教授要目[1年次]

教 授 要目 [1 年次 ]
平成 22 年度 人間科学部開講科目
001
002
哲学
心理学概論
開講年度
2010 年度
開講年度
2010 年度
科目区分
教養科目
科目区分
教養科目
学年
1年次
学年
1年次
配当学期
後期
配当学期
前期
担当者
大野晃徳
担当者
森山徹
単位数
2単位
単位数
2単位
必修・選択区分
選択科目
必修・選択区分
選択科目
科目概要
科目概要
「政治学」や「心理学」といった学問は,名称自体が研究対象を大まかに指し示している
「心理学」がひとつの科学としてどのように発展してきたかを,最新の知見を通して学ん
が,「哲学」はそうではない(「哲学」はけっして「哲」についての学問ではない)。では
でいく。また,いろいろな分野の知見を学ぶことで,自己理解・他者理解を深め,生涯に
「哲学」とはいったい何を研究する学問なのか?また「哲学」の「哲」にはどんな意味が
わたる自己変革と豊かな人間関係の育成といった,資質向上の道筋を探る。
あるのか?この講義では,こうした根本的な問いに対する答えを,「哲学」の源流である
古代ギリシャ思想に遡り,とりわけソクラテスやアリストテレスの主張をよりどころとし
ながら,探り出してゆく。
達成目標
心理学のどの分野でもよいので,興味をもった領域について理解を深める。
成績評価
成績評価
レポート(50%),期末試験(50%)
期末テスト(持ち込み不可)60点,出席点40点の都合100点で評価。
履修心得
出席点に関しては,欠席回数が4回以上となった場合,(4回目の欠席から)1回につき
4点の減点を行う減点法を採用します。
「心」というナイーブな性質のものを扱うので,真摯に取り組んでほしい。
授業計画
授業計画
第1回
心のメカニズム①
認知心理学/知覚と感覚
第1回
講義概要説明
第2回
心のメカニズム②
認知心理学/記憶のメカニズム
第2回
「哲学」の「哲」に込められた意味
第3回
心のメカニズム③
認知心理学/「理解する」とは
第3回
「哲学」の源流としてのギリシャ思想(ミレトス学派)
第4回
心の成り立ち①
発達心理学/心の起源
第4回
「哲学」と「言論の技術」
第5回
心の成り立ち②
発達心理学/子どもの心の発達
第5回
「哲学」誕生前夜(エレア学派など)
第6回
心の成り立ち③
学習心理学/教育と心の育ち
第6回
「哲学」誕生前夜(デモクリトスなど)
第7回
心の成り立ち④
人格と性格/人格とは
第7回
「哲学」とそのライバルとしての弁論術①
第8回
心理学の研究方法①
第8回
「哲学」とそのライバルとしての弁論術②
第9回
心理学の研究方法②
第9回
「哲学」とそのライバルとしての弁論術③
第10回
心と社会①
社会心理学/集団のもつ性質
第10回
無知の知
第11回
心と社会②
社会心理学/社会と個人
第11回
ソクラテスの考える哲学
第12回
心の揺れ①
臨床心理学/感情と行動
第12回
もう一つの哲学(アリストテレス)
第13回
心の揺れ②
臨床心理学/欲求と葛藤
第13回
存在としての存在
第14回
心の揺れ③
臨床心理学/心を扱うとは
第14回
幸福の探究
第15回
まとめ
第15回
まとめ・質疑応答
教科書
学生へのメッセージ
使用しない(授業毎に資料を配布する)
とにかくたくさんしゃべり,たくさん書くので,居眠りしてる暇などないと思って下さい。
教科書
参考書
特に指定なし
使用しません
参考書
プラトン『パイドロス』(岩波文庫)
1
1
教授要目[1年次]
平成 22 年度 人間科学部開講科目
003
004
日本語表現
生命の科学
開講年度
2010 年度
開講年度
2010 年度
科目区分
教養科目
科目区分
教養科目
学年
1年次
学年
1年次
配当学期
前期
配当学期
前期
担当者
保坂達雄
担当者
近藤雅雄
単位数
2単位
単位数
2単位
必修・選択区分
選択科目
必修・選択区分
選択科目
科目概要
科目概要
文章を書くのが好きという人はそう多くはいないと思う。大抵の人はなかなか思うように
ヒトの生命の誕生から成長,加齢を通して「健康のための生命科学」を展望する。生命科
書けないという苦労を経験しているはずだ。なぜ文章を書くのはむずかしいのだろうか。
学は生命の進化,受精,妊娠,生命の誕生,成長・老化,および生体を構成する多くの細
文章はそれを書く人と一体のものであり,その人のものの見方や考え方,また生き方など
胞,組織,臓器およびそのネットワーク(生命系)の特有な現象および様々な機能を科学
と切り離すことができない。したがって,自分という存在を他者の視点から見つめるとい
的に究明し,とくに,人類の保健・医療・福祉に貢献できるよう,自然科学から人間・総合
う訓練をしてゆかないと,自分の見方や考え方を把握することができない。書くことはま
科学(人文科学,社会科学,自然科学を含む)にまたがって,ヒトが健康で平和な生活を
ずここから始まるといえる。自分の思いや考えをよく整理して,それをどう表現したら他
営む中で最も基本的で重要な生命と健康についての教養を身につける。21世紀に入って
者によりよく伝えることができるのか。そのためにはどのような言葉をもって表現したら
地球規模的に「健康」と「生活の質(QOL)」並びに「平和」と「環境保全」への意識
よいのか。
が高まりつつあるが,そのような社会を実現するためには,人々が豊かさを味わい,心の
文章はたいへん微妙なもので,書きたいことだけをただ書き連ねても相手の心に訴えるこ
安らぎを感じられる新たな社会システムの構築が望まれる。本講ではこれからの社会を構
とはできない。相手がどう読むかという視点がなければ,書き手の思いは伝わらない。文
築していく学生として,生命のしくみ,健康の概念,こころの問題,生命倫理を理解する
章力が問われるのはまさにこの点である。したがって,日本語力をつけて表現力をスキル
と同時に,平和で,健康的な生活を送るための方法及びそれに必要な生命科学の知識を修
アップすることが,ひいては人間力を高めることにも繋がってゆく。
得することを目的とする。
達成目標
達成目標
文章を書くことを通して自己をみつめ,他者に伝わる表現とは何かを学び,コミュニケー
生命のしくみ,健康・病気の概念,こころの問題,生命倫理を理解し,平和で,健康的な
ション能力を高めること。
生活を送るための方法及びそれに必要な生命科学の基本的知識を身につけます。
成績評価
成績評価
出席率と提出物の総合評価。
学習意欲・受講態度(20%),小テストおよび試験(80%)
履修心得
履修心得
1週おきに課題が出され,作品の提出が求められる。
授業計画
高校の生物を復習すること
第1回
はじめに
第1回
オリエンテーション(講義内容,生命科学の概念)
第2回
音声表現と文字表現
第2回
生命の誕生(受精と妊娠のメカニズム,生命の設計図,遺伝子とその働き)
第3回
日本語表現の心得
第3回
生命の基礎
第4回
自分を見つめてみよう
第5回
語感をみがく
第4回
血液の働きと呼吸・循環
第6回
エッセイを書く
第5回
生命維持のための健康・栄養
第7回
写生を学ぶ
第6回
体液の恒常性維持機能
第8回
三人称で書く
第7回
生体内情報連絡のしくみ(1)
内分泌調節と情報連絡システム
第9回
小論文を書くⅠ
第8回
生体内情報連絡のしくみ(2)
神経細胞による情報連絡のしくみ
第10回
小論文を書くⅡ
第9回
生命活動としての骨と筋肉の働きと健康,運動システム
第11回
表意文字としての漢字Ⅰ
第10回
生体防御のしくみ
第12回
第13回
表意文字としての漢字Ⅱ
敬語の基本
第11回
成長と老化のメカニズム
第12回
難病と健康(生命の科学から健康の科学へ)
第14回
敬語の使い方
第13回
こころとからだの健康
第15回
相互批評
第14回
生命倫理(生殖工学など)
第15回
まとめ(試験)
授業計画
(生命の最小単位,細胞のしくみと働き;遺伝子・環境因子相互干渉作用)
学生へのメッセージ
書くことに意識的になってほしい。
∼排泄と体液調節のメカニズム∼
治癒と治療
∼感染症の発症機序∼
学生へのメッセージ
教科書
健康な生活と自分を取り巻く多くの人々や環境に感謝できる学生の出席を望む。また,生
教科書は使わず,プリントを使用する。
命に興味を持ち,将来,社会に大きな貢献をしたいという熱意のある学生の受講を期待す
参考書
る。
授業の中で紹介する。
教科書
プリント配布予定
参考書
健康のための生命科学(近藤雅雄著)
2
教授要目[1年次]
平成 22 年度 人間科学部開講科目
006
015
文化人類学
日本国憲法
開講年度
2010 年度
開講年度
2010 年度
科目区分
教養科目
科目区分
教養科目
学年
1年次
学年
1年次
配当学期
後期
配当学期
後期
担当者
塩月亮子
担当者
天野聖悦
単位数
2単位
単位数
2単位
必修・選択区分
選択科目
必修・選択区分
選択科目/幼免必修
科目概要
科目概要
「文化人類学」は,人間の社会や文化の研究を通じて,「人間とは何か」を明らかにする
世界の歴史において,憲法というものが必要とされた背景をたどりながら,日本国憲法の
学問である。本講義では,講義担当者が実際にフィールドワークを行ったミクロネシアの
存在意義を学ぶ。憲法は国家の基本法として,とりわけ国政に影響し,国政を通じて,国
ヤップ島をはじめ,インドネシアのバリ島,沖縄,アイヌ,モンゴル,ハワイ,ネパール
民の日常生活にも関わってくるものであるから,人権の保障,国民の自由および権利,人
など,さまざまな地域の社会・文化のあり方を文化人類学の概念を用いながら具体的に紹
間の尊厳,平和問題ならびに国家の役割などについて多角的具体的に検討し,現実の諸問
介する。それらの比較・分析を通し,最終的には異文化理解と自文化を相対化できる視点
題を分析できるような知識を身につける。同時に,このことを通じて,人として持つべき
を養うことを目的とする。
倫理観,また,わが国のみならず諸外国の伝統や文化も尊重する態度を養う。
達成目標
1.異文化を理解する
達成目標
2.自文化を相対化する
3.文化の多様性と共通性を学ぶ
世界の歴史において,憲法というものが必要とされた背景をたどりながら,日本国憲法の
成績評価
存在意義を学ぶ。日本国憲法の主要な部分を理解すること。
評価は平常点(コメントカード提出等)40%
成績評価
定期試験かレポート(受講人数による)60%の割合で行う。
レポート
履修心得
授業計画
国内外のニュース(主に文化面)をよく見ておくこと。
授業計画
第1回
憲法の意味,種類
第2回
近代憲法の原理(権力分立,権利の保障)
第1回
文化人類学の特徴(民博の歴史から)
第3回
日本憲法概史(∼大日本帝国憲法∼日本国憲法)
第2回
文化人類学の成立と考え方(文化相対主義)
第4回
天皇
第3回
文化人類学の方法(フィールドワーク)
第5回
戦争の放棄,非常事態,国際連合
第4回
文化人類学と植民地主義(欧米)
第6回
基本権の種類
第5回
日本における文化人類学の受容と展開
第7回
平等の原則,制度的保障,私人間効力
第6回
「贈与・交換論」−ミクロネシア・ヤップの事例を中心に−
第8回
自由権
第7回
「ケガレ論」−ミクロネシア・ヤップの事例を中心に−
第9回
受益権
第8回
「伝統と近代」−ミクロネシア・ヤップの事例を中心に−
第10回
参政権
第9回
「人生儀礼」−インドネシア・バリの事例を中心に−
第11回
社会権
第10回
「伝統の創造」−インドネシア・バリの事例を中心に−
第12回
国会
第11回
「文化表象」−沖縄の事例を中心に−
第13回
内閣
第12回
「観光資源」−沖縄の事例を中心に−
第14回
司法,裁判員制度
第13回
「先住民文化」−アイヌの事例を中心に−
第15回
財政,地方自治,憲法改正,最高法規
第14回
「文化混淆」−ハワイの事例を中心に−
第15回
半期授業のまとめと補足
教科書
「新訂憲法」青山武憲
教科書
著
啓正社
参考書
特に指定なし(プリント配布予定)
授業内容に関係する参考書類は適宜紹介する。
参考書
『文化人類学事典』弘文堂,1987 他
3
教授要目[1年次]
平成 22 年度 人間科学部開講科目
016
018
情報処理演習(1)
英語コミュニケーション(1)
開講年度
2010 年度
開講年度
2010 年度
科目区分
教養科目
科目区分
外国語科目
学年
1年次
学年
1年次
配当学期
通年
配当学期
通年
担当者
須藤智亜紀
担当者
遠藤幸子
単位数
2単位
単位数
2単位
必修・選択区分
必修科目/保育士必修・幼免必修
必修・選択区分
必修科目/保育士必修・幼免必修
科目概要
コ ン ピ ュ ー タ ソ フ ト ウ ェ ア 「 Microsoft Office」 に 内 包 さ れ る 基 本 ソ フ ト ウ ェ ア
「Microsoft Word」「Microsoft Excel」「Microsoft PowerPoint」の操作方法を習得し,
幼稚園や保育所などの職場環境で多用される文書作成のスキルアップを目指す。情報機器
を活用した今日的なビジュアルコミュニケーションを具現化することに主眼を置き,文
字・画像を含めた様々な情報を訴求対象者にいかに美しくかつ機能的に伝達するかという
ことをテーマに文書作成実習を行う。また教育実務や保育実務において必須となる情報機
器を活用した表計算やプレゼンテーションについても習得する。
達成目標
現代社会において,パーソナルコンピュータはあらゆる分野で利用され,不可欠なものと
なっている。講義では,教材として現在標準となっているワープロソフト『ワード』,表
計算ソフト『エクセル』,そしてプレゼンテーションソフト『パワーポイント』を取り上
げる。これらのソフトウェアの利用・活用を通して,コンピュータに関する知識と利用技
術を習得し,情報処理の基礎を理解することを目的とする。
成績評価
科目概要
国際化する保育の現場に対応すべく,幼児や保護者とのコミュニケーションに必要とされ
る基本的な英語の習得を目的にESP教育を実践,実際に現場で使える英語を学ぶ。保育
現場を舞台としたテキストを使用し,登園,遊び時間,給食,昼寝,行事,などそれぞれ
の場面に登場する語彙および表現を学習しながら,英語の基礎的な力をつみあげ,さらに
英語という言語そのものに対する興味を深めるため,英語の歴史や英語圏の文化について
も触れながら学習をすすめる。特に音読に力をいれ,将来絵本や紙芝居などの読み聞かせ
が上手にできるようにする。さらに CALL により特に英語を母国語とする話者のノーマル
スピードの会話を理解できる聞き取り能力を養い,四技能を補強してゆく。
達成目標
高校までに学習した英語の復習と確認を行う。
保育の現場で必要とされる英語表現を習得する。
成績評価
課題点(前期1課題,後期1課題)と出席点
出席,試験,平常点(授業態度,宿題の提出,発表など)で総合的に評価する。
授業計画
履修心得
第1回
情報処理演習(1)授業の概要説明・文字入力
第2回
インターネット・メール操作
第3回
情報倫理
第4回
「Microsoft Word」1
第5回
必ず英和辞典をもってくること。
授業計画
第1回
イントロダクション,CALL の説明
画面構成・操作説明
第2回
レッスン1(The School Year Begins)
「Microsoft Word」2
様々な書式設定
第3回
レッスン2(Arrival)
第6回
「Microsoft Word」3
実践演習1/案内を作成する
第4回
レッスン3(Playtime in the Classroom)
第7回
「Microsoft Word」4
表作成
第5回
まとめ
第8回
「Microsoft Word」5
図形の操作
第6回
レッスン4(In the Sandbox)
第9回
「Microsoft Word」6
実践演習2/ポスターを製作する
第7回
レッスン5(In the Playground)
第10回
画像加工・スキャナー操作
第8回
レッスン6(Lunchtime)
第11回
「Microsoft Word」7
課題作成
第9回
まとめ
第12回
「Microsoft Word」8
課題作成
第10回
レッスン7(Changing Clothes and Story Time)
第13回
「Microsoft Word」9
課題作成
第11回
レッスン8(Nap Time)
第14回
「Microsoft Excel」1
基本操作
第12回
レッスン9(Blowing Bubbles)
第15回
「Microsoft Excel」2
表作成1/データ入力・数式
第13回
レッスン10(A Sick Child)
第16回
「Microsoft Excel」3
表作成2/様々な書式設定
第14回
まとめ
第17回
「Microsoft Excel」4
表作成3/便利な関数
第15回
試験
第18回
「Microsoft Excel」5
表作成4/練習問題
第16回
レッスン11(Preparation for the Sports Day)
第19回
「Microsoft Excel」6
グラフ作成
第17回
レッスン12(The Sports Day)
第20回
「Microsoft Excel」7
簡単なデータベース
第18回
レッスン13(Going for a Walk)
第21回
「Microsoft Excel」8
小テスト
第19回
まとめ
第22回
年賀状を作ろう
第20回
レッスン14(Discovering Autumn)
第23回
「Microsoft PowerPoint」1
プレゼンテーションとは何か・基本操作
第21回
レッスン15(Drawing & Letter Writing)
第24回
「Microsoft PowerPoint」2
スライド作成1/文字入力・スライド操作
第22回
レッスン16(A Snowy Day)
第25回
「Microsoft PowerPoint」3
スライド作成2/様々なオブジェクト作成
第23回
まとめ
第26回
「Microsoft PowerPoint」4
画面切替効果・アニメーションの設定
第24回
レッスン17(Leaving for Home)
第27回
「Microsoft PowerPoint」5
スライドマスタ
第25回
レッスン18(School Diary)
第28回
「Microsoft PowerPoint」6
課題作成
第26回
まとめ
第29回
「Microsoft PowerPoint」7
課題作成
第27回
レッスン19(Bean-Throwing Day)
第30回
「Microsoft PowerPoint」8
課題作成
第28回
レッスン20(With Thanks for a Wonderful School Year)
第29回
まとめ
第30回
試験
教科書
30時間アカデミック 情報リテラシー Office2007 (実教出版)
参考書
学生へのメッセージ
授業内容に関係する参考書類は適宜紹介する。
保育の現場で必要な単語や表現を勉強しながら,英語の基礎をもう一度確認し,英語力を
アップさせるように勉強していきましょう。
教科書
「新保育の英語」森田和子著
三修社
その他適宜プリント配布
参考書
授業内容に関係する参考書類は適宜紹介する。
4
教授要目[1年次]
平成 22 年度 人間科学部開講科目
021
023
スペイン語コミュニケーション(1)
中国語コミュニケーション(1)
開講年度
2010 年度
開講年度
2010 年度
科目区分
外国語科目
科目区分
外国語科目
学年
1年次
学年
1年次
配当学期
通年
配当学期
通年
担当者
磯野マルタエレナ
担当者
緒方
単位数
2単位
単位数
2単位
必修・選択区分
選択科目
必修・選択区分
選択科目
科目概要
昭
科目概要
スペイン語で簡単な日常会話ができるようになることをめざす。スペインの文化,歴史に
外国語の学習は,異文化理解,異文化コミュニケーションのための基本的かつ不可欠の要
も触れ,スペイン語文化圏の生活を知る。簡単な旅行案内や絵本などが理解できるように
件である。日本と中国の国際交流,国際関係は,今後,より一層,目覚ましく,かつ安定
なる。最初から使えるスペイン語を意識すれば,学習のモチベーションを高められるでし
した発展が予想される。そのような現状に鑑み,先ず,一年次では中国語で簡単な日常会
ょう。練習問題では,テープに収録されたスペイン語の音声のみを聴いて答える質問を各
話ができることを学習の目標とする。また,同時に日本の社会および人々の生活に入り込
課に取り入れ,意識的にリスニング力の養成にも配慮します。スペイン語に対する理解を
んでいるさまざまな中国文化の影響,さらには日中の長い交流の歴史から生まれた日本文
深め,なお一層の興味を喚起する目的で,いくつかのコラムを掲載します。
化と中国文化の関係,それらを中国語の学習を通じて学び,より深く良識のある中国理解
成績評価
が身につくよう指導する。
毎回練習問題と出席評価します。前期と後期のリポートで評価も取ります。
達成目標
授業計画
大学生活の中での日常的,基礎的な会話の修得
第1回
スペイン語という言語と国々。ミニコラム。Latinoamerica,地図.
第2回
アルファべット,文字,
成績評価
発音,アクセント,挨拶。
平常時小テスト,期末テストによる総合評価
ジェスチャー「!HOLA!¡Adiós!」
履修心得
第3回
スペイン語で名前,苗字,男性と女性の名前。早い口こと。
音声,音感を働かせる言語であることを認識して臨んでもらいたい。
第4回
名詞の性と数, 名詞可
第5回
数詞(1∼15)ジェスチャー。飲み物の注文。
第6回
主客人称代名詞。ジェスチャー「Yo, tú, nosotros, vosotros. 」
第7回
第二変化∼er, ジェスチャー「comer, beber, coser」
第8回
第三変化∼ir, ジェスチャー「pedir, escribir 」。練習表。
第9回
否定文と疑問文,ジャスチャー「no oir, no ver」
第10回
学生生活,学問と言語。
第11回
一人称だけ不規則な動詞
第12回
曜日,時を表す副詞。一週間の行動。
第13回
動詞 SER の直説法現在形(1)。自分,職業。
第14回
特徴や性質を表す形容詞。自己紹介
第15回
動詞 SER ( 2) 三人称を用いた表現。指示詞,数詞(16∼31)。月。
第16回
時刻,曜日,日付,値段。
第17回
まとめ。
第18回
動詞 Estar の直説法現在。現在分詞
第19回
Hay (∼があります・います)
第20回
Hay -
第21回
語根母音変化動詞(1)
第22回
衣類,小物,色。 したいこと,なりたい職業。
第23回
直接目的,間接目的人称代名詞。
第24回
語根母音変化動詞 (2)
第25回
許可や依頼の表現。
第26回
動詞 Tener の直説法現在。ジェスチャー
第27回
Tener dolor, calor, sed. ジェスチャー。
授業計画
第1回
中国語の発音指導
第2回
中国語の「四声」
第3回
中国語の「母音」
第4回
中国語の「子音」
第5回
発音総合指導(挨拶・慣用句)
第6回
大学生活での会話
第7回
「校門で」
第8回
「廊下で」
第9回
「キャンパスで」
第10回
「携帯を見ながら」
第11回
第12回
復習1.自己紹介
第13回
「学生食堂で」
第14回
「王先生の研究室で」
第15回
第16回
発音,音読,文法項目の復習
第17回
「コンビニで」
第18回
「バス停で」
第19回
第20回
復習2.鈴木君の一日
第21回
第22回
「放課後に」
第23回
「卓球の中継を見ながら」
第24回
第25回
「ディズニーランドで待ち合わせ」
第26回
「カフェテラスで」
第27回
第28回
復習3.阿部さんのメール
第29回
第30回 (前・後期総括)
学生へのメッセージ
第28回
Tener que + 動詞の原形。持ち物や家族のこと。
中国の興味深い話題を折り交ぜ進めます。
第29回
聴解練習。
授業中は活発かつ積極的な会話,発言を望みます。
第30回
まとめ。
規則動詞の直説法現在
冠詞,形容詞。
Presente Indicativo.
第一変化∼ar,
ジェスチャー「hablar,contar,estudiar,telefonear, fotografiar」
「hacer, ver, salir」
Estar. 施設,建物−
場所,一位関係−状態を表す形容詞。
e >ie。
Querer
o > ue。
Poder
Ya lo tengo。
教科書
「はじめまして!中国語」−白水社,喜多山幸子,鄭幸枝著
教科書
参考書
¡Hola! ¿ Qué tal? 朝日出版社。
必要に応じ紹介
参考書
5
教授要目[1年次]
平成 22 年度 人間科学部開講科目
025
026
人間と健康
健康と運動
開講年度
2010 年度
開講年度
2010 年度
科目区分
体育科目
科目区分
体育科目
学年
1年次
学年
1年次
配当学期
前期
配当学期
通年
担当者
髙橋うらら
担当者
本田宗洋
単位数
2単位
単位数
2単位
必修・選択区分
必修科目/保育士必修
必修・選択区分
選択科目/保育士必修・幼免必修
科目概要
科目概要
人間を身体的,精神的,社会的な側面から捉え,人間にとって「健康とは何か」を探求す
将来,子どもを指導する立場になるために,活動的で親しみと信頼性のある人としての素
ることが,QOL(Quality of Life)
;
「生活の質」を向上させるために重要である。様々
養を身につけることを目的とし,幼児の発育,発達に必要な運動遊びの具体例を数多く経
な側面から健康とは何かを探求し,自己の生活スタイルをみつめなおし,自分の健康を的
験し,遊びの特性や教育的意義について深い理解をもたせる。さらに少しでも高度なスポ
確に把握できる能力を養う。さらに,自己のダイエット行動や運動習慣を見直し,各ライ
ーツ技能に挑戦し,運動技能向上や人間関係の喜びを体験し,生涯のスポーツ生活を展望
フステージに応じた健康づくりのための,栄養・運動・休養を基礎とした適切な生活スタイ
することができるようにさせる。
ルを確立する能力を養う。また,保育に携わる者は,将来,子どもを持つ親(特に母親)
達成目標
をサポートする立場になり,女性のライフサイクルについて学ぶことは必須であり,女性
将来,子どもを指導する立場になるために,活動的で親しみと信頼性のある人としての素
特有のライフサイクルと健康についても学ばせる。
養を身につけることを目的とし,からだを動かすことの大切さ,楽しさを学ぶ。
達成目標
成績評価
人間を身体的,精神的,社会的な側面から捉え,人間にとって「健康とは何か」を探求す
成績評価は授業参加への積極性,授業内容の理解と展開,個人技能の向上(個人に応じて
ることが,QOLを向上させるために重要である。様々な側面から健康とは何かを探求し,
授業最初レベルから終了時までの過程),チームへの協調性などを勘案して評価する。
自己の生活スタイルをみつめなおし,自分の健康を的確に把握できる能力を養う。さらに,
履修心得
自己のダイエット行動や運動習慣を見直し,各ライフステージに応じた健康づくりのため
授業内容は天候,その他で変更することがある。
の,栄養・運動・休養を基礎とした適切な生活スタイルを確立する能力を養う。
からだを動かすことの大切さ,楽しさを学ぶために積極的に参加してください。
成績評価
授業計画
授業中の小レポート,授業ノート,期末考査
履修心得
高校の保健の教科書を復習しておくこと
授業計画
第1回
ライフサイクルと運動とは何か。
第2回
生涯教育の必要性(講義)
第3回
スポーツの基礎理論(講義)
第4回
体つくり運動
第1回
人間と健康とは
第5回
ボール遊び
第2回
健康の概念
健康に影響を与える因子
第6回
ボールゲーム(1)
第3回
健康の政策
健康教育
第7回
ボールゲーム(2)
第4回
ライフステージと健康1(乳幼児期,学童期)
第8回
ボールゲーム(3)
第5回
ライフステージと健康2(青年期,壮年期)
第9回
バドミントン(1)
第6回
ライフステージと健康3(高齢期)
第10回
バドミントン(2)
第7回
ライフステージと健康4(女性のライフサイクル1)
第11回
バドミントン(3)
第8回
ライフステージと健康5(女性のライフサイクル2)
第12回
ニュースポーツⅠ
第9回
喫煙と健康
第13回
運動表現(1)
第10回
飲酒と健康
第14回
運動表現(2)
第11回
薬物乱用と健康
第15回
スポーツと健康(講義)
第12回
心の健康
第16回
バレーボール(1)
第13回
生活スタイルの見直しとデザイン1
第17回
バレーボール(2)
第14回
生活スタイルの見直しとデザイン2
第18回
バレーボール(3)
第15回
まとめ
第19回
バスケットボール(1)
第20回
バスケットボール(2)
第21回
バスケットボール(3)
第22回
ニュースポーツ(Ⅱ)
第23回
ニュースポーツ(Ⅲ)
第24回
ニュースポーツ(Ⅳ)
第25回
伝統あそび(1)
第26回
伝統あそび(2)
第27回
指導案の作成と展開(1)
第28回
指導案の作成と展開(2)
第29回
指導案の作成と展開(3)
第30回
まとめ
学生へのメッセージ
自分自身の身体や健康をみつめなおし,主体的に授業に臨んでください。
教科書
必要に応じて,資料を配布する。
参考書
適宜紹介する。
教科書
特に使用しない
参考書
授業内容に関係する参考書類は適宜紹介する。
6
教授要目[1年次]
平成 22 年度 人間科学部開講科目
029
030
児童福祉(1)
保育原理
開講年度
2010 年度
開講年度
2010 年度
科目区分
専門科目
科目区分
専門科目
学年
1年次
学年
1年次
配当学期
前期
配当学期
通年
担当者
山岸道子
担当者
倉田新
単位数
2単位
単位数
4単位
必修・選択区分
必修科目/保育士必修
必修・選択区分
必修科目/保育士必修
科目概要
科目概要
何らかの事情で社会福祉の援助をして育つ必要のある児童に対するサービスの仕組みや
保育原理は保育士養成カリキュラムの告示科目で「保育の本質・目的の理解」の系列の中
内容を学ぶ。児童福祉の意義および歴史的展開を学び,法律,制度,福祉機関,施設を理
にある科目である。保育所では,0歳児から小学校就学の始期に達するまでの乳幼児を対
解する。社会福祉法,児童福祉法,母子及び寡婦福祉法,母子保健法,児童虐待防止法,
象として,保育を行っている。長い子どもは6年間保育所生活を送ることになる。乳幼児
などを基本に,子ども子育て応援プランや,次世代育成支援対策福祉法,などを含め年々
期は人間形成の基礎を培う重要な時期であり,子どもの健全な心身の発育を図るためには
誕生する新しい施策に基づく法など関連法を理解する。児童福祉サービスの現状と課題,
正しい児童観と保育観をもち,子どもの発達を見通して発達段階にふさわしい関わり方が
を認識し,専門職として,国家資格保有者としての保育士資格の意味をしっかり理解する。
必要である。少子化の今日,保育に対するニーズは多様化し様々な保育形態が増えている。
その上で,児童,家族,地域への役割を果たす視点や相談援助活動について理解する。ま
さらに在宅母子の育児支援も保育士の重要な仕事となっている。この講義では保育の意義
た,たえず現在の日本社会の中での児童をめぐる問題を自分を含めた人間としての問題と
とその思想を学び,保育の場の歴史と現状を理解させ,保育所保育の原理と特性,環境,
してとらえ,原因や解決法について考える姿勢を持つように児童福祉従事者としての養成
方法,発達過程区分における保育内容,指導計画,安全,健康の留意事項,多様な保育ニ
を行う。あわせて自分自身の18年間を振り返り,環境,心身,情緒行動に関して課題の
ーズ,相談援助活動,保育サービスの評価を理解させる。保育者になる第一歩として,保
ある子どもたちの状況を思いやる。
育に関する基本的な知識や考え方を学習する。
達成目標
具体的には次の内容を学習する。
何らかの事情で苦しい生活環境で生活する児童への温かいまなざしをもつ事が出来,その
1.保育の意義と本質
為の支援制度を知る。
育の課程と展開
成績評価
2.保育の場と制度
3.保育の環境
7.指導計画の展開と保育の実際
4.保育の内容
5.保
8.世界の保育の現状
達成目標
テスト,レポート,出席
保育の本質・目的を理解する。
履修心得
成績評価
新聞等で児童問題に関心をもつ事
出席状況,授業参画,リアクションペーパー,課題レポート,試験
授業計画
履修心得
第1回
児童福祉の理念・意義
科目概要
様々な報道等から子どもたちを取り巻く状況について情報を収集すること
第2回
児童を取り巻く今日的環境
第3回
児童福祉に関する法律
第4回
さまざまな制度とその運用
第5回
児童福祉施策の現状と課題―1
子どもの家庭の現状と保育所
第6回
児童福祉施策の現状と課題−2
母子保健・ひとり親家庭
第7回
児童福祉施策の現状と課題―3
児童虐待問題と権利擁護
第8回
児童福祉施策の現状と課題―4
障害とハンディキャップ
第9回
第10回
授業計画
第1回
保育の意義と本質(その1)
保育の心
第2回
保育の語義
保育の目標(1)
養護サービス
成長発達と保育
保育の本質
保育の意義と本質(その2)
世界の子どもたちは今
児童観
第3回
保育の意義と本質(その3)保育の目標(2)
第4回
保育の意義と本質(その4)保育の基本的原理と方法原理
児童福祉実践における関係機関
第5回
保育の意義と本質(その5)保育施設の歴史
児童福祉施設
第6回
保育の場と制度(その1)保育制度とその歴史と現状
第11回
家庭福祉と相談援助活動の重要性
第7回
保育の場と制度(その2)施設保育(全般的な児童福祉施設及び保育所)
第12回
育児相談を中心にした相談活動
第8回
保育の場と制度(その3)家庭保育
子育て支援
地域活動
第13回
子育て支援・次世代育成支援サービス
第9回
保育の場と制度(その4)乳児保育
病後児保育
一時保育
第14回
子どもと家庭を応援する日本の課題
第10回
保育の場と制度(その5)障害児保育
第15回
振り返り・評価
第11回
保育の環境(その1)自然環境,自然保護,地域環境
第12回
保育の環境(その2)保育の建築物と園庭,及び設備
第13回
保育の環境(その3)保育における安全教育
第14回
保育の環境(その4)人的環境と物的環境
第15回
前期のまとめ─創造的な明日の保育を考える(ポスター発表)
第16回
保育の内容(その1)保育内容の歴史
児童福祉六法(中央法規)
第17回
保育の内容(その2)食育・食農保育
国民の福祉の動向(厚生統計協会)
第18回
保育の内容(その3)自主性と主体性を育てるための保育内容
第19回
保育の内容(その4)生活と遊び
第20回
保育の内容(その5)育児支援
第21回
保育課程と展開(その1)保育課程の意義とその作成
第22回
保育課程と展開(その2)指導計画の種類および記載事項
第23回
保育課程と展開(その3)保育課程の評価と計画の改善
第24回
指導計画の展開と保育の実際(その1)指導計画の展開と保育形態
第25回
指導計画の展開と保育の実際(その2)デイリープログラムと1日の流れ
第26回
指導計画の展開と保育の実際(その3)小学校,家庭,地域との連携
第27回
世界の保育の現状(その1)欧米の歴史と現状
第28回
世界の保育の現状(その2)アジアの歴史と現状
第29回
世界の保育の現状(その3)各国の特色ある保育実践を学ぶ
第30回
後期のまとめ
学生へのメッセージ
自分の児童期をふりかえり,大人として児童福祉に向い合いましょう。
教科書
児童福祉を学ぶ
松本園子著
ななみ書房
2400円
2009年
参考書
発達の課題と保育観
幼稚園
保育園
保育サービス
遊具,用具,器具
領域の考察
カウンセリングマインド
21世紀の保育を考える(討論)
学生へのメッセージ
講義中心であるが,課題演習的展開も多く取り入れるので積極的態度で臨んでほしい。
教科書
保育原理:大学図書出版,新保育所保育指針の読み方:全社協
参考書
保育士の美しい生き方:ななみ書房
7
教授要目[1年次]
平成 22 年度 人間科学部開講科目
033
037
発達心理学(1)
小児栄養
開講年度
2010 年度
開講年度
2010 年度
科目区分
専門科目
科目区分
専門科目
学年
1年次
学年
1年次
配当学期
後期
配当学期
後期
担当者
井戸ゆかり
担当者
重田公子
単位数
2単位
単位数
2単位
必修・選択区分
必修科目/保育士必修・幼免必修
必修・選択区分
選択科目/保育士必修
科目概要
科目概要
発達心理学は生涯にわたる発達をとらえる学問である。保育者は一人一人の子どもの発達
小児の栄養生理学的知見をもとに,栄養学,調理学,食品の安全性に関する基本的な知識
を正確にとらえることが必要である。本授業では,人間の受精・誕生,死までの発達をそ
を習得する。さらに,栄養と健康,食生活への興味や関心を持ち,望ましい食習慣の形成
れぞれの発達期ごとの特徴を理解することを目的とし,胎児期から老年期までの一生涯を
とその日常化をはかる。具体的には,小児の健康な生活と食生活の意義,小児の発育・発
「発達的にみる」という視点を養う。また,履修者のほとんどが保育者をめざしているこ
達と食生活,食物のはたす栄養学上の役割,妊娠・授乳期の母体の栄養と食生活をはじめ,
とから,乳幼児期の理解に時間をとり,視聴覚教材や事例なども取り入れながら子どもの
乳児期・離乳期・幼児期・学童期・思春期の各ライフステージにおける食生活と食育,小
発達を的確にとらえる力を養成すると同時に,発達にそった適切な援助・支援ができるよ
児期の疾病の特徴と食生活,障害がある小児の食生活,保育所を含む児童福祉施設におけ
う指導する。さらに,学生自身のこれまでの発達を振り返り,将来,保育者として,ある
る食生活について学ぶ。
いは,親としての成長の過程を見通すことができるよう援助していく。
達成目標
達成目標
食育はもとより食物アレルギーを持つ子どもが増えています。確実に学んで,自信を持っ
とくに乳幼児,児童の心身の発達を的確にとらえること,そして,発達や個人差にそった
て子どもたちと向き合ってください。
適切な援助ができるようにすることを目標とする。また,障害のある子どもの特性を理解
成績評価
すること,近年,障害という診断は受けていないまでも,配慮・支援を要する子どもや保
授業への取り組み,課題,テストなどによる総合評価
護者への対応の難しさが言われており,そのような子どもや保護者の気持ちを理解し,援
履修心得
助方法を考えていくことも本授業のテーマである。
授業は各回異なるテーマで構成され,次に繋がることを考え授業に臨むようにしてしてく
成績評価
ださい。
平常点(リアクションペーパーなど50%),試験(50%)で総合評価を行う。
授業計画
なお,出席が2/3を満たない者は,試験の受験資格はなく,不合格とする。
履修心得
(2)および(3)を履修するには,(1)を履修しておくことが条件となる。
第1回
小児の健康な生活と食生活の意義
第2回
小児の発育・発達と食生活
第3回
食物のはたす栄養学上の役割
授業計画
(エネルギー源となる栄養素−炭水化物・たんぱく質・脂質−)
第1回
発達心理学とは (発達心理学の概念)
第4回
食物のはたす栄養学上の役割(ミネラル・ビタミンのはたす役割)
第2回
発達とは①
(発達の意義,遺伝と環境,生育環境の重要性)
第5回
日本人の食事摂取基準,食事バランスガイドと食生活
第3回
発達とは②
(発達の原理,発達段階と発達課題)
第6回
妊娠・授乳期の母体の栄養と食生活
第4回
胎児の姿と特徴①(生命の神秘,胎児の能力)
第7回
乳児期および離乳期の食生活
第5回
胎児の姿と特徴②(胎児期の母性・父親の発達)
第8回
幼児期の食生活
第6回
乳児の姿と特徴①(新生児反射,心身の発達)
第9回
学童期の食生活
第7回
乳児の姿と特徴②(乳児の生活,愛着の発達と成立)
第10回
思春期の食生活
第8回
幼児の姿と特徴①(心身の発達,運動発達)
第11回
ライフステージと食育,食品の安全性
第9回
幼児の姿と特徴②(認知の発達,言葉の発達)
第12回
小児期の疾病の特徴と食生活
第10回
幼児の姿と特徴③(人間関係の発達,遊びの発達)
第13回
障害がある小児の食生活
第11回
幼児の姿と特徴④(自己の発達,基本的生活習慣の形成)
第14回
児童福祉施設における食生活(特に保育所給食を中心に)
第12回
児童の姿と特徴①(心身の発達,認知の発達)
第15回
健康ではつらつとした保育士でいるための食生活
第13回
児童の姿と特徴②(人間関係の発達)
第14回
青年の姿と特徴 (心身の発達,アイデンティティの確立,対人関係の変化)
第15回
成人・高齢者の姿と特徴
学生へのメッセージ
小児の健全な食行動を促すには,幼児期の食事経験が最も大切なことを理解して欲しい。
教科書
(身体的生理的変化,家族周期からみた発達課題,親となる
改訂
ことによる成長・発達,高齢者の生活)
学生へのメッセージ
授業の中で紹介します
日頃から,いろいろな人とかかわる機会をもつよう心がけること。また,新聞,ニュース
など関連記事にも目を向け,自分なりに考える機会を持つよう努力すること。
教科書
「よくわかる発達心理学」 無藤隆・岡本祐子・大坪治彦編
子どもの食生活−保育と小児栄養−
参考書
ミネルヴァ書房
参考書
授業の中で適宜紹介していく
8
(ななみ書房)
教授要目[1年次]
平成 22 年度 人間科学部開講科目
040
041
保育内容健康指導法
保育内容人間関係指導法
開講年度
2010 年度
開講年度
2010 年度
科目区分
専門科目
科目区分
専門科目
学年
1年次
学年
1年次
配当学期
前期
配当学期
後期
担当者
髙橋うらら
担当者
石井智子
単位数
2単位
単位数
2単位
必修・選択区分
選択科目/保育士必修・幼免必修
必修・選択区分
選択科目/保育士必修・幼免必修
科目概要
科目概要
乳幼児の健康は発達の基盤になるものであり,相互に関連しあった心と体の健康の重要性
幼稚園・保育所において保育の目標を達成するために,子どもの状況に応じて保育者が適
を理解させる。まず,各年齢段階における,知的・身体的・社会的な側面の総合的な発達
切に行うべき基礎的な事項及び保育者が援助する事項を子どもの発達の側面の,人との関
について理解させるとともに,「健康な心と体を育て,自らの健康で安全な生活をつくり
わりに関する領域を学ぶ。
出す力を養う」という,領域「健康」のねらいを踏まえ,健康で安全な生活習慣を獲得す
幼稚園教育要領と保育所保育指針を対照しながら,領域「人間関係」についての理解を深
るための指導や各年齢段階に応じた,自発的・主体的な全身を使った活動,例えば保育室
める。乳幼児期から身近な人に興味や関心をもち様々な活動を通して人とかかわりながら
で手軽に行える模倣遊びや身体表現活動から大型遊具を使用した運動遊びについて,保育
生活している子どもたちが,保育現場ではどのような経験をし,どのように人間関係を学
実践例に基づいて実技も取り入れながら,適切な指導・援助のあり方を学ばせる。また,
んでいくのか,保育者としてどのように援助していくのかについて視点を当て,ビデオ・
健康に関わる基本的な知識の理解を深めさせる。
スライド等の情報・映像機器の使用を通してディスカッションや分析をしながら内容を深
達成目標
め,各学年の人間関係の特徴やその指導方法について学ぶ。
乳幼児の健康は発達の基盤になるものであり,相互に関連しあった心と体の健康の重要性
達成目標
を理解する。まず,各年齢段階における,知的・身体的・社会的な側面の総合的な発達に
到達目標:幼稚園教育・保育所保育の基本である環境を視座にいれながら,領域「人間関
ついて理解させるとともに,「健康な心と体を育て,自らの健康で安全な生活をつくり出
係」の「ねらい及び内容」の理解を深める。園における具体的な子どもの姿から,各学年
す力を養う」という,領域「健康」のねらいを踏まえ,健康で安全な生活習慣獲得や自発
の子どもたちの人とのかかわりがどのようなものか,またどのような意味をもつのかを知
的・主体的な全身を使った活動について,保育実践例に基づいて適切な指導・援助のあり
るとともに,保育者の指導や援助の在り方について知る。
方を学ぶ。また,健康に関わる基本的な知識の理解を深める。
成績評価
成績評価
提出された課題レポートと授業への参加度を併せて総合的に評価する。
授業中の小レポート,授業ノート,期末考査
履修心得
履修心得
小課題も必ず提出すること。
講義,演習と実技を組み合わせて行う。
授業計画
授業計画
第1回
オリエンテーション(「人間関係」とは)
第1回
領域「健康」の位置づけ
第2回
領域「人間関係」のねらいと内容について
第2回
幼児の健康と保育環境の重要さ
第3回
幼稚園教育要領と保育所保育指針(1)
第3回
乳幼児の身体的な発育・発達
第4回
第4回
乳幼児の生理的発達
第5回
3歳児までの発達と人間関係
第5回
乳幼児における運動発達の順序性と運動の課題
第6回
3歳児クラスの人間関係の特徴と指導(1)
第6回
運動あそびの発達的意義とその発展
第7回
幼児の運動あそび <遊び環境とその内容>
第8回
運動あそびの実際 <幼稚園での運動会の内容と計画>
第9回
幼児の運動遊びへの保育者のかかわり
第10回
子どものこころの発達と健康
第11回
子どもの心身に影響を及ぼす要因
第12回
基本的生活習慣の形成と適切な時期の指導・援助
第13回
生活習慣の形成と保育者とのかかわり
第14回
乳幼児の事故と安全管理,安全生活のための配慮と指導・援助
第15回
まとめ
(2)
相違点と共通点
比較を通して考える
実践事例から子どもの姿について考える
第7回
3歳児クラスの人間関係の特徴と指導(2)
保育者の指導や援助について考える
<指導・援助のありかた>
第8回
<感情,知性,社会性>
4歳児クラスの人間関係の特徴と指導(1)
実践事例から子どもの姿について考える
<食,睡眠,運動,養育態度・環境>
第9回
<食事,排泄,睡眠>
4歳児クラスの人間関係の特徴と指導(2)
保育者の指導や援助について考える
<睡眠,清潔,衣服>
第10回
5歳児クラスの人間関係の特徴と指導(1)
実践事例から子どもの姿について考える
第11回
学生へのメッセージ
5歳児クラスの人間関係の特徴と指導(2)
保育者の指導や援助について考える
自分自身の課題をみつけ,積極的な姿勢で授業に臨んでください。
教科書
保育内容・健康(近藤充夫編著
〃
建帛社),幼稚園教育指導要領
参考書
保育の安全と管理(河鍋翯編 同文書院)
第12回
園の生活と集団
第13回
「人とのかかわりで気になる子」の指導
第14回
園と家庭,保育者と保護者の関係
第15回
まとめ
学生へのメッセージ
自分の意見を述べるなど積極的な態度で臨むこと。遅刻や欠席に注意すること。
教科書
幼稚園教育要領解説(フレーベル館)・保育所保育指針解説書(フレーベル館)
参考書
授業内容に関係する参考書類は適宜紹介する。
9
教授要目[1年次]
平成 22 年度 人間科学部開講科目
042
046
保育内容環境指導法
乳児保育(1)
開講年度
2010 年度
開講年度
2010 年度
科目区分
専門科目
科目区分
専門科目
学年
1年次
学年
1年次
配当学期
後期
配当学期
通年
担当者
根津明子
担当者
小川清美
単位数
2単位
単位数
2単位
必修・選択区分
選択科目/保育士必修・幼免必修
必修・選択区分
選択科目/保育士必修
科目概要
科目概要
幼稚園及び保育所において保育の目標を達成するために,子どもの状況に応じて保育者が
わが国の乳児保育の変遷を知り,現在の乳児保育の意義,保育所や乳児院の果たす役割を
適切に行うべき基礎的な事項及び保育者が援助する事項を子どもの発達の側面の,身近な
理解させる。新生児,0歳児,1歳児,2歳児の発達と保育を学び,乳児保育に携わる保
環境との関わりに関する領域について学ぶことをもくてきとしている。具体的な事例を適
育者として必要な理論,知識,技術の基本を具体的事例を通して理解させる。特に乳児保
宜取り上げ,人,物,空間,時間の関係性によって生まれる状況の中で,子どもが遊び,
育のニーズが高まっている原因を知り,乳児保育の特質を十分に理解させ,実践できる力
遊びを通して環境とかかわり,様々な事柄に気づき,成長していく姿について学ぶ。最後
を養うことを目標とする。そのために保育所保育指針をもとに,保育のねらいと内容につ
に子どもと環境をつなぐ保育者(大人)の役割について学ぶ。
いて理解させる。さらに3歳未満児の保育の計画の特性について理解させる。
達成目標
達成目標
達成目標は以下の 2 点ある。
1.わが国の現在の乳児保育の意義を理解する。
1)子どもが本来持っている「自ら物事に向かう力」を,十分発揮できるよう援助するこ
2.3歳までの乳児の発達と保育を理解する。
とが,環境を通して行なう保育(教育)であり,保育者の役割であると理解すること。
成績評価
2)保育の方法としての環境とは,人,物,空間,自然が相互に関連し,総合的に子ども
授業時における小レポート,課題への取組,
の成長の基盤となっているものであることを,具体的な事例を通して理解すること。
成績評価
期末時におけるまとめの試験あるいはレポート
履修心得
授業記録としてのノートのとり方 25%,授業中に行なうミニレポート 25%,
乳児保育(2)を履修するには,(1)を履修しておくこと
まとめのレポート 50%
授業計画
履修心得
第1回
乳児保育の意義
資料を読み取る力,授業の内容を聞き取る力,ノートに記録する力,考える力を育てる工
第2回
乳児保育の変遷
夫をすること。
第3回
乳児保育の基本(1)
第4回
乳児保育の基本(2)
授業計画
第1回
「環境」とは何か(1);地球的規模で環境を捉えるというこ
第5回
3歳までの発達(1)新生児
第2回
「環境」とは何か(2);環境を作り環境にかたどられるということ
第6回
3歳までの発達(2)0歳から1歳
第3回
「環境」にかかわる子どもたちとその援助(1)
第7回
3歳までの発達(3)1歳から2歳
0歳からの出発;好奇心の表出としての「見ること」と「さわること」
第8回
3歳までの発達(4)2歳から3歳
「環境」にかかわる子どもたちとその援助(2)
第9回
乳児保育の実際(1)誕生から6ヶ月未満の心の育ちと保育
1歳から2歳にかけて;自我の発揮を保障する環境作り
第10回
乳児保育の実際(2)6ヶ月から1歳3ヶ月未満の心の育ちと保育
「環境」にかかわる子どもたちとその援助(3)
第11回
乳児保育の実際(3)1歳3ヶ月から2歳の心の育ちと保育
2歳から3歳にかけて;
第12回
乳児保育の実際(4)2歳から3歳の心の育ちと保育
「これなあに?」,「どうして?」がたくさん生まれる環境作り
第13回
乳児保育を支える保育の計画
「環境」にかかわる子どもたちとその指導(4)
第14回
乳児保育を支える保育記録
3歳から4歳にかけて;「自分でできるもん」を充足する環境作り
第15回
乳児保育を支える保育評価
「環境」にかかわるこどもたちとその指導(5)
第16回
遊びの発達(1)誕生から6ヶ月未満
4歳から5歳にかけて;自分たちで工夫する力を発揮できる環境作り
第17回
遊びの発達(2)6ヶ月から1歳3ヶ月未満
第8回
「環境」にかかわる子どもたちとその指導(6)
第18回
遊びの発達(3)1歳3ヶ月から2歳未満
第9回
5歳から6歳にかけて;知的好奇心を充足する環境作り
第19回
遊びの発達(4)2歳児
第10回
現代の生活環境が子どもに伝えてしまうもの;子どもの育ちと現代社会
第20回
保育者の役割(1)子どもの健康支援
第11回
保育における生活の再構成(1)自然環境と子ども
第21回
保育者の役割(2)環境及び衛生管理ならびに安全管理
第12回
保育における生活の再構成(2)生活体験と子ども
第22回
保育者の役割(3)食育の推進
第13回
保育における生活の再構成(3)地域と子ども
第23回
保育者の役割(4)保育所における保護者に対する支援
第14回
環境としての保育者(1)保育者の居場所,振る舞いが意味すること
第24回
保育者の役割(5)地域における子育て支援
第15回
環境としての保育者(2)保育者自らの生活を問い直す
第25回
家庭との連携
第26回
地域との連携
第27回
乳児保育の現代的課題(1)
第28回
乳児保育の現代的課題(2)
第29回
乳児保育の現代的課題(3)
第30回
まとめ
第4回
第5回
第6回
第7回
学生へのメッセージ
授業記録として独自のノートを用意すること。
教科書
榎沢良彦・入江礼子編集『シードブック保育内容「環境」』
参考書
幼稚園教育要領,保育所保育指針,レイチェル・カーソン著『センス・オブ・ワンダー』,
学生へのメッセージ
原ひろ子著『子どもの文化人類学』,など
保育士という職業を考えている人のための科目であることを,常に意識して授業に臨んで
ほしい。
教科書
年齢別保育実践シリーズ1『1歳児の遊びが育つ』小川博久編
『保育所保育指針』厚生労働省
参考書
その都度紹介する。
10
フレーベル館,
教授要目[1年次]
平成 22 年度 人間科学部開講科目
049
050
音楽(1)
造形(1)
開講年度
2010 年度
開講年度
2010 年度
科目区分
専門科目
科目区分
専門科目
学年
1年次
学年
1年次
配当学期
通年
配当学期
通年
担当者
岩田遵子,安藤郁子,上野彩子,越原由香,小寺洋子
担当者
牧野由理
単位数
2単位
単位数
2単位
必修・選択区分
選択科目/保育士必修・幼免必修
必修・選択区分
選択科目/保育士必修・幼免必修
科目概要
科目概要
保育において,保育者が子どもと共に歌ったり,踊ったりすることを楽しむ活動を展開す
保育の内容を理解し展開するために必要な知識や技能を習得させる。造形活動を行う上で
るために必要となる音楽の基礎理論や楽器演奏技術,歌唱表現技術などを学び習得する。
必要な材料や道具などに関する基本的な知識,描き造るために必要な絵画や工作,彫塑な
具体的には,五線譜,音部記号,音符,休符,速度記号,等の楽譜の規則を学び,楽譜が
どに関する知識や技能など,保育実践で必要な知識や技能を体験を通して習得させる。
読めるようになること,ピアノの演奏技術を習得し子どもの歌の伴奏やマーチ,保育のい
具体的には色彩に関しての知識を養い,描画表現を通して学習していく。またスチレン版
ろいろな場面で必要な音楽を奏でることができるようになること,また,発声法を学び,
画やステンシル,ローラー遊びなどのさまざまな版表現を通して多様な版表現を理解する
自然な声で歌を歌えるようになること,それが子どもの表現のモデルとなるような望まし
とともに基本的な技能を習得し,版表現の楽しさを味わう。それらを通して学生自身が造
い歌い方で歌えるようになること,子どもの歌を歌いながら自らピアノで伴奏する弾き歌
形表現活動の楽しさを感じ,その意義を理解し,保育の中で積極的に展開できる感性と能
いができるようになることを目指す。また,以上の表現が,子どもの表現のモデルである
力を培うことを目指す。
ことを自覚し,自らの表現を,より望ましいものへ音楽的に高めることを目標とする。
達成目標
達成目標
造形の基礎として,さまざまな描画材料による表現技法での実技演習に取り組み,表現す
子どもの歌の弾き歌いを行うために必要な知識(楽譜の読み方,書き方)と基本的な技術
ることの楽しさや素晴らしさを見い出すことをねらいとする。また保育実践に必要な造形
(ピアノ演奏技術,歌唱法)を習得し,子どもの歌の楽譜を自分で読み,自分で伴奏しな
表現にかかわる知識と技能の修得を目標とする。
がら歌うことできるようになることを目標とする。
成績評価
成績評価
作品と授業内容を記録したスケッチブック,ミニレポート,授業に臨む態度,出席点を総
授業への参加態度(充分な練習を行って臨んでいるか等:50%),実技試験
合的に評価する。
履修心得
履修心得
演奏技術は日々の練習の積み重ねによって習得されるものです。毎回のレッスンには前回
エプロンを用意し,思う存分,表現することを楽しみましょう。
のレッスンで注意されたことに留意した練習を充分に行った上で臨むこと。
授業計画
授業計画
第1回
素描1:見て描く・見ないで描く
実技(芸術曲・子どもの歌の弾き歌い)のグループレッスンと音楽の基礎理論についての
第2回
素描2:立体表現・奥行き表現
講義・演習を組み合わせて行う。実技のレッスンは,各学生のレベルに応じて行う。
第3回
色彩1:色の仕組み
第1回
オリエンテーション
第4回
色彩2:色と心
第2回
予備レッスン(担当;安藤,上野,越原,小寺),楽譜とは何か(担当:岩田)
第5回
水彩(アクリル)1:下絵・下塗り
第3回
グループレッスン(担当;安藤,上野,越原,小寺),譜表(担当:岩田)
第6回
水彩(アクリル)2:着彩
第4回
グループレッスン(担当;安藤,上野,越原,小寺),音名(担当:岩田)
第7回
水彩(アクリル)3:着彩・仕上げ
第5回
グループレッスン(担当;安藤,上野,越原,小寺),
第8回
版表現1:スタンピング・デカルコマニー
音符⑴全音符,二分音符,四分音符,八分音符(担当:岩田)
第9回
版表現2:スチレン版画・紙版画
グループレッスン(担当;安藤,上野,越原,小寺),
第10回
版表現3:印刷・ステンシル・ローラー遊び
音符⑵付点音符(担当:岩田)
第11回
版表現:共同制作1
デザイン・制作
第7回
グループレッスン(担当;安藤,上野,越原,小寺),休符(担当:岩田)
第12回
版表現:共同制作2
制作・鑑賞
第8回
グループレッスン(担当;安藤,上野,越原,小寺),
第13回
紙製作1
新聞紙
拍子⑴2拍子・3拍子・4拍子(担当:岩田)
第14回
紙製作2
和紙・障子紙
グループレッスン(担当;安藤,上野,越原,小寺),
第15回
紙製作3
段ボール
拍子⑵複合拍子と変拍子(担当:岩田)
第16回
ミニ絵本
グループレッスン(担当;安藤,上野,越原,小寺),
第17回
粘土1:粘土で遊ぶ/紙粘土
いろいろなリズム⑴付点を伴うリズム(担当:岩田)
第18回
粘土2:粘土で遊ぶ/小麦粉粘土
グループレッスン(担当;安藤,上野,越原,小寺),
第19回
粘土3:粘土で表す/土粘土
いろいろなリズム⑵シンコペーション(担当:岩田)
第20回
粘土4:粘土で表す/陶芸
てびねり
グループレッスン(担当;安藤,上野,越原,小寺),
第21回
粘土5:粘土で表す/陶芸
くりぬき
長調⑴長音階の構造(担当:岩田)
第22回
木工遊び1
木を知る
グループレッスン(担当;安藤,上野,越原,小寺),
第23回
木工遊び2
道具を知る
長調⑵調子記号4つまでの長調(担当:岩田)
第24回
木工遊び3
デザイン・制作
グループレッスン(担当;安藤,上野,越原,小寺),
第25回
木工遊び4
制作
短調について(構造と調子記号4つまでの短調)(担当:岩田)
第26回
木工遊び5
制作・仕上げ
実技試験
第27回
オブジェ(グループワーク):デザイン
第6回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
第16回∼第28回
第28回
オブジェ(グループワーク):制作
ソルフェージュ(担当:全教員が交代で行う)
グループレッスン(担当:全教員),
第29回
オブジェ(グループワーク):制作・鑑賞
第29回
実技試験
第30回
まとめ
第30回
まとめ
学生へのメッセージ
学生へのメッセージ
掲示を必ず見て,忘れ物がないようにすること。毎回,エプロンが必要です。
毎日少しでも良いからピアノに触れ,弾いてみて下さい。必ず上達します。
教科書
教科書
適宜,資料を配布する。
『保育のために
こどもの歌140選』(ドレミ楽譜出版社),
参考書
『シング・ウオーク・ダンス』(音楽之友社),
適宜,提示する。
『ジュニアクラスの楽典問題集』(ドレミ楽譜出版社),
『バーナム
ピアノテクニック1
』(全音楽譜出版社)
参考書
授業内容に関係する参考書類は適宜紹介する。
11
教授要目[1年次]
平成 22 年度 人間科学部開講科目
057
066
児童福祉(2)
児童文化(1)
開講年度
2010 年度
開講年度
2010 年度
科目区分
専門科目
科目区分
専門科目
学年
1年次
学年
1年次
配当学期
後期
配当学期
前期
担当者
山岸道子
担当者
河野優子
単位数
2単位
単位数
2単位
必修・選択区分
選択科目
必修・選択区分
選択科目
科目概要
科目概要
児童福祉(1)で学習したことを踏まえ,さらに専門職として深い学びを行う保育士資格に
子どもの世界を取り巻く様々な文化について学ぶ。児童文化史を概観することによって基
示される保育所以外の施設での役割も理解する。特に現在の児童福祉問題の背景となる社
礎的な知識を得ると共に,子育て習俗等の伝承文化と子どもについて検討する。また,子
会・家族問題を考える。また,日本以外の諸外国の児童をめぐる考え方や児童福祉分野の
どもを取り巻く環境が大きく変容していると言われる現代について,子どもの生活文化を
諸状況を学び,日本との比較の背景を考える。児童福祉分野としての保育所の制度や仕組
睡眠・食事や遊び空間等の観点から検討する。それらによって,子どもと大人の関わりに
み,さまざまなサービスの意味と課題を理解させる。その上で専門職とは何かをしっかり
ついて考察し,また総合的に子どもの世界のあり様をとらえ,「子ども」観について考察
考え,そのあり方を考える力を養成する。さらに,わが国の今日的課題,例えば少子化,
する。
児童虐待,児童をめぐる犯罪,児童が引き起こす問題行動などについて,社会的背景や原
達成目標
因,対策など具体に考える。また,それらの解決に際し,地域でのさまざまなサポートに
児童文化について基礎的な知識を学ぶ。
ついて,主任児童委員や子育て支援センター,集いの広場などの試みを学生自身が居住す
成績評価
る地域の現状に関心を持ち調べて話し合う機会も持つ。(1)を基本に具体的な課題につい
平常点(出席及び授業内ミニレポート)+試験
て深く考える機会を持つ。
授業計画
達成目標
児童をめぐる現代の問題について意識をもつこと
成績評価
レポート,授業態度,出席
履修心得
児童や保護者への温かいまなざし
授業計画
第1回
児童文化について
第2回
子どもと大人の出会いの場としての児童文化①
第3回
子どもと大人の出会いの場としての児童文化②
第4回
伝承文化と子ども①
第5回
伝承文化と子ども②
第6回
児童文化史の概観①
第7回
児童文化史の概観②
第1回
児童福祉(1)の確認と(2) 科目の意義とねらい
第8回
子どもを取り巻く文化①児童書・絵本
第2回
家庭・子どもに関するわが国の史的変遷
第9回
子どもを取り巻く文化②玩具
第3回
家庭・子どもに関する海外の様子
第10回
子どもを取り巻く文化③漫画・アニメ
第4回
海外の児童福祉の歴史的変遷
第11回
子どもの生活文化①睡眠
第5回
養護に課題のある児童へのサービス
第12回
子どもの生活文化②食事
第6回
心身に障害のある児童へのサービス
第13回
子どもの生活文化③遊び空間
第7回
情緒・行動に問題のある児童へのサービス
第14回
子どもの生活文化④時間
第8回
保育サービスの現状
−1
基本的サービス
第15回
まとめ
第9回
保育サービスの現状
−2
保育対策など促進事業など
第10回
保育サービスの課題
第11回
ひとり親家庭の理解とサービス
第12回
小児保健対策の理解とサービス
第13回
児童健全育成サービスの意義と現状
第14回
児童福祉を支える民間など援助
第15回
評価・振りかえり
教科書
皆川美恵子・武田京子
参考書
その都度紹介します。
及び児童委員・主任児童委員の活動
学生へのメッセージ
自分の生育環境により多くの困難があった場合を想定して考えましょう
教科書
児童福祉(前期テキスト使用)
参考書
保育小六法(21年版)
中央法規
1400 円
12
編著「児童文化」ななみ書房
2007 年改訂
教授要目[1年次]
平成 22 年度 人間科学部開講科目
067
071
児童文化(2)
児童学入門
開講年度
2010 年度
開講年度
2010 年度
科目区分
専門科目
科目区分
専門科目
学年
1年次
学年
1年次
配当学期
後期
配当学期
前期
担当者
河野優子
単位数
2単位
必修・選択区分
選択科目
近藤雅雄,小川清美,山岸道子,小林由利子,青木純一,
担当者
井戸ゆかり,岩田遵子,内藤知美,根津明子,倉田新,石井智子,
髙橋うらら,紺野道子,牧野由理(オムニバス)
科目概要
単位数
2単位
必修・選択区分
必修科目
児童文化(1)で学んだことを更に展開し,児童文化についての考察を深める。子どもを取
り巻く文化の中でも,子どもにとって身近な絵本についてより幅広く学び,実際に読んで
科目概要
みたり,ミニ絵本の制作をしたりすることによって,理解を深める。また,絵本や児童書
児童学で目標とするところを,児童学科の専門科目を担当する専任教員全員がそれぞれの
には様々な形で子どもの成長が描かれている。物語を検討することにより,子どもの成長
専門分野の立場から明らかにしていくものである。児童学が,児童の福祉の視点からの児
について考察する。また,子どもにとって重要な意味を持つ遊びが,近年変容していると
童福祉,児童の発達・心理の視点からの児童発達,児童の健康・保健の視点からの児童保
言われている。情報化社会の現代における子どもを取り巻く文化について世代別にその変
健,児童(乳幼児を含む)の教育・保育の視点からの児童教育・保育,児童を取り巻くさ
遷を検討し,更に子どもの遊びの現状を検討することによって,子どもを取り巻く文化に
まざまな文化の視点からの児童文化という5つの柱から構成されている学問領域である
ついての考察を深める。
ことの基礎を伝えるものである。その過程で,履修者の一人ひとりが児童学とは何かとい
成績評価
うこと理解し,児童学科で学ぶことの意義を発見する。児童学の領域の広がりを理解し,
平常点(出席及び授業内ミニレポート)+製作+試験
児童理解を深めるものである。
授業計画
達成目標
第1回
児童文化の意義
1.児童学という総合的な学問領域を知る。
第2回
絵本について①
2.児童学科で学ぶ目標を持つ。
第3回
絵本について②
第4回
絵本について③(製作)
第5回
絵本を読む①
第6回
絵本を読む②
第7回
物語と子どもの成長①
第8回
物語と子どもの成長②
第1回
全体ガイダンス(担当教員全員によるガイダンス)
第9回
子どもの生活の変容①
第2回
児童福祉の立場から1(担当:山岸)
第10回
子どもの生活の変容②
第3回
児童福祉の立場から2(担当:倉田)
第11回
子どもと遊び①
第4回
児童発達の立場から1(担当:井戸)
第12回
子どもと遊び②
第5回
児童発達の立場から2(担当:紺野)
第13回
子どもと遊び③
第6回
児童保健の立場から1(担当:近藤)
第14回
児童文化を支える活動
第7回
児童保健の立場から2(担当:髙橋)
第15回
まとめ
第8回
児童教育・保育の立場から1(担当:小林)
第9回
児童教育・保育の立場から2(担当:青木)
第10回
児童教育・保育の立場から3(担当:根津)
第11回
児童教育・保育の立場から4(担当:石井)
第12回
児童教育・保育の立場から5(担当:牧野)
第13回
児童文化の立場から1(担当:内藤)
第14回
児童文化の立場から2(担当:岩田)
第15回
児童学入門のまとめ(担当:小川)
成績評価
毎回のレポートの総合による。
履修心得
毎回,レポートを課すが,提出期限を守ること。期限後のレポートは0点とすること。
授業計画
教科書
皆川美恵子・武田京子
編著「児童文化」ななみ書房
2007 年改訂
参考書
その都度紹介します。
学生へのメッセージ
出席を重視する。
教科書
なし
参考書
その都度紹介する。
13
教授要目[1年次]
平成 22 年度 人間科学部開講科目
078
080
幼児の生活と遊び
子どもと社会
開講年度
2010 年度
開講年度
2010 年度
科目区分
専門科目
科目区分
専門科目
学年
1年次
学年
1年次
配当学期
前期
配当学期
後期
担当者
小川清美
担当者
青木純一
単位数
2単位
単位数
2単位
必修・選択区分
選択科目/幼免必修
必修・選択区分
選択科目/幼免必修
科目概要
科目概要
幼児は生活を通して,また遊びを通じて発達していくことを理解させる。その手がかりに
子どもは社会的な存在である。国家や社会は未来を担う教育について常に強い関心を示し,
「伝承遊び」を取り上げる。現代まで長い間,子どもが遊び続けてきた「伝承遊び」に生
子どもを大人の理想に近づけようとした。そのための一つに,政府が繰り返し行う教育改
活と遊びの接点があることを知る。「伝承遊び」の持つ魅力こそが,長く受け継がれてき
革がある。そこで,日本で学校教育が始まった明治初期から今日までの改革の流れを追い,
た原因であることを知るために,一つ一つの「伝承遊び」を起源や遊び方をもとに分析す
国家や社会が子どもに何を求め,どのように変えようとしたのかについて,それぞれの教
るとともに,「伝承遊び」が減少してきた原因を探る。また,乳幼児の保育に携わる保育
育改革の目的や改革の中身を通して探る。また,実際に子どもはどのように変容したのか,
者として「伝承遊び」を実践できる力を養うとともに伝承者としての自覚を促す。
あるいはしなかったのかについて,各時代々の背景やデータ,資料などを通して考察する。
達成目標
同時に,国家や社会とは異なる子どもという存在を見つめなおし,教育の意味を探る。
幼児は生活を通して,また遊びを通じて発達していくことを理解させる。その手がかりに
達成目標
「伝承遊び」を取り上げる。現代まで長い間,子どもが遊び続けてきた「伝承遊び」に生
とくに戦後を中心に子ども存在が社会の動きの中で変容する過程を追いながら,戦後教育
活との接点を知る。また,長く受け継がれてきた「伝承遊び」の原因を知るとともに,反
改革が求める子ども観や教育観を明らかにする。
対に消失しつつある「伝承遊び」の原因を知る。幼児の教育に携わる保育者として,「伝
成績評価
承遊び」を実践できる力を養い,伝承者としての自覚を促す。
テスト 30%,小レポート 30%,平常点 30%
成績評価
履修心得
第1に,出席である。実際に伝承遊びを体験する際には特に出席が大事である。第2に,
体験したことを言語化する能力である。体験したことを考察する小レポートを何度か課す。
また最終的には,遊びについてのレポートを課題とする。これらを総合して評価する。
履修心得
製作物を期限内に提出すること。
授業計画
遅刻などをしないようにして下さい。
授業計画
第1回
子どもと社会の関係とは
第2回
最近の子どもをめぐるデータから考える
第3回
戦前の教育と子ども
第4回
GHQの教育改革
第1回
伝承遊びとは何か(1)伝承遊びの歴史
第5回
戦後教育の再建と子ども
第2回
伝承遊びとは何か(2)伝承遊びの定義
第6回
経済社会の発展と子ども
第3回
伝承遊びの魅力(1)伝承遊びの条件
第7回
学歴社会の到来と子ども(1)−高度経済成長がもたらしたもの
第4回
伝承遊びの魅力(2)伝承遊びが存続する条件
第8回
学歴社会の到来と子ども(2)−46 答申を読む
第5回
いろいろな伝承遊び(1)「かごめかごめ」
第9回
ゆとり教育と子ども
第6回
いろいろな伝承遊び(2)「かくれんぼ」
第10回
21 世紀の教育改革と子ども(1)−臨時教育審議会
第7回
伝承遊びの実践(1)体を動かして遊ぶ
第11回
21 世紀の教育改革と子ども(2)−教育改革国民会議
第8回
いろいろな伝承遊び(3)「鬼ごっこ」
第12回
21 世紀の教育改革と子ども(1)−教育再生会議
第9回
いろいろな伝承遊び(4)「ままごと」
第13回
新自由主義,新国家主義下の子ども
第10回
伝承遊びの実践(2)ものを利用した遊び
第14回
21 世紀の子どもとは教科か,経験か
第11回
いろいろな伝承遊び(5)「お手玉」
第15回
テスト
第12回
いろいろな伝承遊び(6)「折り紙」「あやとり」
第13回
伝承遊びの実践(3)自分で製作したものを使って遊ぶ
第14回
伝承遊びの伝承者になるために
教科書
第15回
伝承遊びの発展
特になし
学生へのメッセージ
積極的に参加してください。
学生へのメッセージ
参考書
意欲的に体験し,考察すること。
授業時に指示する。
教科書
『子どもに伝えたい伝承あそびー起源・魅力とその遊び方』小川清実著
萌文書林発行
参考書
その都度,提示する。
14
教授要目[1年次]
平成 22 年度 人間科学部開講科目
091
092
ドラマワークショップ
手話
開講年度
2010 年度
開講年度
2010 年度
科目区分
専門科目
科目区分
専門科目
学年
1年次
学年
1年次
配当学期
前期
配当学期
前期
担当者
新井孝昭
担当者
小林由利子
単位数
2単位
単位数
2単位
必修・選択区分
選択科目
必修・選択区分
必修科目
科目概要
科目概要
手話言語の基礎,及び手話コミュニケーションについて学ぶ。ろう児や難聴児とのコミュ
子どもとともに生活していくために保育者は,豊かな表現力,子どもと場に即した即興性,
ニケーションに手話を活用できることを目指すとともに,ろう者やろう文化に対しての認
深い洞察力を備えていることが必要である。そのために,実際にドラマ活動を経験するこ
識を深める。手話が視覚的な文法をもつ言語であることを知ることを通して,ろう者の「こ
とを通して,感覚を鋭敏化させ,感性を高め,多様な表現力を持ち,さまざまな場面に合
とば」への理解・認識を確かなものにする。手話を習得することは,自らの表現を豊かに
わせることができる身体を養成し,豊かな言語表現を身につけ,子どもとともに遊びを共
して,コミュニケーションの幅を広げることにつながる実感を得ることも重要なねらいで
有できる力を培う。そして,ドラマ活動で経験したことを記録し,考察し,記述すること
ある。
を通して,個々のドラマ活動の意味と目的,子どもの遊びへの応用について考える。子ど
達成目標
もとともに遊ぶことができ,遊びについて考えることができ,子どもとともに遊びを発展
ろう児やろう者とコミュニケーション力の習得,及びろう文化を知ること。
させていくことができる力を培う。
成績評価
達成目標
授業における手話表現習得の状況,試験(2分間スピーチ)での手話表現などを合わせて
1.「遊び」とドラマの関係性を知る。
総合的に評価する。
2.ワークショップという過程中心の活動を知る。
履修心得
3.様々なインプロビゼイションのゲームを知る。
表現することをためらわないこと,間違いや失敗を気にしないこと。目から入る情報獲得
成績評価
に集中すること。手話学習中は,原則として音声でのおしゃべり禁止です。
授業への参加,課題レポート,学期レポート等で総合的に評価する。
授業計画
履修心得
第1回
まねて伝える・演じること
指定された上履きを持参し,動きやすい服装で参加する。
第2回
挨拶表現
第3回
感情表現
第4回
うなずき,「はい」と「いいえ」のやり取り
インプロビゼイション(1)
名前ゲーム
第5回
ろう者の手話を見る
第2回
インプロビゼイション(2)
ノン・バーバル・ゲーム
第6回
疑問表現と数や色の表現
第3回
インプロビゼイション(3)
ノン・バーバル・ゲーム
第7回
疑問表現と場所の表現
第4回
インプロビゼイション(4)
ノンバーバル・ゲーム
第8回
自己紹介と趣味の表現
第5回
インプロビゼイション(5)
ノンバーバル・ゲーム
第9回
家族や友人の紹介と仕事の表現
第6回
インプロビゼイション(6)
サウンド・ゲーム
第10回
ろう者とやり取りするⅠ
第7回
インプロビゼイション(7)
サウンド・ゲーム
第11回
道を尋ねられたら
第8回
インプロビゼイション(8)
バーバル・ゲーム
第12回
お店でのやり取り
第9回
インプロビゼイション(9)
バーバル・ゲーム
第13回
体験を話す
第10回
インプロビゼイション(10)
バーバル・ゲーム
第14回
ろう者とやり取りするⅡ
第11回
インプロビゼイション(11)
場面づくり
第15回
総合演習
第12回
インプロビゼイション(12)
場面づくり
第13回
インプロビゼイション(13)
場面づくり
受講人数は20名程度としますので,人数が多いときは選考を行う場合があります。
第14回
インプロビゼイション(14)
場面づくり
受講希望者は受講理由を明確にしておいて下さい。
第15回
まとめ
授業計画
第1回
学生へのメッセージ
教科書
オリエンテーション(授業内容,成績評価,授業方法など)
(遊びとドラマの関連性)
学生へのメッセージ
教科書指定なし。
動きやすい服装で参加して下さい。指定の底のやわらかい上履きを用意してもらいます。
参考書
教科書
資料や参考書は随時,配布・紹介する。
小林由利子他『ドラマ教育入門』図書文化社
参考書
授業内で適宜紹介。
15
教授要目[1年次]
平成 22 年度 人間科学部開講科目
093
094
身体表現ワークショップ
幼児の生活と自然環境
開講年度
2010 年度
開講年度
2010 年度
科目区分
専門科目
科目区分
専門科目
学年
1年次
学年
1年次
配当学期
後期
配当学期
前期
担当者
髙橋うらら
担当者
根津明子,磯部錦司
単位数
2単位
単位数
2単位
必修・選択区分
選択科目
必修・選択区分
必修科目
科目概要
科目概要
演劇やダンスで用いられる身体表現に必要なさまざまな基礎的身体トレーニングを実際
子どもは自然環境の中で特別な遊具を必要とすることなく生活し,遊ぶという体験をして
に体験,習得し,自身の身体表現力を高める。例えば,ダンスクラシックのバーレッスン
きた。自然環境の中で生活し,遊ぶ体験をすることで,自分自身の生活力や創造性を養う
やモダンダンスのグラハムテクニック,リモーンテクニックやストリートダンスのテクニ
基礎となる感性を開く。授業では,身近にある様々な自然に触れ,自分の感覚を通して感
ックなど,様々なダンスジャンルのテクニックを取り入れ,日常生活では使わない筋肉を
じ取ったことを形,色,音,言葉,身体などで様々に表現する。そのことを通じて,子ど
使うことにより,身体各部の稼動域をひろげる。またコンタクトインプロヴィゼーション
もの頃には誰もが持っている「センス・オブ・ワンダー(神秘さや不思議さに目をみはる
の技法を使ったり,その他各種の身体による即興表現活動を行う。学生自身による自主的
感性)」を少しでも回復することが第一のねらいである。さらに,この授業の集大成とし
参加型方式により,身体でのコミュニケーション力を養う。また,即興表現から作品づく
て,前期の終わりに八ヶ岳における宿泊研修を行う。自然の豊かさに目を向けると共に,
りを体験し,相互に鑑賞しあい,見せる演出力や見る能力も養う。
集団生活の中でそれぞれが主体的に動けるようになることを目指す。
達成目標
達成目標
演劇やダンスで用いられる身体表現に必要なさまざまな基礎的身体トレーニングを実際
多様な自然現象に自らかかわり,自然の変化に豊に対応する感性を養う。
に体験,習得し,自身の身体表現力を高める。身体でのコミュニケーション力を養う。
成績評価
また,即興表現から作品づくりを体験し,相互に鑑賞しあい,見せる演出力や見る能力も
授業内に課される課題へのとりくみ 30%,授業記録 30%,八ヶ岳宿泊研修の記録 40%
養う。
履修心得
成績評価
多様な活動に自ら取りくみ,活動の後始末を丁寧に行なうこと。
実技試験,レポート,授業への参加態度
授業計画
履修心得
第1回
センス・オブ・ワンダーとは/自然体験チェック
自らの身体をつかった,さまざまな表現に挑戦します。はずかしがらないこと。お互いの
第2回
周辺探索(1)自然の恵み,植物発見
表現を認め合うこと。
第3回
周辺探索(2)風や空気を感じて
第4回
幼児の生活を見なおす/園庭や保育室観察
第5回
探検(1)触れる,うつる,うつす,穴,山,流れる,並べる…に出会うとき
授業計画
第1回
からだであそぼう
第2回
各種ストレッチとからだきづき
第3回
エアロビクスダンス
第6回
八ヶ岳宿泊研修準備(1)班編成
第4回
即興表現1
第7回
探検(2)生きものの息づかいに気づくとき
第5回
ジャズダンス
第8回
命に触れる/自然の循環から
第6回
即興表現2
第9回
探検(3)くっつく,つなげる,巻く,結ぶ・・・に出会うとき
第7回
ストリートダンス
第10回
光と影に出会うとき
第8回
即興表現3
第11回
八ヶ岳宿泊研修準備(2)生活体験チェックとマスタープラン
第9回
ダンスクラシック
第12回
八ヶ岳宿泊研修(1)
第10回
即興表現4
第13回
八ヶ岳宿泊研修(2)
第11回
コンタクトインプロヴィゼーション1
第14回
八ヶ岳宿泊研修(3)
第12回
コンタクトインプロヴィゼーション2
第15回
八ヶ岳宿泊研修(4)
第13回
作品づくり1
第14回
作品づくり2
第15回
発表会
(地面に触れて,砂場や畑に出かけて)
(ゲスト講師 宮野周)
(ゲスト講師 宮野周)
学生へのメッセージ
ノートについて;
まとめ
初回の授業で説明するスケッチブックを使用すること
教科書
学生へのメッセージ
レイチェル・カーソン
服装は運動にふさわしいものを用意してください。はずかしがらず,積極的に挑戦してく
井口佳子
ださい。
『センス・オブ・ワンダー』1996(新潮社),
『幼児期を考える
参考書
教科書
適宜,授業内で紹介する。
必要に応じて,資料を配布する
参考書
適宜紹介する
16
―ある園の生活より―』2004(相川書房)
教授要目[1年次]
平成 22 年度 人間科学部開講科目
099
基礎ゼミ
開講年度
2010 年度
科目区分
専門科目
学年
1年次
配当学期
前期
保坂達雄,小林由利子,青木純一,井戸ゆかり,内藤知美,
担当者
根津明子,倉田新,石井智子,紺野道子,髙橋うらら
単位数
2単位
必修・選択区分
必修科目/保育士必修
科目概要
大学では自分の考えを文章にまとめたり,自分の意見を述べたりすることはすべての授業
で必要な基本である。そこで,まだ入学してまもない 1 年生が文献や資料の探し方,イン
ターネットなどを通した情報の集め方,あるいは文章のまとめ方,発表の仕方などを学び,
大学生としての基礎を身に付けることが本授業の目的である。さらに身近な生活の中から
テーマを選び出し具体的にレポートにまとめる活動を通して,主体的に学ぶ姿勢を養うこ
とも併せて課題とする。
達成目標
文献や資料の探し方,報告や発表の仕方を学ぶ。
レポートのまとめ方を習得する。
成績評価
レポートの内容 50%,発表や報告 20%,授業の参加態度 30%
履修心得
遅刻などをしないようにして下さい。
授業計画
第1回
授業の進め方とねらい
第2回
文献の探し方とまとめ方について
第3回
発表の仕方について
第4回
自己課題の発表と協議(1)
第5回
自己課題の発表と協議(2)
第6回
自己課題の発表と協議(3)
第7回
文献・資料の収集(1)
第8回
文献・資料の収集(2)
第9回
文献・資料の収集(3)
第10回
自己課題のまとめに向けて(1)
第11回
自己課題のまとめに向けて(2)
第12回
自己課題のまとめに向けて(3)
第13回
自己課題のまとめに向けて(4)
第14回
発表会(1)
第15回
発表会(2)
学生へのメッセージ
積極的に参加してください。
教科書
特に使用しない。
参考書
授業時に指示する。
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