★強引な土地販売に注意!・・・福岡県消費生活センター (相談事例) 自宅に訪問してきた業者に土地の購入を勧められ、断ったが、 「サクラで良いから」と説得されて、現地に車で 連れて行かれた。インターチェンジに近く、若い人に人気だから将来建売住宅を建てて売り出せば必ず値上がり すると勧められた。 「家族に相談したい」と言ったが「相談したら100%断るように言われる」と内緒で契約す るように説得された。翌日、業者の担当者に車で銀行に連れて行かれ、現金を下ろして全額支払ってしまった。 解約希望。 (70代 女性) (処理結果) 登記簿を確認したところ、既に相談者の名前で登記済みでした。センターから販社に連絡し、市街化調整区域 に「建売住宅を建てることはできないのではないか」と交渉しましたが、業者は建売住宅の説明はしていないと 主張し、センターあっせん中であるにも関わらず、相談者宅を訪問するなどの行動が見られました。相談者の希 望もあり、弁護士に委任することとなりました。 (アドバイス) ・ 土地の適正な取引価格は、素人にはなかなかわかりにくいものです。土地を購入する場合は、業者のセール ストークをうのみにせず、現地の自治体に課税評価額を確認したり、実際の土地の売買状況などについて調べ たりするなど、慎重に判断することが大切です。 ・ 契約を急がせる業者は要注意です。業者の説明に不審な点がある場合は、お住まいの自治体の消費生活セン ターなどに相談しましょう。 ★ インターネット接続回線 理解して契約していますか?・・・宗像市消費生活センター (相談事例) 「電話やインターネットを光回線にしませんか?」との電話が何度もかかってくる。一度資料を送ってもらっ たら、 「届きましたか? 見ましたか?」と電話があり、 「固定電話が使えなくなるので、今のうちに切り替えた 方がいい」としつこい。大手電話会社だと名乗っていたが、実はその代理店だった。 (アドバイス) 最近インターネット回線の勧誘電話の苦情が多数寄せられています。 「固定電話が使えなくなる」との説明に 根拠はなく、なかには資料送付を承諾しただけで、契約になっていたというケースもあるので注意が必要です。 「他社より安い」などの説明につられ、内容を理解しないまま即決するのは危険です。日頃の電話やインターネ ットの使い方を考え、自分に合ったサービスを選び、必要がなければ毅然と断りましょう。 インターネット回線の理解は非常にむずしいので、ひとりで決めずに家族や周りにも相談しましょう。一般的 に、動画や音楽を頻繁にダウンロード(転送)する場合は光回線、ホームページ閲覧やメールしか利用しないよ うな場合にはADSL 回線で充分だと言われています。代理店の連絡先がわからない、当事者間で解決できない 場合には、電話会社のお客様センターや最寄りの消費生活相談窓口にご相談ください。 ● 各消費生活センターの相談窓口 ● 福岡県 092-632-0999(日曜日も電話相談可) 福岡市 092-781-0999(第2・第4土曜日も電話相談可) 北九州市 093-861-0999(土曜日も相談可) 久留米市 0942-30-7700 飯塚市 0948-22-0857 宗像市 0940-33-5454 *電話のかけ間違いにご注意ください。
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