走り方 グーがいいかパーがいいか

朝会の話
走り方
グーがいいかパーがいいか
280905
村松
はたらく消防の写生会の表彰
※運動会のための石拾いが予定されているので、校庭で実施の時は、以下の話は延期。
体育館の場合のみ、実施予定。ただし、表彰に時間がかかるのでできるだけ短く行う。
先週の始業式では、ウサイン・ボルト選手の話をしましたね。ところで
ウサイン・ボルト選手、走るときの手はグーでしょうか、パーでしょうか?
グーだと思う人、手をあげてください。
パーだと思う人、手をあげてください。
なるほど、正解は朝会のあと担任の先生が言
ってくださいますので、楽しみにしていてください。
2問目です。
走るときに、腕はまっすぐのほうがいいですか?
それとも、腕を90度くらいに曲げて走る方がいいですか?
腕はまっすぐがいいと思う人は?
腕は90度くらいに曲げた方がいいと思う人は?
なるほど、これも正解はあとで先生から聞いてくださいね。
最後の3問目
スタートするときに、後ろのかかとは地面につけたほうがいいですか?
それとも、かかとを地面につけずに上げたほうがいいですか?
地面につけるほうがいいと思う人は?
地面からはなす、上げた方がいいと思う人は?
これも正解は担任の先生から、体育の時間などに聞いてください。
運動会の練習が今週から始まります。自分の目当てをしっかりもって頑張ってください
ね。
これで朝会の話を終わります。
<裏面に「先生方へ」があります>
<先生方へ>
先週の体育実技研修で、体育授業の名人として有名な
根本
正雄先生に模擬授業形式
でご指導いただきました。
また、著書「体育の基本的授業スタイル」もご紹介いただきました。その本の中に書か
れていることを、きょうは朝会で話す予定です。学級での補足をよろしくお願いいたしま
す。以下に説明を書いておきます。
まず、ウサイン・ボルト選手の手はパーです。パーの方が肩に力が入らず、リラックス
して走れます。リラックスして走ると速く走れます。反対にグーだと肩に力が入ってしま
い、速く走ることはできません。
2問目は、腕を曲げて走る方がいい、それも90度くらいがいいようです。腕を振るこ
とによって、足の股関節が回転します。回転すると速く走れるのです。腕をまっすぐにし
て走ると股関節がうまく動きません。
3問目は、かかとをあげるが正解です。かかとをつけていると体重が後ろにかかりスタ
ートが遅くなります。かかとを上げていると体重が前にかかり走りやすいです。かかとを
あげただけで、腰が曲がり低い姿勢になります。そして足がひとりでに前に出ます。スタ
ートダッシュが素早くできるようになります。
ここからはおまけですが、4問目を書いておきます。高学年向きの発問ですが、中学年
からでも大丈夫でしょう。
全力走で着地したとき、後ろ足のひざは曲げた方がいいですか。
伸ばした方がいいですか。
A
曲げる
B
伸ばす
やってみるとわかりますが、ひざを曲げるとかかとが着いてしまい、重心が後ろにいき
ます。スピードがでません。反対に後ろ足は伸ばしておくと、かかとは地面に着きません。
前傾姿勢でスピードがあがります。正解は、伸ばすです。
発問によって考えさせ、実際にやらせてみると子供たちは実感でき、意識化につながり
ます。運動会練習でばたばたしているとは思いますが、絶好の指導の機会ととらえて生か
してくださると助かります。
今週から本格的に運動会練習が始まります。安全第一の指導をお願いします。
また集団行動などで教師の指示に従わない子が出てくると、怒鳴るなどの不適切な発言
をしてしまうことが以前はよくありました。今の先生方は、アンガーマネジメント(怒り
のコントロール)ができているので、そういうことはないとは思います。
ただ、万一怒鳴りたくなったときは、自分を映しているビデオがあると思うこと、そし
て一呼吸置いて深呼吸することです。そうすれば、冷静に対処できるはずです。要は、自
分を客観視できること、深呼吸をして落ち着くことです。よろしくお願いいたします。