こちら

♪モリユリの空飛ぶレター第66弾♪
マガンダン・ハポンポ!(こんにちは!)
主をほめたたえます。
フィリピン被災地コンサートツアーは、生涯忘れ
られない素晴らしい旅となりました。今でもまだ
子供たちの笑顔や手のぬくもりが感じられるよ
うで、感動冷めやらぬ中にいます。日本国際飢餓
対策機構とFHフィリピンのご協力、そして多く
の方々のご支援により実現した今回の支援コン
サート。お支え下さった皆様に心からの感謝をこ
めて、旅のご報告をさせて頂きたいと思います。
(写真:フェレラス小学校コンサートにて)
★初めてのフィリピン・南の島
昨年 11 月フィリピンを台風 30 号(フィリピン名:ヨランダ)が襲い、直撃を受けた島々は壊滅的な被害を受け
ました。あれから 8 か月経ったサマール島、レイテ島を訪ね、支援コンサートを行いました。
降り立ったタクロバンの空港は、広い空き地に一軒小さな建物があるだけ。作業員が、手作業でスーツケースを
運んでいます。FHフィリピンの車で町を走ると、バラックが軒を連ね、赤さびたトタン屋根の崩れそうな家々
が道路の両脇に続いています。
「まだほとんど復興していないんですか?」そう尋ねると、
「元々貧しいので、ど
こからが台風被害でどこまでが元の状態かわからないのです」とのこと。複雑な思いで村を歩くと、どこへ行っ
ても子供たちはたくさんいて、すぐに集まってきます。一緒に歌うと、照れながらも大喜びでした。
私たちの泊まったホテルは、タクロバンではとても良いホテルをご用意くださったと思いますが、停電はしょっ
ちゅうだし、時々、真っ黒な泥水が洗面所やシャワーから出て、どうやって歯を磨こう…と茫然となることもあ
りました。一日中工事の音がして、ものすごい噴煙があがっています。それでも…人々は明るく、元気で生きて
います。停電で騒いでいるのは私一人ぐらいで、現地の人は、それがどーしたの?タクロバンの町中停電よ~と、
いっこうに動じません。村の人々も、たとえ台風が来てもそれを受け入れ、たくましく生きようとする姿に衝撃
を受け、自分自身の生き方も問われた気がしました。
★教会での賛美{ユナイテッド・ジーザス・コングリゲーション・チャーチ}
土曜日の視察の際、
「ここが明日礼拝する教会です」と車の停まった場所を見て、目を疑いました。ただの崩れ
た空き地にしか見えません。台風で建物全部が吹き飛んだそうです。牧師先生と思われる方が、講壇のペンキを
黙々と塗っていました。日曜日当日、ただの空き地に見えた場所には、大きなテントが張られ、講壇も置かれ、
なかなか見事な礼拝堂となりました。猛暑のテント内ですから温室状態となり、ボーっとするほどの暑さで、鶏
や猫が走り回る中でしたが、神様の臨在が満ちていました。私も電池式の音響機材で(電気が無いので)、心か
ら主に向かって賛美を捧げました。フィリピン最初の賛美を、会衆の皆さんも涙をもって聴いて下さいました。
アンディオス・アイ・マブーティです!(主はすばらしい!)
ここは単立の教会で、どこからの支援もなく、今後の修復のめどもまったくないそうです。「この教会に屋根を
送ろう!」のような支援ができないものかと、考えさせられています。
★フェレラス小学校コンサート
「Welcome! Ms. YURI MORI」学校の入り口には大看板が掲げられ、子供たちと村人たちが日本とフィリピン
の旗を振りながら大歓迎で迎えてくれました。なんだか学校行事というより、村あげての大イベントという感じ
です。村長さんの御挨拶、国家斉唱、子供たちの歓迎の歌に続いていよいよコンサートスタート!
子供たちはノリノリで一緒に歌い、踊り、村人たちも大喜び。FHフィリピンのメンバーもステージに上がって
共に手話しながら歌い、大興奮。英語とタガログ語とワライ語が入り混じったコンサートでしたが、心が一つに
つながって、同じ神の家族だ!そう実感しました。公立学校でも普通に賛美歌を歌うことができ、しかも大合唱
になるのはキリスト教国ならではですね。子供たちが神様をまっすぐに見上げている姿にも感激しました。
コンサート後、兵庫県の子供たちからのお手紙やパンの缶詰、モリユリ手帳を一人一人に手渡しました。長い列
に並んで、ようやくステージで受け取る時のあの嬉しそうな顔…。兵庫県の子供たちからのお手紙を真剣に読ん
でいる姿を見ながら、日本とフィリピンが優しさでつながった気がしました。
★台風直撃
翌日は、バセイ第2小学校でコンサート…でしたが、なんと台風が直撃して、コンサートどころか島中の学校が
休校。がっかりしましたが、吉田スタッフが動いて下さり、急遽ウタップ地区のニューライフ教会でコンサート
をすることに。ここもヨランダ台風で壁や2階が吹き飛び、柱と天井だけが残されている教会です。猛烈な風雨
なので、そのまま雨が吹き込み、木片が飛んでくるような命がけコンサート!?でしたが、そんな中でも、子供
たちや村人たちは平気でぞくぞくと集まって下さり、とっても楽しいコンサートとなりました。
翌日は帰国日…だったはずですが、今度はマニラに台風が移動して、飛行機便はすべてキャンセル。再予約は2
日後とのこと(涙)
。でもそれで覚悟が決まりました。こうなったらとことん歌うぞー!
その日は、急遽バセイ地区CFSにてコンサート開催。その翌日は、キャンセルになったバセイ第2小学校での
コンサートが実現したのです。いずれも素晴らしい時でした♪♪第2小学校では、途中でスコールが降ってコン
サート中断というハプニング付きでしたが(笑)、子供たちの笑顔、大喜びで拍手する姿…忘れられないです。
最後に一緒に歌った「Yesterday`s Dream」の大合唱は、今も感動の歌声として耳に響いています。
帰る時まで、
「アリガト!アリガト!」と叫びながら、手を振る子供たち。走り出す車を追いかけて、手を振り
続ける子供たちの姿に、熱いものがこみあげてくるのを押さえられませんでした。
☆たとえ貧しくとも希望を失わず、毎年台風が来る自然風土さえも受け入れて、明るく生きようとする人々。
もちろんその笑顔の下に、多くの悲しみが隠されていることも事実ですが、その中に閉じこもらない強さを感じ、
大きな励ましと勇気を頂きました。この旅で受けた数えきれない恵みをしっかりと心に刻みつつ、今後の働きに
繋げていきたいと願っています。
★メロディ会静岡の集い&万座温泉&中川医院デイサービスコンサート
*日本福音ルーテル富士教会を会場に、メロディ会静岡の集いが開催されました。この教会の牧師・明比先生は、
今年のイスラエルツアーのチャプレンを務めて下さった方なので、イスラエルの話題に花が咲きました。昨年声
の問題で、富士市民クリスマスにて歌うことができなかったので、この地で元気に賛美できて、本当に嬉しかっ
たです。富士中の教会を訪ねてご案内下さった望月代表の御労にも胸打たれ、深く感謝しています。
*フィリピン帰国後すぐに、万座温泉ホテルへ。2回のショー出演とチャペルタイムでのお証しがあり、休む間
もなく~という感じでしたが、フィリピンパワーで元気に行うことができました。久しぶりの万座ということで、
多くの方が応援に駆け付けて下さり(30 名近くも!)、勇気百倍でした。
(写真:泉堅さん女将さんと共に)
*中川医院「デイサービス・野の花&ひだまり」のコンサートは、年々お客様が増え、ご利用者さんだけでなく
ご近所の方々も楽しみに来て下さって、会場は満員。手をつなぎ、共に歌い、温かいひと時を過ごしました。音
響は毎年当スタッフの佐織ちゃん。年々レベルアップして、歌いやすい音響とオケ操作をしてくれました♪
「天使の歌声・森祐理さん」の張り紙には本当に励まされます。皆さんお元気で、また来年お会いしましょう!
7月の詳細は、HPダイアリー欄に掲載しています。ぜひご覧ください!こちらへ⇒★
★2014年8月の予定★
1日(金)キリスト兄弟団・北見栄光教会コンサート
2日(土)メロディ会釧路10周年記念ディナーパーティ~アールベルアンジェ
3日(日)釧路虹の教会・礼拝奉仕
7日(木)「笑顔の向こうに」西灘小学校「しあわせを運ぶ合唱団」とのレコーディング
9日(土)メロディ会四国の集い~坂出カトリック教会
10日(日)善通寺バプテスト教会・礼拝特別賛美
24日(日)金沢元町教会礼拝・メロディ会北陸の集い~金沢勤労者プラザ
28日(木)MMM理事会
29 日(金)台湾コンサートツアー(~9 月 8 日(月)まで)
♪お祈りのお願い♪
*台湾コンサートツアーの為に。今回のツアー後半に、大阪クリスチャンセンター主催の台湾ツアーと合流しま
す。現地でのコンサートが祝され、実りあるものとなりますように。また日本からのツアーメンバーも、台湾の
クリスチャンの方々との交わりを深め、充実した恵みの旅となることができますように。
*「笑顔の向こうに」のプロジェクトが進んでいます。これは、阪神大震災でお子様を失った高井千珠さんの詩
に、
「しあわせ運べるように」の臼井真先生が曲を付けられ、モリユリと「しあわせを運ぶ合唱団」が歌います。
これに関連する番組が、9 月 13 日(土)午後 4 時~NHK教育TVで放映されます。この歌が多くの方への希
望となり、TV,新聞等メディアも含めて、そのすべてが祝福として広がっていきますように。
*一つ一つのコンサートにおいて、心から喜びをもって賛美を捧げ、天の故郷の希望とイエス様の愛をお伝えし
ていくことができますように。スケジュール管理の上にも知恵と主の導きがありますように。
*モリユリとスタッフの健康と魂が支えられ、主の良き道具として歩めますように。
*メロディ会と当社団法人の歩みが主の知恵と愛に満たされ、祝福のうちに歩めますように。
皆様の上に、主の豊かな恵みがありますよう祈りつつ、
感謝をこめて シャローム!
森 祐理