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平成25年10月25日(金)
外部評価説明補足資料
③
親善事業
市長公室秘書広報課
秘書友好グループ
1
施
事業概要
策
施
施
番
策
策
号 4-6
名 国際化
目
標
国際交流を通じて相互理解を深めるとともに、市内に暮らす外国人との共生社会を目指し
ます。
事 務 事 業 名 親善事業
担
開
当 市長公室
始
年
秘書広報課
秘書友好グループ
度 昭和62年度
法 的 根 拠 等 根拠法令等なし
事 業 の 目
姉妹友好都市提携は両市の発展と国際友好親善を目的としており、異なる文化や言語の
的 人々と交流し、日頃得ることのできない経験などを通して、互いに理解を深め交流の輪を
広げることで、外国人が市内で暮らしやすい共生社会を目指す。
事
費
業
(人件費相当額を含まず。)
人
平成25年度予算額
3,498千円
平成24年度決算額
13,302千円
平成25年度
0.3人(人件費相当額
1,950千円)
平成24年度
0.3人(人件費相当額
1,950千円)
員
2
⑴
事業内容
事業の背景等
①姉妹友好都市交流事業
<ギリシャ・オリンピア市>
1987年(昭和62年)8月22日、下記の3点から姉妹都市提携を結んだ。
ア
両市ともに紀元前にまでさかのぼる歴史を持つ古い都市で、多くの遺跡や文化財があること。
イ
古代オリンピック競技は裸で行われ、「国府宮はだか祭」と共通するものがあること。
ウ
両市ともに平和を願い、非核平和都市宣言をしていること。
・オリンピック聖火リレー中学生派遣事業
1998年(平成10年)、日本で行われた冬季長野オリンピックの聖火リレーに市内の中学生
が参加して以来、概ねオリンピックの開催に合わせて、オリンピア市長の招待により、市内各中
学校の生徒代表、引率教諭、市代表者などの訪問団が、聖火採火式を始め聖火リレーに参加する
など現地の中学生達と交流活動を行っている。
・オリンピア市訪問団派遣事業
姉妹都市提携周年記念事業として、平成4年度以降、市訪問団がオリンピア市を訪問している。
また、民間主催により、昭和63年と平成5年に「少年少女オーケストラの友好演奏」、平成元年
以降3回「少年サッカーの親善試合」を行うなど先進的な活動が今日の姉妹都市交流の礎となっ
ている。
・オリンピア市訪問団受入事業
姉妹都市提携周年記念事業として、平成5年・20年・25年の3回、オリンピア市長を始め
とする訪問団が「国府宮はだか祭」開催時に稲沢市を訪れ、神事への参加や市内視察などを行っ
ている。また、日本で開催された冬季長野オリンピック、愛知万博の開催にも合わせて稲沢市を
訪れている。民間においては、平成8年にオリンピア市長始め「少年少女舞踏団」を受け入れて
いる。
<中国・赤峰市>
昭和62年4月に経済考察団一行が植木産業等を視察するため、稲沢市を訪問したことがきっ
かけで、1989年(平成元年)5月16日に友好都市提携を結んだ。
・赤峰市訪問団派遣事業
友好都市提携周年記念事業として、5年毎に市訪問団が赤峰市を訪問している。また、民間主
催により、平成6年以降7回、赤峰市を訪問し交流を続けたことが今日の赤峰市との友好関係に
大きな役割を果たしている。
・赤峰市代表団受入事業
友好都市提携周年記念事業として、赤峰市長を始めとする代表団が稲沢市を訪れ、植木や文化
財を始め、教育や環境分野などを中心に表情豊かな稲沢市を視察している。民間においても、平
成13年に「子供友好訪問団」をホームステイで受け入れている。
・児童による作品交換事業
平成7年から一部の小学校間において、絵画や書道作品の交換による交流が行われ、平成8年
には稲沢市荻須美術館で赤峰市児童の水墨画作品の展示会を開催し、平成10年には赤峰市博物
館で稲沢北小学校、大里西小学校及び赤峰市紅山区逸夫小学校の児童による書画作品の展示会が
開催された。また、提携20周年時に千代田小学校を訪問したことをきっかけとして、平成22
年度に千代田小学校と赤峰市松山区内小学校において、児童による絵画作品の交換を行って以降、
毎年、書道や版画作品を通して両校で交流している。
②ポルトガル語による相談
毎月第1・3金曜日の午前9時30分から午後0時30分まで(受付は正午まで)、市役所相談
室にて日常生活における困りごとについて、ポルトガル語で相談を行っている。
③外国語による翻訳
転入案内や保育園の入園申請書類を始め、税や保険制度の改正に伴う案内等の翻訳を行い、市
内外国人への行政サービスに努めている。
④稲沢市国際友好協会補助金
姉妹友好都市との人的交流事業や市内外における国際交流活動を行うため、稲沢市国際友好協会
へ補助金を交付している。
⑵
事業の実績及び経費
主な事業
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
オリンピック聖火リレー
中学生派遣事業
-
-
-
提携25周年
8,094,684 円
訪問団受入事業
-
-
-
提携25周年
2,906,250 円
訪問団派遣事業
提携20周年
2,124,885 円
-
-
-
代表団受入事業
提携20周年
2,458,567 円
-
-
-
104 人・144 件
252,000 円
76 人・137 件
252,000 円
81 人・93 件
252,000 円
68 人・76 件
252,000 円
7件
356,813 円
4件
474,187 円
5件
334,530 円
6件
321,570 円
3,538,200 円
2,500,000 円
2,500,000 円
4,334,115 円
オリンピア市
赤峰市
ポルトガル語による相談
多言語による翻訳
稲沢市国際友好協会補助金
⑶
現状と課題
姉妹友好都市との交流では、特にギリシャ・オリンピア市との交流については、国内で唯一の姉妹
都市であり、
「オリンピック聖火リレー」に市内の中学生がランナーとして参加できるなど、貴重な体
験を得ることができる。参加できる方が特定の中学生に限られているため、より多くの方に姉妹友好
都市と交流ができるよう、稲沢市国際友好協会が主催する市民派遣団事業を通して、市訪問団ととも
に現地において協働で活動できる機会を設けるなど、都市交流活動を促進している。
また、市内においては、ブラジル国籍の外国人が一番多いこともあり、ポルトガル語による各種相談
事業や外国語による翻訳を行っている。さらに、稲沢市国際友好協会においてもボランティア部会が中
心となって、「国際交流の夕べ」を始め国際理解講座や語学・料理教室など積極的に取り組んでいる。
今後は、姉妹友好都市と継続的かつ安定した交流ができるよう手法を検討するとともに、稲沢市国際
友好協会と連携し、事業のPR活動を行い、市民の国際意識の高揚を図り、少しでも多くの市民の参画
を得るため、外国人との交流機会の提供も含めて、多文化共生社会に向けた環境づくりに努める必要が
ある。
3
⑴
事務事業イメージ図
姉妹友好都市交流事業
稲沢市
相互交流
オリンピア市
① オリンピック開催時
② 提携周年時
赤峰市
① 提携周年時
② 児童による作品交換
稲沢市国際友好協会
(市民派遣事業)
⑵
ポルトガル語による相談事業
相談者
通訳・
友好担当者
担当窓口
相談内容により
各担当窓口へ案内
情報収集
⑶
外国語による翻訳
①翻訳依頼
友好担当者
担当課
④成果品
②発注
③納品
⑷
翻訳業者
稲沢市国際友好協会補助金
① 補助金申請
稲沢市国際友好協会 (ボランティア部会)
② 交付決定
稲沢市
③ 事業実施: 国際交流の夕べ、国際理解講座、
④ 事業完了報告
語学・料理教室、外国版広報の発行、
翻訳、機関誌の発行、PR活動など
4
1次評価の考え方
市と稲沢市国際友好協会がそれぞれの立場で役割を担いながら、姉妹友好都市提
妥 当 性 の 観 点 携事業を継続すること、外国人に対して情報提供や交流事業を実施することは、国
際親善や外国人とともに生きる地域社会づくりに繋がるため、必要な活動である。
聖火リレー中学生派遣や市民派遣団事業に参加された方は、一部ではあるが異文
有 効 性 の 観 点 化に触れるなど貴重な経験をされている。また、外国人に対して相談業務や外国版
広報を発行すること等により、行政内容等を理解してもらっている。
稲沢市国際友好協会では、国際理解講座を始め語学講座や料理教室など各種事業
効 率 性 の 観 点 を企画・運営し、少しでも多くの市民が参加でき外国人と交流できる機会を積極的
に提供することで、外国人との共生社会への理解の輪が広がっている。
姉妹友好都市との交流事業を継続的に実施するとともに、稲沢市国際友好協会と
今 後 の 方 針 協力し、各種講座や交流イベントを通して、市民と外国人が交流できる機会を提供
するなど、共に暮らしていける多文化共生社会の推進に努めていく。
平成25年度
Side a
事務事業名
稲沢市
担当部局
事務事業
評価シート
担当連絡先
施策番号
32
担当グループ 秘書友好グループ
秘書広報課
- 1111
(内線
215
国際交流を通じて相互理解を深めるとともに、市内に
暮らす外国人との共生社会を目指します。
関連事業名
会計区分 一般会計
)
国際化
施策目標
事25-10
0587 -
担当課
4-6
施策名
事業番号
親善事業
市長公室
款
予
算
費
目
総務費
項
総務管理費
目
親善費
事業
親善事業
稲沢市国際友好協会補助金事業
a1:事務事業の概要
事業期間
根拠法令等
実施手法
事業の概要
S62年度
~
終期未設定
法律
□ 有
■ 無
条例要綱等
□ 有
■ 無
■ 直営
□
指定管理
□
全部委託
□
一部委託
補助金
□
負担金
姉妹友好都市(ギリシャ・オリンピア市、中国・赤峰市)と相互訪問による交流事業を実施することで、両市の発展と友好を深める。ま
た、ポルトガル語による相談事業や外国語の翻訳事業等を行うことで、外国人が市内で暮らしやすい環境づくりを図る。
-
-
事業の目的
□
姉妹友好都市提携は両市の発展と国際友好親善を目的としており、異なる文化や言語の人々と交流し、日頃得ることのできない経験などを通
(施策との関連性) して、互いに理解を深め交流の輪を広げることで、外国人が市内で暮らしやすい共生社会を目指す。
事業の対象(者) 市民
現況と課題
138,198
対象(者)数
(単位)
人
姉妹友好都市との交流事業について、特にオリンピア市においては、国内で唯一「オリンピック聖火リレー」に市内の中学生がランナーとして参加
できるなど、貴重な体験を得ることができるが、提携周年時等にしか実施できないため、参加できる方が一部の市民に限られているのが現状であ
る。しかし、近年では赤峰市と提携周年時以外においても、児童が作成した書道や版画作品等を交換し、互いに展示するなどの交流を図ってい
る。今後は事業のPRを積極的に行い、市民の国際意識の高揚に努め、外国人との交流機会を提供できるよう、多文化共生社会に向けた環境
づくりに努めなければならない。
a2:事業目的の達成に向けて 【ロジックモデル】
活動・手段(まず何を実施するか)
姉妹友好都市交流事業やポルトガル語による各種相
談事業について、広報やホームページで市民に周知・P
Rを図る。
活動・手段指標(どの程度)
指標名
23年度
単位・指標式
24年度
達成率
目標
23年度
単位・指標式
24年度
達成率
目標
指標名
単位・指標式
事業参加者数
人
指標名
単位・指標式
相談件数
件
指標名
外国人が市内で暮らす上での利便性が向上する。
23年度
目標
実績
目標
実績
-
24年度
-
339
361
23年度
24年度
93
76
達成率
25年度
26年度
-
目標
25年度
達成率
-
-
目標
90
26年度
100
成果指標(どの程度)
最終成果(その結果、市(市民)全体としてどうなるか)
外国人との相互理解を深めたいと思う市民の割合が
増える。
26年度
成果指標(どの程度)
中間成果(その結果、対象(者)はどうなるか)
市内で暮らす外国人の日常生活における相談機会が
増える。
25年度
目標
実績
市民が国際交流に関心を持ち、事業に参加すること
で、外国人との交流機会が増える。
26年度
目標
実績
指標名
25年度
23年度
単位・指標式
市民満足度
%
指標名
単位・指標式
24年度
目標
-
61
実績
-
47
23年度
目標
実績
24年度
25年度
達成率
77%
目標
25年度
達成率
目標
26年度
26年度
a3:事業に必要な経費
コスト把握(手段実施にいくらかかるか)
費目
内容
委託料
コスト
0
-
24年度
26年度
25年度
0
-
0
0
0
その他
謝礼、筆耕翻訳料等
4,825
13,302
3,498
13,058
人件費
従事職員数×6,500千円
1,950
1,950
1,950
1,950
0.30
0.30
0.30
計
⇒ 市民一人当たりコスト
0 世帯 51,618 世帯 ⇒ 一世帯当たりコスト
6,775
15,252
5,448
15,008
-
0
0
0
0
その他
-
0
0
0
6,775
15,252
5,448
110.36 円
295.48 円
事業の対象(者)数
0.30 対象 138,198 人
国・県支出金
差引市税等
平成25年3月31日現在
0 人口 138,198 人
0
補助金
従事職員数
収入
単位当たりコスト
(単位:金額は千円、職員数は人)
23年度
⇒ 対象単位当たりコスト
110.36 円
特記事項
0 平成24年度及び26年度は、姉妹友好都市との提携周年記
15,008 念事業を実施するため、経費を増額している。
b1:個別評価
Side b
個別項目
妥
当
性
有
効
性
効
率
性
目的
妥当性
市の関与
評価観点
評価(3高~低1)
1:事業の目的は、上位施策の実現につながっているか?
⇒
2:国・県・民間事業者との役割分担や市民活動のあり方等から、市が
実施することが妥当であるか?
⇒
社会環境へ 3:事業の目的等は、社会経済情勢の変化など時の経過に適応している
の適合性 か?
⇒
市民
4:利用者・対象者の推移等からみて、市民ニーズは低下していないか? ⇒
ニーズ等
進捗
度合い
5:事業の成果は上がっているか?
⇒
活動・手段
6:活動・手段は、最適なものとなっているか?
の最適性
⇒
受益者
負担
7:受益者の費用負担(補助金・負担金等は、補助・負担割合)は、 社会
⇒
経済状況や物価の推移などに照らして適切であるか?
コスト削減 8:事務の見直し等による従事時間の縮減やコスト削減の余地はないか? ⇒
2
2
2
2
2
2
3
2
上位施策の実現に貢献している
市と市民・民間事業者等とで協働すべきである
4
社会環境に一部適合していない
6
市民ニーズは低下傾向にある
どちらかといえば成果が上がっている
活動・手段に見直しの余地はあるが概ね妥当で
ある
負担割合(負担なしを含む)は適切である
7
コスト削減を検討する余地がある
b2:総合評価
総合評価
と所見
評価
総合コメント(個別評価の結果を踏まえて、事務事業の課題を整理)
【総合評価・記号の定義】
A: 計画どおり事業を進めることが適当である
B
姉妹友好都市であるオリンピア市との提携25周年事業(オリンピック聖火リレー中
学生派遣事業、オリンピア市訪問団受入事業)については、計画どおり実施すること
ができたが、国際友好協会主催の市民レベルでの交流事業(市民派遣事業)が中
止になったため、市民参加が得られなかった。また、ポルトガル語による各種相談
事業については、月2回発行している外国版広報等で周知する中、社会経済の動
向により、相談件数は減少傾向となった。
今後は少しでも多くの市民が外国人と交流できるよう、交流事業実施に向けて準
備を進めるとともに、外国人と共に暮らしていける多文化共生社会の推進に努めな
ければならない。
B: 事業の進め方などに改善が必要である
C:
事業規模・内容・実施主体の見直し、又
は事業の統合の検討が必要である
D: 事業の廃止・休止の検討が必要である
b3:改革・改善計画
改革・改善の
方針
事業の方向性
□ 拡大
投入するコスト
□ 増額
■ 維持
□ 方法改善
■ 維持
□ 統合・縮小 □ 市民協働・民間委託
□ 減額
□ 廃止・休止
□ 投入しない
提携周年記念時以外においても姉妹友好都市との交流を進めていく中、稲沢市国際友好協会と協働して、外国人と市民との交流機会の場を
積極的に設けるよう努めていく。
これまでの
取組状況
オリンピア市とは、「オリンピック聖火リレー」への市内中学生の派遣や、「国府宮はだか祭」に合わせてオリンピア市長を稲沢市に招待するなどの
交流を図ってきた。また、赤峰市とは、提携周年時の相互訪問を始め、近年では両市の児童が作成した書道や版画作品等を交換し、互いに展
示するなど、交流する機会を増やし、友好を深めてきた。相談事業においては、市内で1番多いブラジル国籍の方を対象にして、ポルトガル語に
よる各種相談を実施してきた。
今後の
実行計画
姉妹友好都市との交流事業を継続的に実施するとともに、稲沢市国際友好協会と協力し、市民参加型の交流事業ができるよう、活動しやすい
環境整備に努めていく。