環境化学コース - 新潟県立柏崎工業高等学校

平成28年度シラバス
教科(科目)
工業(工業化学)
使用教科書
実教出版社
副教材等
なし
1
教科名
工業
単位数
4単位
学番65
科・学年
新潟県立柏崎工業高等学校
工業化学科・2学年
『工業化学Ⅰ』
学習目標
工業化学に関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。
2
指導の重点
①化学の基本事項を定着させる(元素記号、化学式など)
②物質量の概念を理解し、化学反応式を使って様々な化学計算ができるようにする
③溶液の濃度計算に慣れ、実験・実習で使えるようにする
3
学
期
1
学習計画(1単位時間
月
4
50分)
学習項目
序章
第1章
期
1
物質
2
元素・原子・分子
評価方法
間
関心・意欲・態度
物質と化学
・イオン
3
6
時
人の暮らしと化学 ・化学についての理解
学
5
学習活動・指導内容
思考・判断
技能
・元素名、元素記号を覚える
知識・理解
・原子の構造の理解
原子の構造と電子
・イオンの生成の理解
授業の取り組み
の配置
・元素の周期表に触れる
小テスト
4
物質を表す式
5
資源と元素
50
中間考査
期末考査
第2章
7
1
物質の変化
・物理変化と化学変化の違いの理解
2
化学反応式
・化学反応式を書けるようにする
3
化学式と物質の量
・モルの意味を理解し、計算できるようにする
・化学反応式からモル数を使って様々な計算がで
きるようにする
2
9 第3章
学
質
期
10
空気と気体の性
関心・意欲・態度
思考・判断
1
空気
技能
2
いろいろな気体
知識・理解
3
気体の性質
・ボイル・シャルルの法則の理解と計算
・気体の状態方程式による計算
11 第4章
12
3
学
55
水と溶液
小テスト
1
水
・溶液の濃度計算(%濃度、モル濃度)
中間考査
2
溶液
・溶解度の理解
期末考査
3
コロイド
・沸点上昇と凝固点降下の理解とその応用
1 第5章 酸と塩基
1 酸と塩基
2
期
2
授業の取り組み
関心・意欲・態度
思考・判断
中和と塩
技能
3水素イオン濃度と pH ・pHの理解と求め方
4
中和滴定
知識・理解
35
授業の取り組み
3 ○1年間の復習
・これまでの基本事項の理解
小テスト
中間考査
期末考査
4
評価規準と評価方法
関心・意欲・態度
思考・判断・表現
技能
知識・理解
・物質の性質や変化、化学
・物質と人間生活に関する
・工業化学に関する基礎的
・工業化学の各分野に関す
の基礎理論や化学工業に関
事象に問題を見いだし、そ
基本的な知識と技術を身に
る基礎的・基本的な知識を
する諸問題に関心をもち、
れらの現象や事象を論理的
つけ、安全や環境に配慮し
身につけ、工業の発展と地
その改善と向上を目指して
に考え、総合的に判断し、
ながら、それらを活用して
球環境との調和の取り方、
積極的に取り組む意欲をも
その成果を的確に表現でき
実験、実習などを適切に計
工業や化学の意義や役割を
っている。
る。
画し、実施できる。
理解している。
・化学との関わりを人間生
・化学工業に関する諸問題
・化学工業に関する諸問題
活だけでなく、地球環境の
を解決できるよう、化学と
を化学的に探求する方法を
保全や改善についても探求
他分野との関わりを適切に
身につけ、それらの過程や
し、化学と工学をよりよい
判断し、創意工夫する能力
結果を適切に考察すること
方向へ発展させようとはか
を身につけている。
ができる。
る創造的、実践的態度を身
につけている。
具体的な評価方法
○【関心・意欲・態度】,【思考・判断・表現】,【技能】,【知識・理解】の4つの観点を総合的に評価して成績を出し
ます
・定期考査(中間・期末)・小テストの結果
・出席状況、授業態度
・ノート、プリント、課題の提出状況
5
その他(担当者からの一言・留意点など)
この科目は、今後環境化学コースで学習や実験・実習を行って行く中で、最も基礎的な内容を取り扱っています。取り
こぼしのないよう、確実に知識を身につけてください。また、成績評価にあたっては、定期考査・小テストの他に、ノ
ートや課題等の提出状況も重視します。
工
平成28年度シラバス
教科(科目)
工業(化学工学)
使用教科書
実教出版株式会社
副教材等
1
単位数
業
2単位
学番65
学年(コース)
新潟県立柏崎工業高等学校
2学年選択(環境化学コース)
『化学工学』
-
学習目標
化学製品の製造に関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。
2
指導の重点
①国際単位系の理解と単位の換算を自由にできることを目指す。②物質収支の原理を理解し、簡単な計算ができるようにする。③流
体を輸送するためのポンプ動力の意味と算出方法を理解する。④単位操作の 1 つである蒸留操作を理解し、基礎的な設計計算方法を
身につける。
3
学習計画(1単位時間
学
月
期
50分)
学習項目
学習活動・指導内容
時
4 第1章 化学工場と化学工学 ・化学工業と化学工学の役割について理解する。
1
・小テスト・中間考査
・ 第2章 物質収支
・国際単位系や単位換算方法を理解し、物質収支の計算に 14 ・課題の提出状況
5 1節 単位と有効数字
適用できる。
学
6 2節
期
・ 3・4節プロセスの物質収支
・授業の取り組み
物質の流れと物質収支 ・分離、混合などの基本的なプロセスの物質収支や質量保
存の法則について、計算問題を行い理解する。
・小テスト・期末考査
14 ・課題の提出状況
7
9
・
10
2
学
11
期
・
・授業の取り組み
第3章
液体と気体の流れ
学
期
4
・管径と流速、流量との関係について理解する。
・小テスト・中間考査
3節 管内の液体・気体の流れ ・流体の持つ機械エネルギーを求める。
管径と流速・流量
・運動、位置、圧力のエネルギーの意味を理解し、ベルヌ
流れの物質収支
イの定理の演習を行う。
流れのエネルギー損失
・層流と乱流の違いを理解する。
流体輸送の動力
・レイノルズ数の求め方を習得する。
16
・課題の提出状況
・授業の取り組み
・小テスト・期末考査
・課題の提出状況
・ファニングの式の使い方を習得する。
12
3
評価方法
間
16
・授業の取り組み
・ポンプの理論動力、軸動力を算出する。
1
第6章
・
1節
物質の分離と精製
・気液平衡関係、単蒸留について理解する。
・小テスト・学年末考査
蒸留
・蒸留装置の形、構造、操作方式などの原理について理解
・課題の提出状況
2
する。
・
・装置役計の基礎としてマッケーブ・シール法により実際
3
段数を求める。
15 ・授業の取り組み
評価規準と評価方法
関心・意欲・態度
化学製品の製造に関する知識
思考・判断・表現
化学製品の製造に関する知識
と技術に関心を持ち、化学工場 と技術や化学工場に関わる課
に関わる知識や技術の習得に
技能
化学製品の製造に関わる知識
知識・理解
化学製品の製造や化学工場に
と技術を身につけ、それらを活 関する知識と技術を身につけ、
題の解決を目指し、基礎的な知 用して化学工場における化学
環境や資源に関わる諸問題を
意欲的に取り組むとともに、実 識を活用して適切に思考・判断 プラントの運転・操作・管理な 主体的に解決し、化学工学の意
際に活用する実践的な態度を
し、得られた結果を的確に表現 どについて適切に計画し実施
身につけている。
できる。
義や役割について理解してい
できる。また、それらの過程や る。
得られた結果を適切に考察し、
次の計画立案に活用できる。
具体的な評価方法
・【関心・意欲・態度】,【思考・判断・表現】,【技能】,【知識・理解】の4つ観点を総合的に評価して成績を出します。
・定期考査(中間・期末・学年末)・小テストの結果 ・出席状況,授業態度,興味・関心の様子 ・課題の提出状況
5
その他(担当者からの一言・留意点など)
この科目の内容は,科目「工業化学」にも関連のある科目です。学習には,科目「工業化学」の基礎的な知識が不可欠です。定期
考査の他に各小単元で小テストを行い,学習の到達度を確認します。
工業化学実習
平成28年度シラバス
教科(科目)
工業(工業化学実習)
使用教科書
実教出版株式会社
副教材等
なし
1
単位数
学番65
2単位
科・学年
新潟県立柏崎工業高等学校
環境化学コース・2学年
『丙種危険物取扱者テキスト』『乙種4類危険物取扱者テキスト』
学習目標
危険物について深く学習し、丙種および乙種第4類危険物取扱者免状の取得を目指す。
2
指導の重点
①危険物の物理学と化学の基礎知識を習得。
②危険物の性質並びにその火災予防および消火の方法を習得。
③危険物に関する法令の知識を習得。
3
学習計画(1単位時間
学
期
月
1
4
学
~
期
7
50分)
学習項目
学習活動・指導内容
間
評価方法
丙種
丙種危険物取扱者免状の取得を目指して学習する
・授業態度
第1編
。
・模擬テスト
燃焼及び消化に関する
・丙種危険物の性質・火災予防・消火方法について
・中間考査
基礎知識
学習する。
・期末考査
第2編
・燃焼および消火に関する基礎知識を習得する。
危険物の性質並びにそ
・危険物に関する法令を習得する。
の火災予防及び消火の
・丙種危険物取扱者試験を受験する。
方法
・丙種の免状を取得済みの生徒は、乙種第4類の
第3編
免状取得に向けて学習し、乙種第4類危険物取扱
危険物に関する法令
乙種4類
第1編
2
時
20
・確認テスト
者試験を受験する。
乙種第4類危険物取扱者免状の取得を目指して学
・授業態度
習する。
・模擬テスト
・乙種4類危険物の性質・火災予防・消火方法につ
・中間考査
燃焼及び消化に関する
いて学習する。
・期末考査
基礎知識
・燃焼および消火に関する基礎知識を習得する。
・確認テスト
・
8
3
学
~ 第2編
危険物の性質並びにそ
3
期
の火災予防及び消火の
・乙種第4類の免状を取得済みの生徒は、乙種他
方法
類の免状取得に向けて学習し、乙種他危険物取扱
第3編
・危険物に関する法令を習得する。
50
・乙種第4類危険物取扱者試験を受験する。
者試験を受験する。
危険物に関する法令
4
評価規準と評価方法
関心・意欲・態度
思考・判断・表現
技能
知識・理解
丙種危険物取扱者免状と乙
危険物に関する法令に基づ
危険物を取り扱う者として
危険物の性質・火災予防・消
種第4類危険物取扱者免状
き、課題解決の方法を自ら
の自覚をもち、危険物に関
火方法について理解してい
の取得を目指し、興味・関
考え、基礎的な知識と技術
する知識を工業化学や実習
る。燃焼および消火に関する
心をもって取り組もうとす
を活用して適切に判断する
などと関連づけて身につけ
基礎知識を習得している。
る態度が身についている。
ことができる。
ている。
具体的な評価方法
・【関心・意欲・態度】、【思考・判断・表現】、【技能】、【知識・理解】
以上4つの観点を踏まえ、次の項目を総合的に評価する。
・定期考査(中間考査・期末考査・学年末考査)
・授業の取り組み(授業態度・ノート・課題の提出状況・小テスト)
・危険物取扱者試験
5
その他(担当者からの一言・留意点など)
丙種危険物取扱者免状と乙種第4類危険物取扱者免状の取得を目指して学習します。継続的に粘り強く学習するこ
とで知識の定着をはかります。また、免状取得だけでなく、実習と関連づけて学習することで、実践できるように
なってほしいです。
平成28年度シラバス
教科名
教科(科目)
工業(工業化学実習)
使用教科書
本科編集指導書
単位数
工
業
3単位
学番65
科・学年
新潟県立柏崎工業高等学校
工業化学科・2学年
副教材等
1
学習目標
専門に関する基礎的な技術を実際の作業を通して総合的に習得させ、技術革新に主体的に対応できる能力と態度
を育てる。
2
指導の重点
工業化学に関する基礎的な技術を実際の実習・実験を通して総合的に学習する。
3
学習計画(1単位時間
学
月
期
50分)
学習項目
学習活動・指導内容
2
○実習内容
班
1班
編
・硫酸銅の製造
成
・硫酸銅中の銅の定量
・製造した硫酸銅の結晶を試料とし、試料中の銅
で
・金属イオンの分離と
の含有率を実験から求め、理論値と比較する。
班
確認
○学習活動
と
・中和滴定
いて学ぶ。
に
・キレート滴定
具の取り扱い方と中和滴定の原理、酸と塩基の
特徴を理解する。
・キレート試薬を用いて、水中に含まれているカ
|
ルシウムとマグネシウムの量(これを水の硬度
シ
という)を求める。
ン
す
る
・レポート
・食酢の濃度を測定することにより、容量分析器
テ
ヨ
・実験結果
・5種類の金属イオンといろいろな試薬との反応
について調べ、金属イオンの分離との関係につ
|
・協調性
学実習の基本的な操作を学ぶ。
2班
評価方法
・授業態度
・銅片から硫酸銅の結晶を製造する中で、工業化
ご
ロ
時間
105
4
評価規準と評価方法
関心・意欲・態度
思考・判断・表現
技能
知識・理解
実験・実習に興味、関心を
実験・実習の課題解決の方
実験・実習に必要な基礎的
実験・実習の内容を通して、
もって取り組もうとする態
法を、自ら考え、基礎的な
な技術を身につけ、作業を
実社会で使われている工業
度が身についている。
知識と技術を活用して適切
適切に行い、レポートにま
化学の基礎を学んでいると
に判断することができる。
とめることができる。
いう認識がある。
具体的な評価方法
・実習内容に対する関心・意欲・態度
・実験手順に関する思考・判断・表現
・操作に関する技能
・実習内容、反応原理、データ処理に対する知識・理解
以上の観点を踏まえ、下記事項から総合的に評価する。
・授業の取り組み(授業態度、学習活動への参加状況等)
・実験結果の精度
・レポートの提出状況と内容具体的な評価方・
5
その他(担当者からの一言・留意点など)
定期考査は行わない。
また、1年間を通じて指示されたレポートが一つでも未提出の場合は、成績は「1」となり単位が不認定となる。
地球環境化学
平成28年度シラバス
教科(科目)
工業(地球環境化学)
使用教科書
実教出版株式会社
単位数
2単位
学番65
科・学年
新潟県立柏崎工業高等学校
環境化学コース・2学年
『地球環境化学』
副教材等
1
学習目標
環境保全に関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。
地球環境保全のために、化学技術が重要な役割を果たしていることについて理解させる。
2
指導の重点
①地球規模の環境汚染を認識し、日常生活を見直す。
②日本の公害の歴史から、様々な教訓を学ぶ。
③環境問題解決への国際的な取り組みを学び、自分でできることを実践することを目指す。
3
学
学習計画(1単位時間
50分)
学習活動・指導内容
時
月
学習項目
1
4 第1章
地球環境と人間
学
~
1地球と人類
係を考えさせる。
・期末考査
期
7
2地球環境問題
・地球上の物質循環について理解させる。
・ノートチェック
期
・地球の生い立ちを知り、地球と人間活動との関
間
28
評価方法
・確認テスト
・授業態度
第2章
地球環境
1大気の環境
・大気、水域のなりたちと問題点を理解させる。
2水の環境
・水の特性、水環境の現状を理解させ、水質汚濁
の現状と種類、原因について理解させる。
8
3土壌の環境
~
12
4環境の生態系
2
・土壌の形成とその役割から生命との関連を理解
28
・確認テスト
させる。
・期末考査
・生態系のしくみと、人間活動が生態系に与える
・ノートチェック
影響を理解させ、生態系破壊の現状について認識
・授業態度
させる。
学
期
第3章
人間活動と環境
1人間活動を支える物
質資源
2人間活動を支えるエ
・地下資源、空気・水・森林などの資源の利用の
現状を取り上げ、地球資源の有限性について理解
させる。
ネルギー
3
1
学
~
期
3
3化学物質の影響
・化学物質を知り、化学物質が環境と人間に及ぼ
している影響を認識させる。
14
・確認テスト
・学年末考査
・ノートチェック
・授業態度
4
評価規準と評価方法
関心・意欲・態度
思考・判断・表現
技能
知識・理解
地球環境に強い関心をもち
地球環境の諸問題をさまざ
環境問題について、多面的
地球環境のなりたちから、
、意欲的に課題を追求する
まな観点から、総合的にと
に資料を収集し、比較検討
そのしくみについて知り、
とともに、自ら課題の解決
らえ考察することができ、
することができる。また、
大気・水域・土壌・生態系
に向けて考える態度が身に
発生の原因・背景と人間の
環境問題解決のための適切
、それぞれについて基礎的
ついている。また、化学技
生産活動、経済活動との関
な項目および調査・測定・
な知識をもち、問題点を理
術者としてのあり方、生き
連をとらえることができる
分析方法を実習と関連づけ
解している。また、これら
方について考え、みずから
。このようなことをふまえ
て身につけている。
の問題点を分析するための
の行動と地球環境との連携
、次世代にむけて、地球環
調査方法に関する基礎知識
について考える態度をもっ
境に対して責任をもった考
、環境保全技術についての
ている。
え方を発言することができ
知識をもち、環境保全に対
る。
する取り組みを理解してい
る。
具体的な評価方法
・【関心・意欲・態度】、【思考・判断・表現】、【技能】、【知識・理解】
以上4つの観点を踏まえ、次の項目を総合的に評価する。
・定期考査(期末考査・学年末考査)
・授業の取り組み(授業態度・ノート・課題の提出状況)
・授業中の確認テスト
5
その他(担当者からの一言・留意点など)
私たちが住んでいる地球について学びます。地球の成り立ちから、地球を取り巻く環境問題を認識し、それを改善
して気持ちよく暮らすために、私たちに何ができるかを考えてほしいです。