2009 年 3 月 16 日 本資料は、サノフィ・アベンティス社(フランス、パリ)が 3 月 9 日(現地時間)に発表したプレスリリースを 日本語に翻訳・編集したものです。本資料の正式言語はフランス語・英語であり、その内容および解釈については 両言語が優先します。http://www.sanofi-aventis.com をご参照ください。 サノフィ・アベンティス、1 億ユーロを投じて 季節性インフルエンザ/パンデミックインフルエンザワクチンの 新しい製造施設をメキシコに建設 ―フランスのニコラ・サルコジ大統領の公式訪問中にメキシコシティで調印― メキシコ、メキシコシティ、2009 年 3 月 9 日 ― サノフィ・アベンティス(EURONEXT:SAN、NYSE:SNY)は、1 億ユ ーロ相当の設備投資を行い、メキシコにインフルエンザワクチン製造施設を建設することに合意するメキシコ政府と の文書に本日調印したことを発表しました。 この発表は、メキシコのフェリペ・カルデロン大統領と、メキシコを公式訪問中のフランスのニコラ・サルコジ大統領が 出席した式典で行われました。 この施設の建設、操業は、サノフィ・アベンティスグループのワクチン事業部門であるサノフィパスツールが行います。 式典には代表として、サノフィ・アベンティスの最高経営責任者(CEO)クリス・ヴィーバッハー(Chris Viehbacher)が 出席しました。 クリス・ヴィーバッハーは次のように述べています。「サノフィ・アベンティスは、この新しい施設の建設によって、メキ シコの公衆衛生に関するインフラ強化に貢献できることを誇りに思うとともに、季節性インフルエンザワクチン接種や パンデミックインフルエンザ対策を通したメキシコの公衆衛生に対する確固たるコミットメントに対して支援をしたいと 考えています。今回の投資は、世界規模で健康に取り組んでいるサノフィ・アベンティスの地域レベルでの貢献を 明確に表しています。この施設は、パンデミックインフルエンザへの対策という意味で、メキシコだけでなく、ラテンア メリカ地域における公衆衛生にも利益をもたらすでしょう」 メキシコ保健省ホセ・アンヘル・コルドバ・ビジャロボス(José Ángel Córdova Villalobos)博士の立ち会いのもと、 Birmex 社(Laboratorio de Biológicos y Reactivos de México)およびサノフィ・アベンティスの代表者が合意書に 署名しました。 合意条項のもと、サノフィパスツールはメキシコの国営ワクチンメーカーの Birmex と協力してインフルエンザワクチ ンを製造します。Birmex は、インフルエンザワクチン製造工程の一部と、メキシコ国内における供給の責任を担うこ とになります。 サノフィパスツールは、今後数週間以内にこの新しいワクチン製造施設の建設に着工する予定です。今後 4 年以 内にメキシコ国内向けに最大 2,500 万回接種分の季節性インフルエンザワクチンを製造する予定です。 〒163-1488 東京都新宿区西新宿 3-20-2 東京オペラシティタワー www.sanofi-aventis.co.jp 本製造施設はサノフィ・アベンティスがすでに工場を持つ、オコヨアカック(Ocoyoacac)に建設される予定です。ま た、世界保健機関(WHO)によってヒトにおけるパンデミックが宣言され、流行しているウイルス株が同定された場 合には、パンデミックインフルエンザワクチンの製造に切り替えることができるように建設される予定です。 サノフィパスツールは、インフルエンザワクチンの研究・開発・製造の世界的リーディングカンパニーとして、人々の 生命を救うためにインフルエンザワクチンの開発や改良に取り組み、パンデミックインフルエンザ対策に積極的にか かわっています。サノフィパスツールは過去 5 年間、米国、フランス、中国、そして今回のメキシコと、インフルエン ザワクチンの製造能力を大幅に拡大すべく、継続した投資を行っています。2008 年におけるサノフィパスツールの 季節性インフルエンザワクチンの製造量は 1 億 7,000 回接種分に達し、インフルエンザワクチン市場の世界的リー ダーとしての地位をゆるぎないものとしています。 *** 季節性インフルエンザについて インフルエンザは、おもに感染者が咳やくしゃみをしたときに、人から人に容易に広まる非常に感染性の高いウイル スに起因する疾患です。世界保健機関(WHO)によると、インフルエンザ感染者は全世界で平均して 1 年あたりお よそ 10 億人にのぼり、世界中で 30 万~50 万人が死亡しているとされています 1。温帯気候帯では通常、季節的 流行が晩秋に始まり、真冬にピークを迎え、毎シーズン人口の約 5~15%が感染します。これに対し、熱帯ではイ ンフルエンザウイルスは 1 年中分離できます。インフルエンザはあらゆる年齢層に感染しますが、感染率が最も高 いのは低年齢の小児であり、この年齢層がウイルスを広め、より高い年齢層への潜在的感染源となります。一方、イ ンフルエンザが重篤化する確率や、合併症の発症率、死亡率は、65 歳以上の高齢者や慢性の心疾患または呼吸 器疾患をもつ人で最も高くなっています 1。疾患による負担やインフルエンザに伴う経済的負担を軽減する上で、ワ クチン接種が有効であることは、十分に立証されています。 パンデミックインフルエンザについて インフルエンザは、おもに感染者が咳やくしゃみをしたときに、人から人に容易に広まる非常に感染性の高いウイル スに起因する疾患です 1。インフルエンザパンデミックとは、ヒトがまだ免疫を持っていない強毒性のウイルスが新た にヒトに感染し、インフルエンザが世界的に広く流行することをいい、これにより、罹患率・死亡率が深刻化する可能 性があります。パンデミックインフルエンザの影響を最小限に抑えるため、多くの国が国内ならびに国家間で対策に 取り組んでいます。サノフィパスツールおよびパンデミック対策に関する詳しい情報は、 http://pandemic.influenza.com をご覧ください。 サノフィ・アベンティスについて 世界をリードする製薬企業の一社であるサノフィ・アベンティスは、医薬品の創薬発見・開発・販売を通じて、人々の 生活の質の向上に取り組んでいます。 サノフィ・アベンティスは、パリ(Euronext: SAN)およびニューヨーク(NYSE:SNY)に上場しています。 サノフィパスツールはサノフィ・アベンティスグループのワクチン事業部門で、2008年には16億接種分以上のワクチ ンを提供しました。これは世界中で5億人以上の人々に対してワクチンを接種したことになります。ワクチン業界にお ける世界的リーダーとして、サノフィパスツールは、20もの感染症から人々を守る多くのワクチンを提供しています。 「命を守る ワクチンを創る」という会社の伝統は、一世紀以上の歴史を有しています。サノフィパスツールはワクチン に特化したメーカーとして世界最大級の企業であり、日々、研究開発に100万ユーロ以上を投資しています。詳しく はwww.sanofipasteur.com または www.sanofipasteur.us をご覧ください。 References: 1. http://www.who.int/vaccine_research/diseases/ari/en/print.html 2 今後の見通しに関する記述 このプレスリリースには、1995年民間有価証券訴訟改正法(修正を含む)でいう「今後の見通しに関する記述」が含 まれています。今後の見通しに関する記述とは、歴史的事実を述べるものではない記述です。これらの記述には、財 務計画と予測ならびにそれらの根拠となる前提、将来の事象、事業、製品およびサービスに関する計画、目標、意向 および期待に関する記述、ならびに、将来の実績に関する記述が含まれます。一般的に、今後の見通しに関する記 述は、「予想」、「期待」、「見込み」、「予定」、「予測」、「計画」などの表現によって識別されます。サノ フィ・アベンテ ィスの経営陣はそのような今後の見通しに関する記述に反映された予想を妥当と考えますが、投資家は今後の見通 しに関する情報と記述がさまざまなリスクと不確実性の影響を受けやすく、それらの多くが予測困難であり、通常サノ フィ・アベンティスが制御できず、そのために実際の結果と進展が、今後の見通しに関する情報と記述の中で表現さ れた、暗示された、または予測されたものとは大幅に異なる可能性があることに注意して下さい。これらのリスクおよ び不確実性には、サノフィ・アベンティスの2008年12月31日終了事業年度フォーム20-F年次報告書の「リスク要因」 および「今後の見通しに関する記述」項目を含む、サノフィ・アベンティスが作成したSECおよびAMFに対する公の届 け出の中で議論されているかまたは特定されているものに付随する不確実性とその他の事項が含まれます。サノフ ィ・アベンティスは、適用法によって義務付けられている場合を除き、今後の見通しに関する情報または記述の更新 または見直しを行う義務を負うものではありません。 3
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