番組撮影ブログ Part.2 2011年4月にスタートした弊社制作の番組「極上のクルーズ紀行」制作スタッフのNです。 おかげさまで番組は今年で放送開始から丸5年を迎えます。 今回は昨年末に取材した「アンダマン海の真珠」といわれるミャンマーの秘境、 メルギー諸島を帆船で巡る8日間のクルーズの取材についてレポートいたします。 旅の友はチャーター式の美しい木造帆船 「 LAMIMA 」 まずは今回の出発地、タイのプーケットで旅の友と なる帆船「ラミマ」とご対面。 その船の美しさに驚きました。 インドネシアの伝統的な帆船の村で3年を費やして 製作されました。広い船に、客室はたったの7部屋。 ピニシはインドネシアの伝統的な形の帆船 シンガポールで修行を積んだ シェフによる船での食事 ゲスト1人に対してクルーを2名配置するなど、 「海上の5つ星ホテル」ともいえる船旅を提供して くれます。 船尾に設置された バリスタイルのマッサージ 船のマスターキャビン 美しい秘境。でも・・・情報がない !? メルギー諸島はマレー半島西岸の沖合のアンダマン海に浮かぶ諸島。 ミャンマーの民主化が進むなかで1990年代末より外国人の観光が解禁されました。 「 秘境 」と聞くとワクワクしますが・・・。 「 秘境 = 情報が少ない 」ということ。 しかし、ただ綺麗な景色を撮影しただけでは番組は成り立ちません。 7泊のクルーズでどこを訪れるかは、毎晩ミャンマー人ガイドと船のクルーが 話し合って決めています。撮影スタッフも打ち合わせに参加し、情報を集めます。 どの位置に停泊するのか 毎日地図で確認 船のゲスト以外に 人はいない場所ばかり 船のオーナー自らが ウェイクボードの安全を確認 (遊んでいるわけでは…?) 海の住人・モーケン族との出会い 今回、最も懸念していたのは東南アジアやマレー半島の海上で生活するモーケン族の取材。 ほぼ一年中海上で過ごしていたという彼らですが、現在は政府からの勧めで 船での生活を捨て、 その多くは定住生活をしています。 「 海に潜るモーケン族を撮りたい!」 ということで、村での交渉を開始。 でも、人前に出ることを極端に嫌う彼ら。 なかなか取材をOKしてくれません。 何度もお願いすること1時間。・・・ついに漁に出かける彼らを撮影させてもらえました! 海に潜る直前まで船の陰に隠れていた彼らの姿がとても印象的でした。 浜辺に高床式住居を建てて暮らす 漁師は水の中を歩くように進む 浜辺で遊ぶ子ども達 カメラをみて大騒ぎ! また今回のクルーズで訪れたサンカ島では、たまたまこの島を訪れていた漁師さんに 取材する事も出来ました。 カイン族の“ トントンさん ”は家族や親戚5人で漁をしながらなんと1ヶ月間も 小さなボートの中で生活しているんだそうです。 夜の間に海に潜ってナマコを採り、採ったナマコを島で茹でてから燻し、それらを村に持ち帰って 生計をたてています。 これはモーケン族の生活スタイルそのものといえます。 見た目は怖そうですが… 実は気さくな“トントンさん” ナマコを値段が高い順に 並べてくれました! クルーズ中は地元の漁船にも しばしば出会います 番組でのプレゼントコーナーも始まっています! メルギー諸島のクルーズの放送は1月に終わりましたが、再放送や特集があるかも?です。 機会があれば 是非ともご覧ください! また2015年10月からは、番組での視聴者プレゼントを行っています。 毎回 制作スタッフが 「 現地でしか手に入らないもの 」 をテーマに頭をひねり、 クルーズで訪れた街や、船にちなんだ品物を選んでいます。 プレゼントの告知は、番組をご覧いただくか BS-TBSのホームページ 「 プレゼント情報 」 からも見ることができます。 http://www.bs-tbs.co.jp/present/ 番組の感想を書いて、どしどしご応募ください! 皆様からのご意見、ご感想を伺ってこれからも より良い番組を作っていければと思っております。
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