第10 号 - 魚沼市立小出中学校

平成 27 年7月 10 日(金)
第 10 号
魚沼市立小出中学校
3学年部
中越地区大会が終わり、部活動を引退する生徒が多くなってきました。そこで、学校では気持ちの切り
替えについての話をしています。多くの時間を費やして真剣に取り組んできた部活動ですので、切り替え
は簡単ではないかもしれません。
しかし、
目標とする進路実現のためにここは頑張りどころだと思います。
◇◆◇◆◇今週の3年生の活動から◇◆◇◆◇
↑地区大会の報告会では、副応援団長の星山さ
↑家族の絆、命の大切さを題材にして、三行詩
んが、選手に健闘を称えた応援を行いました。
を書きました。優秀作品にはPTAから図書券
両手を広げて立派な振り付けでした。
が贈られます。
←体育祭の軍のカラー決めが行われました。今
年は、軍の代表が体育館を半周して中央のマッ
トの上にある球を拾います。その中に入ってい
る紙の番号が紅、青、黄の色と対応していて決
まるというものでした。その結果、3Aが紅軍、
3Bが青軍、3Cが黄軍になりました。最初に
マットに飛び込んだ3A代表今井さんの跳躍
がものすごくて体育館から「オー」とどよめき
が起こりました。さすが高跳びの全中選手で
す。
◇◆◇◆◇人権教室がありました◇◆◇◆◇
人権擁護委員の関さんが、人権につ
7月9日(木)に人権教室が多目的スペース(今まで食堂
と呼ばれていた部屋が多目的スペースと名前が変わりました)
で行われました。人権擁護委員の方が6名来校されて、パワ
ーポイントを使って話をしてくださいました。
『人権(ヒュー
マンライツ)は幸福な生活を営むために「生まれながらに持
つ権利」で、日本国憲法によって保障されている。
』といった
原則から、醜いアヒルの子を例にとって差別はいけないこと
等の話がありました。夏休みの社会科の課題に「人権作文」
があります。選択制ですが、作文を書くことで人権について
の考えを深めることも大切ではないでしょうか。
いて熱く語ってくれました。
種をまこう「人権って何だろう」いっしょに読んで考えよう
人権教室を前にして「全国人権擁護委員連合会」が編集した冊子「人権って何だろう」を道徳で読
み、その内容について考えました。特にいじめを題材にして扱った「一人じゃないよ」は全生徒が読
み感じたことをまとめましたので紹介します。
『
「一人じゃないよ」という言葉 1 つでも、心を込めて
『いじめをしている人、されている人の気持ちが実体
言えば相手に伝わる相手を助けることができる。
』
験からよく書かれていてわかった。いじめられたくないからいじめをするという悪循環があると思った。
』
『相手にした悪事が必ず自分に帰ってくることが分かった。
』
『背が伸びたくても伸びない人や、やせた
くてもやせない人もいるのでそれを指摘していじめることはよくないと思う。
』
『まずは相手の立場になっ
て考えることが大切だと思った。
』
いわれもない差別で人権を侵害され、苦しんでいる人がまだまだいることに悲しみを覚えました。
差別を作るのは私達の心です。人ごととして考えるのではなく、まず私達自身の心を見つめなおし、
人権の意識を高めなければなりません。誰もが傷つかない社会にするために人権とは何かをしっかり
と学ぶことが大切だとあらためて考える時間となりました。
内閣総理大臣賞受賞作文「一人じゃないよ」について
これは人権作文コンテストで入賞した中学生(女子)の作文である。彼女は自分がいじめの
標的にされないために、いじめのリーダーと仲良くなりいじめに加担することになる。しか
しその後、気づく。
「相手にした悪事は必ず、自分にもふりかかってくるもの」だというこ
とを。
いじめる側からいじめられる側になって、初めて彼女は「いじめられた人の傷の痛さ」を
知る。なぜこうなる前に「こうしたら相手が傷つく」ということを想像できなかったのか。
人の気持ちを考えることのできない想像力に乏しい人だったのか。答えは否だと思う。世の
中には十分想像できるのに彼女のように振舞ってしまう人はたくさんいる。あなたはどうだ
ろうか。
「このくらいなら、大丈夫、ひどくないから。
」と勝手に自分の都合のいいように解
釈していないだろうか。ここが問題だ。人の気持ちをないがしろにしているのだ。小さくて
も傷は傷である。常に相手の気持ちを想像できる人になってほしい。
次に問題なのは青少年が陥りやすい「集団心理」という催眠術のようなものにかかってし
まったことだ。リーダー格の子が「あの人、むかつく」というと、今までその人に対して何
も思っていなかった人まで「なんかそうかも。
」と思ってしまう心理のことだ。リーダーに
逆らえないという立場もあったのだろう。これにかかると集団で暴走してしまうこともあ
る。そこまでひどくならなかったのは不幸中の幸いだったかもしれない。彼女はこの集団に
抵抗して抜け出す。同時に安っぽい仲間意識からも卒業したのだ。そしていじめられている
人に「一人じゃないよ」ということを心から伝える。
この作文を読んだ人にお願いがある。周りにつらい思いをしている人がいたら真っ先に寄
り添ってあげてほしい。世の中から不当な差別を受けている人がいたら、勇気と知識を持っ
て一緒に戦ってほしい。一人ひとりの人権を守るために。
(国語科 冨田直美)
◇◆◇来週以降の予定◇◆◇
13 日(月)
14 日(火)
20 日(月)
21 日(火)
海の日
体育祭結団式
15 日(水)
16 日(木)
期末懇談会
期末懇談会
出前あいさつ運動
22 日(水)
23 日(木)
ボランティアスクー 一学期終業式
離任式
ル開校式
17 日(金)
期末懇談会
出前あいさつ運動
24 日(金)
夏休み開始
県大会1日目