教職員用 ☆インフルエンザ罹患時の注意事項☆ インフルエンザは、突然の高熱、頭痛、悪寒、倦怠感で発症し、咳や鼻水、腹部症状を伴う感染 症です。小児や高齢者等では、肺炎等の重大な合併症を起こすこともあります。インフルエンザは、 国民の健康に影響を与える恐れがある感染症の一つとして、法律(感染症の予防及び感染症の患者に 対する医療に関する法律)で、「五類感染症」に定められています。もしインフルエンザに罹患した 場合、他の人へ感染させる危険性がある期間中は、就業上の注意が必要です。 ※ 詳細は、担当部署の業務を熟知している上司とよくご相談ください。 ◎休養中の注意 ☆ 睡眠、休養 安静にして、睡眠を十分に摂りましょう。解熱後、夜ふかしや喫煙、暴飲暴食、外出はしばら く避け、身体を十分に休めることが必要です。 ☆ 保湿 室内は、20~22℃と暖かくし、湿度も 50~60%に保ちましょう。 業務制限の内容:38℃以上の場合、就業禁止(それ以外の場合は医師の判断による) 期間の目安 ☆ :解熱後2日を経過するまで 一般的に、インフルエンザウィルスに感染して症状が出てから3~7日間は、ウィルスを排 出すると言われています。 健康な成人では、インフルエンザは通常2~3日で熱が下がりますので、熱が下がっても一両 日はうつす可能性が残る事になります。抗インフルエンザ薬の内服によって発熱期間は通常1~ 2日間短縮され、ウィルス排泄量も減少しますが、解熱後の感染力が同じように短縮されるとは 限りません。従って、症状が出てから3~7日間は他の人へうつす可能性が高いので、人の多く 集まる場所は避けた方が良いでしょう。インフルエンザ罹患後には体力等の低下もありませので、 以上のような点を考慮の上、いずれの場合も無理をせず、十分に体力が回復してから復帰するの がよいと考えられます。 ・ 感染期間:発病数時間前~発病後5日 ・ 感染経路:主に飛沫感染 ・ 感染源:気道分泌物 ☆ 水分の補給 風邪の時と同じように、水分を十分に補給しましょう。(お茶、ジュース、味噌汁、スープな ど) 。胃腸が弱っている場合もあるので、食事は消化吸収の良い物を選びましょう。 ☆ その他 ご家庭に感染しないように、使ったティッシュはすぐ始末し、タオルや下着類もまめに洗濯 しましょう。 ◎就業上の注意 解熱して就業できるようになっても、症状が出てから3~7日間は他の人へ映す可能性が高い ので、集団の場所を避けることや、患者ケアをする際には注意が必要です。 ☆ マスクの着用、手洗い、換気 ・ ・ ・ ◎抗インフルエンザ薬について 近年、増殖したインフルエンザウィルスが細胞外へ出ていくことを阻害する抗インフルエンザ薬 ・ が開発されました。A 型・B 型インフルエンザ両方に効果があります。 抗インフルエンザ薬は、発症後 48 時間以内に服用することにより、合併症のないイン フルエンザでの罹患期間を短縮することが確認されています。 処方された場合には、速やかに服用してください。 ☆ 接触を避けた方がよい患者 ・ ・ ・ ・ インフルエンザには、様々なウィルス型があります。ヒトがあるウィルス型に対して免疫を獲得 しても、異なるウィルスに対してはその免疫が効かず、感染・発症してしまうことが考えられるの で、1シーズンに A/ソ連型(H1N1)インフルエンザにかかった後、A/香港型(H3N2)にかかったり、 A 型インフルエンザにかかった後、B 型インフルエンザにかかったりすることがありますので、今後 もご注意ください。 高熱があっても、解熱剤の中にはインフルエンザにかかっている時に使用を避けなければならな いものがあります。医師の指示がない限り、別の疾患にかかった時に医療機関で処方された解熱剤 の使用や家庭に残っている薬を服用しないようにしましょう。 マスクを着用し、ご自身の飛沫を飛ばさないようにしましょう。 患者の1m 以内でケアを実施する場合は、外科用マスクを着用しましょう。 マスク、白衣類はまめに交換しましょう。 手や指先を介した感染もありますので、手袋着用の有無に関わらず手洗いを励行して ください。 ・ 抵抗力の弱い高齢者・乳幼児 気管支喘息等の呼吸器疾患のある方 慢性心不全等の循環器疾患のある方 糖尿病、腎不全、免疫不全(免疫抑制剤による免疫低下も含む)などの方 妊婦 ◎予防接種について 毎年 11 月頃、教職員・学生希望者にインフルエンザワクチン接種を行っております。 (有料) 今後もぜひご利用ください。 <診療、検査についての問い合わせ先> 長岡技術科学大学 体育・保健センター 内線 こつがい 9822(三宅)、9824(小番)
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