ウラジオストク情報ポータル 金沢 和訳 記事:イネッサ ローゼンブリット 芸者、寺院、100 万ルーブルの着物 − これらすべては日本の金沢市で見られる 写真:イリヤ ヤチン 日本の金沢市には、48 人の芸者が公式的に登録されている。最年少は大体 20 歳ほど、最年長 は 80 歳以上。彼らは例えばこの懐華樓という茶屋などがある古い茶屋街で働いている。 ある茶屋の主人が話す。 「こちらの女性たちは舞を披露し、日本の楽器を演奏し、会話し、客人 にお茶やおいしい料理を提供します。このような時間の過ごし方は裕福な男性を対象としたもの でしたが、現在は女性のお客様にもお越しいただいています。 」 芸者は、その他のサービスは決して提供しなかった。お付き合いと踊りだけである。もしそれ を逸脱する芸者がいたら、すぐに追放された。金沢の古い茶屋街では、必ずこのことを説明して いる。さらにお茶が供され、金を用いた畳を見せられる。しかし、金沢を訪問すべき理由は、こ れ以外にもある。 金沢市のガイド加藤さんは語る。 「金沢では、兼六園という庭園と金沢城をご覧いただくべきで す。これらは何世紀も前に建築され、毎年数千人の観光客が世界中から見に来ています。 」 庭園も城も何世紀か前に造られた。領主は自分の居城から騎馬で出てきて、庭園内を馬で回っ たのだろうか。現在、これらはすべて観光客に開放されている。ユニークな自然の地形が生かさ れていて、山の景気と風変わりな植物が楽しめる。もう冬に向けた準備が行われている。雪の重 みで枝が折れないように、くくりつける。 本当の日本の住民になった気持ちで、着物を試着できる。毎田染画工房のオーナー、毎田仁嗣 (まいだ ひとし)さんは話す。「私たちは手作業で着物を染めます。こちらの工房で体験いただ くこともできますし、着物をお買い上げいただくこともできます。ただし、このような手作りの 着物は 300 万円以上します。 」 これはおよそ 100 万ルーブルである。普通は一着仕立てて一生涯使用した。そして大切に保管 したのだ。今日、工房では布染のすべての工程を見学することができる。まず、染料が流れてし まわないように糊で輪郭を描く。その後で染める作業が行われる。それから背景の絵を描く。そ のような着物を自分で着るのは容易ではない。 また、金沢には「21 世紀美術館」というユニークな美術館がある。変わった建築物だ。建物は 丸みを帯びていて、すべての壁がガラスでできている。ここでは、例えば、プールの中に入り込 んで上にいる人に手を振ることができる。あるいは、開け放たれた空を眺めることができる。雲 を測定している人を見ることができる。隣接する建物へ行って伝統的な楽器を演奏することもで きる。 金沢での市内観光の後、夕方には温泉と独特の海の幸を楽しむことができる。
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