゲーム会社等の事業者は、利用者が未成年である場合には、法定代理
人である親等の同意を求める画面の挿入等の仕組みを講じているが、インターネ
ット上の契約は非対面の取引であり。未成年者が親等の同意を得たとして、契約
をしてしまうことに係わるトラブルが生じる。
トラブルについて、オンラインゲーム会社等に取り消しを申し出たとしても、事
実関係の証明が難しいこと、すでに購入したゲームを遊んだ(消費した)後であ
ることなどから、即座に取り消し・返金されるとは限らない。
・未成年者が法定代理人の同意を得て申し込みを行った場合(民法第 5 条第 1 項)、
未成年者が詐術による申込みを行った場合(民法第 21 条)等は、取り消しが認めら
れない。
・決済手段として、クレジットカードが利用されている場合が多いが、クレジットカ
ードは会員規約において管理責任を明記しており、子どもが使った場合は家族間使
用となり、クレジットカードの名義人である親等の保護者に請求がなされることに
なる。