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絹谷産婦人科 体外受精説明会
本日のスケジュール
1.体外受精・胚移植治療の概要: 医師(50分)
2.体外培養の実際: 培養士(20分)
3.治療の実際: 看護師(20分)
4.料金、助成金申請: 受付(10分)
5.休憩(質問票の記入、回収)(10分)
6.質疑応答(10分)
自然な妊娠成立機序
5-7日目
4日目
3日目
2日目
桑実胚
8細胞期 4細胞期
2細胞期
卵管
1日目
胚盤胞
接合子
着床
卵胞
卵巣
受精
子宮内膜
卵管采
卵子
黄体
排卵
精子
なぜARTが必要か?
卵管の異常
胚盤胞
着床
卵胞
受精
受精の異常
抗精子抗体
子宮内膜症
精子の異常
原因不明不妊
機能性不妊
体外受精-胚移植の流れ
In V itroF ertilization E-mbryo
T ransfer (I VF-ET )
子宮
卵管
1卵巣刺激
2採卵
3媒精 体外受精
4胚移植
5黄体期管理
卵胞
卵巣
卵子
採卵
媒精・培養
胚移植
分割卵
受精卵
卵子と精子
卵巣刺激
①クロミフェン+hMG/FSH法
②hMG/FSH法
③GnRHa+hMG/FSH法
hMG/FSH
クロミフェン
x x x x x
月経
hCG
採卵 胚移植
hMG/FSH
x x x x x
月経
hCG
採卵 胚移植
GnRHa
short
GnRHa
long
hMG/FSH
x x x x x
月経
hCG
採卵 胚移植
排卵誘発法
HCG
調節刺激
ロング法
GnRHアゴニスト
月経
FSH,HMG注射
3
採卵
移植
採卵
移植
HCG
FSH,HMG注射
GnRHアゴニスト
ショート法
月経
3
GnRHアンタゴニスト
アンタゴニ
スト法
低刺激
クロミッド
+HMG法
HCG or GnRHアゴニスト
FSH,HMG注射
月経
3
採卵
移植
GnRHアンタゴニスト
HCG or GnRHアゴニスト
HMG注射
クロミッド
月経
3
採卵
移植
排卵のしくみと排卵誘発法(ロング法)
自然周期
卵を複数個育てる
体外受精では…
HCG=LHサージ
LHサージ抑制
FSH,HMG注射
35時間後
GnRHアゴニスト
月経
移植
3
採卵
GnRHアゴニストとアンタゴニストの役割
GnRHアゴニスト
GnRHアンタゴニスト
GnRHアゴニスト
長期投与により内因性ホルモン分泌を抑制=LHサージの抑制
短期投与により内因性ホルモン分泌を促進(flare up作用)
=Short法、HCGの代用薬
排卵誘発法
HCG
調節刺激
ロング法
GnRHアゴニスト
月経
FSH,HMG注射
3
採卵
移植
採卵
移植
HCG
FSH,HMG注射
GnRHアゴニスト
ショート法
月経
3
GnRHアンタゴニスト
アンタゴニ
スト法
低刺激
クロミッド
+HMG法
HCG or GnRHアゴニスト
FSH,HMG注射
月経
3
GnRHアンタゴニスト
HMG注射
クロミッド
月経
3
採卵
移植
HCG or GnRHアゴニスト
採卵
移植
排卵誘発法の選択
年齢、合併症
卵巣予備能(AMH値など)
多嚢胞性卵巣症候群
を参考にして至適な誘発法を決定します
年齢が低め、AMH標準
ロング法
年齢が高め、AMH低値
ショート法
多嚢胞性卵巣症候群
AMH異常高値
アンタゴニスト法
低刺激
卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
卵巣過剰刺激症候群
その2
Ovarian Hyperstimulation Syndrome
初期症状:卵巣腫大と軽度の腹水による。
腹部不快感・膨満感・緊満感・圧迫感、口渇、体重増加
排卵誘発剤の投与により卵胞が過剰に発育し
腹水、卵巣腫大によりさまざまな症状を示す
腹水
卵巣腫大
進行症状:卵巣腫大、多量の腹水、胸水による。
悪心・嘔吐、下痢、腹部苦渋感、呼吸困難、心悸亢進、
強度脱力感、頭痛、乏尿、血液濃縮、血栓塞栓症
Grade
I 軽症 Ⅱ 中等症 Ⅲ 重症 Ⅳ 最重症
卵巣腫大
<6- 8cm 8- 12cm >12cm >12cm
腹水
少量~中等量多量 非常に多量
胸水
±
+
Ht
軽度上昇 40- 45%
>45%
>55%
WBC
正常
軽度上昇 >15000 >25000
g >1.6mg/dl
血清クレアチニン
正常
正常 1.0- 1.5mg/dl
g
初期症状:腹部不快感・膨満感・口渇・体重増加
CCr
正常
正常 >50ml/min <50ml/min
尿量
正常
軽度減少 乏尿
高度乏尿
低蛋白血症
軽度
高度
高度
進行症状:悪心・嘔吐、呼吸困難、頭痛、乏尿
肝機能異常 腎不全
血液濃縮、血栓・塞栓症、茎捻転
全身浮腫 血栓塞栓症
呼吸不全
・35歳以下
・痩せている
・多嚢胞性卵巣症候群
リスクファクター ・発育卵胞>35個
・血中E2値>4,000pg/ml
・HCG使用周期
・妊娠周期
*リスクが高い場合
・排卵誘発をアンタゴニスト法、または低刺激で
・採卵は行うが胚移植中止→凍結胚融解移植へ
*卵巣過剰刺激症候群になったら…
・水分を多めにとり、尿量の減少に注意!
・来院時に血液濃縮の程度を調べ、点滴をすることもあります。
・重症の場合、入院が必要となることもあります。
採卵 経腟超音波下採卵
37℃
培養器
針
媒精
経腟超音波
精子
培養液
採卵時の合併症
1. 周囲臓器(子宮・膀胱・腸管)の損傷
子宮内膜症など骨盤内に癒着がある場合、リスクが少し高くなります。
膀胱損傷→血尿、バルーン留置
腸管損傷→手術
2. 出血
子宮周囲の血管損傷、穿刺部位からの出血が起こり得ます。
3. 麻酔による呼吸抑制、アレルギーなど
授精方法の決定(採卵当日)
通常媒精(体外受精)
受精率63.6% (当院,平成22年)
精子の数・運動率が良くても、TFF(total
fertilization failure,受精ゼロの状態) を起こ
す可能性がありー平成22年では12.5%
顕微授精
受精率82.1% (当院,平成22年)
併用(通常媒精と顕微授精)
受精ゼロの可能性をなるべく少なくし、か
つ受精障害の有無も分かる
授精方法について、あらかじめご夫婦で
相談しておいてください
受精確認から胚移植へ
翌日当院に電話
受精確認、移植日確認
新鮮胚移植
初期胚 or 胚盤胞
1個 or 2個
胚凍結保存
初期胚 or 胚盤胞
胚移植(初期胚移植)
採卵の2,3日後に胚移植
形態学的評価
グレードの良い胚ほど妊娠率は高い
移植胚数
移植胚数を2個にすると
妊娠率上昇
多胎のリスク増加
母体合併症増加
早産(=未熟児の出産)のリスク増加
生殖補助医療における多胎妊娠防止に関する見解
移植する胚は原則として単一とする。ただし、35歳以上の女性、または2回以上続け
て妊娠不成立であった女性などについては、2胚移植を許容する。
平成20年4月12日
社団法人 日本産科婦人科学会
理事長 吉村 泰典
倫理委員会委員長 星合 昊
胚盤胞移植
Blastocyst-ET
卵管
受精
胚盤胞
4細胞期
桑実胚
着床
8細胞期
2細胞期
接合子
自然妊娠:
卵管内で受精・分割
5~6日後胚盤胞の状態で子宮に到着
胚盤胞移植:
採卵後5~7日、体外で胚盤胞まで培養し子宮内に戻す
通常の胚移植:
採卵後培養2~3日、2~8分割卵を子宮内に戻す
子宮内で胚は胚盤胞まで発育
胚盤胞移植
採卵の5日後に移植
メリット
胚盤胞発生率 38.9%
(当院,平成22年)
:着床率が高い
子宮外妊娠のリスク減少
デメリット:胚移植のキャンセルのリスク
一卵性双胎が軽度増加
二段階胚移植法(2-step ET)
自然妊娠:
卵管内で受精・分割
5~6日後胚盤胞の状態で子宮に到着
SEET法
(子宮内膜刺激法)
卵管
受精
胚盤胞
4細胞期
桑実胚8細胞期
2細胞期
接合子
着床
Embryo-priming
子宮内膜の着床環境を整える効果
胚盤胞移植:
採卵後5~7日、体外で胚盤胞まで培養し子宮内に戻す
通常の胚移植:
採卵後培養2~3日、2~8分割卵を子宮内に戻す
子宮内で胚は胚盤胞まで発育
Assisted Hatching
=孵化補助
PZD法
mechanical partial
zona dissection
機械的透明帯開孔法
ZD法
chemical zona drilling
化学的透明帯開孔法
hatching
孵化
ZT法
zona thinning
透明帯菲薄化法
内層
透明帯
外層
黄体期管理
GnRHaを使用した場合、卵巣から黄体ホルモンが充分出ないので
補充する必要があります。
基礎体温
卵巣刺激
GnRHa
x x x x x
月
経
黄体ホルモン(注射 腟坐薬等)hCG等
hCG
01234567
採
卵
胚
移
植
14
妊
娠
反
応
*妊娠成立の場合はさらに妊娠6~8週まで続けます。
着床
子宮筋層
胚移植後の卵
子宮内膜
子宮内膜
子宮内腔で分割を繰り返し胚盤胞
となりその後透明帯から孵化する
子宮内膜上皮
着床成立
胚盤胞
採卵後6日目
採卵後8日目
採卵後12日目
胚凍結保存
受精卵 胚移植
XXX
XXX
XXX
XXX
凍結胚融解移植
凍結保存
凍結胚融解移植
凍結延長手続きを忘れないように注意して下さい。
受精卵 胚移植
XXX
凍結保存
妊娠成立
月経再開後
XXX
凍結胚融解移植
凍結胚融解移植
来院日
HCG HCG
自然周期
月経
排卵
HCG
HCG
移植
長所:使用薬剤が少ない
短所:周期によりホルモン状態のばらつきあり
キャンセルの可能性もあり
ホルモン補充周期
GnRHアゴニスト
エストロゲン
月経
長所:来院日、移植日の予定が立ちやすい
自然排卵がない方でも可能
キャンセルの可能性が少ない
短所:点鼻薬,貼布薬などの副作用
プロゲステロン
移植
作業中や自然災害による胚の紛失・喪失について
当院では、胚操作には細心の注意を払って業務を行っておりますが、ごく
希に、胚が紛失・喪失することがあります。
胚は直径約200μmの小さな組織で、その取り扱いは非常に難しいものです。
これまで当院でも、胚の凍結や融解、移植時に胚が見当たらなくなることがあり
ました。
もちろん、技術の未熟さや不注意によるミスは論外ですが、細心の注意を払い
慎重に作業を行っていても、このようなヒューマンエラーを100%防ぐことは残念
ながら不可能です。
また、自然災害(地震・火事等による停電や焼失)による胚の喪失の可能性も
あります。
以上の可能性につきご理解の程、何卒宜しくお願いいたします。
平成22年治療成績(採卵周期)
45
40
7.3
41.4
36.0
35
4.4
30
25.0
25
3.5
妊娠率(/移植)
20
15
流産率(/妊娠)
13.0
7.3
10
9.8
5
0
34歳以下
採卵数
35-39歳
40歳以上
平成22年治療成績(凍結胚融解周期)
39.7
40
32.3
35
30.8
28.0
30
22.0
25
20
妊娠率(/移植)
16.0
流産率(/妊娠)
15
10
5
0
34歳以下
35-39歳
40歳以上
ARTによる出生児数の推移
25000
20000
15000
10000
5000
0
1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008
ART出生数
2008年の場合50人に1人がART児ということになります
当院の医療体制
医師
培養士
受付
患者様
心理カウンセラー
看護師
不妊相談士
体外受精コーディネーター
培養室
ホルモン測定装置
インキュベータ
クリーンベンチでの作業
小型のもの
培養室での一日の作業を
詳しく紹介していきます。
顕微授精に用いる倒立顕微鏡
培養室スケジュール
•
•
•
•
•
8:30~
採卵
9:00~10:00 前日の受精確認・観察
10:00〜13:00 精子の調整や人工授精
13:00〜15:00 移植
15:00〜17:00 顕微授精 or 体外受精
受精方法の決定(採卵当日)
体外受精(IVF)
受精率は平均70%
精子の数・運動率が良い場合に適用
顕微授精(ICSI)
受精率は平均80%
精子の数・運動率が低いものに適用
体外受精と顕微授精の併用
受精ゼロの可能性をなるべく少なくし、かつ受精障害の有無も
分かる
精子調整法(密度勾配遠心法)
精液
遠心器
1250回転 20分
Isolate液
50%
90%
運動良好精子
精子は密度勾配遠心法を使って処理されます。
90%、50%と密度の違った液を重層することでより選別さ
れた運動良好精子を得ることができます。
体外受精(IVF)
通常は体内で行われる卵子と精子の受精を体外で行う方法
一般に精液所見の良好な場合に適応されます。
採卵した卵丘細胞-卵子複合体
精子と培養
体外受精で用いる容器
受精確認
体外受精培地
裸化
分割期胚~胚盤胞
受精が可能な卵子とは
採卵された卵子がすべて受精できる卵子とは限りません
成熟したMII期の卵子のみ、受精に用いることができます
GV期
MI期
精子と受精できない
未熟な卵子
MII期
第一極体
受精できる
成熟した卵子
ICSI;intracytoplasmic sperm injection
卵細胞質内精子注入法
精子の不動化
吸引
1.ピペットの先端で精子の尾部を傷つけ
精子を不動化する。
2.精子を吸引し、卵細胞質内に穿刺する。
3.吸引をかけ卵細胞膜を破り、精子を注入する。
受精確認(ICSI or IVF施行後)
第二極体
PN :前核
未受精
受精
3つの前核
異常受精
・体外受精や顕微授精を終えた卵子は翌日にPN(前核)が2つ出て
いることを培養士が確認し、受精確認を行います。
・体外受精ではPN(前核)が2つではなく3つのものも見られます。
正常に分割することもありますが、異常も多いことが知られており
注意が必要。
ICSIを施行後
ICSIを施行し、正常に受精する割合は当院では約80%ですが・・・
・ガラスピペットを卵子に刺すので物理的衝撃で死んでしまう場合
・精子を注入しているのにも関わらず受精しない場合
正常な受精
未受精
ICSI後変性
体外受精(IVF)
メリット
デメリット
・自然な受精が可能
・受精障害などの受精率低下
・費用が顕微授精に比べ安価
・多精子受精が起こりやすい
・卵子が受精できる状態か判断できない
顕微授精(ICSI)
メリット
デメリット
・受精障害が認められる場合でも受精の
可能性を高めることができる
・受精時に自然下で選択される精子を人が
正確に選別することは難しい
(体外受精により得られた胚よりも質が悪く
なる可能性がある)
・1個の卵子に対し1個の精子がいれば
受精が可能
・費用が体外受精に比べ、割高である
受精 ~ 分割 ~ 発生
各ステージごとの胚の評価の方法
(どういった胚が妊娠に結びつきやすいか)
移植しなかった胚はどうするのか
凍結融解胚移植
2細胞期胚
4細胞期胚
8細胞期胚
16細胞期胚
桑実期胚
胚盤胞
初期胚盤胞
完全胚盤胞
孵化胚盤胞
拡張胚盤胞
孵化中の胚盤胞
初期胚(2日目 or 3日目)
良い
フラグメンテーション
悪い
Grade2
Grade3
Grade4
卵割球
均等
卵割球
均等
卵割球
不均等
卵割球
均等 or 不均等
卵割球
ほとんど認めず
フラグメン
テーション
なし
フラグメン
テーション
わずか
フラグメン
テーション
なし or わずか
フラグメン
テーション
多い
フラグメン
テーション
著しい
Grade1
Grade5
分割期の評価
例えば、3日目の胚の評価をつける場合
患者氏名
撮影時間
8-2
(ET)
10-4
10-4
8-4
8-5
胚日齢
Day3
6-4
8-4
胚盤胞(5日目から6日目)
内細胞塊(ICM;Inner cell mass)
(将来胎児になる部分)
栄養芽細胞(TE;Trophectoderm)
(将来胎盤になる部分)
拡張胚盤胞
胚盤胞のグレードによる分類
A ・・内細胞塊 大
A ・・栄養芽細胞 均一
B ・・内細胞塊 やや小
C・・ 内細胞塊 不明確
B ・・栄養芽細胞 不均一 C ・・栄養芽細胞 少ない
胚盤胞の評価
初期胚盤胞
胚盤胞
1
2
胚盤胞には6つのステージがあり
完全胚盤胞 拡張胚盤胞
3
孵化中胚盤胞
4
孵化後胚盤胞
5
6
5AA
(ET)
4BB
4CC
4BC
胚の凍結方法(超急速ガラス化凍結法)
Cryotop
クライオトップ
当院での融解後の胚の生存率は99%以上となっています。 液体窒素
初期胚盤胞
完全胚盤胞
孵化胚盤胞
拡張胚盤胞
孵化中の胚盤胞
孵化補助(アシステッドハッチング)
レーザー集束点
ステージ
対物レンズ
レーザー装置
有用性
1.何回も胚移植を反復しているが着床しない場合
2.高年齢で透明帯の硬化が見られるもの
3.凍結融解処理により透明帯が硬化したもの
4.透明帯の厚いもの
レーザー装置
ZILOS-tk
孵化補助施行後
透明帯の外周の半分を薄く削る
初期の分割胚
透明帯を全て除去
胚盤胞
書類
*同意書
*戸籍抄本
治療前周期ピル内服終了
までに必ず提出
※戸籍抄本はコピー不可、発行日より6か月以内
①体外受精の同意書
以外はいらない方も
おられるかもしれま
せんが、経過によっ
ては②顕微授精や
③胚凍結保存が必要
になることもありま
すので3枚すべて提出
してください。
①
体外受精‐胚移植法(IVF‐ET)の同意書
②
顕微授精‐胚移植法(ICSI-ET)の同意書
③
胚凍結保存の同意書
両面にチェック項目あり
検査
*感染症検査(HBs,HCV,HIV,Wa-R)
※1年以内の結果が必要
*精液検査(必要時)
採卵当日に精子がいないと治療できませんので
フーナーテストや精液検査を受けたことがない方は
医師と相談して検査をうけてください。
*ロング法
アゴニスト法
*ショート法
*アンタゴニスト法
*クロミッド+hMG法
(前周期)
生理 2 3 ・・ 13
(採卵周期)
生理 2 3 4
14・・
5
6
7
8
9 10 ・・
注射(8~10日)
点鼻薬
開始
卵巣を休ませ
るため、生理
2~3日目から
2~3日毎に
採卵2日前まで
継続
診察(超音波
検査・血液検
査)
ホルモン剤
(ピル)を内服
(約2週間)
ピル処方時は
診察予約
不要!
担当医の診療
時間内で来院
してください
診察
超音波
で卵巣
の状態
を確認
ピルを飲み終
わって3~7日後
に治療周期の生
理が来る
採卵2日前の22~23時
hCG注射
(卵胞を成熟させる)
注射だけの日は他
院で注射を受ける
こともできます。
中区 正岡病院
西区 香月産婦人科
採
卵
卵巣刺激日程表(ショート法)
(前周期)
生理 2 3 ・・ 13
14・
(採卵周期)
生理 2 3 4
5
6
7
8
9
10 ・・
注射(7~9日)
2~3日毎に
卵巣を休ま
せるため、
生理2~3日
目から
ホルモン
剤を内服
診察(超音波
診察
検査・血液検
査)
超音波
で卵巣
の状態
を確認
採卵2日前の22~23時
点鼻薬
開始
採卵2日前まで
継続
hCG注射
(卵胞を成熟させる)
中区 正岡病院
西区 香月産婦人科
採
卵
卵巣刺激日程表(アンタゴニスト法)
(前周期)
生理 2 3 ・・ 13
14・
(採卵周期)
生理 2 3 4
5
6
7
8
9
10 ・・
採
卵
注射(8~10日)
2~3日毎に
卵巣を休ま
せるため、
生理2~3日
目から
ホルモン
剤を内服
診察
超音波
で卵巣
の状態
を確認
診察
(超音波検
査・血液検
査)
採卵2日前の22~23時
hCG注射
または点鼻薬使用
(卵胞を成熟させる)
卵胞が14~16㎜頃
排卵を止める
注射
(ガニレスト)
腹部に皮下注射
卵巣刺激日程表(クロミッド + HMG法)
(前周期)
生理 2 3 ・・ 13
14・
(採卵周期)
生理 2 3 4
5
6
7
8
注
9
10 ・・
採
卵
注
採卵2日前の22~23時
卵巣を休ま
せるため、
生理2~3日
目から
ホルモン
剤を内服
診察
超音波
で卵巣
の状態
を確認
生理3~4日目
クロミッド
(排卵誘発剤)
2~4日毎に
診察
hCG注射
または点鼻薬使用
(卵胞を成熟させる)
内服開始
* 生理7日目ぐらいから
* 排卵誘発の注射2~3回ぐらい
*フォリスチム
*フォリルモン
*ゴナールエフ
*HMG「TYK」
*HMGフジセイヤク
*HMGテイゾー
*HMGフェリング
*ガニレスト
FSH製剤
卵胞の大きさと
ホルモン値を
測りながら
注射の内容と量を
調節します
低LH製剤
FSH3:LH1
FSH1:LH1
FSH1:LH1
GnRHアンタゴニスト
注射の種類や量によって金額は違ってきます。
1日当たり2000円~15000円くらいです。
※
注射だけの日は他院で注射を受けることも可能。
※ 家や職場の近くの病院で注射を希望されるときには本人が直
接その病院へ事前に確認してください。
紹介状と注射液を持って希望の病院へ行くことになります。
病院によっては注射の手技料や初診料などの料金が発生すること
があります。
※ 本人や身近な人が看護師や医師で、注射を打てる場合には
「自己注射」として必要物品を持ち帰ることができます。
「自己注射」を希望の場合は同意書が必要です。
※ 注射が日曜日にかかる場合、当院で受けることができます。
日曜・祝日は9:30~10:30くらいのみで、
来院時間は看護師がお伝えします。
排卵誘発から採卵まで
の治療スケジュール表
※来院時は毎回必ず
持参、受付へ提出
*採卵前日22時から絶飲食(麻酔をかけるため)
*採卵当日の持参物・・・基礎体温表
注射のスケジュール表
注射の持ち帰り袋
*採卵時間の30分~60分前までにご夫婦で来院
AM 8時から9時くらいに来院(時間指定あり)
AM 7:30までに来院の場合もあります。
御主人が当日来院が難しい場合に精液を持参、
または精子を凍結保存しておくこともできます。
(凍結精子、精液持参の場合は夫は来院不要)
*コンタクトレンズ、アクセサリー類、化
粧、香水、マニキュア・ジェルネイル不可
*当日は自動車などの運転はしないこと
・着替え
・体調チェック
・トイレ後採卵室へ
まず点滴をして麻酔が入
ります。
麻酔の薬で眠っている間
に採卵が終わります。
痛みはほぼないと思って
いてください。
培養室とつながっていて
とった卵子は培養士がす
ぐに確認します
*回復室で臥床
*12時頃まで点滴と
留置カテーテルあり
*13時頃診察
*診察後今後の方針を決
定(受精方法と移植に
ついて)
*移植時間20分前までに来院 (尿を溜めて)
*医師より説明
*回復室で更衣
*胚移植 約10分程度
*移植後30分程度安静
*医師の説明後帰宅
*膣座薬の使用(ホルモン補充)
*薬を処方されてわからないことなどありましたら
看護師に気軽に聞いてください。
*治療内容は状態に合わせて少しずつ変わります。
治療前・治療中に気になることがありましたら
「不妊治療・体外受精なんでも相談室」という窓口
を設けていますので、ご希望の場合は
受付にお伝えください。
✤体外受精は保険適用外の治療法
それらを目的として行う検査,処置,
注射,投薬も保険適用外
✤当院での自費診療料金を設定
✤ご請求方法
治療終了時に一括請求
・治療開始~採卵
・治療開始~胚移植
・治療開始~胚凍結保存
・治療開始~融解胚移植
※治療スタート前の点鼻薬代金は、
お渡し時にご請求となります。
✤お支払方法
• クレジットカードでのお支払いはできま
せん。
• お振り込みでお願いします。
✤領収書ご希望の場合
• 振り込みの控えをお持ちください。
• 領収書の再発行はできませんので、大切
に保管をお願いします。
✤高度生殖医療助成申請について
• 広島県,広島市では治療終了後、2か月以内の申請で助成を受
けられます。
• 任意の申請になります。
• 申請の条件にあてはまる方は受付にお申し付け下さい。
条件については別資料をご確認ください
• 当院発行の証明書が必要
• 証明書文書料:3000円+消費税
• 治療期間中の領収書が全て必要になりますので、大切に保管
をお願いします。
治療終了→証明書の依頼→約1週間後→証明書お渡し
• 申請に関する詳しいことはお手持ちの資料をお読みくださ
い。または、保健センターにお問い合わせください。
• 他県の方は、証明書をご自身でご用意の上お持ちください。