第22回HIV/エイズ レッドリボンキャンペーン

2015年
プレスリリース
「エイズはみんなの問題です」
無関心にNO!レッドリボンを広めよう
第22回HIV/エイズ レッドリボンキャンペーン
2015年11月12日(木)~12月25日(木)
日本のザ・ボディショップで1997年にキャンペーンをスタートし、
今年で22回目となるHIV/エイズ レッドリボンキャンペーン。
HIV/エイズは特別な人がかかる病気ではなく、
誰にでも起こりうるみんなの問題だということを訴え続けてきました。
しかし、20年前に比べて年間の新規HIV感染者数が世界的に減少の傾向にあるとされる中、
先進国としては日本は増加傾向にある数少ない国のひとつです。
ザ・ボディショップでは、「エイズはみんなの問題です。無関心にNO!レッドリボンを広めよう。」をテーマに、
少しでも多くの方に関心を持っていただけるよう、今年も啓発キャンペーンを展開いたします。
エイズへの理解と支援の意思を表す「レッドリボン」をモチーフにした寄付金つきチャームを新たに発売する他、
リーフレットやコンドームの配布などを行い、HIV/エイズの予防とエイズに対する偏見、差別をなくし、
理解を深めて人権を尊重する社会を目指します。
■この件に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
ザ・ボディショップ コミュニケーション部 成瀬、青木 / バリューズ推進グループ 橋本
TEL: 03-5215-6126 FAX: 03-5215-6136 E-MAIL: [email protected]
■ザ・ボディショップ製品のご掲載クレジットは、下記のようにお願いいたします。
ザ・ボディショップ
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-6 紀尾井町パークビル
TEL:03-5215-6160 URL:www.thebodyshop.com
寄付金つき製品の販売
寄付金つき製品の販売の他、全国のザ・ボディショップの店頭にて募金活動も実施。
集まった寄付金は、「HIVと人権・情報センター」に寄付し、エイズについての認識と理解を深めるための、若者から若者
への啓発、教育に役立てられます。
円
を寄付
<発売中>
(左)アクティビスト レッドリボン
(右)レッドリボン ピンバッジ
各200円(税抜) 216円(税込)
HIV/エイズに対する理解とエイズで亡くなった方たちへの
追悼の意を表すレッドリボンのピンバッジ。1つにつき100円
がHIV/エイズの啓発支援に役立てられます。
円
を寄付
<2015年11月19日新発売>
THE HOPEチャーム レッドリボン
460円(税抜) 496円(税込)
東日本大震災の被災地の女性たちが手作りした復興支援チャームのレッドリボンバージョン。
モバイルクリーナーやギフトチャームとしてご使用いただけます。
チャーム1つにつき180円が作り手さんの収入に、20円がHIV/エイズの啓発支援に役立てられます。
また、このレッドリボンバージョンは、製作パートナーの1つ「東松島ステッチガールズ」によるクロスステッチ
がアクセントに!1つにつき60円が東松島ステッチガールの収入になります。
▼THE HOPEチャームについては、こちらから詳細をご覧いただけます。
http://www.the-body-shop.co.jp/products/sakura_charity_project.html
<寄付先>
特定非営利活動法人 HIVと人権・情報センター(JHC)
国内で長年エイズ啓発活動に取り組み、若者への予防啓発教育を行う市民団体。1988年に発足。
現在は東京・中部・関西に支部をもち、電話相談事業をはじめ、感染症の啓発や社会的偏見の克服と共生を目指して
活動。ザ・ボディショップでは、1997年からのエイズキャンペーンで協力し、特に若者から若者への啓発プログラム
「YYSP(ヤング・フォー・ヤング・シェアリング・プログラム)」を応援している。 http://www.npo-jhc.com/
啓発活動
店頭での啓発リーフレットやコンドームの無料配布*の他、一部の店舗では、12月1日の世界エイズデーに向けて
お客さまと一緒に行うイベントや、HIV/エイズ関連団体とのコラボレーションも予定しております。
*一部実施しない店舗がございます
【1】HIV/エイズ関連イベントへの協力
世界エイズデーに向けて全国
各地で行われる啓発イベントに
ザ・ボディショップも参加!
また、JHC主催の即日HIV抗体
検査ではボランティアとして参
加し、検査結果をお待ちの受
検者のみなさまにハンドトリート
メントを行います。(渋谷のみ)
■大阪・なんば(毎週日曜日)
■名古屋・栄(第2、4日曜日)
■東京・渋谷(11/28)
【2】コンドームの配布や店頭イベント
一部店舗では、コンドームの無
料配布を行うほか、12月1日
の世界エイズデーに向け、お
客さまにレッドリボンのオーナメ
ントを作っていただきながら、
HIV/エイズについて理解を深
めてもらうイベントを実施します。
◆世界の現状(2015年発表版)
HIV感染者は世界的に減少傾向
2014年現在、3,690万人がHIVとともに生きている
✓2014年のHIV陽性者数:3,690万人(うち抗HIV治療を受けている人は1,500万人)
✓2014年の新規HIV感染者:200万人(2001年 3,400万人)
✓2014年の子どもの新規HIV感染者:22万人(2001年 53万人)
✓2014年のエイズによる死亡者数:120万人(2005年 200万人)
✓2000年以降のエイズ関連疾病での死亡者数:2,530万人
◆日本の現状
2014年、20代のHIV新規感染者の国内報告数が過去最多に!
ここ数年HIV新規感染者数、新規エイズ発症患者数は横ばい傾向にある中、2013年度には1,590人と過去最多報告となった。
2014年には、20歳代の新規HIV感染者報告数が349件と過去最多となり、HIV/エイズに「無関心」な若者の現状に対し、早急
な対策が必要とされる。
✓2014年の新規HIV感染者+エイズ患者数:1,546人(過去3位)
✓2014年の新規HIV感染者:1,091人(過去3位)
そのうち症状が出て初めてわかった新規患者は455人。感染経路は同性間の性的接触が7割以上を占めた。
✓2014年の年齢別感染者:20代 349件、30代 347件
12年ぶりに20代が30代を上回った。しかし全体では、30代、40代が多い傾向が続いている。
✓HIV感染者とエイズ患者の累計人数:24,561件
<出典元:厚生労働省のエイズ動向委員会(2014年5月発表)、UNAIDS>
◆「世界エイズデー」について
WHO(世界保健機関)は、1988 年に世界的レベルでのエイズまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を図ること
を目的として、12 月1日を“World AIDS Day”(世界エイズデー)と定め、エイズに関する啓発活動等の実施を提唱。1996 年から、
WHOに代わって、国連のエイズ対策の総合調整を行うこととなったUNAIDS (国連合同エイズ計画)もこの活動を継承している。
日本においてもUNAIDSが提唱する“World AIDS Day(世界エイズデー)”に賛同し、その趣旨を踏まえ、12 月1日を中心にエイ
ズに関する正しい知識等についての啓発活動を推進し、エイズまん延防止及び患者・感染者に対する差別・偏見の解消等を
図っている。日本でも、厚生労働省と公益財団法人エイズ予防財団は、毎年12月1日の世界エイズデーに向けて、国内キャン
ペーンのテーマを設定。キャンペーンテーマは、そのテーマの決定プロセスに多くの人が関与できるよう、エイズ予防情報ネット
(API-Net)を通じて年に1度、公募にて募集され、応募の中からHIV/エイズ問題の有識者や活動家、専門家等による検討会を
通して選ばれたテーマを厚労省へ提出、厚労省にて決定される。
<2015年度キャンペーンテーマ>
AIDS IS NOT OVER
だから、ここから
<テーマの主旨>
治療法の進歩により、エイズの原因ウイルスであるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に
感染したHIV陽性者が長く生きていくことが期待できるようになった。
これは、社会的に既に多くのHIV陽性者が働き、学び、生活していることを示している。
職場や学校、医療機関など生活の様々な場所でHIV/エイズに対する差別・偏見の
解消等を図り、HIV陽性者が社会で安心して生活できるよう、環境を整えることが
一層重要となっている。
2014年1年間における新規HIV感染者報告数は1,091件(過去3位)、
感染に気づかずにエイズを発症して報告された新規エイズ患者報告数は
455件(過去4位)、合計は1,546件(過去3位)で、前年の1,590件からわずかに
減少したものの、累計報告数は24,000件を超えている。
20歳代の新規HIV感染者報告数が349件で過去最多となったこと、全体に占める
新規エイズ患者の割合は約3割で推移していることからも、依然として予断を許さない
状況である。
HIV/エイズは、まだ終わっていない。 だからこそ、一人ひとりが、それぞれの立場から
「予防、治療、支援、理解」という具体的行動をとることが求められており、効果的な
HIV感染予防対策を実施していく上では、4つの行動すべての実践が重要である。
↑ 2015年世界エイズデーポスター