平成２０年６月１５日発行（第１４２号）丹波の森～情報版～丹波の森公苑生活情報相談コーナー電話０７９５－７２－０９９９緊急情報高収入の求人広告を見て・・・『新聞の折り込みチラシで見た高収入の求人広告に連絡したところ、パチンコの情報を買って儲ける話だった。次々とお金を振り込んだが儲からない。』 [アドバイス] （７０歳代：男性）仕事の内容を明記せず求人情報誌やチラシに募集広告を出し、連絡してきた相手に対しパチンコ攻略の情報を売り付ける手口です。攻略情報の真偽については検証できないので、違法とは言い切れませんが、確実に高額な収入が得られると断定的に告げて勧誘することは問題です。消費者契約法で定める契約取り消し事由に当たるでしょう。被害に合ったと気づいた時には、会社と連絡が取れなくなっている場合もあるようです。うまい話には、十分気をつけましょう。三つの原則で保険料が決まります『交通事故に遭い怪我をしたが、保険料の支払額に納得がいかない。保険料はどのようにして決まるのか？』 [アドバイス] （７０歳代：女性）損害保険とは、多くの人がお金を出し合い、誰かが事故や災害にあったときは、実際の損害額をそのお金で保障をする「相互扶助」で成り立っている制度です。保険料の算定は、次の三つの原則により決まります。◎事故や災害の発生率を導き出す「大数の原則」 ◎事故の発生確率の高低にあわせて決める「公平の原則」 ◎保険料の総額と保険金の総額の収支バランスを保つ「収支相当の原則」損害保険の契約をする時には、事前に資料を取り寄せ、どのような場合に保障され、どのような場合には保障されないのかをよく確認しておきましょう。不明なことがあれば、直接保険会社や代理店に問合せ、理解できるまで説明を受けることです。損害保険にも申し込み後８日以内なら無条件で解約できるクーリング・オフ制度がありますが、保険期間が１年を超える長期契約などの要件があります。苦情の申し出を受け付けている所：そんがいほけん相談室０１２０－１０７８０８トラブルＮＯＷ必要のない電話はすぐに切る癖を！『電話で商品の勧誘を受け、断ったのに何度もかけてくるので困っている。どうしたらよいだろう？』 [アドバイス] （５０歳代：女性）断っている相手に対し再び電話をかけて勧誘することは、法律で禁じられています。事例のように、勧誘電話がしつこくて困るという相談をよく受けますが、お話をうかがっていますと、大抵の方がすぐに電話を切らず最後まで話を聞かれているようです。勧誘の電話だとわかった時点で、話を聞かず電話を切っても失礼にはあたりません。長く話を聞くと断りにくくなりますので、必要がないと思ったら言葉のキャッチボールをせずに、「いりません、二度と電話しないで下さい」と告げて切る癖をつけましょう。架空請求ハガキのメール版です『携帯に、総合情報料が未払いなので連絡しなければ、調査して自宅住所を調べた後で、調査費を含めて請求するというメールが電話番号のアドレスで届いた。インターネットを利用したことも無いのに不思議だ』 [アドバイス] （３０歳代：女性）これは、ハガキで届く架空請求と同じものです。携帯の電話番号から、自宅住所を調べることは不可能です。連絡を取らず、放置しておきましょう。最近、同じ携帯会社同士であれば、電話番号を利用したアドレスが使えることを悪用しううた手口が増えています。事例の場合、メールが届く前に知らない番号から電話がかかり、応答した途端切れたということでした。この不審電話は、使用されている電話番号であるかどうか調べるためのものだったかもしれません。知らない所からの電話には用心が必要です。情報開示請求で確認を『カードの申し込みをしたが、断られた。理由を教えてもらえなかったが、どういう場合に断られるのか？』 [アドバイス] （２０歳代：男性）審査基準はカード会社独自のものですから、断る理由は判りえません。審査においては、本人の職業、勤務先、勤続年数、年収などを基に審査します。また、債務情報や延滞情報などが登録されている個人信用情報機関に照会をして、登録情報を参考にします。断られる理由に心当たりがなければ、個人信用情報機関に情報開示請求（本人が申し出ると開示してくれます）をして、一度登録の確認をするとよいでしょう。