教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 012 013 日本語表現 伝統文化と現代 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 教養科目 科目区分 教養科目 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 前期 配当学期 後期 担当者 林浩平 担当者 市田雅崇 単位数 2単位 単位数 2単位 必修・選択区分 選択科目 必修・選択区分 選択科目 科目概要 科目概要 本講義のねらいは日本語を用いての文章表現力を高めることにある。漫然と作文に取りか 近年,まちづくりや都市の活性化において伝統文化が盛んに利用されている。本講義では, かるだけでは文章力の向上は望めない。まず講義形式で,文章にはスタイル(文体)があ 民俗学の見地から都市を中心とした現代社会を考えてゆく。その際,(1)現代の都市に ることを知り,その文体を正しく読み取ることを学ぶ。また学科の性格に鑑みて,都市的 焦点をあてつつ,前近代・近代を視野にいれ, (2)神事を中心とする儀礼だけではなく, な感受性が投影された文章,空間感覚を孕んだ文章を「お手本」として熟読する。 イベントや祝祭を中心とした儀礼をあわせて見ることにより,現代社会における伝統文化 そして課題に即した作文を実践,提出し,さらに添削された文章を点検して受講生の文章 を多角的に捉える。儀礼や信仰をおもな事例として,空間・景観といった都市のデザイン 意識を磨きたい。 や形成に伝統文化が占めた位置や役割を考えてゆくことが目的である。 達成目標 達成目標 日本語を用いての文章表現の技量を高めること。 1)伝統と文化の基本的な理解をする。 成績評価 2)日常的な身近なことから問題を喚起する視点を養う。 出席率2割+課題作文提出率2割+表現技量の評価6割 3)現代文化の背景にある文化的な思考様式を把握する。 履修心得 成績評価 授業以外の時間でも常に本を携帯して読書に励み,本を通して文章意識を磨くこと。 通常点(30%),試験(70%) 授業計画 履修心得 第1回 文体について 日本の歴史,地理の基本的な知識を覚えておくこと。 第2回 主題論 第3回 レトリック論 第1回 ガイダンス 第4回 文章を読む(1) 第2回 文化と環境 第5回 文章を読む(2) 第3回 祭り・祭礼・祝祭 第6回 文章を書く(1) 第4回 都市の年中行事(Ⅰ) 第7回 文章を読む(3) 第5回 都市の年中行事(Ⅱ) 第8回 文章を読む(4) 第6回 都市の儀礼空間 第9回 文章を書く(2) 第7回 都市と暴力−スポーツの近代化と規律化 第10回 文章を読む(5) 第8回 都市伝説 第11回 文章を読む(6) 第9回 都市移民の文化誌 第12回 話法論 第10回 都市社会のエスニシティ 第13回 文章を読む(7) 第11回 文化と観光(Ⅰ)−文化遺産 第14回 文章を書く(3) 第12回 文化と観光(Ⅱ)−フォークロリズム 第15回 総括 第13回 都市と宗教(Ⅰ)−流行神と都市民の心性 第14回 都市と宗教(Ⅱ)−現代の宗教 第15回 まとめ 授業計画 学生へのメッセージ まず「読む」力を養うこと。 教科書 教科書 教材プリントを用意する。 特に指定なし(PowerPoint と配布資料によって進める)。 参考書 参考書 特になし。 授業内で適時触れる。 1 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 014 039 日本文化の伝承 栄養と健康 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 教養科目 科目区分 教養科目 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 後期 配当学期 前期 担当者 北見宗幸 担当者 重田公子 単位数 2単位 単位数 2単位 必修・選択区分 選択科目 必修・選択区分 選択科目 科目概要 科目概要 日本文化の一つである茶道には書道・花道・香道や能・狂言といった芸能など様々な伝統 現代の社会環境のもと,価値観の多様化に伴い家庭や家族のあり方は大きく変化し,家庭 文化が活かされている。 における食卓の形骸化,食の外部化,朝食欠食者の増加,食事づくり能力および食文化伝 この講義においては,その茶道が現代でどのような役割をしているかということから,茶 承の機会の減少などが指摘されるようになった。一方,恵まれた食環境であっても,嗜好 道の歴史を遡り近代・江戸・桃山と学び,茶道の真意,点前の意義,それらにおける着物, や食欲に任せた食生活は栄養摂取のアンバランスを招き,非感染症である生活習慣病や健 茶懐石料理,茶室,数寄屋建築といった衣・食・住の重要性を学ぶ。 康障害の要因となっている。私たちの身近にも痩身志向を持ち,誤ったウエイトコントロ さらに,季節に応じた茶道の行事である儀礼文化や,時代によって茶道という文化がどの ールによる栄養摂取の偏りや,健康を損ねかねない食生活をしている人,疲労倦怠感や月 ように活かされてきたかなどを学習する。 経異常など多くの問題をもつ人は少なくない。この授業では,私たちの健康について食の 達成目標 視点から考え,時代に即した豊かで健康的な食生活を営む方策について学ぶ。 日本文化にたずさわり,身に付ける。 達成目標 成績評価 授業を通して豊かで健康的な食生活を理解し,自らの食行動変容に結びつけたい。 試験による。 成績評価 履修心得 授業および課題への取り組み,テストなどによる総合評価。 茶道の歴史を心がけておくこと。 履修心得 授業計画 毎回のテーマが異なるので,次に繋がることを考えて授業に臨まれたい。 第1回 現代における日本文化の役割 第2回 外国から見た茶道 第1回 授業計画 健康増進と栄養 第3回 茶道の美意義 第2回 日本人の食事摂取基準(2005) 第4回 茶道史 ―明治・大正・昭和 第3回 食事と栄養 −食事に含まれる栄養物質(たんぱく質,脂質,炭水化物) 第5回 茶道史 ―江戸時代 第4回 食事と栄養 −食事に含まれる栄養物質(ミネラル,ビタミン) 第6回 茶道史 ―桃山時代 第5回 食事と健康 −栄養状態の判定(演習) 第7回 茶道における陰陽五行 第6回 食品の機能性と栄養 −特定保健用食品,健康食品の利用 第8回 衣 きもの文化 第7回 健康とダイエット −ウエイトコントロールの実際と体脂肪の役割 第9回 食−1 茶懐石料理の成り立ち 第8回 ライフステージと栄養 1 −胎児の発育と妊娠・授乳期 第10回 食−2 食器・箸の歴史と扱い 第9回 ライフステージと栄養 2 −成長期 第11回 住 茶室・床の間露地の構成 第10回 ライフステージと栄養 3 −成人期,高齢期 第12回 茶道の真意「侘び」とは 第11回 新しい食生活指針と運動指針 第13回 お辞儀の仕方,茶の点前手続 第12回 食事バランスガイドを使って食事の問題点を考えよう(演習) 第14回 客の心得,茶の飲み方(茶室にて) 第13回 情報社会と健康 第15回 これからの日本文化の役割 第14回 わが国の食生活の変化と健康状況 第15回 まとめ 参考書 1)「DVDではじめる茶道入門」,ナツメ社 −クリティカルシンキング,四分割ケースの相互比較 −国民健康・栄養調査,健康日本21 学生へのメッセージ 2)「はじめての茶の湯」,成美堂出版 日常の食行動の問題点と健康について理解し,行動変容に結びつけて欲しい。 教科書 「栄養と健康」重田公子他著,建帛社 参考書 関連する書物を授業で紹介する。 2 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 040 043 食事と食空間 Communicative English (1) 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 教養科目 科目区分 外国語科目・英語 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 後期 配当学期 前期 担当者 重田公子 担当者 Thomas Clancy, 単位数 2単位 単位数 1単位 必修・選択区分 選択科目 必修・選択区分 必修科目 科目概要 Roman Greco 科目概要 少子・高齢化,女性の社会進出,生活の多様化と格差拡大が急速に進む中で家庭の機能は Communicative English (CE) I is an introductory course in Spoken English. 変容し,住まいと食生活をめぐる環境は著しく変化した。特に住まいと家族の中心にあっ course provides freshmen students with the opportunity to express themselves in The た食卓は片隅に置かれ,人と 食 の場を共有する中で培ってきた 優しさ や 思いや English with regards to a variety of everyday topics. り の気持ちは希薄となり,食文化伝承の機会も失われつつある。授業では,このような “Spoken English” with the goal of improving and expanding communicative skills and 社会の変動期にあっても今日まで伝えられてきた食事のあり方,日本および諸外国の料理 knowledge. 様式と供食形式,食器と食具,食卓のリネンや小物類のほか,テーブルセッティングの基 priority over lecturing. 礎と多様性について学ぶとともに,これらを効果的に用いた食事空間のレイアウトと演出 students to share their ideas and opinions in an authentic manner. の方法,食形態にあわせたキッチンのあり方までを学ぶ。 classes will be conducted in English from taking attendance to the final bell. Priority will be given to Basically, the students’ “opportunities” or “chances” to speak will take In addition, encouragement will be given to motivate the Of course, all Again, this course is all about providing and improving on the skills that are necessary to 達成目標 become an English-speaking professional. 食事文化に基づく独特の供食様式,食卓の演出などを理解し,応用へと発展させる基礎を 学ぶ。 達成目標 成績評価 科目概要の欄参照 授業および課題への取り組み,テストなどによる総合評価。 成績評価 履修心得 1. Attendance: 授業は各回異なるテーマで構成されるので,各国独特の様式を理解して欲しい。 As this is an English communication class, attendance is very important and makes up a large portion of the students’ final grade, after all, if the 授業計画 student is absent, they have effectively missed an opportunity to practice English, 第1回 フードコーディネートの基本理念 第2回 日本およびアメリカの食育,フランスの味覚教育プログラム 第3回 世界の食事文化 −伝統と課題 2. Participation: Positive participation is expected in every class. A certain amount 第4回 日本の食事文化 −伝統と創造そして変容 of preparation and effort is required to communicate in English. Especially in the 第5回 食卓のマナー first semester. 第6回 料理様式と供食形式 1 −日本料理 exposure. 第7回 料理様式と供食形式 2 −中国および韓国料理 3. Examination: 第8回 料理様式と供食形式 3 −フランスおよびイタリア料理 Each student will be required to communicate about a topic of their choosing. 第9回 テーブルウエアと食卓の演出 1 −食器と食具 Rather then the typical “teacher question…student answer” format, each student 第10回 テーブルウエアと食卓の演出 2 −食卓用リネンと食卓の小物類 chooses a topic that they wish to communicate in a one-on-one conversation with the 第11回 テーブルウエアと食卓の演出 3 −テーブルセッティングの基礎と多様性 teacher. 第12回 食空間のコーディネート 1 −キッチンの設備とレイアウト 第13回 食空間のコーディネート 2 −食事と空間のレイアウト 第14回 食空間のコーディネート 3 −食空間のインテリア 第15回 まとめ and practice is ultimately what this class is about. −伝承とホスピタリティ It is hoped that using English becomes easier with practice and The final two classes of each semester are reserved for testing. Having the students select their own topic proves useful to the extent that it is their topic not the teachers’, and thus, they must control the conversation. 履修心得 成績評価の欄参照 授業計画 This schedule is subject to modification. 学生へのメッセージ Detailed and updated information will be provided in class. 授業の中で多くの事例を紹介する。他の科目と関連させて理解して欲しい。 教科書 「新版 フードコーディネート論」第2版,日本フードスペシャリスト協会 編,建帛社 参考書 関連する資料は授業で紹介する。 Week Chapter 1 1 Family and Introductions Contents 2 2 Food 3 4 House & Home 4 5 Music 5 7 Sports 6 8 Numbers 7 9 Best Friends 8 10 TV 9 11 Work 10 12 Vacation 11 13 School 12 14 Movies 13 X First Semester Final Test 14 X First Semester Final Test 15 X Review 学生へのメッセージ 成績評価の欄参照 教科書 Topic Talk Second Edition. EFL Press, 2000 参考書 Besides the textbook, occasional referenced material will be administered in the form of copies and handouts. 3 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 044 045 Communicative English (2) Reading (1) 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 外国語科目・英語 科目区分 外国語科目・英語 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 後期 配当学期 前期 担当者 Thomas Clancy, 担当者 土肥一夫,長田哲男,友田路 単位数 1単位 単位数 1単位 必修・選択区分 必修科目 必修・選択区分 必修科目 Roman Greco, Daniel Ruyle 科目概要 科目概要 Communicative English (CE) II is an introductory course in Spoken English. The インターネットの普及によりますます狭くなった21世紀の国際社会で,その様相は多様 course provides freshmen students with the opportunity to express themselves in 化している。今後は多量の情報をただ検索するのではなく,厳選し,正確かつ迅速に読み English with regards to a variety of everyday topics. Priority will be given to 込み,内容を熟考し,自己の意見・考えを的確に表現できることが一層求められる。この “Spoken English” with the goal of improving and expanding communicative skills and クラスでは,現代社会の多様な内容について国際社会の共通言語としての英語で書かれた knowledge. 資料の多読と精読を重ね,英語に抵抗がなくなることを目標とする。なお4月の基礎テス Basically, the students’ “opportunities” or “chances” to speak will take priority over lecturing. In addition, encouragement will be given to motivate the students to share their ideas and opinions in an authentic manner. トでクラス編成し,内容・進度等をレベルに合わせて実施する。 Of course, all classes will be conducted in English from taking attendance to the final bell. 達成目標 Again, 科目概要の欄参照 this course is all about providing and improving on the skills that are necessary to 成績評価 become an English-speaking professional. 出席,課題,試験等を総合的に評価する 達成目標 履修心得 科目概要の欄参照 最大の問題は語彙力の有無である。どの程度の基本語彙が確実に学習できているか,教材 成績評価 1. Attendance: を読みながら確認したい。また,当初は専門用語よりも基本語彙の理解が重要である。な お,全体の構成のあり方と,キーワードの的確な把握に心がけ,英文を読むことに慣れた As this is an English communication class, attendance is very い。 important and makes up a large portion of the students’ final grade, after all, if the 授業計画 student is absent, they have effectively missed an opportunity to practice English, 原則として上級クラスでは下記テーマを意識し,文章の論理構成を重視した演習中心の授 and practice is ultimately what this class is about. 2. Participation: 業を行う予定である。また,課題または小テストを毎回行う予定で,TOEIC 教材を配布し Positive participation is expected in every class. A certain amount 授業で演習する。復習を兼ね,実践的な英語に慣れることを中心とする。なお,中級クラ of preparation and effort is required to communicate in English. Especially in the スでは前期は文法を中心に復習し,下記の内容・進度と同様とは限らない。また英検問題 first semester. It is hoped that using English becomes easier with practice and を演習に使用する。後期へのステップアップを図る。 exposure. 第1回 イントロダクション The final two classes of each semester are reserved for testing. 第2回 構成とトピック Each student will be required to communicate about a topic of their choosing. 第3回 パラグラフ構成 Rather then the typical “teacher question…student answer” format, each student 第4回 理由 chooses a topic that they wish to communicate in a one-on-one conversation with the 第5回 分析 teacher. 第6回 例証 第7回 賛否 第8回 比較・対照 第9回 分類 第10回 時系列 第11回 原因・結果 第12回 過程・データ利用 第13回 説明・証明 3. Examination: Having the students select their own topic proves useful to the extent that it is their topic not the teachers’, and thus, they must control the conversation. 履修心得 成績評価の欄参照 授業計画 This schedule is subject to modification. Detailed and updated information will be provided in class. Week Chapter Contents 1 16 Restaurants 第14回 定義 2 17 Animals 第15回 まとめ 3 18 Shopping 4 20 Fashion 5 21 Travel 6 22 Books, Magazines & Newspapers 7 24 Holidays 8 25 Fears 9 26 Dating 10 27 Marriage 11 28 Beliefs 12 30 Opinions 13 X Second Semester Final Test 14 X Second Semester Final Test 15 X Review 学生へのメッセージ 欠席しないよう注意されたい。 教科書 上級クラス・中級クラスにより異なる。 参考書 英英辞典,英和辞典 学生へのメッセージ 成績評価の欄参照 教科書 Topic Talk Second Edition. EFL Press, 2000 参考書 Besides the textbook, occasional referenced material will be administered in the form of copies and handouts. 4 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 046 057 Reading (2) 都市生活概論 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 外国語科目・英語 科目区分 専門基礎科目・基幹科目 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 後期 配当学期 前期 担当者 土肥一夫,長田哲男,友田路 単位数 1単位 必修・選択区分 必修科目 平本一雄(3/15),小林重敬(4/15),小松史郎(4/15), 担当者 岩村和夫(4/15)<オムニバス> 単位数 2単位 必修・選択区分 必修科目 科目概要 21世紀の国際社会では,インターネットの普及により最大の共通言語となった英語力向 科目概要 上は重要である。今後は情報を検索するだけではなく,選択し,正確かつ迅速に読み込み, 本学部では都市生活に関わる空間,商品・サービスを提供する立場からそのデザインやマ 内容を熟考し,自己表現できることが重要である。上級クラスでは,現代社会の様々な内 ネジメントを理解し,実践できる人材を育成する。その学習の導入口として,まずは都市 容について書かれた英語の資料を読み,内容を簡潔に把握,それに対する自己の意見・考 生活を考える上での基礎的知識である都市の歴史,規模,機能と空間構造,農山村との対 えを英語でまとめることを中心にし,多読と精読を重ねながら,自己表現の不可欠な英語 比について識り,都市での生活様式や空間,商品・サービスについて学ぶ。 表現力の養成を目標とする。なお中級クラスでは前期を踏まえ,内容と進度を考慮しなが 次いで,本学部の3つの専門領域である都市文化,都市経営,都市居住で教授する内容に ら英語力向上を目指す。 ついて広く概要を伝え,それを理解する。これにより,学生は本学部で学ぶための初歩的 達成目標 な基礎知識を身につけ,卒業までにどのような専門的知識が学習できるのかを理解し,自 科目概要の欄参照 らの興味の対象を定めていく玄関口とする。 成績評価 達成目標 出席,課題,試験等を総合的に評価する 都市生活に関する基礎的知識を身につけ,専門領域選択の礎とする。 履修心得 成績評価 語彙力の向上に努めることは言うまでもない。基本語彙の理解が不十分な危険性があるた 担当者別4回の中間テスト(30分)と期末試験によって成績を評価する。 め,確認を怠らないようにしたい。後期は,さらにレベルが高くなり教材も長くなるが, 履修心得 前期と同様に全体の構成とキーワードの的確な把握に心がけ,英文の精読と速読に慣れた 期末テストはノート持込不可。 い。 授業計画 授業計画 原則として上級クラスでは下記テーマを意識し,文章の論理構成を重視した演習中心の授 第1回 都市生活を考える基礎知識−その1/都市の歴史,規模,機能と空間構造 第2回 都市生活を考える基礎知識−その2/農山村との対比,都市の生活様式と空間, 業を行う予定である。内容は多様である。なお,課題または小テストを毎回行う予定であ 商品・サービス〈第1回ミニテスト〉 り,上級クラスは TOEIC 教材を配布し演習する。語彙も含め英語に慣れ,後半では英語で 第3回 都市文化入門−その1/芸術文化と文化遺産 表現することを目指したい。なお中級クラスでは前期の授業を前提に進め,英検問題を演 第4回 都市文化入門−その2/消費文化と商業空間 習教材とするが,授業の内容・進度は下記と同様とは限らない。 第5回 都市文化入門−その3/都市の景観と空間演出 第1回 イントロダクション 第6回 都市文化入門−その4/集客と都市観光〈第2回ミニテスト〉 第2回 トピック 第7回 都市経営入門−その1/都市計画とまちづくり 第3回 支持文 第8回 都市経営入門−その2/都市の開発と不動産 第4回 全体構成 第9回 都市経営入門−その3/まちの運営とまちの再生 第5回 順序 第10回 都市経営入門−その4/都市の政策と現代の課題〈第3回ミニテスト〉 第6回 情報提示 第11回 都市居住入門−その1/居住環境の企画 第7回 主題把握 第12回 都市居住入門−その2/居住空間のデザイン 第8回 意見 第13回 都市居住入門−その3/建築の仕組み 第9回 過程 第14回 都市居住入門−その4/住まいの政策,制度,法律〈第4回ミニテスト〉 第10回 描写 第15回 期末試験 第11回 報告 第12回 データ・分析 第13回 パラフレーズ 第14回 要約 第15回 まとめ 学生へのメッセージ 原則として,パワーポイントを活用した講義とする。 教科書 独自の資料を構成し,教科書とする。 参考書 学生へのメッセージ 全体に対応するものは無い。 欠席しないよう注意されたい。 教科書 上級クラス・中級クラスにより異なる。 参考書 英英辞典,英和辞典 5 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 058 059 都市の魅力 世界の都市 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 専門基礎科目・基幹科目 科目区分 専門基礎科目・基幹科目 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 後期 配当学期 後期 小松史郎(8/15),山根格(4/15),谷口正和(3/15) 担当者 平本一雄 <オムニバス> 単位数 2単位 単位数 2単位 必修・選択区分 必修科目 必修・選択区分 必修科目 担当者 科目概要 科目概要 都市はその位置する場所,時間的な過程,社会的な背景などによって様々な様相を呈して 都市に住まう人にとっていつも愉しさが醸しだされ,訪れる人にとってその時々に楽しさ いる。この講義においては都市文化や都市経営を学ぶためにまちを観る視点を学び,まち を感じ取ることのできる精神的な愉楽を人々に与えうるのものが「都市の魅力」であり, づくりについて専門的な学習を開始するに当たっての基礎的素養を身につける。 都市ならではの広い意味での文化性である。ここでは都市生活概論の都市文化入門にて概 具体的には,各国の風土や歴史を代表する都市や街を対象に,各々のまちの創られてきた 略を学んだ芸術文化と文化遺産,消費文化と商業空間,都市の景観と空間演出,集客と都 過程,特徴となる文化,社会,都市空間や建築,新しい街づくりの動きなどについて学習 市観光について,豊富な事例を中心に具体的な解説を行い,都市文化に関わる専門科目理 する。 解への導入口とする。 抽象論で無く,具体的な知識の得られる講義とするため,映像,画像を多用して感覚的な 達成目標 理解が可能な講義とする。 本学部で学ぶ都市文化領域の講義内容全般を理解する。 達成目標 成績評価 歴史,文化,風土により異なる都市についての基礎的知識と観察の視点の涵養。 期末試験で評価する。 成績評価 履修心得 出席,提出物(感想文,マイマップ,ノートなど)と期末試験による評価。 東京の都市(特に渋谷,丸の内,銀座等)を観察しにいくこと。 履修心得 授業計画 1)期末テストはノート持ち込み可とする。 <プロローグ/小松> 2)PCは毎回の授業で使用する。 第1回 3)教室でのネット提出が多い。 都市の魅力とは:精神的な愉楽としての文化性が醸し出すもの <文化による都市づくり/小松> 第2回 集客発想都市 第3回 エンターテイメント都市 第4回 創造都市 授業計画 第1回 オリエンテーション(講義内容,成績評価,講義方法,出欠管理など) 都市の見方−1(都市の地理,空間のスケールなど) 第2回 都市の見方―2(東京を読み解く) <消費文化と商業空間/谷口・山根> 第3回 世界の都市―1 原型としての都市(ローマとローマ植民市) 第5回 ライフスタイル/谷口 第4回 世界の都市―2 パースペクティブな都市(オースマンのパリ) 第6回 感性市場/谷口 第5回 世界の都市―3 都市膨張への対応(郊外化のロンドン) 第7回 ブランド/谷口 第6回 世界の都市―4 都市の分断と統合(東西ベルリンの統合) 第8回 高感度店舗と商環境/山根 第7回 世界の都市―5 水際都市の魅力(ベネチアとアムステルダム) 第9回 ホテル/山根 第8回 世界の都市―6 中小都市の魅力(4∼5都市) <都市の景観と空間演出/山根> 第9回 世界の都市―7 摩天楼都市と非摩天楼都市(ニューヨークとワシントン) 第10回 魅力的な都市景観 第10回 世界の都市―8 米国西海岸の都市個性 第11回 都市空間の演出 第11回 世界の都市―10 (ロサンゼルス,サンフランシスコ等) <事例研究/小松> 第12回 事例研究1:渋谷の魅力 第13回 事例研究2:丸の内の魅力 第14回 事例研究3:海外都市 イスラム都市の特性 (マラケシュ,フェズ) 第12回 世界の都市―11 国際都市と民族都市 (シンガポール,バンコク) <エピローグ/小松・山根> 第13回 世界の都市―12 第15回 第14回 現代都市の課題(都市個性と共通性など) 第15回 期末試験 期末試験 学生へのメッセージ 特になし。 経済至上都市と政治主導都市(上海,北京) 学生へのメッセージ 教科書 特になし。 特になし。 教科書 参考書 画像,映像を多用して感覚的に理解できる独自の講義素材を PPT にて用意し,受講者に電 適宜参考文献を紹介する。 子ファイルにて提供し,教科書とする。 参考書 全体に対応するものは無い。 6 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 060 061 世界の住まい マーケティング概論 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 専門基礎科目・基幹科目 科目区分 専門基礎科目・基礎共通科目 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 前期 配当学期 前期 担当者 岩村和夫 担当者 伊藤裕一 単位数 2単位 単位数 2単位 必修・選択区分 必修科目 必修・選択区分 必修科目 科目概要 科目概要 都市居住コースの入り口として,住居を世界の地理的,歴史的な視点から観る初歩的な方 マーケティング・プロセス全体の流れと,その主要な構成要素を理解することで,マーケ 法を学ぶとともに,多様な住まいづくりの基礎的素養を身につける。 ティングに関する基礎的な理解を築く。最初に,生産,製品,販売の各コンセプトとの対 具体的には,まず現存する世界各地の気候風土,歴史文化の違いが生み出した多様な住居 比でマーケティング・コンセプトの必要性を理解する。次に,マーケティング環境情報の 形態を具体的にレビューした後,主として産業革命以降の欧米で展開した近代から現代の 収集と分析に基づくマーケティング戦略立案の基礎を理解する。その後,消費者行動心理 生活・建築に関する時代思潮とともに,著名な建築家等によって構想・実現されてきた代 の基本を学習した後に,ターゲット・マーケティング(STP)について,市場の細分化, 表的な事例を通して,その概要について学ぶ。 標的セグメントの選択,選択したセグメントにおける差別化/ポジショニングの基礎的な 本科目の内容は,将来,住宅の計画・設計だけではなく,住まいに関する営業やコーディ 学習をする。そして,設定したSTPを具現化するためのマーケティング・ミックスの構 ネーション等の業務にも役立つような基礎的知識の涵養を骨子とする。 築方法について学習をする。すなわち,製品施策,価格施策,流通施策,販売促進施策立 達成目標 案に必要な基本についての理解である。 世界の住まいに関する基礎的な知識と理解の獲得。 達成目標 成績評価 1)ビジネスに関して消費者側と企業側両方のバランスのとれた視点を養う。 出席状況,記述を中心とした中間試験,期末試験により成績評価する。 2)マーケティングの基本用語に慣れ親しみ基本的な意味を理解している。 履修心得 3)市場(消費者)を開拓・維持していくことに興味を持つ。 授業中は集中し,ノートをしっかりとること。期末試験は自作ノートの参照を可とする。 成績評価 授業計画 出席(20%),小テスト=クイズ(20%),期末試験(60%) 第1回 オリエンテーション(日程,概要,成績考査,教科書・参考書等) 第2回 場所の見方(地理・地勢,気候風土,生活文化等) 第3回 世界の風土と住まい−その 1(中近東・北アフリカ) 第4回 世界の風土と住まい−その2(南欧州) 第1回 ビジネスとマーケティング 第5回 世界の風土と住まい−その3(北欧州) 第2回 マーケティングの基本構造 第6回 世界の風土と住まい−その4(アジア) 第3回 マーケティングへの影響要因と分析ツール(1) 第7回 世界の風土と住まい−その5(日本) 第4回 マーケティングへの影響要因と分析ツール(2) 第8回 近代の住まい−その 1(ル・コルビュジェの住まい) 第5回 マーケティングに関係深い戦略(1) 第9回 近代の住まい−その2(フランクロイド・ライトの住まい) 第6回 マーケティングに関係深い戦略(2) 第10回 近代の住まい−その3(ミース・ファン・デア・ローエの住まい) 第7回 ターゲット・マーケティング(1) 第11回 近代の住まい−その4(ルイス・バラガンの住まい) 第8回 ターゲット・マーケティング(2) 第12回 近代の住まい−その5(アントニオ・ガウディの住まい) 第9回 マーケティング・ミックス(1):ミックスと製品について 第13回 現代の住まい−その1(新たな課題への挑戦:貧困・災害・人口爆発) 第10回 マーケティング・ミックス(2):製品とブランド 第14回 現代の住まい−その2(新たな課題への挑戦:環境・高齢化・人口減少) 第11回 マーケティング・ミックス(3):価格 +総括 第12回 マーケティング・ミックス(4):流通 期末試験 第13回 マーケティング・ミックス(5):マーケティング・コミュニケーション 第14回 マーケティングの包括的なレビュー 第15回 期末試験 第15回 履修心得 小テスト,期末試験ともに,テキスト・ノート・資料等一切持ち込み不可。 授業計画 学生へのメッセージ 1)毎回参考資料とともに,パワーポイントをプリントして配布する。 2)毎回必ず手書きノート・メモを義務づけ,期末試験にはそのノートのみの持ち込みを 学生へのメッセージ 可とする。 パワーポイントを使用した授業だが,一部,クラス内ディスカッションも行う。 教科書 教科書 本科目用の独自の資料を構成し,教科書に替える。 「経営学入門シリーズ 参考書 マーケティング」日経文庫,恩蔵直人,日本経済新聞出版社,¥860 +税 樺山紘一監修「ヨーロッパの家1∼4」講談社(図書館に常備) 参考書 「コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 基本編 第3版」 フィリップ・コトラー (著), ケビン・レーン ケラー (著),恩藏 直人 (監修),月谷 真 紀 (翻訳),ピアソンエデュケーション (2008/12/19),ISBN-10: 4894716593,¥3,990 (税 込) 7 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 065 066 都市の社会学 都市の経済学 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 専門基礎科目・基礎共通科目 科目区分 専門基礎科目・基礎共通科目 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 前期 配当学期 前期 担当者 亀岡誠 担当者 西村晃 単位数 2単位 単位数 2単位 必修・選択区分 選択科目 必修・選択区分 選択科目 科目概要 科目概要 都市社会の構成のされかたを学び,その新しい変化とそれがもたらしている事象を把握し, 都市の経済はどのようにして成立したのか,本講ではまず基礎的な知識の整理を行い,今 今後の変化の方向を考える。 日へとつながる歴史的,産業構造的あるいは産業立地的な側面を考察してみたい。そして 第一に都市社会に関する基礎的知識として,近代化・産業化に伴う都市部への人口集中と その上に立って,今日都市が抱えている課題や特徴を全国の豊富な事例を引くことで明ら 農村の衰退の過程を学び,次いで都市の空間構造(都心・郊外),社会構造(家族,職業, かにしてゆく。 コミュニティ)の特徴を学ぶ。また都市化と社会資本整備の関係を公共経済学の観点から 商店街の衰退や,交通手段の発達に伴う商圏の変化といった今日都市経済が抱える問題を 理解する。 視野に置きながら,基礎課程科目として,さらに上級年度で学習を深める土台を構築する 第二に,グローバル化,人口減少・少子高齢化,情報化など新しい変化に伴う都市社会の ことを目標にしたい。とくに20世紀的工業化社会における都市機能から,サービス経済 変容を,都心回帰と郊外部の高齢化,格差社会,リスク社会,エスニシティなどの事象か 化がますます深まる21世紀的都市機能への変化について押さえたい。 ら読み解く。 達成目標 第三に,変貌し続ける都市社会において常に新しいライフスタイルを提示し続けてきた若 都市のもつ今日的問題点を把握し,解決への自分なりの考えを持つ。 者文化に着目し,ファッション,オタクなどを例にその変遷・動向を把握する。最後に, 成績評価 人々の幸福追求の価値観という観点から今後の都市社会の変貌について考察する。 前期末試験(50%)授業態度および出席(50%) 達成目標 履修心得 1)都市化の歴史的・社会的な意味を把握する。 日常生活の中から問題意識を持つこと。 2)都市社会学の基礎概念を具体的な事例に即して把握する。 授業計画 3)現代社会の構造的変化と都市の新しい役割を把握する。 第1回 成績評価 総論/都市の経済活動の特色:歴史的側面から 第4回から第7回で具体的考察 出席率,レポート,試験による。 第2回 履修心得 総論/都市の経済活動の特色:産業構造の側面から 第8回から第11回で各論 新聞を毎日読むこと。 第3回 授業計画 総論/都市の経済活動の特色:産業立地の側面から 第12回から第14回で各論 第1回 都市化とは何か(イントロダクション) 第4回 各論―1 門前町,宿場町,鉄道駅中心都市などの今日的変化 第2回 産業社会への転換と都市化(農村から都市へ,地方から大都市へ) 第5回 各論―1 工業都市の形成と変質 第3回 都市の空間構造(都心・郊外,山の手・下町) 第6回 各論―1 ロードサイド,ニュータウンの形成と変質 第4回 都市の社会構造(家族,職業,コミュニティ) 第7回 各論―1 長崎など歴史的財産を継承した町づくり 第5回 グローバル化・情報化・少子高齢化と都市化の新局面 第8回 各論―2 工業都市の抱える課題 第6回 都心と郊外の変容(都心回帰とニュータウンの高齢化) 第9回 各論―2 産業集積地としての全国都市の課題 第7回 中間階級の動揺(格差社会,リスク社会,お一人様社会) 第10回 各論―2 隆盛する都市と衰退する都市,その経済基盤の構築 第8回 移民の増加(ニューカマーと都市の外国人文化) 第11回 各論―2 第9回 都市社会の新しい絆(地縁・血縁を越えて) 第10回 現代都市風俗1:都市と若者文化(戦後東京の若者文化) 第12回 各論―3 シブヤのもつ魅力と問題点 第11回 現代都市風俗2:ファッション(渋谷・原宿・青山の変遷) 第13回 各論―3 人口減少期における地方農業都市の将来 第12回 現代都市風俗3:オタク(秋葉原の変遷) 第14回 各論―3 脱工業社会における街づくりとは? 第13回 現代都市風俗4:セカイ系(現代都市環境と若者の恋愛観・世界観) 第15回 都市経済の課題と展望 第14回 現代都市風俗5:脱都市系(ヤンキー,農ギャルなど) 第15回 まとめ:都市化と幸福の価値観 公共投資と民間資本の都市における役割: ナニワの都市づくりを 例に 教科書 特に指定なし(プリント配布予定)。 学生へのメッセージ 映画,小説,音楽なども授業の題材とするので幅広い好奇心を持ってほしい。 教科書 特に指定なし(プリント配布,スライド上映の予定)。 参考書 倉沢進『都市空間の比較社会学』,その他 8 産業立地の立場から考察 川崎などの事例研究 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 067 068 くらしと環境 空間と心理 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 専門基礎科目・基礎共通科目 科目区分 専門基礎科目・基礎共通科目 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 前期 配当学期 前期 担当者 坊垣和明 担当者 水野谷悌子 単位数 2単位 単位数 2単位 必修・選択区分 選択科目 必修・選択区分 選択科目 科目概要 科目概要 くらしと環境が密接に関連していることを教え,すまいやまちのデザイン・マネジメント すまいやまちというヒトが暮らし,働き,憩う空間は,その要素が持つ形状,色彩,光, 等にその関係性への配慮が不可欠であることを理解させるために,日常の生活や活動が地 素材,温熱,音響,匂い等,様々な物理的条件で構成される。そして,時間や気候,季節 域や地球環境に及ぼす影響および周囲の環境から受ける影響を解説する。 とともに常に変化する外的・内的条件に応答しながら,その環境に関わるヒトの心理に直 例えば,ゴミの問題,エネルギー消費,シックハウス等の健康問題,都市の暮らしの特徴 接的,間接的な影響を与え,知覚および行動をさせている。 などを解説し,環境影響に配慮しつつ,快適・健康に暮らすための要件についての基礎知 本科目では空間における心理学的知識習得のために,テーマごとの体験的な簡易実習と心 識を教える。 理的効果を活用した事例紹介から講義し,新たな知見としてアフォーダンス等の空間知 さらに,地球環境時代における持続可能な社会のあり方の概念と,そのような時代思潮に 覚・認知にも触れ,空間デザインの素養を養う。 至る国内外の経緯をレビューするとともに,その実現に向けた代表的な方策として広く普 達成目標 及している「環境マネジメント」「環境アセスメント」の概要を教える。 1)物理的条件の違いによる空間を認識する。 達成目標 2)空間のさまざまな心理的効果等を把握する。 1)身近な暮らしの中における環境問題および都市に特有の環境問題を認識し,基礎的 成績評価 な対策手法を理解する。 授業内の小課題(50%),期末レポート(40%),出席率(10%)を基準として総合 2)環境アセスメント,環境マネジメントの基礎を理解する。 的に評価する。 成績評価 履修心得 出席とレポートにより評価する(配点は30:70程度とする)。 各回の小課題と期末レポートをいずれも提出すること。 履修心得 授業計画 日常の行動の中で,常に身の回りの環境とそこでの問題に関心を持ち,授業の内容と関連 第1回 付けて考え,その結果として実践に結び付くように心がけることを期待する。 ヒトの空間環境の知覚:「アフォーダンス」ヒトの生態的心理 授業計画 第1回 第2回 第2回 形と心理:形・空間の見えの変化と視覚の法則 人・建築・環境の係わりと相互作用:人の基本的な欲求と建築の成り立ち,建 第3回 光と色の心理:光と色彩の心理効果と活用(小課題) 築と人との係わりと相互作用 第4回 音と心理:音の効果とサウンドスケープ(小課題) 快適な環境,快適な暮らしを実現する要件:生理・心理的な反応に基づく快適 第5回 匂い・空気と心理:建築における臭気,香りのサイン効果,植物の活用(小課 性の原理,環境形成に係る基礎的な条件 第3回 オリエンテーション 題) 人間活動がもたらす影響・負荷および健康と環境の関連:人の活動による環境 第6回 皮膚感覚と心理:素材の質感,温度・湿度,風土とヒト(小課題) 影響,健康な環境・住まいのあり方 第7回 住まいとまちの空間知覚1:空間の視知覚特性 シックハウス・住まいと健康:住まい・建築における「シックハウス問題」の 第8回 住まいとまちの空間知覚2:パーソナルスペース,距離と容積(小課題) 系譜,原因,対策手法 第9回 住まいとまちの空間と行動1:集いと座席配置の心理(小課題) 都市の暮らしと環境問題:都市でのくらしや活動に影響する気候要因,都市に 第10回 住まいとまちの空間と行動2:身体を支持する多用な環境 おける環境問題 第11回 住まいとまちの空間と行動3:時間,群集行動(小課題) 都市住宅および環境設備の歴史と変遷:環境・設備的観点からみた都市住宅の 第12回 環境知覚の記憶「記憶とスケッチマップ」1 歴史的変遷 第13回 環境知覚の記憶「記憶とスケッチマップ」2(小課題) 第7回 ヒートアイランド問題:都市域で顕著な高温現象の実態,原因と対策 第14回 日本の風土環境と日本人の空間知覚 第8回 エネルギー問題:世界と日本のエネルギー消費実態と課題,対応,今後の動向 第15回 まとめ,期末課題(レポート) 第9回 ゴミの発生量と処理方法,減量対策:ごみ・廃棄物問題に係る現状と課題,対 第4回 第5回 第6回 学生へのメッセージ 応手法 第10回 テーマごとに簡易実習を含む。 都市における公害の実態と対策:主な都市公害とその歴史,最近の主要な都市 教科書 災害の概要と対処方法 第11回 教科書は特になし。適宜資料を配布。 コミュニティー:コミュニティー形成に係る日本人の心の特質,今後のコミ 参考書 ュニティーのあり方 第12回 授業において参考文献を紹介。 サステナブル社会の概念とその背景・経緯:サステナビリティーの概念と経緯, ビジョンや作り方への具体例 第13回 環境アセスメント:持続可能な住宅・建築・都市を実現するために,事前に環 境影響を把握するための手段・方法と具体の手法 第14回 環境マネジメント:持続可能な住宅・建築・都市を実現し維持するための手段・ 方法 第15回 まとめ 学生へのメッセージ 1)身の回りの環境問題は,将来の仕事の中で避けて通れないと同時に,ふだんのくらし とも密接に関連するものであることから,その基礎的な理解は極めて重要である。 2)講義はパワーポイントを中心に進めるが,適宜,見学等を織り込む予定。 教科書 毎回,プリントを配布する。 参考書 1)堀越・澤地編「絵とき 自然と住まいの環境」,彰国社,1997.2 2)日本建築学会編,シリーズ地球環境建築・入門編「改訂・地域環境建築のすすめ」, 彰国社,2009.7 3)日本建築学会編,シリーズ地球環境建築・専門編1「地域環境デザインと継承」,彰 国社,2004.7 4)日本建築学会編,シリーズ地球環境建築・専門編3「建築環境マネジメント」,彰国 社,2004.1 9 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 069 071 高齢社会とくらし コンピュータリテラシー 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 専門基礎科目・基礎共通科目 科目区分 専門基礎科目・基礎共通科目 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 前期 配当学期 前期 担当者 薬師寺清幸 担当者 末繁雄一 単位数 2単位 単位数 2単位 必修・選択区分 選択科目 必修・選択区分 必修科目 科目概要 科目概要 我が国は,少子高齢化の急速な進展に伴い,世界に類を見ない高齢社会を迎えつつある。 今日では情報技術は我々の生活に深く浸透している。この講義では,情報社会の必須の文 この講義は,高齢者の意識やくらし方の変化を切り口として「空間」「商品・サービス」 房具であるパーソナルコンピュータの仕組みと,情報社会を支えるインフラである情報ネ を企画するための着眼点を養うことを目的とする。少子高齢化の進展が,高齢者のくらし ットワークの仕組みやその周辺知識について理解する。 方及び我々の住まいや街にどのような影響を及ぼし始めているのかを基本的な視点とし まず,本学のキャンパス内情報ネットワークシステムの利用法について理解する。次に, て,背景となる人口の変化,行政の対応,明るい長寿社会づくりの動き,住まいづくり・ パーソナルコンピュータにおける,ハードウェアの基本構成要素と動作原理について,オ 街づくりへの影響,世界の状況など幅広い分野について学習する。 ペレーティングシステムやアプリケーションなどのソフトウェアの役割,コンピュータと 達成目標 情報ネットワークを利用した情報の発信および共有の仕組みについて解説する。さらに, 1)高齢社会の現状と問題,政策等の動きを把握する。 プレゼンテーションソフトの操作演習も行う。 2)高齢社会に対応した新事業企画の着眼点を養う。 この講義は,演習編である「コンピュータ演習」と密接に連携しながら進めてゆく。 成績評価 達成目標 出席(50%),期末試験(50%) 4年間の学修で求められるコンピュータや情報ネットワークの知識を習得する。 履修心得 成績評価 新聞等により,日々の社会情勢に関心を持つこと。 出席(30%),小テスト・課題(30%),期末試験(40%) 授業計画 履修心得 第1回 高齢社会の捉え方1:オリエンテーション 各自ノートパソコンでネットワークに接続できるようにしておくこと。 第2回 高齢社会の捉え方2:長寿のリスクと明るい長寿社会づくり 第3回 高齢者問題の背景1:人口の変化 第1回 ガイダンス,パソコン操作の基礎 第4回 高齢者問題の背景2:生活環境の変化 第2回 ネットワークへの接続,電子メールの使い方 第5回 老人福祉行政1:基本的方向と各種施策 第3回 キャンパス内情報システムの使い方 1 第6回 老人福祉行政2:介護保険制度,介護老人保健施設,介護用具等 第4回 キャンパス内情報システムの使い方 2 第7回 老人福祉行政3:高齢者の特性,認知症など 第5回 コンピュータの仕組み,ハードウェアとソフトウェアについて 第8回 明るい長寿社会づくり1:元気高齢者の生きがい健康づくり 第6回 情報ネットワークの仕組み,復習と小テスト 第9回 明るい長寿社会づくり2:高齢者向けイベントの実例(ねんりんピック等) 第7回 プレゼンテーションソフトの操作1(テキストボックス・書式設定) 第10回 明るい長寿社会づくり3:高齢者による地域活動の実例(老人大学卒業生等) 第8回 プレゼンテーションソフトの操作2(スライドデザイン) 第11回 高齢者と住宅:高齢者向住宅対策 第9回 プレゼンテーションソフトの操作3(アニメーションの設定,スライドショー) 第12回 高齢者と地域社会:高齢者の生活拠点,ユニバーサルデザインなど 第10回 プレゼンテーションソフトの操作4(応用編:オリジナルマップの作成) 第13回 世界の高齢社会対策 第11回 デジタルとアナログの基礎,インターネットについて 第14回 まとめ 第12回 情報の発信と共有(電子掲示板,SNS,Blog,Wiki,twitter について) 第15回 期末試験 第13回 Web 制作技術の基礎 第14回 復習と小テスト 第15回 定期試験 授業計画 学生へのメッセージ パワーポイント,DVDを活用する。 教科書 学生へのメッセージ 特に指定なし(プリント配付予定)。 LAN設備を備えた一般教室で,各自のノートPCを利用した講義を基本とする。 参考書 (財)長寿社会開発センター「老人福祉のてびき 教科書 平成19年度版」 特になし。適宜資料を配布する。 参考書 なし 10 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 073 074 デザインの方法 デザインマネジメント(1) 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 専門基礎科目・基礎共通科目 科目区分 専門基礎科目・基礎共通科目 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 前期 配当学期 後期 担当者 山口重之 担当者 山口重之 単位数 2単位 単位数 2単位 必修・選択区分 必修科目 必修・選択区分 選択科目 科目概要 科目概要 空間デザイン演習,デザイン・コンピューティングなどを学び始めるに当たって,デザイ デザインは美しい造形であるという意味以上に,新たな知識や価値を視覚化することで ンやデザイン方法についての玄関口として,心構え・必須の知識などを伝え,デザインへ 人々を魅惑する。デザインは人,モノ,金,情報と同じく重要な経営資源・マネジメント の興味を喚起するための重要な基礎科目である。 対象であり,それは人間的で創造的な資源であり,組織的な行為である。社会の変化・進 デザインという言葉が氾濫しているなかで,都市・建築の分野を中心として,デザインと 展にともない,住まい・建築・都市づくりなどにも新たな知識や価値を創り出し,高める は何か,デザインにおける理解・思考・表現のプロセス,デザインの作業プロセス(進め ことが強く求められるようになってきた。 方),手法・技法・手段(アナログ+デジタル)などについて,ビジュアルな事例を挙げ この講義では,先行する産業におけるデザインマネジメントの考え方や方法,成果を学び, ながら初心者に分かりやすく解説する。また,デザイン・コンピューティングについて知 都市・住まいづくりへのデザインの戦略活用,その過程や方法そして組織,さらに開発プ っておくべき机上の知識をあらかじめ伝え,スムーズに演習につなげることを目標にして ロセスについて事例を挙げながら講義する。 いる。 達成目標 達成目標 デザインの戦略的側面と活用の基礎を理解する。 デザインの概念・方法の基礎を理解する。 成績評価 成績評価 出席,ミニテスト,期末課題レポートで評価する。 出席,練習課題,レポート課題によって評価する。 履修心得 履修心得 1年前期「マーケティング概論」の受講が望ましい。 一流のものを鑑賞・観察することを心がけること。 授業計画 授業計画 第1回 オリエンテーション:講義の進め方,ねらいと概要 第1回 オリエンテーション(講義の進め方,ねらい,概要) 第2回 企業経営におけるデザインの活用 第2回 デザインとは何か 第3回 企業のアイデンティティとデザインの役割 −目に見える世界(造形・意匠),見えない世界(仕組み・システム) 第4回 企業におけるデザイン活動の広がり デザインの学び方(読み取る) 第5回 デザイナーとデザインのマネジメント −デザイン対象の観察・分析・理解(視覚的思考,発想) 第6回 デザインの価値とデザインマネジメント:まとめとテスト デザインの学び方(読み取る) 第7回 建築・都市空間のアイデンティティとデザイン:スライドによる事例 −事例(使い易いデザイン,強いデザイン,美しいデザイン)<練習課題> 第8回 空間開発プロセス(1):デザイン戦略(構想企画,計画・設計,広報宣伝) デザインの学び方(考える) 第9回 空間開発プロセス(2) :デザインの実現(建設,オペレーション,広報宣伝) −図形思考・モデルによる思考・思考実験 第10回 空間開発プロセスとプレーヤー達 デザインの学び方(考える) 第11回 空間開発の主要なプレーヤー:デザイン戦略の段階 −事例(造形意匠と仕組み・システム,シミュレーション)<練習課題> 第12回 空間開発の主要なプレーヤー:デザインの実現段階 デザインの学び方(表現する) 第13回 空間商品のアイデンティティとデザイン展開(ハウスメーカー,オフィスビル) −視覚表現・空間デザインの基本ルール 第14回 空間開発とデザインマネジメント:まとめとテスト デザインの学び方(表現する) 第15回 まとめ 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 −事例(グラフィック,インテリア,建築,都市)<練習課題> 第9回 学生へのメッセージ デザインの方法 特になし。 −デザイン方法論入門(デザイン問題,組織,方法・手法・手段) 第10回 教科書 デザインの方法 特に使用しない。 −デザインの思考プロセスと仕事の進め方 第11回 参考書 デザインの方法 特に使用しない。参考文献・資料は適宜提示する。 −CG(デザインの表現法)とCAD(デザインのツール) 第12回 事例1:インテリア,建築のデザイン 第13回 事例2:都市・地区開発と景観のデザイン 第14回 拡大する「デザイン」の領域(レポート課題) 第15回 まとめ 学生へのメッセージ 欠席しないこと。 教科書 特に使用しない。 参考書 参考文献・WEBサイトなど:適宜,提示する。 11 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 078 079 コンピュータ演習 デザイン・コンピューティング(1) 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 専門基礎科目・演習科目 科目区分 専門基礎科目・演習科目 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 前期 配当学期 後期 担当者 大内孝子,水野谷悌子,末繁雄一 担当者 河村容治,水野谷悌子,末繁雄一 単位数 2単位 単位数 2単位 必修・選択区分 必修科目 必修・選択区分 必修科目 科目概要 科目概要 この演習では,情報社会の必須の文房具として,パーソナルコンピュータの基本操作をマ この演習では,従来と異なり最初から3次元仮想建物モデルをPC内に組み立て,必要に スターし,大学の講義,演習,レポート作成などに対応する。 応じてその3Dモデルから図面やパース,各種建物情報を取り出して扱うという新しいタ まず,ワープロソフトによる文章の作成,表計算ソフトの操作スキルを習得する。さらに, イプのCADの一つである ArchiCAD による空間デザイン教育を行う。これは新世代3D 画像処理ソフトや図形描画ソフトなどのグラフィック系ソフトウェアについての基礎的 CADと呼ばれ,PCの中に3次元仮想建物モデルを作成して,設計者・施工者・メーカ な操作も習得する。 ー・クライアントなどの関係者の情報共有を促進し建築生産全体の生産性を向上させるB この演習は,理論編である「コンピュータリテラシー」と密接に連携しながら進めてゆく。 IM(Building Information Modeling)の方法論に基づいたものである。 達成目標 演習では,単純で基本的な床・柱・壁で構成される建物を組み立て,階段・出入口・家具 4年間の学修で求められる,コンピュータによる文書作成,表計算のスキルを習得する。 成績評価 など建物部品を配置するという順序で,建物の成り立ちを理解させると同時に新世代CA Dの特徴の理解と基礎的な操作を習得させる。 出席(30%),小テスト(60%),受講態度(10%) 達成目標 履修心得 建物の成り立ちを理解し,BIMの基礎的な操作を習得する。 ノートPCは必ず持参すること。基本的なタイピング操作はできることを前提とする。 成績評価 授業計画 出席20%,授業態度10%,技術習得20%,課題作品50% 第1回 ガイダンス,ワープロソフトの操作1(ビジネス文書) 第2回 ワープロソフトの操作2(タブ設定と表挿入・図形要素の挿入) 履修心得 第3回 ワープロソフトの操作3(表の編集・段組みと縦横の混在) 第4回 ワープロソフトの操作4(長文に便利な機能,小テスト) 演習[テキストを使用した ArchiCAD の操作練習] 第5回 表計算ソフトの操作1(基本の表作成) 第1回 オリエンテーション, ArchiCAD 基本操作 第6回 表計算ソフトの操作2(基本の表作成・表の編集と絶対参照) 第2回 新規プロジェクトの作成,通り芯の表示 第7回 表計算ソフトの操作3(グラフの作成と編集・ページレイアウトと印刷) 第8回 表計算ソフトの操作4(条件で判断する・別表の参照とエラー回避) 第9回 表計算ソフトの操作5(データベースの利用・ピボットテーブル) 第10回 表計算ソフトの操作6(ワープロソフトとの連携) 第11回 表計算ソフトの操作7(関数の復習) 第12回 表計算ソフトの操作8(小テスト) 全授業出席を前提とする。 授業計画 コラム:インテリアの構成とコーディネート体験 操作ポイント:ArchiCAD 画面構成,建築の理解:施工の流れ 第3回 操作ポイント:スナップ,建築の理解:RCラーメン構造 第4回 グラフィックソフトの操作2(PC教室使用) 第14回 グラフィックソフトの操作3(PC教室使用) 第15回 まとめ 梁と壁の作成,建具配置 操作ポイント:壁の編集,建築の理解:建具の種類 グラフィックソフトの操作1(PC教室使用) 第13回 フロア設定,地面の作成,柱の配置 第5回 床作成,階段の配置,家具配置,3Dでの確認 操作ポイント:オブジェクト編集,建築の理解:階段の構成 第6回 3Dでの編集,材質の変更,カウンターの作成 「課題:オープンカフェの家具配置」 学生へのメッセージ 操作ポイント:材質の設定,建築の理解:仕上げ材の種類 LAN設備を備えた一般教室での各自のノートPCを利用しての演習を基本とし,グラフ 第7回 ィックソフト操作演習のみPC教室を使用する。 課題の講評,傾斜した壁の作成,2階の作成 操作ポイント:壁・建具の復習,建築の理解:階の構成 教科書 第8回 「30時間アカデミック 情報基礎 Word&Excel2007」,実教出版 カーテンウォールの作成,床の作成 操作ポイント:スラブツールによる吹き抜け,建築の理解:カーテンウォール 参考書 の構成 なし 第9回 「課題:2階の利用計画」,3階の作成 操作ポイント:壁・建具の編集,建築の理解:ヒューマンスケール 第10回 課題講評,屋根の作成,「課題:3階の利用計画」 操作ポイント:オブジェクト編集,建築の理解:空間のつながり 第11回 課題講評,照明器具配置,全体調整,3Dでの確認,レンダリング, 「課題:レンダリング作品の制作」 操作ポイント:カメラ操作,建築の理解:照明の効果 第12回 立面図・断面図・平面図の表示,印刷設定,操作技術習得度確認,課題講評 操作ポイント:ナビゲーター,建築の理解:建築図面の成り立ち 第13回 マスターの作成 「課題:プレゼンボードの制作」 操作ポイント:ビュー登録,建築の理解:プレゼンテーションの重要性 第14回 作品講評 第15回 まとめ 学生へのメッセージ 演習には3次元CADの ArchiCAD を使用する。 教科書 ArchiCAD の操作等については入門者用テキストを使用して演習を進める。 参考書 適宜指定する。 12 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 084 085 空間デザイン演習(1) 空間デザイン演習(2) 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 専門基礎科目・演習科目 科目区分 専門基礎科目・演習科目 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 前期 配当学期 後期 担当者 淺石優,川口英俊,水野谷悌子,矢田康順,伊藤朱子 担当者 淺石優,山根格,川口英俊,矢田康順,伊藤朱子 単位数 2単位 単位数 2単位 必修・選択区分 必修科目 必修・選択区分 選択(選択必修)科目 科目概要 科目概要 第一に将来どの分野に進んでも,都市や町の主要構成要素である建築を見る目を養うこと 空間デザイン演習(1)を継続する形で演習と講義を平行して行う。引き続き,建築を見 が重要であり,建築の良し悪しを判断できる感性・能力を養うために,名建築を数多くス る眼,建築の良し悪しを判断できる感性・能力を養うために,名建築を数多くスライドな ライドなどで見せる。 どで見せる。 第二にCADが主流の時代であるが,デザインワークの基礎はハンドワークのドローイン 空間デザイン演習(1)で培った手書き表現スキルを前提に,この学年の能力に見合った グにあり,手で思考することが大事である。ドローイングの基本である線の引き方,道具 内容,規模のアートミュージアムや集合住宅の設計(コンセプト・ドローイング・模型税 の使い方,透視図法などを学習し,平面図・断面図・立面図・透視図・模型制作・写真撮 作など)を通じて空間デザインスキルを習得する。 影など立体を表現する方法を,単純な立体や空間と光の関係を立体化したり,名建築をト 達成目標 レースする形で空間デザインスキルを身につける。 自ら想定したプログラムから空間をイメージし,ドローイングと模型で表現できる。 達成目標 成績評価 単純な住空間をイメージしてドローイングと模型で表現できる。 出席(10%)課題評価(90%) 成績評価 履修心得 出席(10%)課題提出(10%)課題評価(80%) 1)授業にでて,会話をよくしてコミュニケーション能力を高める。手と頭で考える。 履修心得 2)「建築のしくみ」の同時履修が望ましい。 授業にでて,会話をよくしてコミュニケーション能力を高める。手と頭で考える。 授業計画 授業計画 第1回 第一課題ガイダンス 第2回 アートミュージアムのデザイン1:レポートプレゼンテーション,自分のアー 第1回 ガイダンス・有名建築のスライドショウ 第2回 製図道具の紹介,使い方,線の引き方・ドローイングの紹介 第3回 簡単な立体を第三角法による三面図(正面図,側面図,平面図)を描く 第3回 アートミュージアムのデザイン2:コンセプト・平面・スタディモデル 第4回 透視図の描き方 第4回 アートミュージアムのデザイン3:平面・断面・立面・配置図・スタディモデ 第5回 住吉の長屋の平面図,断面図,立面図を描く1 第6回 住吉の長屋の平面図,断面図,立面図を描く2 第5回 アートミュージアムのデザイン4:平面・断面・立面・配置図・スタディモデ 第7回 住吉の長屋の模型をつくる1 第8回 住吉の長屋の模型をつくる2+講評 第6回 アートミュージアムのデザイン5:平面・断面・立面・配置図・モデル 第9回 理想の住宅をつくる1−アイディアスケッチ 第7回 講評 第10回 理想の住宅をつくる2−図面作成 第8回 第二課題ガイダンス 第11回 理想の住宅をつくる3−図面作成 第9回 集合住宅のデザイン1−コンセプト・配置・平面・スタディモデル 第12回 理想の住宅をつくる4−図面作成・模型製作 第10回 集合住宅のデザイン2−平面・断面・立面・配置図・スタディモデル 第13回 理想の住宅をつくる5−図面作成・模型製作 第11回 集合住宅のデザイン3−平面・断面・立面・配置図・スタディモデル 第14回 講評・採点 第12回 集合住宅のデザイン4−平面・断面・立面・配置図・スタディモデル 第15回 まとめ 第13回 集合住宅のデザイン5−平面・断面・立面・配置図・模型 第14回 講評 第15回 まとめ トミュージアムの構想 ル ル 学生へのメッセージ 建築の無い街や都市はない。見学したり,描いたり,作ったりして建築の楽しさを知るこ と。将来,建築に関係を持つ人もそうでない人も簡単なデザインスキルを身に着けると同 学生へのメッセージ 時に,よい建築を評価できるようになろう。 建築の無い街や都市はない。見学したり,描いたり,作ったりして建築の楽しさを知るこ 教科書 と。将来,建築に関係を持つ人もそうでない人も簡単なデザインスキルを身につけると同 無し。 時に,よい建築を評価できるようになろう。 参考書 教科書 授業内で適宜触れる。 無し。 参考書 授業内で適宜触れる。 13 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 088 092 都市の文化 ライフスタイルデザイン 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 専門科目・都市文化 科目区分 専門科目・都市文化 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 後期 配当学期 後期 担当者 谷口正和 <オムニバス> 単位数 2単位 単位数 2単位 必修・選択区分 選択科目 必修・選択区分 選択科目 上田佳乃(7/15),宮 担当者 俊哉(10/15)※最初と最後が共同開催 科目概要 科目概要 生活者属性(所得階層,職業,年齢,家族構成,趣味など)による行動様式,興味領域, ファッション,デザイン,音楽,エンターテイメント,レストラン,カフェ,雑誌,サロ 価値観,消費行動などのライフスタイルの潮流を整理し,ライフスタイルそのものが市場 ン,広場,大通り,歓楽街,商店街,モニュメント,ホテル,マンション,邸宅,駅,空 価値を創造し,顧客を創造している中心コンセプトであることを学ぶ。 港,港,異邦人,上流階級,社交界,など欧米の都市文化を生み出した歴史の考察,その 達成目標 舞台となった空間など多種,多様な要素について学習する。次いで,東京の過去の時代と 都市生活を観察・分析し,その行動特性・価値観を把握する。 現代における都市文化を比較考察し,歴史的,地理的両面から都市文化に対する理解を深 成績評価 める。 出席率50% 達成目標 都市生活をつくっている要素を紹介することにより,「自分自身」がその要素のひとつで 自分と家族・友人の生活観察,生活特性を研究する。 ある,それの作り手のひとりであるという認識をつけてもらう。 授業計画 成績評価 レポート 履修心得 常にあなただったらどうするか? 中間・期末リポート50% 履修心得 ということを問います。レポートの課題もそれにつな がるようなものとなります。 授業計画 第1回 ライフスタイルとは何か(その着眼の意味を学ぶ) 第2回 少子社会のライフスタイル(プリンス&プリンセスマーケット) 第3回 高齢社会のライフスタイル(ストックの整理と活用) 第4回 生涯現役志向(アンチエイジングスタイル) 第5回 学習と自己表現(発表の場と評価を求めて) 第6回 自由時間とライフスタイルツーリズム(暮らすように旅をする人) 第1回 オリエンテーション(講義内容,成績評価,講義方法,出欠管理など) 第7回 都心回帰・中心回帰(プロサービスを求めて) 第2回 広場・通り・モニュメント 第8回 ホームミュージアム・ホームライブラリー(自己財を社会財へ) 第3回 ホテル 第9回 グローバルクルージング(世界周遊100日の学習) 第4回 駅・空港 第10回 シティーツーリズム(ホテライゼーションとカルチャーモール) 第5回 まちおこし 第11回 エコロジストスタイル(3つのREコンセプト・生命態認識) 第6回 観光 第12回 生活デザイナー・生活芸術家(クッキングからインテリアまで) 第7回 旅行ガイドブック 第13回 世界都市化とライフスタイルミックス(多様性の集積地) 第8回 スポーツエンターテイメント 第14回 ライフスタイルの未来像(シングル&クラブコンセプト) 第9回 ファッション(銀座における高級ブランドフラッグショップの歴史,コンテン 第15回 マイライフスタイルスケッチ(自己生き方像を構想する) ツ。日本における高級ブランドの未来) 学生へのメッセージ 第10回 〃 1)都市生活者の特性を視点に,日々の暮らし方価値が市場を作っていることへの理解。 第11回 エンターテインメント(「文化で食べていく」ということ) 2)生活者観察方法を身につけマーケットセンス(生活者分析型の習慣)を学ぶ。 第12回 職業名称(メディアの力でイメージアップした職業) 3)①生活者と時代の変化をコンセプトキーワードで学ぶロジックカードと,②視覚化 第13回 雑誌,上流社会(雑誌のみかた) された写真,図フィルム等で直感学習力を生かすビジュアルカードを活用する。 第14回 カフェ 第15回 都市文化のまとめを(講義。レポート作成の説明。質疑応答) 教科書 谷口正和著「ライフスタイルコンセプト」,繊研新聞社 学生へのメッセージ 参考書 あなた自身が都市文化のひとつの分子です。 1)谷口正和著「時間単位の市場戦略」,講談社 教科書 2)谷口正和著「世界目線構想力」,ライフデザインブックス 特になし 参考書 特になし 14 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 097 114 色彩と文化 都市のデザイン 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 専門科目・都市文化 科目区分 専門科目・都市経営 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 後期 配当学期 後期 担当者 水野谷悌子 担当者 大國道夫 単位数 2単位 単位数 2単位 必修・選択区分 選択科目 必修・選択区分 選択科目 科目概要 科目概要 色彩は都市文化の創造において,ユーザーの視覚的,心理的,生理的な基本要素を広げイ 都市をデザインする考え方は,都市の空間が洗練され,魅力あるものにすることから始ま メージを膨らませる重要素の一つである。本科目では,住まい,空間(商空間・公共空間), ったといわれている。建物の高さを統一し,壁面を整え,色彩をコントロールするなどの 環境(街並み景観),商品(商品開発)を対象に,関連トピックスや事例を視覚的に取り 手段がとられてきた。しかし近年では,それにとどまらず,市民の意見を調整したり,民 上げ,様々な生活文化の視点,生理・心理学的な側面,色の見え方,イメージや調和等か 間事業者と協働したりするなどの手続きの面も,都市のデザイン実現のための重要な要素 ら色彩に関する基礎知識を習得する。そして,住まいやまちづくり,都市文化創造や商品 と考えられるようになっている。そのことによって,新しい都市デザインの世界が開かれ 開発の実践計画にも応用展開できる色彩設計の考え方を学び,その後の多用な研究ワーク ている。そのような都市のデザインの全体像についての知識を獲得する。 のヒントと成りえる基礎講義とする。 都市デザインは目的やスケールの違いにより多様なものがあり,また,公共・民間など事 達成目標 業者の違いにより実現の手法も異なるが,こうした広範囲な分野を対象に豊富な事例を紹 1)色彩の役割とその効果を知る。 介し,その理解をさせる。 2)色彩を使いこなす。 達成目標 3)色彩文化(流行色・伝統色等)に触れる。 1)都市のデザインについて観察力を磨く。 成績評価 2)都市の仕組みについて理解を深める。 練習課題・授業ノート,期末試験,出席状況などで総合的に評価する。 3)都市についての提案力を習得する。 履修心得 成績評価 練習課題や授業ノート等の提出物はいずれも提出すること。 プレゼンテーション(50%) 授業計画 第1回 レポート(50%) 履修心得 オリエンテーション,都市文化の中の色彩:都市の中の色彩効果事例紹介 1)身の回りの実際の都市を観察する まちの中に優良環境色彩事例を探そう1 2)気づいたことを記録する <小課題> 第2回 まちの中に優良環境色彩事例を探そう2,色彩文化と流行色の変遷 第3回 色のものさし:色の要素,色の分類,色の測り方 3)都市づくりについての提案をまとめる 第4回 色彩心理と生理的効果 第1回 ガイダンス 第5回 色の見え方の変化:人的条件(色覚障害,加齢), 第2回 今日の東京の都市デザインについて(1) 環境条件(光源,色温度,演色性)<小課題> 第3回 今日の東京の都市デザインについて(2) 第6回 イメージ言語と配色調和 第4回 世界の都市デザインの潮流(1)新旧市街地の観点での都市デザイン(パリ等) 第7回 商品開発における色彩計画について 第5回 世界の都市デザインの潮流(2)既成市街地改造と都市デザイン(ビルバオ等) 第8回 住宅の色彩設計について1:手順,居室の用途と色彩 第6回 世界の都市デザインの潮流(3)高密度ビジネスセンター(ニューヨーク等) 第9回 住宅の色彩設計について2:高齢者のための色彩計画 第7回 建築家と都市計画家は何を提案してきたか (コルビジェと丹下健三を中心と 第10回 公共空間における色彩のユニバーサルデザイン(ゲスト講師予定)<小課題> 第11回 商業空間の色彩設計について:色彩演出とゾーニング 第12回 <小課題> 授業計画 <小課題> <小課題> して) <小課題> 第8回 行政と市民参加型まちづくり(世田谷区の事例) 街並み景観の色彩設計について1:重要性と考え方,手順,具体的手法 第9回 歴史的街並と市民,行政,専門家(鞆の浦,小樽,輪島の事例) 第13回 街並み景観の色彩設計について2:景観法と色彩 第10回 まちづくりの仕組みと都市デザイン(横浜 MM21 と日本丸メモリアルパーク) 第14回 異文化と色彩感覚の相違(事例紹介を含む) 第11回 まちづくりの仕組みと都市デザイン 丸の内再開発計画(1) 第15回 まとめ,期末試験 第12回 まちづくりの仕組みと都市デザイン 丸の内再開発計画(2) 第13回 プレゼンテーション(1) 東京計画 第14回 プレゼンテーション(2) 東京計画 第15回 まとめ,レポートの提出 <小課題> 学生へのメッセージ 色彩のおもしろさ・重要さを実感されたい。 教科書 適宜資料を配布する。 学生へのメッセージ 使用教材:「PCCS ハーモニックカラーチャート 201̶L」,日本塗料工業会「塗料用標準色」 参考書 都市は生きている。都市デザイン創造の現場の生き生きとした声を聞いて前へ進もう。 教科書 授業において参考文献を紹介する。 特に無し(プリント配布予定)。 参考書 特に無し。 15 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 122 128 地域の魅力づくり 都市の居住環境 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 専門科目・都市経営 科目区分 専門科目・都市居住 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 後期 配当学期 後期 担当者 小松史郎 担当者 岩村和夫(10/15),坊垣和明(5/15)<オムニバス> 単位数 2単位 単位数 2単位 必修・選択区分 選択科目 必修・選択区分 選択科目 科目概要 科目概要 人口減少社会においては目標とすべき良い地域の基準が変わった。これまでの地域づくり 人口の大半が都市に居住する今日,その居住環境は最重要課題の一つである。課題の多く においては人口が増える地域が良い地域であったが,これからはビジネスであれ観光であ は工業化を背景とする近代以降の都市化と共にあり,欧米先進諸国の歴史と日本の独特な れ,他所から多くの人々が集まる地域が良い地域となる。多くの人々を集めるためには, 経緯の理解が不可欠である。本講義では,まず産業革命後に生まれた「田園都市」構想前 地域はその地域独自のなんらかの魅力を持たなければならない。したがって,これからの 後以降のグローバルな流れをレビューした上で,戦後日本における都市の居住環境の変遷 地域づくりは地域の魅力づくりが最も重要課題である。 を辿る。特に,戸建から低中高層そして超高層に至るまで,極めて多様で高密度な住居形 本講では,最初に地域の魅力とは何かを集客力の観点から明らかにするとともに,戦後わ 態および構法が混在する日本の都市空間における居住環境の独特な態様を理解させる。そ が国の地域づくりにおいて地域の魅力づくりがどのように行われてきたかを歴史的に検 して,地球環境時代における低炭素社会の新たな課題にも触れながら,人口の減少と高齢 証する。次に歴史文化,観光施設,エンターテイメント,産業,町並み景観,地域文化, 化が進行する日本社会の動向に即した都市の居住環境のあり方を展望する。 食べもの等の地域資源を活用した地域の魅力づくりや,総合的都市ブランドづくりに成功 達成目標 したと評価されるいくつかの地域でのケーススタディを通して,どのようにしたら地域の 近世以降における都市の居住環境の歴史と現状を理解し,今後に向けた課題発見能力を涵 魅力づくりができるかについて理解させる。またその際にそれぞれの地域でどのような問 養する。 題点があり,その解決のため地域全体でどのように取り組んだかについても学ぶ。 成績評価 達成目標 出席状況と,記述を中心とした期末試験によって成績評価する。 地域の魅力づくりの理解,集客力強化手法の習熟。 履修心得 成績評価 授業中は集中し,ノートをしっかりとること。期末試験は自作ノートの参照を可とする。 期末試験で評価する。 授業計画 履修心得 第1回 パワーポイントのレジュメにメモをしっかりとること。 オリエンテーション(日程,概要,成績考査,教科書・参考書等) 第2回 歴史から学ぶ−その1/近世における都市の居住環境(ロンドンとパリの比 授業計画 較) 第1回 講義のねらいと講義計画 第3回 歴史から学ぶ−その2/江戸時代の居住環境 第2回 地域の魅力とは何か 第4回 歴史から学ぶ−その3/産業革命と都市の居住環境 第3回 わが国における地域づくりの歴史 第5回 歴史から学ぶ−その4/田園都市とその100年 第4回 地域ブランドによる地域の魅力づくり(北海道等) 第6回 歴史から学ぶ−その5/日本の都市居住環境−1(明治から第二次大戦まで) 第5回 アンテナショップによる地域の魅力づくり(北海道,沖縄県,岩手県,山形県, 第7回 歴史から学ぶ−その6/日本の都市居住環境−2(戦後から現代まで) 大分県等) 第8回 現在から学ぶ−その1/実態と課題:海外では 第6回 イベントによる地域の魅力づくり(石垣島,丹波篠山市,吉野川市) 第9回 現在から学ぶ−その2/海外の優れた都市居住環境 第7回 事例研究:イベントによる地域の魅力づくり(館山市,安中市,愛媛県南西部) 第10回 現在から学ぶ−その3/実態と課題:日本では 第8回 ディズニーに学ぶ地域の魅力づくり1 第11回 現在から学ぶ−その4/日本の優れた都市居住環境 第9回 ディズニーに学ぶ地域の魅力づくり2 第12回 未来を展望する−その1/低炭素社会の居住環境 第10回 事例研究:歴史文化資源を活かした魅力づくり(酒田) 第13回 未来を展望する−その2/縮退する都市の居住環境 第11回 事例研究:農業,グリーンツーリズムによる魅力づくり(安心院) 第14回 未来を展望する−その3/健康で持続可能な都市の居住環境へ(総括) 第12回 事例研究:飛行船を活用した地域の魅力づくり(土浦) 第15回 期末試験 第13回 事例研究: 観光開発(嬬恋村),商店街再生(豊後高田市),新産業育成(松江 第14回 事例研究:市民参加による地域の魅力づくり(外部講師) 2)毎回手書きノート・メモの作成を義務づけ,期末試験にはそのノートのみの持ち込み 第15回 期末試験 を可とする。 ∼住みたい町と行きたい町∼ 学生へのメッセージ 市),福祉(高山市),地域文化(養父市)による地域の魅力づくり 1)毎回資料とともに,パワーポイントをプリントして配布する。 学生へのメッセージ 教科書 特になし。 特になし。 教科書 参考書 特になし。 1)岩村ほか「新版・環境共生住宅 A-Z」環境共生住宅推進協議会編,ビオシティ,2008 参考書 2)岩村ほか「共に住まうかたち」建築資料研究社,1997 適時指示する。 3)岩村ほか「地球環境時代のまちづくり」日本建築学会編,丸善,2007,他 16 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 129 132 住まいのデザイン 建築住宅史 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 専門科目・都市居住 科目区分 専門科目・都市居住 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 後期 配当学期 後期 担当者 岩村和夫 担当者 熊谷亮平 単位数 2単位 単位数 2単位 必修・選択区分 選択科目 必修・選択区分 選択科目 科目概要 科目概要 住まいの理念や形は場所と時代とともにある。その場所の歴史に育まれた住まいの原型は, まず,従来の西洋建築史のなかでも,ギリシャ,ローマ時代から現代に至る都市生活文化 その時代に国内外から発信される多様な出来事や文化や技術から大きな影響を受ける。そ と住まいとの関わりの変遷を追いながら,欧米における代表的な建築・住宅の歴史に焦点 して,空間や形のデザインは常に変化する。やがてその社会に広く受け入れられた普遍的 を当てる。特に,産業革命以降の近代建築・住宅史に重点を置く。 な側面がその時代の様式として定着する。 また,日本建築史に関しては,主として平安時代から現代に至る生活文化と住まいとの関 本講では,まずそのような常態化された住まいのデザインの背景と経緯と実態に触れる。 わりの変遷を辿り,代表的な建築・住宅の歴史をレビューする。特に,江戸時代以降の建 その過程で,第一線で活躍する4人の建築家を招き,講義と対談を通して各氏の思想や方 築・住宅史に焦点を合わせると同時に,東アジア地域の主な建築・住宅史にも触れる。 法を学びながら,居住デザインの魅力と奥深さを体験する。 達成目標 一方,その戦略的なマーケティングにおける現代の住まいのデザインと,人間工学的な視 建築・住宅の歴史に関する基本的な流れを世界的視座から把握する。 点からアプローチする身近な生活空間のデザインとの関係についても敷衍する。 成績評価 達成目標 中間レポート(40%),期末レポート(60%) 多様な住まいのデザインに関する思想と,基本的知識を涵養する。 履修心得 成績評価 授業で紹介した事例以外でも興味を持って調べ,実際に自分の目で見ること。 出席状況,自作ノート,記述を中心とした期末試験等を総合的に評価する。 授業計画 履修心得 授業中は集中し,ノートをしっかりとること。期末試験は自作ノートの参照を可とする。 授業計画 第1回 西洋建築史1―古代から中世まで 第2回 西洋建築史2―中世から近世まで 第3回 西洋建築史3―近世から近代まで 第1回 オリエンテーション(日程,概要,成績考査,教科書・参考書等) 第4回 日本建築史―東アジアの建築を含めて 第2回 住まいのデザインとは−その1<時代性と概念> 第5回 近代建築史1―新しい技術と空間 すまいのデザイン・トーク① 第6回 近代建築史2―日本の近代建築の変遷 (ゲスト講師① 第7回 戸建住宅の歴史1―洋風化と近代化 第3回 vs.岩村和夫/思想と空間の構法) 第4回 視点−1 構造と構法の美学 第8回 戸建住宅の歴史2―建築家の住宅 第5回 視点−2 木構造の美学と生産 第9回 戸建住宅の歴史3―工業化住宅 第6回 住まいのデザイン・トーク② 第10回 西欧の都市住居―バルセロナを中心に (ゲスト講師② 第11回 集合住宅史1―近代集合住宅のはじまり vs.岩村和夫/素材と空間の美学) 第7回 視点−3: ディテールに潜む空間 第12回 集合住宅史2―同潤会による集合住宅を中心に 第8回 視点−4: そぎ落とした美学 第13回 集合住宅史3―公団による集合住宅を中心に 第14回 戦後の住宅建築の展開 第15回 まとめ 第9回 住まいのデザインとは−その2<場所性と生活文化> 第10回 視点−5:技術と暮らしの境 第11回 住まいのデザイン・トーク③ (ゲスト講師③ vs.岩村和夫/ビフォー・アフター) 第12回 視点−6:住宅生産とライフスタイル 第13回 住まいのデザイン・トーク④ (ゲスト講師④ 学生へのメッセージ 建築を変化させる時代の社会的・技術的背景などにも興味を持とう。 教科書 特に指定なし vs.岩村和夫/見たことのない空間) 参考書 第14回 住まいのデザインとは−その3<特殊性と普遍性/総括にかえて> 1)日本建築学会編,『西洋建築史図集』, 彰国社 第15回 期末試験 2)藤森照信,『日本の近代建築』, 岩波新書 学生へのメッセージ 3)内田青蔵ほか,『図説・近代日本住宅史』,鹿島出版社 1)講義とともに,第一線で活躍する著名な建築家(平成21年度は,丸谷博男,藤森照 4)後藤久,『西洋住居史―石の文化と木の文化』,彰国社 信,松村秀一,瀬野和広の四氏)を招いて,講義+対談形式の授業を交える。ただし,講 5)松村秀一,『「住宅」という考え方―20世紀的住宅の系譜』,東京大学出版会 師の都合で出講回・テーマが変わることもあるので注意されたい。 その他,適宜講義のなかで紹介する。 2)デザイン・トーク終了後等,毎回質疑応答の時間を設けるので,積極的な発言を期待 する。 教科書 毎回参考資料とともに,パワーポイントをプリントして配布し,教科書に代える。 参考書 講義中に適宜紹介する。 17 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 135 140 住まいの企画 ユニバーサルデザイン 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 専門科目・都市居住 科目区分 専門科目・都市居住 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 後期 配当学期 後期 担当者 川口和英 担当者 川口英俊 単位数 2単位 単位数 2単位 必修・選択区分 選択科目 必修・選択区分 選択科目 科目概要 科目概要 住まいの企画および,それをとりまく基礎的な事項を学習する。設計を進めるにあたって ユニバーサルデザイン(UD)とは,年齢や性別,身体的能力に隔てなく,可能な限り全 のプレデザイン・デザイン・ポストデザインの観点から行うべき調査,企画の方法論の基 ての人に利用し易い製品や建築・都市環境のデザインである。従来は建築的なバリアフリ 礎を学ぶ。また住居の設計を進めて行く上で必要となる基本的な技能,デザイン手法,企 ーという概念で,特定の人に対するデザインとして取り組まれていた。しかし,UDは, 画論につき体系的に学ぶ。 今日,そして将来に向けて差別のない社会づくりを根底にしている。誰にとっても安全で 具体的には,良好な居住環境を創出できるように住まいをつくる上で前提条件となる,事 使いやすいUDに関する理念,及び住まいやまちづくりにおける子供から高齢者,そして 前情報の整理・企画の基礎を中心に学習する。あわせて,初学者のために形のとらえ方, 障害の有無を問わない利用を考えた具体的な計画・設計理念の基礎を理解する。 立体表現を学び,空間を表現するための基本事項を修得する。また,敷地条件や周辺環境 UDを学ぶ上で必要なことは,私たち人間側としての人体・人体動作を基礎とする寸法単 を考慮した住居の設計手法を学び,自由な発想と計画表現を身につけるとともに,一定の 位と,一方で社会環境側の建築の空間単位という,2つの相互関係を理解することが重要 敷地においてケーススタディを行いながら,企画の方法を学ぶ。 である。私たちの生活する環境には多くのモノや空間における寸法決定には理由がある。 そして,自ら企画する住まいを想定しながら実際の設計作業に向けた検討として,一定条 小物,家具,建築,都市のミクロからマクロまで,絶え間なく繋がってゆく寸法を総合的 件下での設計企画・課題をまとめる。住宅を計画する上で考えておく必要のある計画理論 に考える力を養う。 を学習し,戸建一般住宅や中高層の集合住宅,ニュータウンなど,住宅を整備する上での 授業の中では自分の身体寸法・知覚と家具,キッチン,トイレ,風呂,階段,ドア等を実 計画理念,計画上のルールについてもあわせて学習する。 測して身体的な認知へと導く練習を通して,建築だけではなく身の回りのモノから都市空 達成目標 間デザインまでの広い視野をもって社会におけるUDの方法論を学ぶ。 良好な居住環境のための事前情報の整理・企画の基礎を身につける。 達成目標 成績評価 UDの考え方を正しく理解し,国際的なUD精神を身につけ,日常にとけ込むデザイン方 出席点,提出物,プレゼンテーションを総合評価し,提出課題内容および授業理解度に応 法を身につけることを目標とする。 じて成績評価を行う。 成績評価 履修心得 出席(10%),レポート課題(30%),期末試験(60%) 授業期間中に学生自らが考えた企画の課題を提出し,プレゼンテーションを行う。 履修心得 授業計画 建築・土木・工業生産品(プロダクト)等の全てのデザインに興味を示すことが必要。 第1回 オリエンテーション:住まいの企画入門 第2回 居住者の価値観・ライフスタイル・生活行動ニーズ(都市型・地方型・海外・ 第1回 授業計画 オリエンテーション 国内) 第2回 UDの成り立ち 1:日本における取り組み(アクセシビリティ) 第3回 住宅のコンセプトのつくり方(戸建一般住宅,中高層集合住宅) 第3回 UDの成り立ち 2:米国のバリアフリー/ユニバーサルデザイン 第4回 プレデザイン・デザイン・ポストデザイン調査・企画方法論:課題とまとめ 第4回 UDの成り立ち 3:UDの仕組みを作る 第5回 基礎条件の把握(経済社会条件・敷地条件他の調査分析) 第5回 デザインとスケール(寸法・単位・モデュール・縮尺) 第6回 計画のマーケティング(クライアント・ニーズ把握・分析) 第6回 知覚寸法・人間の機能(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚) 第7回 形態への展開・設計情報の表現(動線計画・エスキース・配置図・平面図) 第8回 設計情報の表現(立面計画等の具体的表現) 第9回 形のとらえ方・立体の表現(ネットワーク・間取り計画):課題とまとめ 第7回 文化・尺度・身体,アフォーダンス,かくれた次元・集団寸法 第10回 平面計画の基礎・配置計画の基礎 第8回 単位空間1&2:キッチン,食堂,トイレ,風呂,洗面,寝室,家具など 第11回 表現手法および設計の方法(計画理念・プレデザイン表現) 第9回 単位空間3:玄関,廊下,階段,その他 第12回 事後調査(地域波及・課題解決策の検討) 第10回 UDの実例収集とプロファイリングの仕方<PPP 評価レポート課題出題> 第13回 設計企画の実施1 (企画案の検討・良好な住環境の創出・計画上の制度的ルー 第11回 住まいとUD ル) 第12回 まちづくりとUD 第14回 設計企画の実施2(企画の表現・模型表現・透視図表現) 第13回 プロダクトとUD 第15回 プレゼンテーション技法:まとめ 第14回 UDの将来・まとめ 第15回 期末試験 静的人体寸法(人体寸法)と動的人体寸法(動的人体寸法・動作空間)<レポ ート課題出題> 学生へのメッセージ 住宅を設計する上での前提となる条件の整理,企画論を中心とし,クライアント,ニーズ 福祉とUD 学生へのメッセージ の把握,調査・企画分析に重点を置く。 1)UDを特別なデザインと捉えるのではなく,私たちの日常を豊かにそして楽しくする 教科書 デザインを色々と考えることから始めよう。 特になし。 2)第1回目のオリエンテーションは必ず出席すること。 参考書 3)空間デザイン演習受講者はこの授業の履修が望ましい。 授業内で適宜紹介する。 教科書 無し。 参考書 1)「第3版コンパクト設計資料集成」,日本建築学会編,丸善 2)「ユニバーサルデザインの教科書」,中川聡監修・日経デザイン編,日経BP社 18 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 146 152 建築のしくみ フレッシャーズゼミ 開講年度 2010 年度 開講年度 2010 年度 科目区分 専門科目・都市居住 科目区分 専門科目・総合領域 学年 1年次 学年 1年次 配当学期 後期 配当学期 通年(月1回程度開講) 担当者 淺石優 単位数 2単位 必修・選択区分 選択科目 小松史郎,淺石優,岩村和夫,渡辺日佐夫,坊垣和明, 担当者 伊藤裕一,井上隆一郎,重田公子,土肥一夫,河村容治, 山根格,川口和英,川口英俊,大内孝子,水野谷悌子 科目概要 単位数 1単位 必修・選択区分 必修科目 適切な事例を取り上げ,建築の構成要素を包括的に関連付けることによって,入学直後で 建築の仕組みを知らない学生にもわかり易く伝え,建築に興味を持たせる。 科目概要 具体的には,建築タイプ,建築を構成するエレメント,建築の構造システム,建築の作ら 大学において何を,どのように学ぶべきかを明らかにし,授業や演習において不可欠なレ れ方,空間のあり方,産業革命・第一機械時代以降の建築のあり方(上下水道,エレベー ポート作成,意見発表のトレーニングを行うことを目的とする。 タ,空調システム,電気による照明の出現)など,スライドショーを交えて概説し,これ 具体的には全員対象の集合授業と10数名のクラス別授業の2種類で実施する。この二つ らを通じて建築のしくみを理解・学習する。 の方式にて第1に大学生活のオリエンテーションを行い,第2に各自の大学4年間の学業, 達成目標 サークル活動,自己啓発活動の目標を盛り込んだキャンパスライフプランを各自作成する。 様々な視点から考察された「建築のしくみ」に関する基本的な知識や考え方を理解する。 成績評価 また第3に個別課題に基づくレポート作成,意見発表を行い,大学の授業に対応するため の基礎的能力を培っていく。 期末試験による。 より実りのあるキャンパスライフの構築をサポートするためのこのようなプログラムに 履修心得 ついて,総合的コーディネートを行う。 日常的に実際の建築を観て,さまざまなタイプの建築に興味を持って授業に臨むことが望 達成目標 ましい。 キャンパスライフプランの構築およびレポート作成の方法などの基礎的能力を培う。 授業計画 成績評価 第1回 ガイダンス 課題および授業への取り組みを総合的に評価する。 第2回 建築用語・建築ボキャブラリー 第3回 建築レビュー(1):古典建築から新古典主義建築 第4回 建築レビュー(2):世紀末建築から現代建築まで 第5回 和洋古典建築:それぞれの空間のあり方 第6回 産業革命から世紀末建築:新しいビルディングタイプ・新しい技術 1)都市生活学部の特色とフレッシャーズゼミ 第7回 建築見学 2)専門領域,履修モデルと資格,試験の説明 第8回 建築を構成する要素1:床,壁,屋根(天井),開口部 第9回 建築を構成する要素2:建築の架構/空間を成立させる多様な架構方式 第10回 建築を構成する要素3:建築と人工環境 第11回 建築と聴覚:建築と視覚 第12回 建築を取り巻く外部条件:道路,敷地,隣地,地形,地盤,建築法規 第13回 建築と景観:ランドスケープデザイン 1)クラスメンバー紹介,連絡網作成,履修上の注意 第14回 建築と地球環境:環境の時代の建築 2)キャンパスライフプランの作成,個別面談①の開始 第15回 期末試験 履修心得 「学籍番号順」に編成したクラス毎に担当者を配当する。 授業計画 第1回 4月14日(集合) ガイダンス 3)キャンパスライフプランの説明 第2回 4月28日(集合) 1)レポートの書き方,発表と議論の仕方(講義) 2)課題提示(作文・提出) 第3回 5月12日(クラス別) 3)レポート課題−1 学生へのメッセージ 第4回 提示(提出:第4回6月) 6月9日(クラス別) 1)参考資料を配布する。 1)キャンパスライフプランの提出とアドバイス 2)毎回必ず手書きノート・メモをとること。期末試験にはそのノートのみの持ち込みを 2)レポート課題−1 提出とコメント 可とする。 3)レポート課題−2 提示(提出:第5回7月) 教科書 第5回 7月14日(クラス別) 無し。 参考書 授業内で適宜触れる。 第6回 第7回 1)レポート課題−2 提出および発表と議論,アドバイス 2)レポート課題−3 提示(提出:第6回10月) 10月13日(クラス別) 1)レポート課題−3 提出および発表と議論,アドバイス 2)レポート課題−4 提示(提出:第7回11月) 11月10日(クラス別) 1)レポート課題−4 提出および発表と議論,アドバイス 2)個別面談②の開始 第8回 12月15日(クラス別)まとめ レポート課題1∼4を基に,各クラスにおいて発表と議論 学生へのメッセージ 大学において何を,どのように学ぶべきか考えるとともに,課題・文章の内容を理解し, 自分の考えを論理的に構築する基礎的スキルを身につけて欲しい。 教科書 無し。 参考書 適宜指定する。 19 教授要目[1年次] 平成 22 年度 都市生活学部開講科目 161 特別講義(1)(読売新聞寄附講座:現代社会入門) 開講年度 2010 年度 科目区分 専門科目 学年 1年次 配当学期 後期 担当者 平本 一雄,読売新聞社 単位数 2単位 必修・選択区分 選択科目 科目概要 読売新聞のベテラン記者らが,最前線の現場で目の当たりにした数多くの取材体験をもと に,現代社会の様々な側面を解説するとともに,大学生活をより充実したものにする新聞 活用法や,新聞を教材にしたよりよい文章の書き方を指導する。 達成目標 情報収集の手段として,日常的に新聞を読む習慣を身につける。 成績評価 出席及び課題レポート等で評価 履修心得 新聞を毎日読み,社会の出来事に対する関心を持って授業に臨むこと。 授業計画 第1回 ガイダンス: 第2回 新聞ジャーナリズム序論: 受講の心構えなど 新聞産業の歴史と現状,現代社会における新聞の意義と役割,新聞社の組織 と仕組み,ネット社会の中での新聞報道のあり方などを紹介する 第3回 私の新聞活用法: 大学生活により有益な新聞活用法を紹介することで,社会に対する関心を広 げるノウハウを学ぶ 第4回 政治報道を見る: 第5回 経済報道を見る: 第6回 国際報道を見る: 国内政治の取材現場の紹介を通じて,政治記事の読み方を学ぶ 国内経済や企業の取材現場の紹介を通じて,経済記事の読み方を学ぶ 日米関係を中心とした世界の政治や外交の取材現場の紹介を通じて,国際記 事の読み方を学ぶ 第7回 事件報道を見る: 第8回 裁判報道を見る: 日々の事件や事故の取材現場の紹介を通じて,社会面の記事の読み方を学ぶ 裁判に関する記事や裁判員制度の動向に関する取材体験を通じて,裁判記事 の読み方を学ぶ 第9回 世論調査報道を見る: 読売新聞で実施している世論調査について,その調査の仕組みとデータの読 み取り方を学ぶ 第10回 地域報道を見る: 地方自治体の行政や地域産業,経済の取材現場の紹介を通じて,地方ニュー スの記事の読み方を学ぶ 第11回 よりよい文章の書き方Ⅰ: 実際の新聞記事や社説を例に取りながら,読みやすい文章とはどんなものか を学ぶとともに,実際にニュース記事を書いてみる中で,よりよい文章を書 くコツを学ぶ 第12回 よりよい文章の書き方Ⅱ: 同上 第13回 よりよい文章の書き方Ⅲ: 同上 第14回 社説と提言報道: 新聞の中での社説の位置づけや影響力と読売新聞が行っている提言報道の 説明を通じて,今後の新聞報道のあり方を考える 第15回 まとめ 学生へのメッセージ 出来る限り新聞を定期購読し,授業にもその日の朝刊を持ってくること。 教科書 必要に応じてパワーポイントやプリントなどで独自の資料を提供する。 参考書 講義中に適宜紹介する。 20
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