広報とかち5月号(№68)

とかち
5
2010
No.68
帯広市〔緑ヶ丘公園〕
▶ 第13回 臨時総代会開催
▶ 新総代就任
▶ 畑作物危険段階基準共済掛金率の設定について
▶ 「死廃事故に係る免責取扱い要領」
について
▶ 環境に配慮しながら循環型酪農を実践
上士幌町暁・高田幸一さん
組合員を訪ねて
安心のネットワーク
十勝農業共済組合
〒 089 − 1182 北海道帯広市川西町基線 59 番地 28
総務部(0155)59−2006・農作部(0155)59−2104
家畜部(0155)59−2334/ FAX(0155)59−2306
ホームページ http://www.tokachi-nosai.or.jp
臨時総代会
全議案原案どおり可決承認
第13回 臨時総代会
定款の一部変更等に伴う総代会が3月19日
音更町第一ホテル大会議室で開催されました。
総代137名中、当日の出席総代は134名(本
人121名・書面13名)、議長には朝日清光総代
開会あいさつする
松井 博幸 組合長
(浦幌町)が選任され、上程された3議案につ
いて全件原案どおり可決承認されました。
提出された議案
第 1 号 共済規程の一部変更について
第 2 号 畑作物危険段階基準共済掛金率の
設定について
第 3 号 家畜共済の危険段階共済掛金率等
の設定について
議長を務める
朝日 清光 総代
2
新総代就任
新 総 代 就 任
137人無投票当選
任 期
平成22年2月26日から
平成25年2月25日まで
総代選挙は、2月3日候補者の届け出締切の結果、19選挙区とも候補
者が定数と同数のため無投票当選となり、2月4日の選挙会で当選人が
決定し、2月10日に当選人の公告が行われ、2月26日就任いたしました。
▶▶▶ 選挙区毎の総代数
選 挙 区
帯
広
定 数
選 挙 区
定 数
◀
◀◀
選 挙 区
定 数
市
15人
新
得
町
3人
豊
頃
町
5人
中 札 内 村
4人
清
水
町
8人
浦
幌
町
6人
更
村
6人
鹿
追
町
6人
本
別
町
9人
旧 忠 類 村
3人
音
更
町
17人
足
寄
町
7人
大
樹
町
5人
上 士 幌 町
4人
陸
別
町
3人
広
尾
町
3人
芽
室
町
14人
別
幕
別
町
12人
池
田
町
7人
(旧忠類村を除く)
帯広市選挙区
(順不同・敬称略)
朝倉 順司
畑
専
田守 良憲
畑
3
専
岡本 強
畑
専
大山 勇次
畑
専
平山 明
酪
専
辻 正浩
酪
専
髙田 勝則
畑
酪
角井 嘉博
畑
専
堀口 宏敏
畑
酪
橋本 義範
畑
専
堀内 章弘
畑
酪
大嵜 富紀
畑
専
林 義明
畑
専
広瀬 澄男
畑
専
河瀬 忠雄
畑
専
新総代就任
酪
専
酪
専
酪
畜
石黒 一郎
畑
水崎 勝秀
専
酪
菊川 光幸
酪
専
旧忠類村選挙区
大和田幸紀
鳥本 政明
船田 正行
畑
専
寺井 健一
専
畑
専
八田 富雄
畑
専
糠森 博文
酪
専
山㟢 正彦
畑
専
佐藤 季雄
畑
畜
安村 秀彦
畑
専
大樹町選挙区
広尾町選挙区
山本 利浩
酪
中札内村選挙区
更別村選挙区
渡辺 寿文
前田 昌文
専
酪
専
森田 光則
酪
専
杉村 直輝
酪
専
竹内 稔
酪
専
山下 善一
酪
専
芽室町選挙区
河野 豊
畑
専
伊藤 清範
畑
専
伊藤 壽春
畑
専
八鍬 健一
畑
専
鈴木 進
酪
専
山本 晃男
畑
専
鈴鹿 誠
畑
専
浮田 文雄
畑
専
山瀬 益洋
畑
専
野沢 忠司
畑
広瀬 孝雄
専
酪
相澤 研二
畑
専
酪
専
佐藤 正行
酪
畑
瘧師 崇司
畑
専
酪
専
宇野 功
畑
専
新得町選挙区
清水町選挙区
相根 隆雄
専
目黒 富夫
門野 広行
酪
専
山本 儀信
酪
専
上原 常司
畑
専
北密 儀信
酪
専
4
新総代就任
鹿追町選挙区
新田 直幸
畑
高岸 永司
専
畑
酪
山田 浩
酪
専
澁谷 正則
酪
畑
細野 孝敏
畑
酪
野々村彰彦
畑
酪
中村 茂隆
畑
専
音更町選挙区
中島 祥博
畑
専
津島 豊
畑
専
有賀 克幸
畑
専
髙橋 克美
畑
専
中山 儀浩
畑
熊田 由幸
畑
5
畜
畑
専
細野 浩
酪
専
畑
馬場 優一
畑
専
中谷 敦
畑
専
高木 聰
専
尾藤 欣二
酪
畑
専
酪
専
栗原 孝之
畑
専
皆川 和彦
畑
畜
鈴木 太
酪
専
澤田 泰朗
畑
専
中川 和嘉
酪
畑
上嶋 和志
畑
専
角田 英明
畑
専
西村 篤志
畑
専
酪
関口 榮三
園
芸
専
髙木 実
畑
専
福澤 寛幸
畑
畜
高畠 富治
酪
畑
坂田 利吉
畑
専
山田 欽吾
畑
専
大西 文雄
酪
酪
専
田守 康浩
酪
専
山口 隆
畑
専
専
大出 幸路
畑
内海 信希
上士幌町選挙区
専
中井 誠市
山川 恒雄
(旧忠類村を除く)
畑
専
酪
津田 宏己
幕別町選挙区
宗像 康浩
伊藤 和広
専
棚 範貴
酪
畑
新総代就任
池田町選挙区
永田 達也
畑
専
矢柳 裕慈
酪
専
村瀬 敬
畑
専
野澤 敬裕
畑
畜
斎藤 源嗣
畑
七海 義浩
専
畑
専
杉山 博文
畑
専
豊頃町選挙区
原田二次雄
畑
畜
熊野 信夫
畑
専
高橋 義男
酪
専
堀田 和稔
畑
専
愛澤 道夫
酪
森 吉範
専
畑
専
柏木 且通
畑
専
浦幌町選挙区
岩井 芳治
酪
畑
三本木 守
酪
専
松田 重
酪
畑
小川 博幸
畑
専
崎田 忠道
畑
専
朝日 清光
酪
専
本別町選挙区
岡本 秀則
畜
畑
四宮 一夫
畑
専
大島 義行
畑
専
梅津 洋一
酪
畑
石山ひろのり
畑
専
登坂 昇
畑
専
細田 昇
畑
専
足寄町選挙区
畠 茂
酪
畑
川上 真
畑
畜
宮口 孝治
畑
畜
荒井 吉茂
酪
畜
香川 徳夫
畑
齊藤 一成
専
畑
専
大沼 芳鄕
酪
専
陸別町選挙区
工藤 弘美
酪
畑
髙田 信一
酪
畑
多胡 裕司
酪
畑
長田 範彦
酪
専
大浦 貞一
畜
専
6
2、退任基幹組合員の顕彰について
22
理事会の動き
《第9回理事会》
3、諸規則の一部改正について
23
◎日 時 平成 年2月 日
〔付議事項〕
1、共済規程の一部変更について
4、平成 年度 新規採用職員について
年 度 事 務 費 賦 課 額 の 設 定 に
5、引当金
(建設・修繕)
の見直しについて
6、平成
22
2、畑作物危険段階基準共済掛金率の設
回臨時総代会の開催および提出
13
定について
3、第
ついて
22
議案について
年 度 有 形 固 定 資 産 の 取 得・
処分・修繕計画について
7、平 成
22
4、退職者の永年勤続表彰について
22
8、平成 年度 役員および損害評価会
委員等の報酬について
21
21
9、特別積立金の取崩しについて
10
、平成 年度 収支予算について
11
、平成 年産 畑作物共済(たまねぎ)
の第2回共済金仮渡しについて
、農機具損害共済の約款全部改正につ
いて
12
22
5、諸規則の一部改正について
26
6、平 成 年 産 畑 作 物 共 済
(全相殺大
豆)
の共済金支払について
22
7、平成 年産 農作物共済
(春播小麦)
の災害収入共済方式における基準生
産金額の設定について
《第 回理事会》
◎日 時 平成 年3月 日
〔付議事項〕
1、地区評価員の任命について
、役員定数の見直しについて
13
10
25
園芸施設共済加入申込受付中
近年、急速に発達した低気圧がもたらす強風や大雪などで園芸施設に被害が発生しています。
こうした災害の備えとして、園芸施設共済への加入をお勧めします。
▶被害が発生した場合は、すぐに連絡を!
休日でも、留守番電話およびFAXで受付けをしております。
被害申告が遅れた場合、共済金の支払対象とならないことがあります
ので、ご注意願います。
また、被害棟数が多数発生した場合、損害評価に時間を要することが
ありますので、緊急に修復する場合は被害を受けたビニール・パイプ等を
保存しておいて下さい。
▶加入申込み、被害の届出については最寄りの事業所までご連絡願います。
7
◦帯 広・芽 室
中部事業所
電話(0155)63−2206
FAX(0155)63−2209
◦中札内・更 別・忠 類・大 樹・広 尾
南部事業所
電話(01558)6−2141
FAX(01558)6−2034
◦新 得・清 水・鹿 追
西部事業所
電話(0156)62−2072
FAX(0156)62−2737
◦本 別・足 寄・陸 別
北部事業所
電話(0156)29−8800
FAX(0156)29−8804
◦幕 別・池 田・豊 頃・浦 幌
東部事業所
電話(015)574−2421
FAX(015)574−3799
◦音 更・上士幌
北西部事業所
電話(0155)32−8010
FAX(0155)32−8002
組 合 員 を
訪 ね て
環境に配慮しながら循環型酪農を実践し、
「消費者の信頼をさらに得るためにも、もっと
景観整備に注目しては」と話す日ハムファン
の高田幸一さんを紹介します。
幸一
上士幌町 暁 高田
概要
市街地から西へ約5㌔の高
台にある暁地区に、赤と緑の
コントラストがひときわ目を
引く牧場がある。
高田牧場は、大正8年に富
山県より入植し、幸一さんで
4代目。昭和 年に経営移譲
を受けた幸一さんは、その翌
年より酪農専業の経営を行
う。
現在、妻のひろ子さんと一
人娘の友紀さんとともに、採
草地 ㌶、デントコーン ㌶
を耕作し、ブラウンスイス3
頭、ジャージー3頭を含む乳
牛 頭(経産 頭、育成 頭)、
黒毛和牛3頭を飼養する。
20
70
35
165
46
95
さん(
歳) 61
環境に配慮しながら
循環型酪農を実践
(左後から)幸一さん、ひろ子さん、友紀さん、
(左前から)信子さん、正作さん
8
フリーストール牛舎とパー
ラー室を町内でもいち早く整
備 し、 平 成 年 に は 搾 乳 ロ
ボットを導入。
「ロボットはど
うも自分の性格に合わなかっ
た」と当時を振り返り苦笑い
する幸一さんは、自分の中で
乳房炎管理に限界を感じ、6
年間のリース終了とともにロ
ボット搾乳を中止した。
Fの炎
ズを戦って勝ちたい」と熱く
話す。
景観整備
高田牧場は、牛 舎、パーラー
室はもちろんのこと、場内の
隅々まで整理が行き届き、ガー
デニングが趣味のひろ子さん
が育てた草花が場内を飾る。
幸一さんは「牧場は牛乳と
いう食品を生産している場で
あり、消費者あっての酪農業
である事を忘れてはいけない。
消費者の信頼をさらに得るた
めにも、もっと景観整備に注
目してもよいのでは」と話す。
今年も高田牧場では雪解け
とともに、ひろ子さんが丹精
込めて育てた四季折々の草花
が、場内を美しく彩る。
(山口寿)
9
13
北海道日本ハムファイター
ズが、平成 年の日本シリー
ズ(対中日)で優勝を決めた
第5戦。幸一さんは「ヒルマ
ン監督の胴上げを見ながら美
酒に酔いしれた」と話すほど
の日ハムファン。以前は巨人
ファンだったが、ファイター
ズが北海道移転を決めた平成
年 の オ ー プ ン 戦( 対 巨 人 )
を札幌ドームで観戦して、そ
の日、巨人との決別を決めた。
すぐにファンクラブに入会し、
年 に 5、6 回 は 札 幌 ド ー ム へ
足を運び、夫婦そろって応援
に行くこともある。
「去年は日本シリーズで悔
しい思いをしたので、できれ
ばもう一度巨人と日本シリー
16
18
環 境にやさし く
明るく清潔な哺育舎
札幌ドームでの今シーズン開幕戦を観戦
撹拌移送式堆肥舎
堆肥処理の効率化を目指し
て、撹拌移送式堆肥舎を平成
年に建設し、完熟発酵堆肥
の一部を畑作農家と麦わらを
交換しながら循環型農業を実
践する。
平成 年には、セラミック
接触酸化方式によるパーラー
雑排水処理施設のモデル牧場
となりデータ収集に協力し
た。現在でもこの施設は稼働
中で、本システムは管内でも
大型牧場に複数導入されてい
る。
11
13
〈更別村東栄区〉
結婚しました!
石井 和人さん(25)、理那さん(25)
〈帯広市幸一〉
日々やんちゃに育っています。
田辺 裕幸さん、洋子さん、潤希くん
〈中札内村新生〉
5月にはきょうだいが増えます。
町田 和典さん、さつ紀さん、こころちゃん(5)、柊くん
(2)
〈芽室町平和〉
ケガをしないように今年も頑張ります!
平井 裕文さん、弘恵さん夫妻
〈清水町豊郷〉
まだまだ元気です。
井澤久美子さんとジョイフルアロー号(S56生)
〈大樹町拓進〉
夫婦で還暦を迎えました。まだまだ頑張ります。
鈴木 喜雄さん、スミさん、孫の初花ちゃん
(3)
〈新得町ユートピア〉
今年で15年目。牛も人間も健康に。
㈲ダイナミルクの皆さん
〈幕別町忠類古里〉
子どもたちの明るさが家族の元気の源です。
豊田 実夢ちゃん
(9)
、琳多郎くん
(5)
、夢歌ちゃん
(2)
〈鹿追町東瓜幕〉
1月に結婚し、これから両親とともに頑張ります。
井端 由浩さん、枝里子さん
〈広尾町紋別〉
三姉妹でーす!!!
岡本 朱音ちゃん
(8)
、夏音ちゃん
(5)
、鈴音ちゃん
(3)
じゅん き
あか ね
なつ ね
すず ね
10
〈幕別町明倫〉家族の健康が第一で、孫の成長が楽しみです。(佐津子さん談)
(後左から)牧田 健治さん、佐津子さん、めぐみさん、
知弓ちゃん、真一さん(前左から)早加ちゃん、透一くん
〈足寄町東芽登〉今年2月に新規就農しました。
“牛を大切に”
をモットーに頑張っています。
田中 淳一さん
(36)
、愛実さん
(35)
、愛子ちゃん
(1)
〈池田町豊田〉
孫へ「ケガしないように」おじいちゃんへ「長生きしてね」
神谷 隆之さんと孫の栄祐さん
〈陸別町弥生〉今年、牛舎を増築しました。少しずつ搾乳牛
を増やしながら頑張ります。
(左から)坂倉 康平さん、智博さん、里子さん、恵夫さん
ち ゆみ
はや か
たか し
えいすけ
しゅういち
まな み
あい こ
大
ん
き
好き!
げ
〈浦幌町愛牛〉
山下さん!リュウは元気に大きくなったよ!!
宮本 芳孝さん、犬のリュウ
〈音更町駒場西〉
就農3年目!ナタネ栽培始めました!!
佐藤 健司さん、宏子さん、猫のイチロウくん
〈浦幌町美園〉
お姫様が二人一緒に誕生。
小川 英樹さん、梓さん、知里ちゃん、珠季ちゃん
〈上士幌町磐城〉
理心ちゃんです。花婿募集中(父親談)←早すぎ
田中 慶蔵さん、沙也加さん、理心ちゃん
〈豊頃町牛首別〉家族みんなで頑張っています。
熊野 真登さん
(23)
、唯さん
(23)
、羚央那ちゃん
(2)
、
楓真ちゃん
(1)
り
11
こ
ち さと
たま き
れ
ふう ま
お
な
農村絵画コンクールに入賞
農漁村お母さんの漬物
音
帯
更
左後から父の健芳さん、紗英ちゃん
左前から沙雪さん、一貴くん、祐介くん
広
色鮮やかな漬物と絵手紙風の看板
JAおとふけ主催による「第7回音更ふるさと
農村絵画コンクール」が行われ、金賞に共力地区
の福地沙雪さん
(6年生)
が選ばれた。
このコンクールは、子供たちに農業の素晴ら
しさや大切さを認識してもらう目的で、平成15
年度から開催し、町内の小学生を対象に作品を
募集している。今年は270点の応募があり、金
賞6点・銀賞6点・佳作16点が選ばれた。
幼い頃からその才能は垣間見られ、絵や詩で
も賞を取っていた沙雪さんは
「びっくりしたが、
嬉しかった」
とはにかみながら話してくれた。
入賞作品はJAおとふけの広報裏表紙に掲載さ
れ、HPでも過去の作品と一緒に公開される。
(桒原)
愛国南地区の黒田京子さんら4名が作る、地場
野菜を使った漬物が好評だ。
今のところ販売先は、年末に市内百貨店で開
催されている「十勝農漁村お母さんの漬物大会」
などいくつかに限られる。絵手紙風の看板の効
果もあって、品物によっては売り切れることも
ある。
黒田さんは数年前まで酪農を営んでおり、漬
物をつくる工房は元牛舎の搾乳処理室を改装し
たもの。調理器具や冷凍庫が並ぶ様子はまさに
工房にふさわしい雰囲気。
「これからは若い人たちにも小さな野菜のおか
ずとしての漬物に、もう少し親しんでほしい」と
話してくれた。 (馬来)
小麦乾燥貯留施設竣工
これで毎日の作業は快適です
足
忠
寄
関係者約50名とともに完成を祝った
JAあしょろ(新津賀庸組合長)では、小麦乾燥
貯留施設が完成し、このほど落成式が行なわれ
た。
施設は従来の施設に増設。60トンの貯留ビン
12基をはじめ、40トンの連続流下式乾燥機2機
など最新の設備を備える。式典で新津組合長は
「農業情勢は厳しいが、国、道はじめ関係各位の
協力で完成させることができた。この施設が小
麦流通拠点として有効に活用され、良質小麦の
生産と組合員経済に貢献できることを願って止
まない」
と挨拶した。
今 後、 こ の 施 設 で、 足 寄 町、 陸 別 町 の 小 麦
1000㌶余りの受入れが行われ、良質小麦の生産
に向け生産者の期待も大きい。 (島影)
類
おしゃれな帽子ができました
「楽苦能会」
(井田寿美恵代表=13名、中国人研
修生含)では、このほど作業用帽子の手作り講習
会を開催した。
講師となった井田さんが用意した型紙をもと
に、牛柄やピンクの水玉柄などのさまざまな模
様の布を使い、作業時のことも考え工夫された
帽子を苦労しながら作った。
帽子は首すじを日焼けから守るためのたれが
つき、つばは短く搾乳作業の邪魔にならないよ
うになっている。
井田さんは「全員が自分の手で作りあげる喜び
から、楽しく作ることができました。早速使用
している人もいますよ」と話してくれた。 (堤)
地域の話題
12
牛の体型、品格、乳用強健性などを審査
12年ぶりの復活
鹿
池
追
田
ジャッジする菊池さん
今年度から鹿追同
志会長を務める蓮井
友人さんと同志会の
仲間は、3頭の牛を
引き連れ、十勝農協
連家畜共進会場(ア
参加した鹿追同志会のメンバー
グリアリーナ)で開
催されたジャッジングコンテストに参加した。
未経産牛の審査には北笹川地区の菊池洋一さ
んが選ばれ、6頭の序列と公評を緊張しながらも
しっかりと答えていた。
今年は5年に一度の全国共進会が地元北海道で
開催される運びとなっており、参加者は真剣な目
で審査を見つめていた。
蓮井さんは「鹿追町から過去4回全国共進会に
出品しているので今年も是非鹿追町から牛を出品
したい」と気合を見せる。 (梶原)
親子で楽しく牛乳料理
別
料理はみんなで協力して
本別町牛乳消費拡大委員会
(伏見重広委員長)
による親子牛乳料理教室が、このほど町中央公
民館で開催され、小学生の親子約30名が参加し
た。
町 内 で 生 産 さ れ た 牛 乳 と チ ー ズ を 使 っ て、
カッテージチーズの洋風ケーキ、野菜たっぷり
ミルクスープや、モッツァレラチーズを使った
じゃがいもピザなどを親子が協力しながら料理
を作っていた。
調理の後には、自分たちで作った出来立ての
料理をおいしく味わっていた。
伏見委員長は
「体に良くておいしい牛乳を、さ
らにおいしく楽しく料理して、たくさん食べて
ほしい」
と話してくれた。 (石山)
地域の話題
冬あそびをテーマにした「いけだ冬まつり IN まき
ばの家」がこのほど開催され、大勢の家族連れらが
楽しいひと時を過ごした。
この祭りは酪農家の小林靖夫さん(近牛地区)が実
行委員長となり町民有志約20名が集って12年ぶり
に復活させた。
天候にも恵まれた当日は、ちびっこスノーモービ
ル体験、シープドックショーなど多彩なイベントが
行われ、牛乳の無料配布も行われた。雪中バーベ
キュー、羊ラーメン、池田産あずきのおしるこなど
も用意され、来客者のお腹を満たしていた。
小林さんは「これからも地域の活性化を図るた
め、住民が冬の間も楽しめる交歓の場を提供してい
きたい」と話してくれた。 (中村祐)
村の牛乳を使ったチーズ作り
本
13
バナナまんじゅう食い競争で大きな口をあける
更
別
村内の酪農家
女 性 が 集 ま る、
きーままみるく
の会(細矢香織会
長=勢雄区)は
このほどふるさ
と館にてチーズ
作りを行った。
3ヵ月後の味を考え愛情込めて作る
集った会員達
は、約130㍑の牛
乳を持ち寄り、プレーンの他に、バジル、ガー
リック、オールスパイスなど風味付けをした7つ
のゴーダチーズを作った。チーズは3ヵ月熟成
後、各家庭の食卓に並ぶ。
会員達は帰宅後すぐに搾乳作業を始めるた
め、その日の夕食も一緒に作っていた。
参加した七海尚美さん(昭和区)は「普段はプレー
ンしか作らないけど、今回は4種類のチーズを
作ったので、食べるのが楽しみ」と話してくれ
た。 (山村文)
多くの感動をありがとう
おらの畑で作った豆だべさー
芽
浦
室
感謝の言葉を話す土井選手
幌
ビールのおつまみや子どものおやつに、ご飯と
一緒に炊いてもおいしいですよ
関山地区の土井浩次さんの長男槙悟さん(26)
が初出場したバンクーバーオリンピックの報告
会と町長特別賞の授与式が、このほどめむろー
どで行われ、約90人の町民から温かい祝福を受
けた。
報告会は、出場した1500㍍と団体追い抜きの
レースや閉会式の様子が映し出され、式典では
宮西義憲町長から土井選手に初の町長特別賞が
授与された。
土井選手は
「所属先の開西病院、十勝の皆さ
ん、芽室町民に心から感謝したい」と挨拶した。
今後については、1、2年程度かけて決めたいと
思いますので見守ってほしいと話す。 (大谷)
合流地区の谷田ゆかりさんは、自家産の豆を
中心にフリーズドライ加工した「おらの畑で作っ
た豆だべさー」を町内道の駅で販売している。
道の駅で農産物を販売したいと考えていたゆ
かりさんは、農事組合の研修で浦幌フリーズド
ライに訪れた際、個人でもフリーズドライ加工
し て も ら え る と 聞 き 商 品 化 を 思 い 立 つ。 今 で
は、黒豆(塩・砂糖)手亡(塩)などを販売してい
るが、昨年、好評のうちに完売したラベンダー
チップス(シャドークイーン使用)と、ひまわり
チップス(インカのめざめ使用)を今年の秋も販
売する予定。
「多くの人に食べてもらえるようにPRにも力
を入れたい」と話してくれた。 (伊藤佳)
昔を食べる会
ベビーラッシュ
中
清
札
内
テーブルの上にはおいしい料理が並ぶ
中島地区では、
「昔を食べる」をテーマにした交
流会をこのほど中島農業センターで開催した。
地域の人々が家族ぐるみで集り、年に1回開催
し今回で17回目を迎える。平日はそれぞれが忙
しく週末に日程が組まれたが、準備は前日より
始まり、手打ちそば、いなきびごはん、天ぷら
など多彩な料理を用意した。集った人たちは昔
懐かしい料理を味わい、楽しいひと時を過ごし
た。
同センターを運営する運営委員長の佐藤勝美
さんは
「日頃交流する機会の少ない関係団体の方
にも来てもらって懇親を深められたらいいな」と
話してくれた。 (井上保)
水
元気いっぱいの子ヤギ
平和地区の松下信行さんは、乳牛200頭以上飼養
する酪農専業農家。この牧場の一角で春のベビー
ラッシュが始まった。母子あわせて20頭余りのヤギ
たち。
平成14年には全国山羊サミットが清水町で開催さ
れるほどの盛り上がりを見せたが、国内92年ぶり
の口蹄疫の発生とこれに伴う餌や敷料の規制など、
家畜の飼養環境が激変。販売価格も流通経路も減少
し、個人でヤギを飼うのは今では松下さんだけに。
「やめるにやめられなくなってしまった」と頭をか
くが、子ヤギを見つめる目は父親の様。肉としての
出荷時は体重70キロにもなり「肉用には去勢しない
方が良い油がついておいしい」と話してくれた。
(賀山)
地域の話題
14
がんばれ獣医のたまごたち
効率的な家族経営を
陸
上
別
馬と交流する学生
士
幌
内側搾りのロータリーパーラー
陸別町馬産振興協議会青年部
(佐藤章彦会長)
では、馬とふれあう機会を提供し、陸別を知っ
てもらう目的で、毎年大学生を招き
「馬とふれあ
い交流会」を行っている。今回の参加者は獣医学
科の学生3名。
佐藤直人さんの牧場では、直腸検査を体験。
大学では馬の実習を行うことがなく、初めての
体験に戸惑っていた。妊娠鑑定、人工授精など
を見学し、同牧場で農作業も行った。
研修農家となった佐藤さんは
「馬産農家がどん
な気持ちで馬と接しているか少しでも分かって
もらって、この中の一人でも大動物臨床をめざ
してほしい」
と話していた。 (土屋)
磐城地区の鈴木洋治さんの牧場(家族4人=搾
乳頭数140頭)では、このほどフリーストール牛
舎新築に伴い、ロータリーパーラーを稼動させ
た。搾乳作業効率は以前にくらべ飛躍的に向上
している。導入は町内で3台目となり、内側搾り
としては初めて。
分別ゲート、スクレイパー、自動哺乳ロボッ
トなどの新しい施設により、省力的な作業性と
高い生産性を、限られた労働力のなかで実現で
きる町内のモデルケースとして注目されている。
後継者の鈴木大輔さんは「家族経営のなかで効
率的な作業形態を目指していきたい」と今後の抱
負を話してくれた。 (林口)
婦人研修会開催
にぎわう生活よろず展
広
新
尾
講演を熱心に聞く参加者
酪友会(岡田精一会長)と雪印乳業大樹工場(遠
藤悟工場長)共催の
「酪友会婦人研修会」がこのほ
ど、町農村環境改善センターで開かれ、悪天候
にもかかわらず、約40人が参加した。この研修
会は、毎年町内の酪農女性を対象に開かれてい
る。
研修会では、十勝農業改良普及センター十勝
南部支所の笠井千会普及指導員による
「アメリカ
の酪農を学んできました」と題した講演があり、
米国の農場の経営形態などの話に熱心に耳を傾
けていた。
講演後の昼食時には、手作りパンなどを味わ
いながら親睦を深めた。 (上西)
15
地域の話題
得
大勢の参加者でにぎわう会場
JA新得町女性部(中村順子部長)の「第26回JA
女性部生活よろず展」が、このほど町公民館ふれ
あいホールで開かれた。
会員が、長年の生活経験から生まれた知恵を出
し合い、資源の有効利用を図るとともに地場産品
の消費拡大などを目的に行われている。
当日は、農畜産物加工品の即売会やフリーマー
ケットも行われ、地場産品を使った手作り料理に
は、約50品のメニューが並んだ。来場者は、そ
ばのロールケーキなど気になる料理に添えられた
レシピを興味深そうに覗き込んで試食していた。
ダンスサークルによるアトラクションも会場を
沸かせ、料理を味わうとともに楽しいひと時を過
ごしていた。 (大島)
畜産研究部交流会開催
赤飯作りを楽しむ
幕
豊
別
挨拶をする小田嶋部長
JA幕別町青年部の畜産研究部と、関係機関と
の交流会が、このほど帯広市内にて開催された。
この会は、部員と関係機関の親睦と情報交換を
目的として毎年開催している。
部長の小田嶋知之さん
(明野地区)は、挨拶の
中で
「決して楽観できない酪農畜産情勢ではある
が、このような貴重な会で得た情報を今後の経
営につなげて頑張っていきたい」
と話した。
後継者不足が叫ばれる昨今だが、この研究部
にはやる気みなぎる若い力があふれていた。
(野田)
頃
集ったメンバーで親睦を深める
春光おだやかな3月下旬、湧洞婦人部(田頭綾
子代表)の集会が湧洞酪農センターでにぎやかに
開催された。
本会は親睦が目的で、2ヵ月に1回開催し、季
節により、漬物作り、地元で採れたキノコの料
理、編み物などを楽しんでいる。
参加者は「互いの元気な顔を見るのが楽しみ。
次世代へ伝えたいこともあるので、若い仲間が
増えると嬉しいのに」と話してくれた。
この日は赤飯を作ったが、色が薄く、ちょっ
ぴり失敗した模様。気にするメンバーは一人も
おらず、言葉に花が咲いていた。 (下尾)
十勝 NOSAIの取り組み
気心の知れた仲間たちと一緒に
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地域の話題
16
人 事 異 動
矢 島 正 人
篠 原 隆 裕
髙
橋 修
恩
田 求
宮
﨑 義 明
日付〉
〔依 願〕
〈2月
日付〉
・北西部事業所
上士幌家畜診療所診療係
武
田 圭 生
西部事業所 家畜診療センター
診療係
林 亜 樹
北部事業所 家畜診療センター
診療係
花 田 直 子
北部事業所 本別家畜診療所
診療係
室 矢 武 則
東部事業所 幕別家畜診療所
診療係
安 岡 幸
東部事業所 浦幌家畜診療所
診療係
北西部事業所 家畜診療センター
水 村 亮 平
診療係
日 髙 亨 介
南部事業所 家畜診療センター
山 岸 祐 介
診療係
髙 田 裕 子
診療係
南部事業所 家畜診療センター
佐 藤 千 鶴
診療係
中部事業所 家畜診療センター
◎採 用 〈4月1日付〉
富
田 健 介
浦幌家畜診療所診療係 大
野 和 吉
・東部事業所
〈3月
家畜診療センター診療係
・中部事業所
28
31
◎退 職
〔定 年〕〈3月 日付〉
・本 所
農作部長 ・本 所
総務部経理課長 ・南部事業所
家畜診療センター改良係
・西部事業所
家畜診療センター診療係
・西部事業所
家畜診療センター診療係
・北西部事業所
家畜診療センター診療係 中
川 泰 徳
伊
藤 博 義
〔死 亡〕〈1月 日付〉
・南部事業所
更別家畜診療所 診療係
17
農業共済新聞
お役に立ちます!
31
30
十勝 NOSAI では、農業共済新聞を広報活動の中核に位置づけし、組合員との日常のコミュニケーショ
ンを図り、制度への信頼と強固な協力関係の構築を目指して、その購読拡大に努めております。
顔の見える、開かれた、営農に 購読者負担額 2,000 円 毎週水曜日発行
役立つ NOSAI 情報を目指して 組合は、年購読料 5,040 円のうち 3,040 円を購読者に助成しています。
農作
畑作物危険段階基準共済掛金率の設定について
畑作物共済の掛金率は過去20年間の被害率により国から告示され、3年ごとに見直されます。
組合では、組合員ごとの被害率(平成6年産から平成20年産までの15年間)を基に下記の共済
目的の種類等で危険段階基準共済掛金率を設定しています。
なお、新たにばれいしょ3類、スイートコーン1類も危険段階掛金率での設定を行ないます。
今回の掛金率の告示に合わせ危険段階等の見直しを行い、平成22年産からの掛金率は下記の一
覧表のとおり改定となります。
※設定に係る考え方
①危険指数 :共済目的の種類等により最小2.0倍から最大4.5倍まで (掛金率の最低と最高の倍率)
②危険段階区分:共済目的の種類等により最小3段階から最大20段階まで
【組合員ごとの年産ごとの支払共済金÷共済金額=被害率】を算出し、平均被害率の類似したグル
ープにまとめて危険段階区分を設定
③国庫負担割合:55%(全作物共通、危険段階基準共済掛金率×45%=組合員等負担率)
【組合員等負担率の例:ばれいしょ1類、危険段階区分1での場合、掛金率 7.0%×45%=3.15%】
平成22年産から適用となる畑作物危険段階基準共済掛金率一覧表
(単位:%)
ば れ い ば れ い ば れ い ば れ い 半 相 殺 大 全 相 殺 大 半相殺大 全相殺大
共済目的
しょ 1 類 しょ 2 類 しょ 3 類 しょ 4 類 豆 1 類 豆 1 類 豆 3 類 豆 3 類 小
の種類等
(澱原用)(加工用)(種子用)( 食 用 )(普通大豆)(普通大豆)(黒大豆)(黒大豆)
い ん げ い ん げ
スイート
豆 ん 1 類 ん 2 類 て ん 菜 コーン1類
( 手 亡 )( 金 時 )
( 加工 用)
危険指数
4.5
3.5
2.0
3.5
3.5
3.5
3.5
3.5
3.5
3.5
3.5
4.0
危険段階区分
5
6
3
15
20
20
10
10
15
20
20
10
3
1
7.0
4.4
3.3
14.3
21.9
31.4
22.5
27.5
20.9
18.2
19.0
6.6
5.6
2
3.8
2.6
1.9
11.8
17.8
25.6
18.3
22.4
17.7
15.8
16.3
4.5
3.3
3
2.6
2.0
1.6
10.3
16.6
23.8
15.9
19.5
16.1
14.7
15.2
3.8
2.8
4
1.9
1.7
9.3
15.4
22.1
14.4
17.6
14.9
13.9
14.4
3.2
5
1.6
1.4
8.6
14.4
20.7
13.2
16.2
13.8
13.4
13.5
2.7
1.3
6
7.9
13.9
19.9
11.9
14.6
12.8
12.7
13.0
2.4
7
7.4
13.4
19.2
10.9
13.3
11.8
12.3
12.5
2.2
8
6.9
12.8
18.3
9.8
12.0
10.9
11.9
11.9
1.9
9
6.4
12.1
17.4
8.4
10.3
10.0
11.5
11.4
1.8
10
5.9
11.4
16.4
6.5
7.9
9.3
11.2
10.9
1.7
11
5.5
10.7
15.3
8.6
10.8
10.4
12
5.2
10.2
14.7
7.9
10.4
9.9
13
4.7
9.8
14.0
7.1
9.9
9.4
14
4.3
9.3
13.4
6.3
9.4
8.9
15
4.1
8.8
12.6
6.0
9.1
8.4
16
8.2
11.7
8.9
8.0
17
7.7
11.0
8.2
7.5
18
7.2
10.3
7.6
6.9
19
6.7
9.6
6.6
6.3
20
6.3
9.0
5.2
5.4
標準率
3.2
2.2
2.2
7.4
11.5
16.5
13.0
15.9
11.5
11.0
10.8
2.9
3.7
4.4
2.2
4.6
2.4
5.7
7.9
15.5
18.7
15.8
19.0
14.7
12.1
12.3
3.0
4.6
▲ 1.2
0
▲ 2.4
▲ 0.2
▲ 3.5
▲ 0.5
▲ 4.0
▲ 2.2
▲ 2.8
▲ 3.1
▲ 3.2
▲ 1.1
▲ 1.5
▲ 0.1
▲ 0.9
平成 21 年産
までの掛金率
差
2.0
下記の共済目的の種類等は、危険段階による設定を行なっておりませんので、国から告示された掛金率で引受いたします。
共 済 目 的 大 豆 4 類 大 豆 5 類 い ん げ ん 3 類 い ん げ ん 4 類 スイートコーン 2 類
たまねぎ かぼちゃ そば1類
の 種 類 等 (加工用えだまめ)( 食 用 え だ ま め )( 大 福・ ト ラ 豆 )(べにばないんげん)( 食 用 )
標 準 率
9.3
11.1
6.9
7.1
10.0
3.8
6.1
5.9
平成 21 年産までの掛金率
9.2
9.2
8.9
8.8
9.7
4.3
5.4
5.2
差
0.1
1.9
▲ 2.0
▲ 1.7
0.3
▲ 0.5
0.7
0.7
18
農作
移植後・発芽後の被害について
最近年では、共済対象作物が移植後・播種後・発芽後に風害、雨害湿潤害、タネバエ、鳥害
等により被害を受けるケースが多く発生しています。
◉平成18年産 豆類 :212筆転作認定(雨害湿潤害・タネバエ)
◉平成20年産 秋播小麦:162筆転作認定(寒害)
◉平成21年産 豆類 :82筆転作認定(風害・雨害湿潤害・タネバエ)
◉平成21年産 てん菜 :169筆転作認定(風害)および特定被害耕地認定(凍霜害・風害)
被害が発生した場合には、速やかに最寄りの事業所に電話等で被害届けの連絡をお願いしま
す。
NOSAIでは、組合員の皆様からの通知により現地で必要な調査を行ないます。
特に廃耕して他作物に転作を予定している場合には、必ずNOSAIの現地確認が終了してから
作業を進めるようお願いします。
麦 黒色小粒菌核病による被害
てん菜 風害による被害
手亡 雨害湿潤害による被害
19
家畜
取扱い要領』
について
取扱い要領』
について
組合員の皆様により一層損害防止に努めていただくことを目的とし、共済規程第69条に定められ
おります。
を行いますので、ご理解と損害防止へのご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。
3.出走中でない競馬場内での事故に係る免責
免 責 基 準
対象事故
免責割合
出走させるために必要な行為(練習・繋留等)を行うことを目的として、公設の競馬
場敷地内で車両から完全に降ろした時点から再び車両に載せる時点までの間に事故が発
生した場合。
全事故
100%
4.草競馬、草ばん馬、エンデュランス馬術競技の出走中に発生した事故に係る免責
免 責 基 準
出走中に事故が発生した場合。
対象事故
免責割合
全事故
100%
5.免責適用に係る取扱
⑴次のすべての事項に該当したとき免責を適用する。ただし、行方不明、遺伝子病、種豚・肉豚の換気シス
テム停止に起因する事故、競馬場内で発生した事故および草競馬等の出走中に発生した事故に適用する免
責基準については、あらかじめ組合員に周知し、該当した場合は即適用する。また、競馬場内で発生した
病傷事故については上記3を、草競馬、草ばん馬、エンデュランス馬術競技の出走中に発生した病傷事故
については上記4を適用する。
ア.組合として改善指導を行ったにもかかわらず免責基準に該当する違反があった場合。
イ.組合の損害防止指導書(様式①)の発行が行われた以後の事故。
ウ.死廃事故に陥った原因が、遺伝子病と確定診断されたもの。確定診断は、臨床症状や検案結果によ
るだけでなく、DNA検査を行うこととする。ただし、遺伝性疾患については別表の病名とする。
⑵免責を適用する場合、診療所等内で協議のうえ免責適用伺(様式②)を作成し、家畜部長の検証を経た
後、組合長決裁を受け組合員に死廃事故免責通知書(様式③)にて通知する。
⑶免責基準の区分単位で免責割合を適用する。
⑷違反事項が複数の免責基準の区分にわたる場
別 表
合は、その免責基準を加算することとする。
黒毛和種
ただし、100%を限度とする。
牛バンド3欠損症(B3)
判断された場合は、理事会に諮り見直し適用
する。
⑹本要領に定めのない違反の免責については、
都度理事会に諮り適用する。
⑺「直営家畜診療所以外の診療機関受診に係る
遺伝性疾患
⑸違反内容が基準の免責割合では適当でないと
牛第13因子欠損症(F13)
牛クローディン16欠損症(CL16)
牛チェデアックヒガシ症候群(CHS)
牛モリブデン補酵素欠損症(MCSU)
ホルスタイン種
手続・取扱要領」4の3)の免責についても適
牛複合脊椎形成不全症(CVM)
用する。
牛白血球粘着不全症(BLAD)
20
家畜
『死廃事故に係る免責
『死廃事故に係る免責
家畜共済に係わる共済金の支払いの免責については、給付の適正化・公平化を図るとともに、
ております。また、具体的な基準等については、「死廃事故に係る免責取扱要領」として定めて
なお、免責を適用するにあたっては、事故に至った経緯等の状況を十分勘案し、適正な取扱い
ご不明な点につきましては、最寄りの診療所等へお問い合わせ願います。
死廃事故に係る免責取扱要領
本組合の組合員が、通常すべき損害防止義務を怠った場合及び組合から損害防止の
ために必要な処置を指導されたときにその指導に従わなかった場合に発生した死廃事
故の免責基準・取扱をこの要領に定める。(規程第11条、12条、64条、69条)
1.損害防止の義務違反に係る免責
通常すべき損害防止義務を怠った場合に発生した死廃事故については、次の基準に従い免責とする。
免 責 基 準
対象事故
免責割合
4号廃用
20%
飼養管理上の重大な過失と判断された場合。
全事故
20%
通常すべき看護を行わずに放置した場合。
全事故
20%
経過中に症状が悪化したにもかかわらず、診療依頼(求診)が遅れた場合。
全事故
20%
全事故
20%
放牧地において逃走防止の処置を施していなかった場合。
停電によるウィンドレス豚舎の換気システム停止に起因する事故で、以下に該当する場合。
ア . 停電を警報する設備がない
イ . 停電に対応できる自家発電機等の設備がない
なお、アおよびイについては、設備の適正な保守管理が行われていない場合を含む。また、
「自家発電機等」には、緊急時発電装置のリース契約および停電時自動入気装置を含む。
2.損害防止の指導違反に係る免責
次の場合において遅滞なくその旨を組合に通知し、損害防止のために必要な指導を受けなかった場合および
その指導に従わなかった場合に発生した死廃事故については、基準に従い免責とする。
21
免 責 基 準
対象事故
免責割合
⑴疾病にかかり、又は著しい傷害を受けたときで「極度の削痩、敗血症状、褥創を伴う
起立困難・不能、四肢関節の腫脹」等の症状から組合への通知が遅延したと判断され
た場合。
全事故
20%
⑵死廃事故で、行方不明が明らかとなった日から、次の日数を経過して組合へ通知した
場合。
8日〜14日
15日〜30日
31日〜60日
61日以上
全事故
⑶能力向上等の目的で遺伝子病の遺伝子を保有していることが判明している種雄牛を使
用し、生産された子牛が遺伝子病で死廃事故に陥った場合。
遺伝子病
20%
50%
80%
100%
100%
さん(63歳)
敬
子
さん(68歳)
木 勝
豊頃町平和
樫
仲良しの秘訣は写真にあり
「 い頃に比べカメラもデ
若
ジタルに変わり、データの保
存、プリント等を息子に教わ
り上達した と
」話す勝さんが、
写真に興味を持ち始めたのは
学 生 の 頃。 妻 の 敬 子 さ ん も、
撮影に同行しているうちに影
響を受け5年ほど前から写真
の魅力に魅せられて本格的に
始めた。今では、地元の写真
クラブに所属し、年数回行っ
ている作品展にも出展してい
る。
「朝日をいつか撮影したい」
と話す樫木さん夫妻は、以前
は時間に余裕が持てなかった
が、現在は、少し時間がもて
るようになり道内を日帰りで
撮影に回っている。
「 景の中に動きのある写
風
真を撮影するのが好き。特に
家の馬は、写してもらうのを
喜んで待っている 」と笑顔で
話す敬子さん。
数年後、もう少し時間に余
裕が出きた時には道外に撮影
旅行をすることを楽しみにし
ていると樫木さん夫妻は話し
てくれた。
(奥)
22
ワンブキを特産とする自然豊
たちの飼養上の疑問点を真剣
と話す麻央さんは、いつも牛
うに経営していくか模索中」
「 目 標 に 向 け て、 自 然 豊 か
なこの土地を利用し、どのよ
「 両 親 の よ う な 幸 せ な 家 庭
を築き、陽さんと共に農家と
を挙げる。
遠 距 離 恋 愛 の 末、
4月には
あき
交際中の陽さんとめでたく式
を傾け、情報収集に努めてい
かな精美な場所にある阿部牧
に質問し、経営向上に役立て
して向上していきたい」とテ
のもとで奮闘中である。
場は、搾乳牛 頭・和牛 頭
ようと取り組む。青年部の会
レながら話す笑顔の素敵な好
を飼養する酪農肉牛兼業農
20
る。
家。
合でも、お酒を飲まず、必ず
足寄市街から北東に約 ㌔
離れた雌阿寒岳のふもと、ラ
この牧場の三代目となる麻
央 さ ん は、 釧 路 高 専 卒 業 後、
青年だった。
(清水泰)
最後まで参加し、めまぐるし
35
平成 年に実家に戻り、
現在、
く変わる農業情勢の話しに耳
足寄町上螺湾
阿部 麻央 さん(22歳)
「両親を超えること」
十勝の
担い手たち
23
50
両親(寿美雄さん、
陽子さん)
お
ま
べ
あ
20
哲治さんから弥生さんへのメッセージ
「厳しい時代だけど頑張って」
開進地区で酪農を営む哲治さんは、高等学校を卒業後、
4 代目として就農した。当時、半酪半農で、牛は2、3頭だっ
たが、その後、酪農専業となり、現在は乳牛39頭、育成牛
33頭を飼養している。
長女の弥生さんは、大学卒業後、家の仕事を手伝い始め、
平成19年に経営移譲した。妻の久美子さんが体調を崩して
以来、弥生さんと二人三脚で牧場を切り盛りしている。
哲治さんは「農業をするには厳しい時代だが、頑張ってほ
しい。たまには口うるさくなるかもしれないが(笑)、出
来る限りサポートしていきたい」とエールを送る。最後に
「お婿さん募集中です」と笑った。
未来へ
バトンタッチ
大樹町開進
江 本 哲 治
さ ん(67)
江 本 弥 生
さ ん(28)
動物が大好きだったので、
子供の頃から子牛の世話や牛
舎清掃を積極的に手伝ってい
ました。酪農家になりたいと
思っていたので、帯広畜産大
学草地畜産専修学科に進学、
卒業後4ヵ月間ニュージーラ
ンドで研修し、牧場を継ぐこ
とを決意しました。
今はまだまだ勉強中の身で
す。父から学んだり、酪農家
の友達と情報交換したりしな
がら頑張っています。将来は
小規模でも放牧を活用した、
牛にストレスのない酪農を目
指したいです。
発行/平成22年5月1日 編集発行/十勝農業共済組合・総務部総務課 印刷/大同出版紙業株式会社