凸凹 読み方は?書き順は?(漢字の勉強)

朝会の話
凸凹
読み方は?書き順は?(漢字の勉強)
250520
村松
ミニバスの活躍紹介
きょうは漢字の勉強をしましょう。
これは記号ではありませんよ。なんと2つとも漢字なのです。
なんと読むかわかりますか。難しいですね。これで「でこぼこ」
と読むのです。
一文字ずつ見ていくと、「凸」という字は凸レンズなどというように、「とつ」と読みま
す。「凹」という字は、凹レンズというように「おう」と読んだり、「み」をつけて「くぼ
(み)、へこ(み)」と読んだりします。
次は難しいですよ。この漢字の書き順はわかりますか。
一筆書きのように書いてはだめです。ヒント1。漢字の書
き順には大きな約束が2つあります。それは、「上から下
へ」と「左から右へ」という2つです。このことがわかる
と、この漢字も書くことができます。ヒント2。「凸」も
「凹」どちらも五画です。書き順を予想してみてください。
時間は15秒。どうぞ。(15秒後)やめ、私が正解を書
いてみますね。みんなの予想と同じでしたか。では、みん
なで書いてみましょう。まずは「凸」から。声を出して「い
ち、に、さーん、しーい、ご」です。次は「凹」。
「いーち、
に、さん、しーい、ご」です。
これから1年生も漢字を勉強していきます。6年生までに約1000の漢字を覚えます
よ。漢字は集中してしっかり練習すると、すぐに覚えられます。また漢字には、いろいろ
な秘密もあるので、それも覚えるととても楽しくなります。
今は勉強するのに一番いい時期、いい季節です。先生の言うことをよくきいて、十四小
のみんなは、さらに賢くなってくださいね。
これで朝会の話を終わります。
<裏面に「先生方へ」があります>
<先生方へ>
きょうは、漢字の話をしました。言語能力向上ということを意識して、漢字に親しめれ
ばと考え、「凸凹」を題材にしてみました。教室でも、漢字の指導を日常的にしていると
思いますが、興味や関心を高めるために、少し楽しい話題も取り入れてみてください。よ
ろしくお願いいたします。漢字のネタなどで困るようでしたら、聞きに来てください。持
ちネタは少ないですが、授業での活用などを教えますよ(^_^;)。
さて、漢字の指導では、「指書き→なぞり書き→写し書き」が基本です。書き順を確か
めるために、最初に空中で書く「空書き(そらがき)」から入ることもあります。指書き
のあとに確かめで空書きを入れるときもあります。また写し書きのあとに、指導の確かめ
として空書きをすることもあります。空書きは適宜使っていきます。加えて、空書きと机
に指をしっかりとつけて書く「指書き」を、うまく組み合わせることも大切です。
なぞり書きは鉛筆を使って行います。薄く書いてある漢字をはみ出さないようになぞっ
て書くのです。ポイントは「はみ出さない」です。最後は写し書きです。正しい漢字を見
ながら書く、次に見ないで書く、これができれば合格です。なお、漢字の指導はテンポ良
く、くどい説明をしないでやると効果的です。
さて、今週の土曜日は学校公開です。子どもたちが活躍する授業展開を考えて実施して
ください。また、掲示物なども活躍がよく見えるようにしておいてくださいね。よろしく
お願いいたします。
<参考:筆順あれこれ>
漢字の筆順については、内閣告示によって定められている常用漢字や現代仮名遣いとは
違い、公的な基準は存在しません。唯一、公的な関与があるものとして挙げられるのが、
50年以上前に出版された「筆順指導の手びき」と題する100ページ強の小型本です。
これは、1958年(昭和33年)に当時の文部省が小学校教師向けに作成した筆順指
導の「マニュアル」です。筆順の大原則と、小学生に学ばせるよう指定した当時の教育漢
字881字について、筆順を列記しています。
凸は教育漢字には含まれなかったので、筆順はこの手びき
には載っていません。何かよりどころがあるとすれば、手び
きに書いてある筆順の大原則だけです。凸の字は、原則の「上
→下」「左→右」のどちらをとったらよいのか微妙です。どち
らをとっても原則通りで、現在は、縦が先と横が先の2通り
あるのです。(参考:右の2種類の辞書)