給食だより 1月号

給食だより
【保護者の方へ】給食費は未納のないようにお願いします。
1月号
2012年 1月
苅田町立学校給食センター
日本型食生活を見直しましょう!
日本の食文化
長寿の秘密
日本人の主食『米(ごはん)』を見直そう
日本が世界の中でも長寿国なのは、食生活に
その一因があるといわれています。
主食のごはんを中心に、旬の海の幸を使った
日本では昔から稲が栽培され、二千数百年も前から米を食事の中心としてきました。
主菜、野菜や果物などの副菜、大豆製品の
日本人の主食として食生活に欠かせない米について考えてみましょう。
みそ汁などの汁物をバランスよく組み合わせた
食事(一汁三菜)を「日本型食生活」といい、
私たちの食生活の基本となっています。
ごはんにはどんな栄養価があるの?
しかし、現代では食の欧米化により、
このスタイルが失われつつあります。もう一度、
米には、体を動かすためのエネルギー源として
日本型食生活の良さを見直しましょう。
欠かせない炭水化物が豊富です。そのほかにも
たんぱく質やミネラルなどがバランスよく含まれ
昔ながらの食事スタイル
≪一汁三菜の日本型食生活≫
ます。また、玄米や胚芽精米には、精白米に比べて
ビタミン B1 や食物繊維が多く含まれています。
いろいろなおかずに合うごはん
ごはんは風味がよく、淡白なので食べ飽きず、
和風・洋風・中華風を問わず、どのようなおかず
とも相性がよく、自然と栄養バランスのとれた
献立をつくりやすくなります。また、ごはんは
おかずと一緒に口の中で混食されることで、食感
や食味の幅も広がり、味わい深くなります。
洋
和
吸収されます。そのため、腹持ちがよく、血糖値もゆるやかに
つながります。
主菜
副菜
汁物
中
ごはんは、パンと違い、粒のまま食べるので、ゆるやかに消化・
食べ過ぎず、適量をとるならば、肥満防止や糖尿病予防に
副菜
主食
ごはんは太りにくいよ!
上昇するのでインスリンも徐々に分泌されます。
※大豆や大豆製品(みそや豆腐など)は、
米と一緒に食べるとお互いのたんぱく質
の「質」が高められます。小麦と肉類を
組み合わせた食事に比べて
栄養バランスがよく、日本を長寿国に
位置づけた要因の一つと考えられます。
おかずはごはんといっしょに食べましょう
ごはんとおかずをいっしょに入れて、口の中で混ぜ合わせながら食べることを
こうちゅう ち ょ う み
“口中調味”と呼びます。これは、古くからの日本独自の食べ方です。最近では、欧米
型食文化の“ばっかり食べ”(おかずばかりを先に食べる食べ方)をする子どもが多い
ようです。口中調味には、
「ごはんの量で味を調整して、味のバランスをとる」
「脳を活
性化させる」「味覚を発達させ、正しい嗜好を身につける」などの利点があります。
食事の時間には、ごはんとおかずを交互に食べるよう心がけましょう。