ひびき動物病院かわらばん平成28年2月号（25号）ねこの排せつ物をトイレに流さないでよくみる動物ニュースの中で、こんな記事にあいました。当院ではいつも入院の子の排せつ物は基本的にトイレに流して処分しているため、ちょっと目を引く記事でした。どうしてダメなのか？理由は簡単でした。詰まるから、でした。でも実際のところどうなんでしょうか？「ネコのウンチは絶対に水に溶けないから、絶対にながしちゃだめだよ」絶対にが2個もついています。ではどうして詰まるのでしょう？トイレ剤のネコ砂のせいでしょうか？その記事によりますと、一つはトイレの下水管構造。家の敷地外にある下水管までの道のりが流れやすいかどうか（これは見えない部分だから判断に難しいです）。それに付随して、最近のトイレは節水構造のため、流れる水の量が少ないのもあるらしいです。なるほど。確かにここは１階だし建物も新しくはないし便器が昔のタイプだし道路（下水管）も近いです。トイレに流してOKのネコ砂程度でしたら、今まで詰まったことはありません。そしてその次は、ネコのウンチが溶けない、という話。これは理由がありますね。納得する部分としない部分があります。必ず溶けないわけではありませんが、毛玉が多く含まれるウンチは確かに溶けません。そうすると、長毛の子は、詰まりやすいのかもしれませんね。また、抜け毛の季節は注意が必要ということでしょうか。便秘の子に使ってもらうフードにすると、ヌルヌルのウンチになりますが、これでも線維成分のおかげでおそらくすぐに全部は溶けません。いつも検便の時には便を水に溶かしますが、時間が経った便は確かに固いし溶けにくいです。このように個人的な考察でしかありませんが、なんとなく想像できる部分もあります。総括しますと、流し方に気を付ける必要がある、ということになりますね。詰まってしまうと、工事になると随分費用がかかるそうです。トイレ剤にも注意して、適切に排せつ物の処分をお願いします。〒235-0045 横浜市磯子区洋光台6丁目2-17-102 ☎045-832-0390 定休日木曜日全日と日祝の午後続報小学校のうさぎの写真がとれました。持って行った木箱は無事に活用されているようでした。お知らせ 3月20日-21日院長不在午前診療ペットホテルお休み入院できません。最新はホームページも参考にしてください。先生、膵炎の専門家なんですか？少し前にこんな風に聞かれたことがありました。答えは「NO」なのですが、この病気はおそらく機械などの検査技術の向上で、発見率がかなりあがったためか？と思いますが、かなり頻繁に出会います。獣医になったころの教科書には、犬猫に膵炎はない、と書かれていました… 膵臓は、脂肪の代謝と糖の代謝に密接に関連している内臓で、ひどくダメージを受けると、死亡する事も珍しくありません。甘く見ると痛い目を見る病気なんです。この病気の原因は、身体の代謝と与えている食事のバランスが悪い、お腹が元々弱い、拾い食いしてしまう、など様々です。イヌとネコでは病態も少し違いがあります。私はラーメン屋に行くのが好きですが、学生時代の青森ではなかなかおいしいお店を見つけられず、横浜に帰ってくるとラーメン屋をはしごしてました。以前は替え玉もあれば頼んでいましたが、年のせいでしょうか？今では大盛も食べられなくなってしまいました。ペットも高齢になると、若い時と同じがダメ、とかお友達の○○ちゃんと同じではダメ、とか個人差を考えてあげる必要があるのかな？と個人的には思っています。この病気を予防する、または治療する場合には、食事療法が必須です。基本的には動物病院で取り扱う、治療用の低脂肪フードになります。種類はいくつかあるのですが、現在のところこの低脂肪フードが当院でもベストセラーになっています（それだけ多いということでしょうか）。ちょっと意識してみてくださいね～腸内細菌バランス腸内細菌には善玉菌と悪玉菌のバランスがあるのですが、身体の調子が悪くなると、悪玉菌が増えやすくなり、うんちの臭いも増えます。逆にみればウンチの臭いが少ないということが、お腹の調子がいい、身体の調子がいい、という目安にもなります。当院おススメのフードは、消化もよく便臭が減り、それを実感していただけるものだと思います。どうぞお気軽にお試し下さい。治療用低脂肪フード 1㎏ 2378円 2438円善玉菌を増やすフード 1㎏ 1800円