水 薬 - 横浜市立大学

保護者の方へ
お子さんの薬の使い方
水 薬
水薬は、1 種類だったり、数種類の成分が
含まれている場合があります。毎回、1 回量
を正確に量って飲む必要があります。
横浜市立大学附属市民総合医療センター 薬剤部
2005.10 月作成
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お子さんの薬の使い方
1
水薬
容器を軽く振って中身を均一にします。
容器の上下をゆっくりひっくり返して、泡立たないようにすると量り
やすくなります。
2
指示された 1 回量を確認し、容器や計量カップを
使って量りとります。
容器やカップの目盛りを確認するときは、平らな場所におき、水平に
液面と目線を合わせて確認しましょう。
守りましょう!
細菌が繁殖しやすいので、毎回
使用後にカップ・スポイト・スプ
ーンなどの器具はきれいに洗って
乾燥させましょう。
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3
お子さんにあった方法で、飲ませます。
その後、口直しに水やぬるま湯を飲ませます。
哺乳瓶の乳首を使う
(哺乳中の乳児向け)
① まず、からの乳首を吸わせます。
② そこに量りとった薬を少しずつ入
れます。
③ 薬を吸わせたあと、洗い流すよう
に水分を少し足してさらに吸わせ
ます。
乳首は、薬のにおいや味がうつり、ミルク嫌
いの原因になる恐れがあります。
「ミルク用」とは別に「薬
用」を用意すると良いでしょう。
スポイトを使う
(新生児も可)
① 量りとった薬をスポイトで吸い上
げます。
② むせないように気をつけてほおの
内側にたらして飲ませます。
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お子さんの薬の使い方
水薬
スプーンを使う
(離乳食中の乳幼児向け)
量りとった薬をスプーンで飲ませます。
数回に分けて、吐き出さな
いように口の奥に入れてあげましょう。
小さなカップを使う
(コップで飲める乳幼児向け)
一度にたくさん飲ませると吐き出す恐れがあ
るので、少しずつ飲ませましょう。
甘みが強すぎるようなら、
飲ませるたびに水で少し薄めてもかまい
ません。飲みきれる量に薄めましょう。
保管方法
甘くて飲みやすいことが多いのが水薬です。ジュースのようにお
子さんが誤って飲んでしまわないよう、冷蔵庫内の手の届かないと
ころにしまいましょう。
(一部、常温保存の薬もあります。指示を
確認してください。
)
日持ちしません。飲み残しは
捨てましょう。
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